JP2000262726A - 遊技媒体の貸出装置及び遊技システム - Google Patents

遊技媒体の貸出装置及び遊技システム

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JP2000262726A
JP2000262726A JP11072151A JP7215199A JP2000262726A JP 2000262726 A JP2000262726 A JP 2000262726A JP 11072151 A JP11072151 A JP 11072151A JP 7215199 A JP7215199 A JP 7215199A JP 2000262726 A JP2000262726 A JP 2000262726A
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coin
cash
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JP11072151A
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Masanori Kawaguchi
昌則 川口
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SHUKO ELECTRONICS CO Ltd
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SHUKO ELECTRONICS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリペードカードに比べて耐久性に優れ,洗
浄や偽造防止が容易で,しかも再利用しやすい金銭代用
円盤状体を利用した遊技媒体の貸出装置及び遊技システ
ムを提供することにある。 【解決手段】 遊技媒体pの貸出を行う貸出装置13で
あって,金銭投入口35と,金銭代用円盤状体Cを保持
する保持部42と,保持部42に保持された金銭代用円
盤状体Cを返却させる返却口39を備える。保持部42
に保持している金銭代用円盤状体Cに対して,金銭投入
口35より投入された金銭Eに相当する金額価値を加え
て記憶させると共に,貸し出した遊技媒体pの量に相当
する金額価値を減らして記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えばパチンコホ
ールやゲームセンターの如き遊技店に好適に用いられ
る,遊技媒体の貸出装置及び遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパチンコホールの如き遊技店で
は,金銭と引き替えにパチンコ玉やメダルなどの遊技媒
体を貸し出し,顧客は貸し出された遊技媒体を用いて遊
技を行う。このような遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒
体貸出装置として,従来から種々の玉貸し機やメダル貸
し機が利用されている。例えばパチンコホール内にはパ
チンコ台の間やその他の適当な箇所などに玉貸し機が配
置されており,顧客はそれら玉貸し機に紙幣や貨幣を投
入し,投入金額に応じたパチンコ玉を借り受けることが
できる。顧客は,借り受けたパチンコ玉を用いてパチン
コ台にて遊技を行う。そして遊技後において,パチンコ
台から払い出されたパチンコ玉を計数機に投入し,その
数に応じて景品を取得することができる。
【0003】また最近では,会計管理の利便性や収支の
明確化などため,パチンコホール用のプリペードカード
が普及してきている。その場合は,顧客は硬貨や紙幣の
代わりにプリペードカードを玉貸し機に挿入してパチン
コ玉を借り受けることも可能である。このようなパチン
コホール用のプリペードカードに関しては,例えば特開
平8−202941号や特開平9−164260号が公
知になっている。特開平8−202941号では,プリ
ペードカードの発行機をパチンコ台に隣接して設けるこ
とにより,顧客がパチンコ台に座ったままでのパチンコ
玉の貸出を可能にし,利便性を高めている。また特開平
9−164260号では,プリペードカードに対する金
額価値の書き込みを可能にさせることにより,プリペー
ドカードの再利用をはかり,経済性を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
パチンコホール用プリペードカードは折れ曲がりやす
く,まだ金額が残っているにもかかわらず破損して使え
なくなることもあった。また紙などでできたプリペード
カードは洗浄ができず,再利用を繰り返すには不適当で
ある。更に,パチンコホール用プリペードカードは磁気
によって金額などを記憶しているが,磁気記憶のカード
は偽造されやすいといった問題があった。
【0005】本発明の目的は,プリペードカードに比べ
て耐久性に優れ,洗浄や偽造防止が容易で,しかも再利
用しやすい金銭代用円盤状体を利用した遊技媒体の貸出
装置及び遊技システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に,請求項1の発明は,遊技媒体の貸出を行う貸出装置
であって,金銭投入口と,金銭代用円盤状体を保持する
保持部と,該保持部に保持された金銭代用円盤状体を返
却させる返却口を備え,前記保持部に保持している金銭
代用円盤状体に対して,前記金銭投入口より投入された
金銭に相当する金額価値を加えて記憶させると共に,貸
し出した遊技媒体の量に相当する金額価値を減らして記
憶させることを特徴としている。
【0007】この請求項1の貸出装置は,例えばパチン
コホールやゲームセンターの如き遊技店で利用される玉
貸し機やメダル貸し機などに好適に適用できる。また,
この請求項1の貸出装置によって貸し出される遊技媒体
とは,例えばパチンコ玉やスロットマシン等のゲーム機
で使用されるメダルなどである。
【0008】この請求項1の貸出装置で利用される金銭
代用円盤状体は,例えば合成樹脂などを円盤形状(コイ
ン形状)に成形することによって構成される。この金銭
代用円盤状体の表面には印刷などを施すこともでき,ま
た表面の色を所望の色に着色したり,遊技店の店名やマ
ーク等を付すことも可能である。合成樹脂などで成形さ
れた金銭代用円盤状体は耐久性に優れ,汚れた場合は,
洗浄機などで洗うことができる。
【0009】金銭代用円盤状体には,例えば情報が書き
込み可能なメモリが内蔵されており,金額価値を記憶さ
せることができる。このように情報が書き込み可能なメ
モリとして,例えばRAMを用いることができる。また
金銭代用円盤状体には,マスクROMなどといった記憶
内容を変更できない別のメモリを内蔵させても良い。こ
のように記憶内容を変更できない別のメモリに固有のI
Dコードなどを記憶させておけば,該IDコードに基づ
いて金銭代用円盤状体を管理できるようになり,またI
Dコードの変更ができないので,偽造を効果的に防止で
きるようになる。この場合,IDコードを暗号化処理し
て記憶すれば,偽造はほとんど不可能となる。
【0010】遊技場に入場した顧客は,先ず貸出装置の
金銭投入口に金銭を投入する。すると,その金銭に相当
する金額価値Yが,予め保持部に保持されている金銭代
用円盤状体に加えて記憶される。この場合,顧客がはじ
めてその貸出装置に金銭を投入するのであれば,通常は
予め保持部に保持されている金銭代用円盤状体に記憶さ
れている金額価値Xは最初は0であるので,金銭代用円
盤状体に記憶される金額価値Xは,貸出装置の金銭投入
口に投入された金銭に相当する金額価値Yに等しくな
る。
【0011】次に,こうして貸出装置に金銭を投入後,
顧客は例えば貸出スイッチを操作するなどして,遊技媒
体を借り受け,その借り受けた遊技媒体を利用して,遊
技を行うことができるようになる。なお,このような遊
技媒体の貸出を操作するための貸出スイッチは,例えば
貸出装置やパチンコ台などの遊技装置に設けられてい
る。そして,このように遊技媒体を顧客に貸し出した場
合は,貸出装置の保持部に保持されている金銭代用円盤
状体に記憶されている金銭価値Xは,その貸し出した遊
技媒体の量に相当する金額価値Zを減らした新たな金銭
価値Xとなる。
【0012】そして顧客は,例えば貸出スイッチを再び
操作するなどして,更に遊技媒体を借り受けることもで
きる。この場合,遊技媒体を顧客に貸し出す度に,貸出
装置の保持部に保持されている金銭代用円盤状体に記憶
されている金銭価値Xは,その貸し出した遊技媒体の量
に相当する金額価値Zを減らした新たな金銭価値Xとな
って順次減っていくことになる。こうして貸出装置の保
持部に保持されている金銭代用円盤状体に記憶された金
額価値Xが0になるまでは,顧客は貸出スイッチを操作
して,遊技媒体を借り受けることができる。
【0013】また顧客は,貸出装置の金銭投入口に更に
追加して金銭を投入することにより,追加投入した金銭
に相当する金額価値Yを,保持部に保持されている金銭
代用円盤状体に更に加えて記憶させ,金銭代用円盤状体
に記憶されている金銭価値Xを増やすこともできる。そ
して,このように金銭代用円盤状体に記憶されている金
銭価値Xを増やした後,顧客は例えば貸出スイッチなど
を再び操作することにより,更に遊技媒体を借り受ける
ことができる。この場合も同様に,遊技媒体を顧客に貸
し出す度に,貸出装置の保持部に保持されている金銭代
用円盤状体に記憶されている金銭価値Xは,その貸し出
した遊技媒体の量に相当する金額価値Zを減らした新た
な金銭価値Xとなって順次減っていくことになる。こう
して貸出装置の保持部に保持されている金銭代用円盤状
体に記憶された金額価値Xが0になるまでは,顧客は貸
出スイッチを操作して,遊技媒体を更に借り受けること
ができる。
【0014】このようにして,金銭の投入と貸出スイッ
チの操作などを適宜繰り返すことにより,顧客は遊技媒
体を借り受け,その借り受けた遊技媒体を利用して,遊
技を行う。
【0015】また顧客は,例えば返却スイッチを操作す
るなどして,貸出装置の保持部に保持されている金銭代
用円盤状体を途中で返却口に返却させることもできる。
なお,このように金銭代用円盤状体の返却を操作するた
めの返却スイッチは,例えば貸出装置やパチンコ台など
の遊技装置に設けられている。例えば前述のように貸出
装置の保持部に保持されている金銭代用円盤状体に金額
価値Xが記憶された状態で,顧客が返却を望んで例えば
返却スイッチを操作すると,金額価値Xが記憶された金
銭代用円盤状体が,返却口に返却されることになる。な
お,このように貸出装置の保持部に保持されていた金銭
代用円盤状体を返却口に返却させた場合は,貸出装置の
保持部には,金銭代用円盤状体が無い状態となる。この
ように保持部に金銭代用円盤状体が無くなった場合は,
その貸出装置の使用を一時的に停止させ,例えば警報を
発するなどして,店員に金銭代用円盤状体が無くなった
ことを知らしめる。そして店員によって,金額価値Xが
0の新しい金銭代用円盤状体が補充されると,貸出装置
の保持部にその新しい金銭代用円盤状体が保持され,貸
出装置は最初の状態(貸出装置の金銭投入口にまだ金銭
が投入される前の状態)に戻る。
【0016】そして,請求項2の発明は,前記保持部に
保持している金銭代用円盤状体に記憶されている金額価
値が0のときは,金銭代用円盤状体を前記返却口に返却
させないことを特徴としている。この請求項2の貸出装
置によれば,金額価値Xがまだ残っている場合を除いて
は,金銭代用円盤状体を返却口に返却させないので,例
えば金額価値Xが0である金銭代用円盤状体を外部に持
ち出して金銭代用円盤状体の金額価値Xを不正に変更す
ることなどができなくなり,偽造を防止できる。
【0017】また請求項3の発明は,更に,金銭代用円
盤状体投入口を備えた貸出装置であって,前記金銭代用
円盤状体投入口から金銭代用円盤状体が投入された際
に,前記保持部は,今まで保持していた金銭代用円盤状
体に代えて,前記金銭代用円盤状体投入口から投入され
た新たな金銭代用円盤状体を保持することを特徴として
いる。
【0018】この請求項3の貸出装置にあっては,前述
のように,顧客が例えば返却スイッチを操作するなどし
て,金額価値Xが記憶された金銭代用円盤状体を返却口
に返却させた場合,その金額価値Xがまだ残っている金
銭代用円盤状体を再び貸出装置の金銭代用円盤状体投入
口に投入し,例えば貸出スイッチを操作するなどして,
遊技媒体を更に借り受けることができる。この場合,顧
客は,ある貸出装置において金銭代用円盤状体を返却さ
せ,その後,金銭代用円盤状体を返却させた貸出装置と
は別の貸出装置において,金銭代用円盤状体投入口に投
入して,遊技媒体を借り受けることも可能である。
【0019】また請求項4の発明は,前記金銭代用円盤
状体投入口から金銭代用円盤状体が投入された際に,前
記保持部に保持している金銭代用円盤状体に記憶されて
いる金額価値が0のときは,前記保持部は,今まで保持
していた金銭代用円盤状体に代えて,前記金銭代用円盤
状体投入口から投入された新たな金銭代用円盤状体を保
持するが,前記保持部に保持している金銭代用円盤状体
に記憶されている金額価値がまだ残っているときは,前
記保持部は,今まで保持していた金銭代用円盤状体をそ
のまま保持し,前記金銭代用円盤状体投入口からの新た
な金銭代用円盤状体の投入を禁止するか,もしくは前記
金銭代用円盤状体投入口から投入された新たな金銭代用
円盤状体を,前記返却口に返却するように構成されてい
ることを特徴としている。
【0020】この請求項4の貸出装置にあっては,保持
部に保持している金銭代用円盤状体に記憶されている金
額価値Xがまだ残っているときは,保持部は今まで保持
していた金銭代用円盤状体(金額価値Xがまだ残ってい
る金銭代用円盤状体)をそのまま保持する。このため,
金額価値Xがまだ残っていながら,保持部に保持してい
る金銭代用円盤状体が誤って新しい金銭代用円盤状体に
交換されてしまう心配がない。
【0021】また請求項5の発明は,更に,前記保持部
に保持している金銭代用円盤状体に記憶されている金額
価値を表示する表示部を備えることを特徴としている。
この請求項5の貸出装置にあっては,表示部を見ること
によって,保持部に保持されている金銭代用円盤状体に
記憶されている金額価値Xを知ることができる。
【0022】また請求項6の発明は,これら請求項1,
2,3,4又は5の遊技媒体の貸出装置と,遊技媒体を
利用して遊技を行う遊技装置と,金銭代用円盤状体の投
入により,該金銭代用円盤状体に記憶されている金額価
値に相当する金銭を払い戻す精算装置を備えることを特
徴とする,遊技システムである。
【0023】この請求項6の遊技システムにあっては,
貸出装置から借り受けた遊技媒体を利用して,遊技手段
において遊技を行うことができる。また,金額価値がま
だ残っている金銭代用円盤状体を精算手段に投入するこ
とにより,金銭代用円盤状体に記憶されている金額価値
を精算することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を図面を用いて説明する。図1は,本実施の形態にお
いて利用される金銭代用円盤状体(以下,「コイン」と
いう)Cの内部構造を示す説明図である。
【0025】このコインCは,全体として円盤形状を有
しており,その内部には非接触データキャリアである電
子部品1を内蔵している。電子部品1は,情報が書き込
み可能な第1のメモリ2とIDコードを記憶した第2の
メモリ3を回路基板4に実装すると共に,第1のメモリ
2と第2のメモリ3を駆動する電気エネルギーを外部よ
り受け取り,かつ第1のメモリ2と第2のメモリ3に記
憶された情報を電波を媒体として送受信するためのアン
テナコイル5を備えた構成になっている。そして,これ
ら第1のメモリ2,第2のメモリ3,回路基板4及びア
ンテナコイル5を備えた電子部品1を合成樹脂などでパ
ッケージすることによってコインCが構成されている。
【0026】第1のメモリ2は情報の書き込みと消去が
自由にできるRAMなどで構成される。この第1のメモ
リ2には,後述するように,貸出装置の金銭投入口に投
入された金銭に相当する金額価値を加え,かつ,貸出装
置によって貸し出した遊技媒体の量に相当する金額価値
を減らした金額価値が記憶されるようになっている。
【0027】一方,第2のメモリ3には,その製造段階
で通し番号等の固有のIDコードが焼き付けられてお
り,記憶内容は後に変更できないようになっている。第
2のメモリ3は,データの書き込みが不可能な読み出し
専用メモリ(ROM)であり,例えばマスクROMが使
用される。IDコードの他に,国別コード,地域別コー
ド,店別コードなどといった各種コードを第2のメモリ
3に記憶しておいても良い。
【0028】次に図2は,本発明の実施の形態にかかる
遊技システム10の全体構成を概略的に示す説明図であ
る。図示の実施の形態では,遊技店の一例としてパチン
コホールに適用されたシステムを示している。
【0029】パチンコ島11には,遊技手段としてのパ
チンコ台12が複数台並べられており,各パチンコ台1
2の間には,本発明の実施の形態にかかる遊技媒体の貸
出装置としての台間玉貸し機(以下,単に「玉貸し機」
という)13がそれぞれ配置されている。遊技媒体と
は,この実施の形態ではパチンコ玉である。パチンコ島
11の端部には,例えば1万円札などの高額紙幣E’を
千円札などの紙幣E(パチンコ玉を借り受ける際に直接
使用する紙幣E)に両替するための両替機14が配置さ
れている。また図2に示す例では,パチンコ島11から
離れた位置に,コインCの精算機15が配置されてい
る。そして,これらパチンコ台12,玉貸し機13,両
替機14,精算機15等は,制御手段としての管理サー
バ16によって制御されている。また管理サーバ16に
は出力装置(プリンター)17が接続されている。
【0030】図3は,パチンコ島11の正面図である。
この例ではパチンコ島11の端部に両替機14が配置さ
れ,コインCの精算機15はパチンコ島11から離れた
位置に配置されている。パチンコ島11の内部には,パ
チンコ台12の間に配置された各玉貸し機13で回収さ
れたコインCや各玉貸し機13の投入された紙幣Eを両
替機14に搬送する搬送手段としてのコインコンベア2
2と紙幣コンベア23が設けられている。
【0031】両替機14の側面には,例えば1万円札な
どの高額紙幣E’を投入する高額紙幣投入口25と,千
円札などの紙幣Eを返却する紙幣返却口26が設けられ
ている。図示はしないが,両替機14は,高額紙幣投入
口25に投入された高額紙幣E’の真偽を識別するため
の識別機を備えている。そして,高額紙幣投入口25に
高額紙幣E’が投入され,該高額紙幣E’が真正である
ことが識別された場合は,その高額紙幣E’に相当する
金額の紙幣E(パチンコ玉を借り受ける際に直接使用す
る紙幣であって例えば千円札)に両替して,紙幣返却口
26に返却するようになっている。なお,このように紙
幣返却口26から返却するための紙幣Eは,前述のパチ
ンコ島11の内部に設けられた紙幣コンベア23によっ
て各玉貸し機13で回収された紙幣Eが利用される。ま
た,この両替機14の内部にはコインCのストック部2
7が設けてあり,前述のパチンコ島11の内部に設けら
れたコインコンベア22によって各玉貸し機13から回
収されたコインCが,このストック部27に溜められて
いる。
【0032】精算機15の側面には,コインCの投入口
30と金銭(例えば紙幣E)の支払い口31が設けられ
ている。図示はしないが,精算機15はリーダー・ライ
ターを備えており,投入口30にコインCが投入される
と,そのコインCに内蔵されている第1のメモリ2から
金銭価値を読み取ると共に,第2のメモリ3からIDコ
ードなどを読み取る構成になっている。こうして第2の
メモリ3から読み取られたIDコードは,前述の管理サ
ーバ16に送られるようになっている。管理サーバ16
は,こうして送信されたIDコードが,正しい(貸し出
し中のコインCに一致する)ことを確認するようになっ
ている。
【0033】そして,コインCが正しいことが確認され
た場合は,コインCに内蔵されている第1のメモリ2か
ら読み取った金銭価値に相当する金銭(例えば紙幣E)
を,支払い口31に支払う構成になっている。また,こ
のようにして精算を済ませた場合は,精算機15に備え
られたリーダー・ライターによって,当該精算を終了し
たコインCに内蔵されている第1のメモリ2に記憶され
ている金銭価値を0にするようになっている。またこの
実施の形態では,当該コインCについて精算を終了した
ことを管理サーバ16に送り,管理サーバ16は,その
コインCについての精算が行われたことをIDコードに
基づいて記憶するようになっている。
【0034】図4は玉貸し機13の正面図であり,図7
は玉貸し機13の内部構造の説明図である。玉貸し機1
3の前面には,上から順に紙幣Eを投入する紙幣投入口
35,表示部36,コインCを投入するコイン投入口3
7,パチンコ玉pを排出させるパチンコ玉排出口38,
コインCを返却させるコイン返却口39,貸出スイッチ
40及び返却スイッチ41が設けられている。
【0035】また,玉貸し機13の内部には保持部42
が設けられており,この保持部42には一枚のコインC
が保持されている。図示はしないが,保持部42はリー
ダー・ライターを備えており,保持部42に保持された
コインCに内蔵されている第1のメモリ2から金銭価値
を読み取ると共に,第2のメモリ3からIDコードなど
を読み取る構成になっている。こうしてコインCの第1
のメモリ2から読み取られた金銭価値は,表示部36に
表示される。また先と同様に,第2のメモリ3から読み
取られたIDコードは,前述の管理サーバ16に送ら
れ,管理サーバ16はコインCが正しいことを確認する
ようになっている。
【0036】コイン投入口37と保持部42の間には投
入通路45が設けられており,コイン投入口37から投
入されたコインCを,この投入通路45を通して保持部
42に自重で落下させることができる。保持部42とコ
イン返却口39の間には返却通路46が設けられてお
り,また保持部42と前述のパチンコ島11の内部に設
けられたコインコンベア22の間には回収回路47が設
けられており,保持部42に保持していたコインCを,
これら返却通路46もしくは回収回路47を通してコイ
ン返却口39もしくはコインコンベア22に自重で選択
的に落下させることができる。更に,投入通路45と返
却通路46の間には,保持部42を迂回するバイパス通
路48が設けられており,コイン投入口37から投入さ
れたコインCを,このバイパス通路48を通して返却通
路46からコイン返却口39に自重で落下させることも
できる。
【0037】投入通路45にはゲート50が設けられて
いる。このゲート50は,通常は図5中の実線50で示
すように開いており,コイン投入口37からのコインC
の投入を許している。但し,このゲート50は図5中の
一点鎖線50’で示すように閉じることもでき,そのよ
うにゲート50が閉じられると,コイン投入口37から
のコインCの投入が禁止される。また,投入通路45に
はセンサ51が装着されており,コイン投入口37にコ
インCが投入されたことは,このセンサ51によって検
出される。
【0038】投入通路45の終端部にはゲート52が設
けられている。このゲート52は,通常は図5中の実線
52で示すように,通常はバイパス通路48を閉じる位
置にあり,コイン投入口37から投入されたコインCを
保持部42に落下させるようになっている。但し,この
ゲート52は図5中の一点鎖線52’で示すように,バ
イパス通路48を開くこともでき,そのようにゲート5
2によってバイパス通路48が開かれると,コイン投入
口37から投入されたコインCは,バイパス通路48を
通して返却通路46からコイン返却口39に落下するよ
うになる。
【0039】返却通路46の始端部にはゲート53が設
けられている。ゲート53は,通常は図5中の実線53
で示すように,保持部42の底部を閉じる位置にあり,
保持部42にコインCを保持した状態を維持するように
なっている。但し,このゲート53は図5中の一点鎖線
53’で示すように,保持部42の底部を開くこともで
き,そのようにゲート53によって保持部42の底部が
開かれると,保持部42に保持されていたコインCは,
返却通路46を通ってコイン返却口39に落下するよう
になる。
【0040】回収回路47の始端部にはゲート54が設
けられている。ゲート54は,通常は図5中の実線54
で示すように,保持部42の背部を閉じる位置にあり,
保持部42にコインCを保持した状態を維持するように
なっている。但し,このゲート54は図5中の一点鎖線
54’で示すように,保持部42の背部を開くこともで
き,そのようにゲート54によって保持部42の背部が
開かれると,保持部42に保持されていたコインCは,
回収回路47を通ってコインコンベア22に落下するよ
うになる。そして,このようにコインコンベア22に落
下したコインCは,コインコンベア22で搬送されて,
前述の両替機14に設けられたストック部27に溜めら
れるようになっている。
【0041】紙幣投入口35の内部には,紙幣Eの真偽
を識別するための識別機60が設けられている。そし
て,紙幣投入口35に紙幣Eが投入され,該紙幣Eが真
正であることが識別された場合は,該紙幣Eを引き込ん
で前述の紙幣コンベア23に受け渡すようになってい
る。こうして紙幣コンベア23に受け渡された紙幣E
は,紙幣コンベア23によって両替機14に搬送され
る。また,このように紙幣Eを引き込んだ場合は,前述
のリーダー・ライターによって,保持部42に保持され
たコインCに内蔵されている第1のメモリ2に記憶され
ている金銭価値に,その紙幣Eに相当する金額価値を新
たに加えて記憶させるようになっている。こうしてコイ
ンCの第1のメモリ2に新たに記憶された金銭価値は,
表示部36に表示される。一方,紙幣投入口35に投入
された紙幣Eが偽物と識別された場合は,当該紙幣Eは
識別紙幣投入口35から返却されるようになっている。
【0042】貸出スイッチ40は,図示の例では押しボ
タンで構成されており,この貸出スイッチ40を押す
と,パチンコ玉排出口38からパチンコ玉pが排出され
る。そして,このようにパチンコ玉pを排出して顧客に
貸し出した場合は,保持部42に保持されているコイン
Cの第1のメモリ2に記憶されている金銭価値から,そ
の貸し出したパチンコ玉pの量に相当する金額価値を減
らして新たに記憶させるようになっている。こうしてコ
インCの第1のメモリ2に新たに記憶された金銭価値
は,表示部36に表示される。
【0043】返却スイッチ41は,図示の例では押しボ
タンで構成されている。保持部42に保持されているコ
インCの第1のメモリ2に記憶されている金銭価値がま
だ残っている状態でこの返却スイッチ41を押すと,返
却通路46の始端部に設けられたゲート53が図5中の
一点鎖線53’で示す位置に移動して保持部42の底部
が開き,保持部42に保持されていたコインCが,返却
通路46を通ってコイン返却口39に落下するようにな
っている。こうしてコインCをコイン返却口39から排
出した場合は,当該コインCのIDコードが前述の管理
サーバ16に送られ,管理サーバ16はコインCが顧客
に渡ったことを知る。また,コインCを排出したことに
よって,保持部42にはコインCが無い状態となる。こ
のように保持部42にコインCが無くなった場合は,そ
の玉貸し機13(保持部42にコインCが無い玉貸し機
13)の紙幣投入口35への紙幣Eの投入を禁止するこ
とにより,その玉貸し機13の使用を一時的に停止さ
せ,例えば警報を発するなどして,店員にコインCが無
くなったことを知らしめる。そして店員によって,金額
価値Xが0の新しいコインCが補充されると,その玉貸
し機13の保持部42にその新しいコインCが保持され
て,その玉貸し機13の紙幣投入口35への紙幣Eの投
入が再びできるようになる。こうしてその玉貸し機13
は,最初の状態(その玉貸し機13の紙幣投入口35に
まだ紙幣Eが投入される前の状態)に戻る。
【0044】但し,保持部42に保持されているコイン
Cの第1のメモリ2に記憶されている金銭価値が0の場
合は,返却スイッチ41を押しても,返却通路46の始
端部に設けられたゲート53は,図5中の実線53で示
す位置のままで保持部42の底部は開かない。このた
め,保持部42に保持されていたコインC(第1のメモ
リ2に記憶されている金銭価値が0のコインC)は,返
却スイッチ41を押してもコイン返却口39に落下せ
ず,保持部42に保持された状態を維持することにな
る。
【0045】さて,以上のように構成された遊技システ
ム10において,パチンコホールに入場した顧客は,先
ず玉貸し機13の紙幣投入口35に紙幣Eを投入する
(図6のS1)。この場合,必要であれば,顧客は予め
両替機14において,高額紙幣E’(例えば1万円札)
を紙幣E(例えば千円札)に両替しておいても良い。
【0046】こうして紙幣投入口35に紙幣Eが投入さ
れると,識別機60によってその真偽が識別され,該紙
幣Eが真正であることが識別された場合は,紙幣Eは紙
幣コンベア23から両替機14に搬送される。そして,
投入された紙幣Eに相当する金額価値Yが,予め保持部
42に保持されているコインCの第1のメモリ2に記憶
されている金銭価値Xに加えて記憶される。この場合,
顧客がはじめてその玉貸し機13に金銭を投入するので
あれば,通常は予め保持部42に保持されているコイン
Cの第1のメモリ2に記憶されている金額価値Xは最初
は0になっているので,保持部42に保持されているコ
インCの第1のメモリ2に記憶されている金額価値X
は,玉貸し機13の紙幣投入口35に投入された紙幣E
に相当する金額価値Yに等しくなる(図6のS2)。ま
たこうして新しくコインCの第1のメモリ2に記憶され
た金銭価値Xが,表示部36に表示される。なお,玉貸
し機13に投入された紙幣Eが偽物と識別された場合
は,当該紙幣Eは識別紙幣投入口35から返却される。
【0047】次に,こうして玉貸し機13の紙幣投入口
35に紙幣Eを投入後,顧客が貸出スイッチ40を押す
ことにより,パチンコ玉pの貸出が行われる(図6のS
3)。そして,パチンコ玉pを借り受けた顧客は,遊技
を行うことができるようになる。そして,このようにパ
チンコ玉pを顧客に貸し出した場合は,玉貸し機13の
保持部42に保持されているコインCの第1のメモリ2
に記憶された金銭価値Xは,その貸し出したパチンコ玉
pの量に相当する金額価値Zを減らした新たな金銭価値
Xとなる(図6のS4)。またこうしてコインCの第1
のメモリ2に新たに記憶された金銭価値Xが,表示部3
6に表示される。
【0048】そして,顧客は貸出スイッチ40を再び操
作することにより,更にパチンコ玉pを借り受けること
ができる。この場合,パチンコ玉pを顧客に貸し出す度
に,玉貸し機13の保持部42に保持されているコイン
Cの第1のメモリ2に記憶された金銭価値Xは,その貸
し出したパチンコ玉pの量に相当する金額価値Zを減ら
した新たな金銭価値Xとなって順次減っていくことにな
る。こうしてコインCの第1のメモリ2に記憶された金
額価値Xが0になるまでは,顧客は貸出スイッチ40を
操作して,パチンコ玉pを借り受けることができる(図
6のS5)。
【0049】また顧客は,玉貸し機13の紙幣投入口3
5に更に追加して次の紙幣Eを投入することもできる
(図7のS1)。この場合は,その新しく追加投入した
紙幣Eに相当する金額価値Yが,玉貸し機13の保持部
42に保持されているコインCの第1のメモリ2に記憶
されている金銭価値Xに加えて記憶され,コインCの第
1のメモリ2に記憶されている金銭価値Xは,X+Yに
増える(図7のS2)。そして,このようにコインCの
第1のメモリ2に記憶されている金銭価値Xを増やした
後,顧客が貸出スイッチ40を再び押すことによって,
更にパチンコ玉pの貸出が行われる(図7のS3)。こ
の場合も同様に,パチンコ玉pを顧客に貸し出す度に,
玉貸し機13の保持部42に保持されているコインCの
第1のメモリ2に記憶された金銭価値Xは,その貸し出
したパチンコ玉pの量に相当する金額価値Zを減らした
新たな金銭価値Xとなって順次減っていく(図7のS
4)。
【0050】こうして玉貸し機13の保持部42に保持
されているコインCの第1のメモリ2に記憶された金額
価値Xが0になるまでは,顧客は貸出スイッチ40を操
作して,遊技媒体を更に借り受けることができる(図7
のS5)。このようにして,紙幣Eの投入と貸出スイッ
チ40の操作を適宜繰り返すことにより,顧客はパチン
コ玉pを借り受け,その借り受けたパチンコ玉pを利用
して,遊技を行う。
【0051】また,途中でコインCの返却を望む顧客
は,玉貸し機13の返却スイッチ41を押す(図8のS
1)。この場合は,先ず玉貸し機13の保持部42に保
持されているコインCの第1のメモリ2に記憶されてい
る金銭価値Xがまだ残っているかが判定される(図8の
S2)。
【0052】そして,金銭価値Xがまだ残っている場合
は,図5で説明したゲート53が図5中の一点鎖線5
3’で示す位置に移動して保持部42の底部が開き,保
持部42に保持されていたコインCが,返却通路46を
通ってコイン返却口39に返却される(図8のS3)。
このようにコイン返却口39から排出されたコインCの
IDコードは管理サーバ16に送られ,管理サーバ16
は当該コインCが顧客に渡ったことを知る。また,コイ
ンCを排出したことによって,保持部42にはコインC
が無い状態となる。このように保持部42にコインCが
無くなった場合は,その玉貸し機13(保持部42にコ
インCが無い玉貸し機13)の紙幣投入口35への紙幣
Eの投入を禁止することにより,その玉貸し機13の使
用を一時的に停止させ,例えば警報を発するなどして,
店員にコインCが無くなったことを知らしめる。そして
店員によって,金額価値Xが0の新しいコインCが補充
されると,保持部42はその新しいコインCを保持する
(図8のS4)。そして,その玉貸し機13の紙幣投入
口35への紙幣Eの投入が再びできるようになる。こう
してその玉貸し機13は,最初の状態(その玉貸し機1
3の紙幣投入口35にまだ紙幣Eが投入される前の状
態)に戻る。
【0053】一方,玉貸し機13の保持部42に保持さ
れているコインCの第1のメモリ2に記憶されている金
銭価値Xが既に0になっている場合は,返却スイッチ4
1を押しても,ゲート53は開かず,コインCは保持部
42に保持された状態を維持する。
【0054】そして,金銭価値Xがまだ残っているコイ
ンCの返却を受けた顧客は,そのコインCを玉貸し機1
3のコイン投入口37に投入しても良い(図9のS
1)。なおこの場合,顧客は,ある玉貸し機13におい
て返却スイッチ41を押してコインCを返却させ,その
後,返却されたコインCを別の玉貸し機13のコイン投
入口37に投入しても良いことは勿論である。
【0055】そして,このように金銭価値Xがまだ残っ
ているコインCが玉貸し機13のコイン投入口37に投
入された場合は,先ず,その玉貸し機13の保持部42
に予め保持されているコインCの第1のメモリ2に記憶
されている金銭価値Xがまだ残っているかが判定される
(図9のS2)。
【0056】そして,保持部42に予め保持されていた
コインCの第1のメモリ2に記憶されている金銭価値X
がまだ残っている場合は,そのコインC(今まで保持し
ていたコインC)を保持部42にそのまま保持する。そ
してこの場合は,先に図5で説明したゲート50を図5
中の一点鎖線50’で示すように閉じ,コイン投入口3
7からのコインCの投入を禁止する(図9のS3)。こ
の場合,ゲート50を図5中の実線50で示すように開
いてコイン投入口37からのコインCの一旦投入させ,
ゲート52を図5中の一点鎖線52’で示すように開く
ことにより,コイン投入口37から投入されたコインC
を,バイパス通路48を通して返却通路46からコイン
返却口39に返却させても良い(図9のS3)。
【0057】一方,このように金銭価値Xがまだ残って
いるコインCが玉貸し機13のコイン投入口37に投入
された場合において,その玉貸し機13の保持部42に
予め保持されていたコインCの第1のメモリ2に記憶さ
れている金銭価値Xが0である場合は,図5で説明した
ゲート54を図5中の一点鎖線54’で示すように開い
て,そのコインC(今まで保持していたコインC)を回
収回路47からコインコンベア22に落下させる。そし
て,コインコンベア22に落下したコインCは,前述の
両替機14に設けられたストック部27に溜められるこ
ととなる。
【0058】また,こうして保持部42に予め保持され
ていたコインCを排出した後,ゲート50が開き,更に
ゲート52が図5中の実線52で示すようにバイパス通
路48を閉じることにより,コイン投入口37から投入
されたコインCは,保持部42に落下する。こうして,
玉貸し機13の保持部42には,金銭価値Xがまだ残っ
ている新しいコインCが保持されることになる(図9の
S4)。また,こうして保持部42に新しく保持された
コインCの第1のメモリ2に記憶されている金銭価値X
が,表示部36に表示される。
【0059】その後,顧客が貸出スイッチ40を押すこ
とにより,パチンコ玉pの貸出が行われる(図9のS
5)。こうしてパチンコ玉pを借り受けた顧客は,遊技
を行うことができるようになる。そして,顧客が貸出ス
イッチ40を操作してパチンコ玉pを借り受ける度に,
玉貸し機13の保持部42に保持されているコインCの
第1のメモリ2に記憶された金銭価値Xは,その貸し出
したパチンコ玉pの量に相当する金額価値Zを減らした
新たな金銭価値Xとなって順次減っていく(図9のS
6)。こうしてコインCの第1のメモリ2に記憶された
金額価値Xが0になるまでは,顧客は貸出スイッチ40
を操作して,パチンコ玉pを借り受けることができる
(図9のS7)。
【0060】また一方,金銭価値Xがまだ残っているコ
インCを玉貸し機13から返却させた顧客は,そのコイ
ンCを精算機15の投入口30に投入して,精算するこ
ともできる。このようにコインCを精算機15の投入口
30に投入した場合は,精算機15は,そのコインCに
内蔵されている第1のメモリ2から金銭価値を読み取る
と共に,第2のメモリ3からIDコードなどを読み取
る。そして第2のメモリ3から読み取られたIDコード
は,前述の管理サーバ16に送られ,管理サーバ16は
コインCが正しいことを確認する。
【0061】そして,コインCが真正であるとが確認さ
れた場合は,コインCに内蔵されている第1のメモリ2
から読み取った金銭価値Xに相当する金銭(例えば紙幣
E)を,精算機15の支払い口31に支払う。また,こ
うして精算を済ませた場合は,当該精算を終了したコイ
ンCに内蔵されている第1のメモリ2に記憶されている
金銭価値Xを0にし,精算を終了したことを管理サーバ
16に送り,管理サーバ16は,そのコインCについて
の精算が行われたことをIDコードに基づいて記憶す
る。一方,管理サーバ16によってコインCの正しいこ
とが確認できない場合は,精算機15は支払いを行わな
い。
【0062】以上説明したように,この実施の形態の遊
技システム10と玉貸し機13にあっては,コインCを
用いることにより,偽造の心配の少ない安全な運用が可
能となる。また特に,合成樹脂などで成形されたコイン
Cは耐久性に優れ,持ち運びなどにも便利であり,汚れ
た場合は洗浄できるので,常に清潔な状態に保つことが
でき,顧客にとっても使いやすい。また,コインCの表
面には印刷などを施すこともでき,表面の色を所望の色
に着色したり,遊技店の店名やマーク等を付すことも可
能である。
【0063】以上,本発明の好ましい実施の形態を例を
挙げて説明したが,本発明はここで説明した形態に限定
されない。例えば貸出スイッチ40や返却スイッチ41
は,玉貸し機13の前面に設けずに,パチンコ台12の
前面に設けられていても良い。また玉貸し機13に1万
円札や5千円札などといった高額紙幣E’を直接投入し
て,玉貸しができるように構成しても良い。また以上に
説明した遊技システム10や玉貸し機13は,本発明を
パチンコホールに適用した例であったが,コインCによ
ってスロットマシン等のゲーム機で使用されるメダルな
ど他の遊技媒体を貸し出すものに本発明を適用しても良
い。また,本発明はパチンコホールに限らず,ゲームセ
ンターなどの他の遊技店において適用することもでき
る。
【0064】
【発明の効果】請求項1〜6によれば,プリペードカー
ドに比べて耐久性に優れ,洗浄や偽造防止が容易で,し
かも再利用しやすい金銭代用円盤状体を利用することに
より,運用が容易で,顧客にも好印象を与えることが可
能な貸出装置及び遊技システムを提供することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で使用される金銭代用円盤
状体(コイン)の内部構造を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる遊技システムの説
明図である。
【図3】パチンコ島の正面図である。
【図4】玉貸し機の正面図である。
【図5】玉貸し機の内部構造の説明図である。
【図6】玉貸し機の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】玉貸し機の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】玉貸し機の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図9】玉貸し機の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
C 金銭代用円盤状体(コイン) E 紙幣 p パチンコ玉 10 遊技システム 11 パチンコ島 12 パチンコ台 13 玉貸し機 14 両替機 15 精算機 16 管理サーバ 17 出力装置(プリンター) 35 紙幣投入口 36 表示部 37 コイン投入口 38 パチンコ玉排出口 39 コイン返却口 40 貸出スイッチ 41 返却スイッチ 42 保持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体の貸出を行う貸出装置であっ
    て,金銭投入口と,金銭代用円盤状体を保持する保持部
    と,該保持部に保持された金銭代用円盤状体を返却させ
    る返却口を備え,前記保持部に保持している金銭代用円
    盤状体に対して,前記金銭投入口より投入された金銭に
    相当する金額価値を加えて記憶させると共に,貸し出し
    た遊技媒体の量に相当する金額価値を減らして記憶させ
    ることを特徴とする,遊技媒体の貸出装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部に保持している金銭代用円盤
    状体に記憶されている金額価値が0のときは,金銭代用
    円盤状体を前記返却口に返却させないことを特徴とす
    る,請求項1の遊技媒体の貸出装置。
  3. 【請求項3】 更に,金銭代用円盤状体投入口を備えた
    貸出装置であって,前記金銭代用円盤状体投入口から金
    銭代用円盤状体が投入された際に,前記保持部は,今ま
    で保持していた金銭代用円盤状体に代えて,前記金銭代
    用円盤状体投入口から投入された新たな金銭代用円盤状
    体を保持することを特徴とする,請求項1又は2の遊技
    媒体の貸出装置。
  4. 【請求項4】 前記金銭代用円盤状体投入口から金銭代
    用円盤状体が投入された際に,前記保持部に保持してい
    る金銭代用円盤状体に記憶されている金額価値が0のと
    きは,前記保持部は,今まで保持していた金銭代用円盤
    状体に代えて,前記金銭代用円盤状体投入口から投入さ
    れた新たな金銭代用円盤状体を保持するが,前記保持部
    に保持している金銭代用円盤状体に記憶されている金額
    価値がまだ残っているときは,前記保持部は,今まで保
    持していた金銭代用円盤状体をそのまま保持し,前記金
    銭代用円盤状体投入口からの新たな金銭代用円盤状体の
    投入を禁止するか,もしくは前記金銭代用円盤状体投入
    口から投入された新たな金銭代用円盤状体を,前記返却
    口に返却するように構成されていることを特徴とする,
    請求項3の遊技媒体の貸出装置。
  5. 【請求項5】 更に,前記保持部に保持している金銭代
    用円盤状体に記憶されている金額価値を表示する表示部
    を備えることを特徴とする,請求項1,2,3又は4の
    いずれかの遊技媒体の貸出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5のいずれか
    の遊技媒体の貸出装置と,遊技媒体を利用して遊技を行
    う遊技装置と,金銭代用円盤状体の投入により,該金銭
    代用円盤状体に記憶されている金額価値に相当する金銭
    を払い戻す精算装置を備えることを特徴とする,遊技シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166036A (ja) * 2000-12-05 2002-06-11 Omron Corp 遊技機用icコイン処理装置および台間機

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