JPH0544067B2 - - Google Patents

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JPH0544067B2
JPH0544067B2 JP63068301A JP6830188A JPH0544067B2 JP H0544067 B2 JPH0544067 B2 JP H0544067B2 JP 63068301 A JP63068301 A JP 63068301A JP 6830188 A JP6830188 A JP 6830188A JP H0544067 B2 JPH0544067 B2 JP H0544067B2
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Shuichi Takahashi
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Tamura Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気カード、ICカード等の厚みの
異なる2種類のカードを連続的にかつ同時に利用
可能にしたカード処理装置に関する。
〔従来の技術〕
近時、磁気カード、ICカード、磁気・IC兼用
カード等種々のカードが使用されるに至つている
が、このようなカードに記録されている情報の読
出し、書込みを行うカード処理装置としては、い
ずれも専用機であつたため、カードの種類に応じ
て複数種のカード処理装置が必要とされていた。
しかし、複数種のカード処理装置を設置するこ
とは不経済で、使用者にとつても混同しやすく故
障等のトラブルの原因になるため、最近では例え
ば特開昭60−207987号公報、特開昭62−80792号
公報等にみられるように磁気ストライプカードと
磁気ストライプ付ICカードの双方を処理可能と
した装置が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記引用例公報に開示されたカ
ード読取り、書込み装置はいずれも単に同一搬送
路中にIC情報処理部と、磁気情報処理部とを設
け、その位置関係を規定しているにすぎず、厚み
の異なるカードの同時利用に対しては不十分であ
つた。
すなわち、カードの種類は大別すると、 キヤツシユカードやクレジツトカードなどの
JIS型カード ICカード(磁気ストライプ有、無) テレホンカードなどのプリペイドカード の3種類に分けられ、その材質、厚み並びに曲げ
剛性を比較した場合、,のカードは硬質塩化
ビニール材で、0.7〜0.8mm程度、のカードは
PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂で、0.2
〜0.3mm程度の厚みをそれぞれ有し、曲げ剛性が
,のカードより一般的に小とされ、したがつ
て、兼用した場合、厚みの差によりカード搬送力
が一定せず、カード情報の読出し、書込み精度が
低下するからである。
したがつて、本発明は上述したような問題点を
解決し、簡単な構造で厚みの異なるカードに応じ
たカード処理搬送路を設け厚みの異なる2種類の
カードの同時利用を可能にしたカード処理装置を
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、厚みの異
なる2種類のカードを挿入・返却するカード挿
入・返却口と、一端が前記カード挿入・返却口と
連通し前記挿入されたカードを内部に取込む取込
み通路と、この取込み通路の他端と略直線状に連
通し厚みの大なるカードのデータ処理を行う第1
のカード処理搬送路と、この第1のカード処理搬
送路内のカードを往復移動させる第1のカード搬
送手段と、前記取込み通路の他端から分岐して設
けられることにより傾斜通路部を有して前記第1
のカード処理搬送路と略平行に設けられ厚みの小
なるカードのデータ処理を行う第2のカード処理
搬送路と、この第2のカード処理搬送路内のカー
ドを往復移動させる第2のカード搬送手段と、前
記第1および第2のカード処理搬送路を前記取込
み通路に選択的に連通させるカード振分け機構
と、前記第1および第2のカード搬送手段を動作
させる1つの駆動モータと、薄いカードの取込
み、処理時に既に第1のカード処理搬送路に搬送
されている厚いカードを前記第1のカード搬送手
段から離反させ一時搬送保留状態にするクラツチ
機構とで構成したものである。
〔作用〕
本発明において、カード振分け機構は厚みの異
なる2種類のカードを振分け、可撓性の少ない厚
いカードをカード取込み通路と略直線状に形成し
た第1のカード処理搬送路に、可撓性の大きい薄
いカードを、第1のカード処理搬送路のカード厚
み方向に並設された第2のカード処理搬送路にそ
れぞれ導く。クラツチ機構は、厚いカードを第1
のカード処理搬送路に取込んだ状態において該カ
ードを第1のカード搬送手段から離反させること
により、薄いカードの取込みを可能にすると同時
に1つのモータによる第1および第2のカード搬
送手段の同時駆動を可能にする。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明に係るカード処理装置の第1実
施例を示す第3図−線断面図、第2図は第3
図−線断面図、第3図は平面図である。これ
らの図において、全体を符号1で示すカード処理
装置は、互いに対向する左右一対の側板2A,2
B、前面板3等によつて前後方向に長い箱形を呈
し、前面板3に厚みの異なる2種類のカード4,
4A,4Bを挿入・返却するカード挿入・返却口
5と、このカード挿入・返却口5の下方に適宜距
離はなれて設けられ薄いカード4Bを返却するカ
ード返却口6が設けられ、内部には前端が前記カ
ード挿入・返却口5に連通し該返却口5に挿入さ
れたカード4を内部に取込む略水平な取込み通路
7と、この取込み通路7の後端と略直線状に連通
し厚いカード4Aのデータ処理を行う第1のカー
ド処理搬送路8と、前端が前記カード返却口6に
連通して前記取込み通路7の下方にこれより長く
形成され薄いカード4Bを返却または一時待機さ
せる略水平な返却・待機用通路9と、この返却待
機用通路9の後端と略直線状に連通することによ
り前記第1のカード処理搬送路8の下方にこれと
略平行に形成され薄いカード4Bのデータ処理を
行う第2のカード処理搬送路10とが設けられ、
また該第2のカード処理搬送路10はその前端に
傾斜して設けられることにより前記取込み通路7
の後端に連通する傾斜通路部10Aを有してい
る。
前記取込み通路7にはカードの厚みを検出して
その種別を判別するカード厚み検出機構12と、
該通路7の後端の開閉制御するシヤツタ機構13
とが配設されている。前記カード厚み検出機構1
2は、取込み通路7を挾んで上下に対向配置され
た上部ローラ15および下部ローラ16と、上部
ローラ15の回転を検出する検出部14とを備え
ている。上部ローラ15は軸17に回動自在に配
設されたホルダ18に回動自在に取付けられ、前
記ホルダ18はスプリング19によつて第2図時
計方向の回動習性を付与されストツパ20に圧接
されることにより前記上部ローラ15と下部ロー
ラ16との間隔を所定の間隔、すなわち厚いカー
ド4Aの厚みより小で薄いカード4Bの厚みより
大なる間隔に設定保持している。したがつて、厚
いカード4Aが挿入されると、該カード4Aの表
面が上部ローラ15の下面に接触しその摩擦力で
該ローラ15を回転させる。一方、薄いカード4
Bは薄くて上部ローラ15に接触しないため、該
ローラ15を回転させることはない。前記上部ロ
ーラ15と下部ローラ16との間隔は調整ねじ2
2によつて最適値に可変設定される。前記上部ロ
ーラ15の軸23は右側の側板2Bの外側に延長
され、その先端に多数のスリツト(図示せず)が
円周方向に列設された円板24が取付けられ、こ
れに対応して前記側板2Bにフオトインタラプタ
24が設けられ、これらによつて前記検出部14
を構成している。そして前記軸23は折り曲がつ
た薄いカード4B等により上部ローラ15が回転
するのを防止するため僅かながら摩擦力による制
動力が付与されている。したがつて、上部ローラ
15を回転させるには前記制動力以上の回転力が
必要とされる。
前記シヤツタ機構13は、前記取込み通路7の
後端部に該通路7を挾んで上下に対向配置された
シヤツタ板25およびシヤツタローラ26と、シ
ヤツタ板25を動作させるソレノイド30とを備
えている。シヤツタ板25は軸27によつて上下
方向に回動自在に軸支され、かつスプリング29
によつて第1図時計方向の回動習性が付与される
ことにより通常は後端に設けたカード係止部28
Aが前記シヤツタローラ26の上側周面を押圧し
前記取込み通路7を閉鎖している。前記シヤツタ
ローラ26は、前記下部ローラ16の軸31に回
動自在に軸支され、かつ不図示のスプリングによ
つて第2図反時計方向の回動習性を付与されたロ
ーラブラケツト32の自由端に回転自在に配設さ
れている。前記シヤツタローラ26の上方には従
動プーリ33が前記シヤツタ板25の一側に位置
して配設され、このプーリ33と前記第1のカー
ド処理搬送路8の中央上方側に配設された駆動プ
ーリ34間に厚いカード4Aを前記第1のカード
処理搬送路8に搬送するベルト35が張架されて
おり、これらによつて厚いカード4Aを往復移動
させる第1のカード搬送手段36を構成してい
る。前記シヤツタローラ26は、シヤツタ板25
に対する付勢力がローラブラケツト32を付勢し
ているスプリング(図示せず)の付勢力より大で
あるため、通常シヤツタ板25によつて押し下げ
られることによりベルト35と離間しており、シ
ヤツタ板25がソレノイド30への通電によつて
スプリング29に抗して反時計方向に回動される
と、上昇して前記ベルト35を介して駆動プーリ
33に圧接されるように構成されている。
前記取込み通路7の後端、すなわち前記第1の
カード処理搬送路8と傾斜通路部10Aとの分岐
部にはこれら両通路8,10Aを選択的に開閉制
御する第1のカード振分け機構38が配設されて
いる。第1のカード振分け機構38は、軸39に
よつて上下方向に回動自在に軸支され、厚いカー
ド4Aの取込み時に傾斜通路部10Aを閉鎖し、
薄いカード4Bの取込み時に第1のカード処理搬
送路8を閉鎖する上方セレクタ40と、軸41に
よつて回動自在に軸支されると共にスプリング
(図示せず)により反時計方向に付勢され前端に
設けたピン42が前記上方セレクタ40に開設さ
れた窓43に挿入係合され、後端に回転自在なピ
ンチローラ44が前記駆動プーリ34に対応して
設けられたリンクブラケツト45と、軸46によ
つて回動自在に軸支されソレノイド47によつて
反時計方向に回動される押えブラケツト48等で
構成されている。前記押えブラケツト48は前記
ピンチローラ44に対応する押え片50を一体的
に有してスプリング49により時計方向の回動習
性を付与されることにより前記押え片50が通常
前記ピンチローラ44に圧接され、これら押えブ
ラケツト48とピンチローラ44とで厚いカード
4Aのクラツチ機構51を構成している。ピンチ
ローラ44に押え片50が圧接された状態におい
て、前記リンクブラケツト45は時計方向に回動
されて第2図示の状態に設定保持され、上方セレ
クタ40は前記リンクブラケツト45によつて時
計方向に回動されて上方位置に係止されることに
より、第1のカード処理搬送路8を閉鎖し、傾斜
通路部10Aを開いている。前記押え片50は摩
擦係数の大きい材質で形成され、ソレノイド47
の駆動により押えブラケツト48がスプリング4
9に抗して反時計方向に回動されると、前記ピン
チローラ44から離間される。すると、リンクブ
ラケツト45は押え片50から解放されるため、
スプリング力によつて反時計方向に回動されてピ
ンチローラ44を駆動プーリ34にベルト35を
介して圧接し、上方セレクタ40を同方向に回動
下降させ、これによつて取込み通路7に対する傾
斜通路部10Aと、第1のカード処理搬送路8の
連通、不連通状態が切替えられる。
前記上方セレクタ40の後方には上方磁気ヘツ
ド54と、回転自在なタツチローラ55が前記第
1のカード処理搬送路8を挾んで配設されてい
る。上方磁気ヘツド54は回動レバー56に取付
けられ前記タツチローラ55に圧接されている。
前記第1のカード処理搬送路8の後端部には
ICカード接点機構58と、前記駆動プーリ34
を正逆回転させる駆動モータとしてのパルスモー
タ59が配設されている。前記ICカード接点機
構58は、上端が軸60によつて回動自在に軸支
され時計方向の復帰習性の付与された回動レバー
61と、この回動レバー61の下端に連結された
スライド部材62と、このスライド部材62の下
面に設けられたICカード検出用の接触子63と、
スライド部材62の上面に設けられた斜面62a
に接触する回転自在なガイドローラ64等で構成
され、前記ベルト35等からなる第1のカード搬
送手段36によつて搬送されてきた厚いカード4
Aの先端が前記スライド部材62の下端部62b
に当接すると、前記回動レバー61が反時計方向
に回動され、これに伴つてスライド部材62がガ
イドローラ64により下げられ、前記接触子63
が厚いカード4Aに圧接される。そして、厚いカ
ード4Aは所定の位置まで達すると、パルスモー
タ59が停止し、その位置に停止される。
前記返却・待機用通路9と前記傾斜通路部10
Aとの分岐部には、これら両通路9,10Aを前
記第2のカード処理搬送路10に選択的に連通さ
せる第2のカード振分け機構65が配設されてい
る。この第2のカード振分け機構65は、軸67
によつて回動自在に軸支された下部セレクタ66
を有し、このセレクタ66は前記シヤツタブラケ
ツト32に設けられたセレクタカム68によつて
通常押圧され反時計方向に回動されることによ
り、第2図に示す上方位置に係止され、これによ
つて前記返却・待機用通路9と第2のカード処理
搬送路10とを連通させ、傾斜通路部10Aを閉
鎖している。シヤツタ板25がソレノイド30に
よつて上昇回動され、シヤツタローラ26が前記
シヤツタ板25から解放されると、シヤツタブラ
ケツト32はスプリング力によつて反時計方向に
回動される。すると、セレクタカム68も上昇し
て下方セレクタ66を解放するため、該セレクタ
66は自重もしくは弱いスプリング力によつて時
計方向に回動し、返却・待機用通路9を閉鎖する
一方、傾斜通路部10Aを開く。
70は前記返却・待機用通路9と第2のカード
処理搬送路10の両通路に亘つて延在する如く配
設された薄いカード4B搬送用の第2のカード搬
送手段で、この第2のカード搬送手段70は、上
下一対のベルト71,72と、これらのベルト7
1,72がそれぞれ張設される複数個のプーリ7
3A〜73Gと、プーリ73Gに対応して配設さ
れた排出プーリ74等で構成され、プーリ73C
の軸75に前記パルスモータ59の回転が伝達さ
れるように構成されている。そして、第2のカー
ド処理搬送路10の中央にはタツチローラ76と
下方磁気ヘツド77が該搬送路10を挾んで対向
配置されている。タツチローラ76は、回動自在
で反時計方向に付勢されたレバー78に取付けら
れることにより前記磁気ヘツド77に圧接されて
いる。
次に、上記構成によるカード処理装置1の動作
を説明する。カード4をカード挿入・返却口5か
ら取込み通路7に挿入すると、その先端がシヤツ
タ板25のカード係止部28Aに当接する。カー
ド4が薄いカード4Bである場合は、上部ローラ
15が該カード4Bによつては回転されず、カー
ド厚み検出機構12が薄いカードであると判別
し、その判別信号によつてソレノイド30が駆動
される。すると、シヤツタ板25はソレノイド3
0によつて第4図に示すように反時計方向に回動
されて取込み通路7を開くと同時にシヤツタロー
ラ26に対する押圧状態を解除し、シヤツタブラ
ケツト32はシヤツタローラ26がシヤツタ板2
5から解放されることで、反時計方向に上昇回動
して前記シヤツタローラ26を従動プーリ33に
ベルト35を介して圧接する。この時、下方セレ
クタ66はシヤツタブラケツト32の上昇回動に
伴いセレクタカム68から解放されることにより
時計方向に回動下降し、傾斜通路部10Aを第2
のカード処理搬送路10に連通させる。一方、上
方セレクタ40はソレノイド47が非駆動状態を
維持するため動作されず、第4図に示す状態、す
なわち取込み通路7と傾斜通路部10Aとを連通
させ、第1のカード処理搬送路8を閉鎖した状態
に保持されている。
この状態においてパルスモータ59が正方向に
回転され、その回転が駆動プーリ34およびプー
リ73Cに伝達されることにより、ベルト35,
71が反時計に、ベルト72が時計方向廻りにそ
れぞれ回転走行され、薄いカード4Bの搬送を開
示する。
したがつて、薄いカード4Bは傾斜通路部10
Aを通つて第2のカード処理搬送路10に導か
れ、下方磁気ヘツド77によるデータの読取り・
書込みが行われる。薄いカード4Bが取込まれる
と、ソレノイド30への通電が直ちに停止され、
シヤツタ板25、シヤツタローラ26および下方
セレクタ66を第2図に示す元の状態に復帰させ
る。そして、処理が終了すると、前記ベルト7
1,72は上記とは反対方向に走行され、薄いカ
ード4Bを返却・待機用通路9を経てカード返却
口6へ返却する。
なお、薄いカード4Bは可撓性が大であるた
め、傾斜通路部10Aを通る際、屈曲し、第2の
カード処理搬送路10に円滑かつ確実に送り込ま
れる。
一方、カード挿入・返却口5に挿入されたカー
ド4によつて上部ローラ15が回転されカード厚
み検出機構12が厚いカード4Aと判別した場合
は、該検出機構12による検知信号によつてソレ
ノイド30,47が共に駆動される。ソレノイド
30の駆動により前述した通りシヤツタ板25が
上昇回動してシヤツタローラ26が従動プーリ3
3にベルト35を介して圧接され、下方セレクタ
66が回動下降して返却・待機用通路9を閉鎖す
る。ソレノイド47が駆動すると、第5図に示す
ように押えブラケツト48が反時計方向に回動さ
れて押え片50によるピンチローラ44の押圧状
態を解除し、これによつてリンクブラケツト45
がスプリングによる付勢力によつて反時計方向に
回動してピンチローラ44を駆動プーリ34にベ
ルト35を介して圧接すると同時に上方セレクタ
40を同方向に回動させる。したがつて、上方セ
レクタ40は傾斜通路部10Aを閉鎖し、取込み
通路7と第1のカード処理搬送路8を連通させ
る。
この状態でパルスモータ59が正方向に駆動し
てその回転がベルト35に伝達されると、該ベル
ト35は反時計方向に走行され、厚いカード4A
を第1のカード処理搬送路8に搬送する。そして
厚いカード4Aは第6図に示すようにスライド部
材62の下端部62bに当接してこれを押圧し、
所定位置に達すると、パルスモータ59が停止す
るため、その位置に停止する。この時、スライド
部材62は厚いカード4Aによつて押圧されるこ
とにより、レバー61の回動とガイドローラ64
の作用により斜め後方下方に平行移動されて接触
子63をカード4Aの表面所定箇所に押付け、カ
ード4AがICカードの場合上方磁気ヘツド54
と接触子63によるデータの読取り、書込み処理
が行われる。但し、クレジツトカード等のJIS型
カードの場合は、ICカードと異なり演算部とし
てのマイクロコンピユータ等を内蔵していないた
め、上方磁気ヘツド54によつてのみデータの読
取り、書込み処理が行われる。そして、処理が終
了すると、ベルト35が時計方向に走行されて厚
いカード4Aを逆送し、カード挿入・返却口5に
返却する。
厚いカード4Aを取り込んだ後薄いカード4B
をカード挿入・返却口5に挿入すると、このカー
ドの検知信号によつてクラツチ機構51のソレノ
イド47への通電が絶たれる。したがつて、押え
ブラケツト48はスプリング49のばね力によつ
て第1図時計方向に回動復帰して、押え片50を
ピンチローラ44に厚いカード4Aを介して圧接
させ、該ローラ44を押し下げる。この結果、厚
いカード4Aは第6図に示すようにベルト35か
ら離間してベルト搬送力が絶たれ、前記ピンチロ
ーラ44と押え片50とで挾持される。押え片5
0は大きな摩擦係数を有して厚いカード4Aをピ
ンチローラ44に押し付けているため、ICカー
ド接点機構58の復帰力によつては厚いカード4
Aが戻されることはなく、その位置に停止してい
る。つまり、厚いカード4Aは搬送保留状態とな
る。この状態でベルト35,71,72は取込み
方向に走行されることにより、薄いカード4Bを
取込み、第2のカード処理搬送路10に導く。こ
の時、上方セレクタ40は前記押えブラケツト4
8に連動してリンクブラケツト45が時計方向に
回動されることでこれと同方向に回動され、第1
のカード処理搬送路8を閉鎖する。また下方セレ
クタ66はシヤツタ板13の上昇回動に伴いシヤ
ツタブラケツト32が上昇回動しセレクタカム6
8より解放されることにより、時計方向に回動し
返却・待機用通路9を閉鎖する。したがつて、取
込み通路7は第4図に示すように傾斜通路部10
Aを介して第2のカード処理搬送路10と連通
し、薄いカード4Bの取込みを可能にする。
そして処理が終了すると、ベルト35,71,
72の走行方向が切替えられ、先ず薄いカード4
Bが返却・待機用通路9を通つてカード返却口6
に返却され、次いでソレノイド30が駆動してシ
ヤツタ板25を上昇回動させることにより厚いカ
ード4Aが取込み通路7を通つてカード挿入・返
却口5に返却される。
ここで、薄いカード4Bの返却時にカード返却
口6または返却・待機用通路9が詰つたりしてい
て前記カード返却口6に返却できない場合は、こ
の異常を検知してソレノイド30を駆動し、シヤ
ツタ板25を開く。すると、これに連動して下方
セレクタ66が回動下降して傾斜通路部10Aを
開き、薄いカード4Bを傾斜通路部10Aを経て
取込み通路7に導きカード挿入・返却口5より返
却する。しかる後、上述したように厚いカード4
Aが返却される。
薄いカード4Bを挿入した後厚いカード4Aを
挿入使用する場合は、第2のカード処理搬送路1
0内に搬送された薄いカード4Bを逆送して一旦
第7図に示すように返却・待機用通路9に待機さ
せる。この逆送時においては第2図に示すように
ソレノイド30は駆動されず、このためシヤツタ
板25は閉じていてシヤツタローラ26を押し下
げており、また、下方セレクタ66はセレクタカ
ム68により押圧回動されて上方位置に係止さ
れ、返却・待機用通路9と第2のカード処理搬送
路10とを連通させている。このような薄形カー
ド4Bの待機状態で厚いカード4Aがカード挿
入・返却口5に挿入されてこれをカード厚み検出
機構12が検出し、ソレノイド30,47および
パルスモータ59を駆動することにより厚いカー
ド4Aの取込み動作が行われる。この時、ソレノ
イド30の駆動によりシヤツタ板25が第7図に
示すように開き、シヤツタローラ26が厚いカー
ド4Aを介してベルト35に圧接され、下方セレ
クタ66はセレクタカム68より解放されること
によりその自重または弱いスプリングの力により
時計方向に回動してその先端が待機中の薄いカー
ド4Bに当接する。ソレノイド47の駆動により
上方セレクタ40は反時計方向に回動されて傾斜
通路部10Aを閉鎖する一方、取込み通路7と第
1のカード処理搬送路8とを連通させる。次い
で、パルスモータ59の駆動によりベルト35が
反時計方向に走行されるため、厚いカード4Aは
上方セレクタ40の上面を通つて第1のカード処
理搬送路8に搬送される。同時に待機中の薄いカ
ード4Bもベルト71,72(第1図)の走行に
より下方セレクタ66の下を通つて第2のカード
処理搬送路10に搬送される。そして、厚いカー
ド4Aはそのデータが上方磁気ヘツド54によつ
て読取られ、ICカード接点機構58を右方に移
動させて所定の停止位置(第6図の位置)まで達
すると、パルスモータ59が停止し、両カード4
A,4Bが停止する。その後、第6図に示すよう
にクラツチ機構51の駆動により厚いカード4A
をベルト35から離反させて一時搬送保留状態と
することにより、薄いカード4Bのみの搬送が可
能となる。この場合、薄いカード4Bは記録され
ている情報を使い切るとカード返却口6に使用済
みカードとして返却されるため装置自体がOFF
になるが、次の薄いカードをカード挿入・返却口
5にあらかじめ挿入しておくと、これを使用済カ
ードの返却後直ちに取込み、カード処理装置1を
連続的に使用し得、カード式公衆電話機に適用し
て好適である。
第8図は本発明の第2実施例を示す概略構成図
である。この実施例はカード返却口、返却・待機
用通路および下方セレクタを廃止し、通路構成を
簡素化することにより厚いカード4Aと薄いカー
ド4Bの挿入・返却を1つの挿入・返却口5によ
つて行うようにしたものである。
80a,80bはカード厚み検出機構12を構
成する発光素子および受光素子である。
その他の構成は上記実施例と同様であるため、
同一符号を以つて示し、その説明を省略する。
この場合、本実施例においては返却・待機用通
路を備えていないため、厚みの異なる2種類のカ
ード4を同時使用する際、厚いカード4Aを先に
挿入する場合はクラツチ機構51を有しているた
め問題はないが、薄いカード4Bを先に挿入し、
次いで厚いカード4Aを挿入する場合は、第2の
カード搬送手段70が第1のカード処理搬送路1
0内の薄いカード4Bをさらに奥方へ搬送させな
いようにするため、該搬送手段70にクラツチ機
構を設け、駆動モータからの動力伝達がなされな
いようにする必要がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係るカード処理装置
によれば、厚みの異なる2種類のカードに対して
それぞれ専用のカード処理搬送路を設けているの
で、カードの搬送動作が安定かつ確実で、データ
処理の信頼性を向上させる。また、厚いカード用
の第1のカード処理搬送路に設けたクラツチ機構
は、前記第1のカード処理搬送路に厚いカードを
取込んだ状態において、駆動され前記カードを第
1のカード搬送手段から一時離反させることによ
り搬送保留状態に設定保持することができ、その
ためこの状態で薄いカード取込み用のカード搬送
手段を駆動した際、前記厚いカード取込み用のカ
ード搬送手段が同時に駆動されても厚いカードに
搬送力が全く伝達されず、したがつて両カード搬
送手段の駆動モータを1つにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカード処理装置の第1実
施例を示す第3図−線断面図、第2図は第3
図−線断面図、第3図は平面図、第4図は薄
いカードの取込み動作を説明するための図、第5
図は厚いカードの取込み動作を説明するための
図、第6図は厚いカードの待機状態を示す図、第
7図は薄いカードの待機状態を示す図、第8図は
本発明の第2実施例を示す概略構成図である。 1……カード処理装置、4A……厚いカード、
4B……薄いカード、5……カード挿入・返却
口、6……カード返却口、7……取込み通路、8
……第1のカード処理搬送路、9……返却・待機
用通路、10……第2のカード処理搬送路、10
A……傾斜通路部、36……第1のカード搬送手
段、38……第1のカード振分け機構、51……
クラツチ機構、65……第2のカード振分け機
構、70……第2のカード搬送手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚みの異なる2種類のカードを挿入・返却す
    るカード挿入・返却口と、一端が前記カード挿
    入・返却口と連通し前記挿入されたカードを内部
    に取込む取込み通路と、この取込み通路の他端と
    略直線状に連通し厚みの大なるカードのデータ処
    理を行う第1のカード処理搬送路と、この第1の
    カード処理搬送路内のカードを往復移動させる第
    1のカード搬送手段と、前記取込み通路の他端か
    ら分岐して設けられることにより傾斜通路部を有
    して前記第1のカード処理搬送路と略平行に設け
    られ厚みの小なるカードのデータ処理を行う第2
    のカード処理搬送路と、この第2のカード処理搬
    送路内のカードを往復移動させる第2のカード搬
    送手段と、前記第1および第2のカード処理搬送
    路を前記取込み通路に選択的に連通させるカード
    振分け機構と、前記第1および第2のカード搬送
    手段を動作させる1つの駆動モータと、薄いカー
    ドの取込み、処理時に既に第1のカード処理搬送
    路に搬送されている厚いカードを前記第1のカー
    ド搬送手段から離反させ一時搬送保留状態にする
    クラツチ機構とを備えたことを特徴とするカード
    処理装置。
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JPH0611060U (ja) * 1992-06-30 1994-02-10 アンリツ株式会社 カード処理装置

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