JP2001130037A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001130037A
JP2001130037A JP31393999A JP31393999A JP2001130037A JP 2001130037 A JP2001130037 A JP 2001130037A JP 31393999 A JP31393999 A JP 31393999A JP 31393999 A JP31393999 A JP 31393999A JP 2001130037 A JP2001130037 A JP 2001130037A
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belt
image
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erasing
recording
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Shinichi Ito
進一 伊藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】剛性が高く表面に凹凸があるカード状の記録媒
体に対しても、領域を限定することなく良好な画像記録
が行なえる画像記録装置を提供する。 【解決手段】熱エネルギの違いにより画像の記録、消去
が可能な無線カード1に対しサーマルヘッドによる画素
単位の加熱で画像を記録する画像記録装置において、プ
ーリ23を搬送路上の近傍に配設し、プーリ24をプー
リ23位置よりも搬送方向上流側で、搬送路から離れた
部位に配設し、プーリ25をプーリ23,24間で、プ
ーリ23位置よりも搬送方下流側に配設し、これらプー
リ23,24,25間に、スチールベルト21の表面に
耐熱ゴム22を被覆してなる消去ベルト14を回転可能
に張設し、プーリ24,25間において消去ベルト14
を加熱するヒータ20を配設し、プーリ23を搬送路側
へ移動させて消去ベルト14を搬送される無線カード1
上に接触させて加熱することで既画像を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、与える
熱エネルギの違いにより可逆的に発色と消色の2つの状
態を示すことにより画像の記録、消去が可能なカード状
の記録媒体に対して、サーマルヘッドを用いて繰返し文
字や記号などの画像を書換え記録する画像記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードのような磁気カ
ードを用いた金銭決済が頻繁に行なわれるようになり、
中には電子メモリを有するICカードや、通信アンテナ
を内蔵した無線カードなども登場している。これらのカ
ードの外観は、ほとんどのものが製造時に印刷されたデ
ザインや注意文言などが設けられているだけであり、使
用しているカードの内容をより多く表示させたいという
ニ一ズから、即時に情報を表示もしくは記録できるよう
な技術が求められている。さらには、表示情報を書換え
て常に最新の情報を表示できるようにする技術なども求
められている。
【0003】このような表示技術としては、カードの表
面に熱により可視像を記録/消去することが可能な表示
部を設け、サーマルヘッドなどを接触させて加熱するこ
とで、表示部の画像を書換える技術がある。
【0004】このような変化を示す材料や、書換記録装
置自体については、たとえば、特開昭55−15419
8号公報(白濁/透明変化材料)、特開昭63−173
684号公報(発色/消色変化材料)、特開平4ー19
7647号公報(書換記録装置)、特開平5−4447
号公報(書換記録装置)などによって既に開示されてい
る。
【0005】たとえば、買い物時の特典を積算するよう
なポイントカードなどのように、厚さが0.2mm程度
の薄手のカード素材に対してサーマルヘッドを有するカ
ードリーダライタによって即時表示書換えを行なえるも
のが製品として販売されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な無線カードなどは、JIS規格に準拠した厚さがO.
76mmのものが多く、カード自体の剛性が高いととも
に、埋込んだICチップの影響により表面に凹凸がでて
いるものなどがあり、サーマルヘッドを均一に押し当て
るのが難しく、画像の書き損じが起きやすいという問題
があった。
【0007】そこで、本発明は、剛性が高く表面に凹凸
があるカード状の記録媒体に対しても、領域を限定する
ことなく良好な画像記録が行なえる画像記録装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像記録装置
は、与える熱エネルギの違いにより繰り返し画像の記
録、消去が可能なカード状の記録媒体を搬送する搬送手
段と、この搬送手段上の近傍に配設された第1の支持部
材と、この第1の支持部材の位置よりも前記搬送手段の
搬送方向上流側で、かつ、前記搬送手段上から離れた部
位に配設された第2の支持部材と、これら第1、第2の
支持部材間に回転可能に張設され、少なくとも表面が耐
熱弾性体で覆われている環状のベルト状部材と、このベ
ルト状部材を前記搬送手段により搬送される記録媒体の
進入側とは反対側において所定温度に加熱する加熱手段
とからなり、前記第1の支持部材を前記搬送手段側へ移
動させて前記ベルト状部材の一部分を前記搬送手段によ
り搬送される記録媒体の表面に接触させて前記記録媒体
を加熱することにより、前記記録媒体に記録されている
既画像を消去する消去手段と、この消去手段により既画
像が消去された前記記録媒体に対し、複数の発熱体を画
素単位で選択的に駆動することにより画素単位の加熱に
より新画像を記録する熱記録手段とを具備している。
【0009】また、本発明の画像記録装置は、ベルト状
部材は、第1、第2の支持部材を含む複数のプーリ部材
間に回転可能に張設されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の画像記録装置は、ベルト状
部材は、第1、第2の支持部材を含み、少なくとも1つ
が回転駆動されている複数のプーリ部材間に回転可能に
張設されており、前記プーリ部材の駆動力により回転さ
れることを特徴とする。
【0011】また、本発明の画像記録装置は、少なくと
も前記第1の支持部材を含み、第2の支持部材を除くプ
ーリ部材が搬送手段側に移動することにより、ベルト状
部材の一部分を搬送手段により搬送される記録媒体の表
面に対し接離させることを特徴とする。
【0012】また、本発明の画像記録装置は、ベルト状
部材の周長は、記録媒体における画像記録領域の搬送方
向長さよりも長いことを特徴とする。
【0013】また、本発明の画像記録装置は、熱記録手
段は、少なくとも搬送手段の搬送方向上流側の占有容積
が少ない端面形のサーマルヘッドを用い、第1の支持部
材によるベルト状部材の記録媒体への当接部位の搬送手
段の搬送方向下流側に近接して配設してなることを特徴
とする。
【0014】また、本発明の画像記録装置は、与える熱
エネルギの違いにより繰り返し画像の記録、消去が可能
なカード状の記録媒体を搬送する搬送手段と、この搬送
手段上の近傍に配設された第1の支持部材と、この第1
の支持部材の位置よりも前記搬送手段の搬送方向上流側
で、かつ、前記搬送手段上から離れた部位に配設された
第2の支持部材と、これら第1、第2の支持部材間に回
転可能に張設され、少なくとも表面が耐熱弾性体で覆わ
れていて、通電により発熱する環状のベルト状発熱体と
からなり、前記第1の支持部材を前記搬送手段側へ移動
させて前記ベルト状発熱体の一部分を前記搬送手段によ
り搬送される記録媒体の表面に接触させて前記記録媒体
を加熱することにより、前記記録媒体に記録されている
既画像を消去する消去手段と、この消去手段により既画
像が消去された前記記録媒体に対し、複数の発熱体を画
素単位で選択的に駆動することにより画素単位の加熱に
より新画像を記録する熱記録手段とを具備している。
【0015】さらに、本発明の画像記録装置は、第1、
第2の支持部材は導電性部材で形成されており、ベルト
状発熱体へ給電するための給電電極を兼ねていることを
特徴とする。
【0016】本発明によれば、記録媒体に記録されてい
る既画像を消去する消去手段を、記録媒体を搬送する搬
送手段上の近傍に配設された第1の支持部材と、この第
1の支持部材の位置よりも前記搬送手段の搬送方向上流
側で、かつ、前記搬送手段上から離れた部位に配設され
た第2の支持部材と、これら第1、第2の支持部材間に
回転可能に張設され、少なくとも表面が耐熱弾性体で覆
われている環状のベルト状部材と、このベルト状部材を
前記搬送手段により搬送される記録媒体の進入側とは反
対側において所定温度に加熱する加熱手段とから構成
し、前記第1の支持部材を前記搬送手段側へ移動させて
前記ベルト状部材の一部分を前記搬送手段により搬送さ
れる記録媒体の表面に接触させて前記記録媒体を加熱す
ることにより、前記記録媒体に記録されている既画像を
消去することで、前記ベルト状部材が前記記録媒体に当
接する部位よりも搬送方向上流側に前記ベルト状部材が
前記記録媒体と接触しない部位が得られるようになり、
前記ベルト状部材の前記記録媒体とは離れた状態で所定
温度に昇温されている部位が順次、前記記録媒体に当接
するので、前記記録媒体へ熱が奪われるのに対し、前記
加熱手段の応答性が悪くても温度低下が抑えられ、か
つ、前記耐熱弾性体が前記記録媒体に追従接触するの
で、均一な消去加熱が行なえる。
【0017】また、本発明によれば、ベルト状部材を、
第1、第2の支持部材を含む複数のプーリ部材間に回転
可能に張設することで、余計な駆動力を発生させること
なく、均一な消去加熱が行なえる。
【0018】また、本発明によれば、ベルト状部材を、
第1、第2の支持部材を含み、少なくとも1つが回転駆
動されている複数のプーリ部材間に回転可能に張設し、
前記プーリ部材の駆動力により回転することで、前記耐
熱弾性体がずれることなく確実に前記記録媒体に接触し
得るようになる。
【0019】また、本発明によれば、少なくとも前記第
1の支持部材を含み、第2の支持部材を除くプーリ部材
が搬送手段側に移動することにより、ベルト状部材の一
部分を搬送手段により搬送される記録媒体の表面に対し
接離させることで、ベルト状部材の接触/離脱を簡素化
することができる。
【0020】また、本発明によれば、ベルト状部材の周
長を記録媒体における画像記録領域の搬送方向長さより
も長くすることで、ベルト状部材が記録媒体に当接して
熱が奪われても、熱を供給するのに必要充分な余裕が得
られる。
【0021】また、本発明によれば、熱記録手段は、少
なくとも搬送手段の搬送方向上流側の占有容積が少ない
端面形のサーマルヘッドを用い、第1の支持部材による
ベルト状部材の記録媒体への当接部位の搬送手段の搬送
方向下流側に近接して配設し、消去加熱の直後に画像記
録が可能にすることで、消去加熱の直後に新画像を記録
するので、消去加熱により記録媒体が軟化した状態でサ
ーマルヘッドが接触し、消去加熱を与えない場合に比べ
均一に接触するようになる。
【0022】さらに、本発明によれば、ベルト状部材の
代りに、少なくとも表面に耐熱弾性体による被覆がされ
た通電により発熱するベルト状発熱体を用い、加熱手段
を兼ねることで、別途加熱手段を用意することなく、均
一な消去加熱が行なえる。
【0023】また、この場合、第1、第2の支持部材を
導電性部材で構成し、ベルト状発熱体へ給電する給電電
極を兼ねることで、別途給電電極部材を用意することな
く、均一な消去加熱が行なえる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0026】図1は、本発明に係る画像記録装置の一例
として無線カードリーダライタの構成を模式的に示して
いる。本実施の形態で用いる無線カードリーダライタ
は、カード状の記録媒体としての画像表示機能付き無線
カード1に対し、無線による情報の読み書き、電力送信
とともに画像表示部の書換え記録を行なうものである。
なお、本発明はこれに限定されるものではないが、無線
カード1の画像表示部には、加熱により可視像の記録/
消去が可能な材料(詳細は後述する)を用いている。
【0027】無線カードリーダライタは、無線カード1
に対し無線で情報の送受信、電力供給を行なうアンテナ
11、アンテナ11を介して情報の送受信、内容判定、
更新などの処理、および、電力供給を一括して行なう無
線情報駆動部12、無線カード1が本装置内に投入され
たことを光学的に検知する投入検知センサ13、無線カ
ード1の画像表示部の既画像を消去する消去手段として
の消去ベルト14、無線カード1の画像表示部に新画像
を記録する熱記録手段としてのサーマルヘッド15、消
去ベルト14およびサーマルヘッド15で画像の書換え
記録を行なうときに、無線カード1をその裏面側から押
付けながら移動させる書換バックローラ16、無線カー
ド1の画像表示部への画像の消去、記録を行なうタイミ
ングを無線カード1の位置から光学的に検知する画像書
換タイミングセンサ17、無線カード1を本装置内全域
に渡って搬送する搬送手段としての複数の搬送ローラ対
18、および、無線カード1に対する全ての処理が終わ
って、無線カード1が本装置内の終端部に到達したこと
を光学的に検知する終端検知センサ19などによって構
成されている。消去ベルト14は、加熱手段としてのヒ
ータ20によって所定温度に昇温されるようになってい
る。
【0028】このような構成において、無線カード1が
本装置内に取込まれると、投入検知センサ13にてそれ
が検知され、搬送ローラ対18によって搬送され、無線
情報駆動部12によってアンテナ11を介して無線によ
る無線カード1への電力送信と情報の送受信、内容判
定、更新を行ない、必要に応じて無線カード1内のIC
チップに記憶されている情報の更新などが行なわれる。
【0029】続いて、画像書換タイミングセンサ17の
検知とともに、所定温度に昇温された消去ベルト14が
無線カード1の画像表示部に当接して、加熱により既画
像を消去し、サーマルヘッド15により新画像を記録し
て、画像書換が行なわれる。ここで、書換える画像は、
前段の無線による情報の読み書きに基づいて決定される
画像になる。画像表示部の書換え記録が終了し、終端検
知センサ19で無線カード1が検知されると、搬送ロー
ラ対18の回転が反転し、図中破線矢印で示すように、
無線カード1を逆方向に搬送して排出し、全ての処理が
終了する。
【0030】なお、本発明に関わるものではないので説
明は省略したが、たとえば、排出工程上で、本装置内で
行なわれた処理が正常に行なわれたか否かのチェックを
行なっても何ら差し支えない。
【0031】ここで、本発明は、消去ベルト14の構造
に特徴がある。詳細については後述するが、消去ベルト
14は、ヒータ20の加熱後直ぐには無線カード1の画
像表示部に当接せず、搬送路から離れている部分を設け
てあるため、無線カード1に熱が奪われて、ヒータ20
からの熱供給が間に合わなくなることがない。
【0032】さらに、消去ベルト14の表面には耐熱ゴ
ムによる被覆を施しており、表面に凹凸があるような無
線カード1に対し追従変形して均一に接触させることが
可能になっている。
【0033】また、サーマルヘッド15は端面形で縦長
形状のものを用いており、搬送方向上流側には占有する
部分が少なく、縦長にレイアウトされている消去ベルト
14と近接配置している。
【0034】なお、無線カード1は、画像表示部の書換
え記録を必要としない場合には、ここで説明した無線カ
ードリーダライタを用いなくてもよく、無線電波の送受
信可能距離をあげた送受信機器を用いれば、通常の無線
カードの楊合と同様に、無線カードをアンテナの送受信
可能領域内にかざすだけで処理が行なえる。
【0035】次に、図2を用いて本実施の形態で用いる
無線カード1の構造について説明する。図2は、無線カ
ード1を構成部品別に分解して示している。無線カード
1は、その表面に熱により可視像の書換え記録が可能な
材料(詳細は後述する)からなる画像表示部2が設けら
れており、前述したサーマルヘッド15の加熱によって
任意の画像表示が行なえるようになっている。
【0036】また、無線カード1の内部には、無線によ
り情報を送受信するためのアンテナ3と、アンテナ3を
介して情報の記憶、更新、読出し処理を行なうICチッ
プ4が封入されている。
【0037】また、この無線カード1は、バッテリなど
の電源は所有せず、前述した無線により送信情報ととも
に電力が供給され、ICチップ4が動作するようになっ
ている。
【0038】さらに、図2に示すように、無線カード1
は、大別すると、表面層5、基材6、裏面層7に分解さ
れる。前述した画像表示部2は、表面層5上に形成し、
アンテナ3およびICチップ4は、基材6の内部に埋込
まれている。また、裏面層7には、デザインや注意文言
などのプレ印刷を施すことが可能である。ここで、画像
表示部2は、ICチップ4の埋込み部分を含むように設
け、書換えられる画像領域を広領域にして位置などの制
限がないようにしている。
【0039】また、これに限定されるものではないが、
本実施の形態においては、表面層5および裏面層7の材
料にはPET(ポリエチレンテレフタレート)を用い、
厚さを150μmとした。また、基材6は、H/M(ホ
ットメルト材)を用い、熱プレスによりアンテナ3およ
びICチップ4を内部に埋込み、かつ、表面層5および
裏面層7と接着させた。さらに、熱プレス条件の調整に
より、全体として0.76mmの厚さになるように成型
した。
【0040】次に、前述した無線カード1の画像表示部
2に用いた熱により可視像の書換え記録が可能な材料に
ついて説明する。この記録材料は、主にロイコ染料と呼
ばれる染料材と、このロイコ染料材と加熱により反応し
て色を発色させるあるいは減色させる顕減色剤とにより
構成されており、加熱条件の違いにより発色状態と消色
状態の両状態に変化させることが可能な材料である。
【0041】図3は、上記記録材料の加熱、冷却に対す
る画像濃度の変化を模式的に示したものである。縦軸は
画像濃度、横軸は加熱温度である。まず、図3中に実線
矢印で示すように、常温(25℃)から反応温度域(1
70〜210℃)まで加熱すると、発色状態に変化す
る。このとき、常温での状態は発色状態であっても消色
状態であってもかまわない。
【0042】次に、図3中に一点鎖線で示すように、反
応温度域で発色状態にある記録材料を急冷すると、常温
でも発色した状態が保持される。一方、図3中に破線で
示すように、反応温度域から徐冷すると、消色するとい
う挙動を示す。すなわち、加熱後の冷却速度を変えるこ
とで、発色と消色の状態を制御することができる。
【0043】ここで、サーマルヘッド15で画素単位の
微小領域に加熱すると、周囲に直ぐに熱が逃げて急冷状
態となり、発色画像を形成することができる。また、熱
板やヒートローラのような加熱手段により記録材料全体
を均一に加熱すると、周囲に熱の逃げ場がなくなり、徐
冷状態となり、既画像を消去することができる。
【0044】次に、図4を用いて前述した消去ベルト1
4の構造について詳細に説明する。図4は、消去ベルト
14が無線カード1の画像表示部2に消去加熱を与えて
いるときの状態を周辺部を含めて模式的に示したもので
ある。消去ベルト14は、たとえば、厚さが0.2mm
の母材となるスチールベルト21の表面に、耐熱弾性体
としての厚さが0.5mmのシリコンを主材とするゴム
高度が30°(JIS−A)の耐熱ゴム22を被覆した
構成としている。ここに、消去ベルト14の周長は、無
線カード1の画像表示部2の搬送方向長さ80mmより
も長い、90mmとしている。
【0045】なお、本実施の形態では割愛したが、より
丈夫な構造とするため、スチールベルト21と耐熱ゴム
22との境界に強化繊維を設けてもよい。
【0046】消去ベルト14は、図4に示すように、3
つの支持部材としてのプーリ23,24,25の外周部
にたるみなきよう張設されており、このうち最も下方に
配設されるプーリ23を下方に押し付けることによっ
て、無線カード1を書換バックローラ16と共に挟持し
て消去ベルト14を無線カード1の表面(ハッチング部
分)に当接させるようにしている。
【0047】すなわち、プーリ23は書換バックローラ
16上の近傍に配設され、プーリ24はプーリ23の位
置よりも搬送方向上流側で、かつ、無線カード1の搬送
面から離れた部位に配設されているとともに、プーリ2
5はこれらプーリ23と24との間で、プーリ23の位
置よりも搬送方下流側に配設されており、これらプーリ
23,24,25間に消去ベルト14が回転可能に張設
されている。
【0048】プーリ24には、図示しない駆動源から回
転駆動がかけられており、この駆動力により消去ベルト
14を図示矢印方向に周動させている。また、プーリ2
3,24,25間に張設された消去ベルト14全体は、
図4に破線で示すように、プーリ24の回転軸を中心に
揺動自在となっていて、通常は破線部位に位置してお
り、画像消去時にプーリ23下方に押し付けることによ
って、実線部位に位置して搬送される無線カード1の表
面に当接するようになっている。
【0049】さらに、プーリ24とプーリ25との間の
内周側には、ヒータ20が設けられている。ヒータ20
は、消去ベルト14を所定温度に加熱するもので、その
対向側に温度検知手段としてのサーミスタ26を設け
て、消去ベルト14の温度検知を行ない、前述した記録
材料の消色温度になるよう、ヒータ20の加熱量(温
度)を制御している。
【0050】このような構成により、消去ベルト14は
消色温度に昇温されており、かつ、無線カード1の搬送
面から離れて無線カード1には接触しない領域が得られ
るようになり、搬送される無線カード1に対し、消去ベ
ルト14の所定温度に昇温された部位が順次当接するよ
うになる。したがって、無線カード1に熱が奪われてヒ
ータ20からの熱供給が間に合わなくなることがなく、
確実かつ均一な消去加熱を行なうことができる。
【0051】さらに、無線カード1の表面には耐熱ゴム
22が当接するので、表面に凹凸があるような無線カー
ド1に対し追従変形して均一に接触させることが可能に
なり、より均一な加熱が行なえ、画像の消え残りをなく
すことができる。
【0052】また、図4に破線で示すように、画像消去
を行なわないときはプーリ23とプーリ25のみを動か
すことで消去ベルト14を回避するようにしている。こ
のようにすることで、回転駆動されているプーリ24を
動かすことなく回避動作できる。
【0053】具体的には、たとえば、ヒータ20の出力
を120W(DC24V、4.8Ω)とし、温度が19
0℃となるように制御したところ、表面に30μm程度
の凹凸がでている無線カード1に対しても、無線カード
1の画像表示部2の全面に均一な加熱が与えられ、消え
残し無く既画像の消去が行なえた。
【0054】次に、消去ベルト14とサーマルヘッド1
5との配置の作用について説明する。消去ベルト14
は、図1、図4で示したように、縦方向に長くレイアウ
トしているので、搬送方向の占有容積を少なくできる。
したがって、搬送路全体を短くすることが可能になると
ともに、無線カード1の画像表示部2に当接する部位だ
けを、前述したサーマルヘッド15に近付けて配置させ
ることが可能になる。消去ベルト14とサーマルヘッド
15を近接配置させると、消去ベルト14の加熱により
無線カード1は全体的に暖まり、主材である樹脂が軟化
した状態でサーマルヘッド15で画像記録が行なわれ
る。
【0055】すなわち、消去加熱を受けた直後にサーマ
ルヘッド15で記録するので、無線カード1が柔らかい
状態でサーマルヘッド15に当接することにより、剛体
であるサーマルヘッド15に無線カード1の方が追従変
形して、良好な接触状態が得られるようになる。
【0056】本実施の形態では、たとえば、40mm/
sの搬送速度で移動する無線カード1に対し、消去ベル
ト14とサーマルヘッド15の相対距離を20mmで配
置し、消去加熱から記録までの時間が0.5秒となるよ
うにしたところ、書き損じなどなく新画像を記録するこ
とができた。
【0057】次に、図5を用いて本発明で得られる効果
について説明する。図5は、本発明の構成と従来の構成
で、無線カード1のICチップ4の埋込み部を含む領域
に画像の書換を行なった場合の画像の様子を拡大して示
したものである。図5(a)は、本実施の形態の場合で
あり、消去ベルト14とサーマルヘッド15とを近接配
設した場合を示している。図5(b)は、従来の場合を
示しており、リジッドな消去加熱手段とサーマルヘッド
とを離して配置させた場合を示している。なお、無線カ
ード1は、表面凹凸量が30μmのものを用いた。
【0058】図5(a)、(b)ともに、図中にICチ
ップ4が埋込まれている部分を破線で示している。ま
た、どちらの場合も、文字画像「A」を文字画像ΓZ」
へ書換えた場合を示している。図5(a)に示すよう
に、本実施の形態の場合は、ICチップ4の埋込み部で
あっても、消え残りなどなく正常に書換え記録が行なわ
れている。しかし、図5(b)の場合、ICチップ4の
周辺部に空壁が生じて、充分な接触状態が得られず、I
Cチップ4を囲うような領域aに書き損じが生じている
とともに、古い画像「A」の消え残り部分bが部分的に
残っている。
【0059】このように、従来の構成では、正常な画像
の書換え記録ができない無線カード1に対しても、本実
施の形態により正常な画像の書換え記録が可能になるこ
とがわかる。
【0060】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0061】第1の実施の形態では、消去ベルト14お
よびヒータ20を個別に用いたが、第2の実施の形態
は、図6に示すように、自らが発熱する発熱消去ベルト
27を用いたもので、その他の装置構成は前述した第1
の実施の形態と同様である。
【0062】図6は、発熱消去ベルト27が無線カード
1の画像表示部2に消去加熱を与えているときの状態を
周辺部を含めて模式的に示したものである。発熱消去ベ
ルト27は、たとえば、厚さが0.5mmの発熱体ベル
ト28の表面に、厚さが0.5mmのシリコンを主材と
するゴム硬度が30°(JIS−A)の耐熱ゴム29を
被覆した構成としている。
【0063】発熱体ベルト28は、たとえば、耐熱性で
あるポリイミド樹脂中にカーボン粒子やニッケルなどの
金属粒子を分散させることで作成することができる。本
実施の形態では、分散させる配合比を調整することによ
り、抵抗値を4.8Ω(DC24V、120W)とした
ものを用いた。
【0064】さらに、第1の実施の形態で用いたプーリ
23,24の代わりに、真鍮による導電性部材で形成さ
れた導電性プーリ30,31を用い、これら導電性プー
リ30,31を介して、電源34から発熱体ベルト28
への給電を行なうようにしている。なお、プーリ32は
絶縁性部材で形成されており、第1の実施の形態で用い
たプーリ25と同様なものである。なお、図6におい
て、符号35は発熱体ベルト28への給電制御を行なう
ためのスイッチである。
【0065】ここで、発熱体ベルト28は、単位長さ当
たりの抵抗値は一様であるので、導電性プーリ30−導
電性プーリ31の間の距離の方が、導電性プーリ30−
プーリ32−導電性プーリ31の間の距離よりも短いの
で、抵抗値は低くなり、より電流が多く流れるようにな
る。したがって、無線カード1の画像表示部2に当接す
る直前の部分が発熱効率がよくなるような条件で発熱体
ベルト28に電流が流れ、発熱が起きる。さらに、サー
ミスタ33による発熱体ベルト28の検知温度に基づい
て、前述した記録材料の消色温度になるように、発熱体
ベルト28の加熱量制御を行なっている。
【0066】また、本実施の形態では、いずれのプーリ
も回転駆動はせず、発熱消去ベルト27の自由周動が可
能なようにしている。すなわち、導電性プーリ30,3
1,32は回転しないように固定されており、搬送され
る無線カード1に発熱消去ベルト27の一部(導電性プ
ーリ30の部分)を押し付けることで、無線カード1と
の摩擦抵抗が発生し、連れ周りするようにしている。
【0067】したがって、余分な駆動力を与えることな
く、必要な移動量だけ発熱消去ベルト27を周動させる
ことが可能になる。その他の機構などについては、第1
の実施の形態における消去ベルト14と同様にしてあ
る。
【0068】このようにすることで、ヒータを個別に設
けることなく、第1の実施の形態と同様に、発熱消去ベ
ルト27は消去温度に昇温され、かつ、無線カード1の
搬送面から離れて無線カード1には接触しない領域が得
られるようになり、搬送される無線カード1に対し、発
熱消去ベルト27の所定温度に昇温された部位が順次当
接する。したがって、無線カード1に熱が奪われてヒー
タからの熱供給が間に合わなくなるようなことがなく、
確実かつ均一な消去加熱を行なうことができる。
【0069】さらに、無線カード1の表面には耐熱ゴム
22が当接するので、表面に凹凸があるような無線カー
ド1に対し追従変形して均一に接触させることが可能に
なり、より均一な加熱を行なえ、画像の消え残りを少な
くすことができる。
【0070】以上説明したように、上記実施の形態によ
れば、特に剛性が高く表面に凹凸がある画像表示部をも
った無線カードに対しても、消去ベルト、サーマルヘッ
ドともに均一に接触するようになるので、画像表示部の
既画像が均一に消去されるとともに、この消去加熱の直
後にサーマルヘッドで新画像を記録するので、消去ベル
トにより記録媒体が軟化した状態でサーマルヘッドが接
触し、消去加熱を与えない場合に比べ均一に接触するよ
うになる。これにより、消え残りや書き損じのない画像
の書換え記録を行なうことが可能になる。
【0071】また、画像記録領域を極狭い領域に限定し
て平坦なものに対してのみ画像記録を実現しているもの
もあるが、本実施の形態によればこのような限定は全く
必要ない。
【0072】なお、前記実施の形態では、加熱エネルギ
の違いにより色が発色または消色する書換え記録可能な
記録材料を用いた場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、たとえば、白濁/透明変
化夕イプの書換え記録可能な記録材料に対しても同様に
適用でき、同様な効果が得られる。
【0073】また、前記実施の形態では、カード状の記
録媒体が表面に画像の書換え記録が可能な画像表示部を
もった無線カードの場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、たとえば、表面に画像
の書換え記録が可能な画像表示部をもったICカードや
磁気カードなどであってもよく、要は、特に剛性が高く
表面に凹凸があり、与える熱エネルギの違いにより繰り
返し画像の記録、消去が可能なカード状の記録媒体であ
れば適用可能である。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、剛
性が高く表面に凹凸があるカード状の記録媒体に対して
も、領域を限定することなく良好な画像記録が行なえる
画像記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無線カードリ
ーダライタの構成を概略的に示す模式図。
【図2】無線カードを構成部品別に分解したときの斜視
図。
【図3】無線カードの画像表示部に用いた記録材料の加
熱、冷却に対する画像濃度の変化を示した特性図。
【図4】消去ベルトおよびその周辺部の構成を模式的に
示す側面図。
【図5】本発明の構成と従来の構成で、無線カードのI
Cチップ埋込み部を含む領域に画像の書換え記録を行な
った際の画像の様子を拡大して示した図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る消去ベルトお
よびその周辺部の構成を模式的に示す側面図。
【符号の説明】
1……無線カード(カード状の記録媒体) 2……画像表示部 3……アンテナ 4……ICチップ 11……アンテナ 12……無線情報駆動回路 14……消去ベルト(消去手段) 15……サーマルヘッド(熱記録手段) 18……搬送ローラ対(搬送手段) 20……ヒータ(加熱手段) 21……スチールベルト(環状のベルト状部材) 22……耐熱ゴム(耐熱弾性体) 23,24,25……プーリ(支持部材) 26……サーミスタ(温度検知手段) 27……発熱消去ベルト(消去手段) 28……発熱体ベルト(環状のベルト状発熱体) 29……耐熱ゴム(耐熱弾性体) 30,31……導電性プーリ(支持部材) 32……プーリ(支持部材) 33……サーミスタ(温度検知手段) 34……電源

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与える熱エネルギの違いにより繰り返し
    画像の記録、消去が可能なカード状の記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 この搬送手段上の近傍に配設された第1の支持部材と、
    この第1の支持部材の位置よりも前記搬送手段の搬送方
    向上流側で、かつ、前記搬送手段上から離れた部位に配
    設された第2の支持部材と、これら第1、第2の支持部
    材間に回転可能に張設され、少なくとも表面が耐熱弾性
    体で覆われている環状のベルト状部材と、このベルト状
    部材を前記搬送手段により搬送される記録媒体の進入側
    とは反対側において所定温度に加熱する加熱手段とから
    なり、前記第1の支持部材を前記搬送手段側へ移動させ
    て前記ベルト状部材の一部分を前記搬送手段により搬送
    される記録媒体の表面に接触させて前記記録媒体を加熱
    することにより、前記記録媒体に記録されている既画像
    を消去する消去手段と、 この消去手段により既画像が消去された前記記録媒体に
    対し、複数の発熱体を画素単位で選択的に駆動すること
    により画素単位の加熱により新画像を記録する熱記録手
    段と、 を具備したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト状部材は、前記第1、第2の
    支持部材を含む複数のプーリ部材間に回転可能に張設さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト状部材は、前記第1、第2の
    支持部材を含み、少なくとも1つが回転駆動されている
    複数のプーリ部材間に回転可能に張設されており、前記
    プーリ部材の駆動力により回転されることを特徴とする
    請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第1の支持部材を含み、
    前記第2の支持部材を除くプーリ部材が前記搬送手段側
    に移動することにより、前記ベルト状部材の一部分を前
    記搬送手段により搬送される記録媒体の表面に対し接離
    させることを特徴とする請求項2または3記載の画像記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記ベルト状部材の周長は、前記記録媒
    体における画像記録領域の搬送方向長さよりも長いこと
    を特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ベルト状部材は金属製の無端ベルト
    であることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記熱記録手段は、少なくとも前記搬送
    手段の搬送方向上流側の占有容積が少ない端面形のサー
    マルヘッドを用い、前記第1の支持部材による前記ベル
    ト状部材の前記記録媒体への当接部位の前記搬送手段の
    搬送方向下流側に近接して配設してなることを特徴とす
    る請求項1記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 与える熱エネルギの違いにより繰り返し
    画像の記録、消去が可能なカード状の記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 この搬送手段上の近傍に配設された第1の支持部材と、
    この第1の支持部材の位置よりも前記搬送手段の搬送方
    向上流側で、かつ、前記搬送手段上から離れた部位に配
    設された第2の支持部材と、これら第1、第2の支持部
    材間に回転可能に張設され、少なくとも表面が耐熱弾性
    体で覆われていて、通電により発熱する環状のベルト状
    発熱体とからなり、前記第1の支持部材を前記搬送手段
    側へ移動させて前記ベルト状発熱体の一部分を前記搬送
    手段により搬送される記録媒体の表面に接触させて前記
    記録媒体を加熱することにより、前記記録媒体に記録さ
    れている既画像を消去する消去手段と、 この消去手段により既画像が消去された前記記録媒体に
    対し、複数の発熱体を画素単位で選択的に駆動すること
    により画素単位の加熱により新画像を記録する熱記録手
    段と、を具備したことを特徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2の支持部材は導電性部材
    で形成されており、前記ベルト状発熱体へ給電するため
    の給電電極を兼ねていることを特徴とする請求項8記載
    の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記ベルト状発熱体は、前記第1、第
    2の支持部材を含む複数のプーリ部材間に回転可能に張
    設されていることを特徴とする請求項8記載の画像記録
    装置。
  11. 【請求項11】 前記ベルト状発熱体は、前記第1、第
    2の支持部材を含み、少なくとも1つが回転駆動されて
    いる複数のプーリ部材間に回転可能に張設されており、
    前記プーリ部材の駆動力により回転されることを特徴と
    する請求項8記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記第1の支持部材を含
    み、前記第2の支持部材を除くプーリ部材が前記搬送手
    段側に移動することにより、前記ベルト状発熱体の一部
    分を前記搬送手段により搬送される記録媒体の表面に対
    し接離させることを特徴とする請求項10または11記
    載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記ベルト状発熱体の周長は、前記記
    録媒体における画像記録領域の搬送方向長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項8記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記熱記録手段は、少なくとも前記搬
    送手段の搬送方向上流側の占有容積が少ない端面形のサ
    ーマルヘッドを用い、前記第1の支持部材による前記ベ
    ルト状発熱体の前記記録媒体への当接部位の前記搬送手
    段の搬送方向下流側に近接して配設してなることを特徴
    とする請求項8記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101870200A (zh) * 2009-04-27 2010-10-27 株式会社东芝 图像形成装置
JP2011056915A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Toshiba Tec Corp プリンタ、画像消去方法及び画像記録消去方法
CN102744981A (zh) * 2007-12-13 2012-10-24 株式会社东芝 图像形成装置及图像形成方法
US8487972B2 (en) 2010-04-27 2013-07-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Decoloring apparatus, image forming apparatus, and decoloring method

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