JP3700414B2 - カード搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気カード等のカードを搬送して、カード排出口より1枚ずつ排出するカード搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気カード、ICカード、光カード等の各種カードに記録された情報を読み出したり、情報を書き込むために、カードリーダー等が用いられており、このカードリーダー等にカードを1枚ずつ投入して搬送したり、そのカードを排出するために、カード搬送装置が用いられている。
【0003】
このカード搬送装置としては、例えば図5に示すような、カード投入口14やカード排出口16に連通し、カード10の厚みよりやや広い空隙よりなるカード搬送路12と、そのカード搬送路12に露出する回転可能な駆動ローラ18a,18bとを備え、カード搬送路12内に投入されたカード10を駆動ローラ18aで挟んで進行させることにより、記録再生ヘッド19等の部分に搬送した後、そのカード10を駆動ローラ18bで挟んで進行させることによりカード排出口16より排出する装置が用いられている。
【0004】
しかし、このようなカード10を駆動ローラ18a・・で挟んで搬送するカード搬送装置の場合、カード10がカード排出口16から落下するときに、カード搬送路12の上側の面にカード10の端部が当たり、10aで示すカードのようにカード搬送路12内で引っ掛かってしまい、排出されない場合があるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を改善するために成されたもので、その目的とするところは、カードを駆動ローラで挟んでカード搬送路内を搬送することにより、そのカードをカード排出口より排出するカード搬送装置であって、カード排出口からカードがスムーズに排出可能なカード搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るカード搬送装置は、カードを駆動ローラで挟んでカード搬送路内を搬送することにより、そのカードをカード排出口より排出するカード搬送装置において、カード搬送路が、カード排出口と駆動ローラの間の位置のその上面部分に、上側がフリーな状態でカードが排出された場合にカードのうち進行方向後尾側の端面が描く軌跡面と同様な弧状の内面を備えた凹部を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2に係るカード搬送装置は、請求項1記載のカード搬送装置において、凹部に備えた弧状の内面が、カード排出口に連通すると共に、カード排出口の部分のカードが通過する間隔とカード搬送路のうち凹部未形成部分のカードが通過する間隔とが、同じ間隔であることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3に係るカード搬送装置は、請求項1又は請求項2記載のカード搬送装置において、凹部に備えた弧状の内面が、カード排出口に連通すると共に、凹部のカード排出口に連通する部分が、カード排出口のうち下側の部分よりカードの進行方向に向かって突出することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係るカード搬送装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るカード搬送装置の第1の実施の形態の要部を説明する正面図であり、図2は本発明に係るカード搬送装置の第2の実施の形態の要部を説明する正面図であり、図3は本発明に係るカード搬送装置の第3の実施の形態の要部を説明する正面図あり、図4は本発明に係るカード搬送装置の第3の実施の形態の、変形例を説明する正面図である。
【0010】
本発明に係るカード搬送装置の第1の実施の形態は、図1に示すように、カード投入口やカード排出口16に連通し、カード10が通過する通路となるカード搬送路12と、そのカード搬送路12に露出する回転可能な駆動ローラ18とを備え、カード搬送路12内に投入されたカード10を駆動ローラ18で挟んでカード搬送路12内を搬送することにより、そのカード10をカード排出口16より排出するカード搬送装置である。
【0011】
カード排出口16と駆動ローラ18の間の位置のカード搬送路12には、その上面部分に、弧状の内面を備えた凹部13を有している。なお、この凹部13に備えた弧状の内面は、上側がフリーな状態(カード搬送路12の上面にカード10が接触しない状態)でカード10が排出される場合に、カード排出口16の部分を支点としてdの方向に回転するカード10のうち、進行方向F後尾側の端面が描く軌跡面と同様な形状の面となっている。そのため、カード10がカード排出口16から排出される際には、この凹部13の内面にカード10の端面が当たった後、弧状の内面に沿ってカード10がスムーズに回転するため、カード搬送路12内でカード10が引っ掛かり難くなっており、カード排出口16からカード10がスムーズに排出可能なカード搬送装置となっている。
【0012】
なお、カード搬送路12のカード排出口16と連通する部分が、進行方向F先頭側に向かって次第に空隙が増加するような平面形状に形成されている場合も、カード搬送路12内でカード10が引っ掛かり難くなるが、本発明のように弧状に形成されていると、特にカード10が引っ掛かり難くなり好ましいと共に、カード排出口16に連通する部分のカード搬送路12の空隙の大きさを、上記平面形状に形成する場合と比較して小さくすることができるため、強度的に優れ好ましい。
【0013】
凹部13に備えた弧状の内面は、上記軌跡面と同様な形状の面となっていることが重要であるが、本発明の目的を損なわない程度であれば、上記軌跡面から多少ずれた形状の面であってもかまわない。また、凹部13を設ける位置は、カード排出口16と駆動ローラ18の間の位置のカード搬送路12の上面部分であれば、特に限定するものではないが、カード10を挟んで搬送する駆動ローラ18を複数設ける場合には、そのうち、最もカード排出口16に近い部分の駆動ローラ18とカード排出口16の間の位置に、上記のような凹部13を設ける。
【0014】
なお、上記実施の形態は、凹部13に備えた弧状の内面が、カード排出口16には連通せず、カード排出口16と連通する部分は、空隙の大きさが一定の形状に形成された実施の形態であるが、図2に示すように、凹部13に備えた弧状の内面が、カード排出口16に連通すると共に、カード排出口16の部分のカード10が通過する間隔とカード搬送路12のうち凹部未形成部分のカード10が通過する間隔とが、同じ間隔となるように形成した場合、カード排出口16からの埃等の侵入を防ぎながら、カード排出口16からカード10をスムーズに排出することが可能となり好ましい。
【0015】
また、図3に示すように、凹部13に備えた弧状の内面が、カード排出口16に連通すると共に、凹部13のカード排出口16に連通する部分が、カード排出口16のうち下側の部分よりカード10の進行方向Fに向かって突出する場合、カード10が凹部13から離れるときにカード排出口16のうち下側の部分が無い部分で離れることになるため、特にカード排出口16からカード10をスムーズに排出することが可能となり好ましい。
【0016】
なお、この図3の実施の形態は、凹部13に備えた弧状の内面が、カード排出口16に連通する実施の形態であるが、図4に示すように、弧状の内面を備えた凹部13を、カード排出口16に連通せずに設けると共に、凹部13のカード排出口16側の部分を、カード排出口16のうち下側の部分よりカード10の進行方向Fに向かって突出するように形成し、且つ、カード搬送路12の凹部13とカード排出口16とが連通する部分を、凹部13のカード排出口16側をカード10の進行方向Fに延長した平面形状に形成しても良い。この場合も、特にカード排出口16からカード10をスムーズに排出することが可能となり好ましい。
【0017】
また、上記実施の形態は、駆動ローラ18をカード10の一方の面に接触させることにより、カード搬送路12の壁面と駆動ローラ18とで挟んで搬送するようにした実施の形態を説明したが、駆動ローラ18を、カード10の両面から挟むように設けて搬送するようにしても良い。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係るカード搬送装置は、カード搬送路のうち、カード排出口と駆動ローラの間の位置のその上面部分に、上側がフリーな状態でカードが排出された場合にカードのうち進行方向後尾側の端面が描く軌跡面と同様な弧状の内面を備えた凹部を有するため、カード排出口からカードをスムーズに排出可能となる。
【0019】
本発明の請求項2に係るカード搬送装置は、上記の効果に加え、カード排出口からの埃等の侵入を防ぐことが可能となる。
【0020】
本発明の請求項3に係るカード搬送装置は、特にカード排出口からカードをスムーズに排出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード搬送装置の第1の実施の形態の要部を説明する正面図である。
【図2】本発明に係るカード搬送装置の第2の実施の形態の要部を説明する正面図である。
【図3】本発明に係るカード搬送装置の第3の実施の形態の要部を説明する正面図である。
【図4】本発明に係るカード搬送装置の第3の実施の形態の、変形例を説明する正面図である。
【図5】従来のカード搬送装置を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
10 カード
12 カード搬送路
13 凹部
14 カード投入口
16 カード排出口
18 駆動ローラ
19 記録再生ヘッド
F カードの進行方向
Claims (3)
- カードを駆動ローラで挟んでカード搬送路内を搬送することにより、そのカードをカード排出口より排出するカード搬送装置において、
カード搬送路が、カード排出口と駆動ローラの間の位置のその上面部分に、上側がフリーな状態でカードが排出された場合にカードのうち進行方向後尾側の端面が描く軌跡面と同様な弧状の内面を備えた凹部を有することを特徴とするカード搬送装置。 - 凹部に備えた弧状の内面が、カード排出口に連通すると共に、カード排出口の部分のカードが通過する間隔とカード搬送路のうち凹部未形成部分のカードが通過する間隔とが、同じ間隔であることを特徴とする請求項1記載のカード搬送装置。
- 凹部に備えた弧状の内面が、カード排出口に連通すると共に、凹部のカード排出口に連通する部分が、カード排出口のうち下側の部分よりカードの進行方向に向かって突出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカード搬送装置。
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Family Applications (1)
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JP27028198A Expired - Fee Related JP3700414B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | カード搬送装置 |
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JP (1) | JP3700414B2 (ja) |
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1998
- 1998-09-24 JP JP27028198A patent/JP3700414B2/ja not_active Expired - Fee Related
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