JPH0620113A - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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Publication number
JPH0620113A
JPH0620113A JP4195997A JP19599792A JPH0620113A JP H0620113 A JPH0620113 A JP H0620113A JP 4195997 A JP4195997 A JP 4195997A JP 19599792 A JP19599792 A JP 19599792A JP H0620113 A JPH0620113 A JP H0620113A
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JP
Japan
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card
roller
predetermined
thickness
plate
Prior art date
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Application number
JP4195997A
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English (en)
Inventor
Masahide Ishida
政英 石田
Hatsuo Kimura
初夫 木村
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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Publication of JPH0620113A publication Critical patent/JPH0620113A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード処理装置において、挿入されるカード
が厚型カードが薄型カードかの判別を正確に行なえるよ
うにする。 【構成】 従動ローラ63は、搬送ローラ44に下方か
ら当接するようにバネ65で支持されている。従動ロー
ラ63の下方には、回転軸68を中心にして回転自在な
偏心回転板67が、その長径部67bを上方へ向けて配
置されている。ローラ間に薄型カードC1 がはさまれた
とき、従動ローラ63はこの長径部67bに当接位置ま
では下降せず、厚型カードC2 がはさまれたとき、従動
ローラ63は、長径部67bに当接する位置まで下降し
て、偏心回転板67を空回りする角度まで回転させる。
この角度まで回転したことがフォトセンサ70で検出さ
れるか否かによってカードの種別が判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレフォンカード等の
薄型カードおよびクレジットカード等の厚型カードに対
する情報の読書き処理を行なうカード処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、公衆電話機等では、利用度数を
毎回精算するプリペイド式のテレフォンカードが用いら
れていたが、近年では、クレジットカードによる利用も
可能になっている。
【0003】プリペイドカードは、磁気情報の読み書き
処理の他にパンチ処理等を行なう都合から薄型のものが
用いられ、クレジットカード等のIDカードは、主に読
み取り専用であり、長期間使用する都合から、厚型のも
のが用いられており、これら2種のカード外形は、厚さ
寸法以外ほぼ同規格である。また、ICカードもクレジ
ットカード等のIDカードと同一厚みに規格化されてい
る。
【0004】このため薄型カードと厚型カードとを併用
利用できるカード処理装置では、カードが挿入されたと
き、その厚みを検出して、挿入カードが厚型カードであ
るか薄型カードであるかを判別し、その判別結果に応じ
て各処理を行なっている。
【0005】図12は、このような併用型の従来のカー
ド処理装置1のカード挿入口2近傍の厚さ検出部分を示
す概略図である。
【0006】カード挿入口2に連続するカード搬送路3
の上下に、薄型カードの厚さより僅かに大きく、厚型カ
ードの厚さより僅かに小さな隙間をもって対向する2つ
のローラ4、5を固定配置し、同図の(a)のように上
側のローラ5がほとんど回転しないときには、挿入され
たカードC1 が薄型カードであると判別し、同図の
(b)のように上側のローラ5が大きく回転したときに
は、挿入されたカードC2が厚型カードであると判別し
ている。
【0007】この回転検出の方法としては、例えばロー
ラ5にスリット付の円板を連結し、この円板をはさむよ
うに投受光センサを対向配置して、円板の回転によるス
リット検出回数が所定値以上なら厚型カードと判別し、
所定値以下なら薄型カードと判別する方法がとられてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカード処理装置では、例えば反りのある薄型
カードが挿入されると、上側のローラ5が大きく回転し
てしまい、厚型カードと誤検出することがあった。
【0009】また、カード厚の公差内の変化、その表面
の状態あるいはカードの挿入の方法によって、厚型カー
ド挿入時でも上側のローラ5がスリップして、僅かしか
回転せず誤検出を発生する場合もあった。
【0010】本発明はこの課題を解決したカード処理装
置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のカード処理装置は、カード挿入口25aか
らカード搬送路Lへ挿入されるカードの厚さが所定以上
か否かを示す信号を出力する厚さ検出装置と、該厚さ検
出装置からの信号によって前記挿入されたカードが厚型
カードか薄型カードかを判別する判別手段とを有し、前
記挿入されたカードを前記カード搬送路内へ引込んで前
記判別手段の判別結果に応じた情報の読書き処理を行な
うカード処理装置において、前記厚さ検出装置は、前記
カード搬送路の搬送面に平行でカード搬送方向に直交す
る軸を有し、前記カード挿入口近傍の前記カード搬送路
内に外周部を突出する位置に固定支持され、前記カード
挿入口から挿入されたカードの一方面に該外周部を当接
させて回転する第1のローラ(44)と、前記カード搬
送路をはさんで前記第1のローラと対向し、該第1のロ
ーラに当接する方向に付勢支持され、前記第1のローラ
との間に挟まれたカードの厚さ方向に移動し、該カード
の他方面に外周部を当接させて回転する第2のローラ
(63)と、前記第2のローラの移動方向側の所定位置
に、該第2のローラの軸と平行な回転軸をもって回動自
在に支持され、前記回転軸からの径が両側の外周部より
長く形成された長径部を前記第2のローラの回転部に所
定間隔をもって近接させ、所定厚以上のカードの挿入に
よって移動した前記可動ローラの回転部に前記長径部を
当接または係合させて回転する回転体(67)と、前記
回転体の長径部を前記第2のローラの回転部へ近づける
方向に前記回転体を付勢する付勢手段(67c)と、前
記回転体が所定の回転量以上回転したか否かを示す信号
を前記判別手段へ出力するセンサ(70)とによって構
成されている。
【0012】
【作用】このように構成したため、本発明のカード処理
装置では、厚型カードが第1のローラと第2のローラ間
にはさまれてカード搬送路内へ引き込まれると、第2の
ローラの回転部と回転体の長径部とが当接または係合
し、回転体はその当接範囲(係合範囲)に対応する角度
まで回転する。また、薄型カードが引き込まれたときに
は、第2のローラの回転部は回転体の長径部に当接また
は係合せず、回転体は回転しない。判別手段は、この回
転体の回転量が所定以上回転したか否かを示すセンサか
らの信号によって、挿入されたカードの判別を行なう。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0014】図1は、一実施例のカード処理装置20の
平面図、図2はその側面図、図3はその底面図、図4は
その正面図、図5は図1のD−D線断面図である。
【0015】これらの図において、このカード処理装置
20のフレーム21は、水平板22と側板23、24と
によって、正面からみて略H型に形成されている。
【0016】フレーム21の水平板22の幅は、挿入さ
れるカードの幅より僅かに広く形成されており、水平板
22の先端には、水平板22の上面と連続するスリット
状のカード挿入口25aを有する枠体25が取付けられ
ている。
【0017】水平板22の先端から中央よりやや後部ま
での上面は、厚型カードの厚みより僅かに大きい隙間を
もってこの上面に対向する第1の上板26によって覆わ
れていて、水平板22の上面と第1の上板26の下面お
よび後述する第2の上板27の下面との間は、カード挿
入口25aから直線的に連続するカード搬送路Lを形成
している。なお、水平板22の中央およびその前後に
は、カード搬送路L側へ貫通するローラ穴22a、22
b、22cが設けられており、第1の上板26には、水
平板22のローラ穴22a、22bに対応する位置にロ
ーラ穴26a、26bが設けられている。
【0018】水平板22の後部側上面は、第2の上板2
7に覆われている。
【0019】第2の上板27は、第1の上板26の後方
に所定の距離をもって固定され、その下面27aと水平
板22の後部上面との間は、厚型カードを搬送できる距
離に設定されている。
【0020】第2の上板27の上面27bは、薄型カー
ドの分岐路として、後方へ向かう程高さが増すように傾
斜しており、カード搬入時に後述するサーマルヘッド8
5の圧着によって押し曲げられる薄型カードは、この上
面27b上に案内される。第2の上板27には、水平板
22のローラ穴22cに対応する位置にローラ穴27c
が設けられている。
【0021】フレーム21の中央の側板23、24間に
は、搬送ローラ30が、その外周部をローラ穴26aか
ら搬送路L内へ僅かに突出させるように配置されてい
る。搬送ローラ30のローラ軸31は、カード搬送路の
搬送面に平行で、カード搬送方向に直する向きで側板2
3、24に回動自在に支持されており、一方の側板23
から突出するローラ軸31の一端側には、大プーリ32
および2つの小プーリ33、34が取付けられている。
【0022】また、ローラ軸31の側板24寄りの位置
には、後述する読書きヘッド75のための圧着ローラ3
5が取付けられ、ローラ軸31の側板23寄りの位置に
は、プラテンローラ37をベルト駆動するための歯車3
6が取付けられている。
【0023】第1の上板26と第2の上板27との間に
配置されているプラテンローラ37は、その一端側の歯
車38とローラ軸31の歯車36との間に掛け渡された
ベルト39を介して回転駆動される。
【0024】また、圧着ローラ35の上方には、ヘッド
支持体40が配置されている。
【0025】ヘッド支持体40は、その一端40a側を
側板24に回動自在に支持されており、その自由端40
b側には、厚型カードの磁気情報を読取るための読取り
ヘッド41が、取付けられている。
【0026】このヘッド支持体40の前方には、圧着ソ
レノイド42が取付けられており、この圧着ソレノイド
42の軸42aが引込まれると、ヘッド支持体40は、
読取りヘッド41をバネ43の付勢力に抗してカード搬
送路方向へ回動して、そのヘッド面をカードに圧着させ
る。
【0027】圧着ソレノイド42の前方には、搬送ロー
ラ44が、その外周部をローラ穴26bからカード搬送
路L内へ僅かに突出するように固定配置されている。搬
送ローラ44のローラ軸45は、搬送ローラ30のロー
ラ軸と同一高さで同一向きに配置され、その両端は、側
板23、24間に回動自在に支持され、側板23から突
出するローラ軸45の一端には、搬送ローラ30の小プ
ーリ33と同径の小プーリ46が取付けられている。こ
の搬送ローラ44は、このカード処理装置の厚さ検出装
置の第1のローラを兼ねている。
【0028】搬送ローラ30の小プーリ33と搬送ロー
ラ44の小プーリ46との間にはベルト47が掛渡され
ている。
【0029】また、第2の上板27の中央部にも、同一
の搬送ローラ48が、その外周部をローラ穴27cから
僅かに突出するように固定配置されている。搬送ローラ
30と平行なこの搬送ローラ48のローラ軸49の両端
は、側板間に支持され、その一端側に小プーリ50が取
付けられ、この小プーリ50と搬送ローラ30の小プー
リ34との間にベルト51が掛けられている。したがっ
て、中央の搬送ローラ30が回転駆動されると、その前
後の搬送ローラ44、48が同一方向に回転駆動される
ことになる。なお、各搬送ローラ30、44、48の間
隔は、カードに対して常に搬送力を与えられるように、
カード長より僅かに短く設定されている。
【0030】中央の搬送ローラ30の大プーリ32は、
水平板22の下面側の駆動モータ53のモータプーリ5
4に、駆動ベルト55を介して連結され、駆動モータ5
3によって回転駆動される。側板23側には、この駆動
ベルト55に適度な張力を与えるためのテンション部材
56が取付けられている。
【0031】テンション部材56は、その中央部56a
が側板23に突設された軸28に貫通するようにして、
回動自在に支持され、前端部56bはバネ57によって
下方へ付勢され、後端部56cのテンションローラ58
をバネ57の付勢力によって駆動ベルト55に当接させ
て、駆動ベルト55に張力を与えている。バネ57の下
端は、側板23に取付けられた長ネジ59に掛けられて
いる。
【0032】駆動モータ53の前方には、シャッタソレ
ノイド60が取付けられている。このシャッタソレノイ
ド60は、図6に示すように、くの字状のシャッタレバ
ー62を押して、カード搬送路Lを開放する。
【0033】シャッタレバーは、その中央部の軸62a
を支点にして回動自在に支持され、下部62bに掛けら
れたバネ61によって、その上部62cが水平板22の
シャッタ穴22dからカード搬送路へ進入する向きに付
勢されている。そして下部62bがシャッタソレノイド
60のソレノイド軸60aで押されると、上部62cが
シャッタ穴22d内に退避するように回動して、カード
搬送路を開放する。
【0034】シャッタソレノイド60の隣りには、従動
ローラ63が搬送ローラ44と対向するように配置され
ている。従動ローラ63は、このカード処理装置の第2
のローラを兼ねており、搬送ローラ44、後述する偏心
回転板67およびフォトセンサ70とともに、厚さ検知
装置を形成している。搬送ローラ44のローラ軸45と
平行な従動ローラ63のローラ軸64の両端は、支持バ
ネ65によって搬送ローラ44方向へ付勢された状態で
支持されており、この付勢力によって、従動ローラ63
は、外周部をローラ穴22bからカード搬送路へ突出し
て搬送ローラ44に当接していて、搬送ローラ44と従
動ローラ63の間にカードが挿入されると、そのカード
の厚さ分だけ下方に移動する。なお、支持バネ65は、
バネ取付板66に突設されたバネ軸66aに取付けられ
ている。
【0035】この従動ローラ63の下方には、このカー
ド処理装置の回転体としての偏心回転板67が配置され
ている。
【0036】偏心回転板67の回転軸68は、その両側
に対向するように立てられた支持板69、69間に、回
動自在に且つ従動ローラ63のローラ軸と平行に支持さ
れている。
【0037】偏心回転板67の短径部67a側の表面に
は、長径部67bが常に上向き(従動ローラ63側)と
なるように付勢する錘部67cが設けられている。
【0038】長径部67bと従動ローラ63との間隔
は、搬送ローラ44と従動ローラ63との間に薄型カー
ドが挟まれたときの従動ローラ63の下降量より大き
く、厚型カードが挟まれたときの下降量より小さくなる
ように予め決められている。
【0039】したがって、図7の(a)に示すように、
薄型カードC1 が挿入された場合には、従動ローラ63
は、偏心回転板67の長径部67bに当接しないため、
偏心回転板67は回転せず、同図の(b)のように、厚
型カードC2 が挿入されたときには、下方に押し下げら
れた従動ローラ63が長径部67bに当接し、サラニ、
カードがローラ間を通過すると、偏心回転板67が回転
し、同図の(c)に示す位置まで回転すると、長径部の
当接範囲を越えて、空回り状態となるが、錘部67cの
付勢作用によって、偏心回転板67が逆方向に戻る力が
働くため、従動ローラ63が上方に戻るか逆転しない限
り、この回転角の状態が続くことになる。
【0040】また、偏心回転板67には、回転検出用の
切欠部67dが設けられており、偏心回転板67が、図
7の(c)の空回り状態にあるときの切欠部67dを検
出する位置に、フォトセンサ70が取付けられている。
【0041】駆動モータ53の後方には、薄型カードに
パンチ穴を開けるパンチ機71が取付けられている。
【0042】また、水平板22の下面中央には、ローラ
穴22aから突出してカード搬送路内で搬送ローラ30
に当接する従動ローラ72が、配置されている。
【0043】この従動ローラ72のローラ軸73の両端
は、バネ性を有する支持板74によって常に搬送ローラ
30と当接する方向に付勢されている。
【0044】この従動ローラ72の隣りには、厚型カー
ドおよび薄型カードの磁気情報を読み、薄型カードに状
態を書きこむ読書きヘッド75が固定されている。
【0045】パンチ機71の後方には、サーマルヘッド
85の圧着駆動部が形成されている。
【0046】この圧着駆動部は、モータ76に取付けら
れた歯車77を回転させ、その歯車77に噛合している
歯車79を回転させる。歯車79と、この歯車79に対
して同軸状に並んだ円板80との間は、歯車79の回転
軸79aをはさんで対称な位置に設けられた2つのロー
ラ81、81によって連結されている。
【0047】歯車79と円板80との間には、連結板8
3の屈曲した先端部83aが、ローラ81に当接するよ
うに挿着されている。この連結板83の他端部83b
は、サーマルヘッド85に回動自在に支持されている。
【0048】サーマルヘッド85は、幅広の直方体状
で、プラテンローラ37側にヘッド面85aを向けるよ
うに配置され、U字状に屈曲された2つの支持板86、
86によって前面85bを支持されている。
【0049】2つの支持板86、86は、その一端86
a、86aを水平板22の側板23、24に近接した位
置にそれぞれ回動自在に取付けられており、サーマルヘ
ッド85は、この一端86a、86aを支点として回動
できるように支持されている。
【0050】前述の連結板83の他端83bは、2つの
支持板86、86の他端86b、86bの間に両端を支
持された軸87に回動自在に取付けられている。
【0051】サーマルヘッド85の後面85c側には、
サーマルヘッド85の幅とほぼ等しい長さの軸88が取
付けられており、この軸88の両側には、後述する圧着
バネ90、90に当接する当接ローラ89、89が取付
けられている。
【0052】2つの圧着バネ90、90は、フレーム2
1の後部の側板23、24にそれぞれ取付けられている
バネ軸91、91に係止され、一端側をサーマルヘッド
85の当接ローラ89、89に当接して、サーマルヘッ
ド85を、常にプラテンローラ37方向へ付勢してい
る。
【0053】バネ軸91、91の間には、ローラ穴22
cから突出してカード搬送路内で搬送ローラ48に当接
する従動ローラ93が配置されている。従動ローラ93
のローラ軸94の両端は、支持バネ95によって常に搬
送ローラ48側へ付勢されている。この支持バネ95
は、前記支持バネ65と同様に、バネ取付板96に突設
されたバネ軸96aに取付けられている。
【0054】なお、カード搬送路Lの先端位置、中間位
置および後端位置の上下には、挿入されたカードのエッ
ジ位置の通過を光学的に検出するための位置センサ97
a、97b 、98a、98b、99a、99bが取付
けられている(97a〜99aは受光部、97b〜99
bは投光部)。
【0055】このように構成されたカード処理装置は、
図8に示すように制御装置100によって制御される。
【0056】この制御装置100は、各センサからの信
号に基づいて、カードの搬送駆動、情報読書制御、印字
制御およびカードの搬送経路の切替制御等を行なう。
【0057】図9は、この制御装置100の処理手順を
示すフローチャートである。以下、このフローチャート
に基づいてカード処理装置20の動作を説明する。
【0058】カード挿入口25aに対するカード挿入
が、位置センサ97aで検知されると、シャッタソレノ
イド60が通電駆動されてシャッタレバー62が開い
て、カード搬送路Lが開口し、駆動モータ53が正転
(FWD)駆動される(S1)。
【0059】このシャッタの開きによって、カードは前
側の搬送ローラ44と従動ローラ63の間まで挿入さ
れ、搬送ローラ44の回転駆動によって、カード搬送路
内へ引き込まれる。このとき、図7に示したように、挿
入されたカードが厚型カードのときには、偏心回転板6
7が空回り状態まで回転し、薄型カードのときには、偏
心回転板67は回転しない。
【0060】挿入されたカードが完全に搬送路内まで引
き込まれたことが、位置センサ97aで検知されると、
シャッタソレノイド60に対する通電が停止して、カー
ド搬送路が閉鎖され、駆動モータ53が一時停止する
(S3〜S5)。
【0061】この状態は、カードが搬送ローラ44と従
動ローラ63間にあって、両ローラとも停止し、しかも
外部からのカードの接触ができないという、厚さ検出に
は最適の状態である。
【0062】この状態で、フォトセンサ70の受光信号
から挿入カードの厚さ判別がなされ、挿入されたカード
がプリペイド式の薄型カードC1 であると判別される
と、再び駆動モータ53がFWD駆動され、さらにモー
タ76の駆動によって円板79が図10の(a)のよう
に、ほぼ90度回転駆動され、サーマルヘッド85がプ
ラテンローラ37に圧着される(S6〜S8)。
【0063】そして、読書ヘッド75と圧着ローラ35
との間を通過しながらその磁気情報の読取処理がなされ
る薄型カードC1 は、プラテンローラ37とサーマルヘ
ッド85の間にはさまれ、上方に曲げられた状態で、第
2の上板27の上面27b(分岐路)へ搬送され、読取
処理が終了した後、駆動モータ53が駆動停止される
(S9、S10)。
【0064】ここで、読取情報に基づいて利用可能なカ
ードか否かの判定がなされ、利用不可なカード(残情報
の無いカードあるいは不正カード等)のときには、後述
する挿出処理へ移り、利用可能なカードのときには、そ
の情報等を機器本体へ送る(S11、S12)。
【0065】そして、機器の利用終了が検知されると、
駆動モータ53が逆転(REV)駆動され、印字情報が
ある場合には、分岐路から戻る薄型カードC1 に対し
て、印字がなされ、さらに、磁気情報、パンチ処理等の
書込処理がなされる(S14〜S16)。
【0066】書込み処理がなされた薄型カードがカード
挿入口付近に達すると、シャッタソレノイド60が再び
通電駆動されて、薄型カードが完全にカード挿入口25
aから排出されると、駆動モータ53が停止して、シャ
ッタソレノイド60の通電が停止する(S17〜S2
0)。
【0067】一方、挿入されたカードがクレジット式の
厚型カードC2 と判別された場合には、駆動モータ53
がFWD駆動されてカード搬送が再開されるが、この場
合には、図10の(b)に示すように、サーマルヘッド
85は圧着せず、厚型カードC2 はそのままカード搬送
路Lを直進し、圧着ソレノイド42に対する通電駆動を
含む厚型カードからの磁気情報の読取処理がなされ、こ
のカードが搬送路の後端部に達すると駆動モータ53が
停止する(S21、S23)。
【0068】ここで、読取った磁気情報の照会処理がな
され、その照会確認がなされた場合には、機器の利用が
可能となり、利用が終了すると、駆動モータ53が逆転
駆動されて、ステップ15の挿出処理へ移る(S24〜
S27)。
【0069】また、照会確認ができなかった場合には、
直ちに駆動モータ53が逆転駆動され、挿出処理へ移
り、この厚型カードC2 は、カード挿入口25aから挿
出される。
【0070】このように、挿入されたカードが薄型カー
ドのときの搬送経路は、カード挿入口25aと分岐路
(第2の上板27の上面)との間となり、厚型カードの
ときの搬送経路は、カード挿入口25aとカード搬送路
Lの後端部の間となるように切替えられ、各カードはそ
れぞれの搬送経路を往復する間に情報の読み取り、書込
みおよび印字処理がなされて挿出される。
【0071】なお、この実施例では、回転体として円板
状の偏心回転板67を用いていたが、これは本発明を限
定するものでなく、例えば、図11の(a)に示す回転
板110のように、従動ローラ63に近接する側とその
反対側にそれぞれ扇状の長径部111、112を設け、
下側の長径部112の径や体積を上側の長径部111よ
り大にして、前述の錘部67cと同様の付勢作用をもた
せるようにしてもよい。
【0072】また、前記実施例では、偏心回転板67を
従動ローラ63に直接当接していたが、図11の(b)
に示す回転体120のように、外周の一部のみに歯車1
21を設け、この歯車121を従動ローラ63側の歯車
122に係合させて、厚型カードによる回転を検出する
ようにしてもよい。この場合でも、歯車121部分は、
両側の外周部より径の長い長径部と見なすことができ
る。なお、長径部を従動ローラ63側に付勢する手段と
して、同図の(c)のように、バネ130を用いること
もできる。
【0073】また、前記実施例では、回転体としての偏
心回転板67の回転角を直接検出していたが、回転体の
回転軸に角度検出用の部材(例えばスリット付円板等)
を連結し、この部材の回転をセンサで検出するようにし
てもよく、また、センサとして光学式のフォトセンサだ
けでなく、磁気等による他の非接触センサあるいはマイ
クロスイッチ等の接触式の機械的なセンサを用いること
もできる。
【0074】また、前記実施例では、第1のローラおよ
び第2のローラを、カード搬送用の搬送ローラ44およ
び従動ローラ63と兼用する場合について説明したが、
第1のローラおよび第2のローラを、これら搬送用のロ
ーラと別個に設けるようにしてもよい。
【0075】また、前記実施例では、挿入されたカード
が、外部から接触できない所定搬入位置にあることを、
光学式のセンサ97a、97bによって検出していた
が、これは本発明を限定するものでなく、搬入開始時点
から所定搬入位置に達するまでの時間や駆動モータの回
転数等を測定することによって、検出することもでき
る。
【0076】また、前記実施例では、サーマルヘッド8
5の圧着、非圧着によって薄型カードと厚型カードの搬
送経路を切替えるように構成されたカード処理装置につ
いて説明したが、印字機能を持たないカード処理装置
や、薄型カードと厚型カードの情報処理経路が独立して
いるカード処理装置についても、本発明を同様に適用す
ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード処
理装置は、第2のローラが所定以上移動したとき、その
回転部と回転体の長径部とを当接または係合させて、回
転体が空回り状態となるまで回転させ、その回転体の回
転量をセンサで検知することによってカードの判別を行
なうように構成された厚さ検出装置を有している。
【0078】このため、薄型カードに反りがあっても、
正確な厚さ検出が行なえる。また、固定ローラが所定角
度だけ回転すれば、その後の回転状態に無関係にカード
厚を検出できるので、カードとローラの間でスリップ等
が発生しても誤検出することはない。
【0079】また、第2の発明では、カードが外部から
接触できない位置にあるときのセンサからの信号によっ
て厚さの判別を行なうため、利用者のカード挿入の仕方
に左右されない安定した検出を行なうことができる。
【0080】また、第3の発明では、カードが外部から
接触できない位置でカードの引込みを一時停止させ、こ
の停止中のセンサの信号によって厚さの判別を行なうた
め、ローラの回転による位置の変動がなく、さらに安定
した検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】一実施例の側面図である。
【図3】一実施例の底面図である。
【図4】一実施例の正面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】一実施例の要部の側面図である。
【図7】一実施例の要部の側面図である。
【図8】一実施例の制御部を示すブロック図である。
【図9】図8の制御部の処理手順を示すフローチャート
図である。
【図10】一実施例の動作を説明するための概略断面図
である。
【図11】本発明の他の実施例の要部を示す側面図であ
る。
【図12】従来装置の要部の概略側面図である。
【符号の説明】
20 カード処理装置 22 水平板 25a カード挿入口 26 第1の上板 27 第2の上板 30、44、48 搬送ローラ 37 プラテンローラ 41 読取ヘッド 42 圧着ソレノイド 53 駆動モータ 60 シャッタソレノイド 62 シャッタレバー 63、72、93 従動ローラ 67 偏心回転板 67b 長径部 70 フォトセンサ 76 モータ 85 サーマルヘッド 100 制御装置 L カード搬送路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口25aからカード搬送路Lへ
    挿入されるカードの厚さが所定以上か否かを示す信号を
    出力する厚さ検出装置と、該厚さ検出装置からの信号に
    よって前記挿入されたカードが厚型カードか薄型カード
    かを判別する判別手段とを有し、前記挿入されたカード
    を前記カード搬送路内へ引込んで前記判別手段の判別結
    果に応じた情報の読書き処理を行なうカード処理装置に
    おいて、 前記厚さ検出装置は、 前記カード搬送路の搬送面に平行でカード搬送方向に直
    交する軸を有し、前記カード挿入口近傍の前記カード搬
    送路内に外周部を突出する位置に固定支持され、前記カ
    ード挿入口から挿入されたカードの一方面に該外周部を
    当接させて回転する第1のローラ(44)と、 前記カード搬送路をはさんで前記第1のローラと対向
    し、該第1のローラに当接する方向に付勢支持され、前
    記第1のローラとの間に挟まれたカードの厚さ方向に移
    動し、該カードの他方面に外周部を当接させて回転する
    第2のローラ(63)と、 前記第2のローラの移動方向側の所定位置に、該第2の
    ローラの軸と平行な回転軸をもって回動自在に支持さ
    れ、前記回転軸からの径が両側の外周部より長く形成さ
    れた長径部を前記第2のローラの回転部に所定間隔をも
    って近接させ、所定厚以上のカードの挿入によって移動
    した前記可動ローラの回転部に前記長径部を当接または
    係合させて回転する回転体(67)と、 前記回転体の長径部を前記第2のローラの回転部へ近づ
    ける方向に前記回転体を付勢する付勢手段(67c)
    と、 前記回転体が所定の回転量以上回転したか否かを示す信
    号を前記判別手段へ出力するセンサ(70)とによって
    構成されていることを特徴とするカード処理装置。
  2. 【請求項2】前記挿入されたカードが、前記第1のロー
    ラと前記第2のローラにはさまれ、かつ外部からの接触
    が不可能な所定搬入位置にあることを検出するカード位
    置検出手段を備え、 前記判別手段は、挿入されたカードが前記所定搬入位置
    にあるときの前記センサからの信号によって、該カード
    の判別を行なうことを特徴とする請求項1記載のカード
    処理装置。
  3. 【請求項3】挿入されたカードが前記所定搬入位置まで
    引込まれたとき、該カードの引込みを一時停止させる一
    時停止手段を備え、 前記判別手段は、前記カードが一時停止している間の前
    記センサからの信号によって、該カードの判別を行なう
    ことを特徴とする請求項2記載のカード処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879074A (en) * 1986-11-27 1989-11-07 Ube Industries, Ltd. Method for coating soot on a melt contact surface
EP0837414A2 (en) * 1996-10-08 1998-04-22 Ncr International Inc. Magnetic card sensor

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EP0837414A3 (en) * 1996-10-08 2000-07-19 Ncr International Inc. Magnetic card sensor

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