JP2555696Y2 - 媒体取込み機構付き媒体処理装置 - Google Patents

媒体取込み機構付き媒体処理装置

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JP2555696Y2
JP2555696Y2 JP3173591U JP3173591U JP2555696Y2 JP 2555696 Y2 JP2555696 Y2 JP 2555696Y2 JP 3173591 U JP3173591 U JP 3173591U JP 3173591 U JP3173591 U JP 3173591U JP 2555696 Y2 JP2555696 Y2 JP 2555696Y2
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holding
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holding roller
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和夫 高橋
忠彦 倉田
克彦 太田
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば鉄道等の駅
務に設置されるような自動改札機において、取り忘れら
れた乗車券の取込み処理性能を高め乗車券を改札処理
するような媒体取込み機構付き媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動改札機に設けられる乗車券
の放出口は、図5に示すように、乗車券挟持搬送路51
の終端部より乗車券52を繰出し、この繰出された乗車
券52を搬送路51の終端部に対向する放出口53に導
き、この放出口53の位置に対設した保持板54と保持
ローラ55とで乗車券52を保持して、該乗車券52の
抜取りを待機している。
【0003】この場合、図6に示すように、放出口53
に抜取り忘れ乗車券52が発生すると、一定時間経過後
に搬送路51を逆転駆動し、かつ保持ローラ55を後退
させて乗車券52を挟持開放し、この開放操作により乗
車券52は自重により落下し、下方の搬送路51の終端
部から内部に取込んで回収するようにしている。
【0004】しかし、乗車券を自重により自然落下させ
て取込む構成のため、薄紙片の乗車券が摩擦接触や引掛
かったりして円滑に落下し難く、そのためにジャムや取
込み不良を発生させるなど不安定要素が多く、取込み時
の信頼性に乏しい問題を有していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、放出口に
取り忘れられた乗車券のような媒体に対し、この取忘れ
られた媒体に引込み力を与えて、自然落下に頼ることな
く確実に内部に取込めるようにした媒体取込み機構付き
媒体処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、媒体挟持搬
送路の終端部に対向する放出口に保持と保持ローラと
を対設し、媒体の放出時に、これら保持と保持ローラ
とで媒体を保持して媒体の抜取りを待機する媒体処理装
であって、前記保持ローラを後退させる解除機構と、
前記搬送路の搬送体と常時接して回転し、前記解除機構
の作動時に保持ローラに接して取込み方向の回転力を伝
達する伝達ローラとを備えた媒体取込み機構付き媒体処
理装置であることを特徴とする。
【0007】
【作用】この考案によれば、抜取り忘れられた媒体を放
出口より取込む時は、解除機構を作動させて保持ローラ
を後退させ、この後退位置で該保持ローラに伝達ローラ
が接して取込み方向の回転力が伝達され、この伝達され
た保持ローラの回転力により媒体を抜取り待機状態から
強制的に内部に取込み操作する。
【0008】
【考案の効果】このため、取忘れられた媒体は、保持ロ
ーラの強制的な取込み回転力を受けて確実に内部に取込
まれ、自然落下に頼るような不安定な取込み要素を解消
して、常に円滑に取込むことができる信頼性および安定
性の高い取込み処理動作を実行する。特に、既設の搬送
体に接触させて動力伝導する伝達ローラを介して保持ロ
ーラに取込み回転力を伝達するため、既設の駆動源を有
効に活用すると共に、伝達ローラを効率よく配設するだ
けで、的確な取込み機能を持たせることができる。
【0009】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図3は乗車券取込み機構付き自動改札機の外観
図を示し、改札機本体11の前後に乗車利用客に対する
通り抜け制御用の開閉扉12,12を備え、改札機本体
の上面前後位置に投入口13と放出口14とを開口して
いる。
【0010】改札機本体11の内部には乗車券改札処理
系として、図4に示すように、投入口13と放出口14
を両端に備えた搬送ベルト装置15が設けられ、この搬
送ベルト装置15の券搬送方向に沿って、整列部Aと、
券面情報読取り部Bと、券面情報書込み部Cと、券面情
報チェック部Dと、放出部Eとを配設して投入された乗
車券を自動的に改札処理するようにしている。
【0011】上述の整列部Aは、投入口13より投入さ
れた乗車券を、偏心回転する幅寄せローラ16を用いて
メインフレーム側に幅寄せして整列し、この整列された
乗車券は券面情報読取り部Bに導かれ、ここで表用と裏
用の上下一対の読取り磁気ヘッド17,18を介して乗
車券に記録されている磁気情報が読出され、この読取り
情報に基づいて券面情報書込み部Cで、表用と裏用の上
下一対の書込み磁気ヘッド19,20を介して所定の情
報を乗車券に書込み処理する。この読取り書込みされた
券面情報を、券面情報チェック部Dの表用と裏用の上下
一対の確認磁気ヘッド21,22を介して読取り確認
し、このような磁気データ処理が施された乗車券は、こ
れより放出部Eに導かれ、この放出部Eの上面に開口す
る放出口14より乗車券の上半分が傾斜突出して抜取り
待機される。
【0012】この抜取り待機する放出口14には、図1
および図2に示すように、取り忘れられた乗車券23を
内部に取込み回収するための乗車券取込み機構24を装
備している。
【0013】上述の乗車券取込み機構24は、搬送ベル
ト装置15の終端部に設けられる搬送体25と、乗車券
23の保持機構26と、その保持解除用のソレノイド2
7と、伝達ローラ28とから構成される。
【0014】搬送体25は、乗車券23を挟持搬送する
搬送ベルト装置15の終端部に位置する第1ベルト29
と第2ベルト30とから構成され、これらベルト29,
30の繰出し開放端部が、放出口14に対向する保持機
構26に対設される。
【0015】保持機構26は、放出口14を挟んで対向
する保持板31と保持ローラ32とで放出口14に導か
れた乗車券23を保持するものであって、これは下端の
支点ピン33を傾動支点とするコ形支持板34の上端部
に保持ローラ32を装着し、このコ形支持板34に一端
を接続して該コ形支持板34を保持方向に付勢する付勢
バネ35の付勢力によって、保持ローラ32を保持板3
1側に押し付けるべく付勢させ、この間に搬送体25か
ら繰出されて導かれた乗車券23を保持して券の抜取り
を待機する。
【0016】さらに、コ形支持板34には保持方向に進
退するソレノイド27を接続しており、このソレノイド
27のON動作でコ形支持板34を付勢バネ35の付勢
力に抗して後退方向に傾動させ、これに連動して保持ロ
ーラ32を離間方向に後退させる。一方、ソレノイド2
7のOFF動作でコ形支持板34に対する傾動力を解い
て付勢バネ35の付勢力を働かせ、保持ローラ32を元
の保持方向に前進させるようにしている。
【0017】伝達ローラ28は、第1ベルト29の反転
部と、保持ローラ32との間に配設され、第1ベルト2
9の反転部に該伝達ローラ28を常時接触させて回転す
るようにし、保持ローラ32を微量後退させた時に、該
伝達ローラ28と接触させて保持ローラ32に回転力を
伝達するようにしている。この場合、保持ローラ32は
伝達ローラ28を介して取込み方向に回転駆動し、ここ
に抜取り忘れられた乗車券23を強制的に内部に取込み
回収できるように構成している。
【0018】図中センサSは、搬送ベルト装置15に沿
って多数配置され、乗車券の投入、放出、その他の位置
検出を行なう。また、モータMは、搬送ベルト装置15
を正転・逆転させる可逆搬送駆動や整列部Aの幅寄せロ
ーラ16等を駆動する。
【0019】このように構成された乗車券取込み機構付
き自動改札機の処理動作を次に説明する。通常、自動改
札処理時の放出口14にあっては、図2に示すように、
搬送ベルト装置15の終端部より乗車券23が繰出さ
れ、この繰出された乗車券23はこれと対向する放出口
14に導かれ、この放出口14の位置に対設した保持板
31と保持ローラ32とで保持されて抜取り待機され
る。
【0020】このとき、放出口14に傾斜突出して抜取
り待機された乗車券23が、そのまま放置されてしまう
抜取り忘れが発生した場合、図1に示すように、モータ
Mを逆転駆動して搬送体25を取込み方向に回転させ、
その後、ソレノイド27をON動作させて保持ローラ3
2を僅かに後退させる。これにより、抜取り忘れられた
乗車券23は保持作用が若干解かれると同時に、保持ロ
ーラ32は後退位置で伝達ローラ28に接触して取込み
方向の回転力が伝達され、この伝達された保持ローラ3
2に軽く接している乗車券23が、この保持ローラ32
の取込み方向の回転力を受けて、抜取り待機状態から強
制的に内部に取込まれて内部の回収位置へと回収され
る。
【0021】上述のように、取忘れられた乗車券は、保
持ローラの強制的な取込み回転力を受けて確実に内部に
取込まれ、自然落下に頼るような不安定な取込み要素を
解消して、常に円滑に取込むことができる信頼性および
安定性の高い取込み処理動作を実行する。特に、既設の
搬送体に接触させて動力伝導する伝達ローラを介して保
持ローラに取込み回転力を伝達するため、既設の駆動源
の有効利用が図れ、しかも伝達ローラを効率よく配設す
るだけで、的確な取込み機能を持たせることができる。
【0022】この考案と、上述の一実施例の構成との対
応において、この考案の乗車券挟持搬送路は、実施例の
搬送ベルト装置15に対応し、以下同様に、解除機構
は、ソレノイド27に対応するも、この考案は上述の一
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の放出口の乗車券取込み状態を示す要
部縦断側面図。
【図2】この考案の放出口の乗車券抜取り待機状態を示
す要部縦断側面図。
【図3】この考案の乗車券取込み機構付き自動改札機の
外観図。
【図4】この考案の乗車券取込み機構付き自動改札機の
内部構成図。
【図5】従来の放出口の乗車券抜取り待機状態を示す要
部縦断側面図。
【図6】従来の放出口の乗車券取込み状態を示す要部縦
断側面図。
【符号の説明】
11…改札機本体 14…放出口 15…搬送ベルト装置 23…乗車券 24…乗車券取込み機構 25…搬送体 27…ソレノイド 28…伝達ローラ 31…保持板 32…保持ローラ E…放出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体挟持搬送路の終端部に対向する放出口
    に保持と保持ローラとを対設し、媒体の放出時に、こ
    れら保持と保持ローラとで媒体を保持して媒体の抜取
    りを待機する媒体処理装置であって、前記保持ローラを
    後退させる解除機構と、前記搬送路の搬送体と常時接し
    て回転し、前記解除機構の作動時に保持ローラに接して
    取込み方向の回転力を伝達する伝達ローラとを備えた
    取込み機構付き媒体処理装置
JP3173591U 1991-02-19 1991-02-19 媒体取込み機構付き媒体処理装置 Expired - Lifetime JP2555696Y2 (ja)

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JPH04104377U JPH04104377U (ja) 1992-09-08
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