JP2018153993A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタの保守性を高めること。【解決手段】本発明に係るプリンタは、媒体に印字する印字ヘッドと、プラテンローラとを有するプリンタであって、前記媒体を搬送するプラテンローラを有する本体部と、少なくとも前記印字ヘッドと前記インクリボンの供給軸と巻取軸のそれぞれの一方の端部を片持ち支持する印字ユニットと、を有し、前記印字ユニットが前記本体部に対して開放された開放位置と前記本体部に対して閉鎖された閉鎖位置とに回動可能に設けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、印字媒体に印字するプリンタに関する。
インクリボンを用いて印字媒体に印字する熱転写プリンタでは、インクリボンの交換作業は避けられない。このため、熱転写プリンタのなかには、印字動作を実行可能とし、インクリボンの交換等の保守作業も行い易くすることを考慮して印字ヘッドが構成されたものがある(特許文献1参照)。
特許文献1のプリンタでは、印字ヘッドを備えるヘッドブロックは、本体ハウジングに片持ち支持されており、印字ヘッドがプラテンと当接して印字可能となる動作位置と、印字ヘッドがプラテンから離反して用紙経路を開放する開放位置との間で回動自在とされている。具体的には、ヘッドブロックは、本体ハウジング側の固定端部を回動軸として、開放端部を用紙搬送面に交差する方向に揺動するように取り付けられている。
また、特許文献1に記載のプリンタでは、インクリボンの供給軸及び巻取軸は、ヘッドブロックの上方であって、ヘッドブロックと同じ側の端部において、本体ハウジングに片持ち支持されている。
特開2003−251873号公報
特許文献1に記載のプリンタでは、ヘッドブロックの開放端部の開放位置は、ヘッドブロック上方に配置されたインクリボンの供給軸、巻取軸、各軸に装着されているインクリボン等に制限されていた。このため、印字媒体のジャム処理作業等の各種作業のための作業スペースが十分に確保できない場合があった。
そこで、本発明は、プリンタの保守性を高めることを目的とする。
本発明のある態様によれば、媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間で前記媒体とインクリボンとを挟持した状態で搬送するプラテンローラとを有するプリンタであって、前記媒体を搬送するプラテンローラを有する本体部と、少なくとも前記印字ヘッドと前記インクリボンの供給軸と巻取軸のそれぞれの一方の端部を片持ち支持する印字ユニットと、を有し、前記印字ユニットが前記本体部に対して開放された開放位置と前記本体部に対して閉鎖された閉鎖位置とに回動可能に設けられたプリンタが提供される。
上記態様によれば、プリンタの保守性を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の外観の概略を説明する側面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の正面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプリンタ1における印字ユニット102の開閉動作を説明する側面図である。 図4は、本発明の実施形態に係るプリンタ1における印字ユニット102の開閉動作を説明する図3とは反対側の側面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るプリンタ1における印字ユニット102が開放された状態を説明する正面図である。 図6は、本発明の実施形態に係るプリンタ1のカバーを説明する側面図である。 図7は、本発明の実施形態に係るプリンタ1のカバーを説明する正面図である。 図8は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の概略構成を説明する概略図である。
[プリンタの印字ユニット及び本体部の説明]
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係るプリンタ1について説明する。図1は、プリンタ1の概略を説明する側面図である。
本発明の実施形態に係るプリンタ1は、印字ヘッド11とプラテンローラ22との間で媒体PとインクリボンRbとを挟持した状態で印字するものである。印字ヘッド11、プラテンローラ22等のプリンタ1の構成の詳細は、後述する。
本発明の実施形態に係るプリンタ1は、本体部101と、印字ユニット102とを備え、印字ユニット102が本体部101に対して開放された開放位置と本体部101に対して閉鎖された閉鎖位置とに回動可能に設けられている。
本体部101は、図1には示されていないが、プラテンローラ22、媒体Pを搬送する搬送機構等を備える。図1に示す矢印Xは、媒体Pの搬送方向を示す。
印字ユニット102は、媒体Pに印字する印字ヘッド11と、インクリボンRbを収容するリボン収容部41とを有する。印字ユニット102の搬送方向Xの上流側端部を後端部102uと表し、下流側端部を前端部102dと表す。
リボン収容部41は、本体部101側から離間した印字ヘッドの上方側に位置し、インクリボンRbを供給する供給軸42と、インクリボンRbを巻き取る巻取軸43等を備える。
また、本実施形態における印字ユニット102は、支持部103を有し、支持部103には、少なくとも印字ヘッド11とインクリボンRbの供給軸42と巻取軸43とが配置されている。
なお、図1においては、印字ユニット102に配置される構成としては、印字ヘッド11、リボン収容部41のみが示されており、その他の構成は省略されている。
図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の正面図である。印字ヘッド11は、媒体Pの搬送方向に直交する幅方向において、支持部103に片持ち支持された固定端部11aと、開放端部11bとを有する。
供給軸42は、媒体Pの搬送方向に対する幅方向において、支持部103に片持ち支持された固定端部42aと、開放端部42bとを有する。
巻取軸43は、媒体Pの搬送方向に対する幅方向において、支持部103に片持ち支持された固定端部43aと、開放端部43bとを有する。
支持部103の幅方向の長さは、本体部101の幅方向の長さよりも短い。また、支持部103は、本体部101の幅方向における一方の端部側に寄せて配置されている。すなわち、支持部103の幅方向における一方の端部は、本体部101の幅方向における一方の端部に一致するように配置されており、開放端部11b、42b、43bは、本体部101の幅に収まるように設けられている。
図3は、本発明の実施形態に係るプリンタ1における印字ユニット102の開閉動作を説明する側面図であり、説明の便宜上、プリンタ1の一部の構成が透過して示されている。図4は、本発明の実施形態に係るプリンタ1における印字ユニット102の開閉動作を説明する図3とは反対側の側面図である。図3及び図4における二点鎖線は、印字ユニット102が閉止位置にあることを示す。
図5は、本発明の実施形態に係るプリンタ1における印字ユニット102が開放された状態を説明する正面図である。
図3に示すように、プリンタ1における印字ユニット102は、媒体Pの搬送方向Xにおける上流側の端部102uに、ユニット支持部102Sを備える。ユニット支持部102Sは、本体部101に固定された回動軸101Dに回動自在に連結されている。これにより、印字ユニット102は、本体部101に対して回動自在に取り付けられている。
本体部101において、支持部103の下方には、搬送機構(図示しない)を駆動するための駆動伝達機構61等が配置されている。駆動伝達機構61は、本体部101に設けられた図示しないモータからの駆動力を巻取軸43等に伝達している。
駆動伝達機構61は、支持部103側に設けてもよいし、支持部103と本体部101にそれぞれ設けてもよい。
また、印字ユニット102に設けられた印字ヘッド11は、本体部101から離間する方向、すなわち、印字ヘッド11がプラテンローラ22から離間する方向に、支持部103に設けられた図示しない弾性部によって付勢されており、図3及び図4に示すように、印字ユニット102の一部から媒体Pに臨んでいる。
本実施形態において、印字ユニット102は、その後端部102uの一部が本体部101の所定位置に当接するところまで回動するように構成されている。後端部102uの一部が本体部101の所定位置に当接した位置で停止し、維持される。すなわち、この当接位置が開放位置である。
以上のように、本実施形態に係るプリンタ1によれば、印字ユニット102は、前端部102dを、図3及び図4に示す矢印C方向に回動させることができる。
印字ユニット102が開放位置に移動することで、本体部101と印字ユニット102との間にスペースSが形成される。
このとき、図5に示すように、前端部102d側から見ると、印字ユニット102の下面が本体部101から離間する方向に移動し、印字ユニット102に設けられた印字ヘッド11がスペースSに露呈する。また、支持部103下方には、本体部101に配置された搬送機構、駆動伝達機構61等の内部構造がスペースSに露呈する。このため、印字ヘッド11の図示しない発熱体が、ユーザが覗き込まなくてもよい位置に露呈することにより、ユーザにとって、清掃作業及び印字ヘッドの交換作業が容易となり、保守性が向上する。
また、プリンタ1によれば、印字ユニット102が回動動作する。すなわち、印字ヘッド11とリボン収容部41とが一体で、本体部101に対して回動する。これにより、本体部101と印字ユニット102との間にスペースSが形成される。
本実施形態に係るプリンタ1においては、印字ヘッド11、リボン収容部41における供給軸42及び巻取軸43は、それぞれ固定端部において支持部103に固定されており、回動動作の際、互いの位置関係が変わらない。
このため、本体部101と印字ユニット102との間にスペースSを確保するために開放しても、印字ヘッド11とリボン収容部41が互いに邪魔になることがない。
また、印字ユニット102は、媒体Pの搬送方向Xの上流側の端部102uに備えるユニット支持部102Sにおいて回動軸101Dに回動自在に連結されているので、印字ユニット102は、その前端部102dが搬送方向Xの上流側に旋回することで、印字ヘッド11周辺を露呈させる。
ユーザが印字ヘッド周辺にアクセスしやすくするために、例えば、印字ユニットを上方に持ち上げる構成にしてスペースを確保することも考えられるが、そのようにした場合には、印字ユニットの上方側に印字ユニットを退避させるための退避スペースを広く確保しなければならない。一方、本実施形態に係るプリンタ1では、その必要がない。
以上のように、本発明の実施形態に係るプリンタ1によれば、設置場所の自由度を狭めることなく、プリンタ1の保守性を高めることができる。
[印字ユニット及び本体部のその他の実施形態]
本発明の別の実施形態に係るプリンタ1では、印字ユニット102が本体部101における媒体Pの搬送面と印字ヘッド11とを露呈させる開放状態において、駆動伝達機構61を保護するカバー71を備える。
図6は、プリンタ1に備えられるカバー71を説明する側面図であり、図7は、プリンタ1に備えられるカバー71を説明する正面図である。
カバー71は、印字ユニット102と本体部101とが閉じられた状態において、本体部101内に収容されており、印字ユニット102の回動動作により本体部101の搬送面と印字ヘッド11とを露呈させるように開放される動作に連動して、本体部101内から印字ユニット102側に現れる。すなわち、本体部101と開放位置にある印字ユニット102との間に移動する。
これにより、印字ユニット102の開放状態において、図6及び図7に示すように、カバー71によって、本体部101と開放位置にある印字ユニット102の間に位置する駆動伝達機構61が覆われ、本体部101に設けられた駆動伝達機構61がプリンタ1の外部に晒されることがない。これにより、駆動伝達機構61内への埃などの異物混入やオペレータの怪我などを防止することができる。
なお、本体部101に凸部を形成するとともに、この凸部に係合する案内溝をカバー71に形成してもよい。これにより、カバー71の移動に伴って、カバー71に形成された凸部が案内溝内を摺動するので、カバー71が支えとなって、印字ユニット102が回動する際のガタつきを抑制できる。なお、本体部101に凸部を設け、カバー71に案内溝を形成してもよい。
また、印字ユニット102は、開放位置に達したとき、すなわち、支持部103の後端部102uが本体部101に当接することで開放方向の移動が停止して、支持部103及び印字ユニット102が最大限に開放された開放位置に達したときに、印字ユニット102を開放位置で保持する係止部が設けられていてもよい。これにより、印字ユニット102の前端部102d側が開放位置に保持(ロック)されるため、ユーザは、保守作業を行い易くなる。
[プリンタの構成の説明]
以下、図8を用いて、上述したプリンタ1の具体的な構成について説明する。図8は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の構成を説明する概略図である。
プリンタ1は、媒体Pに文字、図形等を印字する装置である。プリンタ1における印字方式としては、インクジェット方式、レーザ方式、熱転写方式等が挙げられる。本実施形態において、媒体Pは、プリンタ1に適用された印字方式に適合するものである。
本実施形態において、媒体Pとしては、RFID(Radio Frequency Identification)技術に対応したICチップとアンテナとを有し、無線通信により情報を書込み可能であるとともにその表面に印字可能なICタグ媒体P1と、ICチップ及びアンテナを備えず印字のみが可能な印字媒体P2とを用いることができる。
本実施形態において、ICタグ媒体P1と印字媒体P2は、いずれも単葉である。以下の説明において、媒体Pと記した場合には、ICタグ媒体P1と印字媒体P2の両者を含む。媒体Pは、長尺状の連続紙や、剥離台紙に複数のラベルが間隔を空けて仮着されたラベル連続体、剥離台紙を有さない長尺状の連続紙の一面に粘着剤が設けられた長尺ラベルであってもよい。
本実施形態に係るプリンタ1は、媒体Pの取込を行って、媒体Pに印字を行い、印字後の媒体Pを排出する。
本実施形態において、取込とは、印字のために媒体Pを外部からプリンタ1の内部に搬入することである。また、排出とは、印字が終了した媒体Pをプリンタ1の外部に搬出することである。
本実施形態に係るプリンタ1は、基本動作として、プリンタ1の後端部10R側(印字ユニット102の後端部102uに相当する)から媒体Pを取り込んで印字した後、前端部10F(印字ユニット102の前端部102dに相当する)から排出するように構成されている。
本実施形態に係るプリンタ1は、媒体Pの取込と排出とを前端部10Fにおいて行うことも可能であって、この場合には、前端部10Fから後述する後端部10Rに向かう方向(図8に示す矢印F1の方向)に媒体Pを搬送し、印字後は、後端部10Rから前端部10Fに向かう方向(図8に示す矢印F2の方向)に媒体Pを搬送するように構成されている。
図8に示す矢印F2の方向は、図1、図3及び図4に示した搬送方向Xに対応する。
本実施形態に係るプリンタ1は、媒体Pに文字、記号等を印字する印字ヘッド11と、ICタグ媒体P1に所定の情報を書き込むIC書込部12とを有する。
印字ヘッド11は、インクリボンRbに塗布された印刷用インクを熱転写により媒体Pに印字する。また、印字ヘッド11は、プラテンローラ22に向けて揺動自在に配置されており、印字動作時には、プラテンローラ22に所定圧で押し当てられる。
印字ヘッド11に対向する位置には、プラテンローラ22が配置されている。プラテンローラ22は、印字ヘッド11との間で媒体Pを挟持した状態で媒体Pを矢印F1又は矢印F2の方向に搬送する。
本実施形態に係るプリンタ1は、上側ローラユニット31と、下側ローラユニット32とを備える。なお、図8においては、上側ローラユニット31の要部と、下側ローラユニット32の要部が示されている。本実施形態における上側ローラユニット31の詳細は後述する。
本実施形態に係るプリンタ1は、矢印F2方向における印字ヘッド11の下流側に配置された第1搬送部33を備える。第1搬送部33は、印字ヘッド11側に位置する第1上側ローラ33aと、プラテンローラ22側に位置する第1下側ローラ33bとを有する。
また、本実施形態に係るプリンタ1は、矢印F2方向における印字ヘッド11の上流側に配置された第2搬送部34を備える。第2搬送部34は、第2上側ローラ34aと第2下側ローラ34bとを有する。
また、本実施形態に係るプリンタ1は、矢印F2方向における第2搬送部34の上流側に配置された第3搬送部35を備える。第3搬送部35は、第3上側ローラ35aと第3下側ローラ35bとを有する。
第3搬送部35は、媒体Pが後述の後端部10Rから取り込まれた場合には、媒体Pを挟持し、印字ヘッド11に向けて搬送する。
本実施形態において、第1下側ローラ33b,第2下側ローラ34b及び第3下側ローラ35bは、図8には図示しないモータに連結されており、モータの回転が第1下側ローラ33b,第2下側ローラ34b及び第3下側ローラ35bに伝達される。
ここで、第1下側ローラ33b,第2下側ローラ34b及び第3下側ローラ35bの回転方向は、プラテンローラ22の回転方向と連動するように構成されている。
IC書込部12は、矢印F2方向において印字ヘッド11よりも上流側に配置されている。IC書込部12は、取り込まれたICタグ媒体P1に所定情報が書き込めるように、アンテナ感度、電波出力、設置場所等が設定されている。
IC書込部12は、通信規格に応じて、UHF帯(300MHz〜3GHz、特に860MHz〜960MHz)、マイクロ波(1〜300GHz、特に2.4GHz近傍)、及びHF帯(3MHz〜30MHz、特に13.56MHz近傍)等の特定の周波数帯の電波に対応した信号を発信可能である。
ICタグ媒体P1には、これらのRFIDの規格に応じたアンテナが設けられている。
本実施形態に係るプリンタ1は、ICタグ媒体P1に印字するICタグモードと、印字媒体P2に印字する印字モードとを有する。プリンタ1において、印字モードとICタグモードは、切り換え可能とされている。
プリンタ1は、さらに、媒体Pに転写する印字用インクが塗布されたインクリボンRbを供給するリボン収容部41を備える。
図1等を用いて説明したように、リボン収容部41は、ロール状に巻き回されたインクリボンRbを供給する供給軸42と、印字に用いられた後のインクリボンRbを巻き取る巻取軸43とを備える。
供給軸42及び巻取軸43は、図示しない駆動部に駆動伝達機構61(図8に図示せず)を介して連結されており、媒体Pを矢印F1又は矢印F2の方向に搬送することに合わせてインクリボンRbを搬送するように回転する。
図8において、媒体Pが矢印F2方向に搬送される際におけるインクリボンRbの動きは、黒塗り矢印で示される。
また、リボン収容部41は、供給軸42から送り出されたインクリボンRb又は印字ヘッド11を通過して巻取軸43に向かうインクリボンRbに所定の張力を付与するテンションローラ44,45を備える。
供給軸42に装着されたロールから引き出されたインクリボンRbは、印字ヘッド11とプラテンローラ22との間に供給される。インクリボンRbは、媒体Pとともにプラテンローラ22と印字ヘッド11との間に挟持された状態で、矢印F2の方向に搬送される。
本実施形態に係るプリンタ1は、前端部10Fからケーシング10の内部に媒体Pが挿入されたことを検出するセンサ51を備える。
また、本実施形態に係るプリンタ1は、後端部10Rから媒体Pが挿入されたことを検出するセンサ52を備える。
[印字動作の説明]
次に、本発明の実施形態に係るプリンタ1による、ICタグ媒体P1及び印字媒体P2への印字動作について説明する。
プリンタ1は、ICタグ媒体P1に印字するICタグモードと、印字媒体P2に印字する印字モードとが切り換え可能とされている。
(ICタグモード)
ICタグモードが選択されている場合に、後端部10RからICタグ媒体P1が挿入されると、センサ52によって挿入が検出される。挿入が検出されたことにより、取込フェーズが開始される。
挿入が検出されると、第3上側ローラ35a及び第3下側ローラ35bは、ICタグ媒体P1を、IC書込部12に備えられたアンテナとICタグ媒体P1に設けられたアンテナとが合致する書込位置まで搬送する。
ICタグ媒体P1が書込位置に到達すると、排出フェーズ(書込処理及び印刷処理)が開始される。印字ヘッド11による印字に先立って、IC書込部12は、ICタグ媒体P1に所定の情報を書き込む。
その後、ICタグ媒体P1は、第2上側ローラ34a及び第2下側ローラ34bによって矢印F2方向に印字ヘッド11まで搬送される。ICタグ媒体P1は、印字ヘッド11において、印字ヘッド11とプラテンローラ22に挟持された状態で矢印F2方向に送られながら印字される。
印字が完了すると、ICタグ媒体P1は、第1上側ローラ33a及び第1下側ローラ33bによって矢印F2方向に、前端部10Fまで搬送される。
上述した一連の動作において、第3上側ローラ35a及び第3下側ローラ35bによってICタグ媒体P1を印字ヘッド11の位置まで搬送するときの第3上側ローラ35a及び第3下側ローラ35bの回転量、プラテンローラ22によってICタグ媒体P1を第1上側ローラ33a及び第1下側ローラ33bの位置まで搬送するときのプラテンローラ22の回転量、及びリボン収容部41の巻取軸43によるインクリボンRの送出量は、ICタグモードを実行するための作業情報として、図示しない所定のメモリに予め格納されている。
以上説明したように、プリンタ1は、ICタグ媒体P1を取り込んで、ICタグ媒体P1に対して、ICチップへの所定情報の書き込みとICタグ媒体P1表面への印字とを行うことができる。
(印字モード)
印字モードが選択されている場合に、後端部10Rから印字媒体P2が挿入されると、センサ52によって挿入が検出される。挿入が検出されたことにより、取込フェーズが開始される。
第3上側ローラ35a及び第3下側ローラ35bは、矢印F2方向に印字媒体P2を印字ヘッド11まで搬送する。
印字媒体P2が印字ヘッド11に達すると、印字ヘッド11がプラテンローラ22に押し当てられて、印刷処理が開始される。印字媒体P2は、インクリボンRとともに印字ヘッド11とプラテンローラ22に挟持された状態で、プラテンローラ22の回転によって第1上側ローラ33a及び第1下側ローラ33bまで搬送される。
印字が完了すると、印字媒体P2は、第1上側ローラ33a及び第1下側ローラ33bによって矢印F2の方向に、開口部10Fまで搬送される。
上述した印字モードの取込フェーズにおける、第3上側ローラ35a及び第3下側ローラ35bによって印字媒体P2を印字ヘッド11の位置まで搬送するときの第3上側ローラ35a及び第3下側ローラ35bの回転量、プラテンローラ22によって印字媒体P2を第1上側ローラ33a及び第1下側ローラ33bの位置まで搬送するときのプラテンローラ22の回転量、及びリボン収容部41の巻取軸43によるインクリボンRの送出量は、印字モードを実行するための作業情報として、図示しないメモリに予め格納されている。
以上説明したように、プリンタ1は、印字媒体P2を取り込んで、印字媒体P2表面に所定情報の印字を行って排出することができる。
[その他の実施形態]
上述した本発明の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
本実施形態に係るプリンタ1では、前端部10Fから媒体Pを取り込んで印字し、印字後の媒体Pの搬送方向を反転させて、前端部10Fから再び排出する印字動作も可能である。この場合には、以下の印字動作が実行される。
媒体Pが前端部10Fから挿入されたことがセンサ51において検出されると、印字ヘッド11のプラテンローラ22への押圧が解除される。すなわち、印字ヘッド11とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。これにより、前端部10Fから媒体Pを印字ヘッド11とプラテンローラ22との間に挿入可能となる。
続いて、第1上側ローラ33a及び第1下側ローラ33bは、矢印F1方向にICタグ媒体P1を印字ヘッド11まで搬送する。
ICタグ媒体P1が印字ヘッド11に達すると、印字ヘッド11がプラテンローラ22に押し当てられる。ICタグ媒体P1は、インクリボンRとともに印字ヘッド11とプラテンローラ22に挟持された状態で、プラテンローラ22の回転によって第2上側ローラ34a及び第2下側ローラ34bまで搬送される。
ICタグ媒体P1がプラテンローラ22の回転によって第2上側ローラ34a及び第2下側ローラ34bまで搬送されて、ICタグ媒体P1が第2上側ローラ34a及び第2下側ローラ34bに受け渡されると、印字ヘッド11とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。
このとき、インクリボンRは、印字ヘッド11がプラテンローラ22に押し当てられてから、ICタグ媒体P1が第2上側ローラ34a及び第2下側ローラ34bに到達するまでの搬送距離に相当する分の使用済み領域が矢印F1方向(すなわち、黒矢印とは反対方向)に巻き戻される。
そこで、前端部10Fから媒体Pを取り込む印字動作を行う場合には、プリンタ1では、印字ヘッド11とプラテンローラ22との挟持状態が解除された後、矢印F1方向に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を、未使用領域が印字開始位置になるまで送り出す制御が行われてもよい。
また、この場合には、第2上側ローラ34a及び第2下側ローラ34bは、ICタグ媒体P1を、IC書込部12に備えられたアンテナとICタグ媒体P1に設けられたアンテナとが合致する書込位置まで搬送するように制御される。
本実施形態に係るプリンタ1において、ICタグ媒体P1に所定の情報を書き込むIC書込部12は、必ずしも備えなくともよい。
本実施形態に係るプリンタ1は、第1搬送部33、第2搬送部34及び第3搬送部35の3つの搬送部を備える。しかし、搬送部の数は、プリンタ1において使用可能な各種媒体Pの長手方向の長さに応じて可変である。第2搬送部34及び第3搬送部35は、いずれか一つであってもよい。
本実施形態に係るプリンタ1において、前端部10Fから印字ヘッド11までの長さが媒体Pの長手方向の長さよりも短い場合には、第1搬送部33は不要である。さらに、前端部10Fから媒体Pの取込を行わない構成にした場合も、第1搬送部33は不要である。
また、本実施形態に係るプリンタ1において、ユニット支持部102Sは、コイルばね等の付勢部材により、開放する方向に付勢されていてもよい。付勢力により、ユーザによる印字ユニット102の開放動作にかかる負担が軽減される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 プリンタ
10F 前端部
10R 後端部
11 印字ヘッド
11a 固定端部
11b 開放端部
12 IC書込部
22 プラテンローラ
31 上側ローラユニット
32 下側ローラユニット
33 第1搬送部
33a 第1上側ローラ
33b 第1下側ローラ
34 第2搬送部
34a 第2上側ローラ
34b 第2下側ローラ
35 第3搬送部
35a 第3上側ローラ
35b 第3下側ローラ
41 リボン収容部
42 供給軸
42a 開放端部
42b 固定端部
43 巻取軸
43a 固定端部
43b 開放端部
44,45 テンションローラ
51,52 センサ
61 駆動伝達機構
71 カバー
101 本体部
101D 回動軸
102 印字ユニット
102S ユニット支持部
102d 前端部
102u 後端部
103 支持部

Claims (5)

  1. 媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間で前記媒体とインクリボンとを挟持した状態で搬送するプラテンローラとを有するプリンタであって、
    前記媒体を搬送するプラテンローラを有する本体部と、
    少なくとも前記印字ヘッドと前記インクリボンの供給軸と巻取軸のそれぞれの一方の端部を片持ち支持する印字ユニットと、
    を有し、
    前記印字ユニットが前記本体部に対して開放された開放位置と前記本体部に対して閉鎖された閉鎖位置とに回動可能に設けられたプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記印字ユニットは、
    前記媒体の搬送方向における一方の端部において、前記本体部に対して回動可能に設けられたプリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプリンタであって、
    前記印字ユニットが前記閉鎖位置にある状態で前記本体部内に収容され、前記印字ユニットが前記開放位置に向けて回動する際に前記印字ユニットの回動とともに移動し、前記印字ユニットが前記開放位置にあるときに前記印字ユニットと前記本体部との間に位置して、前記プリンタの内部構造を覆うカバーを備えるプリンタ。
  4. 請求項3に記載のプリンタであって、
    前記印字ユニットは、少なくとも前記印字ヘッドと前記インクリボンの供給軸と巻取軸のそれぞれの一方の端部を片持ち支持する支持部を有し、
    前記カバーは、前記印字ユニットが前記開放位置にある状態において前記支持部の下方に位置する前記内部構造を覆う
    プリンタ。
  5. 請求項3又は4に記載のプリンタであって、
    前記内部構造は駆動伝達機構であるプリンタ。
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