JP2018153988A - プリンタ - Google Patents

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【課題】媒体の挿入と排出とを同一の挿入排出部において行うプリンタにおいて、ICタグ媒体を適用可能にすること。【解決手段】本実施形態に係るプリンタは、媒体として、ICチップとアンテナを有するICタグ媒体及び前記ICチップと前記アンテナを有さない印字媒体のいずれかを同一の挿入排出部において挿入と排出とを行うプリンタであって、前記媒体に印字する印字ヘッドとプラテンローラとを有する印字部と、前記挿入排出部における前記媒体の挿入方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体に所定情報を書き込むIC書込部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、印字媒体に印字するプリンタに関する。
少なくとも2系統の給紙が可能な複写機、プリンタ等への給紙装置が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1の給紙装置によれば、印字媒体の挿入と排出とを装置の一方の側から行えるようにしたため、棚などに収納した状態で使用でき、省スペース化が実現できる。
特開平02−178129号公報
近年、表面に通常の印字が可能であるとともに、RFID(Radio Frequency Identification)技術に対応したICチップ及びアンテナが組み込まれたタグ、ラベル等のICタグ媒体が用いられるようになってきた。
これに伴い、特許文献1に記載の給紙装置においても、ICタグ媒体への対応が望まれている。
そこで、本発明は、印字媒体の挿入と排出とを同一の挿入排出部において行うプリンタにおいて、ICタグ媒体を適用可能とすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、媒体として、ICチップとアンテナを有するICタグ媒体及び前記ICチップと前記アンテナを有さない印字媒体のいずれかを同一の挿入排出部において挿入と排出とを行うプリンタであって、前記媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間で前記媒体を挟持した状態で、前記媒体を搬送するプラテンローラとを有する印字部と、前記挿入排出部における前記媒体の挿入方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体に所定情報を書き込むIC書込部とを備える、プリンタが提供される。
これらの態様によれば、媒体の挿入と排出とを同一の挿入排出部において行うプリンタにおいて、ICタグ媒体を適用できる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の概略を説明する概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の構成を説明するブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の印字動作を説明する模式図である。
[プリンタの説明]
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係るプリンタ1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の概略を説明する概略図である。また、図2は、本実施形態に係るプリンタ1の構成を説明するブロック図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ1は、媒体Pに文字、図形等を印字する装置であり、媒体Pの挿入と排出とを、ケーシング10に設けられた同一の挿入排出部10Fにおいて行うものである。
本実施形態において、挿入とは、印字のために媒体Pを外部からケーシング10の内部に搬入することである。挿入方向は、図1に矢印F1で示される。また、排出とは、印字が終了した媒体Pをケーシング10の外部に搬出することである。排出方向は、図1に矢印F2で示される。
本実施形態において、媒体Pとしては、RFID(Radio Frequency Identification)技術に対応したICチップとアンテナとを有し、無線通信により情報を書込み可能であると共にその表面に印字可能なICタグ媒体P1と、ICチップ及びアンテナを備えず印字のみが可能な印字媒体P2とを用いることができる。
本実施形態において、ICタグ媒体P1と印字媒体P2は、いずれも単葉である。以下の説明において、媒体Pと記した場合には、ICタグ媒体P1と印字媒体P2の両者を含む。
本実施形態に係るプリンタ1は、媒体Pに文字、記号等を印字する印字部11と、ICタグ媒体P1に所定の情報を書き込むIC書込部12とを有する。
印字部11は、印字ヘッド21と、プラテンローラ22とを備える。
印字ヘッド21は、後述するインクリボンRに塗布された印刷用インクを熱転写により媒体Pに印字する。
プラテンローラ22は、印字ヘッド21に対向して配置されている。プラテンローラ22は、印字ヘッド21との間で媒体Pを挟持した状態で、媒体Pを挿入方向F1又は排出方向F2に搬送する。
IC書込部12は、挿入排出部10Fから媒体Pを取り込む挿入方向F1において、印字部11よりも下流側に配置されている。IC書込部12は、後述する印字待機位置W2まで取り込まれたICタグ媒体P1に対して所定情報が書き込めるように、アンテナ感度、電波出力、設置場所等が設定されている。
IC書込部12は、通信規格に応じて、UHF帯(300MHz〜3GHz、特に860MHz〜960MHz)、マイクロ波(1〜300GHz、特に2.4GHz近傍)、及びHF帯(3MHz〜30MHz、特に13.56MHz近傍)等の特定の周波数帯の電波に対応した信号を発信可能である。
ICタグ媒体P1には、これらのRFIDの規格に応じたアンテナが設けられている。
本実施形態に係るプリンタ1は、ICタグ媒体P1に書込み及び印字するICタグモード(第1モード)と、印字媒体P2に印字する印字モード(第2モード)とを有する。プリンタ1において、ICタグモードと印字モードは、切り換え可能とされている。
プリンタ1は、さらに、媒体Pに転写する印字用インクが塗布されたインクリボンRを供給するリボン供給部31を備える。
リボン供給部31は、インクリボンRがロール状に巻き取られた供給ロール32と、印字に用いられた後のインクリボンRを巻き取る巻取ロール33を装着可能な軸を備える(図1においては、軸は図示されていない)。
供給ロール32及び巻取ロール33が挿着される軸のうち、少なくとも一方は、図示しない駆動部に連結されており、インクリボンRを挿入方向F1又は排出方向F2に搬送する。図1において、媒体Pを挿入方向F1に搬送するときのインクリボンRの動きは、白抜き矢印で示される。また、媒体Pを排出方向F2に搬送するときのインクリボンRの動きは、黒塗り矢印で示される。
また、リボン供給部31は、供給ロール32から送り出されたインクリボンR又は印字部11を通過して巻取ロール33に向かうインクリボンRに所定の張力を付与するテンションローラ34,35を備える。
供給ロール32から引き出されたインクリボンRは、印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に供給される。インクリボンRは、媒体Pとともにプラテンローラ22と印字ヘッド21との間に挟持された状態で、黒塗り矢印又は白塗り矢印の方向に搬送される。
本実施形態に係るプリンタ1は、挿入排出部10Fからケーシング10の内部に媒体Pが挿入されたことを検出するセンサ41を備える。
また、プリンタ1は、媒体Pを挟持して搬送するニップローラ51,52と、ニップローラ53,54と、ニップローラ55,56を備える。
ニップローラ51,52は、挿入方向F1において、印字部11の上流側に配置されている。すなわち、ニップローラ51,52は、挿入排出部10F側と印字部11との間に配置されており、媒体Pを挿入方向F1又は排出方向F2に搬送する。
挿入方向F1におけるニップローラ51,52と印字部11との間隔は、プリンタ1において使用可能な各種媒体Pのうち長手方向の長さが最小のものよりも狭い間隔に設定されている。
ニップローラ53,54は、挿入方向F1において、印字部11の下流側に配置されている。すなわち、ニップローラ53,54は、印字部11とIC書込部12との間に配置されており、媒体Pを挿入方向F1又は排出方向F2に搬送する。
挿入方向F1における印字部とニップローラ53,54との間隔は、プリンタ1において使用可能な各種媒体Pのうち長手方向の長さが最小のものよりも狭い間隔に設定されている。
ニップローラ55,56は、挿入方向F1において、IC書込部12の下流側に配置されている。ニップローラ55,56は、媒体Pのサイズがニップローラ53,54とニップローラ55,56との間隔よりも大きい場合には、挿入方向F1に搬送する際に、媒体Pを挟持する。
また、ニップローラ55,56は、媒体Pが後述の開口部10Rから挿入された場合に、媒体Pを印字部11に向けて搬送する。
ニップローラ51,52と、ニップローラ53,54と、ニップローラ55,56のそれぞれにおいて、少なくとも一方は、図1には図示しないモータ71(図2におけるモータ71)に連結されている。
モータ71による挿入方向F1又は排出方向F2の回転がニップローラ51,52と、ニップローラ53,54と、ニップローラ55,56のそれぞれにおける少なくとも一方に伝達される。また、挿入方向F1又は排出方向F2の回転方向は、プラテンローラ22と連動するように構成されている。
本実施形態に係るプリンタ1には、ケーシング10の挿入方向F1の下流側の側面に、開口部10Rが設けられている。媒体Pは、開口部10Rからも挿入することができる。
プリンタ1は、開口部10Rから挿入された媒体Pを排出方向F2に搬送しながら印字することができる。開口部10Rには、開口部10Rから媒体Pが挿入されたことを検出するセンサ61が配置されている。
次に、本発明の実施形態に係るプリンタ1の構成を説明する。
プリンタ1は、図2に示すように、ROM(Read Only Memory)101と、ROM101に記憶されている各種制御プログラムに従って各部を制御するCPU(Central Processing Unit)102と、CPU102のワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory)103とを備える。これらROM101,CPU102,RAM103及び後述する各構成は、内部バス104によって接続されている。
プリンタ1において、ROM101、CPU102及びRAM103は、コントローラ105を構成する。
ROM101には、プリンタ1における印字動作を実行するための制御プログラム、制御プログラムのための各種固定データ、制御テーブルデータ、IO定数、モータ制御プログラム等が記憶されている。
また、RAM103は、CPU102が動作する上で必要となる各種データを記憶するワークエリア及び印字データが展開される印字展開エリアを有する。
また、プリンタ1は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部106を備える。操作部106は、インタフェース111及び内部バス104を介してコントローラ105と接続されている。また、操作部106は、ICタグモードか印字モードかを選択するための入力を受け付ける。操作部106としては、キーボード或いはタッチパネルが挙げられる。
また、プリンタ1は、印字データ等を表示する表示部107を備える。表示部107は、インタフェース112及び内部バス104を介してコントローラ105と接続されている。表示部107は、操作部106において選択されるICタグモード又は印字モードに関する情報を表示する。また、操作入力のために必要な情報や、印字データが表示される。
また、プリンタ1は、印字データ等が格納される記憶部108を備える。
さらに、プリンタ1は、外部機器から印字データ等を取得する入力端子109を備える。入力端子109は、インタフェース113及び内部バス104を介してコントローラ105と接続されている。
本実施形態におけるプリンタ1において、コントローラ105は、ROM101に記憶された制御プログラムに基づいて、媒体Pに対して所定の印字動作を実行する。プリンタ1において、コントローラ105は、インクリボンRを印字部11に供給するリボン供給部31を制御する。
また、プリンタ1は、印字のための構成として、図1に記載されたセンサ41,61と、印字ヘッド21とを備える。また、プラテンローラ22と、ニップローラ51,52と、ニップローラ53,54と、ニップローラ55,56のそれぞれにおける少なくとも一方を駆動するモータ71を備える。
また、プリンタ1は、センサ41を制御するセンサ制御回路114と、印字ヘッド21の動作を制御するための印字ヘッド制御回路115と、モータ71の動作を制御するためのモータ制御回路116とを備える。
印字ヘッド制御回路115は、CPU102からの制御信号に基づいて、RAM103の印字展開エリアに展開された印字する文字、記号及びバーコード等の印字用データに対応する信号を印字ヘッド21に供給して印字動作を行わせる。
モータ制御回路116は、CPU102からの制御信号に基づいてモータ71の制御信号を生成し、プラテンローラ22を挿入方向F1又は排出方向F2に回転させる。
以上説明した構成を有するプリンタ1によれば、ニップローラ51,52によって、挿入排出部10Fから挿入方向F1に媒体Pを取り込み、媒体Pに印字し、印字後の媒体Pを排出方向F2に搬送することによって、挿入排出部10Fから排出することができる。
[印字動作の説明]
次に、本発明の実施形態に係るプリンタ1による、ICタグ媒体P1及び印字媒体P2への印字動作について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の印字動作を説明する模式図である。
本実施形態に係るプリンタ1は、ICタグ媒体P1に書込み及び印字するICタグモード(第1モード)と、印字媒体P2に印字する印字モード(第2モード)とが切り換え可能とされている。
<ICタグモード(第1モード)>
ICタグモードが選択されている場合に、挿入排出部10FからICタグ媒体P1が挿入されると、センサ41によって挿入が検出される。挿入が検出されたことにより、取込フェーズが開始される。
挿入が検出されると、印字ヘッド21のプラテンローラ22への押圧が解除される。すなわち、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。これにより、挿入排出部10F側から搬送された媒体Pが印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に挿入可能となる。
続いて、ニップローラ51,52は、挿入方向F1にICタグ媒体P1を印字部11まで搬送する。
ICタグ媒体P1が印字部11に達すると、印字ヘッド21がプラテンローラ22に押し当てられる。ICタグ媒体P1は、インクリボンRとともに印字ヘッド21とプラテンローラ22に挟持された状態で、プラテンローラ22の回転によってニップローラ53,54まで搬送される。
ICタグ媒体P1がプラテンローラ22の回転によってニップローラ53,54まで搬送されて、ICタグ媒体P1がニップローラ53,54に受け渡されると、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。
このとき、インクリボンRは、印字ヘッド21がプラテンローラ22に押し当てられてから、ICタグ媒体P1がニップローラ53,54に到達するまでの搬送距離に相当する分の使用済み領域が挿入方向F1に巻き戻される。
本実施形態に係るプリンタ1では、コントローラ105は、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態を解除した後、ICタグ媒体P1をニップローラ53,54に到達するまで搬送する間にICタグ媒体P1とともに搬送されたインクリボンRを、ICタグ媒体P1をニップローラ53,54まで搬送する前の位置まで、挿入方向F1とは逆方向(すなわち、黒塗り矢印方向)に戻すように、リボン供給部31における供給ロール32又は巻取ロール33の回転を制御する。これにより、挿入方向F1に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を、未使用領域が印字開始位置になるまで送り出すことができる。
また、ニップローラ53,54は、ICタグ媒体P1を印字待機位置W1まで搬送する(図3における上段(a)で示される)。印字待機位置W1は、IC書込部12に備えられたアンテナとICタグ媒体P1に設けられたアンテナとが合致する位置に設定されている。
ICタグ媒体P1が印字待機位置W1に到達すると、排出フェーズ(印刷処理)が開始される。印字部11による印字に先立って、IC書込部12は、ICタグ媒体P1に所定の情報を書き込む。
その後、ICタグ媒体P1は、ニップローラ53,54によって排出方向F2に印字部11まで搬送される。ICタグ媒体P1は、印字部11において、印字ヘッド21とプラテンローラ22に挟持された状態で排出方向F2に送られながら印字される。
印字が完了すると、ICタグ媒体P1は、ニップローラ51,52によって排出方向F2に、挿入排出部10Fまで搬送される。
上述したICタグモードの取込フェーズにおける、ニップローラ51,52によってICタグ媒体P1を印字部11まで搬送するときのニップローラ51,52の回転量、プラテンローラ22によってICタグ媒体P1をニップローラ53,54まで搬送するときのプラテンローラ22の回転量、及び挿入方向F1に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を未使用領域が印字開始位置になるまで送り出すときのリボン供給部31の送出量は、ICタグモードを実行するための作業情報として、ROM101や記憶部108に予め格納されている。
<印字モード(第2モード)>
印字モードが選択されている場合に、挿入排出部10Fから印字媒体P2が挿入されると、センサ41によって挿入が検出される。挿入が検出されたことにより、取込フェーズが開始される。
挿入が検出されると、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。
続いて、ニップローラ51,52は、挿入方向F1に印字媒体P2を印字部11まで搬送する。
印字媒体P2が印字部11に達すると、印字ヘッド21がプラテンローラ22に押し当てられる。印字媒体P2は、インクリボンRとともに印字ヘッド21とプラテンローラ22に挟持された状態で、プラテンローラ22の回転によってニップローラ53,54まで搬送される。
図3(b)に示されるように、印字媒体P2がプラテンローラ22の回転によって、印字媒体P2の先頭が、挿入方向F1の上流側の端部が印字ヘッド21とプラテンローラ22に挟持された状態になる印字待機位置W2に到達すると、排出フェーズ(印刷処理)が開始される。
印字が完了すると、印字媒体P2は、ニップローラ51,52によって排出方向F2に、挿入排出部10Fまで搬送される。
上述した印字モードの取込フェーズにおける、ニップローラ51,52によって印字媒体P2を印字部11まで搬送するときのニップローラ51,52の回転量、プラテンローラ22によって印字媒体P2をニップローラ53,54まで搬送するときのプラテンローラ22の回転量、及び挿入方向F1に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を未使用領域が印字開始位置になるまで送り出すときのリボン供給部31の送出量は、印字モードを実行するための作業情報として、ROM101や記憶部108に予め格納されている。
[効果]
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、媒体Pの挿入と排出とを行うプリンタ1において、印字部11とIC書込部12とを備えたことにより、ICタグ媒体P1を使用可能とする。
また、プリンタ1では、IC書込部12は、挿入排出部10Fから媒体Pを取り込む挿入方向F1における印字部11の下流側に配置し、ICタグモードと印字モードとで、ICタグ媒体P1の印字待機位置W1と印字媒体P2の印字待機位置W2を異ならせている。
これにより、印字媒体P2を用いる場合には、IC書込部12まで印字媒体P2を搬送することなく、IC書込部12よりも印字部11側、すなわち、印字媒体P2の挿入方向F1の上流側の端部が印字ヘッド21とプラテンローラ22に挟持された状態で待機させておく。
これにより、印字モードの場合には、通常媒体P1の取込が完了すると、印字ヘッド21とプラテンローラ22とを押圧させる動作が不要になる。したがって、IC書込部12を備えても、印字モードにおける印字動作の応答への影響を抑えることができる。
このように、プリンタ1では、取込フェーズにおいて、媒体Pを挿入方向F1に搬送するために印字ヘッド21及びプラテンローラ22が回転されたことに伴って、インクリボンRの使用済み領域が挿入方向F1に巻き戻されたとしても、未使用領域まで送り出す処理が実行される。
これにより、プリンタ1では、取込フェーズにおいて、媒体Pを搬送するために、プラテンローラ22を使用できる。したがって、媒体Pの搬送機構が簡略化される。
また、インクリボンRの未使用領域まで送り出す処理が行われることにより、インクリボンRの使用済み領域が印字に再度使用されることによる白抜けやかすれ等の印字不具合が防止される。
[その他の実施形態]
上述した本発明の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係るプリンタ1において、IC書込部12は、ICタグ媒体P1の印字待機位置W1において、挿入方向F1又は排出方向F2に移動自在に取り付けられていてもよい。
これにより、ICタグ媒体P1に内蔵されたアンテナに対して良好な感度が得られるように、IC書込部12の位置を変更できるため、書込不良を低減できる。
プリンタ1において、ICタグの読取を行うIC読取部を設けてもよい。IC読取部は、印字部11とIC書込部12の間であることが好ましい。
IC読取部を設けることにより、IC読取部において情報の読み取りができない場合に、IC書込部12による書込不良として、ユーザに報知できる。排出フェーズにおいて、書込不良である旨を、印字部11において、ICタグ媒体P1に印字してもよい。
また、例えば、上述したICタグモードが選択されている場合に、印字媒体P2が挿入されると、IC読取部において情報の読み取りができない。また、印字モードが選択されている場合に、ICタグ媒体P1が挿入されると、IC読取部においてICタグ媒体P1であることが読み取られる。このような場合には、媒体Pの誤挿入をユーザに報知できる。
本実施形態に係るプリンタ1の印字モードでは、印字媒体P2がプラテンローラ22の回転によってニップローラ53,54まで搬送されて、印字媒体P2がニップローラ53,54に受け渡された際に、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除されて、インクリボンRの使用済み領域を、未使用領域が印字開始位置になるまで送り出すようにしてもよい。
本実施形態に係るプリンタ1において、プラテンローラ22と、ニップローラ51,52と、ニップローラ53,54と、ニップローラ55,56のそれぞれにおける少なくとも一方は、共通のモータにより連動して駆動するように構成されていてもよい。これにより、プリンタ1を小型化できる。
また、本実施形態に係るプリンタ1は、開口部10Rに、ICタグ媒体P1又は印字媒体P2を連続的に給紙可能な給紙装置が接続されていてもよい。これにより、ICタグ媒体P1又は印字媒体P2への連続印字が可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 プリンタ
10 ケーシング
10F 挿入排出部
10R 開口部
11 印字部
12 IC書込部
21 印字ヘッド
22 プラテンローラ
31 リボン供給部
32 供給ロール
33 巻取ロール
34,35 テンションローラ
41 センサ
51,52,53,54,55,56 ニップローラ
61 センサ
71 モータ
101 ROM
102 CPU
103 RAM
104 内部バス
105 コントローラ
106 操作部
107 表示部
108 記憶部
109 入力端子
111 インタフェース
112 インタフェース
113 インタフェース
114 センサ制御回路
115 印字ヘッド制御回路
116 モータ制御回路
P 媒体
P1 ICタグ媒体
P2 印字媒体
F1 取込方向
F2 排出方向
W1,W2 印字待機位置

Claims (3)

  1. 媒体として、ICチップとアンテナを有するICタグ媒体及び前記ICチップと前記アンテナを有さない印字媒体のいずれかを同一の挿入排出部において挿入と排出とを行うプリンタであって、
    前記媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間で前記媒体を挟持した状態で、前記媒体を搬送するプラテンローラとを有する印字部と、
    前記挿入排出部における前記媒体の挿入方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体に所定情報を書き込むIC書込部と、
    を備える、プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記ICタグ媒体に書込み及び印字するICタグモードと、前記印字媒体に印字する印字モードとが切り換え可能とされており、
    前記ICタグモードでは、前記ICタグ媒体が挿入されると、前記ICタグ媒体の書込み待機位置まで前記ICタグ媒体を前記挿入方向に搬送し、
    前記印字モードでは、前記印字媒体が挿入されると、前記印字媒体の印字待機位置まで前記印字媒体を前記挿入方向に搬送する、プリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプリンタであって、
    前記媒体に転写する印字用インクが塗布されたインクリボンを前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの間に供給するリボン供給部と、
    前記プラテンローラに対して前記挿入排出部よりも前記挿入方向の下流側であって前記IC書込部よりも前記挿入方向の上流側に配置されており前記媒体の印字待機位置まで搬送する搬送部とを備え、
    前記挿入排出部から挿入された前記媒体が前記印字ヘッドと前記プラテンローラにより前記インクリボンとともに挟持された状態で前記搬送部まで搬送された後、
    前記プラテンローラと前記印字ヘッドとの挟持状態が解除され、
    前記媒体を前記搬送部まで搬送する間に、前記印字媒体とともに搬送された前記インクリボンを、前記媒体を前記搬送部まで搬送する前の位置まで、前記挿入方向とは逆方向に戻す、プリンタ。
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