JP2002251525A - 帳票処理装置と帳票処理方法 - Google Patents

帳票処理装置と帳票処理方法

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JP2002251525A
JP2002251525A JP2001047128A JP2001047128A JP2002251525A JP 2002251525 A JP2002251525 A JP 2002251525A JP 2001047128 A JP2001047128 A JP 2001047128A JP 2001047128 A JP2001047128 A JP 2001047128A JP 2002251525 A JP2002251525 A JP 2002251525A
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JP2001047128A
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English (en)
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Yoshio Sakata
芳雄 坂田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物の付着などによってページマークのイメ
ージを完全なかたちで読み込むことができない状況での
ページマーク読取精度の向上を図る。 【解決手段】 通帳を搬送しつつこの通帳の開かれたペ
ージにあるページマークのイメージを読み込み、このイ
メージに基づいて判別したページ番号が、磁気ストライ
プから読み取ったページ番号と一致しない場合には、ペ
ージマークの読み込みを前回より遅い搬送速度で再度行
うことによって帳票搬送方向の解像度を上げたページマ
ークイメージを得、このページマークイメージから再度
ページ番号の判別を行う。イメージの帳票搬送方向の解
像度を上げることでイメージの欠落がページマークの棒
線の線幅を削るように発生している場合にはその棒線が
雑音成分として排除されにくくなり、ページマークの読
取信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行等の金融機
関で用いられる帳票処理装置と帳票処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から銀行等の金融機関においては、
紙幣や硬貨の預金および出金処理を自動的に受け付ける
現金自動預出金機(以下、単にATMと称する)が利用
されている。ATMに搭載されるユニットの一つに、払
込書や通帳等の異種帳票を処理する複合帳票処理ユニッ
トがある。
【0003】この複合帳票処理ユニットは、帳票の自動
取り込みを行う取込部、帳票のイメージを光学的に読み
取って文字・マーク認識を行うOCR部、帳票への印字
を行う印字部、取引済みの払込書などを収納する帳票格
納部、通帳の磁気ストライプに対してリード/ライトを
行う磁気ストライプリード/ライト部、たとえば200
0号通帳などの通帳の自動ページめくりを行うページめ
くり機構、通帳の新規発行処理を行う通帳発行部などで
構成され、利用者より投入された帳票の種類を判定して
その帳票の種類に応じた処理を自動的に選択・実行する
ように構成されている。
【0004】また、この複合帳票処理ユニットでは、取
引内容を通帳の目的のページに記録するために次のよう
な方式が採用されている。
【0005】通帳の裏表紙には口座番号、最終取引日、
口座残額、そして新たに取引内容を記帳すべきページ番
号などの情報が記録される磁気ストライプが貼り付けら
れている。また、通帳上の取引内容が記帳される各ペー
ジの定位置にはページ番号を示すページマークが印刷さ
れている。このページマークは、帳票搬送方向に対して
垂直な1本以上の黒い棒線を通帳搬送方向に間欠配置し
て構成され、通帳搬送方向の各位置の棒線の有無によっ
てページ番号をユニークに示したものである。複合帳票
処理ユニットは、通帳を取り込むと、磁気ストライプの
情報を読み取って取引内容を新たに記録すべきページ番
号を判定する。また、取り込まれた通帳の現在開かれて
いるページのページマークのイメージを読み込んでパタ
ーン認識によりページ番号を判定し、この判定したペー
ジ番号が磁気ストライプの情報から得られたページ番号
と一致することを確認してはじめて、通帳への取引内容
の記録を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかるページマーク処
理で問題となるのは、通帳のページマーク領域に白っぽ
い紙切れなどが付着していると、スキャナで読み込んだ
ページマークのイメージに付着物に対応した領域分の抜
けが生じ、その抜けがページマークの棒線の線幅を削る
ようにして発生していただけで、ページマークを正しく
読み取れなくなることである。この場合、記帳対象であ
るページが見つからなかったとして、通帳を投入口から
排出して利用者に不良通帳として返却するなどのエラー
処理が実行される。
【0007】このようなエラーを防止するため、利用者
に、通帳の取り扱い上の注意や挿入前のページマーク領
域の状態確認を求めるなどの対策が考えられるが、これ
らの対策は利用者の負担を増大させ、利用者にとっての
通帳の使い勝手が悪くなるという問題がある。
【0008】本発明はこのような課題を解決するための
もので、異物の付着などによってページマークのイメー
ジを完全なかたちで読み込むことができない状況でのペ
ージマーク読取精度の向上を図ることのできる帳票処理
装置と帳票処理方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の帳票処理装置は、複数のページで構成さ
れ、かつ少なくとも一部のページについて各々のページ
を判別するためのページマークが付けられた帳票を処理
する装置において、前記帳票を任意のページを開いた状
態で搬送しつつ前記帳票の開かれているページから前記
ページマークのイメージを読み込むイメージ読込手段
と、このイメージ読込手段によって読み込まれたイメー
ジから前記帳票の開かれているページを判別するととも
にこのページ判別結果の正否を判定し、前記ページ判別
結果が正しくないことが判定された場合は前記イメージ
読込手段に前回よりも低い帳票搬送速度で前記ページマ
ークのイメージの読み込みを再度行わせ、この読み込ま
れたページマークのイメージからのページ判別とこのペ
ージ判別結果の正否判定を再度行う論理手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0010】また、本発明の帳票処理装置は、複数のペ
ージで構成され、少なくとも一部のページについて各々
のページを判別するためのページマークが付けられ、か
つ一つのページを示すページ情報が記録された書き換え
自在な記録担体を備えた帳票を処理する帳票処理装置に
おいて、前記帳票の前記記録担体に記録されたページ情
報を読み取る記録担体読取手段と、前記帳票を任意のペ
ージを開いた状態で搬送しつつ前記帳票の開かれている
ページから前記ページマークのイメージを読み込むイメ
ージ読込手段と、このイメージ読込手段によって読み込
まれたイメージから前記帳票の開かれているページを判
別し、この判別されたページと前記記録担体読取手段に
よって読み取られたページ情報とを比較することによっ
て前記ページ判別結果の正否を判定し、前記ページ判別
結果が正しくないことが判定された場合は前記イメージ
読込手段に前回よりも低い帳票搬送速度で前記ページマ
ークのイメージの読み込みを再度行わせ、この読み込ま
れたページマークのイメージからのページ判別とこのペ
ージ判別結果の正否判定を再度行う論理手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0011】本発明では、帳票の開かれているページか
ら読み込んだページマークのイメージからページを判別
するとともにこのページ判別結果の正否を判定し、正し
くないことが判定された場合に、同帳票の同ページのペ
ージマークのイメージの読み込みを前回よりも低い帳票
搬送速度で再度行うことによって帳票搬送方向の解像度
を上げたページマークイメージが得られる。
【0012】このように帳票搬送方向の解像度を上げた
ページマークイメージが得られることによって、異物の
付着などによるページマークイメージの欠落がページマ
ークの棒線の線幅を削るように発生している場合に、そ
の線幅が削られた棒線が雑音成分として排除される確率
を低減することができ、ページマークの読取信頼性が向
上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明を実施した形態である現金自
動預出金機(以下、単にATMと称する)の外観図であ
る。
【0015】同図に示すように、このATM100は、
磁気カードを処理するカードユニット101と、通帳お
よび単票(払込書)などの異種帳票の処理を行う複合帳
票処理ユニット102と、紙幣の受け入れや払い出しな
どの処理を行う紙幣ユニット103と、硬貨の受け入れ
や払い出しなどの処理を行う硬貨ユニット104と、利
用者からの操作入力の受け入れたり利用者へ画面を通じ
て各種のメッセージを提供するタッチセンサパネルなど
からなる操作パネル105と、利用者に音声による各種
メッセージを提供する音声出力部(図示せず)とを備え
る。
【0016】図2に複合帳票処理ユニット102の構成
を示す。
【0017】同図に示すように、この複合帳票処理ユニ
ット102は、利用者からの通帳および単票(払込書)
などの帳票の投入を受け入れる接客口1と、この接客口
1より投入された帳票の取り込みを行う取込部2と、取
込部2によって取り込まれた帳票のイメージを光学的に
読み込んで文字・マーク認識を行うOCR部3と、帳票
への印字を行う印字部4と、取引済み払込書などを収納
する帳票格納部5と、通帳の磁気ストライプに対してリ
ード/ライトを行う磁気ストライプリード/ライト部6
と、2000号通帳などの通帳のページめくりを行う自
動ページめくり機構7と、通帳の発行を行う通帳発行部
8とを備えて構成される。なお、後述するページマーク
読取部9はたとえばOCR部3に属する。
【0018】次に、ATM100上での払込処理の流れ
を説明する。
【0019】利用者によって、複合帳票処理ユニット1
02の接客口1より払込書が挿入されると、取込部2に
よってその払込書は内部へ自動で取り込まれる。取り込
まれた払込書はそのままOCR部3の読み込み位置を通
過するように搬送され、このとき払込書のイメージがO
CR部3によって読み込まれる。この後、払込書は印字
部4を通過して帳票格納部5の直前の一時保留部10ま
で搬送され、ここに保留される。
【0020】一方、OCR部3によって読み込まれた払
込書イメージは認識処理に渡され、その認識結果とし
て、払込書に記入されている払込先の口座番号、払込金
額などの取引データが得られる。この認識結果であるデ
ータは操作パネル105上に払込書のイメージとともに
表示される。そこで利用者は各情報を比較して認識結果
が正しいかどうかを確認し、正しければ操作パネル10
5上の確認キーを押す。確認キーが押されると、画面や
音声によるメッセージにより、紙幣ユニット103への
紙幣投入、硬貨ユニット104への硬貨投入、ならびに
カードユニットl01へのカード投入が利用者に指示さ
れ、以後、払込先の口座への払込などの取引が行われ
る。
【0021】ここで通帳による精算を行うため、通帳が
接客口1より挿入された場合、磁気ストライプリード/
ライト部6によって通帳の磁気ストライプから利用者の
口座番号、最終取引日、口座残額、そして新たに取引内
容を記帳すべきページ番号などの情報の読み取りが行わ
れる。これによって取得した情報に基づいて利用者の口
座から払込先の口座への払込等の取引が行われる。
【0022】取引が完了すると、通帳の個々の見開きペ
ージの定位置に印刷されたページマークがOCR部3内
のページマーク読取部9によって読み取られ、読取結果
であるページ番号が磁気ストライプリード/ライト部6
によって通帳の磁気ストライプから読み出されたページ
番号と一致するかどうか判定される。一致するならば現
在の通帳の見開きページが正しいことを判断して通帳を
印字部4へ移動させる。
【0023】ページ番号が不一致の場合は、たとえば、
通帳を接客口1まで戻すとともに、正しいページを開い
て通帳を挿入しなおすよう利用者に画面や音声で指示す
る。この後、再び通帳の見開きページについて同様の手
順で正否が判定され、正しいページが開いていることを
確認したならば通帳を印字位置へ移動される。ただし、
通帳が2000号通帳である場合には、ページめくり機
構7によって正しいページまで自動でページめくりされ
る。
【0024】続いて印字部4によって、通帳の見開きの
左右または上下いずれか一方のページの先頭空白行に取
引結果が印字(記帳)される。記帳後、通帳は磁気スト
ライプリード/ライト部6のリード/ライト位置へ戻さ
れ、ここで磁気ストライプの情報が最新内容に書き換え
られた後、取込部2を介して接客口1へ返却される。通
帳が返却された後、払込書が一時保留部10から印字部
4による印字位置へ移動され、ここで払込書への取扱日
時、取扱局などの情報の印字が行われる。この後、払込
書は帳票格納部5に搬送されて、ここに収納される。
【0025】次に、通帳の各見開きページに印刷などに
よって付けられているページマークとこのページマーク
の読取方法について説明する。
【0026】図3は通帳の展開図であり、同図に示すよ
うに、通帳11は、記号ページA、定額証書ページB−
I、貸付表示ページJ−L、利用案内ページMで構成さ
れ、裏表紙には前記の磁気ストライプNが付けられてい
る。
【0027】図4は横型通帳の見開き図、図5は縦型通
帳の見開き図である。これらの図に示すように、ページ
マークPは、通帳11の個々の見開き面の定位置に印刷
などによって付けられている。図6に各見開きページA
−Mに付けられたページマークの例を示す。ここで定額
証書ページB−Iには、それぞれユニークなページマー
クが付けられ、その他のページ(記号ページA、貸付表
示ページJ−L、利用案内ページM)には共通のページ
マークが付けられている。
【0028】このようにページマークは、帳票搬送方向
に対して垂直な1本以上の黒色の棒線(たとえば幅0.
5mm・長さ15mm)によるパターンで構成され、各
棒線は帳票搬送方向に一定の距離単位(たとえば2m
m)の倍数値分の間隔を挟んで配置されている。すなわ
ち、帳票搬送方向における夫々の位置の棒線の有無によ
ってパターンの違いが表現されている。
【0029】図7に、このページマークを読み取るシス
テムの構成を示す。このページマーク読取システムは、
通帳11のページマークのイメージを読み込むスキャナ
12と、このスキャナ12による読込位置を挟んで通帳
11を正/逆方向に搬送させることのできる搬送機構1
3と、CPU14からの指令に基づいて搬送機構13を
駆動・制御する搬送制御回路15と、スキャナ12によ
って読み込まれたページマークのイメージを蓄積する画
像メモリ16と、画像メモリ16に展開されたページマ
ークのイメージからページ番号を判別するCPU14の
ページ番号判別機能とを備えて構成される。
【0030】搬送機構13は、たとえば、通帳11の搬
送を上面でガイドする通帳ガイド17と、高摩擦係数を
有する周面を通帳ガイド17上の通帳11の表面に接触
させることによって通帳11を搬送する搬送ローラ18
と、搬送機構13の動力源である搬送モータ19と、搬
送モータ19の動力を搬送ローラ18に伝達するために
搬送モータ19の駆動軸に同軸固定されたプーリ19a
と搬送ローラ18に同軸固定されたプーリ18aとの間
にエンドレス状に掛け渡された搬送ベルト20とで構成
されている。
【0031】図8に、本実施形態の複合帳票処理ユニッ
ト102の機構制御部の全体的な構成を示す。
【0032】同図に示すように、複合帳票処理ユニット
102のシステムボード41には、CPU14、データ
処理回路44、I/Oポート45,46、画像メモリ1
6などが搭載されており、これらは内部バス47を通じ
て相互に通信を行う。また、CPU14はATM100
の総合制御部42と通信可能である。
【0033】データ処理回路44は、磁気ストライプリ
ード/ライト部6のリード/ライトデータの処理を行う
とともに、印字部4の印字パターンデータの生成処理な
どを行う。
【0034】磁気ヘッドドライバ回路48は、データ処
理回路44で生成された磁気ヘッド用の記録データに基
づいて磁気ストライプリード/ライト部6の磁気ヘッド
49を駆動したり、磁気ヘッド49によって通帳の磁気
ストライブから読み出された信号の処理を行う。
【0035】印字ドライバ回路50はデータ処理回路4
4によって生成された印字パターンデータに基づいて印
字部4の印字ヘッド51を駆動する。
【0036】また、システムボード41のI/Oポート
45にはOCR部3が接続され、別のI/Oポート46
には、ページマークを読み取るシステムにおける搬送モ
ータ19をはじめとする各種のモータやソレノイドなど
の動力源に駆動信号を供給したり、各種センサの出力を
監視するドライバ回路52が接続されている。ドライバ
回路52で得られた各センサの検知信号はI/Oポート
46、内部バス47を通じてCPU14に送られる。
【0037】また、OCR部3のスキャナ12によって
読み込まれたページマークのイメージはI/Oポート4
6を通じて画像メモリ16に蓄積され、この画像メモリ
16に蓄積されたページマークのイメージについてCP
U14はパターン認識によるページ番号の判別処理を行
う。
【0038】次に、この複合帳票処理ユニット102に
よるページマークの読取の動作を説明する。
【0039】図9に、かかるページマークの読取の流れ
を示す。通帳11が図2に示すページマーク読取部9に
搬送され、その通帳11の見開きページのページマーク
領域の先頭(先頭の棒線よりも僅かに手前の位置)がス
キャナ12の読込位置に到達したところで(ステップ9
01)、CPU14はスキャナ12をONにする(ステ
ップ902)とともに、搬送モータ19の回転数を、通
帳11を予め決められている第1の速度S1で搬送する
ための値に設定し(ステップ903)、この設定された
回転数で搬送モータ19を正回転させる。これによりス
キャナ12によって通帳11のページマークのイメージ
が第1の速度S1で読み込まれ、読み込まれたイメージ
が画像メモリ16に蓄積される(ステップ904)。
【0040】通帳11のページマークの後端がスキャナ
12の読込位置を通過しきったところで(ステップ90
5のYES)、CPU14は通帳11の搬送を停止させ
(ステップ906)、画像メモリ16に蓄積されたペー
ジマークのイメージに対して以下のページマークの判別
・評価が行われる(ステップ907)。
【0041】図10に、画像メモリに蓄積されたページ
マークのイメージ例を示す。
【0042】まず、このイメージを帳票搬送方向に走査
(この例ではa−b,c−d,e−f,g−hの4ライ
ンでイメージを間引き走査)し、棒線が存在することが
予測される位置(帳票搬送方向上の位置)ごとの黒画素
の数の総計を求める。続いて、この黒画素の数の総計結
果から前記棒線存在予測位置ごとの棒線の有無(棒線パ
ターン)を判定し、この棒線パターンに対応するページ
番号を判別する。このページ番号の判別結果がページマ
ークの読取結果となる。
【0043】このページマーク読取方式では、汚れなど
の雑音成分による棒線有無の判定誤りを防止するため
に、黒画素数の総計にしきい値を定めている。このた
め、たとえば図11に示すように、白っぽい紙切れなど
の付着によるページマークイメージの欠落Dがページマ
ークの棒線の線幅を削るように発生している場合に、そ
の棒線の黒画素数の総計がしきい値に満たなくなり、こ
の結果、ページマークの誤読が発生することになる。
【0044】たとえば、棒線の線幅を4画素、ページマ
ークイメージの走査ライン数を4とした場合、個々の棒
線ごとの正しい黒画素数の総計は4*4=16となる。
ここで、図11に示したように、4本の走査ラインのう
ちの2本の走査ライン(c−d,e−f)で棒線の幅が
1画素分しか検出されなかった場合、その棒線の黒画素
数の総計は4+1+1+4=10となり、仮にしきい値
として11以上の値が定められていたとすると、その棒
線は雑音として排除される。
【0045】このように本来存在するはずの棒線が存在
しないと判定された場合、正しいページマークの読取結
果であるページ番号が得られず、通帳の磁気ストライプ
から読み出されたページ番号との不一致によってエラー
が判定される。
【0046】上記の処理を通して、通帳の磁気ストライ
プから読み出されたページ番号と一致するページ番号が
ページマークの読取結果として得られたならば(ステッ
プ908のYES)、CPU14は記帳対象であるペー
ジが見つかったとして、通帳を印字部4へ移動させ、そ
のページに取引内容を記録する(ステップ910)。一
方、ページ番号の不一致によるエラーが判定された場合
は(ステップ908のNO)、次に説明するページマー
ク読取のリトライが実行される。
【0047】CPU14は、まず一時停止させていた搬
送モータ19を逆転させて、通帳11のページマーク領
域の先頭をスキャナ読込位置まで戻す(ステップ91
1)。この後、搬送モータ19の回転数を、通帳11を
前回読込時の速度S1より低速な第2の速度S2(S1
>S2)で搬送するための値に設定し(ステップ91
2)、この設定された回転数で搬送モータ19を正回転
させる。
【0048】これにより、前回の読込時に比べ搬送方向
の解像度をS1/S2の速度比の分だけ高めたページマ
ークイメージが画像メモリ16に得られる(ステップ9
04)。この後、画像メモリ16に蓄積されたページマ
ークのイメージに対して前記と同様の処理が行われる。
【0049】図12に、速度S1で読み込まれたページ
マークイメージ(a)と、速度S2で読み込まれたペー
ジマークイメージ(b)を比較して示す。このページマ
ークのイメージを、図10で説明した方法で走査し、線
幅の削られた棒線についての黒画素の総計を求めると、
たとえばS2=S1/2とした場合、8+2+2+8=
20となり、たとえば前回と同じしきい値を使って棒線
の有無を判定した場合においても、当該棒線が有効な棒
線であることが判定される。
【0050】なお、帳票搬送方向上の棒線存在予測位置
の計算は設定された搬送速度に基づいて算出されること
が可能である。
【0051】以上のページマーク読取のリトライは、規
定回数の枠内で、正しいページマークの読取に成功する
まで、搬送速度を1段階ずつ落としつつ繰り返され(ス
テップ909)、最後まで正しいページマークの読取結
果を得ることができなかった場合には、記帳対象のペー
ジが見つからなかったとしてエラー処理が行われる(ス
テップ913)。
【0052】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、異物の付着などによってページマークのイメージを
完全なかたちで読み込むことができない場合であって
も、そのページマークイメージの欠落がページマークの
棒線の線幅を削るように発生しているだけならば、2回
目以降の低速なページマーク読取リトライで、ページマ
ークの正しい読取結果が高確率で得られる。
【0053】このように複合帳票処理ユニット102の
ページマーク読取信頼性が向上することで、ページマー
クの誤読によって取引が中断される頻度が減り、ATM
全体の信頼性の向上を図ることができる。また、通帳の
保全性が向上するので、通帳の取り扱いに関する利用者
側の負担が軽くなるとともに、使用不能となった通帳に
代えて新たな通帳を再発行することによっての資源の浪
費を抑制することができる。
【0054】なお、本発明の帳票処理装置は、上述の実
施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異物の付着などによってページマークのイメージを完全
なかたちで読み込むことができない状況でのページマー
ク読取精度の向上を図ることができる。特に、ページマ
ークイメージの欠落がページマークの棒線の線幅を削る
ように発生している場合において、そのページマークを
高い確率で正しく読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である現金自動預出金機の外
観図。
【図2】図1の複合帳票処理ユニットの構成を示す模式
図。
【図3】通帳の展開図。
【図4】横型通帳の見開き面を示す平面図。
【図5】縦型通帳の見開き面を示す平面図。
【図6】図4の通帳の各ページに付けられているページ
マークを示す図。
【図7】ページマーク読取システムの構成を示す図。
【図8】図2の複合帳票処理ユニットの機構制御部の構
成を示すブロック図。
【図9】ページマークの読取処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図10】画像メモリに取り込まれたページマークイメ
ージの例を示す図。
【図11】図10のページマークイメージのゴミ付着に
よる欠落の状態を示す図。
【図12】異なる搬送速度で読み込まれた同一のページ
マークイメージを示す図。
【符号の説明】
6・・・・磁気ストライプリード/ライト部 9・・・・ペ
ージマーク読取部 11・・・・通帳 12・・・・スキャナ 13・・・・搬
送機構 14・・・・CPU 15・・・・搬送制御回
路 16・・・・画像メモリ 17・・・・通帳ガイド
18・・・・搬送ローラ 19・・・・搬送モータ
102・・・・複合帳票処理ユニット P・・・・ペー
ジマーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページで構成され、かつ少なくと
    も一部のページについて各々のページを判別するための
    ページマークが付けられた帳票を処理する装置におい
    て、 前記帳票を任意のページを開いた状態で搬送しつつ前記
    帳票の開かれているページから前記ページマークのイメ
    ージを読み込むイメージ読込手段と、 このイメージ読込手段によって読み込まれたイメージか
    ら前記帳票の開かれているページを判別するとともにこ
    のページ判別結果の正否を判定し、前記ページ判別結果
    が正しくないことが判定された場合は前記イメージ読込
    手段に前回よりも低い帳票搬送速度で前記ページマーク
    のイメージの読み込みを再度行わせ、この読み込まれた
    ページマークのイメージからのページ判別とこのページ
    判別結果の正否判定を再度行う論理手段とを具備するこ
    とを特徴とする帳票処理装置。
  2. 【請求項2】 複数のページで構成され、少なくとも一
    部のページについて各々のページを判別するためのペー
    ジマークが付けられ、かつ一つのページを示すページ情
    報が記録された書き換え自在な記録担体を備えた帳票を
    処理する帳票処理装置において、 前記帳票の前記記録担体に記録されたページ情報を読み
    取る記録担体読取手段と、 前記帳票を任意のページを開いた状態で搬送しつつ前記
    帳票の開かれているページから前記ページマークのイメ
    ージを読み込むイメージ読込手段と、 このイメージ読込手段によって読み込まれたイメージか
    ら前記帳票の開かれているページを判別し、この判別さ
    れたページと前記記録担体読取手段によって読み取られ
    たページ情報とを比較することによって前記ページ判別
    結果の正否を判定し、前記ページ判別結果が正しくない
    ことが判定された場合は前記イメージ読込手段に前回よ
    りも低い帳票搬送速度で前記ページマークのイメージの
    読み込みを再度行わせ、この読み込まれたページマーク
    のイメージからのページ判別とこのページ判別結果の正
    否判定を再度行う論理手段とを具備することを特徴とす
    る帳票処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ページマークは、前記帳票の搬送方
    向に対して垂直な1本以上の棒線よりなることを特徴と
    する請求項1または2記載の帳票処理装置。
  4. 【請求項4】 複数のページで構成され、かつ少なくと
    も一部のページについて各々のページを判別するための
    ページマークが付けられた帳票を処理する方法におい
    て、 前記帳票を任意のページを開いた状態で搬送しつつ前記
    帳票の開かれているページから前記ページマークのイメ
    ージを読み込み、この読み込んだイメージから前記帳票
    の開かれているページを判別するとともにこのページ判
    別結果の正否を判定し、正しくないことが判定された場
    合は前回よりも低い帳票搬送速度で前記ページマークの
    イメージの読み込みを再度行い、この読み込まれたペー
    ジマークのイメージからのページ判別とこのページ判別
    結果の正否判定を再度行うことを特徴とする帳票処理方
    法。
  5. 【請求項5】 複数のページで構成され、少なくとも一
    部のページについて各々のページを識別するためのペー
    ジマークが付けられ、かつ一つのページを示すページ情
    報が記録された書き換え自在な記録担体を備えた帳票を
    処理する方法において、 前記帳票の前記記録担体に記録されたページ情報を読み
    取る一方で、前記帳票を任意のページを開いた状態で搬
    送しつつ前記帳票の開かれているページから前記ページ
    マークのイメージを読み込み、この読み込んだイメージ
    から前記帳票の開かれているページを判別するととも
    に、この判別されたページと前記記録担体から読み取っ
    たページ情報とを比較することによって前記ページ判別
    結果の正否を判定し、正しくないことが判定された場合
    は前回よりも低い帳票搬送速度で前記ページマークのイ
    メージの読み込みを再度行い、この読み込まれたページ
    マークのイメージからのページ判別とこのページ判別結
    果の正否判定を再度行うことを特徴とする帳票処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ページマークは、前記帳票の搬送方
    向に対して垂直な1本以上の棒線よりなることを特徴と
    する請求項4または5記載の帳票処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310593A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Toshiba Tec Corp 媒体処理装置及び媒体処理方法
JP2009277031A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Hitachi Electronics Service Co Ltd 金融端末の支援システム

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