JP2009020664A - 自動取引装置および携帯端末装置 - Google Patents

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Shuichi Takene
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純一郎 原
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Abstract

【課題】自動取引装置とICカードやホストコンピュータとの間で行われる生体情報等の送受信時間やICカードやホストコンピュータで行われる認証処理時間を削減し、反復して行う生体認証の処理の時間を短縮する。
【解決手段】生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間が経過する毎に、操作を行っている顧客の生体情報を生体情報読取部9で読取り、その読取った生体情報を記憶部12aに記憶させておいた生体認証に成功した生体情報と比較するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顧客の顔、虹彩、掌紋や指紋等の生体情報を用いて個人認証を行う自動取引装置および携帯端末装置に関する。
従来の自動取引装置等は、顧客の顔、虹彩、掌紋や指紋等の被写体を撮影し、取得した生体情報と予め登録されている生体情報とを照合して精度の高い個人認証を行うようにしている。
しかし、このような個人認証は、例えば写真等を用いて本人に成りすましが行われた場合、一度個人認証が成功すると操作する顧客は本人であるとしてそれ以降の自動取引装置の使用や操作をすべて許可してしまうという問題があった。
このような問題を解決するものとして、被写体を撮影した撮影画像に基づいて被写体を認証する処理で適合と判定された後であっても、認証処理を不定期なタイミングで反復して実行するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような個人認証は、自動取引装置等に備えたカメラや指紋センサ等により撮影された画像情報である生体情報が動作解析や不正使用されないように充分なセキュリティ対策が施されたICチップを有するICカードや認証機関のホストコンピュータ等へ送信され、そのICカードやホストコンピュータ等に予め登録された顧客の生体情報との照合を行う認証処理がされ、その認証処理の結果をICカードやホストコンピュータ等から自動取引装置等が受信するようにしているのが一般的である。
特開2006−259925号公報(段落「0032」〜段落「0046」、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、自動取引装置等がカメラや指紋センサ等により読取った顧客の生体情報をICカードや認証機関のホストコンピュータ等へ送信する必要があり、また顧客の生体情報を受信したICカードや認証機関のホストコンピュータ等は予め登録された顧客の生体情報との照合を行う認証処理を行う必要があり、さらにICカードや認証機関のホストコンピュータ等は認証処理の結果を自動取引装置等に送信する必要があるため、生体情報等の送受信時間や認証処理時間が反復して行う認証処理の回数に比例して長くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、生体情報読取部で読取った顧客の生体情報と予め登録された該顧客の生体情報を照合して顧客が本人であることを確認する生体認証を行い、その生体認証に成功すると取引を行う自動取引装置において、生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間の経過を反復して検知するタイマ部と、生体認証に成功した生体情報を記憶する記憶部と、前記タイマ部が所定の時間の経過を検知すると操作を行っている顧客の生体情報を生体情報読取部で読取る生体情報読取手段とを設け、生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間が経過する毎に、前記生体情報読取手段が読取った生体情報を前記記憶部に記憶した生体情報と比較するようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、自動取引装置とICカードやホストコンピュータとの間で行われる生体情報等の送受信時間やICカードやホストコンピュータで行われる認証処理時間を削減することができ、反復して行う生体認証の処理の時間を短縮することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による自動取引装置および携帯端末装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図、図2は第1の実施例における自動取引装置の外観を示す斜視図である。
図1および図2において、1は自動取引装置であり、銀行や郵便局等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客の操作を受け付けて現金の出金、現金の入金、振込等の取引を行うものである。
2は接客部であり、自動取引装置1の前面に設けられ、CRTやLCD等の表示部2a、タッチパネル等の位置信号検出手段からなる入力部2bが組み合わされて構成されたものである。この接客部2の表示部2aに取引を選択するための取引選択画面、顧客の希望等を問い合わせる画面、顧客の操作を促す誘導画面や操作を受け付けるための操作ボタン等を表示するとともに入力部2bにより顧客の操作を受け付ける。
3はカード処理部であり、金融機関等により発行され、金融機関毎の識別コード、顧客の口座番号、氏名等が記録された顧客識別カード(以下、「キャッシュカード」という。)や振込先の金融機関毎の識別コード、口座番号等の振込情報が記録された振込カード、さらにキャッシュカードと振込カードを一体化等した後述するICカードから記憶されている情報を読取るものである。
このカード処理部3は、自動取引装置1の前面に設けられたカード挿入返却口3aより挿入されたキャッシュカード、振込カード、ICカードの磁気ストライプ等に記録された情報を読取り、また挿入されたICカードのICチップ等との間で情報の送受信を行う通信部を備え、ICチップ等に記録された情報を読取ることや処理を依頼することができるようになっている。なお、ICカードは磁気ストライプを備えていないものであってもよい。また情報を読取ったカードはカード挿入返却口3aから排出して顧客に返却する。
4はレシート処理部であり、顧客の操作を受け付けて行った取引の内容を明細票(以下、「レシート」という。)に印刷し、そのレシートを図示しないレシート排出口から放出して顧客へ発行するものである。このレシートは、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の顧客が行った取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号、金融取引の種類、取引金額等が印刷される。なお、このレシートは顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。
5は音声案内部であり、後述する記憶部に予め記憶された音声データに基づいて顧客の操作を誘導するための音声案内文言等を出力するものである。
6は通帳処理部であり、自動取引装置1の前面に設けられた通帳挿入返却口6aより挿入された通帳の磁気ストライプ等から記録された情報を読取り、また通帳に顧客の操作を受け付けて行った取引の内容を印刷し、その通帳を通帳挿入返却口6aから放出して顧客へ返却するものである。この通帳は、金融機関等が顧客に対して発行した預金通帳等の冊子状のものであり、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の取引の記録が印刷される。なお、この通帳は表紙または裏表紙に顧客の氏名、口座番号等の情報を記録するための磁気ストライプを備えたものである。なお、情報を記録するための部材は磁気ストライプに替えて通帳に埋め込まれたICチップであってもよい。また、通帳部6は通帳の磁気ストライプやICチップに記録された情報を読取り、および情報を書き込む磁気ヘッドやIC接点等が設けられているものとする。
7は紙幣入出金部であり、顧客の操作により自動取引装置1の前面に設けられた紙幣入出金口7aに投入された紙幣の真偽を鑑別、計数して図示しない一時貯留部に貯留し、顧客により入金額が確認されると貯留した紙幣を一時保留部から繰出して金種別の保管金庫に収納する入金処理および顧客の操作により指定された金額の紙幣を金種別の保管金庫から繰出し、紙幣入出金口7aへ搬送して顧客へ支払う出金処理を行うものである。
8は硬貨入出金部であり、顧客の操作により自動取引装置1の前面に設けられた硬貨入出金口8aに投入された硬貨の真偽を鑑別、計数して図示しない一時貯留部に貯留し、顧客により入金額が確認されると貯留した硬貨を一時保留部から繰出して金種別の保管金庫に収納する入金処理および顧客の操作により指定された金額の硬貨を金種別の保管金庫から繰出し、硬貨入出金口8aへ搬送して顧客へ支払う出金処理を行うものである。
9は生体情報読取部であり、自動取引装置1の前面に設けられ、顧客の指静脈画像、掌静脈画像、または指紋、虹彩等の画像である生体情報を取得するセンサやカメラ等で構成されたものである。
10はタイマ部であり、後述する主制御部の指示に基づき所定の時間が経過すると主制御部へ割り込み要求信号を通知するものである。
11はインターフェース部であり、図示しないホストコンピュータとの間で各種取引の許可を得るための情報や生体情報による個人認証(以下、「生体認証」という。)を行うための情報等を送受信する通信制御を行うものである。
12は記憶部であり、半導体メモリや磁気ディスク等で構成されたものである。この記憶部12は自動取引装置1全体の動作を制御するための制御プログラム(ソフトウェア)や各種取引に必要な情報、接客部2の表示部2aに表示するための画像情報を記憶する。
また、記憶部12の一時記憶部12aは生体情報読取部9で読取った顧客の生体情報を記憶する。
13は自動取引装置1全体に電源を供給する電源部である。
14は主制御部であり、CPU(Central Processing Unit)等で構成され、記憶部12に記憶された制御プログラムに基づいて上述した接客部2、カード処理部3、レシート処理部4、音声案内部5、通帳処理部6、紙幣入出金部7、硬貨入出金部8、生体情報読取部9、タイマ部10、インターフェース部11、および記憶部12等を含む自動取引装置1全体の動作を制御するものである。
また、主制御部14はタイマ部10から通知された割り込み要求信号に基づいて所定の割込処理プログラムを実行するものとする。
次に、ICカードの構成を説明する。
18はICカードであり、自動取引装置1のカード処理部3との間で情報の送受信を行うための通信制御を行うI/F(インターフェース)部18a、顧客を識別するための生体情報処理プログラムやICカード18全体を制御するための制御プログラム等を記憶する記憶部18b、記憶部18bに記憶された制御プログラムに基づいてICカード18の全体を制御するための制御部18c等で構成されたものである。
また、このICカード18の制御部18cは上述した生体情報処理プログラムに基づいてI/F部18aで受信した自動取引装置1を操作する顧客の生体情報と予め記憶部18bに記憶した顧客の生体情報とを照合してその顧客が本人であることを確認する生体認証処理を行い、その生体認証処理の結果を自動取引装置1のカード処理部3を介して主制御部14へ通知することができるようになっている。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各実施例における各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
また、以下に説明する各実施例における各取引は、顧客の生体情報を予め記憶したICカード18を使用し、顧客が本人であることを確認する個人認証に生体認証を用いるものとする。
さらに、以下に説明する各実施例における自動取引装置1の記憶部12には、各種取引を実行するための「業務実行プログラム」および各種取引において生体認証を行うための「生体情報照合プログラム」が予め記憶されているものとする。
まず、出金取引を図3の第1の実施例における出金取引処理を示すフローチャートのSで表すステップにしたがって説明する。
金融機関等の係員は、始業時等に自動取引装置1の電源を投入して自動取引装置1の電源部13は各部へ電力を供給する。これにより自動取引装置1の記憶部12に記憶されている「業務実行プログラム」が自動的に起動される。
S1:「業務実行プログラム」が起動すると自動取引装置1の主制御部14は接客部2の表示部2aに図4(a)に示す取引選択画面を表示して顧客の操作を待機する。
この取引選択画面は、取引ボタンの押下を促す旨の文言、および出金取引を実行させるための「お引き出し」ボタン、入金取引を実行させるための「お預け入れ」ボタン、振込取引を実行させるための「お振り込み」ボタン、振替取引を実行させるための「お振替」ボタン、口座残高を照会する残高照会取引を実行させるための「残高照会」ボタン、通帳に未記入の取引データを記入する通帳記入取引を実行させるための「通帳記入」ボタン等の取引を選択するための取引ボタン等で構成されたものである。
本実施例では、顧客は表示部2aの画面から出金取引を選択して入力部2bによって「お引き出し」ボタンを押下するものとする。
S2:顧客が選択した取引を入力部2bの位置信号等により認識した主制御部14は認識した取引が出金取引である場合は処理をS6へ、その他の取引の場合は処理をS3へ移行する。
S3:次に、主制御部14は認識した取引が入金取引である場合は処理を図5のS30へ、その他の取引の場合は処理をS4へ移行する。
S4:次に、主制御部14は認識した取引が振込取引である場合は処理を図12のS30へ、その他の取引の場合は処理をS5へ移行する。
なお、入金取引および振込取引の説明は後述する。
S5:顧客が選択した取引を出金取引、入金取引、および振込取引以外の他の取引と認識した主制御部14は選択された通常の他の取引処理を実行するがその説明は省略するものとする。
他の取引処理の実行を終了した主制御部14は処理をS1へ移行させ、表示部2aに取引選択画面を表示して待機する。
S6:顧客が選択した取引を出金取引と認識した主制御部14は表示部2aに図4(b)に示すICカードの挿入を促す文言とそのICカードのイラストならびに取引を中止するための「取消」ボタンを表示したカード挿入誘導画面を表示する。
顧客はこのカード挿入誘導画面にしたがってICカード18をカード挿入返却口3aに挿入し、ICカード18の挿入を検知した主制御部14はカード処理部3によりICカード18を取り込み、そのICカード18の記憶部18bに記憶されている顧客の口座番号等のカード情報を読取る。
なお、顧客が「取消」ボタンを押下した場合、主制御部14は出金取引を終了させ、処理をS1へ移行するものとする(以下、「取消」ボタンを押下した場合の作動は同様であり、ICカード18が挿入されている場合、そのICカード18は排出されて顧客に返却されるものとする)。
S7:カード情報を読取った主制御部14は、表示部2aに図4(c)に示す生体情報の読取りを促す旨の文言を表示して生体情報読取部9により顧客の生体情報を読取る。
S8:生体情報を読取った主制御部14は、読取った生体情報とともに生体認証を行うことの指示をカード処理部3によりICカード18へ送信する。その指示を受信したICカード18の制御部18cは記憶部18bに記憶されている認証プログラムに基づいて受信した生体情報と予め記憶部18bに記憶されている生体情報とを照合して生体認証を行い、その生体認証の結果を自動取引装置1へ送信する。
S9:生体認証の結果を受信した自動取引装置1の主制御部14は、その生体認証の結果を判定し、本人であることが確認できた場合(生体認証に成功した場合)、処理をS10へ移行し、本人であることが確認できない場合(生体認証に失敗した場合)、処理をS15へ移行する。
S10:生体認証に成功すると主制御部14はタイマ部10を起動し、S7で読取った生体情報を記憶部12の一時記憶部12aに記憶させる。なお、タイマ部10は所定の時間が経過すると割込み要求信号を生成し、主制御部14に割込み処理の実行を指示する。
S11:主制御部14は、表示部2aに図4(d)に示す暗証番号の入力を促す旨の文言および暗証番号表示欄と暗証番号を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、暗証番号の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した暗証番号入力画面を表示して顧客に暗証番号の入力を促し、顧客はテンキー等によって暗証番号を入力して「確認」ボタンを押下する。
S12:暗証番号の入力を認識した主制御部14は、表示部2aに図4(e)に示す支払金額の入力を促す旨の文言および支払金額入力欄と支払金額を入力するためのテンキー、「万」等の桁キー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、支払金額の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した支払金額入力画面を表示して顧客に支払金額の入力を促し、顧客はテンキー等によって支払金額を入力して「確認」ボタンを押下する。
S13:これを検知した主制御部14は、表示部2aに図4(f)に示すしばらくの間の待機を依頼する旨の文言および商品紹介等のアニメーションを表示した待機依頼画面を表示して顧客にしばらくの間の待機を依頼するとともにホストコンピュータとの間で交信を行う。すなわち、主制御部14はICカード18のカード情報に入力された暗証番号や支払金額等を添付して取引電文を作成し、通信回線を介してホストコンピュータへ送信して顧客の暗証番号と支払金額に問題がないか否かを問い合わせる。
取引電文を受信したホストコンピュータは、管理している顧客情報を参照してその問題の有無を判定して取引の可否を判断し、その結果を取引可否電文として自動取引装置1へ返信する。
S14:主制御部14は、受信した取引可否電文をもとに顧客との取引可否を判定し、取引許可の場合はS16へ、取引不許可の場合はS15へ処理を移行させる。
S15:顧客との取引を不許可と判定した主制御部14は、表示部2aに図4(g)に示すICカードの受取りを促す文言およびICカードのイラストを表示したカード受取依頼画面を表示してカード処理部3からICカードを排出し、顧客がこれを受取ったことを確認して出金取引処理を終了させ、S1へ戻って表示部2aに取引選択画面を表示して待機する。
なお、S10においてタイマ部10を起動し、生体情報を記憶部12の一時記憶部12aに記憶させていた場合、主制御部14はタイマ部10を停止し、一時記憶部12aの生体情報を消去するものとする。
S16:顧客との取引を許可と判定した主制御部14は、待機依頼画面の表示を継続しながら入力された支払金額に応じた金種を選定し、その金種の紙幣金庫から1枚分離機構により1枚毎に紙幣を繰出して紙幣鑑別部へ搬送し、その紙幣の金種を鑑別して計数を行い、紙幣入出金口7aへ搬送して分離集積機構により紙幣入出金口7aに支払金額に相当する紙幣を集積する。
S17:これと並行して主制御部14は、取引内容等をもとに印刷データを作成してレシート処理部4へ送り、レシート処理部4によって取引明細票に印刷データを印刷する。
そして、主制御部14は、表示部2aに図4(h)に示すICカードや取引明細票の受取りを促す文言およびICカードや取引明細票のイラストを表示したカード、明細票受取依頼画面を表示してICカードや取引明細票をカード処理部3やレシート処理部4から排出し、ICカードの返却と取引明細票の発行を行う。
S18:主制御部14は、表示部2aに図4(i)に示す紙幣の受取りを依頼する文言とその受取動作等のアニメーションを表示した紙幣受取依頼画面を表示するとともに紙幣入出金口7aの図示しないシャッタを開動作させて紙幣入出金口7aを開放する。
S19:紙幣入出金口7aを開放した主制御部14は、紙幣入出金口7aに集積した紙幣を顧客が抜き取るのを待って待機し、紙幣の抜き取りを検知したとき処理をS20へ移行する。紙幣の抜き取りを検知しない場合はその待機を継続する。
S20:紙幣の抜き取りを検知した主制御部14は、表示部2aに図4(j)に示す謝辞とその動作等のアニメーションを表示した取引終了画面を表示するとともに図示しないシャッタを閉動作させて紙幣入出金口7aを閉鎖する。
S21:取引を終了すると主制御部14はタイマ部10を停止させ、一時記憶部12aの生体情報を消去した後、S1へ戻って表示部2aに取引選択画面を表示して待機する。
次に、タイマ部によって起動される割込み処理を図7の第1の実施例における割込み処理を示すフローチャートのSAで表すステップにしたがって説明する。
SA1:主制御部14(生体情報読取手段)は、表示部2aに図4(c)に示す生体情報の読取りを促す旨の文言を表示して生体情報読取部9により顧客の生体情報を読取る。
SA2:生体情報を読取った主制御部14(生体情報比較手段)は、読取った生体情報と図3のS10で記憶部12の一時記憶部12aに記憶させた生体情報とを比較し、一致するか否かを判定する。なお、読取った生体情報と一時記憶部12aに記憶させた生体情報は完全に一致する必要はなく、生体情報から抽出した特徴情報が所定の範囲内にあれば一致するものとする。
SA3:主制御部14は、一致すると判定した場合、処理をSA4へ移行し、一致しないと判定した場合、処理をSA5へ移行する。
SA4:一致すると判定すると主制御部14は、タイマ部10を再起動し、割込み処理を終了する。
SA5:一致しないと判定すると主制御部14は、実行中の取引を中止する旨の文言を表示部2aに表示する。
SA6:主制御部14は、タイマ部10を停止し、一時記憶部12aの生体情報を消去し、取引を中止する。
上述した出金取引中に割込み処理が実行された場合の動作例を図8の第1の実施例における出金取引処理中に割込み処理が実行された場合を示すフローチャートのSおよびSAで表すステップにしたがって説明する。
S1〜S10:図3におけるS1〜S10と同様なので説明を省略する。
S11:主制御部14は、表示部2aに図4(d)に示す暗証番号の入力を促す旨の文言および暗証番号表示欄と暗証番号を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、暗証番号の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した暗証番号入力画面を表示する。
ここで、タイマ部10により上述した割込み処理が起動されるものとする。
SA1〜SA4:割込み処理が起動されると図7のSA1〜SA4の処理が行われる。なお、本実施例では顧客が本人であることを確認できるものとする。
S12:割込み処理を終了すると暗証番号の入力を待機した後、暗証番号の入力を認識した主制御部14は、表示部2aに図4(e)に示す支払金額の入力を促す旨の文言および支払金額入力欄と支払金額を入力するためのテンキー、「万」等の桁キー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、支払金額の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した支払金額入力画面を表示して顧客に支払金額の入力を促し、顧客はテンキー等によって支払金額を入力して「確認」ボタンを押下する。
S13〜S16:図3におけるS13〜S16と同様なので説明を省略する。入力された支払金額に応じた金種の紙幣を紙幣入出金口7aに集積するとタイマ部10により上述した割込み処理が起動されるものとする。
SA1〜SA4:割込み処理が起動されると図7のSA1〜SA4の処理が行われる。なお、本実施例では顧客が本人であることを確認できるものとする。
S17〜S21:図3におけるS17〜S21と同様なので説明を省略する。
次に、入金取引を図5の第1の実施例における入金取引処理を示すフローチャートのSで表すステップにしたがって説明する。なお、入金取引では生体認証を行わない。
まず、顧客は自動取引装置1の接客部2を操作して入金取引を開始する。この場合、主制御部14は図5(a)に示す取引を選択するための画面を表示部2aに表示する。顧客は「お預け入れ」ボタンに押下して入金取引を選択するものとする。
入金取引が選択されたことを検知すると主制御部14は、表示部2aに図6(a)に示すように通帳挿入返却口6aに通帳を挿入することを指示する「通帳を開いて入れてください」の文言とともに通帳を挿入する動作を示すイラストが表示された通帳挿入誘導画面を表示する。
S30:顧客はこの通帳挿入誘導画面にしたがって通帳を通帳挿入返却口6aに挿入し、通帳の挿入を検知した主制御部14は通帳処理部6により通帳を取り込み、その通帳に記録されている顧客の口座番号等の通帳情報を読取る。
なお、図6(a)に示すように通帳挿入誘導画面には「取消」ボタンが表示され、顧客がその「取消」ボタンを押下した場合、主制御部14は入金取引を終了させ、処理をS1へ移行するものとする(以下、「取消」ボタンを押下した場合の作動は同様であり、通帳が挿入されていた場合、その通帳は排出されて顧客に返却されるものとする)。
S31:通帳情報を読取ると主制御部14は紙幣入出金口7aの図示しないシャッタを開動作させて紙幣入出金口7aを開放するとともに表示部2aに図6(b)に示すように紙幣を投入することを指示する旨の文言とともに紙幣を投入する動作を示すイラストが表示された紙幣投入誘導画面を表示する。
S32:紙幣が投入されると主制御部14は、紙幣入出金部7の1枚分離機構により投入された紙幣を1枚毎に繰出して紙幣鑑別部へ搬送し、その紙幣の真偽、金種を鑑別して計数を行う。このとき、投入された紙幣の計数等が終了するまで主制御部14は表示部2aに図6(c)に示すように待機することを指示する文言とともにアニメーションが表示された待機画面を表示する。
S33:紙幣の計数等が終了すると主制御部14は紙幣入出金部7の一時貯留部に計数等した紙幣を保管し、表示部2aに図6(d)に示すように確認または停止の選択手段を選択することを指示する旨の文言、紙幣の計数結果としての計数金額額、停止選択手段としての「停止」ボタン、確認選択手段としての「確認」ボタン、取消選択手段としての「取消」ボタンが表示された計数金額確認画面を表示する。
S34:顧客は表示された計数金額を確認し、入金するか否かを判断する。顧客は入金しようとしている入金予定金額と表示された計数金額が一致していると判断した場合、「確認」ボタンを押下するものとし、一致していないと判断した場合、「停止」ボタンを押下するものとする。また、入金取引を中止する場合、「取消」ボタンを押下するものとする。主制御部14は「確認」ボタンの押下を検知すると処理をS35へ移行し、それ以外のボタンの押下を検知すると処理をS38へ移行する。
S35:主制御部14は、紙幣入出金部7の図示しない収納手段により一時貯留部に保管された紙幣を金種別の金庫に収納する入金取引処理を行う。
S36:紙幣を収納すると主制御部14は、通帳処理部6により取込んだ通帳に取引内容を印字し、その通帳を通帳挿入返却口6aから排出して顧客に返却する。このとき、主制御部14は、表示部2aに図6(e)に示すように通帳挿入返却口6aから排出された通帳を受け取ることを指示する文言とその通帳を受け取る動作を示すイラストが表示された通帳受取誘導画面を表示する。
S37:主制御部14は、レシート処理部4により紙等の媒体に取引内容を印字し、明細票として顧客に発行する。このとき、主制御部14は、表示部2aに図6(f)に示すように発行された明細票を受け取ることを指示する文言とその明細票を受け取る動作を示すイラストが表示された明細票受取誘導画面を表示する。
通帳および明細票が受け取られると主制御部14は、表示部2aに図6(g)に示すように謝辞を示す文言とその動作を示すアニメーションが表示された取引終了画面を表示して入金取引を終了し、S1へ戻って表示部2aに取引選択画面を表示して待機する。
S38:主制御部14は「停止」ボタンまたは「取消」ボタンが押下されたか否かを判定し、「停止」ボタンが押下されたことを検知すると処理をS39へ移行し、「取消」ボタンが押下されたことを検知すると処理をS40へ移行する。
S39:「停止」ボタンが押下されたことを検知した主制御部14は、顧客が投入した紙幣を一時貯留部に貯留したままの状態とし、表示部2aに図6(h)に示すように取り扱いを中止した旨の文言が表示された取り扱い中止画面を表示し、またアラームランプ等で金融機関の係員に自動取引装置1が取り扱い中止になったことを通知する。
S40:「取消」ボタンが押下されたことを検知した主制御部14は、一時貯留部に貯留されている紙幣を紙幣入出金口7aへ搬送して分離集積機構により紙幣入出金口7aに集積し、図示しないシャッタを開放して投入された紙幣を顧客に返却する。このとき、主制御部14は、表示部2aに図6(i)に示すように返却された紙幣を受け取ることを指示する文言とその紙幣を受け取る動作を示すイラストが表示された紙幣受取誘導画面を表示する。
S41:主制御部14は、通帳処理部6により通帳を通帳返却口6aから排出して顧客に返却する。このとき、主制御部14は、表示部2aに図6(e)に示すように通帳挿入返却口6aから排出された通帳を受け取ることを指示する文言とその通帳を受け取る動作を示すイラストが表示された通帳受取誘導画面を表示する。
通帳が受け取られると主制御部14は、表示部2aに図6(g)に示すように謝辞を示す文言とその動作を示すアニメーションが表示された取引終了画面を表示して入金取引を終了し、S1へ戻って表示部2aに取引選択画面を表示して待機する。
次に、振込取引を説明する。
図10は第1の実施例における自動取引システムの構成を示すブロック図、図11は図10におけるホストコンピュータの記憶部220の構成を示す説明図である。
図10において、220はホストコンピュータであり、通信回線221を介して自動取引装置1と通信可能に接続されている。222は記憶部であり、ホストコンピュータ220と接続され、顧客お住所、氏名、および口座番号情報等を記憶するものである。223は受取人の住居等に設置された入出力手段であり、一般的な多機能電話機223aやファクシミリ223b等であり、ホストコンピュータ220と通信回線224で接続可能になっている。225は振込人の住居等から振込みを行う場合の振込入出力手段であり、通信回線226を介してホストコンピュータ220と通信可能に接続されている。
図11において、222aは顧客・口座番号情報であり、顧客の住所、氏名、年齢、電話番号、口座番号、および暗証番号等の顧客固有の情報である。222bは定型文書一覧情報であり、後述するメッセージサービスを行う場合に顧客操作により自動取引装置1や受取人の入出力手段223に定型文として送信するための固定情報などである。222cはネットワーク接続情報であり、受取人にメッセージを送信するための回線接続情報である。222dはメッセージ記憶情報であり、振込人により選択されたメッセージや入力された文言が一時的に収納された情報であり、音声ファイル部も有している。222eは音声入力される情報を編集加工する音声編集情報である。222fはその他、本システム全体の各種情報を意味するものであるが、本発明には関係しないためその説明を省略する。
図15(b)は自動取引装置1の近傍にあらかじめ用意されている入力ペンにより筆記入力する場合を示し、画面上に表示された所定位置に顧客固有の文言をペン入力できるものであり、このペン入力文字を文字認識し、かな漢字表示がされるものである。
続いて、受取人にメッセージ送信も行える振込取引処理を図12,13,14の第1の実施例における振込取引処理を示すフローチャートのSで表すステップにしたがって説明する。
まず、顧客は自動取引装置1の接客部2を操作して振込取引を開始する。この場合、主制御部14は図15(a)に示す取引を選択するための画面を表示部2aに表示する。顧客は「お振込み」ボタンに押下して振込取引を選択するものとする。
S50:顧客が選択した取引を振込取引と認識した主制御部14は表示部2aに図4(b)に示すICカードの挿入を促す文言とそのICカードのイラストならびに取引を中止するための「取消」ボタンを表示したカード挿入誘導画面を表示する。
顧客(振込人)はこのカード挿入誘導画面にしたがってICカード18をカード挿入返却口3aに挿入し、ICカード18の挿入を検知した主制御部14はカード処理部3によりICカード18を取り込み、そのICカード18の記憶部18bに記憶されている顧客の口座番号等のカード情報を読取り、そのカード情報をホストコンピュータ220へ送信する。
S51:カード情報をホストコンピュータ220へ送信した主制御部14は、表示部2aに図4(c)に示す生体情報の読取りを促す旨の文言を表示して生体情報読取部9により顧客の生体情報を読取る。
S52:生体情報を読取った主制御部14は、読取った生体情報とともに生体認証を行うことの指示をカード処理部3によりICカード18へ送信する。その指示を受信したICカード18の制御部18cは記憶部18bに記憶されている認証プログラムに基づいて受信した生体情報と予め記憶部18bに記憶されている生体情報とを照合して生体認証を行い、その生体認証の結果を自動取引装置1へ送信する。
S53:生体認証の結果を受信した自動取引装置1の主制御部14は、その生体認証の結果を判定し、本人であることが確認できた場合、処理をS54へ移行し、本人であることが確認できない場合、処理を図3のS15へ移行する。
S54:主制御部14はタイマ部10を起動し、S7で読取った生体情報を記憶部12の一時記憶部12aに記憶させる。なお、タイマ部10は所定の時間が経過すると割込み要求信号を生成し、主制御部14に割込み処理の実行を指示する。
S55:主制御部14は、表示部2aに図4(d)に示す暗証番号の入力を促す旨の文言および暗証番号表示欄と暗証番号を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、暗証番号の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した暗証番号入力画面を表示して顧客に暗証番号の入力を促し、顧客はテンキー等によって暗証番号を入力して「確認」ボタンを押下する。
S56:暗証番号の入力を認識した主制御部14は、ICカード18に記憶されている振込先の金融機関名、営業店名、および口座番号等の振込先情報を読取り、その振込先情報をホストコンピュータ220へ送信するとともに表示部2aに振込先の金融機関名、営業店名、および口座番号等の情報および預金口座からの振込みを選択するための「預金口座」ボタンならびに現金による振込みを選択するための「現金」ボタンを表示する。
S57:主制御部14は、「預金口座」ボタンの押下を検知すると処理をS59へ、「現金」ボタンの押下を検知すると処理をS58へ移行する。
S58:「現金」ボタンの押下を検知した主制御部14は、紙幣入出金口7aおよび硬貨入出金口8aのシャッタを開放し、貨幣の投入を待機する。貨幣が投入されると主制御部14は、紙幣入出金部7および硬貨入出金部8により、貨幣の取込み動作を行う。なお、その詳細はS71〜S76で説明する。
S59:次に、受取人へのメッセージ『要否』を選択させる画面表示に移る。なお、メッセージとしては、科目(例えば“お祝い“)と文言(例えば“ご入学おめでとう“)があり、科目メッセージは後述する通帳へのメモ印字サービス用として、文言メッセージは受取人への通知内容に付加されるものであり、詳細を以下に述べる。
S60:メッセージ『要』が選択された場合には、まず、図15(d)に示すように振込の目的別に科目を表示する。例えば科目メッセージとして『お祝い』を選択して確認キーにタッチすれば、図15(e)に示す例のように具体的な目的表示画面を表示する。また『諸会費』を選択した場合には、各種団体等の会費,学費,受験料などを、『使用料』を選択すれば、賃貸住宅使用料,駐車場使用料などを表示して、『その他』を選択した場合には、車購入代,修理費,車検代,餞別代などを具体的に表示する。なお、表示画面に希望する表示がない場合には、『次候補』キーを表示すれば定型文書一覧情報222bに格納されている科目を順次表示する。
S61:それでも希望する表示がない時には最終画面(図示せず)にて『作成』キーを表示し、これをタッチすることで振込人の固有の科目メッセージを入力可能にする。例えば、表示部2aに50音配列キー表示、または図15(f)に示すような英文字配列キーを表示してローマ字入力変換するとか、更に前述した図15(b)に示すようなペン入力画面表示などで、入力ペンによる固有の科目メッセージを入力可能とする。
S62:科目メッセージの選択入力が完了したら、次に文言メッセージを入力するために前述したローマ字入力変換又はペン入力により文言メッセージを入力させて文字認識し、かな漢字変換を行って入力結果を表示し、確認を促す。
S63:『確認』キーがタッチされると、図15(c)に示すように入力されたすべてのメッセージを含めて一画面に表示する。
S64:続けて振込人による訂正の有無確認を促す。前記、科目メッセージは取扱日,振込金額や残高情報とともに、科目と振込人氏名を顧客・口座番号情報222a内に記憶しておき、取引データに付加され、後述する通帳記帳の際の記帳データとして使用される。また、文言メッセージとしては、記憶部222内に格納されている定型文書一覧情報222bを画面に表示して選択することや、定型文書の一部を空欄表示し振込人により追加入力させたり、同定型文書の一部を振込人により加工(修正)させたりすることも可能にしてある。
S65(以下、図13):訂正『無』が入力されたら、受取人の口座に振込処理を行うと共に、第1の記憶部222のメッセージ記憶情報222dに口座ごとにメッセージを記憶しておく。なお、振込処理としては振込人の預金口座から指示された金額を減じ、受取人口座を同額だけ加算するという処理が行われるが、実際に金銭を送付するのではなく、各顧客の元帳ファイル内の預貯金金額データを更新することであることは説明するまでもない。更に振込人の預金口座からは振込手数料が減額される場合がある。
S66:続けて、カード処理部3に保持されているICカード18をカード挿入返却口3aより排出して振込人に返却する。
S67:レシート処理部4で取引明細票として所定事項を印字すると共に、釣銭がある場合には一諸に接客口(レシート処理部4、硬貨入出金口8a)に排出する。
S68:主制御部14はタイマ部10を停止させ、一時記憶部12aの生体情報を消去して振込取引を終了させ、S1へ戻って表示部2aに取引選択画面を表示して待機する。
S69:一方、受取人の受領処理では受取人口座の預貯金金額データを更新する。
S70:受取人に振込があった旨の通知を出力する。この出力は受取人による事前申請により従来と同様の郵送による通知書としたり、電話又はファクシミリによる即時通知であるかなどが選択されており、受取人の口座毎に記憶部222に記憶されている。
次に、振込金として現金が挿入された場合の取込動作について、図4に示すフローチャートにより説明する。
S71:顧客により接客口(紙幣入出金口7a、硬貨入出金口8a)に振込用の現金が挿入される。
S72:現金は自動取引装置1に取り込まれ真偽鑑別と計数が行なわれ結果が金種毎に集計され、集計金額と振込額が表示部2aに表示されると共に、現金を図示しない一時保管部まで搬送する。
S73:振込人により表示金額と挿入金額及び振込額の照合が行なわれる。
S74:照合の結果、「問題なし」と判定されると、一時保管部の現金は図示しない金種別保管金庫に収納される。なお、挿入現金が不足しているような場合には、追加挿入を要求するような画面表示が行なわれる。
S75:次に釣銭の有無が判断される。
S76:釣銭がある場合の釣銭処理が行なわれる。この釣銭処理は本発明と直接関係しないためその説明を省略する。
なお、受取人への入金通知手段としてファクシミリ223bが選択されている場合、最上段には受取人(ファクシミリの受信先指定場所でもよい)の氏名と振込まれた口座番号を印刷し、中段には振込人の住所と氏名及び金額を、そして本願の特徴でもある文言メッセージ文を印刷する。この印刷フォーマットは基本文として定型文書一覧情報222bに記憶させておき、顧客固有部分のみを入力文字と置換して印字することもできる。
また、受取人への入金通知手段として多機能電話器223aが選択されている場合について説明すると、振込終了と同時に入力された文言メッセージをホストコンピュータ220よりの指示により公衆回線224を介して受取人宛に音声合成による通知を行うことができる。
なお、多機能電話器223aが在宅モードであれば複数回の呼出しを行い、応答が得られない場合には、メッセージ記憶情報222dと共に音声編集情報222eに格納し、所定時間経過後に再度呼出しを繰り返すように制御する。また留守番電話モードであれば留守番録音として通知する。通知出力が完了したら文言メッセージは消去してもよい。
最後に郵送による通知の場合は、後日通知となるが文言メッセージ文を含め、自動的に図示しない装置等に送付指示を出力する。なお、ファクシミリと郵送については、文言メッセージをペン入力したものをそのままの字体(肉筆)での印刷も可能であり、親しみ易いメッセージとすることもできる。
受取人側に対しては、通帳にメモ書きとして印字が可能であり、入金記録としてのサービスを行う。これは通帳記帳の機会があれば、記帳開始前に表示部2aに『メモ印字サービス』画面を表示し、そのサービスを受けるか否かを選択させて、『メモ印字要』が選択された場合には、例えば「入学祝」等の部分を追加して印字する。このメモ印字サービスは受取人のみではなく振込人の口座に該当する通帳にも振込人による要否を選択させ記帳することもできる。
なお、上述した出金取引と同様にS54で起動されたタイマ部10が所定の時間が経過したことを検知すると主制御部14への割込要求信号を生成し、割込み処理を起動する。起動される割込み処理は図7のSA1〜SA6と同様であり、顧客の生体情報を読取り、一時記憶部12aの生体情報と照合し、顧客が本人であることが確認できると割込み処理を終了し、確認できなければ取引処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施例では、自動取引装置が行う取引において利用者の成りすましを防止するために最初の生体認証が成功した後も反復して生体認証を行う場合、最初の生体認証で生体情報読取部により読取った生体情報を一時記憶部に記憶させておき、反復して行う生体認証の処理ではその一時記憶部に記憶させた生体情報と新たに生体情報読取部で読取った生体情報とを照合するようにしたことにより、ICカードやホストコンピュータとの通信時間を削減することができるため反復して行う生体認証の処理の時間を短縮することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、自動取引装置1に第2の生体情報を読取るためのカメラを備えていることが第1の実施例の構成と異なっている。
図16は第2の実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図、図17は第2の実施例における自動取引装置の外観を示す斜視図であり、第2の実施例の構成を図16および図17に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図16および図17において、17は第2の生体情報を読取るカメラ部であり、自動取引装置1の前面に設けられ、顧客の顔画像である生体情報を取得するカメラ等で構成されたものである。
なお、主制御部14は、記憶部12に記憶された制御プログラムに基づいて接客部2、カード処理部3、レシート処理部4、音声案内部5、通帳処理部6、紙幣入出金部7、硬貨入出金部8、生体情報読取部9、タイマ部10、インターフェース部11、カメラ部17、および記憶部12等を含む自動取引装置1全体の動作を制御するものとする。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下の説明においては生体情報を記憶したICカードを使用して取引の個人認証に生体認証を用いるものとする。また、第1の生体情報として生体情報読取部9が読取った指または掌の静脈画像、第2の生体情報としてカメラ部17が読取った顔画像を用いるものとする。
まず、出金取引を図18の第2の実施例における出金取引処理を示すフローチャートのSおよびSBで表すステップにしたがって説明する。なお、Sで表すステップは第1の実施例と同様の処理なので同じ番号を付してその説明を省略する。
S1〜S9:自動取引装置1の接客部2の表示部2aに表示された取引選択画面に従い出金取引が選択され、ICカード18の挿入を受付けて第1の生体情報を読み取り、最初の生体認証を行う。
SB1:生体認証の結果を判定し、本人であることが確認できた場合、主制御部14はタイマ部10を起動する。
SB2:主制御部14は、カメラ部17により顧客の顔画像を第2の生体情報として読取り、その第2の生体情報を一時記憶部12aに記憶させる。
S11〜S20:暗証番号、支払金額の入力を受付けて紙幣を出金し、ICカード18を返却し、明細票を発行する。
SB3:主制御部14は、タイマ部10を停止させ、また一時記憶部12aに記憶させた第2の生体情報を消去して出金取引を終了する。
次に、振込取引を図19、図20、図21の第2の実施例における振込取引処理を示すフローチャートのSおよびSBで表すステップにしたがって説明する。なお、Sで表すステップは第1の実施例と同様の処理なので同じ番号を付してその説明を省略する。
S50〜S53:自動取引装置1の接客部2の表示部2aに表示された取引選択画面に従い振込取引が選択され、ICカード18の挿入を受付けて第1の生体情報を読み取り、最初の生体認証を行う。
SB4:生体認証の結果を判定し、本人であることが確認できた場合、主制御部14はタイマ部10を起動する。
SB5:主制御部14は、カメラ部17により顧客の顔画像を第2の生体情報として読取り、その第2の生体情報を一時記憶部12aに記憶させる。
S55〜S64(図19)、S65〜S67、S69、S70(図20)、S71〜S76(図21):暗証番号、振込先、振込金額、メッセージの入力を受付けて振込取引を行い、釣銭、ICカード18を返却し、明細票を発行する。
SB6:主制御部14は、タイマ部10を停止させ、また一時記憶部12aに記憶させた第2の生体情報を消去して振込取引を終了する。
なお、入金取引は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
次に、タイマ部によって起動される割込み処理を図22の第2の実施例における割込み処理を示すフローチャートのSCで表すステップにしたがって説明する。
SC1:主制御部14(生体情報読取手段)は、カメラ部17により顧客の操作を必要とすることなく顧客の顔画像情報を取得する。ここで、顔画像情報に替えて虹彩画像情報を取得するようにしてもよい。
SC2:主制御部14は、取得した顔画像情報から特徴情報を抽出する。
SC3:次に、主制御部14は、一時記憶部12aに記憶させておいた顔画像情報から特徴情報を抽出する。
SC4:主制御部14(生体情報比較手段)は、SC2およびSC3で抽出した特徴情報を比較する生体認証を行う。
SC5:主制御部14は、特徴情報が一致すると判定した場合、処理をSC6へ移行し、特徴情報が一致しないと判定した場合、処理をSC7へ移行する。
SC6:特徴情報が一致すると判定すると主制御部14は、タイマ部10を再起動し、割込み処理を終了する。
SC7:特徴情報が一致しないと判定すると主制御部14は、実行中の取引を中止する旨の文言を表示部2aに表示する。
SC8:主制御部14は、タイマ部10を停止し、一時記憶部12aの第2の生体情報である顔画像を消去し、取引を中止する。
上述した出金取引中に割込み処理が実行された場合の動作例を図23、図24の第2の実施例における出金取引処理中に割込み処理が実行された場合を示すフローチャートのS、SB、およびSCで表すステップにしたがって説明する。
S1〜SB2:図18におけるS1〜SB2と同様なので説明を省略する。
S11:主制御部14は、表示部2aに図4(d)に示す暗証番号の入力を促す旨の文言および暗証番号表示欄と暗証番号を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、暗証番号の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した暗証番号入力画面を表示する。
ここで、タイマ部10により上述した割込み処理が起動されるものとする。
SC1〜SC6:割込み処理が起動されると図22のSC1〜SC6の処理が行われる。なお、本実施例では顧客が本人であることを確認できるものとする。
S12:割込み処理を終了すると暗証番号の入力を待機した後、暗証番号の入力を認識した主制御部14は、表示部2aに図4(e)に示す支払金額の入力を促す旨の文言および支払金額入力欄と支払金額を入力するためのテンキー、「万」等の桁キー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、支払金額の入力を確定するための「確認」ボタン、ならびに取引を中止するための「取消」ボタン等を表示した支払金額入力画面を表示して顧客に支払金額の入力を促し、顧客はテンキー等によって支払金額を入力して「確認」ボタンを押下する。
S13〜S16:図18におけるS13〜S16と同様なので説明を省略する。入力された支払金額に応じた金種の紙幣を紙幣入出金口7aに集積するとタイマ部10により上述した割込み処理が起動されるものとする。
SC1〜SC6:割込み処理が起動されると図22のSC1〜SC6の処理が行われる。なお、本実施例では顧客が本人であることを確認できるものとする。
S17〜SB3:図18におけるS17〜SB3と同様なので説明を省略する。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、自動取引装置を利用する顧客は反復して行う生体認証で生体情報を読取る操作を行う必要がないため、顧客の操作負担を軽減することができるという効果が得られる。
近年、携帯電話機等の携帯端末装置に非接触ICカードあるいはそれに相当する機能を搭載し、駅の自動改札機や店舗のPOSレジスタ等が備える非接触ICカードリーダ/ライタと通信し、非接触ICカード等にチャージされた電子マネーにより、料金の決済等を行うようにしている。
このような携帯端末装置においては、利用者が意図しない非接触ICカード通信による料金の引き落とし(いわゆるスキミング)を防止したり、置き忘れあるいは盗難により他人に不正に使用されたりすることを防止するため、通常は携帯端末装置の非接触ICカード通信機能を使用不可能にしておき、利用者の指の接触を接触感知センサで感知したときに指紋センサにより指紋情報を取得して認証を行ない、本人であることが確認できた場合、非接触ICカード通信機能を使用可能にし、利用者の指が離れてから所定の時間が経過し後にその非接触ICカード通信機能を使用不可能にする技術が特開2006−155261号公報(段落「0018」〜段落「0020」、図3)に開示されている。
しかしながら、上記の従来技術においては、指の接触を感知する接触感知センサと指紋情報を取得する指紋センサの両方を備える必要があり、携帯端末装置の構造が複雑になり、小型化が難しいという問題がある。
第3の実施例の発明は、指紋センサにより取得した指紋情報により指の接触を感知するようにして携帯端末装置を小型化できるようにすることを課題とする。
図25は第3の実施例における携帯端末装置の構成を示すブロック図、図26は第3の実施例における携帯端末装置の外観を示す斜視図である。
図25および図26において、19は携帯端末装置であり、非接触ICカードを備えたものである。なお、本実施例では、非接触ICカードを備えた携帯電話として説明する。
20は主制御部であり、CPU等で構成され、記憶部21に記憶された制御プログラムに基づいて入力部22、表示部23、生体情報読取部24、非接触ICカード部25、通信処理部26、信号処理部27、音声入出力部28、および記憶部21等を含む携帯端末装置19全体を制御するものである。
記憶部21は、半導体メモリや磁気ディスク等で構成され、主制御部20が実行するプログラムや主制御部20による処理結果等が記憶される。また、記憶部21は、携帯端末装置19の利用者を正当な利用者として認証するための生体情報を記憶する生体情報記憶部21aを備えている。
入力部22は、数字や文字、記号等を入力するためのものであり、表示部23は液晶ディスプレイ等で構成され、電話番号、通話時間、メール、Webサイト等の各種情報を表示するためのものである。
生体情報読取部24は、利用者の生体情報を読取るためのものである。本実施例では、指紋画像を読取る指紋センサとする。
非接触ICカード部25は、図示しない専用のCPU、メモリ、非接触通信制御部、およびアンテナ等で構成され、図示しない外部の端末、例えば駅の自動改札機や店舗のPOS端末等との間で無線通信を行い、料金の支払等ができるようになっている。
通信処理部26は、電話音声の通信処理やデータ通信処理等を行うものである。
信号処理部27は、音声入出力部28を構成するマイクから入力された音声信号をディジタル信号に変換し、通信処理部26によって電話通信網に送信される。また、電話通信網から着信した電話信号をアナログ信号に変換し、音声入出力部28を構成するスピーカによって音声出力される。
29は電源部であり、携帯端末装置19全体に電力を供給する。
上述した構成の作用について説明する。
なお、本実施例における携帯端末装置19の記憶部21には、電話送受信処理、メール送受信、Webサイトアクセス等のデータ通信処理を実行するための「サービス提供プログラム」、非接触ICカード部25の動作を制御するための「非接触ICカード部制御プログラム」、および生体認証を行うための「生体情報照合プログラム」が予め記憶されているものとする。
また、生体情報記憶部21aには、利用者の生体情報である指紋画像情報が予め記憶されているものとする。
以下に、非接触ICカード有効化処理を図27の第3の実施例における携帯端末装置の非接触ICカード有効化処理を示すフローチャートのSDで表すステップにしたがって説明する。
なお、携帯端末装置19の非接触ICカード部は無効になっているものとする。
SD1:主制御部20は、生体情報読取部24により利用者の生体情報である指紋画像情報を読取る。
SD2:主制御部20は、読取った画像を解析し、その画像が指紋画像であるか否かを判定する。
SD3:主制御部20が、指紋画像でないと判定すると処理をSD1へ移行し、再び生体情報読取部24により利用者の生体情報である指紋画像情報を読取る。一方、指紋画像であると判定すると処理をSD4へ移行する。
SD4:指紋画像であると判定すると主制御部20は、生体情報記憶部21aに予め記憶された利用者の生体情報である指紋画像情報およびSD1において生体情報読取部24で読取った利用者の生体情報である指紋画像情報のそれぞれの特徴量を抽出し、その特徴量を照合する。
SD5:照合の結果、主制御部20が、生体情報記憶部21aに予め記憶された指紋画像情報と生体情報読取部24で読取った指紋画像情報が一致すると判定すると処理をSD6へ移行し、一致しないと判定すると処理を終了する。
SD6:指紋画像情報が一致すると判定すると主制御部20は、非接触ICカード部25を使用可能に設定、すなわち有効にする。
上述した処理は、携帯端末装置19が電話通信やデータ通信を実行していないアイドル時に繰り返して起動され、指の接触感知ができるようになっている。
以上説明したように、第3の実施例では、生体情報読取部が読取った生体情報を解析して指等の生体が生体情報読取部に接触したか否かを判定するようにしたため、専用の接触検知センサを備える必要がなくなり、携帯端末装置の小型化が図れるという効果が得られる。
第1の実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における自動取引装置の外観を示す斜視図 第1の実施例における出金取引処理を示すフローチャート 第1の実施例における出金取引処理の表示画面の説明図 第1の実施例における入金取引処理を示すフローチャート 第1の実施例における入金取引処理の表示画面の説明図 第1の実施例における割込み処理を示すフローチャート 第1の実施例における出金取引処理中に割込み処理が実行された場合を示すフローチャート 第1の実施例における出金取引処理中に割込み処理が実行された場合を示すフローチャート 第1の実施例における自動取引システムの構成を示すブロック図 第1の実施例における記憶部の構成を示す説明図 第1の実施例における振込取引処理を示すフローチャート 第1の実施例における振込取引処理を示すフローチャート 第1の実施例における振込取引処理を示すフローチャート 第1の実施例における振込取引処理の表示画面の説明図 第2の実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図 第2の実施例における自動取引装置の外観を示す斜視図 第2の実施例における出金取引処理を示すフローチャート 第2の実施例における振込取引処理を示すフローチャート 第2の実施例における振込取引処理を示すフローチャート 第2の実施例における振込取引処理を示すフローチャート 第2の実施例における割込み処理を示すフローチャート 第2の実施例における出金取引処理中に割込み処理が実行された場合を示すフローチャート 第2の実施例における出金取引処理中に割込み処理が実行された場合を示すフローチャート 第3の実施例における携帯端末装置の構成を示すブロック図 第3の実施例における携帯端末装置の外観を示す斜視図 第3の実施例における携帯端末装置の非接触ICカード有効化処理を示すフローチャート
符号の説明
1 自動取引装置
2 接客部
3 カード処理部
4 レシート処理部
5 音声案内部
6 通帳処理部
7 紙幣入出金部
8 硬貨入出金部
9 生体情報読取部
10 タイマ部
11 インターフェース部
12 記憶部
13 電源部
14 主制御部
18 ICカード
19 携帯端末装置
20 主制御部
21 記憶部
22 入力部
23 表示部
24 生体情報読取部
25 非接触ICカード部
26 通信処理部
27 信号処理部
28 音声入出力部

Claims (6)

  1. 生体情報読取部で読取った顧客の生体情報と予め登録された該顧客の生体情報を照合して顧客が本人であることを確認する生体認証を行い、その生体認証に成功すると取引を行う自動取引装置において、
    生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間の経過を反復して検知するタイマ部と、
    生体認証に成功した生体情報を記憶する記憶部と、
    前記タイマ部が所定の時間の経過を検知すると操作を行っている顧客の生体情報を生体情報読取部で読取る生体情報読取手段とを設け、
    生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間が経過する毎に、前記生体情報読取手段が読取った生体情報を前記記憶部に記憶した生体情報と比較するようにしたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 第1の生体情報読取部で読取った顧客の第1の生体情報と予め登録された該顧客の第1の生体情報を照合して顧客が本人であることを確認する生体認証を行い、その生体認証に成功すると取引を行う自動取引装置において、
    生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間の経過を反復して検知するタイマ部と、
    生体認証に成功した後、最初に第2の生体情報読取部で顧客の操作を必要とすることなく読取った第2の生体情報を記憶する記憶部と、
    前記タイマ部が所定時間の経過を検知すると操作を行っている顧客の第2の生体情報を第2の生体情報読取部で読取る生体情報読取手段とを設け、
    生体認証に成功してから取引を終了するまでの間、所定の時間が経過する毎に、前記生体情報読取手段で読取った第2の生体情報を前記記憶部に記憶させた第2の生体情報と比較するようにしたことを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2の自動取引装置において、
    前記第2の生体情報読取部を、前面に備えられたカメラとしたことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3の自動取引装置において、
    前記第2の生体情報読取部が読取る第2の生体情報を、顧客の顔画像としたことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項3の自動取引装置において、
    前記第2の生体情報読取部が読取る第2の生体情報を、顧客の虹彩画像としたことを特徴とする自動取引装置。
  6. 生体情報読取部で読取った利用者の生体情報と予め登録された該利用者の生体情報を照合して利用者が本人であることを確認する生体認証を行い、その生体認証に成功すると無線通信を行う非接触ICカード部を有効にする携帯端末装置において、
    生体情報読取部で読取った利用者の生体情報を解析して利用者の生体が接近したことを判定する生体接近判定手段を設け、
    前記生体接近判定手段の判定結果に応じて生体認証を行い、その生体認証に成功すると前記非接触ICカード部を有効にするようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
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