JP2000301859A - 自動ページ捲りユニット、自動処理システム、記帳ユニット並びに制御方法 - Google Patents
自動ページ捲りユニット、自動処理システム、記帳ユニット並びに制御方法Info
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Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 本発明は、冊子状媒体の種類や状態に拘らず
冊子状媒体のページを安定して捲ることができる自動ペ
ージ捲りユニットを提供することを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の自動ページ捲りユニット20
は、冊子状媒体の搬送手段36と、前記冊子状媒体に係
合して前記冊子状媒体のページを捲ることができる捲り
手段22と、前記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を
補助及び/又は前記捲られたページを前記捲り手段から
分離する捲り補助手段24とを有する。
冊子状媒体のページを安定して捲ることができる自動ペ
ージ捲りユニットを提供することを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の自動ページ捲りユニット20
は、冊子状媒体の搬送手段36と、前記冊子状媒体に係
合して前記冊子状媒体のページを捲ることができる捲り
手段22と、前記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を
補助及び/又は前記捲られたページを前記捲り手段から
分離する捲り補助手段24とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、自動ペー
ジ捲りユニットに関し、特に、冊子状媒体のページを所
望の場所まで搬送すると共に当該冊子状媒体のページを
捲る自動ページ捲りユニットに関する。本発明の自動ペ
ージ捲りユニット(以下、「ATPユニット」という。)
は、自動預金支払機(Automatic Telle
r Machine:ATM)や現金自動支払機(Ca
sh Dispenser:CD)あるいは自動預金機
(Automatic Depository:AD)
などの端末において通帳を搬送して、そのページを捲る
ユニットとして好適である。
ジ捲りユニットに関し、特に、冊子状媒体のページを所
望の場所まで搬送すると共に当該冊子状媒体のページを
捲る自動ページ捲りユニットに関する。本発明の自動ペ
ージ捲りユニット(以下、「ATPユニット」という。)
は、自動預金支払機(Automatic Telle
r Machine:ATM)や現金自動支払機(Ca
sh Dispenser:CD)あるいは自動預金機
(Automatic Depository:AD)
などの端末において通帳を搬送して、そのページを捲る
ユニットとして好適である。
【0002】もっとも、本発明はATPユニットに限定
されるものではなく、ATPユニットを有する自動処理
システムも広く含むものである。ここで、自動処理シス
テム(又は装置)とは、媒体(通帳、紙幣、硬貨、カー
ド、切符、入場券、株券等の有価証券、馬券、宝くじ、
品物、診療受付票等)に対して所定の処理(発行、記
録、読み取り、綴込み、編集、製造など)を施すシステ
ムであり、本出願では、自動金銭貸付装置、自動カード
発行装置、自動帳票出力装置等を広く含むが、最も典型
的なものは銀行等の金融機関に設置されるATMであ
る。このように、冊子状媒体も通帳に限定されるもので
はなく、出納帳、記録帳などを広く含むものであること
が理解されるであろう。
されるものではなく、ATPユニットを有する自動処理
システムも広く含むものである。ここで、自動処理シス
テム(又は装置)とは、媒体(通帳、紙幣、硬貨、カー
ド、切符、入場券、株券等の有価証券、馬券、宝くじ、
品物、診療受付票等)に対して所定の処理(発行、記
録、読み取り、綴込み、編集、製造など)を施すシステ
ムであり、本出願では、自動金銭貸付装置、自動カード
発行装置、自動帳票出力装置等を広く含むが、最も典型
的なものは銀行等の金融機関に設置されるATMであ
る。このように、冊子状媒体も通帳に限定されるもので
はなく、出納帳、記録帳などを広く含むものであること
が理解されるであろう。
【0003】
【従来の技術】近年、銀行端末は顧客へのサービスを向
上するべく24時間対応に構成される傾向にある。ま
た、無人化を同時に達成するために銀行端末には一層の
安定性が要求されている。従来のATMは、通帳の複数
ページに取引結果を記録するために自動的に通帳のペー
ジを捲るATPユニットを搭載していた。ATPユニッ
トは通帳を搬送すると共に通帳のページを捲る機能を有
しており、ページ捲りを行うATPローラを備えてい
る。ATPユニットは、搬送機構により通帳をATPロ
ーラの下を所定距離だけ通過させた後、通帳の捲りたい
ページ上でATPローラを搬送方向とは逆方向に回転す
ることによってページを捲っている。
上するべく24時間対応に構成される傾向にある。ま
た、無人化を同時に達成するために銀行端末には一層の
安定性が要求されている。従来のATMは、通帳の複数
ページに取引結果を記録するために自動的に通帳のペー
ジを捲るATPユニットを搭載していた。ATPユニッ
トは通帳を搬送すると共に通帳のページを捲る機能を有
しており、ページ捲りを行うATPローラを備えてい
る。ATPユニットは、搬送機構により通帳をATPロ
ーラの下を所定距離だけ通過させた後、通帳の捲りたい
ページ上でATPローラを搬送方向とは逆方向に回転す
ることによってページを捲っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】銀行で使用される通帳
には、異なる厚さや剛性を有する総合通帳、定期預金通
帳、普通預金通帳などの通帳が多種類存在する。また、
ユーザはポケットなどに入れている通帳をATMに挿入
する場合があり、ATMに挿入される通帳の端面は変形
(湾曲、歪曲など)していたり波打ったりしている場合
が多い。このような場合、従来のATPユニットにおい
ては歪んだ通帳の端面がATPローラに直角に衝突し、
通帳の有する剛性のために通帳がATPローラの下に潜
り込めず、ジャムが発生する場合があった。更に悪いこ
とに、搬送機構が通帳をATPローラの下を搬送させる
ために継続的に通帳に搬送力を加えているので、通帳の
端面がATPローラに押しつけられてくしゃくしゃにな
る場合がある。
には、異なる厚さや剛性を有する総合通帳、定期預金通
帳、普通預金通帳などの通帳が多種類存在する。また、
ユーザはポケットなどに入れている通帳をATMに挿入
する場合があり、ATMに挿入される通帳の端面は変形
(湾曲、歪曲など)していたり波打ったりしている場合
が多い。このような場合、従来のATPユニットにおい
ては歪んだ通帳の端面がATPローラに直角に衝突し、
通帳の有する剛性のために通帳がATPローラの下に潜
り込めず、ジャムが発生する場合があった。更に悪いこ
とに、搬送機構が通帳をATPローラの下を搬送させる
ために継続的に通帳に搬送力を加えているので、通帳の
端面がATPローラに押しつけられてくしゃくしゃにな
る場合がある。
【0005】このように、従来のATPユニットはきれ
いに整列した端面を有しない通帳を成功裡にATPロー
ラに導入することができず、ジャムや捲り不良を生じる
ことが多かった。ジャムの発生は当該ATMの使用禁止
を招き、当該顧客に対するサービスが提供できなくなる
だけではなく、その顧客の後ろに並んでいる全ての顧客
に対するサービスも提供できなくなる。特に、夜間な
ど、ATMのメインテナンスを行う者が周りに存在しな
ければサービスの提供は次の営業時間まで延期されるこ
とになる。
いに整列した端面を有しない通帳を成功裡にATPロー
ラに導入することができず、ジャムや捲り不良を生じる
ことが多かった。ジャムの発生は当該ATMの使用禁止
を招き、当該顧客に対するサービスが提供できなくなる
だけではなく、その顧客の後ろに並んでいる全ての顧客
に対するサービスも提供できなくなる。特に、夜間な
ど、ATMのメインテナンスを行う者が周りに存在しな
ければサービスの提供は次の営業時間まで延期されるこ
とになる。
【0006】また、たとえ、ATPローラの下にうまく
潜り込めたとしても捲られるページがATPローラに引
っ掛かって完全にページが捲れない場合があり、結果と
してジャムや捲り取り不良を招いていた。
潜り込めたとしても捲られるページがATPローラに引
っ掛かって完全にページが捲れない場合があり、結果と
してジャムや捲り取り不良を招いていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を解決する新規かつ有用な自動ページ捲りユニッ
ト、当該自動ページ捲りユニットを備えた自動処理シス
テム、及び、前記自動ページ捲りユニットに適用可能な
制御方法を提供することを本発明の例示的な概括的目的
とする。
の課題を解決する新規かつ有用な自動ページ捲りユニッ
ト、当該自動ページ捲りユニットを備えた自動処理シス
テム、及び、前記自動ページ捲りユニットに適用可能な
制御方法を提供することを本発明の例示的な概括的目的
とする。
【0008】より特定的には、本発明は、冊子状媒体の
種類や状態に拘らず冊子状媒体のページを安定して捲る
ことができる自動ページ捲りユニット、当該自動ページ
捲りユニットを備えた自動処理システム、及び、前記自
動ページ捲りユニットに適用可能な制御方法を提供する
ことを例示的目的とする。
種類や状態に拘らず冊子状媒体のページを安定して捲る
ことができる自動ページ捲りユニット、当該自動ページ
捲りユニットを備えた自動処理システム、及び、前記自
動ページ捲りユニットに適用可能な制御方法を提供する
ことを例示的目的とする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としての自動ページ捲りユニットは、冊子状媒
体の搬送手段と、前記冊子状媒体に係合して前記冊子状
媒体のページを捲ることができる捲り手段と、前記冊子
状媒体と前記捲り手段との係合を補助及び/又は前記捲
られたページを前記捲り手段から分離する捲り補助手段
とを有する。また、本発明の例示的一態様としての自動
処理システムは、前記自動ページ捲りユニットと、前記
冊子状媒体に所定の処理を施すことができる処理部とを
有する。
的一態様としての自動ページ捲りユニットは、冊子状媒
体の搬送手段と、前記冊子状媒体に係合して前記冊子状
媒体のページを捲ることができる捲り手段と、前記冊子
状媒体と前記捲り手段との係合を補助及び/又は前記捲
られたページを前記捲り手段から分離する捲り補助手段
とを有する。また、本発明の例示的一態様としての自動
処理システムは、前記自動ページ捲りユニットと、前記
冊子状媒体に所定の処理を施すことができる処理部とを
有する。
【0010】また、本発明の別の例示的一態様としての
自動ページ捲りユニットは、フレームと、当該フレーム
に回転自在に接続されたシャフトと、当該シャフトに固
定されて当該シャトルと共に回転可能で、冊子状媒体の
ページを捲るために当該冊子状媒体と係合することがで
きる捲りローラと、前記フレームに対して変位可能に設
けられ、搬送路を搬送されている前記冊子状媒体に係合
して当該冊子状媒体が前記搬送路から離間することを防
止して前記冊子状媒体が前記捲りローラと係合すること
を補助及び/又は前記冊子状媒体の前記捲られたページ
を前記捲りローラから分離する可動ガイドとを有する。
自動ページ捲りユニットは、フレームと、当該フレーム
に回転自在に接続されたシャフトと、当該シャフトに固
定されて当該シャトルと共に回転可能で、冊子状媒体の
ページを捲るために当該冊子状媒体と係合することがで
きる捲りローラと、前記フレームに対して変位可能に設
けられ、搬送路を搬送されている前記冊子状媒体に係合
して当該冊子状媒体が前記搬送路から離間することを防
止して前記冊子状媒体が前記捲りローラと係合すること
を補助及び/又は前記冊子状媒体の前記捲られたページ
を前記捲りローラから分離する可動ガイドとを有する。
【0011】また、本発明の例示的一態様としての記帳
ユニットは、通帳の磁気情報を読み取ると共に前記通帳
を搬送することができるインサータユニットと、前記通
帳を搬送すると共に前記通帳のページを捲ることができ
る前記自動ページ捲りユニットを有して、当該自動ペー
ジ捲りユニットは、フレームと、当該フレームに回転可
能に設けられたシャフトと、当該シャフトに固定されて
当該シャトルと共に回転可能で、前記通帳のページを捲
るために前記通帳と係合することができる捲りローラ
と、前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路
を搬送されている前記通帳に係合して前記通帳が前記搬
送路から離間することを防止して前記通帳が前記捲りロ
ーラと係合することを補助及び/又は前記通帳の前記捲
られたページを前記捲りローラから分離する可動ガイド
とを有する。また、本発明の例示的一態様としての自動
処理システムは、通帳投入口を有する筐体と、前記筐体
に収納された制御部と、前記制御部により制御され、前
記通帳投入口から投入された通帳に対して記帳を行う上
述の記帳ユニットとを有する。
ユニットは、通帳の磁気情報を読み取ると共に前記通帳
を搬送することができるインサータユニットと、前記通
帳を搬送すると共に前記通帳のページを捲ることができ
る前記自動ページ捲りユニットを有して、当該自動ペー
ジ捲りユニットは、フレームと、当該フレームに回転可
能に設けられたシャフトと、当該シャフトに固定されて
当該シャトルと共に回転可能で、前記通帳のページを捲
るために前記通帳と係合することができる捲りローラ
と、前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路
を搬送されている前記通帳に係合して前記通帳が前記搬
送路から離間することを防止して前記通帳が前記捲りロ
ーラと係合することを補助及び/又は前記通帳の前記捲
られたページを前記捲りローラから分離する可動ガイド
とを有する。また、本発明の例示的一態様としての自動
処理システムは、通帳投入口を有する筐体と、前記筐体
に収納された制御部と、前記制御部により制御され、前
記通帳投入口から投入された通帳に対して記帳を行う上
述の記帳ユニットとを有する。
【0012】本発明の例示的一態様としての制御方法
は、冊子状媒体が処理位置にある時に前記冊子状媒体に
所定の処理を施す工程と、前記冊子状媒体のページを捲
る必要がある場合に前記所定の処理を中断する工程と、
前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段まで前記冊子状媒体を前記処理
位置から搬送する工程と、前記冊子状媒体の搬送中の変
形を抑えることによって前記冊子状媒体と前記捲り手段
との係合を補助する工程と、前記冊子状媒体の前記ペー
ジを前記捲り手段により捲る工程と、前記ページが捲ら
れた前記冊子状媒体を前記処理位置に搬送して前記所定
の処理の続きを行う工程とを有する。
は、冊子状媒体が処理位置にある時に前記冊子状媒体に
所定の処理を施す工程と、前記冊子状媒体のページを捲
る必要がある場合に前記所定の処理を中断する工程と、
前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段まで前記冊子状媒体を前記処理
位置から搬送する工程と、前記冊子状媒体の搬送中の変
形を抑えることによって前記冊子状媒体と前記捲り手段
との係合を補助する工程と、前記冊子状媒体の前記ペー
ジを前記捲り手段により捲る工程と、前記ページが捲ら
れた前記冊子状媒体を前記処理位置に搬送して前記所定
の処理の続きを行う工程とを有する。
【0013】また、本発明の別の例示的一態様としての
制御方法は、冊子状媒体が処理位置にある時に前記冊子
状媒体に所定の処理を開始する工程と、前記冊子状媒体
のページを捲る必要がある場合に前記所定の処理を中断
する工程と、前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体
のページを捲ることができる捲り手段まで前記冊子状媒
体を前記処理位置から搬送する工程と、前記冊子状媒体
の前記ページを前記捲り手段により捲る工程と、前記捲
られるページを前記捲り手段から分離する工程と、前記
ページが捲られた前記冊子状媒体を前記処理位置に搬送
して前記所定の処理の続きを行う工程とを有する。
制御方法は、冊子状媒体が処理位置にある時に前記冊子
状媒体に所定の処理を開始する工程と、前記冊子状媒体
のページを捲る必要がある場合に前記所定の処理を中断
する工程と、前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体
のページを捲ることができる捲り手段まで前記冊子状媒
体を前記処理位置から搬送する工程と、前記冊子状媒体
の前記ページを前記捲り手段により捲る工程と、前記捲
られるページを前記捲り手段から分離する工程と、前記
ページが捲られた前記冊子状媒体を前記処理位置に搬送
して前記所定の処理の続きを行う工程とを有する。
【0014】本発明の例示的な自動ページ捲りユニッ
ト、記帳ユニット及び自動処理システムによれば、捲り
補助手段又は可動ガイドは、捲り手段による捲り動作開
始の前及び/又は後で前記捲り手段による捲り動作を補
助する。また、本発明の例示的な制御方法も同様の作用
を有する。
ト、記帳ユニット及び自動処理システムによれば、捲り
補助手段又は可動ガイドは、捲り手段による捲り動作開
始の前及び/又は後で前記捲り手段による捲り動作を補
助する。また、本発明の例示的な制御方法も同様の作用
を有する。
【0015】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、図1を参照して、本発明の
例示的一態様としての自動処理システム1の原理の一側
面について説明する。ここで、図1は、自動処理システ
ム1の概略ブロック図である。自動処理システム1は、
制御部10と、ATPユニット20と、処理部30とを
含んでいる。制御部10は、ATPユニット20と処理
部30に接続されており、各コンポーネントの動作を制
御する。制御部10は、図示しない外部ホスト装置と交
信することができる。ATPユニット20は、冊子状媒
体Pを搬送路FPに沿って搬送すると共に冊子状媒体P
のページを捲ることができる。処理部30は、冊子状媒
体Pを搬送路FPに沿って搬送すると共に冊子状媒体P
に所定の処理を施すことができる。処理部30は、例え
ば、冊子状媒体Pに情報を記録する記録装置、冊子状媒
体Pから情報を読み取る読取装置、冊子状媒体Pにカー
ド、フィルム、タグなどを綴じ込む綴込装置などとして
具体化されることができる。なお、自動処理システム1
は搬送路FPの全域に渡る搬送手段と多種類の処理部3
0を有することができることはいうまでもない。
例示的一態様としての自動処理システム1の原理の一側
面について説明する。ここで、図1は、自動処理システ
ム1の概略ブロック図である。自動処理システム1は、
制御部10と、ATPユニット20と、処理部30とを
含んでいる。制御部10は、ATPユニット20と処理
部30に接続されており、各コンポーネントの動作を制
御する。制御部10は、図示しない外部ホスト装置と交
信することができる。ATPユニット20は、冊子状媒
体Pを搬送路FPに沿って搬送すると共に冊子状媒体P
のページを捲ることができる。処理部30は、冊子状媒
体Pを搬送路FPに沿って搬送すると共に冊子状媒体P
に所定の処理を施すことができる。処理部30は、例え
ば、冊子状媒体Pに情報を記録する記録装置、冊子状媒
体Pから情報を読み取る読取装置、冊子状媒体Pにカー
ド、フィルム、タグなどを綴じ込む綴込装置などとして
具体化されることができる。なお、自動処理システム1
は搬送路FPの全域に渡る搬送手段と多種類の処理部3
0を有することができることはいうまでもない。
【0017】ATPユニット20は、捲り手段22と、
捲り補助手段24と、搬送手段26と、検知手段28と
を有している。捲り手段22は、捲り補助手段24又は
これに加えて搬送手段26その他の手段と協同して、冊
子状媒体Pのページを捲ることができる。なお、捲り手
段22が一方向のみしかページを捲ることができなけれ
ば反対方向にページを捲るためにATPユニット20は
その内部又は外部に媒体Pを180度回転させる機構を
有することができる。
捲り補助手段24と、搬送手段26と、検知手段28と
を有している。捲り手段22は、捲り補助手段24又は
これに加えて搬送手段26その他の手段と協同して、冊
子状媒体Pのページを捲ることができる。なお、捲り手
段22が一方向のみしかページを捲ることができなけれ
ば反対方向にページを捲るためにATPユニット20は
その内部又は外部に媒体Pを180度回転させる機構を
有することができる。
【0018】捲り補助手段24は、捲り手段22による
捲り動作開始の前後における冊子状媒体Pの姿勢、位置
などを含む状態を修正して捲り手段22による冊子状媒
体Pのページ捲り動作を補助する。例えば、捲り補助手
段24は、捲り手段22に導入される冊子状媒体Pの端
面が変形している場合に端面を押圧して変形を抑える。
また、捲り補助手段24は、捲られるページが捲り手段
24の一部に引っ掛かって捲り取りが不十分であれば、
かかる引っ掛かりを除去する。捲り補助手段24はこの
ように捲り動作開始の前後において捲り手段22を補助
しているので、例えば、捲り手段24への導入不良と捲
り取り時の動作不良の両方を防止することができる。も
っとも、本発明は、捲り動作開始の前又は後のみにおい
て捲り手段22を補助する捲り補助手段24もカバーす
るものである。捲り補助手段24は、捲り手段24と一
体的に構成されてもよいし、分離されて構成されてもよ
い。捲り補助手段24は、機械的手段、磁気的手段、電
気的手段、光学的手段又はこれらの組合せとして構成さ
れることができる。
捲り動作開始の前後における冊子状媒体Pの姿勢、位置
などを含む状態を修正して捲り手段22による冊子状媒
体Pのページ捲り動作を補助する。例えば、捲り補助手
段24は、捲り手段22に導入される冊子状媒体Pの端
面が変形している場合に端面を押圧して変形を抑える。
また、捲り補助手段24は、捲られるページが捲り手段
24の一部に引っ掛かって捲り取りが不十分であれば、
かかる引っ掛かりを除去する。捲り補助手段24はこの
ように捲り動作開始の前後において捲り手段22を補助
しているので、例えば、捲り手段24への導入不良と捲
り取り時の動作不良の両方を防止することができる。も
っとも、本発明は、捲り動作開始の前又は後のみにおい
て捲り手段22を補助する捲り補助手段24もカバーす
るものである。捲り補助手段24は、捲り手段24と一
体的に構成されてもよいし、分離されて構成されてもよ
い。捲り補助手段24は、機械的手段、磁気的手段、電
気的手段、光学的手段又はこれらの組合せとして構成さ
れることができる。
【0019】搬送手段26は、ローラやベルトなどの機
械的手段、磁石などを利用する磁気的手段、電気吸引力
などを利用した電気的手段又はこれらの組合せを利用し
て冊子状媒体Pを搬送路FPに沿って搬送することがで
きる。なお、図1に示す搬送手段26の位置は例示的で
あり、搬送手段26はATPユニット20内で自由に媒
体Pを移動させることができる。また、搬送手段26
は、必要があれば、後述する搬送手段36その他の外部
の搬送手段と一体的に構成されてもよい。
械的手段、磁石などを利用する磁気的手段、電気吸引力
などを利用した電気的手段又はこれらの組合せを利用し
て冊子状媒体Pを搬送路FPに沿って搬送することがで
きる。なお、図1に示す搬送手段26の位置は例示的で
あり、搬送手段26はATPユニット20内で自由に媒
体Pを移動させることができる。また、搬送手段26
は、必要があれば、後述する搬送手段36その他の外部
の搬送手段と一体的に構成されてもよい。
【0020】検知手段28は、冊子状媒体Pの位置その
他の状態、冊子状媒体Pの捲り動作に関連する部材の状
態を検出して制御部10にその情報を通知する。かかる
情報により制御部10は、ATPユニット20の各コン
ポーネントの動作を制御する。検知手段28は、当業界
で周知の各種センサを使用することができる。なお、図
1に示す検知手段28の位置は例示的であり、検知手段
28は例えば複数の位置に配置された複数のセンサを含
むことができる。
他の状態、冊子状媒体Pの捲り動作に関連する部材の状
態を検出して制御部10にその情報を通知する。かかる
情報により制御部10は、ATPユニット20の各コン
ポーネントの動作を制御する。検知手段28は、当業界
で周知の各種センサを使用することができる。なお、図
1に示す検知手段28の位置は例示的であり、検知手段
28は例えば複数の位置に配置された複数のセンサを含
むことができる。
【0021】処理部30は、処理手段32と、検知手段
34と、搬送手段36とを有している。処理手段32
は、冊子状媒体Pに(書き込み、読み取り、差し込みな
どの)所定の処理を施す。例えば、処理手段32が所定
の情報を書き込む場合、処理手段32はかかる情報を制
御部10又は制御部10に接続された外部ホスト装置か
ら受信してもよいし、処理部30が図示しないメモリを
有してかかる情報を格納してもよい。
34と、搬送手段36とを有している。処理手段32
は、冊子状媒体Pに(書き込み、読み取り、差し込みな
どの)所定の処理を施す。例えば、処理手段32が所定
の情報を書き込む場合、処理手段32はかかる情報を制
御部10又は制御部10に接続された外部ホスト装置か
ら受信してもよいし、処理部30が図示しないメモリを
有してかかる情報を格納してもよい。
【0022】検知手段34は、冊子状媒体Pの位置その
他の状態、冊子状媒体Pへの処理動作に関連する部材の
状態を検出して制御部10にその情報を通知する。かか
る情報により制御部10は、処理部30の各コンポーネ
ントの動作を制御する。検知手段34は、当業界で周知
の各種センサを使用することができる。なお、図1に示
す検知手段34の位置は例示的であり、検知手段34は
例えば複数の位置に配置された複数のセンサを含むこと
ができる。
他の状態、冊子状媒体Pへの処理動作に関連する部材の
状態を検出して制御部10にその情報を通知する。かか
る情報により制御部10は、処理部30の各コンポーネ
ントの動作を制御する。検知手段34は、当業界で周知
の各種センサを使用することができる。なお、図1に示
す検知手段34の位置は例示的であり、検知手段34は
例えば複数の位置に配置された複数のセンサを含むこと
ができる。
【0023】搬送手段36は、ローラやベルトなどの機
械的手段、磁石などを利用する磁気的手段、電気吸引力
などを利用した電気的手段又はこれらの組合せを利用し
て冊子状媒体Pを搬送路FPに沿って搬送することがで
きる。なお、図1に示す搬送手段36の位置は例示的で
あり、搬送手段36は処理部30内で自由に媒体Pを移
動させることができる。また、搬送手段36は、必要が
あれば、外部の搬送手段と一体的に構成されてもよい。
械的手段、磁石などを利用する磁気的手段、電気吸引力
などを利用した電気的手段又はこれらの組合せを利用し
て冊子状媒体Pを搬送路FPに沿って搬送することがで
きる。なお、図1に示す搬送手段36の位置は例示的で
あり、搬送手段36は処理部30内で自由に媒体Pを移
動させることができる。また、搬送手段36は、必要が
あれば、外部の搬送手段と一体的に構成されてもよい。
【0024】なお、図1に示す構成は単なる例示に過ぎ
ず、例えば、ATPユニット20及び/又は処理部30
は、制御部10と交信することができる独立した制御手
段を有してもよい。また、ATPユニット20と処理部
30とがそれぞれ独立した制御手段を有する場合にはそ
れら制御手段間で交信することができるので制御部10
は省略されてもよい。
ず、例えば、ATPユニット20及び/又は処理部30
は、制御部10と交信することができる独立した制御手
段を有してもよい。また、ATPユニット20と処理部
30とがそれぞれ独立した制御手段を有する場合にはそ
れら制御手段間で交信することができるので制御部10
は省略されてもよい。
【0025】次に、自動処理システム1の動作例につい
て説明する。まず、制御部10は図示しない外部の搬送
手段に冊子状媒体Pを処理部30に搬送するように命令
する。代替的に、自動処理システム1のユーザが手動で
処理部30に媒体Pを供給してもよい。媒体Pが処理部
30に受け入れられたことは、例えば、検知手段34が
検知することができる。かかる検知信号は制御部10に
送信されて、制御部10はこれに応答して搬送手段36
を動作可能にし、処理手段32による処理が可能になる
図示しない処理位置まで媒体Pを搬送するように搬送手
段36に命令する。搬送手段36は予め定義された距離
だけ媒体Pを搬送することもできるし、検知手段34に
よる媒体Pの位置、姿勢などを表す検知信号を制御部1
0が受信して制御部10からの制御に基づいて媒体Pを
精度良く処理位置に位置決めすることもできる。
て説明する。まず、制御部10は図示しない外部の搬送
手段に冊子状媒体Pを処理部30に搬送するように命令
する。代替的に、自動処理システム1のユーザが手動で
処理部30に媒体Pを供給してもよい。媒体Pが処理部
30に受け入れられたことは、例えば、検知手段34が
検知することができる。かかる検知信号は制御部10に
送信されて、制御部10はこれに応答して搬送手段36
を動作可能にし、処理手段32による処理が可能になる
図示しない処理位置まで媒体Pを搬送するように搬送手
段36に命令する。搬送手段36は予め定義された距離
だけ媒体Pを搬送することもできるし、検知手段34に
よる媒体Pの位置、姿勢などを表す検知信号を制御部1
0が受信して制御部10からの制御に基づいて媒体Pを
精度良く処理位置に位置決めすることもできる。
【0026】制御部10は、媒体Pが処理位置にセット
されたことを、検知手段34による検知信号によって認
識することができるし、代替的に、搬送手段36による
搬送終了信号により間接的に認識することもできる。次
いで、制御部10は媒体Pが処理位置にセットされたと
認識すると、処理手段32に対して所定の処理を媒体P
に施すように命令する。処理の進行状況は検知手段34
によって検知されて検知信号として制御部10に送信さ
れる。制御部10は検知手段34による検知信号により
媒体Pのページを捲る必要があると認識すると、制御部
10は処理手段32による処理を中断するよう命令する
と共に、搬送手段36に対してATPユニット20に媒
体Pを搬送するように命令する。
されたことを、検知手段34による検知信号によって認
識することができるし、代替的に、搬送手段36による
搬送終了信号により間接的に認識することもできる。次
いで、制御部10は媒体Pが処理位置にセットされたと
認識すると、処理手段32に対して所定の処理を媒体P
に施すように命令する。処理の進行状況は検知手段34
によって検知されて検知信号として制御部10に送信さ
れる。制御部10は検知手段34による検知信号により
媒体Pのページを捲る必要があると認識すると、制御部
10は処理手段32による処理を中断するよう命令する
と共に、搬送手段36に対してATPユニット20に媒
体Pを搬送するように命令する。
【0027】媒体PがATPユニット20に受け入れら
れたことは、例えば、検知手段28が検知することがで
きる。かかる検知信号は制御部10に送信されて、制御
部10はこれに応答して搬送手段26を動作可能にし、
捲り手段22によるページの捲り動作が可能になる図示
しない捲り位置まで媒体Pを搬送するように搬送手段2
6に命令する。なお、この際必要があれば、図示しない
回転手段が媒体Pを180度回転する。搬送手段26は
予め定義された距離だけ媒体Pを搬送することもできる
し、検知手段28による媒体Pの位置、姿勢などを表す
検知信号を制御部10が受信して制御部10からの制御
に基づいて媒体Pを精度良く捲り位置に位置決めするこ
ともできる。
れたことは、例えば、検知手段28が検知することがで
きる。かかる検知信号は制御部10に送信されて、制御
部10はこれに応答して搬送手段26を動作可能にし、
捲り手段22によるページの捲り動作が可能になる図示
しない捲り位置まで媒体Pを搬送するように搬送手段2
6に命令する。なお、この際必要があれば、図示しない
回転手段が媒体Pを180度回転する。搬送手段26は
予め定義された距離だけ媒体Pを搬送することもできる
し、検知手段28による媒体Pの位置、姿勢などを表す
検知信号を制御部10が受信して制御部10からの制御
に基づいて媒体Pを精度良く捲り位置に位置決めするこ
ともできる。
【0028】捲り補助手段24は、媒体Pが捲り位置に
適正に(即ち、正しい姿勢で)セットされるようにセッ
ト動作を補助する。必要があれば、捲り補助手段24
は、媒体Pの姿勢、位置などを含む状態を修正する。
適正に(即ち、正しい姿勢で)セットされるようにセッ
ト動作を補助する。必要があれば、捲り補助手段24
は、媒体Pの姿勢、位置などを含む状態を修正する。
【0029】制御部10は、媒体Pが捲り位置に適正に
セットされたことを、検知手段28による検知信号によ
って認識することができる。この場合、代替的に、搬送
手段26による搬送終了信号により間接的に認識するこ
ともできるが、媒体Pのページ捲り動作は媒体Pが正し
い姿勢でセットされないとジャムや捲り不良などを招
く。このため、検知手段28は、媒体Pが捲り位置に適
正にセットされたことを検出することが好ましい。検知
手段28は媒体Pの状態を直接検知してもよいが、媒体
Pの状態を表現する部材の状態を検知して間接的に媒体
Pの状態を検知してもよい。
セットされたことを、検知手段28による検知信号によ
って認識することができる。この場合、代替的に、搬送
手段26による搬送終了信号により間接的に認識するこ
ともできるが、媒体Pのページ捲り動作は媒体Pが正し
い姿勢でセットされないとジャムや捲り不良などを招
く。このため、検知手段28は、媒体Pが捲り位置に適
正にセットされたことを検出することが好ましい。検知
手段28は媒体Pの状態を直接検知してもよいが、媒体
Pの状態を表現する部材の状態を検知して間接的に媒体
Pの状態を検知してもよい。
【0030】制御部10は媒体Pが捲り位置に適正にセ
ットされたと認識すると、捲り手段22(及びこれと協
同して動作するコンポーネント)に対して媒体Pのペー
ジを捲るように命令する。これに応答して、捲り手段2
2は媒体Pのページを捲る。捲り補助手段24が問題の
ページが正しく捲られるようにページ捲りを補助する。
捲り補助手段24がページ捲りを常に補助する代わり
に、捲り補助手段24はページが不十分である場合にの
み動作してもよい。ページ捲りが不十分であるかどうか
は、例えば、検知手段28が検知することができ、検知
手段28はかかる検知結果を検知信号として制御部10
に送信する。制御部10はかかる検知信号に応答して捲
り補助手段24を動作可能にすることになる。例えば、
問題のページが途中で引っ掛かった場合には、制御部1
0は当該ページを捲り方向に押すように捲り補助手段2
4に命令することができる。
ットされたと認識すると、捲り手段22(及びこれと協
同して動作するコンポーネント)に対して媒体Pのペー
ジを捲るように命令する。これに応答して、捲り手段2
2は媒体Pのページを捲る。捲り補助手段24が問題の
ページが正しく捲られるようにページ捲りを補助する。
捲り補助手段24がページ捲りを常に補助する代わり
に、捲り補助手段24はページが不十分である場合にの
み動作してもよい。ページ捲りが不十分であるかどうか
は、例えば、検知手段28が検知することができ、検知
手段28はかかる検知結果を検知信号として制御部10
に送信する。制御部10はかかる検知信号に応答して捲
り補助手段24を動作可能にすることになる。例えば、
問題のページが途中で引っ掛かった場合には、制御部1
0は当該ページを捲り方向に押すように捲り補助手段2
4に命令することができる。
【0031】媒体Pの問題のページがうまく捲られたこ
とを検知手段28が検知すると、検知手段28はかかる
検知結果を検知信号として制御部10に送信する。制御
部10はかかる検知信号に応答して搬送手段26に対し
て媒体Pを処理部30に搬送するように命令する。媒体
Pが処理部30に受け入れられたことは、例えば、検知
手段34が検知することができる。かかる検知信号は制
御部10に送信されて、制御部10はこれに応答して搬
送手段36を動作可能にし、処理位置まで媒体Pを搬送
するように搬送手段36に命令する。上述したように、
媒体Pが処理位置まで搬送されると処理手段36は以前
の処理の続きを媒体Pに施すことになる。その後、媒体
Pへの処理が終了すれば制御部10は、例えば、搬送手
段36に媒体Pを外部に搬送するように命令する。
とを検知手段28が検知すると、検知手段28はかかる
検知結果を検知信号として制御部10に送信する。制御
部10はかかる検知信号に応答して搬送手段26に対し
て媒体Pを処理部30に搬送するように命令する。媒体
Pが処理部30に受け入れられたことは、例えば、検知
手段34が検知することができる。かかる検知信号は制
御部10に送信されて、制御部10はこれに応答して搬
送手段36を動作可能にし、処理位置まで媒体Pを搬送
するように搬送手段36に命令する。上述したように、
媒体Pが処理位置まで搬送されると処理手段36は以前
の処理の続きを媒体Pに施すことになる。その後、媒体
Pへの処理が終了すれば制御部10は、例えば、搬送手
段36に媒体Pを外部に搬送するように命令する。
【0032】なお、上述した動作は単なる例示に過ぎ
ず、上述の動作の一部又は全部は制御部10を介さずに
行われてもよい。また、例えば、ATPユニット20及
び/又は処理部30は、制御部10と交信することがで
きる独立した制御手段を有する場合には、それらの制御
手段が使用されてもよい。
ず、上述の動作の一部又は全部は制御部10を介さずに
行われてもよい。また、例えば、ATPユニット20及
び/又は処理部30は、制御部10と交信することがで
きる独立した制御手段を有する場合には、それらの制御
手段が使用されてもよい。
【0033】以上説明したように、本発明の自動処理シ
ステム1によれば、捲り補助手段24が冊子状媒体Pの
ページ捲りを捲り動作開始の前後において補助する。従
って、媒体Pが捲り手段24が動作可能な捲り位置にセ
ットされる際にジャムが生じることが防止されると共
に、捲り手段24の動作終了後の不十分な捲り状態が回
避される。
ステム1によれば、捲り補助手段24が冊子状媒体Pの
ページ捲りを捲り動作開始の前後において補助する。従
って、媒体Pが捲り手段24が動作可能な捲り位置にセ
ットされる際にジャムが生じることが防止されると共
に、捲り手段24の動作終了後の不十分な捲り状態が回
避される。
【0034】以下、添付図面を参照して、本発明のより
具体的な例示的一態様としてのATPユニット、当該A
TPユニットを備えた搬送ユニット、及び、当該搬送ユ
ニットを備えたATMについて説明する。
具体的な例示的一態様としてのATPユニット、当該A
TPユニットを備えた搬送ユニット、及び、当該搬送ユ
ニットを備えたATMについて説明する。
【0035】まず、図2乃至図7を参照してATPユニ
ット100について説明する。ここで、図2はATPユ
ニット100の全体斜視図である。図3は、図2に示す
ATPユニット100に使用されるATPローラ10
2、可動ガイド110を有するシャフト106とシャフ
ト120の全体斜視図である。図4は、図3に示すシャ
フト106と120をN方向から見た一部拡大平面図で
ある。図5は、図2に示すATPユニット100の部分
断面図であり、通帳媒体BをATPユニット100が搬
送する動作を説明するための図である。図6は、図2に
示すATPユニット100の部分断面図であり、通帳媒
体BのページをATPユニット100が捲る動作を説明
するための図である。図7は、図6に示すATPユニッ
ト100の可動ガイド110の拡大図であり、可動アー
ム114が通帳媒体Bの捲り補助動作を説明するための
図である。
ット100について説明する。ここで、図2はATPユ
ニット100の全体斜視図である。図3は、図2に示す
ATPユニット100に使用されるATPローラ10
2、可動ガイド110を有するシャフト106とシャフ
ト120の全体斜視図である。図4は、図3に示すシャ
フト106と120をN方向から見た一部拡大平面図で
ある。図5は、図2に示すATPユニット100の部分
断面図であり、通帳媒体BをATPユニット100が搬
送する動作を説明するための図である。図6は、図2に
示すATPユニット100の部分断面図であり、通帳媒
体BのページをATPユニット100が捲る動作を説明
するための図である。図7は、図6に示すATPユニッ
ト100の可動ガイド110の拡大図であり、可動アー
ム114が通帳媒体Bの捲り補助動作を説明するための
図である。
【0036】ATPユニット100は、搬送路FPに沿
って通帳Bを搬送すると共に通帳Bのページを捲る機能
を有する。図2乃至図7に示すように、ATPユニット
100は、ATPローラ102及び104と、可動ガイ
ド110と、シャフト120と、Pパネル130と、プ
レッシャーレバー140と、搬送ローラ150及び15
2とを有している。
って通帳Bを搬送すると共に通帳Bのページを捲る機能
を有する。図2乃至図7に示すように、ATPユニット
100は、ATPローラ102及び104と、可動ガイ
ド110と、シャフト120と、Pパネル130と、プ
レッシャーレバー140と、搬送ローラ150及び15
2とを有している。
【0037】ATPローラ102は、図3に最も良く示
されているように、3つのATPローラ102がシャフ
ト106に固定されており、シャフト106と共に回転
することができる。ATPローラ102は、後で詳しく
説明するように、ATPローラ104と協同して通帳媒
体Bを捲り位置まで搬送すると共に、ATPローラ10
4と協同せずに捲り位置にある通帳媒体Bのページを捲
るという機能を有している。ATPローラ104も、図
5に示すように、ATPローラ102に対応する位置に
3つ設けられているが図示は省略されている。ATPロ
ーラ104(を搭載しているシャフト108)はATP
ローラ104と共に、図6を参照して後述されるよう
に、搬送路FPから退避することができる。図3を参照
するに、ATPローラ102は中央がローラ状に側部が
ギア状に構成されている。かかる形状は通帳Bのしわな
どを変形を除去するのに効果的である。もっとも、かか
る形状は通帳Bの搬送とページ捲りという機能には必ず
しも必要がない。
されているように、3つのATPローラ102がシャフ
ト106に固定されており、シャフト106と共に回転
することができる。ATPローラ102は、後で詳しく
説明するように、ATPローラ104と協同して通帳媒
体Bを捲り位置まで搬送すると共に、ATPローラ10
4と協同せずに捲り位置にある通帳媒体Bのページを捲
るという機能を有している。ATPローラ104も、図
5に示すように、ATPローラ102に対応する位置に
3つ設けられているが図示は省略されている。ATPロ
ーラ104(を搭載しているシャフト108)はATP
ローラ104と共に、図6を参照して後述されるよう
に、搬送路FPから退避することができる。図3を参照
するに、ATPローラ102は中央がローラ状に側部が
ギア状に構成されている。かかる形状は通帳Bのしわな
どを変形を除去するのに効果的である。もっとも、かか
る形状は通帳Bの搬送とページ捲りという機能には必ず
しも必要がない。
【0038】くせ直しローラ103は、図2及び図3に
示すようにシャフト106とシャフト160にそれぞれ
2箇所設けられている。くせ直しローラ103は、例え
ば、ゴムローラとして構成され、搬送路FPを通過する
通帳Bのしわや変形を矯正する機能を有する。くせ直し
ローラ103は図2には省略されているが各くせ直しロ
ーラ103の下にも対応するくせ付けローラ103が設
けられている。くせ直しローラ103はシャフト106
に固定されて、シャフト106と共に回転することがで
きる。図3において、くせ直しローラ103はギア形状
を有しているが、その形状はギアには限定されない。ま
た、くせ直しローラ103は必ずしもシャフト106に
固定される必要はない。
示すようにシャフト106とシャフト160にそれぞれ
2箇所設けられている。くせ直しローラ103は、例え
ば、ゴムローラとして構成され、搬送路FPを通過する
通帳Bのしわや変形を矯正する機能を有する。くせ直し
ローラ103は図2には省略されているが各くせ直しロ
ーラ103の下にも対応するくせ付けローラ103が設
けられている。くせ直しローラ103はシャフト106
に固定されて、シャフト106と共に回転することがで
きる。図3において、くせ直しローラ103はギア形状
を有しているが、その形状はギアには限定されない。ま
た、くせ直しローラ103は必ずしもシャフト106に
固定される必要はない。
【0039】ばね105は、図2乃至図4に示すよう
に、シャフト106の周りにおいてATPローラ102
と可動ガイド110との間に設けられている。ATPロ
ーラ102は上述したようにシャフト106に固定され
ているが、可動ガイド110は後述するように、一端が
カラー107に規制されているもののシャフト106に
沿って摺動することができる。ばね105は可動ガイド
110をカラー107に対して押圧することによって可
動ガイド110を位置決めしている。また、ばね105
は、ATPローラ102に一定の圧力を印加することに
よってATPローラ102が通帳Bに押されて簡単に回
転することを防止している。この結果、ATPローラ1
02は、通帳Bの搬送とページ捲りを安定して制御良く
行うことができる。
に、シャフト106の周りにおいてATPローラ102
と可動ガイド110との間に設けられている。ATPロ
ーラ102は上述したようにシャフト106に固定され
ているが、可動ガイド110は後述するように、一端が
カラー107に規制されているもののシャフト106に
沿って摺動することができる。ばね105は可動ガイド
110をカラー107に対して押圧することによって可
動ガイド110を位置決めしている。また、ばね105
は、ATPローラ102に一定の圧力を印加することに
よってATPローラ102が通帳Bに押されて簡単に回
転することを防止している。この結果、ATPローラ1
02は、通帳Bの搬送とページ捲りを安定して制御良く
行うことができる。
【0040】ギア109は、図2及び図3に示すよう
に、シャフト106の最も右側に配置されており、ギア
機構190により、シャフト160に係合しているギア
159と共に駆動される。
に、シャフト106の最も右側に配置されており、ギア
機構190により、シャフト160に係合しているギア
159と共に駆動される。
【0041】可動ガイド110は、図2乃至図4に示さ
れているように、本実施例では2つ設けられており、そ
れらは結合部119によって接続されている。しかし、
可動ガイド110は必ずしも2つ必要ではなく任意の個
数が設けられることができる。例えば、図4において、
幅L1の可動ガイド110を2つ設ける代わりに幅L2
の可動ガイドを1つ設けるなどである。可動ガイド11
0の幅は任意に設定することができる。可動ガイド11
0を図4に示すように構成した場合は上から見た場合に
後述するPパネル130はシャフト106付近で入り組
んだ形状を有することになる。このように、Pパネル1
30がシャフト106付近で入り組んだ形状を有する場
合には通帳Bのジャムが少ないことが経験的に分かって
いる。
れているように、本実施例では2つ設けられており、そ
れらは結合部119によって接続されている。しかし、
可動ガイド110は必ずしも2つ必要ではなく任意の個
数が設けられることができる。例えば、図4において、
幅L1の可動ガイド110を2つ設ける代わりに幅L2
の可動ガイドを1つ設けるなどである。可動ガイド11
0の幅は任意に設定することができる。可動ガイド11
0を図4に示すように構成した場合は上から見た場合に
後述するPパネル130はシャフト106付近で入り組
んだ形状を有することになる。このように、Pパネル1
30がシャフト106付近で入り組んだ形状を有する場
合には通帳Bのジャムが少ないことが経験的に分かって
いる。
【0042】通帳Bは図3に示す左側の2つのくせ直し
ローラ103間を移動するため、可動ガイド110は通
帳Bのほぼ中央に配置されている。可動ガイド110の
位置決め(図3に示す最も左側のATPローラ102か
らの距離)はカラー107の長さによって調節すること
ができる。このように可動ガイド110がほぼ中央に配
置されているのは通帳Bが変形しやすい位置は端部より
も中央に起こりやすいことによる。可動ガイド110は
シャフト106の周りに設けられているもののシャフト
106には固定されておらず、シャフト106に沿って
摺動可能に設けられている。可動ガイド110は、一端
がカラー107に規制され、他端はばね105によって
押圧されており、ばね105とカラーによって位置決め
がなされている。
ローラ103間を移動するため、可動ガイド110は通
帳Bのほぼ中央に配置されている。可動ガイド110の
位置決め(図3に示す最も左側のATPローラ102か
らの距離)はカラー107の長さによって調節すること
ができる。このように可動ガイド110がほぼ中央に配
置されているのは通帳Bが変形しやすい位置は端部より
も中央に起こりやすいことによる。可動ガイド110は
シャフト106の周りに設けられているもののシャフト
106には固定されておらず、シャフト106に沿って
摺動可能に設けられている。可動ガイド110は、一端
がカラー107に規制され、他端はばね105によって
押圧されており、ばね105とカラーによって位置決め
がなされている。
【0043】可動ガイド110は、変形した通帳Bを押
圧することにより適正にATPローラ102の下に導入
する機能を有する。この点、可動ガイド110はくせ直
しローラ103と類似の機能を有するが、可動ガイド1
10はくせ直しローラ103よりも通帳Bの大きな変形
に対応することができるが、可動ガイド110はシャフ
ト106には固定されておらず、以下に述べるように回
転可能な範囲が限定されている。可動ガイドは例えば含
有ポム等から構成される。
圧することにより適正にATPローラ102の下に導入
する機能を有する。この点、可動ガイド110はくせ直
しローラ103と類似の機能を有するが、可動ガイド1
10はくせ直しローラ103よりも通帳Bの大きな変形
に対応することができるが、可動ガイド110はシャフ
ト106には固定されておらず、以下に述べるように回
転可能な範囲が限定されている。可動ガイドは例えば含
有ポム等から構成される。
【0044】可動ガイド110は、図7に示すように、
円筒形の本体111と一対のアーム112及び114を
有している。これらのアーム112及び114はシャフ
ト120と接触可能であり、可動ガイド110は、図5
に示すようにアーム112がシャフト120に係止され
た状態と、図6及び図7に示すようにアーム114がシ
ャフト120に係止された状態の間で回転することが許
されている。本実施例では、可動ガイド110の回転可
能角度は約90度であるが、その角度は実際の適用にお
いて任意に変更することができる。上述したように、可
動ガイド110の回転規制はシャフト106及びそれに
固定されているローラ102、103の回転には影響し
ない。
円筒形の本体111と一対のアーム112及び114を
有している。これらのアーム112及び114はシャフ
ト120と接触可能であり、可動ガイド110は、図5
に示すようにアーム112がシャフト120に係止され
た状態と、図6及び図7に示すようにアーム114がシ
ャフト120に係止された状態の間で回転することが許
されている。本実施例では、可動ガイド110の回転可
能角度は約90度であるが、その角度は実際の適用にお
いて任意に変更することができる。上述したように、可
動ガイド110の回転規制はシャフト106及びそれに
固定されているローラ102、103の回転には影響し
ない。
【0045】アーム112及び114は、図7に示すよ
うに、斜面112a及び114aを有する。これらの斜
面112a及び114aは、図7に示すように、断面的
には本体111の稜線を構成している。特に、斜面11
4aは、後述するように、搬送時には通帳Bの変形又は
波打った端面をATPローラ102及び104の間に案
内し、ページ捲りの際には通帳Bの捲られるページをそ
の上で摺動させてこれを撥ね上げる。これにより、可動
ガイド110は、ページの捲り動作開始の前後において
ページ捲りを補助する機能を有する。可動ガイド110
はばね105による弾性力よって図5に示す状態が初期
状態に設定されている。
うに、斜面112a及び114aを有する。これらの斜
面112a及び114aは、図7に示すように、断面的
には本体111の稜線を構成している。特に、斜面11
4aは、後述するように、搬送時には通帳Bの変形又は
波打った端面をATPローラ102及び104の間に案
内し、ページ捲りの際には通帳Bの捲られるページをそ
の上で摺動させてこれを撥ね上げる。これにより、可動
ガイド110は、ページの捲り動作開始の前後において
ページ捲りを補助する機能を有する。可動ガイド110
はばね105による弾性力よって図5に示す状態が初期
状態に設定されている。
【0046】シャフト120は、可動ガイド110のア
ーム112及び114と接続可能に図2に示すフレーム
180に固定されている。シャフト120は、上述した
ように、可動ガイド110の回転を規制する。
ーム112及び114と接続可能に図2に示すフレーム
180に固定されている。シャフト120は、上述した
ように、可動ガイド110の回転を規制する。
【0047】Pパネル130は図2に示すシャフト13
2の周りに回転可能に設けられている。図5に示すよう
に、Pパネル130は通帳Bが搬送されるときには通帳
Bを抑え付ける遮蔽板として機能する。また、図6に示
すように、Pパネルは通帳Bのページを捲るときにはペ
ージの膨らみ及び撥ね上げを許容するように時計回りに
回転することができる。Pパネルは図2に示すカム13
4にシャフト132を介して接続されており、カム13
2の回転により回転することができる。Pパネル130
は、図5及び図6に示すように、シャフト106とのつ
なぎ目近傍で搬送路FPから離れる方向に屈折している
屈折部131を有している。しかし、図5に示すよう
に、アーム114(の斜面114a)が屈折部131に
沿って通帳Bが変形して搬送路FPから離間することを
防止していることが理解されるであろう。なお、図5及
び図6に示すように、搬送路FPに関してPパネル13
0に対抗して遮蔽板136が回転不能に設けられてい
る。
2の周りに回転可能に設けられている。図5に示すよう
に、Pパネル130は通帳Bが搬送されるときには通帳
Bを抑え付ける遮蔽板として機能する。また、図6に示
すように、Pパネルは通帳Bのページを捲るときにはペ
ージの膨らみ及び撥ね上げを許容するように時計回りに
回転することができる。Pパネルは図2に示すカム13
4にシャフト132を介して接続されており、カム13
2の回転により回転することができる。Pパネル130
は、図5及び図6に示すように、シャフト106とのつ
なぎ目近傍で搬送路FPから離れる方向に屈折している
屈折部131を有している。しかし、図5に示すよう
に、アーム114(の斜面114a)が屈折部131に
沿って通帳Bが変形して搬送路FPから離間することを
防止していることが理解されるであろう。なお、図5及
び図6に示すように、搬送路FPに関してPパネル13
0に対抗して遮蔽板136が回転不能に設けられてい
る。
【0048】プレッシャーパネル140は、図5及び図
6に示すように、駆動部142と突出部144とを有し
ている。駆動部142は突出部144を回転駆動し、図
5に示すように、通帳Bが搬送される際は突出部144
を搬送路FPから離間させ、図6に示すように、通帳B
のページが捲られる際は突出部144を搬送路FPに突
出させる。
6に示すように、駆動部142と突出部144とを有し
ている。駆動部142は突出部144を回転駆動し、図
5に示すように、通帳Bが搬送される際は突出部144
を搬送路FPから離間させ、図6に示すように、通帳B
のページが捲られる際は突出部144を搬送路FPに突
出させる。
【0049】シャフト160には、ATPローラ102
と同一の形状を有する搬送ローラ150が3つ取り付け
られている。
と同一の形状を有する搬送ローラ150が3つ取り付け
られている。
【0050】ATPユニットは、図2に示すように、3
つの光センサ172、174及び176を有している。
光センサ172及び174は反射型光センサで光センサ
176は透過型光センサである。光センサ172はPパ
ネル130の膨らみを検知し、光センサ174は通帳B
のページが捲られたことを検知することができる。ま
た、光センサ176は通帳Bの先端がPパネル130と
シャフト106とのつなぎ目に到達したかどうかを検知
することができる。反射型及び透過型光センサの構造は
周知であるのでここでは詳しい説明は省略する。なお、
例えば、Pパネル130をプラスチックなど透明な部材
で構成するなどにより光センサの図2に示す位置は変更
することができることはいうまでもない。
つの光センサ172、174及び176を有している。
光センサ172及び174は反射型光センサで光センサ
176は透過型光センサである。光センサ172はPパ
ネル130の膨らみを検知し、光センサ174は通帳B
のページが捲られたことを検知することができる。ま
た、光センサ176は通帳Bの先端がPパネル130と
シャフト106とのつなぎ目に到達したかどうかを検知
することができる。反射型及び透過型光センサの構造は
周知であるのでここでは詳しい説明は省略する。なお、
例えば、Pパネル130をプラスチックなど透明な部材
で構成するなどにより光センサの図2に示す位置は変更
することができることはいうまでもない。
【0051】次に、図8を参照して、ATPユニット1
00を有する通帳ユニット200について説明する。通
帳ユニット200は、通帳Bに記帳を含めた処理を施す
ために、本発明の自動処理システムに含まれる。記帳ユ
ニット200は、後述する通帳投入口316に接続さ
れ、インサータユニットF210と、通帳発行ユニット
F220と、共通前ユニット230と、プリンタユニッ
ト240と、ATPユニット100と、インサータユニ
ットR250と、通帳発行ユニットR260とを有す
る。
00を有する通帳ユニット200について説明する。通
帳ユニット200は、通帳Bに記帳を含めた処理を施す
ために、本発明の自動処理システムに含まれる。記帳ユ
ニット200は、後述する通帳投入口316に接続さ
れ、インサータユニットF210と、通帳発行ユニット
F220と、共通前ユニット230と、プリンタユニッ
ト240と、ATPユニット100と、インサータユニ
ットR250と、通帳発行ユニットR260とを有す
る。
【0052】インサータユニットF210は、通帳Bの
搬送と通帳Bの磁気情報の読み取りを行う。また、通帳
Bのホームポジションを含んでいる。通帳発行ユニット
F220と通帳発行ユニットR260とは新規の通帳B
を格納する同一のユニットであってもよいし、一方が新
規の通帳Bを格納してどちらかのユニットは銀行その他
の金融機関が使用する伝票や出入票などを格納していて
もよい。新規の通帳Bは、例えば、通帳Bの全ページに
印字が行われて次の冊子の通帳Bが必要な場合に発行さ
れる。共通前ユニット230はオプションで付加される
が、通帳Bの搬送と通帳Bの光学的読取を行う。共通前
ユニット230は通帳B以外の冊子状媒体Pに適用され
た場合は例えば周知のOCRのように冊子状媒体Pの文
字や図形その他の情報を読み取ることができる。
搬送と通帳Bの磁気情報の読み取りを行う。また、通帳
Bのホームポジションを含んでいる。通帳発行ユニット
F220と通帳発行ユニットR260とは新規の通帳B
を格納する同一のユニットであってもよいし、一方が新
規の通帳Bを格納してどちらかのユニットは銀行その他
の金融機関が使用する伝票や出入票などを格納していて
もよい。新規の通帳Bは、例えば、通帳Bの全ページに
印字が行われて次の冊子の通帳Bが必要な場合に発行さ
れる。共通前ユニット230はオプションで付加される
が、通帳Bの搬送と通帳Bの光学的読取を行う。共通前
ユニット230は通帳B以外の冊子状媒体Pに適用され
た場合は例えば周知のOCRのように冊子状媒体Pの文
字や図形その他の情報を読み取ることができる。
【0053】プリンタユニット240は、通帳Bに取引
明細履歴情報を印字する。プリンタユニット240は、
例えば、ドットラインプリンタその他の当業界で周知の
プリンタを使用することができる。インサータユニット
R250はポケット252を有しており、ユーザが取り
忘れた通帳Bを格納する。銀行その他の金融機関の管理
人その他の者がポケット252を介してかかる通帳Bを
その後取り出して銀行内等に保管することができる。ま
た、インサータユニットR250は、例えば、片面にの
み磁気情報を有する通帳Bを180度回転する回転機構
を有することができる。なお、上述した記帳ユニット2
00は、通帳B以外の冊子状媒体Pにも同様に適用する
ことができることが理解されるであろう。
明細履歴情報を印字する。プリンタユニット240は、
例えば、ドットラインプリンタその他の当業界で周知の
プリンタを使用することができる。インサータユニット
R250はポケット252を有しており、ユーザが取り
忘れた通帳Bを格納する。銀行その他の金融機関の管理
人その他の者がポケット252を介してかかる通帳Bを
その後取り出して銀行内等に保管することができる。ま
た、インサータユニットR250は、例えば、片面にの
み磁気情報を有する通帳Bを180度回転する回転機構
を有することができる。なお、上述した記帳ユニット2
00は、通帳B以外の冊子状媒体Pにも同様に適用する
ことができることが理解されるであろう。
【0054】次に、本発明の記帳ユニット200を有す
るATM300について図9及び図10を参照して説明
する。ここで、図9は、本発明の例示的一態様としての
ATM300の全体斜視図である。図10は、図9に示
すATM300の制御系を説明するためのブロック図で
ある。
るATM300について図9及び図10を参照して説明
する。ここで、図9は、本発明の例示的一態様としての
ATM300の全体斜視図である。図10は、図9に示
すATM300の制御系を説明するためのブロック図で
ある。
【0055】図9に示すATM300は、入金取引、出
金取引、振込振替取引、記帳、残高照会など様々な取引
を行うことができ、外観的には、その筐体310に、カ
ード投入口312、紙幣専用口314、通帳投入口31
6、硬貨専用口318及び操作部320を有している。
また、ATM300は内部に、図10に示すように、制
御部330を有し、制御部330には記帳ユニット20
0と、操作部320と、BRU(Bill Recyc
le Unit)340、カード処理ユニット350と
が接続されている。なお、制御部330には数多くのコ
ンポーネントが接続されているが図10では省略されて
いる。
金取引、振込振替取引、記帳、残高照会など様々な取引
を行うことができ、外観的には、その筐体310に、カ
ード投入口312、紙幣専用口314、通帳投入口31
6、硬貨専用口318及び操作部320を有している。
また、ATM300は内部に、図10に示すように、制
御部330を有し、制御部330には記帳ユニット20
0と、操作部320と、BRU(Bill Recyc
le Unit)340、カード処理ユニット350と
が接続されている。なお、制御部330には数多くのコ
ンポーネントが接続されているが図10では省略されて
いる。
【0056】カード投入口312はユーザーがカードを
挿入する場所であり、図10に示すカード処理ユニット
350に接続されている。カード処理ユニット350
は、内部に、図示しないカードリーダと、エンボスリー
ダと、プリンタ部とを有している。カードリーダはユー
ザーが挿入したカードの磁気ストライプに記録された情
報をで読み取り、エンボスリーダはカード表面のエンボ
スされた文字記号情報を読み取り、プリンタ部は取引結
果を印字する。
挿入する場所であり、図10に示すカード処理ユニット
350に接続されている。カード処理ユニット350
は、内部に、図示しないカードリーダと、エンボスリー
ダと、プリンタ部とを有している。カードリーダはユー
ザーが挿入したカードの磁気ストライプに記録された情
報をで読み取り、エンボスリーダはカード表面のエンボ
スされた文字記号情報を読み取り、プリンタ部は取引結
果を印字する。
【0057】紙幣専用口314はユーザーが紙幣を引き
出し及び預け入れする場所であり、図10に示すBRU
340に接続されている。ここで、紙幣再利用ユニット
(BRU)とは、ユーザーが所定の取引情報を入力する
ことによって引き出しだけではなく預金も行うことがで
き、預け入れされた紙幣を鑑別して再利用する預金・引
き出し対応ユニットをいう。BRU340は、例えば、
一万円札が収納されている一万円札収納ユニットと、千
円札が収納されている千円札収納ユニットを有してい
る。
出し及び預け入れする場所であり、図10に示すBRU
340に接続されている。ここで、紙幣再利用ユニット
(BRU)とは、ユーザーが所定の取引情報を入力する
ことによって引き出しだけではなく預金も行うことがで
き、預け入れされた紙幣を鑑別して再利用する預金・引
き出し対応ユニットをいう。BRU340は、例えば、
一万円札が収納されている一万円札収納ユニットと、千
円札が収納されている千円札収納ユニットを有してい
る。
【0058】なお、図9に示すATM300の構造は単
なる例示に過ぎず、BRU340は紙幣放出ユニット
(Bill Dispense Unit: BDU)
や封筒型預金ユニット(Envelop Deposi
tory Unit: EDU)に置換されてもよい。
ここに、紙幣放出ユニット(BDU)とは、ユーザー
(顧客)がカード、暗証番号、引き出し金額等の所定の
取引情報を入力することによって、引き出し金額に相当
する紙幣を放出する引き出し専用のユニットをいう。ま
た、封筒型預金ユニット(EDU)とは、ユーザーが所
定の取引情報を入力すると共に預金されるべき紙幣を封
筒に入れて投入することにより預金金額を処理する預金
専用のユニットをいう。
なる例示に過ぎず、BRU340は紙幣放出ユニット
(Bill Dispense Unit: BDU)
や封筒型預金ユニット(Envelop Deposi
tory Unit: EDU)に置換されてもよい。
ここに、紙幣放出ユニット(BDU)とは、ユーザー
(顧客)がカード、暗証番号、引き出し金額等の所定の
取引情報を入力することによって、引き出し金額に相当
する紙幣を放出する引き出し専用のユニットをいう。ま
た、封筒型預金ユニット(EDU)とは、ユーザーが所
定の取引情報を入力すると共に預金されるべき紙幣を封
筒に入れて投入することにより預金金額を処理する預金
専用のユニットをいう。
【0059】通帳投入口316は、ユーザーが通帳Bを
挿入して過去の取引履歴を印字してもらう場所である。
通帳投入口316から挿入された通帳Bは、図8及び図
10に示す記帳ユニット200まで搬送される。硬貨専
用口318はユーザーが硬貨を引き出し及び預け入れす
る場所で、図示しない硬貨収納装置に接続されている。
挿入して過去の取引履歴を印字してもらう場所である。
通帳投入口316から挿入された通帳Bは、図8及び図
10に示す記帳ユニット200まで搬送される。硬貨専
用口318はユーザーが硬貨を引き出し及び預け入れす
る場所で、図示しない硬貨収納装置に接続されている。
【0060】操作部320は、図示しないタッチキーボ
ードを有する周知のカラーディスプレイから構成されて
いる。カラーディスプレイには取引に必要な操作、情報
が表示される。かかる表示に従ってユーザーはタッチキ
ーボードを操作して必要な情報を入力するなどして取引
を行う。
ードを有する周知のカラーディスプレイから構成されて
いる。カラーディスプレイには取引に必要な操作、情報
が表示される。かかる表示に従ってユーザーはタッチキ
ーボードを操作して必要な情報を入力するなどして取引
を行う。
【0061】制御部330は、図示しない通信手段によ
り、外部の金融機関のホストコンピュータと交信するこ
とができる。また、制御部330は、記帳ユニット20
0、操作部320、BRU340、カード処理ユニット
350その他のコンポーネントの動作を制御する。
り、外部の金融機関のホストコンピュータと交信するこ
とができる。また、制御部330は、記帳ユニット20
0、操作部320、BRU340、カード処理ユニット
350その他のコンポーネントの動作を制御する。
【0062】なお、ATM300は、図9においていわ
ゆるロビータイプのそれとして図示されているが、いわ
ゆる壁埋め込み型のATMにも適用できるのはもちろん
である。ここで、壁埋め込み型のATMとは、ユーザー
が各種の取引操作をしたり、カードの挿入を行うファサ
ード(前面カバー)のみを壁の外側に露出させ、他の全
ての部分(筐体本体)が壁の内側に設置されるATMを
いう。
ゆるロビータイプのそれとして図示されているが、いわ
ゆる壁埋め込み型のATMにも適用できるのはもちろん
である。ここで、壁埋め込み型のATMとは、ユーザー
が各種の取引操作をしたり、カードの挿入を行うファサ
ード(前面カバー)のみを壁の外側に露出させ、他の全
ての部分(筐体本体)が壁の内側に設置されるATMを
いう。
【0063】次に、図11を参照して、本発明のATM
300における記帳動作について説明する。ここで、図
11は、ATM300の記帳動作を説明するためのフロ
ーチャートである。まず最初に、制御部330は、ユー
ザーが操作部320のカラーディスプレイに表示されて
いる複数の取引から記帳取引を選択したかどうかを判断
する(ステップ1002)。制御部330は、ユーザが
記帳取引を選択したと判断すれば、操作部320に対し
てユーザーに通帳Bを挿入するようにカラーディスプレ
イに表示するように命令する(ステップ1004)。こ
れに応じてユーザーは通帳Bを通帳投入口316から挿
入する。この時、通常はユーザは記帳を開始するページ
を開いた状態で通帳Bを挿入するように促される。
300における記帳動作について説明する。ここで、図
11は、ATM300の記帳動作を説明するためのフロ
ーチャートである。まず最初に、制御部330は、ユー
ザーが操作部320のカラーディスプレイに表示されて
いる複数の取引から記帳取引を選択したかどうかを判断
する(ステップ1002)。制御部330は、ユーザが
記帳取引を選択したと判断すれば、操作部320に対し
てユーザーに通帳Bを挿入するようにカラーディスプレ
イに表示するように命令する(ステップ1004)。こ
れに応じてユーザーは通帳Bを通帳投入口316から挿
入する。この時、通常はユーザは記帳を開始するページ
を開いた状態で通帳Bを挿入するように促される。
【0064】挿入された通帳Bは図8に示すインサータ
ユニットF210に搬送され、磁気情報が読み取られ
る。読み取られた磁気情報はユーザの口座を特定するI
D情報を含んでおり、制御部330はかかるID情報に
基づいてその通帳を発行した金融機関のホストコンピュ
ータと交信して口座(履歴)情報を得る(ステップ10
06)。制御部1008は、口座情報から未だ記帳され
ていない記帳情報を抽出して図8に示すプリンタユニッ
ト240に送信する。プリンタユニット240は、図示
しないRAMなどの揮発性メモリに記帳情報を格納して
記帳開始命令があるまで待機する(ステップ100
8)。なお、ユーザが通帳Bを閉じたまま挿入したり、
記帳を開始するページ以外のページを開いた状態で通帳
Bを挿入した場合には制御部330はインサータユニッ
トF210の搬送手段を逆回転して通帳を返却するよう
に命令する。代替的に、後述するATPユニット200
において記帳を開始するページを捲るようにしてもよ
い。但し、説明の便宜上、ここではユーザはユーザは記
帳を開始するページを開いた状態で通帳Bを挿入してい
たものとする。
ユニットF210に搬送され、磁気情報が読み取られ
る。読み取られた磁気情報はユーザの口座を特定するI
D情報を含んでおり、制御部330はかかるID情報に
基づいてその通帳を発行した金融機関のホストコンピュ
ータと交信して口座(履歴)情報を得る(ステップ10
06)。制御部1008は、口座情報から未だ記帳され
ていない記帳情報を抽出して図8に示すプリンタユニッ
ト240に送信する。プリンタユニット240は、図示
しないRAMなどの揮発性メモリに記帳情報を格納して
記帳開始命令があるまで待機する(ステップ100
8)。なお、ユーザが通帳Bを閉じたまま挿入したり、
記帳を開始するページ以外のページを開いた状態で通帳
Bを挿入した場合には制御部330はインサータユニッ
トF210の搬送手段を逆回転して通帳を返却するよう
に命令する。代替的に、後述するATPユニット200
において記帳を開始するページを捲るようにしてもよ
い。但し、説明の便宜上、ここではユーザはユーザは記
帳を開始するページを開いた状態で通帳Bを挿入してい
たものとする。
【0065】制御部330は、一旦通帳Bがインサータ
ユニットF210のホームポジションにあることを認識
した後に、ATPユニット100に向けて通帳Bの搬送
を開始する。制御部330は、必要があれば通帳Bの文
字、図形情報を共通前ユニット230を介して読み取
り、その後、共通前ユニット230に通帳BをATPユ
ニット100手前の印字位置まで搬送するように命令す
る。印字位置は、例えば、通帳Bの記帳されるべきペー
ジの図示しない磁気ストライプが図2に示すATPユニ
ット100の入口に設けられた孔182の直下に到達し
た時である。通帳Bが印字位置に到達したかどうかは図
示しない光センサにより検知することができる。制御部
330は、かかるセンサの検知信号により通帳Bが印字
位置に到達したと判断すれば(ステップ1010)プリ
ントユニット240に対して記帳情報の印字を開始する
ように命令する(ステップ1012)。もし現在のペー
ジに全ての記帳情報を印字したと制御部330が判断す
れば(ステップ1014)、制御部330は通帳を返却
して記帳取引を終了する(ステップ1024)。制御部
330は印刷終了をプリンタユニット240からの印刷
終了信号によって例えば知ることができる。印刷が終了
すれば、選択的に、制御部330は、記帳終了の旨を操
作部320のカラーディスプレイに表示してもよい。
ユニットF210のホームポジションにあることを認識
した後に、ATPユニット100に向けて通帳Bの搬送
を開始する。制御部330は、必要があれば通帳Bの文
字、図形情報を共通前ユニット230を介して読み取
り、その後、共通前ユニット230に通帳BをATPユ
ニット100手前の印字位置まで搬送するように命令す
る。印字位置は、例えば、通帳Bの記帳されるべきペー
ジの図示しない磁気ストライプが図2に示すATPユニ
ット100の入口に設けられた孔182の直下に到達し
た時である。通帳Bが印字位置に到達したかどうかは図
示しない光センサにより検知することができる。制御部
330は、かかるセンサの検知信号により通帳Bが印字
位置に到達したと判断すれば(ステップ1010)プリ
ントユニット240に対して記帳情報の印字を開始する
ように命令する(ステップ1012)。もし現在のペー
ジに全ての記帳情報を印字したと制御部330が判断す
れば(ステップ1014)、制御部330は通帳を返却
して記帳取引を終了する(ステップ1024)。制御部
330は印刷終了をプリンタユニット240からの印刷
終了信号によって例えば知ることができる。印刷が終了
すれば、選択的に、制御部330は、記帳終了の旨を操
作部320のカラーディスプレイに表示してもよい。
【0066】現在のページに全ての記帳情報を印字して
いない場合にはプリンタユニット240による印字動作
が継続される。その後、制御部330は、通帳Bの当該
ページが全て印字されてなおかつ未記録の記帳情報が存
在するかどうか、即ち、通帳Bの改ページが必要かどう
かを、図示しない光センサを利用して判断する(ステッ
プ1016)。代替的に、制御部330は記帳情報と通
帳の行数から改ページが必要かどうかを判断することが
できる。即ち、通帳Bが例えば各ページ24行有してい
れば、制御部330は改ページの時期を記帳情報から簡
単に計算することができるからである。制御部330は
改ページが必要であると判断すると、プリントユニット
240に記帳を中断して図示しないATPユニット10
0に対して通帳Bを改ページするために搬送するように
命令する(ステップ1018)。
いない場合にはプリンタユニット240による印字動作
が継続される。その後、制御部330は、通帳Bの当該
ページが全て印字されてなおかつ未記録の記帳情報が存
在するかどうか、即ち、通帳Bの改ページが必要かどう
かを、図示しない光センサを利用して判断する(ステッ
プ1016)。代替的に、制御部330は記帳情報と通
帳の行数から改ページが必要かどうかを判断することが
できる。即ち、通帳Bが例えば各ページ24行有してい
れば、制御部330は改ページの時期を記帳情報から簡
単に計算することができるからである。制御部330は
改ページが必要であると判断すると、プリントユニット
240に記帳を中断して図示しないATPユニット10
0に対して通帳Bを改ページするために搬送するように
命令する(ステップ1018)。
【0067】これに応答して、ATPユニット100
は、図示しない搬送手段とその後搬送ローラ150及び
152を駆動して通帳Bを図5に示す左方向に搬送す
る。次いで、制御部330は、通帳Bの先端がPパネル
130とシャフト106とのつなぎ目に到達したかどう
かを、光センサ176を利用して判断する(ステップ1
020)。制御部330は、通帳Bの先端がPパネル1
30とシャフト106とのつなぎ目に到達したと判断す
ると、ATPユニット100に搬送ローラ150及び1
52による搬送を一旦中止して、その後、所定ステップ
だけ通帳Bを捲り位置まで搬送するように命令する(ス
テップ1022)。捲り位置は通帳Bの現在のページが
捲られるために通帳Bが配置されるべき位置であり、例
えば、通帳Bの先端が、図5に示すように、ATPロー
ラ102を越えた付近に予め設定されている。
は、図示しない搬送手段とその後搬送ローラ150及び
152を駆動して通帳Bを図5に示す左方向に搬送す
る。次いで、制御部330は、通帳Bの先端がPパネル
130とシャフト106とのつなぎ目に到達したかどう
かを、光センサ176を利用して判断する(ステップ1
020)。制御部330は、通帳Bの先端がPパネル1
30とシャフト106とのつなぎ目に到達したと判断す
ると、ATPユニット100に搬送ローラ150及び1
52による搬送を一旦中止して、その後、所定ステップ
だけ通帳Bを捲り位置まで搬送するように命令する(ス
テップ1022)。捲り位置は通帳Bの現在のページが
捲られるために通帳Bが配置されるべき位置であり、例
えば、通帳Bの先端が、図5に示すように、ATPロー
ラ102を越えた付近に予め設定されている。
【0068】通帳投入口316から挿入される通帳Bの
端面は、断面的に変形していたり、波打っている場合が
多い。かかる変形はPパネル130とシャフト106と
のつなぎ目まではPパネル130によって搬送路FPに
押圧されている。しかし、屈折部131以降は可動ガイ
ド110がなければ、通帳B端面はATPローラ102
に衝突する恐れがある。これに対して、本発明のATP
ユニット100においては可動ガイド110のアーム1
14の斜面114aが変形又は波打っている通帳Bの端
面をATPローラ102及び104の間に案内し、通帳
B端面がATPローラ102に衝突することを防止して
いる。可動アーム110に印加されているばね105の
弾性力は搬送される通帳Bの押圧力に十分対抗すること
ができる程度に設定されている。なお、搬送路FPの下
側においては遮蔽板136が変形を規制しているため、
通帳Bがローラ104及び152に衝突する心配はな
い。通帳BはATPローラ102及び104の間に挿入
される際に端部の変形がくせ直しローラ103によって
矯正される。
端面は、断面的に変形していたり、波打っている場合が
多い。かかる変形はPパネル130とシャフト106と
のつなぎ目まではPパネル130によって搬送路FPに
押圧されている。しかし、屈折部131以降は可動ガイ
ド110がなければ、通帳B端面はATPローラ102
に衝突する恐れがある。これに対して、本発明のATP
ユニット100においては可動ガイド110のアーム1
14の斜面114aが変形又は波打っている通帳Bの端
面をATPローラ102及び104の間に案内し、通帳
B端面がATPローラ102に衝突することを防止して
いる。可動アーム110に印加されているばね105の
弾性力は搬送される通帳Bの押圧力に十分対抗すること
ができる程度に設定されている。なお、搬送路FPの下
側においては遮蔽板136が変形を規制しているため、
通帳Bがローラ104及び152に衝突する心配はな
い。通帳BはATPローラ102及び104の間に挿入
される際に端部の変形がくせ直しローラ103によって
矯正される。
【0069】次に、制御部330はシャフト108と共
にATPローラ104を図5に示す下側に退避させる
(ステップ1026)。また、制御部330は、プレッ
シャーレバー140の駆動部142を駆動して突出部1
44を搬送路FPへ突出させる(ステップ1028)。
この結果、通帳Bは図6に示す実線のように変形して膨
らむことになる。通帳Bをこのように変形させるのはペ
ージの捲り取りを容易にするためである。通帳Bの変形
と共にPパネル130も図6に示す時計方向に回転す
る。
にATPローラ104を図5に示す下側に退避させる
(ステップ1026)。また、制御部330は、プレッ
シャーレバー140の駆動部142を駆動して突出部1
44を搬送路FPへ突出させる(ステップ1028)。
この結果、通帳Bは図6に示す実線のように変形して膨
らむことになる。通帳Bをこのように変形させるのはペ
ージの捲り取りを容易にするためである。通帳Bの変形
と共にPパネル130も図6に示す時計方向に回転す
る。
【0070】次いで、制御部330はギア機構190を
駆動することにより、上側ATPローラ102が図6に
おいて反時計回りに(即ち、搬送方向と逆方向に)回転
させる(ステップ1030)。この結果、可動ガイド1
10は図5に示す位置から反時計回りにシャフト106
と共に回転し、アーム114の内面がシャフト120に
規制されることによって、図6に示す位置まで変位す
る。可動ガイド110が図6に示す位置で固定されても
ローラ102及び103の回転には影響しない。その
後、通帳Bの現在のページが捲られることになる。
駆動することにより、上側ATPローラ102が図6に
おいて反時計回りに(即ち、搬送方向と逆方向に)回転
させる(ステップ1030)。この結果、可動ガイド1
10は図5に示す位置から反時計回りにシャフト106
と共に回転し、アーム114の内面がシャフト120に
規制されることによって、図6に示す位置まで変位す
る。可動ガイド110が図6に示す位置で固定されても
ローラ102及び103の回転には影響しない。その
後、通帳Bの現在のページが捲られることになる。
【0071】ステップ1030においては、ATPロー
ラ102が通帳Bの問題のページを撥ね上げる。ページ
の撥ね上げと共にPパネル130は図6に示す時計方向
に更に回転することになる。その後、撥ね上げられたペ
ージは可動ガイド110のアーム114の斜面114a
に沿って摺動する。図7の実線に示すように従来は撥ね
上げられたページがATPローラ102上に引っ掛かっ
て残る場合があった。この状態でステップ1038で説
明するように通帳Bが搬送されるとページの先端が再び
元の位置に戻ったり折れ曲がったりする場合があった。
しかし、本実施例のATPユニット100は、捲られる
ページを図7に示すように可動ガイド110のアーム1
14がその斜面114aに沿って摺動させるためにこの
ような問題を防止している。
ラ102が通帳Bの問題のページを撥ね上げる。ページ
の撥ね上げと共にPパネル130は図6に示す時計方向
に更に回転することになる。その後、撥ね上げられたペ
ージは可動ガイド110のアーム114の斜面114a
に沿って摺動する。図7の実線に示すように従来は撥ね
上げられたページがATPローラ102上に引っ掛かっ
て残る場合があった。この状態でステップ1038で説
明するように通帳Bが搬送されるとページの先端が再び
元の位置に戻ったり折れ曲がったりする場合があった。
しかし、本実施例のATPユニット100は、捲られる
ページを図7に示すように可動ガイド110のアーム1
14がその斜面114aに沿って摺動させるためにこの
ような問題を防止している。
【0072】制御部330は、Pパネル130の膨らみ
を光センサ172によって検知することによって捲り位
置におけるページ捲りが完了したことを判断する(ステ
ップ1032)。制御部330は、光センサ172によ
りページが図6に示す一点鎖線の位置に到達したと判断
すると(ステップ1032)、シャフト108と共にロ
ーラ104を上昇させる(ステップ1034)。また、
制御部330は、プレッシャーレバー140の駆動部1
42を駆動して突出部144を搬送路FPから退避させ
て、通帳Bの変形を解除する(ステップ1036)。通
帳Bの変形を解除するのはこの後通帳Bを搬送するため
である。通帳Bの変形と共にPパネル130も図6に示
す反時計方向に回転する。但し、通帳Bの一ページが捲
られているのでPパネル130はまだ搬送路FPからは
離間している。
を光センサ172によって検知することによって捲り位
置におけるページ捲りが完了したことを判断する(ステ
ップ1032)。制御部330は、光センサ172によ
りページが図6に示す一点鎖線の位置に到達したと判断
すると(ステップ1032)、シャフト108と共にロ
ーラ104を上昇させる(ステップ1034)。また、
制御部330は、プレッシャーレバー140の駆動部1
42を駆動して突出部144を搬送路FPから退避させ
て、通帳Bの変形を解除する(ステップ1036)。通
帳Bの変形を解除するのはこの後通帳Bを搬送するため
である。通帳Bの変形と共にPパネル130も図6に示
す反時計方向に回転する。但し、通帳Bの一ページが捲
られているのでPパネル130はまだ搬送路FPからは
離間している。
【0073】次に、制御部330は通帳Bを図6に示す
左方向へ所定ステップだけ搬送するようにATPユニッ
ト100に命令する(ステップ1038)。捲られるペ
ージはATPローラ102及び104の間にないので通
帳Bが搬送されると、当該ページは反対側に倒れること
になる。通帳Bは搬送されると図8に示すインサータユ
ニットR250に一部突出する。制御部330は、捲ら
れるページが反対側に倒れたかどうかを、Pパネル13
0の膨らみを検知する光センサ174を利用して検知す
ることができる。制御部330は、捲られるページが反
対側に倒れてページ捲りが終了したと判断すれば(ステ
ップ1040)、通帳Bを図8に示すインサータユニッ
トF210内にあるホームポジションへ移動するよう
に、図8に示すATPユニット100、共通前ユニット
230及びインサータユニット210に命令する(ステ
ップ1042)。制御部330は、通帳Bがホームポジ
ションに移動したと図示しないセンサを利用して判断す
ると、通帳Bを再び印字位置へ搬送して(ステップ10
44)、その後ステップ1010に帰還する。
左方向へ所定ステップだけ搬送するようにATPユニッ
ト100に命令する(ステップ1038)。捲られるペ
ージはATPローラ102及び104の間にないので通
帳Bが搬送されると、当該ページは反対側に倒れること
になる。通帳Bは搬送されると図8に示すインサータユ
ニットR250に一部突出する。制御部330は、捲ら
れるページが反対側に倒れたかどうかを、Pパネル13
0の膨らみを検知する光センサ174を利用して検知す
ることができる。制御部330は、捲られるページが反
対側に倒れてページ捲りが終了したと判断すれば(ステ
ップ1040)、通帳Bを図8に示すインサータユニッ
トF210内にあるホームポジションへ移動するよう
に、図8に示すATPユニット100、共通前ユニット
230及びインサータユニット210に命令する(ステ
ップ1042)。制御部330は、通帳Bがホームポジ
ションに移動したと図示しないセンサを利用して判断す
ると、通帳Bを再び印字位置へ搬送して(ステップ10
44)、その後ステップ1010に帰還する。
【0074】なお、上述した記帳処理はユーザが記帳取
引を操作部320で選択した場合であるが、ATM30
0は、ユーザが例えば出金取引を終了した後に記帳する
かどうかをユーザに尋ねてユーザが希望すれば記帳動作
を開始することができることはいうまでもない。
引を操作部320で選択した場合であるが、ATM30
0は、ユーザが例えば出金取引を終了した後に記帳する
かどうかをユーザに尋ねてユーザが希望すれば記帳動作
を開始することができることはいうまでもない。
【0075】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はその要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能
である。
本発明はその要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能
である。
【0076】
【発明の効果】本発明の例示的な自動ページ捲りユニッ
ト、記帳ユニット、自動処理システム及び制御方法によ
れば、捲り手段による捲り動作開始の前及び/又は後で
前記捲り手段による捲り動作が補助されるので、冊子状
媒体が捲り手段による捲り動作開始の前又は後において
ジャムや捲り不良が生じる可能性が低減される。
ト、記帳ユニット、自動処理システム及び制御方法によ
れば、捲り手段による捲り動作開始の前及び/又は後で
前記捲り手段による捲り動作が補助されるので、冊子状
媒体が捲り手段による捲り動作開始の前又は後において
ジャムや捲り不良が生じる可能性が低減される。
【図1】 本発明の例示的一態様としての自動処理シス
テムの原理の一側面を説明するための概略ブロック図で
ある。
テムの原理の一側面を説明するための概略ブロック図で
ある。
【図2】 本発明の例示的一態様であるATPユニット
の全体斜視図である。
の全体斜視図である。
【図3】 図2に示すATPユニットに使用されるAT
Pローラ、可動ガイドを有するシャフト近傍の全体斜視
図である。
Pローラ、可動ガイドを有するシャフト近傍の全体斜視
図である。
【図4】 図3に示すシャフト近傍をN方向から見た場
合の一部拡大平面図である。
合の一部拡大平面図である。
【図5】 図2に示すATPユニットの部分断面図であ
り、通帳媒体BをATPユニットが搬送する動作を説明
するための図である。
り、通帳媒体BをATPユニットが搬送する動作を説明
するための図である。
【図6】 図2に示すATPユニットの部分断面図であ
り、ATPユニットが通帳媒体のページを捲る動作を説
明するための図である。
り、ATPユニットが通帳媒体のページを捲る動作を説
明するための図である。
【図7】 図6に示すATPユニットの可動ガイドの拡
大図であり、可動アームが通帳媒体の捲り補助動作を説
明するための図である。
大図であり、可動アームが通帳媒体の捲り補助動作を説
明するための図である。
【図8】 本発明の例示的一態様としての搬送ユニット
の概略ブロック図である。
の概略ブロック図である。
【図9】 本発明の例示的一態様としてのATMの全体
斜視図である。
斜視図である。
【図10】 図9に示すATMの制御系を説明するため
のブロック図である。
のブロック図である。
【図11】 図9に示すATMの記帳動作を説明するた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
1 自動処理システム 10 制御部 20 自動ページ捲り(ATP)ユニット 22 捲り手段 24 捲り補助手段 26 搬送手段 28 検知手段 30 処理部 32 処理手段 34 検知手段 36 搬送手段 100 ATPユニット 102 ATPローラ 103 くせ直しローラ 104 ATPローラ 105 ばね 106 シャフト 107 カラー 108 シャフト 109 ギア 110 可動ガイド 112 アーム 114 アーム 120 シャフト 130 Pパネル 140 プレッシャーレバー 180 フレーム
Claims (11)
- 【請求項1】 冊子状媒体の搬送手段と、 前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段と、 前記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を補助する捲り
補助手段とを有する自動ページ捲りユニット。 - 【請求項2】 冊子状媒体の搬送手段と、 前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段と、 前記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を補助するとと
もに、前記捲られたページを前記捲り手段から分離する
捲り補助手段とを有する自動ページ捲りユニット。 - 【請求項3】 冊子状媒体を搬送すると共に当該冊子状
媒体のページを捲ることができる自動ページ捲りユニッ
トと、 前記冊子状媒体に所定の処理を施すことができる処理部
とを有する自動処理システムであって、前記自動ページ
捲りユニットは、 冊子状媒体の搬送手段と、 前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段と、 前記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を補助する捲り
補助手段とを有する自動処理システム。 - 【請求項4】 冊子状媒体を搬送すると共に当該冊子状
媒体のページを捲ることができる自動ページ捲りユニッ
トと、 前記冊子状媒体に所定の処理を施すことができる処理部
とを有する自動処理システムであって、前記自動ページ
捲りユニットは、 冊子状媒体の搬送手段と、 前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段と、 前記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を補助するとと
もに、前記捲られたページを前記捲り手段から分離する
捲り補助手段とを有する自動処理システム。 - 【請求項5】 フレームと、 当該フレームに回転自在に接続されたシャフトと、 当該シャフトに固定されて当該シャトルと共に回転可能
で、冊子状媒体のページを捲るために当該冊子状媒体と
係合することができる捲りローラと、 前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路を搬
送されている前記冊子状媒体に係合して当該冊子状媒体
が前記搬送路から離間することを防止して前記冊子状媒
体が前記捲りローラと係合することを補助する可動ガイ
ドとを有する自動ページ捲りユニット。 - 【請求項6】 フレームと、 当該フレームに回転自在に接続されたシャフトと、 当該シャフトに固定されて当該シャトルと共に回転可能
で、冊子状媒体のページを捲るために当該冊子状媒体と
係合することができる捲りローラと、 前記フレームに対して変位可能に設けられ、一の位置に
て、搬送路を搬送されている前記冊子状媒体に係合して
当該冊子状媒体が前記搬送路から離間することを防止し
て前記冊子状媒体が前記捲りローラと係合することを補
助するとともに、他の位置にて、前記捲りローラより捲
られたページに係合して当該冊子状媒体の前記捲られた
ページを前記捲りローラから分離する可動ガイドとを有
する自動ページ捲りユニット。 - 【請求項7】 通帳の磁気情報を読み取ると共に前記通
帳を搬送することができるインサータユニットと、 前記通帳を搬送すると共に前記通帳のページを捲ること
ができる自動ページ捲りユニットと、 前記通帳に取引情報を記録するプリンタユニットとを有
する記帳ユニットであって、前記自動ページ捲りユニッ
トは、 フレームと、 当該フレームに回転可能に設けられたシャフトと、 当該シャフトに固定されて当該シャトルと共に回転可能
で、前記通帳のページを捲るために前記通帳と係合する
ことができる捲りローラと、 前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路を搬
送されている前記通帳に係合して前記通帳が前記搬送路
から離間することを防止して前記通帳が前記捲りローラ
と係合することを補助する可動ガイドとを有する記帳ユ
ニット。 - 【請求項8】 通帳の磁気情報を読み取ることができる
と共に前記通帳を搬送することができるインサータユニ
ットと、 前記通帳を搬送すると共に前記通帳のページを捲ること
ができる自動ページ捲りユニットと、 前記通帳に取引情報を記録するプリンタユニットとを有
する記帳ユニットであって、前記自動ページ捲りユニッ
トは、 フレームと、 当該フレームに回転可能に設けられたシャフトと、 当該シャフトに固定されて当該シャトルと共に回転可能
で、前記通帳のページを捲るために前記通帳と係合する
ことができる捲りローラと、 前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路を搬
送されている前記通帳に係合して前記通帳が前記搬送路
から離間することを防止して前記通帳が前記捲りローラ
と係合することを補助する可動ガイドとを有する記帳ユ
ニット。 - 【請求項9】 通帳投入口を有する筐体と、 前記筐体に収納された制御部と、 前記制御部により制御され、前記通帳投入口から投入さ
れた通帳に対して記帳を行う記帳ユニットとを有する自
動処理システムであって、 前記記帳ユニットは、 前記通帳の磁気情報を読み取ることができると共に前記
通帳を搬送することができるインサータユニットと、 前記通帳を搬送すると共に前記通帳のページを捲ること
ができる自動ページ捲りユニットと、 前記通帳に取引情報を記録するプリンタユニットとを有
し、 前記自動ページ捲りユニットは、 フレームと、 当該フレームに回転可能に設けられたシャフトと、 当該シャフトに固定されて当該シャトルと共に回転可能
で、前記通帳のページを捲るために前記通帳と係合する
ことができる捲りローラと、 前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路を搬
送されている前記通帳に係合して前記通帳が前記搬送路
から離間することを防止して前記通帳が前記捲りローラ
と係合することを補助する可動ガイドとを有する自動処
理システム。 - 【請求項10】 通帳投入口を有する筐体と、 前記筐体に収納された制御部と、 前記制御部により制御され、前記通帳投入口から投入さ
れた通帳に対して記帳を行う記帳ユニットとを有する自
動処理システムであって、 前記記帳ユニットは、 前記通帳の磁気情報を読み取ることができると共に前記
通帳を搬送することができるインサータユニットと、 前記通帳を搬送すると共に当該通帳のページを捲ること
ができる自動ページ捲りユニットと、 前記通帳に取引情報を記録するプリンタユニットとを有
し、 前記自動ページ捲りユニットは、 フレームと、 当該フレームに回転可能に設けられたシャフトと、 当該シャフトに固定されて当該シャトルと共に回転可能
で、前記通帳のページを捲るために前記通帳と係合する
ことができる捲りローラと、 前記フレームに対して変位可能に設けられ、搬送路を搬
送されている前記通帳に係合して前記通帳が前記搬送路
から離間することを防止して前記通帳が前記捲りローラ
と係合することを補助する可動ガイドとを有する記帳ユ
ニット。 - 【請求項11】 冊子状媒体が処理位置にある時に前記
冊子状媒体に所定の処理を施す工程と、 前記冊子状媒体のページを捲る必要がある場合に前記所
定の処理を中断する工程と、 前記冊子状媒体に係合して前記冊子状媒体のページを捲
ることができる捲り手段まで前記冊子状媒体を前記処理
位置から搬送する工程と、 前記冊子状媒体の搬送中の変形を抑えることによって前
記冊子状媒体と前記捲り手段との係合を補助する工程
と、 前記冊子状媒体の前記ページを前記捲り手段により捲る
工程と、 前記ページが捲られた前記冊子状媒体を前記処理位置に
搬送して前記所定の処理の続きを行う工程とを有する制
御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10982599A JP2000301859A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 自動ページ捲りユニット、自動処理システム、記帳ユニット並びに制御方法 |
ES200000365A ES2213409A1 (es) | 1999-04-16 | 2000-02-17 | Dispositivo de transaccion automatica y metodo para controlar dicho dispositivo. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10982599A JP2000301859A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 自動ページ捲りユニット、自動処理システム、記帳ユニット並びに制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000301859A true JP2000301859A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14520176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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