JP2003011404A - リライタブル記録表示装置 - Google Patents
リライタブル記録表示装置Info
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Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録及び消去を繰り返し行なうことのできる
可逆性感熱記録媒体を用いたリライタブル記録表示装置
において、記録表示可能なページが少ないので可逆性感
熱記録媒体の寿命が短く、また片面への記録しかできな
いので単色での記録表示しかできず、大型の記録表示装
置の場合、大型のサーマルヘッドが高価であるので装置
コストが高くなる。 【解決手段】 可逆性感熱記録媒体の表裏両面に記録層
を設け、記録手段を可逆性感熱記録媒体の表裏両側に設
け、消去ローラを回転可能で熱源と直接接触しないよう
な構造とし、小型のサーマルヘッドを複数個配置した。
可逆性感熱記録媒体を用いたリライタブル記録表示装置
において、記録表示可能なページが少ないので可逆性感
熱記録媒体の寿命が短く、また片面への記録しかできな
いので単色での記録表示しかできず、大型の記録表示装
置の場合、大型のサーマルヘッドが高価であるので装置
コストが高くなる。 【解決手段】 可逆性感熱記録媒体の表裏両面に記録層
を設け、記録手段を可逆性感熱記録媒体の表裏両側に設
け、消去ローラを回転可能で熱源と直接接触しないよう
な構造とし、小型のサーマルヘッドを複数個配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字或いは画像等
(以下単に「画像等」という)の記録及び消去を繰り返
し行なうことのできる可逆性感熱記録媒体を用いたリラ
イタブル記録表示装置に関するものである。
(以下単に「画像等」という)の記録及び消去を繰り返
し行なうことのできる可逆性感熱記録媒体を用いたリラ
イタブル記録表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリライタブル記録表示装置を図8
に示す。図8において、リライタブル記録表示装置本体
は、ループ状に構成された可逆性感熱記録媒体1、可逆
性感熱記録媒体1上に画像等を記録するためのサーマル
ヘッド2、記録された画像等を消去するためのイレーサ
3、可逆性感熱記録媒体1を矢印方向へ搬送するための
フィードローラ4及び5、画像等の記録、消去及び媒体
搬送を制御するためのコントローラ6、それらを収納し
ているフレーム7から構成されている。
に示す。図8において、リライタブル記録表示装置本体
は、ループ状に構成された可逆性感熱記録媒体1、可逆
性感熱記録媒体1上に画像等を記録するためのサーマル
ヘッド2、記録された画像等を消去するためのイレーサ
3、可逆性感熱記録媒体1を矢印方向へ搬送するための
フィードローラ4及び5、画像等の記録、消去及び媒体
搬送を制御するためのコントローラ6、それらを収納し
ているフレーム7から構成されている。
【0003】以上の構成により従来のリライタブル記録
表示装置は以下のように動作する。すなわち、コントロ
ーラ6からの搬送指示によりフィードローラ4及び5が
回転して可逆性感熱記録媒体1を矢印方向に搬送させ、
同時にコントローラ6からの記録指示によりサーマルヘ
ッド2が発熱し可逆性感熱記録媒体1が発色温度まで加
熱される。これによって可逆性感熱記録媒体1に発色反
応が生じ、この状態から急冷することにより画像等が記
録される。画像等が記録された可逆性感熱記録媒体1は
フレーム7に覆われていない表示位置まで搬送され停止
して表示される。
表示装置は以下のように動作する。すなわち、コントロ
ーラ6からの搬送指示によりフィードローラ4及び5が
回転して可逆性感熱記録媒体1を矢印方向に搬送させ、
同時にコントローラ6からの記録指示によりサーマルヘ
ッド2が発熱し可逆性感熱記録媒体1が発色温度まで加
熱される。これによって可逆性感熱記録媒体1に発色反
応が生じ、この状態から急冷することにより画像等が記
録される。画像等が記録された可逆性感熱記録媒体1は
フレーム7に覆われていない表示位置まで搬送され停止
して表示される。
【0004】表示が終了した後、可逆性感熱記録媒体1
上に記録した画像等は、コントローラ6からの消去指示
によりイレーサ3を加熱し、ついでコントローラ6から
の搬送指示により記録時と同様に可逆性感熱記録媒体1
を矢印方向に搬送しながら、直接又は間接的に可逆性感
熱記録媒体1を発色温度より低い温度まで加熱して、そ
の後、徐々に冷却することにより消去される。上述の記
録、表示、消去は、可逆性感熱記録媒体1の記録材料の
劣化が進み視認性が悪化するまで繰り返し行なうことが
できる。
上に記録した画像等は、コントローラ6からの消去指示
によりイレーサ3を加熱し、ついでコントローラ6から
の搬送指示により記録時と同様に可逆性感熱記録媒体1
を矢印方向に搬送しながら、直接又は間接的に可逆性感
熱記録媒体1を発色温度より低い温度まで加熱して、そ
の後、徐々に冷却することにより消去される。上述の記
録、表示、消去は、可逆性感熱記録媒体1の記録材料の
劣化が進み視認性が悪化するまで繰り返し行なうことが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリライタブル記録表示装置では可逆性感熱記録媒体
がエンドレスのループ上となっているため表示面が2ペ
ージと少なく、各ページ全面を交互に消去するために可
逆性感熱記録媒体の寿命が短くなり、また、片面記録で
あるので単色での記録表示しかできず、さらに、A1サ
イズ等の大画面の表示を行なう場合には大型のサーマル
ヘッドを使用する必要となるが、大型のサーマルヘッド
は非常に高価であるので装置コストが高くなり、単色記
録表示機能の割に装置が高くなるという欠点があった。
来のリライタブル記録表示装置では可逆性感熱記録媒体
がエンドレスのループ上となっているため表示面が2ペ
ージと少なく、各ページ全面を交互に消去するために可
逆性感熱記録媒体の寿命が短くなり、また、片面記録で
あるので単色での記録表示しかできず、さらに、A1サ
イズ等の大画面の表示を行なう場合には大型のサーマル
ヘッドを使用する必要となるが、大型のサーマルヘッド
は非常に高価であるので装置コストが高くなり、単色記
録表示機能の割に装置が高くなるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例によれ
ば、本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採
用する。
ば、本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採
用する。
【0007】すなわち、本発明は、記録及び消去を繰り
返し行なうことのできる可逆性感熱記録媒体と、可逆性
感熱記録媒体に画像等を記録する記録手段と記録した画
像等を消去する消去手段と可逆性感熱記録媒体を搬送す
る搬送手段を有するリライタブル記録表示装置におい
て、可逆性感熱記録媒体の表裏両面に記録層を設け、記
録手段を可逆性感熱記録媒体の表裏両側に設け、可逆性
感熱記録媒体の幅より小さい記録手段を複数配置し、消
去ローラを回転可能で熱源と可逆性感熱記録媒体が直接
接触しないような構造とした。
返し行なうことのできる可逆性感熱記録媒体と、可逆性
感熱記録媒体に画像等を記録する記録手段と記録した画
像等を消去する消去手段と可逆性感熱記録媒体を搬送す
る搬送手段を有するリライタブル記録表示装置におい
て、可逆性感熱記録媒体の表裏両面に記録層を設け、記
録手段を可逆性感熱記録媒体の表裏両側に設け、可逆性
感熱記録媒体の幅より小さい記録手段を複数配置し、消
去ローラを回転可能で熱源と可逆性感熱記録媒体が直接
接触しないような構造とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の
符号を付す。 (構成)図2は実施例のリライタブル記録表示装置の外
観図である。装置前面の上半部には表示部8がありA1
サイズの画面を標準で表示する。筐体は上部フレーム
9、及び下部フレーム10から成り内部に機構部が収納
され、輸送時など上下に2分割可能とし、上半部には上
扉100、下半部には下扉101配置し、保守等のとき
に容易に内部を確認できるように矢印のように開閉自在
としている。そして全体は脚11で支えられており、脚
11の下部に装着されたキャスタ12により移動が容易
となっている。
を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の
符号を付す。 (構成)図2は実施例のリライタブル記録表示装置の外
観図である。装置前面の上半部には表示部8がありA1
サイズの画面を標準で表示する。筐体は上部フレーム
9、及び下部フレーム10から成り内部に機構部が収納
され、輸送時など上下に2分割可能とし、上半部には上
扉100、下半部には下扉101配置し、保守等のとき
に容易に内部を確認できるように矢印のように開閉自在
としている。そして全体は脚11で支えられており、脚
11の下部に装着されたキャスタ12により移動が容易
となっている。
【0009】図1は本発明実施例のリライタブル記録表
示装置の構成を示す右側断面図である。可逆性感熱記録
媒体13は上下両端が長尺状で、はめ込み又は接着等の
方法で一端が上部巻取り部14に、他端を下部巻取り部
15に固定されている。上部巻取り部14及び下部巻取
り部15はそれぞれ駆動系を有し、下部巻取り部15が
回転することで可逆性感熱記録媒体13を上方に送り出
し、上部巻取り部14が回転することで可逆性感熱記録
媒体13を巻取り引き上げる構造となっている。
示装置の構成を示す右側断面図である。可逆性感熱記録
媒体13は上下両端が長尺状で、はめ込み又は接着等の
方法で一端が上部巻取り部14に、他端を下部巻取り部
15に固定されている。上部巻取り部14及び下部巻取
り部15はそれぞれ駆動系を有し、下部巻取り部15が
回転することで可逆性感熱記録媒体13を上方に送り出
し、上部巻取り部14が回転することで可逆性感熱記録
媒体13を巻取り引き上げる構造となっている。
【0010】可逆性感熱記録媒体13はA1幅594m
mより若干大きめな幅とA1高さ841mmの表示画面
(例えば3画面、或いは5画面)分の長さと記録、消
去、表示をするための余長を加えた後述の図5に示した
ような概矩形であり、また上部巻取り部14、下部巻取
り部15は可逆性感熱記録媒体13とともに容易に着脱
出来るような構造になっている。
mより若干大きめな幅とA1高さ841mmの表示画面
(例えば3画面、或いは5画面)分の長さと記録、消
去、表示をするための余長を加えた後述の図5に示した
ような概矩形であり、また上部巻取り部14、下部巻取
り部15は可逆性感熱記録媒体13とともに容易に着脱
出来るような構造になっている。
【0011】可逆性感熱記録媒体13の通過路の中央部
には表側にサーマルヘッド16及び18、裏側にサーマ
ルヘッド17及び19が配置されている。サーマルヘッ
ド16〜19は可逆性感熱記録媒体13上に画像等を記
録する働きを有し、前記各サーマルヘッドに対向して、
プラテンローラ20〜23が取り付けられている。プラ
テンローラ20〜23は可逆性感熱記録媒体13とサー
マルヘッド16〜19との接触を均一にする目的と可逆
性感熱記録媒体13の搬送のために摩擦力を上げる目的
で、可逆性感熱記録媒体13の表裏方向に交互にずらし
て配置されており、その表面には難燃性でゴム状の、例
えばシリコンゴムがコーティングされ、サーマルヘッド
16〜19は図示しないスプリングによりそれぞれプラ
テンローラ20〜23に押し付けられている構造となっ
ている。ここで、プラテンローラ20〜23表面に難燃
性でゴム状の材料をコーティングする理由は、サーマル
ヘッドにより加熱されるため難燃性である必要があり、
摩擦力を発生させる必要があるためゴム状である必要が
ある。そして、プラテンローラ24は前記接触の均一
化、搬送摩擦力を向上するために可逆性感熱記録媒体1
3の方向を変えるように配置されている。
には表側にサーマルヘッド16及び18、裏側にサーマ
ルヘッド17及び19が配置されている。サーマルヘッ
ド16〜19は可逆性感熱記録媒体13上に画像等を記
録する働きを有し、前記各サーマルヘッドに対向して、
プラテンローラ20〜23が取り付けられている。プラ
テンローラ20〜23は可逆性感熱記録媒体13とサー
マルヘッド16〜19との接触を均一にする目的と可逆
性感熱記録媒体13の搬送のために摩擦力を上げる目的
で、可逆性感熱記録媒体13の表裏方向に交互にずらし
て配置されており、その表面には難燃性でゴム状の、例
えばシリコンゴムがコーティングされ、サーマルヘッド
16〜19は図示しないスプリングによりそれぞれプラ
テンローラ20〜23に押し付けられている構造となっ
ている。ここで、プラテンローラ20〜23表面に難燃
性でゴム状の材料をコーティングする理由は、サーマル
ヘッドにより加熱されるため難燃性である必要があり、
摩擦力を発生させる必要があるためゴム状である必要が
ある。そして、プラテンローラ24は前記接触の均一
化、搬送摩擦力を向上するために可逆性感熱記録媒体1
3の方向を変えるように配置されている。
【0012】下部巻取り部15の上部にはサーマルヘッ
ド16〜19により記録された画像等を加熱冷却して消
去する消去ローラ25が配置されており、その近傍には
消去時にモータ、カム機構により可逆性感熱記録媒体1
3を消去ローラ25に押し付ける押付ローラ26が配置
されている。
ド16〜19により記録された画像等を加熱冷却して消
去する消去ローラ25が配置されており、その近傍には
消去時にモータ、カム機構により可逆性感熱記録媒体1
3を消去ローラ25に押し付ける押付ローラ26が配置
されている。
【0013】コントローラ27は可逆性感熱記録媒体1
3の搬送制御及び画像等の記録消去を制御するものであ
る。紫外線をカットする表示部保護ガラス28は可逆性
感熱記録媒体13を紫外線から保護し、さらに装置への
塵埃の進入を阻止し、透過センサ60は書き込み位置、
表示位置等を制御するため可逆性感熱記憶媒体13上に
つけられた後述の図5のようなホームポジションマー
ク、ページマーク、エンドポジションマークを検出する
センサである。本発明実施例においては、透過型センサ
60を左右に各1対実装しているが、片側のみに実装し
てもよく、また可逆性感熱記憶媒体13にマークとして
の穴を開けないために透過型ではなく反射型等のセンサ
としてもよい。
3の搬送制御及び画像等の記録消去を制御するものであ
る。紫外線をカットする表示部保護ガラス28は可逆性
感熱記録媒体13を紫外線から保護し、さらに装置への
塵埃の進入を阻止し、透過センサ60は書き込み位置、
表示位置等を制御するため可逆性感熱記憶媒体13上に
つけられた後述の図5のようなホームポジションマー
ク、ページマーク、エンドポジションマークを検出する
センサである。本発明実施例においては、透過型センサ
60を左右に各1対実装しているが、片側のみに実装し
てもよく、また可逆性感熱記憶媒体13にマークとして
の穴を開けないために透過型ではなく反射型等のセンサ
としてもよい。
【0014】次に可逆性感熱記録媒体13の構成、サー
マルヘッド16〜19とプラテンローラ20〜23の表
面側から見た各部の配置及び消去ローラ25構成につい
て説明する。
マルヘッド16〜19とプラテンローラ20〜23の表
面側から見た各部の配置及び消去ローラ25構成につい
て説明する。
【0015】図4は可逆性感熱記録媒体13の構成図で
ある。透明PET(ポリエチレンテレフタレート)等か
らなる支持体31の両側には顕色材、染料及び樹脂から
なる記録層32、33が塗布されている。染料の選択に
より例えば表面側の記録層32は黒、裏面側の記録層3
3は赤の記録が可能となる。記録層32、33の外側に
は透明の保護層34、35が塗布され、さらに一番裏側
である保護層35の外側には白色の保護層36を塗布し
て、表面から見た画像等の視認性をよくする工夫がなさ
れている。
ある。透明PET(ポリエチレンテレフタレート)等か
らなる支持体31の両側には顕色材、染料及び樹脂から
なる記録層32、33が塗布されている。染料の選択に
より例えば表面側の記録層32は黒、裏面側の記録層3
3は赤の記録が可能となる。記録層32、33の外側に
は透明の保護層34、35が塗布され、さらに一番裏側
である保護層35の外側には白色の保護層36を塗布し
て、表面から見た画像等の視認性をよくする工夫がなさ
れている。
【0016】図5は本発明実施例にて使用する可逆性感
熱記録媒体13の外観図である。記録表示ページ20
1、202、203はA1サイズであり、ダミーエリア
204、205は構造上記録することが出来ないが可逆
性感熱記録媒体13搬送上必要なダミーの表示ページで
ある。本実施例では表示ページを3ページとしている
が、可逆性感熱記録媒体13の搬送方向の長さを長くす
ることにより、表示ページを多ページとすることが可能
である。
熱記録媒体13の外観図である。記録表示ページ20
1、202、203はA1サイズであり、ダミーエリア
204、205は構造上記録することが出来ないが可逆
性感熱記録媒体13搬送上必要なダミーの表示ページで
ある。本実施例では表示ページを3ページとしている
が、可逆性感熱記録媒体13の搬送方向の長さを長くす
ることにより、表示ページを多ページとすることが可能
である。
【0017】ポジションマーク206は可逆性感熱記録
媒体13を装置にセットした際、媒体の原点位置を決め
るのに使用するマークであり、ページマーク207、2
08、209は各表示ページに記録を開始するときの開
始位置及び表示する際の停止位置を決めるために使用す
るマークであり、エンドポジションマーク210は表示
ページ部の終了を知らせために使用するマークである。
これらのマークは媒体の両側につけられておりリライタ
ブル記録表示装置の左右両側に配置した透過センサ60
で検出される。
媒体13を装置にセットした際、媒体の原点位置を決め
るのに使用するマークであり、ページマーク207、2
08、209は各表示ページに記録を開始するときの開
始位置及び表示する際の停止位置を決めるために使用す
るマークであり、エンドポジションマーク210は表示
ページ部の終了を知らせために使用するマークである。
これらのマークは媒体の両側につけられておりリライタ
ブル記録表示装置の左右両側に配置した透過センサ60
で検出される。
【0018】図6は可逆性感熱記録媒体13、各サーマ
ルヘッド及びプラテンローラ20〜23の配置を示す正
面図である。本発明実施例においてはA4幅(210m
m)のサーマルヘッドを使ってA1幅(594mm)の
画像等を記録させるために表面側は、サーマルヘッド1
6a、16bが行方向に並び、サーマルヘッド18が搬
送方向にずれた位置に配置されている。
ルヘッド及びプラテンローラ20〜23の配置を示す正
面図である。本発明実施例においてはA4幅(210m
m)のサーマルヘッドを使ってA1幅(594mm)の
画像等を記録させるために表面側は、サーマルヘッド1
6a、16bが行方向に並び、サーマルヘッド18が搬
送方向にずれた位置に配置されている。
【0019】すなわち、可逆性感熱記録媒体13の表面
側では16a、18及び、16bの3個のサーマルヘッ
ドでA1サイズの1行を記録することになる。裏面側も
同様に17a、19、17bの3個のサーマルヘッドに
より1行が記録される。係る構成では1行を構成するサ
ーマルヘッド16a、16bと18及び裏面側の17
a、17bと19がともに可逆性感熱記録媒体13の搬
送方向に距離をおいて配置されているため可逆性感熱記
録媒体13を記録搬送する時にプラテンローラ20、2
1、22及び23の何処かで可逆性感熱記録媒体13に
弛みが発生すると1行の両端と中央で記録にずれが発生
する。
側では16a、18及び、16bの3個のサーマルヘッ
ドでA1サイズの1行を記録することになる。裏面側も
同様に17a、19、17bの3個のサーマルヘッドに
より1行が記録される。係る構成では1行を構成するサ
ーマルヘッド16a、16bと18及び裏面側の17
a、17bと19がともに可逆性感熱記録媒体13の搬
送方向に距離をおいて配置されているため可逆性感熱記
録媒体13を記録搬送する時にプラテンローラ20、2
1、22及び23の何処かで可逆性感熱記録媒体13に
弛みが発生すると1行の両端と中央で記録にずれが発生
する。
【0020】これを回避するために本発明の実施例で
は、可逆性感熱記録媒体13を搬送するための駆動をプ
ラテンローラ20及びプラテンローラ21にのみプーリ
29及びプール30を介して入力し、しかもプラテンロ
ーラ20の外径をプラテンローラ21の外径より大きく
し搬送中に弛みが発生しないように考慮されている。プ
ラテンローラ22及び23には駆動を入れず、可逆性感
熱記録媒体13の移動に追従して回転する構造となって
いる。
は、可逆性感熱記録媒体13を搬送するための駆動をプ
ラテンローラ20及びプラテンローラ21にのみプーリ
29及びプール30を介して入力し、しかもプラテンロ
ーラ20の外径をプラテンローラ21の外径より大きく
し搬送中に弛みが発生しないように考慮されている。プ
ラテンローラ22及び23には駆動を入れず、可逆性感
熱記録媒体13の移動に追従して回転する構造となって
いる。
【0021】図7に消去ローラ25の構成を示す。消去
ローラ25はパイプ材37に難燃性でゴム状の、例えば
シリコンゴムをコーティングした構成となっており、両
端を回転自在に軸受38及び軸受39により保持され、
抜け止め部材であるスナップ42、43によりサイドフ
レーム40、41に取り付けられている。ここで、パイ
プ材37に難燃性でゴム状の材料をコーティングする理
由は、前記プラテンローラ20〜23と同様に後述の熱
源により加熱されるため難燃性である必要があり、また
摩擦力を発生させる必要があるためゴム状である必要が
ある。消去ローラ25の一端には外部の駆動系により消
去ローラ25を回転駆動するための歯車44が取り付け
られている。また消去ローラ25を加熱するためのハロ
ゲンヒータ等の熱源45が、回転する消去ローラ25を
構成するパイプ材37の中にパイプ材37と接触しない
ように両端を固定部材46、47でサブフレーム48、
49に固定され、サブフレーム48、49はサイドフレ
ーム40、41にそれぞれ固定されている。ここで、パ
イプ材37と熱源45が接触しない構造にしている理由
は熱源45と接触しているとパイプ材の温度分布に偏り
が発生するためである。消去ローラ25の構成を以上の
ように回転する構成とし、また熱源45、パイプ材37
と可逆性感熱記録媒体が直接接触しないような構造とす
ることにより可逆性感熱記録媒体13の損傷を少なくす
ることができ、かつ均一に消去を行なうことができる。
ローラ25はパイプ材37に難燃性でゴム状の、例えば
シリコンゴムをコーティングした構成となっており、両
端を回転自在に軸受38及び軸受39により保持され、
抜け止め部材であるスナップ42、43によりサイドフ
レーム40、41に取り付けられている。ここで、パイ
プ材37に難燃性でゴム状の材料をコーティングする理
由は、前記プラテンローラ20〜23と同様に後述の熱
源により加熱されるため難燃性である必要があり、また
摩擦力を発生させる必要があるためゴム状である必要が
ある。消去ローラ25の一端には外部の駆動系により消
去ローラ25を回転駆動するための歯車44が取り付け
られている。また消去ローラ25を加熱するためのハロ
ゲンヒータ等の熱源45が、回転する消去ローラ25を
構成するパイプ材37の中にパイプ材37と接触しない
ように両端を固定部材46、47でサブフレーム48、
49に固定され、サブフレーム48、49はサイドフレ
ーム40、41にそれぞれ固定されている。ここで、パ
イプ材37と熱源45が接触しない構造にしている理由
は熱源45と接触しているとパイプ材の温度分布に偏り
が発生するためである。消去ローラ25の構成を以上の
ように回転する構成とし、また熱源45、パイプ材37
と可逆性感熱記録媒体が直接接触しないような構造とす
ることにより可逆性感熱記録媒体13の損傷を少なくす
ることができ、かつ均一に消去を行なうことができる。
【0022】(動作)次に本発明実施例のリライタブル
記録表示装置の動作について図1、図2、図5及び図6
を用いて説明する。まず、可逆性感熱記録媒体13のホ
ームポジション出し動作について説明する。可逆性感熱
記録媒体13が装置にセットされ上扉100、及び下扉
101が閉じられると図示しない手段により下扉101
の閉状態を検出し可逆性感熱記録媒体13のホームポジ
ション出しを行なう。ホームポジションマーク206は
可逆性感熱記録媒体13が正しくセットされときに透過
センサ60で検出できる位置に付けられている。コント
ローラ27からのホームポジション出しの指示により透
過センサ60により可逆性感熱記録媒体13上のホーム
ポジションマーク206有りを検出したら、搬送モータ
51、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ53を
駆動し可逆性感熱記録媒体13を図1の矢印方向に搬送
する。搬送モータ51は図示しない駆動伝達手段を用い
てプラテンローラ20、21及び(搬送には直接関係し
ないが)消去ローラ25を駆動して可逆性感熱記録媒体
13の搬送を行い、上部巻取り部14にて可逆性感熱記
録媒体13の巻取りを行い、下部巻取り部15は媒体を
送り出す。
記録表示装置の動作について図1、図2、図5及び図6
を用いて説明する。まず、可逆性感熱記録媒体13のホ
ームポジション出し動作について説明する。可逆性感熱
記録媒体13が装置にセットされ上扉100、及び下扉
101が閉じられると図示しない手段により下扉101
の閉状態を検出し可逆性感熱記録媒体13のホームポジ
ション出しを行なう。ホームポジションマーク206は
可逆性感熱記録媒体13が正しくセットされときに透過
センサ60で検出できる位置に付けられている。コント
ローラ27からのホームポジション出しの指示により透
過センサ60により可逆性感熱記録媒体13上のホーム
ポジションマーク206有りを検出したら、搬送モータ
51、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ53を
駆動し可逆性感熱記録媒体13を図1の矢印方向に搬送
する。搬送モータ51は図示しない駆動伝達手段を用い
てプラテンローラ20、21及び(搬送には直接関係し
ないが)消去ローラ25を駆動して可逆性感熱記録媒体
13の搬送を行い、上部巻取り部14にて可逆性感熱記
録媒体13の巻取りを行い、下部巻取り部15は媒体を
送り出す。
【0023】透過センサ60がホームポジションマーク
206の有りから無しに変わったことを検出すると搬送
モータ51、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ
53を停止させる。
206の有りから無しに変わったことを検出すると搬送
モータ51、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ
53を停止させる。
【0024】次に、可逆性感熱記録媒体13の弛みを取
るために下部巻取りモータ53のみを逆転させる。下部
巻取りモータ53の予め決めた過電流値を検出した時点
で可逆性感熱記録媒体13の弛みが取れたものとして下
部巻取りモータ53を停止する。
るために下部巻取りモータ53のみを逆転させる。下部
巻取りモータ53の予め決めた過電流値を検出した時点
で可逆性感熱記録媒体13の弛みが取れたものとして下
部巻取りモータ53を停止する。
【0025】以上のホームポジション出し動作は可逆性
感熱記録媒体13セット時の可逆性感熱記録媒体13の
弛みを取るためにヘッドアップダウンモータ54及び5
5と図示しないカム機構によりサーマルヘッド16、1
8及びサーマルヘッド17、19をそれぞれのヘッドに
対向するプラテンローラ20、22及びプラテンローラ
21、23から離した状態で行われる。
感熱記録媒体13セット時の可逆性感熱記録媒体13の
弛みを取るためにヘッドアップダウンモータ54及び5
5と図示しないカム機構によりサーマルヘッド16、1
8及びサーマルヘッド17、19をそれぞれのヘッドに
対向するプラテンローラ20、22及びプラテンローラ
21、23から離した状態で行われる。
【0026】次に離したサーマルヘッド16、18、及
びサーマルヘッド17、19をローラ20、22及びプ
ラテンローラ21、23と当接させ、再度搬送モータ5
1、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ53を駆
動し、透過センサ60で1頁目のページマーク207の
頭を検出した時点で搬送モータ51、上部巻取りモータ
52、下部巻取りモータ53を停止させる。この時点で
ホームポジション出し動作が完了し、記録表示ページ2
01への記録指示待ち状態となる。最初に透過センサ6
0により可逆性感熱記録媒体13上のホームポジション
マーク206が検出できなかった場合は、搬送モータ5
1、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ53を逆
回転させホームポジションマーク206が無しから有り
に変わった点を検出し、そこで搬送モータ51、上部巻
取りモータ52、下部巻取りモータ53を停止させ上述
の動作を再度実行する。
びサーマルヘッド17、19をローラ20、22及びプ
ラテンローラ21、23と当接させ、再度搬送モータ5
1、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ53を駆
動し、透過センサ60で1頁目のページマーク207の
頭を検出した時点で搬送モータ51、上部巻取りモータ
52、下部巻取りモータ53を停止させる。この時点で
ホームポジション出し動作が完了し、記録表示ページ2
01への記録指示待ち状態となる。最初に透過センサ6
0により可逆性感熱記録媒体13上のホームポジション
マーク206が検出できなかった場合は、搬送モータ5
1、上部巻取りモータ52、下部巻取りモータ53を逆
回転させホームポジションマーク206が無しから有り
に変わった点を検出し、そこで搬送モータ51、上部巻
取りモータ52、下部巻取りモータ53を停止させ上述
の動作を再度実行する。
【0027】次に1頁目への画像等の記録動作について
説明する。コントローラ27から記録指示を受けると、
搬送モータ51が起動し図示しない動力手段によりプー
リ29及び30を介してそれぞれプラテンローラ20及
び21を回転させる。プラテンローラ20、21の回転
力と可逆性感熱記録媒体13との摩擦により、可逆性感
熱記録媒体13は上方へ搬送される。ここでプラテンロ
ーラ20の外径をプラテンローラ21の外径より若干大
きく設定してあるため、常にプラテンローラ20が可逆
性感熱記録媒体13を引っ張っている状態となりプラテ
ンローラ20、21間での可逆性感熱記録媒体13の弛
みは吸収される。搬送モータ51と同時に上部巻取りモ
ータ52も起動されプラテンローラ20、21で搬送さ
れてくる可逆性感熱記録媒体13を上部巻取り部14に
巻きつけ、この間の弛みが取られる。下部巻取りモータ
53も同時に起動され下部巻取り部15より媒体を送り
出す。ここでプラテンローラ22、23は可逆性感熱記
録媒体13の搬送に追従して回転する構造になっている
ため、この間での媒体の弛みは発生しない。
説明する。コントローラ27から記録指示を受けると、
搬送モータ51が起動し図示しない動力手段によりプー
リ29及び30を介してそれぞれプラテンローラ20及
び21を回転させる。プラテンローラ20、21の回転
力と可逆性感熱記録媒体13との摩擦により、可逆性感
熱記録媒体13は上方へ搬送される。ここでプラテンロ
ーラ20の外径をプラテンローラ21の外径より若干大
きく設定してあるため、常にプラテンローラ20が可逆
性感熱記録媒体13を引っ張っている状態となりプラテ
ンローラ20、21間での可逆性感熱記録媒体13の弛
みは吸収される。搬送モータ51と同時に上部巻取りモ
ータ52も起動されプラテンローラ20、21で搬送さ
れてくる可逆性感熱記録媒体13を上部巻取り部14に
巻きつけ、この間の弛みが取られる。下部巻取りモータ
53も同時に起動され下部巻取り部15より媒体を送り
出す。ここでプラテンローラ22、23は可逆性感熱記
録媒体13の搬送に追従して回転する構造になっている
ため、この間での媒体の弛みは発生しない。
【0028】媒体が搬送され記録位置までくるとサーマ
ルヘッド16a、16b、18及びサーマルヘッド17
a、17b、19により可逆性感熱記録媒体13が加熱
され記録が開始される。
ルヘッド16a、16b、18及びサーマルヘッド17
a、17b、19により可逆性感熱記録媒体13が加熱
され記録が開始される。
【0029】サーマルヘッド16、18は表示画面から
記録層32に、サーマルヘッド17、19は裏面側から
記録層33へ記録を行なう。ここで記録層32に黒の染
料を使用し、記録層33に赤の染料を使用することによ
りそれぞれ黒、赤に顕色し支持体31、記録層32、3
3及び保護層34、35が透明である事から表面側から
みると黒赤の多色記録となる。
記録層32に、サーマルヘッド17、19は裏面側から
記録層33へ記録を行なう。ここで記録層32に黒の染
料を使用し、記録層33に赤の染料を使用することによ
りそれぞれ黒、赤に顕色し支持体31、記録層32、3
3及び保護層34、35が透明である事から表面側から
みると黒赤の多色記録となる。
【0030】次にA4サイズのサーマルヘッド3個を用
いてA1サイズの記録をするための方法について図6に
より説明する。手前表面側ではサーマルヘッド16a、
16b及び18で一行を記録することになるので、まず
先にサーマルヘッド18で中央部分を記録し媒体が搬送
されて中央記録位置がサーマルヘッド16a、16bの
位置と一致した時点で左右を記録しA1サイズに一行を
記録する。裏側についてはまず先にサーマルヘッド19
で中央部分を記録し媒体が搬送されて中央記録位置がサ
ーマルヘッド17a、17bの位置と一致した時点で左
右を記録しA1サイズに一行を記録する。以上のように
記録表示ページ201に記録がなされる。1頁の記録が
終了するとさらに媒体を搬送し、2ページ目のページマ
ーク208を透過センサ60で検出し媒体搬送を停止す
る。この位置が1頁目の表示位置となる。2頁目、3頁
目の記録も同様であり、さらに頁をとばしての記録も透
過センサ60によりページマーク207、208、20
9を監視することで可能である。透過センサ60でエン
ドポジションマーク210を検出した場合は、それ以上
の記録はできないので、可逆性感熱記録媒体13を巻き
戻して記録を消去して新たに再記録及び再表示を行な
う。
いてA1サイズの記録をするための方法について図6に
より説明する。手前表面側ではサーマルヘッド16a、
16b及び18で一行を記録することになるので、まず
先にサーマルヘッド18で中央部分を記録し媒体が搬送
されて中央記録位置がサーマルヘッド16a、16bの
位置と一致した時点で左右を記録しA1サイズに一行を
記録する。裏側についてはまず先にサーマルヘッド19
で中央部分を記録し媒体が搬送されて中央記録位置がサ
ーマルヘッド17a、17bの位置と一致した時点で左
右を記録しA1サイズに一行を記録する。以上のように
記録表示ページ201に記録がなされる。1頁の記録が
終了するとさらに媒体を搬送し、2ページ目のページマ
ーク208を透過センサ60で検出し媒体搬送を停止す
る。この位置が1頁目の表示位置となる。2頁目、3頁
目の記録も同様であり、さらに頁をとばしての記録も透
過センサ60によりページマーク207、208、20
9を監視することで可能である。透過センサ60でエン
ドポジションマーク210を検出した場合は、それ以上
の記録はできないので、可逆性感熱記録媒体13を巻き
戻して記録を消去して新たに再記録及び再表示を行な
う。
【0031】次に消去動作について、図3、図5及び、
図7により説明する。コントローラ27からの消去指示
により熱源45が加熱されサーマルヘッド16、18が
ヘッドアップダウンモータ54により、またサーマルヘ
ッド17、19がヘッドアップダウンモータ55により
図示しないカム機構によりプラテンローラ20、22及
びプラテンローラ21、23より離される。透過センサ
60でエンドポジションマーク210を検出しながら、
搬送モータ51、上部巻取りモータ52、下部巻取りモ
ータ53を起動し可逆性感熱記録媒体13を図3の矢印
の方向へ搬送する。
図7により説明する。コントローラ27からの消去指示
により熱源45が加熱されサーマルヘッド16、18が
ヘッドアップダウンモータ54により、またサーマルヘ
ッド17、19がヘッドアップダウンモータ55により
図示しないカム機構によりプラテンローラ20、22及
びプラテンローラ21、23より離される。透過センサ
60でエンドポジションマーク210を検出しながら、
搬送モータ51、上部巻取りモータ52、下部巻取りモ
ータ53を起動し可逆性感熱記録媒体13を図3の矢印
の方向へ搬送する。
【0032】エンドポジションマーク210が有りから
無しに変わり、そして熱源45が設定温度になった時点
で押付モータ56により図示しないカム機構を介して押
付ローラ26を消去ローラ25に押し付ける。この動作
により可逆性感熱記録媒体13が消去ローラで加熱され
ながらゆっくり搬送されるため可逆性感熱記録媒体13
の画像等が消去される。最初の消去部(本実施例では3
頁目)の消去動作は3頁目のページマーク209の有り
無しを透過センサ60で検出し、「有り」を検出した後
に「無し」を検出した時点で押付ローラ26を消去ロー
ラ25から離すことにより完了する。記録表示ページと
ページの間は時間監視により押付ローラ26と消去ロー
ラ25を離しておく。所定時間経過後再度前記と同様の
動作により押付ローラ26を消去ローラ25に押し付
け、2頁目の消去が開始される。上記動作を繰り返すこ
とにより全頁の消去が行なわれる。以上は連続して全頁
を消去する動作を説明したが、ページマーク207、2
08、209を監視することにより任意の頁のみを消去
することもできる。
無しに変わり、そして熱源45が設定温度になった時点
で押付モータ56により図示しないカム機構を介して押
付ローラ26を消去ローラ25に押し付ける。この動作
により可逆性感熱記録媒体13が消去ローラで加熱され
ながらゆっくり搬送されるため可逆性感熱記録媒体13
の画像等が消去される。最初の消去部(本実施例では3
頁目)の消去動作は3頁目のページマーク209の有り
無しを透過センサ60で検出し、「有り」を検出した後
に「無し」を検出した時点で押付ローラ26を消去ロー
ラ25から離すことにより完了する。記録表示ページと
ページの間は時間監視により押付ローラ26と消去ロー
ラ25を離しておく。所定時間経過後再度前記と同様の
動作により押付ローラ26を消去ローラ25に押し付
け、2頁目の消去が開始される。上記動作を繰り返すこ
とにより全頁の消去が行なわれる。以上は連続して全頁
を消去する動作を説明したが、ページマーク207、2
08、209を監視することにより任意の頁のみを消去
することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録及び消去を繰り返し行なうことのできる可逆
性感熱記録媒体と、可逆性感熱記録媒体に画像等を記録
する記録手段と記録した画像等を消去する消去手段と可
逆性感熱記録媒体を搬送する搬送手段を有するリライタ
ブル記録表示装置において、可逆性感熱記録媒体の表裏
両面に記録層を設け、記録手段を媒体走行路の表裏両側
に配設したので多色の記録表示が可能となり、また、小
型のサーマルヘッドを複数個使用して大型のサーマルヘ
ッドと同等の印字を行なうことにより装置の低コスト化
が可能となる。
れば、記録及び消去を繰り返し行なうことのできる可逆
性感熱記録媒体と、可逆性感熱記録媒体に画像等を記録
する記録手段と記録した画像等を消去する消去手段と可
逆性感熱記録媒体を搬送する搬送手段を有するリライタ
ブル記録表示装置において、可逆性感熱記録媒体の表裏
両面に記録層を設け、記録手段を媒体走行路の表裏両側
に配設したので多色の記録表示が可能となり、また、小
型のサーマルヘッドを複数個使用して大型のサーマルヘ
ッドと同等の印字を行なうことにより装置の低コスト化
が可能となる。
【図1】本発明実施例のリライタブル記録表示装置の構
成を示す右側断面図である。
成を示す右側断面図である。
【図2】本発明実施例のリライタブル記録表示装置の外
観図である。
観図である。
【図3】本発明実施例のリライタブル記録表示装置の消
去時の構成を示す右側断面図である。
去時の構成を示す右側断面図である。
【図4】本発明実施例の可逆性感熱記録媒体の構成図で
ある。
ある。
【図5】本発明実施例の可逆性感熱記録媒体の外観図で
ある。
ある。
【図6】本願発明実施例のリライタブル記録表示装置の
サーマルヘッド等の配置図である。
サーマルヘッド等の配置図である。
【図7】本願発明のリライタブル記録表示装置の消去ロ
ーラの構成図である。
ーラの構成図である。
【図8】従来のリライタブル記録表示装置の構成図であ
る。
る。
13 可逆性感熱記録媒体
14 上部巻取り部
15 下部巻取り部
16、17、18、19 サーマルヘッド
20、21、22、23、24 プラテンローラ
25 消去ローラ
29、30 プーリ
37 パイプ材
38 軸受
40、41 サイドフレーム
42、43 スナップ
44 歯車
45 熱源
46、47 固定部材
48、49 サブフレーム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 安藤 吉英
群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖
情報システムズ内
(72)発明者 杉山 研三
群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖
情報システムズ内
(72)発明者 栗原 務
群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖
情報システムズ内
(72)発明者 星野 茂
群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖
情報システムズ内
Fターム(参考) 2C055 KK00 KK02
5C095 BA13 EE25
5G435 AA18 BB18 EE10
Claims (5)
- 【請求項1】 記録及び消去を繰り返し行なうことので
きる可逆性感熱記録媒体と、可逆性感熱記録媒体に画像
等を記録する記録手段と、記録した画像等を消去する消
去手段と、可逆性感熱記録媒体を搬送する搬送手段を有
するリライタブル記録表示装置において、 可逆性感熱記録媒体の表裏両面に記録層を設け、 前記記録手段を可逆性感熱記録媒体の表裏両側に設けた
ことを特徴とするリライタブル記録表示装置。 - 【請求項2】 可逆性感熱記録媒体の幅より小さい記録
手段を複数配置し、可逆性感熱記録媒体に記録すること
を特徴とした請求項1記載のリライタブル記録表示装
置。 - 【請求項3】 前記消去手段を、熱源を内装したパイプ
材に難燃性でゴム状の材料をコーティングした回動可能
な構成としたことを特徴とした請求項1及び2記載のリ
ライタブル記録表示装置。 - 【請求項4】 前記複数配置した記録手段のそれぞれに
対向して設けた複数の搬送用ローラのうち可逆性感熱記
録媒体を巻取る方向の先頭の搬送ローラの直径を他の搬
送ローラより大きくしたことを特徴とする請求項2及び
3記載のリライタブル記録表示装置。 - 【請求項5】 前記複数配置した記録手段とそれぞれの
記録手段に対向して設けた複数の搬送用ローラを可逆性
感熱記録媒体の表裏方向に交互にずらして配置したこと
を特徴とする請求項2ないし4いずれか記載のリライタ
ブル記録表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001204569A JP2003011404A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | リライタブル記録表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001204569A JP2003011404A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | リライタブル記録表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003011404A true JP2003011404A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19041010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001204569A Pending JP2003011404A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | リライタブル記録表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003011404A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008073958A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Olympus Corp | 画像記録装置 |
JP2008233352A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Toppan Forms Co Ltd | 情報表示体 |
JP2009073138A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Kouritsu Kogyo:Kk | 表示装置 |
JP2009528934A (ja) * | 2006-03-07 | 2009-08-13 | エヌ・シー・アール・コーポレイション | 両面感熱印字システム及び感熱媒体 |
JP2009217498A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | 印字試験システム |
JP2010145642A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Lecip Corp | 幕式表示装置 |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001204569A patent/JP2003011404A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010145642A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Lecip Corp | 幕式表示装置 |
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