JP2003210818A - 会員管理装置、会員管理システムおよび景品処理システム - Google Patents

会員管理装置、会員管理システムおよび景品処理システム

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JP2003210818A
JP2003210818A JP2002012102A JP2002012102A JP2003210818A JP 2003210818 A JP2003210818 A JP 2003210818A JP 2002012102 A JP2002012102 A JP 2002012102A JP 2002012102 A JP2002012102 A JP 2002012102A JP 2003210818 A JP2003210818 A JP 2003210818A
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card
prize
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Hideki Takada
英記 高田
Kazumi Yamauchi
和三 山内
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Glory Ltd
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技客(固定客)の囲い込みによる集客や売
上げの向上を図ること。 【解決手段】 ターミナルコントローラ100のCPU
101が、カード精算機200から受信した度数問合せ
要求に基づいて、度数管理テーブル110における当該
会員コードに対応して登録されている貯玉分に関する度
数を、貯玉数に変換する。その後、CPU101は、該
変換後の貯玉数を、貯玉管理テーブル120における該
当する会員コードに対応して貯玉数のフィールドに書き
込むと共に、度数管理テーブル110の該当する貯玉分
に関する度数のフィールドの内容をクリアする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技した際に獲得
した遊技媒体の数量の計数値を示す数量情報を会員記録
媒体に関連付けて管理する会員管理装置、会員管理シス
テムおよび景品処理システムに関し、特に、遊技客の利
便性を向上させることができる会員管理装置、会員管理
システムおよび景品処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体
を遊技機に投入して遊技を行うパチンコ機やスロットマ
シンなどの遊技機が知られている。これら遊技機を設置
した遊技店においては、プリペイドカードあるいは会員
カードなどの各種記録媒体が使用されることが多い。
【0003】この会員カードは所定の会員登録をした会
員に対して発行されるカードであり、この会員カードに
関連付けて、例えば、パチンコ機での遊技を終了した際
に獲得したパチンコ玉の数量情報(貯玉数)を登録する
システム、いわゆる貯玉システムが構築されている。
【0004】この貯玉システムによれば、会員は、貯玉
数の範囲内で、パチンコ玉を借り受けて再度遊技するこ
とが可能であり、また、貯玉数の範囲内で、遊技店内の
通常の景品(たばこ等)または特殊景品(換金所にて現
金に交換可能な景品)を購入することも可能である。
【0005】なお、会員(遊技客)によって、再度遊技
すべく指示が行われた場合、貯玉システムの管理装置で
は、会員カードに関連付けされている数量情報(貯玉
数)における会員により指定された貯玉数分(全部また
は一部)の数量情報を、該貯玉数に応じた有価価値(度
数)に変換すると共に、この度数情報を前記会員カード
に関連付けて記憶し、管理するようにしている。これに
より、会員は、前記変換され有価価値(度数情報)の範
囲内で再度遊技することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の貯玉システムは、遊技した際に獲得したパチンコ玉
を、後日に遊技することができるように、当該獲得した
パチンコ玉を、これを計数した結果である数量情報とい
う形式で貯めるように構築したものであるので、パチン
コ玉の数量情報(貯玉数)を度数情報に変換した場合に
は、その度数情報の範囲内でパチンコ玉を借り受けて遊
技を行った後の残りの度数情報(残度数)を、再度、貯
玉数に変換することはできなかった。
【0007】このため、遊技客(会員)は、多数のパチ
ンコ玉が貯玉されている場合には、会員カードに関連付
けされている貯玉数を複数回に分けて、度数情報に変換
して遊技するという、対策を講じる必要があるが、貯玉
数を度数情報に変換する変換操作を複数回実施しなけれ
ばならず、面倒であった。
【0008】また、会員カードに関連付けされている貯
玉数を使用して遊技する目的で、現金の持ち合わせが無
く来店した会員が、大当たり寸前の状態で、借り受けた
パチンコ玉を全て使い果たした場合には、再度、上記変
換操作を実施して、パチンコ玉を借り受けて遊技しなけ
ればならない。こうした操作は、遊技客(会員)にとっ
ては遊技意欲を著しく損なう虞がある。
【0009】そこで、例えば、多数のパチンコ玉が貯玉
されている場合には、会員カードに関連付けされている
貯玉数を一括して度数情報に変換して、遊技することが
できると共に、遊技を終了した後に、会員カードに関連
付けされている度数情報を、再度、貯玉数に変換できる
ようなシステムの構築が要望されている。しかしなが
ら、このようなシステムが実現されていないのが実状で
ある。
【0010】因みに、上述したようなシステムが構築さ
れた場合には、遊技客にとっては、上記変換操作の回数
が軽減されるので、その分、遊技客の利便性を向上させ
ることができるというメリットがある。一方、遊技店に
おいては、前述したメリットにより遊技客の来店回数が
増加することも予想されるため、遊技客(固定客)の囲
い込みによる集客や売上げの向上を図ることが可能とな
る。
【0011】ところで、遊技客は、貯玉数の範囲内で、
遊技店内の例えば特殊景品(換金所にて現金に交換可能
な景品)を購入した場合には、遊技店外の換金所にて、
その特殊景品を現金化することができるが、貯玉数を現
金データとして会員カードに関連付けさせておくことは
できなかった。すなわち、会員カードを用いた、いわゆ
る預金の預入れに相当する入金を行うことができなかっ
た。このため、貯玉数を基に特殊景品を購入した場合に
は、遊技客の利便性が良いとは言えなかった。
【0012】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
ので、遊技客の利便性を向上させることができ、しかも
遊技客(固定客)の囲い込みによる集客や売上げの向上
を図ることができる会員管理装置、会員管理システムを
提供することを第1の目的とする。
【0013】また、この発明は、遊技客の利便性を向上
させることができる景品処理システムを提供することを
第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、請求項1に係る会員管理装置は、遊
技媒体の数量の計数値を示す数量情報を、当該数量に応
じた有価価値として会員記録媒体に関連付けて記憶する
有価価値記憶手段を有する会員管理装置であって、前記
有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を、前記遊
技媒体に関する数量情報に変換する変換手段と、前記変
換手段が変換した数量情報を、前記会員記録媒体に関連
付けて記憶する数量情報記憶手段と、前記変換手段が変
換した数量情報に応じた有価価値に基づいて、前記有価
価値記憶手段における前記会員記録媒体に対応する記憶
内容を更新する更新手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に係る会員管理システム
は、遊技媒体の数量を示す数量情報を、当該数量に応じ
た有価価値として会員記録媒体に関連付けて記憶する有
価価値記憶手段を有する会員管理装置と、受け入れた会
員記録媒体の固有識別情報を読み取ると共に、該読み取
った固有識別情報と、有価価値から数量情報への変換を
示す変換要求とを前記会員管理装置に対して与える記録
媒体処理装置とを備え、さらに前記会員管理装置が、前
記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を、前記
遊技媒体に関する数量情報に変換する変換手段と、前記
変換手段が変換した数量情報を、前記会員記録媒体に関
連付けて記憶する数量情報記憶手段と、前記変換手段が
変換した数量情報に応じた有価価値に基づいて、前記有
価価値記憶手段における前記会員記録媒体に対応する記
憶内容を更新する更新手段とを備えることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項3に係る会員管理システム
は、請求項2において、現金に交換可能な景品を提供す
る提供手段と、前記数量情報記憶手段に記憶されている
数量情報に応じた景品を提供するように前記提供手段を
制御する制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0017】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項4に係る景品処理システムは、遊技店内に配置さ
れ、所定の金額情報と会員記録媒体の固有識別情報とを
関連付けて記憶する金額情報記憶手段を有する会員管理
装置と、遊技店外に配置されると共に前記会員管理装置
と通信回線を介して接続され、現金に交換可能な景品を
受け入れ該景品の価値に対応する金額分の現金の払い出
しが可能な景品処理装置とを備え、前記景品処理装置
が、受け入れた会員記録媒体の固有識別情報を読み取る
読取手段と、前記景品の価値に対応する金額の全部また
は一部についての入金要求を入力する入力手段と、前記
入力手段による入金要求に関わる前記景品の価値に応じ
た金額の全部または一部の金額情報および前記読取手段
が読み取った固有識別情報を前記会員管理装置に対して
送出する処理手段とを備え、さらに前記会員管理装置
が、前記処理手段からの前記金額情報および前記固有識
別情報を基に、前記金額情報記憶手段の記憶内容を更新
する更新手段を更に備えることを特徴とする。
【0018】また、請求項5に係る景品処理システム
は、請求項4において、前記景品処理装置は、前記入力
手段により前記景品の価値に対応する金額の一部につい
ての入金要求が入力された場合に、前記景品の価値に対
応する金額から前記入金要求のあった一部の金額を減算
した結果である金額分については、現金の払出し処理を
行う払出処理手段を更に備えたことを特徴とする。
【0019】さらに、請求項6に係る景品処理システム
は、請求項4または5において、前記景品処理装置は、
前記会員管理装置に対して、前記読取手段が読み取った
固有識別情報に対応する金額情報の問合せ要求を送信す
ると共に、前記会員管理装置からの前記問合せ要求に対
する回答である金額情報を報知する報知手段と、前記報
知手段により報知された金額情報の範囲内で所望の金額
情報を入力する金額入力手段と、前記金額入力手段が入
力した金額情報分の現金の払出し処理を行う現金払出処
理手段とを更に備えると共に、前記処理手段が、前記金
額入力手段が入力した金額情報および前記読取手段が読
み取った固有識別情報を前記会員管理装置に対して送出
することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる会員管理装置、会員管理システムおよび景
品処理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
なお、以下に示す実施の形態では、本発明に係る会員管
理システムをパチンコ遊技やスロット遊技を提供する遊
技システムに適用した場合を示すこととする。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である会員管理システムを適用した遊技システム
の概略構成を示すブロック図である。ここで例示する遊
技システムでは、記録媒体としてプリペイドカードPC
及び会員カードMCを適用する。
【0022】会員カードMCは、住所や氏名などの会員
情報を登録した会員である利用客に対して遊技店が発行
する合成樹脂製のカード(JIS2)であり、各種情報
が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の
識別情報や会員コード(会員番号)や暗証番号などの会
員情報が磁気記録してあると共に、発行店名、固有識別
情報としての会員コード(会員番号)、販売会社コー
ド、店コードなどの情報が印字(エンボス印字)してあ
り、記録内容の一部を目視できるようになっている。
【0023】これに対してプリペイドカードPCは、任
意の一般利用客に対して遊技店が都度発行する紙製の磁
気カードであり、上述した会員カードMCと同様、各種
情報が磁気記録及び印字してある。具体的には、発行店
の識別情報、発行日時、カード固有の識別コード、発行
金額、カード種別等が磁気記録してあると共に、発行店
名、カード固有識別情報(例えば発行機番号+連番)、
発行金額、発行日時及び有効期限が目視できるように印
字してある。
【0024】これらの会員カードMC及びプリペイドカ
ードPCは、その材質や板厚及び記録内容が相違するも
のの、縦横の寸法が同一であると共に、各種情報を磁気
記録するための磁気ストライプも同一の位置に設けてあ
る。
【0025】また、会員カードMC及びプリペイドカー
ドPCには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準
となる有価価値、具体的には「度数」と称される有価価
値を付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ
玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してあ
る。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数で
パチンコ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。
本実施の形態では、それぞれの度数は、個々の会員カー
ドMC、プリペイドカードPCには記録せず、後述する
ターミナルコントローラ100に記憶させてある。
【0026】さて、図1に示すように、本実施の形態の
遊技システム(パチンコホール内のシステム)では、
「島」と呼ばれるグループごとに複数の遊技機(例え
ば、パチンコ機)10及びカード処理ユニット30が並
設してあると共に、各島毎にカード発行機70、カード
更新機90、カード精算機200等の記録媒体処理装置
を適宜設けてある。
【0027】遊技機10は、遊技媒体であるパチンコ玉
を遊技領域に発射して遊技客が遊技を行うためのもので
ある。
【0028】カード処理ユニット30は、プリペイドカ
ードPCや会員カードMCに関連付けられた度数(有価
価値)を上限としたパチンコ玉の貸し出し処理を主機能
とするものである。このカード処理ユニット30は、遊
技店に設置された複数の遊技機10それぞれに対して1
台ずつペアとなるように用意され、遊技機10の相互間
に挟まれる形で配置してある。
【0029】カード発行機70は、プリペイドカードP
Cの発行処理、プリペイドカードPCや会員カードMC
に関連付けられた度数(有価価値)に対する加算処理を
主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置してある。
【0030】カード更新機90は、プリペイドカードP
Cに設定された有効期限を更新する処理、すなわち有効
期限を経過したプリペイドカードPCを新たなプリペイ
ドカードPCとして発行する処理を主機能とするもの
で、遊技店に数台ずつ設置してある。但し、このカード
更新機90に会員カードMCが挿入された場合には、有
効期限の更新処理は実施しない。
【0031】カード精算機200は、プリペイドカード
PCや会員カードMCに対して関連付けられた度数を現
金として払い戻す処理、詳細な説明は後述する貯玉再変
換処理を主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置し
てある。
【0032】再プレイ子機400は、会員カードMCを
受け入れて、詳細な説明は後述する再プレイ処理(貯玉
数を有価価値(度数)に変換する処理)を主機能とする
ものである。
【0033】計数機300は、会員カードMCおよびパ
チンコ玉を受け入れて、パチンコ玉を計数する処理を主
機能とするものであり、計数されたパチンコ玉の数は、
貯玉数として、ターミナルコントローラ100に記憶さ
せてある。
【0034】特殊景品処理装置500は、会員カードM
Cを受け入れて、会員カードMCの貯玉数の範囲内で、
特殊景品(換金所にて現金に交換可能な景品)を提供す
るものである。
【0035】上述した遊技機10、カード処理ユニット
30、カード発行機70、カード更新機90及びカード
精算機200は、各島に設けた島コントローラ50を通
じてターミナルコントローラ100と称される会員管理
装置の制御下にある。また、ターミナルコントローラ1
00には、計数機300、再プレイ子機400及び特殊
景品処理装置500が接続される。
【0036】次に、ターミナルコントローラ(T/C)
100について説明する。図2は、ターミナルコントロ
ーラ100の内部構成を示すブロック図である。ターミ
ナルコントローラ100は、遊技システム全体を制御統
括するコントローラであり、CPU101と、RAM等
のメモリ102と、ハードディスクなどの記憶装置10
3と、マウスやキーボードなどの入力装置104と、デ
ィスプレイ等の表示装置105と、通信インタフェース
部(通信I/F部)106とを有する。
【0037】CPU101は、プログラムやデータに基
づいて各種機能を実現している。例えば、プリペイドカ
ードPCや会員カードMC毎の残度数を管理する機能、
会員カードMCの会員登録機能、貯玉を管理する機能を
有する。このような機能を実現するにあたって必要とな
るプログラムおよびデータは、メモリ102あるいは記
憶装置103に格納されており、CPU101が必要に
応じてこれを読み出しまたは更新する。メモリ102
は、度数管理テーブル110及び貯玉管理テーブル12
0を有している。
【0038】また、CPU101は、通信インタフェー
ス部106を介して、島コントローラ50、計数機30
0、再プレイ子機400および特殊景品処理装置500
との間で通信する通信機能を有している。
【0039】度数管理テーブル110は、図3に示すよ
うに、会員カードMCに関して、カードの識別情報(会
員コード)と、暗証番号と、決済分に関わる情報および
貯玉分に関わる情報とを対応付けて格納したものであ
る。具体的には、決済分に関わる情報には、残度数と決
済種別とが含まれている。一方、貯玉分に関わる情報に
は、残度数が含まれている。
【0040】この度数管理テーブル110において、決
済分に関する「残度数」とは、遊技機10に投出可能な
価値データの度数を示す情報である。「決済種別」と
は、例えば会員カードMCへの有価価値の価値付けが現
金決済(現金入金)によるものか、あるいはデビット決
済によるものかを示す情報であり、具体的には、デビッ
ト決済による場合には「デビット」、一方、現金決済に
よる場合には「現金」、という情報が設定される。
【0041】また、貯玉分に関する「残度数」とは、上
記決済分の場合と同様に遊技機10に投出可能な価値デ
ータの度数を示す情報であり、また、詳細な説明は後述
する「貯玉再変換処理」の対象となる価値データの度数
を示す情報でもある。すなわち、本実施の形態1では、
貯玉分に関する「残度数」に登録されている度数情報
は、後述する貯玉数情報に変換可能(再変換可能)に設
定されている。これに対して、上記決済分に関する「残
度数」に登録されている度数情報は、後述する貯玉数情
報には変換することができないように設定されている。
【0042】貯玉管理テーブル120は、図4に示すよ
うに、会員カードMCに関して、カードの識別情報(会
員コード)と、暗証番号と、貯玉数とを対応付けて格納
したものである。
【0043】この貯玉管理テーブル120において、
「貯玉数」とは、遊技した際に獲得して預け入れた遊技
媒体の数量のことである。この貯玉数(貯玉数情報)
は、新規に貯玉された場合にはその分だけ増加され、一
方、遊技すべくパチンコ玉が引き出された場合あるいは
景品に交換した場合には、その分だけ減少されて、常に
最新の値となるように演算処理される。なお、上記貯玉
とは、遊技した際に獲得した遊技媒体の数量を貯めるこ
とをいう。
【0044】次に、カード精算機200について説明す
る。この場合、カード精算機200は、会員カード(J
IS2)MCとプリペイドカード(紙製の磁気カード)
PCを取り扱う。会員カードMCには、上述したよう
に、予めカード発行機70等で入金がされており、遊技
客(会員)は入金額に応じた度数分の利用が可能である
が、希望により残度数をカード精算機200により精算
可能である。プリペイドカードPCも、予めカード発行
機70等で入金がされており、遊技客は入金額に応じた
度数分の利用が可能であるが、希望により残度数をカー
ド精算機200により精算可能である。
【0045】図5はカード精算機200の正面部を示す
ものである。カード精算機200は箱形の精算機本体2
01を有しており、前面には片開き状の扉体202が備
えられている。扉体202は錠機構210によって施錠
可能になっている。扉体202の前面には、精算するプ
リペイドカードPCの挿入および精算後のプリペイドカ
ードPCの返却のためのプリペイドカード挿入/排出口
203と、精算する会員カードMCの挿入および精算後
の会員カードMCの返却のための会員カード挿入/排出
口204と、カードの残り度数と精算可能金額などが表
示可能な液晶表示部205と、カードを精算する意思を
確認する精算ボタン206と、カードの精算を中止する
取消ボタン207と、精算紙幣を払い出す紙幣払出口2
08と、精算硬貨を払い出す硬貨払出口209と、会員
カードMCに関わる度数情報を貯玉数情報に変換するた
めの貯玉ボタン230と、テンキー240とが備えられ
ている。
【0046】図6はカード精算機200の精算機本体2
01に内蔵されている各構成要素の配置を示すもので、
図7はそれらなどの接続を示すブロック図である。
【0047】図6および図7において、カード精算機2
00は、プリペイドカード処理装置220、会員カード
処理装置221、紙幣処理装置222、硬貨処理装置2
23、カード回収箱224、ハンディ端末機225、ジ
ャーナルプリンタ226、制御基板227および電源装
置228を備えている。
【0048】プリペイドカード処理装置220は、プリ
ペイドカード挿入/排出口203へ挿入されたプリペイ
ドカードPCの磁気データ(カード番号、店コード、発
行日時等の識別符号)を読み取る動作を行う。プリペイ
ドカードPCの場合、全額が精算された後は、カードを
機内に取り込み、カード回収箱224に収納する。
【0049】会員カード処理装置221は、会員カード
挿入/排出口204へ挿入されたカードMCの磁気デー
タ(会員コード等の識別符号)を読み取る動作を行う。
会員カードMCの場合、精算後、カードは返却される。
【0050】紙幣処理装置222は、機器のオペレータ
によって収納部に補填された紙幣(例えば千円札)を、
精算時に収納部から繰り出し、保留部に集積後、まとめ
て紙幣払出口208から払い出す機能を有する。硬貨処
理装置223は、機器のオペレータによって硬貨ホッパ
に補填された硬貨(例えば100円硬貨)を精算時に硬
貨払出口209から払い出す機能を有する。
【0051】カード回収箱224は、精算済みのプリペ
イドカードPCを収納するためのものである。ジャーナ
ルプリンタ226は、精算履歴などが記録されたジャー
ナルを出力する。ハンディ端末機225は、店員がカー
ド精算機200の各種事柄を簡易設定するためのもので
ある。
【0052】貯玉ボタン230は、会員カードMCに関
連付けされている度数情報を、該度数に応じた貯玉数情
報に変換するためのボタンである。テンキー240は、
暗証番号などを入力するためのボタンである。
【0053】制御基板227は、上述した各構成要素を
制御するためのものであり、ターミナルコントローラ1
00との通信を行うための通信機能も備えている。
【0054】次に、計数機300について説明する。図
8は計数機300の構成を示すブロック図である。図8
において、計数機300は、制御部310、会員カード
処理部320、計数処理部330、表示部340、貯玉
ボタン350および通信インタフェース部(通信I/F
部)360を備えている。制御部310はこの装置全体
の制御を行うと共に所定の処理を実行する。
【0055】会員カード処理部320は、会員カードM
Cを挿入するための図示しない挿入部を有し、この挿入
部を介して挿入された会員カードMCの記録情報を読み
取り、この読取結果を制御部310に送出する。計数処
理部330は、遊技を終了する遊技客(会員)または店
員により投入されたパチンコ玉を計数し、この計数結果
を制御部310に送出する。
【0056】制御部310は、計数処理部330からの
計数結果を表示部340に表示させる。これにより遊技
客は、遊技により獲得したパチンコ玉の数量を把握する
ことができ、その全部または一部を景品あるいは貯玉と
して使用することが可能となる。また、制御部310
は、計数結果が表示部340に表示された後、貯玉ボタ
ン350が押下された場合には、計数処理部330から
の計数結果及び会員カード処理部320からの会員カー
ドMCの読取結果に含まれる会員コードを、通信インタ
フェース部360を介してターミナルコントローラ10
0に送出する。
【0057】次に、再プレイ子機400について説明す
る。図9は再プレイ子機400の構成を示すブロック図
である。図9において、再プレイ子機400は、貯玉数
に基づいて有価価値(度数)の会員カードMCへの価値
付けを行うためのものであり、制御部410、会員カー
ド処理部420、入力部430、価値付けボタン440
及び通信インテフェース部(通信I/F部)450を備
えている。制御部410はこの装置全体の制御を行うと
共に所定の処理を実行する。
【0058】会員カード処理部420は、会員カードM
Cを挿入するための図示しない挿入部を有し、この挿入
部を介して挿入された会員カードMCの記録情報を読み
取り、この読取結果を制御部410に送出する。
【0059】入力部430は、会員カードMCの暗証番
号の入力や、貯玉されている貯玉数のうち再プレイする
貯玉数の入力を行うためのものである。価値付けボタン
440は、価値付けの旨を指示するもので、具体的に
は、前記入力部430により入力された再プレイする貯
玉数に応じた度数(有価価値)を会員カードMCに価値
付けさせるためのボタンである。これら入力部430お
よび価値付けボタン440による操作内容は、制御部4
10に入力される。
【0060】制御部410は、会員カード処理部420
からの会員カードMCの読取結果に含まれる会員コー
ド、入力部430からの前記再プレイする貯玉数、価値
付けボタン440からの価値付けの旨を、通信インタフ
ェース部450を介してターミナルコントローラ100
に送出する。
【0061】次に、特殊景品処理装置500について説
明する。図10は特殊景品処理装置500の構成を示す
ブロック図である。図10において、特殊景品処理装置
500は、制御部510、会員カード処理部520、入
力部530、精算ボタン540、表示部550、特殊景
品投出機560及び通信インタフェース部(通信I/F
部)570を備えている。制御部510はこの装置全体
の制御を行うと共に所定の処理を実行する。
【0062】会員カード処理部520は、会員カードM
Cを挿入するための図示しない挿入部を有し、この挿入
部を介して挿入された会員カードMCの記録情報を読み
取り、この読取結果を制御部510に送出する。
【0063】入力部530は、会員カードMCの暗証番
号などの入力を行うためのものである。精算ボタン54
0は、精算する旨を指示するもので、具体的には、会員
カードMCに関わる貯玉数情報(全ての貯玉数)に基づ
いて特殊景品を投出(排出)させるためのボタンであ
る。これら入力部430および精算ボタン540による
操作内容(暗証番号、精算する旨)は、制御部510に
入力される。
【0064】表示部550は、操作手順、貯玉数などの
表示情報を表示する。特殊景品投出機560は、予め規
定された特殊景品を収納しており、制御部510の指示
に従って特殊景品を投出する。
【0065】制御部510は、会員カード処理部520
からの会員カードMCの読取結果に含まれる会員コー
ド、暗証番号、入力部530からの暗証番号および精算
ボタン540からの精算する旨を含む、貯玉数問合せ要
求を、通信インタフェース部570を介してターミナル
コントローラ100に送出する。また、制御部510
は、ターミナルコントローラ100からの貯玉数問合せ
要求に対する回答結果に基づいて、所定の特殊景品を投
出するよう特殊景品投出機560を制御する。
【0066】この実施の形態1では、会員登録して発行
された会員カードMCを所有する会員(遊技客)による
所定の操作により、次の(1)〜(4)の処理を実施す
ることができる。 (1)遊技した際に獲得した遊技媒体(例えば、パチン
コ玉)の数量を貯玉数に変換する、いわゆる貯玉するこ
とができる。ここでは、この処理を貯玉処理と定義す
る。 (2)貯玉数を度数(有価価値)に再変換する。ここで
は、この処理を再プレイ処理と定義する。 (3)再度遊技するために変換された度数を、貯玉数に
再変換する、すなわち、再度遊技した際の残度数を貯玉
数として貯玉することができる。ここでは、この処理を
貯玉再変換処理と定義する。 (4)貯玉数を特殊景品として精算する。ここでは、こ
の処理を特殊景品交換処理と定義する。
【0067】このような処理の具体的な処理内容につい
て、順次、説明することとする。最初に、計数機300
による計数処理について説明する。図11は、その計数
処理動作を示すフローチャートである。なお、この処理
は上記(1)の貯玉処理に相当する。
【0068】さて、図11に示すように、計数機300
では、会員カード処理部320は、挿入部(図示せず)
に会員カードMCが挿入されたかを監視し(ステップS
101)、会員カードMCが挿入された場合には、その
会員カードMCのカード情報を読み取ると共に(ステッ
プS102)、該読み取り結果を制御部310に送出す
る。計数処理部330は、投入されたパチンコ玉を計数
すると共に(ステップS103)、該計数結果を制御部
310に送出する。
【0069】会員カード処理部320からの読取結果お
よび計数処理部330からの計数結果を受け取った制御
部310は、その計数結果を表示部340に表示させる
と共に(ステップS104)、計数結果が表示部340
に表示された後、貯玉ボタン350が押下された場合に
は(ステップS105)、前記受け取った計数結果及び
会員カードMCの読取結果に含まれる会員コードを、通
信インタフェース部360を介してターミナルコントロ
ーラ100に送出する(ステップS106)。
【0070】ターミナルコントローラ100では、該当
する会員コードが貯玉管理テーブル120に登録されて
いる場合には、これに対応する現在の貯玉数に受信した
計数結果を加算する。一方、該当する会員コードが貯玉
管理テーブル120に登録されていない場合には、貯玉
管理テーブル120に当該会員コードを新規登録し、こ
れに対応して受信した計数結果を登録する。
【0071】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMC(図4参照)を所有する会員
(遊技客)が、遊技して獲得したパチンコ玉を計数機3
00に投入し、さらに、表示部340に計数結果「10
000個」が表示された後に、貯玉ボタン350を押下
したとする。なお、この会員コード「00001」は貯
玉管理テーブル120に登録されていないものとする。
【0072】この場合、ターミナルコントローラ100
では、CPU101が、貯玉管理テーブル120に会員
コード「00001」を新規登録し、これに対応して受
信した計数結果「10000個」を登録する。この処理
が終了した時点の貯玉管理テーブル120の内容は、図
4に示したテーブル内容となる。
【0073】こうした処理が終了した場合には、ターミ
ナルコントローラ100からの処理が正常終了した旨が
通信インタフェース部360を介して制御部310に入
力されるので、この制御部310では、会員カード処理
部320に対して会員カードMCを返却させる(ステッ
プS107)。これで、貯玉処理は終了する。
【0074】次に、再プレイ子機400の再プレイ処理
(遊技そのものではない)について説明する。図12は
その再プレイ処理動作を示すフローチャートである。な
お、この処理は上記(2)の再プレイ処理に相当する。
【0075】さて、図12に示すように、再プレイ子機
400では、会員カード処理部420は、挿入部(図示
せず)に会員カードMCが挿入されたかを監視し(ステ
ップS201)、会員カードMCが挿入された場合に
は、その会員カードMCのカード情報を読み取ると共に
(ステップS202)、該読み取り結果を制御部410
に送出する。
【0076】会員カード処理部420から会員カードM
Cの読取結果を受け取った制御部410は、入力部43
0が操作されて暗証番号が入力されたかを監視し(ステ
ップS203)、暗証番号が入力された場合には、価値
付けボタン440が押下されたかを監視する(ステップ
S204)。
【0077】ステップS204において価値付けボタン
440が押下されたと判断した制御部410は、価値付
けの旨、上記入力された暗証番号および既に取得してい
る会員カードMCの読取結果を含む貯玉数問合せ要求
を、通信インタフェース部450を介してターミナルコ
ントローラ100に送出する(ステップS205)。
【0078】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、再プレイ子機400から受信した貯玉数問
合せ要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、貯玉
管理テーブル120(図4参照)の内容とに基づいて、
会員カードMCを使用した者が正当な権利者であること
を認識した場合のみ、貯玉管理テーブル120における
当該会員コードに対応して登録されている貯玉数を、度
数(有価価値)に変換する。その後、CPU101は、
該変換後の度数を、度数管理テーブル110における該
当する会員コードに対応して貯玉分に関わる残度数のフ
ィールドに登録すると共に、貯玉管理テーブル120の
該当する貯玉数のフィールドの内容をクリアする。一
方、該当する会員コードが度数管理テーブル110に登
録されていない場合には、度数管理テーブル110に当
該会員コードを新規登録し、これに対応して、変換した
度数を登録する。
【0079】こうした処理が終了した場合には、ターミ
ナルコントローラ100からの処理が正常終了した旨が
通信インタフェース部460を介して制御部410に入
力されるので、この制御部410では、図12に示すよ
うに、会員カード処理部420に対して会員カードMC
を返却させる(ステップS206)。これで、再プレイ
処理は終了する。
【0080】なお、この実施の形態1では、貯玉数を度
数に変換する場合は、その貯玉数から、所定の手数料分
(例えば30%)の貯玉数を減算し、この減算した後の
貯玉数を、1度数=25個のレートに基づいて度数に変
換するようにしている。
【0081】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCが再プレイ子機400に挿入さ
れ、当該会員カードMCの所有者が正当な権利者である
と認識された場合には、貯玉数「10000個」は、例
えば30%の手数料および1度数=25個のレートに基
づいて、10000×(1−0.3)/25=280度
数に変換される。この280が、度数管理テーブル11
0における会員コード「00001」に対応する貯玉分
に関する残度数のフィールドに登録される(書き込まれ
る)。
【0082】これにより、図3に示した度数管理テーブ
ル110は、図13に示すテーブル内容に更新される。
また、図4に示した貯玉管理テーブル120における会
員コード「00001」に対応する貯玉数のフィールド
の内容はクリアされるので、図4に示した貯玉管理テー
ブル120は、図14に示すテーブル内容に更新され
る。
【0083】なお、この実施の形態1では、貯玉管理テ
ーブル120の貯玉数が「0」になった場合、該当する
会員コードに関する情報(例えば、会員コード「000
01」、暗証番号「12345」)は、直ちに削除され
ることなく、後述する「貯玉再変換処理」により再度貯
玉数が登録されることもあるので、一定期間は保存され
るように設定されている。勿論、会員コードに関する情
報を直ちに削除し、後述する「貯玉再変換処理」が実施
された際に、会員コードに関する情報を貯玉管理テーブ
ル120に新規登録するようにしても良い。
【0084】ところで、この実施の形態1では、会員
が、上述した再プレイ処理が終了した後に返却された会
員カードMCを例えば図示しない再プレイ玉貸出機に挿
入し、所定の入力操作を行って10度数分のパチンコ玉
を借り受けた場合には、度数管理テーブル110におけ
る貯玉分に関する残度数のフィールドに登録されている
度数が使用されるように設定されている。この場合、図
13に示した度数管理テーブル110は、ターミナルコ
ントローラ100のCPU101によって図15に示す
テーブル内容に更新される。
【0085】次に、カード精算機200による精算処理
について説明する。図16は、その精算処理動作を示す
フローチャートである。なお、この処理は上記(3)の
貯玉再変換処理に相当する。以下の説明においては、度
数管理テーブル110は図15に示すテーブル内容であ
り、また貯玉管理テーブル120は図14に示すテーブ
ル内容であるものとする。
【0086】さて、図16に示すように、カード精算機
200では、会員カード処理装置221は、会員カード
挿入/排出口204に会員カードMCが挿入されたかを
監視し(ステップS301)、会員カードMCが挿入さ
れた場合には、その会員カードMCのカード情報を読み
取ると共に(ステップS302)、該読み取り結果を制
御基板227に送出する。
【0087】会員カード処理装置221から会員カード
MCの読取結果を受け取った制御基板227は、テンキ
ー240が操作されて暗証番号が入力されたかを監視し
(ステップS303)、暗証番号が入力された場合に
は、貯玉ボタン230が押下されたかを監視する(ステ
ップS304)。
【0088】ステップS304において貯玉ボタン23
0が押下されたと判断した制御基板227は、貯玉する
旨、上記入力された証番号および既に取得している会員
カードMCの読取結果を含む度数問合せ要求を、ターミ
ナルコントローラ100に送出する(ステップS30
5)。
【0089】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、カード精算機200から受信した度数問合
せ要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、度数管
理テーブル110(図15参照)の内容とに基づいて、
会員カードMCを使用した者が正当な権利者であること
を認識した場合のみ、度数管理テーブル110における
当該会員コードに対応して登録されている貯玉分に関す
る度数を、貯玉数に変換する。その後、CPU101
は、該変換後の貯玉数を、貯玉管理テーブル120にお
ける該当する会員コードに対応して貯玉数のフィールド
に書き込むと共に、度数管理テーブル110の該当する
貯玉分に関する度数のフィールドの内容をクリアする。
また、CPU101は、度数管理テーブル110におけ
る該当する会員コードに対応する貯玉分に関する残度数
を、上記度数問合せ要求に対する回答(問合せ結果)と
して、カード精算機200に送信する。
【0090】なお、この実施の形態1では、度数を貯玉
数に変換する場合は、その度数に、貯玉数から度数に変
換する際(再プレイ処理時)に適用した所定の手数料分
(例えば30%)の度数を加算し(つまり手数料分を戻
す)、この加算した後の度数を、1度数=25個のレー
トに基づいて貯玉数に変換するようにしている。
【0091】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCがカード精算機200に挿入さ
れ、暗証番号「12345」が入力された場合には、当
該会員カードMCの所有者が正当な権利者であると認識
されるので、度数管理テーブル110に登録されている
残度数「270」が、上記度数問合せ要求に対する回答
してカード精算機200に送信される。この処理と並行
して、残度数「270」が、30%の手数料(戻し分)
および1度数=25個のレートに基づいて、270×
(1+0.3)×25=8775個の貯玉数に変換され
る。この8775の貯玉数情報が、貯玉管理テーブル1
20における会員コード「00001」に対応する貯玉
数のフィールドに書き込まれる。
【0092】これにより、図14に示した貯玉管理テー
ブル120は、図17に示すテーブル内容に更新され
る。また、図15に示した度数管理テーブル110にお
ける会員コード「00001」に対応する貯玉分に関す
る残度数のフィールドの内容はクリアされるので、図1
5に示した度数管理テーブル110は、図3に示したテ
ーブル内容に更新される。
【0093】ところで、制御基板227は、ターミナル
コントローラ100からの度数問合せ要求に対する問合
せ結果(回答)を受信した場合には(ステップS30
6)、その問合せ結果に含まれる度数情報が値「1」以
上の値であるか否かを判断し(ステップS307)、
「1」以上の値の度数であると判断した場合には、その
問合せ結果つまり度数値を示す旨を液晶表示部205に
表示させる(ステップS308)。一方、ステップS3
07において残度数が「0」の場合、あるいは当該会員
コードが度数管理テーブル110に登録されていなかっ
た場合には、その問合せ結果つまり度数が無い旨(「値
0」)を液晶表示部205に表示させる(ステップS3
09)。
【0094】こうした処理が終了した場合には、制御基
板227では、会員カード処理装置221に対して会員
カードMCを返却させる(ステップS310)。これ
で、貯玉再変換処理は終了する。
【0095】上述した実施の形態1の上記貯玉再変換処
理によるメリットを、具体例を挙げ、かつ従来技術と対
比して説明する。図18(a)は、従来技術における処
理に基づく具体例を説明するための図であり、図18
(b)は上記貯玉再変換処理に基づく具体例を説明する
ための図である。以下の例では、会員コード「0000
1」の会員カードMCを所有する会員が操作するものと
する。
【0096】従来技術においては、図18(a)に示す
ように、遊技して獲得した遊技媒体(パチンコ玉)の数
量が10000個(4万円分)であるとした場合(P
1)、この10000個のパチンコ玉を貯玉すると、貯
玉数は10000個(4万円)となる(P2、図4参
照)。次に、この貯玉数を度数に変換すると、貯玉数
(10000個)は、例えば手数料30%を考慮した場
合、280度(7000個)となる(P3)。因みに、
280度数は28000円に相当する。この280度数
が会員カードMCに関連付けされる(図13参照)。
【0097】そして、この280度数のうち10度数を
使用して遊技した際に大当たりして、2500個のパチ
ンコ玉を獲得したとする(P4)。この2500個のパ
チンコ玉を特殊景品に交換すると、特殊景品は、例えば
手数料37.5%を考慮した場合、6250円(=10
000円×(1−0.375))分の特殊景品となるの
で(P5)、結果として、この特殊景品を現金6250
円に換金することが可能である(P6)。
【0098】一方、上記P3において会員カードMCに
関連付けされた280度数のうち10度数を使用して遊
技したのであるから、会員カードMCに関連付けされて
いる残度数は、270度数(=270×25=6750
個)となる(P7、図15参照)。因みに、270度数
は27000円に相当する。ここで、270度数を基に
特殊景品に交換する場合には、一旦パチンコ玉を投出
し、この投出されたパチンコ玉を特殊景品に交換する必
要がる。この場合、例えば「37.5%」の手数料が徴
収される。
【0099】これに対し、本実施の形態1においては、
図18(b)に示すように、従来技術の場合と同様に上
記P1〜P7の処理が実施された後、会員カードMCに
関連づけされた残度数「270度数」(図15参照)
を、貯玉数の変換することができる。すなわち、270
度数(6750個)に、上記P2における貯玉数を上記
P3における度数数に変換する際に徴収した手数料分の
度数を加算して、この加算した結果を貯玉する。具体的
には、270度数は、270×(1+0.3)×2=8
775個の貯玉数データとして、貯玉管理テーブル12
0に登録され(P7、図17参照)、該当する会員カー
ドMCに関連付けされる。因みに、8775個のパチン
コ玉の貯玉数は、35100(=(8775/25)×
100)円の金額に相当する。ここで、8775個の貯
玉数を特殊景品に交換する場合には、直接、この貯玉数
を基に特殊景品に交換することができる。この場合、例
えば「37.5%」の手数料が徴収される。
【0100】そこで、上記P7の処理結果(従来技術の
場合)と、上記P8の処理結果(本実施の形態1の場
合)の金額に着目してみると、P7の処理による場合の
金額は「27000円」、一方、P8の処理による場合
の金額は「35100円」となる。また、度数と貯玉数
の相違はあるものの、これらの情報を基に特殊景品に交
換する場合には、上述したように何れの場合も所定の手
数料(例えば「37.5%」)が徴収される。従って、
P8の処理による場合(金額「35100円」)の方
が、P7の処理による場合(金額「27000円」)と
比較して、多くの特殊景品に交換可能となる。
【0101】このように、本実施の形態1は、残度数情
報を貯玉数情報に再変換することができるのに対し、従
来技術では、残度数情報を貯玉数情報に再変換すること
は不可能であった。このため、遊技客は、本実施の形態
1の場合の方が、残度数情報を貯玉数情報に再変換する
ことで、徴収された手数料が戻されるため、従来技術の
場合と比較して、多くの特殊景品を取得することができ
る(多くの現金に換金可能となる)。
【0102】次に、特殊景品処理装置500による特殊
景品投出処理について説明する。図19は、その特殊景
品投出処理動作を示すフローチャートである。なお、こ
の処理は上記(4)の特殊景品交換処理に相当する。以
下の説明においては、度数管理テーブル110は図3に
示すテーブル内容であり、また貯玉管理テーブル120
は図4に示すテーブル内容であるものとする。
【0103】さて、図19に示すように、特殊景品処理
装置500では、会員カード処理部520は、挿入部
(図示せず)に会員カードMCが挿入されたかを監視し
(ステップS401)、会員カードMCが挿入された場
合には、その会員カードMCのカード情報を読み取ると
共に(ステップS402)、該読み取り結果を制御部5
10に送出する。
【0104】会員カード処理部520から会員カードM
Cの読取結果を受け取った制御部510は、入力部53
0が操作されて暗証番号が入力されたかを監視し(ステ
ップS403)、暗証番号が入力された場合には、精算
ボタン540が押下されたかを監視する(ステップS4
04)。
【0105】ステップS404において精算ボタン54
0が押下されたと判断した制御部510は、精算する
旨、上記入力された暗証番号および既に取得している会
員カードMCの読取結果を含む貯玉数問合せ要求を、通
信インタフェース部570を介してターミナルコントロ
ーラ100に送出する(ステップS405)。
【0106】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、特殊景品処理装置500から受信した貯玉
数問合せ要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、
貯玉管理テーブル120(図4参照)の内容とに基づい
て、会員カードMCを使用した者が正当な権利者である
ことを認識した場合のみ、貯玉管理テーブル120にお
ける当該会員コードに対応して登録されている貯玉数
を、金額に変換し、該変換した金額情報を一時保持する
と共に、貯玉管理テーブル120における該当する会員
コードに対応する貯玉数のフィールドの内容をクリアす
る。また、CPU101は、貯玉管理テーブル120に
おける該当する会員コードに対応する貯玉数および上記
一時保持している金額情報を、上記貯玉数問合せ要求に
対する回答(問合せ結果)として、特殊景品処理装置5
00に送信する。
【0107】なお、この実施の形態1では、貯玉数を金
額に変換する場合には、その貯玉数から、所定の手数料
分(例えば37.5%)の貯玉数を減算し、この減算し
た後の貯玉数を、25個=100円のレートに基づいて
金額に変換するようにしている。
【0108】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCが特殊景品処理装置500に挿
入され、当該会員カードMCの所有者が正当な権利者で
あると認識された場合には、貯玉数「10000」が、
上記貯玉数問合せ要求に対する回答として特殊景品処理
装置500に送信される。この処理と並行して、貯玉数
「10000」が、30%の手数料(戻し分)および2
5個=100円のレートに基づいて、(10000×
(1−0.375)/25)×100=25000円の
金額情報に変換される。この25000円の金額情報
が、特殊景品処理装置500に送信される。また、図4
に示した貯玉管理テーブル120における会員コード
「00001」に対応する貯玉数のフィールドの内容は
クリアされるので、図4に示した貯玉管理テーブル12
0は、図14に示したテーブル内容に更新される。
【0109】ところで、制御部510は、ターミナルコ
ントローラ100からの貯玉数問合せ要求に対する問合
せ結果とともに、処理が正常終了した旨を受信した場合
には(ステップS406)、その問合せ結果に含まれる
貯玉数が「40」(手数料を差し引いて、最小金額の特
殊景品に交換可能な値)以上の値であるか否かを判断し
(ステップS407)、「40」以上の値の貯玉数であ
ると判断した場合には、その問合せ結果つまり貯玉数値
を示す旨を表示部550に表示させる(ステップS40
8)。
【0110】その後、制御部510は、特殊景品情報
(大、中、小の組み合わせ)およびターミナルコントロ
ーラ100からの金額情報に基づいて、特殊景品を特殊
景品投出機560から投出させると共に(ステップS4
09)、この処理が終了した後に、会員カード処理部5
20に対して会員カードMCを返却させる(ステップS
410)。
【0111】具体的には、この実施の形態1では、特殊
景品は「大」、「中」及び「小」の3種類の特殊景品単
位に分類されており、例えば「大=1000円に相当す
る特殊景品」、「中=500円に相当する特殊景品」、
「小=100円に相当する特殊景品」に設定されてい
る。しかも、「大」、「中」及び「小」の順番に選択さ
れる優先順位が設定されている。この処理は制御部51
0によって実行される。
【0112】例えば、換金金額=10000円の場合に
は、大(1000円)=10個、また、換金金額=27
00円の場合には、大(1000円)=2個、中(50
0円)=1個、小(100円)=2個の合計5個の特殊
景品が選択される。このため、制御部510は、ターミ
ナルコントローラ100から25000円の金額情報
(換金金額に相当)を受信した場合には、特殊景品投出
機560に対して、大(1000円)=25個の特殊景
品を投出させる。
【0113】ところで、上記ステップS407において
貯玉数が「40」未満であると判断した制御部510
は、ターミナルコントローラ100からの問合せ結果つ
まり貯玉が不足している旨を表示部550に表示した後
(ステップS411)、ステップS410に進む。これ
で、特殊景品交換処理は終了する。
【0114】上述した実施の形態1の上記特殊景品交換
処理によるメリットを、具体例を挙げ、かつ従来技術と
対比して説明する。図20(a)は、従来技術における
処理に基づく具体例を説明するための図であり、図20
(b)は上記特殊景品交換処理に基づく具体例を説明す
るための図である。以下の例では、会員コード「000
01」の会員カードMCを所有する会員が操作するもの
とする。
【0115】従来技術においては、図20(a)に示す
ように、遊技して獲得した遊技媒体(パチンコ玉)の数
量が10000個(4万円分)であるとした場合(P1
1)、この10000個のパチンコ玉を貯玉すると、貯
玉数は10000個(4万円)となる(P12、図4参
照)。次に、この貯玉数を度数に変換すると、貯玉数
(10000個)は、例えば手数料30%を考慮して、
280度(7000個)となる(P13)。因みに、2
80度数は28000円に相当する。この280度数が
会員カードMCに関連付けされる(図13参照)。
【0116】次に、会員カードMCに関連付けされてい
る280度数を特殊景品に交換すべく、会員カードMC
を例えばパチンコ玉貸出機に挿入し、所定の操作を行う
と、7000個のパチンコ玉が投出される(P14)。
この時点で、貯玉数は0となる(図14参照)。この7
000個のパチンコ玉を特殊景品に交換すると、特殊景
品は、例えば手数料37.5%を考慮した場合、175
00円(=28000円×(1−0.375))分の特
殊景品となるので(P23)、結果として、この特殊景
品を現金17500円に換金することが可能である(P
24)。
【0117】これに対し、本実施の形態1においては、
図20(b)に示すように、従来技術の場合における上
記P11、P12の処理が実施された後に(P21、P
22)、貯玉数を特殊景品に交換することができる。
【0118】すなわち、P22の処理においては、10
000個(4万円分)の貯玉数が、貯玉管理テーブル1
20(図4参照)に登録されている。この10000個
(4万円分)の貯玉数を特殊景品に交換すると、特殊景
品は、例えば手数料37.5%を考慮した場合、250
00円(=40000円×(1−0.375))分の特
殊景品となるので(P23)、結果として、この特殊景
品を現金25000円に換金することが可能である(P
24)。この時点で、貯玉数は0となる(図14参
照)。
【0119】このように、本実施の形態1では、貯玉数
10000個を、直接、25000円分の特殊景品に交
換(手数料徴収)することができる。これに対して、従
来技術においては、貯玉数を、一旦、度数に変換し(手
数料徴収)、さらに玉投出(手数料徴収)を行った後
に、特殊景品に交換するようにしているので、貯玉数1
0000個は、17500円分の特殊景品に交換され
る。このため、遊技客は、本実施の形態1の場合の方
が、従来技術の場合と比較して、多くの特殊景品を取得
することができる(多くの現金に換金可能となる)。
【0120】なお、上記実施の形態1では、遊技媒体と
してパチンコ玉を適用するようにしているが、本発明は
これに限定されることなく、メダルを適用するようにし
ても良い。
【0121】また、上記実施の形態1では、度数管理テ
ーブル110と貯玉管理テーブル120とを設けるよう
にしているが、本発明はこれに限定されることなく、こ
れらの機能を1つの機能として構成するようにしても良
い。具体的には、例えば、図3に示したテーブルにおい
て、貯玉数のフィールドを設けた構成とする。すなわ
ち、会員コードと、暗証番号と、決済分に関する情報
(残度数、決済種別)と、貯玉分に関する情報(残度
数)と、貯玉数とを対応付けて記憶したテーブルを設け
るようにする。
【0122】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、残度数情報を貯玉数情報に再変換することができ
る。このため、遊技客は、本実施の形態1の場合の方
が、残度数情報を貯玉数情報に再変換することで、徴収
された手数料が戻されるため、従来技術の場合と比較し
て、多くの特殊景品を取得することができる(多くの現
金に換金可能となる)。
【0123】また、従来技術では、貯玉数を、一旦、度
数に変換し、さらに手数料の徴収される玉投出を行った
後に、特殊景品に交換するのに対し(手数料が2回徴収
される)、本実施の形態1では、貯玉数を、直接、特殊
景品に交換するようにしているので(手数料が1回徴収
される)、遊技客は、同一の貯玉数とした場合に、本実
施の形態1の場合の方が、従来技術の場合と比較して、
多くの特殊景品を取得することができる(多くの現金に
換金可能となる)。
【0124】上述したようなことから、実施の形態1に
よれば、遊技客(会員)にとっては、遊技して多くの遊
技媒体を獲得した場合には、これを、多くの特殊景品と
交換できるというメリットがある。一方、遊技店にとっ
ては、遊技客に対して前述したようなメリットが与えら
れているので、場合によっては、会員の来店回数が多く
なり、また、口コミ等により、より一層の会員を希望す
る遊技客が増加することも予想されるため、遊技客(固
定客)の囲い込みによる集客や売上げの向上を図ること
ができる。
【0125】さらに、実施の形態1によれば、貯玉を有
している遊技客(会員)は、会員カードMCに関連付け
されている数量情報(いわゆる貯玉数)を基にパチンコ
玉を投出させ、さらにこのパチンコ玉を基に特殊景品を
提供させることなく、前記数量情報を基に、直接、特殊
景品を提供させることが可能である。このため、貯玉を
有している遊技客(会員)の利便性を高めることがで
き、しかも、遊技店においては、遊技客(会員)の利便
性を向上させることができるのに伴って遊技客(固定
客)の囲い込みによる集客や売上げの向上を図ることが
可能となる。
【0126】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2である会員管理システムを適用した遊技システムに
ついて説明する。上記実施の形態1では、計数機300
による貯玉処理、カード精算機200による貯玉再変換
処理、および特殊景品処理装置500による特殊景品交
換処理を実施するようにしている。この実施の形態2で
は、これらの処理を1つの処理装置を用いて実現する場
合を想定している。
【0127】図21は、実施の形態2に係る遊技システ
ムの構成を示すブロック図を示している。この図21に
示す遊技システムは、図1に示した実施の形態1である
遊技システムの構成において、計数機300および特殊
景品処理装置500を削除し、玉・景品管理装置600
を追加した構成になっている。なお、図21において、
図1に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同
一の符号を付すものとする。
【0128】次に、玉・景品管理装置600について説
明する。図22は玉・景品管理装置600の構成を示す
ブロック図である。この玉・景品管理装置600は、制
御基板610、記録媒体処理装置620、遊技媒体処理
装置630、特殊景品処理装置640、貯玉ボタン65
1、精算ボタン652、取消ボタン653、テンキー6
60、表示部670、ジャーナルプリンタ680、通信
インタフェース部681および電源装置690を備えて
いる。
【0129】記録媒体処理装置620は、会員カード挿
入口(図示せず)へ挿入された会員カードMCの識別符
号を読み取る。この識別符号には、会員コード、暗証番
号などの情報が含まれる。遊技媒体処理装置630は、
上述した計数機300に対応する装置であり、投入され
た遊技媒体(例えばパチンコ玉)を計数する処理を主機
能とするものである。特殊景品処理装置640は、上述
した特殊景品処理装置500に対応する装置であり、予
め収納された特殊景品を払い出す処理を主機能とするも
のである。
【0130】貯玉ボタン651は、度数管理テーブル1
10に登録されている貯玉分に関する残度数(度数)デ
ータを、この残度数に応じた貯玉数データに変換させる
際に押下(ON操作)されるボタンである。精算ボタン
652は、貯玉管理テーブル120に登録されている貯
玉数データを、この貯玉数に応じた特殊景品を払い出さ
せる際に押下(ON操作)されるボタンである。取消ボ
タン653は、各種の入力操作を取り消す際に押下(O
N操作)されるボタンである。テンキー660は暗証番
号などを入力するためのものである。表示部670は、
操作手順、数値等の表示情報を表示する。
【0131】制御基板610は、この装置全体を制御す
ると共に、上述した各種構成要素からの所定の信号に基
づいて、貯玉処理、貯玉再変換処理および特殊景品交換
処理を実施する。また、通信インタフェース部681
は、ターミナルコントローラ100との通信を行う。
【0132】次に、玉・景品管理装置600による貯玉
処理および特殊景品交換処理(遊技媒体の計数時におけ
る処理)について図23を参照して説明する。以下の説
明においては、遊技した際に獲得した遊技媒体(パチン
コ玉)を貯玉する場合または特殊景品に交換する場合を
想定する。
【0133】図23に示すように、玉・景品管理装置6
00では、制御基板610は、記録媒体処理装置620
を通じて会員カードMCが挿入され、その後、遊技媒体
処理装置630を通じて遊技媒体(パチンコ玉)が投入
されたかを監視する(ステップS501)。
【0134】会員カードCMが挿入されないで、パチン
コ玉が投入された場合には、遊技媒体処理装置630
が、パチンコ玉を計数し(ステップS502)、この計
数結果を制御基板610に送出する。
【0135】制御基板610は、遊技媒体処理装置63
0からの計数結果を表示部670に表示させると共に
(ステップS503)、精算ボタン652が押下された
か否かを判断し(ステップS504)、精算ボタン65
2が押下された場合には、精算の旨、及び既に受け取っ
ている計数結果(パチンコ玉数)を、ターミナルコント
ローラ100へ送信する(ステップS505)。
【0136】ターミナルコントローラ100では、玉・
景品管理装置600からの精算する旨及び計数結果に基
づいて、その計数結果を金額情報に変換して、玉・景品
管理装置600に送信する。なお、この実施の形態2で
は、計数結果(パチンコ玉数)を金額に変換する場合
は、そのパチンコ玉数から、所定の手数料分(例えば3
7.5%)の玉数を減算し、この減算した後のパチンコ
玉数を、25個=100円のレートに基づいて金額に変
換するようにしている。
【0137】具体的には、例えば、計数されたパチンコ
玉の数が「10000個」の場合には、パチンコ玉数
「10000」が、30%の手数料(戻し分)および2
5個=100円のレートに基づいて、(10000×
(1−0.375)/25)×100=25000円の
金額情報に変換される。この25000円の金額情報
が、玉・景品管理装置600に送信される。
【0138】さて、玉・景品管理装置600では、制御
基板610が、ターミナルコントローラ100からの金
額情報に基づいて、特殊景品処理装置640に対して特
殊景品を投出させる(ステップS506)。
【0139】具体的には、上記実施の形態1の場合と同
様に、特殊景品は「大」、「中」及び「小」の3種類の
特殊景品単位に分類されており、例えば「大=1000
円に相当する特殊景品」、「中=500円に相当する特
殊景品」、「小=100円に相当する特殊景品」に設定
されている。しかも、「大」、「中」及び「小」の順番
に選択される優先順位が設定されている。このため、制
御基板610は、ターミナルコントローラ100から2
5000円の金額情報(換金金額に相当)を受信した場
合には、特殊景品投出機560に対して、大(1000
円)=25個の特殊景品を投出させる。
【0140】上記ステップS501において、会員が会
員カードMCを挿入した場合、記録媒体処理装置620
は、この会員カードMCのカード情報を読み取り(ステ
ップS507)、この読取結果を制御基板610に送出
する。また、会員カードMCが挿入され後に、パチンコ
玉が投出されるので、遊技媒体処理装置630は、投入
されたパチンコ玉を計数し(ステップS508)、この
計数結果を制御基板610に送出する。
【0141】制御基板610は、遊技媒体処理装置63
0からの計数結果を表示部670に表示させると共に
(ステップS509)、貯玉ボタン651が押下された
か否かを判断し(ステップS510)、貯玉ボタン65
1が押下された場合には、貯玉する旨、既に受け取って
いる記録媒体処理装置620からの会員カードMCの読
取結果、遊技媒体処理装置630からのパチンコ玉の計
数結果を、ターミナルコントローラ100へ送信する
(ステップS511)。
【0142】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、該当する会員コードが貯玉管理テーブル1
20に登録されている場合には、これに対応する現在の
貯玉数に受信した計数結果を加算する。一方、該当する
会員コードが貯玉管理テーブル120に登録されていな
い場合には、貯玉管理テーブル120に当該会員コード
を新規登録し、これに対応して受信した計数結果を登録
する。
【0143】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMC(図3参照)を所有する会員
(遊技客)が、会員カードMCを会員カード挿入口(図
示せず)に挿入し、テンキー660を操作して暗証番号
「12345」を入力し、さらに遊技して獲得したパチ
ンコ玉を遊技媒体処理装置630に投入し、さらに、表
示部670に計数結果「10000個」が表示された後
に、貯玉ボタン651を押下したとする。なお、この会
員コード「00001」は貯玉管理テーブル120に登
録されていないものとする。
【0144】この場合、ターミナルコントローラ100
では、CPU101が、貯玉管理テーブル120に会員
コード「00001」を新規登録し、これに対応して受
信した計数結果「10000個」を登録する。この処理
が終了した時点の貯玉管理テーブル120の内容は、図
4に示したテーブル内容となる。
【0145】こうした処理が終了した場合には、ターミ
ナルコントローラ100からの処理が正常終了した旨が
制御基板610に入力されるので、この制御基板610
では、記録媒体処理装置620に対して会員カードMC
を返却させる(ステップS512)。これで、貯玉処理
および特殊景品交換処理(遊技媒体の計数時における処
理)は終了する。
【0146】次に、玉・景品管理装置600による貯玉
再変換処理および特殊景品交換処理(貯玉数を用いた処
理)について図24を参照して説明する。以下の説明に
おいては、度数管理テーブル110は図15に示すテー
ブル内容であり、また、貯玉管理テーブル120は図1
4に示すテーブル内容であるものとする。
【0147】玉・景品管理装置600において、記録媒
体処理装置620は、挿入部(図示せず)に会員カード
MCが挿入されたかを監視し(ステップS601)、会
員カードMCが挿入された場合には、その会員カードM
Cのカード情報を読み取ると共に(ステップS60
2)、該読み取り結果を制御基板610に送出する。
【0148】記録媒体処理装置620から会員カードM
Cの読取結果を受け取った制御基板610は、テンキー
660が操作されて暗証番号が入力されたかを監視し
(ステップS603)、暗証番号が入力された場合に
は、貯玉ボタン651が押下されたかを監視する(ステ
ップS604)。
【0149】ステップS604において貯玉ボタン65
1が押下されたと判断した制御基板610は、貯玉する
旨、上記入力された暗証番号および既に取得している会
員カードMCの読取結果を含む度数問合せ要求を、ター
ミナルコントローラ100に送出する(ステップS60
5)。
【0150】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、玉・景品管理装置600から受信した度数
問合せ要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、度
数管理テーブル110(図15参照)の内容とに基づい
て、会員カードMCを使用した者が正当な権利者である
ことを認識した場合のみ、度数管理テーブル110にお
ける当該会員コードに対応して登録されている貯玉分に
関する度数を、貯玉数に変換する。その後、CPU10
1は、該変換後の貯玉数を、貯玉管理テーブル120に
おける該当する会員コードに対応して貯玉数のフィール
ドに書き込むと共に、度数管理テーブル110の該当す
る貯玉分に関する度数のフィールドの内容をクリアす
る。また、CPU101は、度数管理テーブル110に
おける該当する会員コードに対応する貯玉分に関する残
度数を、上記度数問合せ要求に対する回答(問合せ結
果)として、玉・景品管理装置600に送信する。
【0151】なお、この実施の形態2では、上記実施の
形態1の場合と同様に、度数を貯玉数に変換する場合
は、その度数に、貯玉数から度数に変換する際に適用し
た所定の手数料分(例えば30%)の度数を加算し(つ
まり手数料分を戻す)、この加算した後の度数を、1度
数=25個のレートに基づいて貯玉数に変換するように
している。
【0152】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCが記録媒体処理装置620に挿
入され、当該会員カードMCの所有者が正当な権利者で
あると認識された場合には、残度数「270」が、上記
度数問合せ要求に対する回答として玉・景品管理装置6
00に送信される。この処理と並行して、残度数「27
0」が、30%の手数料(戻し分)および1度数=25
個のレートに基づいて、270×(1+0.3)×25
=8775個の貯玉数に変換される。この8775の貯
玉数情報が、貯玉管理テーブル120における会員コー
ド「00001」に対応する貯玉数のフィールドに書き
込まれる。
【0153】これにより、図14に示した貯玉管理テー
ブル120は、図17に示すテーブル内容に更新され
る。また、図15に示した度数管理テーブル110にお
ける会員コード「00001」に対応する貯玉分に関す
る残度数のフィールドの内容はクリアされるので、図1
5に示した度数管理テーブル110は、図3に示したテ
ーブル内容に更新される。
【0154】ところで、制御基板610は、ターミナル
コントローラ100からの度数問合せ要求に対する問合
せ結果を受信した場合には(ステップS606)、その
問合せ結果に含まれる度数情報が値「1」以上の値であ
るか否かを判断し(ステップS607)、「1」以上の
値の度数であると判断した場合には、その問合せ結果つ
まり度数値を示す旨を表示部670に表示させる(ステ
ップS608)。一方、ステップS607において残度
数が「0」の場合、あるいは当該会員コードが度数管理
テーブル110に登録されていなかった場合には、その
問合せ結果つまり度数が無い旨「値「0」)を表示部6
70に表示させる(ステップS609)。
【0155】こうした処理が終了した場合、制御基板2
27では、記録媒体処理装置620に対して会員カード
MCを返却させる(ステップS610)。
【0156】上記ステップS604において貯玉ボタン
651が押下されないと判断した制御基板610は、精
算ボタン652が押下されたかを監視し(ステップS6
11)、精算ボタン652が押下されたと判断した場合
には、精算する旨、上記入力された暗証番号および既に
取得している会員カードMCの読取結果を含む貯玉数問
合せ要求を、ターミナルコントローラ100に送出する
(ステップS612)。
【0157】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、玉・景品管理装置600から受信した貯玉
数問合せ要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、
貯玉管理テーブル120(図4参照)の内容とに基づい
て、会員カードMCを使用した者が正当な権利者である
ことを認識した場合のみ、貯玉管理テーブル120にお
ける当該会員コードに対応して登録されている貯玉数
を、金額に変換し、該変換した金額情報を一時保持する
と共に、貯玉管理テーブル120における該当する会員
コードに対応する貯玉数のフィールドの内容をクリアす
る。また、CPU101は、貯玉管理テーブル120に
おける該当する会員コードに対応する貯玉数および上記
一時保持している金額情報を、上記貯玉数問合せ要求に
対する回答(問合せ結果)として、玉・景品管理装置6
00に送信する。
【0158】なお、この実施の形態2では、貯玉数を金
額に変換する場合は、上記実施の形態1の場合と同様
に、その貯玉数から、所定の手数料分(例えば37.5
%)の貯玉数を減算し、この減算した後の貯玉数を、2
5個=100円のレートに基づいて金額に変換するよう
にしている。
【0159】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCが記録媒体処理装置620に挿
入され、当該会員カードMCの所有者が正当な権利者で
あると認識された場合には、貯玉数「10000」が、
上記貯玉数問合せ要求に対する回答として玉・景品管理
装置600に送信される。この処理と並行して、貯玉数
「10000」が、30%の手数料(戻し分)および2
5個=100円のレートに基づいて、(10000×
(1−0.375)/25)×100=25000円の
金額情報に変換される。この25000円の金額情報
が、玉・景品管理装置600に送信される。また、図4
に示した貯玉管理テーブル120における会員コード
「00001」に対応する貯玉数のフィールドの内容は
クリアされるので、図4に示した貯玉管理テーブル12
0は、図14に示したテーブル内容に更新される。
【0160】ところで、制御基板610は、ターミナル
コントローラ100からの貯玉数の問合せ要求に対する
問合せ結果とともに、処理が正常終了した旨を受信した
場合には(ステップS613)、その問合せ結果に含ま
れる貯玉数が値「25」(遊技媒体投出(貸出)の最小
値)以上の値であるか否かを判断し(ステップS61
4)、「40」以上の値の貯玉数であると判断した場合
には、その問合せ結果つまり貯玉数値を示す旨を表示部
670に表示させる(ステップS615)。
【0161】その後、制御基板610は、特殊景品情報
(大、中、小の組み合わせ)およびターミナルコントロ
ーラ100からの金額情報に基づいて、特殊景品処理装
置640に対して特出景品を投出させると共に、この処
理が終了した後に、記録媒体処理装置620に対して会
員カードMCを返却させる(ステップS616)。
【0162】具体的には、この実施の形態2では、特殊
景品は「大」、「中」及び「小」の3種類の特殊景品単
位に分類されており、例えば「大=1000円に相当す
る特殊景品」、「中=500円に相当する特殊景品」、
「小=100円に相当する特殊景品」に設定されてい
る。しかも、「大」、「中」及び「小」の順番に選択さ
れる優先順位が設定されている。この処理は制御基板6
10によって実行される。
【0163】例えば、換金金額=10000円の場合に
は、大(1000円)=10個、また、換金金額=27
00円の場合には、大(1000円)=2個、中(50
0円)=1個、小(100円)=2個の合計5個の特殊
景品が選択される。このため、制御基板610は、ター
ミナルコントローラ100から25000円の金額情報
(換金金額に相当)を受信した場合には、特殊景品処理
装置640に対して、大(1000円)=25個の特殊
景品を投出させる。
【0164】ところで、上記ステップS614において
貯玉数が「40」未満であると判断した制御基板610
は、ターミナルコントローラ100からの問合せ結果つ
まり貯玉が不足している旨を表示部670に表示した後
(ステップS617)、ステップS610に進む。これ
で、特殊景品交換処理は終了する。
【0165】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、上記実施の形態1と同様の作用効果を期待すること
ができる。
【0166】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3である景品処理システムを適用した情報処理システ
ムについて説明する。この実施の形態3では、上述した
実施の形態1、2に係る特殊景品交換処理おいて取得し
た特殊景品を換金所にて現金に換金する場合を想定して
いる。
【0167】図25は、実施の形態3に係る情報処理シ
ステムの構成を示すブロック図を示している。図25に
示す情報処理システムは、図1に示した実施の形態1で
ある遊技システムの構成において、現金・景品処理装置
700および通信回線800を追加し、ターミナルコン
トローラ100の構成を変更した構成になっている。な
お、図25において、図1に示した構成要素と同様の機
能を果たす部分には同一の符号を付すものとする。
【0168】図25において、符号10、30、50、
70、90、100、200、300、400および5
00の各構成要素は遊技店内に配置されるもので、これ
らの構成要素で遊技システムを構築している。現金・景
品処理装置700は、特殊景品交換所内に配置されるも
ので、特殊景品を現金に交換する装置である。この実施
の形態3では、ターミナルコントローラ100、現金・
景品処理装置700及び通信回線800で、景品処理シ
ステムを構築している。
【0169】実施の形態3のターミナルコントローラ1
00は、図26に示すような構成になっている。このタ
ーミナルコントローラ100は、図2に示したターミナ
ルコントローラ100の構成において、通信インタフェ
ース部106を削除し、第1通信インタフェース部10
10および第2通信インタフェース部1020を追加し
た構成になっている。
【0170】現金管理テーブル1000は、図27に示
すように、会員カードMCに関して、会員コードと暗証
番号と現金(金額)データとが対応付けて格納されてい
る。
【0171】次に、現金・景品処理装置700について
説明する。図28は現金・景品処理装置700の構成を
示すブロック図である。同図28において、現金・景品
処理装置700は、制御基板710、記録媒体処理装置
720、現金処理装置730、特殊景品処理装置74
0、現金ボタン751、全額入金ボタン752、一部出
金ボタン753、取消ボタン754、確定ボタン75
5、テンキー756、精算ボタン757、表示部76
0、ジャーナルプリンタ770、電源装置780および
通信インタフェース部790を備えている。
【0172】記録媒体処理装置720は、図示しない会
員カード挿入口へ挿入された会員カードの識別符号(会
員コード、暗証番号など)を読み取る処理を主機能とす
る。現金処理装置730は、図示しない現金収納部に予
め現金を収納しており、この現金収納部から取り出した
現金を払い出す処理を主機能とする。
【0173】特殊景品処理装置740は、投入された特
殊景品を計数する。具体的には、この実施の形態3で
は、特殊景品は「大」=1000円相当、「中」=50
0円相当及び「小」=100円相当の3種類の特殊景品
単位に分類されているので、特殊景品処理装置740
は、「大」、「中」、「小」の特殊景品を識別して、こ
れらの特殊景品単位毎に特殊景品を計数する。
【0174】現金ボタン751は、特殊景品を現金に換
金(特殊景品の精算)する際に押下(ON操作)される
ボタンである。全額入金ボタン752は、特殊景品の価
値分全てを現金データとして現金管理テーブル1000
に入金登録させるために押下(ON操作)されるボタン
である。一部出金ボタン753は、特殊景品の価値の一
部を現金データとして現金管理テーブル1000に入金
登録させると共に、その残りの特殊景品の価値を現金と
して出金させるために押下(ON操作)されるボタンで
ある。
【0175】取消ボタン754は、入力操作を取り消す
際に押下(ON操作)されるボタンである。テンキー7
56は、暗証番号や特殊景品の価値の一部を現金として
出金させる場合に、その金額を入力するためのものであ
る。確定ボタン755は、入力された金額を確定するた
めに押下(ON操作)されるボタンである。精算ボタン
757は、現金管理テーブル1000に登録されている
金額データを現金に精算するために押下(ON操作)さ
れるボタンである。表示部760は、操作手順、数値な
どを表示する。
【0176】制御基板710は、この装置全体を制御す
ると共に、上述した各種構成要素からの所定の信号に基
づいて、現金払出処理、現金データ処理、現金データ及
び出金処理を実施する。また、制御基板710は、通信
インタフェース部790および通信回線800を介し
て、ターミナルコントローラ100との間でデータ通信
を行う。
【0177】次に、現金・景品処理装置700による現
金払出処理について説明する。図29は、その現金払出
処理動作を示すフローチャートである。以下の説明にお
いては、会員(遊技客)は、25000円分の特殊景品
を所持しているものとする。
【0178】さて、会員が、例えば25000円分の特
殊景品を特殊景品処理装置740に投入すると、特殊景
品処理装置740は、特殊景品を受け入れ(ステップS
701)、当該特殊景品の価値を判断し(ステップS7
02)、この判断結果を制御基板710に送出する。
【0179】具体的には、25000円分の特殊景品と
しては、例えば、大(1000円相当)の特殊景品が2
5個である。特殊景品処理装置740は、投入された2
5個の特殊景品を識別して特殊景品単位毎に特殊景品を
計数することになるが、この場合は、「大」の特殊景品
が25個と計数する。そして、特殊景品処理装置740
は、特殊景品の価値は、「大=1000円」×25個=
25000円であると認識し、これを制御基板710に
送出する。
【0180】制御基板710は、特殊景品処理装置74
0からの特殊景品の価値(例えば25000円)の情報
を表示部760に表示させ(ステップS703)、その
後、現金ボタン751が押下されたかを監視し(ステッ
プS704)、現金ボタン751が押下された場合に
は、現金処理装置730に対して、特殊景品の価値(こ
の例では25000円)分の現金の払い出し処理を実施
させる(ステップS705)。これで、現金払出処理は
終了する。
【0181】次に、現金・景品処理装置700による現
金データ処理、現金データ及び出金処理について説明す
る。なお、「現金データ処理」とは、特殊景品と交換し
て得られるべき現金と同等の価値を、現金データとして
記憶手段に記憶させる処理をさす。図30は、その現金
データ処理、現金データ及び出金処理動作を示すフロー
チャートである。以下の説明においては、度数管理テー
ブル110は図3に示すテーブル内容であり、また貯玉
管理テーブル120は図14に示すテーブル内容であ
り、さらに現金管理テーブル1000は図27に示すテ
ーブル内容であるものとする。また、会員(遊技客)
は、25000円分の特殊景品を所持しているものとす
る。
【0182】さて、現金・景品処理装置700におい
て、記録媒体処理装置720は、会員カード挿入口(図
示せず)に会員カードMCが挿入されたかを監視し(ス
テップS801)、会員カードMCが挿入された場合に
は、その会員カードMCのカード情報を読み取ると共に
(ステップS802)、該読み取り結果を制御基板71
0に送出する。
【0183】記録媒体処理装置720から会員カードM
Cの読取結果を受け取った制御基板710は、テンキー
756が操作されて暗証番号が入力されたかを監視し
(ステップS803)、暗証番号が入力された場合に
は、表示部760に対して、特殊景品の投入要求の表示
を行う(ステップS804)。
【0184】そして、会員が、例えば25000円分の
特殊景品を特殊景品処理装置740に投入すると、特殊
景品処理装置740は、特殊景品を受け入れ(ステップ
S805)、当該特殊景品の価値を判断し(ステップS
806)、この判断結果を制御基板710に送出する。
この場合は上述したように、特殊景品処理装置740
は、特殊景品の価値は、「大=1000円」×25個=
25000円であると認識し、これを制御基板710に
送出する。
【0185】制御基板710は、特殊景品処理装置74
0からの特殊景品の価値(例えば25000円)の情報
を表示部760に表示させ(ステップS807)、その
後、全額入金ボタン752が押下されたかを監視し(ス
テップS808)、全額入金ボタン752が押下された
場合には、全額入金の旨、既に受け取っている記録媒体
処理装置720からの会員カードMCの読取結果(会員
コード、暗証番号)、および特殊景品処理装置740か
らの特殊景品の価値(例えば25000円)を含む全額
入金要求を、通信インタフェース部790および通信回
線800を介してターミナルコントローラ100に対し
て送信する(ステップS809)。
【0186】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、現金・景品処理装置700から受信した全
額入金要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、現
金管理テーブル1000(図27参照)の内容とに基づ
いて、会員カードMCを使用した者が正当な権利者であ
ることを認識した場合のみ、現金管理テーブル1000
における当該会員コードに対応して登録されている現金
データに、特殊景品の価値(例えば25000円)を加
算する。一方、該当する会員コードが現金管理テーブル
1000に登録されていない場合には、現金管理テーブ
ル1000に当該会員コードを新規登録し、これに対応
して、特殊景品の価値(例えば25000円)を登録す
る。
【0187】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCを所有する会員が、該会員カー
ドMCを挿入し、所定の暗証番号を入力し、その後、例
えば25000円分の特殊景品を特殊景品処理装置74
0に投入し、さらに、全額入金ボタン752を押下した
場合においては、図27に示す現金管理テーブル100
0には会員コード「00001」が登録されていないの
で、この場合には、現金管理テーブル1000に、当該
会員コードを新規登録し、これに対応して、暗証番号及
び特殊景品の価値(例えば25000円)が登録され
る。結果として、図27に示す現金管理テーブル100
0は、図31に示すテーブル内容に更新される。
【0188】こうした処理が終了した場合には、ターミ
ナルコントローラ100からの処理が正常終了した旨
が、通信回線800および通信インタフェース部790
を介し現金・景品処理装置700の制御基板710に入
力されるので(ステップS810)、この制御基板71
0では、記録媒体処理装置720に対して会員カードM
Cを返却させる(ステップS811)。
【0189】ところで、上記ステップS808において
全額入金ボタン752が押下されないと判断した制御基
板710は、一部出金ボタン753が押下されたかを監
視し(ステップS812)、一部出金ボタン753が押
下された場合には、表示部760に対して、出金金額の
入力要求の表示を行う(ステップS813)。
【0190】そして会員が、テンキー756を操作して
出金金額の入力を行うと(ステップS814)、制御基
板710は、確定ボタン755が押下されたかを監視し
(ステップS815)、確定ボタン755が押下された
場合には、入力された出金金額の情報を取得すると共
に、既に特殊景品処理装置740から受け取っている特
殊景品の価値(例えば25000円)から、前記取得し
た出金金額を減算する。つまり、「特殊景品の価値」−
「出金金額」の演算処理を実行する(ステップS81
6)。具体的には、10000円の出金金額が入力され
た場合には、「25000−10000=15000
円」の演算処理が実行される。
【0191】そして、制御基板710は、記録媒体処理
装置720からの会員カードMCの読取結果(会員コー
ド、暗証番号)、および演算処理した結果(一部入金金
額)を含む一部入金要求を、通信インタフェース部79
0および通信回線800を介してターミナルコントロー
ラ100に対して送信する(ステップS817)。
【0192】ターミナルコントローラ100では、CP
U101が、現金・景品処理装置700から受信した一
部入金要求に含まれる会員コードおよび暗証番号と、現
金管理テーブル1000(図27参照)の内容とに基づ
いて、会員カードMCを使用した者が正当な権利者であ
ることを認識した場合のみ、現金管理テーブル1000
における当該会員コードに対応して登録されている現金
データに、一部入金金額(例えば15000円)を加算
する。一方、該当する会員コードが現金管理テーブル1
000に登録されていない場合には、現金管理テーブル
1000に当該会員コードを新規登録し、これに対応し
て、一部入金金額(例えば15000円)を登録する。
【0193】具体的には、例えば、会員コード「000
01」の会員カードMCを所有する会員が、該会員カー
ドMCを挿入し、所定の暗証番号を入力し、次に、例え
ば25000円分の特殊景品を特殊景品処理装置740
に投入し、その後、一部出金ボタン753を押下し、さ
らに、10000円の出金金額を入力して確定ボタン7
55を押下した場合においては、図27に示す現金管理
テーブル1000には会員コード「00001」が登録
されていないので、この場合には、現金管理テーブル1
000に、当該会員コードを新規登録し、これに対応し
て、暗証番号及び一部入金金額(例えば15000円)
が登録される。結果として、図27に示す現金管理テー
ブル1000は、図32に示すテーブル内容に更新され
る。
【0194】こうした処理が終了した場合には、ターミ
ナルコントローラ100からの処理が正常終了した旨
が、通信回線800および通信インタフェース部790
を介し現金・景品処理装置700の制御基板710に入
力されるので(ステップS818)、この制御基板71
0では、現金処理装置730に対して、上記ステップS
814において入力された出金金額分の現金の払い出し
処理を実施させ(ステップS819)、その後、ステッ
プS811に進む。
【0195】なお、ステップS801〜S807、ステ
ップS808の「肯定」〜ステップS811の処理が、
現金データ処理を意味する。また。ステップS801〜
S807、ステップS808の「否定」、テップS81
2〜S819、およびステップS811の処理が、現金
データ及び出金処理を意味する。
【0196】この実施の形態3においては、会員カード
MCに関連して、現金管理テーブル1000に登録され
た全額入金金額情報または一部入金金額情報について
は、任意の時点において引き出すことが可能である。す
なわち、記録媒体処理装置720に会員カードMCを挿
入し、テンキー756を操作して暗証番号を入力して、
会員カードMCの所有者が正当な権利者であると認証さ
れた後に、精算ボタン757を押下することで、現金管
理テーブル1000に登録されている現金データが表示
部760に表示されるので、その金額の範囲内で、現金
を払い戻すことができる。要するに、銀行等の金融機関
が設置している自動現金払い戻し機(ATM)における
現金払い戻し操作と同様の操作により、現金データを現
金化することができる。
【0197】上記実施の形態3では、全額入金金額情報
または一部入金金額情報を、会員カードMCに関連付け
るようにしているが、本発明はこれに限定されることな
く、金額情報に関わる専用の記録媒体に、全額入金金額
情報または一部入金金額情報を記録するようにしても良
い。この場合も、記録媒体処理装置720に前記専用の
記録媒体を挿入することで、現金データが表示部760
に表示されるので、その金額の範囲内で、現金を払い戻
すことができる。
【0198】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、遊技客は、特殊景品を直ちに現金化することなく、
金額情報として会員カードMCに関連付けておくことが
できるので、会員カードMCを用いた、いわゆる預金の
預入れに相当する入金を行うことが可能となる。また、
遊技客は、特殊景品の価値のうち、一部は現金化し、そ
の残りは、いわゆる預金の預入れに相当する入金を行う
ことが可能となる。さらに、遊技客は、任意の時点にお
いて、会員カードMCに関連付けされている金額情報の
範囲内で、現金化することができる。これらのことか
ら、遊技客の利便性の向上を図ることが可能な景品処理
システムを提供することができる。
【0199】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、変換手段が、有価価値記憶手段に記憶されてい
る有価価値を遊技媒体に関する数量情報に変換し、数量
情報記憶手段が、その変換された数量情報を会員記録媒
体に関連付けて記憶するようにしているため、遊技媒体
に関する数量情報(いわゆる貯玉)を、一括して有価価
値に変換し、この有価価値の範囲内で遊技媒体を借り受
けて遊技を行うことができると共に、その遊技が終了し
た時点で、残存する有価価値を、再度、貯玉をすること
ができる。従って、貯玉を有価価値に変換するための操
作を1回行うことで、その有価価値を使用して遊技をす
ることができ、よって貯玉を有している遊技客(会員)
の利便性を高めることができる。しかも、遊技店におい
ては、遊技客の利便性を向上させることができるのに伴
って遊技客(固定客)の囲い込みによる集客や売上げの
向上を図ることが可能となる。
【0200】また、請求項2の発明によれば、会員管理
装置と記録媒体処理装置とを有する会員管理システムに
おいて、会員管理装置では、変換手段が、有価価値記憶
手段に記憶されている有価価値を遊技媒体に関する数量
情報に変換し、数量情報記憶手段が、その変換された数
量情報を会員記録媒体に関連付けて記憶するようにして
いるため、遊技媒体に関する数量情報(いわゆる貯玉)
を、一括して有価価値に変換し、この有価価値の範囲内
で遊技媒体を借り受けて遊技を行うことができると共
に、その遊技が終了した時点で、残存する有価価値を、
再度、貯玉をすることができる。従って、貯玉を有価価
値に変換するための操作を1回行うことで、その有価価
値を使用して遊技をすることができ、よって貯玉を有し
ている遊技客(会員)の利便性を高めることができる。
しかも、遊技店においては、遊技客の利便性を向上させ
ることができるのに伴って遊技客(固定客)の囲い込み
による集客や売上げの向上を図ることが可能となる。
【0201】また、請求項3の発明によれば、制御手段
が、数量情報記憶手段に記憶されている数量情報に応じ
た景品(現金に交換可能な景品)を提供するように提供
手段を制御するようにしているため、貯玉を有している
遊技客(会員)は、会員カードに関連付けされている数
量情報(いわゆる貯玉数)を基に遊技媒体を投出させ、
さらにこの遊技媒体を基に現金に交換可能な景品を提供
させることなく、前記数量情報を基に、直接、現金に交
換可能な景品を提供させることが可能である。このた
め、貯玉を有している遊技客(会員)の利便性を高める
ことができ、しかも、遊技店においては、遊技客(会
員)の利便性を向上させることができるのに伴って遊技
客(固定客)の囲い込みによる集客や売上げの向上を図
ることが可能となる。
【0202】また、請求項4の発明によれば、現金に交
換可能な景品の価値に対応する金額の全部または一部に
ついての入金要求が入力された場合に、この入金要求に
関わる前記景品の価値に応じた金額の全部または一部の
金額情報と、会員記録媒体の固有識別情報とを対応付け
て記憶するようにしているため、遊技客は、現金に交換
可能な景品を直ちに現金化することなく、金額情報とし
て遊技媒体(会員カード)に関連付けておくことができ
る。すなわち、遊技媒体(会員カード)を用いた、いわ
ゆる預金の預入れに相当する入金を行うことが可能とな
る。よって、遊技客(会員)の利便性を向上させること
が可能な景品処理システムが得るという効果を奏する。
【0203】また、請求項5の発明によれば、現金に交
換可能な景品の価値に対応する金額の一部についての入
金要求が入力された場合に、前記景品の価値に対応する
金額から前記入金要求のあった一部の金額を減算した結
果である金額分については、現金の払出し処理を行うよ
うにしているため、手持ちの現金が少ない遊技客は、現
金に交換可能な景品の価値のうち、一部は現金化し、そ
の残りは、金額情報として遊技媒体(会員カード)に関
連付けておくことができる。すなわち、遊技客は、現金
に交換可能な景品の価値を基に、一部は現金化、残り
は、いわゆる預金の預入れに相当する入金を行うことが
可能となる。よって、遊技客(会員)の利便性を向上さ
せることが可能となる。
【0204】さらに、請求項6の発明によれば、会員記
録媒体の固有識別情報に関連付けされている金額情報の
範囲内で、所望の金額情報が入力された場合には、その
金額情報分の現金の払出し処理を行うようにしているた
め、遊技客は、任意の時点において、会員記録媒体の固
有識別情報に関連付けされている金額情報の範囲内で、
現金化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1である遊技システムの概略構成を
示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るターミナルコントローラの
内部構成を示すブロック図である。
【図3】度数管理テーブルの記憶内容を示す図である。
【図4】貯玉管理テーブルの記憶内容を示す図である。
【図5】カード精算機の正面部を示す外観図である。
【図6】カード精算機の内部構成を示す概念図である。
【図7】カード精算機の各構成要素の接続を示すブロッ
ク図である。
【図8】計数機の構成を示すブロック図である。
【図9】再プレイ子機の構成を示すブロック図である。
【図10】特殊景品処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】計数機による貯玉処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】再プレイ子機による再プレイ処理動作を示す
フローチャートである。
【図13】度数管理テーブルの記憶内容(更新後の内
容)を示す図である。
【図14】貯玉管理テーブルの記憶内容(更新後の内
容)を示す図である。
【図15】度数管理テーブルの記憶内容(更新後の内
容)を示す図である。
【図16】カード精算機による貯玉再変換処理動作を示
すフローチャートである。
【図17】貯玉管理テーブルの記憶内容(更新後の内
容)を示す図である。
【図18】実施の形態1における貯玉再変換処理による
メリットを説明するための図である。
【図19】特殊景品処理装置による特殊景品交換処理動
作を示すフローチャートである。
【図20】実施の形態1における特殊景品交換処理によ
るメリットを説明するための図である。
【図21】実施の形態2である遊技システムの概略構成
を示すブロック図である。
【図22】玉・景品管理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図23】玉・景品管理装置による処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図24】玉・景品管理装置による処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図25】実施の形態3である情報処理システムの概略
構成を示すブロック図である。
【図26】実施の形態3に係るターミナルコントローラ
の内部構成を示すブロック図である。
【図27】現金管理テーブルの記憶内容を示す図であ
る。
【図28】現金・景品処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図29】現金・景品処理装置による処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図30】現金・景品処理装置による処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図31】現金管理テーブルの記憶内容(更新後の内
容)を示す図である。
【図32】現金管理テーブルの記憶内容(更新後の内
容)を示す図である。
【符号の説明】
10 遊技機 30 カード処理ユニット 50 島コントローラ 70 カード発行機 90 カード更新機 100 ターミナルコントローラ 101 CPU 102 メモリ 103 記憶装置 104 入力装置 105 表示装置 106 通信インタフェース部 110 度数管理テーブル 120 貯玉管理テーブル 200 カード精算機 201 精算機本体 202 扉体 204 会員カード挿入/排出口 205 液晶表示部 206 精算ボタン 207 取消ボタン 221 会員カード処理装置 227 制御基板 230 貯玉ボタン 240 テンキー 300 計数機 310 制御部 320 会員カード処理部 330 計数処理部 340 表示部 350 貯玉ボタン 360 通信インタフェース部 400 再プレイ子機 410 制御部 420 会員カード処理部 430 入力部 440 価値付けボタン 450 通信インタフェース部 500 特殊景品処理装置 510 制御部 520 会員カード処理部 530 入力部 540 精算ボタン 550 表示部 560 特殊景品投出機 570 通信インタフェース部 600 玉・景品管理装置 610 制御基板 620 記録媒体処理装置 630 遊技媒体処理装置 640 特殊景品処理装置 651 貯玉ボタン 652 精算ボタン 653 取消ボタン 660 テンキー 670 表示部 681 通信インタフェース部 700 現金・景品処理装置 710 制御基板 720 記録媒体処理装置 730 現金処理装置 740 特殊景品処理装置 751 現金ボタン 752 金額入金ボタン 753 一部出金ボタン 754 取消ボタン 755 確定ボタン 756 テンキー 757 精算ボタン 760 表示部 790 通信インタフェース部 800 通信回線 1000 現金管理テーブル 1010 第1通信インタフェース部 1020 第2通信インタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 A63F 5/04 512X Fターム(参考) 2C088 BA86 BB06 BB07 BB15 BB21 BB29 BB32 BB33 BC77 BC80 CA31 FA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体の数量の計数値を示す数量情報
    を、当該数量に応じた有価価値として会員記録媒体に関
    連付けて記憶する有価価値記憶手段を有する会員管理装
    置であって、 前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を、前
    記遊技媒体に関する数量情報に変換する変換手段と、 前記変換手段が変換した数量情報を、前記会員記録媒体
    に関連付けて記憶する数量情報記憶手段と、 前記変換手段が変換した数量情報に応じた有価価値に基
    づいて、前記有価価値記憶手段における前記会員記録媒
    体に対応する記憶内容を更新する更新手段とを備えたこ
    とを特徴とする会員管理装置。
  2. 【請求項2】 遊技媒体の数量を示す数量情報を、当該
    数量に応じた有価価値として会員記録媒体に関連付けて
    記憶する有価価値記憶手段を有する会員管理装置と、 受け入れた会員記録媒体の固有識別情報を読み取ると共
    に、該読み取った固有識別情報と、有価価値から数量情
    報への変換を示す変換要求とを前記会員管理装置に対し
    て与える記録媒体処理装置とを備え、さらに前記会員管
    理装置が、 前記有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を、前
    記遊技媒体に関する数量情報に変換する変換手段と、 前記変換手段が変換した数量情報を、前記会員記録媒体
    に関連付けて記憶する数量情報記憶手段と、 前記変換手段が変換した数量情報に応じた有価価値に基
    づいて、前記有価価値記憶手段における前記会員記録媒
    体に対応する記憶内容を更新する更新手段とを備えるこ
    とを特徴とする会員管理システム。
  3. 【請求項3】 現金に交換可能な景品を提供する提供手
    段と、 前記数量情報記憶手段に記憶されている数量情報に応じ
    た景品を提供するように前記提供手段を制御する制御手
    段とを更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の会
    員管理システム。
  4. 【請求項4】 遊技店内に配置され、所定の金額情報と
    会員記録媒体の固有識別情報とを関連付けて記憶する金
    額情報記憶手段を有する会員管理装置と、 遊技店外に配置されると共に前記会員管理装置と通信回
    線を介して接続され、現金に交換可能な景品を受け入れ
    該景品の価値に対応する金額分の現金の払い出しが可能
    な景品処理装置とを備え、前記景品処理装置が、 受け入れた会員記録媒体の固有識別情報を読み取る読取
    手段と、 前記景品の価値に対応する金額の全部または一部につい
    ての入金要求を入力する入力手段と、 前記入力手段による入金要求に関わる前記景品の価値に
    応じた金額の全部または一部の金額情報および前記読取
    手段が読み取った固有識別情報を前記会員管理装置に対
    して送出する処理手段とを備え、 さらに前記会員管理装置が、 前記処理手段からの前記金額情報および前記固有識別情
    報を基に、前記金額情報記憶手段の記憶内容を更新する
    更新手段を更に備えることを特徴とする景品処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記景品処理装置は、 前記入力手段により前記景品の価値に対応する金額の一
    部についての入金要求が入力された場合に、前記景品の
    価値に対応する金額から前記入金要求のあった一部の金
    額を減算した結果である金額分については、現金の払出
    し処理を行う払出処理手段を更に備えたことを特徴とす
    る請求項4に記載の景品処理システム。
  6. 【請求項6】 前記景品処理装置は、 前記会員管理装置に対して、前記読取手段が読み取った
    固有識別情報に対応する金額情報の問合せ要求を送信す
    ると共に、前記会員管理装置からの前記問合せ要求に対
    する回答である金額情報を報知する報知手段と、 前記報知手段により報知された金額情報の範囲内で所望
    の金額情報を入力する金額入力手段と、 前記金額入力手段が入力した金額情報分の現金の払出し
    処理を行う現金払出処理手段とを更に備えると共に、前
    記処理手段が、 前記金額入力手段が入力した金額情報および前記読取手
    段が読み取った固有識別情報を前記会員管理装置に対し
    て送出することを特徴とする請求項4または5に記載の
    景品処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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