JP3113691B2 - ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ - Google Patents
ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダInfo
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K13/00—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
- G06K13/02—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
- G06K13/08—Feeding or discharging cards
- G06K13/0843—Feeding or discharging cards from or back into the same magazine
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/08—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes
- G06K7/082—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors
- G06K7/083—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors inductive
- G06K7/084—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors inductive sensing magnetic material by relative movement detecting flux changes without altering its magnetised state
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動料金精算機とか現
金自動支払機と云った各種の磁気カード利用機器の技術
分野で利用されるものであって、具体的には、磁気カー
ドに対する磁気情報のリード・ライトに当って、磁気カ
ードを表裏逆向きにして差込んでも、また、前後を逆に
して差込んでも、磁気情報のリード・ライト支障無く行
うことができるヘッド反転機能を備えた磁気カードリー
ダに関する。
金自動支払機と云った各種の磁気カード利用機器の技術
分野で利用されるものであって、具体的には、磁気カー
ドに対する磁気情報のリード・ライトに当って、磁気カ
ードを表裏逆向きにして差込んでも、また、前後を逆に
して差込んでも、磁気情報のリード・ライト支障無く行
うことができるヘッド反転機能を備えた磁気カードリー
ダに関する。
【０００２】
【従来の技術】各種機器に使用されている一般的な磁気
カードは、差込方向に対して表面の右側に磁気ストライ
プが形成されていて、カード表面に印刷された矢印の指
示に従って磁気カードをカードリーダの挿入口に差込む
と、搬送装置がこの磁気カードをカード走行通路に沿っ
て搬送し、この搬送中にカード走行通路の上面右側に設
けた磁気ヘッドが上記の磁気ストライプに接触して、磁
気情報をリード・ライトする様に構成されている。
カードは、差込方向に対して表面の右側に磁気ストライ
プが形成されていて、カード表面に印刷された矢印の指
示に従って磁気カードをカードリーダの挿入口に差込む
と、搬送装置がこの磁気カードをカード走行通路に沿っ
て搬送し、この搬送中にカード走行通路の上面右側に設
けた磁気ヘッドが上記の磁気ストライプに接触して、磁
気情報をリード・ライトする様に構成されている。
【０００３】従って、磁気カードは印刷された矢印等に
従って正しく挿入口に差込まないと、磁気ヘッドによる
磁気情報のリード・ライトができないから、磁気カード
を前後逆向きに差込んだり、表裏逆向きにして差込んだ
場合には、磁気カードの差込みを受入れずに、例えばラ
ンプとか音声等で正しい向きで挿入する様に指示する仕
組に成っている。
従って正しく挿入口に差込まないと、磁気ヘッドによる
磁気情報のリード・ライトができないから、磁気カード
を前後逆向きに差込んだり、表裏逆向きにして差込んだ
場合には、磁気カードの差込みを受入れずに、例えばラ
ンプとか音声等で正しい向きで挿入する様に指示する仕
組に成っている。
【０００４】しかし、暗くて磁気カードの向きを充分に
確認できない場合とか、急いでいる様な時には、方向を
間違えて差込む場合が多く、その度に磁気カードの向き
を修正して差込むのでは非常に煩雑で時間が掛るから、
磁気カードを前後及び表裏の区別無く如何なる方向（横
向きは挿入口の大きさで対処）から差込んでも、磁気情
報のリード・ライトを正しく行う磁気カードリーダの開
発が望まれていた。
確認できない場合とか、急いでいる様な時には、方向を
間違えて差込む場合が多く、その度に磁気カードの向き
を修正して差込むのでは非常に煩雑で時間が掛るから、
磁気カードを前後及び表裏の区別無く如何なる方向（横
向きは挿入口の大きさで対処）から差込んでも、磁気情
報のリード・ライトを正しく行う磁気カードリーダの開
発が望まれていた。
【０００５】そこで本出願人は、先の特開平２−１６８
４６４号公報の出願に見られるように、カード挿入口の
上面と下面の左右両側に、挿入された磁気カードの磁気
ストライプを検出してカードの表裏を判定する計４個の
磁気センサを取付け、また、挿入口に挿入された磁気カ
ードを搬送するカード搬送通路の左右両側には、モータ
によって反転自在に構成された反転盤を取付けて、これ
等各反転盤に取付けた磁気ヘッドの上下の向きと、挿入
された磁気カードの表裏の向きが合致しない場合に、上
記のモータが反転盤を反転して上記の磁気ストライプに
対して磁気ヘッドによる磁気情報のリード・ライトを行
うように構成した磁気カードリーダを開発した。
４６４号公報の出願に見られるように、カード挿入口の
上面と下面の左右両側に、挿入された磁気カードの磁気
ストライプを検出してカードの表裏を判定する計４個の
磁気センサを取付け、また、挿入口に挿入された磁気カ
ードを搬送するカード搬送通路の左右両側には、モータ
によって反転自在に構成された反転盤を取付けて、これ
等各反転盤に取付けた磁気ヘッドの上下の向きと、挿入
された磁気カードの表裏の向きが合致しない場合に、上
記のモータが反転盤を反転して上記の磁気ストライプに
対して磁気ヘッドによる磁気情報のリード・ライトを行
うように構成した磁気カードリーダを開発した。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した磁気
カードリーダは磁気ヘッドを反転盤に取付けて反転させ
ているため、この反転回動の支障とならないようにカー
ドガイドの先端口を磁気ヘッドの取付け位置より離して
設けなければならず、その為、カードガイドと磁気ヘッ
ドとの隙間が広がって使用するカードが薄い場合とか曲
がっている場合には、搬送中のカードがこの隙間に這入
込んでリード・ライト不良とか、カード詰り、或は、カ
ード破損等の事故が発生する問題があった。
カードリーダは磁気ヘッドを反転盤に取付けて反転させ
ているため、この反転回動の支障とならないようにカー
ドガイドの先端口を磁気ヘッドの取付け位置より離して
設けなければならず、その為、カードガイドと磁気ヘッ
ドとの隙間が広がって使用するカードが薄い場合とか曲
がっている場合には、搬送中のカードがこの隙間に這入
込んでリード・ライト不良とか、カード詰り、或は、カ
ード破損等の事故が発生する問題があった。
【０００７】加えて、上述した磁気カードリーダの場合
は、磁気ヘッドを反転させる関係で、リード・ライトを
正確に行うために磁気ヘッドを反転盤に固定して、ヘッ
ド受けローラとの間隔、即ち、磁気カードの挿通間隔を
一定の間隔に固定しているため、磁気カードの厚さの変
化に対応することができず、上記の間隔に合った一定厚
さの磁気カードしか使用できない問題があった。
は、磁気ヘッドを反転させる関係で、リード・ライトを
正確に行うために磁気ヘッドを反転盤に固定して、ヘッ
ド受けローラとの間隔、即ち、磁気カードの挿通間隔を
一定の間隔に固定しているため、磁気カードの厚さの変
化に対応することができず、上記の間隔に合った一定厚
さの磁気カードしか使用できない問題があった。
【０００８】更に加えて、上述した磁気カードリーダ
は、磁気ヘッドの反転停止位置を反転盤を回動するモー
タのブレーキ作用によって保持しているが、モータの回
転を伝達する歯車同士のバックラッシュとか回転クリア
ランス等が原因で発生するガタツキによって、磁気ヘッ
ドを常に一定の位置に停止することが困難であると云っ
た位置精度上の問題があった。
は、磁気ヘッドの反転停止位置を反転盤を回動するモー
タのブレーキ作用によって保持しているが、モータの回
転を伝達する歯車同士のバックラッシュとか回転クリア
ランス等が原因で発生するガタツキによって、磁気ヘッ
ドを常に一定の位置に停止することが困難であると云っ
た位置精度上の問題があった。
【０００９】従って本発明の技術的課題は、磁気ヘッド
を下向き或は上向きのいずれの方向に反転しても、磁気
カードに対する磁気情報のリード・ライトを支障無く行
えると共に、磁気カードの厚さの変化に対応でき、且
つ、反転させた磁気ヘッドを常に正しい位置に静止する
ことができる磁気カードリーダを提供することである。
を下向き或は上向きのいずれの方向に反転しても、磁気
カードに対する磁気情報のリード・ライトを支障無く行
えると共に、磁気カードの厚さの変化に対応でき、且
つ、反転させた磁気ヘッドを常に正しい位置に静止する
ことができる磁気カードリーダを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【００１１】カード挿入口の上面と下面の左右両側に、
挿入された磁気カードの磁気ストライプを検出してカー
ドの表裏を判定する計４個の磁気センサを取付け、ま
た、挿入口に挿入された磁気カードを搬送するカード搬
送通路の左右両側には、モータによって反転自在に構成
された反転盤を取付けて、これ等各反転盤に取付けた磁
気ヘッドの上下の向きと、挿入された磁気カードの表裏
の向きが合致しない場合に、上記のモータが反転盤を反
転して上記の磁気ストライプに対して磁気ヘッドによる
磁気情報のリード・ライトを行うように構成した磁気カ
ードリーダに於いて、
挿入された磁気カードの磁気ストライプを検出してカー
ドの表裏を判定する計４個の磁気センサを取付け、ま
た、挿入口に挿入された磁気カードを搬送するカード搬
送通路の左右両側には、モータによって反転自在に構成
された反転盤を取付けて、これ等各反転盤に取付けた磁
気ヘッドの上下の向きと、挿入された磁気カードの表裏
の向きが合致しない場合に、上記のモータが反転盤を反
転して上記の磁気ストライプに対して磁気ヘッドによる
磁気情報のリード・ライトを行うように構成した磁気カ
ードリーダに於いて、
【００１２】（１） 上記各反転盤の中心部横方向に磁
気カードの側縁をガイドするカードガイドを設ける一
方、上記挿入された磁気カードの搬送をガイドする搬送
通路の先端口を、上記反転盤のカードガイド入口に近接
させて設け、且つ、上記の各反転盤にはガイド通路を挾
んでその一側にヘッド受けローラを、また、他側には圧
縮スプリングによって常時ヘッド受けローラの方向に弾
発作用されているヘッド支持枠を取付け、この支持枠に
上記の磁気ヘッドを取付けると共に、上記の反転盤を円
板形状に構成して、この反転盤の周面に磁気ヘッドを上
向きと下向きの状態に位置決めする上下２つの溝を設
け、これ等の溝に板バネ製の位置決めストッパを係合す
るように構成すること。（請求項１）
気カードの側縁をガイドするカードガイドを設ける一
方、上記挿入された磁気カードの搬送をガイドする搬送
通路の先端口を、上記反転盤のカードガイド入口に近接
させて設け、且つ、上記の各反転盤にはガイド通路を挾
んでその一側にヘッド受けローラを、また、他側には圧
縮スプリングによって常時ヘッド受けローラの方向に弾
発作用されているヘッド支持枠を取付け、この支持枠に
上記の磁気ヘッドを取付けると共に、上記の反転盤を円
板形状に構成して、この反転盤の周面に磁気ヘッドを上
向きと下向きの状態に位置決めする上下２つの溝を設
け、これ等の溝に板バネ製の位置決めストッパを係合す
るように構成すること。（請求項１）
【００１３】（２） モータの回転を反転盤に伝達する
ヘッド反転用ギヤに、反転盤の位置決め溝に係合した位
置決めストッパの係合が外れない程度の力で、ヘッド反
転用ギヤに対して一方向への回転力を与える引張りスプ
リングを取付けること。（請求項２）
ヘッド反転用ギヤに、反転盤の位置決め溝に係合した位
置決めストッパの係合が外れない程度の力で、ヘッド反
転用ギヤに対して一方向への回転力を与える引張りスプ
リングを取付けること。（請求項２）
【００１４】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。 上記
（１）で述べた請求項１に係る手段によれば、磁気ヘッ
ドを取付けた反転盤自体にカードガイドを設けているた
め、搬送通路に沿って送られて来た磁気カードはそのま
まカードガイドにガイドされて外部に外れることがな
く、磁気ヘッドによるリード・ライトを正確に行うこと
ができるものであって、従って、薄い磁気カードとか曲
がった磁気カードでも安心して使用することを可能にす
る。
（１）で述べた請求項１に係る手段によれば、磁気ヘッ
ドを取付けた反転盤自体にカードガイドを設けているた
め、搬送通路に沿って送られて来た磁気カードはそのま
まカードガイドにガイドされて外部に外れることがな
く、磁気ヘッドによるリード・ライトを正確に行うこと
ができるものであって、従って、薄い磁気カードとか曲
がった磁気カードでも安心して使用することを可能にす
る。
【００１５】 また、上記（１）で述べた請求項１に
係る手段によれば、磁気ヘッドを圧縮スプリングの弾発
作用を受けて自由に上下可動できるようにして、磁気ヘ
ッドとヘッド受けローラの間隔を磁気カードの厚さに追
従させて自由に可変できるため、厚さの異なる磁気カー
ドを使用することを可能にする。
係る手段によれば、磁気ヘッドを圧縮スプリングの弾発
作用を受けて自由に上下可動できるようにして、磁気ヘ
ッドとヘッド受けローラの間隔を磁気カードの厚さに追
従させて自由に可変できるため、厚さの異なる磁気カー
ドを使用することを可能にする。
【００１６】 更に上記（１）で述べた請求項１に係
る手段によれば、磁気ヘッドを取付けた反転盤の回転
を、ストッパを位置決め溝に係合することによって決め
られた位置に停止できるため、磁気ヘッドを常に下向き
又は上向きの正しい位置に停止させて、磁気カードに対
する磁気情報のリード・ライトを正確に行うことを可能
にする。
る手段によれば、磁気ヘッドを取付けた反転盤の回転
を、ストッパを位置決め溝に係合することによって決め
られた位置に停止できるため、磁気ヘッドを常に下向き
又は上向きの正しい位置に停止させて、磁気カードに対
する磁気情報のリード・ライトを正確に行うことを可能
にする。
【００１７】 上記（２）で述べた請求項２に係る手
段によれば、引張りスプリングの牽引作用によってヘッ
ド反転用ギヤに対して常に一方向への回転力を与えるた
め、この回転力と位置決め用溝に対するストッパの係合
力が拮抗してヘッド反転用ギヤを一定位置に静止させる
ことができ、従って、回転クリアランスとかバックラッ
シュによるガタツキを無くして、磁気ヘッドの位置精度
を高めることを可能にする。
段によれば、引張りスプリングの牽引作用によってヘッ
ド反転用ギヤに対して常に一方向への回転力を与えるた
め、この回転力と位置決め用溝に対するストッパの係合
力が拮抗してヘッド反転用ギヤを一定位置に静止させる
ことができ、従って、回転クリアランスとかバックラッ
シュによるガタツキを無くして、磁気ヘッドの位置精度
を高めることを可能にする。
【００１８】以上の如くであるから、上記（１）と
（２）で述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
（２）で述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
【００１９】
【実施例】以下に、上述した本発明に係るヘッド反転機
能を備えた磁気カードリーダの好適な実施例を添付した
図面と共に詳細に説明すると、図１は本発明に係る磁気
カードリーダの平面図を、また、図２は同じく正面図
を、図３は同じく側面図を、図４と図５は図２のＡ−Ａ
線とＢ−Ｂ線に沿った各断面図を示し、更に、図６は磁
気ヘッドが反転した状態を図１のＣ−Ｃ線に沿った位置
で切断して示した断面図で、図７はこの反転した要部の
状態を図６のＤ−Ｄ線に沿った位置で切断して示した断
面図であって、これ等の図面に於いて、１は磁気カード
リーダの主フレームで、１ａと１ｂはその左右の側板を
示す。２Ａ，２Ａと２Ｂ，２Ｂはこれ等側板１ａ，１ｂ
の内側面に対向して取付けた左右前後のカードガイドで
あって、前半のカードガイド２Ａ，２Ａと後半のカード
ガイド２Ｂ，２Ｂの間には、後述する磁気ヘッド用の取
付間隔があけられている。また、２ｎ，２ｎは上記前半
のカードガイド２Ａ，２Ａの入口であるカード挿入口を
示す。
能を備えた磁気カードリーダの好適な実施例を添付した
図面と共に詳細に説明すると、図１は本発明に係る磁気
カードリーダの平面図を、また、図２は同じく正面図
を、図３は同じく側面図を、図４と図５は図２のＡ−Ａ
線とＢ−Ｂ線に沿った各断面図を示し、更に、図６は磁
気ヘッドが反転した状態を図１のＣ−Ｃ線に沿った位置
で切断して示した断面図で、図７はこの反転した要部の
状態を図６のＤ−Ｄ線に沿った位置で切断して示した断
面図であって、これ等の図面に於いて、１は磁気カード
リーダの主フレームで、１ａと１ｂはその左右の側板を
示す。２Ａ，２Ａと２Ｂ，２Ｂはこれ等側板１ａ，１ｂ
の内側面に対向して取付けた左右前後のカードガイドで
あって、前半のカードガイド２Ａ，２Ａと後半のカード
ガイド２Ｂ，２Ｂの間には、後述する磁気ヘッド用の取
付間隔があけられている。また、２ｎ，２ｎは上記前半
のカードガイド２Ａ，２Ａの入口であるカード挿入口を
示す。
【００２０】次に、１ｃと１ｄは左右の側板１ａ，１ｂ
の入口部分と中間部より少し後方部に架設した取付板
で、入口の取付板１ｃにはバネ支承板８ａを介して入口
テンションローラ７ａが取付れられ、中間部の取付板１
ｄの前後両面には、同じくバネ支承板８ｂと８ｃを介し
て中間テンションローラ７ｂと後方テンションローラ７
ｃが取付けられている。
の入口部分と中間部より少し後方部に架設した取付板
で、入口の取付板１ｃにはバネ支承板８ａを介して入口
テンションローラ７ａが取付れられ、中間部の取付板１
ｄの前後両面には、同じくバネ支承板８ｂと８ｃを介し
て中間テンションローラ７ｂと後方テンションローラ７
ｃが取付けられている。
【００２１】３ａと３ｂと３ｃと３ｄは、磁気カードＭ
Ｃの挿入口を挾んでその右側と左側の各上面と、同じく
右側と左側の各下面に夫々上下対向させて取付けたカー
ドの表裏を判定する第１〜第４の計４個の磁気センサで
あって、図１のように磁性帯で造った磁気ストライプＭ
ａを上面右側にした状態で磁気カードＭＣを差込むと、
図２に於いて右上の第１磁気センサ３ａが磁気ストライ
プＭａを検出し、また、磁気ストライプＭａを上面左側
にした状態で磁気カードＭＣを差込んだ場合には、図２
に於いて左上の第２磁気センサ３ｂが磁気ストライプＭ
ａを検出して、磁気カードＭＣが表面を上に向けた状態
で差込まれたことを判定する一方、磁気カードＭＣを磁
気ストライプＭａを下に向けて差込んだ場合は、同様に
下側の第３と第４の磁気センサ３ｃ又は３ｄが磁気スト
ライプＭａを検出して、磁気カードＭＣが裏面を上にし
て差込まれたことを判定できる仕組に成っている。
Ｃの挿入口を挾んでその右側と左側の各上面と、同じく
右側と左側の各下面に夫々上下対向させて取付けたカー
ドの表裏を判定する第１〜第４の計４個の磁気センサで
あって、図１のように磁性帯で造った磁気ストライプＭ
ａを上面右側にした状態で磁気カードＭＣを差込むと、
図２に於いて右上の第１磁気センサ３ａが磁気ストライ
プＭａを検出し、また、磁気ストライプＭａを上面左側
にした状態で磁気カードＭＣを差込んだ場合には、図２
に於いて左上の第２磁気センサ３ｂが磁気ストライプＭ
ａを検出して、磁気カードＭＣが表面を上に向けた状態
で差込まれたことを判定する一方、磁気カードＭＣを磁
気ストライプＭａを下に向けて差込んだ場合は、同様に
下側の第３と第４の磁気センサ３ｃ又は３ｄが磁気スト
ライプＭａを検出して、磁気カードＭＣが裏面を上にし
て差込まれたことを判定できる仕組に成っている。
【００２２】更に、図２に於いて右上と左下の第１と第
４の磁気センサ３ａ，３ｄが磁気ストライプＭａを検出
した時は、磁気カードＭＣが前端側から挿入されたこと
を判定でき、同じく図２に於いて左上と右下の第２と第
３の磁気センサ３ｂ，３ｃが磁気ストライプＭａを検出
した時は、磁気カードＭＣが後端側から挿入されたこと
を判定して、磁気カードＭＣが如何なる状態で差込まれ
たとしても、その差込み状態を正しく判定して後述する
磁気ヘッドによる磁気情報のリード・ライトを磁気スト
ライプＭａに対して正確に行える仕組に成っている。
４の磁気センサ３ａ，３ｄが磁気ストライプＭａを検出
した時は、磁気カードＭＣが前端側から挿入されたこと
を判定でき、同じく図２に於いて左上と右下の第２と第
３の磁気センサ３ｂ，３ｃが磁気ストライプＭａを検出
した時は、磁気カードＭＣが後端側から挿入されたこと
を判定して、磁気カードＭＣが如何なる状態で差込まれ
たとしても、その差込み状態を正しく判定して後述する
磁気ヘッドによる磁気情報のリード・ライトを磁気スト
ライプＭａに対して正確に行える仕組に成っている。
【００２３】次に、４ａと４ｂ，４ｃ並びに４ｄは、主
フレーム１の入口部分と中央部分に設けた軸受枠６ａ，
６ｂと、後部に架設した回転軸６ｃに夫々取付けた搬送
用ローラであって、入口と中央部の各ローラ４ａ，４ｂ
間と、同じく中央部のローラ４ｃと後部のローラ４ｃ，
４ｄの間には夫々搬送ベルト５ａ，５ｂが掛渡され、主
フレーム１の外側に取付けたカード送り用モータ９が回
転軸６ｃを回転すると、先ず後部側の搬送ベルト５ｂが
搬送され、次いで、前部側の搬送ベルト５ａが連動回転
されて、前述した各テンションローラ７ａ，７ｂ，７ｃ
との間で挿入された磁気カードＭＣを挾んで、図１に於
いて左方向に搬送し、後述する磁気ヘッドによるリード
・ライト後にそのまま左方向に送り出すか、又は、カー
ド送り用モータ９の逆転によって挿入口２ｎに送り戻す
仕組に成っている。尚、図中９ａは上記カード送り用モ
ータ９の駆動ギヤ、９ｂは上述した回転軸６ｃに取付け
た回転ギヤ６ｄと駆動ギヤ９ａの間に噛合させた連動ギ
ヤを示す。
フレーム１の入口部分と中央部分に設けた軸受枠６ａ，
６ｂと、後部に架設した回転軸６ｃに夫々取付けた搬送
用ローラであって、入口と中央部の各ローラ４ａ，４ｂ
間と、同じく中央部のローラ４ｃと後部のローラ４ｃ，
４ｄの間には夫々搬送ベルト５ａ，５ｂが掛渡され、主
フレーム１の外側に取付けたカード送り用モータ９が回
転軸６ｃを回転すると、先ず後部側の搬送ベルト５ｂが
搬送され、次いで、前部側の搬送ベルト５ａが連動回転
されて、前述した各テンションローラ７ａ，７ｂ，７ｃ
との間で挿入された磁気カードＭＣを挾んで、図１に於
いて左方向に搬送し、後述する磁気ヘッドによるリード
・ライト後にそのまま左方向に送り出すか、又は、カー
ド送り用モータ９の逆転によって挿入口２ｎに送り戻す
仕組に成っている。尚、図中９ａは上記カード送り用モ
ータ９の駆動ギヤ、９ｂは上述した回転軸６ｃに取付け
た回転ギヤ６ｄと駆動ギヤ９ａの間に噛合させた連動ギ
ヤを示す。
【００２４】１０は主フレーム１の外側に取付けたヘッ
ド反転用モータであって、１０ａはこのモータ１０の駆
動ギヤ、１１は左右の側板１ａ，１ｂの間に架設したヘ
ッド反転軸で、この反転軸１１の両端に取付けた連動ギ
ヤ１１ａ，１１ａの一方が上記の駆動ギヤに噛合し、更
にこれ等両ギヤ１１ａ，１１ａには両側板１ａ，１ｂの
中央部外側面に回転自在に取付けたヘッド反転用ギヤ１
２，１２が噛合していて、モータ１０が回転すると両側
のヘッド反転用ギヤ１２，１２が同一方向に連動回転す
るように構成されている。
ド反転用モータであって、１０ａはこのモータ１０の駆
動ギヤ、１１は左右の側板１ａ，１ｂの間に架設したヘ
ッド反転軸で、この反転軸１１の両端に取付けた連動ギ
ヤ１１ａ，１１ａの一方が上記の駆動ギヤに噛合し、更
にこれ等両ギヤ１１ａ，１１ａには両側板１ａ，１ｂの
中央部外側面に回転自在に取付けたヘッド反転用ギヤ１
２，１２が噛合していて、モータ１０が回転すると両側
のヘッド反転用ギヤ１２，１２が同一方向に連動回転す
るように構成されている。
【００２５】また、１４と１４は上記両側板１ａ，１ｂ
の中央部分に穿設した嵌込穴１ａ１と１ｂ１に夫々回転
自在に嵌込んだ反転盤で、図６に於いて１２ｂと１２ｂ
はこれ等反転盤１４，１４と前述したヘッド反転用ギヤ
１２，１２とを同心的に一体に取付けた取付軸を示し、
１４ａ，１４ａは円盤状に形成した各反転盤１４，１４
の周面に断面Ｖ字状に形成した上下の位置決め溝で、両
溝１４ａ，１４ａは取付軸１２ｂを通る中心線上の上下
対称面に位置形成されている。更に１５，１５は上述し
た中間部の取付板１ｄに取付けた板バネ製の位置決めス
トッパで、略Ｖ字状に形成したこれ等各ストッパ１５，
１５の先端が各反転盤１４，１４の周面を弾圧し、且
つ、上下の各位置決め溝１４ａ，１４ａに係合して各反
転盤１４，１４の位置を決める仕組に成っている。
の中央部分に穿設した嵌込穴１ａ１と１ｂ１に夫々回転
自在に嵌込んだ反転盤で、図６に於いて１２ｂと１２ｂ
はこれ等反転盤１４，１４と前述したヘッド反転用ギヤ
１２，１２とを同心的に一体に取付けた取付軸を示し、
１４ａ，１４ａは円盤状に形成した各反転盤１４，１４
の周面に断面Ｖ字状に形成した上下の位置決め溝で、両
溝１４ａ，１４ａは取付軸１２ｂを通る中心線上の上下
対称面に位置形成されている。更に１５，１５は上述し
た中間部の取付板１ｄに取付けた板バネ製の位置決めス
トッパで、略Ｖ字状に形成したこれ等各ストッパ１５，
１５の先端が各反転盤１４，１４の周面を弾圧し、且
つ、上下の各位置決め溝１４ａ，１４ａに係合して各反
転盤１４，１４の位置を決める仕組に成っている。
【００２６】１４ｂ１と１４ｂ２は各反転盤１４，１４
の内側面にその中心部を横切るように取付けたカードガ
イドで、両カードガイド１４ｂ１と１４ｂ２の間は後述
する磁気ヘッドの取付間隔分だけあけられている。ま
た、これ等の各カードガイド１４ｂ１と１４ｂ２は前述
した前半のカードガイド２Ａ，２Ａにガイドされて搬送
されて来た磁気カードＭＣを、後半のカードガイド２
Ｂ，２Ｂに送り渡すことができるように、各反転盤１
４，１４を上下いずれの方向に反転しても両カードガイ
ド２Ａ，２Ｂの間を結ぶ一直線上に位置するように設け
られ、且つ、両カードガイド２Ａ，２Ｂの先端口をこれ
等各反転盤１４，１４のカードガイド１４ｂ１と１４ｂ
２の入口に近接させて、搬送されて来る磁気カードＭＣ
がガイド通路から外れないように成っている。
の内側面にその中心部を横切るように取付けたカードガ
イドで、両カードガイド１４ｂ１と１４ｂ２の間は後述
する磁気ヘッドの取付間隔分だけあけられている。ま
た、これ等の各カードガイド１４ｂ１と１４ｂ２は前述
した前半のカードガイド２Ａ，２Ａにガイドされて搬送
されて来た磁気カードＭＣを、後半のカードガイド２
Ｂ，２Ｂに送り渡すことができるように、各反転盤１
４，１４を上下いずれの方向に反転しても両カードガイ
ド２Ａ，２Ｂの間を結ぶ一直線上に位置するように設け
られ、且つ、両カードガイド２Ａ，２Ｂの先端口をこれ
等各反転盤１４，１４のカードガイド１４ｂ１と１４ｂ
２の入口に近接させて、搬送されて来る磁気カードＭＣ
がガイド通路から外れないように成っている。
【００２７】次に、１７は左右の各反転盤１４，１４の
内側面にカードガイド１４ｂ１，１４ｂ２を挾んでその
一側（図５に於いて上側）に上下作動自在に取付けたヘ
ッド支持枠で、１６は各ヘッド支持枠１７に取付けた磁
気ヘッドを示す。１７ａ，１７ａは上述したカードガイ
ド１４ｂ１と１４ｂ２に夫々立設したガイド軸で、実際
には上記のヘッド支持枠１７はその左右の脚板１７ｂ，
１７ｂに穿設したガイド穴（図示せず）にこれ等各ガイ
ド軸１７ａ，１７ａを挿通することによって、反転盤１
４の内側面に上下作動自在に取付けられ、且つ、各ガイ
ド軸１７ａ，１７ａに取付けた圧縮スプリング１７Ｓ，
１７Ｓの弾発作用を受けて、磁気ヘッド１６をカードガ
イド１４ｂ１と１４ｂ２の中間部に突出する仕組に成っ
ている。
内側面にカードガイド１４ｂ１，１４ｂ２を挾んでその
一側（図５に於いて上側）に上下作動自在に取付けたヘ
ッド支持枠で、１６は各ヘッド支持枠１７に取付けた磁
気ヘッドを示す。１７ａ，１７ａは上述したカードガイ
ド１４ｂ１と１４ｂ２に夫々立設したガイド軸で、実際
には上記のヘッド支持枠１７はその左右の脚板１７ｂ，
１７ｂに穿設したガイド穴（図示せず）にこれ等各ガイ
ド軸１７ａ，１７ａを挿通することによって、反転盤１
４の内側面に上下作動自在に取付けられ、且つ、各ガイ
ド軸１７ａ，１７ａに取付けた圧縮スプリング１７Ｓ，
１７Ｓの弾発作用を受けて、磁気ヘッド１６をカードガ
イド１４ｂ１と１４ｂ２の中間部に突出する仕組に成っ
ている。
【００２８】また、１８はカードガイド１４ｂ１，１４
ｂ２を挾んで各反転盤１４，１４の内側面の他側（図５
に於いて下側）に取付軸１８ａを用いて取付けたヘッド
受けローラで、前述した磁気ヘッド１６のヘッド面が前
述した圧縮スプリング１７Ｓの弾発作用を受けてこのヘ
ッド受けローラ１８の周面近くに突出し、搬送されて来
る磁気カードＭＣの磁気ストライプＭａの面にこの磁気
ヘッド１６の面を押接して、磁気情報のリード・ライト
を行うように構成されている。
ｂ２を挾んで各反転盤１４，１４の内側面の他側（図５
に於いて下側）に取付軸１８ａを用いて取付けたヘッド
受けローラで、前述した磁気ヘッド１６のヘッド面が前
述した圧縮スプリング１７Ｓの弾発作用を受けてこのヘ
ッド受けローラ１８の周面近くに突出し、搬送されて来
る磁気カードＭＣの磁気ストライプＭａの面にこの磁気
ヘッド１６の面を押接して、磁気情報のリード・ライト
を行うように構成されている。
【００２９】更に図中、１３Ｓ，１３Ｓは前述した各ヘ
ッド反転用ギヤ１２，１２に設けた取付ピン１２ａと、
側板１ａ，１ｂに突設した取付ピン１３の間に張設した
引張りスプリングで、このスプリング１３Ｓ，１３Ｓ
は、前述した位置決め溝１４ａに対する位置決め用スト
ッパ１５の係合を外さない程度の力で、ヘッド反転用ギ
ヤ１２，１２に対して一方向への回転力を与えて、回転
クリアランスとかギヤのバックラッシュによるガタツキ
を無くして、磁気ヘッド１６を一定位置に静止する機能
を発揮する。
ッド反転用ギヤ１２，１２に設けた取付ピン１２ａと、
側板１ａ，１ｂに突設した取付ピン１３の間に張設した
引張りスプリングで、このスプリング１３Ｓ，１３Ｓ
は、前述した位置決め溝１４ａに対する位置決め用スト
ッパ１５の係合を外さない程度の力で、ヘッド反転用ギ
ヤ１２，１２に対して一方向への回転力を与えて、回転
クリアランスとかギヤのバックラッシュによるガタツキ
を無くして、磁気ヘッド１６を一定位置に静止する機能
を発揮する。
【００３０】次に、図８は上述した本発明に係る磁気カ
ードリーダの電気的構成を示したブロック図であって、
図中２０はＣＰＵ、２１はシステムプログラムを格納し
たＲＯＭと、各種の磁気データを格納するＲＡＭとによ
って構成したメモリであって、これ等ＣＰＵ２０とメモ
リ２１との間にバス２２を介して接続したインターフェ
イス２３には、前述した第１〜第４の磁気センサ３ａ，
３ｂ，３ｃ，３ｄと、カード送り用モータ９並びにヘッ
ド反転用モータ１０が接続されていて、第１又は第２の
磁気センサ３ａ，３ｂから検出信号ｆ１，ｆ２が送られ
て来た場合は、両磁気ヘッド左右の１６，１６を図４と
図５に示した下向きの正常位置にセットし、また、第３
又は第４の磁気センサ３ｃ，３ｄから検出信号ｆ３，ｆ
４が送られて来た場合は、ヘッド反転用モータ１０を駆
動して左右の磁気ヘッド１６，１６を図６、図７のよう
に半回転して上向きにセットする仕組になっている。
ードリーダの電気的構成を示したブロック図であって、
図中２０はＣＰＵ、２１はシステムプログラムを格納し
たＲＯＭと、各種の磁気データを格納するＲＡＭとによ
って構成したメモリであって、これ等ＣＰＵ２０とメモ
リ２１との間にバス２２を介して接続したインターフェ
イス２３には、前述した第１〜第４の磁気センサ３ａ，
３ｂ，３ｃ，３ｄと、カード送り用モータ９並びにヘッ
ド反転用モータ１０が接続されていて、第１又は第２の
磁気センサ３ａ，３ｂから検出信号ｆ１，ｆ２が送られ
て来た場合は、両磁気ヘッド左右の１６，１６を図４と
図５に示した下向きの正常位置にセットし、また、第３
又は第４の磁気センサ３ｃ，３ｄから検出信号ｆ３，ｆ
４が送られて来た場合は、ヘッド反転用モータ１０を駆
動して左右の磁気ヘッド１６，１６を図６、図７のよう
に半回転して上向きにセットする仕組になっている。
【００３１】同じく図８に於いて、２４と２５は上述し
た両磁気ヘッド１６，１６とインターフェイス２３の間
に接続したリード・ライト制御回路と信号増幅整形回路
であって、両磁気ヘッド１６，１６はＣＰＵ２０の監視
下でこれ等各回路２４，２５を通して磁気カードＭＣの
磁気ストライプＭａに対して磁気情報をリード・ライト
する一方、更に上述した回路構成によって、第１と第４
の磁気センサ３ａ，３ｄから検出信号ｆ１，ｆ４を受け
た場合は、磁気情報のリード・ライトを磁気ストライプ
Ｍａの前部側から正常に行い、第２と第３の磁気センサ
３ｂ，３ｃから検出信号ｆ２，ｆ３を受けた場合は、上
記のリード・ライトを磁気ストライプＭａの末尾から逆
向きに行って、磁気カードＭＣの差込みを表裏並びに前
後を違えた如何なる状態で行っても、磁気情報のリード
・ライトを正確に行えるように構成されている。
た両磁気ヘッド１６，１６とインターフェイス２３の間
に接続したリード・ライト制御回路と信号増幅整形回路
であって、両磁気ヘッド１６，１６はＣＰＵ２０の監視
下でこれ等各回路２４，２５を通して磁気カードＭＣの
磁気ストライプＭａに対して磁気情報をリード・ライト
する一方、更に上述した回路構成によって、第１と第４
の磁気センサ３ａ，３ｄから検出信号ｆ１，ｆ４を受け
た場合は、磁気情報のリード・ライトを磁気ストライプ
Ｍａの前部側から正常に行い、第２と第３の磁気センサ
３ｂ，３ｃから検出信号ｆ２，ｆ３を受けた場合は、上
記のリード・ライトを磁気ストライプＭａの末尾から逆
向きに行って、磁気カードＭＣの差込みを表裏並びに前
後を違えた如何なる状態で行っても、磁気情報のリード
・ライトを正確に行えるように構成されている。
【００３２】本発明に係る磁気カードリーダは以上述べ
た如き構成であるから、磁気カードＭＣを如何なる状態
に差込んでも、磁気情報のリード・ライトを正確に行う
ことができると共に、磁気ヘッド１６を取付けた反転盤
１４にカードガイド１４ｂ１と１４ｂ２を設け、而もそ
の入口を前後のカードガイド２Ａ，２Ｂの先端口に近接
させているため、磁気カードＭＣの搬送をガイド通路か
ら外すことなく行うことができ、また、磁気ヘッド１６
に圧縮スプリング１７Ｓ，１７Ｓの弾発力を付与したた
め、磁気カードＭＣの厚さに応じて磁気ヘッド１６とヘ
ッド受けローラ１８との間隔を調整して、カード厚の変
化に対応できると共に、磁気ヘッド１６を取付けた反転
盤１４は、その反転時に位置決め溝１４ａに対するスト
ッパ１５の係合によって磁気ヘッド１６を下向き、又
は、上向きの状態に正しく位置決めすることができ、更
に、引張りスプリング１３Ｓがヘッド反転用ギヤ１２を
常時一方向に牽引して回転クリアランスとかバックラッ
シュによる反転盤１４のガタツキを防止して、磁気ヘッ
ド１６を一定位置に静止させることを可能にする。
た如き構成であるから、磁気カードＭＣを如何なる状態
に差込んでも、磁気情報のリード・ライトを正確に行う
ことができると共に、磁気ヘッド１６を取付けた反転盤
１４にカードガイド１４ｂ１と１４ｂ２を設け、而もそ
の入口を前後のカードガイド２Ａ，２Ｂの先端口に近接
させているため、磁気カードＭＣの搬送をガイド通路か
ら外すことなく行うことができ、また、磁気ヘッド１６
に圧縮スプリング１７Ｓ，１７Ｓの弾発力を付与したた
め、磁気カードＭＣの厚さに応じて磁気ヘッド１６とヘ
ッド受けローラ１８との間隔を調整して、カード厚の変
化に対応できると共に、磁気ヘッド１６を取付けた反転
盤１４は、その反転時に位置決め溝１４ａに対するスト
ッパ１５の係合によって磁気ヘッド１６を下向き、又
は、上向きの状態に正しく位置決めすることができ、更
に、引張りスプリング１３Ｓがヘッド反転用ギヤ１２を
常時一方向に牽引して回転クリアランスとかバックラッ
シュによる反転盤１４のガタツキを防止して、磁気ヘッ
ド１６を一定位置に静止させることを可能にする。
【００３３】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る磁気カ
ードリーダによれば、磁気カードを如何なる状態で差込
んでも磁気情報のリード・ライトを正確に行う一方、磁
気カードをガイド通路から外さずに正しく搬送でき、ま
た、磁気ヘッドとヘッド受けローラの間隔をカード厚に
合わせて自動調整するため、厚さが異なる磁気カードと
か薄くて曲がった磁気カードでも支障無く使用でき、更
に、磁気ヘッドを常に所定の位置に静止させることがで
きるため、反転式磁気ヘッドに有勝ちなリード・ライト
不良の問題も解消できるものであって、料金自動精算機
を始めとする各種機器のカードリーダ部に実施して洵に
好適なものである。
ードリーダによれば、磁気カードを如何なる状態で差込
んでも磁気情報のリード・ライトを正確に行う一方、磁
気カードをガイド通路から外さずに正しく搬送でき、ま
た、磁気ヘッドとヘッド受けローラの間隔をカード厚に
合わせて自動調整するため、厚さが異なる磁気カードと
か薄くて曲がった磁気カードでも支障無く使用でき、更
に、磁気ヘッドを常に所定の位置に静止させることがで
きるため、反転式磁気ヘッドに有勝ちなリード・ライト
不良の問題も解消できるものであって、料金自動精算機
を始めとする各種機器のカードリーダ部に実施して洵に
好適なものである。
【図１】本発明に係る磁気カードリーダの要部を示した
平面図である。
平面図である。
【図２】同じく本発明の正面図である。
【図３】同じく本発明の側面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図５】図２のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。
【図６】磁気ヘッドを反転した状態を図１のＣ−Ｃ線の
位置で切断して示した断面図である。
位置で切断して示した断面図である。
【図７】図６のＤ−Ｄ線に沿った要部の断面図である。
【図８】本発明の電気的構成を示したブロック図であ
る。
る。
１ 主フレーム ２Ａ，２Ｂ カードガイド ２ｎ 挿入口 ３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ 磁気センサ ５ａ，５ｂ 搬送用ベルト ９ カード送り用モータ １０ ヘッド反転用モータ １２ ヘッド反転用ギヤ １３Ｓ 引張りスプリング １４ 反転盤 １４ａ 位置決め溝 １４ｂ１，１４ｂ２ カードガイド １５ 位置決め用ストッパ １６ 磁気ヘッド １７ ヘッド取付枠 １７Ｓ 圧縮スプリング ＭＣ 磁気カード Ｍａ 磁気ストライプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 19/12 521 G11B 19/02 521 G11B 5/58 G11B 17/00 G06K 13/00
Claims (2)
- 【請求項１】 カード挿入口の上面と下面の左右両側
に、挿入された磁気カードの磁気ストライプを検出して
カードの表裏を判定する計４個の磁気センサを取付け、
また、挿入口に挿入された磁気カードを搬送するカード
搬送通路の左右両側には、モータによって反転自在に構
成された反転盤を取付けて、これ等各反転盤に取付けた
磁気ヘッドの上下の向きと、挿入された磁気カードの表
裏の向きが合致しない場合に、上記のモータが反転盤を
反転して上記の磁気ストライプに対して磁気ヘッドによ
る磁気情報のリード・ライトを行うように構成した磁気
カードリーダに於いて、 上記各反転盤の中心部横方向に磁気カードの側縁をガイ
ドするカードガイドを設ける一方、上記挿入された磁気
カードの搬送をガイドする搬送通路の先端口を、上記反
転盤のカードガイド入口に近接させて設け、且つ、上記
の各反転盤にはガイド通路を挾んでその一側にヘッド受
けローラを、また、他側には圧縮スプリングによって常
時ヘッド受けローラの方向に弾発作用されているヘッド
支持枠を取付けて、この支持枠に上記の磁気ヘッドを取
付けると共に、上記の反転盤を円板形状に構成して、こ
の反転盤の周面に磁気ヘッドを上向きと下向きの状態に
位置決めする上下２つの溝を設け、これ等の溝に板バネ
製の位置決めストッパを係合するように構成したことを
特徴とするヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ。 - 【請求項２】 モータの回転を反転盤に伝達するヘッド
反転用ギヤに、反転盤の位置決め溝に係合した位置決め
ストッパの係合が外れない程度の力で、ヘッド反転用ギ
ヤに対して一方向への回転力を与える引張りスプリング
を取付けたことを特徴とする請求項１記載のヘッド反転
機能を備えた磁気カードリーダ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03092821A JP3113691B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ |
| US07/856,558 US5362951A (en) | 1991-03-30 | 1992-03-24 | Magnetic card reader equipped with head reversing function |
| DE4210104A DE4210104C2 (de) | 1991-03-30 | 1992-03-27 | Magnetkartenleser mit einer Kopfumkehrfunktion |
| GB9206924A GB2254718B (en) | 1991-03-30 | 1992-03-30 | Magnetic card reader equipped with head reversing function |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03092821A JP3113691B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04302859A JPH04302859A (ja) | 1992-10-26 |
| JP3113691B2 true JP3113691B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=14065100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03092821A Expired - Fee Related JP3113691B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5362951A (ja) |
| JP (1) | JP3113691B2 (ja) |
| DE (1) | DE4210104C2 (ja) |
| GB (1) | GB2254718B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3156455B2 (ja) * | 1993-08-10 | 2001-04-16 | 富士通株式会社 | 冊子状媒体の磁気データ処理機構及び冊子状媒体処理装置 |
| US5965862A (en) | 1994-10-18 | 1999-10-12 | Seiko Epson Corporation | Information detection apparatus and method for printing on a medium and for reading information recorded on the medium |
| US6068187A (en) * | 1994-10-18 | 2000-05-30 | Seiko Epson Corporation | Information detection apparatus and information detection method for recording media |
| TW293899B (ja) * | 1994-10-18 | 1996-12-21 | Seiko Epson Corp | |
| US5602581A (en) * | 1994-12-22 | 1997-02-11 | Sony Corporation | Television receiver control box that contains a card reader mounted directly to a motherboard |
| CA2160496A1 (en) * | 1995-10-13 | 1997-04-14 | Allan M. Brown | Electronic funds acceptor for vending machines |
| US6250552B1 (en) * | 1996-11-15 | 2001-06-26 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Card reader having means for reducing the size of the card reader |
| JP3583280B2 (ja) * | 1998-01-19 | 2004-11-04 | 株式会社三協精機製作所 | 磁気カードリーダのカード取り込み方法 |
| EP1452994B1 (en) * | 2000-01-24 | 2007-03-21 | Sankyo Seiki Mfg. Co. Ltd. | Manual IC card reader |
| JP2002083473A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッド支持機構 |
| JP2002083269A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カードリーダ |
| JP3664644B2 (ja) * | 2000-10-06 | 2005-06-29 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 磁気ヘッドの支持構造および磁気カードリーダ |
| DE60217370T2 (de) | 2001-08-24 | 2007-10-11 | Cubic Corp., San Diego | Universelle ticket-transportvorrichtung |
| JP4583866B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2010-11-17 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
| US20070152051A1 (en) * | 2005-11-15 | 2007-07-05 | Schulz Christian E | Fluid ingress resistant magnetic stripe reader assembly |
| US9378629B2 (en) * | 2005-12-20 | 2016-06-28 | Diebold Self-Service Systems Division Of Diebold, Incorporated | Banking machine controlled responsive to data read from data bearing records |
| JP5648173B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2015-01-07 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ及びその処理方法 |
| DE102008022682B8 (de) * | 2008-05-07 | 2014-10-09 | Atlantic Zeiser Gmbh | Vorrichtung zum Bearbeiten flächiger Teile |
| JP5933406B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2016-06-08 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3836753A (en) * | 1971-12-05 | 1974-09-17 | Amp Inc | Magnetic card reader |
| US4110803A (en) * | 1977-01-28 | 1978-08-29 | Xerox Corporation | Magnetic head assembly adjustable relative to roll, pitch and azimuth |
| JPS6091708A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-23 | Hitachi Ltd | 波形等化回路 |
| JP2649270B2 (ja) * | 1988-12-21 | 1997-09-03 | アマノ株式会社 | 磁気カードリーダ装置 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP03092821A patent/JP3113691B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-03-24 US US07/856,558 patent/US5362951A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-27 DE DE4210104A patent/DE4210104C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-30 GB GB9206924A patent/GB2254718B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
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| GB2254718B (en) | 1995-03-29 |
| US5362951A (en) | 1994-11-08 |
| JPH04302859A (ja) | 1992-10-26 |
| DE4210104C2 (de) | 2000-12-28 |
| DE4210104A1 (de) | 1992-10-15 |
| GB9206924D0 (en) | 1992-05-13 |
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