JP2002143538A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JP2002143538A
JP2002143538A JP2000343721A JP2000343721A JP2002143538A JP 2002143538 A JP2002143538 A JP 2002143538A JP 2000343721 A JP2000343721 A JP 2000343721A JP 2000343721 A JP2000343721 A JP 2000343721A JP 2002143538 A JP2002143538 A JP 2002143538A
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JP2000343721A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Mitsuo Abe
三男 阿部
Minoru Kumatoriya
稔 熊取谷
Keijiro Arauchi
慶二郎 荒内
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NIPPON ADVANCED CARD SYSTEM KK
Cosmo EC Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Mamiya OP Co Ltd
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NIPPON ADVANCED CARD SYSTEM KK
Cosmo EC Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体処理装置に記録媒体を発行する機能
を設けるとともに、その記録媒体に関する不正行為を防
ぐことができるようにすることである。 【解決手段】 遊技者の購入代金の対価としてのカード
残高が記録されて一旦発行された後遊技者の手に渡るこ
となく取込まれる記録媒体であって、取込まれた後カー
ド残高が遊技に使用される封入型プリペイドカードを発
行可能とし、封入型プリペイドカードとしては、未使用
の封入型プリペイドカードと、当該カードユニットにお
いて発行済の封入型プリペイドカードとのみ使用を許容
する。(S2〜S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表
される遊技機による遊技を可能にするための記録媒体処
理装置に関する。詳しくは、遊技機に対し通信可能に構
成されており、記録媒体の記録情報により特定される遊
技用価値を使用して遊技機による遊技を可能にするため
の記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の記録媒体処理装置において、従
来から一般的に知られているものに、たとえば、遊技機
に隣接して設けられ、たとえば遊技者に既に発行された
プリペイドカード等の記録媒体を挿入する挿入口が設け
られ、その挿入口から記録媒体を挿入することによりそ
の記録媒体に記録されている情報によって特定されるカ
ード残高等の遊技用価値の一部が引落されて隣接する遊
技機での遊技に使用されて遊技が可能となるように構成
されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の記
録媒体処理装置においては、遊技者が既に発行されてい
る記録媒体を所持している場合には、その記録媒体を記
録媒体処理装置に挿入して遊技を行なうことができる
が、遊技者がその記録媒体を所持していない場合あるい
は所持していてもその記録媒体を使用し尽くした場合に
は、遊技者が遊技機を離れて記録媒体発行装置のところ
まで出向いて記録媒体を発行してもらわなければならな
かった。
【0004】そこで、遊技機に隣接して設けられた記録
媒体処理装置自体に、その記録媒体処理装置で使用可能
な記録媒体を発行する機能を設け、遊技者がわざわざ記
録媒体発行装置のところまで出向いて記録媒体を発行し
てもらう必要をなくすることが考えられる。一方、記録
媒体処理装置に記録媒体を発行する機能を設けた場合に
は、できる限り、その記録媒体に関する不正行為が行な
われないようにすることが望ましい。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、記録媒体処理装置に記録媒体を
発行する機能を設けるとともに、その記録媒体に関する
不正行為を防ぐことができるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 遊技機(パチンコ遊技機2)に対し通信可能に
構成されており、記録媒体(たとえば、プリペイドカー
ド等)の記録情報により特定される遊技用価値(カード
残高)を使用して前記遊技機による遊技を可能にするた
めの記録媒体処理装置(カードユニット3)であって、
前記遊技機による遊技に使用可能な遊技用価値(カード
残高)を特定可能な情報が記録された記録媒体であって
既に遊技者に発行されている既発行記録媒体(既発行プ
リペイドカード21)の記録情報を読取り、該記録情報
により特定される遊技用価値を使用して前記遊技機によ
る遊技を可能にするための処理を行なう既発行記録媒体
処理手段(既発行プリペイドカードリーダライタ装置3
5,主制御装置33)と、遊技者の購入代金としての貨
幣を受付ける貨幣受付部(紙幣投入口6)と、該貨幣受
付部により受付けられた貨幣の金額に相当する遊技用価
値(カード残高)を特定可能な情報が記録されて当該記
録媒体処理装置により遊技者に一旦発行された後遊技者
の手に渡ることなく取込まれる記録媒体であって、取込
まれた該記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値
を使用して遊技が可能となる封入型記録媒体(封入型プ
リペイドカード23)を発行する処理を行なう封入型記
録媒体発行処理手段(封入型プリペイドカードリーダラ
イタ34)と、該封入型記録媒体発行処理手段から発行
された前記封入型記録媒体の記録情報により特定される
遊技用価値(カード残高)を使用して前記遊技機による
遊技を可能にするための処理を行なう封入型記録媒体処
理手段(封入型プリペイドカードリーダライタ34,主
制御装置33)とを含み、該封入型記録媒体処理手段
は、未使用の前記封入型記録媒体と、当該記録媒体処理
装置において前記封入型記録媒体発行処理手段から発行
済の前記封入型記録媒体とのみ使用を許容する(図7の
S2〜S5,S6〜S10参照)。
【0007】このような構成によれば、遊技者が既発行
記録媒体を所持している場合にはその既発行記録媒体を
用いて遊技を行なうことができる一方、その既発行記録
媒体を遊技に使用し尽くした場合あるいは既発行記録媒
体を遊技者が所持していない場合であっても、封入型記
録媒体発行機能を利用して封入型記録媒体を発行しても
らってその封入型記録媒体により遊技を行なうことが可
能となる。しかも、封入型記録媒体処理手段において、
未使用の封入型記録媒体と、当該記録媒体処理装置にお
いて封入型記録媒体発行処理手段から発行済の封入型記
録媒体とのみ使用が許容されるので、当該記録媒体処理
装置において、当該記録媒体処理装置以外で使用された
記録媒体を封入型記録媒体として使用することができな
いため、他の記録処理装置で使用された不正な記録媒体
の使用を排除することができる等、封入型記録媒体に関
する不正行為を防ぐことができる。
【0008】(2) 前記封入型記録媒体処理手段は、
前記発行済の封入型記録媒体について、当該記録媒体処
理装置(発行元のカードユニット3)における予め定め
られた使用許容条件を満たす情報(セキュリティチェッ
ク情報)が記録されたもののみの使用を許容する(図7
のS6〜S10参照)。
【0009】このような構成によれば、発行済の封入型
記録媒体については、当該記録媒体処理装置における予
め定められた使用許容条件を満たす情報が記録されたも
ののみの使用が許容されるので、当該記録媒体処理装置
において発行されていない記録媒体の使用を排除するこ
とができるため、不正な記録媒体を用いた不正行為を防
ぐことができる。
【0010】(3) 前記封入型記録媒体処理手段は、
前記未使用の封入型記録媒体について、情報が何ら記録
されていないもののみの使用を許容する(図7のS2〜
S5参照)。
【0011】このような構成によれば、未使用の封入型
記録媒体については、情報が何ら記録されていないもの
のみの使用が許容されるので、情報が何ら記録されてい
なければ記録情報を用いた不正行為がなされ得ないた
め、不正な記録媒体を用いた不正行為を防ぐことができ
る。
【0012】(4) 前記封入型記録媒体処理手段によ
り使用が許容されなかった記録媒体があった場合に、所
定の報知を行なう報知手段(S4,S9,封入型プリペ
イドカード度数表示器17)を含む。
【0013】このような構成によれば、使用が許可され
なかった記録媒体があった場合に所定の報知が行なわれ
るため、使用が許可されなかった記録媒体があったこと
を明確に知らせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、
記録媒体の記録情報により特定される遊技用価値を使用
して遊技機による遊技を可能にするための記録媒体処理
装置が用いられる遊技機の一例としてパチンコ遊技機を
取り上げて説明するが、当該遊技機としてはたとえばコ
イン遊技機やスロットマシン等のその他の遊技機であっ
てもよい。つまり、本発明は、遊技機に対し通信可能に
構成されており、記録媒体の記録情報により特定される
遊技用価値を使用して前記遊技機による遊技を可能にす
るための記録媒体処理装置であれば、どのような遊技機
を対象として設けられる記録媒体処理装置にも適用可能
である。
【0015】図1は、遊技機設置島に設置された遊技機
の一例としてのパチンコ遊技機2と記録媒体処理装置お
よび遊技用装置の一例としてのカードユニット3を示す
正面図である。遊技場においてパチンコ遊技機2が背中
合わせに(裏面側が向かい合う態様で)複数台並んで設
けられた遊技機設置島200aが設置されている。各パ
チンコ遊技機2の左隣には、1台のパチンコ遊技機2に
対して1対1の対応で、カードユニット3が付設されて
いる。
【0016】また、遊技機設置島200aにおいては、
一端部に、遊技機設置島200aにおける紙幣の搬送制
御等の遊技機設置島200aに関する各種の制御を行な
う島端制御装置および紙幣の回収ボックス等の機器が設
けられた島端制御ボックス201が設けられている。ま
た、遊技機設置島200aの他端部には、プリペイドカ
ード発行装置(図示せず)が設置されており、遊技者が
プリペイドカードを購入するべく紙幣をそのプリペイド
カード発行装置に投入して所定の操作を行なえば、磁気
カード等から成る既発行プリペイドカード21が排出さ
れて遊技者に発行される。
【0017】この既発行プリペイドカード21には、遊
技者の投入代金の対価としてのカード残高データとセキ
ュリティを保つためのセキュリティデータとその既発行
プリペイドカード21を識別するためのカード番号等が
記録されている。
【0018】この既発行プリペイドカード21を遊技者
がカードユニット3の既発行プリペイドカード挿入口4
に挿入すれば、カードユニット3内に設けられている既
発行プリペイドカードリーダライタ(図示せず)によっ
て挿入された既発行プリペイドカード21の記録情報が
読取られる。そして、玉貸スイッチ80が押圧操作され
ると読取られたデータに含まれているカード残高の一部
が引落されてパチンコ遊技機2の上皿5に引落しカード
残高に相当する貸玉が払出される。このカードユニット
3とパチンコ遊技機2とは、配線接続されており、両者
データのやり取りができるように構成されている。そし
て、既発行プリペイドカード21が挿入されてそのカー
ド残高の一部を引落して遊技に使用する場合には、カー
ドユニット3から玉貸指令信号がパチンコ遊技機2に送
信され、パチンコ遊技機2は、それに従って所定数の貸
玉を上皿5に払出す。そして、遊技者は、上皿5に払出
された貸玉を遊技領域に弾発発射して遊技が可能とな
る。既発行プリペイドカード21を返却する場合は、返
却スイッチ81を押圧操作すると返却される。また、既
発行プリペイドカード21のカード残高が0になった場
合にも自動的に返却される。
【0019】上皿5には、挿入された既発行プリペイド
カード21に記録されているカード残高および後述する
封入型プリペイドカート゛23に記録されているカード残高
を表示するカード残高表示器8が設けられている。
【0020】一方、遊技者が、カードユニット3に設け
られている紙幣投入口6に紙幣(たとえば1000円紙
幣)を投入することにより、封入型記録媒体の一例の封
入型プリペイドカード23が遊技者に発行される。カー
ドユニット3内には、磁気カード等からなる封入型プリ
ペイドカード23が1枚セットされており、紙幣を紙幣
投入口6から投入することにより、投入紙幣の金額に相
当するカード残高が記録された封入型プリペイドカード
23が封入型プリペイドカード発行口22から一部外に
排出される(図2(b)参照)。言い換えると、遊技者
の購入代金としての貨幣の金額に相当する遊技用価値
(カード残高)の大きさを特定可能な情報が記録された
記録媒体(封入型プリペイドカード23)が発行される
のである。この封入型プリペイドカード23は、プリペ
イドカード発行会社が遊技場に搬入し、遊技場において
各カードユニット3内に1枚ずつセットされる。
【0021】封入型プリペイドカード23の発行が紙幣
の投入によって行なわれるために、1回の発行に伴なっ
て比較的高額(たとえば1000円)の金額が消費され
ることとなり、遊技場の売上げが向上する利点がある。
また、封入型記録媒体(封入型プリペイドカード)が1
回発行されれば、遊技者は少なくともその発行された封
入型記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値を使
い切るまでは遊技を行なうために、遊技場での遊技機の
稼動率が向上する。
【0022】さらに、封入型記録媒体が発行された後取
込まれて遊技に使用される処理の繰返し回数に上限があ
るにしても、1回の処理で比較的高額の封入型記録媒体
が発行されるために、上限に達するまでに遊技使用され
る遊技用価値の総額を大きなものにすることができる。
【0023】カードユニット3内には、封入型プリペイ
ドカードリーダライタ装置34(図3参照)が備えられ
ており、その封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34内に1枚の封入型プリペイドカード23がセットさ
れて常時保持された状態となっている。そして、前述し
たように遊技者が紙幣を紙幣投入口6に投入することに
より、その投入金額に相当するカード残高が封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34によって封入型プリ
ペイドカード23に書込まれて、封入型プリペイドカー
ド発行口22から一部突出させることにより封入型プリ
ペイドカード23を発行する。
【0024】封入型プリペイドカード発行口22は、透
明な樹脂からなるカバー24で覆われており、遊技者が
封入型プリペイドカード23を引抜くことができないよ
うに構成されている。
【0025】封入型プリペイドカード23は一部封入型
プリペイドカード発行口22から突出することにより遊
技者側に発行されるが、遊技者の手に渡ることなくすぐ
に内部に取込まれる。取込まれた封入型プリペイドカー
ド23は、封入型プリペイドカードリーダライタ装置3
4によってそのカード残高が読取られ、そのカード残高
の全てが引落されてその引落し金額に相当する個数の貸
玉がパチンコ遊技機2から上皿5内に払出される。
【0026】この封入型プリペイドカードのカード残高
を用いた貸玉の払出の際にも、前述した既発行プリペイ
ドカード21の場合と同様に、カードユニット3側から
パチンコ遊技機2側へ貸出指令信号が送信され、その貸
出指令信号に従ってパチンコ遊技機2に設けられている
玉払出制御手段が玉払出装置を作動させて所定個数の貸
玉を上皿5に払出す。なお、本実施の形態では、封入型
プリペイドカード23のカード残高が全額一括引落され
るものを示したが、カード残高が一部のみ引落されるよ
うにしてもよい。図中、7は封入型プリペイドカード確
認窓であり、30は表示プレートであり、後に詳述す
る。
【0027】図2(a)はカードユニット3の一部拡大
正面図であり、図2(b)は、図2(a)に示している
A−A断面図である。
【0028】カードユニット3の最も上部には、周波数
識別シール9が貼着されている。この周波数識別シール
9は、たとえば遊技場の管理コンピュータであるホール
用管理コンピュータ等と当該カードユニット3とが無線
通信を行なう場合の通信周波数を表示するためのもので
ある。カードユニット3は、複数種類の通信周波数を選
択設定することができ、当該カードユニット3がどの通
信周波数に設定されているかをこの周波数識別シール9
の色を確認することにより認識することができる。
【0029】周波数識別シール9の下方には、カード利
用可ランプ10が設けられている。このカード利用可ラ
ンプ10はカードユニット30の動作状況を報知するた
めのものであり、当該カードユニット3が正常に動作し
ている場合にはこのカード利用可ランプ10が点灯して
その旨の表示が行なわれる。また、カードユニット30
内でなんらかのエラーが発生した場合、または、カード
ユニット3とパチンコ遊技機2との間で通信エラーが発
生した場合には、カード利用可ランプ10が点滅する。
図中、11と12とは、取っ手である。遊技機設置島に
は、ユニットホルダ(図示せず)が設けられており、こ
のユニットホルダに対しカードユニット3の背面側を押
しつけることによりカードユニット3を遊技機設置島に
設置することができる。また、ユニットホルダに対しカ
ードユニット3を引抜くことにより遊技機設置島からカ
ードユニット3を取外すことができる。このようなユニ
ットホルダに対するカードユニット3の取付、取外し
が、取っ手11,12を把持して行なわれる。
【0030】取っ手11の下方には、紙幣投入口6が設
けられている。この紙幣投入口にたとえば1000円紙
幣を投入することにより、紙幣識別装置32(図3参
照)が紙幣を取込んで適正な紙幣であるか否かの判別が
行なわれる。適正な紙幣である場合には、前述したよう
に、封入型プリペイドカード23の発行動作が行なわれ
る。
【0031】紙幣投入口6の下方には、種々の表示を行
なうための表示プレート30が設けられている。この表
示プレート30の拡大図を参照して、表示プレート30
には、紙幣利用可ランプ13、金額選択ボタン14、金
額表示器15、端数表示ボタン16、封入型プリペイド
カード度数表示器17、玉表示器18、連結台方向表示
器19、カード挿入中ランプ20が設けられている。
【0032】紙幣利用可ランプ13は、封入型プリペイ
ドカード23を発行してもらうべく紙幣を紙幣投入口6
へ投入可能であることを点灯表示するためのものであ
る。このカードユニット3では、既発行プリペイドカー
ド21を挿入して遊技が行なわれている場合には、紙幣
を投入して封入型プリペイドカード23を発行すること
ができない。その場合には、紙幣利用可ランプ13が消
灯している。一方、紙幣を投入して封入型プリペイドカ
ード23が発行されてその封入型プリペイドカード23
のカード残高が0でない場合には、既発行プリペイドカ
ード21を挿入して遊技を行なうことができないように
構成されている。
【0033】金額選択ボタン14は、既発行プリペイド
カード21による1回の玉貸出に用いられるカード残高
の金額(玉貸出金額)を選択操作するためのものであ
る。この金額選択ボタン14を押圧操作する毎に、1回
の玉貸出に用いられるカード残高が切換えられる。金額
選択ボタン14により選択できる金額は、たとえば、1
00円、200円、300円、400円、500円とい
うように複数種類設定されており、金額選択ボタン14
の操作によりいずれかの金額を選択決定することができ
る。このため、遊技者は、自由に玉貸出金額を選択する
ことができる。
【0034】金額選択ボタン14の操作と玉貸出金額の
選択との関係は次の通りである。たとえば、玉貸出金額
には、初期値(デフォルト値)が定められており、金額
選択ボタン14が1回押圧操作されるごとに、玉貸出金
額が100円、200円、300円、400円、500
円の順に切換えられ、500円の選択状態からさらに1
回操作が行なわれると、玉貸出金額が再度100円に戻
って引続き同様の順序で切換えられる。つまり、金額選
択ボタン14が操作されるごとに複数種類の玉貸出金額
がローテーションする。
【0035】玉貸出金額の初期値は、複数種類の金額の
うちから選択された1つの金額が設定される。玉貸出金
額には、前述した複数種類の選択可能な玉貸出金額のう
ちの1つが初期値として予め定められている。この初期
値の設定は、金額初期値設定器により複数種類の玉貸出
金額のうちから1つの玉貸出金額が設定される。玉貸出
金額の初期値は、たとえば、遊技者が玉貸出金額として
選択する確率が最も高いと認められる金額(たとえば、
前述した金額例の場合には500円等)に設定するのが
望ましく、そのような設定を行なえば、遊技者が玉貸出
金額の変更をする操作をする手間を省くことが可能とな
るので、遊技者にとって便利なものとなる。
【0036】金額選択ボタン14の操作に応じて選択さ
れた玉貸出金額は、金額表示器15により表示される。
そして、金額選択ボタン14を操作してたとえば500
円の玉貸出金額が選択されている状態で、既発行プリペ
イドカード21が挿入され、かつ、パチンコ遊技機2に
設けられた玉貸スイッチ80が操作された場合には、そ
のプリペイドカード21に記録されているカード残高か
ら500円分が引落されて500円分の貸玉がパチンコ
遊技機2から払出される。
【0037】また、既発行プリペイドカード21が既発
行プリペイドカード挿入口4から排出されて遊技者によ
り既発行プリペイドカード挿入口4から抜取られた場合
のように、既発行プリペイドカード21の使用が終了し
た時から新たな既発行プリペイドカード21が使用され
ずに所定時間(たとえば1分間)経過した場合には、1
回の玉貸出し(玉貸し)に用いられる玉貸出金額が前述
した初期値に戻されて、その初期値が金額表示器15に
表示される。
【0038】端数表示ボタン16を押圧操作することに
より、当該カードユニット3を識別するためのID番号
等のようなカードユニット設定状態や、前回の直前の貸
出状況を特定する表示が行なわれる。
【0039】封入型プリペイドカード度数表示器17
は、一旦発行された封入型プリペイドカード23の現時
点におけるカード残高が表示される。なお、この封入型
プリペイドカード度数表示器17は、エラーコードの表
示にも兼用されている。たとえば、当該カードユニット
3に発生した種々の異常状態やカードユニット3とそれ
に対応したパチンコ遊技機2との間での通信異常等、異
常原因ごとにコード表示する。
【0040】玉表示器18は、当該カードユニット3
が、パチンコ玉を貸出すためのものであるかメダルを貸
出すためのものであるかを選択的に点灯表示するもので
ある。カードユニット3の中には、パチンコ玉の貸出で
はなくてスロットマシン等のメダル(コイン)の貸出を
行なうためのものもあり、それとの区別が玉表示器18
の点灯表示により認識できるように構成されている。
【0041】連結台方向表示器19は、当該カードユニ
ット3がどちらのパチンコ遊技機2に配線接続されてい
るかを点灯表示するためのものである。カード挿入中ラ
ンプ20は、既発行プリペイドカード21が既発行プリ
ペイドカード挿入口4に挿入されていることを点灯表示
するためのものである。
【0042】図中7は、封入型プリペイドカード確認窓
であり、封入型プリペイドカードの発行部である旨を示
す「封入型プリペイドカード確認窓」の文字が封入型プ
リペイドカード確認窓7の下方前面部分に付されてい
る。この封入型プリペイドカード確認窓7のA−A断面
が図2(b)に示されている。カードユニット3の前面
に設けられた封入型プリペイドカード発行口22の前面
側に、透明樹脂で構成されたカバー24が設けられてい
る。そして、遊技者が、前記紙幣投入口6に正規の紙幣
を投入すれば、その紙幣の金額に相当するカード残高
(度数)が記録された封入型プリペイドカード23の一
部がカード発行口22から突出した状態となり、これに
より、封入型プリペイドカード23が遊技者に発行され
た状態となる。この発行状態では、遊技者は、カバー2
4を通して封入型プリペイドカード23の突出部分を視
認することができるが、カバー24があるために、封入
型プリペイドカード23を遊技者が引抜くことはできな
い。その結果、封入型プリペイドカード23を一旦発行
して再度取込んで玉貸を行なう動作を繰返し行なうこと
ができ、遊技場におけるランニングコストを極力抑える
ことができる。
【0043】このように、封入型プリペイドカード23
の発行は、封入型プリペイドカード発行口22の前面よ
りも前方に封入型プリペイドカードが一部突出すること
により行なわれる。なお、カードユニット3の前面部分
に窪みを設け、その窪み内に封入型プリペイドカード発
行口22を形成してもよく、その場合には、窪んだ底面
部分が封入型プリペイドカード発行口22の前面となる
ために、その窪んだ底面から封入型プリペイドカード2
3の一部が突出することにより封入型プリペイドカード
23の発行が行なわれることとなる。すなわち、本発明
でいう「封入型記録媒体発行部の前面」とは、カードユ
ニット3の前面に限らず、封入型記録媒体発行部が窪ん
でいる場合にはその窪んだ底面をも含む概念である。
【0044】既発行プリペイドカード21が既発行プリ
ペイドカード挿入口4に挿入されて遊技に使用され、遊
技者が遊技終了操作としての返却スイッチ81の押圧操
作を行なえば、減額更新されたカード残高が記録された
既発行プリペイドカード21が既発行プリペイドカード
挿入口4から排出(返却)される。なお、カード残高を
すべて使用尽くしたゼロカードも、カード挿入口4から
排出(返却)される。このような場合、既発行プリペイ
ドカード挿入口4においては、既発行プリペイドカード
21は遊技者による抜取り可能な態様で保持された状態
で排出される。遊技者は、このような状態で排出された
既発行プリペイドカード21を抜取ることにより、排出
された既発行プリペイドカード21を受取る。
【0045】この既発行プリペイドカード21は、従来
から一般的な大きさに構成されているが、封入型プリペ
イドカード23は、既発行プリペイドカード21よりも
小さい寸法のカードで構成されている。
【0046】図3は、カードユニット3の内部を示す側
面から見た図である。カードユニット3の下方部分に
は、既発行プリペイドカードリーダライタ装置35が設
けられており、この既発行プリペイドカードリーダライ
タ装置35内に、既発行プリペイドカードリーダライタ
とそれを制御する制御用のマイクロコンピュータ等が搭
載された制御基板とが設けられている。
【0047】また、図示を省略しているが、既発行プリ
ペイドカードリーダライタ装置35におけるカードの入
口側には、たとえば、カードの返却等の場合に、既発行
プリペイドカード挿入口4近傍に位置しているカードを
検出する入口カード検出スイッチ341(図6参照)が
設けられている。
【0048】既発行プリペイドカードリーダライタ装置
35の上方位置には、封入型プリペイドカードリーダラ
イタ装置34が設けられている。この封入型プリペイド
カードリーダライタ装置34により、封入型プリペイド
カード23の記録部の情報が消去されたり新たに書込ま
れたりする。
【0049】封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34の上方位置には、主制御装置33が設けられてい
る。この主制御装置33内には、カードユニット3の全
体を統括的に制御するための制御用のマイクロコンピュ
ータよりなる制御部330(図6参照)等が搭載された
制御用基板が設けられている。
【0050】主制御装置33の上方位置には、紙幣識別
装置32が設けられており、紙幣投入口6から投入され
た紙幣がこの紙幣識別装置32により識別されてその真
偽が判定される。この紙幣識別装置32内には、投入さ
れた紙幣をモータにより駆動されるローラーによって搬
送する搬送部321、その搬送部321によって搬送さ
れる紙幣の真偽を光学的に識別する識別部322、およ
び、搬送部321と識別部322とを制御するための制
御用のマイクロコンピュータよりなる制御部330(図
6参照)等が搭載された制御用基板が設けられている。
【0051】また、主制御装置33の側部には、紙幣識
別装置32における紙幣受付禁止状態か紙幣識別装置3
2における紙幣受付許容状態かのどちらかを選択するた
めのトグルスイッチよりなる紙幣使用制御スイッチ39
が設けられている。
【0052】図示を省略しているが、紙幣識別装置32
の入口側には、紙幣識別装置32の外部から内部に搬入
される紙幣を検出する入口紙幣検出器301(図6参
照)が設けられており、紙幣識別装置32の出口側に
は、紙幣識別装置32内部から外部に搬出される紙幣を
検出する出口紙幣検出器302(図6参照)が設けられ
ている。
【0053】紙幣識別装置32の上方には、通信中継装
置31が設けられている。この通信中継装置31を介し
て遊技場に設置されたカードユニット管理装置との通信
が行なわれる。
【0054】カードユニット3の一番下方部分には、ジ
ャンクションボックス36が設けられている。このジャ
ンクションボックス36には、当該カードユニット3の
ID情報、すなわち識別情報が記憶されている。
【0055】この図3に示すように、カードユニット3
の前面部分の形状は、封入型プリペイドカード発行口2
2のカバー24と既発行プリペイドカード挿入口4とが
設けられているカードユニット前面部分および紙幣投入
口6が設けられている部分が、それ以外のカードユニッ
ト前面部分(表示プレート30部分)に比べて前方に張
り出している。これにより、遊技者は、封入型プリペイ
ドカード発行部22と既発行プリペイドカード挿入口4
と紙幣投入口6とが設けられている部分とそれ以外の部
分とを容易に見分けることができる。
【0056】また、カードユニット3の後面(裏面)側
には、パチンコ遊技機2に設けられた払出制御部(貸玉
の払出制御等を行なう制御部)、遊技場に設けられたホ
ール用管理コンピュータ、および、後述するインタフェ
ース装置等の外部機器との接続用のコネクタ等の電子部
品が設けられたリレー基板37が設けられている。主制
御装置33における制御部330(図6参照)は、リレ
ー基板37を介して前述したような外部機器と通信可能
に接続される。
【0057】遊技機設置島200aにおいて、裏面側が
対向配置された2列のパチンコ遊技機およびカードユニ
ット3の列間の空間には、紙幣搬送装置の搬送路が設け
られている。カードユニット3により受付けられた紙幣
は、処理が行なわれた後、カードユニット3の裏面側か
ら搬送路上に排出され、遊技機設置島の端部に設けられ
た回収ボックスまで搬送されて回収される。
【0058】次に、図3を参照して、前述した各種機器
等の制御動作を説明する。ジャンクションボックス36
は、カードユニット3内部へのDC電源供給および遊技
場内の設置位置を示す前述したID情報(識別番号)を
設定する機能を有する。この設定されたID情報である
識別番号が、カードの使用に伴う使用価値(売上)を特
定する情報とともに遊技場のホール用管理コンピュータ
へ伝送される。ホール用管理コンピュータでは、カード
ユニットの識別番号毎に売上情報等を分類集計して出力
し、遊技場の経営管理に役立つことができるように構成
されている。
【0059】既発行プリペイドカードリーダライタ装置
35は、既発行プリペイドカード挿入口4に挿入された
既発行プリペイドカード21を取込み、その既発行プリ
ペイドカード21に記録されている情報を読取って真偽
判別をするとともに、読取情報に含まれているカード残
高を主制御装置33へ伝送する。主制御装置33は、受
信したカード残高情報に基づいてそのカード残高を表示
するための制御を行なう。具体的には、パチンコ遊技機
の上皿等に設けられている残高表示器8にカード残高を
デジタル表示するための表示制御信号を出力する。
【0060】さらに、主制御装置33は、パチンコ遊技
機の玉払出制御用マイクロコンピュータに貸出指令信号
を出力し、所定の1単位金額(たとえば100円)に相
当する数の貸玉を払出すための指令信号を出力する。こ
の1単位金額の貸出動作を複数回繰返して行なうことに
より、所定金額相当の貸出を実行する。そして、貸出さ
れた玉に相当する金額の価値を減算するための減算指令
信号を既発行プリペイドカードリーダライタ装置35へ
出力する。既発行プリペイドカードリーダライタ装置3
5は、その出力されてきた指令信号に従って挿入されて
いる既発行プリペイドカード21のカード残高を減額更
新してその減額された後のカード残高を既発行プリペイ
ドカードに書込む。そして、遊技が終了すれば、既発行
プリペイドカード21を既発行プリペイドカード挿入口
4から排出する処理を行なう。
【0061】千円紙幣が紙幣投入口6から投入されれ
ば、紙幣識別装置32がその真偽を識別し、正しい紙幣
であると識別された場合には、その旨の信号を主制御装
置33へ伝送する。主制御装置33は、封入型プリペイ
ドカードリーダライタ装置34に制御信号を送る。封入
型プリペイドカードリーダライタ装置34は、その制御
信号を受けて、封入されている封入型プリペイドカード
23に、千円分の残高情報を記録して封入型プリペイド
カード発行口22から封入型プリペイドカード23を一
部突出させて発行する。その後次に封入型プリペイドカ
ードリーダライタ装置34は、封入型プリペイドカード
23を取込み、その取込んだ封入型プリペイドカード2
3に記録されている情報を読取り、その読取情報に含ま
れているカード残高(1000円)を主制御装置33へ
伝送する。
【0062】主制御装置33は、その伝送されてきた情
報に従って、封入型プリペイドカード度数表示器17と
前述したカード残高表示器8とに伝送されてきたカード
残高(1000円)の大きさを表示するための表示制御
を行なう。具体的には、伝送されてきた封入型プリペイ
ドカードのカード残高(1000円)をデジタル表示す
るための表示制御信号を封入型プリペイドカード度数表
示器17とカード残高表示器8とに出力する。封入型プ
リペイドカード度数表示器17とカード残高表示器8と
は、その出力された表示制御信号に従ってカード残高
(1000円)の大きさをデジタル表示する。
【0063】さらに、主制御装置33は、パチンコ遊技
機の玉払出制御用マイクロコンピュータに対し、前述し
た1単位(たとえば100円分)の玉貸指令信号を出力
し、1単位の玉貸動作を行なわせる。この1単位の玉貸
動作を複数回(本実施の形態では10回)を行なうこと
により、千円額分の玉貸動作を行なう。
【0064】千円額分の玉貸動作が終了した段階で、主
制御装置33は、千円額分の減額更新制御信号を封入型
プリペイドカードリーダライタ装置34に出力する。封
入型プリペイドカードリーダライタ装置34は、それを
受けて、封入されている封入型プリペイドカード23の
カード残高情報を0に書替える。
【0065】一方、主制御装置33では、前述した減額
更新制御信号を出力すると同時に、封入型プリペイドカ
ード度数表示器17とカード残高表示器8との度数表示
を0にするための表示制御信号を封入型プリペイドカー
ド度数表示器17とカード残高表示器8とに出力する。
封入型プリペイドカード度数表示器17とカード残高表
示器8とでは、その制御信号に従ってカード残高の表示
を「0」にする。さらに、カードユニット3に何らかの
異常が発生した場合には、主制御装置33は、その異常
原因を示すエラーコードを前記封入型プリペイドカード
度数表示器17またはカード残高表示器8に表示させる
制御を行なう。その結果、封入型プリペイドカード度数
表示器17またはカード残高表示器8は、異常原因を表
わすエラーコードを表示する。
【0066】具体的には、封入型プリペイドカード度数
表示器17は、遊技媒体の貸出中は封入型プリペイドカ
ード23のカード残高(残度数)を点滅表示し、エラー
発生時はカード残高(残度数)の点灯表示とエラーコー
ド(エラー原因を表わすコード)を交互に時間差表示す
る。なお、紙幣投入の待機中にエラーが発生した場合に
は、エラーコードのみ表示する。封入型プリペイドカー
ド度数表示器17が表示するエラーコードとしては、封
入型プリペイドカード23の詰まりや読取りエラー等の
封入型プリペイドカード23に関連するエラー,紙幣詰
まり等の紙幣識別装置32に関連するエラー,封入型プ
リペイドカード関連部品のエラー等の封入型プリペイド
カード23の処理に関連する予め定められたエラー(以
下、封入型プリペイドカード処理関連エラーという)を
示すコードがある。
【0067】一方、カード残高表示器8が表示するエラ
ーコードとしては、既発行プリペイドカードリーダライ
タ装置35のハードウエア的な故障やカードユニット3
の各種機器内での通信エラー等のカードユニット30側
エラー,既発行プリペイドカード21の詰まりや異常な
既発行プリペイドカード21の挿入エラー等の既発行プ
リペイドカード関連エラー,カードユニット3とパチン
コ遊技機2との通信エラー等の接続ケーブルに関連する
エラー,玉の貸出中のパチンコ遊技機側で玉切れ等によ
る貸出拒否状況が発生した場合等のパチンコ遊技機側の
エラー等の既発行プリペイドカード21の処理に関連す
る予め定められたエラー(既発行プリペイドカード処理
関連エラーという)を示すコードがある。
【0068】このように、エラー原因によって封入型プ
リペイドカード度数表示器17でエラーコード表示を行
なう場合とカード残高表示器8でエラーコード表示を行
なう場合とに分けられており、同一エラー原因を両者で
共にエラーコード表示することはない。
【0069】このように、主制御装置33は、封入型プ
リペイドカード度数表示器17に封入型プリペイドカー
ド23の残高を表示させる制御を行なうが、それに加え
て、前述したパチンコ遊技機2の上皿5に設けられたカ
ード残高表示器8にも表示制御信号を伝送して封入型プ
リペイドカードの残高を表示させる制御を行なう。な
お、カード残高表示器8は、主制御装置33の制御によ
って、既発行プリペイドカード21のカード残高も表示
する兼用表示器であるが、封入型プリペイドカード専用
表示器と既発行プリペイドカード専用表示器とをそれぞ
れ設けてもよい。また、設ける場合は、上皿5に限ら
ず、他の箇所でもよく、たとえば幕板等でもよく、さら
にはトラブルランプと同じ所に設けてもよい。さらに
は、前記封入型プリペイドカード23の残高表示は、封
入型プリペイドカード度数表示器17または前記カード
残高表示器8のいずれか一方のみに表示するようにして
もよい。
【0070】なお、主制御装置33は、紙幣利用可ラン
プ13、カード利用可ランプ10、カード挿入中ランプ
20等を、前述したように表示動作させる制御も行な
う。
【0071】次に、封入型プリペイドカードリーダライ
タ装置34における封入型プリペイドカード23を交換
可能にするための構成を説明する。図4は、図3に示さ
れた封入型プリペイドカードリーダライタ装置34の拡
大図である。
【0072】図4を参照して、封入型プリペイドカード
リーダライタ装置34は、箱形状のケース本体部34a
と、ケース本体部34の側面の一部に長方形状に開口形
成されたカード出入口340aをスライド形式で開閉す
る開閉扉部34bとにより形成される装置ケース340
を有し、この装置ケース340内に制御部等の構成部品
および封入型プリペイドカード23が収容されている。
【0073】封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34は、カードユニット3内部から取出された状態にな
ると、装置ケース340において開閉扉部34bが開閉
可能となり、たとえば、開閉扉部34bに設けられた突
起34cを押す等の操作により開閉扉部34bを図中右
向きの白抜矢印の方向に開閉扉部34bをスライドさせ
ると、カード出入口340aが開いて封入型プリペイド
カード23の出し入れが可能な状態となり、カード交換
が可能となる。そして、そのような状態から図中左向き
の白抜矢印の方向に開閉扉部34bをスライドさせる
と、カード出入口340aが閉じて、カードユニット3
への取付けが可能な状態となる。
【0074】次に、封入型プリペイドカード23に記憶
(記録)される情報を説明する。図5は、封入型プリペ
イドカードに記憶(記録)される情報を説明するための
説明図である。
【0075】図5を参照して、封入型プリペイドカード
においては、カードの記録領域内に、発行店情報21
1、日付情報212、ユニット番号情報213、カード
残高情報214、および、その他の情報215が記録さ
れる。
【0076】発行店情報211は、カードの発行店(遊
技場)を特定可能な情報である。日付情報212は、カ
ードが有効となる当日の日付を特定可能な情報である。
ユニット番号情報213は、そのカードを使用可能なカ
ードユニット3に付されたユニット番号(遊技場内の各
カードユニットに異なる番号が付されている)を特定可
能な情報である。カード残高情報214は、現在のカー
ド残高を特定可能な情報である。また、封入型プリペイ
ドカードには、これら以外にも、その他の情報215が
記録可能である。これらの情報のうち、発行店情報21
1、日付情報212、および、ユニット番号情報213
は、封入型プリペイドカードのセキュリィティチェック
のために用いられる情報であり、容易に認識不可能なよ
うに、暗号化されている。なお、発行店情報211、日
付情報212、および、ユニット番号情報213に加え
て、その他の情報215をセキュリィティチェックのた
めに用いるようにしてもよい。その場合、その他の情報
215は、暗号化し、他の情報と同様にセキュリティチ
ェックをすればよい。
【0077】発行店情報211およびユニット番号情報
213は、発行店(遊技場)におけるカードユニット3
の設置の際等の予め定められたタイミングで書込まれ、
その後、記録情報が保持される。また、日付情報212
は、毎日の開店の際におけるカードユニット3の電源投
入時にその日の日付が記録される。つまり、日付情報
は、遊技場の営業日ごとに毎日更新される。なお、発行
店情報211およびユニット番号情報213は、日付情
報212の場合と同様に、毎日更新されるようにしても
よい。
【0078】次に、カードユニット3における制御機器
の構成を説明する。図6は、カードユニット3の主要部
の構成を示すブロック図であり、一部の構成については
図示および説明を省略している。
【0079】カードユニット3の主制御装置33の制御
部330は、封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34の制御部340、既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35の制御部350、および、紙幣識別装置3
2の制御部320のそれぞれと相互に通信可能に接続さ
れている。また、主制御装置33の制御部330は、パ
チンコ遊技機2に設けられ、玉の貸出しのための払出し
を行なうことが可能な制御用のマイクロコンピュータよ
りなる払出制御部200と相互通信可能な態様で接続さ
れている。
【0080】紙幣識別装置32の制御部320は、紙幣
識別装置32に設けられた紙幣搬送用の搬送部321を
駆動制御するための制御信号を搬送部321に与える。
搬送部321は、制御部320から受けた制御信号に応
じて駆動制御され、投入された紙幣を搬送する動作を行
なう。紙幣識別装置32の制御部320は、紙幣識別装
置32に設けられた紙幣の識別部322に、識別動作を
制御する制御信号を与える。識別部322は、制御部3
20から受けた制御信号に応じて紙幣の識別動作を行
い、その識別結果を示す情報を制御部320に与える。
【0081】主制御装置33の制御部330から紙幣識
別装置32の制御部320には、紙幣の受付禁止指令情
報および紙幣の受付禁止解除指令情報等の各種情報(信
号、データを含む情報)が与えられる。紙幣識別装置3
2の制御部320から主制御装置33の制御部330に
は、紙幣の識別結果を示す情報等の各種情報が与えられ
る。
【0082】主制御装置33の制御部330は、既発行
プリペイドカード21の利用が可能である場合にカード
利用可ランプ10に給電することにより当該ランプを点
灯状態に制御し、当該カードの利用が不可能である場合
(禁止されている場合)にカード利用可ランプ10への
給電を断つことにより、当該ランプを消灯状態に制御す
る。また、主制御装置33の制御部330は、紙幣の受
付けが可能である場合に紙幣利用可ランプ13に給電す
ることにより当該ランプを点灯状態に制御し、紙幣の受
付けが禁止されている場合に紙幣利用可ランプ13への
給電を断つことにより、当該ランプを消灯状態に制御す
る。
【0083】主制御装置33の制御部330は、前述し
た入口紙幣検出器301および前述した出口紙幣検出器
302のそれぞれから検出信号を受け、紙幣識別装置3
2の入口側および出口側における紙幣の存在の有無を認
識する。また、主制御装置33の制御部330は、受付
禁止時間設定器38からの受付禁止時間の設定情報を受
け、先の紙幣の受付け後、設定された受付禁止時間だけ
次の紙幣の受付けを不能化させる制御を行なって、次の
紙幣の受付けを禁止する。ここで、受付禁止時間設定器
38は、主制御装置33の制御部330が設けられた制
御基板上に設けられたディップスイッチよりなり、係員
の操作により、受付禁止時間を複数段階で切換え可能な
ものである。なお、受付禁止時間設定器38は、ディッ
プスイッチ以外の切換えスイッチ等のその他の設定手段
により構成されてもよく、また、制御部330が設けら
れた制御基板上に設けられず、カードユニットの内壁面
等のようなその他の位置に設けられてもよい。
【0084】受付禁止時間設定器38により設定される
受付禁止時間は、基本的に、挿入された紙幣が紙幣識別
装置32により真券であると識別された時からその紙幣
の金額に応じて発行された封入型プリペイドカード23
のカード残高に基づいて貸出されたすべての玉が玉発射
により消費されてしまうと考えられる時までの時間に相
当する時間に設定される。つまり、受付禁止時間は、受
付禁止時間設定器38により複数段階で設定されるが、
複数段階のいずれの時間もそのように貸出されたすべて
の玉が玉発射により消費されてしまうと考えられる時ま
での時間に相当する時間にされている。したがって、受
付禁止タイマにより所定時間紙幣の受付けが禁止されて
も、通常の遊技を行なう一般的な遊技者にとっては、す
べての玉が発射により消費されてしまう頃には紙幣の受
付禁止状態が解除されているため、受付けの禁止が特に
問題となることはなく、遊技者の紙幣使用を阻害するこ
とはない。このため、一般的な遊技者の不利益および遊
技場の不利益は生じない。
【0085】このように、紙幣が識別されてから所定期
間が経過するまで次の紙幣の受付けが禁止されることに
より、過度に頻繁な紙幣の使用が制限され、偽造紙幣を
使用したプリペイドカードの不正な発行および玉の不正
な貸出しを行なう効率が悪くなるため、偽造紙幣を用い
た不正行為を行ないにくくすることができる。また、受
付禁止時間設定器38により、紙幣の受付禁止時間を設
定することが可能であるため、そのような受付禁止時間
を遊技場側で任意に設定することができる。その結果、
遊技場側の運用の都合に合った受付禁止時間を設定する
ことができる。
【0086】また、紙幣受付禁止時間中には、紙幣利用
可ランプ13の消灯により紙幣を受付けない旨が報知さ
れる。このため、その紙幣受付禁止時間中に紙幣を受付
けないことを遊技者に容易に認識させることができ、紙
幣を受付けられないことによる遊技者の混乱を防止する
ことができる。
【0087】主制御装置33の制御部330は、紙幣に
よる入金を受けて封入型プリペイドカード23の発行を
指令する発行指令情報を封入型プリペイドカードリーダ
ライタ装置34の制御部340に与える。制御部330
では、発行指令情報を受けたことに応じて、封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34により封入型プリペ
イドカード23を発行する制御を行ない、それに応じ
て、発行した旨を示す発行指令返答情報を主制御装置3
3の制御部330に与える。
【0088】制御部330では、発行指令返答情報を受
けたことに応じて、封入型プリペイドカードの発行金額
を示す発行金額データを既発行プリペイドカードリーダ
ライタ装置35の制御部350に転送する。そして、制
御部330では、封入型プリペイドカード度数表示器1
7に発行金額表示信号を与え、封入型プリペイドカード
度数表示器17に残高として、発行金額を表示する制御
を行なう。
【0089】発行金額データの転送を受けた制御部35
0では、発行金額データを累積記憶し、その累積記憶し
た発行データを、後述する消費金額データとともに、一
定周期で通信中継装置31を介して遊技場に設置された
カードユニット管理装置へ送信する。
【0090】主制御装置33の制御部330では、制御
部340からの返答情報を確認後、入金額に該当するパ
チンコ玉を貸出すための貸出指令信号をパチンコ遊技機
2における払出制御部200へ送信する制御を行なう。
貸出指令信号は、玉の貸出しを1払出単位ずつ指令する
信号であり、たとえば、1000円分の玉の貸出しを指
令する場合には、1払出単位の玉の貸出しを指令する貸
出指令信号が10回送られることとなる。払出制御部2
00では、貸出指令信号を受けて玉を貸出す制御を行な
い、1単位の玉の払出しを行なうごとに、貸出完了信号
を主制御装置33の制御部330に返信する。
【0091】主制御装置33の制御部330では、貸出
完了信号を受けるごとに封入型プリペイドカード度数表
示器17に表示されている残高を更新する制御を行な
う。また、受付けた紙幣の全額分の玉の貸出しが完了し
た場合には、主制御装置33の制御部330から封入型
プリペイドカードリーダライタ装置34の制御部340
に、封入型プリペイドカード23にカード残高として
「0」を書込むための減額更新信号としての残高0記録
指令情報が与えられる。制御部340では、残高0記録
指令情報を受けたことに応じて、封入型プリペイドカー
ド23のカード残高を「0」に書換える制御を行ない、
その書換えの終了後、カード残高を「0」に書換えた旨
を示す残高0記録指令返答情報を返信する。
【0092】このように、封入型プリペイドカード23
を用いる場合には、遊技者が紙幣を投入すると、封入型
プリペイドカード23が自動的に発行され、その後、遊
技者の操作によらずに、自動的に発行金額の全額分の玉
の貸出しが行なわれるのである。これにより、遊技者が
遊技に使用可能なカードの購入および玉貸しのためにパ
チンコ遊技機2およびカードユニット3の前から離れる
ことを防ぎ、その結果として、パチンコ遊技機2および
カードユニット3の稼働率を向上させることができる。
さらに、一旦発行された発行された封入型プリペイドカ
ード23が遊技者の手に渡ることなく取込まれるので、
封入型プリペイドカード23に不正な情報を記録する不
正行為を行ないにくくすることができる。
【0093】そして、玉の貸出しの完了により封入型プ
リペイドカード23に残高として「0」が書込まれた場
合には、発行額のうち、玉の貸出しに消費された金額を
示す消費金額データが既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35の制御部350に転送される。消費金額デ
ータの転送を受けた制御部350では、消費金額データ
を累積記憶し、その累積記憶した消費金額データを、前
述した発行金額データとともに、一定周期で通信中継装
置31を介して遊技場に設置されたカードユニット管理
装置へ送信する。
【0094】また、既発行プリペイドカード21のカー
ド残高に基づいて玉の貸出しが行なわれる場合には、パ
チンコ遊技機2に設けられた玉貸スイッチ80の玉貸操
作に応じて、玉貸スイッチ80から主制御装置33の制
御部330に玉貸操作信号が与えられ、制御部330で
は玉貸操作信号を受けたことに応じて、既発行プリペイ
ドカード21を用いる場合の選択された金額分の払出し
が行なわれるために、前述した貸出指令信号を払出制御
部200に送信する。そして、玉貸しの選択金額分(た
とえば、500円等)の払出しの完了を確認した場合
に、主制御装置33の制御部330から既発行プリペイ
ドカードリーダライタ装置35の制御部350にカード
残高の更新指令が与えられ、制御部350により、既発
行プリペイドカード21のカード残高を書換える制御が
行なわれる。
【0095】また、前述した封入型プリペイドカード処
理関連エラーが生じた場合には、制御部330の制御に
より、紙幣識別装置32、封入型プリペイドカードリー
ダライタ34、および、既発行プリペイドカードリーダ
ライタ装置35が不能動化(ただし、既発行プリペイド
カードリーダライタ装置35については紙幣使用制御ス
イッチ39の操作に応じて能動化可能)されるととも
に、カード利用可ランプ10、封入型プリペイドカード
度数表示器17、および、紙幣利用可ランプ13を用い
てエラーが発生した旨を示す所定の報知が行なわれる。
この報知の場合、カード利用可ランプ10は点滅され
る。また、封入型プリペイドカード度数表示器17で
は、発生したエラーの種類を示すエラーコードが表示さ
れる(玉の貸出中にエラーが発生した場合にはその時点
でのカード残高とエラーコードとが所定周期で交互に表
示される)。また、紙幣利用可ランプ13は消灯され
る。このような報知をする場合、制御部330により、
該当する表示器およびランプへの制御信号に基づいて、
該当する表示器およびランプが制御される。封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34および既発行プリペ
イドカードリーダライタ装置35を不能動化する場合、
制御部330により、該当する装置に不能動化のための
制御信号が与えられ、それに応じて、各装置が不能動化
される。
【0096】紙幣使用制御スイッチ39は、主制御装置
33の制御部330が設けられた制御基板上に設けら
れ、紙幣識別装置32の状態を紙幣受付許可状態と紙幣
受付禁止状態との2つの状態のいずれかに選択する操作
を行なうためのスイッチであり、その選択状態を示す操
作信号が主制御装置33の制御部330に与えられる。
その操作信号を受けた制御部330では、紙幣受付禁止
状態が選択されている場合には紙幣識別装置32の制御
部320に対し、紙幣の受付を禁止する紙幣受付禁止指
令情報を与える。これにより、紙幣受付禁止状態が選択
された場合、制御部330では、紙幣識別装置32を紙
幣の受付不可能な状態に制御する。そして、紙幣受付禁
止指令情報を受けた制御部320は、紙幣の受付けを禁
止する制御を行なう。さらに、制御部330では、封入
型プリペイドカード処理関連エラー発生時に紙幣受付禁
止状態が選択された場合には、不能動化されていた既発
行プリペイドカード21の処理を能動化する制御も行な
う。また、制御部330では、紙幣受付許可状態が選択
されている場合には紙幣識別装置32を紙幣の受付可能
な状態に制御する。
【0097】このように、封入型プリペイドカード23
の処理に関連する動作を行なう紙幣識別装置32および
封入型プリペイドカードリーダライタ装置34について
前述したようなエラーが生じ、そのエラーが解消できそ
うにない場合、制御部330では、前述したような係員
による紙幣使用制御スイッチ39の操作に応じて紙幣識
別装置32を紙幣の受付不可能な状態に制御することに
より封入型プリペイドカード23の使用ができないよう
に制御するとともに、既発行プリペイドカードリーダラ
イタ装置35による既発行プリペイドカード21の処理
を能動化させる。これにより、このような場合、カード
ユニット3では、封入型記録プリペイドカード23を使
用できないが、既発行プリペイドカード21の使用が可
能となる。
【0098】また、前述した既発行プリペイドカード処
理関連エラーが生じた場合には、紙幣識別装置32、封
入型プリペイドカードリーダライタ装置34、および、
既発行プリペイドカードリーダライタ装置35の不能動
化と、カード利用可ランプ10、貸出可能ランプ(上皿
5に設けられ、玉の貸出しが可能であることを示すため
のランプ)、および、カード残高表示器8によるエラー
が発生した旨を示す所定の報知と、玉貸スイッチ80の
操作無効化とが制御部330の制御により行なわれる。
この報知の場合、カード利用可ランプ10は点滅され
る。また、カード残高表示器8では、発生したエラーの
種類を示すエラーコードが表示される(玉の貸出中にエ
ラーが発生した場合にはその時点でのカード残高とエラ
ーコードとが所定周期で交互に表示される)。また、貸
出可能ランプは消灯される。このような報知をする場
合、制御部330により、該当する表示器およびランプ
への制御信号に基づいて該当する表示器およびランプが
制御される。封入型プリペイドカードリーダライタ装置
34および既発行プリペイドカードリーダライタ装置3
5を不能動化する場合、制御部330により、該当する
装置に不能動化のための制御信号が与えられ、それに応
じて、各装置が不能動化される。
【0099】次に、主制御装置33の制御部330にお
いて実行されるカードチェック処理を説明する。このカ
ードチェック処理は、制御部330において各種制御の
ために実行されるメインプログラムにより起動されるサ
ブルーチンプログラムのうちの1つであり、封入型プリ
ペイドカードリーダライタ装置34内にセットされてい
る封入型プリペイドカードが使用を許可されたカードで
あるか否かをチェックするための処理である。
【0100】図7は、カードチェック処理の処理内容を
示すフローチャートである。まず、ステップS(以下、
単にSという)1により、封入型プリペイドカードリー
ダライタ装置34にカード情報の読出しを指令してカー
ド情報の読出しを行なう処理がなされる。これにより、
封入型プリペイドカードリーダから読出された情報が制
御部330に記憶される。
【0101】次に、S2に進み、前述したS1により読
出したカード情報に、前述したセキュリティチェック情
報(発行店情報、日付情報、ユニット番号情報)が含ま
れているか否かの判断がなされる。S2によりセキュリ
ティチェック情報が含まれていると判断された場合は、
後述するS6に進む。一方、S2によりセキュリティチ
ェック情報が含まれていないと判断された場合は、S3
に進み、カードの記録情報がないか否かの判断がなされ
る。
【0102】S3により記録情報があると判断された場
合は、本来的に含まれているべきセキュリティチェック
情報が含まれていない不正な既使用カード(何らかの使
用がされたカード)または記録情報にエラーが生じた既
使用カードであると判断してS4に進み、封入型プリペ
イドカード度数表示器17にエラーコード(不正なカー
ドが用いられている旨を示すエラーコード)を表示する
エラー報知等の所定のエラー処理が行なわれる。その
後、このカードチェック処理が終了する。ここで、エラ
ーコードは、数字および文字よりなり、複数種類のエラ
ー状態のそれぞれに対応して設けられており、エラー状
態が発生した旨およびエラー状態の種類を報知するた
め、エラーコードを表示させるのである。この場合の封
入型プリペイドカード度数表示器17におけるエラーコ
ードは、封入型プリペイドカード度数表示器17におい
て通常表示されるカード残高の度数とは容易に区別可能
な態様で表示される。
【0103】一方、S3により記録情報がないと判断さ
れた場合は、カードの交換により封入型プリペイドカー
ドリーダライタ装置34に新たにセットされた未使用カ
ードであると判断してS5に進み、封入型プリペイドカ
ードリーダライタ装置34での使用を許可する処理がな
される。具体的には、使用許可を示すフラグをセットす
る等して、情報の書込みおよび読出しのための処理を可
能にする。S5の後、このカードチェック処理が終了す
る。
【0104】また、S2によりセキュリティチェック情
報が含まれていると判断されてS6に進んだ場合は、セ
キュリティチェック情報のうちの発行店情報が正しいか
否かの判断がなされる。S6により発行店情報が正しく
ないと判断された場合は、誤ったセキュリティチェック
情報が記録された不正なカードまたは記録情報にエラー
が生じたカードであると判断してS9に進み、前述した
S4と同様のエラー処理がなされる。一方、S6により
発行店情報が正しいと判断された場合は、S7に進み、
セキュリティチェック情報のうちの日付情報が正しいか
否かの判断がなされる。
【0105】S7により日付情報が正しくないと判断さ
れた場合は、誤ったセキュリティチェック情報が記録さ
れた不正なカードまたは記録情報にエラーが生じたカー
ドであると判断してS9に進み、前述したS4と同様の
エラー処理がなされた後、このカードチェック処理が終
了する。一方、S7により日付情報が正しいと判断され
た場合は、S8に進み、セキュリティチェック情報のう
ちのユニット番号情報が正しいか否かの判断がなされ
る。
【0106】S8によりユニット番号情報が正しくない
と判断された場合は、誤ったセキュリティチェック情報
が記録された不正なカードまたは記録情報にエラーが生
じたカードであると判断してS9に進み、前述したS4
と同様のエラー処理がなされた後、このカードチェック
処理が終了する。一方、S8によりユニット番号情報が
正しいと判断された場合は、正しいセキュリティチェッ
ク情報が記録された正規の既発行プリペイドカードであ
ると判断してS10に進み、封入型プリペイドカードリ
ーダライタ装置34での使用を許可する処理がなされ
る。具体的には、前述したS5と同様の処理がなされ
る。S10の後、このカードチェック処理が終了する。
【0107】次に、この実施の形態により得られる主な
効果をまとめて説明する。図2等に示されるように、遊
技者が既発行プリペイドカード21を所持している場合
にはその既発行プリペイドカード21を用いて遊技を行
なうことができる一方、その既発行プリペイドカード2
1を遊技に使用し尽くした場合あるいは既発行プリペイ
ドカード21を遊技者が所持していない場合であって
も、封入型プリペイドカードリーダライタ装置34によ
る封入型プリペイドカード23の発行機能を利用して封
入型プリペイドカード23を発行してもらってその封入
型プリペイドカード23により遊技を行なうことが可能
となる。
【0108】しかも、図7のS2〜S5およびS6〜S
10に示されるように、カードユニット3において、未
使用の封入型プリペイドカードと、当該カードユニット
3において封入型プリペイドカード発行口22から発行
済の封入型プリペイドカードとのみ使用が許容されるの
で、当該カードユニット3において、当該カードユニッ
ト3以外で使用されていない使用済みのカードを封入型
プリペイドカードとして使用することができないため、
他のカード処理装置で使用された不正なカードの使用を
排除することができる等、封入型プリペイドカードに関
する不正行為を防ぐことができる。
【0109】また、図7のS6〜S10に示されるよう
に、発行済の封入型プリペイドカード23については、
当該カードユニット3において使用を許容するためのセ
キュリィティチェック情報が記録されたもののみの使用
が許容されるので、当該カードユニット3において発行
されていないカードの使用を排除することができるた
め、封入型プリペイドカードに関し、不正なカードを用
いた不正行為を防ぐことができる。
【0110】また、図7のS2〜S5に示されるよう
に、未使用の封入型プリペイドカードについては、情報
が何ら記録されていないもののみの使用が許容されるの
で、情報が何ら記録されていなければ記録情報を用いた
不正行為がなされ得ないため、封入型プリペイドカード
に関し、不正なカードを用いた不正行為を防ぐことがで
きる。
【0111】また、図7のS4,S9に示されるよう
に、使用が許可されなかった不正なカードがあった場合
に、封入型プリペイドカード度数表示器17へのエラー
コードの表示のような所定の報知が行なわれるため、使
用が許可されなかった記録媒体があったことを明確に知
らせることができる。
【0112】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点を以下に列挙する。 (1) 本実施の形態で説明した遊技機は、貸玉あるい
は貸コイン等の貸遊技媒体を払出すものを示したが、本
発明はこれに限らず、記録媒体の記録情報により特定さ
れる遊技用価値を引落して遊技機側でその引落し価値に
相当する得点(引落し価値)を加算記憶し、その得点を
用いて遊技が行なわれるようにし、遊技終了時には遊技
の結果獲得した得点(遊技結果価値)を特定可能な情報
が記録された記録媒体を遊技者側に排出するという完全
カード式の遊技機であってもよい。
【0113】また、遊技者がカバー24を破壊して封入
型プリペイドカード23を引抜く異常事態を監視するべ
く、カバー24の内面に配線を敷設し、その配線に電気
を流して、電気が流れている状態を検出して正常と判断
し、カバー24が破壊されることにより配線が切断され
て電流が流れなくなった異常を検出すれば、警報を鳴ら
す等の異常時制御を行なってもよい。
【0114】(2) 前記カバー24により、封入型記
録媒体発行部(封入型記録媒体発行口22)から発行さ
れた封入型記録媒体(封入型プリペイドカード23)が
遊技者の手に渡るのを阻止する阻止手段が構成されてい
る。この阻止手段は、カバー24に限定されるものでは
なく、たとえば、封入型記録媒体発行部から一部露出し
た状態の封入型記録媒体をロックして、遊技者が引抜こ
うとしても抜くことができないように固定するもの等、
どのようなものであってよい。
【0115】(3) 前記周波数識別シール9により、
当該記録媒体処理装置(カードユニット3)と無線通信
する際の周波数を表示する周波数表示手段が構成されて
いる。
【0116】前記紙幣利用可ランプ13により、遊技者
所有の資金を用いて封入型記録媒体(封入型プリペイド
カード23)を発行可能な旨を表示する封入型プリペイ
ドカード発行可能表示手段が構成されている。なお、封
入型プリペイドカードの発行は、紙幣の代わりに、硬貨
を用いてもよく、さらには、たとえばクレジットカード
の使用またはデビットカードの使用あるいは電子マネー
を使用して、発行できるようにしてもよい。
【0117】硬貨を用いて封入型プリペイドカード23
の発行を可能にするには、紙幣投入口6および紙幣識別
装置32の代わりにまたはそれらに加えて、硬貨受付部
の一例の硬貨投入口と投入された硬貨の真偽を判別する
硬貨識別装置とをカードユニットに設ける。そして、硬
貨受付部から投入された硬貨が適正な硬貨であることが
硬貨識別装置により判別されて所定金額(たとえば50
0円)の投入がなされたことが判別されたことを条件と
して、その旨の信号が主制御装置33へ伝送され、それ
以降は前述した紙幣の場合と同様の制御により封入型プ
リペイドカード23が発行される。紙幣と硬貨との両方
を受付けて封入型プリペイドカード23を発行できるよ
うにする際には、紙幣が投入されればその投入紙幣のみ
で封入型プリペイドカード23を発行し硬貨が投入され
ればその投入硬貨のみで発行する方法が1つ考えられる
が、他の方法としては、遊技者の選択に応じて、投入紙
幣と投入硬貨の合計の金額を用いて封入型プリペイドカ
ード23を発行できるようにしてもよい。
【0118】(4) 前記封入型プリペイドカード度数
表示器17により、封入型プリペイドカードの記録情報
により特定される遊技用価値(カード残高)の大きさを
表示する価値表示手段が構成されている。この価値表示
手段は、異常発生時の異常原因を認識可能な情報を表示
する機能をも有する。
【0119】カード挿入中ランプ20により、既発行記
録媒体が挿入中であることを表示する既発行記録媒体挿
入中表示手段が構成されている。
【0120】(5) 前述した実施の形態では、既発行
プリペイドカード21あるいは封入型プリペイドカード
23に、カード番号等の記録媒体識別情報の他に遊技用
価値(カード残高)を直接記録するようにしたが、これ
に加えて、遊技場のホール用管理コンピュータあるいは
プリペイドカード発行会社の管理コンピュータにも、記
録媒体識別情報とともに当該記録媒体の現時点における
遊技用価値を記憶させ、記録媒体使用時に当該記録媒体
の記録媒体識別情報を前記管理コンピュータに送信して
その記録媒体識別情報に対応する遊技用価値を検索して
もらい、検索された遊技用価値とプリペイドカード2
1,23の遊技用価値との大きさが一致することをチェ
ックした上でその遊技用価値を用いて遊技ができるよう
に構成してもよい。さらには、既発行プリペイドカード
21や封入型プリペイドカード23には遊技用価値を記
録させず、ホール用管理コンピュータの方にのみ遊技用
価値を記録させ、前述と同様にプリペイドカード21,
23に記録されている記録媒体識別情報に基づいて対応
する遊技用価値を検索してその遊技用価値を用いて遊技
ができるようにしてもよい。
【0121】さらに、前述した既発行プリペイドカード
21と封入型プリペイドカード23の両方あるいはいず
れか一方を、ICカードで構成してもよい。このICカ
ードは、いわゆる接触型、非接触型(密着型を含む)の
いずれであってもよい。
【0122】(6) 本実施の形態では、エラー原因に
よって封入型プリペイドカード度数表示器17でエラー
コード表示を行なう場合とカード残高表示器8でエラー
コード表示を行なう場合とに分けられており、同一エラ
ー原因を両者で共にエラーコード表示することはない
が、それに代えて、同一エラー原因を封入型プリペイド
カード度数表示器17とカード残高表示器8とで共にエ
ラーコード表示させるようにしてもよい。さらには、エ
ラーコードを、大まかに分類した大分類エラーコードと
各大分類エラーコード内をさらに詳細に分類した細分類
エラーコードとで構成し、前述した封入型プリペイドカ
ード度数表示器17とカード残高表示器8とのうちの一
方で大分類エラーコード表示を行ない他方で細分類エラ
ーコード表示を行なうようにしてもよい。
【0123】(7) 図1等に示されたカードユニット
3により、遊技機(パチンコ遊技機2)に対し通信可能
に構成されており、記録媒体の記録情報(既発行プリペ
イドカード21,封入型プリペイドカード23)により
特定される遊技用価値(カード残高)を使用して遊技機
による遊技を可能にするための記録媒体処理装置が構成
されている。この記録媒体処理装置は、既発行プリペイ
ドカード等のカードだけでなく、デビットカード、クレ
ジットカード等の記録媒体を使用できるものであっても
よい。また、この記録媒体処理装置は、前述した実施の
形態に示したように紙幣を処理可能なカードユニットだ
けでなく、前述したような記録媒体のみを処理可能なカ
ードユニットであってもよい。また、前述した記録媒体
処理装置は、記録媒体に加えて、紙幣だけでなく、硬貨
も処理できるものであってもよい。また、前記カードユ
ニットは、前述した紙幣等の現金の代わりに、デビット
カード、クレジットカード等の記録媒体を使用できるも
のであってもよい。つまり、前記記録媒体処理装置は、
記録媒体の記録情報により特定される遊技用価値を使用
して遊技機による遊技を可能にするための記録媒体処理
装置であれば、どのようなものであっても対象となる。
また、このような記録媒体処理装置がパチンコ遊技機に
対応して設けられる場合に払出される遊技媒体は玉であ
り、一方、このような記録媒体処理装置がスロットマシ
ンに対応して設けられる場合に払出される遊技媒体はコ
インである。
【0124】(8) 前述した封入型プリペイドカード
度数表示器17は、カードユニット3に設ける代わりに
パチンコ遊技機のたとえば上皿等に設け、カードユニッ
ト主制御機器33と配線接続してカード残高(カード度
数)を表示するようにしてもよい。
【0125】(9) 価値物体(紙幣、硬貨、デビット
カード、クレジットカード等)の受付けが不能化されて
いる期間中には、前記価値物体識別手段(紙幣識別装置
32)に価値物体が誘導されないが、この誘導されない
には、次のような具体例が含まれる。たとえば、紙幣お
よびカードの場合は、価値物体識別手段への価値物体の
搬送が停止されることが含まれる。また、硬貨の場合は
硬貨投入口を閉鎖する場合と、投入口を閉鎖せずに、硬
貨の返却口へ落下させる場合とが含まれ、硬貨を返却口
へ落下させることには、硬貨の誘導通路を価値物体識別
手段への経路から返却口への経路へ切換える場合を含
む。
【0126】(10) 図1等に示された紙幣利用可ラ
ンプ13により、前記価値物体の受付けが不能化されて
いる期間中に、価値物体を受付けない旨を報知する報知
手段が構成されている。この報知手段は、ランプに限ら
ず、発光、消灯または点滅により報知を行なうLED、
または、音声により報知を行なうスピーカ等を含む音報
知手段等のその他の報知手段であってもよい。
【0127】(11) 記録媒体処理装置(カードユニ
ット3)で受付けられる価値物体としては、紙幣、硬
貨、デビットカード、クレジットカードを使用してもよ
いが、価値物体の真偽を識別する価値物体識別手段とし
ては、紙幣の場合は紙幣識別装置、硬貨の場合は硬貨識
別装置、デビットカードおよびクレジットカードの場合
はカード識別装置を用いる。
【0128】(12) 前述した実施の形態では、既発
行プリペイドカードリーダライタ装置35のような既発
行プリペイドカード21の処理に関連して動作する手段
(発行記録媒体関連動作手段)が所定の異常状態になっ
た場合に、玉の貸出しが不可能になるような制御を行な
う例として、紙幣の受付禁止、および、既発行プリペイ
ドカードの受付禁止を行なうことを説明したが、これに
限らず、そのような所定の異常状態になった場合には、
カードユニット3全体を自動的に停止させるようにして
もよい(たとえば、ユニット内の各部(特に各制御部)
に電源が供給されないようにする等)。
【0129】(13) 前述したカード残高表示器8
は、パチンコ遊技機2に設ける代わりにカードユニット
3に設け、カード残高(カード度数)の表示およびエラ
ー表示(エラーコードの表示等)をするようにしてもよ
い。
【0130】(14) 前述した実施の形態では、封入
型プリペイドカードの処理に関するエラー状態と封入型
プリペイドカードの処理に関するエラー状態とに関する
エラーコードの表示を2つの表示器(封入型プリペイド
カード度数表示器17,カード残高表示器8)で分けて
行なうようにした例を示したが、これに限らず、いずれ
か1つの表示器を用いてエラーコードの表示を行なうよ
うにしてもよい。また、そのようなエラーコードの表示
は、エラー報知専用の表示器を設けて行なうようにして
もよい。
【0131】(15) 前述した実施の形態では、前記
所定の異常状態が生じた場合にその旨を報知する報知手
段による報知の例として、エラーコードの表示、点滅表
示を行なうことを示した。しかし、これに限らず、前記
報知手段による報知例としては、報知音による報知、ま
たは、報知音による報知と前記エラーコードの表示また
は点滅表示との組合せにより行なうようにしてもよい。
また、エラーコードを表示する代わりに、文字を用いた
メッセージ(エラーの種類を示すメッセージ)の表示を
行なうようにしてもよい。
【0132】(16) 図7のS6〜S10に示される
ように、封入型記録媒体処理手段(封入型プリペイドカ
ードリーダライタ34,主制御装置33)は、前記発行
済の封入型記録媒体(封入型プリペイドカード23)に
ついて、当該記録媒体処理装置における予め定められた
使用許容条件を満たす情報が記録されたもののみの使用
を許容する。この予め定められた使用許容条件を満たす
情報とは、カードのセキュリティをチェックするための
セキュリティチェック情報であり、セキュリティチェッ
ク情報は、複数種類のチェック項目についてチェックを
行なうためのものである。この場合のチェック項目に
は、使用可能な遊技場(発行店情報)、使用可能な期間
(日付情報)、および、使用可能な装置(ユニット番号
情報)が含まれている(図6,図7参照)。そして、こ
れらのうちのすくなくとも一つのチェック項目の条件が
満たされない場合には、使用が許容されない。
【0133】(17) 前述した実施の形態において
は、セキュリティチェック情報として、発行店情報、日
付情報、および、ユニット番号情報を用いる例を示した
が、これに限らず、セキュリティチェック情報として、
それら以外の情報を付加してもよい。たとえば、主制御
装置33の製造番号情報等の情報を付加して記録し、セ
キュリティチェック情報として用いるようにしてもよ
い。
【0134】(18) 前述したように、発行済の封入
型記録媒体(封入型プリペイドカード23)について、
当該記録媒体処理装置における予め定められた使用許容
条件を満たす情報(セキュリティ情報)は、複数種類あ
る場合に、すべてを発行時に前記封入型記録媒体に記録
してもよいし、一部を発行前に前記封入型記録媒体に記
録し、かつ、残りの一部を前記封入型記録媒体に発行時
に記録するようにしてもよい。
【0135】(19) 図7に示されたS4,S9およ
び図2等に示された封入型プリペイドカード度数表示器
17により、封入型記録媒体処理手段(封入型プリペイ
ドカードリーダライタ34,主制御装置33)により使
用が許容されなかった記録媒体があった場合に、所定の
報知を行なう報知手段が構成されている。この報知手段
は、前述した実施の形態に示されるように、エラーコー
ド等の異常情報を表示する異常情報表示手段であっても
よく、カードユニット3にスピーカ等の音発生手段を設
けて、その音発生手段から所定の報知音を発生するよう
にする異常音報知手段であってもよく、また、紙幣利用
可ランプ13等の発光手段を点滅動作させる等の発光動
作手段であってもよい。また、前記報知手段は、前記異
常情報表示手段、前記音発生手段、発光動作手段のすべ
て、または一部を組合わせたものであってもよい。ま
た、前述した実施の形態では、前記報知手段による報知
を記録媒体処理装置(カードユニット3)において行な
う例(封入型プリペイドカード度数表示器17)を示し
た。しかし、これに限らず、そのような報知は、遊技場
の管理領域(管理室、遊技機設置島の端部、景品交換カ
ウンタ等の記録媒体処理装置以外の場所に設けられた管
理装置において行なうようにしてもよい。そのために
は、カードユニット3から報知のための情報を前記管理
装置に送る必要がある。
【0136】(20) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機設置島に設置されたパチンコ遊技機お
よびカードユニットを示す正面図である。
【図2】 (a)はカードユニットの一部拡大正面図で
あり、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】 カードユニットの内部を示す側面図である。
【図4】 図3に示された封入型プリペイドカードリー
ダライタ装置の拡大図である。
【図5】 封入型プリペイドカードに記憶(記録)され
る情報を説明するための説明図である。
【図6】 カードユニットの主要部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 カードチェック処理の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図8】 本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
2 パチンコ遊技機、3 カードユニット、21 既発
行プリペイドカード、35 既発行プリペイドカードリ
ーダライタ装置、33 主制御装置、23 封入型プリ
ペイドカード、22 封入型プリペイドカード発行口、
34 封入型プリペイドカードリーダライタ装置、21
1 発行店情報、212 日付情報、213 ユニット
番号情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000128946 マミヤ・オーピー株式会社 埼玉県さいたま市西堀10丁目13番1号 (72)発明者 鵜川 詔八 群馬県桐生市相生町1丁目164番地の5 (72)発明者 阿部 三男 愛知県名古屋市中区錦二丁目14番21号 日 本アドバンストカードシステム株式会社内 (72)発明者 熊取谷 稔 東京都千代田区神田駿河台1丁目2番5号 コスモ・イーシー株式会社内 (72)発明者 荒内 慶二郎 埼玉県浦和市西堀10丁目13番1号 マミ ヤ・オーピー株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BA88 BB03 BB15 BB16 BB19 BB20 BB21 BB23 BB30 BB43 BC68 BC79 CA02 CA08 EA45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に対し通信可能に構成されてお
    り、記録媒体の記録情報により特定される遊技用価値を
    使用して前記遊技機による遊技を可能にするための記録
    媒体処理装置であって、 前記遊技機による遊技に使用可能な遊技用価値を特定可
    能な情報が記録された記録媒体であって既に遊技者に発
    行されている既発行記録媒体の記録情報を読取り、該記
    録情報により特定される遊技用価値を使用して前記遊技
    機による遊技を可能にするための処理を行なう既発行記
    録媒体処理手段と、 遊技者の購入代金としての貨幣を受付ける貨幣受付部
    と、 該貨幣受付部により受付けられた貨幣の金額に相当する
    遊技用価値を特定可能な情報が記録されて当該記録媒体
    処理装置により遊技者に一旦発行された後遊技者の手に
    渡ることなく取込まれる記録媒体であって、取込まれた
    該記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値を使用
    して遊技が可能となる封入型記録媒体を発行する処理を
    行なう封入型記録媒体発行処理手段と、 該封入型記録媒体発行処理手段から発行された前記封入
    型記録媒体の記録情報により特定される遊技用価値を使
    用して前記遊技機による遊技を可能にするための処理を
    行なう封入型記録媒体処理手段とを含み、 該封入型記録媒体処理手段は、未使用の前記封入型記録
    媒体と、当該記録媒体処理装置において前記封入型記録
    媒体発行処理手段から発行済の前記封入型記録媒体との
    み使用を許容することを特徴とする、記録媒体処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記封入型記録媒体処理手段は、前記発
    行済の封入型記録媒体について、当該記録媒体処理装置
    における予め定められた使用許容条件を満たす情報が記
    録されたもののみの使用を許容することを特徴とする、
    請求項1に記載の記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記封入型記録媒体処理手段は、前記未
    使用の封入型記録媒体について、情報が何ら記録されて
    いないもののみの使用を許容することを特徴とする、請
    求項1または2に記載の記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 前記封入型記録媒体処理手段により使用
    が許容されなかった記録媒体があった場合に、所定の報
    知を行なう報知手段を含むことを特徴とする、請求項1
    から3のいずれかに記載の記録媒体処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165770A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2013165771A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Sankyo Co Ltd 遊技用システムおよび遊技機
JP2015083232A (ja) * 2015-02-02 2015-04-30 株式会社三共 遊技用システム、遊技機および遊技枠
JP2016073721A (ja) * 2015-12-28 2016-05-12 株式会社三共 遊技用システム及び遊技用装置

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