JP2004152240A - カード処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャッタ部材15の挿入口11側と反対の端部Bの下に、本体に挿入された磁気カード10が入り込むと、シャッタ部材15の挿入口11側の端部Aが下がって、挿入口11の一部を封鎖する。これにより、挿入口11から新たな磁気カード10が本体に挿入されるのを阻止することができる。反対に、シャッタ部材15の挿入口11側と反対の端部Bの下から磁気カード10が抜けると、シャッタ部材15の挿入口11側の端部Aが上がって、挿入口11が開放される。
【選択図】図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、挿入口から本体に挿入されたカードに対してデータの読み取り、データの書き込み、可視情報の書き込み等の処理を行うカード処理装置に関し、特に本体にカードが挿入されているときに、新たなカードの挿入を制限するカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリペイドカードや会員カード等として利用されるカード、例えば磁気カード、接触式のICカード、非接触式のICカード、に記録されているデータを読み取り、読み取ったデータを用いて取引等を処理し、今回の処理で発生したデータに基いて更新したデータをカードに書き込む(記録する)カード処理装置があった。また、カードの表面に形成されている感熱記録部に対して、該カードの使用履歴等を可視情報で書き込む機能を有するカード処理装置もあった。
【0003】
この種のカード処理装置は、本体にカードが挿入されているときに、挿入口の一部または全体を封鎖するシャッタを設け、複数枚のカードが本体に挿入されるのを制限していた(例えば、特許文献1)。
【0004】
なお、上記シャッタを設けない構成では、本体に複数枚のカードが挿入されるのを制限することができない。本体に複数枚のカードが挿入されると、カードに記録されているデータが破壊されたり、本体内部においてカードが詰まって本体を故障させる等の事態が生じ、装置本体の信頼性を低下させてしまう。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−48140号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシャッタを有するカード処理装置は、本体にカードが挿入されているかどうかを検出するためのセンサ、このセンサの検出結果に応じてシャッタを開閉するための駆動部(例えば、モータ)が必要であり、本体の大型化やコストアップという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、本体に複数枚のカードが挿入されるのを制限することができ、且つ小型で安価なカード処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のカード処理装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0009】
(1)カードを挿入する挿入口と、本体内部に設けられた貯留部と、の間に形成されたカードの搬送路と、
上記挿入口における上記カードの挿入を阻止するシャッタと、を備えたカード処理装置において、
上記シャッタは、上記カードの搬送面に対向して配置された軸に揺動自在に取り付けた板状の部材であり、且つ挿入口側、およびその反対側の両端部を上記搬送面側に折り曲げている。
【0010】
この構成では、シャッタは、その両端部がカードの搬送面側に折り曲げられている。また、シャッタは揺動自在に取り付けられている。挿入口から貯留部へ搬送路に沿って挿入されたカードが、シャッタにおける挿入口の反対側の短部と、カードの搬送面と、の間に入り込むと、シャッタにおける挿入口の反対側の短部が持ち上げられる。このため、シャッタが軸を中心にして揺動し、シャッタにおける挿入口側の端部が下がって、挿入口を封鎖する。これにより、挿入口において新たなカードが本体に挿入されるのを制限することができる。
【0011】
また、カードが貯留部から挿入口側に取り出されると、シャッタにおける挿入口側と反対側の端部と、カードの搬送面と、の間から、このカードが抜けると、シャッタにおける挿入口の反対側の短部が下がり、シャッタが軸を中心にして揺動する。その結果、シャッタにおける挿入口側の端部が上がり、挿入口が開放される。カードは、開放された挿入口から取り出せる。
【0012】
このように、本体に挿入されたカードの厚みにより、シャッタを揺動させて、挿入口を封鎖する構成としたので、本体にカードが挿入されているかどうかを検出するためのセンサや、このセンサの検出結果に基づいてシャッタを駆動する駆動部の構成が不要になり、本体を小型に構成できるとともに、安価にできる。
【0013】
本体に挿入されるカードは、例えば磁気カード、接触式のICカード、非接触式のICカード、表面に感熱記録部が形成されたカード、さらにはこれらの複合カードのいずれであってもよい。
【0014】
例えば、磁気カード対応のカード処理装置であれば、挿入口において挿入された磁気カードを貯留部へ搬送しているときに、この磁気カードに記憶されているカードデータ(磁気データ)を読み取り、貯留部から挿入口へ搬送しているときに、この磁気カードに対して磁気データを書き込むように構成すればよい。また、接触式のICカードであれば、貯留部に位置するカードに設けられているICチップに電気的に接続される端子部を設け、この端子部介してデータの読み取り、書き込みを行うように構成すればよい。また、非接触式のICカード対応のカード処理装置であれば、本体に挿入されたカードとの無線通信により、データの読み取り、書き込みを行うように構成すればよい。
【0015】
なお、本体に挿入された非接触式のICカードを処理するカード処理装置については、あまり実用化されていない。本体の無線通信エリアにかざされた非接触式のICカードとの無線通信によりデータの読み取り、書き込みを行うタイプのカード処理装置が一般的である。
【0016】
さらに、表面に感熱記録部が形成されたカードを処理するカード処理装置であれば、挿入口から貯留部へ搬送しているカード、または貯留部から挿入口へ搬送しているカードに対して、可視情報を書き込むように構成すればよい。磁気カード、接触式のICカード、非接触式のICカードの表面に感熱記録部を形成した複合カードも実用化されている。
【0017】
(2)上記シャッタは、上記両端部間の長さが、挿入口から挿入されるカードの搬送方向の長さよりも長い。
【0018】
この構成では、シャッタにおける挿入口の反対側の短部と、カードの搬送面との間に搬送されているカードが入り込み、シャッタにおける挿入口側の端部が下がったときに、挿入口側の端部がカードに当たることがない。したがって、カードがシャッタにより破損されるのを防止できる。
【0019】
また、シャッタの両端部間の長さと、カードの搬送方向の長さと、を略同じ長さ(但し、シャッタの両端部間がカードの搬送方向の長さよりも1mm程度長いほうが好ましい。)にすれば、搬送路の搬送方向の長さをより短くすることができ、本体を一層小型にできる。
【0020】
(3)上記シャッタは、上記挿入口の反対側の短部を、カードの搬送面側に突出する湾曲形状に折り曲げている.
この構成では、挿入口から貯留部へ搬送されているカードが、挿入口の反対側の短部と搬送面との間にスムーズに入り込ませることができる。これにより、搬送されているカードの詰まりの発生が抑えられ、且つ挿入口の反対側の短部と搬送面との間に入り込む際にカードを傷つけ破損させることも防止できる。したがって、装置本体の信頼性の向上が図れる。
【0021】
(4)上記シャッタには、挿入口側の端部をカードの搬送面から離す方向に付勢力を作用させるバネ部が形成されている。
【0022】
この構成では、挿入口の反対側の短部と搬送面との間にカードが入り込んでいないとき、シャッタにおける挿入口側の短部を確実に搬送面から離し、挿入口を開放した状態にできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態であるカード処理装置について詳細に説明する。
【0024】
図1は、この発明の実施形態であるカード処理装置の構成を示すブロック図であり、図2は同カード処理装置の外観図である。
【0025】
この実施形態のカード処理装置1は、本体の動作を制御する制御部2と、本体に挿入された磁気カード10を搬送する搬送部3と、本体に挿入された磁気カード10に記録されている磁気データの読取および磁気カード10に対する磁気データの書込を行う読取/書込部4と、外部機器との間におけるデータの入出力を制御する入出力部5と、を備えている。
【0026】
この実施形態のカード処理装置1は、例えば自動販売機等の機器に内蔵してもよいし、また単体での使用も可能である。単体で使用する場合、図2に示すカード処理装置1に対して本体カバーが取り付けられる。
【0027】
図2において、左側に磁気カード10を挿入する挿入口11が形成されている。挿入口11に挿入された磁気カード10は、本体に設けられているモータの駆動力により貯留部に搬送される。図2に示す、12はモータの回転軸であり、12a、12bはモータの回転力がベルトを介して伝達されるプーリである。また、13a、13bは、搬送路を搬送されている磁気カード10の表面を押圧するローラである。ローラ13aはその下側に対向して配置されている搬送ローラに押圧されている。この搬送ローラは、モータの回転力がプーリ12a、12bを介して伝達され、回転される。一方、ローラ13bはその下側に配置されている磁気ヘッドに押圧されている。磁気ヘッドは、搬送路を搬送されている磁気カード10に記録されている磁気データの読み取り、および磁気データの書き込みを行う。
【0028】
また、14aは本体の動作電源が接続されるコネクタであり、14bは他の機器とのデータ通信用のケーブルが接続されるコネクタである。
【0029】
上記貯留部とは、挿入口11に挿入された磁気カード10が搬送路を搬送されて、この磁気カード10を一時的に貯留する場所である。磁気カード10の搬送路の長さ(挿入口の長さを含む)は、本体に挿入される磁気カード10の搬送方向の長さの2倍よりも少し短い(例えば、1cm程度短い。)。また、磁気カード10は貯留部に位置しているとき、ローラ13aとこのローラ13aに下側に配置されている搬送ローラにより挟持されている。すなわち、ローラ13aの配置位置から、貯留部の先端までの長さが、磁気カード10の搬送方向の長さよりも短い。したがって、モータを逆回転させることで、貯留部に貯留されている磁気カード10を挿入口11へ搬送し、放出することができる。
【0030】
さらに、図2に示す15がシャッタ部材である。図3は、シャッタ部材を示す図である。シャッタ部材15は、図3に示すように板状の板金を折り曲げた部材である。挿入口11側の端部Aは、略垂直に折り曲げられている。この部分が、挿入口11の一部を封鎖するシャッタとして機能する。また、シャッタ部材15の挿入口11の反対側の端部Bは、湾曲形状(搬送面側に突出する湾曲形状)折り曲げられている。また、図3に示す21は、本体側に設けられた軸に揺動自在に取り付けるための開口部である。この軸は、搬送路の上方に位置し、磁気カード10の搬送方向に対して略垂直な方向に延びている。また、22は板バネ部である。
【0031】
シャッタ部材15の両端部A、B間の長さLは、本体に挿入される磁気カード10の搬送方向の長さと略同じ長さである(両端部A、B間の長さLの方が少し(1mm程度)長い。)。開口部21は、図3に示すように挿入口11の反対側に位置する端部B側によった位置に形成されている。搬送路の上方に取り付けられている天板には、端部A、Bが挿入される開口部が形成されている。また、端部Bは湾曲形状である部分の最下面が、図4に示すように搬送路における磁気カード10の搬送面に形成した溝に当接している。この溝の深さは、例えば0.33mmである。
【0032】
一方、板バネ部22の端部は、搬送路の上方に位置する天板の上面に当接している。この板バネ部22を設けたことで、シャッタ部材15には端部Aを上方に持ち上げる向きの付勢力が作用している。
【0033】
次に、この発明の実施形態であるカード処理装置の動作について説明する。図5は、カード処理装置におけるシャッタ部材の動きを示す図である。磁気カード10が本体に挿入されていない状態では、上述したようにシャッタ部材15に端部Aを上方に持ち上げる向きに付勢力が作用しているので、図5(A)に示すように、挿入口11側の端部Aの下端が挿入口11よりも上方に位置し、挿入口11が開放されている。
【0034】
なお、端部Bの湾曲形状である部分の最下面が磁気カード10の搬送面に形成した溝の上面に当接している。
【0035】
このとき、挿入口11から磁気カード10が挿入されると、挿入された磁気カード10の搬送が開始される。このとき、操作者は、磁気カード10の先端部が搬送ローラとローラ13aとに挟持される位置までこの磁気カード10を挿入口11から本体へ押し込む(図5(B)に示す状態)。カード処理装置1は、搬送部3がモータを回転させて(プーリを回転させて、)、挿入口11から挿入された磁気カード10(搬送ローラとローラ13aとに挟持されている磁気カード10)を貯留部へ搬送する。このとき、読取/書込部4は、ローラ13bに対向している磁気ヘッド(不図示)でこの磁気カード10に記録されている磁気データを読み取る。
【0036】
搬送路を貯留部へ搬送されている磁気カード10の先端部が、端部Bと搬送面との間に入り込むと、磁気カード10の厚さと、端部Bが当接している搬送面に形成された溝の深さと、を加えた分だけ端部Bが持ち上げられる。これにともなって、開口部21に通されている軸を中心にしてシャッタ部材15が揺動し、端部Aが下がり、挿入口11の一部が端部Aにより封鎖された状態になる(図5(C)に示す状態)。
【0037】
例えば、端部Aから開口部21の中心までの長さが66mmで、端部Bから開口部21の中心までの長さが21mmであり、磁気カード10の厚さが0.26mm、搬送方向の長さが86mmであり、さらに溝の深さが0.33mmであるとすると、端部Bの下に磁気カード10が入り込むと、端部Bは0.59mm(0.33mm+0.26mm)持ち上げられる。これにより、端部Aは1.85mm(66/21×0.59=1.85mm)下がる。
【0038】
端部Aから開口部21の中心までの長さ、端部Bから開口部21の中心までの長さ、溝の深さについては、本体に挿入される磁気カード10の厚さや搬送方向の長さに応じて決定される。
【0039】
また、端部Bは上述のように湾曲形状であるので、搬送路を搬送されている磁気カード10がスムーズに端部Bの下に入り込むので、端部Bが磁気カード10を傷つけ、破損させることがない。また、磁気カード10の搬送方向の長さよりも両端部A、B間の長さのほうが少し長いので(上記例では1mm)、端部Aが下がったときに、端部Aの先端部が磁気カード10にあたって、該磁気カード10を傷つけ、破損させるということもない。
【0040】
カード処理装置1は、磁気カード10を図5(C)に示す位置から、さらに貯留部へ搬送しながらこの磁気カード10に記録されている磁気データを読取/書込部4で読み取る。図5(D)は、磁気カード10が貯留部まで搬送された状態を示す図である。このとき、カード処理装置1は、磁気カード10の搬送を停止している。具体的には、モータを停止している。貯留部まで搬送された磁気カード10は、搬送ローラとローラ13aに後端部が挟持されている。
【0041】
カード処理装置1は、図5(D)に示す状態を保持し、入出力部5から外部機器に対して今回読み取った磁気データを送信する。この磁気データを受け取った外部機器において、取引処理等が行われ、その結果が外部機器から入出力部5に入力される。カード処理装置1は、外部機器からの入力に基づいて、貯留部に位置している磁気カード10に対して記録する磁気データ(更新する磁気データ)を作成すると、モータを逆回転させて、貯留部に位置している磁気カード10を挿入口11へ搬送する。このとき、カード処理装置1は、読取/書込部4において磁気カード10に対して更新する磁気データを書き込む。
【0042】
挿入口11へ搬送されている磁気カード10が短部Bの下から抜けると、板バネ部22により作用している付勢力により揺動し、端部Aが上がり(端部Bが下がる。)、挿入口11が開放される(図5(E))。このとき、磁気カード10の後端部は短部Aの下方に位置していない。さらに、カード処理装置1は、磁気カード10を挿入口11方向に搬送し、搬送ローラとローラ13aとで挟持されていない状態になると(図5(F))、磁気カード10の搬送を停止する。
【0043】
操作者は、挿入口11において突出している磁気カード10の後端部をつかんで、本体から磁気カード10取り出す。
【0044】
このように、この実施形態のカード処理装置1は、シャッタ部材15の端部Bの下に磁気カード10が入り込んでいるとき、すなわち磁気カード10が本体に挿入されているとき、シャッタ部材15の端部Aが下がって、挿入口11の一部を封鎖する構成であるので、本体に磁気カード10が挿入されているかどうかを検出するセンサや、磁気カード10の挿入を阻止するシャッタを駆動する駆動部が必要なく、装置本体を小型で且つ安価に構成できる。
【0045】
また、端部Bについては、湾曲形状としたので、搬送路を搬送されている磁気カード10をスムーズに端部Bの下に入り込ませることができ、磁気カード10が端部Bによって傷つけられたり、破損させられるのを防止できる。
【0046】
また、シャッタ部材15の両端部間の長さを、磁気カード10の搬送方向の長さよりも少し長くしているので、端部Aが下がったときに、磁気カード10を傷つけ、破損させることもない。
【0047】
また、シャッタ部材15は、板バネ部22により端部Aを持ち上げる方向に付勢力が作用しているので、端部Bの下から磁気カード10が抜けたときに、スムーズに端部Aを上方に移動させて、挿入口11を開放することができる。
【0048】
なお、上記実施形態では、シャッタ部材15は挿入口11の一部を封鎖するとしたが、挿入口11の全体を封鎖するように構成してもよい。また、挿入口11の一部を封鎖する場合、挿入口11の中央部を封鎖してもよいし、上記実施形態と反対の左側を封鎖してもよい。
【0049】
また、上記実施形態では、磁気カード10を処理するカード処理装置1を例にして、本願発明を説明したが、本願発明は接触式のICカードを処理するカード処理装置、非接触式のICカードを処理するカード処理装置、表面に感熱記録部が形成されたカードに可視情報を書き込むカード処理装置にも適用できる。
【0050】
例えば、接触式のICカードを処理するカード処理装置の場合には、読取/書込部4を、貯留部に位置する接触式のICカードに設けられているICチップに電気的に接続される端子部を設け、この端子部を介して接触式のICカードのICチップに記録されているデータの読取、書込が行える構成に置き換えればよい。また、この場合には、搬送部3を設けないで、挿入口から貯留部までのカードの挿入、および貯留部から本体外部へのカードの取り出しを、利用者に行わせるようにしてもよい。
【0051】
また、非接触式のICカードを処理するカード処理装置の場合には、読取/書込部4を、貯留部に位置する非接触式のICカードとの無線通信により、この非接触式のICカードに記録されているデータの読取、書込が行える構成に置き換えればよい。また、この場合には、接触式のICカードの場合と同様に、搬送部3を設けないで、挿入口から貯留部までのカードの挿入、および貯留部から本体外部へのカードの取り出しを、利用者に行わせるようにしてもよい。
【0052】
また、表面に感熱記録部が形成されたカードに可視情報を書き込むカード処理装置の場合、図6に示すように、本体に挿入されたカード表面に可視情報を書き込むサーマルヘッド6aを有する印字部6を追加すればよい。表面に感熱記録部が形成されたカードについては、周知であるのでここでは説明を省略する。サーマルヘッド6aは、挿入口と貯留部との間に配置され、挿入口から貯留部、または貯留部から挿入口へ搬送されているカードに対して可視情報を書き込むように構成される。
【0053】
さらに、表面に感熱記録部が形成された磁気カード、接触式のICカード、非接触式のICカード等の複合カードを処理するカード処理装置の場合には、カードに記録されているデータの読取/書込が行える構成(読取/書込部4)とともに、該カード表面の感熱記録部に可視情報を書き込む構成(印字部6)を設ければよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、本体に挿入されたカードにより、シャッタを揺動させて、挿入口を封鎖する構成としたので、本体にカードが挿入されているかどうかを検出するためのセンサや、このセンサの検出結果に基づいてシャッタを駆動する駆動部の構成が不要になり、本体を小型に構成できるとともに、安価にできる。
【0055】
また、シャッタにおける挿入口の反対側の短部と、カードの搬送面との間に搬送されているカードが入り込み、シャッタにおける挿入口側の端部が下がったときに、挿入口側の端部がカードに当たることがない。したがって、カードがシャッタにより破損されるのを防止できる。
【0056】
また、挿入口から貯留部へ搬送されているカードを、挿入口の反対側の短部と搬送面との間にスムーズに入り込ませることができる。これにより、搬送されているカードの詰まりの発生が抑えられ、且つ挿入口の反対側の短部と搬送面との間に入り込む際にカードを傷つけ破損させることも防止できる。
【0057】
さらに、挿入口の反対側の短部と搬送面との間にカードが入り込んでいないとき、シャッタにおける挿入口側の短部を確実に搬送面から離し、挿入口を開放した状態にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカード処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態であるカード処理装置の外観図である。
【図3】この発明の実施形態であるカード処理装置に使用されるシャッタ部材を示す図である。
【図4】カード処理装置におけるシャッタ部材の端部Bと搬送面との関係を示す図である。
【図5】カード処理装置におけるシャッタ部材の動きを示す図である。
【図6】この発明の別の実施形態であるカード処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1−カード処理装置
2−制御部
3−搬送部
4−読取/書込部
5−入出力部
6−印字部
6aーサーマルヘッド
10−磁気カード
11−挿入口
15−シャッタ部材
22−板バネ部
Claims (7)
- カードを挿入する挿入口と、本体内部に設けられた貯留部と、の間に形成されたカードの搬送路と、
上記挿入口における上記カードの挿入を阻止するシャッタと、を備えたカード処理装置において、
上記シャッタは、上記カードの搬送面に対向して配置された軸に揺動自在に取り付けた板状の部材であり、且つ挿入口側、およびその反対側の両端部を上記搬送面側に折り曲げているカード処理装置。 - 上記カードは磁気カードであり、
上記挿入口と上記貯留部との間に形成された搬送路に沿って、本体に挿入された磁気カードを搬送する搬送手段と、
上記搬送手段により、上記挿入口から上記貯留部へ搬送されている磁気カードに記録されている磁気データを読み取るとともに、上記貯留部から上記挿入口へ搬送されている磁気カードに対して磁気データを書き込む読取/書込手段と、を備えた請求項1に記載のカード処理装置。 - 上記挿入口と上記貯留部との間に形成された搬送路に沿って、本体に挿入されたカードを搬送する搬送手段と、
上記搬送手段により、上記挿入口と上記貯留部との間で搬送されているカードに対して可視情報を書き込む可視情報書込手段と、を備えた請求項1に記載のカード処理装置。 - 上記シャッタは、上記両端部間の長さが、挿入口から挿入されるカードの搬送方向の長さよりも長い請求項1〜3のいずれかに記載のカード処理装置。
- 上記シャッタは、上記両端部間の長さが、挿入口から挿入されるカードの搬送方向の長さと略同じである請求項1〜3のいずれかに記載のカード処理装置。
- 上記シャッタは、上記挿入口の反対側の短部を、カードの搬送面側に突出する湾曲形状に折り曲げている請求項1〜5のいずれかに記載のカード処理装置。
- 上記シャッタには、挿入口側の端部をカードの搬送面から離す方向に付勢力を作用させるバネ部が形成されている請求項1〜6のいずれかに記載のカード処理装置。
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Cited By (2)
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JP2008191846A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Aruze Corp | 媒体処理装置 |
JP2008191826A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Aruze Corp | カード処理装置 |
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2002
- 2002-11-08 JP JP2002325028A patent/JP2004152240A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008191846A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Aruze Corp | 媒体処理装置 |
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