JPH0573761A - プリペイドカード販売機 - Google Patents

プリペイドカード販売機

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JPH0573761A
JPH0573761A JP3360922A JP36092291A JPH0573761A JP H0573761 A JPH0573761 A JP H0573761A JP 3360922 A JP3360922 A JP 3360922A JP 36092291 A JP36092291 A JP 36092291A JP H0573761 A JPH0573761 A JP H0573761A
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card
bill
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Yukio Ito
伊藤  幸男
Ichiro Fukuda
一郎 福田
Masanori Tanaka
正則 田中
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Nippon Conlux Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紙幣挿入口とカード払出口とを共通に構成
し、利用者が紙幣の挿入口とカード払出口との判別にと
まどう惧れをなくし、かつ、小型化をはかったプリペイ
ドカード販売機の提供。 【構成】 紙幣の挿入口とカードの払出し口とを共通に
する出入口4に連続する通路34に、紙幣の正偽判別用
の識別センサー7と紙幣及びカードの出入を検知する第
1、第2の検知センサー42,45と搬送ローラ39と
を配設した搬送機構8と、搬送ローラ39の駆動制御部
38と、通路34の延長上の下部に配置した紙幣収納部
5と、カードを積層状態で保留し、かつ、駆動制御部3
8により搬送機構8の通過方向に一枚のカードを繰出す
繰出作動部31を備えた紙幣収納部5と対向する上部に
配置したカード保留機構6と、搬送機構8の通路後端部
とカード保留機構6のカード繰出口23との間を横切る
ように配置されて垂直回動する通路切替機構9とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、挿入された定額の紙幣に
対応して金額、度数または回数などの情報書込済の一枚
のプリペイドカードを払出すプリペイドカード販売機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、挿入された定額の紙幣に対応して
一枚の金額情報書込済のプリペイドカードを払出すプリ
ペイドカード販売機は、前面に紙幣挿入口とカード払出
口とを夫々区別して設けたケーシング内に、紙幣挿入口
に対応して紙幣収納部と、紙幣識別機能と、紙幣挿入口
に挿入された定額の正紙幣のみを紙幣収納部に搬送する
と共に挿入された偽紙幣を紙幣挿入口に返却する紙幣搬
送機構とを配設し、またカードの払出口に対応して金額
情報書込済のカードを保留するカード保留機構と、紙幣
収納部への正紙幣の搬送を確認した信号の入力により作
動してカード保留機構の一枚のカードをカード払出口に
搬送するカード搬送機構とを配設した構成のものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のプリペイドカード販売機によれば、紙幣挿入口とカ
ード払出口とを別々に備えているため、利用者が紙幣の
挿入時にカード払出口と紙幣挿入口との確認に戸惑うな
ど使用上の不便を有し、かつ、紙幣挿入口とカード払出
口とに夫々対応して紙幣の搬送機構とカードの搬送機構
とを個別に装備ししなければならないので、販売機全体
が大形化するという不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願は、上記した
従来のものの持つ不都合を解消するために、紙幣の挿入
口とカードの払出口とを共通にする出入口を有したケー
シング内に、前記出入口に連続する通路を有した搬送機
構と、この搬送機構の通路延長上の上方に配置され、か
つ、全額情報書込済のカードを積層状態で保留すると共
に、指令信号により作動して一枚のカードを前記搬送機
構の通路方向に繰出すカード保留機構と、前記搬送機構
の通路延長上の下方に配置され、前記通路を通過した紙
幣を積層状に収納する紙幣収納部と、前記通路を通過す
る紙幣を前記紙幣収納部に誘導する誘導手段とを備えた
ことを特徴とするものであり、紙幣の収納動作とカード
の排出動作を確実にするために誘導手段が、搬送機構の
後方位置に、その通路延長上を横切ってカード保留機構
のカード繰出口を閉じるように配置され、かつ、紙幣を
紙幣収納部方向に誘導する不作動位置と、カードの繰り
出しにより押圧されて傾動して、カードの導出を許容す
る作動位置との間で垂直回動する自動復元可能な通路切
替機構から成る。上記において、紙幣収納部が、紙幣の
長辺にほぼ等しい長さをもち、かつ、後方下向きに傾斜
する方形状の載置板の後端部に、積層した紙葉の端縁を
受止める受板を垂直状に立設して成り、またカード保留
機構が、上面が開口し、かつ、複数枚のカードを積層状
に収納する深さを有すると共に、前面板の下縁部に、最
下位の一枚のカードのみの通過を許容する横長のカード
繰出口を設けた有底の収納筺体の底面に、前後方向に延
びる嵌合孔を設けてこの嵌合孔上面の収納筺体に積層さ
れて最下位の一枚のカードの後縁を押圧する当接段部を
設けた押出杆を、摺動自在に嵌合し、かつ、この押出杆
に後述の駆動モータの回転運動を直線運動に変換する運
動変換機構部と、指令信号により作動する駆動モータと
を備えて成り、紙幣を円滑に誘導するために、搬送機構
が、通路の後端部位置に設けて、紙幣の水平移動を支え
る誘導車を備えて成り、好ましくは通路切替機構が、ケ
ーシングに垂直回動自在に枢止され、かつ、下部に下縁
から下方に延びる弾性板を延設した誘導板と、この誘導
板をその上端部がカード保留機構の収納筺体の前縁に当
接して収納筺体のカード繰出口を閉じるように後方下向
きに傾斜状態に保持するコイルばねとから成り、かつ、
作動位置で前記弾性板の背面下部をカード保留機構の一
部に当接させて弾性板を背面方向に湾曲するように構成
する。さらに本願は、紙幣の挿入検知、その正偽の判
別、カードの繰出し動作及び紙幣とカードを搬送するた
めの搬送ローラの駆動を制御するために、搬送機構が、
その通路中の紙幣の正偽判別用の識別部と、紙幣及びカ
ードの出入を検知する第1検知センサーと、紙幣の通路
を検知する第2の検知センサーと、搬送ローラとを配設
して成り、さらにケーシング内に、前記搬送ローラの駆
動を制御する正逆転可能な搬送モータを備えた駆動制御
部を設けると共に、前記駆動制御部を、第1の検知セン
サーが紙幣の挿入を検知したとき搬送ローラを正回転す
ると共に識別部が正紙幣であることを判別したときその
回転を維持し、第2の検知センサーが紙幣の通過を検知
したとき乃至は識別部が偽紙幣であることを判別したと
きに搬送ローラを逆回転に切換え、搬送ローラの逆回転
状態で第1の検知センサーが偽紙幣乃至カードの排出通
過を検知したとき駆動制御動作を停止する信号回路から
構成する場合と、搬送機構が、その通路中に紙幣の正偽
判別用の識別部と、通路の前段に位置して紙幣の挿入を
検知する第1の検知センサーと、搬送ローラと、カード
の通路位置を外れた位置にあって常態で通路内に突出
し、紙幣の挿入押圧力によって通路内から没入すると共
に、紙幣の挿入押圧力の消失によって復動する引抜き防
止用のレバーと、通路の後段に位置して紙幣の通過信号
を出力する第2の検知センサーとを配設して成り、さら
にケーシング内に、前記搬送ローラの駆動を制御する正
逆転可能な搬送モータを備えた駆動制御部を設けると共
に、前記駆動制御部を、第1の検知センサーが紙幣の挿
入を検知したとき搬送ローラを正回転すると共に、識別
部が正紙幣であることを判別したときその回転を維持
し、第2の検知センサーが紙幣の通過を検知したとき乃
至識別部が偽紙幣であることを判別したときに搬送ロー
ラを逆回転に切換え、搬送ローラの逆回転状態で第1検
知センサーが偽紙幣乃至カードの排出通過を検知したと
き、駆動制御動作を停止する信号回路から構成する場合
とがあり、前者においては、出入口に連続して通路を形
成する平行状の上板部材と下板部材とを有し、この通路
中に搬送モータにより回転制御される上下一組の搬送ロ
ーラを配設すると共に、通路の前端部に第1の検知セン
サーを、通路の後端部に第2の検知センサーを、さら
に、通路の中間部に紙幣の識別部を夫々設ける。また信
号回路を、駆動制御部を第1の検知センサーが紙幣の挿
入を検知したとき搬送ローラを正回転すると共に、識別
部が正紙幣であると判別したときその正回転を紙幣が収
納されるまでの一定時間維持し、かつ、その一定時間経
過後乃至識別部が偽紙幣であると判別したときに搬送ロ
ーラを逆回転に切換え、搬送ローラの逆回転状態が、カ
ードの排出に要する時間後乃至偽紙幣が挿入された時間
に相当して逆方向回転したとき駆動動作を停止する信号
回路から構成して、第2の検知センサーを省略する場合
がある。また上記において好ましくは、搬送ローラを、
カードの短辺の幅に相当して出入口の左右位置に配置
し、かつ、カードの短辺の幅より外れた左右外側部位置
に、レバーを夫々配設して成るものである。
【0005】
【作用】しかして、搬送機構の通路延長上の上下位置
に、カード保留機構と紙幣収納部とが配置してあるの
で、ケーシングを小型化することができると共に、使用
者が紙幣の挿入とカードの受取りにとまどう惧れはな
い。また使用に際しては、待機状態で出入口に定額の紙
幣を挿入すると、第1の検知センサーがこれを検知して
駆動モータが正転し、これにより搬送ローラも正転し
て、紙幣は出入口から通路に搬送され、その搬送された
紙幣は識別部でその正偽が判別される。挿入した紙幣が
正紙幣である場合には、搬送ローラは正転を続け、これ
により紙幣がケーシング内に深く侵入すると、不作動位
置にある通路切替機構により誘導されて紙幣収納部に収
納される。上記において正紙幣が通路を通過して、第2
の検知センサーがその通過を検知したのち、その紙幣通
過信号により駆動モータ及び搬送ローラが夫々逆回転す
ると共に、該紙幣通過信号により繰出作動部が作動して
保留機構に積層されている最下位のカードが、その繰出
口より繰り出される。するとそのカードの繰出しにより
通路切替機構が作動位置に切替わるので、該カードは、
搬送機構内に導かれて、逆回転している搬送ローラによ
り出入口に搬送されて払出される。そしてカードが第1
の検知センサーを通過すると、その通過信号により、駆
動モータが停止して待機状態に戻る。
【0006】上記において挿入した紙幣が偽紙幣である
場合には、第1の検知センサーにより駆動モータが一旦
正回転するが、識別部により判別された偽紙幣の識別信
号により駆動モータが逆回転に切換って搬送ローラの逆
回転により偽紙幣は出入口に返却されると共に、所定時
間後に駆動モータが停止して待機状態に戻る。
【0007】また上記において、搬送機構が、引抜き防
止用のレバーを有するときは、正紙幣がレバーの位置を
通過したとき、該レバーが復動して通路内に突出するの
で、その状態で不正に正紙幣を出入口方向に引き戻そう
としても、その引き戻しはレバーによって阻止される。
また偽紙幣を挿入したときは、該紙幣がレバーを通過す
る以前に識別センサーにより判別された偽紙幣の信号に
より搬送ローラが逆回転するので、その逆回転により、
偽紙幣は出入口に返送される。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本願実施例を詳述する
と、1は横断面方形状の本願カード販売機のケーシング
を示し、該ケーシング1は上面がやゝ前方下向きに傾斜
し、かつ、後面がやゝ前傾していると共に、上面後部寄
り位置にカードの補充口2が、また、背面中央部に、紙
幣の取出口3が夫々設けて成り、この補充口2及び取出
口3には、夫々開閉自在の蓋板2a及び3aが取付けて
ある。さらに、ケーシング1の前面上部位置には、横方
向に延びる紙幣とカードに共通の出入口4を設けてあ
る。このように構成されたケーシング1の内部には、前
記切出口4の延長上の後方下部位置に、正紙幣を収納す
る紙幣収納部5が、これと対向する後方上部位置に、金
額情報書込済のカードを積層状態で保留し、かつ、前記
紙幣収納部5への正紙幣の搬送を確認して後述の搬送機
構8へ一枚のプリペイドカードBを繰出すカード保留機
構6が夫々配設してあり、また前記出入口4に対応する
位置には、前記出入口4に挿入された紙幣を紙幣収納部
5に搬送し、かつ、また、カード保留機構6よりの一枚
のカードを出入口4に搬送すると共に、紙幣Aの正偽判
別機能を有する磁気ヘッドから成る紙幣の識別部7を備
えた搬送機構8を設けてあり、さらに搬送機構8の後方
位置には、出入口4の延長上を横切るように配置され、
該出入口4から挿入された紙幣を紙幣収納部5に誘導
し、かつ、カード保留機構6から繰出されるカードの前
記出入口4への導出を許容する通路切替機構9が装備し
てある。
【0009】前記紙幣収納部5は、紙幣Aの長辺とほぼ
等しい長さを有し、かつ、図1で示すように後方下向き
に傾斜する方形状の載置板10aの後縁部を上方に直角
状に屈曲して積層した紙幣Aの端縁を受止める受板10
bが延設して成り、その受板10bの上縁がケーシング
1の内面に固定されている。
【0010】また、前記カード保留機構6は、図5で示
すように底面板11の後部をコ字状に屈曲して介入凹部
12を形成すると共に、その前縁を垂直状に起立して背
面板13を連設し、かつ、前記底面板11の中央部に前
後方向に延びる突条14を有した取付部材15と、この
取付部材15の底面板11上に組付けられ、かつ、底面
の中央部に前後方向に延びて前記突条14を嵌合する嵌
合孔16を有して、内部に金額情報書込済のカードを積
層状態で保留する上面が開口した有底の収納筺体17と
から成り、前記突条14には、その上面全長にわたって
延びて後述する押出杆27を摺動自在に嵌合する摺動溝
18と、この摺動溝18の中央部に沿って前後方向に延
び、かつ、上下方向で貫通するスリット19とが設けて
あり、また、前記収納筺体17の底面20はその前縁部
が、前方に稍突出しており、この突出部の前縁部に切欠
凹部21が櫛形状に設けてあると共に、収納筺体17の
前面22の下縁部には、底面20との間で一枚のカード
Bの通過を許容する細幅のカード繰出口23が、また後
面板24の下縁部には後述の押出杆27に設けた当接段
部26の通過を許容する逃部25が夫々設けてあり、こ
のように構成されたカード保留機構6は収納筺体17の
底面20が後述する通路34の後方開口部方向に指向す
るようにケーシング1内に前下がりの傾斜状態で装備さ
れている。
【0011】前記摺動溝18には収納筺体17内に積層
されたカードBのうち最下位の一枚のカードBのみを押
し出すための当接段部26を有した押出杆27が摺動自
在に嵌合され、この押出杆27の上面と前記突条14の
上面及び収納筺体17の底面20の上面とは面一に形成
され、かつ、この押出杆27は、後述する紙幣の通過信
号aを受けて1回転するモータカバー28により覆われ
た減速機構付きの駆動モータ29と、この駆動モータ2
9の回転運動を直線運動に変換する運動変換機構部30
とから成る繰出作動部31により前記摺動溝18内を一
往復動し、その過程で収納筺体17内に積層された最下
位のカードBの後縁を、当接段部26により押圧してそ
の最下位のカードBのみがカード繰出口23より前方に
導出される。前記駆動モータ29の駆動は、後述の駆動
制御部からの指令信号により駆動を開始し、その駆動は
キャリヤスイッチ(図示せず)によって維持され、該キ
ャリヤスイッチのOFFにより、その駆動は停止する。
【0012】なお、図中32は一端が前記ケーシング1
の上面に設けた補充口2の内面に固設されて収納筺体1
7内に延びその先端部を上向きに湾曲して押圧部32a
を形成し、この押圧部32aにより収納筺体17内のカ
ードBを常時下方に押圧するばね板から成る押圧杆を示
している。
【0013】前記搬送機構8は、前記出入口4の前方に
水平に突出されて紙幣A及びカードBを受ける紙幣Aの
短辺に見合う幅をもつ上向きコ字状の受皿部33の水平
面から後部に連続してケーシング1内に水平状に延びて
紙幣A及びカードBの一枚の通過を許容すると共に前部
と後部とが末広状に上下に開く通路34を形成する下上
一対の板部材35,36と、中央処理装置(以下CP
U)により制御される搬送モータ37を備えた駆動制御
部38により正逆回転される上下一組の搬送ローラ39
a,39bと、通路34の前段に位置して紙幣の進入及
び偽紙幣とカードの出入を検知して紙幣挿入信号a及び
偽紙幣とカードの通過信号bを出力する発光素子40と
受光素子41とから成る第1の検知センサー42と、通
路34の後段に位置して紙幣Aの通過終了を検知してそ
の通過信号cを出力する発光素子43と受光素子44と
から成る第2の検知センサー45と、通路34の中間に
位置して、前記通路34内に進入した紙幣Aの正偽判別
機能を有する磁気ヘッド46とその上面に紙幣Aを押し
付ける回転ローラ47とから成り、正紙幣信号dと偽紙
幣信号eを出力する前記識別部7を夫々配設すると共
に、前記通路34の後方位置に通路34を通過したのち
の紙幣Aを後方向に誘導する羽根車状の誘導車48を設
けて成り、前記下板部材35の位置に配設した駆動側の
搬送ローラ39a,39bは、カードBの短辺の幅に相
当した間隔で左右位置に設けられ、この搬送ローラ39
a,39bは駆動制御部38の駆動により前段検知セン
サー42からの紙幣挿入信号aにより正転し、前記識別
部7よりの正紙幣検知信号dにより正転を続行し、ま
た、この状態で前記識別部7よりの偽紙幣検知信号e又
は、紙幣Aの通過信号Cにより逆回転すると共に、所定
時間後その回転を停止する。前記搬送モータ37には、
その回転を計数するエンコーダパルス発生器37’が備
えられており、このエンコーダパルス発生器37’より
の信号により、搬送モータ37の回転が制御される。
【0014】さらにまた、前記通路切替機構9は、前記
搬送機構8の誘導車48と前記収納筺体17の底面20
の前端部との間に通路34とカード繰出口23との間を
横切るように位置すると共に、後面中間部がケーシング
1に垂直回動自在に枢止され、下部にその下縁から下方
に延びて遊端部に上向きに屈曲する舌片49を有した弾
性板50を延設した誘導板51と、常態で誘動板51を
上縁部に設けた凸部52が切欠凹部21に介入してカー
ド繰出口23を塞ぐと共に、斜め下方に傾斜するように
保持するコイルばね53とから成り、前記搬送機構8の
通路34に侵入した紙幣Aは、その下面が誘導車48の
羽根と接しながら後方に水平状に進行してその先端が誘
動板51の前面に当接し、これにより下向きに屈曲する
と共に、弾性板50に案内されて該紙幣Aは前記紙幣収
納部5方向に導びかれる。他方カード保留機構6内に積
層状に保留されている最下位のカードBは押出杆27に
より押出されると、その先端により誘動板51の上縁部
が押圧されて、該誘動板51はコイルばね53に抗して
伏倒しカードBは通路34内に侵入し、カードBが誘動
板51の上縁より通過すると誘動板51はコイルばね5
3により再び常態に復元する。
【0015】なお、本例において誘動板51がカードB
により伏倒したとき図4で示すように弾性板50がモー
タカバー28に当接して湾曲するように弾性板50とモ
ータカバー28との位置関係を設定した場合を例示して
いる。また駆動制御部38は識別部7と前段及び後段検
知センサー42,45との各信号を入出力インターフェ
イスを介してCPUに入力し該信号を演算処理したのち
駆動制御部38,駆動モータ29に指令信号を出力する
信号回路から成り、カードBの販売処理はこの駆動制御
部38により電子制御され、そのカードの販売処理手順
を図6で示している。
【0016】しかして、装置の待機状態で出入口4に紙
幣Aを挿入すると、前段の第1の検知センサー42がこ
れを検知して紙幣挿入信号aにより搬送モータ37が正
転し、これにより左右、前後の搬送ローラ39a,39
a及び39b,39bも正転して、紙幣Aは受皿部33
から通路34に搬送され、その搬送された紙幣Aは識別
部7によりその正偽が判別され、挿入した紙幣が正紙幣
である場合には、正紙幣信号dにより搬送ローラ39
a,39a及び39b,39bは正転を続け、該紙幣A
はさらに内方に搬送されると共に誘導車48の上面に接
し、これにより誘導車48が自転しながら紙幣Aを後方
に水平状に導く。このようにして紙幣Aがケーシング1
内に深く侵入すると図3で示すようにその先端が誘動板
51の前面に当接し、ここで紙幣Aは下向きに屈曲され
て弾性板50に沿いながら斜め下方に誘導されて紙幣収
納部5に収納される。
【0017】上記において正紙幣Aが後段の第2の検知
センサー45を通過して、紙幣が紙幣収納部5に収納す
るに要する時間経過後、その紙幣通過信号cにより搬送
モータ37を介して搬送ローラ39a,39a及び39
b,39bが夫々逆転すると共に、該信号cにより駆動
モータ29も作動する。従ってすでに述べたようにカー
ド保留機構6の押出杆27が前後方向に一往復動作し、
その過程で収納筺体17内の最下位の一枚のカードBが
カード繰出口23より繰り出される。すると図4で示す
ようにカードBがコイルばね53に抗して誘導板51の
上縁部を押圧するので、誘導板51が大きく傾いて弾性
板50の下部がモータカバー28の下端部に圧接して湾
曲する。従って例えば通路34を通過したのちの紙幣A
が静電気などにより弾性板50の内面に吸着している場
合には、該紙幣Aは強制的に弾性板50から離反して紙
幣収納部5に落下する。他方カード繰出口23より繰り
出されたカードBは、その下面が誘導板51の上縁と摺
接しながら通路34の後部から搬送機構8内に導かれ
て、逆転している搬送ローラ39a,39a及び39
b,39bにより出入口4に搬送されて受皿部33上に
払出され、これによってカードBが第1の検知センサー
42を通過すると、その排出信号bにより、駆動制御部
38が停止し待機状態に戻る。
【0018】なお、上記において挿入した紙幣が偽紙幣
である場合には、第1の検知センサー42により搬送モ
ータ37が一旦正回転するが、識別部7により判別され
た偽紙幣の識別信号eにより搬送モータ37が逆転して
搬送ローラ39a,39a及び39b,39bも逆転し
これにより偽紙幣は受皿部33に返却されると共に、第
1の検知センサー42が偽紙幣Aの通過を検知してその
紙幣排出信号により搬送モータ37が停止して待機状態
に戻る。なおこのようにして出入口4から挿入されて紙
幣収納部5に積層された正紙幣は取出口3より取り出さ
れ、また、プリペイドカードBが補充口2より収納筺体
17に補充される。
【0019】上記実施例は通路34の後段位置に紙幣A
の通過終了を検知して、その通過信号cにより搬送モー
タ37を逆回転に変換する第2の検知センサー45を配
設した場合を例示したが、上記実施例の駆動制御部38
において、通路34の前端位置に設けた第1の検知セン
サー42が紙幣Aの挿入を検知して紙幣挿入検知信号a
により搬送モータ37を正回転した状態で、識別部7が
正紙幣を識別したとき、その正紙幣信号dにより一定時
間即ち紙幣Aが通路34を通過して紙幣収納部5内に収
納するに要する時間維持し、かつ、その一定時間経過後
乃至は識別部7が偽紙幣を判別してその偽紙幣信号eを
入力したときに搬送モータ37を逆回転に切換える切換
信号を出力する回路を備えて、第2の検知センサー45
を省略してもよい。
【0020】また上記した実施例の変形例として、紙幣
Aの挿入により前段の第1の検知センサー42の紙幣挿
入信号aにより搬送モータ37が正回転し、かつ、その
正回転を、正紙幣信号dにより、紙幣Aが紙幣収納部5
内に収納するに要する時間維持したのち或いは偽紙幣信
号eにより搬送モータ37を逆回転し、この逆回転動作
を、紙幣挿入信号aにより搬送モータ37が正回転して
から紙幣Aが紙幣収納部5内に収納するに要する時間丈
(例えばエンコーダ37’によりパルスを計数して行
う)或いは紙幣挿入信号aにより搬送モータ37が正回
転してから偽紙幣信号eが発生するまでの時間丈(例え
ばエンコーダ37’によりパルスを計数して行う)維持
することにより、第1の検知センサー42を専ら紙幣挿
入信号aのみを発生させるセンサーとして使用する構成
としてもよい。
【0021】図7乃至9は、正紙幣を出入口4に挿入
し、それを識別部7により判別したのち、不正により正
紙幣を出入口4に引き戻す行為を防止する手段を付加し
た場合の第2実施例を示しており、前記第1実施例と相
違するところは、搬送機構8に、常態で通路34内に突
出し、紙幣Aの挿入押圧によって通路34内から没入す
る引き抜き防止用のレバー60を付加すると共に、後段
の第2の検知センサー45を省略し、これに代えて、前
記レバー60の位置に、その出没動作に関連して正紙幣
の通過信号を出力する第2の検知センサー61を備え、
かつ、第1の検知センサー42を専ら紙幣挿入信号aの
みを発生させるセンサーとして使用した点にある。
【0022】具体的には、レバー60は図8で示すよう
に、通路34を形成する下位の板部材35から通孔3
5’を介して通路34内に突出する上部60aと、それ
より下方に延びる下部60bとから成り、上部60aは
前縁が後方上向きに傾斜し、ほぼ垂直に形成されて常態
では自重により起立状態に保持され、前記上部60aは
紙幣Aの挿入押圧により支軸60cを中心に図中時計方
向に回動して前記下位の板部材35の下方に没入して紙
幣Aの通過を許容する。このように構成されたレバー6
0は、カードBの排出時にこれと作用しないように、カ
ードBの短辺よりも大きい幅をもって左右に位置する搬
送ローラ39a,39bの外側位置に配置されている。
前記第2の検知センサー61は、図示しないが、前記レ
バー60の下部60bを中間にして対峙して発光素子と
受光素子とから成り、前記レバー60が復動したとき紙
幣通過信号Cを出力する。
【0023】しかして、第9図において紙幣Aを挿入す
ると、前段の第1の検知センサー42が、これを検知し
て紙幣挿入信号aにより搬送モータ37が正転し、これ
により搬送ローラ39a,39bも正転して、紙幣Aは
通路34内に搬送され、その搬送された紙幣Aは識別部
7によりその正偽が判別され、その判別により正紙幣信
号dが出力したときは、前記搬送ローラ39a,39b
の正転が維持され、この正転の維持は、紙幣Aが紙幣収
納部5内に収納するに要する時間丈t丈行われる。この
時間tは、前記エンコーダパルス発生器37’によるパ
ルスの計数によって測定され、その計数が一定値に達し
たとき搬送モータ37は一時停止したのち逆転を開始す
ると同時に、駆動モータ39が回転して、一枚のカード
Bがカード繰出口23より繰り出され、それが通路34
内に導かれる。搬送モータの逆転は、前記エンコーダパ
ルス発生器37’によるパルスの計数を減算してその価
が0となるまで維持され、その逆転の過程でカードBの
搬出は完了し、その排出完了は、識別部7をカードBが
通過したことにより判別して確認され、カードBの排出
が確認されないときは、警報信号fを出力する。
【0024】上記において、紙幣Aが通路34内に進入
すると、その挿入押圧力によりレバー60の上部60a
が通路34内から没入して、紙幣Aの通過を許容し、紙
幣Aが識別部7により判別されてレバー60の位置を越
えたとき、該レバー60は自重により自動復元するの
で、この状態で一端挿入した紙幣Aを不正に引き戻そう
としてもその引き戻し操作は阻止される。
【0025】また上記において、挿入された紙幣Aが、
識別部7により偽紙幣であると判別されたとき、搬送モ
ータ37は逆転するが、その判別は前記レバー60を越
えない位置において行われるので、その上部60aは没
入状態に保持されると共に、即ち搬送モータ37の逆転
は、前記エンコーダパルス発生器37’によるパルスの
計数を減算することにより行われるので、紙幣挿入信号
aが発生してから偽紙幣信号eが発生するまでの間に偽
紙幣が通路34内に進入した距離(時間)丈逆送される
ことになり、その逆送により前記パルスの計数が零にな
ったとき、駆動制御動作は停止して待機状態に復する。
【0026】従って、第2実施例によれば、前段の第1
の検知センサー42は専ら紙幣Aの挿入の有無を検知
し、また第2の検知センサー61は、正紙幣の通過のみ
を検知するために使用される。
【0027】図10は、前記第2実施例の変形例であっ
て、第1の検知センサー42を、紙幣挿入信号aのみを
出力するに便利なように、紙幣Aのみが通過する通路3
4の前端部の隅部位置に配設した場合の実施例を示して
おり、上記において前記第1の検知センサー42を通路
34の前端部左右位置に配設してもよいことは勿論であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本願によれば、搬送機構の
通路延長上の上下位置に、カード保留機構と紙幣収納部
とを配置して成るので、ケーシングを横幅の狭い小型形
状とすることができると共に、紙幣挿入口とカード払出
口とを共通に構成したので、利用者が紙幣の挿入口とカ
ード払出口とにとまどう惧れがなく使用に便利であり、
また、紙幣とカードの搬送機構も共用にでき、また通路
切替機構を設けたので、搬送機構とカード保留機構とを
近接して装備できて販売機の小型化に極めて有効であ
り、特に、請求項7記載の構成によれば、通路を通過す
る紙幣が水平状に保持されて通路切替機構に導かれて紙
幣収納部への収納を確実にできる。さらに請求項8の記
載によればカードの繰出し時に弾性板が湾曲して静電気
により該弾性板に吸着している紙幣を強制的に紙幣収納
部に導くことができ、さらにまた請求項12記載の構成
によれば、紙幣の引き戻し用レバーを備えているので、
カードの不正販売行為を防止することができるなどの利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断側面図
【図2】横断平面図
【図3】紙幣の搬送状態を示す要部の拡大縦断面図
【図4】プリペイドカードの繰出し状態を示す要部の拡
大縦断面図
【図5】収納筺体及び取付部材の斜視図
【図6】フローチャート
【図7】他の実施例における横断平面図
【図8】レバーを備えた部分側面図
【図9】さらに他の実施例における横断平面図
【図10】他の実施例におけるフローチャート
【符号の説明】
1 ケーシング 4 出入口 5 紙幣収納部 6 カード保留機構 7 識別部 8 搬送機構 9 通路切替機構 10a 載置板 10b 受板 17 収納筺体 16 嵌合孔 22 前面板 23 カード導出口 26 当接段部 27 押出杆 29 駆動モータ 30 運動変換機構部 31 繰出作動部 32 押出杆 34 通路 35 下板部材 36 上板部材 37 搬送モータ 38 駆動制御部 39 搬送ローラ 42 第1の検知センサー 45,61 第2の検知センサー 48 誘導車 50 弾性板 51 誘導板 53 コイルばね 60 レバー A 紙幣 B カード

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣の挿入口とカードの払出口とを共通
    にする出入口を有したケーシング内に、前記出入口に連
    続する通路を有した搬送機構と、この搬送機構の通路延
    長上の上方に配置され、かつ、情報書込済のカードを積
    層状態で保留すると共に、指令信号により作動して一枚
    のカードを前記搬送機構の通路方向に繰出すカード保留
    機構と、前記搬送機構の通路延長上の下方に配置され、
    前記通路を通過した紙幣を積層状に収納する紙幣収納部
    と、前記通路を通過する紙幣を前記紙幣収納部に誘導す
    る誘導手段とを備えたことを特徴とするプリペイドカー
    ド販売機。
  2. 【請求項2】 誘導手段が、搬送機構の後方位置に、そ
    の通路延長上を横切ってカード保留機構のカード繰出口
    を閉じるように配置され、かつ、紙幣を紙幣収納部方向
    に誘導する不作動位置と、カードの繰り出しにより押圧
    されて傾動して、カードの導出を許容する作動位置との
    間で垂直回動する自動復元可能な通路切替機構からなる
    請求項1記載のプリペイドカード販売機。
  3. 【請求項3】 出入口を正面位置に設けたケーシングの
    後部上面のカード保留機構と対抗する位置に、カードの
    補充口を、またケーシングの後面の紙幣収納部と対向す
    る位置に、紙幣の取出口を夫々設けて成る請求項1また
    は2記載のプリペイドカード販売機。
  4. 【請求項4】 出入口の幅を、紙幣の短辺を挿入し得る
    幅とした請求項1,2または3記載のプリペイドカード
    販売機。
  5. 【請求項5】 紙幣収納部が、紙幣の長辺にほぼ等しい
    長さをもち、かつ、後方下向きに傾斜する方形状の載置
    板の後端部に、積層した紙葉の端縁を受止める受板を垂
    直状に立設して成る請求項1,2,3,または4記載の
    プリペイドカード販売機。
  6. 【請求項6】 カード保留機構が、上面が開口し、か
    つ、複数枚のカードを積層状に収納する深さを有すると
    共に、前面板の下縁部に、最下位の一枚のカードのみの
    通路を許容する横長のカード繰出口を設けた有底の収納
    筺体の底面に、前後方向に延びる嵌合孔を設けてこの嵌
    合孔に、上面に収納筺体に積層されて最下位の一枚のカ
    ードの後縁を押圧する当接段部を設けた押出杆を、摺動
    自在に嵌合し、かつ、この押出杆に後述の駆動モータの
    回転運動を直線運動に変換する運動変換機構部と、指令
    信号により作動する駆動モータとを備えて成る繰出作動
    部を接続して成る請求項1,2,3,4または5記載の
    プリペイドカード販売機。
  7. 【請求項7】 搬送機構が、通路の後端部位置に設け
    て、紙幣の水平移動を支える誘導車を備えて成る請求項
    1,2,3,4,5または6記載のプリペイドカード販
    売機。
  8. 【請求項8】 通路切替機構が、ケーシングに垂直回動
    自在に枢止され、かつ、下部に下縁から下方に延びる弾
    性板を延設した傾動板と、この傾動板をその上端部がカ
    ード保留機構の収納筺体の前縁に当接して収納筺体のカ
    ード繰出口を閉じるように後方下向きに傾斜状態に保持
    するコイルばねとから成り、かつ、作動位置で前記弾性
    板の背面下部をカード保留機構の一部に当接させて弾性
    板を背面方向に湾曲するように構成した請求項2,3,
    4,5,6または7記載のプリペイドカード販売機。
  9. 【請求項9】 ケーシングの上面の内面に、一端が固設
    されて湾曲し、その遊端部が収納筺体内に積層したプリ
    ペイドカードを常時下方向に押圧するばね板から成る押
    圧片を設けて成る請求項1乃至8のいずれか1項記載の
    プリペイドカード販売機。
  10. 【請求項10】 搬送機構が、その通路中の紙幣の正偽
    判別用の識別部と、紙幣及びカードの出入を検知する第
    1検知センサーと、紙幣の通路を検知する第2の検知セ
    ンサーと、搬送ローラとを配設して成り、さらにケーシ
    ング内に、前記搬送ローラの駆動を制御する正逆転可能
    な搬送モータを備えた駆動制御部を設けると共に、前記
    駆動制御部を、第1の検知センサーが紙幣の挿入を検知
    したとき搬送ローラを正回転すると共に識別部が正紙幣
    であることを判別したときその回転を維持し、第2の検
    知センサーが紙幣の通過を検知したとき乃至は識別部が
    偽紙幣であることを判別したときに搬送ローラを逆回転
    に切換え、搬送ローラの逆回転状態で第1の検知センサ
    ーが偽紙幣乃至カードの排出通過を検知したとき、駆動
    制御動作を停止する信号回路から構成した請求項1乃至
    9のいづれか1項記載のプリペイドカード販売機。
  11. 【請求項11】 搬送機構が、出入口に連続して通路を
    形成する平行状の上板部材と下板部材とを有し、こと通
    路中に搬送モータにより回転制御される上下一組の搬送
    ローラを配設すると共に、通路の前端部に第1の検知セ
    ンサーを、通路の後端部に第2の検知センサーを、さら
    に、通路の中間部に紙幣の識別部を夫々設けて成る請求
    項10記載のプリペイドカード販売機。
  12. 【請求項12】 搬送機構が、その通路中に紙幣の正偽
    判別用の識別部と、通路の前段に位置して紙幣の挿入を
    検知する第1の検知センサーと、搬送ローラと、カード
    の通路位置から外れた位置にあって常態で通路内に突出
    し、紙幣の挿入押圧力によって通路内から没入すると共
    に、紙幣の挿入押圧力の消失によって復動する引抜き防
    止用のレバーと、通路の後段に位置して正紙幣の通過信
    号を出力する第2の検知センサーとを配設して成り、さ
    らにケーシング内に、前記搬送ローラの駆動を制御する
    正逆転可能な搬送モータを備えた駆動制御部を設けると
    共に、前記駆動制御部を、第1の検知センサーが紙幣の
    挿入を検知したとき搬送ローラを正回転すると共に、識
    別部が正紙幣であることを判別したときその回転を維持
    し、第2の検知センサーが紙幣の通過を検知したとき乃
    至識別部が偽紙幣であることを判別したときに搬送ロー
    ラを逆回転に切換え、搬送ローラの逆回転状態で第1検
    知センサが偽紙幣乃至カードの排出通過を検知したと
    き、駆動制御動作を停止する信号回路から構成した請求
    項1乃至9のいづれか1項記載のプリペイドカード販売
    機。
  13. 【請求項13】 信号回路を、駆動制御部を第1の検知
    センサーが紙幣の挿入を検知したとき搬送ローラを正回
    転すると共に、識別部が正紙幣であると判別したときそ
    の正回転を紙幣が紙幣収納部に収納するまでの一定時間
    維持し、かつ、その一定時間経過後乃至識別部が偽紙幣
    であると判別したときに搬送ローラを逆回転に切換え、
    搬送ローラの逆回転状態を第1の検知センサーが紙幣の
    挿入を検知してから夫々前記一定時間に相当する時間乃
    至偽紙幣が通路に進入した時間に相当する時間維持した
    のち駆動動作を停止する信号回路から構成して、第2の
    検知センサーを省略して成る請求項10,11または1
    2記載のプリペイドカード販売機。
  14. 【請求項14】 信号回路が、レバーが没入状態から紙
    幣の通過により復動して起立したとき、紙幣通過信号を
    出力する検知センサーを備えて成る請求項13項記載の
    プリペイドカード販売機。
  15. 【請求項15】 第1の検知センサーを、出入口におけ
    る紙幣のみが通過する位置に配置すると共に、識別部に
    より、カードの排出通過を検知する構成とした請求項1
    3または14記載のプリペイドカード販売機。
  16. 【請求項16】 搬送ローラを、カードの短辺の幅に相
    当して出入口の左右位置に配置し、かつ、カードの短辺
    の幅より外れた左右外側部位置に、レバーを夫々配設し
    て成る請求項13,14または15記載のプリペイドカ
    ード販売機。
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