JP3409720B2 - 非接触型ic媒体処理装置 - Google Patents

非接触型ic媒体処理装置

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浩二郎 池高
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型IC媒体
(以下、単に媒体という)に情報を読み書きして処理す
る非接触型IC媒体処理装置に関し、特に、媒体処理部
によって処理された処理内容によって、媒体を別の通路
に切り替える非接触型IC媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の非接触型IC媒体処理
装置は、媒体を水平状態として挿入する媒体挿入口と、
この媒体挿入口の直後に設けられた一対の対接する搬送
ベルトと、これら搬送ベルトを張架する駆動ローラ、従
動ローラおよびピンチローラと、媒体に情報を読み書き
する情報処理ユニットとから概ね構成されている。そし
て、媒体挿入口から挿入された媒体は、一対の搬送ベル
トによって挟持されるようにして搬送され、情報処理ユ
ニットに対向する位置で一旦搬送が停止され、ここで媒
体に情報が読み書きされる。読み書きが終了したら、搬
送ベルトが反対方向に走行し、媒体が媒体挿入口から返
却されるように構成されている。
【0003】このような構成の非接触型IC媒体処理装
置においては、情報が記録されたカードをカード処理部
によって処理した結果、価値情報が残存しない、いわゆ
る使用済みカードとなった場合には、これを利用者に返
却することなく、収納する場合がある。この場合には、
カード処理部が設けられたカード搬送路とは別に、第2
のカード搬送路を設け、カード処理部の処理内容に基づ
いて作動する切換手段によって、カードを第2のカード
搬送路に導くようにしている。
【0004】すなわち、この種の非接触型IC媒体処理
装置には、カード挿入口から挿入されたカードを搬送さ
せるカード搬送路と、このカード搬送路内に設けられ情
報処理を行うカード処理部と、カード搬送路のカード挿
入口と反対側に延設された第2のカード搬送路とが備え
られている。そして、カード処理部で処理され使用済み
カードと判定されたカードは、第2のカード搬送路に導
かれ、非接触型IC媒体処理装置の後方側から排出され
カード回収箱に回収していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の非接触型IC媒体処理装置においては、媒体を
搬送するために、ベルト、ローラおよびこれらを駆動す
るためのモータが必要になる。このため、部品点数が多
くなって製造コストが嵩むだけではなく、構造が複雑に
なり装置が大型化するという問題があった。
【0006】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、装置の小型化
と構造の簡素化を図った非接触型IC媒体処理装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、アンテナ部が設けられ円板
状に形成された非接触型IC媒体と、この非接触型IC
媒体を自重によって径方向に転動させる媒体通路と、こ
の媒体通路に同時に進退自在な規制部およびストッパ
設けられたレバーと、このレバーのストッパによって転
動が規制された非接触型IC媒体に対して媒体処理を行
う媒体処理手段とを備え、前記媒体処理手段によって処
理された内容によって、非接触型IC媒体を第1または
第2の振分通路に振り分ける振分手段を設け、これら第
1および第2の振分通路を、転動する非接触型IC媒体
の厚み方向に対して互いに位置を違えて設け、前記レバ
ーのストッパによって前記媒体通路内に投入された1枚
目の非接触型IC媒体の転動が規制されているときに、
前記規制部によって2枚の非接触型IC媒体が前記媒体
通路内に投入されるのを規制するしたがって、ストッ
パによって転動が規制された1枚目の非接触型IC媒体
が、媒体処理手段によって情報の処理がされている最中
に2枚目の非接触型IC媒体が媒体通路内に投入される
ことがない。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記第1の振分通路を、非接触型I
C媒体の厚み方向に対して前記媒体通路と同じ位置に設
け、前記振分手段を、前記第1の振分通路に進退自在と
なるように支持され、進退することにより非接触型IC
媒体を第1の振分通路または第2の振分通路に導くセレ
クタと、このセレクタを進退させるソレノイドと、前記
セレクタとともに媒体を第2の振分通路に導くガイド板
とによって構成したものである。したがって、セレクタ
とガイド板とによって媒体が確実に第2の振分通路に導
かれる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る非接触型IC媒
体処理装置の構成を示す側面図、図2は同じく正面図、
図3は同じく切換手段を示す要部の斜視図である。図4
は図1におけるIV-IV 線断面図であって、同図(a)は
規制部が媒体通路に進出していない状態を示し、同図
(b)は規制部が媒体通路に進出した状態を示す。図5
は図1におけるV-V 線断面図であって、同図(a)はス
トッパが媒体処理通路に進出していない状態を示し、同
図(b)はストッパが媒体処理通路に進出した状態を示
す。図6は図1におけるVI-VI 線断面図であって、同図
(a)は媒体を返却する状態を示し、同図(b)は媒体
を収納する状態を示す。
【0010】図1および図2において、符号Zで示すも
のは、非接触型ICからなる媒体であって、真円による
円板によって形成され、中心部にアンテナ部9が設けら
れている。全体を符号1で示すものは非接触型IC媒体
処理装置であって、この非接触型IC媒体処理装置1
は、図示を省略したサービス提供装置に接続されてい
る。この非接触型IC媒体処理装置には、合成樹脂によ
って形成され相対向するようにして立設された一対の基
板2,3が備えられている。このうち、基板2には後述
する媒体Zの厚みよりもやや大きい厚みを有する3個の
スペーサ4,5,6が一体形成され、これらスペーサ
4,5,6を介して、基板2,3は全体にわたって均一
な間隔を隔てて対向するようにして一体化されている。
7は補強用の金属製の支持板であって、この支持板7に
は基板3が固定され、基板2,3が支持されている。
【0011】図1に示すように、スペーサ4は、基板2
の上端部、後端部および下端部に形成された傾斜部4
a,垂直部4b,水平部4cとからなり、傾斜部4aは
媒体Zの転動方向である矢印A方向に向かって下方に傾
斜するように形成されている。スペーサ5は、基板2の
上側の前端部に略U字状に形成され、上述したスペーサ
4の傾斜部4aと平行になるように形成された軌道部5
aと、垂直部5bと、媒体Zの転動方向である矢印Bに
向かって下方に傾斜するように形成された傾斜部5cと
から形成されている。スペーサ6は、基板2の下側の前
端部に略U字状に形成され、上述したスペーサ5の傾斜
部5cと平行になるように形成された軌道部6aと、垂
直部6bと、軌道部6aと平行になるように形成された
傾斜部6cと、軌道部6aの下端部に立設された係止部
6dとから形成されている。
【0012】上述したスペーサ4の傾斜部4aと、これ
と対向するように形成されたスペーサ5の軌道部5aと
は、媒体Zの直径よりもやや大きい間隔に隔てられ、こ
れら傾斜部4aおよび軌道部5aと一対の基板2,3と
によって媒体通路11が形成されている。この媒体通路
11の矢印Aと反対方向の開口には、投入口部材10が
取り付けられ、この投入口部材10には、媒体Zを投入
する媒体投入口10aが設けられている。この媒体投入
口10aに近接した媒体通路11内の両基板2,3に
は、この媒体通路11の上下方向に延在するスリット状
の窓2a,3aが穿設され、これら窓2a,3aの媒体
Zの転動方向Aの下流側には、媒体Zの通過を検出する
センサ15が設けられている。
【0013】スペーサ4の垂直部4bと、これと対向す
るように形成されたスペーサ5の垂直部5bとは、媒体
Zの直径よりもやや大きい間隔に隔てられ、これら垂直
部4b,5bと一対の基板2,3とによって、上述した
媒体通路11に連通する媒体処理通路12が形成されて
いる。両基板2,3の媒体処理通路12の終端部には、
この媒体処理通路12の左右方向に延在するスリット状
の窓2b,3bが穿設されている。この媒体処理通路1
2に対応して、基板3の外側には、図に示すように、
スリーブを介して情報処理基板16が取り付けられてい
る。この情報処理基板16は、後述するようにこの媒体
処理通路12で一時的に保持された媒体Z1のアンテナ
部9との間で通信を行うことにより、媒体Zへ情報の書
込みおよび読み込みの情報処理を行うものである。
【0014】スペーサ5の傾斜部5cと、これと対向す
るように形成されたスペーサ6の軌道部6aとは、媒体
Zの直径よりもやや大きい間隔に隔てられ、これら傾斜
部5c,軌道部6aと一対の基板2,3とによって、上
述した媒体処理通路12に連通する媒体返却通路13が
形成されている。この媒体返却通路13の始端部に対応
して両基板2,3には、図6に示すように、略長方形の
窓2c,3cが穿設されている。この媒体返却通路13
の終端部に対応して基板2,3には正方形の切欠き2
d,3d(切欠き3dは図示を省略)が設けられ、係止
部6dとともに媒体返却口18が形成されている。
【0015】スペーサ4の垂直部4bと、これと対向す
るように形成されたスペーサ6の垂直部6bとは、媒体
Zの直径よりもやや大きい間隔に隔てられ、これら両垂
直部4b,6bと一対の基板2,3とによって、上述し
た媒体処理通路12の直下に位置付けられた媒体収納通
路14が形成されている。この媒体収納通路14の下方
には、上方が開口し断面コ字状の幅がLなる媒体収納箱
17が設けられており、この媒体収納箱17は、媒体通
路11に対して転動する媒体Zの厚み方向に、略媒体Z
の1枚の厚み分だけ位置を違えるようにして基板3に一
体に形成されている。
【0016】19は電磁ソレノイドであって、プランジ
ャー20が上述した媒体通路11の面方向と直交する方
向に進退するように、上述した支持板7の上側に取り付
けられている。この電磁ソレノイド19のプランジャー
20には、一対の腕部22,23によって略くの字状に
形成された合成樹脂製のレバー21が軸着されている。
このレバー21の一方の腕部22の先端部は折り曲げる
ようにして規制部22aが形成され、この規制部22a
は、上述した基板2の窓2aに臨むように位置付けられ
ている。また、レバー21の他方の腕部23の先端部は
折り曲げるようにしてストッパ部23aが形成され、こ
のストッパ部23aは、上述した基板2の窓2bに臨む
ように位置付けられている。
【0017】次に、媒体返却通路13の始端部と、媒体
収納通路14とにまたがるようにして設けられた切換手
段25について説明する。図3に示すように、切換手段
25は、媒体Zを返却通路13と収納通路14とに振り
分けるセレクタ26と、このセレクタ26によって収納
通路14に振り分けられた収納媒体ZCをセレクタ26
とともに媒体収納箱17に案内するガイド板27と、セ
レクタ26を作動させる切換用電磁ソレノイド28とか
ら構成されている。
【0018】セレクタ26は、略三角形に形成された一
対の対向する側板26a,26aとこれら一対の側板2
6a,26aの上部側の一端間を連結する切替板26b
と、この切替板26bの表面側の下端部に突設されたガ
イドレール部26cと、一方の側板26aの下端部に突
設された腕部26dが一体に形成されている。このセレ
クタ26の両側板26,26の下端部と腕部26dには
軸30が嵌挿され、この軸30は基板3に突設された一
対の軸支承板(図示せず)に横架されており、セレクタ
26は、切替板26bが基板2,3の窓2c,3cに臨
むように、軸30に回動自在に支持されている。図1に
示すように、ガイドレール部26cは、上述したスペー
サ6の軌道部6aの延長線上に位置付けられており、軌
道部6aとともに媒体返却通路13の一部を形成してい
る。
【0019】セレクタ26の腕部26dの端部には溝2
6eが形成されており、この溝26eに切換用電磁ソレ
ノイド28のプランジャー28aが係合し、プランジャ
ー28aが進退することにより、切替板26bの上端部
が基板3の窓3cと、基板2の窓2cとに切り替えられ
て位置付けられるように構成されている。ガイド板27
の下端部には円筒状の軸受部27aが一体に形成され、
この軸受部27aに軸30を嵌挿させることにより、ガ
イド板27は軸30に回動自在に支持されている。この
ガイド板27は、図示を省略した付勢手段によって図2
中反時計方向に回動するように付勢され、ガイド板27
の上端部が基板2の窓2cの下端部に係合している。
【0020】したがって、切換用電磁ソレノイド28の
プランジャー28aが後退し、セレクタ26が軸30を
回動中心として図2中反時計方向に回動し、切替板26
bが基板3の窓3cに位置付けられると、切替板26b
の上端とガイド板27の上端との間に、図6(b)に示
すように、開口29aが形成される。この開口29a
は、上述した媒体処理通路12の直下に位置付けられ、
この開口29aの下方には、切替板26b、両側板26
a,26aおよびガイド板27とによって囲まれた切替
通路29bが形成され、この切替通路29bの下方は開
口しており、媒体収納通路14に連通している。
【0021】次に、このような構成の非接触型IC媒体
処理装置1における媒体の処理動作を説明する。あらか
じめ、電磁ソレノイド19は非作動状態になっており、
規制部22a、ストッパ部23aは、図4(a)、図5
(a)に示すように、いずれも媒体通路11、媒体処理
通路12から退出した状態になっている。また、切換用
電磁ソレノイド28も非作動状態になっており、セレク
タ26の切替板26bは、基板2の窓2cに位置付けら
れ媒体返却通路13から退出し、ガイドレール部26が
媒体返却通路13内に位置付けられている。
【0022】この状態において、図1に示すように、媒
体Zを媒体投入口10aから投入すると、媒体Zはスペ
ーサ5の軌道部5a上を自重によって径方向に転動し、
センサ15を通過するときに、このセンサ15によって
検出される。この検出によって電磁ソレノイド19が作
動し、プランジャー20が電磁ソレノイド19内に吸引
されるので、規制部22aとストッパ部23aとが、共
に図4(b)、図5(b)に示すように媒体通路11、
媒体処理通路12内に進出する。
【0023】したがって、媒体通路11内を図1中矢印
A方向に転動する1枚目の媒体Z1は、ストッパ部23
aによって転動が規制され、媒体処理通路12内で一時
的に保持されるので、ここで媒体処理基板16によっ
て、図示を省略したサービス提供装置によるサービスに
対応して、情報の読み書きの処理が行われる。このと
き、媒体処理基板16と媒体Zのアンテナ部9との間に
介在する基板3や、近接する基板2およびレバー21が
合成樹脂によって形成されているので、通信に悪影響を
及ぼすようなことがない。また、アンテナ部9が媒体Z
の中心部に設けられていることによって、媒体処理基板
16に設けたアンテナ部(図示せず)に対して常に同じ
位置に位置付けられる。このため、媒体処理基板16の
アンテナ部を必要最小限の大きさに形成できるととも
に、通信の授受に支障をきたすようなことがないので、
書込みや読み出しの情報処理不良を防止できる。
【0024】また、このとき、規制部22aが媒体通路
11内に進出していることにより、1枚目の媒体Z1に
情報の処理を行っている最中に、誤って2枚目の媒体Z
2が媒体通路11内に投入されるようなことがないの
で、2枚目の媒体Z2へ誤って情報処理が行われるよう
なことがない。図示を省略したサービス提供装置による
サービスの提供が終了し、媒体Z1への情報の処理が終
了したら、サービス提供装置から媒体返却信号が非接触
型IC媒体処理装置1に送出される。電磁ソレノイド1
9が非作動状態になり、ストッパ部23aが媒体処理通
路12から退出するので、媒体Z1は媒体処理通路12
から落下し、セレクタ26のガイドレール部26cによ
って受け止められられる。
【0025】したがって、媒体Z1はこのガイドレール
部26c上を転動し、スペーサ6の軌道部6a上を矢印
B方向に転動するので、返却媒体ZBとして係止部6d
に係止され、媒体返却口18から返却される。このと
き、2枚目の媒体Z2が規制部22aに係止され待機状
態にある場合には、この媒体Z2も一旦媒体通路11内
に取り込まれ、媒体返却口18から返却される。このよ
うに、サービスの提供が終了したら、媒体Z1,Z2が
媒体返却口18から返却されるので、利用者に対する利
便性が向上する。
【0026】媒体処理通路12において情報の処理が終
了した媒体Z1が、媒体Z1の残高等が「0」となると
いったように、情報価値情報が残存しない、いわゆる使
用済み媒体となっていたり、媒体Z1に情報の処理がで
きないといった不良媒体のときには、情報処理基板16
によってこれが検出される。この検出結果に基づいて装
置の制御部(図示せず)では、この媒体Z1を回収すべ
き媒体と判断し、切換用電磁ソレノイド28を作動さ
せ、図6(b)に示すように、セレクタ26の切替板2
6bが基板3の窓3cに進出した状態とする。切替板2
6bが窓3cに進出すると、媒体処理通路12の下方
に、開口29aが形成されるので、収納される媒体ZC
は、切替通路29bに導かれ、媒体収納通路14から媒
体収納箱17内に収納される。
【0027】このように、収納すべき媒体ZCを媒体収
納箱17に収納するのに、セレクタ26の切替板26b
とガイド板27とによって形成された切替通路29bに
導くようにしたことにより、収納媒体ZCを確実に媒体
収納箱17に収納することができる。また、切換手段2
5として、切換用電磁ソレノイド28、セレクタ26お
よびガイド板27の必要最小限の3部品によって構成し
たことにより、構造が簡素化される。さらに、切換手段
25によって収納媒体ZCを媒体処理通路12から媒体
ZCの厚み方向に移動させて媒体収納箱17内に収納さ
せるようにしたことにより、図2において媒体収納箱1
7の幅Lの寸法を大きくすることができ、このため収納
する媒体ZCの数量を増加させることができる。
【0028】また、媒体Zを真円を呈する円板とし、こ
の媒体Zを媒体通路11、媒体返却通路13、媒体収納
通路14中を自重による転動により、搬送するようにし
たので、搬送させるための部品等が不要になり、構造が
簡易化されるとともに製造コストが低減され、装置が小
型化される。また、規制部22a,ストッパ部23aの
移動を、電磁ソレノイド19およびレバー21との必要
最小限の部品によって行うようにしたので構造が簡素化
される。
【0029】なお、本実施の形態では、切換手段25に
よって収納媒体ZCを下方に落下させるようにしたが、
これに限定されず、例えば返却通路13に並設するよう
にしてもよく、その場合には高さ方向の寸法を小型化す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、媒体の自重による転動によって媒体を搬送す
るようにしたので、搬送させるためのベルト、ローラ、
モータ等が一切不要になり、このため部品点数が削減さ
れ、構造が簡素化され製造コストが低減されるとともに
小型化が図れる。また、媒体を収納するのに、媒体通路
に対して媒体の厚み方向に位置を違えてた第2の通路に
収納するようにしたので、収納する媒体の数量を多くす
ることができる。さらに、1枚目の媒体に情報の処理を
行っている最中に、誤って2枚目の媒体が媒体通路内に
投入されるようなことがないので、2枚目の媒体へ誤っ
て情報処理が行われるようなことがない。
【0031】また、請求項2記載の発明によれば、構造
が簡素化されるとともに、第2の通路に確実に収納する
硬貨を導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非接触型IC媒体処理装置の構
成を示す側面図である。
【図2】 本発明に係る非接触型IC媒体処理装置の正
面図である。
【図3】 本発明に係る非接触型IC媒体処理装置にお
ける切換手段を示す要部の斜視図である。
【図4】 図1におけるIV-IV 線断面図であって、同図
(a)は規制部が媒体通路に進出していない状態を示
し、同図(b)は規制部が媒体通路に進出した状態を示
す。
【図5】 図1におけるV-V 線断面図であって、同図
(a)はストッパが媒体処理通路に進出していない状態
を示し、同図(b)はストッパが媒体処理通路に進出し
た状態を示す。
【図6】 図1におけるVI-VI 線断面図であって、同図
(a)は媒体を返却した状態を示し、同図(b)は媒体
を収納した状態を示す。
【符号の説明】
1…非接触型IC媒体処理装置、10a…媒体投入口、
11…媒体通路、12…媒体処理通路、13…媒体返却
通路、14…媒体収納通路、16…媒体処理基板、17
…媒体収納箱、18…媒体返却口、22a…規制部、2
3a…ストッパ部、25…切換手段、26…セレクタ、
26b…切替板、26c…軌道レール部、27…ガイド
板、28…切換用電磁ソレノイド、29a…開口、29
b…切替通路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ部が設けられ円板状に形成され
    た非接触型IC媒体と、この非接触型IC媒体を自重に
    よって径方向に転動させる媒体通路と、この媒体通路に
    同時に進退自在な規制部およびストッパが設けられたレ
    バーと、このレバーのストッパによって転動が規制され
    た非接触型IC媒体に対して媒体処理を行う媒体処理手
    段とを備え、前記媒体処理手段によって処理された内容
    によって、非接触型IC媒体を第1または第2の振分通
    路に振り分ける振分手段を設け、これら第1および第2
    の振分通路を、転動する非接触型IC媒体の厚み方向に
    対して互いに位置を違えて設け、前記レバーのストッパ
    によって前記媒体通路内に投入された1枚目の非接触型
    IC媒体の転動が規制されているときに、前記規制部に
    よって2枚の非接触型IC媒体が前記媒体通路内に投入
    されるのを規制することを特徴とする非接触型IC媒体
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非接触型IC媒体処理装
    置において、前記第1の振分通路を、非接触型IC媒体
    の厚み方向に対して前記媒体通路と同じ位置に設け、前
    記振分手段を、前記第1の振分通路に進退自在となるよ
    うに支持され、進退することにより非接触型IC媒体を
    第1の振分通路または第2の振分通路に導くセレクタ
    と、このセレクタを進退させるソレノイドと、前記セレ
    クタとともに媒体を第2の振分通路に導くガイド板とに
    よって構成したことを特徴とする非接触型IC媒体処理
    装置。
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