JP2002083269A - カードリーダ - Google Patents
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Abstract
り、カードの搬送性に優れたカードリーダを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明は、カードの搬送路と、カードを
搬送路内で移動させる搬送手段と、搬送路内に存在する
カードにデータを記録する動作かカードからデータを再
生する動作の少なくとも一方の動作を行うデータ記録再
生手段と、カードに可視画像を形成する画像形成手段
と、カードに形成された可視画像を消去する画像消去手
段とを備えたカードリーダであって、厚みが異なるカー
ドを処理する構成とした。
Description
録媒体に、データの記録か再生の少なくとも一方を行う
カードリーダに関するものである。
ことから、種々の用途で使用され、その種類も様々であ
る。例えば、テレホンカード、乗車券等のプリペイドカ
ード、定期券、回数券、ポイントカード、更に、銀行カ
ード、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許
証等のIDカード、会員カード、身分証明書等が挙げら
れる。
残高、累積ポイント等の情報を記録・保持するため、磁
気記録層、光記録層、或いはICメモリー等に代表され
るメモリ部を有している。これらのメモリ部に記録され
た情報は、専用のカードリーダで再生されるが、磁気記
録層、光記録層、ICメモリーに記録された情報は不可
視情報であるので、カードの持ち主がその記録情報を直
接確認する事はできない。
を可視的に表示する事がなされている。例えば、インク
ジェット、感熱転写、レーザービームプリンタ等の様々
な印字手段によってカード表面に情報を印字したり、カ
ードに予め感熱発色層を形成し感熱記録する等の追記型
の表示がなされている。追記型の表示方法では、カード
表面の表示領域の制約で、より多くの情報を表示できな
い。そこで最近では、書換可能な表示方法が採用されて
いる。例えば、カードに液晶表示体を形成する場合や、
加熱によって、繰り返し印字・消去が可能である熱可逆
的材料を使用して表示する事もなされている。これらの
表示方法を用いることによって、磁気記録層、光記録
層、ICメモリー等に記録された、不可視の記録情報を
可視的に表示する事だけでなく、これらの情報に加えて
更に新たな情報や、例えば、広告、宣伝等の情報も可視
的に表示できる。
式、表示方法が様々であることに加えて、カード基材を
構成する材料や、磁気ストライプ、ICチップ等のメモ
リ部の位置、カードの大きさや厚み等の規格等も多種多
様となっている。例えば、カード材料としては、ポリ塩
化ビニル(PVC)、ポリ塩化酢酸ビニル(PVC
A)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカ
ーボネイト(PC)、生分解性材料等のプラスチックや
紙、合成紙が使用されている。また、全ての識別カード
に関するJISX6301や外部端子付きICカードに
関するJISX6303の規定では、厚さが0.76m
m±0.08mmである。一般には、0.28mm厚の
硬質塩化ビニルシート2枚を積層し、この表裏に0.1
mm厚の硬質塩化ビニルシートを貼合わせた構成が知ら
れている。更に、カードによっては、口座番号、有効期
限や所有者氏名が、カード基材を物理的に隆起させて形
成される、いわゆるエンボス加工も施されている。この
ような硬質プラスチックを基材とするカードばかりでは
なく、テレホンカードに代表されるプリペイドカード等
は、カード厚みが0.20〜0.28mm程度の薄手の
カードである。
なっている。そして、これらのカードから情報を読み取
ったり(リード)、或いは、カードに対して情報を記録
したり(ライト)、或いは、カードに表示する情報を書
き換えたりする機能を有する装置がカードリーダであ
る。
る。図16は従来のカードリーダを示す側断面図であ
り、以下図16を用いて説明する。
ライトカードが用いられ、ここでは磁気記録層も有して
いる。リライトカードは、例えば所定の温度以上に加熱
することで、可視的な像などを形成し、所定の温度範囲
内にカードの温度を所定時間加熱することで、その形成
された像などを不可視にする構成を有するものである。
ダー6で構成された搬送路7内を駆動ローラ3,4,5
とその各駆動ローラに対向する押圧ローラ8,10,1
2により搬送される。
は再生するデータ記録再生部、58は磁気ヘッド56に
対向する磁気ヘッド押圧ローラである。カード1に印字
する印字部37はサーマルヘッドホルダ60に取り付け
られ軸96により回動する。
去部49は消去ヘッドホルダ79に取り付けられ、消去
ヘッドホルダ79は軸97によりサーマルヘッドホルダ
60に連結されサーマルヘッド37と連動する。
昇降モータ98によりカム99を介して搬送路7から突
出、待避する様に構成されている。
ヘッド37、消去ヘッド49は、各ホルダーに掛けられ
たバネにより、サーマルヘッド37と対向する位置に設
けられたプラテン31、消去ヘッド49に対向する位置
に設けられたローラ43にカード1を介して押圧付勢さ
れ、搬送路7内に突出し所定の情報をカード1上に、印
字・消去する。
によりカム99を介してサーマルヘッド37と消去ヘッ
ド49は搬送路7から待避する。なお、サーマルヘッド
37及び消去ヘッド49の押圧荷重は、機構上その上限
が約5N程度である。
は、カードの種別毎にそのカードの専用機として設計或
いは設定され、例えば、厚みが0.20〜0.28mm
の薄手のカードには、その専用のカードリーダが使用さ
れ、同様に、0.68〜0.84mm厚のカードには、
その専用のカードリーダが使用されている。
カードリーダには次のような課題を有していた。
カードの厚みや、カード基材を構成する材料、磁気記録
層、光記録層、ICメモリー等のメモリ部の有無や位
置、感熱発色層、液晶表示体、熱可逆的材料等の表示部
の有無や位置が異なる。
の薄手のカードを使用する為の専用機であるカードリー
ダでは、0.20〜0.28mmの薄手のカードに対し
て、最適な処理条件が設定される。具体的には、搬送路
において、駆動ローラに対向する押圧ローラの押圧力の
設定や、データ記録再生部において、磁気ヘッドに対向
する磁気ヘッド押圧ローラの押圧力の設定、更に、サー
マルヘッド、消去ヘッドの押圧力の設定等である。
手のカードに対して最適に設定されたカードリーダに、
仮に、0.68〜0.84mm厚のカードを処理しよう
とすると、カードリーダ内で、搬送不良、印字不良、消
去不良、記録再生不良等の不具合を生じる可能性が高
い。これは、単にカードの厚みの差異だけでなく、それ
によるカードの可撓性の差異等による。
ドと0.20〜0.28mmの薄手のカードでは、搬送
や印字、消去、データの記録再生における押圧力の設定
が一律とは言えず、従来のカードリーダの構成では、そ
の微調整が容易ではない。特に、0.68〜0.84m
m厚のカードは、0.20〜0.28mmの薄手のカー
ドに比べて可撓性に劣る。このことは、カードに反り等
の変形があった場合には、フレキシブルな薄手のカード
に比べて、カードリーダ内で、搬送不良、印字不良、消
去不良、記録再生不良等の不具合を生じる可能性が高
い。従来構成のカードリーダでは、押圧力の調整が容易
ではないので、搬送、印字、消去等を良好に行うことが
できない。
の種別の異なるカードを処理する場合には、専用機とし
て設計されたものであれば、違う機種を用意する必要が
あった。また、設定を変更できる機種であっても、その
都度設定を変更する事は煩雑であり、上述したようにそ
の設定も容易ではないので、事実上、1台のカードリー
ダで処理することが困難である。いずれにせよ、カード
の種別毎に複数のカードリーダを用意する必要があっ
た。
もある。
領域は、カードの用途により様々である。上述構成のカ
ードリーダでは、印字ヘッド、消去ヘッドの幅や位置は
固定であり、自由度に欠けるものであった。また、消去
ヘッドはサーマルヘッドに連結されているので、仮に、
異なる幅のヘッドに交換する場合は、細部まで分解する
必要があり、取り付け後も、両ヘッドのバランスを正確
に取る必要もある。特にカード幅よりも狭い幅のヘッド
を取り付けた場合には、カードがヘッドから受ける押圧
力が均一ではなくなり、良好な状態でカードを印字、消
去できない。
十分ではなく、印字、消去、搬送等を良好に行うことが
できない。特に、カードへの押圧力を上げすぎると印字
ヘッドや消去ヘッドが、エンボスを削ったり、ヘッドに
傷が発生する可能性もある。逆に、カードへの押圧力を
下げすぎると、印字不良や、消去不良が発生することも
考えられる。
ICカードに対応するためには、別のICカードリーダ
が必要であり、設置には広いスペースを要するだけでな
く、情報のやりとりの為に、両カードリーダを接続する
必要もあり、システムが複雑となってしまう。
ドの曲がりを矯正するためのローラは非常に強い押圧力
によって、カードを押さえなければカードの曲がり等を
修正し良好な印字品質を得ることはできないが、カード
を矯正するためのローラの押圧力が大きいと、カードに
印字などを行わないときには、磁気ヘッドでのデータの
記録再生がうまくいかないことや、搬送路でのカード搬
送がうまく行かないときがあり、問題点があった。
で、種々のカードに対応が可能であり、カードの搬送性
に優れたカードリーダを提供することを目的とする。
路と、カードを搬送路内で移動させる搬送手段と、搬送
路内に存在するカードにデータを記録する動作かカード
からデータを再生する動作の少なくとも一方の動作を行
うデータ記録再生手段と、カードに可視画像を形成する
画像形成手段と、カードに形成された可視画像を消去す
る画像消去手段とを備えたカードリーダであって、厚み
が異なるカードを処理する構成とした。
の搬送路と、カードを搬送路内で移動させる搬送手段
と、搬送路内に存在するカードにデータを記録する動作
かカードからデータを再生する動作の少なくとも一方の
動作を行うデータ記録再生手段と、カードに可視画像を
形成する画像形成手段と、カードに形成された可視画像
を消去する画像消去手段とを備えたカードリーダであっ
て、厚みが異なるカードを処理する事を特徴とするカー
ドリーダであり、カードの種別毎に複数のカードリーダ
を用意する必要もなく、1台で複数種のカードを処理す
ることができる。
と、カードを搬送路内で移動させる搬送手段と、搬送路
内に存在するカードにデータを記録する動作かカードか
らデータを再生する動作の少なくとも一方の動作を行う
データ記録再生手段と、カードに可視画像を形成する画
像形成手段と、カードに形成された可視画像を消去する
画像消去手段とを備えたカードリーダであり、データ記
録再生手段に対向する弾性部を備えた事を特徴とするカ
ードリーダであって、厚みの異なるカードへのデータを
記録する動作かカードからデータを再生する動作の少な
くとも一方の動作を良好に行えると共に、カードに形成
された可視画像を確実に消去でき、品質の良い画像を形
成することができる。
と、カードを搬送路内で移動させる搬送手段と、搬送路
内に存在するカードにデータを記録する動作かカードか
らデータを再生する動作の少なくとも一方の動作を行う
データ記録再生手段と、カードに可視画像を形成する画
像形成手段と、カードに形成された可視画像を消去する
画像消去手段とを備えたカードリーダであって、カード
に必要な機能に応じて自動で必要な機能を処理する事を
特徴とするカードリーダであり、カードの種別毎に要求
される処理を自動で行うことができるので、複数のカー
ドリーダを用意する必要もなく、1台で複数種のカード
を効率良く処理することができる。
て説明する。
ドリーダを示す側断面図である。
はデータの記録かもしくは再生の少なくとも一方を行う
ことが可能なメモリ部と、熱可逆性材料等を用いてキャ
ラクタ等を印字・消去可能とした表示部が用いられてい
る。メモリ部としては、磁気ストライブ、光学ストライ
プ、IC等が用いられる。表示部としては、熱可逆性材
料を用いたリライト層や液晶層を用いたり、ライトワン
スの追記型のものなどが用いられる。なお、本明細書で
記載しているカードとは、単なるカード状体のみなら
ず、帯状体やシート状体のものも好適に用いられること
は言うまでもない。
ド1を搬送する搬送路で、搬送路7は、少なくとも一つ
のガイダー等で構成される。具体例として、カード1の
両側部を固定ガイドと可動ガイドの二つのガイド6によ
って案内しながら搬送することが、カードの安定した搬
送性を維持できるので好ましい。
ラで、駆動ローラ3には従動ローラ8が対向している。
従動ローラ8はコイルバネなどの弾性部材9によって搬
送路7の方に付勢されている。この駆動ローラ3は回転
軸14を介して後述する駆動手段によって駆動力が伝達
される。この駆動ローラ3と従動ローラ8でカード1を
挟み込みカード1を搬送路7内で移動させる。
印字ユニットで、印字ユニット200には印字部37と
矯正ローラ36,38が設けられている。印字部37,
矯正ローラ36,38にはそれぞれ駆動するローラ3
1,28,34が対向している。印字ユニット200は
後述の駆動手段によって駆動され、カード1上に所定の
キャラクタなどを印字する際には印字ユニット200は
搬送路7に突出し、カード1を矯正ローラ36,38と
それらローラに対向するローラ28,34で挟み込ん
で、カード1の曲がり等を矯正(反り等が発生している
場合には反りを矯正する)し、印字部37でカード1上
に印字するので、良好な印字品質を得ることができる。
字しない場合には、印字ユニット200は搬送路7から
後退し、カード1は矯正ローラ36,38とローラ2
8,34で挟み込まれず、しかも印字部37とローラ3
1にも挟み込まれないので、スムーズにカード1の搬送
が行われる事になる。印字部37としては、サーマルヘ
ッドやインクジェットヘッド等が好適に用いられ、カー
ド1の表示部としてリライト層を用いた場合にはサーマ
ルヘッドを用い、カード1の表示部として追記式のもの
を用いる場合には、サーマルヘッドやインクジェットヘ
ッドのいずれか一方が用いられる。また、カードの曲が
りや反りを矯正する手段として、矯正ローラ36,38
とローラ28,34を用いたが、例えば、搬送路7に出
没する平板でカード1の曲がり等を矯正したりすること
もできる。
る弾性部で、弾性部75は例えばコイルバネなどが好適
に用いられる。弾性部75は印字部37に設けられたシ
ャフト61に直接力を加えている。
8に加重を加える弾性部で、弾性部76,77はコイル
バネなどが好適に用いられる。この様に印字部37,矯
正ローラ36,38に個別に弾性部75,76,77に
て押圧力を付加することができるので、各種弾性部の押
圧力を変えることによって、矯正ローラ36,38から
カード1に加えられる押圧力を非常に大きくでき、しか
も印字部37からカード1に加えられる押圧力を小さく
することができる。この構成によって、矯正ローラ3
6,38から大きな押圧力をカード1に加えることで、
カード1の曲がりなどの矯正を確実に行うことができ、
しかも印字部37におけるカード1の接触圧力を最適化
する事ができるので、印字部37(特にサーマルヘッド
を用いた場合)の摩耗性を低減させることができるの
で、安定した印字品質、印字部37の寿命を長くするこ
とができる。
としては、3N〜50Nに設定する事が好ましい。押圧
荷重が3N未満であるとカード1の曲がりなどを矯正す
る効果はあまりなく、50Nを超えるとカード1の摩耗
や破損などが発生する確率が高くなる。
に設定する事が好ましい。押圧荷重が3N未満である
と、カード1が変形している場合には、印字不良を発生
する確率が高い。更に、6N以上に設定する事により、
カード1が実用上使用される範囲の変形に対して、良好
に印字する事が可能となる。また、印字部37の押圧荷
重は50N以下に設定する事が好ましい、50Nを超え
るとカード1の摩耗や破損、或いは印字部37の摩耗な
どが顕著に発生する確率が高くなる。
矯正ローラ36,38の回転中心との距離Lは8mm〜
40mm(好ましくは11mm〜16mm)と設定する
事が好ましい。距離Lが8mm以下であると、矯正ロー
ラ36,38の直径が小さくなることで、その材質など
の選択が非常に難しくなり、しかも組立性が悪くなる。
距離Lが40mm以上であると、カード1に矯正ローラ
36,38に押圧力が加えられ、カード1の曲がりなど
が矯正されても、矯正ローラ36,38と印字部37と
の距離が長すぎるために、カード1の矯正効果が薄れて
しまい、印字品質などの向上はあまり望めない。
簡略化等のために矯正ローラ36,38を印字ユニット
200に設け、印字部37とともに、搬送路7に出没自
在になるように構成したが、矯正ローラ36,38は、
印字ユニット200に一体に設けずに、別体とし、個別
に搬送路7に出没自在になるように構成しても良い。こ
の様な構成にすることで、多少構造が複雑になるもの
の、良好な印字品質とカード1の搬送路7内のスムーズ
な移動を可能となる。
6,38の2つの矯正ローラを用いたが、少なくとも一
つの矯正ローラを用いることでも十分な矯正効果を得る
ことができる。例えば、矯正ローラ38を設けずに矯正
ローラ36のみを設ける構成である。なお、矯正ローラ
の数を増やせば、矯正効果は向上するが、小型化等を考
慮すると、矯正ローラ38は4個以下とする事が好まし
い。
ード1にデータを記録する少なくとも一つの動作を行う
データ記録再生部で、本実施の形態では、データ記録再
生部56として磁気ヘッドを用いた。このデータ記録再
生部56に磁気ヘッドを用いた場合には、カード1には
磁気ストライプが設けられる構成となっている。なお、
データ記録再生部56としては、磁気ヘッド以外に光学
的にデータを記録か再生の少なくとも一方を行う光学ヘ
ッド(この場合には、カード1には光ストライプやバー
コード等が設けられている。)を用いても良い。
態では磁気ヘッド)に対向する押圧ローラである。押圧
ローラ58は固定されず、データ記録再生部56側に対
して、弾性を有している。また、データ記録再生部56
は、弾性部57にて押圧ローラ58側に付勢されてい
る。
及び押圧ローラ58の双方から確実に挟み込まれ、確実
なデータの記録か再生の少なくとも一方を行うことがで
きる様構成されている。なお、弾性部57としてはコイ
ルバネが好適に用いられる。
カードリーダのデータ記録再生部を示す拡大図である。
図16に示すように、データ記録再生部56と押圧ロー
ラ58は共に、搬送路7側に付勢されている。
を設けてもよい。図17は、本発明の一実施の形態にお
けるカードリーダのデータ記録再生部の他の例を示す拡
大図である。図17において、580はパッドである。
パッド580も押圧ローラ58と同様に、データ記録再
生部56側に弾性を有しており、カード1をデータ記録
再生部56及びパッド580の双方から確実に挟み込
み、確実なデータの記録か再生の少なくとも一方を行う
ことができる様構成されている。
れに対向する押圧ローラ58(或いはパッド580)の
双方がカード1を確実に挟み込み、かつ、押圧ローラ5
8(或いはパッド580)が弾性を有しているので、カ
ード1の厚みの変化に対応することができる。
で、駆動ローラ4には従動ローラ10が対向している。
従動ローラ10はコイルバネなどの弾性部材11によっ
て搬送路7の方に付勢されている。この駆動ローラ4は
回転軸15を介して後述する駆動手段によって駆動力が
伝達される。この駆動ローラ4と従動ローラ10でカー
ド1を挟み込みカード1を搬送路7内で移動させる。
消去ユニットで、消去ユニット201は、カード1の表
示部に可逆性の表示手段を用いた場合に設けられるもの
である。すなわち、印字ユニット200でカード1に印
字し、その印字したものを消去する場合にはこの消去ユ
ニット201で消去する。例えば、カード1の表示部に
熱可逆性のリライト層などを用いた場合には、消去ユニ
ット201としては、カード1の表示を所定の温度に加
熱する加熱手段が搭載される。なお、カード1にキャラ
クタを追記してキャラクタ等を消去する必要がない場合
には、この消去ユニットは不要になる。
ローラ48,50が設けられている。消去部49,矯正
ローラ48,50にはそれぞれ駆動するローラ43,4
0,46が対向している。ローラ43,40,46には
それぞれ回転軸43a,40a,46aが設けられてい
る。消去ユニット201は後述の駆動手段によって駆動
され、カード1上に画像形成された所定のキャラクタな
どを消去する際には消去ユニット201は搬送路7に突
出し、カード1を矯正ローラ48,50とそれらローラ
に対向するローラ40,46で挟み込んで、カード1の
曲がり等を矯正(反り等が発生している場合には反りを
矯正する)し、消去部49でカード1上に形成された画
像等を消去するので、良好な消去品質を得ることができ
る。
去しない場合には、消去ユニット201は搬送路7から
後退し、カード1は矯正ローラ48,50とローラ4
0,46で挟み込まれず、しかも消去部49とローラ4
3にも挟み込まれないので、スムーズにカード1の搬送
が行われる事になる。消去部49としては、発熱抵抗体
(基板上に発熱体を設け、その発熱体を覆うようにガラ
スやシリカ等の保護膜を設けた構成のヒータ等)等が好
適に用いられる。また、カード1の曲がりや反りを矯正
する手段として、矯正ローラ48,50とローラ40,
46を用いたが、例えば、搬送路7に出没する平板でカ
ード1の曲がり等を矯正したりすることもできる。
る弾性部で、弾性部93は例えばコイルバネなどが好適
に用いられる。弾性部93は消去部37に設けられたシ
ャフト80に直接力を加えている。
0に加重を加える弾性部で、弾性部94,95はコイル
バネなどが好適に用いられる。この様に消去部49,矯
正ローラ48,50に個別に弾性部93,94,95に
て押圧力を付加することができるので、各種弾性部の押
圧力を変えることにより、矯正ローラ48,50からカ
ード1に加えられる押圧力を非常に大きくでき、しかも
消去部49からカード1に加えられる押圧力を小さくす
ることができる。この構成によって、矯正ローラ48,
50から大きな押圧力をカード1に加えることで、カー
ド1の曲がりなどの矯正を確実に行うことができ、しか
も消去部49におけるカード1の接触圧力を最適化する
事ができるので、消去部49(特に発熱抵抗体を用いた
場合)の摩耗性を低減させることができるので、安定し
た消去特性、消去部49の寿命を長くすることができ
る。
としては、3N〜50Nに設定する事が好ましい。押圧
荷重が3N未満であるとカード1の曲がりなどを矯正す
る効果はあまりなく、50Nを超えるとカード1の摩耗
や破損などが発生する確率が高くなる。
に設定する事が好ましい。押圧荷重が3N未満である
と、カード1が変形している場合には、消去不良を発生
する確率が高い。更に、6N以上に設定する事により、
カード1の熱可逆性材料等の感度が低い場合でも、良好
に消去できる。また更に、13N以上に設定する事によ
り、カード1が実用上使用される範囲の変形に対して、
良好に消去する事が可能となる。また、消去部49の押
圧荷重は50N以下に設定する事が好ましい、50Nを
超えるとカード1の摩耗や破損、或いは消去部49の摩
耗などが顕著に発生する確率が高くなる。
矯正ローラ48,50の回転中心との距離Mは8mm〜
40mm(好ましくは11mm〜16mm)と設定する
事が好ましい。距離Mが8mm以下であると、矯正ロー
ラ48,50の直径が小さくなることで、その材質など
の選択が非常に難しくなり、しかも組立性が悪くなる。
距離Mが40mm以上であると、カード1に矯正ローラ
48,50に押圧力が加えられ、カード1の曲がりなど
が矯正されても、矯正ローラ48,50と消去部49と
の距離が長すぎるために、カード1の矯正効果が薄れて
しまい、消去特性などの向上はあまり望めない。
簡略化等のために矯正ローラ48,50を消去ユニット
201に設け、消去部49とともに、搬送路7に出没自
在になるように構成したが、矯正ローラ48,50は、
消去ユニット201に一体に設けずに、別体とし、個別
に搬送路7に出没自在になるように構成しても良い。こ
の様な構成にすることで、多少構造が複雑になるもの
の、良好な消去品質とカード1の搬送路7内のスムーズ
な移動を可能となる。
8,50の2つの矯正ローラを用いたが、少なくとも一
つの矯正ローラを用いることでも十分な矯正効果を得る
ことができる。例えば、矯正ローラ50を設けずに矯正
ローラ48のみを設ける構成である。なお、矯正ローラ
48の数を増やせば、矯正効果は向上するが、小型化等
を考慮すると、矯正ローラ48は4個以下とする事が好
ましい。
ラで、駆動ローラ5には従動ローラ12が対向してい
る。従動ローラ12はコイルバネなどの弾性部材13に
よって搬送路7の方に付勢されている。この駆動ローラ
5は回転軸16を介して後述する駆動手段によって駆動
力が伝達される。この駆動ローラ5と従動ローラ12で
カード1を挟み込みカード1を搬送路7内で移動させ
る。
駆動部51としてはモータなどが好適に用いられる。
01はカード挿入口であり、駆動ローラ5と従動ローラ
12により、搬送路7内を移動されてきたカード1がI
Cリードユニット400内に送り込まれる。402はカ
ード1のカード搬送路となっている。さらに、403は
IC接触部であり、カード1が内部にICを搭載し、カ
ード表面にICと接続された電極を有した、いわゆる接
触式のICカードの場合には、IC接触部403はカー
ド1の表面に設けられた電極と接触する少なくとも一つ
の電極を有している。
タの授受を行うことができるアンテナ(コイルやコンデ
ンサ)を有したいわゆる非接触ICカードの場合には、
IC接触部403に代えて、コイル状のアンテナや容量
を発生させる部材を設けた構成となる。
ドリーダを示す上部平面図である。
0を昇降させる駆動部で、駆動部300としてはモータ
などが用いられる。301は消去ユニット201を昇降
させる駆動部で、駆動部301としてはモータなどが用
いられる。
ャーシ66とシャーシ23に分割し、シャーシ66とシ
ャーシ23を回動自在に取り付ける事によって、搬送路
7内でカード1が詰まったり、内部のメンテナンスのた
めに例えばシャーシ66を回動軸500を中心に回動さ
せることで、搬送路7をむき出しにする事ができる。こ
の時、駆動部51を設置側となるシャーシ23に設け、
駆動部300,301をシャーシ66に設ける事によっ
て、全体の重量バランスが良くなり、搬送路7をむき出
しにする動作などがやりやすくなる。
によって構成することにより、カード1の両側部を固定
ガイドと可動ガイドの二つのガイド6によって案内しな
がら搬送することできる。
合、シャーシを上下に分割し、この上下に分割されたシ
ャーシ間で搬送路を形成するような構成を取ることが一
般に知られている。このような構成では、内部メンテナ
ンスを容易に行えると言う反面、両シャーシを離間させ
て開放し、再度これを閉じた場合に、各シャーシに配置
されたローラが精度良く重ならない等の場合には、両シ
ャーシ間で形成される搬送路の搬送精度を著しく阻害す
るおそれがあり、両シャーシ間のギャップの変動を抑え
る必要も生じるので、軸ズレ、位置ズレを防ぐために、
硬度が高く、振動に強い部材を使う必要があり、カード
リーダが高価でその重量も重くなる等の問題もある。し
かしながら、搬送路7を固定ガイドと可動ガイドによっ
て構成にすることで、シャーシ66とシャーシ23に分
割し、回動軸500を中心に回動させて、搬送路7がむ
き出しになっても、搬送路7は少なくとも一方のシャー
シに残存するので、搬送路の軸ズレ等を引き起こすこも
なく、各ローラや消去ユニット、印字ユニット、データ
再生記録部との位置関係も保存されるので好適である。
けるカードリーダの応用例を示す模式図である。図14
に示すように、本発明のカードリーダにおいては、カー
ドの種類によって、印字部37(サーマルヘッド)及び
消去部49(発熱抵抗体)の幅や位置をフレキシブルに
変更するものである。図14(a)に示すように、カー
ド表面の略全面に熱可逆性材料を用いた表示部Sが形成
されたカード1を使用する場合を示しており、印字部3
7(サーマルヘッド)及び消去部49(発熱抵抗体)の
幅をカード1の幅とほぼ同じ幅、或いはそれ以上の幅に
している。図14(b)(c)においては、カード1の
表示部Sの位置に対して、印字部37(サーマルヘッ
ド)及び消去部49(発熱抵抗体)の位置を対応させる
ものである。さらに、図14(d)に示されるカード1
は、表示部Sに加えて、エンボス領域Eを有しており、
このようなカード1に対しても、本発明のカードリーダ
では、印字部37(サーマルヘッド)及び消去部49
(発熱抵抗体)の幅及び位置を適合させることができ
る。このように、本発明のカードリーダにおいては、種
々の形態のカードに対してもフレキシブルに対応でき
る。
けるカードリーダの応用例を示す側断面図である。カー
ドリーダを筐体600に搭載しており、テンキーやファ
ンクションキー、液晶表示部等の操作パネル601によ
り、カードリーダへの処理入力を行うことができる。筐
体600により、外観の意匠性が向上し、ゴミの混入
や、外力による衝撃等からカードリーダを保護すること
が可能である。また、操作パネル601により、カード
リーダへのカード処理入力等も簡単に行える。
〜図13を用いて説明する。
に示すように、駆動部51に設けられたギア52が回転
し、その駆動力はギア53,54を介してギア55に伝
達され、ギア55には回転軸16が固定されているの
で、ギア55の回転に伴って回転軸16も回転し、その
結果駆動ローラ5が回転する。回転軸16にはギア55
を設けた側と反対側にプーリ19が設けられ、回転軸1
6の回転とともにプーリ19が回転する。プーリ19に
はベルト21がプーリ18との間に掛けられており、プ
ーリ19の回転はベルト21を介してプーリ18に伝達
される。プーリ18には回転軸15が取り付けられてお
り、プーリ18の回転によって、回転軸15も回転し、
回転軸15に設けられている駆動ローラ4も回転する。
更にプーリ18には、ベルト20がプーリ17との間に
掛けられており、プーリ18の回転はベルト20を介し
てプーリ17に伝達される。プーリ17には回転軸14
が取り付けられており、プーリ17の回転によって、回
転軸14も回転し、回転軸14に設けられている駆動ロ
ーラ3も回転する。回転軸14にはプーリ17を設けた
側と反対側にプーリ22が設けられ、回転軸14の回転
と共にプーリ22が回転する。プーリ22にはベルト2
6がプーリ25に掛けられ、従って、プーリ22の回転
によってプーリ25も回転する。プーリ25の内側には
一体にギア25aが設けられ、アイドラ39を介してギ
ア41に伝達され、回転軸40aを回転させ、それに伴
って回転軸40aに取り付けられたローラ40が回転
し、更にギア41の回転はアイドラ42を介してギア4
4に伝達され、回転軸43aを回転させ、それに伴って
回転軸43aに取り付けられたローラ43が回転し、更
に、ギア44の回転はアイドラ45を介してギア47に
伝達され、回転軸46aを回転させ、それに伴って、回
転軸46aに取り付けられたローラ46が回転する。
イドラ27を介してギア29に伝達され、回転軸28a
を回転させ、それに伴って回転軸28aに取り付けられ
たローラ28が回転し、更にギア29の回転はアイドラ
30を介してギア32に伝達され、回転軸31aを回転
させ、それに伴って回転軸31aに取り付けられたロー
ラ31が回転し、更に、ギア32の回転はアイドラ33
を介してギア35に伝達され、回転軸34aを回転さ
せ、それに伴って、回転軸34aに取り付けられたロー
ラ34が回転する。
で、駆動ローラ3,4,5及びローラ34,31,2
8,40,43,46を回転駆動させ、カード1を搬送
路7内で移動させ、カード1上に所定のキャラクタ等を
印字か或いは消去するか、もしくはデータの記録・再生
の少なくとも一方の動作を行わせる。また、駆動部51
の回転方向を制御することで、カード1を挿入口2側か
ら駆動部51の方へ搬送路7内において移動させたり、
その逆方向に移動させたりする。
201の動作について説明する。
る。
動部300に設けられたギア74が回転し、その回転は
アイドラ73を介してカム69に設けられたギア69a
に伝達される。すると、図8に示すようにカム69は回
転軸67に取り付けられており、しかも回転軸67には
更にカム70が取り付けられているので、駆動部300
の回転によってカム69,70が回転する事になる。回
転軸67はシャーシ66に回転自在に取り付けられてい
る。
は回転軸67から外周部までの距離が異なるような形状
となっており、好ましくは図6〜9に示されるように外
周部に段差を設けることが好ましい。また、カム69,
70の回転によって、シャフト71が搬送路7に対して
垂直方向に上下動するよう構成されている。カム69,
70とシャフト71はシャフト71の両端に設けられた
カムフォロアー72を介して連動する。カムフォロアー
72は好ましくはシャフト71に回転自在に設ける事に
よって、カム69,70とシャフト71の摩擦を低減さ
せることができる。
ニット200に固定されており、しかもシャーシ66に
設けられた長孔66aに挿入されているので、シャフト
71はシャーシ66に対しては上下動可能なように保持
される。従ってシャフト71の上下動にともなって、印
字ユニット200も上下動し、少なくとも印字部37は
搬送路7に出没自在になる。また、印字ユニット200
には2対の長孔(a),(b)が設けられており、この
長孔(a),(b)にはシャフト61,62が可動自在
に取り付けられている。なお、前述のようにシャフト6
1には弾性部75によって、搬送路7側に付勢されてい
る。この時、印字部37はホルダ60を介してシャフト
61,62に取り付けられている。
00には、長孔(d)が設けられており、この長孔
(d)には回転軸67が挿入されている。これは、シャ
ーシ66に設けられた回転軸67によって、印字ユニッ
ト200の上下動を阻害しないように設けられている。
00には長孔(c)が2つ設けられており、この2つの
長孔(c)にはそれぞれシャフト64,65が可動自在
に保持されている。シャフト64,65にはそれぞれ矯
正ローラ36,38が設けられており、シャフト64,
65には弾性部76,77によって、搬送路7側に付勢
されている。
の動作について説明する。
わない場合等には、印字ユニット200は図6,図8に
示すように、カムフォロアー72はカム69,70の回
転軸67から離れた外周部が当接しており、この様な状
態では、シャフト71は上方に押し上げられ、それに伴
って、印字ユニット200も搬送路7から離れて配置さ
れることになる。
には、駆動部300は図示していない制御部などから印
字指令などが送られてくると、駆動部300は図6,図
8に示す矢印方向に回転し、それに伴って図7,図9に
示すようにカムフォロアー72はカム69,70の回転
軸67に近い外周部が当接し、最終的には離れることに
なり、シャフト71は各弾性部の付勢力により搬送路7
側に移動し、それに伴って印字ユニット200も搬送路
7側に移動する。すると、図7に示すように印字部37
はカード1をローラ31との間に挟み込み、所定の印字
を行うとともに、図9に示すように矯正ローラ36,3
8もカード1をローラ28,34の間に挟み込んでカー
ドの曲がりなどを矯正する。
び回転しカム69,70を図7,図9に示す矢印方向に
回転させて、図6,図8に示す様に、カムフォロアー7
2とカム69,70の回転軸67から離れた外周面と当
接するようになり、印字ユニットは搬送路7から離れ
る。
る。
動部301に設けられたギア92が回転し、その回転は
アイドラ91を介してカム87に設けられたギア87a
に伝達される。すると、図12に示すようにカム87は
回転軸85に取り付けられており、しかも回転軸85に
は更にカム88が取り付けられているので、駆動部30
1の回転によってカム87,88が回転する事になる。
回転軸85はシャーシ66に回転自在に取り付けられて
いる。
8には回転軸85から外周部までの距離が異なるような
形状となっており、好ましくは図10〜13に示される
ように外周部に段差を設けることが好ましい。また、カ
ム87,88の回転によって、シャフト89が搬送路7
に対して垂直方向に上下動するよう構成されている。カ
ム87,88とシャフト89はシャフト89の両端に設
けられたカムフォロアー90を介して連動する。カムフ
ォロアー90は好ましくはシャフト89に回転自在に設
ける事によって、カム87,88とシャフト89の摩擦
を低減させることができる。
されており、しかもシャーシ66に設けられた長孔66
bに挿入されているので、シャフト89はシャーシ66
に対しては上下動可能なように保持される。従ってシャ
フト89の上下動にともなって、消去ユニット201も
上下動し、少なくとも消去部49は搬送路7に出没自在
になる。また、消去ユニット201には2対の長孔
(a),(b)が設けられており、この長孔(a),
(b)にはシャフト80,81が可動自在に取り付けら
れている。なお、前述のようにシャフト80は弾性部9
3によって、搬送路7側に付勢されている。この時、消
去部49はホルダ79を介してシャフト80,81に取
り付けられている。
201には長孔(d)が設けられており、この長孔
(d)には回転軸85が挿入されている。これは、シャ
ーシ66に設けられた回転軸85によって、消去ユニッ
ト201の上下動を阻害しないように設けられている。
201には長孔(c)が2つ設けられており、この2つ
の長孔(c)にはそれぞれシャフト83,84が可動自
在に保持されている。シャフト83,84にはそれぞれ
矯正ローラ40,46が設けられており、シャフト8
3,84には弾性部94,95によって、搬送路7側に
付勢されている。
の動作について説明する。
ャラクタなどを消去しない場合等には、消去ユニット2
01は図10,図12に示すように、カムフォロアー9
0にはカム87,88の回転軸85から離れた外周部が
当接しており、この様な状態では、シャフト89は上方
に押し上げられ、それに伴って、消去ユニット201も
搬送路7から離れて配置されることになる。
タなどを消去する場合には、駆動部301は図示してい
ない制御部などから消去指令などが送られてくると、駆
動部301は図10,図12に示す矢印方向に回転し、
それに伴って図11,図13に示すようにカムフォロア
ー90はカム87,88の回転軸85に近い外周部が当
接し、最終的には離れることになり、シャフト89は各
弾性部の付勢力により搬送路7側に移動し、それに伴っ
て消去ユニット201も搬送路7側に移動する。する
と、図11に示すように消去部49はカード1をローラ
43との間に挟み込み、キャラクタの消去を行うととも
に、図13に示すように矯正ローラ48,50もカード
1をローラ40,46の間に挟み込んでカード1の曲が
りなどを矯正する。
び回転しカム87,88を図11,図13に示す矢印方
向に回転させて、図10,図12に示す様に、カムフォ
ロアー90とカム87,88の回転軸85から離れた外
周面と当接するようになり、消去ユニット201は搬送
路7から離れる。
明する。
00は、カード挿入口401、カード搬送路402、I
C接触部403等で構成されている。
は、駆動ローラ5と従動ローラ12により、搬送路7内
を移動されてきたカード1がカード挿入口401から、
ICリードユニット内のカード搬送路402に送り込ま
れる。さらに、IC接触部403の電極が、カード1の
表面のICに接続された電極側に移動し、カード1の電
極と接触して、確実なデータの記録か再生の少なくとも
一方を行う。
る。
ていないセンサ(光センサなど)によって、カード1の
挿入が検知されると、図示していない制御部は、まず、
駆動部51を回転駆動させ、それにともなって、駆動ロ
ーラ3,4,5及びローラ31,34,28,40,4
3,46を回転させることで、カード1を装置内部に取
り込む。その後、カード1はデータ記録再生部(本実施
の形態の場合磁気ヘッド)56でカード1に記録されて
いるデータを読み取り、カード1はICリードユニット
400のカード挿入口401から入り、カード搬送路4
02に送り込まれ、IC接触部403の電極からカード
1の表面のICに接続された電極を通して、記録されて
いるデータを読み取り、必要であればさらにデータを記
録する。
方向にし、カード1を挿入口2の方向に移動させ、その
時データ記録再生部56にてデータを書き込む。更にそ
の後、制御部は再び駆動部51の回転を逆方向に回転さ
せ、カード1を駆動部51側に移動させ、その時にカー
ド1に記録したデータを再度読み取り、データの記録ミ
スが無いかどうかチェックする(ベリファイ)。この様
にカード1にデータの記録再生の少なくとも一方を行う
動作の最中には、印字ユニット200と消去ユニット2
01は搬送路7から退却しており、従って、各矯正ロー
ラ及び印字部37と消去部49も搬送路7から後退して
いるので、カード1の移動がスムーズに行われ、データ
の記録かまたは再生に支障をきたすことはなく、しかも
カード1は強い押圧力でカード1を挟み込む各矯正ロー
ラとほぼ非接触とすることができるので、カード1と各
矯正ローラの接触時間を短くすることができるので、カ
ード1の寿命を長くすることなどができる。
に、カード1は搬送路7の後端部まで移動し、その後。
カード1に印字されたキャラクタ等を消去する必要があ
る場合には、制御部は駆動部51を逆転させ、カード1
を挿入口2側の方向へ移動させるとともに、駆動部30
1を駆動させて、消去ユニット201を搬送路7の方へ
移動させ、カード1を矯正ローラ48,50で挟み込ん
でカード1の曲がりなどを矯正し、消去部49にてカー
ド1に印字されたキャラクタなどを消去する。この時、
矯正ローラ48,50にてカード1の曲がりなどを矯正
するので、優れた消去特性を得ることができる。
する必要がある場合には、制御部は駆動部300を回転
駆動させて、印字ユニット200を搬送路7の方へ移動
させる。この時、カード1は矯正ローラ36,38によ
って、カード1の曲がりなどが矯正されて、印字部37
にて所定のキャラクタを印字して、カード1を挿入口か
ら外部へ排出する。カード1の排出をセンサが検知した
ら、駆動部51の駆動をやめる。
ついて説明する。例えば、カード1の厚みを判定する場
合には、上述した処理方法において、カード1に記録さ
れているデータをデータ記録再生部(本実施の形態の場
合磁気ヘッド)56で読み取ることによって、厚みを判
定することができる。なお、厚みはセンサ等で判定して
もよい。
カード1の厚みが0.68〜0.84mm(厚手タイプ
のカード)で、磁気記録層、ICメモリ及び表示部を有
する場合には、データ記録再生部(本実施の形態の場合
磁気ヘッド)56で、カード1の磁気記録層に記録され
た種別等のデータを読み取り、厚みやその他の種別が判
定され、ICリードユニット400に送られて処理さ
れ、更に、消去ユニット201、印字ユニット200で
処理される。
8mm(薄手タイプのカード)で、磁気記録層、表示部
を有し、ICメモリを有さない場合には、データ記録再
生部(本実施の形態の場合磁気ヘッド)56で、カード
1の磁気記録層に記録された種別等のデータを読み取
り、厚みやその他の種別が判定され、ICリードユニッ
ト400に送られることなく、消去ユニット201、印
字ユニット200で処理される。
は、用途、情報記録方式、表示方法、カード基材を構成
する材料や、磁気ストライプ、ICチップ等のメモリ部
の位置、カードの大きさや厚み等の規格等であり、これ
らを判定し、それぞれの種別に適応した必要な処理を行
うことができるのは言うまでもない。
再生部(本実施の形態の場合磁気ヘッド)56で読み取
り、判定することによって、個々の処理が異なるカード
に対しても、そのカードに必要とされる処理を確実に自
動で行うことができる。
や、可視画像の表示、磁気記録再生、IC記録再生の機
能を有するカード等の種々のカードに対応が可能であ
り、カードの搬送性に優れたカードリーダを提供するこ
とができる。
示す側断面図
示す上部平面図
示す側面図
示す側面図
示す下部平面図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
の拡大図
の拡大図
の拡大図
の拡大図
の応用例を示す模式図
の応用例を示す側断面図
のデータ記録再生部を示す拡大図
のデータ記録再生部の他の例を示す拡大図
Claims (3)
- 【請求項1】カードの搬送路と、カードを前記搬送路内
で移動させる搬送手段と、前記搬送路内に存在するカー
ドにデータを記録する動作かカードからデータを再生す
る動作の少なくとも一方の動作を行うデータ記録再生手
段と、カードに可視画像を形成する画像形成手段と、カ
ードに形成された可視画像を消去する画像消去手段とを
備えたカードリーダであって、厚みが異なるカードを処
理する事を特徴とするカードリーダ。 - 【請求項2】カードの搬送路と、カードを前記搬送路内
で移動させる搬送手段と、前記搬送路内に存在するカー
ドにデータを記録する動作かカードからデータを再生す
る動作の少なくとも一方の動作を行うデータ記録再生手
段と、カードに可視画像を形成する画像形成手段と、カ
ードに形成された可視画像を消去する画像消去手段とを
備えたカードリーダであって、前記データ記録再生手段
に対向する弾性部を備えた事を特徴とするカードリー
ダ。 - 【請求項3】カードの搬送路と、カードを前記搬送路内
で移動させる搬送手段と、前記搬送路内に存在するカー
ドにデータを記録する動作かカードからデータを再生す
る動作の少なくとも一方の動作を行うデータ記録再生手
段と、カードに可視画像を形成する画像形成手段と、カ
ードに形成された可視画像を消去する画像消去手段とを
備えたカードリーダであって、カードに必要な機能に応
じて自動で必要な機能を処理する事を特徴とするカード
リーダ。
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