JP2899509B2 - カード待避機構 - Google Patents

カード待避機構

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JP2899509B2 JP22014693A JP22014693A JP2899509B2 JP 2899509 B2 JP2899509 B2 JP 2899509B2 JP 22014693 A JP22014693 A JP 22014693A JP 22014693 A JP22014693 A JP 22014693A JP 2899509 B2 JP2899509 B2 JP 2899509B2
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚のプリペイドカ
ードを追加して利用可能な自動販売機等のカード処理装
置に適用されるカード待避機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動販売機・鉄道用切符販売機・
カード公衆電話機などに設けられるカード処理装置で
は、カードに価値に見合った度数情報が記録され、利用
度数に応じてカード残度数が減算されるようになってい
る。
【0003】そして、この種のカード処理装置では、最
初に機械に挿入した1枚目のカードの残高が購入金額に
不足する場合、引き続き2枚目のカードを挿入すること
で所望の物品を購入または通話などのサービスが受けら
れるようになっている。
【0004】図3は、特公平5−22950号公報に開
示されたカード処理装置70を示す図である。この装置
70は、カード挿入口とカード返却口を同一口71と
し、カード処理搬送路72の奥方にカード待避機構73
を設け、1枚目のカード4aに記録されている価値が無
くなった際、この1枚目のカード4aをカード待避機構
73に一時待避させるようになっている。そして、2枚
目のカード4bを取り込みカード処理を終了すると、こ
の2枚目のカード4bの返却後、待避していた1枚目の
カード4aを返却するものである。
【0005】また、図4は特開平3−214389号公
報に開示されたプリペイドカード処理装置80を示す図
である。この装置80も、カード挿入口とカード返却口
を同一口81とし、カード処理搬送路82から分岐する
カード待避路83を設け、複数枚のカードを処理自在な
構成である。
【0006】そして、この装置80は、順次取り込まれ
る2枚のカードの取り込み順に関係なく、保有価値の大
小に従って保有価値の大きなカードを先に返却する。こ
のため、保有価値の小さなカードがカード待避路83に
一時待避させるようになっており、カード処理を終了す
ると、これらカードが1枚づつ返却されるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す装置70では、カード待避機構73がカード処理搬
送路72の奥方に設けられた構成であるため、装置72
の奥行寸法が長くなり、大型化した。また、奥行方向に
制限のある自動販売機などには組み込めないという問題
があった。また、図4に示す装置80でも、装置の奥行
き寸法が長くなる問題を有するとともに、カード処理搬
送路82でカードを搬送するためのモータ84と、カー
ド待避路83にカードを待避させるためのモータ85が
それぞれ独立して設けられており、上下方向に高さが大
きくなるとともに、モータ85を含む待避機構の構造が
複雑であり、かつコスト高となる。
【0008】ところで、この種のカード処理装置は、自
動販売機・鉄道用切符販売機・カード公衆電話機などの
筐体内に組み込まれて使用されるが、特に、自動販売機
は、路上に設置されている事も多く、交通安全上も路上
へのはみ出し等を少なくするため、奥行き方向の大きさ
を小さくする事を要求されているうえ、内容物を縦に複
数列並べて収納する構造なので、この内容物の収納の邪
魔にならずに大きな収納面積を確保してカード処理装置
を組み込むためには、カード処理装置が占める奥行き方
向のスペースを極力小さくする必要がある。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたものであり、複数枚のカードを処理するカー
ド処理装置に適用され、構造が簡単で小型、かつ低コス
トにカードを待避させることができるカード待避機構を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカード待避機構は、複数枚のカード4a,
4bが順次挿入されカード搬送路16上でカード処理さ
れるカード処理装置に設けられ、前記複数枚のカードの
うち所定のカードを待避させるカード待避機構におい
て、前記カード搬送路に沿って設けられカードを搬送す
る複数個の主動ローラ26と、 前記カード搬送路に設
けられた所定の主動ローラ26Acを一端部として分岐
して設けられ、カード搬送路上のカードを一時待避させ
るカード待避路25と、支軸36aを中心として前記カ
ード待避路の一端部分で前記カード搬送路方向に移動自
在であり、カード搬送路上のカードを前記カード待避路
を連通させる待避ガイド36と、前記支軸に軸支され前
記待避ガイドとともに移動自在でありバネ部材40によ
り前記待避ガイドの方向に付勢されたアーム39と、前
記アームの先端において前記所定の主動ローラの対接位
置に配置され、前記カード待避路に前記カードを搬送さ
せるとともに、待避状態のカードの端部を前記待避ガイ
ドとの間で挟持保持するプッシャローラ38と、前記待
避ガイド、アームおよびプッシャローラを移動させる待
避用ソレノイド37とを具備したことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】1枚目のカード4aは、複数個の主動ローラ2
6によりカード搬送路16上を搬送されるが、残額不足
等により追加された2枚目のカード4bが挿入される
と、以前取り込まれた1枚目のカード4aはカード待避
路25に待避される。待避時には、待避用ソレノイド3
7の作動により待避ガイド36が移動してカード搬送路
16上に移動し、同時に、プッシャローラ38が主動ロ
ーラ26Acに接触する。これにより、主動ローラ26
の駆動力は、カード待避時にプッシャローラ38の回転
力としても利用でき、待避用に独立したモータを設けず
とも1枚目のカード4aを待避させることができる。待
避状態で1枚目のカードは、端部が待避ガイド36とプ
ッシャローラ38との間に挟持保持される。また、待避
されたカード4aは、待避用ソレノイド37の復帰で待
避ガイド36がカード搬送路16上に移動して主動ロー
ラ26が逆搬送動作することによりカード搬送路16上
に復帰させる。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるカード待避機構が設けら
れたカード処理装置を示す図である。カード処理装置の
筐体1は、自動販売機や公衆電話機などの機器に組み込
まれている。筐体1の突出部2の前面には、カード4が
挿入・排出される1個のカード挿入口5が形成されてい
る。
【0013】カード挿入口5には、逆J字状のカード搬
送路16がカード挿入口5より筐体1の底部に向かって
形成され、カード挿入口5に連通する湾曲路16aと、
湾曲路16aに連通して筐体の底部に垂下する直線路1
6bとによって形成されている。
【0014】カード搬送路16上には、カード搬送機構
17、シャッター機構18、待避機構19、磁気ヘッド
部20、パンチユニット21が配設されている。カード
搬送機構17は、搬送ローラ26、カード搬送ベルト2
7、搬送モータ28を備えて構成されている。搬送ロー
ラ26は、主動ローラ26Aと従動ローラ26Bで構成
されたもので、各主動ローラ26A間には、無端状のカ
ード搬送ベルト27が掛け渡されている。また、主動ロ
ーラ26Adと同一軸上に設けられた図示しないプーリ
ーと、搬送モータ28との間に、図示しない無端状の搬
送ベルトが掛け渡されている。そして、搬送モータ28
の駆動によって各搬送ローラ26を回転制御し、カード
搬送路16に沿ってカード4を往復移動させている。
【0015】シャッター機構18は、カード挿入口5か
らのカード4の挿入を停止・解除するもので、シャッタ
ー30、シャッター用ソレノイド31を備えて概略構成
されている。シャッター30は、カード挿入口5の直後
でカード搬送路16上に配設されており、シャッター用
ソレノイド31のオン・オフによって固定軸30cを中
心に所定角度回動自在とされている。また、シャッタ−
30には、主動ローラ26Aaに対向する従動ローラ2
6Baが回転自在に設けられる。
【0016】さらに説明すると、シャッター用ソレノイ
ド31がオン状態のときはシャッター30のカード通路
32がカード挿入口5とカード搬送路16との間の連通
を阻止する位置に移動し、カード挿入口5からのカード
4の挿入を禁止している。シャッター用ソレノイド31
がオフ状態(カード4挿入前の状態)のときは、カード
通路32がカード挿入口5とカード搬送路16との間を
連通するように位置し、従動ローラ26Baは、シャッ
ター復帰バネ33の付勢力によって主動ローラ26Aa
に接する。
【0017】前記カード搬送路16の直線路16bに
は、略平行してカード待避路25が分岐して形成されて
いる。カード待避路25は、後述する如く、所望の物品
の購入または通話などのサービスを受けるにあたって、
1枚目のカード4aの残高が不足するときに、1枚目の
カード4aを待避させるものである。待避機構19は、
金額が不足したときの1枚目のカードをカード待避路2
5に待避させるもので、待避ガイド36、待避用ソレノ
イド37、プッシャローラ38を備えて概略構成されて
いる。待避ガイド36は、図中奥行方向に複数、櫛歯状
に設けられたもので、シャッター機構18と磁気ヘッド
部20との間のカード搬送路16の直線路16bと平行
に配設され、一端の支軸36aを中心に回動自在であ
る。また、一端の突出片36bは、待避用ソレノイド3
7の作動片37aに接続されている。
【0018】プッシャローラ38は、主動ローラ26A
cと対向する位置に配設され、アーム39の先端に回動
自在に軸支されている。アーム39は前記支軸36aに
軸支されており、支軸36aを中心としてプッシャロー
ラ38は主動ローラ26Ac方向に回動自在である。ま
た、待避ガイド36とアーム39との間にはプッシャバ
ネ40が設けられており、待避ガイド36の回動時にプ
ッシャローラ38を連動させている。待避用ソレノイド
37は、作動片37aにコイルバネ41が設けられ、オ
ン時に電磁力により作動片37aが突出し、オフ時にコ
イルバネ41により復帰する。
【0019】したがって、待避ガイド36は、待避用ソ
レノイド37のオンによって主動ローラ26Ac方向に
所定角度回動し、カード搬送路16の直線路16b上に
突出する。同時に、プッシャローラ38が主動ローラ2
6Acに接する。この状態で、搬送モータ28の逆転に
より、1枚目のカード4aをカード待避路25に導くこ
とができる。また、搬送モータ28の正転時には、待避
されたカード4aをカード搬送路16の直線路16bに
戻す。
【0020】一方、待避用ソレノイド37のオフ時に
は、待避ガイド36がカード搬送路16上から待避し、
かつ、プッシャローラ38が主動ローラ26Acから離
れる。これにより、1枚目のカード4aをカード待避路
25に待避させることができる。この待避用ソレノイド
37がオフ状態のときは、待避ガイド36は直線路16
bと平行な状態に位置している。この状態で、搬送モー
タ28の正逆転により、カード搬送路16の直線路16
b上で2枚目のカード4bを搬送することができる。
【0021】上記待避機構19は、カード1枚を待避さ
せる待避路25が薄幅で形成でき、また、待避路25に
導く待避ガイド36およびプッシャローラ38が1か所
にまとめて配置された構成であるため、機構を簡単化で
きる。また、この待機機構19には、1枚目のカード4
aを待避路25に搬送するための特別なモータを必要と
せずに1つの搬送モータ28で兼用できる。しかも不要
な突出部がなく装置の幅もとらないので装置のコンパク
ト化が図れる。また、待避用ソレノイド37は湾曲路の
上部位置において筐体1の空間部に設けられており、省
スペース化できる。
【0022】磁気ヘッド部20は、磁気ヘッド45と押
圧ローラ46を備えて構成されている。磁気ヘッド45
は、カード搬送路16上を搬送するカード4の磁気情報
を読み出して上位のホストコンピュータに出力してい
る。また、磁気ヘッド45は、所定のサービスが行われ
たときに、磁気情報に基づいてホストコンピュータが減
額処理した結果に基づいてカード4の磁気情報の書き換
えを行っている。パンチユニット21は、カード4の残
高(残度数)の目安として、所定額まで減額処理された
カード4に対して返却時にさん孔処理を行っている。
【0023】上述したカード搬送路16上には、カード
4の搬送状態を検知する複数個のセンサが配設されてい
る。挿入検知センサ50は、シャッター機構18におけ
るシャッター30の先端側に配設され、カード挿入口5
へのカード4の挿入を検知する。待避検知センサ52
は、待避機構19におけるプッシャローラ38の後端側
に配設され、カード待避路25へのカード4の待避を検
知する。他、装置内には、複数個のセンサがカード4の
長手方向の寸法より短い間隔で配設されており、すべて
のセンサの出力より、2枚のカード4a,4bがカード
待避路25を含めてカード搬送路16上にに残留せずカ
ード挿入口5より排出されたか否かのジャム検出が行え
るようになっている。
【0024】次に、上記のように構成されたカード処理
装置の動作について説明する。ここで、購入金額に対し
て1枚目のカード4aの残高のみで購入できる場合には
一般的なカード処理動作が行われる。以下の動作説明に
おいては、1枚目のカード4aの残高が購入金額に満た
ず、2枚目カード4bを追加する場合について説明す
る。
【0025】まず、初期位置では、シャッター用ソレノ
イド31はオフであり、シャッター30はカード4の挿
入を許可する場所に位置している。また、待避用ソレノ
イド37もオフであり、待避用ソレノイド37の作動片
37aに設けられたコイルバネ41により、待避ガイド
36はカード搬送路16から引き込まれた場所に位置
し、プッシャローラ38はカード搬送機構17とは離れ
た場所に位置している。
【0026】ここで、1枚目のカード4aがカード挿入
口5に挿入されると、挿入検知センサ50が検知し、搬
送モータ28が正転してカード4aを磁気ヘッド部20
まで搬送する。この1枚目のカード4aの挿入時にカー
ド4aの後端が装置内に入ったことを挿入検知センサ5
0が検知すると、シャッター用ソレノイド31がONし
シャッター30に設けられたシャッター復帰バネ33に
抗してシャッター30外部からの追加カードの挿入を禁
止し、かつ装置内部からのカードの排出を禁止する位置
に移動させる。
【0027】そして、磁気ヘッド45は1枚目のカード
4aの残高を読み取る。この状態で、顧客が自動販売機
表面の購入ボタンを押し、この時の購入金額に対して1
枚目のカード4aの残高が不足すると、待避用ソレノイ
ド37が通電され、これに伴い、待避ガイド36が支点
を中心に回転し、待避ガイド36の先端がカード搬送路
16に突出する。
【0028】図2は、カード4の待避状態を示す動作図
である。このとき待避ガイド36の突出に伴いアーム3
9も連動して動作し、プッシャローラ38が主動ローラ
26Acに接触する。アーム39にはプッシャバネ40
が設けられているので、プッシャローラ38は常に同じ
圧力で主動ローラ26Acに接することができる。この
状態で、搬送モータ28が逆転すると、1枚目のカード
4aがカード挿入口5側に逆送されるが、1枚目のカー
ド4aが主動ローラ26Acおよびプッシャローラ38
の位置まで逆送されると、これら両ローラ26Ac,3
8の回転により該1枚目のカード4aは、これら両ロー
ラ26Ac,38間に挟まれた状態で待避ガイド36に
よりカード待避路25に誘導される。
【0029】このカード待避時の駆動源は搬送モータ2
8の駆動によるものであり、プッシャローラ38が主動
ローラ26Acに接することにより搬送モータ28の駆
動力がプッシャローラ38に付与され待避を行うことが
できるようになっている。
【0030】ここで、1枚目のカード4aの端部がカー
ド待避路25に待避したことを待避検知センサ52が検
知すると、待避用ソレノイド37がオフし、コイルバネ
41により待避ガイド36およびプッシャローラ38は
初期位置に戻る。このとき、カード4aの端部は、待避
ガイド36およびプッシャローラ38間に挟持された状
態のまま待避する。また、シャッター用ソレノイド31
がオフし、シャッター復帰バネ33により、シャッター
30はカード4b挿入を許可する位置に移動する。
【0031】次に、2枚目のカード4bがカード挿入口
5に挿入されると、挿入検知センサ50が検知し、搬送
モータ28が正転して2枚目のカード4bを磁気ヘッド
部20まで搬送する。この状態で、磁気ヘッド45は2
枚目のカード4bの残高を読み取る。なお、2枚目のカ
ード4bの後端が装置内に入ったことを挿入検知センサ
50が検知すると、シャッター30は再び追加カードの
挿入を禁止し、かつ装置内部からのカード排出を禁止す
る位置まで移動する。
【0032】2枚目のカード残高が読み取られることに
より購入金額と両方のカードの残額はホストコンピュー
タが記憶する。そして、後述する両方のカード4a,4
bいずれの減額処理については、指示されたプログラム
に従ってまず2枚目のカード4bの減額処理を行い、続
いて1枚目のカード4aの減額処理を行なう。
【0033】2枚目のカード4bは減額処理が終了する
と、減額後の新規残高が2枚目のカード4bに磁気情報
として書き込まれた後、必要に応じてパンチユニット2
1により残高目視処理であるさん孔処理が行われる。す
なわち、磁気ヘッド45による減額処理後、搬送モータ
28は正転し、カード4bをさらに装置の最奥部に送っ
た後、搬送モータ28が逆転し、必要に応じてパンチユ
ニット21によるさん孔処理が行われ、カード搬送機構
17により、カード4bがカード挿入口5側へ搬送され
る。
【0034】この時、シャッター用ソレノイド31がオ
ン状態にあり、シャッター30は装置内部からのカード
の排出を禁止する位置に移動し、カード挿入口5とシャ
ッター30内部のカード通路32は繋がっていない。そ
して、センサ検知により搬送モータ28が所定パルス数
逆転すると2枚目のカード4bはカード搬送路16の直
線路16bから外れた位置の湾曲路16aまで搬送さ
れ、湾曲路16aに待機状態となる。このとき、シャッ
ター用ソレノイド31がオンしているので2枚目のカー
ド4bの両端は、主動ローラ26Abと従動ローラ26
Bbに挟持されていない。これにより、2枚目のカード
4bは湾曲路16aの位置で待機することになる。
【0035】2枚目のカード4bが待機状態にあること
がセンサで検知されると、待避用ソレノイド37がON
し、カード待避路25がカード搬送路16と接続され
る。このとき、待避ガイド36が支点を中心に回転し、
待避ガイド36の先端がカード搬送路16に突出すると
ともに、アーム39も連動して動作してプッシャローラ
38が主動ローラ26Acに接触する。
【0036】この状態で、搬送モータ28が正転する
と、カード待避路25に待避していた1枚目のカード4
aは、端部は、待避ガイド36およびプッシャローラ3
8間に挟持されており、主動ローラ26Acおよびプッ
シャローラ38の回転により、カード待避路25からカ
ード搬送路16に取り出され磁気ヘッド45まで搬送さ
れる。このとき、湾曲路16aに待機している2枚目の
カード4bは、後端が主動ローラ26Abと従動ローラ
26Bbに挟持されていないので、搬送モータ28の駆
動力が伝達されず、磁気ヘッド部20側へ搬送されるこ
とはない。
【0037】この状態で、1枚目のカード4aに対して
磁気ヘッド45による減額処理が行われ、さらにカード
4aが装置の最奥部に送られ、カード4aの先端をセン
サが検知すると、搬送モータ28が逆転し、必要に応じ
てパンチユニット21による穿孔処理が行われる。そし
て、センサが1枚目のカード4aの後端を検知し、搬送
モータ28が所定パルス数逆転すると、1枚目のカード
4aは湾曲路16aまで搬送され、2枚目のカード4b
と重なって待機状態となる。この時もシャッター30は
内部からのカードの排出を禁止する位置に移動してい
る。
【0038】2枚のカード4a,4bが待機状態になる
と、シャッター用ソレノイド31がオフとなり、シャッ
ター30に備えられたシャッター復帰バネ33によりシ
ャッター30が移動し、シャッター30内部のカード通
路32とカード挿入口5が接続する。この時、シャッタ
ー機構18の従動ローラ26Baが主動ローラ26Aa
に接し、2枚のカード4a,4bを挟持して搬送可能に
なり、搬送モータ28の逆転に伴い、2枚のカード4
a,4bは一括してカード挿入口5から所定量排出され
る。
【0039】このように、2枚のカード4a,4bが重
なって排出されることにより、これら両方のカード4
a,4bを同時に引き取ることができ、操作者のカード
抜き忘れを防止できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、カード搬送路から分岐
した待避路にカードを待避させることができ、複数枚の
カードを処理するすることができる。このカード待避機
構は、カードを搬送する主動ローラに対接配置されたプ
ッシャローラが従動接触してカードを待避路に導く。ま
た、待避状態のカードは、端部が待避ガイドとプッシャ
ローラで挟持保持されるため、待避ガイド及びプッシャ
ローラが復帰動作するだけでカードをカード搬送路に復
帰させることができる。これにより、カード待避路に独
立した搬送駆動源を設けることなく、主動ローラの駆動
源を利用して待避させることができ、構造が簡単で小型
かつ低コストにカードを待避させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカード待避機構の一実施例を示す
【図2】同機構のカード待避動作を示す図。
【図3】従来例を示す図。
【図4】他の従来例を示す図。
【符号の説明】
17…カード搬送機構、19…待避機構、25カード待
避路、28搬送モータ、36待避ガイド、37待避用ソ
レノイド、38プッシャローラ、39アーム、40プッ
シャバネ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 13/07 B41J 23/02 B65H 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のカード(4a,4b)が順次挿
    入されカード搬送路(16)上でカード処理されるカー
    ド処理装置に設けられ、前記複数枚のカードのうち所定
    のカードを待避させるカード待避機構において、 前記カード搬送路に沿って設けられカードを搬送する
    数個の主動ローラ(26)と、 前記カード搬送路に設けられた所定の主動ローラ(26
    Ac)を一端部として分岐して設けられ、カード搬送路
    上のカードを一時待避させるカード待避路(25)と、支軸(36a)を中心として前記カード待避路の一端部
    分で 前記カード搬送路方向に移動自在であり、カード搬
    送路上のカードを前記カード待避路を連通させる待避ガ
    イド(36)と、前記支軸に軸支され前記待避ガイドとともに移動自在で
    ありバネ部材(40)により前記待避ガイドの方向に付
    勢されたアーム(39)と、 前記アームの先端において前記所定の主動ローラの対接
    位置に配置され、前記カード待避路に前記カードを搬送
    させるとともに、待避状態のカードの端部を前記待避ガ
    イドとの間で挟持保持する プッシャローラ(38)と、 前記待避ガイド、アームおよびプッシャローラを移動さ
    せる待避用ソレノイド(37)とを具備したことを特徴
    とするカード待避機構。
JP22014693A 1993-09-03 1993-09-03 カード待避機構 Expired - Lifetime JP2899509B2 (ja)

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