JPH0421158Y2 - - Google Patents

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JPH0421158Y2
JPH0421158Y2 JP10941887U JP10941887U JPH0421158Y2 JP H0421158 Y2 JPH0421158 Y2 JP H0421158Y2 JP 10941887 U JP10941887 U JP 10941887U JP 10941887 U JP10941887 U JP 10941887U JP H0421158 Y2 JPH0421158 Y2 JP H0421158Y2
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card
shaft
roller
sensor
conveyance roller
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、情報信号の記録媒体としてカードを
用い、カードに情報信号を書き込み、またこれを
読み出すカードリーダに関する。
(従来の技術) 情報信号を記録したカードを媒体として清算等
を行うシステムが、公衆電話や乗車券販売機等に
導入されており、その他の産業分野、例えばパチ
ンコ遊技場における球貸しシステム等にも導入が
検討されている。これらのシステムで用いられる
カードには、紙製のカードのように薄いものもあ
り、このような薄いカードを用いるカードリーダ
では、カードが曲がつたり、カードに傷を付けた
りすることのないように、カード搬送ローラより
も手前側であるカード挿入口側にカード検出用セ
ンサを設け、このセンサがカードを検出したとき
搬送ローラを予め回転駆動させ、カードが搬送ロ
ーラ間に入つたときカードが搬送ローラで取り込
まれるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のカードリーダによれば、カード排出
時に、カードが搬送ローラから外れるとカードは
それ以上に排出方向に搬送されることはなく、セ
ンサによつてカードが検出されたままの状態でカ
ードが停止する。従つて、読み取りエラー等の場
合にカードの再読み取りが必要な場合には、カー
ドを一旦センサから外れる位置まで引き戻したの
ち再び挿入する必要があり、操作が面倒である。
本考案は、かかる従来の問題点を解消するため
になされたもので、再読み取りを簡単な操作で実
現できるようにしたカードリーダを提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、カードを取り込み方向及び排出方向
に搬送する搬送ローラと、搬送ローラよりもカー
ド挿入口側に配置され、カード挿入時にカードの
進行方向先端を検出して搬送ローラをカード取り
込み方向に回転駆動させるセンサと、搬送ローラ
の近傍に配置され、カード排出時にカードの進行
方向後端に当接し、カードの進行方向後端が搬送
ローラから外れたときカードを排出方向に付勢し
て上記センサで検出されない位置まで押し出す付
勢手段とを有することを特徴とする。
(作用) カード排出時に、カードの進行方向後端が搬送
ローラから外れたとき、付勢手段がカードをセン
サで検出されない位置まで押し出し、搬送ローラ
の回転駆動を停止させる。付勢手段の付勢力に抗
して再びカードを押し込めば、センサの検出によ
り搬送ローラが回転駆動され、この搬送ローラの
位置まで押し込まれたカードが取り込み方向に搬
送される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案に係るカード
リーダの実施例を説明する。
第1図は本考案に使用されるカードの例を示す
もので、カード11には挿入の向きが正しいかど
うかを検出するための孔13が形成されており、
また明示されてはいないが、各種の情報信号を記
録するための磁気ストライプが形成されている。
符号129はカードの使用状態に応じて形成され
るべきパンチ孔を示す。
第2図乃至第4図において、カードリーダの基
台15の前端部(第2図において右端部)にはカ
ード挿入口17を有するガイド部材18が固定さ
れている。基台15上には同基台15の前端寄り
の位置において、かつ、基台15との間に所定の
間隔をおいて第1の上フレーム19が固定されて
いる。基台15上にはまた、上フレーム19の後
端に隣接して第2の上フレーム21が基台15と
の間に所定の間隔をおいて配置されている。基台
15と二つの上フレーム19,21の間には、第
5図,第7図に示すようにカード通路23が形成
されている。上フレーム21はその後端部が軸2
5,25によつて垂直方向に回動可能に支持され
ている。軸25,25は基台15の垂直壁によつ
て支持されている。上フレーム21の前端部には
締め付けねじ27が回転可能に設けられており、
第1の上フレーム19に形成されたねじ孔29
(第6図参照)に上記締め付けねじ27を螺入す
ることにより上フレーム21が基台15上に固定
されている。二つの上フレーム19,21は透明
板で作られており、カード11がカード通路23
内で滞つたり、カード通路23内にごみが溜つた
りした場合にこれを容易に発見できる。また、上
記のように上フレーム21が軸25,25を中心
に開閉できるため、上記のようなトラブルを迅速
に解消し、あるいは後述の磁気ヘツド73のクリ
ーニング等のメインテナンスを迅速に行うことが
できる。
第7図に詳細に示すように、上フレーム19か
らはその後端部においてレバー支持部33が立ち
上がつている。レバー支持部33は上端部におい
て水平方向の軸35を一体に有し、軸35により
イジエクトレバー31が垂直面内において回動可
能に支持されている。イジエクトレバー31の側
方には抜け止め37が上フレーム19から一体に
立ち上がつている。イジエクトレバー31はその
自由端部である下端部39がカード通路23を上
下に貫いており、同下端部39は基台15と上フ
レーム21に形成された逃げ溝41,43内を移
動する。イジエクトレバー31はばね45により
第7図において反時計方向に回動付勢されてお
り、カード11を挿入しない通常の状態では先端
部39が基台15の逃げ溝41の側壁に当接して
付勢方向への回動が規制されている。
第2図乃至第6図において、基台15の一方の
外側には前端寄りの位置においてステツピングモ
ータ47が固定されている。モータ47の出力軸
にはピニオン49が固着されており、ピニオン4
9はギヤ51とかみ合つている。ギヤ51は、基
台15の両側壁により回転自在に支持された軸5
3の一端部に実質一体に固着されている。第8図
乃至第10図はギヤ51と軸53の結合関係を詳
細に示す。第8図乃至第10図において、ギヤ5
1は樹脂で作られており、中心の軸孔とその側方
の係合孔58を有する。ギヤ51の軸孔は軸53
に嵌められ、その外側から座金状の回転伝達部材
55が圧入により固着されている。回転伝達部材
55は外側縁部が直角に曲げられたのちその先端
部の幅が大きくなつた外れ止め部57を有し、こ
の外れ止め部57が上記ギヤ51の係合孔58に
係合している。従つて、ギヤ51の回転力は回転
伝達部材55を介して軸53に伝達される。
第2図乃至第7図において、上記軸53の中央
部には搬送ローラ59が固着されている。搬送ロ
ーラ59の外周の一部は基台15の窓孔を通して
カード通路23内に進出している。搬送ローラ5
9の下側には基台15によつてパツドローラ71
が回転自在に支持されている。パツドローラ71
は図示されない付勢機構により搬送ローラ59に
圧接されており、ローラ59とパツドローラ71
との共働によりカード通路23内においてカード
11を取り込み方向及び排出方向に搬送する。前
記イジエクトレバー31は上記搬送ローラ59の
近傍であつて、搬送ローラ59とパツドローラ7
1の接触部よりも多少カード挿入口17寄りに配
置され、カード排出時にカード11の進行方向後
端(カード挿入時はカードの進行方向前端)に当
接する。そして、イジエクトレバー31は、カー
ド排出時にカード11の進行方向後端が上記搬送
ローラ59から外れたときカード11を排出方向
に付勢する付勢手段を構成している。
前記軸53の他端側にはギヤ状のプーリ61が
固着されており、プーリ61にはコグベルト63
が掛けられている。コグベルト63は、上記プー
リ61と、基台15の後端部に設けられたギヤ状
のプーリ65との間に掛けられている。プーリ6
5は基台15の両側壁間に回転自在に支持された
軸67の一端部に固着されており、この軸67の
中央部には搬送ローラ69が固着されている。搬
送ローラ69の外周の一部はカード通路23内に
進出しており、搬送ローラ69の下側には、前記
パツドローラ71と同等のパツドローラが配置さ
れ、このパツドローラと搬送ローラ69との共働
によりカード通路23内においてカード11を搬
送する。
基台15の下側には、搬送ローラ59よりも後
方において磁気ヘツド73が取りつけられてい
る。磁気ヘツド73のヘツドギヤツプ面は基台1
5の窓孔75を通してカード通路23内に進出し
ている。第2の上フレーム21には磁気ヘツド7
3の上方において押圧ローラ77が配置され、同
ローラ77の外周部がカード通路23内に進出し
ている。押圧ローラ77は同ローラ77を貫通し
た軸79が上フレーム21に一体に形成された軸
受部に嵌められ、かつ、板ばね81で軸79が押
圧されることにより、押圧ローラ77はカード通
路23内を搬送されるカード11の磁気ストライ
プ面を磁気ヘツド73に押しつける。
基台15と上フレーム21との間には、発光素
子と受光素子でなるセンサ83,85,87,8
9がカード挿入口17側から上記の順に配置され
ている。センサ83は、挿入されたカード11が
イジエクトレバー31の先端部39を押し、かつ
カード11の先端部が搬送ローラ59とアイドラ
71との接触部の直前に至つたときカード11を
検出する位置に配置されている。前述の付勢手段
を構成するイジエクトレバー31は、カード排出
時にカード11の進行方向後端を排出方向に付勢
して上記センサ83で検出されない位置までカー
ド11を押し出す。センサ85は、挿入されたカ
ード23の孔13を検出するためのもので、カー
ド11の挿入の向きが正しいか否かを検出する。
基台15上には回路基板91が固定されていて、
この回路91に各センサ83,85,87,89
を構成する発光素子または受光素子が固定されか
つ回路パターンに接続されると共に、その他適宜
の回路が構成されている。各センサは光学式に限
らず、機械式その他適宜の方式のものを用いてよ
い。基台15の一側方には別の回路基板93が固
定されている。
第5図,第6図に示すように、基台15の底部
には金属板をU字状に折曲成形してなる底板95
の両折曲側部が基台15の両側部に沿うようにし
て取りつけられ、もつて、底板95がカード通路
23をその幅方向に跨ぐようにして固定されてい
る。底板95の上には金属板を横向きのU字状に
折曲成形してなる取付台97の下辺が乗せられ、
その上に中板99が乗せられ、さらにその上に受
け板101が乗せられ、これら底板95,取付台
97,中板99を貫いた取付ねじが受け板101
に螺入されることにより取付台97,受け板10
1が基台15の一方の側壁よりも内方において強
固に固定されている。そして、受け板101には
パンチ台102がかしめ等の手段により強固に固
定されている。パンチ台102はカード11にパ
ンチ孔を形成するためのパンチピンの受け孔10
3を有する。パンチ台102の受け孔103はカ
ード通路23に面している。一方、上記取付台9
7の上辺には上記パンチ台102の上方において
ガイド筒104がかしめ等の手段により強固に固
定されている。
上記底板95の一方の折曲部の上端部には軸支
部105が折曲形成されており、軸支部105に
よつて支持された軸107を回動支点としてレバ
ー109がカード11の搬送方向に対し直交する
面内において回動可能に支持されている。レバー
109はカード通路23をその幅方向に跨ぐに充
分な長さを有していて、前記ガイド筒104の上
方を跨ぎ、さらに先端部が基台15の外方にまで
伸びている。このレバー109の先端部の下方に
は基台15によつてソレノイド115が固定され
ている。ソレノイド115は鉄等の磁性材でなる
プランジヤ113を上下方向に有している。プラ
ンジヤ113を水平方向に貫通して軸111が設
けられ、この軸111がレバー109の先端部を
その幅方向に貫通することによりプランジヤ11
3とレバー109の先端部とが連結されている。
レバー109には、その回動支点をなす軸107
と、ソレノイド115との連結部をなす軸111
との間において支持軸119がレバー109の幅
方向に設けられ、支持軸119によつてパンチピ
ン121が回動可能に支持されている。パンチピ
ン121はその先端部である下端部にパンチ孔形
成用の突部123を有する。パンチピン121は
前記ガイド筒104に挿入されている。レバー1
09は同レバー109とソレノイド115の上面
との間に介装されたコイルばね117により第5
図において時計方向に、即ちパンチピン121が
上方に移動する向きに付勢されている。付勢力に
よるレバー109の回動は、軸111の一端部が
ソレノイド115に固定されたストツパ127に
当接することにより規制される。パンチピン12
1の突部123はパンチ台102の受け孔103
の上方に位置しており、レバー109が付勢力で
回動しているときはパンチピン121の突部12
3がカード通路23から上方に退避し、ソレノイ
ド115の励磁によりレバー109が付勢力に抗
して回動させられると、パンチピン121が下方
に押し下げられ、その突部123がカード通路2
3を上下に横切つてパンチ台102の受け孔10
3に嵌まり、このときカード通路23内のカード
11にパンチ孔129を形成する。
なお、第5図に示すように、レバー109に設
けられた軸119には、パンチピン121の側方
において予備のパンチピン125が嵌められてい
る。実際に使用するパンチピンと予備のパンチピ
ンの相違は軸119上における位置の相違であ
り、軸119上においてレバー109の幅方向の
中央部に位置させれば、レバー109に形成され
た逃げ孔131(第4図参照)の存在によりパン
チピンが自由に回動することができて実際に使用
し得るパンチピンとなり、軸119上において片
寄せればパンチピンは自由に回動することができ
ず、第5図に示すようにレバー109内において
レバー109と平行に収納された形態で予備のパ
ンチピン125となる。
パンチ台102,パンチピン121,ソレノイ
ド115,レバー109等を有してなるパンチ孔
形成機構は、底板95,取付台97等の介在の下
にパンチユニツトを構成している。従つて、カー
ドの使用状態をパンチ孔ではなく感熱マーク等に
よつて表示する形式のものに仕様変更しようとす
る場合は、上記パンチユニツトの代わりに感熱マ
ーク形成ユニツト等を取りつければよく、仕様変
更に対して臨機応変に対処することができる。
次に、上記実施例の動作を説明する。
いま、カード挿入口17からカード11を挿入
すると、カード11の先端がイジエクトレバー3
1の先端部39を押して同レバー31を付勢力に
抗して回動させる。カード11がある程度挿入さ
れるとカード11がセンサ83を横切つてセンサ
83がカード11を検知する。この検知信号によ
りステツピングモータ47を起動させ、ピニオン
49,ギヤ51,軸53を介して搬送ローラ59
を回転駆動する。カード11は薄い紙製のものも
あつて強度が充分でないものがあるため、上記の
ように搬送ローラ59に至る前に搬送ローラ59
を回転駆動しておき、カード11が搬送ローラ5
9の位置に至ると直ちにカード11を奥方に搬送
するようにしてカード11が曲がつたり、傷つい
たりすることを防止している。搬送されるカード
11に予め形成されている向き検出用の孔13を
センサ85が検出する。仮にセンサ85が孔13
を検出しないとすればカード11が正しい向きに
挿入されていないことになるので、モータ47を
逆転させてカード11を排出する等の処置をと
る。搬送されるカード11の磁気ストライプは押
圧ローラ77によつて磁気ヘツド73に押しつけ
られ、記録情報の再生及び新たな情報の記録が行
われる。
記録再生情報にはカード11の使用状態に関す
る情報も含まれており、使用状態に関する情報に
基づき、カード搬送のタイミングを計つてソレノ
イド115を励磁する。ソレノイド115の励磁
によりそのプランジヤ113が吸引されてレバー
109が付勢力に抗して回動させられ、パンチピ
ン121が押し下げられてその突部123がパン
チ台102の受け孔103に嵌まり、パンチピン
121とパンチ台102の間にあるカード11に
第1図に示すようなパンチ孔129を形成する。
カードの搬送はステツピングモータ47によつて
行うので、カード搬送のタイミングを正確にとる
ことができ、よつて、パンチ孔の形成位置を正確
に決めることができる。
こうしてパンチ孔129が形成され、かつ、記
録再生処理がなされたカード11はモータ47の
逆転駆動によりカード通路23内を排出方向に搬
送される。搬送ローラ59によるカード11の搬
送力はカード11がローラ59から外れることに
より途絶えるが、そのあとはイジエクトレバー3
1がその付勢力により回動してその先端部39が
カード11を排出方向に付勢し、カード11がセ
ンサ83で検出されない位置までカード11を押
し出す。これによりセンサ83によるカード11
の検出信号が途絶え、モータ47の駆動を停止さ
せて搬送ローラ59の回転駆動を停止させる。読
み取り不良の場合も同様に動作するので、再トラ
イの場合はそのままの状態から再びカード11を
押し込めばよい。仮にイジエクトレバー31がな
いとすれば、センサ83がカード11を検出した
状態のままカード11の排出方向への搬送が停止
してしまうので、再トライしようとすればカード
11を一旦引き抜いたのち再び押し込む必要があ
り、操作が面倒であつた。
なお、挿入されたカードが不正なカードである
場合とかその他必要な場合はそのカードをカード
リーダ内に取り込むこともできる。その場合は、
プーリ61,コグベルト63,プーリ65,軸6
7を介して搬送ローラ59と同じ速度で回転駆動
される別の搬送ローラ69及びこれと共働する図
示されないパツドローラとによつてカードが取り
込まれる。
パンチ台102とパンチピン121の位置関係
は上下逆であつてもよい。
次に、本考案に係るカードリーダの別の実施例
を第11図乃至第13図を参照しながら説明す
る。この実施例は、カードの使用状態を示すマー
クをパンチ孔ではなく、感熱マークで記するよう
にした点が前記実施例と異なるものであり、その
他の構成は前記実施例と大差がないので、前記実
施例と異なる部分を重点的に説明する。
第11図乃至第13図において、基台15の一
方の外側には、ステツピングモータ47の支持板
と共通の支持板139によつてソレノイド141
が固定されている。ソレノイド141はプランジ
ヤ143(第13図参照)を有し、ソレノイド1
41の下側から突出したプランジヤ143の下端
部が軸145によつてパツド板147の自由端部
に枢着されている。パツド板147は軸149を
中心として垂直面内において回動可能であり、軸
149と自由端部との中間部においてスタンプ軸
153が上向きに取りつけられている。スタンプ
軸153は止めリング155によりパツド板14
7に抜け止めされた状態で、かつパツド板147
に対しある程度のがたつきをもつて取りつけられ
ている。また、スタンプ軸153は上端にパツド
159を有すると共に、ガイド157により上下
動がガイドされる。パツド159を有してなるス
タンプ軸153の上端は、基台15に形成された
窓孔137を通してカード通路23に面してい
る。上記パツド板147はばね150により第1
3図において反時計方向に回動付勢されている
が、前記プランジヤ143が上記ばね150より
も強いばね151で下向きに付勢されているの
で、結果的には時計方向に回動付勢されている。
一方、上フレーム21には上記スタンプ軸15
3と対向する位置において取付板161が固定さ
れ、上フレーム21の切欠部を通して上記スタン
プ軸153と対向させられた取付板161の下面
側にはサーマルヘツド163が固定されている。
サーマルヘツド163は所定の駆動回路に接続さ
れている。前記ソレノイド141が非励磁の状態
ではパツド板147がその付勢力により回動して
スタンプ軸153が下方に移動し、カード通路2
3を挟んでパツド159とサーマルヘツド163
が対向しているが、ソレノイド141が励磁され
るとパツド板147が付勢力に抗し回動させられ
てスタンプ軸153が押し上げられ、カード通路
23内にあるカードがパツド159によりサーマ
ルヘツド163に押しつけられると共に、サーマ
ルヘツド163に通電され、サーマルヘツド16
3によりカードに感熱マークが記される。ソレノ
イド141は前記実施例におけるソレノイド11
5と同じタイミングで励磁され、これにより第1
図に示すパンチ孔129に相当する感熱マークが
カードの使用状態に応じて記される。
第13図において、符号83A,83bは前記
センサ83を構成する発光素子と受光素子であ
り、カード通路23を挟んで上フレーム21と基
台15に嵌め込まれている。この発光素子と受光
素子でなるセンサが搬送ローラ59よりも僅かに
カード挿入口側に配置され、カードの挿入時にカ
ードの進行方向先端を検出し、この検出信号によ
りステツピングモータ47を駆動して搬送ローラ
59をカード取り込み方向に回転駆動させる。第
13図において符号165は、パツドローラ71
を付勢するための板ばねである。
上記実施例の場合も、付勢手段を構成するイジ
エクトレバー31が搬送ローラ59の近傍に配置
され、カード排出時にカードの進行方向後端が搬
送ローラ59から外れたときイジエクトレバー3
1がカードを排出方向に付勢してセンサ83で検
出されない位置までカードを押し出すようになつ
ている。従つて、この実施例の場合も、再トライ
の場合にカードを一旦引き出すことなく直ちに押
し込めばよいので、再トライ時の操作が簡単にな
り、誤操作もなくなるという効果を奏する。
(考案の効果) 本考案によれば、カード排出時にカードの進行
方向後端に付勢手段を当接させ、カードの進行方
向後端が搬送ローラから外れたとき上記付勢手段
によりカードを排出方向に付勢してカードをセン
サで検出されない位置まで押し出すようにしたた
め、カードの排出動作完了状態では上記搬送ロー
ラの回転は停止している。従つて、再トライの場
合は、そのままの状態から再びカードを押し込め
ばよく、再トライ時の操作が簡単である。仮に付
勢手段がないとすれば、センサがカードを検出し
た状態のままカードの排出方向への搬送が停止し
てしまうので、再トライしようとすればカードを
一旦引き抜いたのち再び押し込む必要があつて操
作が面倒であると共に、使用者はカードを一旦引
き出すことなく直ちに押し込もうとし勝ちであ
り、これでは正しい動作を行わせることができな
い。その点本考案に係るカードリーダによれば、
カードを一旦引き出すことなく再トライできるの
で、誤動作の心配もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカードリーダに使用可能
なカードの例を示す平面図、第2図は本考案に係
るカードリーダの実施例を示す平面図、第3図は
同上正面図、第4図は上記実施例の拡大平面図、
第5図は上記実施例の要部を一部切り欠いて示す
正面図、第6図は上記実施例において一部の上フ
レームを取り除いて示す平面図、第7図は上記実
施例中のイジエクトレバーの部分を示す一部断面
側面図、第8図は上記実施例中のギヤの部分を示
す側面図、第9図は同上平面断面図、第10図は
上記ギヤの部分に用いられる回転伝達部材の側面
図、第11図は本考案に係るカードリーダの別の
実施例を示す平面図、第12図は同上実施例にお
いて一部の上フレームを取り除いて示す平面図、
第13図は上記実施例の一部を示す側面断面図で
ある。 11……カード、17……カード挿入口、31
……付勢手段としてのイジエクトレバー、59…
…搬送ローラ、83,83A,83B……セン
サ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カードを取り込み方向及び排出方向に搬送する
    搬送ローラと、 上記搬送ローラよりもカード挿入口側に配置さ
    れ、カード挿入時にカードの進行方向先端を検出
    して上記搬送ローラをカード取り込み方向に回転
    駆動させるセンサと、 上記搬送ローラの近傍に配置され、カード排出
    時にカードの進行方向後端に当接し、カードの進
    行方向後端が上記搬送ローラから外れたときカー
    ドを排出方向に付勢して上記センサで検出されな
    い位置まで押し出す付勢手段とを有してなるカー
    ドリーダ。
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