JP3785549B2 - 通帳処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関で運用されている通帳処理装置とセンタのホストコンピュータからなる通帳処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のシステムにおける通帳処理装置の内部構造を示す概略側面図、図8はこの通帳処理装置で扱われる通帳の一例を示す斜視図である。
図8に示した通帳1は、表紙または裏表紙に磁気ストライプ2を有し、中紙の各頁には頁マーク3が印刷されており、各頁には取引明細が印字されるものとなっている。
【0003】
4は取引明細が印字された印字済行である。
図7に示した通帳処理装置は顧客の操作により取引を行う自動取引装置に組み込まれるもので、正面から奥に向かってインサータユニット5、頁行読み取りユニット8、プリンタユニット9、ターン頁ユニット12が順に配置されており、各ユニットには一連に搬送路14が設けられ、この搬送路14に沿って通帳1を搬送する搬送ローラー15が所定の間隔で配置されていて、更にインサータユニット5及びプリンタユニット9等の下方に制御部16が設けられている。
【0004】
インサータユニット5には通帳挿入排出口6と、通帳1の磁気ストライプ2に対して磁気情報の読み取り及び書き込みを行う磁気ヘッド7が設けられている。
頁行読み取りユニット8は通帳の各頁に印刷された頁マーク3及び印字済行4を光学的に読み取る機能を備えている。
プリンタユニット9は通帳1の開かれた頁に取引明細を印字する印字ヘッド10と、この印字ヘッド10と対向するように配置されたプラテン11を有している。
【0005】
ターン頁ユニット12は通帳1に対して頁を捲る機能を備えている。
制御部16は装置全体の制御を司るもので、CPU等からなり、通帳1の搬送制御、磁気ストライプ2に対する情報の読み取りと書き込みの制御、磁気ヘッド7や頁行読み取りユニット8によりにより読み取った情報の解析や編集、更には印字ヘッド10で印字を行う情報の編集等を行うものとなっている。
【0006】
次に、作用について説明する。
まず、顧客が通帳1をインサータユニット5の通帳挿入排出口6から挿入すると、図示しないパルスモーターからの動力を得て搬送ローラー15が回転し、通帳1を引き込んで磁気ヘッド7の位置に搬送した後、この磁気ヘッド7により通帳1の磁気ストライプ2に記録されている情報を読み取る。
【0007】
この情報は制御部16に送られ、更に上位の自動取引装置の主制御部を通じてホストコンピュータに送られて、ホストコンピュータで顧客や口座の確認、取引の可否が判断される。
そして、取引が可能であればその旨の通知が自動取引装置に送られ、自動取引装置で、現金の入金処理等が行われる。
【0008】
一方、磁気ヘッド7による読み取りが終了すると、通帳1は搬送ローラー15により搬送路14に沿ってプリンタユニット9に向かって送られ、その途中で頁行読み取りユニット8で頁マーク3及び印字済行4が読み取られる。
読み取られた情報は制御部16に送られ、これにより制御部16は通帳1の印字すべき位置が印字ヘッド9に直下に位置づけられるように搬送を制御する。
【0009】
そして、ホストコンピュータから自動取引装置の主制御部を介して取引内容が印字情報として送られてくると、制御部16はこれを編集して印字ヘッド10に転送し、これにより印字ヘッド10は通帳1に印字を行う。
この印字において頁捲りの必要が生じた場合、通帳1は一旦ターン頁ユニット12に送られ、頁捲りした後、印字ヘッド10により再び印字が行われる。
【0010】
そして、印字終了後、搬送ローラー15の逆回転により通帳1はインサータユニット5に送り戻され、磁気ヘッド7により磁気ストライプ2の残高等の情報の更新が行われた後、通帳1は通帳挿入排出口6に搬送されて顧客に返却される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では以下の問題がある。
すなわち、通帳の形式は一般に金融機関毎に異なるものであり、特に磁気ストライプの貼付位置が異なる通帳は10種類以上にのぼる。
そのため、金融機関が合併すると、その合併後の新金融機関では合併前のそれぞれの金融機関で使用していた通帳をすべて有効にするために複数種類の通帳を取り扱うことになるが、通帳処理装置は合併前の専用の通帳を処理するように作られているため、前記の磁気ストライプの貼付位置の関係から他の金融機関で使用されていた通帳の磁気ストライプの情報を読み取ることができず、その結果、顧客は窓口で取引を行う不便さが生じて、顧客サービスの低下を招くと共に、金融機関の窓口では係員の負担が増加するという問題がある。
【0012】
従って、本発明は、通帳の磁気ストライプの情報が読み取れない場合でも、通帳に対する処理を可能にする通帳処理システムを実現することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明は、通帳処理装置とホストコンピュータとより成る通帳処理システムにおいて、通帳処理装置にOCRを設け、前記通帳処理装置で通帳に設けられた磁気ストライプの読み取りを行って、読み取れたか否かを判断し、読み取れた場合、その情報を基にホストコンピュータで取引可と判断されたとき、前記通帳処理装置で前記通帳に取引明細を印字すると共に、前記磁気ストライプの情報の一部を更新し、読み取れなかった場合は、前記OCRにより通帳に印刷されている顧客情報を認識し、その顧客情報を基に前記ホストコンピュータで取引可と判断された場合、前記通帳処理装置で前記通帳に取引明細の印字のみを行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明による通帳処理システムの実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態の内部構造を示す概略側面図である。
この第1の実施の形態は図7に示した装置にOCR13を追加したもので、このOCR13はターン頁ユニット12後方に配置されており、制御部16により制御されるものとなっている。
【0015】
尚、その他の構成については図7に示した装置と同様であるので、その説明は省略する。
次に、上述した構成の作用について説明する。
図2は第1の実施の形態の作用を示すフローチャートである。
まず、顧客が通帳をインサータユニット5の通帳挿入排出口6から挿入すると(S1)、図示しないパルスモーターからの動力を得て搬送ローラー15が回転し、通帳1を引き込んで磁気ヘッド7の位置に搬送した後、この磁気ヘッド7により通帳1の磁気ストライプ2に記録されている情報を読み取る。
【0016】
このときの磁気ヘッド7からの出力情報に基づいて制御部16により、磁気ストライプ2の情報が正常に読み取られた否かが判断され(S2)、正常に読み取られた場合、以後従来と同様に通常の取引処理が進められ(S3)、通帳に対する印字等の処理が行われた後、通帳が顧客に返却される(S4)。
一方、磁気ストライプ2の情報が正常に読み取られていないと判断した場合、制御部16の指示により通帳1は搬送ローラー15により搬送路14に沿って頁行読み取りユニット8に送られ、この頁行読み取りユニット8で頁マーク3及び印字済行4が読み取られた後、ターン頁ユニット12に送られて表紙まで頁捲りされるか見返り頁が開かれる。
【0017】
その後、通帳1は搬送ローラー15によりOCR13の位置まで送られて、このOCR13により表紙あるいは見返り頁のイメージが読み取られ、このイメージ中の顧客名、口座番号、店番、銀行名等が認識される(S5)。
これら氏名、口座番号、店番、銀行名等は顧客を特定する顧客情報として制御部16に送られ、更に上位の自動取引装置の主制御部を通じてホストコンピュータに送られて、ホストコンピュータに登録されている顧客の氏名や口座番号等の情報と照合され、一致する情報が確認されたか否かにより取引の可否が判断される(S6)。
【0018】
そして、取引が可能であればその旨の通知が自動取引装置に送られ、以後自動取引装置で通常の場合と同様に取引の処理が実行されると共に、通帳1は搬送ローラー15によりターン頁ユニット12に送られて頁行読み取りユニット8で頁マーク3が読み取られた頁が開かれた後プリンタユニット9に搬送される。
その後、このプリンタユニット9の印字ヘッド10により取引明細が印字されるが(S7)、印字後は磁気ストライプ2に対する残高等の情報の更新は行われず、通帳1は通帳挿入排出口6に搬送されて顧客に返却される(S4)。
【0019】
ホストコンピュータで一致する氏名や口座番号等がなく、取引ができないと判断されてその通知が自動取引装置に送られると、図示しない表示部等により顧客に対して取り扱えない旨の通知が行われ、通帳1は通帳挿入排出口6に搬送されて顧客に返却される(S8)。
図3は複数の銀行(金融機関)が合併した場合の本実施の形態による通帳取扱い処理の説明図である。
【0020】
この図に示したようにA,B,Cの三つの銀行が合併したものとし、A銀行及びB銀行における自動取引装置に上述したOCR機能を有する通帳処理装置を具備し、C銀行における自動取引装置の通帳処理装置はOCR機能を具備しないものとする。
この場合、C銀行では自行の通帳が自動取引装置の通帳処理装置に挿入されると、その通帳の磁気ストライプの情報を読み取って取引を実行し、取引明細の印字後、磁気ストライプの残高情報等を更新して顧客に通帳を返却するが、A銀行またはC銀行の通帳に対してはOCR機能を具備していないので、顧客は窓口でしか取引を行えないことになる。
【0021】
これに対してA銀行では、自行の通帳が自動取引装置の通帳処理装置に挿入されると、C銀行の場合と同様に通帳の磁気ストライプの情報を読み取って取引を実行し、取引明細の印字後、磁気ストライプの残高情報等を更新して顧客に通帳を返却するが、B銀行またはC銀行の通帳が自動取引装置の通帳処理装置に挿入された場合は、OCR機能を具備しているので、図1及び図2を用いて説明したようにOCRにより通帳の表紙や見返し頁から顧客の氏名、口座番号等の顧客情報を読み取って認識し、取引を実行して取引明細の印字を行う。
【0022】
この場合、ホストコンピュータには磁気ストライプの情報の更新を行わなかったことを記録し、後日B銀行の通帳はB銀行の自動取引装置、C銀行の通帳はC銀行の自動取引装置で取引が行われたとき、その自動取引装置の通帳処理装置により磁気ストライプの情報を更新するものとする。
B銀行の場合も、A銀行及びC銀行の通帳に対して同様に扱う。
【0023】
以上説明した第1の実施の形態によれば、挿入された通帳に対して磁気ストライプの情報が読み取れない場合でもOCRにより表紙や見返し頁から顧客情報を読み取って認識することで通帳に対する取引明細の印字を可能としているため、金融機関の合併により磁気ストライプの貼付位置の異なる複数の通帳を取り扱うことができ、顧客サービスの向上を図ることができると共に、係員の負担を軽減することができる。
【0024】
次に第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態は図1に示したOCR13の辞書として各金融機関のプリンタで使用されている文字や数字の印字フォントを図示しないメモリに登録したもので、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図4はこの場合の印字フォントによる辞書を示す図で、ここでは一例として0〜9の数字を示しており、図示したようにA銀行、B銀行、C銀行の印字フォントは書体が異なっている。
【0025】
この実施の形態における作用は第1の実施の形態と基本的には同じであるが、OCR13により通帳の表紙や見返し頁のイメージを取得して、このイメージから顧客情報を認識する際、前記の辞書により文字、数字を照合して認識を行うものである。
尚、この実施の形態において、認識する顧客情報を口座番号等の数字のみに特定し、これをホストコンピュータに送って照合するようにしてもよい。
【0026】
以上説明した第2の実施の形態によれば、各金融機関でのプリンタで使用されている文字や数字の印字フォントを辞書としてOCRに登録し、OCRにより取得した通帳の表紙や見返し頁のイメージの顧客情報を認識する後、登録した辞書を使用して文字や数字を認識するようにしているため、認識の制度を高めることができる。
【0027】
また、認識する顧客情報を口座番号等の数字のみに特定し、これを照合情報とホストコンピュータに登録されている口座番号等と照合するものとすれば、辞書のコンパクト化を図ることができると共に、認識にかかる時間を短縮することがができる。
次に第3の実施の形態について説明する。
【0028】
この第3の実施の形態は各金融機関の通帳の表紙や見返し頁における顧客名、口座番号、通帳1の種類、銀行名等の顧客情報の印刷位置の情報を切り出し位置情報として図示しないメモリに登録したもので、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるが、無論第2の実施の形態における印字フォントを辞書として同時に登録してもよい。
【0029】
図5はこの場合の各金融機関の通帳種類毎の顧客情報の印刷位置を示す図で、図示したようにA銀行、B銀行、C銀行でそれぞれ位置が異なっていることを示している。
この実施の形態における作用も第1の実施の形態と基本的には同じであるが、OCR13により通帳の表紙や見返し頁のイメージを取得した後、切り出し位置情報を参照して顧客情報を切りだし、その後この顧客情報の認識を行うもので、その際、認識する顧客情報を口座番号等の数字のみに特定し、これをホストコンピュータに送って照合するようにすることも可能である。
【0030】
以上説明した第3の実施の形態によれば、各金融機関の通帳種類毎の顧客情報の印刷位置を示す切り出し位置情報をメモリに登録し、OCRにより取得した通帳の表紙や見返し頁のイメージの顧客情報を認識する後、切り出し位置情報に基づいて切りだしを行って認識するようにしているため、認識の制度を高めることができると共に、認識に要する時間を短縮することができる。
【0031】
次に第4の実施の形態について説明する。
この第4の実施の形態の構成は第1の実施の形態と同様であるが、OCR13を設けていることから、このOCR13の機能を利用して通帳の最終記帳時の日付及び残高等の情報を認識するようにしたものである。
以下にその作用を説明する。
【0032】
図6は第4の実施の形態の作用を示すフローチャートである。
まず、顧客が通帳をインサータユニット5の通帳挿入排出口6から挿入すると(S1)、図示しないパルスモーターからの動力を得て搬送ローラー15が回転し、通帳1を引き込んで磁気ヘッド7の位置に搬送した後、この磁気ヘッド7により通帳1の磁気ストライプ2に記録されている情報を読み取る。
【0033】
このときの磁気ヘッド7からの出力情報に基づいて制御部16により、磁気ストライプ2の情報が正常に読み取られた否かが判断され(S2)、正常に読み取られた場合、以後従来と同様に通常の取引処理が進められ(S3)、通帳に対する印字等の処理が行われた後、通帳が顧客に返却される(S4)。
一方、磁気ストライプ2の情報が正常に読み取られていないと判断した場合、制御部16の指示により通帳1は搬送ローラー15により搬送路14に沿って頁行読み取りユニット8に送られ、この頁行読み取りユニット8で頁マーク3及び印字済行4が読み取られた後、ターン頁ユニット12に送られて表紙まで頁捲りされるか見返り頁が開かれる。
【0034】
その後、通帳1は搬送ローラー15によりOCR13の位置まで送られて、このOCR13により表紙あるいは見返り頁のイメージが読み取られ、このイメージ中の顧客名、口座番号、店番、銀行名等が認識される(S5)。
これら氏名、口座番号、店番、銀行名等は顧客を特定する顧客情報として制御部16に送られ、更に上位の自動取引装置の主制御部を通じてホストコンピュータに送られて、ホストコンピュータに登録されている顧客の氏名や口座番号等の情報と照合され、一致する情報が確認されたか否かにより取引の可否が判断される(S6)。
【0035】
取引が可能であればその旨の通知が自動取引装置に送られ、これに基づく制御部16の指示により通帳1はターン頁ユニット12に送られて印字頁つまり頁行読み取りユニット8で頁マーク3が読み取られた頁が開かれた後、再びOCR13の位置に送られる。
そして、OCR13により開かれている頁のイメージが取得され、そのイメージの中から最終記帳時の日付及び残高残高等の情報が認識される(S7)。
【0036】
この情報は制御部16に送られ、更に上位の自動取引装置の主制御部を通じてホストコンピュータに送られて、ホストコンピュータに登録されている最終記帳情報を照合され、一致する情報の有無により取引の可否が判断される(S8)。
そして、取引が可能であればその旨の通知が自動取引装置に送られ、以後自動取引装置で通常の場合と同様に取引の処理が実行されると共に、通帳処理装置のプリンタユニット9で印字ヘッドにより取引明細が印字されるが(S9)、印字後は磁気ストライプに対する残高等の情報の更新は行われず、通帳は通帳挿入排出口6に搬送されて顧客に返却される(S4)。
【0037】
前記S6でホストコンピュータで一致する氏名や口座番号等がなく、取引ができないと判断された場合、または前記S8で取引不可と判断された場合は、その通知が自動取引装置に送られる。
この場合、図示しない表示部等により顧客に対して取り扱えない旨の通知が行われ、通帳は通帳挿入排出口6に搬送されて顧客に返却される(S10)。
【0038】
以上説明した第4の実施の形態によれば、挿入された通帳に対して磁気ストライプの情報が読み取れない場合、OCRにより表紙や見返し頁から顧客情報を読み取って認識するするだけでなく、通帳に記帳されている最終記帳時の日付及び残高残高等の情報を読み取って認識することで取引を可能としているため、第1の実施例と同様の効果が得られると共に、認識の精度がより高くなって信頼性も向上するものとなる。
【0039】
次に第5の実施の形態について説明する。
この第5の実施の形態は第1の実施の形態と同様の構成を有し、作用も基本的に第1の実施の形態または第4の形態と同様であるが、この作用においてOCR13で認識した顧客情報に基づくホストコンピュータでの顧客情報の照合、あるいは最終記帳時の日付及び残高残高等の情報の照合により取引不可と判断された場合、OCR13で取得した通帳の表紙、見返し頁、印字頁のイメージ(カラー画像)を図示しない記憶手段に記憶して保存するものである。
【0040】
以上説明した第5の実施の形態によれば、OCRで認識した情報によっても取引ができないと判断された場合、通帳の表紙等のイメージを保存しておくため、このイメージを取引不可と判断された理由を分析するための資料としたり、OCRの文字認識精度を高めるための資料として利用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、挿入された通帳に対して磁気ストライプの情報が読み取れない場合でもOCRにより表紙や見返し頁から顧客情報を読み取って認識することで通帳に対する取引明細の印字を可能としているため、金融機関の合併により磁気ストライプの貼付位置の異なる複数の通帳を取り扱うことができ、顧客サービスの向上を図ることができると共に、係員の負担を軽減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の内部構造を示す概略側面図。
【図2】第1の実施の形態の作用を示すフローチャート。
【図3】第1の実施の形態による通帳取扱い処理の説明図。
【図4】第2の実施の形態の辞書を示す図。
【図5】第3の実施の形態における通帳種類毎の顧客情報の印刷位置を示す図。
【図6】第4の実施の形態の作用を示すフローチャート。
【図7】従来技術の内部構造を示す概略側面図。
【図8】通帳の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 通帳
2 磁気ストライプ
3 頁マーク
4 印字済行
5 インサータユニット
6 通帳挿入排出口
7 磁気ヘッド
8 頁行読み取りユニット
9 プリンタユニット
10 印字ヘッド
12 ターン頁ユニット
13 OCR
14 搬送路
15 搬送ローラー
16 制御部
Claims (5)
- 通帳処理装置とホストコンピュータとより成る通帳処理システムにおいて、
通帳処理装置にOCRを設け、
前記通帳処理装置で通帳に設けられた磁気ストライプの読み取りを行って、読み取れたか否かを判断し、
読み取れた場合、その情報を基にホストコンピュータで取引可と判断されたとき、前記通帳処理装置で前記通帳に取引明細を印字すると共に、前記磁気ストライプの情報の一部を更新し、
読み取れなかった場合は、前記OCRにより通帳に印刷されている顧客情報を認識し、その顧客情報を基に前記ホストコンピュータで取引可と判断された場合、前記通帳処理装置で前記通帳に取引明細の印字のみを行うことを特徴とする通帳処理システム。 - 通帳処理装置で通帳の磁気ストライプから情報を読み取ってホストコンピュータに送り、ホストコンピュータでその情報の存在が確認された場合、前記通帳に取引明細を印字すると共に、前記磁気ストライプの情報の一部を更新する通帳処理システムにおいて、
通帳処理装置にOCRを設け、
通帳の磁気ストライプ位置の相違により磁気ストライプの情報が読み取れない場合、前記OCRにより通帳に印刷されている顧客情報を認識してホストコンピュータに送り、ホストコンピュータで一致する情報が確認された場合、前記OCRにより通帳の最終印字日付及び最終印字行を印字情報として認識してホストコンピュータに送り、ホストコンピュータで一致する印字情報が確認された場合、前記通帳における磁気ストライプの情報を更新することなく取引明細のみを印字することを特徴とする通帳処理システム。 - 請求項1または請求項2において、
前記通帳に取引明細の印字のみを行った場合、前記ホストコンピュータ側に磁気ストライプ情報の更新を行わなかった旨を記録しておき、後日磁気ストライプの情報を読み取ることが可能な通帳処理装置を有する自動取引装置で取引を行ったとき、前記磁気ストライプの情報を更新することを特徴とする通帳処理システム。 - 請求項1または請求項2において、
複数の金融機関で使用されている数字による印字フォントの辞書を設け、
この辞書を参照してOCRにより通帳に印刷されている数字のみを顧客情報として認識することを特徴とする通帳処理システム。 - 請求項1において、
OCRにより認識した顧客情報にて前記ホストコンピュータで取引不可と判断された場合、前記OCRにより取得した通帳のイメージを記憶手段に記憶することを特徴とする通帳処理システム。
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