JP2929139B2 - 封入球式遊技機 - Google Patents

封入球式遊技機

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JP2929139B2 JP29982390A JP29982390A JP2929139B2 JP 2929139 B2 JP2929139 B2 JP 2929139B2 JP 29982390 A JP29982390 A JP 29982390A JP 29982390 A JP29982390 A JP 29982390A JP 2929139 B2 JP2929139 B2 JP 2929139B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技カードに記憶された有価価値情報、若
しくは、遊技カードを特定する情報に関連づけて記憶管
理されている有価価値情報に基づいて、内部に封入され
た遊技球を循環使用して遊技を行う封入球式遊技機に関
する。
〈従来の技術〉 従来より広く知られているパチンコ遊技機において
は、遊技者により上皿に投入された遊技球を打球発射装
置によって1個宛順次遊技領域内へ弾発して遊技を行
い、遊技領域に設けた何れかの入賞口へ遊技球が入賞す
ることに伴って、賞としての遊技球(賞球)を上皿側へ
払出していた。そして、上皿に投入された遊技球の残数
が少なくなると、遊技者は、遊技機に付設されている球
貸装置へ金銭等の有価価値を投入して所定数の遊技球の
貸出を受け、上皿に投入することで遊技を続行してい
た。
このように実球を投入することで遊技を行い、遊技の
結果、獲得した価値として遊技球を払い出すパチンコ遊
技機においては、遊技者が自ら重く嵩張る遊技球を持ち
運ばなければならず、遊技者の手が汚れたり、遊技者の
手油の付いた遊技球を研磨・洗浄したりしなければなら
ないといった問題があった。加えて、遊技者に貸し出す
ための遊技球や、遊技者側へ払い出すための遊技球が大
量に必要となるため、パチンコ遊技機が多数設置されて
いる設備内で遊技球を循環させる大がかりな設備装置を
設けておく必要もあった。
このように、遊技球を循環する大がかりな設備装置
や、大量の遊技球の保有を有することなく、さらに、遊
技者が遊技球を持ち運ぶことなく簡易に遊技が行えるパ
チンコ遊技機として、所定数の遊技球を内部に封入し、
封入された遊技球を循環使用することで遊技を行う封入
式遊技機が提案されている。
この封入球式遊技機では、情報媒体(例えば、カー
ド)を封入球式遊技機の情報媒体処理装置(例えば、カ
ードリーダライタ)、若しくは、封入球式遊技機に付設
される周辺機器の情報媒体処理装置に挿入すると、当該
情報媒体に関連させて記録されている有価価値情報の範
囲内で、遊技に使用可能な遊技球数情報に変換可能とな
り、封入球式遊技機内部に封入されている遊技球を循環
使用して実際の遊技を行い、その結果として獲得した遊
技球は実球として遊技者に与えずに、遊技数情報として
加算記憶しつつ遊技を続行し、遊技を終了するときに、
遊技球情報を情報媒体に関連させて記憶させるのであ
る。
従って、封入球式遊技機においては、遊技店および遊
技者への利便性を向上させることができるのである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記した封入球式遊技機においては、
遊技に使用可能な遊技数があ遊技数情報として管理して
いるために、使用できる遊技球の残数が十分にあるの
か、少なくなっているのか判断し難いのである。
すなわち、実球を用いる従来のパチンコ遊技機では、
上皿の残球数から新たに遊技球を借り受けるタイミング
を容易に判断できるが、封入球式遊技機においては、遊
技に使用可能な遊技球数情報に注意を払っておかなけれ
ば、うっかり球切れになってしまうこともあり、突然に
遊技が中断して遊技者の興を削ぐことにもなりかねな
い。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技カード
(1)に記憶された有価価値情報、若しくは、遊技カー
ドを特定する情報に関連づけて記憶管理されている有価
価値情報に基づいて、内部に封入された遊技球を循環使
用して遊技を行う封入球式遊技機(例えば、パチンコ機
3)において、有価価値情報を遊技に使用可能な遊技球
数情報へ変換する処理を連続して自動的に行なう自動購
入に設定操作する自動購入操作手段(例えば、自動購入
スイッチ65)と、自動購入操作手段により自動購入が設
定されていることに基づいて、遊技球数情報の残余が所
定数に達した際に、当該封入球式遊技機で使用されてい
る遊技カードにおける残余の有価価値情報が所定単位分
の遊技球数情報への変換が可能である場合には、所定単
位分の遊技球数情報へ変換し遊技の続行を可能とし、残
余の有価価値情報が所定単位分の遊技球数情報への変換
に満たない場合には、自動購入の設定を解除する自動変
換手段(例えば本体制御装置98)と、を備えたことを特
徴とする。
〈作用〉 遊技者の任意操作が可能な自動購入操作手段によっ
て、自動購入が設定されると、遊技球数情報の残余が所
定数に達した際には、当該封入球式遊技機で使用されて
いる遊技カードにおける残余の有価価値情報が所定単位
分の遊技球数情報への変換が可能である場合には、自動
変換手段が有価価値情報を所定単位分の遊技球数情報へ
自動的に変換し、遊技の続行を可能とする。また、当該
封入球式遊技機で使用されている遊技カードにおける残
余の有価価値情報が所定単位分の遊技球数情報への変換
に満たない場合には、自動変換手段が自動購入の設定を
解除する。
〈実施例〉 以下、図面の実施例に基づき本発明を説明する。
第1図は、本発明に係るカード式遊技システムの構成
を示した概略ブロック図である。
遊技店内には、遊技カード1を発行するためのカード
発行機2と、遊技機であるパチンコ機3やスロットマシ
ン4と、遊技カード1を挿入することにより精算を行う
精算機5や景品レジスタ装置6とが配設されるととも
に、カード発行機2と、遊技機と、精算機5や景品レジ
スタ装置6とにディスク伝送路7を介して連絡された管
理装置8とが設置されている。
データ伝送路7は、光通信装置により構成されてお
り、各遊技機、カード発行機2、精算機5、景品レジス
タ6は、各パチンコ機列の上部等に設けられた第1光中
継機9と光線により連絡し、第1光中継機9は遊技店内
の天井等に設けられた第2光中継機10と光線により連絡
し、第2光中継器10は光ファイバ11により管理装置8と
連絡している。
また、各遊技店は、遊技カード1の発行管理を統括し
ているカード発行センター12に対して玉貸売上データを
報告することにより、貸与を受けて発行した遊技カード
1と玉貸売上との精算を行う。本実施例では、精算を銀
行等の金融機関を介して行うようにしているが、カード
発行センター12が直接に精算を行ってもよい。また、玉
貸売上データ等の連絡は、電話回線等を介して管理装置
8とカード発行センター12が直接にデータの交換を行っ
てもよい。
なお、本実施例では遊技機としてはパチンコ機3とス
ロットマシン4を示してあるが、以下の説明において
は、パチンコ機3について説明する。作用等はスロット
マシン4においても同様である。
第2図(A)(B)に示す遊技カード1は、紙やプラ
スチックからなる薄板上のカードで、表面に磁気データ
記憶部13と、セキュリティ記憶部14と、発行表示部15
と、広告表示部16と、金額表示部17と、カード表示部18
を設けてある。
磁気データ記憶部13には、自身を特定する特定情報
(カードナンバー)と、パチンコ機3での遊技に使用可
能な遊技球数情報に変換可能な有価価値情報(金額デー
タ)と、持玉数データと、セキュリティデータとが記憶
される。カードナンバーは、店コードと、日付と、使用
したパチンコ機3のナンバーと、書き込みナンバーとか
らなり、パチンコ機3において当該遊技カード1を最初
に使用した時に書き込まれる。金額データは、当該遊技
カード1の有効金額であり、カード製造時に記憶され
る。持玉数データは、パチンコ機3で獲得した商品球数
であり、パチンコ機3において更新される。セキュリテ
ィデータは、カード製造時にセキュリティ記憶部14に記
憶させたデータと同一のデータが記憶され、遊技カード
発行時やパチンコ機3での遊技カード使用時に両データ
が比較され、両データが不一致の場合には不適正カード
として摘発することができる。
セキュリティ記憶部14には、上記したセキュリティデ
ータが、外部からは読み取り不可能な状態で記憶されて
いる。このセキュリティデータは、遊技カード1の製造
年月日と有効金額データからなり、光学的方法や、磁気
的方法で隠匿して記憶してある。したがって、カード発
行時にセキュリティデータと磁気データ記憶部13の金額
データを比較すれば、未使用カードかどうかを判定でき
る。
発行表示部15には、カード発行機2で発行したことを
示すパンチ穴穿孔やマーキングが施される。パンチ穴穿
孔やマーキングの位置は、あらかじめ記憶した表示位置
データに基づき演算処理され、決定される。なお、表示
位置データは、遊技店が営業終了時にカード発行センタ
ー12から受け取るようにしてもよい。
この発行表示部15の表示は、カード種別や製造年月日
を判別するとともに、遊技カード1の偽造を防止した
り、二重発行を防止したり、盗難カードを摘発すること
に用いられる。
広告表示部16には、遊技店の広告等が表示される。ま
た、他の会社等の広告に利用し、広告収入を得ることも
できる。
金額表示部17には、当該遊技カード1の製造時におけ
る有効金額が表示される。
カード表示部18には、カードの名称が表示され、例え
ば「パチンコカード」等の表示が行われる。
また、遊技カード1の裏面には、データ表示部19と、
取扱説明部20と、発行管理番号表示部21とが設けてあ
る。
データ表示部19には、店名、日付、残玉数、残金等の
データが印字される。印字は、遊技カード1を発行する
際にはカード発行機2においてなされ、その後パチンコ
機3でカードを使用する毎にパチンコ機3において行わ
れる。
取扱説明部20には、遊技カード1の取扱方法等が印字
されている。
発行管理番号表示部21には、各遊技カード1に重複し
ない番号が表示される。この発行管理番号により盗難カ
ードの摘発が行えるとともに、この番号を利用して抽選
等を行うようにすれば、遊技者が使用済カードを店内に
捨てることがなくなり、遊技店の美化に貢献できる。
上記したようにデータ表示部19には、残玉数等のデー
タが印字されるが、データ表示部19の印字領域が満杯に
なった場合には、継続カード22が発行される。
この継続カード22の構成は、遊技カード1と同様であ
るので詳細な説明は省略する。
継続カード22には、データ表示部19が満杯になった遊
技カード1の遊技終了時における金額データと、持玉数
データと、カードナンバーとが引き継いで記憶される。
この金額データと、持玉数データと、カードナンバー
とは磁気データ記憶部13に記憶される。カードナンバー
は、店コードと、日付と、使用したパチンコ機ナンバー
と、書き込みナンバーとからなり、パチンコ機3におい
て引き継ぎ前の遊技カード1を最初に使用した時に書き
込まれたデータである。金額データは、引き継ぎ前の遊
技カード1における遊技終了時の有効金額である。持玉
数データは、パチンコ機3で獲得した商品球数である。
また、後に詳述するように、継続カードの金額プロテ
クトを解除する際に施す発行表示部15の表示により、継
続カードであることが表示される。
第3図は、本発明における遊技カード1の処理フロー
チャートである。
遊技店で使用される遊技カード1の態様は、当該遊技
店で購入した未使用の遊技カード1Aと、他の遊技店で購
入した遊技カード1Bと、既に使用されて、管理装置8に
カードナンバー(当該カードを特定する情報)が登録さ
れている遊技カード1Cと、既に使用されているが、管理
装置8にカードナンバーが登録されていない遊技カード
1Dとがある。
これらの遊技カード1をパチンコ機3に挿入すると、
先ず、カードナンバーの有無が判断される。遊技カード
1A及び遊技カード1Bは未だ当該遊技店において使用され
ていないので、カードナンバーは記憶されていない。そ
こで、遊技カード1A及び1Bは、その有価価値情報(金額
データ)の範囲内でそのまま遊技に供される。カードナ
ンバーが記憶されている遊技カード1C及び遊技カード1D
は、登録確認領域の未登録確認コードフラグの有無が判
断される。遊技カード1Cは既に管理装置8に登録されて
いるので、管理装置8の管理ファイルにおいて照会を行
い、該当データが存在し確認が終了した場合には、遊技
カード1Cにより遊技を行わせる。一方、当該データが存
在しない場合には、遊技カード1Cは不適性カードとして
パチンコ機外に排出される。遊技カード1Dは、未だ管理
装置8に更新登録されていないので、そのまま遊技に供
される。
遊技が終了すると、管理装置8に金額データ、持玉数
データ、カードナンバーが送信される。同時に、カード
ナンバーを有しない遊技カード1A及び遊技カード1Bに
は、カードナンバーが割り付けられる。
送信された金額データ等が、管理装置8により受け付
けられると、管理装置8はパチンコ機3に対して登録確
定の返信信号を送信する。パチンコ機3が、この返信信
号を受信しない場合には、遊技カード1の登録確認領域
に未登録であることを示す未登録確認コードフラグをセ
ットする。
遊技終了時には、パチンコ機3においてデータ表示部
19に、店名、日付、残玉数、残金等のデータが印字され
るが、データ表示部19が満杯になった場合には、管理装
置入から継続カード22の発行許可を受け、継続カード22
を発行する。
未登録確認コードフラグがセットされている遊技カー
ド1及び継続カード22は、その後、管理装置8において
登録が完了すると、未登録認識コードフラグがリセット
される。
第4図に遊技カード1を発行するカード発行機2を示
す。
このカード発行機2は、箱状であって開閉可能な前面
部23を設け、前面部23のほぼ中程にカード発行口24…を
左右に並設し、カード発行口24…の下部にはそれぞれ購
入を希望する遊技カード1を指定するためのカード金額
指定スイッチ25…を設け、右側のカード金額指定スイッ
チ25の下部には投入紙幣の金額を表示する金額表示器26
を設け、金額表示器26の下部には紙幣挿入口27を開設
し、紙幣挿入口27の左下方に紙幣払出口28を開設してあ
る。また、前面部23の上部には遊技カード1が発行可能
であることを示す発行中表示器29と、遊技カード1の発
行を中止していることを示す発行中止表示器30と、第1
光中継機9を介して管理装置8とのデータ交換を行うた
めの光送受信装置31と、カード発行機毎の特定番号を表
示した発行機台番号銘板32とが設けてある。
そして、カード発行機2の内部には、前面部23を閉じ
たときにカード発行口24…に挿通する位置に各々カード
発行装置33を、紙幣挿入口27に連通する位置に受け入れ
紙幣の真偽を識別するための紙幣識別機34を、紙幣払出
口28に連通する位置に釣り銭を払い出すための紙幣払出
機35を各々配置してある。また、カード発行装置列の左
側には遊技カード1に関する処理の制御を行なうメイン
制御装置36を設け、このメイン制御装置36の上部にカー
ド発行機2の伝送アドレスを定義するための台番号設定
スイッチ37と、販売中止状態を回復させるためのリスタ
ートスイッチ38を設け、紙幣払出機35の左側には遊技カ
ード1のリードライトに関する以外の処理を制御するロ
ーカル制御装置39を設け、ローカル制御装置39の上部に
はローカル制御装置39が制御する機器の状態を表示する
ローカルモニタ表示器40を設け、紙幣払出機35の左側に
は電源供給装置41を設けてある。また、前面部23のカー
ド発行口24…の上部には、各カード発行装置33内に貯蔵
された遊技カード1の残量を示すためのカード残数表示
器42を設けてある。
上記した紙幣識別機34は、遊技者が紙幣挿入口27から
挿入した紙幣を取り入れて該紙幣の真偽を判別するとと
もに、紙幣の種類を判別してローカル制御装置39に信号
を送り、不適当な紙幣と判断した場合には遊技者に返却
する。一方、紙幣識別機34が適当な紙幣と判断するとと
もに、その紙幣の種類を判別すると、ローカル制御装置
39からの信号により金額表示機26に当該紙幣の金額を表
示する。例えば、紙幣挿入口27に1万円札を挿入すると
「10,000円」、5千円札の場合は「5,000円」、千円札
の場合は「1,000円」と表示する。この状態で遊技者が
カード金額指定スイッチ25を操作することにより遊技に
供する所望の金額を選択すると、カード発行機2は選択
された金額に対応するカード発行装置33を作動して遊技
カード1を発行する。
第5図にカード発行装置33を示す。
このカード発行装置33は、遊技カード1を貯留するカ
ードタンク43の下部に横向きU字状のカード搬送路44を
設け、カード搬送路44の奥に向って、カードタンク43か
ら遊技カード1を一枚ずつ取り出すための取出装置45
と、発行する遊技カード1の真偽を鑑定するための鑑定
装置56と、遊技カード1を使用可能状態とするために金
額プロテクトを解除するための金額プロテクト解除装置
47とを設け、カード搬送路44の屈曲部に遊技カード1を
反転して搬送する転送装置48を設け、転送装置48からカ
ード排出口49に向って適正カードと不適正カードとの搬
送路を切り替える切替装置50、適正カードをカード排出
口49に導出する導出装置51を設けてある。切替装置50に
は、カード搬送路44から分岐した不適正カード搬送路52
を設け、不適正カード搬送路52に連通する位置に没収タ
ンク53が設けてある。また、カードタンク43の下部には
カードタンク43内の遊技カード1の有無を検出する第1
カードセンサ54が、没収タンク53には没収タンク53内の
遊技カード収納量を検出する第2カードセンサ55が、転
送装置48の下部にはメイン制御装置36からの発行指令に
基づいて遊技カード1の発行を制御する発行制御装置56
が設けてある。カード発行装置33の前面には、カード搬
送路44の出口にカード排出口49が開設してあり、カード
排出口49とカードタンク43の間には、カードタンク43の
遊技カードなし情報や没収タンク53の不適正カード満杯
情報を表示するモニタ表示器57を設けてある。
上記したカード発行装置33は、メイン制御装置36から
のカード発行指令を受けると、カードタンク43から取出
装置45により遊技カード1を一枚数ずつ取り出してカー
ド搬送路44上へ導き、鑑定装置46へ搬送する。鑑定装置
46では、発行する遊技カード1の磁気データ、セキュリ
ティデータ、発行表示、カード種別データ、カードサイ
ズ等を読取り、適正カードであるかどうかを鑑定する。
適正カードの条件は、遊技カード1の有効金額を表わす
金額データと遊技カード1の発行金額を表わすカード種
別データとが等しいこと、磁気データ記憶部13のセキュ
リティデータとセキュリティ記憶部14のセキュリティデ
ータとが等しいこと、発行表示部15に既発行を示す発行
穴がないこと、カードサイズが正規寸法であること、遊
技者が選択指定した金額とカード種別データとが等しい
ことなどである。鑑定装置46により適正と鑑定された遊
技カード1は、金額プロテクト解除装置47により金額プ
ロテクトを解除され使用可能な状態となる。この金額プ
ロテクトは遊技カード1の盗難を防止するためのもの
で、正規に発行されたカードのみが金額プロテクトを解
除される。金額プロテクトの解除方法は、セキュリティ
記憶部14に隠匿して記憶された製造年月日データを利用
して、X座標およびY座標を演算し、演算した発行表示
部15の座標位置にパンチ穴を穿孔したり、マーキングを
施したりする。なお、遊技店が営業終了時にカード発行
センター12から表示位置データを受け取り、この表示位
置データを利用して座標位置を決定するようにしてもよ
い。カード発行装置33の奥に向かって搬送されていた遊
技カード1は、転送装置48により搬送方向を変えられ、
カード発行装置33の前面に向かって搬送される。遊技カ
ード1が切替装置50に達すると、鑑定装置46の鑑定結果
により、適正カードは導出装置51へ、不適正カードは没
収タンク53へ搬送される。そして、適正カードは導出装
置51によりカード排出口49へ排出される。カードタンク
43に遊技カード1が無くなったことを第1カードセンサ
54検出したり、没収タンク53が不適正カードで満杯にな
ったことを第2カードセンサ55が検出すると、モニタ表
示器57にこれらを表示する。
上記したカード発行機2の制御装置は第6図に示すよ
うに、遊技カード1に関する制御を行なうメイン制御装
置36と、これ以外の制御を行なうローカル制御装置39と
からなり、両制御装置は電気的に接続されている。制御
装置を二つに分けたのは、遊技カード1の偽造、改変等
を防止するためである。すなわち、メイン制御装置36は
カード発行センター12の責任において製造し、その仕様
は遊技店やカード発行機メーカーには秘密となっている
ので、遊技カード1の偽造や改変を防止できるのであ
る。また、ローカル制御装置39は、カード発行機メーカ
ーがメイン制御装置36のインターフェイス信号に合わせ
て製造する。
メイン制御装置36には、カード発行機2のカード発行
装置33、台番号設定スイッチ37、リスタートスイッチ3
8、光送受信装置31が電気的に接続されてこれらを制御
している。
また、各発行装置内には発行制御装置56が設けられ、
取出装置45、鑑定装置46、転送装置48、切替装置50、導
出装置51、モニタ表示器57、第1カードセンサ54、第2
カードセンサ55と電気的に連絡している。
ローカル制御装置39には、紙幣識別機34、紙幣払出機
35、カード金額指定スイッチ25、発行中表示器29、発行
中止表示器30、ローカルモニタ表示器40、金額表示器26
が電気的に接続され、これらを制御している。
また、メイン制御装置36と、ローカル制御装置39との
間では各種の信号が授受される。メイン制御装置36から
ローカル制御装置39へは、遊技カード1の発行準備が調
ったことを知らせるレディ信号、適正カードの発行が終
了したことを知らせる発行完了信号が送信され、ローカ
ル制御装置39からメイン制御装置36へは、遊技カード1
の発行を指令する発行指令信号、発行すべき遊技カード
金額を指定する金額指定信号、ローカル制御装置39で異
常が発生したことを知らせるアラーム信号、異常要因を
知らせるモニタ信号、紙幣識別機34で受け入れられた金
額を知らせる受入金額信号、紙幣払出機35から払い出し
た金額を知らせる払出金額信号が送信される。
第7図、第8図に遊技機であるパチンコ機3を示す。
第7図はパチンコ機3を前面から満た状態、第8図はパ
チンコ機3を裏面から見た状態である。
このパチンコ機3は、いわゆる封入球式パチンコ機
で、額縁状の前面枠58の表面に操作パネル部59、発射操
作部60、単発スイッチ61、遊技状態表示部62を有し、前
面枠58の窓部63を後方から塞ぐようにして遊技盤64が設
けてある。
操作パネル部59には、遊技球の購入(遊技カード1の
有価価値情報から遊技球数情報への変換)を連続して自
動的に行うための自動購入スイッチ65、球の購入を1回
毎に指示する購入スイッチ66、食事等で遊技を一時的に
中断するための中断スイッチ67、遊技の終了を指示する
ための終了スイッチ68、遊技カード1を挿入するための
カード挿入口69、遊技カード1の受け付けの可否や遊技
が中断中であることを示す遊技表示器70、カードの残金
額を示す金額表示器71、持玉数を示す持玉数表示器72が
配設してある。
パチンコ遊技を行う場合に、遊技者が自動購入スイッ
チ65をオンにして自動購入を設定した後、遊技に供する
持玉数が所定数(例えば「0」)になる毎に自動的に所
定単位分の遊技球数情報(例えば200円に相当する50発
の玉数)が追加供給される。そして、残金額が上記した
所定単位分に相当する金額に満たなくなった場合に、自
動購入スイッチ65がオフになる。このように、遊技者が
気付かないうちに自動購入の設定が解除された状態で、
大当りが発生し、特別遊技(比較的短時間に多量の賞球
を獲得できる可能性の高い遊技)へ移行したような場
合、使用可能な遊技球数が殆ど残っていなかったとして
も、所定単位分に満たない金額(例えば100円)を玉数
に変換して遊技を継続ることが出来るのである。なお、
遊技カード1の残金額が所定単位分に満たなくなった場
合でも、残余分を全て自動的に続けて遊技球数情報に変
換する事にしておけば、遊技者の便に供することができ
る。
一方、自動購入スイッチ65をオフにしたまま購入スイ
ッチ66をオンにすると、一回のスイッチ操作毎に一定
数、例えば200円に相当する50発の玉数が追加供給され
る。
中断スイッチ67を操作し、遊技を中断する際に、場所
取り等のために故意に長時間中断スイッチ67をオンにす
ることを防止するため、一定時間、例えば30分異常経過
した時に遊技店側で中断スイッチ67を強制的にオフとす
る。中断スイッチ67をオフにするには、管理装置8から
の信号により操作したり、後述する光リモコン装置73に
より操作する。
終了スイッチ68を操作すると、遊技が終了するが、こ
の時、現在の持玉数、残余の金額、カードナンバー等が
遊技カード1に記憶されるとともに、管理装置8に登録
情報を送信する。
遊技状態表示部62には、役物の大当り動作に対応して
遊技者に大当りを知らせるための大当り表示器74、役物
の賞球動作に対応して遊技者に賞球を知らせるための賞
球表示器75、遊技の終了を遊技者に知らせるための完了
表示器76が配設してある。
前面枠58の上部には、第1光中継機9を介して管理装
置8とのデータ交換を行うための光送受信装置77が設け
てある。
前面枠58の内側には、前面枠58や金枠78を開放するた
めの枠開装置79が設けてあり、また、前面枠58や金枠78
の開閉を検出する枠開検出スイッチ80が設けてある。
枠開装置79を操作したり、前記した中断スイッチ67を
オフにするには、光リモコン装置73を利用する。この光
リモコン装置73は、箱状の本体の表面に操作スイッチ81
を設けるとともに、一側面に光送信部82を設けてある。
そして、操作スイッチ81を操作すると、光送信部82から
発信した光信号が、前面枠58の所定部位に設けた光受信
部(図示省略)により受信され、金枠78の開放、前面枠
58の開放、中断スイッチ67の解除、役物動作の確率設定
等が行われる。
パチンコ機3の内部には、カード挿入口69に連通する
位置に継続カード発行装置83が設けられ、発射操作部60
には発射装置84が接続されている。また、発射装置84に
は、発射装置84の制御を行う発射制御装置85が電気的に
接続してある。
このパチンコ機3は封入球式であるため、内部に封入
したパチンコ球は循環して使用される。発射準備部86に
集合したパチンコ球は、発射球センサ87によりカウント
された後、球抜き装置を兼ねた球送り装置88により発射
装置84に1個宛て送られ、遊技盤64内に発射される。そ
して、遊技盤64内に発射されたパチンコ球は、入賞口に
入賞してセーフ球となるか、アウト口に入りアウト球と
なる。セーフ球は、セーフ球流下路89を流下してメイン
セーフセンサ90により検出され、アウト球は、アウト球
流下路91を流下して、回収球センサ92により検出され
る。また、ファール球となったパチンコ球は、ファール
球流下路93を流下し、ファール球センサ94に検出された
後、発射球準備部86に戻る。また、発射球準備部86の上
流側には球磨き装置95が設けられ、回収されたパチンコ
球を磨いている。なお、遊技球を各パチンコ機3毎に封
入するものとせずに、複数のパチンコ機3…で遊技球を
共有できる循環経路内に封入するようにしても良い。
裏機構盤に設けられたセンターケース96内には役物制
御装置97が設置され、本体制御装置98と信号線99を介し
て電気的に連絡している。役物制御装置97は役物に関す
る制御を行う制御装置で、本体制御装置98は遊技者との
インターフェイス部材に対する制御指令、継続カード発
行装置83に対する制御指令、パチンコ球の発射数や賞球
数等の遊技に関わる制御(自動購入制御を含む)、管理
装置8とのデータ交信等の制御を行う制御装置である。
第9図にパチンコ機3内に設置された継続カード発行
装置83を示す。
この継続カード発行装置83は、挿入された遊技カード
1のデータの読み込み及び書き込みを行うとともに、遊
技カード1のデータ表示部19が満杯になった場合に継続
カード22の発行を行うための装置であり、継続カード22
を貯留する継続カードタンク100の下部に横向きU字状
のカード搬送路101を設け、カード搬送路101の奥に向っ
て、継続カードタンク100から継続カード22を一枚ずつ
取り出すための取出装置102と、発行する継続カード22
の真偽を鑑定するための第1鑑定装置103と、継続カー
ド22を使用可能状態とするために金額プロテクトを解除
するための金額プロテクト解除装置104とを設け、カー
ド搬送路101の屈曲部に継続カード22を反転して搬送す
る転送装置105を設けてあり、カード搬送路101は、搬送
装置105からカード挿排出口106に向って連続している。
転送装置105からカード挿排出口106に向って、帰零カ
ードを転送装置105の下部に設けた第1没収タンク107に
取り込むための第1切替装置108と、遊技カード1に対
するカードリーダライタである第2鑑定装置109と、適
正継続カード22および適正遊技カード1と、不適正継続
カード22および不適正遊技カード1の搬送路を切り替え
る第2切替装置110と、遊技カード1を取り込むととも
に、遊技終了時に遊技カード1または適正継続カード22
をカード挿排出口106に導出する導出入装置111を設けて
ある。
第2切替装置110にはカード搬送路101から分岐した不
適正継続カード搬送路112を設け、不適正継続カード搬
送路112に連通する位置に第2没収タンク113が設けてあ
る。また、継続カードタンク100の下部には継続カード
タンク100内の継続カード22の有無を検出する第1カー
ドセンサ114が、第2没収タンク113には第2没収タンク
113内の継続カード収納量を検出する第2カードセンサ1
15が、第1没収タンク107には第1没収タンク107内の遊
技カード収納量を検出する第3カードセンサ116が設け
てある。また、第1没収タンク107と第2没収タンク113
との間には、本体制御装置からの発行指令に基づいて継
続カード22の発行処理や遊技カード1の処理を制御する
発行制御装置117を設けてある。
継続カード発行装置83の前面には、カード搬送路101
の出口にカード挿排出口106が開設してあり、カード挿
排出口106と継続カードタンク100の間には、継続タンク
100の継続カードなし情報や、第1没収タンク107または
第2没収タンク113のカード満杯情報を表示するモニタ
表示器118を設けてある。
上記した継続カード発行装置83は、遊技者が遊技カー
ド1をカード挿排出口106へ挿入すると、導出入装置111
により遊技カード1を取り込み、第2鑑定装置109によ
り遊技カード1が適正なカードかどうかを鑑定するとと
もに、遊技カード1に対するリードライトを行なう。こ
の遊技カード1に対するリードライトは、先ず、遊技カ
ード1の磁気データ、セキュリティデータ、カードサイ
ズ、発行表示部15に記憶されたデータを読み取る。そし
て、適正な遊技カード1と鑑定された場合には、記憶さ
れた金額データおよび持玉数データの範囲内で遊技を行
わせ、遊技終了時に金額データおよび持玉数データを書
き換える。一方、不適正な遊技カード1と鑑定された場
合には、第2切替装置110により第2没収タンク113内へ
没収される。また、金額データおよび持玉数データがと
もに無くなった場合には、第1切替装置108により第1
没収タンク107へ没収される。
また、遊技カード1のデータ表示部19が満杯になった
場合には、管理装置8から継続カード22の発行許可を受
け、継続カード22を発行する。管理装置8から継続カー
ド22の発行許可を受け、発行制御装置56からのカード発
行指令を受けると、継続カードタンク100から取出装置1
02により継続カード22を一枚取り出してカード搬送路10
1上へ導き、第1鑑定装置103へ搬送する。第1鑑定装置
103では、発行する継続カード22の磁気データ、セキュ
リティデータ、カードサイズ等を読取り、適正カードで
あるかどうかを鑑定する。適正カードの条件は、磁気デ
ータ記憶部13のセキュリティデータとセキュリティ記憶
部14のセキュリティデータとが等しいこと、発行表示部
15に発行表示がなされていないこと、カードサイズが正
規寸法であることなどである。第1鑑定装置103により
適正と鑑定された継続カード22は、金額プロテクト解除
装置104により金額プロテクトを解除され使用可能な状
態となる。この金額プロテクトは遊技カード1の場合と
同様に継続カード22の盗難を防止するためのもので、正
規に発行されたカードのみが金額プロテクトを解除され
る。金額プロテクトの解除方法は、セキュリティ記憶部
14に隠匿して記憶された製造年月日データを利用してX
座標及びY座標を演算し、演算した発行表示部15の座標
位置にパンチ穴を穿孔したり、マーキングを施したりす
る。なお、遊技店が営業終了時にカード発行センター12
から表示位置データを受け取り、この表示位置データを
利用して座標位置を決定するようにしてもよい。この発
行表示部15の表示は、カードが継続カード22であること
を表したり、継続カード22の製造年月日を判別するとと
もに、継続カード22の偽造を防止したり、二重発行を防
止したり、盗難カードを摘発することに用いられる。継
続カード発行装置83の奥に向かって搬送されていた継続
カード22は、転送装置105により搬送方向を変えられ、
継続カード発行装置83の前面に向かって搬送される。継
続カード22が第2切替装置110に達すると、第1鑑定装
置103の鑑定結果により、適正カードは導出入装置111
へ、不適正カードは第2没収タンク113へ搬送される。
そして、適正カードは導出入装置111によりカード挿排
出口106へ排出される。継続カードタンク100に継続カー
ド22が無くなったことを第1カードセンサ114が検出し
たり、第1没収タンク107が帰零カードで満杯になった
ことを第3カードセンサ116が検出したり、第2没収タ
ンク113が不適性カードで満杯になったことを第2カー
ドセンサ115が検出すると、モニタ表示器118にこれらを
表示する。
第10図に示す精算機5は、遊技カード1または継続カ
ード22に記憶された持玉数に応じて相当金額を記憶した
景品カード119を発行したり、相当金額を現金で払い出
すための装置である。
この精算機5は、箱状であって、前面に開閉可能な扉
部120を設け、扉部120の中段部にカード挿入返却口121
を開設するとともに、遊技カード1等に記憶された当該
遊技店における持玉数に相当する金額を景品に交換する
ことを指示するための景品払出ボタン122と、持玉数に
相当する金額を現金に交換することを指示するための現
金払出ボタン123と、持玉数を当該遊技店における交換
レートで換算した金額を表示す換金額表示器124と、持
玉数を表示する持玉数表示器125と、遊技カードまたは
継続カード22に記憶さた残額を表示するプリペイド残額
表示器126と、各表示器に表示された金額を確認した
後、精算を指示するための確認ボタン127とが設けてあ
る。なお、精算機5において認識する持玉数は、当該遊
技店における持玉数であり、他店において記憶された持
玉数データが存在したとしても、そのデータは無視され
る。したがって、他店において獲得した持玉により精算
を行うことによる当該遊技店の損失を防止することがで
きる。また、他の姉妹店において記憶された持玉数は認
識するようにして、遊技者の便宜を図ることもできる。
扉部120の下段部には、景品カード119の払い出しを行
うための景品カード払出口128と、現金を払い出すため
の現金払出口129を開設してある。
そして、精算機5の内部には、カード挿入返却口121
に連通する位置にカード鑑定装置130を、景品カード払
出口128に連通する位置に景品カード識別払出機131を、
現金払出口129に連通する位置に現金識別払出機132を設
けるとともに、扉の開閉の検出を行う扉開閉検出スイッ
チ133と、現金識別払出機132の現金なし情報や、景品カ
ード識別払出機131の景品カードなし情報等を表示する
ためのモニタ表示機134と、精算機5における制御を行
う精算機制御装置135とが設けてある。カード鑑定装置1
30は、遊技カード1または継続カード22に記憶された磁
気データ、セキュリティデータ、カードサイズ、発行表
示部15の各データを読み取り、各データが正規であり、
かつ持玉数データが当該店における当日のデータであ
り、管理装置8におけるチェックも正常であった場合に
精算を行わせる装置である。現金識別払出機132は、現
金の真偽を鑑定し、換金額に基づいて現金を払い出すた
めの装置である。景品カード識別払出機131は、持玉数
を記憶させた景品カード119を発行する装置である。
扉部120の上段部には、精算中表示器136、精算中止表
示器137、呼出しスイッチ138、精算機台番号銘板139、
光送受信機140が設けてある。精算中表示器136は、遊技
カード1を受け入れて、現金または景品カード119の払
い出しが可能な状態を示すための表示器で、精算を行う
ための最低限必要な条件は、管理装置8からシステム初
期設定、または解除を受信したこと、現金識別払出機13
2に現金があること、景品カード識別払出機131に景品カ
ード119があることである。精算中止表示器137は、現金
または景品カード119の払い出しが不可能な状態を示す
ための表示器で、精算を中止させるための条件は、管理
装置8から払出中止指令を受信したこと、現金識別払出
器132に現金がないこと、景品カード識別払出機131に景
品カード119がないことである。呼出しスイッチ138は、
精算機5が不具合な場合に遊技店員を呼び出すためのラ
ンプを有するスイッチで、スイッチオンの状態でランプ
を点灯または点滅させ、遊技店員の注意を喚起する。光
送受信機140は、管理装置8へ伝送するデータ伝送路7
の一部を構成する機器で、光データの送信部及び受信部
からなり、精算機制御装置135の制御により動作する。
精算機台番号銘板139は、精算機5が複数設置されてい
る場合に、各精算機5を特定するための番号を表示した
銘板である。
景品カード識別払出機131により発行する景品カード1
19は第11図に示すように、紙やプラスチックからなる薄
板状のカードで、表面に磁気データ記憶部141を有して
いる。この磁気データ記憶部141には、カードナンバー
と、持玉数と、セキュリティデータとが記憶される。カ
ードナンバーとセキュリティデータは、カード発行セン
ター12により決定されたデータが遊技店の営業終了時に
おけるデータ伝送時にカード発行センター12から遊技店
に向けて送信され、遊技店は受信したデータを管理装置
8で記憶して翌日の営業において使用する。そして、営
業開始時のシステム初期設定において、管理装置8より
精算機5及び景品レジスタ装置6にカードナンバーの割
り付け情報とセキュリティデータとを送信する。また、
持玉数は、管理装置8でカード(遊技カード1、継続カ
ード22、景品カード119)毎のファイルに記憶するとと
もに、当該遊技カード1にも記憶してあるデータであ
る。
遊技者は、景品カード119を景品交換カウンタへ持参
し、景品レジスタ装置6に景品カード119を挿入して、
磁気データ記憶部141に記憶したデータを読み出して、
持玉数に相当する金額の範囲内で景品と交換する。この
時、景品レジスタ装置6と管理装置8との通信が正常に
行われていると、カードナンバーとセキュリティデータ
とを、管理装置8及び景品レジスタ装置6の双方で確認
し、正規カードであれば、景品の交換を行う。一方、景
品レジスタ装置6と管理装置8との通信がダウンしてい
る場合には、景品レジスタ装置6において、カードナン
バーを当日の割り付け値から論理チェックするととも
に、セキュリティデータの確認を行い、正規カードであ
れば、景品の交換を行う。このように、何らかの原因で
景品レジスタ装置6と管理装置8との通信がダウンして
いる場合においても、景品の交換を行うことができる。
第12図に管理装置8の概略ブロック図を示す。
管理装置8は、中央処理装置142と、メインメモリ143
とを有し、インターフェイスを介して周辺機器と連絡し
ている。周辺機器としては、カード発行センター12との
データ通信において信号の変複調を行うためのモデム14
4、各種データをプリントするためのミニプリンタ145と
ジャーナルプリンタ146、管理装置8への指令入力装置
であるキーボード(またはマウス)147、パチンコ機3
の台番号に対応して各パチンコ機3の状態等を表示する
台表示パネル148、各種データのディスプレイ装置であ
るCRT149、店内放送を行うための自動放送装置150、デ
ータ伝送路の一部である光中継機10、記憶装置であるハ
ードディスクドライブ151とフロッピーディスクドライ
ブ152、停電に伴うデータ喪失を回避するための無停電
電源装置153等が接続されている。中央処理装置142は、
管理装置8内の各制御装置を統括的に管理するための装
置であり、各装置間のデータの受け渡しや、装置内で発
生するアクションに係る履行判断処理を行う。メインメ
モリ143は、各パチンコ機3毎の売り上げデータ、各カ
ード発行機2毎の売り上げデータ、総売り上げデータ等
をファイルとして記憶するとともに、中央処理装置142
の処理プログラムが記憶されている。ハードディスクド
ライブには、営業終了時に当日の売り上げデータを記憶
するとともに、中央処理装置142の処理プログラムやシ
ステムで使用する固有データを記憶する。
また、管理装置8は、光ケーブル154を介してデータ
加工ターミナル155と連絡している。このデータ加工タ
ーミナル155は、パチンコ店の営業分析を行うための装
置であり、管理装置8からパチンコ機データを受取り、
営業用ファイルを作成するとともに、データを分析する
ための装置であり、インターフェイスを介して周辺機器
と連絡している。周辺機器としては、系列店とのデータ
通信において信号の変複調を行うためのモデム156、デ
ータ加工ターミナル155への指令入力装置であるキーボ
ード(またはマウス)157、各種データのディスプレイ
装置であるCRT158、各種データをプリントするためのラ
インプリンタ159とX−Yプロッタ160、記憶装置である
補助記憶装置161とハードディスクドライブ162とフロッ
ピーディスクドライブ163等が接続されている。補助記
憶装置161には営業用ファイルが記憶される。
管理装置8は、カード発行機2、パチンコ機3、精算
機5、景品レジスタ装置6とディスク伝送路7を介して
連絡し、各種のディスクの授受を行うとともに各装置を
管理している。また、データの授受は、カード発行セン
ター12および系列遊技店との間でも行われている。管理
装置8における各装置の管理は、パチンコ球の貸し出し
レート、各遊技店固有の店コード、時刻合わせ、パチン
コ遊技における特別遊技の確率設定、端末機の稼動の停
止及び解除、カード発行機2における売上げの収集と集
計と表示、パチンコ機3における玉貸し売上の収集と集
計と表示、精算機5における精算額または換金額の収集
と集計と表示、および景品カード119のナンバーと精算
額または換金額の登録、景品レジスタ装置6における精
算額の収集と集計と表示、遊技機全台モニタ表示、遊技
データの時系列収集(例えば、1分間隔で行う)、記憶
したデータのバックアップ、遊技カード1の来歴の記
憶、遊技カード1のナンバー、持玉数と金額、遊技の中
断経過時間の監視、営業データ(台ナンバー、売上げ、
割数等)の印字、店内放送の自動放送等である。
上記したように、管理装置8とパチンコ機3等の機器
との間ではデータ伝送路7を介してデータや動作指令の
授受が行われる。
管理装置8からカード発行機2へは、データ伝送路7
を介して、回線テスト、設定値の送信と変更、システム
初期設定、カード発行の禁止と解除等のデータや指令が
送信される。一方、カード発行機2から管理装置8へ
は、カード売上げ金額とカード種別、カード発行機2の
カード発行機ナンバー、モニタ情報としてカード残数と
紙幣づまり情報と紙幣引き抜き情報と投入紙幣タンク満
杯情報とカードづまり情報、係員の呼出し、受け入れ金
額、払い出し金額等のデータや指令が送信される。
管理装置8からパチンコ機3へは、回線テスト、シス
テム初期設定、玉貸しレート、時刻、遊技店コード、遊
技の中断と中断解除、打ち止めと打ち止め解除、遊技の
禁止と解除、大当り遊技の発生確率の設定、継続カード
22の発行情報等のデータや指令が送信される。一方、パ
チンコ機3から管理装置8へは、パチンコ機3の台ナン
バー、売り上げ金額、遊技の中断、カードエラー、出玉
数、回収玉数、故障や不正行為の発生、枠の開放、稼動
情報、時刻、係員の呼出し、カードナンバーと持玉数と
金額からなるカード情報、大当り発生データ、継続カー
ド発行許可願等のデータや指令が送信される。
管理装置8から精算機5へは、回線テスト、システム
初期設定、精算の禁止と解除、精算レート、時刻、遊技
店コード、遊技カード情報、景品カードナンバーの割り
付け情報等のデータや指令が送信される。一方、精算機
5から管理装置8へは、精算額(玉数)、精算機ナンバ
ー、景品カードナンバー、時刻、遊技カード情報、換金
額等のデータや指令が送信される。
管理装置8から景品レジスタ装置6へは、回線テス
ト、システム初期設定、景品の交換禁止と禁止解除、時
刻、景品カード情報等のデータや指令が送信される。一
方、景品レジスタ装置6から管理装置8へは、景品交換
額、景品カード情報、景品レジスタ装置ナンバー、時刻
等のデータや指令が送信される。
上記したデータ等は管理装置8においてファイルとし
て管理される。このファイルの概要を第13図から第17図
に示す。
第13図は管理ファイルで、遊技カード1を管理装置8
で管理するためのファイルであり、カードの来歴を記録
するとともに当日分のデータを他の記録媒体に保存し
て、遊技カード1のカードナンバー照会やカードナンバ
ー登録時に使用する。この管理ファイルは、カードナン
バー、金額、持玉数、時刻、カード種別、帰零、景品カ
ードナンバー、精算額、換金額、精算済等のデータから
構成され、特定情報としてのカードナンバーに各データ
が関連づけられている。
第14図は営業ファイルで、遊技店の営業分析のための
ファイルであり、データ加工ターミナル155の補助記憶
装置161に記憶され、データ加工ターミナル155における
営業分析に使用される。この営業ファイルは、台番号毎
に一定間隔で採取した、出玉数、アウト玉数、大当りの
開始等の特賞データ、継続カード22の発行等のデータか
ら構成されている。本実施例では、経営情報をより詳細
なものとするために、データの採取間隔は1分間として
いる。また、管理装置8にデータを送信する際に送信ミ
スも考えられるので、データには時刻も付加している。
第15図はパチンコ機売上ファイルで、パチンコ機3に
おいてパチンコ球が購入される毎に送信されるデータを
記憶するとともに、パチンコ機3における異常発生時の
データを記憶している。このパチンコ機売上ファイル
は、各パチンコ機毎の各購入時単位の売り上げ、購入時
刻、カード種別、購入金額のデータから構成されるとと
もに、モニタ情報記憶領域を有する。パチンコ機3から
送信される売り上げ送信データは、台番号、カード種
別、購入金額、時刻等のデータからなる。また、モニタ
情報は、パチンコ機3で異常が発生した時と、異常回復
処理がなされた時にパチンコ機3から送信されてくるデ
ータで、台番号と、モニタ情報としてパチンコ機3の異
常の有無、通信異常の有無、カードリーダの異常の有
無、カードの異常の有無と、時刻等からなる。
第16図はカード発行機売上ファイルで、カード発行機
2において遊技カード1が発行される毎に送信されるデ
ータを記憶するとともに、カード発行機2における異常
発生時のデータを記憶している。この発行機売り上げフ
ァイルは、各カード発行機2毎の総売上、各金額毎の発
行カード枚数、没収カード枚数、受入金額合計、払出金
額合計のデータから構成されるとともに、モニタ情報記
憶領域を有する。カード発行機2から送信される売り上
げ送信データは、台番号、カード種別、紙幣識別機34へ
の受入金額、紙幣払出機35からの払出金額、没収カード
枚数、時刻等のデータからなる。また、モニタ情報は、
カード発行機2で異常が発生した時と、異常回復処理が
なされた時にカード発行機2から送信されてくるデータ
で、台番号と、モニタ情報として通信異常の有無、カー
ド発行装置33毎の異常の有無、蓄積紙幣の有無、ローカ
ル制御装置39の異常の有無と、時刻等からなる。
第17図はカード発行センター送信用ファイルで、遊技
店からカード発行センター12に送信するためのデータか
ら構成されている。このカード発行センター送信用ファ
イルは、パチンコ機売上ファイルに対応するパチンコ機
売上合計、購入回数合計、各カード種別毎の利用回数
と、発行機売り上げファイルに対応するカード発行機売
り上げ合計、カード発行枚数合計、各カード種別毎の発
行枚数合計と、パチンコ機売上合計からカード発行機売
り上げ合計を差し引いた売り上げ演算値と、データ伝送
路または電話回線上でのデータの改ざん防止のために利
用する暗号コードと、年月日情報と、玉貸しレートと、
ワーキング領域からなる。このカード発行センター送信
用ファイルが遊技店からカード発行センター12へ送信さ
れることにより、遊技カード1の代金の精算が行われ
る。また、より詳細な情報をカード発行センター12へ送
信する必要がある場合には、パチンコ機売上ファイルや
カード発行機売り上げファイルのデータを付加して送信
しても良い。
第18図から第27図により各機器における処理を説明す
る。
第18図から第20図は立ち上げ処理を示すフローチャー
トである。
管理装置8において電源が投入されると、記憶した各
ファイルをクリアし、設定変更が必要な場合には暗証番
号を確認して変更処理を行う。そして開店指令が出され
ると、回線テストを行い、回線に異常がある場合には異
常が発生した端末を表示し、再回線テストを行った後、
異常が回復されなければ異常端末動作停止処理を行い、
異常端末の使用を停止する。そして、システム初期設定
値を各端末へ送信して、各端末からの応答を待ち、応答
を受けると営業をスタートする。応答が無ければ再度シ
ステム初期設定値を強制送信し、それでも応答がない場
合には異常端末動作停止処理を行い、異常端末の使用を
停止する。
カード発行機2での立ち上げ処理をメイン制御装置36
とローカル制御装置39に分けて説明する。
メイン制御装置36において電源が投入されると、停電
復旧記憶の有無を調べ、停電復旧の記憶がある場合には
停電時に退避したデータを退避メモリから読み込む。一
方、通常立ち上げの場合には、RAMをクリアし、システ
ム設定値を読み込み、I/Oポートを初期化し、台番号を
読み込む。そして、ローカル制御装置39の状態を確認
し、ローカル異常が発生している場合には異常状態を管
理装置8へ送信し、遊技カード1の発行停止処理を行
う。一方、ローカル制御装置39が正常である場合には営
業をスタートする。また、メイン制御装置36では、管理
装置8からの指令を割込みにより処理している。この割
込み処理を説明する。カード発行禁止指令を受信すると
遊技カード1の発行禁止処理を行い、カード発行禁止解
除指令を受信すると遊技カード1の発行禁止解除処理を
行い、回線テスト指令を受信すると回線テスト処理を行
い、システム初期設定指令を受信するとシステム初期設
定処理を行い、売上情報指令を受信すると売上情報処理
を行い、開店指令を受信すると開店初期化処理を行い、
閉店指令を受信すると閉店初期化処理を行う。
ローカル制御装置39において電源が投入されると、メ
イン制御装置36が立ち上がっているかどうかを確認し、
停電復旧記憶の有無を調べ、停電復旧の記憶がある場合
には停電時に退避したデータを退避メモリから読み込
む。一方、通常立ち上げの場合には、RAMをクリアし、
システム設定値を読み込み、I/Oポートを初期化し、I/O
ポートをチェックし、払出紙幣が有るかどうかを確認
し、遊技カード1の残量を確認する。ここで、異常が発
生している場合には異常情報をメイン制御装置36へ送信
して、機能停止処理を行い、I/Oポートのチェックのス
テップへ戻る。一方、すべての機能が正常である場合に
は、営業をスタートする。
パチンコ機3において電源が投入されると、停電復旧
記憶の有無を調べ、停電復旧の記憶がある場合には停電
時に退避したデータを退避メモリから読み込む。一方、
通常立ち上げの場合には、テスト遊技を行い、管理装置
8からの開店指令を待つ。テスト遊技とは、パチンコ機
3が管理装置8より開店指令を受信するまでの間に行う
パチンコ機3での遊技であり、遊技店での閉店後におけ
る釘調整や、パチンコ機単独での動作チェック等に利用
される。この場合、挿入された遊技カード1の金額や持
玉数等のデータの更新は行われず、また、管理装置8へ
の登録も行われない。このテスト遊技における遊技デー
タは、開店指令信号を受信するとクリアされる。そし
て、開店指令信号を受信すると、RAMをクリアし、シス
テム設定値を読み込み、I/Oポートを初期化し、台番号
を読み込み、I/Oポートをチェックし、継続カード22の
残数を確認する。ここで、異常が発生している場合には
異常情報を管理装置8へ送信して、遊技停止処理を行
い、I/Oポートのチェックのステップへ戻る。一方、す
ての機能が正常である場合には、営業をスタートする。
また、パチンコ機3では、管理装置8からの指令を割込
みにより処理している。この割込み処理を説明する。打
ち止め指令を受信すると打ち止め処理を行い、遊技の中
断指令を受信すると中断処理を行い、遊技の禁止指令を
受信すると禁止処理に行い、遊技の禁止解除指令を受信
すると解除処理を行い、玉貸し情報指令を受信すると玉
貸し情報処理を行い、カード情報指令を受信するとカー
ド情報処理を行い、回線テスト指令を受信すると回線テ
ストを行い、システム初期設定指令を受信するとシステ
ム初期設定処理を行い、開店指令を受信すると開店初期
化処理を行い、閉店指令を受信すると閉店初期化処理を
行う。
精算機5において電源が投入されると、停電復旧記憶
の有無を調べ、停電復旧の記憶がある場合には停電時に
退避したデータを退避メモリから読み込む。一方、通常
立ち上げの場合には、RAMをクリアし、システム設定値
を読み込み、I/Oポートを初期化し、台番号を読み込
み、I/Oポートをチェックし、景品カード119の残数を確
認し、返金の残高を確認する。ここで、異常が発生して
いる場合には異常情報を管理装置8へ送信して、精算停
止処理を行い、I/Oポートのチェックのステップへ戻
る。一方、すべての機能が正常である場合には、営業を
スタートする。また、精算機5では、管理装置8からの
指令を割込みにより処理している。この割込み処理を説
明する。遊技カード情報を受信すると遊技カード情報処
理を行い、景品カード情報を受信すると景品カード情報
処理を行い、精算禁止指令を受信すると精算禁止処理を
行い、精算禁止解除指令を受信すると禁止解除処理を行
い、換金情報指令を受信すると換金情報処理を行い、回
線テスト指令を受信すると回線テストを行い、システム
初期設定指令を受信するとシステム初期設定処理を行
い、開店指令を受信すると開店初期化処理を行い、閉店
指令を受信すると閉店初期化処理を行う。
第21図から第23図は立ち下げ処理を示すフローチャー
トである。
管理装置8において閉店が指令されると、各端末へ閉
店指令信号を送信する。送信確認が正常ならば、各端末
から未登録データを受信し、未登録データの受信が完了
するとシステム設定値を記憶装置へ退避し、カード発行
センター12に対する売り上げデータの転送指令を待つ。
カード発行センター12から売り上げデータの転送指令を
受信すると、売り上げデータの転送処理を開始し、転送
処理が終了すると、カード発行センター12から次の営業
日のシステム初期設定値を受信して確認信号を送信す
る。そして、各端末へ次の営業日のシステム初期設定値
を送信して、応答があれば電源をオフにして処理を終了
する。
カード発行センター12では、遊技店に対して売り上げ
データの送信指令を送信し、遊技店から売り上げデータ
を受信し、受信が終了すると次の営業日におけるシステ
ム初期設定値を送信した後、終了指令を送信して処理を
終了する。この終了処理は各遊技店に対して行われる。
カード発行機2における閉店処理を、メイン制御装置
36とローカル制御装置39とに分けて説明する。
メイン制御装置36では、管理装置8からの閉店指令信
号を受信すると、閉店指令信号を受信した旨の確認信号
を管理装置8へ送信した後、未登録データを管理装置8
へ送信する。未登録データの送信が終了すると、次の営
業日のシステム初期設定値を管理装置8より受信し、シ
ステム初期設定値の受信が終了すると確認信号を管理装
置8へ送信して、システム設定値を記憶装置へ退避し
て、電源をオフにして処理を終了する。
ローカル制御装置39における閉店処理では、ローカル
電源オフ指令を受信すると、電源をオフにして処理を終
了する。
パチンコ機3における閉店処理では、管理装置8から
の閉店指令信号を受信すると、閉店指令信号を受信した
旨の確認信号を管理装置8へ送信した後、未登録データ
を管理装置8へ送信する。未登録データの送信が終了す
ると、次の営業日のシステム初期設定値を管理装置8よ
り受信し、システム初期設定値の受信が終了すると確認
信号を管理装置8へ送信して、システム設定値を記憶装
置へ退避して、電源をオフにして処理を終了する。
精算機5における閉店処理では、管理装置8からの閉
店指令信号を受信すると、閉店指令信号を受信した旨の
確認信号を管理装置8へ送信した後、未登録データを管
理装置8へ送信する。未登録データの送信が終了する
と、次の営業日のシステム初期設定値を管理装置8より
受信し、システム初期設定値の受信が終了すると確認信
号を管理装置8へ送信して、システム設定値を記憶装置
へ退避して、電源をオフにして処理を終了する。
第24図に基づきパチンコ機3における遊技の処理を説
明する。
パチンコ機3のカード挿入口69に遊技カード1が挿入
されると、先ずカード確認処理が行われる。カード確認
処理では、第2鑑定装置109により遊技カード1の鑑定
が行われる。遊技カード1の鑑定結果が正常でない場合
には、再度遊技カード1の鑑定を行い、再鑑定結果が正
常ならば処理を続行する。一方、再鑑定結果も異常であ
る場合には、管理装置8へ遊技カード1の鑑定において
異常が発生した旨を知らせ、遊技カード1を第2没収タ
ンク113内へ没収して、パチンコ機3の動作を停止す
る。パチンコ機3の動作は、遊技店員等によるリセット
スイッチの操作により再開される。カード鑑定において
異常が発見されないと、遊技カード1に記憶したデータ
を読み込み、パチンコ機3が遊技中断中であれば、遊技
中断が指示された遊技カード1であるかどうかを判断
し、該当カードであれば処理を続行し、他の遊技カード
1であれば遊技カード1を返却する。そして、未登録確
認コードの有無を確認し、未登録確認コードが無ければ
遊技カード1の内容を持玉数表示器72等に表示し、カー
ドナンバーを確認する。カードナンバーがある場合に
は、管理装置8へカードナンバー情報を送信し、該当す
るカードナンバーが存在し、管理装置8において確認が
とれると、購入処理へ移行する。一方、管理装置8にお
いて、確認が取れない場合には遊技カード1を返却す
る。
購入処理は、遊技カード1に未登録確認コードがある
場合、カードナンバーがない場合、カードナンバーが管
理装置8により確認された場合に行われる。購入スイッ
チ66が押されると購入処理を行い、自動購入スイッチ65
が押されると、自動購入処理を行う。そして、中断スイ
ッチ67、終了スイッチ68を確認し、両スイッチがオフの
場合に、持玉数の確認と金額の確認処理が行われる。持
玉数または金額が「0」でない場合には購入処理の初期
へ戻る。一方、持玉数および金額が「0」の場合には、
カードナンバー、持玉数、金額の各データを管理装置8
へ送信し、管理装置8からの応答があると、遊技カード
1を第1没収タンク内107へ没収する。
購入処理において中断スイッチ67が押されると、中断
処理として、中断カードのナンバーを記憶するととも
に、カードナンバーを管理装置8へ送信して、遊技カー
ド1を返却する。この場合、一定の時間、当該パチンコ
機3での他の遊技カード保持者による遊技は中断され
る。すなわち、食事等の休憩の場合に、中断スイッチ67
を押すことにより、一定時間、当該パチンコ器3を確保
することができる。
また、購入処理において終了スイッチ68が押される
と、カードナンバー、持玉数、金額の各データが管理装
置8へ送信され、管理装置8からの応答があると、持玉
数および金額を確認して、持玉数または金額に残高があ
ると遊技カード1を返却し、持玉数および金額ともに残
高が無い場合には、遊技カード1を第1没収タンク107
内へ没収する。また、管理装置8からの応答が無い場合
には、未登録認識コードブラグをセットしてカードを返
却する。
第25図に基づきカード発行機2におけるカード発行処
理を説明する。
紙幣挿入口27に紙幣が挿入されると、挿入紙幣処理と
して、挿入された紙幣の金額以下のカード金額指定スイ
ッチ25をすべて点灯させる。例えば、5000円紙幣が挿入
された場合は、「5000円」「3000円」「1000円」の各カ
ード金額指定スイッチ25が点灯する。そして、カード金
額指定スイッチ25が押され、指定したスイッチが挿入さ
れた金額以内であれば、カード金額指定スイッチ25を再
度指定させる。指定したスイッチが挿入された金額以内
であれば、釣り銭の有無を確認し、釣り銭があれば、釣
り銭処理として釣り銭を払い出す。そして、指定された
金額の遊技カード1をカードタンク43から取り出し、鑑
定装置46により鑑定して適正カードであれば、金額プロ
テクト解除装置47において、金額プロテクトの解除情報
に基づきパンチ穴等を穿孔した後、管理装置8に売り上
げデータを送信して、遊技カード1を発行する。なお、
鑑定装置46で不適性と鑑定された遊技カード1は没収タ
ンク53内へ没収される。
パチンコ機3における継続カード22の発行処理を第26
図に基づき説明する。
パチンコ遊技処理において、終了スイッチ68が押され
ると、カード情報を管理装置8へ登録する。そして、管
理装置8との通信が正常に終了しない場合は、未登録確
認コードフラグをセットした後、遊技カード1のデータ
表示部19を調べる。データ表示部19に書き込みの余裕が
ある場合には、当該遊技カード1に遊技データを書き込
み、データ表示部19に遊技データを印字して、カード挿
排出口106から遊技カード1を排出して遊技者に返却す
る。
一方、データ表示部19に書き込みの余裕がない場合に
は、管理装置8に対して継続カード22の発行許可を申請
し、継続カード22の発行が許可されると、管理装置8に
より金額プロテクトの解除情報を受けて、継続カードタ
ンク100より継続カード22を取り出して、第1鑑定装置1
03により継続カード22の鑑定を行い、適正な継続カード
22と鑑定されると、前遊技カード1の情報(カードナン
バー、金額、持玉数)を継続カード22に記憶するととも
にデータ表示部19に遊技データの印字を行い、金額プロ
テクトを解除装置104により金額プロテクトの解除を行
った後、継続カード22を発行する。なお、第1鑑定装置
103で不適性と鑑定された場合は、再度カードの鑑定を
試み、それでも不適性の場合には第2没収タンク113内
へ没収される。
精算機5における精算処理を第27図に基づき説明す
る。
精算機5のカード挿入返却口121へ遊技カード1が挿
入されると、遊技カード1に記憶されたカードデータを
読み込み、挿入された遊技カード1が鑑定される。鑑定
の結果、正規カードと鑑定されると、持玉数が持玉数表
示器125に、金額の残高がプリペイド残額表示器126に表
示される。そして、景品払出ボタン122が押されると、
景品カード119にカードナンバーと持玉数を書き込み、
管理装置8へ景品カード119ナンバーと、持玉数を登録
して、景品カード119を払い出す。また、プリペイド残
高がある場合には、挿入された遊技カード1の持玉数デ
ータを「0」にした後、当該遊技カード1を遊技者に返
却する。
一方、現金払出ボタン123が押されると、換金額を換
金額表示器124に表示し、遊技者が確認ボタン127を押す
と、現金払出処理が行われ、現金が払い出される。ま
た、プリペウイド残高がある場合には、挿入された遊技
カード1の持玉数データを「0」にした後、当該遊技カ
ード1を遊技者に返却する。
挿入カードの鑑定処理において、挿入された遊技カー
ド1が不適正なものと鑑定された場合は、再度、カード
の鑑定を試み、それでも不適性の場合には管理装置8へ
異常を知らせるとともに、精算5の動作を停止させる。
精算機5の動作停止は、遊技店員がリセットスイッチを
オンすることにより解除される。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係る封入球式遊技機で
は、遊技者の任意操作が可能な自動購入操作手段によっ
て、自動購入が設定されると、遊技球数情報の残余が所
定数に達した際には、当該封入球式遊技機で使用されて
いる遊技カードにおける残余の有価価値情報が所定単位
分の遊技球数情報への変換が可能である場合には、自動
変換手段が有価価値情報を所定単位分の遊技球情報へ自
動的に変換し、遊技の続行を可能とするので、使用可能
な遊技球の残数を遊技者を把握し難い封入球式遊技機に
あっても、遊技者が煩わしい思いをすることなく円滑に
遊技を続行することが出来、封入球式遊技機の利便性を
一層高めることが可能となる。
また、当該封入球式遊技機で使用されている遊技カー
ドにおける残余の有価価値情報が所定単位分の遊技球数
情報への変換に満たない場合には、自動変換手段が自動
購入の設定を解除するので、自動購入操作手段により設
定した自動購入が行われないことに基づいて、有価価値
情報の残余が既に所定単位分に満たなくなっていること
を認識することができる。しかも、自動購入操作手段に
よる設定を自動的に解除するので、遊技者が自ら自動購
入操作手段の設定を解除する手間を省いて、迅速に通常
の変換操作を行えるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明
のシステム概念を表した概略ブロック図、第2図(A)
は遊技カードの表面図、第2図(B)は遊技カードの裏
面図、第3図は遊技カードの処理に関するフローチャー
ト、第4図はカード発行機の正面図、第5図(A)はカ
ード発行装置の正面図、第5図(B)はカード発行装置
の内部を示す側面図、第6図はカード発行機の制御装置
の構成を示す概略ブロック図、第7図はパチンコ機の正
面図、第8図はパチンコ機の内部を示す背面図、第9図
(A)は継続カード発行装置の正面図、第9図(B)は
継続カード発行装置の内部を示す側面図、第10図は精算
機の正面図、第11図は景品カードの正面図、第12図は管
理装置の概略ブロック図、第13図から第17図は管理装置
で管理するファイルの構成を示す概念図で、第13図は管
理ファイル、第14図は営業ファイル、第15図はパチンコ
機売上ファイル、第16図は発行機売上ファイル、第17図
はカード発行センター送信用ファイル、第18図から第20
図は各機器における立ち上げ処理を説明するフローチャ
ート、第21図から第23図は各機器における立ち下げ処理
を説明するフローチャート、第24図はパチンコ機におけ
る遊技処理を説明するフローチャート、第25図はカード
発行機におけるカード発行処理を説明するフローチャー
ト、第26図はパチンコ機における継続カードの発行処置
を説明するフローチャート、第27図は精算機における精
算処理を説明するフローチャート。 図中、1……遊技カード、3……パチンコ機、65……自
動購入スイッチ、98……本体制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技カードに記憶された有価価値情報、若
    しくは、遊技カードを特定する情報に関連づけて記憶管
    理されている有価価値情報に基づいて、内部に封入され
    た遊技球を循環使用して遊技を行う封入球式遊技機にお
    いて、 有価価値情報を遊技に使用可能な遊技球数情報へ変換す
    る処理を連続して自動的に行なう自動購入に設定操作す
    る自動購入操作手段と、 自動購入操作手段により自動購入が設定されていること
    に基づいて、遊技球数情報の残余が所定数に達した際
    に、当該封入球式遊技機で使用されている遊技カードに
    おける残余の有価価値情報が所定単位分の遊技球数情報
    への変換が可能である場合には、所定単位分の遊技球数
    情報へ変換し遊技の続行を可能とし、残余の有価価値情
    報が所定単位分の遊技球数情報への変換に満たない場合
    には、自動購入の設定を解除する自動変換手段と、 を備えたことを特徴とする封入球式遊技機。
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