JP2915755B2 - 磁気カードリーダ - Google Patents

磁気カードリーダ

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JP2915755B2
JP2915755B2 JP5184198A JP18419893A JP2915755B2 JP 2915755 B2 JP2915755 B2 JP 2915755B2 JP 5184198 A JP5184198 A JP 5184198A JP 18419893 A JP18419893 A JP 18419893A JP 2915755 B2 JP2915755 B2 JP 2915755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟・硬2つの磁気カー
ドが搬送されるカード通路が傾斜して設けられたカード
リーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体の一つである磁気カードを
処理するカードリーダでは、同カードリーダ内に磁気カ
ードを取り込んで水平に設けられたカード通路内を搬送
して磁気ヘッド等の情報記録再生部で情報の記録再生処
理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カードリー
ダにおいては、カード通路を水平に設けるのが一般的で
あるが、このように設けると必要とするカード通路長を
求める場合、カードリーダの全長が長くなってしまいカ
ードリーダの大嵩化を否めなかった。そこで、実開昭6
1−152153号には、カード通路を傾斜させ、カー
ド挿入、排出口を分岐したカード処理装置が提案がなさ
れているが、このカード処理装置においては、軟硬2つ
のカードの兼用ができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の磁気カ
ードリーダは、磁気カードが搬送されるカード通路と、
このカード通路に連通し同カード通路から分岐する分岐
通路と、カード通路に配設された駆動源を含む搬送手段
と、カードに対して情報の記録・再生を行う磁気ヘッド
と有し、カード通路を手前側から奥側に向かって傾斜し
て形成し、このカード通路の奥側に分岐部を配設し、同
分岐部より奥側にカード待機部を設け、分岐通路を分岐
部から水平に形成して軟カードを搬送可能とし、挿入口
をカード通路に倣って傾斜して形成すると共に、上記カ
ード通路の傾斜する方向と逆側に位置するようにカード
通路の手前側に配置し、カード通路の手前側の空間に駆
動源を配置した。
【0005】
【作用】磁気カードが搬送されるカード通路を傾斜させ
て形成したので、同一カード通路長を得る場合、カード
リーダの全長が抑えられる。また、カード通路と連通す
る分岐通路を分岐部から水平に形成し、軟カードを搬送
可能としたので、分岐通路を水平なカード通路から分岐
して水平に設ける場合よりも折り曲げ箇所が少なくな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に符号1で示す磁気カードリーダは、図5
(a)に示すキャッシュカードやクレジットカードとし
て用いられている硬カードC1や、図5(b)に示す振
込み券やプリペイドカード等に代表される軟カードC2
に対応できるカードリーダ1あって、筐体100である
ATM(現金自動預入/支払機)内に配設されている。
【0007】磁気カードリーダ1は、カードC1,C2
を挿入口2から取込み搬送するカード通路3、駆動モー
タ20を含む搬送手段4、軟カードC2の発行・回収搬
送路としての分岐通路5、通路切換えフラップ6(以
下、「フラップ6」と記す)とクラッチ手段7及び磁気
ヘッド23A,23Bとを備えている。
【0008】カード通路3は、図1,2に示す側板8,
9の間に左下がりに傾斜して形成されており、側板9の
内壁9aをカード搬送時の基準面としている。カード通
路3には、搬送手段4の一部を構成する搬送ローラ対1
0,11,12,13,14が配置されている。カード
通路3の先端は、硬カードC1の待機部3Aをなしてい
る。
【0009】各搬送ローラ対の下側に位置するローラ1
0a,11a,12a,13a,14aは、側板8に枢
支された軸15A,15B,15C,15D,15Eに
それぞれ固定されている。上側に位置するローラ10
b,11b,12b,13b,14bは、回転自在に支
持されており、ローラ10a,11a,12a,13
a,14aと接触している。
【0010】軸15A,15B,15C,15D,15
Eには、プーリ16が側板8の外側でそれぞれ固定され
ていて、各プーリ16の間には、回転自在に支持された
ローラ17が配設されている。各プーリ16とローラ1
7には、交互に無端ベルト18が巻き掛けられている。
【0011】軸15Cには、大径の駆動プーリ19が固
定されていて、この駆動プーリ19と、駆動源としての
正逆回転可能な駆動モータ20の駆動軸20aに固定さ
れた小径の駆動プーリ21との間には、駆動ベルト22
が掛けられている。つまり、各搬送ローラ対10から1
4、プーリ16,19及びベルト18と駆動モータ20
とによって搬送手段4が構成されている。
【0012】軸15Eは、待機部3Aとカード通路3と
にまたがって配置されている。軸15Eには、待機部3
Aにおける搬送手段の一構成をなすプーリ27が固定さ
れていて、同プーリ27より外側には、ローレットが刻
まれたツマミ55が固定されている。ツマミ55は、機
器の故障時に手動によって軸15Eを回転させるもので
ある。
【0013】側板9の近傍であって軸15Cの軸線上に
は、図2に示すように、磁気ヘッド23Bが支持板24
に装着されて配置されている。支持板24は、一方24
aをカード通路3の底板3Bに支持されており、図示し
ないバネによって底板3Bの下方から上方に向かって付
勢されて磁気ヘッド23Bの先端をカード通路3に臨ま
せている。磁気ヘッド23Bには、図1に示すように、
カード通路3を介して磁気ヘッド23Aが対向配置され
ている。この磁気ヘッド23Aは、図示しない支持板に
装着されていて、磁気ヘッド23Bと同様に、図示しな
いバネによってカード通路3に向かって付勢されてその
先端をカード通路3内に臨ませている。
【0014】磁気ヘッド23(A,B)は、図5(a,
b)に示すカードC1,C2の磁気ストライプC1a,
C2aと接触して、同ストライプに記録される磁気情報
を読み取ると共に、磁気ストライプに情報を記録する
のである。磁気ヘッド23Aは磁気ストライプC1aに
対応し、磁気ヘッド23Bは磁気ストライプC2aに対
応するようになっている。
【0015】ここで、硬カードC1と軟カードC2につ
いて説明する。図5(a)に示す硬カードC1は、塩化
ビニール製のカード本体の一側に磁気ストライプC1a
が設けられている。この磁気ストライプC1aには、キ
ャッシュカードであれば、口座番号や氏名及び暗証番号
等の個人情報が磁気情報として記録されていて、磁気ヘ
ッド23Aでその情報が読み取られる。
【0016】図5(b)に示す軟カードC2は、厚紙で
成形されたカード本体の裏側に磁気ストライプC2aが
設けられていて、この磁気ストライプC2aには、振込
み先の銀行名や口座番号あるいは口座名義人や振込人等
の多種の情報が、磁気情報として記録されていて磁気ヘ
ッド23Bによって読み取られる。また、軟カードC2
の図示しない表面には、磁気情報の内容の一部等が印字
されている。挿入口2の近傍には、図1,2に示すよう
に、カード検知手段として磁気ヘッド26がカード通路
3内に上下から臨んでいる。磁気ヘッド26は、カード
の磁気信号の有無によりカードの種別を検知するもの
で、ここではモータ20の起動や後述するソレノイドの
駆動の制御をするためのトリガーの1つとなっている。
【0017】待機部3Aには、軸15Fに固定されたロ
ーラ29aと同ローラの上方で回転自在に支持されるロ
ーラ29bとからなる搬送ローラ対29が配置されてい
る。側板8の外側に位置する軸15Fには、プーリ40
が回転自在に支持されていて、プーリ27との間で駆動
ベルト41が巻き掛けられる。軸15Fには、プーリ4
0と一体回転する歯車42と、軸15Fと一体回転する
歯車43が設けられている。つまり、ローラ対29、プ
ーリ27,40とベルト41及び歯車42,43,44
で待機部3Aの搬送手段Kが構成される。
【0018】また、カード通路3と待機部3Aの両端に
位置する側板8には、図1に示すように、支持軸30,
31が支持されている。支持軸30には、スプロケット
32が回転自在に支持されていて、支持軸31には、ス
プロケット33が固定されている。スプロケット32,
33には、チェーン34が巻き掛けられていて、チェー
ン34の一部には、突起爪35が固定されている。
【0019】突起爪35は、通常、カード通路3と待機
部3Aから退避した位置に置かれていて、カードC1,
C2がカード通路3や待機部3Aに詰った時に同搬送路
3と待機部3A内に進入するようになっている。
【0020】すなわち、カードC1,C2が詰ると、図
示しない駆動モータによって支持軸31が駆動されて突
起爪35がカード通路3,待機部3Aに進入して、詰っ
たカードをひっかけて挿入部2まで強制的に搬送する。
【0021】搬送ローラ対14とローラ対29との間に
は、図3,4に示すように、分岐部としてのフラップ6
が配置されている。フラップ6は、その先端6aが二又
に分かれていて、軸15Eの近傍まで延出しており、基
端6b側を軸36で側板9に回動自在に支持されてい
る。
【0022】フラップ6は、図4に実線で示す待機部3
Aからの退避位置と、2点鎖線で示す待機部3Aへの進
入位置とに進退可能とされている。フラップ6の略中央
の上面6cには、クランク形状の連結腕37が一体的に
固定されている。
【0023】この連結腕37は、側板9の外側でその一
端37aを待機部3Aより下方に位置させていて、この
一端37aを引張バネ38で下方に引っ張っている。つ
まり、フラップ6を下方に向かって付勢している。一端
37aと対向する対向端37bは、円弧状に形成されて
いて、この対向端37bには、クラッチ手段7のコロ3
9が当接される。
【0024】クラッチ手段7は、クラッチ歯車44とコ
ロ39及びプランジャ45から主に構成されていて、こ
れらは、待機部3Aと搬送路3の下方に配置されてい
る。クラッチ歯車44は、側板8,9と直交する向きに
配置されるレバー46に軸47で回転自在に支持されて
いて、歯車42,43の両方と噛合する厚さに成形され
ている。
【0025】コロ39は、プランジャ45の可動片45
aより上方でレバー46に回転自在に支持されており、
レバー歯車42,43とクラッチ歯車44の噛合時に対
向端37bと当接するようになっている。
【0026】レバー46は、側板8,9の切欠き8b,
9b内に位置していて、可動片45aとピン48を介し
て連結されており、プランジャ45の動作によって矢印
a方向に摺動される。
【0027】レバー46は、クラッチ歯車44が歯車4
2,43と噛合し、かつ、コロ39と対向端37bとが
当接する初期位置と、2点鎖線で示すクラッチギア44
と歯車42,43の噛合及びコロ39と対向端37bと
の当接が解除される退避位置とにプランジャ45の動作
によって態位される。
【0028】プランジャ45は、通電時に可動片45a
を本体に引き込むPULLタイプのものであって、待機
部3A内に所定のカードが位置するか、図1,2に示す
磁気ヘッド26が特定のカードの挿入を検知することに
よって通電されて動作する。
【0029】本実施例では、待機部3A内に硬カードC
1が位置しているとき、プランジャ45が動作するよう
に設定している。また、軸47には、図4に示すよう
に、引張バネ49が掛けられていて、クラッチ歯車44
を歯車42,43に噛合させる向きに付勢している。
【0030】分岐通路5は、ローラ対14の近傍から待
機部3Aの上方に向かって水平に形成されていて、その
一端5aは、図示しない振込み券の処理部につながって
いる。分岐通路5は、フラップ6が実線位置にあるとき
には、カード通路3との連通が妨げられていて、フラッ
プ6が二転鎖線にあるときには、他端側5bとカード通
路3と連通するようになっており、この連通の際、フラ
ップ6が分岐通路5の底板5cの一部を構成する。
【0031】分岐通路5には、駆動プーリ50,51が
それぞれ固定された軸15H,15Gと一体回転するロ
ーラ52a,53aと、同ローラ52a,53aに従動
するローラ52b,53bからなる搬送ローラ52,5
3が配設されている。
【0032】駆動プーリ50,51には、図示しない駆
動モータによって駆動されるベルト54が掛けられてい
る。図示しない駆動モータは、図2に示す磁気ヘッド2
6が軟カードC2を検知した時やフラップ6が切り替わ
るとき、或いは、軟カードC2(振込み券)の発行時に
駆動するようになっている。
【0033】なお、本実施例では、硬カードC1を先に
挿入し、後に軟カードC2を挿入するようになってい
て、挿入されたカードC1,C2は挿入口2に戻されて
排出される。
【0034】このように構成した磁気カートリーダ1の
動作を説明する。先ず、硬カードC1を挿入口2に差し
込み、その先端を磁気ヘッド26が検知すると、駆動モ
ータ20が起動して駆動軸20aが回転する。すると、
プーリ21が回転するので、その回転がベルト22を介
してプーリ19に伝達されて軸15Cが回転する。この
軸15Cが回転すると、ベルト18を介してプーリ16
がそれぞれ固定された軸15Aから15Eが一斉に回転
して、カード通路3内の搬送ローラ対10,11,1
2,13,14が駆動され、カードC1が取り込まれ
る。取り込まれたカードC1は、傾斜するカード通路3
を搬送され、その途中で磁気ヘッド23Aによってカー
ド処理がなされる(図2参照)。
【0035】軸15Eが回転すると一体のプーリ27も
回転し、この回転がベルト41を介してプーリ40に伝
達されて一体の歯車42が回転する。この時、プランジ
ャ45は動作状態にないので、クラッチ歯車44はバネ
49のバネ力によって歯車42,43の両方と噛合して
おり、歯車42の回転は、クラッチ歯車44を介して歯
車43に伝達される。よって、軸15Fが回転して待機
部3A内の搬送ローラ対29が駆動される。
【0036】また、プランジャ45は非作動状態である
ので、コロ39は、図4における実線位置で連結腕37
の対向端37bをバネ38のばね力に抗して押し上げ、
フラップ6を実線位置に保持する。
【0037】従って、カード処理が行なわれた(終了し
た)カード通路3上のカードC1は、フラップ6にその
進行を阻まれることなく、直線状に待機部3A内に搬送
されて、カード通路3から一旦退却する。
【0038】硬カードC1が待機部3A内に位置したこ
とを図示しないセンサが検知し、かつ挿入口2の磁気ヘ
ッド26が軟カードC2の挿入を検知すると、図示しな
い駆動モータが起動してベルト54を駆動して回収路6
内のローラ対52,53を回転させると共に、プランジ
ャ45が動作して可動片45aが引き込まれる。
【0039】この動きによって、レバー46が矢印a方
向に摺動されてクラッチ歯車44が2点鎖線位置まで退
避し、歯車42,43との噛合が解かれてローラ対29
への駆動が断たれる。この時、カード通路3内のローラ
対10乃至14は依然回転状態にある。
【0040】また、レバー46の摺動に伴い、コロ39
も実線位置から2点鎖線位置へと移動して対向端37b
との当接が解かれるので、バネ38のバネ力によってフ
ラップ6が軸36を中心に下方に回動して2点鎖線で示
す進入位置に切替わり、カード通路3と分岐通路5とが
連通する。
【0041】従って、傾斜するカード通路3に挿入され
た軟カードC2は、カード通路3内を搬送されて磁気ヘ
ッド23Bでカード処理がなされた後、同カード通路3
に水平につながる分岐通路5に導入搬送されてローラ対
52,53によって図示しない振込み券処理部へと送ら
れる。
【0042】一方、所定の処理が終了すると、図示しな
い駆動モータ及びモータ20が逆回転駆動されて各搬送
ローラ対が逆回転し、送られた軟カード2が分岐通路5
からカード通路3を通って挿入口2に戻される。
【0043】軟カード2が戻されると、ソレノイド45
への通電がたたれ、バネ49によって支持軸47と共に
レバー46が矢印b方向に摺動される。この動作によっ
て、コロ39が連結板37を押し上げてフラップ6を実
線位置まで回動させると共にクラッチ歯車44が歯車4
2,43と噛合して逆回転するモータ20の回転が待機
部3A内のローラ対29に伝達される。よって、待機部
3A内に一旦退避された硬カードC1が待機部3Aから
送り出されてカード通路3を通って挿入口2まで戻され
る。
【0044】万が一、カードC1,C2がカード通路3
や待機部3A内で詰った場合、図示しないモータを駆動
させて支持軸31を回転駆動させる。すると、チェーン
34が回転して突起爪35がカード通路3と待機部3A
内に進入し、詰ったカードC1,C2を突起爪35にひ
っかけて挿入口2まで強制的に搬送する。
【0045】また、停電等の不具合が発生して動作中の
カードリーダ1が停止した場合、軸15Eと一体に設け
たツマミ55を回転させるとプーリ16とプーリ40
回転する。従って、ツマミ55を戻し方向に回転させれ
ば各ローラ対が回転し、カードリーダ1内のカードC
1,C2が挿入口2まで戻される。
【0046】図示しない振込み券処理部に軟カードを送
る場合、後処理やスペースの関係から水平に搬送するの
が望ましく、従来のようにカード通路3が水平である
と、分岐通路5を傾斜させた後、再び水平に形成しなけ
ればならず、分岐数路5の折り曲げ箇所が多くなり、分
岐通路5内でのカード詰りの原因となるが、本実施例の
ように、カード通路3を傾斜させて設けることで、分岐
通路5を水平に形成できる。よって、分岐通路5内にお
けるカード詰りを防止できる。
【0047】このように、カード通路3を傾斜させるこ
とにより、カード通路が水平に設けられたものと同一の
カード通路長とする場合、水平方向、すなわち、装置の
奥行きが短くできるので、同一カード通路長を有するカ
ードリーダに比べコンパクトにすることができと共に、
駆動モータ20等の取付け部位の自由度が増す。
【0048】また、筐体100内における設置スペース
を変更することなくカード通路3を長くできるので、同
一筐体に、種類の異なるカードリーダ、すなわち、水平
のカード通路や傾斜したカード通路を有するカードリー
ダが設置可能となり、コスト低減につながる。
【0049】さらに、カードC1,C2が搬送路3及び
待機部3Aに取り残される不具合が起こっても、強制排
出機構や手動によってカード通路3及び待機部3A内に
あるカードを挿入口2まで戻すことができる。
【0050】なお、本実施例では、分岐通路5を軟カー
ドC2の発行・回収搬送路として用いたが、これに限定
されるものではなく、例えば、挿入口2に置かれた(取
り忘れた)カードや盗難カード等の不良な硬カードC1
の回収路としても構わない。その場合、図6に示すよう
に、分岐通路5の一端5a側に位置するガイド板5d,
5eを延長して下方に向け、この下方に回収箱Bを設置
し、分岐通路5内を搬送される不良カードを回収する。
上述した実施例では、カード通路3を左斜め下に向かっ
て傾斜させたが、図7に示すように、左斜め上に向かっ
て傾斜させる態様でも構わない。要は、カード通路3が
傾斜して設けられ、分岐通路5が水平になるように形成
することが肝心である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、カード通路を傾斜させ
て設けることで水平なカード通路よりも長く形成できる
ので、同一カード通路長を必要とする場合、磁気カード
リーダの奥行きを短くでき、同カードリーダを小型化す
ることができると共に、硬さの異なる2種類のカードの
兼用化及び、硬カードの待機時においてカード詰まり防
止しながら軟カードの処理が可能となる。また、分岐通
路を分岐部から水平に形成して軟カードを搬送可能とし
たので、分岐通路を水平なカード通路から分岐して水平
に設ける場合よりも折り曲げ箇所が少なくなり、軟カー
ドを水平状態に搬送できて分岐通路内でのカード詰まり
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気カードリーダの概
略構成側面図である。
【図2】図1に示す磁気カードリーダの部分拡大平面視
図である。
【図3】図1に示す磁気カードリーダの部分拡大平面視
図である。
【図4】カード通路の先端部と分岐数路近傍の構成を示
す側面図である。
【図5】(a)はカードリーダに使用される硬カードの
平面図であり、(b)軟カードの底面図である。
【図6】分岐通路の別態様を示す側面図である。
【図7】カード通路の別態様を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 磁気カードリーダ 3 カード通路 3A カード待機部 4 搬送手段 5 分岐通路 6 分岐部(フラップ) 20 駆動源(駆動モータ) 23(A,B) 磁気ヘッド C1 硬カード C2 軟カード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟カードと硬カードの2つの異なる種類の
    磁気カードが挿入口から挿入されて搬送されるカード通
    路と、上記カード通路と連通し同カード通路から分岐す
    る分岐通路と、上記カード通路に配設された駆動源を含
    む搬送手段と、上記磁気カードに対して情報の記録・再
    生を行う磁気ヘッドとを備える磁気カードリーダにおい
    て、 上記カード通路を手前側から奥側に向かって傾斜して形
    成し、このカード通路の奥側に分岐部を配設し、同分岐
    部より奥側にカード待機部を設け、上記分岐通路を上記
    分岐部から水平に形成して上記軟カードを搬送可能と
    し、上記挿入口を上記カード通路に倣って傾斜して形成
    すると共に、上記カード通路の傾斜する方向と逆側に位
    置するように上記カード通路の手前側に配置し、上記カ
    ード通路の手前側の空間に上記駆動源を配置したことを
    特徴とする磁気カードリーダ。
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JP2913218B2 (ja) * 1991-02-28 1999-06-28 アマノ株式会社 カード処理装置

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