JP2005011163A - 帳票取扱装置 - Google Patents

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Ichiro Nakamura
伊知郎 中村
Mamoru Sano
護 佐野
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Abstract

【課題】払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名が記入されているかどうかの判定を誤ることを防止する帳票取扱装置を提供する。
【解決手段】帳票・冊子類取扱ユニット101は、払込書27を取り込み搬送する搬送路40と、走行する前記払込書27のイメージを読み取る文字認識用OCRスキャナ部7と、この文字認識用OCRスキャナ部7から出力されるデータを認識する制御部105とを備える。また、この制御部105は、前記払込書27の払込人住所氏名欄に記入された住所氏名31aの外接矩形の面積を求め、この値が住所氏名ありと判定することの不可能な判定値Aと可能な判定値Bの間にある場合、操作者が住所氏名の有無を判定できるようにし誤判定による取引やり直しを防止した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、払込書を扱う帳票ユニット、または帳票と通帳を取り扱う帳票・冊子類取扱ユニットなどの帳票取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、払込書を取り扱う帳票ユニット、または帳票と通帳を取り扱う帳票・冊子類取扱ユニットを組み込んだ帳票取扱装置が実用化している。
【0003】
従来の帳票取扱装置では払込書の払込人住所氏名欄に操作者が記入しなければ取引ができなかった。従って、払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名が記入されているかどうかをOCRスキャナで読み取り、読み取ったデータを住所氏名が記入されているかどうかを判別するための判別基準と比較判定していた。そして、住所氏名が記載されていないと判定された場合当該払込書を操作者に返却していた。
【0004】
また、払込書の払込人住所氏名欄に手書き記入する手間を改善するため、カード・通帳などの媒体の情報を基に、顧客データベースを参照し、払込人の住所氏名を支払請求書または申込書に印字する手段を備えることにより、記入不備による取引をやり直す手間、又は操作者が住所氏名を手書きで記入する手間を解消する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001―250147号公報(第1頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の帳票取扱装置では払込人住所氏名欄の住所氏名を操作者が手書きで記入するため、払込人住所氏名欄に適切に住所氏名が記入されていない帳票が出回ることがあるという問題がある。また、払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名が記入されているかどうかをスキャナで読み取り判定する際、判定基準を厳しくすると返却が多発し、判定基準を緩めると未記入の払込書を受け付けてしまうという問題があった。
【0007】
これに対して、上記特許文献1記載の方法は住所変更が必要なカードまたは通帳の場合、旧住所を印刷してしまう不具合がある。さらに、顧客デーベースの構築には多大な設備投資を行う必要があるという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、払込書の払込人住所氏名欄をスキャナで読み取り、当該払込人住所氏名欄に記入されている住所氏名の外接矩形の面積を設定値と比較して判定し、その判定結果によって払込人住所氏名欄に記入があるかどうかを判定する帳票取扱装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、払込書を取り込み搬送する搬送路と、この搬送路に配置され、前記払込書のイメージを読み取るスキャナ部と、このスキャナ部から出力されるデータから前記払込書の払込人住所氏名欄に記入された住所氏名の外接矩形の面積を求め、これを設定値と比較することによって住所氏名の有無を判定する制御部とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係る、通帳・冊子類取扱ユニット101を搭載した自動預払装置99の外観図である。
【0012】
なお、本発明の帳票取扱装置としては、払込書を扱う帳票ユニット、または払込書と通帳を扱う通帳・冊子類取扱ユニットの何れであってもよいのは勿論である。また、本発明の実施の形態の帳票取扱装置は、上記帳票ユニット又は通帳・冊子類取扱ユニットにイメージデータを表示すると共にデータが入力可能な表示部を含んでいてもよいが、後述する自動預払装置の操作パネルのような表示部と通帳・冊子類取り扱いユニットとを組み合わせたものでもよい。
【0013】
自動預払装置99は、カードユニット100と、本発明の実施の形態の通帳・冊子類取扱ユニット101と、紙幣を入出金するための紙幣ユニット102と、操作パネル103と、硬貨を入出金するための硬貨ユニット104と、総合制御部(図示しない)とで構成される。
【0014】
次に、図2を参照して本発明の実施の形態の一部である通帳・冊子類取扱ユニット101の構成を説明する。
【0015】
通帳・冊子類取扱ユニット101は、払込書又は通帳からなる媒体の出入口である出入口2と、この出入口2から挿入された媒体を図示矢印A方向に搬送する主搬送路40を有している。そして、この主搬送路40に沿って出入口2から、磁気リード・ライト部3及び通帳収納部4と、通帳ページ捲り・幅寄せ部5と、後に詳述するPLD検知部6と、文字認識用OCRスキャナ部7と、印字部8と、払込書を収納する上段収納庫9及び下段収納庫10とが配置されている。さらに、これらを制御する主制御部105と、媒体を挟持して搬送するための複数の搬送ローラ50〜55と、電源部(図示しない)とで構成される。
【0016】
出入口2は、通帳又は払込書が挿入されたり、放出されるところである。
【0017】
磁気リード・ライト部3は、磁気ヘッド3a、磁気ヘッドドライバ(図示しない)、及び通帳押さえローラ(図示しない)で構成されており、磁気ヘッド3aと通帳押さえローラで搬送される通帳の磁気ストライプ部を押圧し、通帳の磁気ストライプを磁気ヘッド3aに接触させ、磁気ストライプの磁気データをリード/ライトする。このようにして読み取られた磁気データは、主制御部105へ通知される。
【0018】
通帳ページ捲り・幅寄せ部5は、ページ捲り機構と幅寄せ機構から構成される。通帳ページ捲り機構は、通帳に印字するための印字行が同一ページに不足した場合に自動的にページ捲りを行う。また、幅寄せ機構は、通帳の位置ずれによる磁気ストライプの誤読、誤書き込みが発生するのを防止するため、搬送される通帳を片側に整位する。
【0019】
PLD検知部6は、LED照明とモノクロCCD(ラインセンサ)からなり、搬送される通帳端部に印刷されている通帳のページマーク、印字済行、及び印字濃度を読み取る。また、その読み取ったデータと、通帳のページマークデータから現在開いている通帳のページを判別し、主制御部105へ通知する。
【0020】
文字認識用OCRスキャナ部7は、照明部とカラーCCD(ラインセンサ)からなり、搬送される通帳又は払込書のイメージデータを読み取り、その読み取ったデータを主制御部105へ通知する。
【0021】
上段収納庫9及び下段収納庫10は、媒体処理の終了した払込書18が収納されるところである。
【0022】
主制御部105は、制御部であるCPUと、データ処理回路と、メモリーと、上記各構成ユニットとのI/F(インターフェース)で構成され、CPUは帳票・冊子類取扱ユニット101の全体的な制御、及び各種の演算処理を実行し、この演算処理結果を自動預払装置99の総合制御部(図示しない)に伝送する。
【0023】
総合制御部は、カードユニット100、帳票・冊子類取扱ユニット101、紙幣ユニット102、操作パネル103及び硬貨ユニット104と相互に通信を行い、自動預払装置99を制御する。また、この総合制御部は、図示していない外部とのI/Fを有し、外部との通信を行う。
【0024】
なお、帳票・冊子類取扱ユニット101で使用される媒体には複数種類の通帳及び払込書が存在する。そこで、本発明の実施の形態で使用する通帳の一例を図3及び図4を参照して説明する。通帳には図3に示す綴じ目が縦方向の縦通帳20と、図4に示す綴じ目が横方向の横通帳23が存在する。上述した縦通帳20の下面には通帳のページを示すページマーク21が印刷され、さらに磁気ストライプ22が貼り付けられている。また、横通帳23の上面にはページマーク24が印刷され、下面には磁気ストライプ25が貼り付けられている。
【0025】
また、本発明の実施の形態で使用する払込書の一例を図5を参照して説明する。払込書27には払込先口座番号28a、28b、金額29a、29b、払込先名称(図5の加入者名)及び払込人住所氏名欄30a、30bへの住所氏名の記入などの払い込みに必要な情報が手書き又は印刷によって書き込まれている。
【0026】
自動預払装置99の各ユニットの構成は以上の通りである。次に、本発明の実施の形態の主要な部分である通帳・冊子類取扱ユニット101の動作を通帳処理と払込処理の場合について図1〜図6を参照して説明する。
【0027】
(通帳処理)
自動預払装置99で通帳処理を行う場合、表示手段とタッチパネルなどの入力手段を兼ねた操作パネル103により、画面ガイダンス、音声ガイダンスなどの指示に従い、例えば、通帳記入などの取引を選択する。この通帳記入取引が選択されると、操作パネル103には通帳挿入の画面ガイダンスが行われる。ここで操作者が通帳(例えば、図3に示す縦通帳20)を通帳・冊子類取扱ユニット101の出入口2から図示矢印「挿入方向」に挿入すると、この出入口2に配置したセンサ(図示しない)に検知され、搬送ローラ50が回転し、当該縦通帳20を図示矢印A方向に搬送して機体内に取り込む。
【0028】
取り込まれた縦通帳20は、搬送ローラ51乃至54によって挟持搬送され幅寄せ機構(図示しない)によって搬送方向に向かって右側に寄せられて磁気リード・ライト部3によって当該縦通帳20の磁気ストライプ22からデータが読み取られる。読み取られた磁気データは通帳・冊子類取扱ユニットの主制御部105に通知される。
【0029】
次に、PLD検知部6によって現在開かれているページのページマーク21が読み取られる。読み取られたデータは磁気データ同様主制御部105に通知される。
【0030】
次に、主制御部105は、先に読み取った当該縦通帳20の磁気ストライプ22に記録されていたページとPLD検知部6で読み取ったページマーク21のページが一致するかどうかを検証する。この検証の結果一致した場合、総合制御部を介して外部のセンター(図示しない)とのオンライン伝送を行い、当該口座についての記帳データを入手し、そのデータを帳票・冊子類取扱ユニット101の主制御部105へ送信して印字部8で通帳に印字を行う。また、上記印字時、ページを捲って印字する必要がある場合、通帳ページ捲り・幅寄せ部5によって通帳のページが捲られ、必要な印字が行われる。
【0031】
このようにして、所定の印字を終了すれば通帳を搬送方向上流に搬送(逆搬送)しPLD検知部6で印字濃度を確認する。この印字濃度確認の結果、印字濃度が所定値に入っている場合、当該縦通帳20は出入口2に排出される。以上が通帳に記帳する場合の通帳処理である。次に、払込処理の説明を行う。
【0032】
(払込処理)
自動預払装置99で払込処理を行う場合、表示手段とタッチパネルなどの入力手段を兼ねた操作パネル103により、画面ガイダンス、音声ガイダンスなどの指示に従い、例えば、払込取引を選択する。この払込取引が選択されると、操作パネル103には払込書挿入の画面ガイダンスが行われる。ここで操作者が払込書(例えば、図5に示す払込書27)を通帳・冊子類取扱ユニット101の出入口2から挿入すると、この出入口2に配置したセンサ(図示しない)に検知され、搬送ローラ50が回転し、当該払込書27を図示矢印A方向に搬送して機体内に取り込む。
【0033】
取り込まれた払込書27は、搬送ローラ51乃至55によって挟持搬送され文字認識用OCRスキャナ部7の読み取り面通過時に文字認識用OCRスキャナ部7のカラーCCDによって読み取られる。読み取られたイメージは、文字認識部(図示しない)によって、払込先口座番号28a、28b及び金額29a、29bなどの文字認識が行われ、さらに、払込人住所氏名欄30a、30bなど記入の必要な箇所への記入の有無、及び払込書の種別等が判定される。
【0034】
この判定の結果は、払込先口座番号28a、28bなどの読み取られたイメージと文字認識された結果が上下に並んで操作パネル103に表示される。操作者が文字認識内容に問題ないことを確認するために操作パネル103上の必要なキーを押すことにより、紙幣ユニット102、硬貨ユニット104などの現金を取り扱うユニット、又はカードによる入金の場合はカードユニット100へのカード挿入が指示され、払込書27に示された払込先口座28a、28bへの払い込み処理が行われる。
【0035】
なお、払込人住所氏名欄30a、30bに破線で示した住所氏名有無チェック対象領域31a、31b内に記入された住所氏名32a、32bが後述する図7に示す方法によって判定される。
【0036】
その後、払込書27は印字部8に搬送され受付局日付印34a、34bが印字される。
【0037】
印字終了した払込書27は、進行方向上流に搬送(逆搬送)され文字認識用OCRスキャナ部7で読み取られ、文字認識部(図示しない)で印字濃度を確認する。
【0038】
この印字濃度確認の結果は主制御部105に伝送される。当該払込書27はその様式により上段収納庫9又は下段収納庫10に収納される。
【0039】
次に、図7を参照して本発明の実施の形態の自動預払装置99による払込取引の動作を説明する。
【0040】
操作者が操作パネル103から払込取引を選択すると(S1)、総合制御部は、操作パネル103に「払込書をお入れ下さい」の表示を行う(S2)。操作者が指示に従って帳票・冊子類取扱ユニット101の出入口2に払込書27を挿入すると(S3)、払込書27は機体内に取り込まれ文字認識用OCRスキャナ部7によって所定箇所のイメージが読み取られる(S4)。
【0041】
読み取られたイメージは、文字認識部(図示しない)によって払込先口座番号28a、28b、金額29a、29bなどの文字認識が行われる(S5)。
【0042】
上記文字認識の結果OK(S6のYes)であれば払込人住所氏名欄30a、30b以外のチェックが行われる(S7)。すなわち、文字認識部は、払込人住所氏名欄30a、30b内に設定した住所氏名有無チェック対象領域31a、31bに記入されている住所氏名32a、32bの外接矩形33a、33bの面積Xa、Xbを計算し、数式(1)によって住所氏名32a、32bの記入文字に関する判定を行う(S8)。
【0043】
X>判定値B>判定値A ・・・・・・・・・(1)
X:払込人住所氏名欄30a、30bに記入されている住所氏名32a、32bの外接矩形33a、33bの面積Xa、Xbの何れか大きい方の面積。
【0044】
Xa:外接矩形32aの面積。
【0045】
Xb:外接矩形32bの面積。
【0046】
判定値A:第1の判定レベルで、このレベル以下であると住所氏名ありと判定することが不可能な設定値でその値がAであることを示す。
【0047】
判定値B:第2の判定レベルで、このレベル以上であると住所氏名ありと判定することが可能な設定値でその値がBであることを示す。
【0048】
実施例では、外形矩形の面積Xa、Xbの2カ所の面積を個別に求め、大きい値を示す一方の値を外形矩形の面積Xとして取り扱う。その理由は、CCDの解像度が固定されている場合外形矩形の面積の大きい値を示す住所氏名の方が信頼性が高いためである。
【0049】
判定の結果外接矩形の面積Xが判定値Bより大きい場合、払込人住所氏名欄30a、30bに住所氏名が記入されていることが確実であると判断できるため取引は正常に続行される(S22)。
【0050】
次に、判定の結果外接矩形の面積Xが判定値Bより小さい場合を図6を参照して説明する。図6の外接矩形33c、33dの面積Xc、Xdは図5の外接矩形33a、33bの面積Xa、Xbに比べて小さい。
【0051】
この場合、総合制御部は払込人住所氏名欄30c、30dのイメージ画像を操作パネル103に拡大して表示し(S9)、正しく記入されているかどうか入力することを操作者に促す内容のメッセージを表示する(S10)。
【0052】
操作者が確認し正しく記入されていると判断して「はい」ボタンを押下した場合(S11)、数式(2)において外接矩形の面積Xが判定値Aより大きいかどうかを判定する(S12)。
【0053】
判定の結果、外接矩形の面積Xが判定値Aより大きい場合、すなわち数式(2)が成立する場合、払込人住所氏名欄30c、30dに記入された住所氏名32c、32dは文字は小さいが存在することが確実であり、操作者によって正しいと判断されたため取引は正常に続行される(S22)。
【0054】
判定値B>X>判定値A・・・・・・・・・・・(2)
X:払込人住所氏名欄30c、30dに記入されている住所氏名32c、32dの外接矩形33c、33dの面積Xc、Xdの何れか大きい方の面積。
【0055】
Xc:外接矩形33cの面積。
【0056】
Xd:外接矩形33dの面積。
【0057】
判定値A:第1の判定レベルで、このレベル以下であると住所氏名ありと判定することが不可能な設定値でその値がAであることを示す。
【0058】
判定値B:第2の判定レベルで、このレベル以上であると住所氏名ありと判定することが可能な設定値でその値がBであることを示す。
【0059】
ここで、判定値Aは、払込人住所氏名欄に何らかの記入があるが、それが帳票の印刷のはみ出しなのか、汚れなのか、それとも正しく記入されているが文字が小さいのか判断ができない値である。なお、判定値Aより小さい場合(S12のNo)は払込人住所氏名欄に記入なしと判断されステップS13以降に進む。
【0060】
払込人住所氏名欄に記入なしと判断された場合、通帳・冊子類取扱ユニット101は「住所氏名を装置で印字しますか」と操作者に問い合わせる(S13)。ここで「いいえ」が押下された場合(S14のNo)、挿入された払込書27は出入口2から返却される(S24)。
【0061】
また、「はい」が押下された場合(S14のYes)、総合制御部は郵便番号入力画面を表示し(S15)、郵便番号の入力待ち状態になる。ここで、郵便番号が入力されると(S16)、郵便番号データベース(DB)から所定の住所までを画面に表示し(S17)、番地の入力待ち状態になる。
【0062】
次に、番地が入力されると(S18)、さらに電話番号と氏名入力画面を表示し(S19)、電話番号と氏名(カタカナ)の入力待ち状態になる。
【0063】
次に、電話番号と氏名(カタカナ)が入力されると(S20)、自動預払装置99の総合制御部は、帳票・冊子類取扱ユニット101の主制御部105に住所氏名の印字が可能な状態にあることを通知する。
【0064】
帳票・冊子類取扱ユニット101の主制御部105は、これら入力された住所氏名データを印字部8で払込書27に印字する(S21)。印字後取引は継続される。なお、上記印字のタイミングは取扱日時、取扱局などの印字が行われるときに同時に印字してもよい。
【0065】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、払込書の払込人住所氏名欄に記入された住所氏名の外接矩形の面積を穏やかな判定レベルである第1の判定レベル(判定値A)と厳しい判定レベルである第2の判定レベル(判定値B)で判定する。その際、当該外接矩形の面積が判定値B以下の場合、住所氏名が記入されているかどうかの判断が自動預払装置によって困難であるため、イメージデータを操作パネルに表示して操作者によるイメージデータの判断結果の入力待ち状態にする。このようにすることによって、払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名が記入されているかどうかの判定を誤ることによる取引のやり直しを防止することができる。
【0066】
また、払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名の記入なしと判断された場合、操作者の入力した郵便番号から郵便番号DBを参照して所定の住所までを操作パネルに表示することによって操作者の住所入力を簡略化し、続けて番地を入力することで住所入力が完了する。この際、電話番号や氏名の入力ができ、これらを払込書の所定のエリアに印字できるのは言うまでもない。このように、払込書の払込人住所氏名欄の手書き記入の手間を改善した効率のよい帳票取扱装置を提供できる。
【0067】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名が記入されているかどうかの判定を誤ることを防止することができるため効率のよい帳票取扱装置を提供できる。
【0068】
また、本発明の請求項2によれば払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名の記入なしと判断された場合、操作者の入力した住所氏名データを印字することのできる帳票取扱装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通帳・冊子類取扱ユニットを搭載した自動預払装置の外観図。
【図2】本発明の実施の形態に係る通帳・冊子類取扱ユニットの構成図。
【図3】通帳・冊子類類取扱ユニットで使用する縦通帳図。
【図4】通帳・冊子類類取扱ユニットで使用する横通帳図。
【図5】払込書に記入された払込人住所氏名の第1の例。
【図6】払込書に記入された払込人住所氏名の第2の例。
【図7】本発明の実施の形態に係る自動預払装置による払込取引の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 出入口
3 磁気リード・ライト部
4 通帳収納部
5 通帳ページ捲り・幅寄せ部
6 PLD検知部
7 文字認識用OCRスキャナ部
8 印字部
9 上段収納庫
10 下段収納庫
20 縦通帳
23 横通帳
27 払込書
28a、28b 払込先口座番号
29a、29b 金額
30a、30b、30c、30d 払込人住所氏名欄
31a、31b、31c、31d 住所氏名有無チェック対象領域
32a、32b、32c、32d 住所氏名
33a、33b、33c、33d 外接矩形
34a、34b 受付局日付印
99 自動預払装置
100 カードユニット
101 帳票・冊子類取扱ユニット
102 紙幣ユニット
103 操作パネル
104 硬貨ユニット
105 主制御部

Claims (5)

  1. 払込書を取り込み搬送する搬送路と、
    この搬送路に配置され、前記払込書のイメージを読み取るスキャナ部と、
    このスキャナ部から出力されるデータから前記払込書の払込人住所氏名欄に記入された住所氏名の外接矩形の面積を求め、これを設定値と比較することにより住所氏名の記入有無を判定する制御部と、
    を有することを特徴とする帳票取扱装置。
  2. 払込書を取り込み搬送する搬送路と、
    この搬送路に配置され、前記払込書のイメージを読み取るスキャナ部と、
    このスキャナ部から出力されるイメージデータを表示すると共にデータの入力可能な表示手段と、
    前記払込書の払込人住所氏名欄に住所氏名を印字する印字部と、
    前記スキャナ部から出力されるイメージデータから前記払込書の払込人住所氏名欄に記入された住所氏名の外接矩形の面積を求め、この面積を複数の設定値と比較することにより住所氏名の記入有無を判定し、住所氏名の記入なしと判定されたとき前記表示手段から入力した住所氏名を前記印字部で前記払込書の払込人住所氏名欄に印字する制御部と、
    を有する帳票取扱装置。
  3. 前記複数の設定値は、
    少なくとも、前記住所氏名の外接矩形の面積が住所氏名の記入ありと判定することが不可能な設定値である第1の判定レベルと、
    前記住所氏名の外接矩形の面積が住所氏名の記入ありと判定することが可能な設定値である第2の判定レベルと、
    を有し、
    前記制御部は、前記外接矩形の面積を第1の判定レベル以下、第1の判定レベルと第2の判定レベルの間、及び第2の判定レベル以上に区分することを特徴とする請求項2に記載の帳票取扱装置。
  4. 前記制御部は、
    前記外接矩形の面積が前記第1の判定レベル以下の場合、住所氏名の記入なしと判定し、
    前記第1の判定レベルと前記第2の判定レベルの間の場合、前記スキャナ部で読み取った前記払込人住所氏名欄のイメージデータを前記表示手段に表示すると共に、操作者に住所氏名の記入有無の入力を促し、
    前記第2の判定レベル以上の場合、住所氏名の記入ありと判定することを特徴とする請求項3に記載の帳票取扱装置。
  5. 前記制御部は、
    前記外接矩形の面積が前記第1の判定レベル以下、又は前記第1の判定レベルと前記第2の判定レベルの間にあって前記払込人住所氏名欄のイメージデータから操作者が住所氏名を記入なしと入力した場合、操作者が郵便番号を入力することによって所定の住所までを前記表示手段に表示し、番地部分を前記表示手段から入力して作成した住所を前記印字部で前記払込書に印字することを特徴とする請求項4記載の帳票取扱装置。
JP2003176076A 2003-06-20 2003-06-20 帳票取扱装置 Pending JP2005011163A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009211493A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 自動受付端末、及び自動受付方法
KR101439770B1 (ko) 2012-08-31 2014-10-06 가부시끼가이샤 도시바 세탁기용 댐퍼

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JP2009211493A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 自動受付端末、及び自動受付方法
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