JP2002087628A - 自動取引装置および媒体処理装置 - Google Patents

自動取引装置および媒体処理装置

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JP2002087628A
JP2002087628A JP2000275198A JP2000275198A JP2002087628A JP 2002087628 A JP2002087628 A JP 2002087628A JP 2000275198 A JP2000275198 A JP 2000275198A JP 2000275198 A JP2000275198 A JP 2000275198A JP 2002087628 A JP2002087628 A JP 2002087628A
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rollers
interference
unit
roller
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JP2000275198A
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Kiminori Yokoyama
公紀 横山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払込書および通帳などの異種媒体を取り込み
処理する複合媒体処理ユニット102において、様々な
厚みの媒体を高い自由度で取り込めるとともに、先端の
折れた変形媒体であっても良好にその取り込みを行うこ
とのできる信頼性の高い複合媒体処理ユニットを提供す
る。 【解決手段】 媒体受け入れの待機時などには異物挿入
防止シャッタとして機能するとともに、接客口1への媒
体Pの挿入時に、挿入媒体Pの先端を取込部20のロー
ラ対21,22の間へ案内する媒体干渉部31を有し、
かつローラ間に捕捉された媒体Pと媒体干渉部31との
干渉により退避可能な挿入ガイド板23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行等の金融機
関において用いられる自動取引装置および媒体処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、銀行等の金融機関においては、紙
幣や硬貨の預金および出金処理を自動的に受け付ける現
金自動預出金機(以下、単にATMと称する)が広く利
用されている。
【0003】このATMに搭載されるユニットの一つ
に、払込書や通帳などの異種媒体を取り込んで夫々の媒
体種に応じた処理を行う複合媒体処理ユニットがある。
この複合媒体処理ユニットでは、払込書の取り込みか
ら、書面イメージの読み込み、文字認識、印字、収納ま
での払込書に対する一連の処理と、通帳の取り込みか
ら、磁気ストライプの読み取り、印字、返却、ならびに
新規通帳の発行といった通帳に対する一連の処理とが実
行される。
【0004】このような複合媒体処理ユニットでは、サ
イズ/厚みの異なる異種媒体を共通の搬送路を通して処
理するように構成されているため、その搬送路の幅およ
び高さは取り扱う媒体の最大のサイズ/厚さを基準に設
計される。
【0005】また、複合媒体処理ユニットには、異物の
挿入防止や、待機時などの媒体挿入期間制限を行うため
のシャッタが取込部の近傍などに設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような複合媒体処理ユニットでは、取り扱う媒体の最
大のサイズ/厚さを基準に搬送路の幅や高さが設計され
ていることから、払込書などの薄い媒体の取り込みでエ
ラーが発生するおそれがある。
【0007】図7に媒体取り込みエラーの事例を示す。
121,122は媒体Pを取り込むための一対のローラ
であり、媒体Pはこれら一対のローラ間に媒体Pが捕捉
されることによって、内部へ取り込まれて行く。
【0008】しかしながら、先端部が折れた払込書など
の媒体Pが挿入された場合、その折れた先の部分のロー
ラ122に対する入射角θ1が過大になることから、媒
体Pの先端がローラ面でつまり、この結果、たとえば図
8に示すように、媒体Pの折れた先の部分に別の変形
(折り返し)が生じるなど、媒体Pの変形が広がるおそ
れがあった。
【0009】このような媒体の変形はジャムなどの搬送
エラーの発生要因になるともに、イメージリーダによる
媒体外形鑑査で異常媒体として判定される原因ともな
り、ATMの稼動率を低下させる。
【0010】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、様々な厚みの媒体を高い自由度で良好に取り込
むことができるとともに、先端の折れた変形媒体であっ
ても良好に取り込むことのできる信頼性の高い自動取引
装置および媒体処理装置の提供を目的とする。
【0011】また、本発明は、異物挿入防止シャッタを
専用の部材で設ける必要は排除してユニットの小型化に
寄与するとともに、コストパフォーマンスを向上させる
ことのできる自動取引装置および媒体処理装置の提供を
目的とする。
【0012】さらに、本発明は、たとえば縦型通帳のよ
うに左右で厚みの異なる媒体の取り込みも良好に行うこ
とのできる自動取引装置および媒体処理装置の提供を目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の媒体処理装置は、厚さの異なる複数の種
類の媒体を処理する媒体処理装置において、媒体を挿入
する挿入口と、前記挿入口より挿入された媒体を取り込
むローラ対であって、少なくとも一方のローラが媒体の
厚さに応じて進退自在なローラ対と、挿入口より挿入さ
れた媒体の先端をローラ対のローラ間に案内する媒体干
渉部を有し、ローラ間に捕捉された媒体と媒体干渉部と
の干渉により退避可能な案内部材とを有することを特徴
とする。
【0014】本発明は、案内部材の媒体干渉部によっ
て、挿入された媒体先端の入射角を小さくすることがで
きるので、挿入された媒体の先端は案内部材の媒体干渉
部の表面を滑ってローラ対のローラ間に案内される。し
たがって、先端の折れた媒体も問題無く取り込むことが
できる。また、案内部材は、ローラ対のローラ間に捕捉
された媒体との干渉により媒体の厚みに応じた位置まで
退避するので、様々な厚さの媒体を良好に取り込むこと
ができる。
【0015】また、本発明の媒体処理装置は、厚さの異
なる複数の種類の媒体を処理する媒体処理装置におい
て、媒体を挿入する挿入口と、前記挿入口より挿入され
た媒体を取り込むローラ対であって、少なくとも一方の
ローラが媒体の厚さに応じて進退自在なローラ対と、挿
入口より挿入された媒体の先端をローラ対のローラ間に
案内する媒体干渉部を有し、ローラ間に捕捉された媒体
と媒体干渉部との干渉により退避可能な案内部材と、案
内部材を挿入口より挿入された媒体を媒体干渉部で案内
可能な第1の位置と、挿入口とローラ対との間の媒体搬
送路を媒体干渉部で遮蔽する第2の位置との間で移動さ
せるための駆動機構とを有することを特徴とする。
【0016】本発明は、案内部材が、挿入口とローラ対
との間の媒体搬送路を媒体干渉部で遮蔽する異物挿入防
止シャッタの機能を兼ねることから、別途異物挿入防止
シャッタを設ける必要が無くなり、ユニットの小型化に
寄与するとともに、コストパフォーマンスが向上する。
【0017】さらに、本発明は、複数のローラ対が、媒
体搬送路の幅方向に沿って並設され、各々のローラ対の
一方のローラが媒体の厚さに応じて各々独立して進退自
在に構成されるとともに、複数の案内部材が、媒体搬送
路の幅方向に沿って並設され、各々の案内部材がローラ
間に捕捉された媒体と媒体干渉部との干渉により各々独
立して退避可能に構成されていることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、たとえば、縦型通帳のよ
うに左右で厚みの異なる媒体の取り込みも良好に行うこ
とができる。
【0019】またさらに、本発明の媒体処理装置は、払
込書および通帳を処理する媒体処理装置において、払込
書および通帳の利用者による挿入を許す接客口と、接客
口より挿入された前記払込書または通帳を取り込むロー
ラ対であって、少なくとも一方が前記媒体の厚さに応じ
て進退自在なピンチローラであるローラ対と、接客口よ
り挿入された払込書または通帳の先端をローラ対のロー
ラ間に案内する媒体干渉部を有し、ローラ間に捕捉され
た払込書または通帳との干渉により退避可能な挿入ガイ
ド板と、挿入ガイド板を接客口より挿入された払込書ま
たは通帳を媒体干渉部で案内可能な第1の位置と、接客
口と前記ローラ対との間の媒体搬送路を媒体干渉部で遮
蔽する第2の位置との間で移動させるための駆動機構と
を有し、かつ複数のローラ対が、媒体搬送路の幅方向に
沿って並設され、各々のローラ対のピンチローラが媒体
の厚さに応じて各々独立して進退自在に構成されるとと
もに、複数の挿入ガイド板が、媒体搬送路の幅方向に沿
って並設され、各々の挿入ガイド板がローラ間に捕捉さ
れた媒体と媒体干渉部との干渉により各々独立して退避
可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0020】また、上記目的を達成するために、本発明
の自動取引装置は、取引に係る厚さの異なる複数の種類
の媒体を処理する媒体処理ユニットを備えた自動取引装
置において、媒体処理ユニットが、媒体を挿入する挿入
口と、挿入口より挿入された媒体を取り込むローラ対で
あって、少なくとも一方のローラが媒体の厚さに応じて
進退自在なローラ対と、挿入口より挿入された媒体の先
端をローラ対のローラ間に案内する媒体干渉部を有し、
ローラ間に捕捉された媒体と媒体干渉部との干渉により
退避可能な案内部材とを有することを特徴とする。
【0021】本発明は、案内部材の媒体干渉部によっ
て、挿入された媒体先端の入射角を小さくすることがで
きるので、挿入された媒体の先端は案内部材の媒体干渉
部の表面を滑ってローラ対のローラ間に案内される。し
たがって、先端の折れた媒体も問題無く取り込むことが
でき、信頼性の高い自動取引装置を提供することができ
る。また、案内部材は、ローラ対のローラ間に捕捉され
た媒体との干渉により媒体の厚みに応じた位置まで退避
するので、様々な厚さの媒体を良好に取り込むことがで
きる。
【0022】また、本発明の本発明の自動取引装置は、
取引に係る厚さの異なる複数の種類の媒体を処理する媒
体処理ユニットを備えた自動取引装置において、媒体処
理ユニットが、媒体を挿入する挿入口と、挿入口より挿
入された媒体を取り込むローラ対であって、少なくとも
一方のローラが媒体の厚さに応じて進退自在なローラ対
と、挿入口より挿入された媒体の先端をローラ対のロー
ラ間に案内する媒体干渉部を有し、ローラ間に捕捉され
た媒体と媒体干渉部との干渉により退避可能な案内部材
と、案内部材を挿入口より挿入された媒体を媒体干渉部
で案内可能な第1の位置と、挿入口とローラ対との間の
媒体搬送路を媒体干渉部で遮蔽する第2の位置との間で
移動させるための駆動機構とを有することを特徴とす
る。
【0023】本発明の自動取引装置では、案内部材が、
挿入口とローラ対との間の媒体搬送路を媒体干渉部で遮
蔽する異物挿入防止シャッタの機能を兼ねることから、
別途異物挿入防止シャッタを媒体処理ユニットに設ける
必要が無くなり、この結果、自動取引装置の小型化、コ
ストパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0024】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の自動取引装置は、複数のローラ対が、媒体搬送路の
幅方向に沿って並設され、各々のローラ対の一方のロー
ラが媒体の厚さに応じて各々独立して進退自在に構成さ
れるとともに、複数の案内部材が、媒体搬送路の幅方向
に沿って並設され、各々の案内部材がローラ間に捕捉さ
れた媒体と媒体干渉部との干渉により各々独立して退避
可能に構成されていることを特徴とする。
【0025】本発明の自動取引装置によれば、媒体処理
ユニットにて、縦型通帳のように左右で厚みの異なる媒
体の取り込みも良好に行うことができる。
【0026】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の自動取引装置は、払込書および通帳を処理する媒体
処理ユニットを備えた自動取引装置において、媒体処理
ユニットが、払込書および通帳の利用者による挿入を許
す接客口と、接客口より挿入された払込書または通帳を
取り込むローラ対であって、少なくとも一方が媒体の厚
さに応じて進退自在なピンチローラであるローラ対と、
接客口より挿入された払込書または通帳の先端を前記ロ
ーラ対のローラ間に案内する媒体干渉部を有し、ローラ
間に捕捉された払込書または通帳との干渉により退避可
能な挿入ガイド板と、挿入ガイド板を接客口より挿入さ
れた払込書または通帳を媒体干渉部で案内可能な第1の
位置と、接客口とローラ対との間の媒体搬送路を媒体干
渉部で遮蔽する第2の位置との間で移動させるための駆
動機構とを有し、かつ 複数のローラ対が、媒体搬送路
の幅方向に沿って並設され、各々のローラ対のピンチロ
ーラが媒体の厚さに応じて各々独立して進退自在に構成
されるとともに、 複数の挿入ガイド板が、媒体搬送路
の幅方向に沿って並設され、各々の挿入ガイド板がロー
ラ間に捕捉された媒体と媒体干渉部との干渉により各々
独立して退避可能に構成されていることを特徴とするも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0028】図1は本発明の一実施形態である現金自動
預出金機(以下、単にATMと称する)の外観図であ
る。
【0029】同図に示すように、このATM100は、
磁気カードのデータを読み取るカードユニット101、
払込書および通帳などの異種媒体に対する各種処理を行
う複合媒体処理ユニット102、紙幣の受け入れや払い
出しなどの処理を行う紙幣ユニット103、硬貨の受け
入れや払い出しなどの処理を行う硬貨ユニット104
と、そして利用者の操作入力の受け入れと利用者への案
内メッセージの表示を行うタッチパネルなどからなる操
作パネル105で構成される。
【0030】図2に、上記複合媒体処理ユニット102
の構成を示す。同図に示すように、複合媒体処理ユニッ
ト102は、利用者からの払込書、通帳などの媒体の投
入を受け入れる接客口1と、この接客口1より投入され
た媒体を自動で取り込む取込部20と、取り込まれた払
込書に記載された文字を光学的に読み込むOCR部2
と、払込書および通帳への印字を行う印字部3と、印字
を終えた払込書を収納する媒体収納部4と、通帳に貼り
つけられた磁気ストライプに対してリード/ライトを行
う磁気ストライプリード/ライト部5と、通帳のページ
をめくる機構6と、新規通帳の発行を行う通帳発行部7
とを備えて構成される。
【0031】取込部20は、取込用のローラ対である搬
送ローラ21とピンチローラ22とからなり、接客口1
から投入された媒体をローラ間に捕捉しつつ自転するこ
とによって媒体の取り込みを行う。ピンチローラ22は
取り込む媒体の厚みに応じて搬送ローラ21の周面に対
して進退自在に支持されている。
【0032】本ATM100における払込処理は次のよ
うに行われる。
【0033】まず、タッチパネルなどからなる操作パネ
ル105上で、利用者が、画面ガイダンス、音声ガイダ
ンス等の指示に従い払込書の取引を選択する。払込取引
が選択されると、複合媒体処理ユニット102内の異物
挿入防止シャッタ(挿入ガイド板)が開き、複合媒体処
理ユニット102は媒体受入待機の状態となる。
【0034】複合媒体処理ユニット102に接客口1よ
り払込書が挿入されたことが図に示さないセンサ等によ
って判別されると、取込部20の搬送ローラ21および
ピンチローラ22が駆動されて払込書の取り込みが開始
される。
【0035】この後、取込部20によって取り込まれた
払込書に対してOCR部2で払込書のイメージの読み込
みが行われる。読み込まれたイメージは図示しない文字
認識部に送られ、この結果、払込書に記入された払込先
口座番号、金額などの取引データが取得されるととも
に、必要な記入欄の文字の有無等の確認が行われる。
【0036】続いて、操作パネル105に、読み取られ
た払込書のイメージと文字認識の結果とが並んで表示さ
れる。利用者はその表示内容に間違いがないことを確認
後、操作パネル105上の確認キーを押す。すると紙幣
ユニット103、硬貨ユニット104への現金の投入、
カードユニットl01へのカードの投入が利用者に対し
て指示され、以後、払込先の口座への払込などの取引が
行われる。
【0037】また、通帳により精算を行う場合は、複合
媒体処理ユニット102への通帳の投入が利用者に指示
されるとともに、払込書の場合と同様に、異物挿入防止
シャッタが開いて複合媒体処理ユニット102は媒体受
入待機の状態となる。そして通帳が挿入されたことが図
に示さないセンサ等によって判別されると、取込部20
による通帳の取り込みが開始される。この後、取込部2
0によって取り込まれた通帳の磁気ストライプが磁気ス
トライプリード/ライト部5によって読み込まれ、これ
によって取得した利用者の情報を基にその利用者がもつ
口座から払込先の口座への払込などの取引が行われる。
【0038】取引が完了すると、通帳は印字部3へ移動
され、この印字部3によって取引結果が記帳される。さ
らにこの後、通帳は磁気ストライプリード/ライト部5
へ戻され、ここで通帳の磁気ストライプへの取引結果の
記録が行われた後、取込部20を介して接客口1へ返却
される。この後、払込書が印字部3へ移動され、印字部
3で払込書への取扱日時、取扱局などの必要な情報印字
がなされる。印字を終えた払込書は媒体収納部4に搬送
されて収納される。
【0039】次に、この複合媒体処理ユニット102の
取込部20の詳細について説明する。
【0040】図3に取込部20を含む搬送路の平面とそ
の断面を、図4に取込部20の詳細な側面を示す。
【0041】これらの図に示すように、媒体取込用のロ
ーラ対である搬送ローラ21とピンチローラ22との組
み合わせは、搬送路の幅方向に沿って複数(本例では3
組)並設されている。各々のローラ対21,22は互い
に独立しており、各々のピンチローラ22は搬送ローラ
21との間を通過する媒体Pの厚さに応じて各々独立し
て進退するようになっている。
【0042】また、取込部20には、複合媒体処理ユニ
ット102の待機時などに異物挿入防止シャッタとして
機能するとともに、接客口1への媒体Pの挿入時に挿入
媒体の先端を取込部20のローラ対21,22の間へ案
内するための挿入ガイド板23が設けられている。
【0043】この挿入ガイド板23は軸24に回動自在
に支持されており、その一端部には駆動カム板25に設
けられたカム穴26に適合する突起27が設けられてい
る。また、この挿入ガイド板23には挿入された媒体P
の先端を案内する媒体干渉部31が設けられており、こ
の媒体干渉部31は搬送路の路面を形成するプレート3
2に開けられた開口33を通して搬送路上に突出可能と
なっている。なお、ピンチローラ22も同様にプレート
32に開けられた開口34を通して搬送路上に部分的に
突出している。
【0044】駆動カム板25はL字状に形成されてお
り、その下部プレート部29は、ロータリソレノイドな
どの図示しないアクチュエータによって駆動される軸2
8に、例えばネジ、溶接などによって固定されている。
アクチュエータが駆動されると軸28が回動し、この軸
28に固定されている駆動カム板25が旋回し、この駆
動カム板25の変位によって、駆動カム板25のカム穴
26を挿入ガイド板23の突起27が案内されること
で、挿入ガイド板23は図4の実線で示す位置と図5に
示す位置との間を回動されるようになっている。ここで
図5は挿入ガイド板23が異物挿入防止シャッタとして
機能する状態、図4は媒体の挿入を受け入れる時の状態
である。
【0045】図4の媒体受け入れ状態にある挿入ガイド
板23は、その媒体干渉部31が搬送ローラ21とピン
チローラ22との間に捕捉された媒体Pと干渉すること
によって、図4の実線で示す位置と点線で示す位置との
間で変位可能である。また、挿入ガイド板23には、媒
体Pと媒体干渉部31との干渉による挿入ガイド板23
の回動を抗する方向への付勢力がスプリング30によっ
て付与されている。これによって、挿入ガイド板23の
ガイド機能を厚さの異なる媒体毎に最適に働かせること
ができる。
【0046】本実施形態においては、以上の挿入ガイド
板23、駆動カム板25ならびにスプリング30のセッ
トが、複数(本例では5セット)、搬送路の幅方向に沿
って並設されている。各々の挿入ガイド板23の、媒体
の挿入を受け入れ時の回動位置(搬送路への突出量)は
取り込む媒体Pの厚みに応じて個別に決定される。
【0047】次に、このように構成された取込部20の
動作を説明する。
【0048】媒体Pを受け入れる時以外は、挿入ガイド
板21は、図5に示すように、取込用のローラ対21,
22の手前において、媒体干渉部31で搬送路を遮蔽す
る位置に固定されており、異物挿入防止シャッタとして
機能している。
【0049】媒体Pを受け入れる時は、複合媒体処理ユ
ニット102の制御を司っている制御部によって駆動カ
ム板25に変位を付与するためにアクチュエータが起動
される。この結果、挿入ガイド板23は図5の状態から
図4の実線で示される状態まで回動され、挿入ガイド板
23による搬送路の遮蔽が解除される。
【0050】この後、利用者は媒体を接客口1より挿入
する。ここから図6により取込部20の動作を説明す
る。ここで、ジャム要因となる先端の折れた払込書など
の媒体Pが挿入された場合を想定する。
【0051】同図に示すように、挿入された媒体Pの先
端は、挿入ガイド板23の媒体干渉部31と当接する。
これにより、挿入された媒体Pは挿入ガイド板23の媒
体干渉部31によって形成された一定の案内路に従っ
て、取込用のローラ対である搬送ローラ21とピンチロ
ーラ22とのニップに向かって案内されて行く。
【0052】ここで、挿入ガイド板23の媒体干渉部3
1が形成する案内路に対する媒体Pの先端の入射角θ2
は、ピンチローラ22に対する媒体Pの先端の入射角θ
1(図7参照)より十分小さくすることが可能であるか
ら、媒体Pの先端は挿入ガイド板23の媒体干渉部31
の表面を滑って搬送ローラ21とピンチローラ22との
ニップ部へと案内される。
【0053】このように本実施形態によれば、先端の折
れた媒体Pも問題無く取り込むことができ、複合媒体処
理ユニット102およびATM100の信頼性、稼動率
を向上させることができる。
【0054】また、挿入ガイド板23が異物挿入防止シ
ャッタの機能を兼ねることから、別途異物挿入防止シャ
ッタを設ける必要が無くなり、ユニットの小型化に寄与
するとともに、コストパフォーマンスが向上する。
【0055】さらに、挿入ガイド板23は、搬送ローラ
21とピンチローラ22との間に捕捉された媒体Pとの
干渉により媒体の厚みに応じた位置まで退避するので、
挿入ガイド板23に、挿入する媒体毎の厚さに対応する
複数の停止位置を設定しておく必要がない。つまり、取
り込み可能な媒体厚の自由度の高い複合媒体処理ユニッ
ト102を提供できる。
【0056】さらに、搬送路の幅方向に並設された複数
の挿入ガイド板23は各々、搬送ローラ21とピンチロ
ーラ22との間に捕捉された媒体Pとの干渉により、そ
の干渉する部分の媒体厚に応じた高さまで後退するの
で、たとえば、縦型通帳のように左右で厚みの異なる媒
体Pの取り込みも良好に行うことができる。
【0057】以上、本実施形態では、払込書と通帳との
複合媒体を処理する複合媒体処理ユニットについて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、厚さ
の異なる複数の種類の媒体を単一の取込部を用いて取り
込み、処理する、あらゆる分野の装置やユニットにおい
ても同様に適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
様々な厚みの媒体を高い自由度で良好に取り込むことが
できるとともに、先端の折れた変形媒体であっても良好
に取り込むことが可能になる。これにより変形媒体によ
るジャムの発生が低減され、信頼性の向上を図ることが
できる。
【0059】また、本発明によれば、案内部材が、挿入
口とローラ対との間の媒体搬送路を媒体干渉部で遮蔽す
る異物挿入防止シャッタの機能を兼ねることから、別途
異物挿入防止シャッタを設ける必要が無くなり、ユニッ
トの小型化に寄与するとともに、コストパフォーマンス
が向上する。さらに、本発明によれば、縦型通帳のよう
に左右で厚みの異なる媒体の取り込みも良好に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である現金自動預出金機の
外観図。
【図2】図1の複合媒体処理ユニットの構成を示す図。
【図3】図2の複合媒体処理ユニットの取込部の構成を
示す平面図と側面図。
【図4】図3の取込部の構成を示す詳細な側面図。
【図5】図3の取込部の挿入ガイド板が異物挿入防止シ
ャッタとして機能している状態を示す側面図。
【図6】図3の取込部によって先端の折れた媒体を取り
込む様子を示す図。
【図7】従来の複合媒体処理ユニットでの媒体取り込み
エラーの事例。
【図8】媒体取り込みエラーによる媒体の変形の例。
【符号の説明】
P 媒体 1 接客口 6 ページめくり機構 20 取込部 21 挿入ガイド板 21 搬送ローラ 22 ピンチローラ 23 挿入ガイド板 31 媒体干渉部 100 現金自動預出金機(ATM) 102 複合媒体処理ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さの異なる複数の種類の媒体を処理す
    る媒体処理装置において、 前記媒体を挿入する挿入口と、 前記挿入口より挿入された媒体を取り込むローラ対であ
    って、少なくとも一方のローラが前記媒体の厚さに応じ
    て進退自在なローラ対と、 前記挿入口より挿入された媒体の先端を前記ローラ対の
    ローラ間に案内する媒体干渉部を有し、前記ローラ間に
    捕捉された媒体と前記媒体干渉部との干渉により退避可
    能な案内部材とを有することを特徴とする媒体処理装
    置。
  2. 【請求項2】 厚さの異なる複数の種類の媒体を処理す
    る媒体処理装置において、 前記媒体を挿入する挿入口と、 前記挿入口より挿入された媒体を取り込むローラ対であ
    って、少なくとも一方のローラが前記媒体の厚さに応じ
    て進退自在なローラ対と、 前記挿入口より挿入された媒体の先端を前記ローラ対の
    ローラ間に案内する媒体干渉部を有し、前記ローラ間に
    捕捉された媒体と前記媒体干渉部との干渉により退避可
    能な案内部材と、 前記案内部材を前記挿入口より挿入された媒体を前記媒
    体干渉部で案内可能な第1の位置と、前記挿入口と前記
    ローラ対との間の媒体搬送路を前記媒体干渉部で遮蔽す
    る第2の位置との間で移動させるための駆動機構とを有
    することを特徴とする媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記ローラ対が、媒体搬送路の幅
    方向に沿って並設され、各々の前記ローラ対の前記一方
    のローラが前記媒体の厚さに応じて各々独立して進退自
    在に構成されるとともに、 複数の前記案内部材が、前記媒体搬送路の幅方向に沿っ
    て並設され、各々の前記案内部材が前記ローラ間に捕捉
    された媒体と前記媒体干渉部との干渉により各々独立し
    て退避可能に構成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 払込書および通帳を処理する媒体処理装
    置において、 前記払込書および通帳の利用者による挿入を許す接客口
    と、 前記接客口より挿入された前記払込書または通帳を取り
    込むローラ対であって、少なくとも一方が前記媒体の厚
    さに応じて進退自在なピンチローラであるローラ対と、 前記接客口より挿入された前記払込書または通帳の先端
    を前記ローラ対のローラ間に案内する媒体干渉部を有
    し、前記ローラ間に捕捉された前記払込書または通帳と
    の干渉により退避可能な挿入ガイド板と、 前記挿入ガイド板を前記接客口より挿入された前記払込
    書または通帳を前記媒体干渉部で案内可能な第1の位置
    と、前記接客口と前記ローラ対との間の媒体搬送路を前
    記媒体干渉部で遮蔽する第2の位置との間で移動させる
    ための駆動機構とを有し、かつ複数の前記ローラ対が、
    媒体搬送路の幅方向に沿って並設され、各々の前記ロー
    ラ対の前記ピンチローラが前記媒体の厚さに応じて各々
    独立して進退自在に構成されるとともに、 複数の前記挿入ガイド板が、前記媒体搬送路の幅方向に
    沿って並設され、各々の前記挿入ガイド板が前記ローラ
    間に捕捉された媒体と前記媒体干渉部との干渉により各
    々独立して退避可能に構成されていることを特徴とする
    媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 取引に係る厚さの異なる複数の種類の媒
    体を処理する媒体処理ユニットを備えた自動取引装置に
    おいて、前記媒体処理ユニットが、 前記媒体を挿入する挿入口と、 前記挿入口より挿入された媒体を取り込むローラ対であ
    って、少なくとも一方のローラが前記媒体の厚さに応じ
    て進退自在なローラ対と、 前記挿入口より挿入された媒体の先端を前記ローラ対の
    ローラ間に案内する媒体干渉部を有し、前記ローラ間に
    捕捉された媒体と前記媒体干渉部との干渉により退避可
    能な案内部材とを有することを特徴とする自動取引装
    置。
  6. 【請求項6】 取引に係る厚さの異なる複数の種類の媒
    体を処理する媒体処理ユニットを備えた自動取引装置に
    おいて、前記媒体処理ユニットが、 前記媒体を挿入する挿入口と、 前記挿入口より挿入された媒体を取り込むローラ対であ
    って、少なくとも一方のローラが前記媒体の厚さに応じ
    て進退自在なローラ対と、 前記挿入口より挿入された媒体の先端を前記ローラ対の
    ローラ間に案内する媒体干渉部を有し、前記ローラ間に
    捕捉された媒体と前記媒体干渉部との干渉により退避可
    能な案内部材と、 前記案内部材を前記挿入口より挿入された媒体を前記媒
    体干渉部で案内可能な第1の位置と、前記挿入口と前記
    ローラ対との間の媒体搬送路を前記媒体干渉部で遮蔽す
    る第2の位置との間で移動させるための駆動機構とを有
    することを特徴とする自動取引装置。
  7. 【請求項7】 複数の前記ローラ対が、媒体搬送路の幅
    方向に沿って並設され、各々の前記ローラ対の前記一方
    のローラが前記媒体の厚さに応じて各々独立して進退自
    在に構成されるとともに、 複数の前記案内部材が、前記媒体搬送路の幅方向に沿っ
    て並設され、各々の前記案内部材が前記ローラ間に捕捉
    された媒体と前記媒体干渉部との干渉により各々独立し
    て退避可能に構成されていることを特徴とする請求項5
    または6記載の自動取引装置。
  8. 【請求項8】 払込書および通帳を処理する媒体処理ユ
    ニットを備えた自動取引装置において、前記媒体処理ユ
    ニットが、 前記払込書および通帳の利用者による挿入を許す接客口
    と、 前記接客口より挿入された前記払込書または通帳を取り
    込むローラ対であって、少なくとも一方が前記媒体の厚
    さに応じて進退自在なピンチローラであるローラ対と、 前記接客口より挿入された前記払込書または通帳の先端
    を前記ローラ対のローラ間に案内する媒体干渉部を有
    し、前記ローラ間に捕捉された前記払込書または通帳と
    の干渉により退避可能な挿入ガイド板と、 前記挿入ガイド板を前記接客口より挿入された前記払込
    書または通帳を前記媒体干渉部で案内可能な第1の位置
    と、前記接客口と前記ローラ対との間の媒体搬送路を前
    記媒体干渉部で遮蔽する第2の位置との間で移動させる
    ための駆動機構とを有し、かつ複数の前記ローラ対が、
    媒体搬送路の幅方向に沿って並設され、各々の前記ロー
    ラ対の前記ピンチローラが前記媒体の厚さに応じて各々
    独立して進退自在に構成されるとともに、 複数の前記挿入ガイド板が、前記媒体搬送路の幅方向に
    沿って並設され、各々の前記挿入ガイド板が前記ローラ
    間に捕捉された媒体と前記媒体干渉部との干渉により各
    々独立して退避可能に構成されていることを特徴とする
    自動取引装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7313814B2 (en) 2003-04-01 2007-12-25 Microsoft Corporation Scalable, error resilient DRM for scalable media
US7406176B2 (en) 2003-04-01 2008-07-29 Microsoft Corporation Fully scalable encryption for scalable multimedia
US7756271B2 (en) 2004-06-15 2010-07-13 Microsoft Corporation Scalable layered access control for multimedia
US8109502B2 (en) 2009-02-24 2012-02-07 Seiko Epson Corporation Media feeding device with open/close member
EP2869242A1 (en) 2013-10-31 2015-05-06 Fujitsu Frontech Limited Medium processing device

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