JP2961339B2 - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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JP2961339B2
JP2961339B2 JP4193391A JP19339192A JP2961339B2 JP 2961339 B2 JP2961339 B2 JP 2961339B2 JP 4193391 A JP4193391 A JP 4193391A JP 19339192 A JP19339192 A JP 19339192A JP 2961339 B2 JP2961339 B2 JP 2961339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレフォンカード等の
薄型カードおよびクレジットカード等の厚型カードに対
する情報の読書き処理を行なうカード処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、公衆電話機等では、利用度数を
毎回精算するプリペイド式のテレフォンカードが用いら
れていたが、近年では、クレジットカードによる利用も
可能になっている。
【0003】プリペイドカードは、磁気情報の読み書き
処理の他にパンチ処理等を行なう都合から薄型のものが
用いられ、クレジットカード等のIDカードは、主に読
み取り専用であり、長期間使用する都合から、厚型のも
のが用いられており、これら2種のカード外形は、厚さ
寸法以外ほぼ同規格である。また、ICカードもクレジ
ットカード等のIDカードと同一厚みに規格化されてい
る。
【0004】このため薄型カードと厚型カードとを併用
利用できるカード処理装置では、カードが挿入されたと
き、その厚みを検出して、挿入カードが厚型カードであ
るか薄型カードであるかを判別し、その判別結果に応じ
て各処理を行なっている。
【0005】ところで、近年では、このような併用型の
処理装置において、プリペイドカードの利用履歴情報や
残額情報等を、利用毎にそのカードに印字して返却する
ものも出現している。
【0006】このカードへの印字は、カードの印字保護
層が薄くて済み、磁気情報の読み書きに影響の少ない熱
破壊方式が用いられる。
【0007】しかして、プリペイドカード等の薄型カー
ドに印字を行なう場合、そのカードを印字ヘッド(サー
マルヘッド)とプラテンローラーとの間に挟み込まなけ
ればならないため、その印字経路は、印字によるカード
の曲がり角度に対応した所定角で上方または下方へ傾斜
している必要がある。ところが、硬い厚型カードはこの
印字経路の曲り角を通過できない。
【0008】このような理由から、印字装置を備えた併
用型の従来のカード処理装置1は、図11に示すように
構成されている。
【0009】即ち、カード挿入口2から挿入されるカー
ドCの厚さを厚さセンサ3で検知して、挿入されたカー
ドCが厚型が薄型かを判別しながら第1の搬送路4へ引
込み、引込んだカードが厚型と判定されたときには、セ
レクタレバー5を矢印Aの方向に回動させて、挿入され
たカードCをそのまま第2の搬送路6へ搬送して、その
搬送路6の上下に配置された磁気ヘッド7、8(あるい
は光学ヘッド)によって、そのカード情報の読取りを行
なう。そして、この読取り情報に基づいて機器の利用が
なされた後、カードは第1の搬送路4を経てカード挿入
口2から搬出される。
【0010】また、挿入されたカードCが薄型と判別さ
れたときには、セレクタレバー5を矢印B方向へ回動さ
せて、カードCを第2の搬送経路6の下段の第3の搬送
経路9の傾斜部9aへ案内し、第3の搬送経路9の水平
部9bまで搬送する。
【0011】この水平部9bまで搬送されたカードの情
報は、搬送経路下部に配置された磁気ヘッド10によっ
て読み取られる。
【0012】なお、この磁気ヘッド10の隣りには、パ
ンチ機11が配置され、第3の搬送路の傾斜部9aと水
平部9bとの境界部には、プラテンローラ12とサーマ
ルヘッド13が搬送路をはさんで配置されている。
【0013】そして、例えば薄型カードによる機器の利
用が終了すると、第3の搬送路9にあるカードは、第1
の搬送路4方向へ搬送され、この搬送中にパンチ処理が
なされ、サーマルヘッド13がプラテンローラ12方向
に可動して、このカードに圧着した状態で所定の印字が
なされ、カード挿入口2から搬出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカード処理装置では、厚型カードに対する処
理経路と薄型カードに対する処理経路とが、上下に完全
に独立しているため、装置の高さ寸法が大きくなってし
まうとともに、カード搬送のための機構および磁気ヘッ
ド等が共用できず、構造が複雑になるという問題があっ
た。
【0015】本発明は、この課題を解決したカード処理
装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のカード処理装置は、カード挿入口に挿入さ
れるカードが厚型カードか薄型カードかを判別する手段
を有し、挿入されたカードを所定の搬送路に沿って往復
搬送する間に、該カードの判別結果に応じて情報の読書
き処理および前記薄型カードに対する印字処理を行な
い、該処理済みカードを前記カード挿入口から排出させ
るカード処理装置において、前記所定の搬送路を、前記
カード挿入口から連続してほぼ直線的に形成し、前記厚
型カードおよび薄型カードに対する磁気情報または光情
報の読書き処理を行なうための読書きヘッドを、前記搬
送路の中間部に配置し、前記薄型カードの印字面に圧着
して印字を施すための印字ヘッドを、前記搬送路の中間
部と後端部との間の所定位置に配置し、前記印字ヘッド
の圧着による前記薄型カードの曲り方向に沿って、前記
搬送路の前記所定位置から前記圧着方向側後方へ分岐形
成された分岐路を設けるとともに、前記カード挿入口か
ら挿入されたカードが厚型カードのときには、前記印字
ヘッドを非圧着状態として、該カードを前記カード挿入
口と前記搬送路の後端部の間を往復搬送させ、挿入され
たカードが薄型カードのときには、前記印字ヘッドを圧
着状態にして、該カードを前記カード挿入口と前記分岐
路の間を往復搬送させる切替制御手段を備えている。
【0017】
【作用】このように構成したため、本発明のカード処理
装置では、厚型カードは、カード挿入口から搬送路の後
端部の間を往復搬送され、搬送路中間部を通過する間に
磁気情報または光学情報の処理がなされる。また、薄型
カードは、印字ヘッドの圧着によって、カード挿入口か
ら分岐路の間を往復搬送され、搬送路の中間および印字
ヘッドの圧着位置を通過する間に磁気情報または光学情
報の処理または印字処理がなされる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0019】図1は、一実施例のカード処理装置20の
平面図、図2はその側面図、図3はその底面図、図4は
その正面図、図5は図1のD−D線断面図である。
【0020】これらの図において、このカード処理装置
20のフレーム21は、水平板22と側板23、24と
によって、正面からみて略H型に形成されている。
【0021】フレーム21の水平板22の幅は、挿入さ
れるカードの幅より僅かに広く形成されており、水平板
22の先端には、水平板22の上面と連続するスリット
状のカード挿入口25aを有する枠体25が取付けられ
ている。
【0022】水平板22の先端から中央よりやや後部ま
での上面は、厚型カードの厚みより僅かに大きい隙間を
もってこの上面に対向する第1の上板26によって覆わ
れていて、水平板22の上面と第1の上板26の下面お
よび後述する第2の上板27の下面との間は、カード挿
入口25aから直線的に連続するカード搬送路Lを形成
している。なお、水平板22の中央およびその前後に
は、カード搬送路L側へ貫通するローラ穴22a、22
b、22cが設けられており、第1の上板26には、水
平板22のローラ穴22a、22bに対応する位置にロ
ーラ穴26a、26bが設けられている。
【0023】水平板22の後部側上面は、第2の上板2
7に覆われている。
【0024】第2の上板27は、第1の上板26の後方
に所定の距離をもって固定され、その下面27aと水平
板22の後部上面との間は、厚型カードを搬送できる距
離に設定されている。
【0025】第2の上板27の上面27bは、薄型カー
ドの分岐路として、後方へ向かう程高さが増すように傾
斜しており、カード搬入時に後述するサーマルヘッド8
5の圧着によって押し曲げられる薄型カードは、この上
面27b上に案内される。第2の上板27には、水平板
22のローラ穴22cに対応する位置にローラ穴27c
が設けられている。
【0026】フレーム21の中央の側板23、24間に
は、搬送ローラ30が取付けられている。搬送ローラ3
0は、ローラ穴26aからカード搬送路L内へ僅かに突
出するように、ローラ軸31の両端側を側板23、24
に回動自在に支持されており、側板23から突出するロ
ーラ軸31の一端側には、大プーリ32および2つの小
プーリ33、34が取付けられている。
【0027】また、ローラ軸31の側板24寄りの位置
には、後述する読書きヘッド75のための圧着ローラ3
5が取付けられ、ローラ軸31の側板23寄りの位置に
は、プラテンローラ37をベルト駆動するための歯車3
6が取付けられている。
【0028】第1の上板26と第2の上板27との間に
配置されているプラテンローラ37は、その一端側の歯
車38とローラ軸31の歯車36との間に掛け渡された
ベルト39を介して回転駆動される。
【0029】また、圧着ローラ35の上方には、ヘッド
支持体40が配置されている。
【0030】ヘッド支持体40は、その一端40a側を
側板24に回動自在に支持されており、その自由端40
b側には、厚型カードの磁気情報を読取るための読取り
ヘッド41が、取付けられている。
【0031】このヘッド支持体40の前方には、圧着ソ
レノイド42が取付けられており、この圧着ソレノイド
42の軸42aが引込まれると、ヘッド支持体40は、
読取りヘッド41をバネ43の付勢力に抗してカード搬
送路方向へ回動して、そのヘッド面をカードに圧着させ
る。
【0032】圧着ソレノイド42の前方には、搬送ロー
ラ44が、ローラ穴26bから僅かに突出するように配
置されており、そのローラ軸45の両端は、側板23、
24間に回動自在に支持され、側板23から突出するロ
ーラ軸45の一端には、搬送ローラ30の小プーリ33
と同径の小プーリ46が取付けられている。
【0033】搬送ローラ30の小プーリ33とこの搬送
ローラ44の小プーリ46との間にはベルト47が掛渡
されている。
【0034】また、第2の上板27の中央部にも、同一
の搬送ローラ48が、ローラ穴27cから僅かに突出す
るように配置されている。この搬送ローラ48のローラ
軸49の両端は、側板間に支持され、その一端側に小プ
ーリ50が取付けられ、この小プーリ50と搬送ローラ
30の小プーリ34との間にベルト51が掛けられてい
る。したがって、中央の搬送ローラ30が回転駆動され
ると、その前後の搬送ローラ44、48が同一方向に回
転駆動されることになる。なお、各搬送ローラ30、4
4、48の間隔は、カードに対して常に搬送力を与えら
れるように、カード長より僅かに短かく設定されてい
る。
【0035】中央の搬送ローラ30の大プーリ32は、
水平板22の下面側の駆動モータ53のモータプーリ5
4に、駆動ベルト55を介して連結され、駆動モータ5
3によって回転駆動される。
【0036】なお、側板23側には、この駆動ベルト5
5に適度な張力を与えるためのテンション部材56が取
付けられている。
【0037】テンション部材56は、その中央部56a
が側板23に突設された軸28に貫通するようにして、
回動自在に支持され、その前端部56bは、バネ57に
よって下方へ付勢され、後端部56cのテンションロー
ラ58をバネ57の付勢力によって駆動ベルト55に当
接させて、駆動ベルト55に張力を与えている。バネ5
7の下端は、側板23に取付けられた長ネジ59に掛け
られている。
【0038】駆動モータ53の前方には、シャッタソレ
ノイド60が取付けられている。このシャッタソレノイ
ド60は、図6に示すように、くの字状のシャッタレバ
ー62を押してカード搬送路Lを開放する。
【0039】シャッタレバーは、その中央部の軸62a
を支点にして回動自在に支持され、下部62bに掛けら
れたバネ61によって、その上部62cが水平板22の
シャッタ穴22dからカード搬送路へ進入する向きに付
勢されている。そして下部62bがシャッタソレノイド
60のソレノイド軸60aで押されると、上部62cが
シャッタ穴22d内に退避するように回動して、カード
搬送路を開放する。
【0040】シャッタソレノイド60の隣りには、従動
ローラ63が配置されている。この従動ローラ63のロ
ーラ軸64の両端は、支持バネ65によって搬送ローラ
44方向へ付勢された状態で支持されており、この付勢
力によって、従動ローラ63は、ローラ穴22bからカ
ード搬送路へ突出して搬送ローラ44に当接している。
支持バネ65は支持板66に突設されたバネ軸66aに
取付けられている。
【0041】この従動ローラ63の下方には、厚さ検知
レバー67が配置されている。
【0042】厚さ検知レバー67は、従動ローラ63を
跨ぐようにU字状に屈曲され、両方の側板67a、67
bを、レバー取付板68の軸68aに回動自在に軸止さ
れている。
【0043】厚さ検知レバー67の一端側(モータ寄
り)には、図7の(a)に示すように、バネ69が掛け
られており、このバネ69によって、厚さ検知レバー6
7は、従動ローラ63方向に付勢され、その両側板67
a、67bの上端は、従動ローラ63のローラ軸64に
常に当接している。
【0044】厚さ検知レバー67の他端側から延びて直
角に屈曲されている延設部67cは、フレーム21の側
板24の内側に固定されているフォトセンサ(フォトイ
ンタラプタ)70の隙間まで延びている。
【0045】フォトセンサ70に対する延設部67cの
位置は、図7の(b)に示すように、厚型カードC2
搬送ローラ44と従動ローラ63の間を通過し、従動ロ
ーラ63がカードの厚み分押し下げられて、厚さ検知レ
バー67が大きく回動したとき、フォトセンサ70を非
受光状態から受光状態(あるいはその逆)に変化させ、
同図の(a)のように、薄型カードC1 がローラ間を通
過するときには、非受光状態のままとなるように、予め
位置決めされている。
【0046】駆動モータ53の後方には、薄型カードに
パンチ穴をあけるパンチ機71が取付けられている。
【0047】また、水平板22の下面中央には、ローラ
穴22aから突出してカード搬送路内で搬送ローラ30
に当接する従動ローラ72が、配置されている。
【0048】この従動ローラ72のローラ軸73の両端
は、バネ性を有する支持板74によって常に搬送ローラ
30と当接する方向に付勢されている。
【0049】この従動ローラ72の隣りには、厚型カー
ドおよび薄型カードの磁気情報を読み、薄型カードに状
態を書きこむ読書きヘッド75が固定されている。
【0050】パンチ機71の後方には、サーマルヘッド
85の圧着駆動部が形成されている。
【0051】この圧着駆動部は、モータ76に取付けら
れた歯車77を回転させ、その歯車77に噛合している
歯車79を回転させる。歯車79と、この歯車79に対
して同軸状に並んだ円板80との間は、歯車79の回転
軸79aをはさんで対称な位置に設けられた2つのロー
ラ81、81によって連結されている。
【0052】歯車79と円板80との間には、連結板8
3の屈曲した先端部83aが、ローラ81に当接するよ
うに挿着されている。この連結板83の他端部83b
は、サーマルヘッド85に回動自在に支持されている。
【0053】サーマルヘッド85は、幅広の直方体状
で、プラテンローラ37側にヘッド面85aを向けるよ
うに配置され、U字状に屈曲された2つの支持板86、
86によって前面85bを支持されている。
【0054】2つの支持板86、86は、その一端86
a、86aを水平板22の側板23、24に近接した位
置にそれぞれ回動自在に取付けられており、サーマルヘ
ッド85は、2つの支持板86、86の一端86a、8
6aを支点として回動できるように支持されている。前
述の連結板83の他端83bは、2つの支持板86、8
6の他端86b、86b間に両端を支持された軸87に
回動自在に取付けられている。
【0055】サーマルヘッド85の後面85c側には、
サーマルヘッド85の幅とほぼ等しい長さの軸88が取
付けられており、この軸88の両側には、後述する圧着
バネ90、90に当接する当接ローラ89、89が取付
けられている。
【0056】2つの圧着バネ90、90は、フレーム2
1の後部の側板23、24にそれぞれ取付けられている
バネ軸91、91に係止され、一端側をサーマルヘッド
85の当接ローラ89、89に当接して、サーマルヘッ
ド85を、常にプラテンローラ37方向へ付勢してい
る。
【0057】バネ軸91、91の間には、ローラ穴22
cから突出してカード搬送路内で搬送ローラ48に当接
する従動ローラ93が配置されている。従動ローラ93
のローラ軸94の両端は、バネ95によって常に搬送ロ
ーラ48側へ付勢されている。バネ95は、支持板96
のバネ軸96に取付けられている。
【0058】なお、カード搬送路Lの先端位置、中間位
置および後端位置の上下には、挿入されたカードのエッ
ジ位置の通過を光学的に検出するための位置センサ97
a、97b 、98a、98b、99a、99bが取付
けられている(97a〜99aは受光部、97b〜99
bは投光部)。
【0059】このように構成されたカード処理装置は、
図8に示すように制御装置100によって制御される。
【0060】この制御装置100は、各センサからの信
号に基づいて、カードの搬送駆動、情報読書制御、印字
制御およびカードの搬送経路の切替制御等を行なう。
【0061】図9は、この制御装置100の処理手順を
示すフローチャートである。以下、このフローチャート
に基づいてカード処理装置20の動作を説明する。
【0062】カード挿入口25aに対するカード挿入
が、位置センサ97aで検知されると、シャッタソレノ
イド60が通電駆動されてシャッタレバー62が開い
て、カード搬送路Lが開口し、駆動モータ53が正転
(FWD)駆動される(S1)。
【0063】このシャッタの開きによって、カードは前
側の搬送ローラ44と従動ローラ63の間まで挿入さ
れ、搬送ローラ44の回転駆動によって、カード搬送路
内へ引き込まれる。この際、挿入されたカードの厚さに
応じて厚さ検知レバー67が回動する。
【0064】挿入されたカードが完全に搬送路内まで引
き込まれたことが、位置センサ97aで検知されると、
シャッタソレノイド60に対する通電が停止して、カー
ド搬送路が閉鎖され、フォトセンサ70の受光信号から
挿入カードの厚さ判別がなされる(S3〜S5)。
【0065】ここで、挿入されたカードがプリペイド式
の薄型カードC1 であると判別されると、モータ76の
駆動によって円板79が図10の(a)のように、ほぼ
90度回転駆動され、サーマルヘッド85がプラテンロ
ーラ37に圧着される(S6)。
【0066】そして、読書ヘッド75と圧着ローラ35
との間を通過しながらその磁気情報の読取処理がなされ
る薄型カードC1 は、プラテンローラ37とサーマルヘ
ッド85の間にはさまれ、上方に曲げられた状態で、第
2の上板27の上面27b(分岐路)へ搬送され、読取
処理が終了した後、駆動モータ53が駆動停止される
(S7、S8)。
【0067】ここで、読取情報に基づいて利用可能なカ
ードか否かの判定がなされ、利用不可なカード(残情報
の無いカードあるいは不正カード等)のときには、後述
する挿出処理へ移り、利用可能なカードのときには、そ
の情報等を機器本体へ送る(S9、S10)。
【0068】そして、機器の利用終了が検知されると、
駆動モータ53が逆転(REV)駆動され、印字情報が
ある場合には、分岐路から戻る薄型カードC1 に対し
て、印字がなされ、さらに、磁気情報、パンチ処理等の
書込処理がなされる(S12〜S14)。
【0069】書込み処理がなされた薄型カードがカード
挿入口付近に達すると、シャッタソレノイド60が再び
通電駆動されて、薄型カードが完全にカード挿入口25
aから排出されると、駆動モータ53が停止して、シャ
ッタソレノイド60の通電が停止する(S15〜S1
8)。
【0070】一方、挿入されたカードがクレジット式の
厚型カードC2 と判別された場合には、図10の(b)
に示すように、サーマルヘッド85は圧着せず、厚型カ
ードC2 はそのままカード搬送路Lを直進し、圧着ソレ
ノイド42に対する通電駆動を含む厚型カードからの磁
気情報の読取処理がなされ、このカードが搬送路の後端
部に達すると駆動モータ53が停止する(S19、S2
0)。
【0071】ここで、読取った磁気情報の照会処理がな
され、その照会確認がなされた場合には、機器の利用が
可能となり、利用が終了すると、駆動モータ53が逆転
駆動されて、ステップ15の挿出処理へ移る(S21〜
S24)。
【0072】また、照会確認ができなかった場合には、
直ちに駆動モータ53が逆転駆動され、挿出処理へ移
り、この厚型カードC2 は、カード挿入口25aから挿
出される。
【0073】このように、挿入されたカードが薄型カー
ドのときの搬送経路は、カード挿入口25aと分岐路
(第2の上板27の上面)との間となり、厚型カードの
ときの搬送経路は、カード挿入口25aとカード搬送路
Lの後端部の間となるように切替えられ、各カードはそ
れぞれの搬送経路を往復する間に情報の読み取り、書込
みおよび印字処理がなされて挿出される。
【0074】なお、この実施例では、薄型カードの分岐
路を、カード搬送路の後端部の上方へ設けていたが、こ
の分岐路とカード搬送路の後端部の下方に設けるように
してもよい。これは、プラテンローラとサーマルヘッド
と位置を逆転させれば実現できる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード処
理装置は、カード挿入口にほぼ直線的に連続する搬送路
の中間部に、厚型カードと薄型カードの情報読書きヘッ
ドを配置し、この中間部と後端部との間の所定位置に印
字ヘッドを配置し、この所定位置から後方に分岐路を設
けるとともに、挿入されたカードが薄型カードの場合に
は、この印字ヘッドの圧着によって、この薄型カードを
カード挿入口から分岐路との間を往復搬送させ、厚型カ
ードの場合には、印字ヘッドを非圧着状態にして厚型カ
ードをカード挿入口から搬送路後端部までの間を往復搬
送させる切替制御手段を備えている。
【0076】このため、厚型カードと薄型カードに対す
る情報の読書きが共通の搬送路上で行なえ、共通の搬送
駆動手段によって往復搬送できる。
【0077】また、搬送路後部に設けた分岐路は最大で
カード長分の長さで済み、しかも、この分岐路にはカー
ドの読書用のヘッド等を設ける必要がなく、この分岐路
によるカード処理装置全体の占有体積が小さくて済むた
め、カード処理装置を格段に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】一実施例の側面図である。
【図3】一実施例の底面図である。
【図4】一実施例の正面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】一実施例の要部の側面図である。
【図7】一実施例の要部の側面図である。
【図8】一実施例の制御部を示すブロック図である。
【図9】図8の制御部の処理手順を示すフローチャート
図である。
【図10】一実施例の動作を説明するための概略断面図
である。
【図11】従来装置の概略側面図である。
【符号の説明】
20 カード処理装置 22 水平板 25a カード挿入口 26 第1の上板 27 第2の上板 30、44、48 搬送ローラ 37 プラテンローラ 41 読取ヘッド 42 圧着ソレノイド 53 駆動モータ 60 シャッタソレノイド 62 シャッタレバー 63、72、93 従動ローラ 67 厚さ検知レバー 76 モータ 85 サーマルヘッド 100 制御装置 L カード搬送路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−241691(JP,A) 特開 平3−216784(JP,A) 特開 平3−212788(JP,A) 特開 平4−135874(JP,A) 特開 昭62−80792(JP,A) 特開 昭62−232094(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 17/00 G06K 13/07 G07F 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口に挿入されるカードが厚型カ
    ードか薄型カードかを判別する手段を有し、挿入された
    カードを所定の搬送路に沿って往復搬送する間に、該カ
    ードの判別結果に応じて情報の読書き処理および前記薄
    型カードに対する印字処理を行ない、該処理済みカード
    を前記カード挿入口から排出させるカード処理装置にお
    いて、 前記所定の搬送路を、前記カード挿入口から連続してほ
    ぼ直線的に形成し、 前記厚型カードおよび薄型カードに対する磁気情報また
    は光情報の読書き処理を行なうための読書きヘッドを、
    前記搬送路の中間部に配置し、 前記薄型カードの印字面に圧着して印字を施すための印
    字ヘッドを、前記搬送路の中間部と後端部との間の所定
    位置に配置し、 前記印字ヘッドの圧着による前記薄型カードの曲り方向
    に沿って、前記搬送路の前記所定位置から前記圧着方向
    側後方へ分岐形成された分岐路を設けるとともに、 前記カード挿入口から挿入されたカードが厚型カードの
    ときには、前記印字ヘッドを非圧着状態として、該カー
    ドを前記カード挿入口と前記搬送路の後端部の間を往復
    搬送させ、挿入されたカードが薄型カードのときには、
    前記印字ヘッドを圧着状態にして、該カードを前記カー
    ド挿入口と前記分岐路の間を往復搬送させる切替制御手
    段を備えたことを特徴とするカード処理装置。
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