JP2018153992A - プリンタ及びプログラム - Google Patents

プリンタ及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018153992A
JP2018153992A JP2017052035A JP2017052035A JP2018153992A JP 2018153992 A JP2018153992 A JP 2018153992A JP 2017052035 A JP2017052035 A JP 2017052035A JP 2017052035 A JP2017052035 A JP 2017052035A JP 2018153992 A JP2018153992 A JP 2018153992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
printer
print
printing
print medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017052035A
Other languages
English (en)
Inventor
伸一郎 山中
Shinichiro Yamanaka
伸一郎 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2017052035A priority Critical patent/JP2018153992A/ja
Publication of JP2018153992A publication Critical patent/JP2018153992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】ICタグ媒体と通常媒体とに対応するプリンタにおいて、動作モードの設定変更の煩雑さを解消する。【解決手段】制御部は、プリンタが電源ONになった後にプリンタが取り込んだ最初の印字媒体を通信位置まで搬送し、通信部が最初の印字媒体から情報を読み取った場合は、プリンタの動作モードを第1のモードに設定し、通信部が最初の印字媒体から情報を読み取らない場合は、プリンタの動作モードを第2のモードに設定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタに関する。
特許文献1には、印字媒体として、RFID(Radio Frequency Identification)技術に対応したICチップ及びアンテナを有するICタグ媒体と、ICチップ及びアンテナを有さない通常媒体と、を用いることができるプリンタが開示されている。
特開2007−76067号公報
上記のプリンタでは、ICタグ媒体を用いるモードと通常媒体を用いるモードとを設定変更する際の作業が煩雑であるという問題がある。
本発明は、ICタグ媒体と通常媒体とに対応するプリンタにおいて、動作モードの設定変更の煩雑さを解消することを目的とする。
本発明のある態様によれば、プリンタであって、印字媒体の取込と排出とを行う単一の出し入れ部と、前記印字媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間に前記印字媒体を挟持した状態で前記印字媒体を搬送するプラテンローラと、を有し、前記印字媒体としてICチップ及びアンテナを有するICタグ媒体と前記ICチップ及び前記アンテナを有さない通常媒体とに印字する印字部と、前記出し入れ部から前記印字媒体を取り込む取込方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体と通信して情報の読み取り及び書き込みを行う通信部と、前記プリンタの動作を制御する制御部と、を備え、前記プリンタは、動作モードとして、前記印字媒体を取り込むと前記通信部の通信位置まで前記印字媒体を搬送する第1のモードと、前記印字媒体を取り込むと前記印字部の印字待機位置まで前記印字媒体を搬送する第2のモードと、を有し、前記制御部は、前記プリンタが電源ONになった後に前記プリンタが取り込んだ最初の前記印字媒体を前記通信位置まで搬送し、前記通信部が前記最初の印字媒体から前記情報を読み取った場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記第1のモードに設定し、前記通信部が前記最初の印字媒体から前記情報を読み取らない場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記第2のモードに設定するモード設定処理を行う、プリンタが提供される。
これによれば、プリンタの動作モードが、電源ONになった後にプリンタが取り込んだ最初の印字媒体を利用して自動で設定される。よって、動作モードの設定変更の煩雑さを解消できる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタの概略を示す概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプリンタの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプリンタの動作を説明するための図である。 図4は、コントローラが実行するモード設定処理を説明するためのフローチャートである。 図5は、コントローラが実行するモード再設定処理を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るプリンタ1について説明する。図1は、プリンタ1の概略を示す概略図である。
プリンタ1は、印字媒体Pに文字、図形等を印字する装置であり、印字媒体Pの取込と排出とを、ケーシング10に設けられた単一の出し入れ部10fにおいて行うものである。
本実施形態において、取込とは、印字のために印字媒体Pを外部からケーシング10の内部に搬入することである。取込方向は、図1に矢印F1で示される。また、排出とは、印字が終了した印字媒体Pをケーシング10の外部に搬出することである。排出方向は、図1に矢印F2で示される。
プリンタ1は、印字媒体Pとして、RFID(Radio Frequency Identification)技術に対応したICチップとアンテナとを有し、無線通信により情報を書込み可能であると共にその表面に印字可能なICタグ媒体P1と、ICチップ及びアンテナを備えない通常媒体P2と、を用いることができる。
本実施形態において、ICタグ媒体P1と通常媒体P2とは、いずれも単葉である。以下の説明において、印字媒体Pと記した場合には、ICタグ媒体P1と通常媒体P2との両者を含む。
図1に示すように、プリンタ1は、印字媒体Pに文字、記号等を印字する印字部11と、ICタグ媒体P1と通信して情報の読み取り及び書き込みを行う通信部12と、を備える。
印字部11は、印字ヘッド21と、プラテンローラ22と、を有する。
印字ヘッド21は、後述するインクリボンRに塗布された印刷用インクを熱転写により印字媒体Pに印字する。
プラテンローラ22は、印字ヘッド21に対向して配置されている。プラテンローラ22は、印字ヘッド21との間に印字媒体Pを挟持した状態で、印字媒体Pを取込方向F1又は排出方向F2に搬送する。
印字ヘッド21は、図示しないモータに連結されており、プラテンローラ22を押圧する状態となる閉止位置(実線)と、プラテンローラ22から離間する方向に移動した状態となる開放位置(二点鎖線)と、を切り換え可能である。
通信部12は、出し入れ部10fから印字媒体Pを取り込む取込方向F1において、印字部11よりも下流側に配置されている。通信部12は、通信位置W1(図3参照)まで搬送されたICタグ媒体P1と通信できるように、アンテナ感度、電波出力、設置場所等が設定されている。
通信位置W1は、ICタグ媒体P1の印字面とは反対側の面に予め印刷されたアイマーク(図示せず)の位置とセンサ42の位置とが一致しているとき、すなわち、センサ42がアイマークを検出しているときのICタグ媒体P1の位置である。
通信部12は、通信規格に応じて、UHF帯(300MHz〜3GHz、特に860MHz〜960MHz)、マイクロ波(1〜300GHz、特に2.4GHz近傍)、及びHF帯(3MHz〜30MHz、特に13.56MHz近傍)等の特定の周波数帯の電波に対応した信号を発信可能である。
ICタグ媒体P1には、これらのRFIDの規格に応じたアンテナが設けられている。
本実施形態に係るプリンタ1は、動作モードとして、ICタグ媒体P1に印字するICタグ媒体モード(第1のモードの一例)と、通常媒体P2に印字する通常媒体モード(第2のモードの一例)と、を有する。プリンタ1において、通常媒体モードとICタグ媒体モードとは、切り換え可能とされている。
プリンタ1は、さらに、印字媒体Pに転写する印字用インクが塗布されたインクリボンRを印字部11に供給するリボン供給部31を備える。
リボン供給部31は、インクリボンRがロール状に巻き取られた供給ロール32を装着可能な軸と、印字に用いられた後のインクリボンRを巻き取る巻取ロール33を装着可能な軸と、を備える。
供給ロール32が挿着される軸及び巻取ロール33が挿着される軸のうち、少なくとも一方は、図示しないモータに連結されており、インクリボンRを取込方向F1又は排出方向F2に搬送する。図1において、インクリボンRの取込方向F1の動きは、白抜き矢印で示される。また、排出方向F2の動きは、黒塗り矢印で示される。
また、リボン供給部31は、供給ロール32から送り出されたインクリボンRに所定の張力を付与するテンションローラ34と、印字部11を通過して巻取ロール33に向かうインクリボンRに所定の張力を付与するテンションローラ35と、を備える。
供給ロール32から引き出されたインクリボンRは、印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に供給される。インクリボンRは、印字媒体Pとともにプラテンローラ22と印字ヘッド21との間に挟持された状態で、取込方向F1又は排出方向F2に搬送される。
プリンタ1は、出し入れ部10fからケーシング10の内部に印字媒体Pが挿入されたことを検出するセンサ41を備える。
また、プリンタ1は、印字媒体Pを挟持して搬送する搬送部として、ニップローラ51、52と、ニップローラ53、54と、ニップローラ55、56と、を備える。
ニップローラ51、52は、取込方向F1において、印字部11の上流側に配置されており、上流側搬送部として機能する。すなわち、ニップローラ51、52は、出し入れ部10f側と印字部11との間に配置されており、印字媒体Pを取込方向F1又は排出方向F2に搬送する。
取込方向F1におけるニップローラ51、52と印字部11との間隔は、プリンタ1において使用可能な各種印字媒体Pのうち長手方向の長さが最小のものの長さよりも狭い間隔に設定されている。
ニップローラ53、54は、取込方向F1において、印字部11の下流側に配置されており、下流側搬送部として機能する。すなわち、ニップローラ53、54は、印字部11と通信部12との間に配置されており、印字媒体Pを取込方向F1又は排出方向F2に搬送する。
取込方向F1における印字部11とニップローラ53、54との間隔は、プリンタ1において使用可能な各種印字媒体Pのうち長手方向の長さが最小のものの長さよりも狭い間隔に設定されている。
ニップローラ55、56は、取込方向F1において、通信部12の下流側に配置されており、通信部側搬送部として機能する。ニップローラ55、56は、印字媒体Pのサイズがニップローラ53、54とニップローラ55、56との間隔よりも大きい場合には、取込方向F1に搬送する際に、印字媒体Pを挟持する。
また、ニップローラ55、56は、印字媒体Pが後述の開口部10rから挿入された場合に、印字媒体Pを印字部11に向けて搬送する。
プラテンローラ22と、ニップローラ51、52と、ニップローラ53、54と、ニップローラ55、56とのそれぞれにおいて、少なくともいずれかは、図1には図示しないモータ71(図2におけるモータ71)に連結されている。
モータ71による取込方向F1又は排出方向F2の回転が、プラテンローラ22と、ニップローラ51、52と、ニップローラ53、54と、ニップローラ55、56とのそれぞれにおける少なくともいずれかに伝達される。プラテンローラ22と、ニップローラ51、52と、ニップローラ53、54と、ニップローラ55、56とは、いずれかのローラが回転すると他の全てのローラが同期して回転するように構成される。このような構成は、各ローラを駆動ギヤや駆動ベルトで連動させることで実現される。
本実施形態に係るプリンタ1は、ケーシング10における取込方向F1の下流側の側面に、開口部10rが設けられている。印字媒体Pは、開口部10rからも挿入することができる。
プリンタ1は、開口部10rから取り込んだ印字媒体Pを排出方向F2に搬送し、印字することができる。開口部10rには、開口部10rから印字媒体Pが挿入されたことを検出するセンサ61が配置されている。
これによれば、プリンタ1に印字媒体Pを連続的に供給可能な供給装置を用いることができるので、ICタグ媒体P1又は通常媒体P2への連続印字が可能になる。
また、プリンタ1は、印字媒体Pが印字部11の印字待機位置W2(図3参照)まで搬送されたことを検出するセンサ43を備える。印字待機位置W2は、センサ43が印字媒体Pに設けられたアイマークを検出しているときの印字媒体Pの位置であり、印字ヘッド21により印字媒体Pに印字を行う際の印字開始位置である。
次に、図2を参照しながらプリンタ1の構成について説明する。図2は、プリンタ1の構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、図2に示すように、ROM(Read Only Memory)101と、ROM101に記憶されている各種制御プログラムに従って各部を制御するCPU(Central Processing Unit)102と、CPU102のワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory)103と、を備える。これらROM101、CPU102、RAM103、及び後述する各構成は、内部バス104によって接続されている。
プリンタ1において、ROM101、CPU102、及びRAM103は、コントローラ105を構成する。つまり、コントローラ105はコンピュータである。
ROM101には、プリンタ1における印字動作を実行するための制御プログラム、制御プログラムのための各種固定データ、制御テーブルデータ、IO定数、モータ制御プログラム等が記憶されている。
また、RAM103は、CPU102が動作する上で必要となる各種データを記憶するワークエリア、及び印字データが展開される印字展開エリアを有する。
また、プリンタ1は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部106を備える。操作部106は、インタフェース111及び内部バス104を介してコントローラ105と接続されている。また、操作部106は、プリンタ1の各種設定を変更するための入力等を受け付ける。操作部106としては、キーボード或いはタッチパネルが挙げられる。
また、プリンタ1は、表示部107を備える。表示部107は、インタフェース112及び内部バス104を介してコントローラ105と接続されている。表示部107には、印字データ、操作部106において選択されるプリンタ1の各種設定に関する情報、操作入力のために必要な情報等が表示される。
また、プリンタ1は、印字データ、ICタグ媒体P1に関する情報等が格納される記憶部108を備える。
さらに、プリンタ1は、外部機器から印字データ、ICタグ媒体P1に関する情報等を取得する入力端子109を備える。入力端子109は、インタフェース113及び内部バス104を介してコントローラ105と接続されている。
本実施形態におけるプリンタ1において、コントローラ105は、ROM101に記憶された制御プログラムに基づいて、印字媒体Pに対して所定の印字動作を実行する。また、コントローラ105は、インクリボンRを印字部11に供給するリボン供給部31を制御する。
また、プリンタ1は、センサ41、42、43、61と、印字ヘッド21と、モータ71等の各種駆動モータと、を備える。
また、プリンタ1は、センサ41、42、43、61を制御するセンサ制御回路114と、印字ヘッド21の動作を制御するための印字ヘッド制御回路115と、モータ71等の各種駆動モータの動作を制御するためのモータ制御回路116と、を備える。
印字ヘッド制御回路115は、CPU102からの制御信号に基づいて、RAM103の印字展開エリアに展開された印字する文字、記号及びバーコード等の印字用データに対応する信号を印字ヘッド21に供給して印字動作を行わせる。
モータ制御回路116は、CPU102からの制御信号に基づいて、例えば、モータ71の制御信号を生成してプラテンローラ22を取込方向F1又は排出方向F2に回転させる。
以上説明した構成を有するプリンタ1によれば、ニップローラ51、52によって出し入れ部10fから取込方向F1に印字媒体Pを取り込み、印字媒体Pに印字し、印字後の印字媒体Pを排出方向F2に搬送することによって出し入れ部10fから排出することができる。
次に、本発明の実施形態に係るプリンタ1による、ICタグ媒体P1及び通常媒体P2への印字動作について説明する。図3は、プリンタ1の動作を説明するための図である。
上述したように、本実施形態に係るプリンタ1は、動作モードとして、ICタグ媒体P1に印字するICタグ媒体モードと、通常媒体P2に印字する通常媒体モードと、を有する。
まず、プリンタ1がICタグ媒体モードに設定されている場合について、図3の(a1)及び(a2)を参照して説明する。
プリンタ1の動作モードがICタグ媒体モードに設定されている場合に、出し入れ部10fからICタグ媒体P1が挿入されると、センサ41によってICタグ媒体P1が検出される。つまり、プリンタ1がICタグ媒体P1を取り込んだことが検出される。これにより、取込フェーズが開始される。
センサ41によりICタグ媒体P1が検出されると、印字ヘッド21が開放位置に移動して、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。これにより、出し入れ部10f側から搬送された印字媒体Pが、印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に進入可能となる。
続いて、ニップローラ51、52は、取込方向F1にICタグ媒体P1を搬送する。
ICタグ媒体P1が印字部11に進入すると、印字ヘッド21が閉止位置になりプラテンローラ22に押し当てられる。ICタグ媒体P1は、インクリボンRとともに印字ヘッド21とプラテンローラ22とに挟持された状態で、プラテンローラ22の回転によってニップローラ53、54まで搬送される。
ICタグ媒体P1がプラテンローラ22の回転によってニップローラ53、54まで搬送されて、ICタグ媒体P1がニップローラ53、54に受け渡されると、印字ヘッド21が開放位置に移動して印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。
このとき、インクリボンRは、印字ヘッド21がプラテンローラ22に押し当てられてから、ICタグ媒体P1がニップローラ53、54に到達するまでの搬送距離に相当する分の使用済み領域が取込方向F1に巻き戻される。
そこで、本実施形態に係るプリンタ1では、コントローラ105は、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態を解除した後、取込方向F1に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を、未使用領域が印字開始位置になるまで送り出す。
また、ニップローラ53、54は、図3の(a1)で示すように、ICタグ媒体P1を通信位置W1まで搬送する。通信位置W1は、上述したように、センサ42がICタグ媒体P1に設けられたアイマークを検出しているときのICタグ媒体P1の位置であり、通信部12に備えられたアンテナとICタグ媒体P1に設けられたアンテナとが合致するように設定されている。
ICタグ媒体P1が通信位置W1に到達すると、ニップローラ53、54による搬送が停止され、排出フェーズ(印字処理)が開始される。コントローラ105は、印字部11による印字に先立って、通信部12によりICタグ媒体P1と通信し、情報の読み取り及び書き込みを行う。
ICタグ媒体P1から読み取る情報は、ICタグ媒体P1に予め書き込まれている固有識別情報である。また、ICタグ媒体P1に書き込む情報は、ICタグ媒体P1の固有識別情報に対応する情報であって、プリンタ1の記憶部108に予め記憶されている。
その後、図3の(a2)で示すように、ICタグ媒体P1は、ニップローラ53、54によって排出方向F2に印字部11の印字待機位置W2まで搬送される。ICタグ媒体P1の印字待機位置W2は、センサ43がICタグ媒体P1に設けられたアイマークを検出しているときのICタグ媒体P1の位置であり、印字ヘッド21によりICタグ媒体P1に印字を行う際の印字開始位置である。
ICタグ媒体P1は、印字部11において、印字ヘッド21とプラテンローラ22とに挟持された状態で排出方向F2に送られながら印字される。
印字が完了すると、ICタグ媒体P1は、ニップローラ51、52によって、排出方向F2に、出し入れ部10fまで搬送される。
上述したICタグ媒体モードの取込フェーズにおける、ニップローラ51、52によってICタグ媒体P1を印字部11まで搬送するときのニップローラ51、52の回転量、プラテンローラ22によってICタグ媒体P1をニップローラ53、54まで搬送するときのプラテンローラ22の回転量、及び取込方向F1に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を未使用領域が印字開始位置になるまで送り出すときのリボン供給部31の送出量は、ICタグ媒体モードを実行するための作業情報として、ROM101や記憶部108に予め格納されている。
続いて、プリンタ1が通常媒体モードに設定されている場合について、図3の(b)を参照して説明する。
プリンタ1の動作モードが通常媒体モードに設定されている場合に、出し入れ部10fから通常媒体P2が挿入されると、センサ41によって通常媒体P2が検出される。つまり、プリンタ1が通常媒体P2を取り込んだことが検出される。これにより、取込フェーズが開始される。
センサ41により通常媒体P2が検出されると、印字ヘッド21が開放位置に移動して、印字ヘッド21とプラテンローラ22との挟持状態が解除される。
続いて、ニップローラ51、52は、取込方向F1に通常媒体P2を搬送する。
通常媒体P2が印字部11に進入すると、印字ヘッド21が閉止位置になりプラテンローラ22に押し当てられる。通常媒体P2は、インクリボンRとともに印字ヘッド21とプラテンローラ22とに挟持された状態で、プラテンローラ22の回転によって取込方向F1に搬送される。
通常媒体P2が、プラテンローラ22の回転によって、通常媒体P2の取込方向F1の上流側の端部が印字ヘッド21とプラテンローラ22とに挟持された状態の印字待機位置W2に到達すると、排出フェーズ(印字処理)が開始される。
なお、印字待機位置W2において通常媒体P2がニップローラ53、54により挟持される場合は、ICタグ媒体P1の場合と同様に、取込方向F1に巻き戻されたインクリボンRの使用済み領域を未使用領域が印字開始位置になるまで送り出す処理を行ってもよい。
通常媒体P2の印字待機位置W2は、センサ43が通常媒体P2に設けられたアイマークを検出しているときの通常媒体P2の位置であり、印字ヘッド21により通常媒体P2に印字を行う際の印字開始位置である。
なお、印字待機位置W2は、センサ43がアイマークを検出しているときの位置ではなく、例えば、センサ43がアイマークを検出した位置を基準として印字媒体Pを所定量搬送した位置としてもよい。また、ICタグ媒体P1の印字待機位置W2と通常媒体P2の印字待機位置W2とが異なっていてもよい。
印字が完了すると、通常媒体P2は、ニップローラ51、52によって、排出方向F2に、出し入れ部10fまで搬送される。
このように、通常媒体モードの場合は、通常媒体P2を印字待機位置W2までしか搬送しないので、ICタグ媒体モードの場合よりも処理効率が向上する。
上述した通常媒体モードの取込フェーズにおける、ニップローラ51、52によって通常媒体P2を印字部11まで搬送するときのニップローラ51、52の回転量は、通常媒体モードを実行するための作業情報として、ROM101や記憶部108に予め格納されている。
次に、プリンタ1の動作モードを設定する手順について説明する。
プリンタ1は、動作モードとしてICタグ媒体モードと通常媒体モードとを有し、さらに、動作モードの設定を手動で行う手動設定モードと自動で設定する自動設定モードとを有する。
手動設定モードと自動設定モードとは、プリンタ1の操作部106から予めいずれかを選択しておくことができ、プリンタ1の電源がOFFになっても設定が保存されるようになっている。
手動設定モードに設定した場合は、操作部106を操作することで、任意のタイミングで動作モードの設定変更を行うことができる。手動設定モードは、次々と異なる種類の印字媒体Pに印字を行う場合に便利である。
プリンタ1を自動設定モードに設定した場合は、プリンタ1の電源をONにすると、コントローラ105によってモード設定処理が実行される。
以下、コントローラ105が実行するモード設定処理について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図4では、モード設定処理に関係しない一部の処理を省略している。
ステップS101では、コントローラ105は、印字媒体Pがプリンタ1に取り込まれたか判定する。
具体的には、コントローラ105は、センサ41によって印字媒体Pが検出されると、印字媒体Pがプリンタ1に取り込まれたと判定し、処理をステップS102に移行する。また、センサ41によって印字媒体Pが検出されないと、印字媒体Pがプリンタ1に取り込まれていないと判定し、ステップS101の処理を繰り返し行う。
ステップS102では、コントローラ105は、印字ヘッド21を開放位置にして、ニップローラ51、52によって印字媒体Pを印字部11まで搬送する。ニップローラ51、52の回転量は、モード設定処理を実行するための作業情報として、ROM101や記憶部108に予め格納されている。
ステップS103では、コントローラ105は、印字ヘッド21を閉止位置にして、プラテンローラ22及びニップローラ53、54によって印字媒体Pをさらに取込方向F1に搬送する。
ステップS104では、コントローラ105は、印字媒体Pが通信位置W1まで搬送されたか判定する。
具体的には、コントローラ105は、センサ42によって印字媒体Pのアイマークが検出されると、印字媒体Pが通信位置W1まで搬送されたと判定し、処理をステップS105に移行する。また、センサ42によって印字媒体Pのアイマークが検出されないと、印字媒体Pが通信位置W1まで搬送されていないと判定し、ステップS104の処理を繰り返し行う。
ステップS105では、コントローラ105は、印字媒体Pの搬送を停止する。
ステップS106では、コントローラ105は、通信部12により印字媒体Pから情報の読み取りを試行する。
コントローラ105は、印字媒体Pから情報を読み取った場合は、処理をステップS107に移行する。また、情報を読み取らない場合は、処理をステップS109に移行する。
印字媒体Pから情報を読み取ったということは、印字媒体PがICタグ媒体P1であるというになる。よって、ステップS107では、コントローラ105は、印字媒体Pから読み取った情報に対応する情報を、通信部12により印字媒体Pに書き込む。
ステップS108では、コントローラ105は、プリンタ1の動作モードをICタグ媒体モードに設定する。
これにより、次に取り込まれる印字媒体P以降の印字媒体Pに対して、ICタグ媒体モードが適用される。
一方、印字媒体Pから情報を読み取らない場合は、印字媒体Pが通常媒体P2であるというになる。よって、ステップS109では、コントローラ105は、プリンタ1の動作モードを通常媒体モードに設定する。
これにより、次に取り込まれる印字媒体P以降の印字媒体Pに対して、通常媒体モードが適用される。
このように、本実施形態では、プリンタ1の動作モードが、電源ONになった後にプリンタ1が取り込んだ最初の印字媒体Pを利用して自動で設定される。よって、動作モードの設定変更の煩雑さを解消できる。
ところで、モード設定処理によりプリンタ1の動作モードを設定した後に、使用される印字媒体Pの種類が変更される場合がある。
そこで、本実施形態のコントローラ105は、モード設定処理によりプリンタ1の動作モードを設定した後は、モード再設定処理を実行するようになっている。
以下、コントローラ105が実行するモード再設定処理について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5では、モード再設定処理に関係しない一部の処理を省略している。
ステップS201では、コントローラ105は、プリンタ1が印字媒体Pを取り込まない状態で所定時間が経過したか判定する。所定時間は、予め設定された時間であって、例えば、印字媒体Pへの印字が完了して出し入れ部10fまで搬送され、その後にセンサ41が印字媒体Pを検出しなくなった時点を起点として設定される。
具体的には、コントローラ105は、センサ41によって印字媒体Pが検出されない状態で所定時間が経過すると、処理をステップS202に移行する。また、所定時間経過前にセンサ41によって印字媒体Pが検出されると、処理をステップS212に移行する。
ステップS212では、コントローラ105は、設定されている動作モードを維持する。
つまり、所定時間が経過する前にユーザが印字媒体Pを出し入れ部10fから挿入した場合は、プリンタ1は、設定されている動作モードで印字動作を行う。
これに対して、ステップS202では、コントローラ105は、動作モードの設定をリセットして処理をステップS203に移行する。ステップS203〜ステップS211の処理は、図4のステップS101〜ステップS109の処理と同様である。
プリンタ1が印字媒体Pを取り込まない状態で所定時間が経過した場合は、ユーザが印字媒体Pを異なる種類に変更するための作業を行っている可能性がある。よって、プリンタ1が印字媒体Pを取り込まない状態で所定時間が経過した場合は、動作モードを一旦リセットした上で改めて動作モードを自動設定することで、印字媒体Pの種類を変更することに伴う印字不良の発生を抑制できる。
以上述べたように、本実施形態のプリンタ1は、印字媒体Pの取込と排出とを行う単一の出し入れ部10fと、印字媒体Pに印字する印字ヘッド21と、印字ヘッド21に対向して配置されており印字ヘッド21との間に印字媒体Pを挟持した状態で印字媒体Pを搬送するプラテンローラ22と、を有し、印字媒体PとしてICチップ及びアンテナを有するICタグ媒体P1とICチップ及びアンテナを有さない通常媒体P2とに印字する印字部11と、出し入れ部10fから印字媒体Pを取り込む取込方向F1において印字部11よりも下流側に配置されておりICタグ媒体P1と通信して情報の読み取り及び書き込みを行う通信部12と、プリンタ1の動作を制御する制御部としてのコントローラ105と、を備え、プリンタ1は、動作モードとして、印字媒体Pを取り込むと通信部12の通信位置W1まで印字媒体Pを搬送するICタグ媒体モードと、印字媒体Pを取り込むと印字部11の印字待機位置W2まで印字媒体Pを搬送する通常媒体モードと、を有し、コントローラ105は、プリンタ1が電源ONになった後にプリンタ1が取り込んだ最初の印字媒体Pを通信位置W1まで搬送し、通信部12が最初の印字媒体Pから情報を読み取った場合は、プリンタ1の動作モードをICタグ媒体モードに設定し、通信部12が最初の印字媒体Pから情報を読み取らない場合は、プリンタ1の動作モードを通常媒体モードに設定するモード設定処理を行う。
これによれば、プリンタ1の動作モードが、電源ONになった後にプリンタ1が取り込んだ最初の印字媒体Pを利用して自動で設定される。よって、動作モードの設定変更の煩雑さを解消できる。
また、プリンタ1のコントローラ105は プリンタ1が印字媒体Pを取り込まない状態で所定時間経過した場合は、所定時間経過後にプリンタ1が取り込んだ最初の印字媒体Pを通信位置W1まで搬送し、通信部12が所定時間経過後の最初の印字媒体Pから情報を読み取った場合は、プリンタ1をICタグ媒体モードに設定し、通信部12が所定時間経過後の最初の印字媒体Pから情報を読み取らない場合は、プリンタ1を通常媒体モードに設定するモード再設定処理を行う。
これによれば、プリンタ1が印字媒体Pを取り込まない状態で所定時間が経過した場合は、所定時間経過後にプリンタ1が取り込んだ最初の印字媒体Pを利用して動作モードが改めて自動で設定されるので、印字媒体Pの種類を変更することに伴う印字不良の発生を抑制できる。
また、プリンタ1は、取込方向F1において通信部12よりも下流側に、印字媒体Pの取込を行う開口部10rを備える。
これによれば、プリンタ1に印字媒体Pを連続的に供給可能な供給装置を用いることができるので、ICタグ媒体P1又は通常媒体P2への連続印字が可能になる。また、開口部10rから印字媒体Pを取り込む場合も、出し入れ部10fから印字媒体Pを取り込む場合と同様に、モード設定処理及びモード再設定処理を行うことが可能である。よって、出し入れ部10fから印字媒体Pを取り込む場合と同様の効果を得ることができる。
また、プリンタ1は、取込方向F1において印字部11よりも上流側に配置されており印字媒体Pを搬送する上流側搬送部としてのニップローラ51、52を備え、印字ヘッド21は、プラテンローラ22から離間する方向に移動自在に構成されており、印字媒体Pは、印字ヘッド21がプラテンローラ22から離間する方向に移動した状態で、ニップローラ51、52によって取込方向F1に搬送されて印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に進入する。
これによれば、印字媒体Pを取込方向F1に搬送する際に、印字媒体Pが印字部11で引っ掛かることを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、通信部12は、ICタグ媒体P1の通信位置W1に対して取込方向F1又は排出方向F2に移動自在に取り付けられていてもよい。
これにより、ICタグ媒体P1に内蔵されたアンテナに対して良好な感度が得られるように通信部12の位置を変更できるため、読み取り不良及び書き込み不良を低減できる。
また、例えば、上述したICタグ媒体モードが選択されている場合に、通常媒体P2が挿入されると、通信部12において情報の読み取りができない。このような場合には、印字媒体Pの誤挿入をユーザに報知できる。
また、コントローラ105は、複数のコンピュータで構成することも可能である。
また、上記実施形態では、センサ42、43を用いて、印字媒体Pが通信位置W1及び印字待機位置W2まで搬送されたことを検出しているが、例えば、プリンタ1が印字媒体Pを取り込んで搬送を開始した後にセンサ41が印字媒体P検出しなくなったときの印字媒体Pの位置を基準として、予め設定された所定量を搬送することで、通信位置W1及び印字待機位置W2までの搬送を行うようにしてもよい。
同様に、開口部10rから印字媒体Pを取り込む場合は、センサ61が印字媒体Pを検出しなくなったときの印字媒体Pの位置を基準とすればよい。
また、上記実施形態では、プリンタ1がニップローラ51、52と、ニップローラ53、54と、ニップローラ55、56と、を備えているが、出し入れ部10fと印字部11との距離によっては、ニップローラ51、52を備えない構成としてもよい。また、開口部10rと印字部11との距離によっては、ニップローラ53、54とニップローラ55、56とのいずれか、或いは両方を備えない構成としてもよい。
1 プリンタ
10 ケーシング
10f 出し入れ部
10r 開口部
11 印字部
12 通信部
21 印字ヘッド
22 プラテンローラ
31 リボン供給部
32 供給ロール
33 巻取ロール
34 テンションローラ
35 テンションローラ
41 センサ
42 センサ
43 センサ
51 ニップローラ(上流側搬送部)
52 ニップローラ(上流側搬送部)
53 ニップローラ
54 ニップローラ
55 ニップローラ
56 ニップローラ
61 センサ
71 モータ
101 ROM
102 CPU
103 RAM
104 内部バス
105 コントローラ(制御部、コンピュータ)
106 操作部
107 表示部
108 記憶部
109 入力端子
111 インタフェース
112 インタフェース
113 インタフェース
114 センサ制御回路
115 印字ヘッド制御回路
116 モータ制御回路
P 印字媒体
P1 ICタグ媒体
P2 通常媒体
R インクリボン

Claims (5)

  1. プリンタであって、
    印字媒体の取込と排出とを行う単一の出し入れ部と、
    前記印字媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間に前記印字媒体を挟持した状態で前記印字媒体を搬送するプラテンローラと、を有し、前記印字媒体としてICチップ及びアンテナを有するICタグ媒体と前記ICチップ及び前記アンテナを有さない通常媒体とに印字する印字部と、
    前記出し入れ部から前記印字媒体を取り込む取込方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体と通信して情報の読み取り及び書き込みを行う通信部と、
    前記プリンタの動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記プリンタは、動作モードとして、前記印字媒体を取り込むと前記通信部の通信位置まで前記印字媒体を搬送する第1のモードと、前記印字媒体を取り込むと前記印字部の印字待機位置まで前記印字媒体を搬送する第2のモードと、を有し、
    前記制御部は、前記プリンタが電源ONになった後に前記プリンタが取り込んだ最初の前記印字媒体を前記通信位置まで搬送し、前記通信部が前記最初の印字媒体から前記情報を読み取った場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記第1のモードに設定し、前記通信部が前記最初の印字媒体から前記情報を読み取らない場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記第2のモードに設定するモード設定処理を行う、
    プリンタ。
  2. プリンタであって、
    印字媒体の取込と排出とを行う単一の出し入れ部と、
    前記印字媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間に前記印字媒体を挟持した状態で前記印字媒体を搬送するプラテンローラと、を有し、前記印字媒体としてICチップ及びアンテナを有するICタグ媒体と前記ICチップ及び前記アンテナを有さない通常媒体とに印字する印字部と、
    前記出し入れ部から前記印字媒体を取り込む取込方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体と通信して情報の読み取り及び書き込みを行う通信部と、
    前記プリンタの動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記プリンタは、動作モードとして、前記印字媒体を取り込むと前記通信部の通信位置まで前記印字媒体を搬送する第1のモードと、前記印字媒体を取り込むと前記印字部の印字待機位置まで前記印字媒体を搬送する第2のモードと、を有し、
    前記制御部は、前記プリンタが前記印字媒体を取り込まない状態で所定時間経過した場合は、前記所定時間経過後に前記プリンタが取り込んだ最初の前記印字媒体を前記通信位置まで搬送し、前記通信部が前記所定時間経過後の前記最初の印字媒体から前記情報を読み取った場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記第1のモードに設定し、前記通信部が前記所定時間経過後の前記最初の印字媒体から前記情報を読み取らない場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記第2のモードに設定するモード設定処理を行う、
    プリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプリンタであって、
    前記取込方向において前記通信部よりも下流側に、前記印字媒体の取込を行う開口部をさらに備える、
    プリンタ。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のプリンタであって、
    前記取込方向において前記印字部よりも上流側に配置されており前記印字媒体を搬送する上流側搬送部をさらに備え、
    前記印字ヘッドは、前記プラテンローラから離間する方向に移動自在に構成されており、
    前記印字媒体は、前記印字ヘッドが前記プラテンローラから離間する方向に移動した状態で、前記上流側搬送部によって前記取込方向に搬送されて前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの間に進入する、
    プリンタ。
  5. 印字媒体の取込と排出とを行う単一の出し入れ部と、
    前記印字媒体に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置されており前記印字ヘッドとの間に前記印字媒体を挟持した状態で前記印字媒体を搬送するプラテンローラと、を有し、前記印字媒体としてICチップ及びアンテナを有するICタグ媒体と前記ICチップ及び前記アンテナを有さない通常媒体とに印字する印字部と、
    前記出し入れ部から前記印字媒体を取り込む取込方向において前記印字部よりも下流側に配置されており前記ICタグ媒体と通信して情報の読み取り及び書き込みを行う通信部と、
    を備えるプリンタのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記プリンタが電源ONになった後に前記プリンタが取り込んだ最初の前記印字媒体を前記通信部の通信位置まで搬送する手順と、
    前記通信部が前記最初の印字媒体から前記情報を読み取った場合は、前記プリンタの動作モードを前記印字媒体を取り込むと前記通信位置まで前記印字媒体を搬送する第1のモードに設定する手順と、
    前記通信部が前記最初の印字媒体から前記情報を読み取らない場合は、前記プリンタの前記動作モードを前記印字媒体を取り込むと前記印字部の印字待機位置まで前記印字媒体を搬送する第2のモードに設定する手順と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
JP2017052035A 2017-03-17 2017-03-17 プリンタ及びプログラム Pending JP2018153992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052035A JP2018153992A (ja) 2017-03-17 2017-03-17 プリンタ及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052035A JP2018153992A (ja) 2017-03-17 2017-03-17 プリンタ及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018153992A true JP2018153992A (ja) 2018-10-04

Family

ID=63715958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052035A Pending JP2018153992A (ja) 2017-03-17 2017-03-17 プリンタ及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018153992A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020108931A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム
CN113382879A (zh) * 2019-03-25 2021-09-10 佐藤控股株式会社 打印机、打印机的控制方法以及程序

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020108931A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム
JP7195939B2 (ja) 2019-01-07 2022-12-26 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム
CN113382879A (zh) * 2019-03-25 2021-09-10 佐藤控股株式会社 打印机、打印机的控制方法以及程序

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4593340B2 (ja) ラベルプリンタおよびラベルプリンタの制御方法
JP2018153992A (ja) プリンタ及びプログラム
JP2007213298A (ja) Rfidプリンタ
JP2006181800A (ja) フィード量測定用プログラム、フィード量測定方法及びrfid読み込み/書き込み機能を備えたプリンタ
CN103386825A (zh) 图像形成设备及其控制方法
US20140325010A1 (en) Electronic apparatus and log information transfer method
JP2011209440A (ja) 画像形成システム、画像形成装置、およびプログラム
JP2005225043A (ja) 画像形成装置
JP2009096124A (ja) プリンタ
JP4959262B2 (ja) Rfidプリンタ
JP2008155417A (ja) プリンタ
JP7340905B2 (ja) プリンタ
JP7342389B2 (ja) 印刷装置及びテープ
JP6918533B2 (ja) プリンタ
CN105531117A (zh) 热敏打印机
JP2018052074A (ja) 印刷装置
JP2022012248A (ja) Rfidタグ通信装置
JP2010105206A (ja) 画像形成装置
JP2019209627A (ja) 印刷装置
JP2020196140A (ja) 印刷装置の制御方法及び印刷装置
US11137949B2 (en) Printing apparatus with a controller having plurality of control modes for controlling an operation of the printing apparatus
US20200380321A1 (en) Printing apparatus and printing control method
JP2018153989A (ja) プリンタ
JP2022152063A (ja) 無線タグ情報書き込み装置
JP2018153993A (ja) プリンタ