JP2003246528A - 帳票処理装置および帳票処理方法 - Google Patents

帳票処理装置および帳票処理方法

Info

Publication number
JP2003246528A
JP2003246528A JP2002051250A JP2002051250A JP2003246528A JP 2003246528 A JP2003246528 A JP 2003246528A JP 2002051250 A JP2002051250 A JP 2002051250A JP 2002051250 A JP2002051250 A JP 2002051250A JP 2003246528 A JP2003246528 A JP 2003246528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skew
roller pairs
conveyance
forms
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002051250A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Setoguchi
清高 瀬戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002051250A priority Critical patent/JP2003246528A/ja
Publication of JP2003246528A publication Critical patent/JP2003246528A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帳票挿入の制限を緩和して利用者にとっての
操作性の向上を図ることのできる帳票処理装置を提供す
る。 【解決手段】 挿入口1の直後の搬送路2上に、個別に
駆動可能な複数の搬送ローラ対PM01−PM08を配
置する。これらの搬送ローラ対PM01−PM08は個
別に接離可能に構成されている。二枚の帳票(払込書5
0と通帳60)とが重なった状態で挿入された場合、一
方の帳票のみと干渉する一以上の搬送ローラ対により当
該一方の帳票を挟持して移動を拘束する一方、他方の帳
票のみと干渉する他の一以上の搬送ローラ対により当該
他方の帳票を挟持しつつ下流または上流に向けて搬送す
るように、複数の搬送ローラ対PM01−PM08の駆
動を個別に制御するとともに個々の搬送ローラ対ごとの
搬送ローラどうしの接離状態を個別に制御して各帳票を
分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通帳、払込書な
どの帳票の処理を行う帳票処理装置および帳票処理方法
に関し、特に上下に重なった状態で挿入された二枚の帳
票を搬送方向に分離する機能を持つ帳票処理装置および
帳票処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から銀行等の金融機関においては、
現金自動預出金機(以下、単にATMと称する)が利用
されている。このATMに搭載されるユニットの一つ
に、払込書や通帳などの異種帳票を単一挿入口より取り
込み、夫々の帳票の種類に応じた処理を選択して実行す
る複合帳票処理ユニットがある。
【0003】この複合帳票処理ユニットでは、夫々の帳
票の幅が種類によって異なる点を利用し、搬送路上に複
数の光学センサを搬送路幅方向に離散させて配置し、各
光学センサの出力の「明」と「暗」の組み合わせパター
ンから帳票の種類を一意に判別していた。
【0004】また、この複合帳票処理ユニットでは、払
込書や通帳などの異種帳票を単一の挿入口より挿入する
ように構成されているため、利用者の誤操作のケースと
して、払込書と通帳との同時挿入が考えられる。このよ
うに払込書と通帳とが同時挿入された場合、ユニット内
の搬送路上に二枚の帳票が上下に重なった状態で載るこ
ととなり、処理の継続は不能となる。
【0005】そこで、従来は二枚の帳票が重なっている
ことを上記複数の光学センサなどを用いて検出し、両帳
票を挿入口に向けて逆搬送することによって利用者に返
却するとともに、帳票を一枚ずつ挿入し直すことを音声
ガイダンスなどによって利用者に通知していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の複合帳票処理ユニットにおいては、複数の帳票が重な
った状態で挿入された場合に、これらの帳票を利用者に
返却して利用者に帳票の入れ直しを要求するだけの機能
を備えることに止まっていた。このことは、利用者にと
っては操作の制約の一つであり、ATMの運用効率の低
下にもつながるおそれがあった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
もので、帳票挿入の制限を緩和して利用者にとっての操
作性の向上を図ることのできる帳票処理装置および帳票
処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の帳票処理装置は、帳票を
挿入させる挿入口と、前記挿入口より挿入された帳票の
搬送を案内する搬送路と、前記搬送路に離散配置され、
個別に駆動可能な複数の搬送ローラ対であって、かつ対
を成す搬送ローラどうしが接離可能な複数の搬送ローラ
対と、前記搬送路上での二枚の帳票の重なり状態を検出
する検出手段と、この検出手段により検出された前記重
なり状態に基づいて、前記二枚の帳票を前記搬送路上で
分離させるように、前記複数の搬送ローラ対の駆動を個
別に制御するとともに前記個々の搬送ローラ対ごとの搬
送ローラどうしの接離状態を個別に制御する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明の帳票処理装置は、
請求項1に記載の帳票処理装置において、前記制御手段
が、前記二枚の帳票を前記搬送路上で分離させるため
に、前記二枚の帳票のうち一方の第1の帳票のみと干渉
する一以上の前記搬送ローラ対により当該第1の帳票を
挟持して移動を拘束する一方、前記二枚の帳票のうち他
方の第2の帳票のみと干渉する他の一以上の前記搬送ロ
ーラ対により当該第2の帳票を挟持しつつ下流または上
流に向けて搬送するように、前記複数の搬送ローラ対の
駆動を個別に制御するとともに前記個々の搬送ローラ対
ごとの搬送ローラどうしの接離状態を個別に制御するも
のである。
【0010】以上の発明によれば、二枚の帳票が重ねて
挿入された場合にこれらの帳票を自動的に搬送路上で分
離させることができ、一の帳票の処理をそのまま開始さ
せることができるので、帳票挿入の制限が緩和され、利
用者にとっての操作性が向上する。
【0011】また、分離の際に他方の帳票を上流へ向け
て搬送することで、利用者にその帳票を返却するように
してもよい。
【0012】請求項3に記載の発明の帳票処理装置は、
請求項2に記載の帳票処理装置において、前記搬送ロー
ラ対により前記取込方向に搬送された前記第2の帳票の
スキューを検出するスキュー検出手段と、前記第2の帳
票のスキューを補正するように、前記第2の帳票を下流
へ向けて搬送する、個別に駆動可能な複数のスキュー補
正搬送ローラ対とをさらに備え、前記制御手段は、前記
スキュー検出手段によって検出された前記第2の帳票の
スキューを補正すると同時に前記第1の帳票を上流に向
けて搬送するように、前記複数のスキュー補正搬送ロー
ラ対および前記複数の搬送ローラ対の駆動を個別に制御
することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、一方の帳票のスキュー
補正時に、他方の帳票を利用者に返却することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明を実施した形
態である現金自動預出金機(以下、単にATMと称す
る)の外観図である。
【0015】同図に示すように、このATM100は、
磁気カードを処理するカードユニット101と、縦型通
帳・横型通帳等の複数の種類の通帳や単票(払込書)な
どの異種帳票(以下、これらを単に「帳票」と呼ぶ)の
処理を行う複合帳票処理ユニット102と、紙幣の受け
入れや払い出しなどの処理を行う紙幣ユニット103、
硬貨の受け入れや払い出しなどの処理を行う硬貨ユニッ
ト104と、利用者からの操作入力の受け入れたり利用
者へ画面を通じて各種のメッセージを提供するタッチセ
ンサパネルなどからなる操作パネル105と、利用者に
音声による各種メッセージを提供する音声出力部(図示
せず)とを備える。
【0016】図2に複合帳票処理ユニット102の構成
を示す。同図に示すように、この複合帳票処理ユニット
102は、利用者からの払込書または通帳の投入を受け
入れる挿入口1と、この挿入口1より挿入された払込書
または通帳の自動取り込みを行う取込部3と、取込部3
によって取り込まれた通帳の磁気ストライプに対してデ
ータをリード/ライトする磁気ストライプリード/ライ
ト部5と、帳票のページマーク・印字行・印字濃度等の
検出や帳票全体のイメージを読み込むイメージリーダ部
7と、払込書および通帳への印字を行う印字部10と、
取引済み払込書などを収納する帳票格納部11a,11
bと、通帳のページめくりや幅寄せを行う自動ページめ
くり/幅寄せ機構13と、新規通帳の発行を行う通帳発
行部15と、帳票搬送路に配設された多数の搬送ローラ
対PM,PM01−PM08とを備えて構成される。
【0017】図3は、この複合帳票処理ユニット102
の制御機構の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、複合帳票処理ユニット102のシステムボード
21には、CPU(主制御部)23、データ処理回路2
5、I/Oポート27,28、画像メモリ31、RAM
36、ROM37などが搭載されており、これらは内部
バス33を通じて相互に通信を行う。
【0018】ROM37は、この複合帳票処理ユニット
102で実行されるプログラムや各種のパラメータが記
憶された読み取り専用メモリである。RAM36は、プ
ログラム実行のためのワークエリアやデータのストレー
ジのためになどに用いられる読み出しと書き込みが可能
なメモリである。CPU23は、複合帳票処理ユニット
102の全体的な制御および各種の演算処理を実行す
る。CPU23はATM総合制御部35と通信可能であ
り、このATM総合制御部35は他のオンラインで接続
された図示しないセンターとの間で通信を行うことが可
能である。
【0019】データ処理回路25は、磁気ヘッドドライ
バ回路37と接続され、磁気ストライプリード/ライト
部5のリード/ライトデータの処理を行う。磁気ヘッド
ドライバ回路37は、データ処理回路25で生成された
磁気ヘッド用の記録データに基づいて磁気ストライプリ
ード/ライト部5の磁気ヘッド39を駆動したり、磁気
ヘッド39によって通帳の磁気ストライブから読み出さ
れた信号の処理を行う。
【0020】また、データ処理回路25は、印字ドライ
バ回路41と接続され、印字部10の印字パターンデー
タの生成処理などを行う。印字ドライバ回路41はデー
タ処理回路25によって生成された印字パターンデータ
に基づいて印字部10の印字ヘッド43を駆動する。
【0021】システムボード21のI/Oポート28に
はイメージリーダ部7が接続されている。OCR部7に
よって帳票から読み出されたイメージは内部バス33を
通じて画像メモリ31に蓄積される。この画像メモリ3
1に蓄積された帳票イメージに対してCPU23によっ
て文字認識処理が行われる。
【0022】また、I/Oポート27には、たとえば取
込部3に配設された搬送ローラ対PM01−PM08の
動力源である搬送モータ44をはじめとする各種のモー
タやソレノイドなどの動力源に駆動信号を供給したり、
たとえば取込部3に配設された光学センサSC01−S
C10などの各種センサの出力を監視するドライバ回路
45が接続されている。
【0023】次に、この複合帳票処理ユニット102で
処理される帳票について説明する。この複合帳票処理ユ
ニット102で処理可能な帳票には、大別して払込書と
通帳とがある。
【0024】図4に払込書の様式の例を示す。払込書5
0には、払込先の口座番号、払込金額等の記入枠53が
設けられている。この記入枠53の部分のイメージは複
合帳票処理ユニット102のイメージリーダ部7によっ
て読み込まれて、記入枠53に記入されている文字の認
識等が行われる。
【0025】通帳には、図5に示すように、搬送方向と
平行な綴じ目66aをもつ縦型通帳62と、図6に示す
ように、搬送方向に直交する綴じ目66bをもつ横型通
帳63および2000号通帳等がある。、
【0026】これらの通帳の表紙面には、利用者の口座
番号、最終取引日、口座残額、そして次回の記帳ページ
番号や行等の情報が記録される磁気ストライプ67a,
67bが通帳搬送方向Aに沿って貼り付けられている。
さらに、通帳の各見開き面の定位置には通帳のページを
識別するためのページマーク69a,69bが印刷され
ている。
【0027】次に、この実施形態のATM100による
払込処理の流れを説明する。まず、利用者がタッチパネ
ルなどからなる操作パネル105上で画面ガイダンス、
音声ガイダンス等の指示に従い払い込みの取引を選択す
る。すると挿入口1を開閉する図に示さない異物防止シ
ャッタが開き、帳票の受入の待機状態となる。
【0028】利用者によって挿入口1より払込書が挿入
されると、これが図に示さないセンサ等によって判別さ
れ、取込部3に配設された搬送ローラ対PM01−PM
08対がプログラマブルに駆動されて払込書が本機内部
へ自動で取り込まれる。
【0029】取り込まれた払込書は、イメージリーダ部
7の読み込み面を通過するように搬送され、このとき払
込書のイメージがイメージリーダ部7によって読み込ま
れる。この後、払込書は印字部10を素通りして、印字
部10と帳票格納部11a,11bとの間の垂直な帳票
搬送路に確保された一時保留部17に保留される。
【0030】一方、イメージリーダ部7によって読み込
まれた払込書のイメージは画像メモリ31に蓄積され
る。CPU23は、この画像メモリ31に蓄積された払
込書のイメージに対して文字認識処理を行う。これによ
り、払込書に記入されている払込先の口座番号、払込金
額などの取引データが得られるとともに、必要な記入欄
の中の文字の有無、払込書の種別の確認が行われる。
【0031】文字認識結果であるデータは操作パネル1
05上に払込書のイメージとともに上下に並んで表示さ
れ、利用者は各表示内容を比較して認識結果が正しいか
どうかを確認し、正しければ操作パネル105上の確認
キーを押す。確認キーが押されると、画面や音声による
メッセージにより、紙幣ユニット103への紙幣投入、
硬貨ユニット104への硬貨投入、ならびにカードユニ
ットl01へのカード投入が利用者に指示され、払込先
の口座への払込などの取引が行われる。
【0032】ここで通帳による精算を行う場合は、通帳
を複合帳票処理ユニット102の挿入口1より挿入すれ
ばよい。利用者によって複合帳票処理ユニット102の
挿入口1より通帳が挿入されると、幅寄せ機構13によ
って通帳の磁気ストライプが磁気ストライプリード/ラ
イト部5の磁気ヘッドによって正しく走査されるように
通帳の搬送路幅方向での位置が調整された後、磁気スト
ライプリード/ライト部5によって通帳の磁気ストライ
プから利用者の口座番号、最終取引日、口座残額、そし
て新たに取引内容を記帳すべきページ番号などの情報の
読み取りが行われる。これによって取得した情報に基づ
いて利用者の口座から払込先の口座への払込等の取引が
行われる。
【0033】取引が完了すると、通帳の個々の見開きペ
ージの定位置に印刷されたページマークがイメージリー
ダ部7によって検出され、検出されたページマークに対
応するページ番号が、磁気ストライプリード/ライト部
5によって通帳の磁気ストライプから読み出された次回
記帳ページ番号と一致するかどうか判定される。一致す
るならば、現在の通帳の見開きページが正しいことを判
断して通帳を印字部10へ移動させる。
【0034】また、イメージリーダ部7によって通帳の
見開きページの先頭空白行が検出され、この検出された
先頭空白行に印字部10によって取引結果が印字(記
帳)される。記帳後、通帳は磁気ストライプリード/ラ
イト部5のリード/ライト位置へ戻され、ここで磁気ス
トライプの情報が最新内容に書き換えられた後、取込部
3を介して挿入口1へ返却される。
【0035】通帳が返却された後、払込書が一時保留部
17から印字部10による印字位置へ移動され、印字部
10にて取扱日時、取扱局などの必要な印字がなされ
る。続いて、この払込書はイメージリーダ部7へ搬送さ
れ、イメージリーダ部7にて特定箇所の印字のイメージ
が読み取られ、文字認識処理で印字濃度の良否の判定が
行われ、その判定結果はCPU23へ通知される。その
後、払込書は帳票格納部11a,11bへ搬送されてこ
こに収納される。
【0036】このように本実施形態のATM100は、
払込書と通帳に対する夫々の処理が1つのユニット(複
合帳票処理ユニット102)内で行われる。このため、
ATM100の見掛け上のユニット数を低減でき、ま
た、印字部10やイメージリーダ部7などを払込書の処
理と通帳の処理とで兼用できるため、コスト面はもちろ
ん、省スペース化の面でのメリットも大きい。
【0037】ところで、この複合帳票処理ユニット10
2では、前述の如く、払込書や通帳などの異種帳票を単
一の挿入口1より挿入するように構成されている。この
ため、利用者の誤操作で払込書と通帳とが同時に挿入さ
れ、両帳票が上下に重なった状態で本ユニット内に取り
込まれるおそれがある。
【0038】そこで本実施形態の複合帳票処理ユニット
102では、払込書と通帳とが重なった状態で挿入され
た場合には両帳票を搬送方向に分離することによって、
各々の帳票に対する処理をそのまま継続できるようにし
た。以降この機能を「帳票分離機能」と呼ぶこととし、
この帳票分離機能を実現するための構成を以下に詳述す
る。
【0039】図7に、複合帳票処理ユニット102にお
いて帳票分離機能を実現する搬送路2上の光学センサと
搬送ローラ対のレイアウトの例を示す。複合帳票処理ユ
ニット102の挿入口1および搬送路2の有効幅は、最
も幅大の帳票に適合する値すなわち払込書50の幅より
僅かに大きな値に設定されている。
【0040】この搬送路2には、計10個の光学センサ
SC01−SC10が配設されている。個々の光学セン
サSC01−SC10は、検知光を発生するたとえば発
光ダイオードなどの発光素子と、この発光素子の検知光
を受光して電気信号を出力するフォトトランジスタなど
の受光素子とで構成されたものである。この実施形態で
は透過型の光センサを使用した。すなわち、各光学セン
サSC01−SC10は、帳票が各々の検知位置を通過
する際に光学的な状態が「暗」となり、その他のときは
光学的な状態が「明」となって、夫々の状態に対応する
検知信号を発生する。
【0041】搬送路2には、挿入口1の側より奥へ向か
って、SC01,SC02の2つの光学センサからなる
第1センサグループ、SC03,SC04,SC05の
3つの光学センサからなる第2センサグループ、SC0
6,SC07,SC08の3つの光学センサからなる第
3センサグループ、そしてSC09,SC10の2つの
光学センサからなる第4センサグループが順に配置され
ている。各光学センサ光学センサSC01−SC10は
上記のグループごとに挿入口1から共通の搬送距離の位
置にそれぞれ配置されている。
【0042】また、SC01,SC03,SC07の3
つの光学センサは、互いに規定の間隔を空けて、搬送路
2の左端(当該搬送路を挿入口1から見て左端)に沿っ
て一列に並設されている。同様にSC02,SC05,
SC08の3つの光学センサは、互いに規定の間隔を空
けて、搬送路の右端に沿って一列に並設されている。そ
してSC04,SC06の2つの光学センサは搬送路2
のほぼセンターに沿って配設されている。
【0043】図7に示す搬送路2において、P1は挿入
口1から取り込まれた帳票を判定するために、機械的あ
るいは光学的な検出によって当該帳票が一時停止される
位置(帳票判定位置)を示している。この帳票判定位置
P1上に位置するSC06,SC07,SC08の3つ
の光学センサは、取り込まれた帳票の先端を検知して帳
票の種類を判別するためのセンサ群である。前述したよ
うに、払込書50は幅は搬送路2の幅とほぼ同一である
から、SC06,SC07,SC08の3つの光学セン
サの出力がすべて「暗」の場合には払込書50であるこ
とを判定でき、その他の場合には通帳(縦/横通帳6
0,2000号通帳70)であることを判定できる。
【0044】上記の帳票判定位置71と、SC03,S
C04,SC05の3つの光学センサの取込方向の各末
端を結んだ直線上に当たる位置P2との距離L1は、払
込書50の長さL50よりも長く、かつ通帳の中で最も長
さが短い通帳(縦/横通帳60)の長さL60よりも短い
値に設定されている。また、帳票判定位置71と、SC
01,SC02の2つの光学センサの取込方向の各末端
を結んだ直線上に当たる位置P3との距離L2は、通帳
の中で最も長い通帳(2000号通帳70)の長さL70
より僅かに大きい値に設定されている。
【0045】このように配置された各光学センサSC0
1−SC08の出力を見ることで、払込書50と通帳
(縦/横通帳60,2000号通帳70)との重なりの
状態を判定することが可能である。
【0046】図8に、払込書50と通帳(縦/横通帳6
0,2000号通帳70)との重なり状態のパターンを
示す。ここでは通帳が縦/横通帳60である場合を示し
ているが、2000号通帳70の場合も同様である。
【0047】重なり状態は、大きく4つのグループに分
類できる。すなわち、両方の帳票50,60の先端が揃
っている状態、払込書50の先端が通帳60の先端よ
りはみ出た状態、払込書50の前後から通帳60がは
み出ることなく重なった状態、そして通帳60の先端
が払込書50の先端よりはみ出た状態である。各々の
重なり状態のグループは、さらに、通帳60が搬送路2
の左端にある状態、通帳60が搬送路2の右端にある状
態、通帳60が搬送路2の左右のどちらの端にも寄って
いない状態とに分類される。以上の12通りの重なり状
態を、上記の各光学センサSC01−SC08の出力に
基づいて判定することが可能である。
【0048】図9に、光学センサSC01−SC08の
出力値のパターンと、払込書50と通帳60との重なり
状態との相関をまとめた表を示す。ここで、●は光学セ
ンサの出力値が「暗」、○は光学センサの出力値が
「明」を示している。このように、上記の各重なり状態
に対して、光学センサSC01−SC08の出力値は1
ないし2種類の特定のパターンを示す。ここで、状態
の分類に属する各々の重なり状態はそれぞれ、光学セン
サSC01−SC08の出力値の2つのパターンと対応
している。したがって、この表の内容を電子的なテーブ
ル情報としてROM37などの記憶装置に記憶しておけ
ば、光学センサSC01−SC08の出力値に対して重
なり状態を判定することができる。
【0049】なお、図7に示す搬送路2の領域において
最も奥に配置された2つの光学センサSC09,SC1
0は帳票のスキュー量を検出するための光学センサであ
る。この光学センサを用いたスキュー検出については後
で詳述する。
【0050】一方、図7に示す搬送路2の領域には8個
の搬送ローラ対PM01−PM08が以下のように配置
されている。
【0051】すなわち、搬送路2には、挿入口1の側よ
り奥へ向かって、PM01,PM02,PM03の3体
の搬送ローラ対からなる第1搬送ローラグループ、PM
04,PM05,PM06の3体の搬送ローラ対からな
る第3搬送ローラグループ、PM07,PM08の2体
の搬送ローラ対からなる第3搬送ローラグループが順に
配置されている。各搬送ローラ対PM01−PM08は
グループごとに挿入口1から共通の搬送距離の位置にそ
れぞれ配置されている。
【0052】また、PM01,PM04,PM07の3
体の搬送ローラ対は、互いに規定の間隔を空けて、搬送
路2の左端(当該搬送路を挿入口1から見て左端)に沿
って一列に並設されている。同様にPM03,PM0
6,PM08の3体の搬送ローラ対は、互いに規定の間
隔を空けて、搬送路の右端に沿って一列に並設されてい
る。そしてPM02,PM05の2体の搬送ローラ対は
搬送路2のほぼセンターに沿って配設されている。
【0053】各々の搬送ローラ対PM01−PM08
は、図10に示すように、帳票Pをその表裏両面から挟
持して搬送することができるように、搬送モータ44の
動力によって駆動される駆動ローラ91と、駆動ローラ
91に従動して回転自在な従動ローラ92との対で構成
されたものである。各搬送ローラ対PM01−PM08
の駆動ローラ91はそれぞれ個別に駆動することが可能
であるとともに回転方向を切り替えて駆動することが可
能とされている。
【0054】また、各搬送ローラ対PM01−PM08
はそれぞれ個別に、駆動ローラ91に対して従動ローラ
92を接離動作させることが可能となっている。すなわ
ち、搬送ローラ対ごとに帳票Pの挟持状態のオン/オフ
を切り替えることができるようになっている。この例で
は、従動ローラ92を昇降自在に設けたことで、駆動ロ
ーラ91に対する従動ローラ92の接離動作を実現して
いる。もちろん、その変形として、駆動ローラ91のみ
を昇降させたり、あるいは従動ローラ92と駆動ローラ
91の両方を昇降させるようにしてもよい。
【0055】後で帳票の「クランプ」という動作が登場
するが、この「クランプ」とは、駆動オフの駆動ローラ
91に従動ローラ92を接触させて帳票を定位置に拘束
した状態を言う。このクランプ状態から駆動ローラ91
の駆動をオンにすることによって、帳票Pは駆動ローラ
91と従動ローラ92との間に挟持されながら搬送され
る。
【0056】また、図7に示すように、搬送路2の左端
に配置された搬送ローラ対PM01,PM04,PM0
7および右端に配置された3体の搬送ローラ対PM0
3,PM06,PM08のローラ幅Wr はすべて共通
で、以下のように規定されている。 Wr =((払込書の幅W50)−(通帳の最大幅W60))÷2 たとえば、払込書50の幅W50を180mm、2000
号通帳70の幅W70を140mm、縦/横通帳60の幅
W60を170mmとした場合、ローラ幅Wr は5mmと
なる。
【0057】このように搬送路2の左右の搬送ローラP
M01,PM04,PM07,PM03,PM06,P
M08のローラ幅Wr を規定することで、通帳60が当
該左右両側の搬送ローラに同時に接触することがないよ
うにしている。これにより、少なくとも左右いずれか一
方の搬送ローラ対によっての、帳票の分離を目的とし
た、払込書50単独の搬送を実現している。
【0058】上記各センサグループおよび上記各搬送ロ
ーラグループの位置関係を説明すると、挿入口1の側よ
り搬送路の奥へ向かって、第1センサグループ、第1搬
送ローラグループ、第2センサグループ、第2搬送ロー
ラグループ、第3センサグループ、第4センサグルー
プ、第3搬送ローラグループの順となる。
【0059】次に、この複合帳票処理ユニット102に
おいて、重なった状態で挿入された払込書50と通帳6
0とを分離する動作を説明する。
【0060】図11は、このときの処理の流れを示す図
である。挿入口1の近傍には、帳票が挿入されたこと
を、帳票との機械的あるいは光学的な干渉により検知す
る図示しない挿入検知手段が設けられている。この挿入
検知手段によって帳票の挿入が検知されると、その検知
信号がCPU23へ送られる。CPU23は当該検知信
号を受けて各搬送ローラ対PM01−PM08による帳
票の搬送動作を開始させる。これにより、帳票の自動取
り込みが開始される(ステップS1)。なお、挿入検知
手段には、第1センサグループの2つの光学センサSC
01,SC02を利用することができる。
【0061】帳票の自動取り込みによって帳票の先端が
帳票判定位置P1まで到達すると、このことが機械的あ
るいは光学的な検出手段によって検知され、CPU23
はこの検知信号を受けて各搬送ローラ対PM01−PM
08の駆動を停止させるとともにクランプの解除を行う
(ステップS2)。
【0062】この後、CPU23は各光学センサSC0
1−SC08の検出信号を取り込む。なお、光学センサ
SC01−SC08の機能をオンにするタイミングにつ
いては、帳票が帳票判定位置P1に到達直後と到達前の
どちらでも構わないが、処理を高速化するには、帳票が
帳票判定位置P1に到達する前にオンにしておくことが
好ましい。
【0063】CPU23は、各光学センサSC01−S
C08の検出信号に基づき、図9に示したテーブル情報
を参照して重なり状態の判定を行う(ステップS3)。
【0064】ここで具体例を挙げて重なり状態を判定す
る動作を説明する。図12に、払込書50と通帳60と
が重なった状態で取り込まれた様子の一例を示す。この
場合、各光学センサSC01−SC08の出力値は以下
の通りである。 SC01−SC08=「明」「暗」「明」「暗」「暗」
「暗」「暗」「暗」 よって、図9の表から重なり状態は状態−3であるこ
とが判定される。
【0065】また、図13に、払込書50と通帳60と
が別の状態で重なって取り込まれた様子の例を示す。こ
の場合、各光学センサSC01−SC08の出力値は以
下の通りである。 SC01−SC08=「暗」「暗」「暗」「暗」「暗」
「明」「暗」「明」 よって、図9の表から重なり状態は状態−2であるこ
とが判定される。
【0066】CPU23は、このようにして重なり状態
を判定した後、判定した重なり状態に応じた搬送ローラ
対PM01−PM06の制御を次のように行う。
【0067】図14に、この重なり状態に応じた搬送ロ
ーラ対PM01−PM08の制御の内容をまとめて示
す。ここで、●は帳票をクランプして駆動する搬送ロー
ラ対であり、●Fは取込方向(下流の方向)へ帳票を搬
送すべく正転駆動される搬送ローラ対、●Rはその逆方
向(上流の方向)へ帳票を搬送すべく逆転駆動される搬
送ローラ対である。また、◎はクランプ状態にする搬送
ローラ対、×はクランプ解除状態にする搬送ローラ対で
ある。
【0068】重なり状態が状態に属する場合を説明す
る(ステップS4のYES)。この場合、通帳60をそ
の位置で拘束しつつ払込書50を上流に向けて搬送させ
ることで分離を実現する(ステップS5)。
【0069】図13の状態−2の例で説明すると、P
M01−PM06の搬送ローラ対をクランプ状態にし、
その中の通帳60と干渉しないPM01,PM03,P
M04,PM06の各搬送ローラ対を逆転駆動する。こ
れにより、通帳60がPM05等の搬送ローラ対によっ
て拘束されたまま払込書50のみが上流に向けて搬送さ
れ、この結果、払込書50と通帳60との分離が実現さ
れる。払込書50は、そのまま挿入口1を通じてユニッ
ト外部に排出され、利用者に返却される。状態−1お
よび状態−3の場合も同様に払込書50と通帳60と
の分離が行われる。
【0070】次に、重なり状態が状態−に属する場
合を説明する(ステップS4のNO)。この場合、通帳
60を拘束しつつ払込書50を下流に向けて搬送させる
ことで分離を行う(ステップS6)。
【0071】図12の状態−3の例で説明すると、P
M01−PM04の各搬送ローラ対をクランプ状態にす
るとともに、その中の通帳60と干渉しないPM01,
PM04の搬送ローラ対を正転駆動する。また、PM0
5,PM06の2つの搬送ローラ対についてはクランプ
状態を解除する。この結果、通帳60は少なくともPM
02,PM03の搬送ローラ対によって拘束された状態
で払込書50が下流へ向けて搬送され、払込書50と通
帳60との分離が行われる。なお、払込書50の搬送の
際にPM05,PM06の2つの搬送ローラ対のクラン
プ状態を解除することで搬送抵抗を低減することがで
き、安定した分離動作が実現される。その他、状態−
に属する他の状態の場合も同様に払込書50と通帳6
0との分離が行われる。
【0072】取込方向へ搬送された払込書50に対して
は2つの光学センサSC09,SC10によってスキュ
ーの向きと量の測定が行われる。このスキューの向きと
量の測定は個々の光学センサSC09,SC10によっ
て払込書先端が検知されたタイミングの時間差を基に行
われる(ステップS7)。
【0073】図15にスキュー搬送の例を示し、図16
にスキュー補正のタイミングチャートを示す。上記の分
離動作のため搬送ローラ対PM04,PM05,PM0
6によって下流へ向けて搬送された払込書50の先端5
0aが、スキュー検知用の2つの光学センサSC09,
SC10によって各々検知されるタイミングの時間差を
測定する。
【0074】図14の例では、SC10の光学センサに
よる検知タイミングがSC09の光学センサによる検知
タイミングに対してT1時間分先行していることがスキ
ュー検知結果として得られる。CPU23は、スキュー
検知結果に基づいて、PM01,PM02,PM03,
PM07,PM08の各搬送ローラ対の制御を次のよう
に行う。
【0075】払込書50の先端50aの検出タイミング
から一定時間T2が経過したところで、PM07,PM
08の搬送ローラのうち、スキューの向きに対応する一
方の搬送ローラ対を正転駆動する。
【0076】ここで、スキューの向きに対応する一方の
搬送ローラ対とは、払込書50の先端50aがSC10
の光学センサによって先行して検知された場合にはPM
07の搬送ローラ対であり、SC09の光学センサによ
って先行して検知された場合にはPM08の搬送ローラ
対である。また、時間T2とは、払込書50の先端50
aが検知されてから払込書50の左右両端部がPM0
7,PM08の各搬送ローラ対と干渉するまでに要する
時間であり、この時間T2は光学センサSC09,SC
10と搬送ローラPM07,PM08との距離、搬送速
度などに応じて最適な値があらかじめ選定される。ま
た、この時間T2はスキュー量に応じて可変するように
してもよい。
【0077】このようにしてPM07,PM08のうち
一方の搬送ローラ対を正転駆動することによって、払込
書50はスキューを解消する方向に回転される。さら
に、CPU23は、PM07,PM08のうち一方の搬
送ローラ対の駆動開始からスキュー検知結果であるT1
時間が経過したところで、PM07,PM08のうち他
方の搬送ローラ対を正転方向へ駆動すると同時にPM0
1−PM03の各搬送ローラ対を逆転方向に駆動する。
【0078】これによって、払込書50のスキュー補正
が行われるとともに、通帳60は挿入口1を通じてユニ
ット外部に排出され、利用者に返却される(ステップS
8)。
【0079】なお、PM07,PM08の各搬送ローラ
対はスキューがゼロであった場合にも、払込書50の先
端が最初に検出されたタイミングから一定時間T2後に
同時に正転駆動され、このときPM01−PM03の各
搬送ローラ対が逆転駆動することによって通帳60の返
却が同様に行われる。
【0080】以上説明したように本実施形態によれば、
払込書50と通帳60とが重ねて挿入された場合にこれ
らの帳票を自動的に搬送路2上で分離させることがで
き、一方の帳票の処理をそのまま開始させることができ
るとともに他方の帳票が利用者に返却されるので、帳票
挿入の制限が緩和され、利用者にとっての操作性が向上
するという効果が得られる。
【0081】なお、本発明の帳票処理装置は、上述の実
施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはも
ちろんである。
【0082】たとえば、払込書や通帳を処理する装置に
限らず、外形の異なる二種の帳票を共通の挿入口より挿
入する方式の帳票処理装置であれば、各帳票の外形およ
び外形の差異を考慮して光学センサおよび搬送ローラ対
のレイアウトを選定することで、本発明を適用すること
が可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二枚の帳票が重ねて挿入された場合にこれらの帳票を自
動的に搬送路上で分離させることができ、一の帳票の処
理をそのまま開始させることができるので、帳票挿入の
制限が緩和され、利用者にとっての操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である現金自動預出金機の
外観図である。
【図2】図1の現金自動預出金機の中の複合帳票処理ユ
ニットの構成を示す図である。
【図3】図2の複合帳票処理ユニットの制御系の構成を
示すブロック図である。
【図4】払込書の様式の例を示す図である。
【図5】縦型通帳の構成を示す図である。
【図6】横型通帳の構成を示す図である。
【図7】複合帳票処理ユニットにおいて帳票分離機能を
実現する搬送路上の光学センサと搬送ローラ対のレイア
ウトの例を示す図である。
【図8】払込書と通帳との重なり状態のパターンを示す
図である。
【図9】各光学センサの出力値のパターンと、払込書と
通帳との重なり状態との相関を示す図表である。
【図10】搬送ローラ対の構成を示す図である。
【図11】帳票の分離処理の流れを示すフローチャート
である。
【図12】払込書と通帳とが重なった状態で取り込まれ
た様子の例を示す図である。
【図13】払込書と通帳とが別の状態で重なって取り込
まれた時の様子の例を示す図である。
【図14】帳票の重なり状態と各搬送ローラ対の制御と
の対応を示す図表である。
【図15】スキュー搬送の例を示す図である。
【図16】スキュー補正のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…挿入口、2…搬送路、3…取込部、23…CPU、
50…払込書、60…通帳、91…駆動ローラ、92…
従動ローラ、102…複合帳票処理ユニット、PM01
−PM08…搬送ローラ対、SC01−SC08…光学
センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 456 G07D 9/00 456F // B42D 11/00 B42D 11/00 R Fターム(参考) 3E040 AA06 AA07 BA07 BA16 DA05 EA01 FG14 FG15 3F053 AA10 LA08 LB04 LB05 3F102 AA15 AB03 BA02 BA03 BA09 BB02 BB07 CA03 CB01 EA03 FA03 FA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票を挿入させる挿入口と、 前記挿入口より挿入された帳票の搬送を案内する搬送路
    と、 前記搬送路に離散配置され、個別に駆動可能な複数の搬
    送ローラ対であって、かつ対を成す搬送ローラどうしが
    接離可能な複数の搬送ローラ対と、 前記搬送路上での二枚の帳票の重なり状態を検出する検
    出手段と、 この検出手段により検出された前記重なり状態に基づい
    て、前記二枚の帳票を前記搬送路上で分離させるよう
    に、前記複数の搬送ローラ対の駆動を個別に制御すると
    ともに前記個々の搬送ローラ対ごとの搬送ローラどうし
    の接離状態を個別に制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする帳票処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記二枚の帳票を前記
    搬送路上で分離させるために、前記二枚の帳票のうち一
    方の第1の帳票のみと干渉する一以上の前記搬送ローラ
    対により当該第1の帳票を挟持して移動を拘束する一
    方、前記二枚の帳票のうち他方の第2の帳票のみと干渉
    する他の一以上の前記搬送ローラ対により当該第2の帳
    票を挟持しつつ下流または上流に向けて搬送するよう
    に、前記複数の搬送ローラ対の駆動を個別に制御すると
    ともに前記個々の搬送ローラ対ごとの搬送ローラどうし
    の接離状態を個別に制御することを特徴とする請求項1
    に記載の帳票処理装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ローラ対により前記取込方向に
    搬送された前記第2の帳票のスキューを検出するスキュ
    ー検出手段と、 前記第2の帳票のスキューを補正するように、前記第2
    の帳票を下流へ向けて搬送する、個別に駆動可能な複数
    のスキュー補正搬送ローラ対とをさらに備え、 前記制御手段は、前記スキュー検出手段によって検出さ
    れた前記第2の帳票のスキューを補正すると同時に前記
    第1の帳票を上流に向けて搬送するように、前記複数の
    スキュー補正搬送ローラ対および前記複数の搬送ローラ
    対の駆動を個別に制御することを特徴とする請求項2に
    記載の帳票処理装置。
  4. 【請求項4】 前記二枚の帳票が互いに外形の異なる帳
    票であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    1項に記載の帳票処理装置。
  5. 【請求項5】 帳票を挿入させる挿入口と、 前記挿入口より挿入された帳票の搬送を案内する搬送路
    と、 前記搬送路に離散配置され、個別に駆動可能な複数の搬
    送ローラ対であって、かつ対を成す搬送ローラどうしが
    接離可能な複数の搬送ローラ対と、 前記搬送路上での二枚の帳票の重なり状態を検出する検
    出手段とを設けておき、 前記検出手段により検出された前記二枚の帳票の重なり
    状態に基づいて、前記複数の搬送ローラ対の駆動を個別
    に制御するとともに前記個々の搬送ローラ対ごとの搬送
    ローラどうしの接離状態を個別に制御して、前記二枚の
    帳票を搬送路上で分離させることを特徴とする帳票処理
    方法。
  6. 【請求項6】 前記二枚の帳票のうち一方の第1の帳票
    のみと干渉する一以上の前記搬送ローラ対により当該第
    1の帳票を挟持して移動を拘束する一方、前記二枚の帳
    票のうち他方の第2の帳票のみと干渉する他の一以上の
    前記搬送ローラ対により当該第2の帳票を挟持しつつ下
    流または上流に向けて搬送するように、前記複数の搬送
    ローラ対の駆動を個別に制御するとともに前記個々の搬
    送ローラ対ごとの搬送ローラどうしの接離状態を個別に
    制御して前記二枚の帳票を前記搬送路上で分離させるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の帳票処理方法。
  7. 【請求項7】 前記搬送ローラ対により前記取込方向に
    搬送された前記第2の帳票のスキューを検出するスキュ
    ー検出手段と、 前記第2の帳票のスキューを補正するように、前記第2
    の帳票を下流へ向けて搬送する、個別に駆動可能な複数
    のスキュー補正搬送ローラ対とをさらに設け、 前記複数のスキュー補正搬送ローラ対および前記複数の
    搬送ローラ対の駆動を個別に制御して、前記スキュー検
    出手段によって検出された前記第2の帳票のスキューを
    補正すると同時に前記第1の帳票を上流に向けて搬送す
    ることを特徴とする請求項6に記載の帳票処理方法。
  8. 【請求項8】 前記二枚の帳票が互いに外形の異なる帳
    票であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか
    1項に記載の帳票処理方法。
JP2002051250A 2002-02-27 2002-02-27 帳票処理装置および帳票処理方法 Withdrawn JP2003246528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002051250A JP2003246528A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 帳票処理装置および帳票処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002051250A JP2003246528A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 帳票処理装置および帳票処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003246528A true JP2003246528A (ja) 2003-09-02

Family

ID=28663274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002051250A Withdrawn JP2003246528A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 帳票処理装置および帳票処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003246528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218324A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 冊子プリンタ
JP2020088641A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 株式会社リコー 画像読取り装置、印刷装置、画像形成システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218324A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 冊子プリンタ
JP2020088641A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 株式会社リコー 画像読取り装置、印刷装置、画像形成システム
JP7196562B2 (ja) 2018-11-27 2022-12-27 株式会社リコー 画像読取り装置、印刷装置、画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8523235B2 (en) Cash and cheque automatic depositing apparatus
KR20130011287A (ko) 현금 및 수표 번들 입금기
KR20030025187A (ko) 지엽류 계수장치 및 거래 처리장치
JPH01169589A (ja) 券自動発行装置
JP3593379B2 (ja) 帳票類取扱装置
JP2003246528A (ja) 帳票処理装置および帳票処理方法
WO1991003799A1 (en) Printing device of securities
JP2003141367A (ja) 小切手処理装置及び小切手処理方法
JP3785549B2 (ja) 通帳処理システム
JPS6124750B2 (ja)
JP2003030720A (ja) 帳票処理装置と帳票処理方法
JP3968296B2 (ja) 複数の帳票類を一括して取り扱い可能な帳票類取扱装置
JP2003034058A (ja) 帳票処理装置および帳票処理方法
JP2002192785A (ja) 帳票類取扱装置
JP2605674Y2 (ja) 紙幣識別装置
JP2003091765A (ja) 帳票処理装置、帳票処理方法および自動取引装置
JP2006092105A (ja) 帳票処理装置
JP2003058931A (ja) 帳票処理装置と帳票処理方法
JP4269438B2 (ja) 印字装置
JP2002251525A (ja) 帳票処理装置と帳票処理方法
JP2005011163A (ja) 帳票取扱装置
JPH0877271A (ja) 自動取引装置
JP2791724B2 (ja) 自動取引装置
JPH06187544A (ja) 通帳取扱装置
JP2003312065A (ja) 帳票処理装置および帳票処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510