JP2648106B2 - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JP2648106B2
JP2648106B2 JP28039694A JP28039694A JP2648106B2 JP 2648106 B2 JP2648106 B2 JP 2648106B2 JP 28039694 A JP28039694 A JP 28039694A JP 28039694 A JP28039694 A JP 28039694A JP 2648106 B2 JP2648106 B2 JP 2648106B2
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雄一 増子
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TOHOKU NIPPON DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体処理装置に関
し、特に磁気記録層および熱可逆性記録層を積層してな
る記録媒体に磁気データおよび可視データをそれぞれ記
録する記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気データおよび可視データをそれぞれ
繰返し記録できる記録媒体は、磁気記録層および熱可逆
性記録層が基材上に積層された構成となっている。とこ
ろで熱可逆性記録層は、温度によって透明状態が可逆的
に変化する有機物質で形成されており、例えば、常温に
おいて透明状態(可視データが記録されていない状態)
の熱可逆性記録層を130°C程度まで加熱した後に常
温まで冷却すると白濁状態(可視データが記録された状
態)となる。また、常温において白濁状態の熱可逆性記
録層を60°C程度まで加熱すると透明化が始まり、更
に110°C程度まで加熱すると完全に透明状態(可視
データが消去された状態)となり、常温まで冷却しても
透明状態が維持される。
【0003】このような記録媒体に磁気データおよび可
視データを記録する記録媒体処理装置については、例え
ば、特開平5−8509号公報によって開示されてい
る。この公報によれば、カードの熱可逆性記録層に可視
データを記録する場合、可視データを形成するマークド
ットおよびスペースドット毎にサーマルヘッドの各発熱
体を選択的に発熱させることにより、既に記録された可
視データを事前に消去することなく、新しい可視データ
を書き込むのと同時に既に記録されている可視データを
消去し、いわゆるオーバーライト記録を実現している。
また、カードの磁気記録層に対しては、既に記録された
磁気データを読み取るための読取りヘッドと、新たに磁
気データを書込むための書込みヘッドと、新たに書込ん
だ磁気データを照合確認のために読み取る読取りヘッド
とをそれぞれ設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の記録媒
体処理装置では、熱可逆性記録層に可視データを記録す
る場合、可視データを形成するマークドットおよびスペ
ースドット毎にサーマルヘッドの各発熱体を選択的に発
熱させて、いわゆるオーバーライト記録を行っている。
しかし、オーバーライト記録においては、スペースドッ
ト(透明状態のドット)にも消去エネルギー(透明状態
にするためのエネルギー)を加える必要があるため、サ
ーマルヘッドの制御が複雑であるばかりでなく、サーマ
ルヘッドへ供給する電力が大きくなり、使用電源が大き
くなるばかりでなく、サーマルヘッドの寿命が短くな
る。また、一般にサーマルヘッドによる可視データの消
去速度は記録速度より遅く、例えば、記録速度が100
mm/sec程度であるのに対し消去速度は40mm/
sec程度であるため、オーバーライト記録の場合、記
録速度が消去速度に制約されて記録処理時間が長くな
る。
【0005】更に、磁気データを記録する場合、読取り
ヘッドと書込みヘッドとをそれぞれ設けているので、装
置の小型化が困難である。
【0006】本発明の目的は、サーマルヘッドの消費電
力を低減でき、記録処理時間を短縮でき、装置の小型化
を実現できる記録媒体処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体処理装
置は、磁気記録層および熱可逆性記録層を積層してなる
記録媒体に磁気データおよび可視データをそれぞれ記録
する記録媒体処理装置において、前記磁気データの記録
および再生を行う一つの磁気ヘッドと、前記記録媒体の
同一面側に前記磁気ヘッドと隣接して設けられ前記可視
データの記録および消去を行う一つのサーマルヘッド
と、前記記録媒体が挿入され排出される一つの挿入・排
出口と、この挿入・排出口に挿入された記録媒体を前記
磁気ヘッドおよび前記サーマルヘッド上に搬送し処理済
の記録媒体を前記挿入・排出口から排出する搬送手段
と、前記記録媒体が前記磁気ヘッド上を挿入方向に最初
に移動するときに既に記録されている磁気データの再生
を行い、その後排出方向に最初に移動するときに磁気デ
ータの記録を行う磁気データ記録再生制御手段と、前記
記録媒体が前記サーマルヘッド上を挿入方向に移動する
ときに可視データの消去を行い、その後排出方向に移動
するときに可視データの記録を行う可視データ記録消去
制御手段とを備える。また、前記磁気ヘッドと前記サー
マルヘッドとの配置間隔を前記記録媒体の搬送方向の長
さよりも短くし、前記磁気ヘッドおよび前記サーマルヘ
ッドが前記記録媒体に対して並行動作するように構成す
る。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明の記録媒体処理装置の一実施
例を示すブロック図である。ここで、記録媒体1は、磁
気記録層および熱可逆性記録層が基材上の片面側に積層
されたカードもしくはシート状の記録媒体であり、記録
媒体1の片面側から磁気データおよび可視データをそれ
ぞれ繰返し記録できるように構成されている。
【0010】記録処理部2は、挿入・排出口21から挿
入される記録媒体1を搬送ローラ24により搬送路25
に沿って搬送し、磁気ヘッド22により磁気データの記
録再生を行い、また、磁気ヘッド22に隣接して配置さ
れたサーマルヘッド23により可視データの記録消去を
行い、処理終了した記録媒体1を挿入・排出口21から
排出する。
【0011】磁気データ記録再生制御部3は、磁気ヘッ
ド22による磁気データの記録および再生を制御する。
可視データ記録消去制御部4は、サーマルヘッド23に
よる可視データの記録および消去を制御する。搬送制御
部5は搬送ローラ24の回転を制御する。主制御部6
は、磁気データ記録再生制御部3と可視データ記録消去
制御部4と搬送制御部5とをそれぞれ制御して記録処理
の統括制御を行う。
【0012】次に、記録処理部2における処理動作につ
いて説明する。
【0013】図2は記録処理部2における処理動作の一
例を示す模式図であり、記録媒体1の流れと各ヘッドの
動作を示している。挿入・排出口に記録媒体1が挿入さ
れると、搬送ローラ24が記録媒体1を矢印A方向(挿
入方向)に搬送する。まず、記録媒体1が磁気ヘッド2
2上を矢印A方向に通過するとき、磁気ヘッド22は記
録媒体1に既に記録されている磁気データを再生する
(2a)。この再生データにはIDコードや利用者番号
や発行年月等の諸情報が含まれており、記録媒体1の真
偽性や有効性の確認等に使用される。磁気データの再生
が完了した後、搬送ローラが逆転して記録媒体1を矢印
B方向(搬出方向)に搬送する。再生データの確認結果
に問題があれば、挿入・排出口から記録媒体1を排出す
る。
【0014】再生データの確認結果に問題がなければ、
磁気ヘッド22は、記録媒体1が矢印B方向に通過する
ときに新しい磁気データを記録する(2b)。ところ
で、磁気データの再生時における記録媒体1の移動方向
と記録時における記録媒体1の移動方向とは逆になる
が、記録するデータを予めメモリに記憶させておき、記
憶順序とは逆に読出して記録することにより、再生時と
同じ方向で記録したのと同じにできる。
【0015】新しい磁気データの記録が完了した後、搬
送ローラは再び逆転して記録媒体1を矢印A方向に搬送
する。磁気ヘッド22は、記録媒体1が矢印A方向に通
過するとき、記録媒体1に新たに記録された磁気データ
を再生する(2c)。この再生データは、新たに記録さ
れたデータが正しく記録されたか否かを確認するために
使用される。また、記録媒体1がサーマルヘッド23上
を矢印A方向に通過するとき、サーマルヘッド23は、
記録媒体1の熱可逆性記録層が透明状態になるよう加熱
して、既に記録されている可視データを消去する(2
d)。
【0016】ところで、磁気ヘッド22とサーマルヘッ
ド23との配置間隔は、記録媒体1の搬送方向の長さよ
りも短くしてあり、磁気ヘッド22による再生処理とサ
ーマルヘッド23による消去処理とを並行させることに
より処理時間を短縮している。この場合、記録媒体1は
サーマルヘッド23上を可視データの消去速度で通過す
るので、磁気データの記録再生時(2a,2b)におけ
る記録媒体の移動速度に比べて遅い状態で磁気データの
再生を行うことになるが、エンコーダを使用して移動速
度に関係なく磁気データの再生ができようにしておく。
【0017】可視データの消去が完了した後、搬送ロー
ラが再び逆転して記録媒体1を矢印B方向に搬送し、記
録媒体1が再びサーマルヘッド23上を通過するとき、
サーマルヘッド23は記録媒体1に新しい可視データを
記録し(2e)、その後、挿入・排出口9から排出して
処理を終了する。
【0018】図3は記録処理部2における処理動作の他
の例を示す模式図である。
【0019】まず、記録媒体1が磁気ヘッド22上を矢
印A方向に通過するとき、磁気ヘッド22は記録媒体1
に既に記録されている磁気データを再生する(3a)。
磁気データの再生完了後、記録媒体1を矢印B方向(搬
出方向)に搬送する。再生データの確認結果に問題があ
れば、挿入・排出口21から記録媒体1を排出する。
【0020】再生データの確認結果に問題がなければ、
記録媒体1が磁気ヘッド22上を矢印B方向に通過する
とき、記録媒体1に新しい磁気データを記録する(3
b)。新しい磁気データの記録が完了した後、搬送ロー
ラが再び逆転して記録媒体1を矢印A方向に搬送し、記
録媒体1がサーマルヘッド23上を通過するとき、可視
データを消去する(3c)。可視データの消去が完了し
た後、搬送ローラが再び逆転して記録媒体1を矢印B方
向に搬送する。記録媒体1が再びサーマルヘッド23上
を通過するとき、記録媒体1に新しい可視データを記録
し(3d)。磁気ヘッド22上を通過するとき、記録媒
体1に新たに記録された磁気データを再生し(3e)、
挿入・排出口9から排出して処理を終了する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録媒体処
理装置は、記録媒体の同一面側に一つの磁気ヘッドおよ
び一つのサーマルヘッドを隣接して配置し、記録媒体を
各ヘッド上で往復させて、磁気データの記録再生および
可視データの記録消去を行うように制御することによ
り、ヘッド数を節減でき、また、オーバーライト記録に
比べてサーマルヘッドの制御が簡単になり、サーマルヘ
ッドの消費電力も小さくできるので、装置の小型化,薄
型化が実現できる。更に、磁気ヘッドとサーマルヘッド
との配置間隔を、記録媒体の搬送方向の長さよりも短く
し、磁気ヘッドによる再生処理とサーマルヘッドによる
記録もしくは消去処理とを並行させることにより処理時
間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示した記録処理部2における処理動作の
一例を示す模式図である。
【図3】図1に示した記録処理部2における処理動作の
他の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 記録処理部 3 磁気データ記録再生制御部 4 可視データ記録消去制御部 5 搬送制御部 6 主制御部 21 挿入・排出口 22 磁気ヘッド 23 サーマルヘッド 24 搬送ローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録層および熱可逆性記録層を積層
    してなる記録媒体の片面側に磁気データおよび可視デー
    タをそれぞれ記録する記録媒体処理装置において、前記
    磁気データの記録および再生を行う一つの磁気ヘッド
    、前記磁気ヘッド隣接して設けられ前記可視データ
    の記録および消去を行う一つのサーマルヘッドと、前記
    記録媒体が挿入され排出される一つの挿入・排出口と、
    この挿入・排出口に挿入された記録媒体を前記磁気ヘッ
    ドおよび前記サーマルヘッド上に搬送し処理済の記録媒
    体を前記挿入・排出口から排出する搬送手段と、前記記
    録媒体が前記磁気ヘッド上を挿入方向に最初に移動する
    ときに既に記録されている磁気データの再生を行い、そ
    の後排出方向に最初に移動するときに磁気データの記録
    を行う磁気データ記録再生制御手段と、前記記録媒体が
    前記サーマルヘッド上を挿入方向に移動するときに可視
    データの消去を行い、その後排出方向に移動するときに
    可視データの記録を行う可視データ記録消去制御手段と
    を備えることを特徴とする記録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドは前記サーマルヘッドに
    対して前記挿入・排出口に近い側に配設され、前記搬送
    手段は前記挿入・排出口に挿入された前記記録媒体を前
    記磁気ヘッド上で往復させた後再び挿入方向に移動させ
    前記磁気ヘッド上を通過させ前記サーマルヘッド上で往
    復させた後に前記挿入・排出口から排出し、前記磁気デ
    ータ記録再生制御手段は前記記録媒体が前記磁気ヘッド
    上を通過するときに記録再生を行い、前記可視データ記
    録消去制御手段は前記記録媒体が前記サーマルヘッド上
    を通過するときに記録消去を行うことを特徴とする請求
    項1記載の記録媒体処理装置。
JP28039694A 1994-11-15 1994-11-15 記録媒体処理装置 Expired - Lifetime JP2648106B2 (ja)

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JPH08138008A JPH08138008A (ja) 1996-05-31
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