JP4239246B2 - カード搬送機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送ローラーとプレッシャーローラーによりカードを挟持して、該カードの搬送を行うカード搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行等の金融機関で使用されている自動取引装置にはカード処理装置が設けられており、顧客挿入したカードの磁気ストライプに対するデータの読み取りと書き込み、レシート印字のためのエンボスデータの光学的読み取り処理等を行うものとなっている。
【0003】
このようなカード処理装置においては、顧客がカード挿入排出口から挿入したカードを磁気ヘッドや光学読み取り手段の位置まで搬送すると共に、処理後のカードをカード挿入排出口に送り戻すためのカード搬送機構が組み込まれている。
図14は従来のカード搬送機構を備えたカード処理装置の内部構造を示す概略側面図である。
【0004】
図において1は厚手カード、2は薄手カードである。
ここで厚手カード1は当該カード処理装置に適合する正規のカードで、0.68mm〜0.8mmの厚さを有するIDカード( JIS X 6301 に準ずるカード)等である。
また、薄手カード2は、テレフォンカード等の主としてプリペイドカードであり、例えば、約0.18mmの厚さを有している。
【0005】
カード処理装置は、磁気データ処理部(カードリーダライタ)3と、その後方に設けられた光学読み取り部12と、更にその後方に設けられたカード取り込み部17により構成されている。
磁気データ処理部3は、その正面にカード挿入排出口4を有し、このカード挿入排出口4の内側にはシャッター5が配置されている。
【0006】
また、カード挿入排出口4から奥に向かって複数対(図では4対)の搬送ローラー6a,7a,8a,及び9a,とプレッシャーローラー6b,7b,8b,及び9bから成る搬送路が直線状に伸び、その途中、例えば搬送ローラー8a及びプレッシャーローラー8b付近の位置に厚手カード1の磁気ストライプに対してデータの読み取り及び書き込み処理を行う磁気データ処理手段としての磁気ヘッド10,11が上下に配置されていて、厚手カード1がキャッシュカードと振込カード等のように磁気ストライプの位置が異なるカードであっても、磁気ストライプに対応可能となっている。
【0007】
この磁気データ処理部3の後方に設けられている光学読み取り部12は、磁気データ処理部3の搬送路から延伸するように配置された複数対(図では3対)の搬送ローラー13a,14a,及び15aとプレッシャーローラー13b,14b,及び15bから成る搬送路を備えていて、プレッシャーローラー13b,14b間には厚手カード1のエンボスデータを光学的に読み取るCCDスキャナー等の光学読み取り手段16が配置されており、更に搬送ローラー15a,15bにより後方に放出される顧客が取り忘れたときの厚手カード1を収納するようにカード取り込み部17が設けられている。
【0008】
このようなカード処理装置において、カード搬送機構は、前記搬送ローラー6a,6b〜9a,9b及びプレッシャーローラー13a13b〜15a,15bと、図示しないモーター(駆動源)、及びこのモーターの回転力を各ローラーに伝達するギアやベルト及びプーリ等から成る図示しない動力伝達手段により構成され、同じく図示しないCPU等の制御部により厚手カード1を処理手順に応じて正逆両方向に搬送するものとなっている。
【0009】
図15は搬送ローラー13a,13bとプレッシャーローラー14a,14bの拡大図である。
図において18と19はブラケットで、それぞれ軸20,21を支点として回動するようになっており、この両ブラケット18,19の一端にプレッシャーローラー13b,14bがそれぞれ回転自在に軸支されている。
【0010】
22はスプリングで、その両端は両ブラケット18,19の他端に取り付けられており、このスプリング22によってプレッシャーローラー13b,14bは搬送ローラー13a,13b側に付勢されている。23と24は偏心ショルダカラーで、それぞれブラケット18,19が当接するように設けられており、この偏心ショルダカラー23,24を回転により位置調整することで搬送ローラー13a,13bとプレッシャーローラー13b,14b間のギャップ(間隙)Gを調整できるようになっている。
【0011】
尚、この他の搬送ローラーとプレッシャーローラーについても同様の構造が採用されている。
この構成において、自動取引装置での取引の際、顧客が所望の取引を選択すると磁気データ処理部3のシャッター5が開くので、顧客が操作手順に従って厚手カード1をカード挿入排出口4から挿入すると、その先端が挿入が搬送ローラー6aとプレッシャーローラー6bにより挟持されると共に、厚手カード1が図示しないセンサーにより検知され、これに基づいて図示しない制御部により搬送機構が駆動されて搬送が行われる。
【0012】
すなわち、図示しないモーターが駆動されて搬送ローラー6a〜9a、及び13a〜15aが回転し、搬送ローラー6aとプレッシャーローラー6bにより挟持された厚手カード1が奥に向かって送られて行くと共に、シャッター5が閉じられる。
この厚手カード1はローラー7a,7b間、8a,8b間、9a,9b間に順に受け渡されて定速で搬送されるが、この間搬送に伴って磁気ヘッド10または11により磁気ストライプのデータが読み取られ、その後、カード読み取り部12に送り込まれる。
【0013】
カード読み取り部12に送り込まれた厚手カード1は、搬送ローラー13aとプレッシャーローラー13bにより挟持されて同様に定速で搬送され、光学読み取り手段16によりエンボスデータが読み取られた後、搬送ローラー6a〜9a、及び13a〜15aの回転が停止されて、厚手カード1がカード読み取り部12に保留される。
【0014】
前記のように読み取られた磁気ストライプのデータ及びエンボスデータは図示しない制御部に送られる。
そして、取引に伴う現金の処理やレシートの印字等が終了すると、制御部の指示により前記モーターが逆回転し、搬送ローラー6a〜9a、及び13a〜15aも逆回転して、厚手カード1が逆方向に搬送される。
【0015】
これにより厚手カード1はカード読み取り部12から磁気データ処理部3に送りこまれ、必要に応じて磁気ヘッド10または11により磁気ストライプに所定のデータが書き込まれた後シャッター5が開いて、厚手カード1がカード挿入排出口4に排出される。
この厚手カード1を顧客が抜き取り、そして厚手カード1が抜き取られたことをセンサーが検知するとシャッター5が閉じて取引終了となる。
【0016】
以上が厚手カード1に対する通常の処理であるが、カード挿入排出口4に排出された厚手カード1を顧客が抜き取り忘れた場合、一定時間が経過すると制御部の指示により図示しないモーターが駆動されて搬送ローラー6a〜9a、及び13a〜15aが回転し、搬送ローラー6aとプレッシャーローラー6bにより挟持された厚手カード1が奥に向かって送られて行くと共に、シャッター5が閉じられる。
【0017】
そして厚手カード1はローラー7a,7b間から、8a,8b間、9a,9b間、13a,13b間、14a,14b間を通過し、最後部の搬送ローラー15aとプレッシャーローラー15bによりカード取り込み部17に放出されて収納される。
ところで、この種のカード搬送機構においては、厚手カード1の磁気ストライプに対するデータ読み取り時、あるいは厚手カード1のエンボスデータの読み取り時に、カード先端が搬送ローラー9aとプレッシャーローラー9bとの間、あるいは14aと15bとの間に突入する際、突入抵抗が大きいと搬送速度が変動してしまい、データの読み取り処理に支障をきたすことになる。
【0018】
一方、社会全般にはテレフォンカードに代表されるような薄手カード2が多数出回っているが、これらの薄手カード2を顧客が誤ってカード挿入排出口4に挿入する場合があり、このような誤挿入の薄手カード2がセンサーによって検知され、搬送ローラー6a〜9a、及び13a〜15aが回転すると、内部に取り込まれた後、カード厚が薄いことからローラーとの間で滑りを生じて搬送できず、ジャムを生じて装置の稼働が停止されることがある。
【0019】
そのため、自動取引装置に用いられるカード処理装置のカード搬送機構としては、カード処理装置に適合したキャッシュカードすなわち顧客が使用する厚手カード1に対して安定した速度での搬送が要求されると共に、薄手カード2に対しても排除のための一応の搬送性能を持たせることも要求されることになる。
このような要求に対して、従来は図9に示した偏心ショルダカラー23,24の回転により各搬送ローラー6a〜9a,及び13a〜15aとプレッシャーローラー6b〜9b,及び13b〜15bとのギャップGを所定の値に調整することで対応している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、厚手カードの安定した速度での搬送と、誤挿入された薄手カードの排除のための搬送を実現するには、各搬送ローラーとプレッシャーローラーとのギャップを0〜0.1mm程度の範囲に高い精度で調整する必要があり、そのため調整に手間や時間がかかることになって製造時やメンテナンス等のコストが高くなるという問題がある。
【0021】
このような問題に対処するため、搬送路内にカード厚を検出する検出手段を設けて、挿入されたカードが薄手カードの場合、直ちにカード挿入排出口に排出するようにし、これにより各搬送ローラーとプレッシャーローラーとのギャップの精度を緩和することも考えられるが、この場合、カード挿入排出口に排出された薄手カードを顧客が抜き忘れると、この薄手カードを取り込まなければならなくなるため、ジャムの問題が生じることになる。
【0022】
さらにこの他の対策としては、プレッシャーローラーの代わりに搬送ローラーを用いることで、カードを挟持して搬送するローラーを上下とも搬送ローラーにすると共に、各搬送ローラー対のローラーギャップを0mmにすることで、厚手と薄手の両方のカードの搬送に対応させるように構成することが考えられるが、この構成ではプレッシャーローラーの代わりに用いた上側搬送ローラーに対してもモーターや動力伝達手段を設ける必要があるため、高価になるばかりでなく、装置が大型化するものとなる。
【0023】
従って、本発明は、搬送ローラーとプレッシャーローラーとのギャップ調整が容易で、メンテナンス等のコストを低減できると共に、厚手カードの安定した速度での搬送と、誤挿入された薄手カードの排除のための確実な搬送を行うことが可能なカード搬送機構を実現することを課題とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、複数対の搬送ローラーとプレッシャーローラーを備え、各々の搬送ローラーとプレッシャーローラーによりカードを挟持して、該カードの搬送を行うカード搬送機構において、前記プレッシャーローラーを、弾性体により形成した第1のプレッシャーローラーと、この第1のプレッシャーローラーより径が大きくかつ第1のプレッシャーローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成した第2のプレッシャーローラーを同軸上に設けて成るものとし、対を成す搬送ローラーと第1のプレッシャーローラーとのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記搬送ローラーと第2のプレッシャーローラーとのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して、厚手カードの搬送時は、厚手カードにより第2のプレッシャーローラーが変形して厚手カードが搬送ローラーと第1のプレッシャーローラーにより挟持されるようにし、薄手カードの搬送時は、該薄手カードが搬送ローラーと第2のプレッシャーローラーにより挟持されるようにしたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明によるカード搬送機構の第1の実施の形態を示す概略側面図で、図において1は厚手カード、2は薄手カード、3は磁気データ処理部(カードリーダライタ)、4はカード挿入排出口、5はシャッター、10と11は磁気ヘッド、12は光学読み取り部、16は光学読み取り手段、17はカード取り込み部であり、これらは従来のものに相当するので同一の符号で示している。
【0026】
25〜31は搬送ローラー、32a〜38aは第1のプレッシャーローラー、32b〜38bは第2のプレッシャーローラーで、第1のプレッシャーローラー32a〜38aとそれより径の大きい第2のプレッシャーローラー32b〜38bはそれぞれ同軸に設けられている。
ここで搬送ローラー25〜31は比較的硬度が高いゴム等の弾性材で形成されている。
【0027】
一方、第1のプレッシャーローラー32a〜38aは比較的硬度が高いゴム等の弾性材で形成されており、また第2のプレッシャーローラー32b〜38bは比較的硬度が低く、第1のプレッシャーローラー32a〜38aよりも弾性変形し易いゴム等の弾性材で形成されている。
搬送ローラー25〜28と、これら各搬送ローラー25〜28と対を成す第1及び第2のプレッシャーローラー25a〜28a及び25b〜28bはカード挿入排出口4から奥に向かって直線状に伸びる搬送路を構成しており、その途中、例えば搬送ローラー27及び第1,第2のプレッシャーローラー34a,34b付近の位置に磁気データ処理手段としての磁気ヘッド10,11が上下に配置されている。
【0028】
また、搬送ローラー29〜31と、これら各搬送ローラー29〜31と対を成す第1及び第2のプレッシャーローラー36a〜38a及び36b〜38bは磁気データ処理部3の搬送路から延伸する搬送路を構成しており、第1,第2のプレッシャーローラー36a,36bと37a,37bとの間に光学読み取り手段16が配置されている。
【0029】
このようなカード処理装置において、カード搬送機構は、前記搬送ローラー25〜31及び第1,第2のプレッシャーローラー32a,32b〜38a,38bと、図示しないモーター(駆動源)、及びこのモーターの回転力を各ローラーに伝達するギアやベルト及びプーリ等か成る動力伝達手段により構成され、図示しないCPU等の制御部により厚手カード1を処理手順に応じて正逆両方向に搬送するものとなっている。
【0030】
図2は搬送ローラー29,30と第1,第2のプレッシャーローラー36a,36b及び37a,37bの拡大図である。
図において39と40はブラケットで、それぞれ軸41,42を支点として回動するようになっており、一方のブラケット39の一端に第1,第2のプレッシャーローラー36a,36bが回転自在に同軸に支持され、同様に他方のブラケット40の一端に第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bが回転自在に同軸に支持されている。
【0031】
43はスプリングで、その両端は両ブラケット39,40の他端に取り付けられている。このスプリング43により第1,第2のプレッシャーローラー36a,36b及び37a,37bはそれぞれ搬送ローラー29,30側に付勢されており、そして、このスプリング43の付勢力は、厚手カード1を搬送する際にプレッシャーローラー36b,37bの弾性変形により発生する反力に打ち勝つように設定されている。
【0032】
44と45はストッパで、それぞれブラケット39,40が対応するように設けられており、このストッパ44,45にブラケット39,40が当接することで搬送ローラー29と第1,第2のプレッシャーローラー36a,36bとのギャップG、及び搬送ローラー30と第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bとのギャップGがそれぞれ一定に保たれるようになっている。
【0033】
すなわち、搬送ローラー29と第1のプレッシャーローラー36a、搬送ローラー30と第1のプレッシャーローラー37aとのギャップGが、0mm以上でかつ厚手カード1の最小の厚さよりも小さい値になり、また搬送ローラー29と第2のプレッシャーローラー36b、搬送ローラー30と第2のプレッシャーローラー37bとのギャップGが、薄手カード2の最小の厚さよりも小さい値になるようにブラケット39,40及びストッパ44,45が配置されている。
【0034】
ここで厚手カード1の最小の厚さというのは、当該カード処理装置に適合する正規のカードで、例えば、 JIS X 6301 に準ずるカードの0.68mm〜0.8mmの厚さを有するIDカード等であれば、最小の厚さ0.68mmを指すものであり、同様に、薄手カード2の最小の厚さは、テレフォンカード等うちの最小の厚さを指している。
【0035】
図3は搬送ローラー30と第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bの背面図、つまり図2を後部方向から見た図である。
この図に示したようにブラケット40は、搬送路の一側に位置するサイドプレート46に軸42を介して取り付けられている。
第1のプレッシャーローラー37aはブラケット40に設けられた軸(スタッド)47に回転自在に取り付けられていて、第2のプレッシャーローラー36bはローラーベアリング48を介して軸47に取り付けられており、そして軸47に設けられたリテーナ49により第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bはスラスト方向のガタツキが規制されている。
【0036】
尚、図2の第1,第2のプレッシャーローラー36a,36bも第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bと同様になっている。
また、他の搬送ローラー25〜27及び31と第1,第2のプレッシャーローラー32a,32b〜35a,及び38a、38bとの関係も搬送ローラー30と第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bとの関係と同様であり、また第1,第2のプレッシャーローラー32a,32b〜35a,及び38a、38bの支持構造等も第1,第2のプレッシャーローラー37a,37bと同様である。
【0037】
次に上述した構成の作用について説明する。まず、自動取引装置にて顧客が所望の取引を選択すると磁気データ処理部3のシャッター5が開くので、顧客が操作手順に従って厚手カード1をカード挿入排出口4から挿入すると、その先端が搬送ローラー25とプレッシャーローラー32aにより挟持されると共に、厚手カード1が図示しないセンサーにより検知され、これに基づいて図示しない制御部により搬送機構が駆動されて搬送が行われる。
【0038】
すなわち、図示しないモーターが駆動されて搬送ローラー25〜31が回転し、搬送ローラー25と第1のプレッシャーローラー32aにより挟持された厚手カード1が奥に向かって送られて行くと共に、シャッター5が閉じられる。
この厚手カード1は搬送ローラー26〜28と第1のプレッシャーローラー33a〜35a間を順に受け渡されて定速で搬送されるが、この搬送に伴って磁気ヘッド10または11により磁気ストライプのデータが読み取られ、その後、カード読み取り部12に送り込まれる。
【0039】
カード読み取り部12に送り込まれた厚手カード1は、搬送ローラー29と第1のプレッシャーローラー36aにより挟持されて同様に定速で搬送され、搬送ローラー30と第1のプレッシャーローラー37aへ搬送されながら光学読み取り手段16によりエンボスデータが読み取られた後、搬送ローラー25〜31の回転が停止されて、厚手カード1がカード読み取り部12に保留される。
【0040】
前記のように読み取られた磁気ストライプのデータ及びエンボスデータは図示しない制御部に送られる。
そして、取引に伴う現金の処理やレシートの印字等が終了すると、制御部の指示により前記モーターが逆回転し、搬送ローラー25〜31も逆回転して、厚手カード1が逆方向に搬送される。
【0041】
これにより厚手カード1はカード読み取り部12から磁気データ処理部3に送りこまれ、必要に応じて磁気ヘッド10または11により磁気ストライプに所定のデータが書き込まれた後、シャッター5が開いて厚手カード1がカード挿入排出口4に排出される。
この厚手カード1を顧客が抜き取り、そして厚手カード1が抜き取られたことをセンサーが検知するとシャッター5が閉じて取引終了となる。
【0042】
以上が厚手カード1に対する通常の処理であるが、カード挿入排出口4に排出された厚手カード1を顧客が抜き取り忘れた場合、一定時間が経過すると制御部の指示により図示しないモーターが駆動されて搬送ローラー25〜31が回転し、搬送ローラー25と第1のプレッシャーローラー32aにより挟持された厚手カード1が奥に向かって送られて行くと共に、シャッター5が閉じられる。
【0043】
そして厚手カード1は搬送ローラー26〜30と第1のプレッシャーローラー32a〜37aの順次通過し、最後部の搬送ローラー31aと第1のプレッシャーローラー38aによりカード取り込み部17に放出されて収納される。
図4は前記の処理における厚手カード1の搬送状態を示す図で、(a)は光学読み取り手段16付近の側面図、 (b) は後部方向から見た図である。
【0044】
この図に示したように厚手カード1を搬送する場合、径の大きい第2のプレッシャーローラー36b,37bは、比較的低硬度で弾性変形し易い素材により形成してあるため、厚手カード1が進入してくると、このカード1に押されて弾性変形する。
従って、厚手カード1は殆ど突入抵抗を受けることなく搬送ローラー29,30と径の小さい高硬度の第1のプレッシャーローラー36a,37aにより挟持され、安定した状態を維持しつつ一定の速度で搬送することが可能になる。
【0045】
無論、これは他のプレッシャーローラーについても言えることである。
一方、テレフォンカード等の薄手カード2を顧客が誤ってカード挿入排出口4に挿入した場合、この誤挿入された薄手カード2は搬送ローラー25と第2のプレッシャーローラー36bにより挟持されると共に、図示しないセンサーによって検知されるので、このセンサーの検知信号に基づいて図示しない制御部の指示により搬送ローラー25〜31が回転すると、薄手カード2は奥に向かって送られて行くと共に、シャッター5が閉じられる。
【0046】
この薄手カード2は搬送ローラー26〜28と第2のプレッシャーローラー33b〜35b間を順に受け渡されて搬送され、この搬送に伴って磁気ヘッド10または11によりデータの読み取りが行われるが、この薄手カード2は正規のカードではなく、磁気ストライプがないので制御部にはデータが送られることはない。
【0047】
そのため、制御部は挿入されたカードが正規のカードでは無いことを認識し、搬送ローラー26〜31の回転を停止した後、搬送ローラー26〜31を逆方向に回転させる。
これにより薄手カード2は逆方向に搬送され、シャッター5が開いてカード挿入排出口4に排出される。
【0048】
この薄手カード2を顧客が抜き取り、そして薄手カード2が抜き取られたことをセンサーが検知するとシャッター5が閉じて取引可能な状態に戻るが、カード挿入排出口4に排出された薄手カード2を顧客が抜き取り忘れた場合、一定時間が経過すると制御部の指示により図示しないモーターが駆動されて搬送ローラー25〜31が回転し、搬送ローラー25と第2プレッシャーローラー32bにより挟持された薄手カード1が奥に向かって送られて行くと共に、シャッター5が閉じられる。
【0049】
そして薄手カード2は搬送ローラー26〜30と第2のプレッシャーローラー32b〜37bの順次通過し、最後部の搬送ローラー31aと第2のプレッシャーローラー38bによりカード取り込み部17に放出されて収納される。
図5は前記の処理におけるカード搬送状態を示す図で、(a)は光学読み取り手段16付近の側面図、 (b) は後部方向から見た図である。
【0050】
この図に示したように薄手カード2を搬送する場合、この薄手カード2は第1のプレッシャーローラー36a,37aの径が小さいことから、径の大きい第2のプレッシャーローラー36b,37bと搬送ローラー29,30によって挟持され、安定した状態を維持しつつ搬送することが可能になる。
無論、これは他のプレッシャーローラーについても言えることである。
【0051】
以上説明したように第1の実施の形態によれば、搬送ローラーと対を成すプレッシャーローラーを、弾性体により形成した第1のプレッシャーローラーと、この第1のプレッシャーローラーより径が大きくかつ第1のプレッシャーローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成した第2のプレッシャーローラーを同軸上に設けて成るものとし、対を成す搬送ローラーと第1のプレッシャーローラーとのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記搬送ローラーと第2のプレッシャーローラーとのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して、厚手カードの搬送時は、厚手カードにより第2のプレッシャーローラーが変形して厚手カードが搬送ローラーと第1のプレッシャーローラーにより挟持されるようにし、薄手カードの搬送時は、該薄手カードが搬送ローラーと第2のプレッシャーローラーにより挟持されるようにした構造としているため、厚手カードの安定した速度での搬送と、誤挿入された薄手カードの排除のための確実な搬送を行うことが可能であると共に、搬送ローラーとプレッシャーローラーとのギャップの調整にも高い精度を要求されないため、調整が容易でメンテナンス等のコストを低減できるという効果が得られる。
【0052】
図6は本発明の第2の実施の形態を示す要部側面図で、光学読み取り手段16付近の側面図、図7は図6を後部方向から見た図である。
この第2の実施の形態は、搬送ローラーを第1の搬送ローラー29a,30aと第2の搬送ローラー29b,30bにより構成すると共に、この第1の搬送ローラー29a,30aと第2の搬送ローラー29b,30bをそれぞれ比較的硬度が高いゴム等の弾性材で形成されたプレッシャーローラー36,37と対を成すように組み合わせたものである。
【0053】
すなわち、第1の搬送ローラー29a,30aは比較的硬度が高いゴム等の弾性材で形成されており、この第1の搬送ローラー29a,30aより径の大きい第2の搬送ローラー29b,30bは比較的硬度が低く、第1の搬送ローラー29a,30aよりも弾性変形し易いゴム等の弾性材で形成されている。
そして、第1の搬送ローラー29aと第2の搬送ローラー29b、及び第1の搬送ローラー30aと第2の搬送ローラー30bはそれぞれ同軸に支持されていて、第1の搬送ローラー29a,30aとプレッシャーローラー36,37とのギャップGは、0mm以上でかつ厚手カード1の最小の厚さ(製造のバラツキによる最小の厚さ)よりも小さい値に設定され、また第2の搬送ローラー29b,30bとプレッシャーローラー36,37とのギャップGは、薄手カード2の最小の厚さ(製造のバラツキによる最小の厚さ)よりも小さい値になるように設定されている。
【0054】
尚、カード搬送機構中の他の全ての搬送ローラーとプレッシャーローラーも同様に構成されている。
図8は前記の処理におけるカード搬送状態を示す図で、(a)は光学読み取り手段16付近の側面図、 (b) は後部方向から見た図である。
この図に示したように厚手カード1を搬送する場合、径の大きい第2の搬送ローラーローラー29b,30bは、比較的低硬度で弾性変形し易い素材により形成してあるため、厚手カード1が進入してくると、このカード1に押されて弾性変形する。
【0055】
従って、厚手カード1は殆ど突入抵抗を受けることなく径の小さい高硬度の第1の搬送ローラー29a,30aとプレッシャーローラー36,3aにより挟持され、安定した状態を維持しつつ一定の速度で搬送することが可能になる。
無論、これは他の搬送ローラーについても言えることである。
図9は前記の処理におけるカード搬送状態を示す図で、(a)は光学読み取り手段16付近の側面図、 (b) は後部方向から見た図である。
【0056】
この図に示したように薄手カード2を搬送する場合、この薄手カード2は第1の搬送ローラー29a,30aの径が小さいことから、径の大きい第2の搬送ローラー29b,30bとプレッシャーローラー36,37によって挟持され、安定した状態を維持しつつ搬送することが可能になる。
無論、これは他の搬送ローラーについても言えることである。
【0057】
以上説明したように第2の実施の形態では、プレッシャーローラーと対を成す搬送ローラーを、弾性体により形成した第1の搬送ローラーと、この第1の搬送ローラーより径が大きくかつ第1の搬送ローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成した第2の搬送ローラーを同軸上に設けて成るものとし、対を成すプレッシャーローラーと第1の搬送ローラーとのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記プレッシャーローラーと第2の搬送ローラーとのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して、
厚手カードの搬送時は、厚手カードにより第2の搬送ローラーが変形して厚手カードが第1の搬送ローラーとプレッシャーローラーにより挟持されるようにし、
薄手カードの搬送時は、該薄手カードが第2の搬送ローラーとプレッシャーローラーにより挟持されるようにした構造としているため、第1の実施の形態と同様に厚手カードの安定した速度での搬送と、誤挿入された薄手カードの排除のための確実な搬送を行うことが可能であると共に、搬送ローラーとプレッシャーローラーとのギャップの調整にも高い精度を要求されないため、調整が容易でメンテナンス等のコストを低減できるという効果が得られる。
【0058】
図10は本発明の第3の実施の形態を示す要部側面図で、光学読み取り手段16付近の側面図、図11は図10を後部方向から見た図である。
この第3の実施の形態は、搬送ローラー29,30と対を成すプレッシャーローラー36,37の外周面に段差を設けて軸方向に第1のローラー部36a,37aと、この第1のローラー部36a,37aより径の大きい第2のローラー部36a,37aを形成したもので、ここで搬送ローラー29,30は比較的硬度が高いゴム等の弾性材で形成され、また第1のローラー部36a,37aと第2のローラー部36b,37bからなるプレッシャーローラー36,37は全体が比較的硬度が低く、弾性変形し易いゴム等の弾性材で形成されている。
【0059】
尚、この他の構成は第1の実施の形態と同等である。このような第3の実施の形態は、言わば第1の実施の形態における第1,第2のプレッシャーローラーを一体に形成した構成であるので、第1の実施の形態と同様に厚手カード1と薄手カード2の搬送を行うことができ、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0060】
図12は本発明の第4の実施の形態を示す要部側面図で、光学読み取り手段16付近の側面図、図13は図12を後部方向から見た図である。
この第4の実施の形態は、プレッシャーローラー36,37と対を成す搬送ローラー29,30の外周面に段差を設けることにより軸方向に第1のローラー部29a,30aと、この第1のローラー部29a,30aより径の大きい第2のローラー部29a,30aを形成したもので、
ここでプレッシャーローラー36,37は比較的硬度が高いゴム等の弾性材で形成され、また第1のローラー部29a,30aと第2のローラー部29b,30bから成る搬送ローラー29,30は全体が比較的硬度が低く、弾性変形し易いゴム等の弾性材で形成されている。
【0061】
尚、この他の構成は第2の実施の形態と同等である。このような第4の実施の形態は、言わば第2の実施の形態における第1,第2の搬送ローラーを一体に形成した構成であるので、第2の実施の形態と同様に厚手カード1と薄手カード2の搬送を行うことができ、第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、カードを挟持して搬送する複数対の搬送ローラーとプレッシャーローラーの一方を、第1のローラー(部)とこの第1のローラーより径の大きい第2のローラー(部)として、少なくともこの第2のローラーを搬送ローラーまたはプレッシャーローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成すると共に、第1のローラーとこれに対を成すローラーとのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定し、また、第2のローラーと前記ローラーとのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定した構造としているため、厚手カードの安定した速度での搬送と、誤挿入された薄手カードの排除のための確実な搬送を行うことが可能であると共に、搬送ローラーとプレッシャーローラーとのギャップの調整も高い精度を要求されなくなるため、調整が容易でメンテナンス等のコストの低減を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカード搬送機構の第1の実施の形態を示す概略側面図である。
【図2】第1の実施の形態における搬送ローラーと第1,第2のプレッシャーローラーの拡大図である。
【図3】図2を後部方向から見た図である。
【図4】第1の実施の形態における厚手カードの搬送状態を示す図である。
【図5】第1の実施の形態における薄手カードの搬送状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す要部側面図である。
【図7】図6を後部方向から見た図である。
【図8】第2の実施の形態における厚手カードの搬送状態を示す図である。
【図9】第2の実施の形態における薄手カードの搬送状態を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す要部側面図である。
【図11】図10を後部方向から見た図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す要部側面図である。
【図13】図12を後部方向から見た図である。
【図14】従来例を示す概略側面図である。
【図15】従来例における搬送ローラーとプレッシャーローラーの拡大図である。
【符号の説明】
1 厚手カード
2 薄手カード
3 磁気データ処理部
4 カード挿入排出口
10,11 磁気ヘッド
12 光学読み取り部
16 光学読み取り手段
17 カード取り込み部
25〜31 搬送ローラー
25a〜31a 第1の搬送ローラー(第1のローラー部)
25b〜31b 第2の搬送ローラー(第2のローラー部)
32〜38 プレッシャーローラー
32a〜38a 第1のプレッシャーローラー(第1のローラー部)
32b〜38b 第2のプレッシャーローラー(第2のローラー部)
39,40 ブラケット
41,42 軸
43 スプリング
44 45 ストッパ
Claims (5)
- 複数対の搬送ローラーとプレッシャーローラーを備え、各々の搬送ローラーとプレッシャーローラーによりカードを挟持して、該カードの搬送を行うカード搬送機構において、
前記プレッシャーローラーを、弾性体により形成した第1のプレッシャーローラーと、この第1のプレッシャーローラーより径が大きくかつ第1のプレッシャーローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成した第2のプレッシャーローラーを同軸上に設けて成るものとし、対を成す搬送ローラーと第1のプレッシャーローラーとのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記搬送ローラーと第2のプレッシャーローラーとのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して、
厚手カードの搬送時は、厚手カードにより第2のプレッシャーローラーが変形して厚手カードが搬送ローラーと第1のプレッシャーローラーにより挟持されるようにし、
薄手カードの搬送時は、該薄手カードが搬送ローラーと第2のプレッシャーローラーにより挟持されるようにしたことを特徴とするカード搬送機構。 - 複数対の搬送ローラーとプレッシャーローラーを備え、各々の搬送ローラーとプレッシャーローラーによりカードを挟持して、該カードの搬送を行うカード搬送機構において、
前記搬送ローラーを、弾性体により形成した第1の搬送ローラーと、この第1の搬送ローラーより径が大きくかつ第1の搬送ローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成した第2の搬送ローラーを同軸上に設けて成るものとし、対を成すプレッシャーローラーと第1の搬送ローラーとのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記プレッシャーローラーと第2の搬送ローラーとのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して、
厚手カードの搬送時は、厚手カードにより第2の搬送ローラーが変形して厚手カードが第1の搬送ローラーとプレッシャーローラーにより挟持されるようにし、
薄手カードの搬送時は、該薄手カードが第2の搬送ローラーとプレッシャーローラーにより挟持されるようにしたことを特徴とするカード搬送機構。 - 複数対の搬送ローラーとプレッシャーローラーを備え、各々の搬送ローラーとプレッシャーローラーによりカードを挟持して、該カードの搬送を行うカード搬送機構において、
前記プレッシャーローラーの外周面に段差を設けることにより、第1のローラー部と、この第1のローラー部より径の大きい第2のローラー部を形成すると共に、プレッシャーローラー全体を搬送ローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成し、対を成す搬送ローラーと前記プレッシャーローラーの第1のローラー部とのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記搬送ローラーとプレッシャーローラーの第2のローラー部とのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して
厚手カードの搬送時は、厚手カードによりプレッシャーローラーの第2のローラー部が変形して厚手カードが搬送ローラーとプレッシャーローラーの第1のローラー部により挟持されるようにし、
薄手カードの搬送時は、該薄手カードが搬送ローラーとプレッシャーローラーの第2のローラー部により挟持されるようにしたことを特徴とするカード搬送機構。 - 複数対の搬送ローラーとプレッシャーローラーを備え、各々の搬送ローラーとプレッシャーローラーによりカードを挟持して、該カードの搬送を行うカード搬送機構において、
前記搬送ローラーの外周面に段差を設けることにより第1のローラー部と、この第1のローラー部より径が大きい第2のローラー部を形成すると共に、搬送ローラー全体をプレッシャーローラーよりも弾性変形し易い弾性体で形成し、対を成すプレッシャーローラーと搬送ローラーの第1のローラー部とのギャップを厚手カードの厚さより小さく設定すると共に、前記プレッシャーローラーと搬送ローラーの第2のローラー部とのギャップを薄手カードの厚さより小さく設定して、
厚手カードの搬送時は、厚手カードにより搬送ローラーの第2のローラー部が変形して厚手カードが搬送ローラーの第1のローラー部とプレッシャーローラーにより挟持されるようにし、
薄手カードの搬送時は、該薄手カードが搬送ローラーの第2のローラー部とプレッシャーローラーにより挟持されるようにしたことを特徴とするカード搬送機構。 - 請求項1または2または3または4において、
軸を支点として回動するブラケットにプレッシャーローラーを支持すると共に、付勢手段により前記ブラケットを介して前記プレッシャーローラーを対を成す搬送ローラー側に付勢し、前記ブラケットに対応するストッパを設けて、このストッパにブラケットを当接させることで、前記プレッシャーローラーと搬送ローラーのギャップが得られるようにしたことを特徴とするカード搬送機構。
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WO2022156037A1 (zh) * | 2021-01-20 | 2022-07-28 | 高华文 | 纽扣生产线用密封烘烤箱 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP24046398A patent/JP4239246B2/ja not_active Expired - Fee Related
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