JP4167408B2 - 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム - Google Patents

記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4167408B2
JP4167408B2 JP2001221913A JP2001221913A JP4167408B2 JP 4167408 B2 JP4167408 B2 JP 4167408B2 JP 2001221913 A JP2001221913 A JP 2001221913A JP 2001221913 A JP2001221913 A JP 2001221913A JP 4167408 B2 JP4167408 B2 JP 4167408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
card
amount
value
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001221913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003033553A (ja
Inventor
章 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2001221913A priority Critical patent/JP4167408B2/ja
Publication of JP2003033553A publication Critical patent/JP2003033553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167408B2 publication Critical patent/JP4167408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の相互間に設置したカード処理ユニット等のように、記録媒体を挿入した後、投出操作を行った場合に該記録媒体によって特定される有価価値に基づいて遊技機に遊技媒体を投出する一方、前記記録媒体を挿入した後、入金操作を行った場合には該入金の金額に応じて有価価値の加算更新に関わる処理を行う記録媒体処理装置及び記録媒体処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機を設置した遊技店で遊技を行う場合には、例えばカード発行機から、一旦プリペイドカードに代表される磁気カードやICカード、ICコイン等の記録媒体を購入し、この記録媒体に関連づけられた有価価値に応じてパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を借り受ける方法が一般的である。
【0003】
こうした遊技媒体の貸出システムにおいては、プリペイドカードに金額または金額に相当する有価価値そのものを磁気記録するタイプのものと、遊技店の管理装置であるターミナルコントローラが記憶した有価価値を検索するための識別情報のみを磁気記録するタイプのものとがある。前者の場合には、例えば遊技機の相互間に設置したカード処理ユニットにプリペイドカードを挿入すれば、該プリペイドカードを読み取ることで直接有価価値を取得することができる。一方、後者の場合には、カード処理ユニットが読み取った識別情報に基づいてターミナルコントローラから有価価値を取得することができる。従って、いずれにおいてもプリペイドカードに付与された有価価値を上限とした遊技媒体の貸し出しを行うことが可能となる。
【0004】
遊技媒体の貸し出し代金に関しては、これを有価価値から差し引くことによって精算を行う。すなわち、直接有価価値を磁気記録したプリペイドカードを適用する遊技媒体貸出システムでは、プリペイドカードの有価価値そのものを減算することによって精算が完了する。一方、有価価値を検索するための識別情報のみを磁気記録したプリペイドカードを適用する遊技媒体貸出システムでは、減算した情報がカード処理ユニットからターミナルコントローラに送信され、減算処理した新たな有価価値がプリペイドカードの識別情報と共に記憶部に記憶されることで精算が完了する。
【0005】
上述した精算処理の結果、プリペイドカードの有価価値が「0」となれば、以降、当該プリペイドカードをカード処理ユニットに挿入した場合であっても、遊技媒体の貸し出しは行われない。従って、例えば遊技中にプリペイドカードの有価価値が「0」となった場合には、一旦遊技機を離れ、カード発行機まで出向いてプリペイドカードを購入しなければ新たな遊技媒体の借り受けができないことになり、遊技客の遊技意欲を著しく損なうばかりか、遊技機の稼働率にも多大な影響を及ぼす虞れがある。
【0006】
このため昨今においては、遊技機毎に隣設されたカード処理ユニットに有価価値の加算処理機能を付与するようにした遊技媒体貸出システムを導入し、遊技客の利便性を向上させると同時に遊技機の稼働率向上を図ろうとする検討がなされている。すなわち、カード処理ユニットにプリペイドカードを挿入した状態で該カード処理ユニットに現金やデビットカードにより追加入金を行った場合には、この追加入金の金額に応じてプリペイドカードの有価価値を加算処理しようとするものである。こうした遊技媒体貸出システムによれば、例えば遊技中にプリペイドカードの有価価値が「0」になったとしても、カード処理ユニットに追加入金を行えば遊技機を離れることなく新たな遊技媒体の借り受けが可能になる。従って、遊技客の利便性が著しく向上し、これに伴って遊技機の稼働率が大幅に向上することを期待できるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技店に訪れた遊技客のすべてが入金しようとする金額に合致した貨幣を持ち合わせているとは限らない。例えば、2000円分の入金を行いたい場合であっても、財布の中には10000円札等の高額紙幣しか持ち合わせていないことが多々ある。このような場合、遊技客の心理としては、投入した10000円のすべてが遊技媒体の貸出基準である有価価値となってしまうことに躊躇いを感じるのが正直なところである。つまり、2000円分だけ遊技を行おうとしても、何らの区切りもなく連続して10000円分の遊技媒体を借り受けることが可能であれば、遊技に夢中になるあまり自制心が緩み、ついつい予定金額以上の遊技を行いかねないからである。
【0008】
結局、こうした遊技客にあっては、カード処理ユニットに有価価値の加算処理機能を付与したとしても、10000円札を両替するために遊技機を離れる行為が皆無とならない。この結果、遊技客自身が利便性を感じる機会が少なくなり、遊技機の稼働率も思うように向上していないのが実情である。
【0009】
この発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、遊技客の利便性をより一層向上させ、遊技機の稼働率を大幅に向上させることのできる記録媒体処理装置及び記録媒体処理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る記録媒体処理装置は、記録媒体を挿入した後、投出操作を行った場合に該記録媒体によって特定される有価価値に基づいて遊技機に遊技媒体を投出する一方、前記記録媒体を挿入した後、入金操作を行った場合には該入金の金額に応じて有価価値の加算更新に関わる処理を行う記録媒体処理装置において、前記入金操作では、投入した貨幣の金額のうち入金する金額を選択して、該選択した金額に対応する前記有価価値の加算更新を行い、入金操作による入金の金額に対して投入した貨幣の金額が大きい場合、差額分の貨幣に相当する有価価値を、前記遊技媒体の投出基準となる有価価値とは別個の前記差額有価価値として取り扱う一方、所定の操作がなされたときにのみ、前記差額有価価値を遊技媒体へ変換可能な前記有価価値として取り扱うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る記録媒体処理システムは、各記録媒体に付与された識別情報と該記録媒体に価値付けられた有価価値とを対応づけて記憶する管理装置と、前記記録媒体を受け付けた状態で入金操作がなされた場合に、前記管理装置に対して該記録媒体に価値付けられた有価価値の加算更新要求を行うとともに、前記管理装置により管理された当該記録媒体の有価価値の範囲内で遊技機に対して遊技媒体を貸出処理する記録媒体処理装置とを有する記録媒体処理システムであって、前記記録媒体処理装置は、記録媒体及び貨幣の投入並びに該貨幣の金額の一部をなす入金金額の選択操作を受け付けた場合に、前記貨幣の金額と前記入金金額の差額分に相当する差額有価価値と前記記録媒体の識別情報を前記管理装置に送信して、前記差額有価価値を前記有価価値とは別個に登録依頼する登録依頼手段と、前記差額有価価値を遊技媒体へ変換可能な前記有価価値へ変換するために操作する変換要求操作手段と、前記入金金額に相当する有価価値を前記記録媒体の識別情報とともに送信して、遊技媒体への交換可能な有価価値の加算更新依頼を行う一方、前記変換要求操作手段が所定の操作をなされた場合には、前記差額有価価値を前記有価価値として、該有価価値の加算更新依頼を行う加算更新依頼手段と、前記記録媒体を受け付けた際に、前記管理装置に対して当該記録媒体の識別情報を送信して前記有価価値の残高要求を行う一方、前記変換要求操作手段が所定の操作をなされたされた場合には、前記有価価値及び前記差額有価価値の残高を要求する差額残高要求を行う残高要求手段とを備え、前記管理装置は、前記記録媒体処理装置から前記登録依頼を受け付けた場合に、該登録依頼に含まれる記録媒体の識別情報と差額有価価値とを対応付けて管理するとともに、前記記録媒体処理装置から前記加算更新依頼を受け付けた場合に、該加算更新依頼に含まれる有価価値を当該記録媒体の識別情報に対応付けて加算更新処理する管理手段と、前記記録媒体処理装置から前記残高要求を受け付けた場合に、前記管理手段で管理された有価価値の残高のみを当該記録媒体処理装置に対して通知する一方、前記差額残高要求を受け付けた場合に、前記管理手段で管理された有価価値の残高と前記差額有価価値の残高とを当該記録媒体処理装置に対して通知する残高通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る記録媒体処理装置及び記録媒体処理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、主として本発明をパチンコ遊技に適用した場合を示す。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態1である記録媒体処理装置を適用した遊技媒体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。ここで例示する遊技媒体貸出システムでは、記録媒体としてプリペイドカード、具体的には会員カードおよび一般カードを適用する。
【0017】
会員カードは、住所や氏名等の個人情報を登録した会員である遊技客に対して遊技店が発行する合成樹脂製のカード(JIS2)であり、各種情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録してあるとともに、発行した店コード、会員コード等の情報が目視可能に記録してある。
【0018】
これに対して一般カードは、任意の一般遊技客に対して遊技店が都度発行する紙製の磁気カードであり、各種情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあるとともに、発行店名、カード固有識別情報(例えば発行機番号+連番)、発行金額および有効期限等が目視できるように印字してある。これらの会員カードおよび一般カードは、その材質や板厚および記録内容が相違するものの、縦横の寸法が同一であるとともに、各種情報を磁気記録するための磁気ストライプも同一の位置に設けてある。
【0019】
また、会員カードおよび一般カードには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準となる有価価値、具体的には「度数」と称される有価価値を付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。本実施の形態1の場合、それぞれの度数は、個々のプリペイドカードには直接記録せず、後述するターミナルコントローラ10に記憶させてある。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態1の遊技媒体貸出システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニット30が並設してあるとともに、各島にカード発行機40、カード精算機50が適宜設けてある。パチンコ機20は、パチンコ玉を遊技領域201に発射して遊技客が遊技を行う部分である。カード処理ユニット30は、会員カードや一般カードに関連づけられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。このカード処理ユニット30は、遊技店に設置された複数のパチンコ機20それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機20の相互間に挟まれる形で設置してある。カード発行機40は、一般カードの発行処理、並びに会員カードおよび一般カードに関連づけられたそれぞれの度数に対する加算処理を主機能とするものであり、遊技店に数台ずつ設置してある。カード精算機50は、会員カードや一般カードに関連づけられた度数を現金として払い戻す処理を主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置してある。
【0021】
これらのパチンコ機20、カード処理ユニット30、カード発行機40およびカード精算機50は、各島に設けた島コントローラ60を通じてターミナルコントローラ10と称される管理装置の制御下にある。ターミナルコントローラ10は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店においてパチンコ玉(遊技媒体)の貸し出しに関わる統括管理、例えばカード管理、会員の管理、売上管理等を行うとともに、上述したように会員カードおよび一般カード個々の残度数に関する情報を記憶・管理する部分である。
【0022】
図2は、ターミナルコントローラ10の内部構成を示すブロック図である。ターミナルコントローラ10のRAM11は、度数管理情報DT等の各種情報を記憶・管理する部分である。度数管理情報DTは、図3(a)および図3(b)に示すように、プリペイドカードの識別情報と、残度数とを対応づけて記憶・管理したものである。度数管理情報DTのカード識別情報とは、会員カードの場合に会員コードに相当し、一般カードの場合にそれぞれの固有識別コードに相当する。ターミナルコントローラ10のRAM11に記憶された度数管理情報DTは、通信インターフェース部12を通じて読み出し要求があった場合にはCPU13によって都度RAM11から読み出される一方、減算更新要求や加算更新要求があった場合にはCPU13によって適宜更新されることになる。CPU13は、ROM14に格納されたプログラムに基づいて上述した各種処理を実現するための部分である。なお、図中の符号15は、上述した各種管理情報を表示するための表示装置、また符号16は、オペレータが設定を行う際に操作する入出力装置である。
【0023】
図4は、本実施の形態1で適用するカード精算機50の外観を示した正面図、図5は、カード精算機50の内部構成を示すブロック図である。以下、これらの図を参照しながら、カード精算機50についてまず詳述する。
【0024】
カード精算機50は、筐体501の前面に設けた扉体502に会員カード挿入口503、一般カード挿入口504、紙幣払出口505、硬貨払出口506、確認スイッチ507、取消スイッチ508、操作パネル509および表示部510を備えている。
【0025】
会員カード挿入口503は、会員カードを受け入れてこれを会員カード処理部511に取り込む一方、会員カード処理部511において所望の処理を施した後の会員カードを返却するため開口である。会員カード処理部511は、取り込んだ会員カードに磁気記録されている会員識別情報を読み取り、その読み取り結果を後述の精算制御部512に与える部分である。この会員カード処理部511は、会員カードに対して所望の処理を施した後、後述する精算制御部512からの制御信号に基づいて当該会員カードを返送するように構成してある。
【0026】
一般カード挿入口504は、一般カードを受け入れてこれを一般カード処理部513に取り込む一方、一般カード処理部513において処理を中断した後の一般カードを返却するための開口である。一般カード処理部513は、取り込んだ一般カードに磁気記録されている情報を読み取り、その読み取り結果を後述の精算制御部512に与える部分である。この一般カード処理部513は、一般カードに対して所望の処理を施した後、後述する精算制御部512からの制御信号に基づいて当該一般カードを一般カード回収箱514に回収する一方、一般カードに対して処理を中断した場合には精算制御部512からの制御信号に基づいて当該一般カードを返送するように構成してある。
【0027】
紙幣払出口505は、紙幣処理部515によって払い出された紙幣を外部に排出するための開口である。紙幣処理部515は、紙幣を収納した収納部516を有するもので、後述する精算制御部512からの制御信号に応じた金額の紙幣を収納部516から払い出すための部分である。
【0028】
硬貨払出口506は、硬貨処理部517によって払い出された硬貨を外部に排出するための開口である。硬貨処理部517は、硬貨を貯留したホッパ518を有するもので、精算制御部512からの制御信号に応じた金額の硬貨をホッパ518から払い出すための部分である。
【0029】
確認スイッチ507、取消スイッチ508および操作パネル509は、それぞれ操作部として設けたもので、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を後述の精算制御部512に与える部分である。
【0030】
表示部510は、後述の精算制御部512から与えられた入力ガイダンス等の情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0031】
精算制御部512は、予め与えられたプログラムや会員カード処理部511、一般カード処理部513、確認スイッチ507、取消スイッチ508および操作パネル509から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。この精算制御部512は、インターフェース部519を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態1では、インターフェース部519が、島コントローラ60を介してターミナルコントローラ10に接続してある。
【0032】
図6は、カード精算機50の精算制御部512で実施される処理の内容を示すフローチャートである。以下、これらのフローチャートに従って、カード精算機50の動作について説明する。
【0033】
まず、カード精算機50の精算制御部512は、表示部510を通じてプリペイドカードの受入待機中であることを表示し(ステップS1)、プリペイドカードの挿入待機状態となる(ステップS2)。
【0034】
挿入待機状態においてプリペイドカードが挿入された場合には、当該プリペイドカードが読み取り可能であるか否かを判断する(ステップS3)。読み取り不能であればプリペイドカードを返却し(ステップS4)、手順をステップS1にリターンさせる。この場合、表示部510を通じてプリペイドカードが読み取り不能である旨の表示を行うことが好ましい。
【0035】
プリペイドカードが読み取り可能であれば、これに記録されている情報を読み取り、該読み取り情報に基づいてターミナルコントローラ10に問い合わせを行い(ステップS5)、その後、問い合わせの回答受信待機状態となる(ステップS6)。
【0036】
この間、カード精算機50からの問い合わせを受信したターミナルコントローラ10では、カード識別情報に基づいてRAM11の度数管理情報DTから対応するプリペイドカードの残度数を読み出し、これをカード精算機50に転送する。
【0037】
ターミナルコントローラ10からプリペイドカードに関する情報を取得した精算制御部512は、次いで、プリペイドカードの残度数に基づいて精算可能金額を表示部510に表示し(ステップS7)、さらに精算を行う場合には確認スイッチ507のON操作が必要である旨、取り消す場合には取消スイッチ508のON操作が必要である旨の表示を行し(ステップS8)、これら確認スイッチ507もしくは取消スイッチ508の入力待ちとなる(ステップS9、ステップS10)。取消スイッチ508がON操作された場合には、プリペイドカードを返却し(ステップS11)、手順をステップS1にリターンさせる。
【0038】
一方、ステップS9において確認スイッチ507がON操作された場合には、ターミナルコントローラ10から受信したプリペイドカードの残度数に対応する貨幣の払い出しを行う(ステップS12)。
【0039】
精算処理を終了した精算制御部512は、次いで、ターミナルコントローラ10に対してリセット要求を送信する(ステップS13)。このリセット要求とは、会員カードの場合、関連づけられた残度数を「0」にするものであり、一方、一般カードの場合、すべての情報を0クリアするものである。その後、精算制御部512は、精算したプリペイドカードが一般カードであるか否かを判断し(ステップS14)、一般カードの場合、これを一般カード回収箱514に回収し(ステップS15)、その後、手順をステップS1にリターンさせる。一方、精算したプリペイドカードが会員カードであった場合には、会員カード挿入口503を通じてこれを遊技客に返却し(ステップS16)、その後、手順をステップS1へリターンさせる。
【0040】
以降、上述した作用が繰り返し行われることになり、遊技客の要求に応じてプリペイドカードの残度数を現金である貨幣に精算することが可能となる。なお、精算機によって精算する金額は、必ずしも残度数の全額である必要はない。例えば、操作パネル509から入力指示した一部のみを貨幣に精算し、残りをそのままプリペイドカードの残度数として取り扱うように構成することも可能である。この場合、一般カードであってもこれを回収することなく遊技客に返却する。また、上述したリセット要求の際には、精算した残度数分の減算処理を実施するようにする。
【0041】
次に、カード処理ユニット30およびパチンコ機20について説明する。図7は、本実施の形態1で適用するカード処理ユニット30およびパチンコ機20の外観を示した正面図、図8は、カード処理ユニット30の内部構成を示すブロック図である。
【0042】
カード処理ユニット30は、外見上縦長に構成したもので、その前面パネルに、カードランプ301、現金ランプ302、紙幣投入口303、硬貨投入口304、返却レバー305、複数の選択スイッチ306、金額設定スイッチ307、金額表示部308、硬貨返却口309、カード挿入口310およびカード発行口311を有している。
【0043】
カードランプ301および現金ランプ302は、後述する主制御部312からの制御信号に基づいて点灯し、プリペイドカードおよび現金の受け付け可能状態を遊技客に報知するためのものである。
【0044】
紙幣投入口303は、紙幣を受け入れてこれをBV(ビルバリ)ユニット部313に取り込むための開口である。BVユニット部313は、取り込んだ紙幣の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとともに、取り込んだ紙幣を島端回収ボックスに搬出させるべく紙幣搬送路314へ導出する部分である。
【0045】
硬貨投入口304は、硬貨を受け入れてこれをコインセレクタ部315に取り込むための開口である。コインセレクタ部315は、取り込んだ硬貨の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとともに、取り込んだ硬貨を島端回収ボックスに搬出させるべく硬貨搬送路316へ導出する部分である。
【0046】
返却レバー305は、投入した貨幣を返却するためのものである。返却紙幣はそのまま紙幣投入口303から遊技客に返却される一方、返却硬貨は硬貨返却口309から遊技客に返却される。
【0047】
複数の選択スイッチ306は、それぞれの表面に互いに異なる金額を表示したボタンスイッチで、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を主制御部312に与える部分である。
【0048】
金額設定スイッチ307は、後述するパチンコ機20の貸出スイッチ202を1回操作する毎に貸し出されるパチンコ玉の金額(貸し出し単位)を遊技客が設定するためのものである。金額設定スイッチ307によって設定した情報は、主制御部312に与えられるとともに、該主制御部312からの制御信号によって金額表示部308に表示されることになる。
【0049】
カード挿入口310は、会員カードもしくは一般カードを受け入れてこれをカード処理部317に取り込むための開口である。カード処理部317は、取り込んだカードを読み取り、その読み取り結果を主制御部312に与える処理を行う一方、主制御部312から制御信号が与えられた場合に、カード発行口311を通じて遊技客に一般カードの発行を行う部分である。カード処理部317には、一般カードを発行できるように、予めカードが装填されている。
【0050】
一方、遊技機であるパチンコ機20には、遊技領域201の下方に設けた上皿203に度数表示部204、貸出スイッチ202および返却スイッチ205が設けてある。
【0051】
度数表示部204は、カード処理ユニット30のカード処理部317にプリペイドカードが取り込まれた場合、このプリペイドカードに関連づけられた残度数を数値表示するための部分である。
【0052】
貸出スイッチ202は、パチンコ玉を借り受ける際に遊技客がON操作するスイッチである。
【0053】
返却スイッチ205は、ON操作した場合に、カード処理部317に取り込まれたプリペイドカードを遊技客に返却するスイッチである。
【0054】
これら貸出スイッチ202および返却スイッチ205のON操作検出信号は、それぞれカード処理ユニット30の主制御部312に与えられることになる。
【0055】
また、上記パチンコ機20には、その内部に玉投出手段206が設けてある。玉投出手段206は、カード処理ユニット30の主制御部312から打球投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機20の図示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機20の上皿203に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
【0056】
図9は、カード処理ユニット30の主制御部312で実施される処理の内容を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、遊技媒体貸出システムの動作について順次説明していく。
【0057】
まず、カード処理ユニット30の主制御部312は、カードランプ301および現金ランプ302を点灯することによってプリペイドカードおよび貨幣の受入待機中であることを表示し(ステップS21)、プリペイドカードの挿入待機状態となる(ステップS22)。
【0058】
ステップS22において、カード挿入口310にプリペイドカードが挿入されると、主制御部312は、カード処理部317を通じて当該プリペイドカードの読み取りが可能であるか否かを判断する(ステップS23)。プリペイドカードに磁気記録された各種情報を正常に読みとれなかった場合には、挿入されたプリペイドカードをカード挿入口310から遊技客に返却し(ステップS24)、手順をステップS21にリターンさせる。
【0059】
これに対してプリペイドカードに磁気記録された各種情報を正常に読み取れた場合には、読み取ったカード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に残度数の問い合わせを行い(ステップS25)、その後、ターミナルコントローラ10からの回答受信待機状態となる(ステップS26)。
【0060】
この間、カード処理ユニット30からの問い合わせを受信したターミナルコントローラ10では、カード識別情報に基づいてRAM11の度数管理情報DTから対応するプリペイドカードの残度数を読み出し、これをカード処理ユニット30に転送する。
【0061】
ステップS26において、ターミナルコントローラ10から残度数を受信した主制御部312は、パチンコ機20の度数表示部204を通じて残度数の表示を行い(ステップS27)、その後、操作待機状態となる(ステップS28、ステップS29、ステップS30)。
【0062】
操作待機状態において返却スイッチ205がONされると、カード挿入口310からプリペイドカードを返却し(ステップS31)、手順をステップS21にリターンさせる。この結果、カード処理ユニット30が再びプリペイドカードの挿入待機状態となる。
【0063】
これに対して、上記操作待機状態のステップS30において貸出スイッチ202がONされると、金額設定スイッチ307で設定された金額分のパチンコ玉を投出すべく、パチンコ機20の玉投出手段206に対して打球投出要求を与える(ステップS32)。その後、カード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に、設定金額に応じた残度数の減算更新要求を行い(ステップS33)、手順をステップS27にリターンさせて操作待機状態となる。この結果、パチンコ機20に所望数のパチンコ玉が投出されることになり、遊技客がパチンコ機20で遊技を行うことが可能になる。パチンコ機20に遊技球がなくなった場合には、再び貸出スイッチ202をONすることで、パチンコ機20に所望数のパチンコ玉が投出され、遊技を継続することができる。但し、貸出スイッチ202をON操作する毎にターミナルコントローラ10に記憶・管理された残度数が減算更新されるため、パチンコ機20の度数表示部204に表示される残度数も減ることになり、最終的に残度数が「0」となった時点で当該プリペイドカードによるパチンコ玉の貸し出しが終了する。
【0064】
一方、上述したステップS29において紙幣もしくは硬貨が投入されると、上記主制御部312は、入金処理を実施し(ステップS34)、その後、手順をステップS27にリターンさせて操作待機状態となる。
【0065】
図10は、ステップS34で実施される入金処理の詳細を示したものである。この入金処理では、まず、コインセレクタ部315、あるいはBVユニット部313を通じて、投入貨幣が識別可能であるか否かを判断する(ステップS341)。投入貨幣が識別不能であった場合には、紙幣投入口303、および/または硬貨返却口309から遊技客に貨幣を返却し(ステップS342)、手順をリターンさせる。
【0066】
これに対して投入貨幣が識別可能であった場合には、複数の選択スイッチ306の中から入金金額以下のものを有効化し(ステップS343)、その後、当該有効化した選択スイッチ306がON操作されたか否かを監視する(ステップS344)。なお、選択スイッチ306を有効化した場合には、当該有効化した選択スイッチ306を発光させることが好ましい。
【0067】
ステップS344において選択スイッチ306がON操作されると、つまり遊技客によって入金金額が選択されると、その選択スイッチ306の金額に対応する度数の加算要求を、先に読み取ったプリペイドカードのカード識別情報と共にターミナルコントローラ10に送信する(ステップS345)。
【0068】
この結果、ターミナルコントローラ10に格納された度数管理情報DTにおいて当該プリペイドカードに関連づけられた残度数が、選択スイッチ306の金額に対応する分だけ加算更新されることになり、このプリペイドカードによるパチンコ玉の貸し出し上限が入金金額に応じた度数分だけ増える。従って、この遊技媒体貸出システムによれば、例えば、上述したように遊技中にプリペイドカードの残度数が「0」になったとしても、カード処理ユニット30に追加入金を行えば、パチンコ機20を離れることなく新たなパチンコ玉の借り受けが可能になる。
【0069】
さて、ターミナルコントローラ10に対して加算要求を送信した後、カード処理ユニット30の主制御部312では、投入された貨幣の金額と、実際に選択スイッチ306のON操作によって入金された金額との比較が行われる(ステップS346)。両者が一致した場合には、以降の処理を経ることなく手順がリターンされる。
【0070】
一方、入金金額に対して投入金額が大きい場合には、釣り銭となるべき差額の情報をターミナルコントローラ10に送信し(ステップS347)、その後、ターミナルコントローラ10からの発行許可待ちとなる(ステップS348)。
【0071】
この間、カード処理ユニット30から差額の情報を受信したターミナルコントローラ10は、差額に対応する度数を固有の識別コードに関連づけて度数管理情報DTへの登録を行い、その後、カード処理ユニット30に対して当該識別コードとともに一般カードの発行許可を与える。
【0072】
ステップS348においてターミナルコントローラ10から発行許可を受信した主制御部312は、カード処理部317に制御信号を与えてカード発行口311から一般カードを発行し(ステップS349)、その後、手順をリターンさせる。ここで発行する一般カードは、ターミナルコントローラ10から与えられた識別コードがカード識別情報として磁気記録され、かつこの識別コードに基づいて投入金額と入金金額との差額に対応した度数を特定し得るものである。従って、これを上述したカード精算機50に挿入して精算すれば、本来釣り銭となる差額分の貨幣を受け取ることが可能になる。さらに、現在使用しているプリペイドカードの残度数が「0」となった場合には、直接この一般カードを用いることで、パチンコ機20を離れることなく直ちにパチンコ玉の借り受けが可能となる。しかも、カード処理ユニット30から発行された一般カードを用いる場合には、現在使用しているプリペイドカードを返却する操作、さらにその後、差額分の度数を有した新たなプリペイドカードを挿入する操作が必要である。これらの操作は、遊技客にとって、予定金額以上となる遊技の歯止めに十分なり得るものであり、10000円札や5000円札等、高額紙幣のカード処理ユニット30への投入に対する不安感を払拭することも可能となる。つまり、1000円や2000円の入金を行う場合にも、わざわざ両替に出向くことなく、そのまま10000円札や5000円札を安心して投入することが可能になる。
【0073】
これらの結果、上記遊技媒体貸出システムによれば、カード処理ユニット30に追加入金を行うことで、パチンコ機20を離れることなく新たなパチンコ玉の借り受けができるという利便性を遊技客が実感できるようになり、これに伴ってパチンコ機20の稼働率、ひいては遊技店の売上も大幅に向上させることが可能になる。
【0074】
なお、カード処理ユニット30から一般カードを発行するようにしているため、これを精算する場合に既存のカード精算機50を用いることが可能となり、別途新たな精算機を設置する必要がなくなるが、必ずしも一般カードを発行する必要はなく、最終的に本来釣り銭となる貨幣に変換可能なものであれば、その他の媒体であってもよい。この場合、必ずしも識別コードや差額に対応した度数などの情報が磁気記録されている必要もなく、単に釣り銭となる貨幣の額が記入されたレシートのようなもので十分である。
【0075】
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図11は、実施の形態2で適用するカード処理ユニット30′およびパチンコ機20′の外観を示した正面図、図12は、カード処理ユニット30′の内部構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同様の構成に関しては、同一の符号を付してある。
【0076】
カード処理ユニット30′は、外見上縦長に構成したもので、その前面パネルに、カードランプ301、現金ランプ302、紙幣投入口303、硬貨投入口304、返却レバー305、複数の選択スイッチ306、金額設定スイッチ307、金額表示部308、硬貨返却口309およびカード挿入口310を有している。
【0077】
カードランプ301および現金ランプ302は、主制御部312からの制御信号に基づいて点灯し、プリペイドカードおよび現金の受け付け可能状態を遊技客に報知するためのものである。
【0078】
紙幣投入口303は、紙幣を受け入れてこれをBVユニット部313に取り込むための開口である。BVユニット部313は、取り込んだ紙幣の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとともに、取り込んだ紙幣を島端回収ボックスに搬出させるべく紙幣搬送路314へ導出する部分である。
【0079】
硬貨投入口304は、硬貨を受け入れてこれをコインセレクタ部315に取り込むための開口である。コインセレクタ部315は、取り込んだ硬貨の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとともに、取り込んだ硬貨を島端回収ボックスに搬出させるべく硬貨搬送路316へ導出する部分である。
【0080】
返却レバー305は、投入した貨幣を返却するためのものである。返却紙幣はそのまま紙幣投入口303から遊技客に返却される一方、返却硬貨は硬貨返却口309から遊技客に返却される。
【0081】
複数の選択スイッチ306は、それぞれの表面に互いに異なる金額を表示したもので、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を主制御部312に与える部分である。
【0082】
金額設定スイッチ307は、後述するパチンコ機20′の貸出スイッチ202を1回操作する毎に貸し出されるパチンコ玉の金額(貸し出し単位)を遊技客が設定するためのものである。金額設定スイッチ307によって設定した情報は、主制御部312に与えられるとともに、該主制御部312からの制御信号によって金額表示部308に表示されることになる。
【0083】
カード挿入口310は、会員カードもしくは一般カードを受け入れてこれをカード読取部320に取り込むための開口である。カード読取部320は、取り込んだカードを読み取り、その読み取り結果を主制御部312に与える処理を行う部分である。
【0084】
一方、遊技機であるパチンコ機20′には、遊技領域201の下方に設けた上皿203に度数表示部204、差額表示部210、貸出スイッチ202および返却スイッチ205が設けてある。
【0085】
度数表示部204は、カード処理ユニット30′のカード読取部320にプリペイドカードが取り込まれた場合、このプリペイドカードに関連づけられた残度数を数値表示するための部分である。
【0086】
差額表示部210は、投入金額と入金金額との差額を数値表示するための部分である。
【0087】
貸出スイッチ202は、パチンコ玉を借り受ける際に遊技客がON操作するスイッチである。
【0088】
返却スイッチ205は、ON操作した場合に、カード読取部320に取り込まれたプリペイドカードを遊技客に返却するスイッチである。
【0089】
これら貸出スイッチ202および返却スイッチ205のON操作検出信号は、それぞれカード処理ユニット30′の主制御部312に与えられることになる。
【0090】
また、上記パチンコ機20′には、その内部に玉投出手段206が設けてある。玉投出手段206は、カード処理ユニット30′の主制御部312から打球投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機20′の図示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機20′の上皿203に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
【0091】
図13は、カード処理ユニット30′の主制御部312で実施される入金処理の内容を示すフローチャートである。この入金処理は、実施の形態1の図10に示した入金処理に対応するものである。
【0092】
すなわち、カード処理ユニット30′の主制御部312は、操作待機状態(図9のステップS28、ステップS29、ステップS30)において、紙幣もしくは硬貨が投入されると、まず、コインセレクタ部315、あるいはBVユニット部313を通じて、投入貨幣が識別可能であるか否かを判断する(ステップS1341)。投入貨幣が識別不能であった場合には、紙幣投入口303、および/または硬貨返却口309から遊技客に貨幣を返却し(ステップS1342)、手順をリターン(図9のステップS27へ)させる。
【0093】
これに対して投入貨幣が識別可能であった場合には、複数の選択スイッチ306の中から入金金額以下のものを有効化し(ステップS1343)、その後、当該有効化した選択スイッチ306がON操作されたか否かを監視する(ステップS1344)。なお、有効化した選択スイッチ306を発光させることが好ましいのは、実施の形態1と同様である。
【0094】
ステップS1344において選択スイッチ306がON操作され、遊技客によって入金金額が選択されると、その選択スイッチ306の金額に対応する度数の加算要求を、先に読み取ったプリペイドカードのカード識別情報と共にターミナルコントローラ10に送信する(ステップS1345)。
【0095】
この結果、ターミナルコントローラ10に格納された度数管理情報DTにおいて当該プリペイドカードに関連づけられた残度数が、選択スイッチ306の金額に対応する分だけ加算更新されることになり、このプリペイドカードによるパチンコ玉の貸し出し上限が入金金額に応じた度数分だけ増える。従って、この遊技媒体貸出システムによれば、例えば、上述したように遊技中にプリペイドカードの残度数が「0」になったとしても、カード処理ユニット30′に追加入金を行えばパチンコ機20′を離れることなく新たなパチンコ玉の借り受けが可能になる。
【0096】
さて、ターミナルコントローラ10に対して加算要求を送信した後、カード処理ユニット30′の主制御部312では、投入された貨幣の金額と、実際に選択スイッチ306のON操作によって入金された金額との比較が行われる(ステップS1346)。両者が一致した場合には、以降の処理を経ることなく手順がリターン(図9のステップS27へ)される。
【0097】
一方、入金金額に対して投入金額が大きい場合には、釣り銭となるべき差額に対応した度数(以下、単に差額度数という)の登録要求をターミナルコントローラ10に送信し(ステップS1347)、その後、ターミナルコントローラ10からの登録完了通知待ちとなる(ステップS1348)。
【0098】
この間、カード処理ユニット30′から差額度数の登録要求を受信したターミナルコントローラ10は、例えば、図14(a)および図14(b)に示すように、当該差額度数を、現在カード読取部320に挿入されているプリペイドカードのカード識別情報と関連づけて度数管理情報DT′への登録を行い、その後、カード処理ユニット30′に対して登録完了通知を転送する。
【0099】
ここで、上記ターミナルコントローラ10においては、基本的に、カード処理ユニット30′からプリペイドカードに対する残度数の問い合わせがあった場合、現に存在する残度数のみを回答する一方、カード精算機50からプリペイドカードに対する残度数の問い合わせがあった場合、現に存在する残度数に対して差額度数を加算した結果を残度数として回答するようにそれぞれの情報を管理するようにしてある。しかしながら、カード処理ユニット30′もしくはパチンコ機20′から予め設定した操作が実行された場合には、例えばカード処理ユニット30′もしくはパチンコ機20′に設けた変換要求スイッチ(図示せず)がON操作された場合には、カード処理ユニット30′からのプリペイドカードに対する残度数の問い合わせに対しても、差額度数の一部、もしくはすべてを残度数として回答するようにしてある。
【0100】
ステップS1348においてターミナルコントローラ10から登録完了通知を受信した主制御部312は、パチンコ機20′の差額表示部210を通じて遊技客に投入金額と入金金額との差額度数およびこれが登録されたことを表示し(ステップS1349)、その後、手順をリターン(図9のステップS27へ)させる。
【0101】
ここで、上述したように、ターミナルコントローラ10に登録された投入金額と入金金額との差額度数は、パチンコ玉の投出基準となる残度数とは別個に管理されたもので、カード処理ユニット30′からの問い合わせに対しては現に存在する残度数のみを回答するようにしてある。この結果、例えば、プリペイドカードの残度数が「0」となった時点においては、仮に差額度数が残存している場合であっても、そのままではパチンコ玉の借り受けができない。従って、遊技客にとっては、予定金額以上となる遊技の歯止めになりうるものであり、1000円や2000円の入金を行う場合にも、わざわざ両替に出向くことなく、そのまま10000円札や5000円札等の高額紙幣を安心して投入することが可能になる。しかも、上記プリペイドカードをカード精算機50に挿入した場合には、現に存在する残度数と差額度数との加算結果に相当する貨幣を精算すること、つまり、本来釣り銭となる差額分の貨幣を受け取ることが可能になる。さらに、上述したように、カード処理ユニット30′もしくはパチンコ機20′に設けた変換要求スイッチ(図示せず)をON操作した場合には、カード処理ユニット30′からのプリペイドカードに対する残度数の問い合わせに対しても、差額度数の一部、もしくはすべてを残度数として回答するようにしてある。つまり、現在使用しているプリペイドカードの残度数が「0」となった場合にも、変換要求スイッチ(図示せず)をON操作することで、パチンコ機20′を離れることなく直ちにパチンコ玉の借り受けが可能となる。
【0102】
これらの結果、上記遊技媒体貸出システムによれば、カード処理ユニット30′に追加入金を行うことで、パチンコ機20′を離れることなく新たなパチンコ玉の借り受けができるという利便性を遊技客が実感できるようになり、これに伴ってパチンコ機20′の稼働率、ひいては遊技店の売上も大幅に向上させることが可能になる。しかも、上述した実施の形態1のように、カード処理ユニットに一般カードを発行するための機構が必要ないため、また後述する実施の形態3のように、カード処理ユニットに釣り銭を払い出す機構が必要ないため、当該カード処理ユニットを大型化する必要もない。
【0103】
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図15は、実施の形態3で適用するカード処理ユニット30″およびパチンコ機20″の外観を示した正面図、図16は、カード処理ユニット30″の内部構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1もしくは実施の形態2と同様の構成に関しては、同一の符号を付してある。
【0104】
カード処理ユニット30″は、外見上縦長に構成したもので、その前面パネルに、カードランプ301、現金ランプ302、紙幣投入口303、硬貨投入口304、返却レバー305、複数の選択スイッチ306、金額設定スイッチ307、金額表示部308、硬貨返却口309およびカード挿入口310を有している。
【0105】
カードランプ301および現金ランプ302は、主制御部312からの制御信号に基づいて点灯し、プリペイドカードおよび現金の受け付け可能状態を遊技客に報知するためのものである。
【0106】
紙幣投入口303は、紙幣を受け入れてこれを紙幣処理部330に取り込むための開口である。紙幣処理部330は、取り込まれた紙幣の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとともに、取り込んだ紙幣を島端回収ボックスに搬出させるべく紙幣搬送路314へ導出する部分である。また、この紙幣処理部330は、主制御部312から制御信号が与えられた場合に、当該制御信号で指示された金額の紙幣を紙幣投入口303から払い出す処理を行う。このとき払い出される紙幣は、予め紙幣処理部330に装填されていたものである。なお、この払出紙幣は、紙幣搬送路314を利用して補充するようにしてもよい。
【0107】
硬貨投入口304は、硬貨を受け入れてこれを硬貨処理部331に取り込むための開口である。硬貨処理部331は、取り込んだ硬貨の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとともに、取り込んだ硬貨を島端回収ボックスに搬出させるべく硬貨搬送路316へ導出する部分である。また、この硬貨処理部331は、主制御部312から制御信号が与えられた場合に、当該制御信号で指示された金額の硬貨を硬貨返却口309から払い出す処理を行う。このとき払い出される硬貨は、予め硬貨処理部331に装填されていたものである。なお、この払出硬貨は、硬貨搬送路316を利用して補充するようにしてもよい。
【0108】
返却レバー305は、投入した貨幣を返却するためのものである。返却紙幣はそのまま紙幣投入口303から遊技客に返却される一方、返却硬貨は硬貨返却口309から遊技客に返却される。
【0109】
複数の選択スイッチ306は、それぞれの表面に互いに異なる金額を表示したもので、遊技客によってON操作された場合に個別の検出信号を主制御部312に与える部分である。
【0110】
金額設定スイッチ307は、後述するパチンコ機20″の貸出スイッチ202を1回操作する毎に貸し出されるパチンコ玉の金額(貸し出し単位)を遊技客が設定するためのものである。金額設定スイッチ307によって設定した情報は、主制御部312に与えられるとともに、該主制御部312からの制御信号によって金額表示部308に表示されることになる。
【0111】
カード挿入口310は、会員カードもしくは一般カードを受け入れてこれをカード読取部320に取り込むための開口である。カード読取部320は、取り込んだカードを読み取り、その読み取り結果を主制御部312に与える処理を行う部分である。
【0112】
一方、遊技機であるパチンコ機20″には、遊技領域201の下方に設けた上皿203に度数表示部204、貸出スイッチ202および返却スイッチ205が設けてある。
【0113】
度数表示部204は、カード処理ユニット30″のカード読取部320にプリペイドカードが取り込まれた場合、このプリペイドカードに関連づけられた残度数を数値表示するための部分である。
【0114】
貸出スイッチ202は、パチンコ玉を借り受ける際に遊技客がON操作するスイッチである。
【0115】
返却スイッチ205は、ON操作した場合に、カード読取部320に取り込まれたプリペイドカードを遊技客に返却するスイッチである。
【0116】
これら貸出スイッチ202および返却スイッチ205のON操作検出信号は、それぞれカード処理ユニット30″の主制御部312に与えられることになる。
【0117】
また、上記パチンコ機20″には、その内部に玉投出手段206が設けてある。玉投出手段206は、カード処理ユニット30″の主制御部312から打球投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機20″の図示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機20″の上皿203に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
【0118】
図17は、カード処理ユニット30″の主制御部312で実施される入金処理の内容を示すフローチャートである。この入金処理は、実施の形態1の図10に示した入金処理、および実施の形態2の図13示した入金処理に対応するものである。
【0119】
すなわち、カード処理ユニット30″の主制御部312は、操作待機状態(図9のステップS28、ステップS29、ステップS30)において、紙幣もしくは硬貨が投入されると、まず、硬貨処理部331、あるいは紙幣処理部330を通じて、投入貨幣が識別可能であるか否かを判断する(ステップS2341)。投入貨幣が識別不能であった場合には、紙幣投入口303、および/または硬貨返却口309から遊技客に貨幣を返却し(ステップS2342)、手順をリターン(図9のステップS27へ)させる。
【0120】
これに対して投入貨幣が識別可能であった場合には、複数の選択スイッチ306の中から入金金額以下のものを有効化し(ステップS2343)、その後、当該有効化した選択スイッチ306がON操作されたか否かを監視する(ステップS2344)。なお、有効化した選択スイッチ306を発光させることが好ましいのは、実施の形態1と同様である。
【0121】
ステップS2344において選択スイッチ306がON操作され、遊技客によって入金金額が選択されると、その選択スイッチ306の金額に対応する度数の加算要求を、先に読み取ったプリペイドカードのカード識別情報と共にターミナルコントローラ10に送信する(ステップS2345)。
【0122】
この結果、ターミナルコントローラ10に格納された度数管理情報DTにおいて当該プリペイドカードに関連づけられた残度数が、選択スイッチ306の金額に対応する分だけ加算更新されることになり、このプリペイドカードによるパチンコ玉の貸し出し上限が入金金額に応じた度数分だけ増える。従って、この遊技媒体貸出システムによれば、例えば、上述したように遊技中にプリペイドカードの残度数が「0」になったとしても、カード処理ユニット30″に追加入金を行えばパチンコ機20″を離れることなく新たなパチンコ玉の借り受けが可能になる。
【0123】
さて、ターミナルコントローラ10に対して加算要求を送信した後、カード処理ユニット30″の主制御部312では、投入された貨幣の金額と、実際に選択スイッチ306のON操作によって入金された金額との比較が行われる(ステップS2346)。両者が一致した場合には、以降の処理を経ることなく手順がリターン(図9のステップS27へ)される。
【0124】
一方、入金金額に対して投入金額が大きい場合には、紙幣処理部330および/または硬貨処理部331に制御信号が与えられ、両者の差額分となる貨幣が遊技客に払い出され(ステップS2347)、その後、手順をリターン(図9のステップS27へ)させる。
【0125】
ここで、本実施の形態3によれば、投入金額と入金金額との差額に相当する貨幣が直ちに遊技客に払い出されるようになり、例えば現在使用しているプリペイドカードの残度数が「0」となった場合には、新たに貨幣を投入して残度数の加算操作を実施しない限りパチンコ玉を借り受けて遊技を継続することができない。従って、1000円や2000円の入金を行う場合にも、わざわざ両替に出向くことなく、そのまま10000円札や5000円札等の高額紙幣を安心して投入することが可能になる。
【0126】
この結果、上記遊技媒体貸出システムによれば、カード処理ユニット30″に追加入金を行うことで、パチンコ機20″を離れることなく新たなパチンコ玉の借り受けができるという利便性を遊技客が実感できるようになり、これに伴ってパチンコ機20″の稼働率、ひいては遊技店の売上も大幅に向上させることが可能になる。
【0127】
なお、上述した実施の形態では、いずれも記録媒体としてプリペイドカードを適用しているが、必ずしもプリペイドカードに限らず、その他の磁気カードやICカード、ICコイン等の記録媒体を適用しても構わない。また、記録媒体の有価価値をターミナルコントローラに記憶させるようにしているが、記録媒体に直接有価価値を記録するようにしてもよい。さらに、パチンコ遊技について説明したが、遊技媒体を用いた遊技であれば、もちろんその他の遊技にも適用可能である。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、前記入金操作では、投入した貨幣の金額のうち入金する金額を選択して、該選択した金額に対応する前記有価価値の加算更新を行い、入金操作による入金の金額に対して投入した貨幣の金額が大きい場合、差額分の貨幣に相当する有価価値を、前記遊技媒体の投出基準となる有価価値とは別個の差額有価価値として取り扱う一方、所定の操作がなされたときにのみ、前記差額有価価値を遊技媒体へ変換可能な前記有価価値として取り扱うようにしているため、遊技客にとって、予定金額以上となる遊技の歯止めに十分なり得るものであり、10000円札や5000円札等、高額紙幣の投入に対する不安感を払拭することも可能となる。従って、遊技者に対して、遊技機を離れることなく新たな遊技媒体の借り受けができるという利便性を実感させることができるようになり、これに伴って遊技機の稼働率、ひいては遊技店の売上も大幅に向上させることが可能になる。しかも、記録媒体処理装置に差額有価媒体を発行するための機構や釣り銭を払い出すための機構を設ける必要がないため、その大型化を防止することができるようになる。
【0129】
また、本発明によれば、各記録媒体に付与された識別情報と該記録媒体に価値付けられた有価価値とを対応づけて記憶する管理装置と、前記記録媒体を受け付けた状態で入金操作がなされた場合に、前記管理装置に対して該記録媒体に価値付けられた有価価値の加算更新要求を行うとともに、前記管理装置により管理された当該記録媒体の有価価値の範囲内で遊技機に対して遊技媒体を貸出処理する記録媒体処理装置とを有する記録媒体処理システムであって、前記記録媒体処理装置は、記録媒体及び貨幣の投入並びに該貨幣の金額の一部をなす入金金額の選択操作を受け付けた場合に、前記貨幣の金額と前記入金金額の差額分に相当する差額有価価値と前記記録媒体の識別情報を前記管理装置に送信して、前記差額有価価値を前記有価価値とは別個に登録依頼する登録依頼手段と、前記差額有価価値を遊技媒体へ変換可能な前記有価価値へ変換するために操作する変換要求操作手段と、前記入金金額に相当する有価価値を前記記録媒体の識別情報とともに送信して、遊技媒体への交換可能な有価価値の加算更新依頼を行う一方、前記変換要求操作手段が所定の操作をなされた場合には、前記差額有価価値を前記有価価値として、該有価価値の加算更新依頼を行う加算更新依頼手段と、前記記録媒体を受け付けた際に、前記管理装置に対して当該記録媒体の識別情報を送信して前記有価価値の残高要求を行う一方、 前記変換要求操作手段が所定の操作をなされたされた場合には、前記有価価値及び前記差額有価価値の残高を要求する差額残高要求を行う残高要求手段とを備え、前記管理装置は、前記記録媒体処理装置から前記登録依頼を受け付けた場合に、該登録依頼に含まれる記録媒体の識別情報と差額有価価値とを対応付けて管理するとともに、前記記録媒体処理装置から前記加算更新依頼を受け付けた場合に、該加算更新依頼に含まれる有価価値を当該記録媒体の識別情報に対応付けて加算更新処理する管理手段と、前記記録媒体処理装置から前記残高要求を受け付けた場合に、前記管理手段で管理された有価価値の残高のみを当該記録媒体処理装置に対して通知する一方、前記差額残高要求を受け付けた場合に、前記管理手段で管理された有価価値の残高と前記差額有価価値の残高とを当該記録媒体処理装置に対して通知する残高通知手段とを備える構成としたので、例えば投入金額が10000円で入金金額が3000円であるような場合に、お釣りである7000円に相当する残高有価価値を基本的に遊技媒体に交換できない有価価値として管理装置で管理し、最終的に所定の精算機のみで精算可能として、高額紙幣の利用促進を図りつつ、遊技へののめり込み防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である記録媒体処理装置を適用した遊技媒体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ターミナルコントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】(a)はターミナルコントローラに記憶・管理された会員カードの度数管理情報を例示する図表、(b)はターミナルコントローラに記憶・管理された一般カードの度数管理情報を例示する図表である。
【図4】実施の形態1で適用するカード精算機の外観を示した正面図である。
【図5】カード精算機の内部構成を示すブロック図である。
【図6】カード精算機の精算制御部で実施される処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1で適用するカード処理ユニットおよびパチンコ機の外観を示した正面図である。
【図8】カード処理ユニットの内部構成を示すブロック図である。
【図9】カード処理ユニットの主制御部で実施される処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】図9のステップS34で実施される入金処理の詳細を示したフローチャートである。
【図11】実施の形態2で適用するカード処理ユニットおよびパチンコ機の外観を示した正面図である。
【図12】図11に示したカード処理ユニットの内部構成を示すブロック図である。
【図13】図11に示したカード処理ユニットの主制御部で実施される入金処理の内容を示すフローチャートである。
【図14】(a)は実施の形態2においてターミナルコントローラに記憶・管理された会員カードの度数管理情報を例示する図表、(b)は実施の形態2においてターミナルコントローラに記憶・管理された一般カードの度数管理情報を例示する図表である。
【図15】実施の形態3で適用するカード処理ユニットおよびパチンコ機の外観を示した正面図である。
【図16】図15に示したカード処理ユニットの内部構成を示すブロック図である。
【図17】図15に示したカード処理ユニットの主制御部で実施される入金処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ターミナルコントローラ
11 RAM
12 通信インターフェース部
13 CPU
14 ROM
20,20′,20″ パチンコ機
30,30′,30″ カード処理ユニット
40 カード発行機
50 カード精算機
60 島コントローラ
201 遊技領域
202 貸出スイッチ
203 上皿
204 度数表示部
205 返却スイッチ
206 玉投出手段
210 差額表示部
301 カードランプ
302 現金ランプ
303 紙幣投入口
304 硬貨投入口
305 返却レバー
306 選択スイッチ
307 金額設定スイッチ
308 金額表示部
309 硬貨返却口
310 カード挿入口
311 カード発行口
312 主制御部
313 BVユニット部
314 紙幣搬送路
315 コインセレクタ部
316 硬貨搬送路
317 カード処理部
320 カード読取部
330 紙幣処理部
331 硬貨処理部
501 筐体
502 扉体
503 会員カード挿入口
504 一般カード挿入口
505 紙幣払出口
506 硬貨払出口
507 確認スイッチ
508 取消スイッチ
509 操作パネル
510 表示部
511 会員カード処理部
512 精算制御部
513 一般カード処理部
514 一般カード回収箱
515 紙幣処理部
516 収納部
517 硬貨処理部
518 ホッパ
519 インターフェース部

Claims (2)

  1. 記録媒体を挿入した後、投出操作を行った場合に該記録媒体によって特定される有価価値に基づいて遊技機に遊技媒体を投出する一方、前記記録媒体を挿入した後、入金操作を行った場合には該入金の金額に応じて有価価値の加算更新に関わる処理を行う記録媒体処理装置において、
    前記入金操作では、投入した貨幣の金額のうち入金する金額を選択して、該選択した金額に対応する前記有価価値の加算更新を行い、
    入金操作による入金の金額に対して投入した貨幣の金額が大きい場合、差額分の貨幣に相当する有価価値を、前記遊技媒体の投出基準となる有価価値とは別個の前記差額有価価値として取り扱う一方、所定の操作がなされたときにのみ、前記差額有価価値を遊技媒体へ変換可能な前記有価価値として取り扱うことを特徴とする記録媒体処理装置。
  2. 各記録媒体に付与された識別情報と該記録媒体に価値付けられた有価価値とを対応づけて記憶する管理装置と、前記記録媒体を受け付けた状態で入金操作がなされた場合に、前記管理装置に対して該記録媒体に価値付けられた有価価値の加算更新要求を行うとともに、前記管理装置により管理された当該記録媒体の有価価値の範囲内で遊技機に対して遊技媒体を貸出処理する記録媒体処理装置とを有する記録媒体処理システムであって、
    前記記録媒体処理装置は、
    前記入金操作の際、投入した貨幣の金額のうち入金金額を選択する選択手段と、
    記録媒体及び貨幣の投入並びに該貨幣の金額の一部をなす入金金額の選択操作を受け付けた場合に、前記貨幣の金額と前記入金金額の差額分に相当する差額有価価値と前記記録媒体の識別情報を前記管理装置に送信して、前記差額有価価値を前記有価価値とは別個に登録依頼する登録依頼手段と、
    前記差額有価価値を遊技媒体へ変換可能な前記有価価値へ変換するために操作する変換要求操作手段と、
    前記入金金額に相当する有価価値を前記記録媒体の識別情報とともに送信して、遊技媒体への交換可能な有価価値の加算更新依頼を行う一方、前記変換要求操作手段が所定の操作をなされた場合には、前記差額有価価値を前記有価価値として、該有価価値の加算更新依頼を行う加算更新依頼手段と、
    前記記録媒体を受け付けた際に、前記管理装置に対して当該記録媒体の識別情報を送信して前記有価価値の残高要求を行う一方、前記変換要求操作手段が所定の操作をなされたされた場合には、前記有価価値及び前記差額有価価値の残高を要求する差額残高要求を行う残高要求手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記記録媒体処理装置から前記登録依頼を受け付けた場合に、該登録依頼に含まれる記録媒体の識別情報と差額有価価値とを対応付けて管理するとともに、前記記録媒体処理装置から前記加算更新依頼を受け付けた場合に、該加算更新依頼に含まれる有価価値を当該記録媒体の識別情報に対応付けて加算更新処理する管理手段と、
    前記記録媒体処理装置から前記残高要求を受け付けた場合に、前記管理手段で管理された有価価値の残高のみを当該記録媒体処理装置に対して通知する一方、前記差額残高要求を受け付けた場合に、前記管理手段で管理された有価価値の残高と前記差額有価価値の残高とを当該記録媒体処理装置に対して通知する残高通知手段とを備えた ことを特徴とする記録媒体処理システム。
JP2001221913A 2001-07-23 2001-07-23 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム Expired - Fee Related JP4167408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221913A JP4167408B2 (ja) 2001-07-23 2001-07-23 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221913A JP4167408B2 (ja) 2001-07-23 2001-07-23 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003033553A JP2003033553A (ja) 2003-02-04
JP4167408B2 true JP4167408B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=19055498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001221913A Expired - Fee Related JP4167408B2 (ja) 2001-07-23 2001-07-23 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4167408B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4997563B2 (ja) * 2006-02-13 2012-08-08 グローリー株式会社 遊技媒体貸出システム
JP6364153B2 (ja) * 2012-11-22 2018-07-25 株式会社三共 遊技用装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003033553A (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003030515A (ja) ポイント管理システム
JP2001070627A (ja) 遊技システム
JP2023171581A (ja) 遊技管理システム
JP4167408B2 (ja) 記録媒体処理装置及び記録媒体処理システム
JP2008036123A (ja) 遊技用記録媒体管理システム及び遊技用記録媒体管理方法
JP2010201225A (ja) 遊技媒体貸出システムおよび遊技媒体貸出装置
JPH1170264A (ja) 遊技機
JP7466035B2 (ja) 各台装置及び遊技管理方法
JP2003236218A (ja) プリペイドシステム
JP3788743B2 (ja) 記録媒体精算装置および遊技場システム
JP3819737B2 (ja) 記録媒体処理装置
JP7466279B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP3559248B2 (ja) 記録媒体処理装置および遊技媒体貸出システム
JP7465750B2 (ja) 遊技場用システム
JP4260438B2 (ja) 遊技システム
JP4457104B2 (ja) 遊技システム
JP3964658B2 (ja) 遊技システム
JP4360772B2 (ja) 遊技媒体貸出システム
JP3660606B2 (ja) 価値情報の管理装置および遊技媒体貸出システム
JP3756803B2 (ja) 会員管理装置及び会員管理システム
JP2003210818A (ja) 会員管理装置、会員管理システムおよび景品処理システム
JP2004154167A (ja) 再プレー手数料の徴収方法、再プレー手数料の徴収装置、並びに、再プレー手数料の徴収システム
JP6734135B2 (ja) 遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法
JP2003103015A (ja) 遊技システム
JP3712609B2 (ja) 遊技機システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040707

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees