JP2003236218A - プリペイドシステム - Google Patents

プリペイドシステム

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JP2003236218A
JP2003236218A JP2002037231A JP2002037231A JP2003236218A JP 2003236218 A JP2003236218 A JP 2003236218A JP 2002037231 A JP2002037231 A JP 2002037231A JP 2002037231 A JP2002037231 A JP 2002037231A JP 2003236218 A JP2003236218 A JP 2003236218A
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Yoshinori Makise
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 価額情報が改竄されたプリペイド記憶媒体の
使用を防止することができるプリペイドシステムを提供
する。 【解決手段】 プリペイド記憶媒体16に記録された価
額情報を記録して管理する集中管理装置4と、該集中管
理装置4と通信可能に接続され、投入されたプリペイド
記憶媒体16に記録された価額情報が示す価額の範囲内
分の遊戯媒体を貸し出す遊戯媒体貸出機2とを備え、該
遊戯媒体貸出機2と前記集中管理装置4との通信が不可
能なオフライン時にプリペイド記憶媒体16が該遊戯媒
体貸出機2で使用された場合には、該遊戯媒体貸出機2
に投入された該プリペイド記憶媒体16を返却する操作
が行われた時に該プリペイド記憶媒体16の返却を行わ
ずに遊戯店の従業員を呼び出すためのアラームを発す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店等の遊
戯店に備えられ、パチンコ玉やスロットマシン用のメダ
ル等の遊戯媒体に換算可能な価額情報が記録されたプリ
ペイド記憶媒体を遊戯者に販売または貸与して、プリペ
イド記憶媒体を介して遊戯媒体を貸し出すプリペイドシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ店等の遊戯店に備えられ
る、パチンコ玉やスロットマシン用のメダル等の遊戯媒
体を貸し出すためのプリペイドシステムとしては、例え
ば、パチンコ玉に換算可能な価額情報が記録されたプリ
ペイド記憶媒体としてのプリペイドカードを遊戯者に販
売し、遊戯者が購入したプリペイドカードをパチンコ玉
貸出機等の遊戯媒体貸出機に投入すると、投入されたプ
リペイドカードに記録された価額情報が示す価額の範囲
内分のパチンコ玉がパチンコ玉貸出機から貸し出され、
遊戯終了後、遊戯者によってプリペイドカードを返却す
る操作が行われた際には、プリペイドカードの価額情報
から貸し出したパチンコ玉分の価額を差し引いて求めた
新たな価額情報をプリペイドカードに記憶させて、その
プリペイドカードを遊戯者に返却するといったものが一
般的に普及している。
【0003】しかし、このプリペイドシステムでは、遊
戯者が価額情報が記録されたプリペイドカードを持ち帰
って不正な手段によって記録されている価額情報を増額
して書き換え、そのプリペイドカードを再び遊戯店で使
用した場合、その不正を認知する手段がなく、遊戯者は
増額した分のパチンコ玉等の遊戯媒体を借りることがで
きたり、そのプリペイドカードを精算して増額した分の
現金を得ることができる。そのため、こういったプリペ
イドシステムを悪用した、プリペイドカードの価額情報
の不正改竄を行う犯罪が多発した。
【0004】そこで、最近、価額情報が書き換えられた
プリペイド記憶媒体を使用できなくする工夫がなされた
プリペイドシステムが考えられている。その工夫がなさ
れたプリペイドシステムBのブロック図を図9に示す。
このプリペイドシステムBは、パチンコ店内で使用され
る全てのプリペイドカードに記録された価額情報を記録
して管理する集中管理装置82と、集中管理装置82と
通信ケーブル90を介して通信可能に接続され、パチン
コ台98に隣接して設置され、投入されたプリペイドカ
ードに記録された価額情報が示す価額の範囲内分のパチ
ンコ玉を貸し出し、そのプリペイドカードの価額情報か
ら貸し出したパチンコ玉分の価額を差し引いて求めた新
たな価額情報をそのプリペイドカードに記憶させるパチ
ンコ玉貸出機80、80・・と、集中管理装置82と通
信ケーブル92を介して通信可能に接続され、投入され
たプリペイドカードに記録された価額情報と集中管理装
置82に記録されたそのプリペイドカードの価額情報と
を比較して一致したときにのみそのプリペイドカードに
記録された価額情報が示す価額分の現金を払い出すプリ
ペイドカード精算機84と、集中管理装置82と通信ケ
ーブル92を介して通信可能に接続され、価額情報が記
録されていないプリペイドカードがストックされ、現金
が投入された際に、ストックされたプリペイドカードに
投入された現金の金額の範囲内分の価額情報を記録して
排出すると共に、そのプリペイドカードに記録した価額
情報を集中管理装置82に送信して記録させるプリペイ
ドカード発行機86とを備える。
【0005】そして、パチンコ玉貸出機80にプリペイ
ドカードが投入された際には、集中管理装置82とパチ
ンコ玉貸出機80とが通信して、そのプリペイドカード
に記録された価額情報と集中管理装置82に記録された
そのプリペイドカードの価額情報とを比較して一致した
場合にのみ、パチンコ玉貸出機80がパチンコ玉を貸し
出すよう構成されている。また、そのプリペイドカード
を遊戯者に返却する際には、そのプリペイドカードに、
貸し出したパチンコ玉分の価額が差し引かれた新たな価
額情報を記録すると共に、その新たな価額情報は、集中
管理装置82にも記録される。また、プリペイドカード
を現金に精算するためにプリペイドカード精算機84に
投入した際には、プリペイドカード精算機84と集中管
理装置82とが通信して、プリペイドカードに記録され
た価額情報と集中管理装置82に記録されたそのプリペ
イドカードの価額情報とを比較して一致した場合にの
み、プリペイドカード精算機84は現金を払い出す。
【0006】従って、仮に遊戯者がそのプリペイドカー
ドに記録されている価額情報を改竄し、再び使用すべく
そのプリペイドカードをパチンコ玉貸出機80またはプ
リペイドカード精算機84に投入したとしても、プリペ
イドカードに記録された価額情報と集中管理装置82に
記録されたそのプリペイドカードの価額情報とが一致し
ないため、パチンコ玉を貸し出さず、あるいは、現金を
払い出さない。従って、プリペイドカードの不正書き換
えによる犯罪を防止することができるという利点があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記プリペイドシステ
ムBでは、パチンコ玉貸出機80と集中管理装置82と
は、通信ケーブル90を介して通信可能に接続されてい
るが、例えば、通信ケーブル90の断線または接続不良
や、パチンコ玉貸出機80の通信機能の故障または動作
不良等の原因によって、パチンコ玉貸出機80と集中管
理装置82とが通信不能(オフライン)になってしまう
ことがある。特に、パチンコ玉貸出機80は、パチンコ
店内における設置台数が多く、遊戯者による使用頻度も
高いため、故障等の問題が発生する頻度が高い。
【0008】前記プリペイドシステムBでは、パチンコ
玉貸出機80と集中管理装置82とが通信不能(オフラ
イン)となっている間も業務を行えるようにするため
に、オフライン時には、プリペイドカードに記録されて
いる価額情報のみに基づいてパチンコ玉を貸し出すよう
構成される。また、オフライン時に使用されたプリペイ
ドカードに、オフライン時に使用されたカードであるこ
とを示すオフライン情報(オフラインフラグ)を記録し
ておく。プリペイドカードに記録されている価額情報の
みに基づいてパチンコ玉を貸し出すと、オフライン時に
は、プリペイドカードに記録されている価額情報と集中
管理装置82に記録されているそのプリペイドカードの
価額情報とが食い違うことになる。しかし、オフライン
情報で、オフライン時に使用されたカードであることが
示されている場合(即ちオフライン情報が記録されてい
る場合)には、パチンコ玉を貸し出す(あるいはプリペ
イドカード精算機84で現金を払い出す)ことを禁止し
ない。このように構成することで、パチンコ玉貸出機8
0と集中管理装置82とが通信不能なオフライン時にも
業務を行える様になる。
【0009】しかし、オフライン時に使用されたプリペ
イドカードが遊戯者に返却され、そのプリペイドカード
に記録された価額情報を遊戯者が改竄した場合、プリペ
イドカードに記録されている価額情報と、集中管理装置
82に記録されているそのプリペイドカードの価額情報
とが食い違っても、パチンコ玉が貸し出され(あるいは
プリペイドカード精算機で現金が払い出され)てしま
い、プリペイドカードの不正書き換えによる犯罪を防止
することができないという課題がある。
【0010】本発明は上記課題を解決すべくなされ、そ
の目的とするところは、遊戯媒体貸出機と集中管理装置
とが通信不能(オフライン)になっている間も、遊戯媒
体の貸し出しが行えることによって業務が滞ることがな
く、なおかつ、価額情報が改竄されたプリペイド記憶媒
体の使用を防止することができるプリペイドシステムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリペイド
システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を
備える。すなわち、パチンコ店等の遊戯店に備えられ、
パチンコ玉やスロットマシン用のメダル等の遊戯媒体に
換算可能な価額情報が記録されたプリペイド記憶媒体を
遊戯者に販売または貸与して、プリペイド記憶媒体を介
して遊戯媒体を貸し出すプリペイドシステムであって、
プリペイド記憶媒体に記録された価額情報を記録して管
理する集中管理装置と、該集中管理装置と通信可能に接
続され、パチンコ台やスロットマシン等の遊技機の付近
に設置され、投入されたプリペイド記憶媒体に記録され
た価額情報が示す価額の範囲内分の遊戯媒体を貸し出
し、該プリペイド記憶媒体の価額情報から貸し出した遊
戯媒体分の価額を差し引いて求めた新たな価額情報を該
プリペイド記憶媒体に記憶させる遊戯媒体貸出機とを備
え、前記遊戯媒体貸出機と前記集中管理装置との通信が
不可能なオフライン時にプリペイド記憶媒体が該遊戯媒
体貸出機で使用された場合には、該遊戯媒体貸出機に投
入された該プリペイド記憶媒体を返却する操作が行われ
た時に該プリペイド記憶媒体の返却を行わずに遊戯店の
従業員を呼び出すためのアラームを発する。また、前記
遊戯媒体貸出機と前記集中管理装置との通信が可能なオ
ンライン時にプリペイド記憶媒体が該遊戯媒体貸出機で
使用された場合には、該プリペイド記憶媒体に記録され
た価額情報と該集中管理装置に記録された該プリペイド
記憶媒体の価額情報とを比較して一致した場合にのみ該
遊戯媒体貸出機から遊戯媒体を貸し出し、該集中管理装
置に記録されている該プリペイド記憶媒体の価額情報
を、該プリペイド記憶媒体の価額情報から貸し出した遊
戯媒体分の価額を差し引いて求めた新たな価額情報に書
き換える。さらに、前記遊戯媒体貸出装置は、遊戯店の
従業員に配布される、該遊戯媒体貸出機を遠隔操作する
リモートコントローラを操作することで、投入されてい
るプリペイド記憶媒体を取り出し可能に設けられてい
る。これによれば、遊戯媒体貸出機と集中管理装置との
通信ができるオンライン時には、遊戯媒体貸出機に投入
されたプリペイド記憶媒体に記録された価額情報と集中
管理装置に記録されたそのプリペイド記憶媒体の価額情
報とを比較して一致した場合にのみ遊戯媒体を貸し出す
ため、価額情報が改竄された遊戯媒体の使用を防止する
ことができる。さらに、遊戯媒体貸出機と集中管理装置
との通信ができないオフライン時にプリペイド記憶媒体
が遊戯媒体貸出機で使用された場合には、プリペイド記
憶媒体を遊戯者に返却せず、従業員を呼び出すアラーム
を発し、従業員のみが配布されたリモートコントローラ
でプリペイド記憶媒体の取り出しを行えるため、従業員
がそのプリペイド記憶媒体の精算作業を行うことができ
る。従って、集中管理装置に記録された価額情報と食い
違った価額情報が記録されている可能性のあるプリペイ
ド記憶媒体、即ち、価額情報が改竄されてもそれを認識
できないプリペイド記憶媒体が遊戯者の手に渡ることを
なくすことができる。
【0012】また、前記遊戯媒体貸出機と前記集中管理
装置との通信が不可能なオフライン時にプリペイド記憶
媒体が該遊戯媒体貸出機で使用された場合には、該遊戯
媒体貸出機は、該プリペイド記憶媒体がオフライン時に
使用されたことを示すオフライン情報を該プリペイド記
憶媒体に記録する。これによれば、正当な使用によって
も集中管理装置に記録された価額情報と食い違った価額
情報が記録されている可能性のあるプリペイド記憶媒体
を判別することが可能となる。
【0013】また、前記集中管理装置と通信可能に接続
され、投入されたプリペイド記憶媒体に前記オフライン
情報が記録されていない場合には、該プリペイド記憶媒
体に記録された価額情報と該集中管理装置に記録された
該プリペイド記憶媒体の価額情報とを比較して一致した
ときにのみ該プリペイド記憶媒体に記録された価額情報
が示す価額分の現金を払い出すプリペイド記憶媒体精算
機を備える。これによれば、オフライン情報が記録され
ていないプリペイド記憶媒体、即ち、正当な使用によれ
ば集中管理装置に記録された価額情報と食い違った価額
情報が記録されている可能性がないプリペイド記憶媒
体、の価額情報が不正に書き換えられていた場合には、
精算を行わないプリペイド記憶媒体精算機を得ることが
できる。
【0014】また、前記集中管理装置と通信可能に接続
され、現金が投入された際に、投入された現金の金額の
範囲内分の価額情報が記録されたプリペイド記憶媒体を
排出すると共に、該プリペイド記憶媒体に記録された価
額情報を該集中管理装置に送信して記録させるプリペイ
ド記憶媒体発行機を備える。さらに、前記プリペイド記
憶媒体発行機は、価額情報が記録されていないプリペイ
ド記憶媒体をストック可能に設けられ、現金が投入され
た際に、ストックされたプリペイド記憶媒体に価額情報
を記録させる。これによれば、プリペイド記憶媒体の販
売時に、プリペイド記憶媒体に記憶されている価額情報
を集中管理装置に記録することが可能であると共に、プ
リペイド記憶媒体発行機には価額情報が記録されていな
いプリペイド記憶媒体しかストックされていないため、
プリペイド記憶媒体発行機からプリペイド記憶媒体が盗
まれても、そのプリペイド記憶媒体によって遊戯媒体や
現金が引き出されることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリペイドシ
ステムの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に
説明する。本発明に係るプリペイドシステムAは、遊戯
店としてのパチンコ店に備えられ、遊戯媒体としてのパ
チンコ玉に換算可能な価額情報が記録されたプリペイド
カード16(図示せず)を遊戯者に販売して、プリペイ
ドカード16を介してパチンコ玉を貸し出すプリペイド
システムである。
【0016】プリペイドカード16は、前記価額情報が
読み書き可能に設けられる。また、そのプリペイドカー
ド16が遊戯媒体貸出機と集中管理装置との通信ができ
ないオフライン時に使用されたものであることを示す
「オフライン情報」か、その逆を示す「オンライン情
報」を記録可能なライン状態データが読み書き可能に設
けられる。また、パチンコ店内で使用される全てのプリ
ペイドカード16のそれぞれに一意に付けられるIDナ
ンバーが読み出しのみ可能に設けられる。なお、プリペ
イドシステムAで使用されるプリペイド記憶媒体として
のプリペイドカード16としては、磁気カード、RFI
Dカード、ICカードといった読み書き可能な記憶媒体
が採用できる。また、形状は必ずしもカード型である必
要はなく、コイン型、チップ型等、任意の形状を採用し
てよい。
【0017】図1は、プリペイドシステムAのブロック
図である。まず、プリペイドシステムAを構成する各機
器の特徴を説明する。集中管理装置4は、パチンコ店内
で使用される全てのプリペイドカード16に記録された
価額情報を、プリペイドカード16のIDナンバーごと
に記録して管理する装置である。
【0018】プリペイド記憶媒体発行機としてのプリペ
イドカード発行機8は、集中管理装置4と通信可能に接
続され、価額情報が記録されていないプリペイドカード
16が内部にストックされ、現金が投入された際に、ス
トックされたプリペイドカード16に、投入された現金
の金額の範囲内分の価額情報を記録させて、そのプリペ
イドカード16を排出することで、プリペイドカード1
6を遊戯者に対して発行および販売する。また、その際
に、発行するプリペイドカード16に記録された価額情
報を集中管理装置4に送信して記録させる。
【0019】遊技機としてのパチンコ台14は、パチン
コ店内の島毎に並べて設置される。遊戯媒体貸出機とし
てのパチンコ玉貸出機2は、パチンコ台14に隣接し
て、その台間等に設置され、集中管理装置4と通信ケー
ブル10を介して通信可能に接続され、プリペイドカー
ド16を投入可能に設けられ、投入されたプリペイドカ
ード16に記録された価額情報が示す価額の範囲内分の
パチンコ玉を貸し出す装置である。また、パチンコ玉貸
出機2は、遊戯者によってプリペイドカード16を返却
する操作が行われた際には、プリペイドカード16の価
額情報から貸し出したパチンコ玉分の価額を差し引いて
求めた新たな価額情報をプリペイドカード16に記憶さ
せる。
【0020】プリペイド記憶媒体精算機としてのプリペ
イドカード精算機6は、集中管理装置4と通信ケーブル
12を介して通信可能に接続され、プリペイドカード1
6が投入された際に、プリペイドカード16に記録され
た価額情報と集中管理装置4に記録されたプリペイドカ
ード16の価額情報とを比較して一致した場合にのみ、
プリペイドカード16に記録された価額情報が示す価額
分の現金を払い出す装置である。
【0021】次に、プリペイドシステムAを構成する各
機器の構成を詳細に説明する。図3は、パチンコ店の店
内の島端等に設置されるプリペイドカード発行機8の正
面説明図である。プリペイドカード発行機8は、操作ガ
イダンス等が表示可能な表示部としてのディスプレイ4
1、現金としての紙幣を投入可能な紙幣投入口46、購
入するプリペイドカード16に記録される価額情報の価
額を選択可能な複数の金額選択ボタン42、金額選択ボ
タン42で指定された価額分の価額情報が記録されたプ
リペイドカード16が排出されるカード発行口50、釣
銭としての紙幣を排出可能な紙幣返却口48、操作の取
り消しを行う取り消しボタン44を備える。なお、金額
選択ボタン42は、42a、42b、42cの3つのボ
タンから構成され、42aが押下された際には、100
0円分、42bが押下された際には2000円分、42
cが押下された際には3000円分の価額情報が記録さ
れたプリペイドカード16がそれぞれ排出される。な
お、各金額選択ボタン42a、42b、42cに対応す
る価額は、所定の操作によって、任意の価額に設定する
ことができる。また、プリペイドカード発行機8は、裏
面に接続された図示しない通信ケーブル12によって集
中管理装置4に通信可能に接続され、互いにデータの送
受が行えるよう設けられ、プリペイドカード16に記録
された価額情報等の情報の送受を行うことができる。
【0022】プリペイドカード発行機8は、内部にマイ
コン制御部(図示しない)を備え、そのマイコン制御部
の制御によってプリペイドカード16を貸し出す動作を
行う。図6に、プリペイドカード発行機8のマイコン制
御部のプリペイドカード16を貸し出す際の処理フロー
を示す。通常、プリペイドカード発行機8は紙幣挿入待
ち状態にある。この状態で紙幣投入口46から紙幣が投
入され、投入された金額の範囲内分の金額選択ボタン4
2(42a、42b、42cのいずれか)が押下される
と、金額選択ボタン42で選択された金額分の価額情報
を、ストックされたプリペイドカード16の一枚に記録
し、そのプリペイドカード16のIDナンバーと記録し
た価額情報を集中管理装置4に送信して記録させ、その
プリペイドカード16のライン状態データに「オンライ
ン情報」を記録して、そのプリペイドカード16をカー
ド発行口50から排出する。また、投入された紙幣の金
額と、発行したプリペイドカード16の価額情報の差額
分の紙幣(釣り銭)を、紙幣返却口48から排出して返
却する。なお、図6のフローチャート中には図示しない
が、紙幣挿入待ちの状態で、取り消しボタン44が押下
されると、それまでに挿入された紙幣を紙幣返却口48
から排出して返却し、再び紙幣挿入待ちの状態に戻る。
【0023】図2に、パチンコ台14と、それに隣接し
て設置されたパチンコ玉貸出機2との正面説明図を示
す。パチンコ玉貸出機2は、正面に露出されるパネル2
0上に、プリペイドカード16を挿入および挿入された
プリペイドカード16を返却するためのカード挿入排出
口22を備える。また、パチンコ店の従業員に配布され
る、パチンコ玉貸出機2を遠隔操作するためのリモート
コントローラ(図示せず)からの電波を受信するリモコ
ン電波受信部24を備える。また、パネル20の上端側
には発光部26を備え、発光部26を点滅させること
で、従業員を呼び出すためのアラームを発することがで
きる。また、発光部26は、従業員にパチンコ玉貸出機
2の状態を通知する状態表示にも使用される。また、パ
チンコ玉貸出機2は、パネル裏の図示しない通信ケーブ
ル10によって集中管理装置4に通信可能に接続され、
互いにデータの送受が行えるよう設けられる。
【0024】パチンコ台14は、パチンコ玉を投入して
遊戯を行う遊戯パネル30、入賞出玉を受けると共に遊
戯パネル30上に投入するパチンコ玉をためるための上
皿32、入賞出玉を受けるための下皿34、玉供給皿3
2内のパチンコ玉を遊戯パネル30上に投入する操作が
可能なハンドル36を備える。また、上皿32の正面に
は、押下することで上皿32上にパチンコ玉を供給して
貸し出す玉貸ボタン37、押下することでカード挿入排
出口22に投入されたプリペイドカード16を同カード
挿入排出口22から返却するカード返却ボタン39、パ
チンコ玉貸出機2のカード挿入排出口22に投入された
プリペイドカード16の価額情報の残高を示す残高表示
パネル38が設けられる。なお、これら玉貸ボタン3
7、カード返却ボタン39、表示パネル38は、必ずし
もパチンコ台14に設ける必要はなく、パチンコ玉貸出
機2に設けても良い。
【0025】なお、残高表示パネル38には、カード挿
入排出口22に挿入されているプリペイドカード16の
価額情報の残高が、100分の1円単位で表示される。
例えば、残高表示パネル38に「25」と表示されてい
るときには、挿入されているプリペイドカード16であ
と2500円分のパチンコ玉が借り出せることを示して
いる。また、玉貸ボタン37を押下することで、500
円分のパチンコ玉が上皿32上に供給される。この際、
残高表示パネル38に表示される数値は「5」減少する
(つまり貸し出されたパチンコ玉分の金額である500
円減少する)。なお、プリペイドカード16の残高表
示、パチンコ玉の貸し出しに伴う残高減算、カード返却
ボタン39押下時のカード返却等の際に必要となるパチ
ンコ玉貸出機2とパチンコ台14との通信は、パチンコ
玉貸出機2とパチンコ台14とを接続する、パネル裏の
図示しない通信ケーブルを介して行う。
【0026】パチンコ玉貸出機2は、内部にマイコン制
御部を備え、そのマイコン制御部の制御によってパチン
コ玉を貸し出す動作を行う。図7に、パチンコ玉貸出機
2のマイコン制御部のパチンコ玉を貸し出す際の処理フ
ローを示す。パチンコ玉貸出機2の初期状態は、プリペ
イドカード16挿入待ち状態にある。この状態でカード
挿入排出口22からプリペイドカード16が挿入される
と、マイコン制御部は、集中管理装置4との通信が可能
(オンライン)である時には、プリペイドカード16に
記録された価額情報と集中管理装置4に記録されたその
プリペイドカード16の価額情報を比較する。それらが
一致した場合には、パチンコ玉貸し状態に移行する。そ
れらが一致しなかった場合には、価額情報が不正に書き
換えられたプリペイドカード16が挿入されたと判断
し、発光部26を点滅させて従業員の呼び出しを行う。
また、集中管理装置4との通信が不可能(オフライン)
である時には、プリペイドカード16のライン状態デー
タに「オフライン情報」を記録して、パチンコ玉貸し状
態に移行する。パチンコ玉貸し状態では、玉貸ボタン3
7が押下される毎に、500円分のパチンコ玉が上皿3
2上に供給される。
【0027】パチンコ玉貸し状態で、カード返却ボタン
39が押下されるか、プリペイドカード16の価額情報
の残高がなくなると、パチンコ玉貸し状態は解除され、
プリペイドカード16に、使用した分の価額を引いて求
めた新たな価額データを記録する。この際、集中管理装
置4との通信が可能(オンライン)であって、なおかつ
そのプリペイドカード16のライン状態データが「オン
ライン状態」の場合、集中管理装置4にそのプリペイド
カード16のIDナンバーと価額データとを送信して記
録情報を更新させ、プリペイドカード16をカード挿入
排出口22から排出して遊戯者に返却する。また、集中
管理装置4との通信が不可能(オフライン)であるか、
そのプリペイドカード16のライン状態データが「オフ
ライン」の場合は、プリペイドカード16を排出して返
却せずに、発光部26を点滅させて従業員の呼び出しの
アラームを行う。アラームの最中に、リモコン電波受信
部24が、パチンコ店の従業員に配布される、パチンコ
玉貸出機2を遠隔操作するためのリモートコントローラ
からの電波で、プリペイドカード16の取り出し電波を
受信すると、プリペイドカード16はカード挿入排出口
22から排出される。即ち、アラームを発している際に
は、従業員のみが、パチンコ玉貸出機2に挿入されてい
るプリペイドカード16を取り出すことができる。
【0028】なお、本実施の形態においては、カード返
却ボタン39が押下された際に、プリペイドカード16
に、使用した分の価額を引いて求めた新たな価額データ
を記録するよう構成したが、玉貸ボタン37が押される
たびに、貸し出したパチンコ玉分の価額を引いて求めた
新たな価額データをプリペイドカード16に記録するよ
う構成しても良い。また、アラームの最中にプリペイド
カード16をパチンコ玉貸出機2から取り出すプリペイ
ドカード取出手段(プリペイド記憶媒体取出手段)は、
リモートコントローラに限らず、従業員のみが操作でき
るものであればどのような構成であってもよい。例え
ば、パチンコ玉貸出機2に安全性に優れた特殊錠を具備
させ、鍵によってその特殊錠を開けることでプリペイド
カード16を取り出せるよう構成することもできる。
【0029】図4は、島端等に設置されるプリペイドカ
ード精算機6の正面説明図である。プリペイドカード精
算機6は、操作ガイダンス等が表示可能な表示部として
のディスプレイ52、プリペイドカード16を挿入可能
なカード挿入口54、精算を行うための精算ボタン5
6、操作を取り消すための取り消しボタン58、カード
挿入口54から挿入されたプリペイドカード16の価額
情報の価額分の現金を排出する紙幣返却口60および硬
貨返却口62を備える。また、プリペイドカード精算機
6は、裏面に接続された図示しない通信ケーブル12に
よって集中管理装置4に通信可能に接続され、互いにデ
ータの送受が行えるよう設けられ、プリペイドカード1
6に記録された価額情報等の情報の送受を行うことがで
きる。
【0030】プリペイドカード精算機6は、内部にマイ
コン制御部を備え、そのマイコン制御部の制御によって
プリペイドカード16を精算する動作を行う。図8に、
プリペイドカード精算機6のマイコン制御部の、プリペ
イドカード16を精算する際の処理フローを示す。通
常、プリペイドカード精算機6はプリペイドカード挿入
待ち状態にある。この状態でカード挿入口54からプリ
ペイドカード16が挿入されると、精算ボタン押下待ち
状態となる。この状態で精算ボタン56が押下される
と、精算のための処理に移行する。精算処理は、まず、
挿入されたプリペイドカード16のライン状態データを
読み出し、それが「オンライン状態」だったら、プリペ
イドカード16に記録された価額情報と集中管理装置4
に記録されたそのプリペイドカード16の価額情報を比
較する。それらが一致した場合には、その価額分の現金
を紙幣返却口60および硬貨返却口62から排出して遊
戯者に返却する。また、それらが一致しなかった場合に
は、価額情報が不正に書き換えられたプリペイドカード
16が挿入されたと判断し、現金を払い出さず、プリペ
イドカード精算機6に接続された図示しない発光部を発
光させて従業員を呼び出すアラームを発する。また、ラ
イン状態データが「オフライン状態」であった場合に
は、集中管理装置4にプリペイドカード16のIDナン
バーと価額情報を送信して、集中管理装置4に記録され
ているそのプリペイドカード16の価額情報を、プリペ
イドカード精算機6から送信された価額情報に書き換え
る。
【0031】図5は、遊戯者には操作されないよう、パ
チンコ店の店内の遊戯者には触れられない場所に設置さ
れる、集中管理装置4の斜視説明図である。集中管理装
置4は、操作ガイダンス等を表示可能なディスプレイ6
4、集中管理装置4の内部に備えられたマイコン部に対
して制御の指示等を行うためのキーボード66、外部の
機器とデータの送受を行うための通信ケーブルを接続す
る接続端子68、70を備える。また、内部のマイコン
部は、接続端子68、70から入力されたデータに基づ
いて、パチンコ店内で使用される全てのプリペイドカー
ド16の価額情報をメモリに記録可能に設けられる。
【0032】集中管理装置4は、接続端子68には通信
ケーブル10が取り付けられてパチンコ玉貸出機2と通
信可能に接続され、また、接続端子70には通信ケーブ
ル12が取り付けられてプリペイドカード発行機8およ
びプリペイドカード精算機6と通信可能に接続される。
集中管理装置4は、パチンコ玉貸出機2、プリペイドカ
ード発行機8およびプリペイドカード精算機6から受信
した特定のプリペイドカード16のIDナンバーと価額
情報とに基づいて、集中管理装置4のメモリに記録され
ているそのプリペイドカード16の価額情報を読み出し
て返信したり、価額情報を更新するなどの管理を行うこ
とができる。
【0033】以上の様に構成されたプリペイドシステム
Aによれば、パチンコ玉貸出機2と集中管理装置4とが
通信可能(オンライン)の際には、プリペイドカード1
6に記録された価額情報と、集中管理装置4に記録され
たそのプリペイドカード16の価額情報とが一致しない
場合にはパチンコ玉の貸し出しおよび精算処理を行わな
いため、価額情報を書き換えたプリペイドカード16の
不正使用を防ぐことができる。また、パチンコ玉貸出機
2と集中管理装置4とが通信不能(オフライン)の際に
も、パチンコ玉を貸し出すことができることで業務が滞
ることがない。
【0034】さらに、パチンコ玉貸出機2と集中管理装
置4とが通信不能(オフライン)の際にパチンコ玉貸出
機2にプリペイドカード16が挿入された場合、あるい
は、カード返却ボタン39が押下されたときにパチンコ
玉貸出機2と集中管理装置4とが通信不能(オフライ
ン)だった場合には、図7に示すように、プリペイドカ
ード16のライン状態データには「オフライン」が記録
されると共に、カード返却ボタン39が押下されたとき
にプリペイドカード16は返却されずに発光部26が点
滅して従業員を呼び出すためのアラームが発される。こ
こで、プリペイドカード16の取り出しは、従業員に配
布されるリモートコントローラを操作してパチンコ玉貸
出機2のリモコン電波受信部24に電波を送信すること
によって行うことができる。
【0035】前述の通り、パチンコ玉貸出機2と集中管
理装置4とが通信不能の際にパチンコ玉の貸し出しを行
うことで、プリペイドカード16の価額情報と集中管理
装置4に記録された価額情報と食い違う場合がある。こ
こで、従来のプリペイドシステムBでは、ライン状態デ
ータとして「オフライン状態」が記録されたプリペイド
カードは、そのプリペイドカードの価額情報と集中管理
装置82に記録された価額情報とが食い違っても使用す
ることができたのに対し、本発明に係るプリペイドシス
テムAによれば、プリペイドカード16の価額情報と集
中管理装置4に記録された価額情報と食い違ったプリペ
イドカード16が遊戯者に返却されず、従業員に配布さ
れるリモートコントローラによってのみ取り出すことが
できる。そのため、従業員が取り出したプリペイドカー
ド16を精算することができ、記録された価額情報と集
中管理装置4に記録された価額情報と食い違うことが許
された、ライン状態データとして「オフライン状態」が
記録されたプリペイドカード16を、遊戯者が持ち帰っ
て価額データを改竄するといった不正が不可能となる。
【0036】また、プリペイドカード発行機8には、価
額情報が記録されていないプリペイドカード16が内部
にストックされ、現金が投入された際に、ストックされ
たプリペイドカード16に、投入された現金の金額の範
囲内分の価額情報を記録させて、そのプリペイドカード
16を排出することで、プリペイドカード16を遊戯者
に対して発行および販売する。また、その際に、発行す
るプリペイドカード16に記録された価額情報を集中管
理装置4に送信して記録させる。従って、プリペイドカ
ード発行機8内に、販売されるプリペイドカード16の
価額の種類に応じた価額情報があらかじめ記録されたプ
リペイドカード16をストックする必要がないため、ス
トックするプリペイドカード16の数量に無駄がなく、
また、プリペイドカード発行機8で多種類の価額に応じ
たプリペイドカード16を販売することも容易となる。
さらに、プリペイドカード発行機8内には価額情報が記
録されていないプリペイドカード16しかストックされ
ていないため、プリペイドカード発行機8からプリペイ
ドカード16が盗まれても、そのプリペイドカード16
によってパチンコ玉や現金が引き出されることがない。
【0037】なお、上記プリペイドシステムAにおいて
は、プリペイドカード精算機6およびプリペイドカード
発行機8は、それぞれ一台ずつ備えられているが、プリ
ペイドカード精算機6およびプリペイドカード発行機8
と集中管理装置4との通信が不能となる可能性も考慮す
ると、一般的なパチンコ店がそうであるように、それぞ
れ複数台備えることが望ましい。そうすれば、一般にプ
リペイドカード精算機6またはプリペイドカード発行機
8はそのいくつかが使用できれば営業上大きな不都合は
ないため、プリペイドカード精算機6またはプリペイド
カード発行機8と集中管理装置4との通信が不能となっ
た場合、通信ができなくなったプリペイドカード精算機
6またはプリペイドカード発行機8を使用禁止にし、遊
戯者には正常に通信できるプリペイドカード精算機6ま
たはプリペイドカード発行機8を使用させることができ
る。
【0038】また、もし集中管理装置4との通信ができ
なくなったプリペイドカード発行機8を使用せざるを得
ない場合には、そのプリペイドカード発行機8からプリ
ペイドカード16を発行する際に、ライン状態データに
「オフライン状態」を記録して発行するよう構成するこ
ともできる。あるいは、多くのパチンコ玉貸出機2が集
中管理装置4との通信ができなくなった様な場合、実運
用上、全てのカード返却操作に対して従業員が対処する
ことが不可能となることも考えられ、そのような場合、
オフライン時に使用され、ライン状態データに「オフラ
イン状態」が記録されたプリペイドカード16を遊戯者
に返却する対処をとることもできるよう構成しても良
い。このように、例外的に、ライン状態データに「オフ
ライン状態」が記録されたプリペイドカード16が遊戯
者にわたることを許した場合、このプリペイドカード1
6上の価額情報の改竄を完全に防止することはできない
が、プリペイドカード16の使用履歴(パチンコ玉の貸
出額の履歴)等を集中管理装置に記録できるよう構成し
ておくことで、プリペイドカード発行機8と集中管理装
置4との通信が復旧した際に、販売したプリペイドカー
ド16のIDナンバー、価額情報を集中管理装置4に送
信して使用履歴と照合することで、不正使用されたプリ
ペイドカード16のIDナンバーを特定することができ
る。不正使用されたプリペイドカード16が特定できた
場合には、前記アラームを発して従業員を呼び出す等の
処理を行うよう構成するとよい。
【0039】また、集中管理装置4とパチンコ玉貸出機
2は通信ケーブル10を、集中管理装置4とプリペイド
カード発行機8およびプリペイドカード精算機6との通
信は通信ケーブル12を介して行っているが、同一の通
信ケーブルで集中管理装置4とパチンコ玉貸出機2、プ
リペイドカード発行機8およびプリペイドカード精算機
6とを接続するよう構成しても良い。
【0040】なお、本実施の形態では、パチンコ店で使
用される、パチンコ玉を貸し出すためのプリペイドシス
テムAを示したが、本発明はこれに限らず、遊戯店でプ
リペイド記憶媒体を介して遊戯媒体を貸し出すプリペイ
ドシステムであれば、あらゆる形態に応用することが可
能である。例えば、スロットマシン店、ゲームセンター
等の遊戯店で、プリペイドカードやプリペイドIDタグ
等のプリペイド記憶媒体を介してメダルや模擬貨幣等の
遊戯媒体を貸し出すプリペイドシステムに応用すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るプリペイドシステムによれ
ば、遊戯媒体貸出機と集中管理装置とが通信不能なオフ
ライン時に使用されたプリペイド記憶媒体を遊戯者に返
却しないことで、価額情報が改竄されたプリペイド記憶
媒体の使用を防止することができるといった効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリペイドシステムのブロック図
である。
【図2】パチンコ台とパチンコ玉貸出機との正面説明図
である。
【図3】プリペイドカード発行機の正面説明図である。
【図4】プリペイドカード精算機の正面説明図である。
【図5】集中管理装置の斜視説明図である。
【図6】プリペイドカード発行機のマイコン制御部のプ
リペイドカードの発行時の処理フローである。
【図7】パチンコ玉貸出機のマイコン制御部のパチンコ
玉の貸し出し時の処理フローである。
【図8】プリペイドカード精算機のマイコン制御部のプ
リペイドカードの精算時の処理フローである。
【図9】従来のプリペイドシステムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
A プリペイドシステム B プリペイドシステム 2 パチンコ玉貸出機(遊戯媒体貸出機) 4 集中管理装置 6 プリペイドカード精算機(プリペイド記憶媒体精算
機) 8 プリペイドカード発行機(プリペイド記憶媒体発行
機) 10 通信ケーブル 12 通信ケーブル 14 パチンコ台(遊技機) 16 プリペイドカード(プリペイド記憶媒体) 22 カード挿入排出口 24 リモコン電波受信部 26 発光部 37 玉貸ボタン 39 カード返却ボタン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ店等の遊戯店に備えられ、パチ
    ンコ玉やスロットマシン用のメダル等の遊戯媒体に換算
    可能な価額情報が記録されたプリペイド記憶媒体を遊戯
    者に販売または貸与して、プリペイド記憶媒体を介して
    遊戯媒体を貸し出すプリペイドシステムであって、 プリペイド記憶媒体に記録された価額情報を記録して管
    理する集中管理装置と、 該集中管理装置と通信可能に接続され、パチンコ台やス
    ロットマシン等の遊技機の付近に設置され、投入された
    プリペイド記憶媒体に記録された価額情報が示す価額の
    範囲内分の遊戯媒体を貸し出し、該プリペイド記憶媒体
    の価額情報から貸し出した遊戯媒体分の価額を差し引い
    て求めた新たな価額情報を該プリペイド記憶媒体に記憶
    させる遊戯媒体貸出機とを備え、 前記遊戯媒体貸出機と前記集中管理装置との通信が不可
    能なオフライン時にプリペイド記憶媒体が該遊戯媒体貸
    出機で使用された場合には、該遊戯媒体貸出機に投入さ
    れた該プリペイド記憶媒体を返却する操作が行われた時
    に該プリペイド記憶媒体の返却を行わずに遊戯店の従業
    員を呼び出すためのアラームを発することを特徴とする
    プリペイドシステム。
  2. 【請求項2】 前記遊戯媒体貸出機と前記集中管理装置
    との通信が可能なオンライン時にプリペイド記憶媒体が
    該遊戯媒体貸出機で使用された場合には、該プリペイド
    記憶媒体に記録された価額情報と該集中管理装置に記録
    された該プリペイド記憶媒体の価額情報とを比較して一
    致した場合にのみ該遊戯媒体貸出機から遊戯媒体を貸し
    出し、該集中管理装置に記録されている該プリペイド記
    憶媒体の価額情報を、該プリペイド記憶媒体の価額情報
    から貸し出した遊戯媒体分の価額を差し引いて求めた新
    たな価額情報に書き換えることを特徴とする請求項1記
    載のプリペイドシステム。
  3. 【請求項3】 前記遊戯媒体貸出装置は、遊戯店の従業
    員に配布される、該遊戯媒体貸出機を遠隔操作するリモ
    ートコントローラを操作することで、投入されているプ
    リペイド記憶媒体を取り出し可能に設けられていること
    を特徴とする請求項1または2記載のプリペイドシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記遊戯媒体貸出機と前記集中管理装置
    との通信が不可能なオフライン時にプリペイド記憶媒体
    が該遊戯媒体貸出機で使用された場合には、該遊戯媒体
    貸出機は、該プリペイド記憶媒体がオフライン時に使用
    されたことを示すオフライン情報を該プリペイド記憶媒
    体に記録することを特徴とする請求項1、2または3記
    載のプリペイドシステム。
  5. 【請求項5】 前記集中管理装置と通信可能に接続さ
    れ、投入されたプリペイド記憶媒体に前記オフライン情
    報が記録されていない場合には、該プリペイド記憶媒体
    に記録された価額情報と該集中管理装置に記録された該
    プリペイド記憶媒体の価額情報とを比較して一致したと
    きにのみ該プリペイド記憶媒体に記録された価額情報が
    示す価額分の現金を払い出すプリペイド記憶媒体精算機
    を備えることを特徴とする請求項4記載のプリペイドシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記集中管理装置と通信可能に接続さ
    れ、現金が投入された際に、投入された現金の金額の範
    囲内分の価額情報が記録されたプリペイド記憶媒体を排
    出すると共に、該プリペイド記憶媒体に記録された価額
    情報を該集中管理装置に送信して記録させるプリペイド
    記憶媒体発行機を備えることを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5記載のプリペイドシステム。
  7. 【請求項7】 前記プリペイド記憶媒体発行機は、価額
    情報が記録されていないプリペイド記憶媒体をストック
    可能に設けられ、現金が投入された際に、ストックされ
    たプリペイド記憶媒体に価額情報を記録させることを特
    徴とする請求項6記載のプリペイドシステム。
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