JPH0755656Y2 - カード一時貯留機構 - Google Patents

カード一時貯留機構

Info

Publication number
JPH0755656Y2
JPH0755656Y2 JP1989031695U JP3169589U JPH0755656Y2 JP H0755656 Y2 JPH0755656 Y2 JP H0755656Y2 JP 1989031695 U JP1989031695 U JP 1989031695U JP 3169589 U JP3169589 U JP 3169589U JP H0755656 Y2 JPH0755656 Y2 JP H0755656Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
stopper
rear end
guide
temporary storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989031695U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02123675U (ja
Inventor
高夫 笹沼
隆 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP1989031695U priority Critical patent/JPH0755656Y2/ja
Publication of JPH02123675U publication Critical patent/JPH02123675U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0755656Y2 publication Critical patent/JPH0755656Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、プリペイドカードによって料金支払を行なう
自動発券装置などのカード利用装置の特に前記カードの
一時貯留機構に関するものである。
従来の技術 一般的に、プリペイドカード(以下、「カード」とい
う)によって料金支払可能な発券装置その他のカード利
用装置では、投入されたカード(第1カード)の現在残
高を磁気ヘッドで読み取り、該残高が料金に満たないと
きには、不足分支払いのための現金または他のカード
(第2カード)を追加投入する必要がある。このような
場合に第2カードが投入される前に、前記第1カード
は、残高が0円まで減算されて磁気ヘッドの後方側に一
次貯留されることとなる。
従来のカード利用装置にあっては、前述のような第1カ
ードの一時貯留のため、磁気ヘッド後方側に二股状の搬
送路を設け、第1カードを一方の搬送路に貯留した状態
で、第2カードを前記不足分減算後他方の搬送路に案内
している。なお、第1、第2カードを各々の搬送路に案
内するためには、ソレノイドによって回動する振分ガイ
ドからなる振分機構が設けられている。
しかしながら、前記従来の装置は、前記二股状搬送路お
よび振分機構に加えて、貯留した第1カードを排出する
ための機構を必要とするため、部品点数が多くなり構造
が複雑であった。また、前記搬送路が二股状となってい
るため、装置が大型化していた。
この他にも、先に投入されたカードを一時貯留するため
の機構が、特開昭56−51282号公報や特開昭62−24394号
公報に開示されている。前者のカード処理装置では、装
置奥部にカード搬送路に続いて設けられたカード退避機
構27を具備しており、カード退避通路28内に配置され
た、待機ローラ38と、この退避ローラ38を上下させる駆
動用ソレノイド39と退避ローラ38に対向する位置に配置
された退避プーリ29eと、従動ベルト30等から構成され
ている。また、後者のカード処理装置は、装置奥部にカ
ード搬送路に続いて設けられたカード保留部22(第2の
搬送処理部)と、その搬送動作用に独立に設けられた駆
動部24を具備した構成等を開示している。
考案が解決しようとする課題 上述した如き従来のカード利用装置のカード一時貯留機
構においては、主たる搬送路の後端奥側に連続して搬送
路を用意する構成であるため、奥行きが必要となる等で
装置が大型化し、搬送駆動のための部品等で部品点数も
多くなり構造が複雑であった。
本考案はこうした事情に鑑み、第1カードの残高が料金
に満たないとき該第1カードを貯留した状態で、不足分
支払いのため投入される第2カードについて減算処理を
行なうタイプのカード利用装置において先行第1カード
を一時貯留でき、簡単な構成で装置を小形に構成できる
機構を提供することを目的する。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案では、カードの挿入・
排出のための1つのカード投入口(1)と、このカード
投入口(1)に連通しカードを往復移動させる搬送手段
(4,5,6)と、該搬送手段(4,5,6)に沿って設けられカ
ードの磁気情報を読書きする磁気ヘッド(2)を備えた
カード利用装置にて用いる、投入済の第1カード(C1
の現在残高が所定料金に見たないとき不足分支払のため
の第2カード(C2)の投入を許容するために前記第1カ
ード(C1)を磁気ヘッド(2)および搬送手段(4,5,
6)の後端部にて貯留し、所定処理終了後に返却するた
めのカード一時貯留機構を、 前記搬送手段(4,5,6)後端部から上方に僅かに離れて
位置する搬送側係止手段(4,30)と、前記搬送手段(4,
5,6)に後続して貯留動作時に搬送手段(4,5,6)から後
方に該カード長の半分程度繰り出された第1カード
(C1)の先端部を搬送手段(4,5,6)の延長線より徐々
に押し上げるように上側ガイド面でガイドするガイド
(16)と、このガイド(16)の後方に上側ガイド面に連
続して位置して、所定狭角範囲内で回動自在に後方端側
にて軸支され前記ガイド(16)側に開口して回動下限待
機位置にては上側ガイド面延長線に沿って更に繰り出さ
れた第1カード(C1)の先端を開口部にて受容し第1カ
ード(C1)の延在経路に沿って前記搬送路の把持部後端
位置より略第1カード(C1)のカード長だけ離間した距
離に在る係止ストッパ(12)部まで延びる溝を形成した
顎部(13)を具備して第1カード(C1)の先端寄り部分
を収容可能であり、回動上限貯留位置にては下限位置に
て最奥部まで収容した第1カード(C1)の後端部を前記
搬送側係止手段(4,30)にて係止して第1カード(C1
全体をカード自身の弾性に抗して湾曲させた状態で保持
するためのストッパ(12)と、常態にては前記ストッパ
(12)を前記回動下限待機位置に回動駆動し、一時貯留
時には第1カード前半部を収容した前記ストッパ(12)
を前記回動上限貯留位置に回動駆動する駆動手段(18)
とから構成する。
作用 第1カード(C1)は、処理時に前半部が搬送手段(4,5,
6)を越えて後続するガイド(16)の上側ガイド面上に
繰り出される位置まで搬送され所定処理が行われる。処
理内容に応じて一時貯留が必要な時には第1カード
(C1)は更に奥まで搬送され、カード先端は常態では待
機位置にあるストッパ(12)の顎部(13)の溝の先端を
通過して溝内に挿入され溝の奥の係止ストッパ(13c)
部に当接するに到る。この時丁度カードは僅かに反って
後端は搬送手段(4,5,6)の把持部より外れる。続い
て、ストッパ(12)が貯留位置まで駆動されると、先端
寄り部分を収容された第1カード(C1)はその後端が搬
送部を上方に離れ搬送側係止手段(4,30)にて係止され
たまま反る結果、カード自身の弾性に抗して湾曲状態で
保持貯留される。このように次に搬送されてくる第2カ
ード(C2)の進路を妨害することなく第1カード(C1
が貯留される。この常態にて、第2のカードが搬送され
所定の料金処理が行われる。第2カードが逆搬送、排出
された後、ストッパ(12)が駆動され待機位置まで戻る
につれて保持された第1カードは自身の弾性で本来の平
板状(伸長状態)に復帰しカードの後端は逆転駆動され
ている搬送手段(4,5,6)の把持部に取り込まれて逆搬
送され第1カードも排出される。この機構によれば、通
常の搬送経路より後方にカード長の約半分だけ突出する
部材で一時貯留ができる。
実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説明する。
本考案は、第1図に示すように、カード挿入・排出用の
カード投入口(1)に連通して延びる搬送路(P)に沿
って、プラテン(3)と共働する磁気ヘッド(2)と、
該ヘッド(2)の後方側[矢印(IN)方向]に設けられ
た一対の搬送用上ローラ(4)、搬送ベルト(5)が巻
回された下ローラ(6)等を有して構成されカードを往
復移動させる搬送手段を具備する発券装置その他のカー
ド利用装置(以下、「装置」という)に実施されるもの
である。図示例において、前記上ローラ(4)は、挿入
口(1)に投入されるカードに対する摩擦係数が比較的
小さなアイドルローラからなる。この上ローラ(4)
は、後述のように、ストッパ(12)と協動して第1カー
ドを湾曲状態で一時貯留する際に第1カード(C1)の後
端を係止する搬送側係止手段(4)としても機能する。
また、下ローラ(6)に巻回された搬送ベルト(5)
は、前記カードに対する摩擦係数が上ローラ(4)より
大きくしてある。以下、前記上、下ローラ(4,6)およ
び搬送ベルト(5)を総称して、搬送手段(4,5,6)と
いう。なお、(8)は、矢印(IN)方向に搬送されてき
たカード(C1)が磁気ヘッド(2)を通過したことを検
出するフォトセンサである。
本考案による貯留機構(10)は、前記搬送手段(4,5,
6)に後続するガイド(16)と、このガイド(16)の後
方に位置して回動可能に軸支されたストッパー(12)
と、支軸(11)を中心としてストッパー(12)前端を下
方向に回動付勢する復帰バネ(15)と、ストッパー(1
2)前端を上方向に回動させる駆動手段(18)とから成
る。
前記ガイド(16)は、搬送手段(4,5,6)に後続し、貯
留動作時に搬送手段(4,5,6)から後方に該カード長の
半分程度繰り出された第1カード(C1)の先端部を搬送
手段(4,5,6)の延長線より徐々に押し上げるように上
側ガイド面でガイドする部材であって、上流端が上ロー
ラ(4)とベルト(5)との対面共働領域(搬送路)の
延長線より下方に位置し、後方端が前記共働領域より上
方に位置した状態に傾斜して取付けられている。
このガイド(16)の後方に上側ガイド面に連続して位置
するストッパ(12)は、先端が開口した溝状の顎部(1
3)を有しており、後方端側にて軸支されて所定狭角範
囲内で回動自在に取付けられている。なお、回動範囲は
後述の駆動手段により規制される。即ち、ストッパー
(12)の顎部(13)は、先端部が搬送されてくるカード
(C1)の先端が挿入する挿入空間部(S)として形成す
るための上、下顎部(13a,13b)からなっており、該顎
部(13)は下方に一体に延びて後方側支持壁部(14)が
形成されていてこの後方側支持壁部(14)が支軸(11)
に連結されている。前記上、下顎部(13a,13b)は、ガ
イド(16)によって案内されてくるカード(C1)を容易
に収受可能とするため、前記挿入空間部(S)の前記ガ
イド(16)側が拡がりながら開口するような形状となっ
ており、後方側合流部(13c)が、前記カード(C1)の
先端を係止するストッパー部となっている。ストッパ
(12)後端は復帰バネ(15)に係着されている。前記バ
ネ(15)は、この実施例においては、回動下限位置で顎
部(13)の開口側がガイド(16)後端に接近する状態
(待機位置)すなわち搬送手段(4,5,6)から上側ガイ
ド面の延長線上となるようにストッパー(12)を常時付
勢している。
なお、前記共働領域(前記搬送路の把持部後端位置)の
最後方側地点と、待機状態にあるときのストッパー(1
2)のストッパ−部(13c)との間の距離(D)は、カー
ド(C1)の全長よりわずかに短くなっている。換言する
と、溝状の顎部(13)は、回動下限待機位置においては
上側ガイド面延長線に沿って更に繰り出された第1カー
ド(C1)の先端が開口部にて受容されて係止ストッパ
(12)部に到った時に第1カード(C1)の後端が前記搬
送路の把持部後端位置となるような深さで延びて形成さ
れている。
前記駆動手段(18)は、L字状で中間部が中央支軸(1
9)を介して回動可能に支持され、一端には前記下顎部
(13b)の下面に回転自在に常時当接するローラ(22)
が設けられた作動アーム(20)と、該作動アーム(20)
の他端にプランジャー(21a)が連結された駆動用のソ
レノイド(21)とで構成されていて、該ソレノイドのプ
ランジャー(21a)が駆動時で引き込まれた状態では作
動アーム(20)を介して前記ストッパー(12)を回動上
限貯留位置に押上げて静止させる。非駆動時には前述し
た付勢バネ(15)の付勢力により前記ストッパー(12)
は、プランジャー(21a)の最前進位置で決まる回動下
限待機位置に静止することになる。無論、回動制限のた
めのストッパ部材を夫々設ける等によって上下の位置決
めを行うこともできる。このような機構によれば、通常
の搬送経路より後方にカード長の約半分だけ突出する部
材で一時貯留ができ小形で且つ簡易である。
次に、本考案による貯留機構(10)が発券装置に実施さ
れ、カード利用者が一枚のカードにては金額不足となる
券(例えば200円とする)を購入しようとする場合を想
定して、前記発券装置および貯留機構(10)の動作を説
明する。
先ず、第1図で示すように、矢印(IN)方向に搬送され
てくる第1カード(C1)は、磁気ヘッド(2)によっ
て、残高(例えば120円とする)が読み取られ200円の対
価として残高が0円になるまで減算される。その間、発
券装置は、不足料金が80円である旨表示し、不足分支払
いのための現金または第2カード(C2)の投入を案内す
る。
次に、第1カード(C1)は、さらに搬送されることによ
り、先端がガイド(16)の上側ガイド面(上面)を経由
して、待機位置(回動下限)にあるストッパー(12)の
挿入空間部(S)中に進入し、先端がストッパー部(13
c)に係止されて停止する。
この過程中でフォトセンサ(8)が第1カード(C1)の
後端を検知して所定時間経過すると、第2図の如く、ソ
レノイド(21)がオン状態となってプランジャー(21
a)がシリンダ内に引き込まれ退却し、作動アーム(2
0)が中央支軸(19)を中心として反時計方向に回動す
る。その結果、作動アーム(20)に設けたローラ(22)
が上昇して、ストッパー(12)の顎部(13)は、ガイド
(16)から離隔するように、支軸(11)を中心として時
計方向に回動し先端は上昇しストッパ(12)は貯留位置
(回動上限)に静止する。これに応じて、前記第1カー
ド(C1)は、先端が顎部(13)間に挟持され回動しよう
とするが後端は搬送路より外れて上ローラ(4)の前記
共働領域からわずかに離れて位置し、上ローラ(4)に
係止された状態となるから、結局カード自身の弾性によ
ってアーチ状に湾曲して静止し、ガイド(16)から離隔
した貯留状態となる。
この状態において、前述の投入案内に従い利用者により
投入された第2カード(C2)は、磁気ヘッド(2)によ
って残高が読み取られ前記不足料金分80円が減算される
のに必要な長さだけ矢印(IN)方向に搬送されることと
なる。このとき、第1カード(C1)は前述のようにガイ
ド(16)から離隔するように湾曲しているため、第2カ
ード(C2)の定位置までの進入を妨害することがない。
このようにして、第2カード(C2)は、ガイド(16)に
沿って第1カード(C1)の下方に潜り込む状態で停止し
て磁気データなどの処理が行なわれる。
上述のような料金処理完了後において前記第1、第2カ
ード(C1,C2)を装置外へ排出する際には、先ず、前記
搬送手段(4,5,6)の逆動によって第2カード(C2)が
矢印(OUT)方向に送出され、カード投入口(1)より
排出される。続いて、第1カード(C1)は、ソレノイド
(21)のオフおよび復帰バネ(15)によるストッパー
(12)の待機位置への回動に応じてそれまでの湾曲状態
から徐々に本来の伸長状態(平面状形態)に弾性復帰し
て、遂には後端部が搬送手段(4,5,6)の対面共働領域
(挟持部)後端に達し搬送手段(4,5,6)の逆動によっ
て、上ローラ(4)と搬送ベルト(5)との対面共働領
域に取り込まれて、矢印(OUT)方向に送出されて排出
されることとなる。
なお、上記実施例にあっては、駆動手段(18)としてス
トッパー(12)の下方に配設されたソレノイド(20)を
用いたが、顎部(13)の開口側がガイド(16)に対して
接近、離隔するようにストッパー(12)を待機位置(回
動下限)と貯留位置(回動上限)の間を回動できるモー
タ等の駆動手段を適当な位置に設けてもよい。
第3図の変更例は、上ローラ(4)の前記共働領域の最
後方側地点より後方側僅かに上方に位置するように、該
ローラ(4)の周縁よりわずかに突出するようにに設け
られた棒状または板状の搬送側係止手段としての係止ガ
イド(30)と、該係止ガイド(30)とストッパー(12)
との間に固定され、且つガイド(16)の上方に延びる押
え板(31)とを有するものである。この変更例において
も、前実施例と略同様に上ローラ(4)をIN方向に回転
しながらストッパー(12)を駆動することにより、第1
カード(C1)は、後端が上ローラ(4)の代わりに係止
手段(30)によって係止され、且つ、押え板(B)によ
って湾曲程度が適当に制限された状態で、一時貯留され
ることとなる。このように上ローラ(4)とは別個に係
止ガイド(30)を設けることにより、第1カード(C1
は、第2カード(C2)についての処理動作に伴う上ロー
ラ(4)の回転と全く分離した状態で確実に貯留され、
特に、第2カード(C2)の送出に伴なって、OUT方向に
引き出されるのが確実に防止される。なお、この変更例
にあっても、第1カード(C1)は、ストッパー(12)の
待機位置への回動によって、湾曲状態から伸張状態(平
板形状)に弾性復帰しながら、上ローラ(4)と搬送ベ
ルト(5)とに取り込まれてOUT方向に送出・排出され
る。
考案の効果 以上のように本考案によると、第1カードは、ストッパ
ーの貯留位置への回動に伴って湾曲され搬送路と分離さ
れて貯留されることにより、次に搬送されてくる第2カ
ードの進路を妨害することがなく、また、第1カード
は、貯留時には後端が搬送側係止手段に係止した状態で
湾曲されるため、所定の料金処理完了後、ストッパーの
待機位置への回動および搬送手段の逆動に伴って、自身
の弾性で本来の平面形状に復帰しながら後端から自動的
に搬送手段に取り込まれて排出されることとなる。
本考案は貯留機構部にローラ或いはベルトやその駆動源
といった搬送機構を用いず、通常の搬送経路より後方に
はカード長の約半分だけ突出する部材で一時貯留が可能
で小形で且つ簡易である。従って簡単な構成ゆえに、カ
ード利用装置を大型化することなく、第1カードの一時
貯留機能を実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるカード一時貯留機構の待機状態
における全体を示す側面図、 第2図は、前記機構が貯留状態においてよって第1カー
ドを一時貯留した状態を示す側面図、 第3図は、本考案の変更例を要部で示す側面図である。 (1):カード投入口、(2):磁気ヘッド、(4,5,
6):搬送手段、(12):ストッパー、(13):顎部、
(16):ガイド、(18):駆動手段、(C1):第1カー
ド、(C2):第2カード、(S):挿入空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードの挿入・排出のための1つのカード
    投入口(1)と、このカード投入口(1)に連通しカー
    ドを往復移動させる搬送手段(4,5,6)と、該搬送手段
    (4,5,6)に沿って設けられカードの磁気情報を読書き
    する磁気ヘッド(2)を備えたカード利用装置におい
    て、投入済の第1カード(C1)の現在残高が所定料金に
    見たないとき不足分支払のための第2カード(C2)の投
    入を許容するために前記第1カード(C1)を磁気ヘッド
    (2)および搬送手段(4,5,6)の後端部にて貯留し、
    所定処理終了後に返却するためのカード一時貯留機構で
    あって、 前記搬送手段(4,5,6)後端部から上方に僅かに離れて
    位置する搬送側係止手段(4,30)と、 前記搬送手段(4,5,6)に後続し、貯留動作時に搬送手
    段(4,5,6)から後方に該カード長の半分程度繰り出さ
    れた第1カード(C1)の先端部を搬送手段(4,5,6)の
    延長線より徐々に押し上げるように上側ガイド面でガイ
    ドするガイド(16)と、 このガイド(16)の後方に上側ガイド面に連続して位置
    して、所定狭角範囲内で回動自在に後方端側にて軸支さ
    れ前記ガイド(16)側に開口して回動下限待機位置にて
    は上側ガイド面延長線に沿って更に繰り出された第1カ
    ード(C1)の先端を開口部にて受容し第1カード(C1
    の延在経路に沿って前記搬送路の把持部後端位置より略
    第1カード(C1)のカード長だけ離間した距離に在る係
    止ストッパ(12)部まで延びる溝を形成した顎部(13)
    を具備して第1カード(C1)の先端寄り部分を収容可能
    であり、回動上限貯留位置にては下限位置にて最奥部ま
    で収容した第1カード(C1)の後端部を前記搬送側係止
    手段(4,30)にて係止して第1カード(C1)全体をカー
    ド自身の弾性に抗して湾曲させた状態で保持するための
    ストッパ(12)と、 常態にては前記ストッパ(12)を前記回動下限待機位置
    に回動駆動し、一時貯留時には第1カード前半部を収容
    した前記ストッパ(12)を前記回動上限貯留位置に回動
    駆動する駆動手段(18)とから成るカード一時貯留機
    構。
JP1989031695U 1989-03-20 1989-03-20 カード一時貯留機構 Expired - Lifetime JPH0755656Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989031695U JPH0755656Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 カード一時貯留機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989031695U JPH0755656Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 カード一時貯留機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02123675U JPH02123675U (ja) 1990-10-11
JPH0755656Y2 true JPH0755656Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=31257743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989031695U Expired - Lifetime JPH0755656Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 カード一時貯留機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0755656Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151282A (ja) * 1984-08-21 1986-03-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> カ−ド処理装置
JP2504402B2 (ja) * 1985-07-24 1996-06-05 株式会社東芝 乗車券発行装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02123675U (ja) 1990-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0755656Y2 (ja) カード一時貯留機構
JP2004355407A (ja) 記録媒体取扱装置
JP4813945B2 (ja) 媒体発行装置
JP4238208B2 (ja) カード処理装置
JP4701121B2 (ja) カセット式媒体収納容器、ホッパー及び媒体発行装置
JPH09267962A (ja) 紙葉類集積装置および紙葉類処理装置
JPH0512839Y2 (ja)
JP2757343B2 (ja) Icカードリーダライタ
JP4411777B2 (ja) 紙幣識別機の紙幣収納装置
EP0123188B1 (en) Automatic passbook front cover turning mechanism
JP2992926B2 (ja) 磁気カードリーダにおけるカード収納構造
JPS6142313B2 (ja)
JPH0756270Y2 (ja) カード搬送機構
JPH0773280A (ja) カード待避機構
JP2002367017A (ja) カード等の送出回収機構及びカード発券回収装置
JPH0573761A (ja) プリペイドカード販売機
JP2557812Y2 (ja) カードスタッカへのカード収納装置
JPS616787A (ja) 紙幣処理装置
WO2018173440A1 (ja) 媒体処理装置
JP2567494Y2 (ja) カード待機機構付き磁気カードリーダ
JPH10293819A (ja) カード払出し装置
JPS6333197B2 (ja)
JP3145613B2 (ja) カード取扱装置
JP2555696Y2 (ja) 媒体取込み機構付き媒体処理装置
JP3579624B2 (ja) カード送り出し機構