JP3756803B2 - 会員管理装置及び会員管理システム - Google Patents

会員管理装置及び会員管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP3756803B2
JP3756803B2 JP2001359745A JP2001359745A JP3756803B2 JP 3756803 B2 JP3756803 B2 JP 3756803B2 JP 2001359745 A JP2001359745 A JP 2001359745A JP 2001359745 A JP2001359745 A JP 2001359745A JP 3756803 B2 JP3756803 B2 JP 3756803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
card
recording medium
storage area
unique identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001359745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003159474A (ja
Inventor
和三 山内
利之 松井
Original Assignee
グローリー工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グローリー工業株式会社 filed Critical グローリー工業株式会社
Priority to JP2001359745A priority Critical patent/JP3756803B2/ja
Publication of JP2003159474A publication Critical patent/JP2003159474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3756803B2 publication Critical patent/JP3756803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員用記録媒体の固有識別情報に関連付けて有価価値を管理する会員管理装置及び会員管理システムに関し、特に、旧会員用記録媒体に対応して再発行された新会員用記録媒体に関連付けされている当該旧会員用記録媒体に関する有価価値の不正な精算を防止することのできる会員管理装置及び会員管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を遊技機に投入して遊技を行うパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が知られている。これら遊技機を設置した遊技店においては、プリペイドカードあるいは会員カードなどの各種記録媒体が使用されることが多い。
【0003】
特に、会員カードは、会員登録を行った遊技客(会員)に対して遊技店から発行されるものであり、この会員カードには予め固有識別情報(例えば会員番号)を磁気記録してある。なお、会員登録に際しては、会員になろうとする遊技客が所定の申し込み用紙に記入した氏名、電話番号、住所などの必要事項が、会員カードの固有識別情報に関連付けられた状態で、会員管理装置であるターミナルコントローラの会員管理テーブルに登録されることになる。
【0004】
このようにして発行された会員カードを例えばカード発行機に挿入した後に入金を行うことで、その入金の額に応じた有価価値が、固有識別情報に関連付けられた状態でターミナルコントローラの会員管理テーブルに登録される。これ以降、有価価値が関連付けられた会員カードを、一般のプリペイドカードと同様に使用して遊技を行うことが可能になる。
【0005】
ところで、会員カードを紛失、破損した場合には、次の(1)〜(6)の各処理手順により、会員に対して、旧会員カードに対応する新会員カードを再発行することが可能である。
(1)再発行を希望する会員が、遊技店の店員に対して、例えば、再発行依頼、氏名、電話番号などを申し出る。
(2)店員がターミナルコントローラの入力装置を操作して電話番号(会員番号検索キー)を入力することで、ターミナルコントローラが再発行対象(移行対象)の会員番号を会員管理テーブルから検索し、表示装置に表示する。
(3)店員が、表示装置に表示された再発行対象の会員番号を控えると共に、新規な会員カード(新会員カード)を持参してカード発行機の前まで行き、再発行操作を行う。
(4)再発行操作としては、店員が、カード発行機において、移行処理モードの旨を入力すると共に上記再発行対象の会員番号を入力し、さらに新会員カードを挿入する。
(5)上記再発行操作が実施されると、ターミナルコントローラが、旧会員カードの旧会員番号に対応するデータ(残度数、氏名、電話番号など)を、新会員カードの新会員番号に関連付けて会員管理テーブルに登録(移行)すると共に、旧会員カードを使用不可能にする、という再発行処理を実施する。
(6)店員がカード発行機から返却された新会員カードを会員に渡す。
【0006】
このようにして再発行された新会員カードに関連付けされている有価価値(旧会員カードに関する有価価値)の範囲内で遊技媒体を借り受けて遊技を行うことができる。また、入金したことに起因して、新会員カードに関連付けされている有価価値(旧会員カードに関する有価価値)に、入金金額に応じた有価価値を加算することもできる。さらに、新会員カードに関連付けされている有価価値(残度数)に応じた金額分を精算することも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、再発行処理を行うに際しては、ターミナルコントローラは再発行処理を実施するのに必要な会員番号(移行対象の会員番号)が必要となるが、店員は、会員の申し出が無くとも、ターミナルコントローラを操作して、会員管理テーブルを表示装置に表示させて、残度数の多い会員(会員番号)を調べ、所望の会員番号を知ることができると共に、上記(2)〜(4)の各処理手順と同様の操作を行うことで、最終的に上記(6)の処理手順によりカード発行機から返却された新会員カードを不正に取得することができる。しかも、その店員は、不正に取得した新会員カードをカード精算機に挿入し、所定の操作を行うことで、新会員カードに関連付けられている旧会員カードに関する残度数(有価価値)に応じた金額分の精算(不正な精算)を行い、不正に現金化することができる。
【0008】
このように従来においては、再発行された新会員カードに関連付けされている旧会員カードに関する有価価値の第三者例えば店員による不正な精算(不正な現金化)を防止することは極めて困難であった。
【0009】
この発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、旧会員用記録媒体に対応して再発行された新会員用記録媒体に関連付けされている当該旧会員用記録媒体に関する有価価値の不正な精算を防止することのできる会員管理装置及び会員管理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1に係る会員管理装置は、会員用記録媒体の固有識別情報に関連付けて有価価値を管理する会員管理装置であって、固有識別情報を記憶する識別情報記憶領域と、精算可能とする有価価値を記憶する第1の有価価値記憶領域と、精算不可能とする有価価値を記憶する第2の有価価値記憶領域とを有するテーブルと、前記識別情報記憶領域に記憶されている固有識別情報に対応して、価値付け対象の有価価値を前記第1の有価価値記憶領域または前記第2の有価価値記憶領域に格納する処理手段とを備え、前記処理手段は、旧会員用記録媒体に対応する新会員用記録媒体の再発行要求があった際に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報を前記識別情報記憶領域に格納すると共に、当該固有識別情報に対応して、前記旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を前記第2の有価価値記憶領域に格納することを特徴とする。
【0012】
また、請求項2に係る会員管理装置は、請求項1に記載の発明において、前記処理手段は、再発行された新会員用記録媒体に対する入金金額に応じた有価価値の加算処理要求があった際に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して、当該入金金額に応じた有価価値を前記第1の有価価値記憶領域に格納することを特徴とする。
【0013】
また、請求項3に係る会員管理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記処理手段は、前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応する有価価値を対象とする精算処理要求があった際に、当該固有識別情報に対応して前記第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを精算処理対象の有価価値として処理することを特徴とする。
【0014】
また、請求項4に係る会員管理システムは、会員用記録媒体の固有識別情報に関連付けて有価価値を管理する会員管理装置と、旧会員用記録媒体に対応する新会員用記録媒体の再発行要求を前記会員管理装置に送信する再発行処理装置とを備え、さらに前記会員管理装置は、固有識別情報を記憶する識別情報記憶領域と、精算可能とする有価価値を記憶する第1の有価価値記憶領域と、精算不可能とする有価価値を記憶する第2の有価価値記憶領域とを有するテーブルと、前記再発行処理装置からの再発行要求を受信した場合に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報を前記識別情報記憶領域に格納すると共に、前記第1の有価価値記憶領域に記憶されている前記旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を、前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して前記第2の有価価値記憶領域に格納する処理手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
また、請求項5に係る会員管理システムは、請求項4に記載の発明において、再発行された新会員用記録媒体を受け入れて当該固有識別情報を読み取ると共に、入金があった場合に、当該入金金額に応じた有価価値及び前記読み取った固有識別情報を含む加算処理要求を前記会員管理装置に対して送信する記録媒体処理装置を更に備え、前記処理手段は、前記記録媒体処理装置からの前記加算処理要求があった場合に、前記識別情報記憶領域に記憶され、前記加算処理要求に含まれる固有識別情報と一致する固有識別情報に対応して、前記加算処理要求に含まれる有価価値を前記第1の有価価値記憶領域に格納することを特徴とする。
【0016】
また、請求項6に係る会員管理システムは、請求項4または5に記載の発明において、会員用記録媒体を受け入れて当該固有識別情報を読み取り、該読み取った固有識別情報を含む精算可能額の問合せ要求を前記会員管理装置に対して送信すると共に、前記会員管理装置からの前記問合せ要求に対する回答に基づいて精算処理を実施する精算装置を更に備え、前記処理手段は、前記精算装置からの前記問合せ要求があった場合に、前記識別情報記憶領域に記憶され、前記問合せ要求に含まれる固有識別情報と一致する固有識別情報に対応する、前記第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを前記問合せ要求に対する回答として送信することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる会員管理装置及び会員管理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本発明に係る会員管理システムをパチンコ遊技やスロット遊技を提供する遊技システムに適用した場合を示すこととする。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態である会員管理システムを適用した遊技システムの概略構成を示すブロック図である。ここで例示する遊技システムでは、記録媒体としてプリペイドカードPC及び会員カードMCを適用する。
【0019】
会員カードMCは、住所や氏名などの会員情報を登録した会員である利用客に対して遊技店が発行する合成樹脂製のカード(JIS2)であり、各種情報が磁気記録及び印字してある。具体的には、発行店の識別情報や会員コード(会員番号)等の会員情報が磁気記録してあると共に、図2に示すように、発行店名、固有識別情報としての会員コード(会員番号)、販売会社コード、店コードなどの情報が印字(エンボス印字)してあり、記録内容の一部を目視できるようになっている。
【0020】
これに対してプリペイドカードPCは、任意の一般利用客に対して遊技店が都度発行する紙製の磁気カードであり、上述した会員カードMCと同様、各種情報が磁気記録及び印字してある。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあると共に、発行店名、カード固有識別情報(例えば発行機番号+連番)、発行金額及び有効期限が目視できるように印字してある。
【0021】
これらの会員カードMC及びプリペイドカードPCは、その材質や板厚及び記録内容が相違するものの、縦横の寸法が同一であると共に、各種情報を磁気記録するための磁気ストライプも同一の位置に設けてある。
【0022】
また、会員カードMC及びプリペイドカードPCには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準となる有価価値、具体的には「度数」と称される有価価値を付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。本実施の形態では、それぞれの度数は、個々の会員カードMC、プリペイドカードPCには記録せず、後述するターミナルコントローラに記憶させてある。
【0023】
さて、図1に示すように、本実施の形態の遊技システムでは、「島」と呼ばれるグループごとに複数の遊技機(例えば、パチンコ機)10を並設してあると共に、各島毎にカード処理ユニット30、カード発行機101、カード精算機102、カード更新機103等の記録媒体処理装置を適宜設けてある。
【0024】
遊技機10は、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に発射して遊技客が遊技を行うためのものである。
【0025】
カード処理ユニット30は、プリペイドカードPCや会員カードMCに関連付けられた度数(有価価値)を上限としたパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。このカード処理ユニット30は、遊技店に設置された複数の遊技機10それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、遊技機10の相互間に挟まれる形で配置してある。
【0026】
カード発行機101(特許請求の範囲に記載の「再発行処理装置」に対応)は、プリペイドカードPCの発行処理、プリペイドカードPCや会員カードMCに関連付けられた度数(有価価値)に対する加算処理を主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置してある。また、カード発行機101は、会員カードMCを再発行するための処理機能も有している。
【0027】
カード精算機102は、プリペイドカードPCや会員カードMCに対して関連付けられた度数を現金として払い戻す処理を主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置してある。
【0028】
カード更新機103は、プリペイドカードPCに設定された有効期限を更新する処理、すなわち有効期限を経過したプリペイドカードPCを新たなプリペイドカードPCとして発行する処理を主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置してある。
【0029】
上述した遊技機10、カード処理ユニット30、カード発行機101、カード精算機102及びカード更新機103は、各島に設けた島コントローラ100を通じてターミナルコントローラ200と称される会員管理装置の制御下にある。
【0030】
図3は、ターミナルコントローラ200の内部構成を示すブロック図である。ターミナルコントローラ200は、詳細な説明は後述する会員カードMCの再発行(移行)処理や、遊技システム全体を制御統括するコントローラであり、具体的には、CPU201と、メモリ202と、ハードディスクなどの記憶装置203と、マウスやキーボードなどの入力装置204と、ディスプレイ等の表示装置205と、通信インタフェース部206とを有する。
【0031】
CPU201は、プログラムやデータに基づいて各種機能を実現している。例えば、プリペイドカードPCや会員カードMC毎の残度数を管理する機能、会員カードMCの会員登録機能、会員カードMCに関する登録情報の再発行処理(移行処理)機能を有する。このような機能を実現するにあたって必要となるプログラムおよびデータは、メモリ202あるいは記憶装置203に格納されており、CPU201が必要に応じてこれを読み出しまたは更新する。記憶装置203は度数管理テーブルDTを含んでいる。
【0032】
度数管理テーブルDTは、会員管理テーブル210およびプリペイドカード管理テーブル220を有しており、会員カードMCに関する情報とプリペイドカードPCに関する情報とが別々に管理している。会員管理テーブル210は、図4に示すように、会員番号、残度数エリアA及び残度数エリアB、使用可否、電話番号、氏名、住所等の各フィールドから構成されている。
【0033】
なお、詳細な説明は後述するが、残度数エリアAのフィールドには精算可能とする有価価値(度数)が、また残度数エリアBのフィールドには精算不可能とする有価価値(度数)が登録され、使用可否のフィールドには会員カードMCを使用可能か否かを示す情報(使用可否情報)が登録される。
【0034】
会員管理テーブル210に格納された会員情報、残度数等の登録情報は、通信インタフェース部206を通じて読み出し要求があった場合にはCPU201によって都度メモリ202から読み出される一方、残度数の減算更新要求や加算更新要求があった場合にはCPU201によって適宜更新される。
【0035】
次に、カード発行機101について図5及び図6を参照して説明する。図5は、カード発行機101の外観を示した正面図であり、図6は、カード発行機101の内部構成を示すブロック図である。
【0036】
図5に示すように、カード発行機101の筐体41は、その前面に開閉可能な扉体42を備えて構成してある。扉体42は、筐体41との間に主錠手段43が設けてあり、閉成した状態で施錠することが可能である。
【0037】
カード発行機101は、筐体41の前面に設けた扉体42に会員カード挿入/返却口44、プリペイドカード発行口45、紙幣挿入/返却口46、選択スイッチ47、取消スイッチ48、表示部49およびハンディ収容凹部42aを備えている。
【0038】
会員カード挿入/返却口44は、会員カードMCを受け入れてこれを会員カード処理部401(図6参照)に取り込む一方、会員カード処理部401において所望の処理を施した後の会員カードMCを返却するための開口である。会員カード処理部401は、取り込んだ会員カードMCに磁気記録されている会員番号を読み取り、その読み取り結果を後述の発行制御部402(図6参照)に与える部分である。
【0039】
プリペイドカード発行口45は、プリペイドカード処理部403(図6参照)で発行処理したプリペイドカードPCを排出するための開口である。プリペイドカード処理部403は、例えば、予め装填されたロール紙(図示せず)を適宜切断・印字・データ処理し、これをプリペイドカードPCとして発行する部分である。
【0040】
紙幣挿入/返却口46は、紙幣を受け入れてこれを紙幣処理部404(図6参照)に取り込む部分である。紙幣処理部404は、取り込まれた紙幣の金種を識別してその識別結果を発行制御部402に与えると共に、識別可能な紙幣を金種別に分類して紙幣回収箱405(図6参照)に収納する一方、識別不能な紙幣を返却するための部分である。
【0041】
選択スイッチ47および取消スイッチ48は、それぞれ外部操作入力部として設けたもので、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を発行制御部402に与える部分である。
【0042】
表示部49は、発行制御部402から与えられた入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0043】
ハンディ収容凹部42aは、補助扉体42bによって開閉可能、かつ扉体42の主錠手段43とは個別の補助錠手段42cによって施錠可能な凹所である。この補助錠手段42cには、施錠状態にあるか否かを検出すると共に、その検出結果を常時、発行制御部402に与える施錠検出センサ406を設けてある。上記ハンディ収容凹部42aには、遊技店の店員のみが操作可能なハンディ端末入力機407を設けてある。
【0044】
ハンディ端末入力機407は、再発行処理(移行処理)モードスイッチを含む各種機能スイッチやテンキースイッチを備えて構成したもので、内部操作入力部として機能する。このハンディ端末入力機407の各種機能スイッチやテンキーがON操作された場合には、上述した選択スイッチ47や取消スイッチ48と同様に、それぞれ個別の検出信号が発行制御部402に与えられることになる。
【0045】
発行制御部402は、予め与えられたプログラムや会員カード処理部401、紙幣処理部404、選択スイッチ47、取消スイッチ48、施錠検出センサ406およびハンディ端末入力機407から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。
【0046】
この発行制御部402は、通信インタフェース部408を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、通信インタフェース部408が、島コントローラ100を介してターミナルコントローラ200に接続してある。
【0047】
次に、カード精算機102について図7及び図8を参照して説明する。図7は、カード精算機102の外観を示した正面図であり、図9は、カード精算機102の内部構成を示すブロック図である。
【0048】
図7に示すように、カード精算機102は、筐体51の前面に設けた扉体52に会員カード挿入/返却口53、プリペイドカード挿入/返却口54、紙幣払出口55、硬貨払出口56、確認スイッチ57、取消スイッチ58及び表示部59を備えている。
【0049】
会員カード挿入/返却口53は、会員カードMCを受け入れてこれを会員カード処理部501(図8参照)に取り込む一方、会員カード処理部501において所望の処理を施した後の会員カードMCを返却するための開口である。会員カード処理部501は、取り込んだ会員カードMCに磁気記録されている会員識別情報を読み取り、その読み取り結果を後述の精算制御部502(図8参照)に与える部分である。この会員カード処理部501は、会員カードMCに対して所望の処理を施した後、精算制御部502からの制御信号に基づいて当該会員カードMCを返却するように構成してある。
【0050】
プリペイドカード挿入/返却口54は、プリペイドカードPCを受け入れてこれをプリペイドカード処理部503(図8参照)に取り込む一方、プリペイドカード処理部503において処理を中断した後のプリペイドカードPCを返却するための開口である。プリペイドカード処理部503は、取り込んだプリペイドカードPCに磁気記録されている情報を読み取り、その読み取り結果を精算制御部502に与える部分である。このプリペイドカード処理部503は、プリペイドカードPCに対して所望の処理を施した後、精算制御部502からの制御信号に基づいて当該プリペイドカード回収箱504(図8参照)に回収する一方、プリペイドカードPCに対して処理を中断した場合には精算制御部502からの制御信号に基づいて当該プリペイドカードPCを返却するように構成してある。
【0051】
紙幣払出口55は、紙幣処理部505(図8参照)によって払い出された紙幣を外部に排出するためのもので、精算制御部502からの制御信号に応じた金額の紙幣を収納部506(図8参照)から払い出すための部分である。
【0052】
硬貨払出口56は、硬貨処理部507(図8参照)によって払い出された硬貨を外部に排出する開口である。硬貨処理部507は、硬貨を貯留したホッパ508(図8参照)を有するもので、精算制御部502からの制御信号に応じた金額の硬貨をホッパ508から払い出すための部分である。
【0053】
確認スイッチ57及び取消スイッチ58は、それぞれ外部操作入力部として設けたもので、利用客によってON操作された場合に個別の検出信号を精算制御部502に与える部分である。表示部59は、精算制御部502から与えられた入力ガイダンス等の情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0054】
精算制御部502は、与えられたプログラムや会員カード処理部501、プリペイドカード処理部503、確認スイッチ57及び取消スイッチ58から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。この精算制御部502は、通信インタフェース部509を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、通信インタフェース部509が、島コントローラ100を介してターミナルコントローラ200に接続されている。
【0055】
次に、本実施の形態の遊技システムによる会員カードの再発行処理(移行処理)について、図9乃至図11を参照して説明する。図9は、カード発行機101の処理動作を示すフローチャートであり、図10は、ターミナルコントローラ200の処理動作を示すフローチャートであり、図11は、カード発行機101とターミナルコントローラ200との間で実施されるデータ通信処理手順を示すシーケンス図である。
【0056】
最初に、遊技店の店員が、再発行処理(移行処理)の準備段階(前処理)として移行対象の会員番号を取得する操作を行う。すなわち、店員が、紛失や破損した会員カードMC(これを旧会員カードMCとする)の所有者である会員の申し出により得られた電話番号を基に、ターミナルコントローラ200の入力装置204を操作して、会員の電話番号(会員番号検索キー)を入力する。すると、CPU201は、入力された電話番号を基に、会員管理テーブル210から対応する会員番号(移行対象の会員番号)を検索し、この検索結果(移行対象の会員番号)を表示装置205に表示する。
【0057】
そして、店員は、表示装置205に表示された移行対象の会員番号を控えると共に、新規の会員カードMC(これを新会員カードMCとする)を持参して、店内のカード発行機101の前まで行き、所定の操作を実施する。ここで、旧会員カードMCの会員番号を旧会員番号(例えば「11111」)とし、新会員カードMCの会員番号を新会員番号(例えば「22222」)とする。
【0058】
図9に示すように、カード発行機101では、発行制御部402が、再発行処理(移行処理)モードスイッチが押下されたかを監視し(ステップS101)、店員がハンディ端末入力機(内部操作入力部)407の再発行処理(移行処理)モードスイッチを押下した場合には(図11の#1参照)、再発行処理(移行処理)モードの旨をターミナルコントローラ200に対して送信し(ステップS102、図11の#2参照)、その後、表示部49を通じて旧会員番号の入力要求の表示を行う(ステップS103)。
【0059】
なお、上記移行処理モードの旨は、通信インタフェース部408及び島コントローラ100を介してターミナルコントローラ200に入力される。
【0060】
ステップS103を終了した発行制御部402は、旧会員番号が入力されたかを監視し(ステップS104)、店員がハンディ端末入力機407のテンキーを操作して旧会員番号を入力した場合には(図11の#3参照)、入力された旧会員番号をターミナルコントローラ200に対して送信し(ステップS105、図11の#4参照)、その後、表示部49を通じて新会員カードMCの挿入要求の表示を行い(ステップS106)、制御権を会員カード処理部401に渡す。
【0061】
具体的には、例えば旧会員番号として「11111」が入力され、この旧会員番号「11111」が、通信インタフェース部408及び島コントローラ100を介してターミナルコントローラ200に入力される。
【0062】
制御権を渡された会員カード処理部401は、新会員カードMCが挿入されたかを監視し(ステップS107)、新会員カードMCが会員カード挿入/返却口44に挿入された場合には(図11の#5参照)、取り込んだ新会員カードMCの磁気情報を読み取り(ステップS108、図11の#6参照)、この読み取り結果と共に制御権を発行制御部402に渡す。
【0063】
発行制御部402は、会員カード処理部401から取得した新会員番号をターミナルコントローラ200に対して送信する(ステップS109、図11の#7参照)。具体的には、例えば「22222」の新会員番号が、通信インタフェース部408及び島コントローラ100を介してターミナルコントローラ200に入力される。
【0064】
その後、発行制御部402は、ターミナルコントローラ200からの後述する移行処理(図11の#8参照)の処理完了通知を受信したか否かを判断し(ステップS110)、受信していない場合には受信するまで待機し、一方、処理完了通知を受信した場合には(図11の#9参照)、会員カード処理部401を通じて会員カードMCを返却する(ステップS111、図11の#10参照)。
【0065】
一方、ターミナルコントローラ200では、図10に示すように、CPU201が、カード発行機101からの再発行処理(移行処理)モードの旨を受信したかを監視し(ステップS201)、再発行処理(移行処理)モードの旨を受信した場合は(図11の#2参照)、旧会員番号を受信したかを監視し(ステップS202)、旧会員番号を受信した場合は(図11の#4参照)、新会員番号を受信したかを監視し(ステップS203)、新会員番号を受信した場合は(図11の#7参照)、移行処理(この処理の詳細な説明は後述する)を実行し(ステップS204、図10の#8参照)、この移行処理を終了したら、処理終了通知を、カード発行機101に対して送信する(ステップS205、図11の#9参照)。
【0066】
ここで、ターミナルコントローラ200による移行処理について具体例を挙げて説明する。CPU201が、カード発行機101からの旧会員番号「11111」を記憶装置302に一時記憶すると共に、メモリ202において、カード発行機101からの新会員番号「22222」に対応する所定の情報(つまり旧会員番号に対応して登録されている情報)を会員管理テーブル210に追加するための1行分の領域を確保する。
【0067】
次に、CPU201は、旧会員番号「11111」と一致する会員番号を会員管理テーブル210(図4参照)から検索し、この検索により得られた旧会員番号(つまり「11111」)に対応する残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数(「100」)を、上記確保した1行分の領域における残度数エリアBのフィールドに該当する領域に登録する。
【0068】
次いで、CPU201は、会員管理テーブル210における旧会員番号(つまり「11111」)に対応する電話番号、氏名、住所の各フィールドに登録されている情報を取得し、これら取得した各情報を上記確保した1行分の領域における前記各フィールドに該当する領域に登録する。
【0069】
さらに、CPU201は、旧会員番号(つまり「11111」)に対応する使用可否のフィールドに登録されている「使用可能を示す旨」を「使用不可能を示す旨」に更新すると共に、上記確保した1行分の領域における使用可否のフィールドに該当する領域に「使用可能を示す旨」を登録する。これで移行処理が終了したことになるので、CPU201は、処理完了通知をカード発行機101に対して送信することになる。
【0070】
上述したようにして移行処理が終了した時点においては、図4に示した会員管理テーブル210の内容は、図12に示すテーブル内容に更新されている。
【0071】
なお、本実施の形態においては、最初に発行される会員カードMCにおいては、残度数エリアAのフィールドのみに度数(残度数)が登録され、一方、残度数エリアBのフィールドには度数(残度数)は登録されない。これに対し、上述したような移行処理(再発行処理)により再発行される新会員カードMCにおいては、残度数エリアBのフィールドに旧会員カードMCの残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数が登録され、一方、残度数エリアAのフィールドには、会員カードの再発行当初においては残度数は登録されないものの、入金があった際に当該金額に応じた度数が登録されるように設定されている。
【0072】
また、本実施の形態においては、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数は精算処理対象として取り扱われ、一方、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数については精算処理対象外として取り扱われるように設定されている。
【0073】
さらに、本実施の形態においては、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数と残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数との合計値(残度数)の範囲内で、遊技媒体を借り受けて遊技を行うことができるように設定されている。この場合、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数が優先して使用されるように設定されている。
【0074】
因みに、図12に示す会員管理テーブル210において、例えば、新会員番号「22222」の新会員カードMCに対応する残度数エリアBのフィールドに残度数「100」が登録されている場合には、この残度数「100」を基に、カード精算機102による精算処理は実施できないものの、カード処理ユニット30による遊技媒体の貸し出し処理は実施できる。
【0075】
ところで、本実施の形態において、再発行された会員カードMC(新会員カードMC)とは、例えばカード発行機101に挿入された新会員カードMCに対応して、ターミナルコントローラ200による上述した再発行処理(移行処理)により、旧会員カードMCに関する残度数が会員管理テーブル210に登録(移行)され、さらに、カード発行機101から返却(排出)された当該新会員カードMCをいう。
【0076】
以上説明したように、この実施の形態の再発行処理(移行処理)では、旧会員カードMCに関する残度数を、会員管理テーブル210の残度数エリアBのフィールドすなわち、精算不可能とする有価価値(残度数)を登録するためのフィールドにおける新会員カードMCの新会員番号に対応する領域に登録(移行)するようにしているので、例えば、精算処理のために、精算に関わる問合せ要求があった場合であっても、再発行処理(移行処理)された旧会員カードMCに関する残度数については残高「0」つまり精算処理対象外として取り扱うことが可能になる。
【0077】
次に、カード発行機101による有価価値(度数)の加算処理について、図13を参照して説明する。図13は、このカード発行機101の加算処理動作を示すフローチャートである。以下の説明においては、上述した移行処理(再発行処理)により再発行された新会員カードMC(新会員番号「22222」)に対して有価価値(度数)を新規に追加する場合を想定する。
【0078】
ところで、新会員カードMCが再発行されたとしても、この新会員カードMCに関しては、図12に示したように、新会員番号「22222」に対応する残度数エリアAに登録される残度数は「0」であり、残度数エリアBに登録される残度数は「100」であり、合計の残度数は「100」である。そこで、会員は、「100」を越えて遊技を行おうとすれば、入金して新会員カードMCに対して有価価値(度数)を価値付けする必要がある。
【0079】
さて、図13に示すように、カード発行機101では、会員カード処理部401が、会員カード挿入/返却口44に新会員カードMCが挿入されたかを監視し(ステップS301)、新会員カードMCが挿入された場合には、取り込んだ新会員カードMCの磁気情報を読み取り(ステップS302)、この読み取り結果を発行制御部402に送出する。
【0080】
発行制御部402は、会員カード処理部401からの読み取り結果のうちの新会員番号を含めて、使用可否情報の問合せ要求をターミナルコントローラ200に送信し(ステップS303)、その後、ターミナルコントローラ200からの前記使用可否情報の問合せ要求に対する問合せ結果を受信することになる。
【0081】
具体的には、例えば、新会員番号「22222」の新会員カードMCがカード発行機101に挿入された場合には、図12に示したように、当該新会員番号「22222」に対応して、使用可否情報として「使用可能を示す旨」が登録されているので、ターミナルコントローラ200からは、問合せ結果として「使用可能を示す旨」がカード発行機101に対して送信されることになる。
【0082】
問合せ結果を受信したカード発行機101では、発行制御部402が、その問合せ結果は「使用可能を示す旨」であるいか否かを判断し(ステップS304)、「使用可能を示す旨」であった場合には、表示部49を通じて入金要求の表示を行い(ステップS305)、その後、紙幣処理部404からの検出信号に基づいて紙幣が挿入されたかを監視する(ステップS306)。
【0083】
紙幣が挿入された場合、発行制御部402は、複数の選択スイッチ47の中から入金額以下のものを有効化し(ステップS307)、その後、当該有効化した選択スイッチ47がON操作されたかを監視する(ステップS308)。なお、選択スイッチ47を有効化した場合には、当該有効化した選択スイッチ47を発行させ、さらには表示部49を通じて会員に対して選択スイッチ47のON操作を促す表示を行うことが好ましい。
【0084】
ステップ308において選択スイッチ47がON操作されると、発行制御部402は、その選択スイッチ47の金額に対応する度数の加算要求を、既に読み取っている新会員カードMCの磁気情報(特に新会員番号)と共にターミナルコントローラ200に送信し(ステップS309)、その後、会員カード処理部401を通じて新会員カードMCを会員に返却して(ステップS310)、この処理を終了する。
【0085】
ターミナルコントローラ200では、カード発行機101において例えば5000円の紙幣が挿入され、さらに5000円の金額に対応する選択スイッチ47が押下された際には、1度数が100円のレートとした場合、図14に示すように、会員番号「22222」に対応する残度数エリアAのフィールドに度数値「50」を登録する。
【0086】
ステップS304において使用可否情報が「使用不可能の旨」であった場合、発行制御部402は、表示部49を通じてエラーメッセージ(例えば使用不可能な旨)の表示を行い(ステップS311)、その後、ステップS310に進む。
【0087】
このステップS311の処理が実施されるのは、例えば、紛失したものとして旧会員番号「11111」の旧会員カードMCに対応して新会員番号「22222」の会員カードMCが再発行され、その後、紛失していた前記旧会員カードMCが見つかった場合に、この旧会員カードMCがカード発行機101に挿入されたときである。
【0088】
以上説明したように、本実施の形態の有価価値(度数)の加算処理(再発行された新会員カードに対する処理)では、入金された際の入金額に応じた度数(残度数)を、会員管理テーブル210の残度数エリアAのフィールドにおける新会員カードMCの新会員番号に対応する領域に登録するようにしているので、上述したように、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数と残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数との合計値(残度数)の範囲内で、遊技媒体を借り受けて遊技を行うことができる。この場合、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数が優先して使用されるように設定されている。
【0089】
勿論、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数については精算は可能であるが、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数については精算はできない。
【0090】
因みに、図14に示す会員管理テーブル210において、例えば、新会員番号「22222」の新会員カードMCに対応して、残度数エリアAのフィールドに残度数「50」が登録され、また、残度数エリアBのフィールドに残度数「100」が登録されている場合には、この残度数「150」の範囲内でカード処理ユニット30による遊技媒体の貸し出し処理が実施可能となる。例えば「50」度数分の遊技媒体を借り受けた場合には、本実施の形態では、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数を優先して使用するようにしているので、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数は値が「100」から「50」に変更されることになる。
【0091】
次に、本実施の形態の遊技システムによる会員カードに関する精算処理について、図15乃至図18を参照して説明する。図15は、カード精算機102による精算処理動作を示すフローチャートであり、図16は、ターミナルコントローラ200の処理動作を示すフローチャートであり、図17及び図18は、カード精算機102とターミナルコントローラ200との間で実施されるデータ通信処理手順を示すシーケンス図である。以下の説明においては、新会員番号「22222」の再発行された新会員カードMCに関わる精算を行う場合を想定する。
【0092】
最初に、カード精算機102の精算処理に着目して説明する。図15に示すように、カード精算機102では、会員カード処理部501が、新会員カードMCが会員カード挿入/返却口53に挿入されたかを監視し(ステップS401)、新会員カードMCが挿入された場合には(図17の#11参照)、取り込んだ新会員カードMCの磁気情報を読み取り(ステップS402、図17の#12参照)、この読み取り結果を精算制御部502に送出する。
【0093】
精算制御部502は、読み取り結果のうちの新会員番号を含めて、精算に関わる問合せ要求をターミナルコントローラ200に対して送信する(ステップS403、図17の#13参照)。この新会員番号を含む精算に関わる問合せ要求は、通信インタフェース部509及び島コントローラ100を介してターミナルコントローラ200に入力される。
【0094】
上記精算に関わる問合せ要求を受信したターミナルコントローラ200では、当該精算に関わる問合せ要求に含まれる新会員番号を基に残度数を検索するための検索処理(図17の#14参照)を実施する。すなわち、取得した新会員番号と一致する会員番号を、会員管理テーブル210から検索し、一致する会員番号が存在する場合は、対応する使用可否のフィールドに「使用可能を示す旨」が登録されている場合のみ、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数を、精算に関わる問合せ要求に対する問合せ結果としてカード精算機102に対して送信する(図17の#15参照)。
【0095】
ステップS403を終了したカード精算機102では、精算制御部502が、ターミナルコントローラ200からの精算に関わる問合せ要求に対する問合せ結果(つまり残度数)を受信したか否かを判断し(ステップS404)、受信しない場合には受信するまで待機し、一方、問合せ結果を受信した場合には、当該問合せの結果である残度数は値「0」であるか否かを判断する(ステップS405)。
【0096】
ステップS405において、残度数が値「0」であると判断した精算制御部502は、表示部59を通じて精算不可能の旨(例えば残度数「0」)の表示を行い(ステップS406、図17の#16参照)、その後、会員カード処理部501を通じて会員に対して新会員カードMCを返却して(ステップS407、図17の#17参照)、この処理を終了する。
【0097】
具体的には、ステップS405の「肯定」、ステップS406及びステップS407の処理が実施されるのは、例えば、会員管理テーブル210の内容が図12に示した会員管理テーブル210の内容であった際に、会員番号「22222」の会員カードMCがカード精算機102に挿入されたときである。
【0098】
因みに、残度数エリアBのフィールドに残度数「100」が登録されているが、当該残度数エリアBのフィールド内の情報(残度数)については精算対象外として取り扱うように設定されているので、この残度数「100」が問合せ結果として送信されることはない。
【0099】
一方、ステップS405において、残度数が「1以上の値」であると判断した精算制御部502は、表示部59を通じて精算可能の旨(例えば残度数「50」)の表示を行い(ステップS408)、その後、確認スイッチ57が押下されたかを監視し(ステップS409)、確認スイッチ57が押下された場合には(図18の#27参照)、確信スイッチが押下された旨を既に取得している新会員番号と共にターミナルコントローラ200に対して送信する(ステップS410、図18の#28参照)。
【0100】
これと同時に、紙幣処理部505あるいは硬貨処理部507を通じて、上記取得した問合せ結果である残度数の値に応じた金額の貨幣を払い出し(ステップS411、図18の#29参照)、その後、ステップS407に進む。つまり、会員カード処理部501を通じて会員に対して新会員カードMCを返却して(図18の#30参照)、この処理を終了する。
【0101】
なお、図18に示す処理手順おいて符号#21〜#26の各処理手順は、図17に示した符号#11〜#16の各処理手順と同様の処理内容になっている。
【0102】
カード精算機102からの確認スイッチが押下された旨及び新会員番号を受信したターミナルコントローラ200では、新会員番号に対応する残度数エリアAのフィールドの登録内容をクリアする更新処理を実施することになる(図18の#31参照)
具体的には、ステップS405の「否定」、ステップS408〜ステップS411及びステップS407の処理が実施されるのは、例えば、会員管理テーブル210の内容が、図14に示した会員管理テーブル210の内容であった際に、新会員番号「22222」の新会員カードMCがカード精算機102に挿入されたときである。この場合は、上述したように、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数「50」分についてのみ精算が行われ、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数「100」分については精算は行われない。そして、残度数エリアAのフィールドの登録内容がクリアされる。これにより、図14に示した会員管理テーブル210の内容は、図12に示した会員管理テーブル210の内容に更新されることになる。
【0103】
次に、ターミナルコントローラ200の処理に着目して説明する。図16に示すように、ターミナルコントローラ200では、CPU201が、精算に関わる問合わせ要求を受信したかを監視し(ステップS501)、精算に関わる問合わせ要求を受信した場合には、その問合せ要求に含まれる新会員番号を基に、対応する残度数を会員管理テーブル210から検索する検索処理を実施する(ステップS502、図17の#14あるいは図18の#24参照)。
【0104】
すなわち、CPU201は、取得した新会員番号と一致する会員番号を会員管理テーブル210(図14参照)から検索し、この検索により得られる会員番号に対応する使用可否のフィールドに登録されている使用可否情報が「使用可能を示す旨」であった場合のみ、対応する残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数を取得する。
【0105】
そして、CPU201は、取得した残度数を、精算に関わる問合せ要求に対する問合せ結果としてカード精算機102に対して送信すると共に(ステップS503、図17の#15あるいは図18の#25参照)、上記残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数が値「0」であるか否かを判断し(ステップS504)、値が「0」の場合には、この処理を終了する。
【0106】
一方、ステップS504において、残度数が「1以上の値」であると判断したCPU201は、カード精算機102からの確認スイッチが押下された旨を受信したかを監視し(ステップS505)、この確認スイッチが押下された旨を受信した場合には(図18の#28参照)、会員管理テーブル210に対する更新処理を実施し(ステップS506、図18の#31参照)、その後、この処理を終了する。
【0107】
以上説明したように、本実施の形態の精算処理では、再発行された新会員カードMCに関する有価価値(残度数)を精算する場合には、会員管理テーブル210において、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数のみを精算対象とし、一方、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数については精算対象外とするようにしているので、新会員カードMCに対応して移行された旧会員カードMCに関する残度数の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することが可能となる。
【0108】
上述した実施の形態では、会員管理テーブル210の残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数は例えば精算処理対象外であるとして精算不可能であったが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0109】
すなわち、例えば新会員番号「22222」の新会員カードMCに対してカード発行機101による有価価値の加算処理(図13参照)が実施されるような場合(会員管理テーブル210が、図12に示す内容から図14に示す内容に更新されるような場合)には、当該新会員カードMCの再発行に際して不正は無かったものとして取り扱うようにする。
【0110】
しかしこの場合、残度数エリアAのフィールドに残度数「50」を登録すると共に、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数「100」を、残度数エリアAのフィールドに登録内容に加算(加算結果「150」)し、その後、残度数エリアBのフィールドの登録内容をクリアする。
【0111】
このような処理が行われた場合、図12に示した会員管理テーブル210は、図19に示す会員管理テーブル210の内容に更新される。これにより、会員は、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数「150」の範囲内で、遊技媒体を借り受けて遊技を行うことができる。勿論、その残度数「150」に応じた金額分を精算することも可能である。
【0112】
また、上述した実施の形態では、カード発行機101を用いて、新会員カードMCに対応して登録されているデータの再発行処理(移行処理)を行うようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、カード発行機101の再発行処理(移行処理)機能と同様の機能を有する再発行処理(移行処理)専用機を採用するようにしても良い。
【0113】
以上説明したように、本実施の形態によれば、会員管理テーブル210に、精算可能とする有価価値(残度数)が登録される残度数エリアAと、精算不可能とする有価価値(残度数)が登録される残度数エリアBとを設け、新会員カードMCに対応して登録される旧会員カードMCに関する有価価値(残度数)を、残度数エリアBに登録(移行)するようにしているので、旧会員カードMCに関する有価価値(残度数)の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。特に、移行処理操作を行う店員による、再発行された新会員カードMCの不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【0114】
また、本実施の形態によれば、再発行された新会員カードMCに対応して入金された際の入金額に応じた有価価値(度数)を価値付けすることができるので、旧会員カードを紛失、破損して当該旧会員カードMCを使用することができなかった会員にとっては、以前と同様に、新会員カードMCに関連付けされた有価価値すなわち、残度数エリアAのフィールドに登録されている有価価値(残度数)と残度数エリアBのフィールドに登録されている有価価値(残度数)との合計値(残度数)の範囲内で、遊技媒体を借り受けて遊技を行うことができる。勿論、残度数エリアAのフィールドに登録されている有価価値(残度数)に応じた金額分の精算を行うことも可能である。
【0115】
さらに、本実施の形態によれば、再発行された新会員カードMCの精算処理に際しては、会員管理テーブル210において、残度数エリアAのフィールドに登録されている残度数のみを精算対象とし、一方、残度数エリアBのフィールドに登録されている残度数については精算対象外とするようにしているので、新会員カードMCに対応して移行された旧会員カードMCに関する残度数の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。特に、再発行処理(移行処理)操作を行う店員による、再発行された新会員カードMCに関する有価価値(残度数)の不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、処理手段が、識別情報記憶領域に記憶されている固有識別情報に対応して、価値付け対象の有価価値を、精算可能とする有価価値を記憶する第1の有価価値記憶領域または精算不可能とする有価価値を記憶する第2の有価価値記憶領域に格納するようにしているため、再発行要求があった場合には、旧会員用記録媒体に対応する新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して、当該旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を第2の有価価値記憶領域に格納することが可能となると共に、再発行された新会員用記録媒体に対応して入金があった場合には、その固有識別情報に対応して、該入金金額に応じた有価価値を第1の有価価値記憶領域に格納することが可能となる。このため、再発行された新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の精算を不可能とすることが可能となる。
また、処理手段が、再発行要求があった際に、新会員用記録媒体の固有識別情報を識別情報記憶領域に格納すると共に、当該固有識別情報に対応して、旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を精算不可能とする有価価値を記憶する第2の有価価値記憶領域に格納するようにしているため、再発行された新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の精算を不可能にすることができる。よって、新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して記憶されている旧会員用記録媒体にに価値づけられた有価価値の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【0118】
また、請求項2の発明によれば、処理手段が、再発行された新会員用記録媒体に対する入金金額に応じた有価価値の追加要求があった際に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して、当該入金金額に応じた有価価値を前記第1の有価価値記憶領域に格納するようにしているため、新会員用記録媒体に対して新規に加算(追加)した有価価値分については精算を行うことが可能である。また、新会員用記録媒体に関して、第2の有価価値記憶領域に記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【0119】
また、請求項3の発明によれば、処理手段が、新会員用記録媒体の固有識別情報に対応する有価価値を対象とする精算処理要求があった際に、当該固有識別情報に対応して、精算可能とする有価価値を記憶する第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを精算処理対象の有価価値として処理するようにしているため、第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを精算することができる。また、新会員用記録媒体に関して、第2の有価価値記憶領域に記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【0120】
また、請求項4の発明によれば、会員用記録媒体の再発行の際に、新会員用記録媒体の固有識別情報を識別情報記憶領域に格納すると共に、第1の有価価値記憶領域に記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を、新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して第2の有価価値記憶領域に格納するようにしているので、再発行要求があった場合には、旧会員用記録媒体に対応する新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して、当該旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を第2の有価価値記憶領域に格納することが可能となると共に、再発行された新会員用記録媒体に対応して入金があった場合には、その新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して、該入金金額に応じた有価価値を第1の有価価値記憶領域に格納することが可能となる。このため、再発行された新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の精算を不可能とすることが可能となる。
【0121】
また、請求項5の発明によれば、記録媒体処理装置に対して再発行された新会員用記録媒体が挿入され、かつ入金があった場合に、識別情報記憶領域に記憶され当該新会員用記録媒体の固有識別情報と一致する固有識別情報に対応して、前記入金された入金金額に応じた有価価値を第1の有価価値記憶領域に格納するようにしているため、新会員用記録媒体に対して新規に加算(追加)した有価価値分については精算を行うことが可能である。また、新会員用記録媒体に関して、第2の有価価値記憶領域に記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【0122】
さらに、請求項6の発明によれば、精算装置からの精算可能額の問合せ要求があった場合に、識別情報記憶領域に記憶され、前記問合せ要求に含まれる固有識別情報と一致する固有識別情報に対応する、第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを前記問合せ要求に対する回答として送信するようにしているため、第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを精算することができる。また、新会員用記録媒体に関して、第2の有価価値記憶領域に記憶されている旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値の第三者による不正な精算に伴う現金化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である会員管理システムを遊技システムに適用した場合の概要を示すブロック図である。
【図2】会員用記録媒体の外観を示す平面図である。
【図3】会員管理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】会員管理装置が備える会員管理テーブルの記憶内容の一例を示す図である。
【図5】カード発行機の外観を示す正面図である。
【図6】カード発行機の内部構成を示すブロック図である。
【図7】カード精算機の外観を示す正面図である。
【図8】カード精算機の内部構成を示すブロック図である。
【図9】カード発行機による再発行(移行)処理動作を示すフローチャートである。
【図10】ターミナルコントローラによる処理動作を示すフローチャートである。
【図11】カード発行機とターミナルコントローラとの間で実施されるデータ通信処理手順を示すシーケンス図である。
【図12】会員管理装置が備える会員管理テーブルの記憶内容(移行処理後の内容)の一例を示す図である。
【図13】カード発行機による加算処理動作を示すフローチャートである。
【図14】会員管理装置が備える会員管理テーブルの記憶内容(追加処理後の内容)の一例を示す図である。
【図15】カード精算機による精算処理動作を示すフローチャートである。
【図16】ターミナルコントローラによる処理動作を示すフローチャートである。
【図17】カード精算機とターミナルコントローラとの間で実施されるデータ通信処理手順を示すシーケンス図である。
【図18】カード精算機とターミナルコントローラとの間で実施されるデータ通信処理手順を示すシーケンス図である。
【図19】会員管理装置が備える会員管理テーブルの記憶内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 遊技機
30 カード処理ユニット
41 筐体
42 扉体
42a ハンディ収容凹部
42b 補助扉体
42c 補助錠手段
43 主錠手段
44 会員カード挿入/返却口
45 プリペイドカード発行口
46 紙幣挿入/返却口
47 選択スイッチ
48 取消スイッチ
49 表示部
51 筐体
52 扉体
53 会員カード挿入/返却口
54 プリペイドカード挿入/返却口
55 紙幣払出口
56 硬貨払出口
57 確認スイッチ
58 取消スイッチ
59 表示部
100 島コントローラ
101 カード発行機
102 カード精算機
103 カード更新機
200 ターミナルコントローラ
201 CPU
202 メモリ
203 記憶装置
204 入力装置
205 表示装置
206 通信インタフェース部
210 会員管理テーブル
220 プリペイドカード管理テーブル
401 会員カード処理部
402 発行制御部
403 プリペイドカード処理部
404 紙幣処理部
405 紙幣回収箱
406 施錠検出センサ
407 ハンディ端末入力機
408 通信インタフェース部
501 会員カード処理部
502 精算制御部
503 プリペイドカード処理部
504 プリペイドカード回収箱
505 紙幣処理部
506 収納部
507 硬貨処理部
508 ホッパ
509 通信インタフェース部
DT 度数管理テーブル
MC 会員カード
PC プリペイドカード

Claims (6)

  1. 会員用記録媒体の固有識別情報に関連付けて有価価値を管理する会員管理装置であって、
    固有識別情報を記憶する識別情報記憶領域と、精算可能とする有価価値を記憶する第1の有価価値記憶領域と、精算不可能とする有価価値を記憶する第2の有価価値記憶領域とを有するテーブルと、
    前記識別情報記憶領域に記憶されている固有識別情報に対応して、価値付け対象の有価価値を前記第1の有価価値記憶領域または前記第2の有価価値記憶領域に格納する処理手段とを備え
    前記処理手段は、
    旧会員用記録媒体に対応する新会員用記録媒体の再発行要求があった際に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報を前記識別情報記憶領域に格納すると共に、当該固有識別情報に対応して、前記旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を前記第2の有価価値記憶領域に格納する
    ことを特徴とする会員管理装置。
  2. 前記処理手段は、
    再発行された新会員用記録媒体に対する入金金額に応じた有価価値の加算処理要求があった際に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して、当該入金金額に応じた有価価値を前記第1の有価価値記憶領域に格納することを特徴とする請求項1に記載の会員管理装置。
  3. 前記処理手段は、
    前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応する有価価値を対象とする精算処理要求があった際に、当該固有識別情報に対応して前記第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを精算処理対象の有価価値として処理することを特徴とする請求項1または2に記載の会員管理装置。
  4. 会員用記録媒体の固有識別情報に関連付けて有価価値を管理する会員管理装置と、
    旧会員用記録媒体に対応する新会員用記録媒体の再発行要求を前記会員管理装置に送信する再発行処理装置と
    を備え、さらに前記会員管理装置は、
    固有識別情報を記憶する識別情報記憶領域と、精算可能とする有価価値を記憶する第1の有価価値記憶領域と、精算不可能とする有価価値を記憶する第2の有価価値記憶領域とを有するテーブルと、
    前記再発行処理装置からの再発行要求を受信した場合に、前記新会員用記録媒体の固有識別情報を前記識別情報記憶領域に格納すると共に、前記第1の有価価値記憶領域に記憶されている前記旧会員用記録媒体に価値づけられた有価価値を、前記新会員用記録媒体の固有識別情報に対応して前記第2の有価価値記憶領域に格納する処理手段と
    を備えることを特徴とする会員管理システム。
  5. 再発行された新会員用記録媒体を受け入れて当該固有識別情報を読み取ると共に、入金があった場合に、当該入金金額に応じた有価価値及び前記読み取った固有識別情報を含む加算処理要求を前記会員管理装置に対して送信する記録媒体処理装置を更に備え、
    前記処理手段は、
    前記記録媒体処理装置からの前記加算処理要求があった場合に、前記識別情報記憶領域に記憶され、前記加算処理要求に含まれる固有識別情報と一致する固有識別情報に対応して、前記加算処理要求に含まれる有価価値を前記第1の有価価値記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項4に記載の会員管理システム。
  6. 会員用記録媒体を受け入れて当該固有識別情報を読み取り、該読み取った固有識別情報を含む精算可能額の問合せ要求を前記会員管理装置に対して送信すると共に、前記会員管理装置からの前記問合せ要求に対する回答に基づいて精算処理を実施する精算装置を更に備え、
    前記処理手段は、
    前記精算装置からの前記問合せ要求があった場合に、前記識別情報記憶領域に記憶され、前記問合せ要求に含まれる固有識別情報と一致する固有識別情報に対応する、前記第1の有価価値記憶領域に記憶されている有価価値のみを前記問合せ要求に対する回答として送信する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の会員管理システム。
JP2001359745A 2001-11-26 2001-11-26 会員管理装置及び会員管理システム Expired - Fee Related JP3756803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359745A JP3756803B2 (ja) 2001-11-26 2001-11-26 会員管理装置及び会員管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359745A JP3756803B2 (ja) 2001-11-26 2001-11-26 会員管理装置及び会員管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003159474A JP2003159474A (ja) 2003-06-03
JP3756803B2 true JP3756803B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=19170698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001359745A Expired - Fee Related JP3756803B2 (ja) 2001-11-26 2001-11-26 会員管理装置及び会員管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3756803B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113159863A (zh) * 2021-05-10 2021-07-23 成都特来电新能源有限公司 一种充电会员管理系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003159474A (ja) 2003-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003030515A (ja) ポイント管理システム
JP2006127390A (ja) 携帯電話端末を利用したデビット決済システム及び方法
JP2011062440A (ja) 貨幣出金装置および貨幣出金システム
JP2004081461A (ja) 遊技媒体貸出システム
JP3756803B2 (ja) 会員管理装置及び会員管理システム
JP3788743B2 (ja) 記録媒体精算装置および遊技場システム
JP3898966B2 (ja) 記録媒体管理システム
JP2011092437A (ja) 価値媒体管理システム、及び、価値媒体管理装置
JP2003236218A (ja) プリペイドシステム
JPH1170264A (ja) 遊技機
JP2012228440A (ja) 遊技システム及び会員用記録媒体処理方法
JP6585483B2 (ja) 各台装置及び遊技媒体管理方法
JP2020137856A (ja) 端末装置及び情報管理システム
JP3819737B2 (ja) 記録媒体処理装置
JP4245396B2 (ja) デビット利用料徴収システム
JP4167408B2 (ja) 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム
JP3559248B2 (ja) 記録媒体処理装置および遊技媒体貸出システム
JP4457104B2 (ja) 遊技システム
JP3964658B2 (ja) 遊技システム
JP2003144737A (ja) 遊技媒体貸出システム
JP2003111967A (ja) 遊技媒体貸出システム
JP4068862B2 (ja) 会員管理装置および会員管理システム
JP4477268B2 (ja) 遊技システム
JP3660606B2 (ja) 価値情報の管理装置および遊技媒体貸出システム
JP2017012567A (ja) 各台装置、遊技システム及び遊技媒体管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050801

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3756803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140106

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140106

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees