JP3752900B2 - カードリーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード、テープ等の記録媒体に、データの記録及び/又は再生を行うカードリーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14は従来のカードリーダの要部断面図である。
【0003】
図14において、1はカードであり、ロイコ系と呼ばれるリライトカードが使用される。
【0004】
ロイコ系リライトカードは、例えば、所定の温度以上に加熱し急冷することで、可視的な像などを形成することが可能なカードである。また、所定の温度範囲内にカードの温度を所定時間加熱することで、カードに形成された画像を不可視とすることができる。しかし、カードに可視像を形成する際、所定の温度以上に加熱しても、その後除冷すると良好な発色が得られない。
【0005】
100は従来のカードリーダ、101はカードリーダ100のシャーシ、102はシャーシ101の前側面に形設されたカード1の挿入口、103はシャーシ101内に形設されたカード1の搬送路、103aはシャーシ101のガイダー、104,105,106は搬送路103の下部に回転自在に軸支された駆動ローラ、107,108,109は各々駆動ローラ104,105,106と対向して搬送路103の上部に回転自在に軸支された従動ローラ、110は搬送路103の下部に配設されカード1に磁気的な情報を記録・再生する磁気ヘッド、111は磁気ヘッド110に対向して配設された押圧ローラ、112は搬送路103上部に配設されカード1に印字を行うサーマルヘッド、113はサーマルヘッドホルダ、114はサーマルヘッドホルダ113をシャーシ101に回動自在に支持する回動桿、114aは回動桿114の回動軸、114bは回動桿114を下方に付勢するコイルバネ、115はサーマルヘッド112と対向して搬送路103の下方に回転自在に軸支されたプラテン、116は搬送路103の上方に配設されカード1に印字されたキャラクタ等の消去を行う消去ヘッド、117は消去ヘッドホルダ、117aは消去ヘッドホルダ117を下方に付勢するコイルバネ、118は回動軸118をサーマルヘッドホルダ113に軸支する回動軸、119は消去ヘッド116に対向して搬送路103の下部に配設されたプラテン、120はサーマルヘッド112を搬送路103及び消去ヘッド116に突出/退避させるために昇降を行うための昇降モータ、121はサーマルヘッドホルダ113に当接するように配設され昇降モータ120により回転駆動されるカムである。
【0006】
以上のように構成された従来のカードリーダにおいて、以下その動作を説明する。
【0007】
挿入口102から挿入されたカード1は、ガイダー103aによりガイドされた搬送路103内を駆動ローラ104,105,106及びそれに対向する従動ローラ107,108,109に挟持された状態で、駆動ローラ104,105,106の回転により搬送される。
【0008】
磁気ヘッド110は、搬送路103内を搬送されるカード1に磁気的な情報を記録・再生する。カード1に印字・消去する場合、サーマルヘッドホルダ113,消去ヘッドホルダ117は、各ホルダに掛けられたバネ(コイルバネ114b及びコイルバネ117a)により下方に付勢されているため、カード1は消去ヘッド116とプラテン119及びサーマルヘッド112とプラテン115との間に挟持された状態で搬送され、サーマルヘッド112及び消去ヘッド116により、カード1上の所定の位置に印字・消去が行われる。
【0009】
印字・消去が終了すると、昇降モータ120により、カム121を介してサーマルヘッド112及び消去ヘッド116は搬送路103の上方へ退避される。
【0010】
カード1上の所定の位置に、予めキャラクタ等の可視画像が印字されている場合、まず、カード1上に印字された可視画像の上面に、消去ヘッド116を押圧付勢し、カード1の温度を所定の温度範囲内に所定の時間加熱し可視画像を消去する。その直後、消去ヘッド116の後方にあるサーマルヘッド112によりカード1の所定の位置を所定の温度以上に加熱することにより、新たな可視画像を印字する。
【0011】
しかしながら、上記方法では、カード1への印字前に消去ヘッド116によりカード1全体が温められているため、サーマルヘッド112によりカード1を所定の温度以上に加熱しても、その後、カード1を急冷することができず除冷されるため、カード1上に良好な発色を得ることができない。
【0012】
そこで、従来のカードリーダは、搬送路103の近傍に冷却ファンを配設し、カード1上の画像を消去した直後、すぐに印字を行わず、まず消去ヘッド116が冷却するまでサーマルヘッド112の後方にカード1を待機させ、その後、カード1を搬送路103の前方に向け搬送しながらサーマルヘッド112により印字を行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカードリーダでは、以下のような課題を有していた。
【0014】
(1)搬送路103の近傍に冷却ファンを配設するため、カードリーダの装置をコンパクトに構成することが難しく、小型化が困難である。
【0015】
(2)カード1上に予め印字された可視画像を消去した後に新たな可視画像を印字する場合、一度カード1上の画像を消去した直後、まず消去ヘッド116が冷却するまでカード1を待機させ、その後、サーマルヘッド112によりカード1に印字を行うため、カード1に可視画像を印字する処理時間が長い。
【0016】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、カード上の印字品質を落とすことなく、カードに可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能で、カードを搬送路内でスムーズに搬送することが可能なカードリーダを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、内部をカードが搬送される搬送路と、搬送路内でカードを搬送する搬送手段と、搬送路内のカードにデータを記録及び/又は搬送路内のカードに記録されたデータを再生するデータ記録再生手段と、カードに可視画像を形成する画像形成手段と、カードに接触して該カードを冷却する第1の冷却手段と、を備えたカードリーダであって、第1の冷却手段がカードの搬送方向に対し画像形成手段の前後の少なくとも一方にカードを急冷するように設けられ、第1の冷却手段と画像形成手段が駆動部によって搬送路から昇降され、可視画像の形成時以外に退避することができる構成より成る。
【0018】
この構成により、カード上の印字品質を落とすことなく、カードに可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能で、カードを搬送路内でスムーズに搬送することが可能なカードリーダを提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のカードリーダは、内部をカードが搬送される搬送路と、搬送路内でカードを搬送する搬送手段と、搬送路内のカードにデータを記録及び/又は搬送路内のカードに記録されたデータを再生するデータ記録再生手段と、カードに可視画像を形成する画像形成手段と、カードに接触して該カードを冷却する第1の冷却手段と、を備えたカードリーダであって、第1の冷却手段がカードの搬送方向に対し画像形成手段の前後の少なくとも一方にカードを急冷するように設けられ、第1の冷却手段と画像形成手段が駆動部によって搬送路から昇降され、可視画像の形成時以外に退避することができる構成としたものである。
【0020】
本発明の請求項2に記載のカードリーダは、請求項1記載のカードリーダであって、カードに形成された可視画像を消去する画像消去手段と、画像消去手段で発生した熱をカードに接触して冷却する第2の冷却手段と、を備え、第2の冷却手段がカードの搬送方向に対し画像消去手段の前後の少なくとも一方に設けられ、該第2の冷却手段と画像消去手段が駆動部によって搬送路から昇降され、可視画像の消去時以外に退避することができる構成としたものである。
【0021】
請求項1の作用は上述したとおりであり、請求項2の作用はこれに加えて、
(1)カードに形成された可視画像を消去した後に新たに可視画像を形成する場合、画像消去手段がカードに形成された可視画像を消去した後、冷却手段がカードに接触して伝熱によりカードを冷却し、画像形成手段は冷却されたカードに可視画像を形成するとともに、可視画像を消去した後に確実にカードを冷却し、カードが冷却された後にカード上に新たに可視画像を形成することが可能となり、可視画像の良好な発色を得ることが可能となる。
【0022】
(2)可視画像の消去後のカード上の印字品質を落とすことなく、カード上の可視画像を消去した後に新たな可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能となる。
【0023】
(3)冷却手段は接触による伝熱でカードを冷却するため、冷却ファンのように大きな設置スペースを必要とせず、装置の小型化が可能となる。
【0024】
(4)カードに可視画像を消去・形成しない場合には、冷却手段を搬送路から退避させることが可能であり、カードを搬送路内で移動する際にカードの搬送をスムーズに行うことが可能となる。また、変形したカードを平たい状態に伸ばし、消去ヘッド・サーマルヘッドとカードとの接触を均一にすることができる。
【0025】
(5)カード上に磁気データを記録/再生する場合、冷却手段が搬送路から退避するため、カード搬送の負荷変動が抑えられ、磁気データのエラーレートが低減される。
【0026】
ここで、搬送手段としては、搬送用のローラ、搬送用のベルト等が好適に用いられる。
【0027】
また、冷却手段は搬送路に搬送路から退避自在に配設されているが、配設の仕方としては、モータ、ソレノイド等を使用し垂直に昇降する構造や、支点を軸に回転しながら昇降する構造などとされる。
【0028】
データ記録再生手段としては、磁気ヘッド、光学ヘッド、ICカードの表面に配設された電極と接触する少なくとも1つの電極等が使用される。
【0029】
画像形成手段としては、サーマルヘッド、インクジェットヘッド等が好適に用いられる。カードの可視画像を形成する部分がリライト層により構成されている場合にはデータ記録再生手段としてサーマルヘッドを使用し、カードの可視画像を形成する部分が追記式のものにより構成されている場合には、データ記録再生手段としてサーマルヘッドやインクジェットヘッド等が使用される。
【0030】
画像消去手段としては、発熱抵抗体(基板上に発熱体を設け、その発熱体を覆うようにガラスやシリカ等の保護膜を設けた構成のヒータ等)、平板状のヒータスタンプ等が好適に用いられる。
【0031】
冷却手段としては、カードを挟持した状態で冷却を行う一対のローラや搬送路の上方に上下動自在に配設された冷却用の平板などが使用される。また、冷却手段はカードの搬送方向に対し画像形成手段及び/又は画像消去手段の前後の少なくとも一方に印字品質を落さないようにして配設されているが、配設の仕方としては、例えば、消去ヘッドとサーマルヘッドとの間又はその前後に1乃至複数の冷却ローラ(冷却手段としての冷却ローラ)を搬送路を挟んで対峙させて配設する構成などがとられる。この場合、冷却ローラ(冷却手段)が多ければ、消去ヘッド・サーマルヘッドの前後でカードは十分に冷却されるが、その反面、冷却ローラの本数が増えれば、装置が大型化するため、冷却ローラ(冷却手段)の数は装置サイズを考慮して決める必要がある。
【0032】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカードリーダであって、画像消去手段によりカードに可視画像を消去した後に第1及び第2/又は第1の冷却手段によりカードを冷却し、画像形成手段によりカードに可視画像を形成する制御を行う制御部を備えた構成としたものである。
【0033】
この構成により、請求項2に記載の作用の他、以下のような作用が得られる。
【0034】
(1)制御手段は、カードに形成された可視画像を消去した後に新たに可視画像を形成する際に、画像消去手段によりカードに可視画像を消去した後に冷却手段によりカードを冷却し画像形成手段によりカードに可視画像を形成するため、新たにカード上に印字された可視画像の印字品質を落とすことなく、カード上の可視画像を消去した後に新たな可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能となる。
【0035】
(2)カードの変形が防止され、カードに均一にサーマルヘッド,消去ヘッドを接触させることができる。
【0036】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のカードリーダであって、制御部は、データ記録再生手段がカードにデータを記録又は再生している際に第1及び第2の冷却手段を搬送路より退避させる制御を行う構成としたものである。
【0037】
この構成により、請求項2または3に記載の作用の他、以下のような作用が得られる。
【0038】
(1)データ記録再生手段がカードにデータを記録又は再生している際、冷却手段を搬送路より退避しているため、カードを搬送路内で移動する際にカードの搬送をスムーズに行うことができ、データ記録再生手段の記録位置ずれ等を防止することが可能となる。
【0039】
(2)カードの搬送負荷変動が低減できるので、負荷変動による記録再生エラーを低減させることができる。
【0045】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の何れか一項に記載のカードリーダであって、第1又は第2の冷却手段は、カードを挟持した状態で冷却する一対のローラを備えた構成としたものである。
【0046】
この構成により、請求項2乃至4の何れか一項に記載の作用の他、以下のような作用が得られる。
【0047】
(1)冷却手段の構成が簡単であり、カードリーダをコンパクトに構成することができる。
【0048】
(2)カードを挟持して冷却するため、ローラが確実にカードに接触し、冷却効率がよく、可視画像の良好な発色を得ることが可能となる。
【0049】
(3)ローラを回転させながら挟持したカードを搬送しつつ冷却を行うため、カードに対して摩擦による損傷を与えることなくカードを冷却することが可能となる。
【0050】
以下に本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0051】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるカードリーダの要部断面図である。
【0052】
図1において、1はデータの記録及び/又は再生を行うことのできるメモリ部と熱可逆性材料等によりキャラクタ等の印字/消去が可能な表示部とを備えたカード、2は本実施の形態1のカードリーダ、3はカードリーダ2のシャーシ、4はシャーシ3の前部に形設されたカード1を挿入する挿入口、5は少なくとも1つのガイダー5aで構成され一端が挿入口4に連通しシャーシ3内部に前部から後部にかけて形設され内部をカード1が搬送される搬送路、6は挿入口4付近の搬送路5の下部に回転自在に軸支された駆動ローラ、6aは駆動ローラ6の回転軸、7は挿入口4付近の搬送路5の上部に駆動ローラ6に対向して回転自在に軸支された従動ローラ、7aは従動ローラ7の回転軸、8はコイルバネからなり回転軸7aを駆動ローラ6の方向に付勢する弾性部材である。
【0053】
本実施の形態1において、カード1は、カード状体のものに限るものではなく、帯状態のものや、シート状体のものであってもよい。カード1のメモリ部は、磁気ストライプ,光学ストライプ,IC等により構成される。また、カード1の表示部は、リライト層を用いたものやライトワンスの追記式のものにより構成される。
【0054】
駆動ローラ6と従動ローラ7とは搬送路5の上面及び下面から突出して軸設されており、駆動ローラ6の上面と従動ローラ7の下面とが当接する状態で配置されている。回転軸7aは駆動ローラ6の方向に付勢されているため、従動ローラ7は駆動ローラ6が回転駆動されるのに伴い回転する。挿入口4より挿入されたカード1は、駆動ローラ6と従動ローラ7との間に挟持された状態で、駆動ローラ6の回転により搬送路5内を搬送される。
【0055】
9はシャーシ3内の従動ローラ7の後方の搬送路5上部に上下動自在に配設された印字ユニット、10は印字ユニット9の外殻を構成する印字ユニット9のホルダ、10aはホルダ10の上部に貫設されたシャフト、11は印字ユニット9の中央のホルダ10内に上下方向可動に配設された印字部、12は印字部11のホルダ、13は下端がホルダ12の下部に突出してホルダ12内に配設された印字ヘッド、14,15はホルダ12の上下に平行に水平に貫設されており印字部11のホルダ12を印字ユニット9のホルダ10に上下動自在に支持するシャフト、16,17は各々印字ユニット9のホルダ10の前下部及び後下部に水平に回転自在に軸支された冷却ローラ、16a,17aは各々冷却ローラ16,17を軸支するシャフト、18はコイルバネ等で構成されシャフト14を下方に付勢することにより印字部11を下方に付勢する弾性部材、19,20はコイルバネ等で構成され各々回転軸16a,17aを下方に付勢する弾性部材、21,22,23は各々印字ヘッド13,冷却ローラ16,17に対向して搬送路5の下面側に回転自在に軸支された駆動ローラ、21a,22a,23aは駆動ローラ21,22,23の回転軸である。
【0056】
印字ヘッド13及び冷却ローラ16,17は印字ユニット9のホルダ10下面に突出して配設されており、印字ユニット9が下方に下がったとき、印字ヘッド13及び冷却ローラ16,17が搬送路5の上部から突出するように配置されている。また、印字ユニット9が最下部まで下がったとき、冷却ローラ16,17の下面は駆動ローラ22,23の上面に当接し、搬送路5内に挿入されたカード1を、冷却ローラ16と駆動ローラ22,印字ヘッド13と駆動ローラ21,冷却ローラ17と駆動ローラ23の間に挟持する。
【0057】
印字ヘッド13としては、サーマルヘッド、インクジェットヘッド等が好適に用いられる。カード1の表示部がリライト層により構成されている場合には印字ヘッド13としてサーマルヘッドを使用し、カード1の表示部が追記式のものにより構成されている場合には、印字ヘッド13としてサーマルヘッドやインクジェットヘッド等が使用される。
【0058】
また、本実施の形態では、カード1を冷却する冷却手段として冷却ローラ16,17及び駆動ローラ22,23を用いているが、冷却手段はこれに限るものではなく、例えば、搬送路5の上方に上下動自在に配設された平板などを使用してもよい。
【0059】
印字部11,冷却ローラ16,17は、各々弾性部材18,19,20により個別に下方に付勢されているため、カード1を、冷却ローラ16と駆動ローラ22,印字ヘッド13と駆動ローラ21,冷却ローラ17と駆動ローラ23の間に挟持した場合、各々の弾性部材18,19,20の弾性力をカード1の種類・厚み・表示部のリライト層の物性等に適応させて最適の大きさとすることにより、冷却ローラ16,17による冷却効果の最適化、及び印字ヘッド13の接触圧の最適化が可能となり、印字ヘッド13の摩耗の低減(特に、印字ヘッド13としてサーマルヘッドを使用した場合。)、印字品質の安定化、印字ヘッド13の長寿命化を図ることができる。
【0060】
24はシャーシ3内部の印字ユニット9の後方の搬送路5下方に配設され磁気ヘッド等により構成されカード1のメモリ部に対してデータの記録及び再生を行うデータ記録再生部、24aは従動ローラ25の前後側面に突設されたシャフト、25はシャーシ3内部の搬送路5の上方にデータ記録再生部24と対向して回転自在に軸支された従動ローラ、26はコイルバネ等で構成されシャフト24aを上方に付勢することでデータ記録再生部24を従動ローラ25に押圧する弾性部材(図3参照)、27はシャーシ3内部の搬送路5の下方にデータ記録再生部24と並んで回転自在に軸支された駆動ローラ、27aは駆動ローラ27の回転軸、28はシャーシ3内部の搬送路5の上方に駆動ローラ27と当接した状態で回転自在に軸支された従動ローラ、28aは従動ローラ28の回転軸、29はコイルバネ等により構成され回転軸28aを下方に付勢し従動ローラ28を駆動ローラ27に押圧する弾性部材である。
【0061】
データ記録再生部24は、弾性部材26により従動ローラ25に押圧されているので、搬送路5内をデータ記録再生部24と従動ローラ25との間に搬送されるカード1のメモリ部に確実に接触し、カード1のメモリ部への確実なデータの記録及び再生が可能となる。
【0062】
尚、データ記録再生部24としては磁気ヘッドに限るものではなく、使用されるカード1のメモリ部の種類に応じて最適なものが使用される。例えば、カード1のメモリ部が磁気ストライプにより構成されている場合には、データ記録再生部24には磁気ヘッドが使用され、カード1のメモリ部が光学ストライプやバーコード等により構成されている場合には、データ記録再生部24には光学ヘッドが使用され、カード1のメモリ部が接触式のICカード(カード1内部に搭載されたICとカード1の表面に配設されたICの電極とを備えた構成)により構成されている場合には、データ記録再生部24にはカード1の表面に配設された電極と接触する少なくとも1つの電極を備えた構成のものが使用され、カード1のメモリ部が非接触式のICカード(カード1内部に搭載されたICとカード1の内部に搭載されたICと無線でデータの授受を行うアンテナ(コイルやコンデンサ)を備えた構成)により構成されている場合には、データ記録再生部24にはコイル状のアンテナや静電容量を発生させる部品を備えカード1と無線通信可能な構成が使用される。
【0063】
30はシャーシ3内部の従動ローラ25の後方の搬送路5上方に上下動自在に配設された消去ユニット、31は消去ユニット30の外殻を構成する消去ユニット30のホルダ、31aはホルダ31の上部に貫設されたシャフト、32は消去ユニット30の中央に配設された消去部、33は消去部32のホルダ、34,35はホルダ33の上部に水平に貫設固定され消去部32を上下動自在に消去ユニット30のホルダ31内に支持するシャフト、86,87は消去ユニット30のホルダ31の両側面に貫設されシャフト34,35が遊挿された長孔状の支持口、36はコイルバネ等により構成されシャフト34を下方に付勢する弾性部材、37,38は消去ユニット30の下部の消去部32の前後に回転自在に軸支された冷却ローラ、37a,38aは各々冷却ローラ37,38の回転軸、39,40はコイルバネ等により構成され各々冷却ローラ37,38を下方に付勢する弾性部材、41,42,43は各々搬送路5の下部に消去部32,冷却ローラ37,38に対向して回転自在に軸支された駆動ローラ、41a,42a,43aは各々駆動ローラ41,42,43の回転軸である。
【0064】
消去ユニット30は、カード1の表示部がリライト可能な可逆性の表示手段である場合に設けられるものである。即ち、印字ユニット9によりカード1の表示部に印字し、その印字したものを消去する場合には消去ユニット30により消去する。例えば、カード1の表示部が熱可逆性のリライト層の場合、消去ユニット30は、カード1の表示部を所定の温度まで加熱する加熱手段により構成される。尚、カード1の表示部にキャラクタを追記した後そのキャラクタ等を消去する必要のない場合には、消去ユニット30はなくてもよい。
【0065】
消去部32としては、発熱抵抗体(基板上に発熱体を設け、その発熱体を覆うようにガラスやシリカ等の保護膜を設けた構成のヒータ等)などが好適に用いられる。
【0066】
また、本実施の形態1において、消去部32の前後においてカード1を冷却する冷却手段としては、冷却ローラ37,38を用いたが、冷却手段としてはこれに限られたものではなく、例えば、搬送路5の上部に上下動自在に配設した平板によりカード1を冷却する構成などを使用してもよい。
【0067】
消去部32,冷却ローラ37,38は、各々弾性部材36,39,40により個別に下方に付勢されているため、カード1を、消去部32と駆動ローラ41,冷却ローラ37と駆動ローラ42,冷却ローラ38と駆動ローラ43の間に挟持した場合、各々の弾性部材36,39,40の弾性力をカード1の種類・厚み・表示部のリライト層の物性等に適応させて最適の大きさとすることにより、冷却ローラ37,38による冷却効果の最適化、及び消去部32の接触圧の最適化が可能となり、消去部32の摩耗の低減(特に、消去部32として発熱抵抗体を使用した場合。)、消去特性の安定化、消去部32の長寿命化を図ることができる。
【0068】
44はシャーシ3内部の消去ユニット30の後方の搬送路5の下部に回転自在に軸支された駆動ローラ、44aは駆動ローラ44の回転軸、45は搬送路5の上部に駆動ローラ44に当接して回転自在に軸支された従動ローラ、45aは従動ローラ45の回転軸、46は回転軸45aを下方に付勢することで従動ローラ45を駆動ローラ44に押圧付勢するコイルバネ等からなる弾性部材、47はシャーシ3内部の従動ローラ45の後方の搬送路5の上部に固定されモータ等からなる駆動部、48はモータ等からなりシャーシ3内の搬送路5上方の従動ローラ7と印字ユニット9との間に配設され印字ユニット9を昇降させる駆動部、49はモータ等からなりシャーシ3内の搬送路5上方の消去ユニット30の後方に配設され消去ユニット30を昇降させる駆動部である。
【0069】
図2は実施の形態1のカードリーダの平面図であり、図3は実施の形態1のカードリーダの下面図である。
【0070】
図2、図3において、2はカードリーダ、3はシャーシ、4は挿入口、5aはガイダー、6は駆動ローラ、6aは回転軸、7は従動ローラ、7aは回転軸、9は印字ユニット、10はホルダ、11は印字部、14はシャフト、16,17は冷却ローラ、21,22,23は駆動ローラ、21a,22a,23aは回転軸、24はデータ記録再生部、24aはシャフト、25は従動ローラ、26は弾性部材、27は駆動ローラ、27aは回転軸、28は従動ローラ、28aは回転軸、29は弾性部材、30は消去ユニット、31はホルダ、32は消去部、34はシャフト、37,38は冷却ローラ、37a,38aは回転軸、41,42,43は駆動ローラ、41a,42a,43aは回転軸、44は駆動ローラ、44aは回転軸、45は従動ローラ、45aは回転軸、46は弾性部材、47は駆動部、48は駆動部、49は駆動部であり、これらは図1と同様のものであるので同一の符号を付して説明を省略する。
【0071】
47aは駆動部47の回転軸、47bは回転軸47aに軸支されシャーシ3の右側部に配設された駆動ギア、50は駆動ギア47bの下方に回転自在に軸支され駆動ギア47bと噛合する従動ギア、50aは従動ギア50の回転軸に軸支された従動ギア、51は従動ギア50aの前方のシャーシ3の右側部外側に回転自在に軸支され従動ギア50aに噛合する従動ギア、52はシャーシ3の右側部外側において回転軸44aに軸支され従動ギア51に噛合する従動ギア、53はシャーシ3の左側部外側において回転軸44aに軸支されたプーリ、54,55はシャーシ3の左側部外側において回転軸27aに軸支されたプーリ及びプーリ、56はプーリ53とプーリ54とに掛架されたベルト、57はシャーシ3の左側部外側において回転軸6aに軸支されたプーリ、58はプーリ55とプーリ57とに掛架されたベルト、59はシャーシ3の右側部外側において回転軸6aに軸支されたプーリ、60はシャーシ3の右側部外側において回転軸25aに軸支されたプーリ、61はプーリ59とプーリ60とに掛架されたベルト、62はシャーシ3の右側部外側において回転軸25aに軸支された従動ギア、63,64,65は各々シャーシ3の右側部外側において回転軸42a,41a,43aに軸支された従動ギア、63a,64a,65aはシャーシ3の右側部外側に回転自在に軸支され各々従動ギア62と従動ギア63,従動ギア63と従動ギア64,従動ギア64と従動ギア65とに噛合するアイドラ、66,67,68は各々シャーシ3の右側部外側において回転軸23a,21a,22aに軸支された従動ギア、66a,67a,68aはシャーシ3の右側部外側に回転自在に軸支され各々従動ギア62と従動ギア66,従動ギア66と従動ギア67,従動ギア67と従動ギア68とに噛合するアイドラ、69はシャフト10aの左右両端に軸設されたカムフォロア、70はシャーシ3の左右側部外側に回転自在に軸支されカムフォロア69に当接するカム、70aはシャーシ3の右側部外側にカム70の回転軸に軸支された従動ギア、71は駆動部48の回転軸に軸支され駆動部48により回転駆動される駆動ギア、72はシャーシ3の右側部外側に回転自在に軸支され駆動ギア71と噛合する従動ギア、73は従動ギア72の回転軸に軸支され従動ギア70aと噛合する従動ギア、74はシャーシ3の右側部外側に配設され駆動部49の回転軸に軸支され駆動部49により回転駆動される駆動ギア、75はシャーシ3の右側部外側に回転自在に軸支され駆動ギア74と噛合する従動ギア、76は従動ギア75の回転軸に軸支された従動ギア、77はシャーシ3の右側部外側に回転自在に軸支され従動ギア76と噛合する従動ギア、78はシャーシ3の左右側部外側に従動ギア77の回転軸77a(図12参照)により軸支されたカム、79はシャフト31aの左右両端部に軸支されカム78に上方から当接するカムフォロアである。
【0072】
カム70は、シャーシ3の左右側部外側に回転軸70b(図8参照)により回転自在に軸支されており、従動ギア70aが回転駆動されることにより、回転軸70bが回転し、それに伴って、シャーシ3の左右のカム70が同時に回転する。同様に、カム78は、シャーシ3の左右側部外側に回転軸77a(図12参照)により回転自在に軸支されており、従動ギア77が回転駆動されることにより、回転軸77aが回転し、それに伴って、シャーシ3の左右のカム78が同時に回転する。
【0073】
尚、カムフォロア69及びカムフォロア79は、シャフト10a及びシャフト31aに回転自在に軸支することが好ましい。これにより、カムフォロア69とカム70,カムフォロア79とカム78の間の摩擦が抑えられ、印字ユニット9及び消去ユニット30の上下駆動をスムーズに行うことが可能となる。
【0074】
図4は実施の形態1のカードリーダの右側面図であり、図5は実施の形態1のカードリーダの左側面図である。
【0075】
図4、図5において、2はカードリーダ、3はシャーシ、6aは回転軸、10aはシャフト、21a,22a,23aは回転軸、27aは回転軸、31aはシャフト、41a,42a,43aは回転軸、44aは回転軸、47は駆動部、47aは回転軸、47bは駆動ギア、50は従動ギア、51は従動ギア、52は従動ギア、53はプーリ、54はプーリ、55はプーリ、56はベルト、57はプーリ、58はベルト、59はプーリ、60はプーリ、61はベルト、63は従動ギア、64は従動ギア、65は従動ギア、63a,64a,65aはアイドラ、66は従動ギア、67は従動ギア、68は従動ギア、66a,67a,68aはアイドラ、69はカムフォロア、70はカム、71は駆動ギア、72は従動ギア、73は従動ギア、74は駆動ギア、75は従動ギア、76は従動ギア、78はカム、79はカムフォロアであり、これらは図1乃至図3と同様のものなので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0076】
3aはシャーシ3の下部側を構成する下部シャーシ、3bは上部シャーシ3aに回動自在に軸支されシャーシ3の上部を構成する上部シャーシ、3cは下部シャーシ3bを上部シャーシ3aに回動自在に軸支する回動軸、80,81は各々シャーシ3の両側面前後上端に溝状に形設されたシャフト支持溝である。印字ユニット9に貫設固定されたシャフト10aは、その両端がシャーシ3の両側面のシャフト支持溝80に支承されており、カム70が従動ギア67を押圧することにより、シャフト10a両端は左右のシャフト支持溝80内を上下方向に移動し、それに伴って印字ユニット9は上下方向に移動する。また、消去ユニット30に貫設固定されたシャフト31aは、その両端がシャーシ3の両側面のシャフト支持溝81に支承されており、カム78がカムフォロア79を押圧することにより、シャフト31a両端は左右のシャフト支持溝81内を上下方向に移動し、それに伴って消去ユニット30は上下方向に移動する。
【0077】
尚、本実施の形態1では、シャーシ3は、上部シャーシ3aと下部シャーシ3bに分割されて構成されており、下部シャーシ3bを上部シャーシ3aに回動軸3cを軸に回動自在に取り付ける事により、搬送路5内でカード1が詰まった際や、シャーシ3内部のメンテナンスの際に、下部シャーシ3bを回動軸3cを中心に回動させ拡開することで、搬送路5を裸出する事ができる。この時、駆動部47を、下側(設置側)となる上部シャーシ3aの側に配設し、駆動部48,49を下部シャーシ3bの側に配設することで、全体の重量バランスが安定し、搬送路5を裸出する際の操作などが容易となる。
【0078】
図6は印字ユニットが上昇した状態を示す印字部を表す図であり、図7は印字ユニットが下降した状態を示す印字部を表す図であり、図8は印字ユニットが上昇した状態における冷却ローラを示す図であり、図9は印字ユニットが下降した状態における冷却ローラを示す図であり、図10は消去ユニットが上昇した状態における消去部を示す図であり、図11は消去ユニットが下降した状態における消去部を示す図であり、図12は消去ユニットが上昇した状態における冷却ローラを示す図であり、図13は消去ユニットが下降した状態における冷却ローラを示す図である。
【0079】
図6乃至図13において、1はカード、3aは上部シャーシ、3bは下部シャーシ、5aはガイダー、9は印字ユニット、10はホルダ、10aはシャフト、11は印字部、12はホルダ、13は印字ヘッド、14,15はシャフト、16は冷却ローラ、16a,17aは回転軸、21,22は駆動ローラ、21a,22aは回転軸、30は消去ユニット、31はホルダ、31aはシャフト、32は消去部、33はホルダ、34,35はシャフト、38は冷却ローラ、38aは回転軸、41,43は駆動ローラ、41a,43aは回転軸、64は従動ギア、67は従動ギア、69はカムフォロア、70はカム、70aは従動ギア、77は従動ギア、78はカム、79はカムフォロア、80,81はシャフト支持溝であり、これたは図1乃至図5と同様のものであり、同一の符号を付して説明を省略する。
【0080】
82,83は印字ユニット9の左右両側面に貫設され各々シャフト14,15の両端が可動自在に挿設された長孔からなる印字部支持口、84は印字ユニット9の左右両側面に貫設され回転軸70bが挿通されたカム回転軸挿通口、85は印字ユニット9の左右両側面に貫設され回転軸16aの両端が可動自在に挿設された長孔からなる冷却ローラ支持口、86,87は消去ユニット30の左右両側面に貫設され各々シャフト34,35の両端が可動自在に挿設された長孔からなる消去部支持口、88は消去ユニット30の左右両側面に貫設され回転軸77aが挿通されたカム回転軸挿通口、89は消去ユニット30の左右両側面に貫設され回転軸38aの両端が可動自在に挿設された長孔からなる冷却ローラ支持口である。
【0081】
下部シャーシ3bの左右のカム70,70は、回転軸70bに軸支されており、回転軸70bの回転によってカム70,70は回転する。同様に、下部シャーシ3bの左右のカム78,78は、回転軸77aに軸支されており、回転軸77aの回転によってカム78,78は回転する。
【0082】
左右のカム70,70及び左右のカム78,78は、同一形状であり、その外周形状は、円周方向に回転軸70b又は回転軸77aからの距離が異なるような形状とされており、好ましくは、外周部に段差を設けることが好ましい(図8,図10参照)。
【0083】
シャフト10aの左右両端に軸支され左右のカム70,70の上面に当接するカムフォロア69は、下部シャーシ3bの左右両側面に形設されたシャフト支持溝80,80に支承されており、カム70が回転しカムフォロア69を押し上げると、シャフト10aはシャフト支持溝80の底部から持ち上げられ上方に移動する。これにより、印字ユニット9は垂直上方に移動する。同様に、消去ユニット30もカム78,78が回転しカムフォロア79を押し上げることにより上方に移動する。
【0084】
尚、印字ユニット9は、弾性部材19,20により、回転軸16a,17aを介して下方に付勢されており、消去ユニット30は、弾性部材39,40により、回転軸37a,38aを介して下方に付勢されている(図1参照)。また、冷却ローラ16の回転軸16aの左右両端は、冷却ローラ支持口85に軸承されており、弾性部材19により下方に付勢されている(図8参照。冷却ローラ17についても冷却ローラ16と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する)。回転軸16aは冷却ローラ支持口85内を垂直方向に可動自在であるため、カード1が冷却ローラ16を押し上げた場合、冷却ローラ16はカード1を押圧しつつ上方に持ち上げられる(図9参照)。同様に、冷却ローラ38の回転軸38aの左右両端は、冷却ローラ支持口89に軸承されており、弾性部材40により下方に付勢されている(図12参照。冷却ローラ37についても冷却ローラ38と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する)。従って、回転軸38aは冷却ローラ支持口89内を垂直方向に可動自在であるため、カード1が冷却ローラ38を押し上げた場合、冷却ローラ38はカード1を押圧しつつ上方に持ち上げられる(図13参照)。
【0085】
以上のように構成された本実施の形態のカードリーダについて、以下その動作を説明する。
【0086】
まず、カードリーダ2の各部の動作について説明する。
【0087】
カード1が挿入口4より搬送路5内へ差し込まれた場合、搬送路5内へ差し込まれたカード1は、ガイダー5aにより、搬送路5内の所定の位置に位置決めされる(図6〜図13参照)。従って、カード1はガイダー5aにより常に搬送路5内の所定の位置に位置決めされた状態で搬送路5内を搬送される。
【0088】
駆動部47が回転軸47aを回転駆動すると(図2〜図5参照)、駆動ギア47bが回転し、それに従動して、従動ギア50,50a,51,52に回転が伝達され、回転軸44aを介して駆動ローラ44が回転駆動される。更に、回転軸44aの回転に伴い、プーリ53が回転し、ベルト56を介してプーリ54に回転が伝達され、回転軸27a,駆動ローラ27が回転駆動される。また、回転軸27aの回転により、それに軸支されたプーリ55,60が回転し、ベルト58,61を介して、プーリ57,59に回転が伝達され、回転軸6a,駆動ローラ6が回転駆動される。また、回転軸27aの回転により、回転軸27aに軸支された従動ギア62が回転し、それに噛合するアイドラ63a,66aに回転が伝達され、これに伴い、アイドラ63a,従動ギア63,アイドラ64a,従動ギア64,アイドラ65a,従動ギア65、及び、アイドラ66a,従動ギア66,アイドラ67a,従動ギア67,アイドラ68a,従動ギア68の順に回転が伝達され、回転軸42a,回転軸41a,回転軸43aを介して駆動ローラ42,41,43が、及び、回転軸23a,回転軸21a,回転軸22aを介して駆動ローラ23,21,22が回転駆動される。
【0089】
従って、駆動部47の回転駆動力により、回転軸6a,22,21,23,27,42,41,43,44の各々が、カード1を前方から後方に送る向き又はその逆向きに回転駆動される。また、それに伴い、各駆動ローラに当接する従動ローラも回転する。
【0090】
カード1の表示部にキャラクタ等の印字を行う場合、カム70を回転させ、図7及び図9に示すように、印字ユニット9を最下部に移動させる。この際、駆動部48により駆動ギア71を回転駆動し、従動ギア72,73,70aを介してカム70に回転を伝達することにより、カム70は回転駆動される。この状態では、カード1の表示部は、印字ヘッド13と駆動ローラ21,冷却ローラ16と駆動ローラ22,冷却ローラ17と駆動ローラ23とに挟持された状態となっている。従って、駆動ローラ22,21,23の回転により印字ユニット9の下方を搬送されるカード1の表示部は、まず、冷却ローラ16又は冷却ローラ17により冷却され、次いで、印字ヘッド13により印字され、更に、冷却ローラ17又は冷却ローラ16により冷却され印字・冷却される。従って、印字前において、後述の消去ユニット30による消去動作等によりカード1が加熱されていても、冷却ローラ16又は冷却ローラ17により、印字前にカード1は冷却されるため、常に良好な印字品質(発色濃度)を得ることが可能となる。
【0091】
印字部11,冷却ローラ16,17は、上下動自在で各々弾性部材18,19,20により下方に付勢されているため、カード1が印字ヘッド13と駆動ローラ21,冷却ローラ16と駆動ローラ22,冷却ローラ17と駆動ローラ23との間に搬入された際、印字ヘッド13,冷却ローラ16,17は、各々、常にカード1の表面に当接した状態を保ちつつ、カード1の厚み分だけ上方に押し上げられる。
【0092】
尚、カード1の表示部に印字を行わない場合には、駆動部48によりカム70を回転させ、図6及び図8に示すように、印字ユニット9を上方に移動させ、搬送路5内を搬送させるカード1に当接しない状態とする。これにより、カード1は搬送路5内をスムーズに搬送される。
【0093】
カード1の表示部に印字されたキャラクタ等の消去を行う場合、カム70を回転させ、図11及び図13に示すように、消去ユニット30を最下部に移動させる。この際、駆動部49により駆動ギア74を回転駆動し、従動ギア75,76,77を介してカム78に回転を伝達することにより、カム78は回転駆動される。この状態では、カード1の表示部は、消去部32と駆動ローラ41,冷却ローラ37と駆動ローラ42,冷却ローラ38と駆動ローラ43とに挟持された状態となっている。従って、駆動ローラ42,41,43の回転により消去ユニット30の下方を搬送されるカード1の表示部は、まず、冷却ローラ37又は冷却ローラ38により冷却され、次いで、消去部32により表示部に印字されたキャラクタ等が消去され、更に、冷却ローラ38又は冷却ローラ37により冷却され消去・冷却される。従って、消去後において、カード1の表示部は冷却ローラ37又は冷却ローラ38により冷却されるため、その後印字ユニット9により印字を行う際に良好な印字品質(良好な発色)を得ることが可能となる。
【0094】
消去部32,冷却ローラ37,38は、上下動自在で各々弾性部材36,39,40により下方に付勢されているため、カード1が消去部32と駆動ローラ41,冷却ローラ37と駆動ローラ42,冷却ローラ38と駆動ローラ43との間に搬入された際、消去部32,冷却ローラ37,38は、各々、常にカード1の表面に当接した状態を保ちつつ、カード1の厚み分だけ上方に押し上げられる。
【0095】
尚、カード1の表示部の消去を行わない場合には、駆動部49によりカム78を回転させ、図10及び図12に示すように、消去ユニット30を上方に移動させ、搬送路5内を搬送させるカード1に当接しない状態とする。これにより、カード1は搬送路5内をスムーズに搬送される。
【0096】
カード1のメモリ部にデータの記録及び/又は再生を行う場合には、カード1のメモリ部をデータ記録再生部24上を搬送し、その際、データ記録再生部24によりカード1のメモリ部にデータの記録及び/又は再生を行う。
【0097】
次に、本実施の形態のカードリーダによるカードの処理方法の一例について説明する。
【0098】
まず、カード1が挿入口4より搬送路5内に挿入されると、光センサ等のセンサ(図示せず)により、カード1が挿入口4に挿入されたことが検出される。カード1が挿入口4に挿入されたことが検出されると、制御部(図示せず)は、まず、駆動部47を起動させ、回転軸6a,22,21,23,27,42,41,43,44の各々を回転駆動し、カード1を搬送路5内後方へ搬送する。
【0099】
次いで、カード1はデータ記録再生部24上へ搬送され、データ記録再生部24は、カード1のメモリ部に記録されているデータを読みとる。次に、制御部は、駆動部47の回転駆動方向を反転させ、カード1を搬送路5内前方へ搬送し、データ記録再生部24によりカード1のメモリ部にデータを記録する。次に、制御部は、再び駆動部47の回転駆動方向を反転させ、カード1をデータ記録再生部24の上方を後方に向かって搬送し、カード1のメモリ部に記録されたデータを再度読みとり、データの記録ミスの検査を行う(以下、この動作をベリファイと呼ぶ)。
【0100】
このように、カード1のメモリ部にデータの記録又は再生を行っている最中には、印字ユニット9及び消去ユニット30は、上方に移動されており、印字ヘッド13,冷却ローラ16,17及び消去部32,冷却ローラ37,38は搬送路5の上方に退避した状態となっている。従って、搬送路5内のカード1の搬送はスムーズに行われ、カード1の搬送中の揺れが少なく、カード1の揺れがデータの記録又は再生に支障を来すことが防止される。更に、カード1と各冷却ローラとの接触時間を短くすることができるため、カード1と冷却ローラとの接触による摩耗等により、カード1の寿命が短縮することが防止される。
【0101】
カード1のベリファイが終了した後、制御部はカード1を搬送路5の後端部まで移動する。その後、カード1の表示部に印字されたキャラクタ等を消去する必要がある場合、制御部は、駆動部47によりカード1を搬送路5内前方に搬送すると共に、駆動部49を駆動させ、消去ユニット30を下方に移動させる。カード1の前端部が駆動部48の下部に到達した時点で消去ユニット30の駆動部48をカード1に当接させる。次いで、カード1を従動ギア50と弾性部材46,駆動部49と駆動ローラ43,駆動部48と弾性部材40との間に挟持した状態で搬送し、駆動部49によりカード1の表示部に印字されたキャラクタ等を消去し、駆動部48によりカード1を冷却する。
【0102】
その後、カード1の表示部にキャラクタ等を印字する場合には、制御部は駆動部48を駆動させ、印字ユニット9を下方に移動し、カード1の前端部が冷却ローラ16の下部に到達したら、冷却ローラ16をカード1の上面に当接させる。カード1は冷却ローラ17と駆動ローラ23とに挟持され搬送されることで冷却され、その後、カード1の表示部に印字ヘッド13により印字が行われ、最後に、カード1が冷却ローラ17と駆動ローラ23とに挟持され搬送されることで冷却され、挿入口4より搬送路5外部へ排出される。カード1が搬送路5より完全に排出されたことをセンサが検知すると、制御部は駆動部47を停止し、駆動部48,49により印字ユニット9,消去ユニット30を上方に退避させ、動作を終了する。
【0103】
以上のように、本実施の形態のカードリーダによれば、カードの表示部に印字する前に冷却ローラでカードを冷却するため、良好な発色を得ることができ、更に、印字ユニット9及び消去ユニット30を搬送路5から退避可能としたため、カード1を搬送する際にカード1の搬送に支障をきたすことがなくスムーズにカード1を搬送することができ、冷却ローラが不必要にカード1へ接触することによるカード1の損傷も防止する事が防止される。
【0104】
尚、本実施の形態1においては、利便性の向上、構成の簡略化等のため、冷却ローラ16,17を印字部11と一体に構成し印字部11と共に搬送路5の上方に上下動自在に構成しているが、冷却ローラ16,17は印字部11と一体とするものに限られるものではなく、冷却ローラ16,17及び印字部11を各々独立に可動とし、各々が個別に上下動自在となるように構成してもよい。このような構成とすることで、構造が多少複雑となるが、カード1の表示部への印字品質、冷却効果が向上し、また、カード1の搬送路5内の搬送をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0105】
同様に、冷却ローラ37,38を消去ユニット30と一体に構成し消去ユニット30と共に搬送路5の上方に上下動自在に構成しているが、冷却ローラ37,38は消去ユニット30と一体とするものに限られるものではなく、冷却ローラ37,38及び消去ユニット30を各々独立に可動とし、各々が個別に上下動自在となるように構成してもよい。このような構成とすることで、構造が多少複雑となるが、カード1の表示部の消去特性、冷却効果が向上し、また、カード1の搬送路5内の搬送をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0106】
更に、本実施の形態1においては、印字部11の前後でカード1を冷却する手段として、冷却ローラ16,17の2つを用いたが、消去ユニット30の有無、或いはカード1を印字する方向、消去する方向によっては、1つの冷却ローラを用いるだけでも十分な冷却効果を得ることができる。同様に、消去ユニット30の前後でカード1を冷却する手段として、冷却ローラ37,38の2つを用いたが、カード1を印字する方向、消去する方向によっては、1つの冷却ローラを用いるだけでも十分な冷却効果を得ることができる。これら冷却ローラの数を増やせば、カード1の冷却効果は向上するが、小型化・処理時間の短縮等を考慮すると、印字部11の前後又は消去ユニット30の前後において、冷却ローラは4個以下とすることが好ましい。
【0107】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1の発明によれば、次のような有利な効果を得ることができ、
(1)カード上の印字品質を落とすことなく、カードに可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能で、カードを搬送路内でスムーズに搬送することが可能なカードリーダを提供することができる。
【0108】
請求項2の発明によれば、
(1)可視画像の消去後のカード上の印字品質を落とすことなく、カード上の可視画像を消去した後に新たな可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能なカードリーダを提供することができ、可視画像を消去した後に確実にカードを冷却し、カードが冷却された後にカード上に新たに可視画像を形成することが可能となり、可視画像の良好な発色を得ることが可能となる。
【0109】
(2)冷却手段は接触による伝熱でカードを冷却するため、冷却ファンのように大きな設置スペースを必要とせず、装置の小型化が可能なカードリーダを提供することができる。
【0110】
(3)カードに可視画像を消去・形成しない場合には、冷却手段を搬送路から退避させることが可能であり、カードを搬送路内で移動する際にカードの搬送をスムーズに行うことが可能なカードリーダを提供することができる。
【0111】
請求項3の発明によれば、請求項1の効果の他、
(1)新たにカード上に印字された可視画像の印字品質を落とすことなく、カード上の可視画像を消去した後に新たな可視画像を印字するための処理時間を短縮することが可能なカードリーダを提供することができる。
【0112】
請求項4の発明によれば、請求項2または3の効果の他、
(1)カードを搬送路内で移動する際にカードの搬送をスムーズに行うことができ、データ記録再生手段の記録位置ずれ等を防止することが可能なカードリーダを提供することができる。
【0114】
請求項5の発明によれば、請求項2乃至4の何れか一項の効果の他、(1)冷却手段の構成が簡単であり、カードリーダをコンパクトに構成することが可能なカードリーダを提供することができる。
【0115】
(2)カードを挟持して冷却するため、ローラが確実にカードに接触し、冷却効率がよく、可視画像の良好な発色を得ることが可能なカードリーダを提供することができる。
【0116】
(3)ローラを回転させながら挟持したカードを搬送しつつ冷却を行うため、カードに対して摩擦による損傷を与えることなくカードを冷却することが可能なカードリーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるカードリーダの要部断面図
【図2】実施の形態1のカードリーダの平面図
【図3】実施の形態1のカードリーダの下面図
【図4】実施の形態1のカードリーダの右側面図
【図5】実施の形態1のカードリーダの左側面図
【図6】印字ユニットが上昇した状態を示す印字部を表す図
【図7】印字ユニットが下降した状態を示す印字部を表す図
【図8】印字ユニットが上昇した状態における冷却ローラを示す図
【図9】印字ユニットが下降した状態における冷却ローラを示す図
【図10】消去ユニットが上昇した状態における消去部を示す図
【図11】消去ユニットが下降した状態における消去部を示す図
【図12】消去ユニットが上昇した状態における冷却ローラを示す図
【図13】消去ユニットが下降した状態における冷却ローラを示す図
【図14】従来のカードリーダの要部断面図
【符号の説明】
1 カード
2 カードリーダ
3 シャーシ
3a 上部シャーシ
3b 下部シャーシ
3c 回動軸
4 挿入口
5 搬送路
5a ガイダー
6 駆動ローラ
6a 回転軸
7 従動ローラ
7a 回転軸
8 弾性部材
9 印字ユニット
10 ホルダ
10a シャフト
11 印字部
12 ホルダ
13 印字ヘッド
14,15 シャフト
16,17 冷却ローラ
16a,17a 回転軸
18 弾性部材
19,20 弾性部材
21,22,23 駆動ローラ
21a,22a,23a 回転軸
24 データ記録再生部
24a シャフト
25 従動ローラ
25a 回転軸
26 弾性部材
27 駆動ローラ
27a 回転軸
28 従動ローラ
28a 回転軸
29 弾性部材
30 消去ユニット
31 ホルダ
31a シャフト
32 消去部
33 ホルダ
34,35 シャフト
36 弾性部材
37,38 冷却ローラ
37a,38a 回転軸
39,40 弾性部材
41,42,43 駆動ローラ
41a,42a,43a 回転軸
44 駆動ローラ
44a 回転軸
45 従動ローラ
45a 回転軸
46 弾性部材
47 駆動部
47a 回転軸
48 駆動部
49 駆動部
47b 駆動ギア
50 従動ギア
50a 従動ギア
51 従動ギア
52 従動ギア
53 プーリ
54 プーリ
55 プーリ
56 ベルト
57 プーリ
58 ベルト
59 プーリ
60 プーリ
61 ベルト
62 従動ギア
63 従動ギア
64 従動ギア
65 従動ギア
63a,64a,65a アイドラ
66 従動ギア
67 従動ギア
68 従動ギア
66a,67a,68a アイドラ
69 カムフォロア
70 カム
70a 従動ギア
70b 回転軸
71 駆動ギア
72 従動ギア
73 従動ギア
74 駆動ギア
75 従動ギア
76 従動ギア
77 従動ギア
77a 回転軸
78 カム
79 カムフォロア
80,81 シャフト支持溝
82,83 印字部支持口
84 カム回転軸挿通口
85 冷却ローラ支持口
86,87 消去部支持口
88 カム回転軸挿通口
89 冷却ローラ支持口
100 カードリーダ
101 シャーシ
102 挿入口
103 搬送路
103a ガイダー
104,105,106 駆動ローラ
107,108,109 従動ローラ
110 磁気ヘッド
111 押圧ローラ
112 サーマルヘッド
113 サーマルヘッドホルダ
114 回動桿
114a 回動軸
114b コイルバネ
115 プラテン
116 消去ヘッド
117 消去ヘッドホルダ
117a コイルバネ
118 回動軸
119 プラテン
120 昇降モータ
121 カム
Claims (5)
- 内部をカードが搬送される搬送路と、前記搬送路内で前記カードを搬送する搬送手段と、前記搬送路内の前記カードにデータを記録及び/又は前記搬送路内の前記カードに記録されたデータを再生するデータ記録再生手段と、前記カードに可視画像を形成する画像形成手段と、前記カードに接触して該カードを冷却する第1の冷却手段と、を備えたカードリーダであって、前記第1の冷却手段が前記カードの搬送方向に対し前記画像形成手段の前後の少なくとも一方に前記カードを急冷するように設けられ、前記第1の冷却手段と前記画像形成手段が駆動部によって前記搬送路から昇降され、前記可視画像の形成時以外に退避することができることを特徴とするカードリーダ。
- 前記カードに形成された可視画像を消去する画像消去手段と、前記画像消去手段で発生した熱を前記カードに接触して冷却する第2の冷却手段と、を備え、前記第2の冷却手段が前記カードの搬送方向に対し前記画像消去手段の前後の少なくとも一方に設けられ、該第2の冷却手段と前記画像消去手段が駆動部によって前記搬送路から昇降され、前記可視画像の消去時以外に退避することができることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
- 前記画像消去手段により前記カードに可視画像を消去した後に前記第1及び第2/又は第1の冷却手段により前記カードを冷却し、前記画像形成手段により前記カードに可視画像を形成する制御を行う制御部を備えたことを特徴とする請求項2に記載のカードリーダ。
- 前記制御部は、前記データ記録再生手段が前記カードにデータを記録又は再生している際に前記第1及び第2の冷却手段を前記搬送路より退避させる制御を行うことを特徴とする請求項2または3に記載のカードリーダ。
- 前記第1又は第2冷却手段は、前記カードを挟持した状態で冷却する一対のローラを備えたことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のカードリーダ。
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JP20715299A JP3752900B2 (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | カードリーダ |
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- 1999-07-22 JP JP20715299A patent/JP3752900B2/ja not_active Expired - Lifetime
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