JP4834368B2 - カード処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クレジットカード、プリペイドカード、キャッシュカード等の磁気カードを処理するカード処理装置に関し、更に詳しくは、利用者が処理後の磁気カードを抜き取り易いように、磁気カードを長く突出させることができるカード処理装置に関するものである。
従来から、クレジットカード、プリペイドカード、キャッシュカード等、多種のカードが用いられている。これらのカードの中には、カードの表面に磁性体を塗布した磁気ストライプを設けて、その磁気ストライプに各種の情報を記録した磁気カードが存在する。磁気カードには、種類や用途に応じて、磁気ストライプの位置、幅、長さ、記録書式等が異なっているものが多種存在し、これら磁気カードの種類や用途毎にカード処理装置が存在する。
特定用途のカード処理装置に、種類や用途が異なる非対応のカードを挿入すると、カード処理装置内にカードが詰まったり、処理動作を行うことができずにエラーを生じたりする等の不具合が発生する。このような不具合の発生を未然に防止するためのカード処理装置として、挿入する磁気カードの幅寸法の適否を検査するカード幅センサと、挿入する磁気カードの磁気情報を読み取って処理可能なカードであるか否かを判断するプリヘッドと、プリヘッドにより読み取った磁気情報の適否により搬送路の開閉を行うシャッタとを備えたカード処理装置が知られている(例えば特許文献1を参照。)。
こうしたカード処理装置において、カード処理装置内への磁気カードの取込動作は、通常、利用者がカード挿入口から磁気カードを挿入して、カード幅センサが処理対象の磁気カードであることを検出し、プリヘッドが処理対象の磁気カードであることを読み取った場合には、シャッタを開いてフロント搬送ローラをはじめとする複数の搬送ローラを回転させ、磁気カードをカード処理装置内に搬送して、犯罪防止のために再度シャッタを閉じる動作を行う。そして、磁気カードを用いた現金の支払、預け入れ、振り込み等のカード処理が終了した場合には、取り込んだ磁気カードを利用者に返却するために、シャッタを開けて搬送ローラを逆方向に回転させて、磁気カードの挿入口から磁気カードの手前側後端を飛び出させた状態で搬送ローラを一時停止させる。そして、利用者に磁気カードの抜き取りを指示する。
このとき、飛び出して停止している磁気カードの奥側先端部分は、カード処理装置の本体構成部内に配置されたフロント搬送ローラが挟持しており、所定の時間が経過しても利用者が磁気カードを抜き取らない場合には、利用者が磁気カードを抜き忘れたと判断して、そのフロント搬送ローラが逆回転して再度磁気カードをカード処理装置内に搬送してシャッタを閉じ、専用のスタッカに格納する。
特開2001−67514号公報(第1図)
しかしながら、上記のように構成されたカード処理装置では、カード挿入口から、磁気カードが最初に接触するフロント搬送ローラまでの間に、カード幅センサ、プリヘッド、シャッタ機構等が存在するために、磁気カード排出時における磁気カードの排出長さを十分に確保することができず、利用者によっては、磁気カードを容易に掴み取ることができないことがあった。
具体的には、従来の磁気カードの排出長さは、約85mmの長さの一般的な磁気カードを処理するカード処理装置の場合、23〜33mm程度であった。健常者にとっては、この程度の排出長さであっても磁気カードを引き抜くことに何ら支障はないが、高齢者や手先の不自由な利用者にとっては、十分な長さではなく、磁気カードをうまく掴むことができないことがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、高齢者、手先の不自由な利用者、ATMに慣れていない利用者等であっても、磁気カードの抜き取りを容易に行うことができるカード処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のカード処理装置は、磁気カードを搬送路に導くカード挿入口と、当該カード挿入口から挿入される磁気カードの磁気情報を読み取るプリヘッドと、当該プリヘッドにより読み取った磁気情報の適否により搬送路の開閉を行うシャッタとを有し、それらが磁気カード搬送方向に順次設けられているフロント構成部と、前記シャッタを通過した磁気カードに最初に接触するフロント搬送ローラが取り付けられ、当該フロント搬送ローラで搬送された磁気カードに読み書きを行う本体構成部と、を少なくとも備えたカード処理装置において、前記フロント構成部と前記本体構成部とが接続される境界面を有し、当該境界面近傍には前記シャッタ及び前記フロント搬送ローラが取り付けられ、前記フロント搬送ローラが、前記境界面から前記フロント構成部側に突出するように設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、フロント構成部と本体構成部とを少なくとも備えたカード処理装置において、本体構成部内のフロント搬送ローラを、フロント構成部と本体構成部との境界面からフロント構成部側に突出させるようにしたので、カード挿入口とフロント搬送ローラとの距離を短くすることができる。その結果、磁気カードの排出長さをカード長の1/2程度確保することが可能になるので、高齢者、手先の不自由な利用者、ATMに慣れていない利用者等であっても、磁気カードの抜き取りを容易に行うことができる。
本発明のカード処理装置においては、前記本体構成部の前記境界面は、前記フロント搬送ローラを突出させる開口部を有し、前記フロント構成部は、突出している前記フロント搬送ローラに対応した逃げ部を有することを特徴とする。
この発明によれば、本体構成部のフロント構成部側境界面にはフロント搬送ローラを突出させる開口部を設け、フロント構成部には突出しているフロント搬送ローラに対応した逃げ部を設けたので、カード挿入口とフロント搬送ローラとの距離を短くすることができる。
本発明のカード処理装置においては、前記カード挿入口の入口端面から、前記磁気カードが接触するフロント搬送ローラの接触面までの距離が、前記磁気カードの長さのほぼ半分であることが好ましい。
この発明によれば、磁気カードの長さのほぼ半分程度がカード挿入口から排出していることになるので、高齢者、手先の不自由な利用者、ATMに慣れていない利用者等であっても、磁気カードの抜き取りを容易に行うことができる。
本発明のカード処理装置においては、前記磁気カードの幅寸法の適否を検査するカード幅センサが、前記カード挿入口と前記シャッタとの間に設けられていることが好ましい。
この発明によれば、フロント構成部と本体構成部とを少なくとも備えたカード処理装置において、フロント構成部がシャッタ、カード幅センサ及びプリヘッドを備えた場合であっても、フロント構成部内のカード挿入口から本体構成部内のフロント搬送ローラまでの距離を短くすることができる。
本発明によれば、フロント構成部と本体構成部とを少なくとも備えたカード処理装置において、フロント構成部がシャッタ、カード幅センサ及びプリヘッドを備えた場合であっても、フロント構成部内のカード挿入口から本体構成部内のフロント搬送ローラまでの距離を短くすることができる。その結果、約85mmの長さを有する磁気カードの排出長さを、その半分程度確保することができるので、高齢者、手先の不自由な利用者、ATMに慣れていない利用者等であっても、磁気カードの抜き取りを容易に行うことができる。
以下、本発明のカード処理装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のカード処理装置の一例を示す平面図であり、図2は、図1におけるA−A’断面図である。なお、図1のフロント構成部100付近は、図2に示すB−B’断面を用いて説明している。
カード処理装置10は、利用者が、クレジットカード、プリペイドカード、キャッシュカード等の磁気カード8をカード挿入口14に挿入すると、磁気カード8がカード処理装置10内の搬送路12に沿って搬送され、磁気カード8の磁気ストライプ6に記録されている各種の情報を読み取って、金銭の支払い、預け入れ、振り込み等の処理を行う機能を有する装置である。
一般に、カード処理装置は、多種類の磁気カードへの対応や、遠隔地の無人金銭引き出し機等、様々な用途に対応する必要がある。そこで、図1及び図2に示すカード処理装置10は、様々な用途に対応したカード処理装置の部品交換等のメンテを簡易化するために、カード処理装置10をフロント構成部100と本体構成部11とにユニット化し、カード幅センサ118、プリヘッド124及びシャッタ150を備えたフロント構成部100を本体構成部11に交換可能に取り付けた構成としている。なお、本発明のカード処理装置10は、フロント構成部100と本体構成部11とが接続される境界面13を有している。
フロント構成部100は、図1及び図2に示すように、磁気カード8を搬送路12に導くカード挿入口14と、カード挿入口14から挿入される磁気カード8の磁気ストライプ6に記録された磁気情報を読み取るプリヘッド124と、プリヘッド124により読み取った磁気情報の適否により搬送路12の開閉を行うシャッタ150とを有し、それらが磁気カード搬送方向に順次設けられている。また、フロント構成部100のカード挿入口14とシャッタ150との間には、図1及び図2に示すように、磁気カード8の幅寸法の適否を検査するカード幅センサ118が設けられている。本願では、カード幅センサ118を、挿入する磁気カード8の幅方向の一方の側(図1においては上側)に設けているが、その設置位置は図示の例に限定されない。
一方、本体構成部11の境界面13近傍には、シャッタ150を通過した磁気カード8に最初に接触するフロント搬送ローラ16aが取り付けられている。この本体構成部11では、フロント搬送ローラ16aで搬送された磁気カード8に読み書き等の各種の処理が行われる。
こうした本発明のカード処理装置10は、本体構成部11内のフロント搬送ローラ16aが、本体構成部11の境界面13から、フロント構成部100側に突出するように設けられている。具体的な実施形態としては、図1及び図2に示すように、本体構成部11の境界面13には、フロント搬送ローラ16aを突出させる開口部15が設けられ、フロント構成部100には、境界面13から突出しているフロント搬送ローラ16aに対応した逃げ部102が設けられている。なお、開口部15及び逃げ部102は、少なくとも、境界面13から突出しているフロント搬送ローラ16aに対応したものであるが、フロント搬送ローラ16aの対向ローラとして設けられているフロント従動ローラ17aに対応したものであってもよく、その場合には、開口部15及び逃げ部102は、フロント搬送ローラ16aとフロント従動ローラ17aとに対応した大きさ及び形状で設けられる。
フロント構成部100において、カード幅センサ118及びプリヘッド124は、シャッタ150より手前のカード挿入口14側に配置されている。そして、カード幅センサ118及びプリヘッド124により、利用者によって挿入される磁気カード8がカード処理装置10で処理可能な磁気カード8であると判断した場合にのみ、シャッタ150が開くように制御され、磁気カード8を本体構成部11の搬送路12に送ることができる。
カード幅センサ118は、カード処理装置10のカード挿入口14付近に設けられる。このカード幅センサ118は、当該カード処理装置10で対応可能な幅の磁気カード8が利用者によってカード挿入口14に挿入されたことを検出し、その検出信号は、図2に示す制御手段98に伝達される。
プリヘッド124は、カード処理装置10のカード挿入口14付近に設けられる。このプリヘッド124は、挿入する磁気カード8の磁気ストライプ6に記録されている磁気情報を読み取る。読み取られた磁気情報は、ヘッドアンプ88にて増幅され、イコライジング、フィルタリング等の処理が行われた後に、図2に示す制御手段98又は外部の装置に出力される。
このフロント構成部100においては、磁気カード8がカード挿入口14から挿入された際に、磁気カード8がシャッタ150に突き当たることによって、引っ掛かり感等の違和感を利用者に与えないようにすることが要求されるが、そのために、カード幅センサ118とプリヘッド124とによって処理可能な磁気カード8であるか否かが判断されるのと同時にシャッタ150が開けられる。さらに、上記の判断と同時に、本体構成部11内のフロント搬送ローラ16aを直ちに駆動する。これらの制御によって、磁気カード8の挿入操作に対して、スムーズに連続した磁気カード8の取込み動作を実現する。
したがって、プリヘッド124とシャッタ150との距離、及び、プリヘッド124とフロント搬送ローラ16aとの距離を極端に短くすることは得策でなく、ある程度の距離が必要である。
こうしたフロント構成部100は、例えば図1にその一例を示すように、本体構成部11の3つのサイドフレーム106それぞれに対して取付螺子108を用いて取り付けられている。なお、図1においては、その取付螺子108は、フロント構成部100に設けられた3つの取付フランジ105とサイドフレーム106とを係止しているが、必ずしもこの形態に限定されず、例えばサイドフレーム106にフロント構成部100のフック(図示しない)を引っ掛けて係止したものであってもよい。本体構成部11の境界面13には、磁気カード8を搬送するフロント搬送ローラ16a及びフロント従動ローラ17aをフロント構成部100側に突出させるための開口部15が設けられている。
この開口部15を本体構成部11の境界面13に設けることによって、カード挿入口14と、フロント搬送ローラ16a及びフロント従動ローラ17aとの間の距離を短く設定することができる。例えば、約85mmの長さを有する一般的な磁気カード8の排出長さを、カード長の約半分程度確保することができる。これにより、高齢者、手先の不自由な利用者、ATMに慣れていない利用者であっても、磁気カード8の抜き取りを容易に行うことができる。
本発明のカード処理装置10は、フロント構成部100と本体構成部11とが接続される境界面13を有し、その境界面13近傍にはシャッタ150及びフロント搬送ローラ16aが取り付けられているものであれば、それ以外の構成については特に限定されない。本体構成部11の一例としては、図1及び図2に示すように、挿入された磁気カード8を搬送路12に沿って搬送するフロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b、搬送ローラ16c、及びフロント従動ローラ17a、従動ローラ17cが設けられており、挿入された磁気カード8の存在位置を確認する複数のフォトセンサ18と、磁気ストライプ6に記録されている各種の情報等の読み取り又は書き込みを行う磁気ヘッド22と、磁気カード8の磁気ストライプ6部を磁気ヘッド22に押し付ける対向ローラ26と、対向ローラ26を回転自在に保持するホルダ40とが設けられている形態を挙げることができる。
図2に示すカード処理装置10には、制御手段98から入力した回転速度信号又は位置信号に基づいて、送りモータ34の駆動信号を出力する送りドライバ84と、送りドライバ84から入力した駆動信号に基づいてタイミングベルト等の伝達手段を介してフロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b、及び搬送ローラ16cを回転させる送りモータ34とが備えられており、制御手段98の指令に基づいて磁気カード8の送りを制御することが可能となっている。
制御手段98は、フロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b、及び搬送ローラ16cを回転させる信号を送りドライバ84に出力することが可能となっている。フロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b、及び搬送ローラ16cは、磁気カード8と接触し、磁気カード8を搬送路12に沿って搬入、排出をするための搬送を行うと共に、磁気ヘッド22と磁気ストライプ6とを相対的に摺動させて磁気データの書き込み又は読み出しを行う。
磁気ヘッド22の入出力端子は、ヘッドアンプ88の入出力端子と接続されており、磁気カード8を搬送しながら記録信号を磁気ヘッド22に出力することにより、各種の情報等を磁気ストライプ6に記録する。
また、磁気ヘッド22が磁気データを読み取る場合には、制御手段98が磁気カード8を搬送路12に沿って搬送すると、磁気ストライプ6に記録されている各種の情報が磁気ヘッド22から出力されるので、ヘッドアンプ88はその情報を増幅し、イコライジング、フィルタリング等の処理を行った後に制御手段98又は外部に出力する。
磁気ヘッド22は、ヘッドブラケット62に接着等により固定されている。ヘッドブラケット62には、磁気ヘッド22を所定の位置に定め、磁気ヘッド22のギャップの傾斜角を磁気ストライプ6に記録されている磁極に合わせると共に、磁気ストライプ6面に対して垂直の方向に磁気ヘッド22を変位自在に保持するためのピン孔66,68が設けられている。
ガイドピン70,72は、磁気ヘッド22を所定の位置に定め、磁気ヘッド22のギャップを所定の傾斜角に定めると共に、磁気ストライプ6面に対して垂直の方向に磁気ヘッド22を変位自在に保持する機能を有する。ヘッドブラケット62は、押圧バネ76の付勢力によって磁気ヘッド22を磁気カード8の方向に押圧している。なお、図2に示す例では、磁気ヘッド22の垂直方向の変位を制限するストロークストッパ78を設けてある。
次に、フロント構成部100の構成を図3〜図8により詳しく説明する。
図3は、図2に示すカード処理装置10の左側面図(C矢視図)である。図3に示すように、フロント構成部100には、磁気カード8を挿入するカード挿入口14が設けられている。そして、フロント構成部100は、本体構成部11のサイドフレームに取付螺子108によって交換可能に取り付けられている。
図4は、図2に示すカード処理装置10のD矢視断面図である。図4に示すように、フロント構成部100内にはプリヘッド124が設けられている。このプリヘッド124は、カード挿入口14から挿入される磁気カード8が処理可能な磁気カードであるか否かの判断を行うために、挿入される磁気カード8の磁気ストライプ6に記録されている磁気情報を読み取る磁気ヘッドである。図4に示す例では、ISO規格の磁気カード8に対応するために磁気カード8の下側に配置しているが、JIS規格やその他の磁気カードに対応するために磁気カードの上側に設けてもよいし、磁気ストライプの仕様に応じて複数個設けるようにしてもよい。
また、図4に示すように、フロント構成部100内には、挿入される磁気カード8の幅寸法の適否を検査するカード幅センサ118が設けられている。図4に示す例では、カード幅センサ118として、ローラタペット型のマイクロスイッチを用いているが、マイクロスイッチの代わりに光電センサ等の非接触型のセンサを用いてもよい。また、カード幅センサ118の数量も、センサの種類に応じて複数個設置してもよい。
図5及び図6は、図2に示すカード処理装置10のE矢視断面図であり、図5はシャッタ150が開いて磁気カード8を通過させる状態を示し、図6はシャッタ150が閉じている状態を示している。図5及び図6に示すように、フロント構成部100内にはシャッタ150が設けられており、このシャッタ150は、挿入された磁気カード8が当該カード処理装置10で処理可能な磁気カード8でないと判断された場合に、搬送路12を閉じた状態にして磁気カード8の挿入を阻止する。
シャッタ150の下部には、シャッタ150を上下駆動させるためのスライド穴152が設けられている。スライド穴152には、シャッタ150を上下駆動する上下ピン133が挿入されている。上下ピン133は、回動中心135を中心として回動運動を行うリンクプレート134から突出している。リンクプレート134は、ソレノイド130(図2参照)によって駆動されるプランジャピン132の水平移動により回動運動を行う。
図5及び図6に示すように、プランジャピン132が右側にある場合には、上下ピン133が下側に存在するので、シャッタ150は開いた状態になる。一方、プランジャピン132が左側に駆動された場合には、上下ピン133が上側に移動するので、シャッタ150は閉じた状態になる。
図7及び図8は、図2に示すカード処理装置10のF矢視断面を図であり、フロント構成部100に形成された逃げ部102の断面を示している。また、図7はシャッタ150が開いて磁気カード8を通過させる状態を示し、図8はシャッタ150が閉じている状態を示している。
図7及び図8に示すように、フロント構成部100内には、ソレノイド130(図2参照)のプランジャピン132の動きに基づいて、シャッタ150の開閉動作を行うリンクプレート134が設けられている。また、本体構成部11の境界面13には、磁気カード8を搬送するフロント搬送ローラ16a及びフロント従動ローラ17aを、フロント構成部100の逃げ部102側に突出させるための開口部15が設けられている。
次に、カード処理装置10の動作について詳しく説明する。
利用者が、磁気カード8をカード挿入口14に挿入すると、制御手段98又は上位の装置が、カード幅センサ118から磁気カード8が挿入された旨の情報を取得し、プリヘッド124から磁気ストライプ6に記録されている磁気情報を取得する。
制御手段98等は、取得した磁気情報に基づいて、挿入された磁気カード8が当該カード処理装置10にて処理可能な磁気カードであるか否かの判断を行う。挿入された磁気カード8が、当該カード処理装置10にて処理可能な磁気カードであると判断した場合には、制御手段98がソレノイド130に対してシャッタ150を開ける方向にプランジャピン132を駆動する信号を出力すると共に、フロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b、16cを駆動する信号を送りドライバ84に出力する。
磁気カード8が、回転しているフロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b,16cによって本体構成部11内に搬入されると、制御手段98は、ソレノイド130に対してシャッタ150を閉じる方向にプランジャピン132を駆動する信号を出力して、犯罪防止のために再度シャッタ150を閉じる処理を行う。
そして、磁気カード8を用いた現金の支払、預け入れ、振り込み等のカード処理を行った後に取り込んだ磁気カード8を利用者に返却するために、再度シャッタ150を開けてフロント搬送ローラ16a、搬送ローラ16b,16cを逆方向に回転させて、カード挿入口14から磁気カード8の手前側後端を飛び出させた状態でフロント搬送ローラ16aを一時停止させ、利用者に磁気カード8の抜き取りを指示する。この磁気カード8を所定の位置に停止させる際に、制御手段98は、磁気カード8の搬送速度を台形型速度カーブ、S字型速度カーブ等に制御して、磁気カード8の停止位置の誤差を減少させるようにしてもよい。また、磁気カード8の排出動作時に、磁気カード8に利用者の手が当たる等して停止位置がずれた場合に、その停止位置のずれを補正するための位置制御を行うようにしてもよい。また、磁気カード8の排出長さLは、図2に示すように、磁気カード8の手前側端面からカード挿入口14端面までの長さであるが、その排出長さLは、用途に応じて可変にしてもよい。
このように、磁気カード8がカード挿入口14から飛び出して停止している状態では、まだフロント搬送ローラ16a及びフロント従動ローラ17aが、磁気カード8の奥側先端部分を挟持している(図2参照)ので、所定の時間が経過しても利用者が磁気カード8を抜き取らない場合には、制御手段98等は利用者が磁気カード8を抜き忘れたと判断して、再度磁気カード8をカード処理装置10内に搬送してシャッタ150を閉じ、磁気カード8を専用のスタッカに格納する。
本発明では、境界面13に開口部15を設けて、フロント従動ローラ17aを境界面13からフロント構成部100側に突出するようにしたので、カード挿入口14とフロント従動ローラ17aとの間の距離を短く設定することができ、磁気カード8の排出長さLを、磁気カード8の全長の約半分程度確保することができる(図2参照)。したがって、高齢者、手先の不自由な利用者や、ATMに慣れていない利用者であっても、磁気カード8の抜き取りを容易に行うことができるという効果を奏する。
本発明のカード処理装置の一例を示す平面図である。 図1に示すカード処理装置のA−A’断面図である。 図2に示すカード処理装置の左側面図(C矢視図)である。 図2に示すカード処理装置のD矢視断面図である。 図2に示すカード処理装置のE矢視断面図であり、シャッタが開いている状態を示す図である。 図2に示すカード処理装置のE矢視断面図であり、シャッタが閉じている状態を示す図である。 図2に示すカード処理装置のF矢視断面図であり、シャッタが開いている状態を示す図である。 図2に示すカード処理装置のF矢視断面図であり、シャッタが閉じている状態を示す図である。
符号の説明
6 磁気ストライプ
8 磁気記録媒体
10 カード処理装置
11 本体構成部
12 搬送路
13 フロント構成部と本体構成部との境界面
14 カード挿入口
15 開口部
16a フロント搬送ローラ
16b,16c 搬送ローラ
17a フロント従動ローラ
17c 従動ローラ
18 フォトセンサ
22 磁気ヘッド
24 プリヘッド
26 対向ローラ
34 送りモータ
40 ホルダ
62 ヘッドブラケット
66,68 ピン孔
70,72 ガイドピン
76 押圧バネ
78 ストロークストッパ
84 送りドライバ
88 ヘッドアンプ
98 制御手段
100 フロント構成部
102 逃げ部
105 取付フランジ
106 サイドフレーム
108 取付螺子
118 カード幅センサ
124 プリヘッド
130 ソレノイド
132 プランジャピン
133 上下ピン
134 リンクプレート
135 回動中心
150 シャッタ
152 スライド穴

Claims (4)

  1. 磁気カードを搬送路に導くカード挿入口と、当該カード挿入口から挿入される磁気カードの磁気情報を読み取るプリヘッドと、当該プリヘッドにより読み取った磁気情報の適否により搬送路の開閉を行うシャッタとを有し、それらが磁気カード搬送方向に順次設けられているフロント構成部と、
    前記シャッタを通過した磁気カードに最初に接触するフロント搬送ローラが取り付けられ、当該フロント搬送ローラで搬送された磁気カードに読み書きを行う本体構成部と、を少なくとも備えたカード処理装置において、
    前記フロント構成部と前記本体構成部とが接続される境界面を有し、当該境界面近傍には前記シャッタ及び前記フロント搬送ローラが取り付けられ、
    前記フロント搬送ローラが、前記境界面から前記フロント構成部側に突出するように設けられており、
    前記本体構成部の前記境界面は、前記フロント搬送ローラを突出させる開口部を有し、前記フロント構成部は、突出している前記フロント搬送ローラに対応した逃げ部を有し、
    前記磁気カードの幅寸法の適否を検査するカード幅センサが、前記カード挿入口と前記シャッタとの間に設けられており、
    前記フロント搬送ローラの下部には、前記シャッタを上下に移動させる駆動部が設けられていることを特徴とするカード処理装置。
  2. 前記カード挿入口の入口端面から、前記磁気カードが接触するフロント搬送ローラの接触面までの距離が、前記磁気カードの長さのほぼ半分である、請求項1に記載のカード処理装置。
  3. 前記フロント搬送ローラに対向した位置であって前記駆動部の上側には前記境界面から前記フロント構成部側に突出する位置に、フロント従動ローラがさらに設けられ、
    前記本体構成部の前記境界面は、前記フロント従動ローラを突出させる開口部を有し、前記フロント構成部は、突出している前記フロント従動ローラに対応した逃げ部を有している、請求項1又は2に記載のカード処理装置。
  4. 前記駆動部は、ソレノイドと、前記ソレノイドの駆動によって水平移動を行うプランジャピンと、前記プランジャピンの水平移動を回動運動に変換するリンクプレートと、前記リンクプレート上に設けられて前記リンクプレートの回動運動によって上下に移動する上下ピンとからなり、
    前記上下ピンは、前記シャッタに設けられたスライド穴に挿入されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカード処理装置。
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