JP2649270B2 - 磁気カードリーダ装置 - Google Patents
磁気カードリーダ装置Info
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- JP2649270B2 JP2649270B2 JP32466488A JP32466488A JP2649270B2 JP 2649270 B2 JP2649270 B2 JP 2649270B2 JP 32466488 A JP32466488 A JP 32466488A JP 32466488 A JP32466488 A JP 32466488A JP 2649270 B2 JP2649270 B2 JP 2649270B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動料金精算機とか現金自動支払機と云っ
た各種の磁気カード利用装置に於いて、磁気カードに形
成した磁気ストライブに対して磁気情報をリード・ライ
トする磁気カードリー装置に関し、更に具体的には、磁
気カードを表裏逆向きに差込んでも、また、前後逆向き
に差込んでも、磁気情報のリード・ライトを正確に行な
うことができる様に工夫した磁気カードリーダ装置に関
する。
た各種の磁気カード利用装置に於いて、磁気カードに形
成した磁気ストライブに対して磁気情報をリード・ライ
トする磁気カードリー装置に関し、更に具体的には、磁
気カードを表裏逆向きに差込んでも、また、前後逆向き
に差込んでも、磁気情報のリード・ライトを正確に行な
うことができる様に工夫した磁気カードリーダ装置に関
する。
各種装置に利用されている一般的な磁気カードは、差
込方向に対しては表面の右側に磁気ストライブが形成さ
れていて、カード表面に印刷された矢印の指示に従って
磁気カードリーダの挿入口に差込むと、搬送装置がこの
磁気カードをカード走行通路に沿って搬送し、この搬送
中にカード走行通路の上面右側に設けた磁気ヘッドが上
記の磁気ストライブに接触して、磁気情報をリード・ラ
イトする様に構成されている。
込方向に対しては表面の右側に磁気ストライブが形成さ
れていて、カード表面に印刷された矢印の指示に従って
磁気カードリーダの挿入口に差込むと、搬送装置がこの
磁気カードをカード走行通路に沿って搬送し、この搬送
中にカード走行通路の上面右側に設けた磁気ヘッドが上
記の磁気ストライブに接触して、磁気情報をリード・ラ
イトする様に構成されている。
従って、磁気カードは印刷された矢印等に従って正し
く挿入口に差込まないと、磁気ヘッドによる磁気情報の
リード・ライトができないから、磁気カードを前後逆向
きに差込んだり、表裏逆向きにして差込ん場合には、磁
気カードの差込を受入れずに、例えばランプとか音声等
で正しい向きで挿入する様に指示する仕組に成ってい
る。
く挿入口に差込まないと、磁気ヘッドによる磁気情報の
リード・ライトができないから、磁気カードを前後逆向
きに差込んだり、表裏逆向きにして差込ん場合には、磁
気カードの差込を受入れずに、例えばランプとか音声等
で正しい向きで挿入する様に指示する仕組に成ってい
る。
しかし、暗くて磁気カードの向きを充分に確認できな
い場合とか、急いでいる様な時には、方向を間違えて差
込む場合が多く、その度に磁気カードの向きを修正して
差込むのでは非常に煩雑で時間が掛るから、磁気カード
を前後及び表裏の区別無く如何なる方向(横向きは挿入
口の大きさで対処)から差込んでも、磁気情報のリード
・ライトを正しく行なう磁気カードリーダの開発が望ま
れていた。
い場合とか、急いでいる様な時には、方向を間違えて差
込む場合が多く、その度に磁気カードの向きを修正して
差込むのでは非常に煩雑で時間が掛るから、磁気カード
を前後及び表裏の区別無く如何なる方向(横向きは挿入
口の大きさで対処)から差込んでも、磁気情報のリード
・ライトを正しく行なう磁気カードリーダの開発が望ま
れていた。
所が、JIS規格で定められた一般的な磁気カードは、
前述した様に磁気ストライブの位置を表面右側に定めて
いる関係上、この磁気カードを受入れるカードリーダの
走行通路には、磁気カードの如何なる方向からの差込に
も対応するために、上面と下面の左右に高価な磁気ヘッ
ドを計4個設ける必要があり、これが原因でカードリー
ダのコストアップを招く問題があって、実現が不可能で
あった。
前述した様に磁気ストライブの位置を表面右側に定めて
いる関係上、この磁気カードを受入れるカードリーダの
走行通路には、磁気カードの如何なる方向からの差込に
も対応するために、上面と下面の左右に高価な磁気ヘッ
ドを計4個設ける必要があり、これが原因でカードリー
ダのコストアップを招く問題があって、実現が不可能で
あった。
従って本発明の技術的課題は、磁気カードを前後及び
表裏の区別無く如何なる方向から差込んでも、磁気スト
ライブに対する磁気情報のリード・ライトを正しく行な
えるカードリーダを、比較的低コストで提供できる様に
することにある。
表裏の区別無く如何なる方向から差込んでも、磁気スト
ライブに対する磁気情報のリード・ライトを正しく行な
えるカードリーダを、比較的低コストで提供できる様に
することにある。
〔課題を解決するための手段〕 上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手
段は以下の如くである。
段は以下の如くである。
カード挿入口から挿入された磁気カードを、搬送装置
によってカード走行通路に沿って搬送させながら磁気ヘ
ッドによる磁気情報のリード・ライトを行なう様に構成
した磁気カードリーダ装置に於いて、 (1)上記磁気カードの挿入通路を挟んでその上面と下
面の左右両側に、挿入された磁気カードの磁気ストライ
ブを検出する計4個の静止型磁気センサを取付けるこ
と。
によってカード走行通路に沿って搬送させながら磁気ヘ
ッドによる磁気情報のリード・ライトを行なう様に構成
した磁気カードリーダ装置に於いて、 (1)上記磁気カードの挿入通路を挟んでその上面と下
面の左右両側に、挿入された磁気カードの磁気ストライ
ブを検出する計4個の静止型磁気センサを取付けるこ
と。
(2)上記の磁気ヘッドをモータによって半回転自在に
構成した回動フレームの左右両側に下向きに2個取付け
ること。
構成した回動フレームの左右両側に下向きに2個取付け
ること。
(3)上記各磁気センサとモータとの間には、下面側の
磁気センサが磁気ストライブを検知すると、上記のモー
タを駆動して回動フレームを半回転し、上記の両磁気ヘ
ッドを上向きにする制御装置を取付けること。
磁気センサが磁気ストライブを検知すると、上記のモー
タを駆動して回動フレームを半回転し、上記の両磁気ヘ
ッドを上向きにする制御装置を取付けること。
(4)前記の制御装置に、前記静止型磁気センサによる
検知の結果、磁気カードの差込みが前後逆向きであると
判断された場合に、前記磁気ヘッドによる磁気情報のリ
ード・ライトを末尾から逆向きに行なう制御手段を設け
ること。
検知の結果、磁気カードの差込みが前後逆向きであると
判断された場合に、前記磁気ヘッドによる磁気情報のリ
ード・ライトを末尾から逆向きに行なう制御手段を設け
ること。
(5)固定フレームの間に前記の回動フレームを回動自
在に軸支し、この回動フレームの左右両側には、挿入口
より差し込まれて来る磁気カードの磁気ストライブに対
して磁気情報のリード・ライトを行なう磁気ヘッドと、
これ等磁気ヘッドに上記の磁気ストライブを押接する押
えローラとを夫々上下相対向させて取付けること。
在に軸支し、この回動フレームの左右両側には、挿入口
より差し込まれて来る磁気カードの磁気ストライブに対
して磁気情報のリード・ライトを行なう磁気ヘッドと、
これ等磁気ヘッドに上記の磁気ストライブを押接する押
えローラとを夫々上下相対向させて取付けること。
(6)上記の回動フレームを支持する一方の軸の外端に
連動ギヤを取付け、この連動ギヤに前記モータ側の駆動
ギヤを噛合すること。
連動ギヤを取付け、この連動ギヤに前記モータ側の駆動
ギヤを噛合すること。
〔作用〕 上記(1)で述べた要素は、磁気カードを挿入口に
差込んだ時に、向かって右上の磁気センサが磁気ストラ
イブを検知すると、磁気カードの差込みが正常と判断さ
れ、また、左上の磁気センサが磁気ストライブを検知し
た場合には、磁気カードの差込みが前後逆向きと判断さ
れ、更に、下側左側の磁気センサが検知した時は、表裏
が逆で前後方向は正常と判断できるし、下側右側の磁気
センサが検知した時は、表裏が逆で前後も逆と判断され
るから、これにて磁気カードの差込方向を判定して、カ
ードリーダのリード・ライトモードをこれ等判定した向
きに合わせて切換可能とする。
差込んだ時に、向かって右上の磁気センサが磁気ストラ
イブを検知すると、磁気カードの差込みが正常と判断さ
れ、また、左上の磁気センサが磁気ストライブを検知し
た場合には、磁気カードの差込みが前後逆向きと判断さ
れ、更に、下側左側の磁気センサが検知した時は、表裏
が逆で前後方向は正常と判断できるし、下側右側の磁気
センサが検知した時は、表裏が逆で前後も逆と判断され
るから、これにて磁気カードの差込方向を判定して、カ
ードリーダのリード・ライトモードをこれ等判定した向
きに合わせて切換可能とする。
上記(2)で述べた要素は、左右2個設けた磁気ヘ
ッドによって、正常の差込と前後逆向きの差込みに対応
して、夫々磁気情報のリード・ライトを正しく行なうこ
とを可能とする。
ッドによって、正常の差込と前後逆向きの差込みに対応
して、夫々磁気情報のリード・ライトを正しく行なうこ
とを可能とする。
上記(3)で述べた要素は、磁気カードを表裏逆向
きに差込むと、左右の磁気ヘッドが半回転して上向きと
成り、底面側に向いた磁気ストライブに対して磁気情報
のリード・ライトを行なえるから、従って、合計4種類
の異なる磁気カードの差込形態に対して、左右2個の磁
気ヘッドで対応することができ、カードリーダのコスト
アップを可及的に低く抑えることが可能となる。
きに差込むと、左右の磁気ヘッドが半回転して上向きと
成り、底面側に向いた磁気ストライブに対して磁気情報
のリード・ライトを行なえるから、従って、合計4種類
の異なる磁気カードの差込形態に対して、左右2個の磁
気ヘッドで対応することができ、カードリーダのコスト
アップを可及的に低く抑えることが可能となる。
上記(4)で述べた要素は、前記磁気センサによる
検知の結果、磁気カードの差込みが前後逆向きであると
判断された場合には、磁気ストライブに対する磁気情報
のリード・ライトを末尾より逆向きに行なうから、従っ
て、磁気カードの挿入方向に関係なく磁気情報のリード
・ライトを正確に行なうことを可能にする。
検知の結果、磁気カードの差込みが前後逆向きであると
判断された場合には、磁気ストライブに対する磁気情報
のリード・ライトを末尾より逆向きに行なうから、従っ
て、磁気カードの挿入方向に関係なく磁気情報のリード
・ライトを正確に行なうことを可能にする。
上記(5)で述べた要素は、左右2個の磁気ヘッド
を1本の回動フレームの両側に取付けてあるから、この
回動フレームを回動することによって、左右の磁気ヘッ
ドを一体的に半転回動して表裏の違えた磁気カードの差
込みに対処できると共に、各磁気ヘッドに対向して回動
フレームの両側に取付けた押えローラが搬送されて来る
磁気カードの磁気ストライブを適当な圧力で磁気ヘッド
に接触させるから、磁気情報のリード・ライトを正確に
行なうことを可能にする。
を1本の回動フレームの両側に取付けてあるから、この
回動フレームを回動することによって、左右の磁気ヘッ
ドを一体的に半転回動して表裏の違えた磁気カードの差
込みに対処できると共に、各磁気ヘッドに対向して回動
フレームの両側に取付けた押えローラが搬送されて来る
磁気カードの磁気ストライブを適当な圧力で磁気ヘッド
に接触させるから、磁気情報のリード・ライトを正確に
行なうことを可能にする。
上記(6)で述べた要素は、モータ側の駆動ギヤと
回動フレーム側の連動ギヤの噛合によって、モータの回
転を制御することにより、磁気ヘッドを正しく半回転し
て磁気ヘッドを下向きにしたり、上向きにして、表裏を
逆向きにした磁気カードの差込みに対処することが可能
になる。
回動フレーム側の連動ギヤの噛合によって、モータの回
転を制御することにより、磁気ヘッドを正しく半回転し
て磁気ヘッドを下向きにしたり、上向きにして、表裏を
逆向きにした磁気カードの差込みに対処することが可能
になる。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
以下に、上述した本発明に係る磁気カードリーダ装置
の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図と第2図は本発明に係る磁気カードリーダ装置
の正面図と側断面図であって、これ等の図面に於いて1
はカードリーダの本体で、2はカード挿入口、2a,2b,2
c,2dはカード挿入口2の内側の上面両側と下面両側に夫
々取付けた計4個の静止型磁気センサを示す。
の正面図と側断面図であって、これ等の図面に於いて1
はカードリーダの本体で、2はカード挿入口、2a,2b,2
c,2dはカード挿入口2の内側の上面両側と下面両側に夫
々取付けた計4個の静止型磁気センサを示す。
例えば、磁気抵抗素子とかホール素子の様な比較的低
コストで購入可能な素子類を用いたこれ等の静止型磁気
センサ2a〜2dは、磁気カードCTに形成した磁気ストライ
ブC(第3図参照)の位置を検出して、磁気カードCTの
差込方向を検出するものであって、第1図に於いて向か
って右上の磁気センサ2bが磁気ストライブCを検出した
場合は、正常な差込SRを示す検知信号f2を発信し、ま
た、向かって左上の磁気センサ2aが磁気ストライブCを
検出した場合は、前後逆向きの差込みSLを示す検知信号
f1を発信する仕組に成っている。
コストで購入可能な素子類を用いたこれ等の静止型磁気
センサ2a〜2dは、磁気カードCTに形成した磁気ストライ
ブC(第3図参照)の位置を検出して、磁気カードCTの
差込方向を検出するものであって、第1図に於いて向か
って右上の磁気センサ2bが磁気ストライブCを検出した
場合は、正常な差込SRを示す検知信号f2を発信し、ま
た、向かって左上の磁気センサ2aが磁気ストライブCを
検出した場合は、前後逆向きの差込みSLを示す検知信号
f1を発信する仕組に成っている。
更に、第1図に於いて向かって左下の磁気センサ2cが
磁気ストライブC検出した場合は、表裏を逆にした差込
TLを示す検知信号f3を発信し、また、向かって右下の磁
気センサ2dが磁気ストライブCを検出した場合は、表裏
と前後の相方を逆にした差込TRを示す検知信号f4を発信
する仕組に成っている。
磁気ストライブC検出した場合は、表裏を逆にした差込
TLを示す検知信号f3を発信し、また、向かって右下の磁
気センサ2dが磁気ストライブCを検出した場合は、表裏
と前後の相方を逆にした差込TRを示す検知信号f4を発信
する仕組に成っている。
更に、図中、2tは挿入口2に連設したカード走行通路
3aと3b,3cと3dは搬送装置を構成するカード送りローラ
で、3Mはローラ用のモータを示す。
3aと3b,3cと3dは搬送装置を構成するカード送りローラ
で、3Mはローラ用のモータを示す。
また、5aと5bはカード走行通路2tに面してその左右両
側に設けた磁気ヘッドであって、これ等両磁気ヘッド5
a,5bは、第4図と第5図に詳記した様にフレーム6の両
側取付片6a,6bにヘッド面をカード走行通路2tに向けて
取付けられ、更に、両側取付片6a,6bの内側面には、搬
送されて来る磁気カードCTの磁気ストライブCを各磁気
ヘッド5a,5bに押接させる押えローラ9a,9bが回転自在に
取付けられている。
側に設けた磁気ヘッドであって、これ等両磁気ヘッド5
a,5bは、第4図と第5図に詳記した様にフレーム6の両
側取付片6a,6bにヘッド面をカード走行通路2tに向けて
取付けられ、更に、両側取付片6a,6bの内側面には、搬
送されて来る磁気カードCTの磁気ストライブCを各磁気
ヘッド5a,5bに押接させる押えローラ9a,9bが回転自在に
取付けられている。
8aと8bは上記の回動フレーム6を固定フレーム7の左
右に起立させた支持板7a,7b間に回動自在に軸支する取
付軸で、この固定フレーム7は本体1内の取付板1aに固
定されている。また、10は上記一方の取付軸8aの外端部
10aに取付けた連動ギヤで、このギヤにモータ11Mの駆動
ギヤ11aが噛合していて、モータ11Mが作動駆動ギヤ11a
を回転すると、連動ギヤ10が連動回転して回動フレーム
6を第4図の状態から第5図の状態、又は、その逆方向
に半回転する仕組に成っている。
右に起立させた支持板7a,7b間に回動自在に軸支する取
付軸で、この固定フレーム7は本体1内の取付板1aに固
定されている。また、10は上記一方の取付軸8aの外端部
10aに取付けた連動ギヤで、このギヤにモータ11Mの駆動
ギヤ11aが噛合していて、モータ11Mが作動駆動ギヤ11a
を回転すると、連動ギヤ10が連動回転して回動フレーム
6を第4図の状態から第5図の状態、又は、その逆方向
に半回転する仕組に成っている。
尚、磁気カードCTに形成した磁気ストライブCの両端
に、第3図に示す様に間隔R分の検知エリアC1とC2を設
け、これ等の検知エリアC1,C2を各磁気センサ2a〜2dが
検知して、磁気ストライブCの位置を検出する様にして
もよい。また、同図に於いて間隔Sは検知エリアC1,C2
を除く磁気ストライブCのデータエリアを示す。
に、第3図に示す様に間隔R分の検知エリアC1とC2を設
け、これ等の検知エリアC1,C2を各磁気センサ2a〜2dが
検知して、磁気ストライブCの位置を検出する様にして
もよい。また、同図に於いて間隔Sは検知エリアC1,C2
を除く磁気ストライブCのデータエリアを示す。
第6図は上述した本発明に係る磁気カードリーダ装置
の電気的構成を示したブロック図であって、符号20で示
したのはCPU21とシステムプログラムを格納したROMから
成るメモリ22とによって構成した制御装置であって、こ
れ等CPU21とメモリ22の間にバス23を介して接続したイ
ンターフェイス24には、前述した各種検出信号f1〜f4が
入力自在に構成され、更に、前述したカード送り用のモ
ータ3Mとヘッド反転用モータ11Mが接続されていて、挿
入口2内に差込まれた磁気カードCTの搬送を行なうと共
に、検知信号f1とf2が送られて来た場合には、両磁気ヘ
ッド5a,5bを下向きの正常位置にセットし、また検知信
号f3とf4を受けた場合は、モータ11Mを駆動して磁気ヘ
ッドを半回転して上向きにセットする様に構成されてい
る。
の電気的構成を示したブロック図であって、符号20で示
したのはCPU21とシステムプログラムを格納したROMから
成るメモリ22とによって構成した制御装置であって、こ
れ等CPU21とメモリ22の間にバス23を介して接続したイ
ンターフェイス24には、前述した各種検出信号f1〜f4が
入力自在に構成され、更に、前述したカード送り用のモ
ータ3Mとヘッド反転用モータ11Mが接続されていて、挿
入口2内に差込まれた磁気カードCTの搬送を行なうと共
に、検知信号f1とf2が送られて来た場合には、両磁気ヘ
ッド5a,5bを下向きの正常位置にセットし、また検知信
号f3とf4を受けた場合は、モータ11Mを駆動して磁気ヘ
ッドを半回転して上向きにセットする様に構成されてい
る。
また、25と26は上述した両磁気ヘッド5a,5bと制御装
置20の間に介在したリード・ライト制御回路と信号増幅
整形回路であって、両磁気ヘッド5aと5bはCPU21の監視
の基に、これ等各回路25,26を通して磁気ストライブC
に対し磁気情報をリード・ライトする様に構成され、更
にこれ等回路25と26を含む制御装置20は、例えば、磁気
センサ2a並びに2dから差込が前後逆向きの信号f1,f4を
受けた場合に、磁気情報のリード・ライトを磁気ストラ
イブC3の末尾(C1側)から逆向きに行なう様に制御し
て、磁気カードCTの差込みを表裏並びに前後を違えた如
何なる方向から行なっても、各差込方向SR,SL,TL,TRに
合ったリード・ライトモードが実行されて、磁気ストラ
イブCに対して磁気情報のリード・ライトを正確に行な
う仕組に成っている。
置20の間に介在したリード・ライト制御回路と信号増幅
整形回路であって、両磁気ヘッド5aと5bはCPU21の監視
の基に、これ等各回路25,26を通して磁気ストライブC
に対し磁気情報をリード・ライトする様に構成され、更
にこれ等回路25と26を含む制御装置20は、例えば、磁気
センサ2a並びに2dから差込が前後逆向きの信号f1,f4を
受けた場合に、磁気情報のリード・ライトを磁気ストラ
イブC3の末尾(C1側)から逆向きに行なう様に制御し
て、磁気カードCTの差込みを表裏並びに前後を違えた如
何なる方向から行なっても、各差込方向SR,SL,TL,TRに
合ったリード・ライトモードが実行されて、磁気ストラ
イブCに対して磁気情報のリード・ライトを正確に行な
う仕組に成っている。
第7図はメモリ22に格納されたプログラムに従って実
行される磁気情報のリード・ライトの処理手順を説明し
たフローチャートであって、第1番目のステップS1で磁
気カードCTが挿入口2に差込まれると、次のステップS2
では磁気センサ2a〜2dによって磁気ストライブCの位置
が検出されて、磁気カードCTが挿入された方向が検出さ
れる。
行される磁気情報のリード・ライトの処理手順を説明し
たフローチャートであって、第1番目のステップS1で磁
気カードCTが挿入口2に差込まれると、次のステップS2
では磁気センサ2a〜2dによって磁気ストライブCの位置
が検出されて、磁気カードCTが挿入された方向が検出さ
れる。
即ち、ステップS3では磁気カードCTの差込みが正常な
差込SRであるか否かが判断せれ、磁気センサ2bから検出
信号f2が送られてSRであると判定されると、次のステッ
プS4で制御装置20のリード・ライトモードが正常SRにセ
ットされる。
差込SRであるか否かが判断せれ、磁気センサ2bから検出
信号f2が送られてSRであると判定されると、次のステッ
プS4で制御装置20のリード・ライトモードが正常SRにセ
ットされる。
以後は、ステップS5,S6,S7の順番にリード・ライトに
必要な一般処理が成され、最後にステップS8で磁気カー
ドCTを抜取ることによって処理が終了する。
必要な一般処理が成され、最後にステップS8で磁気カー
ドCTを抜取ることによって処理が終了する。
一方、前記第3のステップS3でSRではないと判断され
た場合には、ステップS9に進んで今度は前後逆の差込SL
であるか否かが判断され、磁気センサ2aから検出信号f1
が送られてSLであると判定されると、ステップS10に進
んで制御装置20のリード・ライトモードが前後逆向SLに
セットされ、以後は前記の各ステップS5〜S8が実行され
て処理を終了する。
た場合には、ステップS9に進んで今度は前後逆の差込SL
であるか否かが判断され、磁気センサ2aから検出信号f1
が送られてSLであると判定されると、ステップS10に進
んで制御装置20のリード・ライトモードが前後逆向SLに
セットされ、以後は前記の各ステップS5〜S8が実行され
て処理を終了する。
また、上記のステップS9でSLでないと判断された場合
は、ステップS11に進んで今度は表裏逆向きの差込TLで
あるか否かが判断され、磁気センサ2cから信号f3が送ら
れてTLであると判断されると、次のステップS12に進ん
で制御装置20のリード・ライトモード表裏逆向TLにセッ
トする。すると、ステップS13が実行されてモータ11Mが
磁気ヘッド5a,5bを半回転して上向きと成し、磁気スト
ライブCを下向きにして差込まれて来る磁気カードCTに
対処可能とする。
は、ステップS11に進んで今度は表裏逆向きの差込TLで
あるか否かが判断され、磁気センサ2cから信号f3が送ら
れてTLであると判断されると、次のステップS12に進ん
で制御装置20のリード・ライトモード表裏逆向TLにセッ
トする。すると、ステップS13が実行されてモータ11Mが
磁気ヘッド5a,5bを半回転して上向きと成し、磁気スト
ライブCを下向きにして差込まれて来る磁気カードCTに
対処可能とする。
以後は、ステップS14,S15,S16が実行され、次いで、
ステップS17でモータ11Mが磁気ヘッド5a,5bを源位置に
復帰回動すると共に、ステップS8の実行によって処理を
終了する。
ステップS17でモータ11Mが磁気ヘッド5a,5bを源位置に
復帰回動すると共に、ステップS8の実行によって処理を
終了する。
更に、上記のステップS11で磁気センサ2dから信号f4
が送られてTLでないと判断された場合は、即座に磁気カ
ードCTの差込みが前後及び表裏ともに逆向TRであると判
断されて、制御装置20のリード・ライトモードがTRにセ
ットされ、以後はステップS13〜S17並びにS8が順番に実
行されて処理が終了する。
が送られてTLでないと判断された場合は、即座に磁気カ
ードCTの差込みが前後及び表裏ともに逆向TRであると判
断されて、制御装置20のリード・ライトモードがTRにセ
ットされ、以後はステップS13〜S17並びにS8が順番に実
行されて処理が終了する。
以上述べた如く、本発明に係る磁気カードリーダ装置
によれば、磁気カードを横向きを除いた如何なる方向か
ら差込んでも、左右2個の磁気ヘッドが磁気ストライブ
に対する磁気情報のリード・ライトを支障無く行なうこ
とができるから、磁気カードの差込みに神経を使う必要
が全くなく、従って、磁気カードの差込方向を間違えて
差込みをやり直す手間もなくなって、磁気カードの取扱
いが非常に簡便になる利点を発揮できる。また、本発明
では比較的高価な磁気ヘッドを2個使用し、更に、計4
個の静止型磁気センサを使用しているが、合計4個の磁
気ヘッドを使用する場合に比較して製造コストを可成り
安くすることができるし、加えて、磁気カードの差込方
向の間違いを指示するランプとか音声発生装置等が不要
に成るから、これ等の価格を差引くと従来のリーダ装置
に対してもコスト的に充分に対向できる経済性も発揮で
きるものであって、特に、磁気カードの挿入を迅速に行
なう必要のある例えば駐車場の自動料金精算機とか、そ
の他の各種カード利用装置等に実施して洵に有益なもの
である。
によれば、磁気カードを横向きを除いた如何なる方向か
ら差込んでも、左右2個の磁気ヘッドが磁気ストライブ
に対する磁気情報のリード・ライトを支障無く行なうこ
とができるから、磁気カードの差込みに神経を使う必要
が全くなく、従って、磁気カードの差込方向を間違えて
差込みをやり直す手間もなくなって、磁気カードの取扱
いが非常に簡便になる利点を発揮できる。また、本発明
では比較的高価な磁気ヘッドを2個使用し、更に、計4
個の静止型磁気センサを使用しているが、合計4個の磁
気ヘッドを使用する場合に比較して製造コストを可成り
安くすることができるし、加えて、磁気カードの差込方
向の間違いを指示するランプとか音声発生装置等が不要
に成るから、これ等の価格を差引くと従来のリーダ装置
に対してもコスト的に充分に対向できる経済性も発揮で
きるものであって、特に、磁気カードの挿入を迅速に行
なう必要のある例えば駐車場の自動料金精算機とか、そ
の他の各種カード利用装置等に実施して洵に有益なもの
である。
第1図と第2図は本発明に係る磁気カードリーダ装置の
正面図の側断面図であって、第3図は本発明で使用する
磁気カードの一例を示した表面図、第4図と第5図は磁
気ヘッドが正常位置と半回転した位置にある場合を示し
た本発明要部の正面図であって、第6図は本発明の電気
的構成を示したブロック図、第7図はリード・ライトの
処理手順を説明したフローチャートである。 2は挿入口、2a,2b,2c,2dは静止型磁気センサ、3a,3b,3
c,3dは搬送用ローラ、5a,5bは磁気ヘッド、6は回動フ
レーム、7は固定フレーム、8aと8bは取付軸、9aと9bは
押えローラ、10aは連動ギヤ、11aは駆動ギヤ、11Mはモ
ータ、20は制御装置、CTは磁気カード、Cは磁気ストラ
イブ。
正面図の側断面図であって、第3図は本発明で使用する
磁気カードの一例を示した表面図、第4図と第5図は磁
気ヘッドが正常位置と半回転した位置にある場合を示し
た本発明要部の正面図であって、第6図は本発明の電気
的構成を示したブロック図、第7図はリード・ライトの
処理手順を説明したフローチャートである。 2は挿入口、2a,2b,2c,2dは静止型磁気センサ、3a,3b,3
c,3dは搬送用ローラ、5a,5bは磁気ヘッド、6は回動フ
レーム、7は固定フレーム、8aと8bは取付軸、9aと9bは
押えローラ、10aは連動ギヤ、11aは駆動ギヤ、11Mはモ
ータ、20は制御装置、CTは磁気カード、Cは磁気ストラ
イブ。
Claims (3)
- 【請求項1】カード挿入口から挿入された磁気カード
を、搬送装置によってカード走行通路に沿って搬送させ
ながら磁気ヘッドによる磁気情報のリード・ライトを行
なう様に構成した磁気カードリーダ装置に於いて、上記
磁気カードの挿入通路を挾んでその上面と下面の左右両
側に、挿入された磁気カードの磁気ストライブを検出す
る計4個の静止型磁気センサを取付け、また、上記の磁
気ヘッドをモータによって半回転自在に構成した回動フ
レームの左右両側に下向きに2個取付けると共に、上記
各磁気センサとモータとの間には、下面側の磁気センサ
が磁気ストライブを検知すると、上記のモータを駆動し
て回動フレームを半回転し、上記の両磁気ヘッドを上向
きにする制御装置を取付けたことを特徴とする磁気カー
ドリーダ装置。 - 【請求項2】前記の制御装置に、前記静止型磁気センサ
による検知の結果、磁気カードの差込みが前後逆向きで
あると判断された場合に、前記磁気ヘッドによる磁気情
報のリード・ライトを末尾から逆向きに行なう制御手段
を設けたことを特徴とする請求項(1)記載の磁気カー
ドリーダ装置。 - 【請求項3】固定フレームの間に前記の回動フレームを
回動自在に軸支し、この回動フレームの左右両側には、
挿入口より差し込まれて来る磁気カードの磁気ストライ
ブに対して磁気情報のリード・ライトを行なう磁気ヘッ
ドと、これ等磁気ヘッドに上記の磁気ストライブを押接
する押えローラとを夫々上下相対向させて取付けると共
に、上記の回動フレームを支持する一方の軸の外端に連
動ギヤを取付け、この連動ギヤに前記モータ側の駆動ギ
ヤを噛合せしめたことを特徴とする請求項(1)記載の
磁気カードリーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32466488A JP2649270B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気カードリーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32466488A JP2649270B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気カードリーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02168464A JPH02168464A (ja) | 1990-06-28 |
JP2649270B2 true JP2649270B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=18168351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32466488A Expired - Fee Related JP2649270B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気カードリーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649270B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3113691B2 (ja) * | 1991-03-30 | 2000-12-04 | アマノ株式会社 | ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP32466488A patent/JP2649270B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02168464A (ja) | 1990-06-28 |
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Legal Events
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