JP2003203208A - Icカードリーダ - Google Patents

Icカードリーダ

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JP2003203208A
JP2003203208A JP2002001825A JP2002001825A JP2003203208A JP 2003203208 A JP2003203208 A JP 2003203208A JP 2002001825 A JP2002001825 A JP 2002001825A JP 2002001825 A JP2002001825 A JP 2002001825A JP 2003203208 A JP2003203208 A JP 2003203208A
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JP2002001825A
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Shigeki Ozawa
茂樹 小澤
Kazunori Takahashi
一徳 高橋
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化する。使い勝手を良くする。 【解決手段】 ICカード1を搬送するカード搬送路2
を構成するフレーム3と、このフレーム3に設けられ、
IC接点4を有するIC接点ブロック5とを有し、IC
接点4がICカード1の端子に対して離間・圧接するよ
うに移動可能であるICカードリーダであって、フレー
ム3には、ICカード1の基準端面1aと接し摺動させ
ながらICカード1の搬送をガイドする単一の深さの溝
形状で構成したカード搬送路2と、ICカード1の挿入
を検知する検知部6と、カード搬送路2のICカード1
先端側に設けられ、搬送するICカード1の先端が当接
する当接部7とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードリーダ
に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、IC
カードを摺動させる溝を有しており、利用者がICカー
ドを掴みながらその溝に沿ってICカードを動かす手動
式のICカードリーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】利用者がカードを掴みながら溝に沿って
動かす手動式のカードリーダであって、ICカードの利
用が可能なものに、例えば実開昭62−37364号公
報に開示された複合リーダがある。図6及び図7に示す
ように、この複合リーダでは、カード搬送路として深さ
の異なる第1の溝部101と第2の溝部102を有し、
第1の溝部101の側面に磁気ヘッド104を設けると
共に、第2の溝部102の側面にIC接点ブロック10
5を設けている。また、カードを第2の溝部102に位
置決めするために、カード押さえ板106を設けてい
る。
【0003】この複合リーダは、磁気ヘッド104とI
C接点ブロック105を有しているため、磁気ストライ
プとICチップの両方を有する複合カードの処理が可能
である。そして、複合カードを処理する場合、まず最初
に第1の溝部101の底面にICカードを押し付けなが
ら移動させた後、第2の溝部102にICカードを落と
し込むようにする。第2の溝部102に落ち込んだカー
ドをセンサ107,108が検出すると、図示しないソ
レノイドがIC接点ブロック105を突出させてIC接
点をICカードの端子に接触させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
合リーダでは、第1の溝部101と第2の溝部102の
深さが異なっているので、第1の溝部101と第2の溝
部102の間に段部103が形成されることになり、こ
の段部103をカードが通過する際、このカードが傾い
てしまう。磁気ヘッド104でカードの磁気ストライプ
の記録を読み込んでいる最中にカードが傾くと、記録の
読み込みができなくなる。このため、カードが傾く位置
に磁気ヘッド104を配置することができず、磁気ヘッ
ド104を段部103から十分に離して設置する必要が
あり、複合リーダの小型化を困難にしている。
【0005】また、上記複合リーダはカード押さえ板1
06を有しているので、カードを第2の溝部102から
そのままカード短手方向に引き抜くことができず、使い
勝手を悪くしている。
【0006】本発明は、小型化が可能で、使い勝手の良
いICカードリーダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、ICカードを搬送するカー
ド搬送路を構成するフレームと、このフレームに設けら
れ、IC接点を有するIC接点ブロックとを有し、IC
接点がICカードの端子に対して離間・圧接するように
移動可能であるICカードリーダにおいて、フレームに
は、ICカードの基準端面と接し摺動させながらICカ
ードの搬送をガイドする単一の深さの溝形状で構成した
カード搬送路と、ICカードの挿入を検知する検知部
と、カード搬送路のICカードの先端側に設けられ、搬
送するICカードの先端が当接する当接部とを設けてな
るものである。
【0008】したがって、利用者がICカードを溝形状
のカード搬送路に挿入して滑らすと、ICカードは当接
部に度当たりし、この当接部とカード搬送路の基準面と
によりICカードが位置決めされる。ICカードをカー
ド搬送路に沿って滑らした際に検知部がICカードを検
知しているので、IC接点ブロックがICカードに向け
て移動し、位置決めされたICカードの端子に対してI
C接点を押し付ける。これによりICカードとIC接点
ブロックの間で通信を行う。カード搬送路は単一の深さ
の溝形状に構成されているので、ICカードをカード搬
送路に沿って一直線状に摺動させることができ、搬送途
中で傾くことがない。このため、検知部をICカードの
リードライト位置に近づけて配置できる。
【0009】また、請求項2記載のICカードリーダ
は、ICカードのカード短手方向からの挿入を制限する
とともに、このICカードの位置を検出する位置センサ
をカード搬送路に配置してなるものである。
【0010】したがって、位置センサが設けられている
位置までICカードを搬送すると、位置センサによって
ICカードが検知される。また、位置センサが設けられ
ている位置では、ICカードをその短手方向からカード
搬送路に挿入することができない。
【0011】また、請求項3記載のICカードリーダ
は、ICカードをカード搬送路側に向かって付勢するテ
ーパ付きローラをIC接点ブロック近傍に備えてなるも
のである。
【0012】したがって、ICカードをカード搬送路に
沿って滑らすと、ICカードがテーパ付きローラに接触
しこれを回転させる。テーパ付きローラは回転しながら
ICカードにカード搬送路の基準面に向かう方向の力を
付与する。テーパ付きローラはIC接点ブロックの近傍
に配置されているので、IC接点ブロックの近傍でIC
カードはカード搬送路の基準面に押し付けられ位置決め
される。
【0013】また、請求項4記載のICカードリーダ
は、カード搬送路のカード短手方向の長さを、このカー
ド搬送路の基準面からIC接点ブロックまでの長さより
は長く、ICカードの短手方向の長さよりは短くしてい
る。したがって、IC接点ブロックの配置が可能な範囲
でICカードリーダの小型化が可能になる。
【0014】また、請求項5記載のICカードリーダ
は、検知部は、当接部からほぼICカードの長手方向の
長さに等しい位置に配置されているものである。したが
って、検知部はICカードが当接部に当接する直前の位
置に配置され、ICカードリーダの小型化が可能にな
る。
【0015】さらに、請求項6記載のICカードリーダ
は、カード搬送路のカード長手方向の長さを、(ICカ
ードの長手方向の長さ+検知部の長さ)よりは長く、I
Cカード長手方向の二枚分の長さよりは短くしている。
したがって、検知部の配置が可能な範囲でICカードリ
ーダの小型化が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1及び図2に、本発明を適用したICカ
ードリーダの実施形態の一例を示す。このICカードリ
ーダは、例えばPOSシステム(point of sales syste
m)の端末に使用されているもので、ICカード1を搬
送するカード搬送路2を構成するフレーム3と、このフ
レーム3に設けられ、IC接点4を有するIC接点ブロ
ック5とを有し、IC接点4がICカード1の端子(図
示せず)に対して離間・圧接するように移動可能となっ
ている。
【0018】フレーム3には、ICカード1の基準端面
1aと接し摺動させながらICカード1の搬送をガイド
する単一の深さの溝形状で構成したカード搬送路2と、
ICカード1の挿入を検知する検知部6と、カード搬送
路2のICカード1の先端側に設けられ、搬送するIC
カード1の先端が当接する当接部7とが設けられてい
る。
【0019】また、フレーム3におけるICカード1の
短手方向における長さは、ICカード1が当接部7に当
接した際に、傾斜しない程度の長さであればよく、実施
形態では、ICカード1の短手方向の長さの半分より少
し長く形成している。
【0020】カード搬送路2の途中には、ICカード1
のカード短手方向からの挿入を制限するとともに、この
ICカード1の位置を検出する位置センサ8が配置され
ている。位置センサ8は、軸8aによって回動自在に支
持されるレバー8bと、レバー8bの先端の凸部8cを
カード搬送路2に突出させるリターンスプリング8dよ
り構成されている。レバー8bを支持する軸8aはIC
カード1の短手方向に配置されている。したがって、レ
バー8bはICカード1の搬送方向(ICカード1の長
手方向)に回動し、この方向からレバー8bを押し込み
操作することは出来るが、ICカード1の短手方向から
レバー8bを押し込み操作することは出来ない。このた
め、ICカード1をカード搬送路2に沿ってリードライ
ト位置11(図1中二点鎖線で示す位置)に移動させる
ことは可能であるが、位置センサ8の上方からICカー
ド1をリードライト位置11に挿入することはできな
い。この位置センサ8はレバー8bの凸部8cが押し込
まれるとオンになる。
【0021】なお、位置センサ8は、ICカード1の短
手方向からの挿入を防止するとともに、IC接点4を保
護している。
【0022】また、本実施形態では、検知部6の近傍と
当接部7の近傍にも位置センサ9,10を設けている。
位置センサ9,10はカード搬送路2の基準面2aに隣
接して配置されている。位置センサ9,10も位置セン
サ8と同様に、ICカード1の短手方向に沿う軸9a,
10aと、軸9a,10aによって回動自在に支持され
るレバー9b,10bと、レバー9b,10bの先端の
凸部9c,10cをカード搬送路2に突出させるリター
ンスプリング9d,10dより構成され、凸部9c,1
0aが押し込まれるとオンになる。したがって、ICカ
ード1が基準面2aに摺動しながら搬送された場合には
位置センサ9,10はオンになるが、ICカード1が基
準面2aから離れて位置センサ9,10の上を通過した
場合にはオンにならず、また、ICカード1が基準面2
aから離れて位置センサ9,10の凸部9c,10cに
乗り上げた状態から基準面2aに向けて押し付けるよう
にしても位置センサ9,10をオンにすることは出来
ず、ICカード1を基準面2aに接触させることは出来
ない。
【0023】また、IC接点ブロック5の近傍には、I
Cカード1をカード搬送路2側に向けて付勢するテーパ
付きローラ12が設けられている。ICカード1の移動
によってテーパ付きローラ12が回転するとICカード
1をカード搬送路2側に向けて付勢する力が発生するの
で、ICカード1が基準面2aから離れ難くなる。ま
た、テーパ付きローラ12は、ICカード1がリードラ
イト位置11からそのままカード短手方向に引き抜かれ
るのを防止する。
【0024】ICカード1には磁気ストライプ1bが設
けられている。また、検知部6は磁気ヘッドである。
【0025】カード搬送路2のカード短手方向の長さL
1は、このカード搬送路2の基準面2aからIC接点ブ
ロック5までの長さL2よりは長く、ICカード1の短
手方向の長さL3よりは短くなっている。即ち、従来の
複合リーダが必要としていたカード押さえ板を設けてい
ない。また、検知部6は当接部7からほぼICカード1
の長手方向の長さに等しい位置に配置されており、カー
ド搬送路2のカード長手方向の長さにおいて、検知部6
と当接部7との間隔L4はほぼICカード1の長手方向
の長さL5に等しくなっている。例えば、検知部6と当
接部7との間隔L4は、ICカード1の長手方向の長さ
L5+数mm程度となっている。即ち、ICカード1が
当接部7に度当たりしている状態において、ICカード
1との間が数mm程度あく位置に検知部6が配置されて
いる。
【0026】ICカード1をカード搬送路2に挿入し基
準面2aに沿って滑らせると、ICカード1に設けられ
た磁気ストライプ1bが検知部6である磁気ヘッドを通
過する。検知部6は磁気ストライプ1bに記録されてい
るデータを読み込み、これによって真正のICカード1
が挿入されたことを検知する。このとき、ICカード1
が基準面2aから離れると、位置センサ9がオフとなり
読み取りエラーとなる。
【0027】なお、磁気ストライプ1bが形成されてい
ないICカード1を用いる場合には、位置センサ9,1
0がオンとなることにより、ICカード1が挿入された
ことを検知し、正常であることを上位装置で確認した
後、IC接点4とによる通信を行い、挿入されたICカ
ード1が真正であるかどうかを判断するようにしてもよ
い。
【0028】さらにICカード1を基準面2aに沿って
摺動させると、ICカード1は位置センサ8をオン操作
し、テーパ付きローラ12を回転させる。テーパ付きロ
ーラ12の回転によってICカード1を基準面2aに押
し付ける力が発生するので、ICカード1が基準面2a
から離れ難くなる。
【0029】そして、ICカード1は位置センサ10を
オンさせて当接部7に度当たりし、この当接部7と基準
面2aによって位置決めされる。即ち、ICカード1を
その2辺で位置決めする。2辺を度当たりさせることで
ICカード1を高精度に位置決めできる。
【0030】ICカード1が位置決めされると、IC接
点ブロック5のIC接点4がICカード1の端子に接触
する。例えば、ICカード1の移動を利用して図示しな
いリンク機構を動かし、そのリンク動作によってIC接
点ブロック5をカード搬送路2に向けて移動させる。つ
まり、ICカード1の移動に伴いIC接点ブロック5が
カード搬送路2に向けて移動し始め、ICカード1が所
定位置に位置決めされて停止するとIC接点ブロック5
のIC接点4がICカード1の端子に接触する。IC接
点ブロック5は、3つの位置センサ8,9,10が全て
正常にオンになった場合にのみICカード1との間で通
信を行う。ICカード1が正常に搬送されていれば3つ
の位置センサ8,9,10が全て正常にオンになるはず
であり、このうち1つでも正常にオンされなければIC
カード1の搬送に異常があったことになる。ICカード
1の搬送が適切でなければ通信を行うのは妥当ではな
く、3つの位置センサ8,9,10に基づいてICカー
ド1の搬送の適否を判別する。
【0031】通信が終了すると、利用者はICカード1
を排出方向に移動させる。ICカード1の逆方向への移
動に伴いIC接点ブロック5がICカード1から離れ
る。これにより、ICカード1をカード搬送路2から引
き抜くことができる。
【0032】本発明のICカードリーダでは、カード搬
送路2を単一の深さの溝形状で構成している。このた
め、従来の複合リーダのようにカード搬送路2の途中に
段部103が形成されることはなく、ICカードリーダ
を傾けることなく搬送することができる。このため、検
知部6をリードライト位置11の近傍に配置することが
でき、ICカードリーダを小型化することが出来る。
【0033】また、ICカード1をリードライト位置1
1に2辺を度当たりさせて位置決めするので、位置決め
の精度として十分な精度を確保しつつ、従来の複合リー
ダが必要としていたカード押さえ板106を不要にして
ICカードリーダの小型化を図ることが出来る。
【0034】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、カード短手方向からICカード1をリード
ライト位置11に直接挿入することを不可能にし、カー
ド長手方向からの移動のみを可能にするガイド(図示せ
ず)をカード搬送路2に設けても良い。このようにする
ことで、ICカード1を常に正しくリードライト位置1
1に挿入することが出来るので、IC接点ブロック5を
保護することできる。
【0035】また、上述の説明では、ICカード1のカ
ード搬送路2に沿った移動に伴いIC接点ブロック5を
移動させる構成にしていたが、必ずしもこの構成に限る
ものではない。例えば、IC接点ブロック5をソレノイ
ド等の電動アクチュエータ等によって移動させるように
しても良い。このようにすることで、IC接点ブロック
5を保護することができる。
【0036】また、ICカード1をリードライト位置1
1からそのままカード短手方向に引き抜くようにしても
良い。このようにすることで、ICカードリーダの使い
勝手が向上する。この場合、IC接点ブロック5の破損
を防止するために、例えばIC接点ブロック5を電動ア
クチュエータ等で駆動してICカード1の引き抜き時に
IC接点ブロック5を退避させるようにしたり、IC接
点ブロック5のIC接点4を斜めに配置してICカード
1との摺動に耐えられるようにしたり、図3に示すよう
にIC接点ブロック5のIC接点4を球形状にしてIC
カード1との摺動に耐えられるようにすることが好まし
い。なお、これらの場合には、テーパ付きローラ12を
省略する。
【0037】また、図1及び図2に符号13で示す壁部
分を取り除き、カード搬送路2の当接部7とは反対側を
開放溝としても良い。この場合には、カード搬送路2に
ICカード1をカード搬送方向から挿入することがで
き、ICカード1の挿入動作の方向と搬送動作の方向を
変えることなく連続して行うことができるので、ICカ
ードリーダの使い勝手が向上する。
【0038】また、図4に示すように、リードライト位
置11においてICカード1の短手方向への移動を制限
するアーム部14を設けても良い。この場合には、IC
カード1をカード搬送路2に沿ってリードライト位置1
1に向けて移動させているときに一連の動作で誤ってI
Cカード1を引き抜いてしまうような誤操作を防止する
ことができ、操作をより確実におこなうことができる。
【0039】また、本発明を適用できるのは横型のIC
カードリーダに限らず、縦型のICカードリーダに適用
しても良い。例えば、GASPOS等に見られる垂直方
向配置の磁気リーダを、本発明のICカードリーダに置
き換えるようにしても良い。この場合、磁気専用リーダ
部をそのままの配置で置き換えることが可能である。
【0040】また、図5に示すように、カード搬送路2
のカード長手方向の長さを、(ICカード1の長手方向
の長さ+検知部6の長さ)よりは長く、ICカード1二
枚分の長手方向の長さよりは短くしても良い。この場合
には、ICカードリーダをより一層小型化することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のI
Cカードリーダでは、フレームには、ICカードの基準
端面と接し摺動させながらICカードの搬送をガイドす
る単一の深さの溝形状で構成したカード搬送路と、IC
カードの挿入を検知する検知部と、カード搬送路のIC
カードの先端側に設けられ、搬送するICカードの先端
が当接する当接部とを設けているので、カード搬送路の
基準面に段差のない構成となる。このため、検知部をリ
ードライト位置の近くに配置することが可能になり、I
Cカードリーダを小型化することができる。また、リー
ドライト位置からICカードをその短手方向に引き抜く
ことを可能にできるのでICカードリーダの使い勝手の
向上を図ることができる。さらに、現在、POS端末等
に装着されているスワイプ式磁気リーダをそのままの形
状で置き換えることができ、POS端末等のデザインを
変えずに、機能面で磁気カード専用のカードリーダか
ら、磁気/IC(スマート)併用式カードリーダ又はI
C専用のカードリーダに容易に変更することができる。
【0042】また、請求項2記載のICカードリーダで
は、ICカードのカード短手方向からの挿入を制限する
とともに、このICカードの位置を検出する位置センサ
をカード搬送路に配置しているので、ICカードの搬送
を検知することができるとともに、位置センサを設けた
位置におけるカード短手方向からのICカードの挿入を
阻止することができる。
【0043】また、請求項3記載のICカードリーダで
は、ICカードをカード搬送路側に向かって付勢するテ
ーパ付きローラをIC接点ブロック近傍に備えているの
で、IC接点ブロック近傍でICカードをカード搬送路
の基準面から離れ難くすることができる。
【0044】また、請求項4記載のICカードリーダで
は、カード搬送路のカード短手方向の長さが、このカー
ド搬送路の基準面からIC接点ブロックまでの長さより
は長く、ICカードの短手方向の長さよりは短いので、
小型のICカードリーダを提供することができる。
【0045】また、請求項5記載のICカードリーダで
は、検知部は、当接部からほぼICカードの長手方向の
長さに等しい位置に配置されているので、検知部をIC
カードが当接部に当接する直前の位置に配置することが
でき、ICカードリーダを小型化することができる。
【0046】さらに、請求項6記載のICカードリーダ
では、カード搬送路のカード長手方向の長さが、(IC
カードの長手方向の長さ+検知部の長さ)よりは長く、
ICカード長手方向の二枚分の長さよりは短いので、I
Cカードリーダの小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したICカードリーダの第1の実
施形態を示し、カード搬送路に沿った断面を示す概略構
成図である。
【図2】同ICカードリーダの構成部材の位置関係を示
し、上からみた概略構成図である。
【図3】本発明を適用したICカードリーダの第2の実
施形態を示し、そのIC接点ブロックの概略構成図であ
る。
【図4】本発明を適用したICカードリーダの第3の実
施形態を概念的に示す側面図である。
【図5】本発明を適用したICカードリーダの第4の実
施形態を概念的に示す断面図である。
【図6】従来の複合リーダの側面図である。
【図7】従来の複合リーダの平面図である。
【符号の説明】
1 ICカード 1a ICカードの基準端面 2 カード搬送路 2a カード搬送路の基準面 3 フレーム 4 IC接点 5 IC接点ブロック 6 磁気ヘッド(検知部) 7 当接部 8 位置センサ 12 テーパ付きローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA16 TA11 TA24 5B058 CA03 CA14 CA31 KA24 YA20 5B072 BB10 CC27 CC39

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを搬送するカード搬送路を構
    成するフレームと、このフレームに設けられ、IC接点
    を有するIC接点ブロックとを有し、上記IC接点が上
    記ICカードの端子に対して離間・圧接するように移動
    可能であるICカードリーダにおいて、上記フレームに
    は、上記ICカードの基準端面と接し摺動させながら上
    記ICカードの搬送をガイドする単一の深さの溝形状で
    構成したカード搬送路と、上記ICカードの挿入を検知
    する検知部と、上記カード搬送路の上記ICカードの先
    端側に設けられ、搬送する上記ICカードの先端が当接
    する当接部とを設けてなることを特徴とするICカード
    リーダ。
  2. 【請求項2】 上記ICカードのカード短手方向からの
    挿入を制限するとともに、このICカードの位置を検出
    する位置センサを上記カード搬送路に配置してなること
    を特徴とする請求項1記載のICカードリーダ。
  3. 【請求項3】 上記ICカードを上記カード搬送路側に
    向かって付勢するテーパ付きローラを上記IC接点ブロ
    ック近傍に備えてなることを特徴とする請求項1又は2
    記載のICカードリーダ。
  4. 【請求項4】 上記カード搬送路のカード短手方向の長
    さは、このカード搬送路の基準面から上記IC接点ブロ
    ックまでの長さよりは長く、ICカードの短手方向の長
    さよりは短いことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載のICカードリーダ。
  5. 【請求項5】 上記検知部は、上記当接部からほぼIC
    カードの長手方向の長さに等しい位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のI
    Cカードリーダ。
  6. 【請求項6】 上記カード搬送路のカード長手方向の長
    さは、(ICカードの長手方向の長さ+上記検知部の長
    さ)よりは長く、ICカード長手方向の二枚分の長さよ
    りは短いことを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載のICカードリーダ。
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