JPH10255108A - 冊子体処理装置、これを備えた自動取引装置、および冊子体処理方法 - Google Patents

冊子体処理装置、これを備えた自動取引装置、および冊子体処理方法

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JPH10255108A
JPH10255108A JP9051510A JP5151097A JPH10255108A JP H10255108 A JPH10255108 A JP H10255108A JP 9051510 A JP9051510 A JP 9051510A JP 5151097 A JP5151097 A JP 5151097A JP H10255108 A JPH10255108 A JP H10255108A
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JP9051510A
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Takeshi Yamagata
毅 山縣
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冊子体の安定かつ迅速な処理が可能な冊子体処
理装置、自動取引装置、および冊子体処理方法を提供す
ることにある。 【解決手段】通帳Pの頁をめくる自動頁めくり機構50
は、所定の位置までめくり上げられためくり頁を検出す
るめくりセンサ110、112を備えている。各めくり
センサは、通帳の綴じ目Bとほぼ平行な方向に沿って検
出光を射出する発光部110a、112aと、検出光を
受光する受光部110b、112bと、を有している。
これらの発光部および受光部は、通帳のめくり頁が所定
の位置までめくり上げられる途中で発光部と受光部との
間を通過する位置に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行等の金融機
関に設置され、例えば、通帳等の冊子体を処理する冊子
体処理装置、これを備えた自動取引装置、および冊子体
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行等の金融機関には、利用者に
対して貨幣、通帳、単票等の種々取引媒体を自動的に処
理する自動取引装置(以下、ATMと称する)が多数設
置されている。この種のATMは、紙幣を取り扱う紙幣
入出金装置、硬貨を取り扱う硬貨入出金装置、カートリ
ーダ/レシートプリンタ、通帳取扱装置等を備えて構成
されている。そして、このようなATMは、複雑かつ多
彩な取引も行えるようになり、また、休日運用、夜間運
用、24時間運用など利用時間の延長により、その利用
回数はなお増加し続けている。
【0003】ATMにおいて、通帳取扱装置は、通帳を
受け取って所定の情報を読取る読取部、印字部と、通帳
の頁をめくる自動頁めくり機構、新しい通帳や処理内容
を記載した単票等の媒体を発行する発行部と、を備えて
構成されている。
【0004】近年、通帳は、従来の中紙4〜5枚のもの
から、増頁通帳と呼ばれる中紙7枚のものに移行しつつ
ある。そして、1冊の通帳の中に、例えば、定期預金
欄、普通預金欄のように多種の取引を記載するものが増
えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たATMの通帳取扱装置において、円滑かつ迅速な取引
を行うためには、自動頁めくり機構により通帳の頁を安
定かつ迅速にめくれることが必要になるとともに、増頁
通帳等を扱う場合には複数枚の頁を連続的にめくる必要
が生じる。
【0006】一般に、自動頁めくり機構は、めくられた
頁を検知するめくりセンサを備えている。このめくりセ
ンサは、例えば、検出光を射出する発光部とこの検出光
を受光する受光部とを有し、めくられた頁が検出光を遮
ることによりめくり検知を行う。
【0007】従来の自動頁めくり機構において、めくり
センサの発光部および受光部は、通帳の綴じ目と直行す
る方向に並んで通帳の上方に設けられている。そして、
めくりセンサは、めくられた頁の膨らみ部分が発光部と
受光部との間に位置することにより頁めくりを検知す
る。
【0008】しかしながら、上記構成の自動めくり機構
においては、1枚の頁がめくりセンサによって検知され
た状態、つまり、発光部と受光部との間にめくり頁が存
在している状態では、2枚目、3枚目の頁を検出ことは
できない。そのため、複数の頁を連続して自動めくりす
ることができず、増頁通帳等への対応が困難となる。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、冊子体の安定かつ迅速な処理が可能な
冊子体処理装置、これを備えた自動取引装置、および冊
子体処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るこの発明の冊子体処理装置は、冊子
体を開いた状態で所定の搬送路に沿って搬送する搬送手
段と、上記搬送路に設けられ、上記冊子体の頁をめくる
頁めくり機構と、を備えている。上記頁めくり機構は、
所定の位置までめくり上げられためくり頁を検出するめ
くりセンサを備え、このめくりセンサは、上記冊子体の
搬送方向とほぼ直行する方向に沿って検出光を射出する
発光部と、上記検出光を受光する受光部と、を有してい
る。そして、上記発光部および受光部は、上記冊子体の
めくり頁が上記所定の位置までめくり上げられる途中で
上記発光部と受光部との間を通過する位置に設けられて
いることを特徴としている。
【0011】この発明に係る冊子体処理装置によれば、
頁めくり機構は、所定位置までめくり上げられた頁を上
記所定位置に保持し、上記めくりセンサ側への移動を規
制する保持手段を備えていることを特徴としている。
【0012】また、この発明に係る冊子体処理装置によ
れば、頁めくり機構は、めくり頁に接触可能なめくりロ
ーラと、上記めくりローラに隣接して設けられていると
ともに上記めくり上げられた頁を押し上げ、上記めくり
ローラと非接触状態に支持する補助ガイドを備えてい
る。
【0013】一方、この発明に係る自動取引装置は、紙
幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置と、硬貨の入出金
処理を行う硬貨入出金装置と、カードの読取処理を行う
カード読取装置と、通帳および単票に読取、書込み処
理、および通帳、単票の発行を行う通帳処理装置と、を
備えている。
【0014】上記通帳処理装置は、通帳を開いた状態で
所定の搬送路に沿って搬送する搬送手段と、上記搬送路
に設けられ、上記通帳の頁をめくる自動頁めくり機構
と、を備え、この自動頁めくり機構は、上記搬送路を挟
んで互いに対向しているとともに共通の枢軸の回りで揺
動自在に設けられためくりローラおよびガイド部材を有
し、上記めくりローラが上記搬送路を通る通帳から離間
する中立位置から上記めくりローラが上記通帳に当接す
る位置へ揺動自在な揺動部と、上記めくりローラが上記
通帳に当接した状態でめくりローラを回転駆動すること
により頁をめくる駆動手段と、所定位置までめくり上げ
られためくり頁を検出するめくりセンサと、を備えてい
る。
【0015】そして、めくりセンサは、上記通帳の搬送
方向とほぼ直行する方向に沿って検出光を射出する発光
部と、上記検出光を受光する受光部と、を有し、これら
の発光部および受光部は、上記通帳のめくり頁が上記所
定位置までめくり上げられる途中で上記発光部と受光部
との間を通過する位置に設けられていることを特徴とし
ている。
【0016】また、この発明に係る冊子体処理方法は、
冊子体の綴じ目と平行な回転軸を有するめくりローラ
を、上記冊子体のめくり頁に押し当てた状態で回転駆動
することにより上記冊子体の複数枚の頁を連続的にめく
り上げ、所定位置までめくり上げられた1枚目のめくり
頁を、部分的にめくり上げられた次頁によって上記所定
位置に保持し、上記めくり頁が上記所定位置までめくり
上がる途中で、上記冊子体の綴じ目とほぼ平行な検出光
軸を有するめくりセンサによって上記各めくり頁を順次
検知することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、この
発明の実施の形態に係る自動取引装置(以下、ATMと
称する)を示している。このATMは金融機関の営業店
に設置され、預金の受払い、通帳への記録、新規通帳の
発行等をセルフサービス的に実行する。
【0018】図1に示すように、ATMはほぼ矩形箱状
の筐体10を備え、筐体の前面には、利用者に対面する
ほぼL字形状の操作面12が設けられている。操作面1
2の水平部には、タッチパネルを兼ねた表示部14が設
けられ、垂直部には、カード挿入口16、通帳挿入口1
8等が設けられている。また、操作面12の水平部基端
には、それぞれ扉によって開閉される紙幣入出金口20
および硬貨入出金口22が設けられている。
【0019】表示部14は、利用者が指で触ることによ
り情報を入力可能なタッチパネル23と、タッチパネル
の下面に対向して設けられたカラーの液晶表示装置24
と、を備えている。そして、液晶表示装置24が取引の
ステップに応じて必要な案内文言やキーを表示し、タッ
チパネル23を通してこのキーに対応する部分を指で触
れることにより、所望のキー入力操作を実行することが
できる。
【0020】筐体10内には、利用者に対して種々の取
引を実行するための種々の処理ユニットが配設されてい
る。すなわち、筐体10内には、紙幣入出金装置30、
硬貨入出金装置32、通帳プリンタ34、カードリーダ
/レシートプリンタ36、これら各ユニットの動作を制
御する主制御部38が配設されている。
【0021】紙幣入出金装置30は、紙幣入出金口20
から投入された入金紙幣の受取、計数、収納を行うとと
もに、指定金額を紙幣入出金口20に払い出すもので、
紙幣の入出金処理を行う。同様に、硬貨入出金装置32
は硬貨の受け払い機能を有し、硬貨入出金口22に接続
されている。
【0022】通帳プリンタ34は、通帳挿入口18から
挿入された冊子体としての通帳に設けられた磁気ストラ
イプから口座番号等を読み取り、この口座に対応する取
引内容を印字する等の所定の処理を行い、処理済みの通
帳、新規な通帳、単票等を通帳挿入口18から利用者に
排出する。なお、通帳プリンタ34は、この発明におけ
る媒体処理装置として機能し、その詳細な説明は後述す
る。
【0023】カードリーダ/レシートプリンタ36は、
カード挿入口16を通して挿入された磁気カードから口
座番号を読み取り、これに対応する暗証番号とのマッチ
ングを行い、本人確認をしたり、通帳を持参しない利用
者に対して、取引の記録をレシートとして印字発行する
機能を有している。
【0024】また、主制御部38は、遠隔するホストコ
ンピュータとオンラインでデータを交換し、各ユニット
の取引を実行制御するもので、内蔵する記憶部に蓄えら
れたプログラムに従って、マイクロコンピュータで情報
の授受、演算、記憶、伝送等を行う。
【0025】これらの紙幣入出金装置30、硬貨入出金
装置32、通帳プリンタ34、カードリーダ/レシート
プリンタ36、および主制御部38は、筐体10の後面
に設けられた図示しない扉を介して筐体から取出し可能
となっている。
【0026】次に、通帳プリンタ34の構成について詳
細に説明する。図2に示すように、通帳プリンタ34は
細長い矩形状のハウジング40を備え、その前端壁に
は、前述した通帳挿入口18が形成されている。また、
ハウジング40内にはほぼ直線状の搬送路42が形成さ
れ、通帳挿入口18からハウジング40の後端部近傍ま
で水平に延びている。
【0027】ハウジング40内には、複数の送りローラ
対44a、44bが搬送路42に沿って互いに所定の間
隔離間して配設されている。これらの送りローラ対44
a、44bはステッピングモータ41によって駆動され
る。そして、送りローラ対44a、44bは、通帳挿入
口18を通して通帳プリンタ34に挿入された通帳Pを
搬送路42を通して搬送するとともに、処理済みの通
帳、後述する単票Q、未使用の新規な通帳を通帳挿入口
18から搬出する。なお、搬送路42、送りローラ対4
4a、44b、ステッピングモータ41は、搬送手段を
構成している。
【0028】一方、図3は、通帳プリンタ34で取り扱
い可能な取引媒体として、通帳Pおよび単票Qを示して
いる。まず、通帳Pは冊子式の通帳であり連続する取引
の記録をその都度、累積して印字記録するものである。
通帳Pの表紙60aおよび裏表紙60bの内側には複数
の頁が綴じ込まれ、裏表紙60bには口座番号等の顧客
情報が記録された磁気ストライプ62が貼付されてい
る。
【0029】内側は取引記録印字頁になっていて前部頁
は定期預金頁63、中央頁は普通預金頁64、後部頁は
自動積み立て頁66となっている。開かれた各頁の上部
には、頁を表す頁マークMが印刷されているとともに、
各頁の印字領域67には、取引情報68が印字される。
【0030】また、単票Qは、小型単票形式の「ご利用
明細書」であり、一般には通帳Pを閉じた寸法と同一の
寸法および形状を有している。そして、利用者が通帳P
を持参しないで普通預金の入出金等の単純取引を行った
場合に、当該取引データのみが記録として単票Qに印字
され利用者に発行される。
【0031】図2に示すように、ハウジング40内にお
いて通帳挿入口18の近傍には、通帳挿入口を開閉する
シャッタゲート46、および通帳P叉は単票Qを検知す
る光学センサ47が設けられている。そして、例えば、
利用者によって通帳挿入口18に挿入された通帳Pが光
学センサ47によって検出されると、図示しない電磁ソ
レノイドによりシャッタゲート46が開けられ、次い
で、通帳Pは、ステッピングモータ41で駆動される送
りローラ対44a、44bにより通帳プリンタ40の下
流側へ搬送される。
【0032】搬送路42において、光学センサ47の下
流側には、磁気ヘッド48、自動頁めくり機構50、光
学式のラインファンド52、および印字部54が順に配
設されている。
【0033】通帳挿入口18を通して搬入された通帳P
は、搬送路42の途中で裏表紙60bに貼付された磁気
ストライプ62の記録情報が磁気へッド48によって読
みとられ、口座番号等の顧客情報が正しければ受け入れ
られ、読取情報が正しくない場合や読取り不良の場合は
通帳挿入口18を介して返却される。
【0034】後述するように、自動頁めくり機構50
は、搬送路42を通る通帳Pの頁に接触するめくりロー
ラ100を有し、通帳P又は単票Qを搬送する場合、め
くりローラ100は図示しないモータにより搬送方向に
回転される。逆に、通帳Pの頁をめくる場合、めくりロ
ーラ100は通帳の搬送方向と反対方向に回転される。
【0035】正しく受け入れられた通帳Pは、自動頁め
くり機構50の下流側に設けられた読取手段としてのラ
インファインド52により、開かれた頁の頁マークMや
印字済み行等が読みとられる。そして、印字部28は、
ラインファンド52からの読取情報に基づき、通帳Pの
未記入分の付込み印字及び当該取引情報の印字を行う。
印字部28は、熱転写式の印字部であり、サーマルヘッ
ド58およびインクリボン59を備えて構成されてい
る。
【0036】開かれた頁の印字領域67がいっぱいにな
ると、当該通帳Pは自動頁めくり機構50まで戻されて
頁めくりされ、続いて、正しい頁めくりがなされたか否
かがラインファンド52によって検査される。この際、
頁めくりがなされていなければ、自動頁めくり機構50
によって再度頁めくりを行い、めくり過ぎのときは自動
頁めくり機構により逆方向に頁めくりを行う。そして、
正しくめくられたことが確認できた段階で、印字部54
により通帳Pの印字領域67に未記入分が記帳される。
【0037】通帳Pの最終頁の最終行まで取引情報が印
字され、余白が無くなった場合、第1又は第2の発行部
29、30から新たな通帳P1、P2のいずれかが発行
される。
【0038】すなわち、搬送路42の上方において印字
部54の下流側には、第1および第2の通帳発行部7
0、72が配設されている。複数の通帳発行部が設けら
れているのは、銀行により異なるが、普通預金用、総合
口座用、振込専用といった多種類の通帳に対応するため
である。第1および第2の通帳発行部70、72は、そ
れぞれ未使用の通帳P1叉はP2を積層状態に収納した
収納部74と、収納部の下端から通帳を1冊づつ取出し
て搬送路42に送る取出し機構76と、を備えている。
取出し機構76は、最下部の通帳に接触した繰り出しロ
ーラ76a、76bを有し、収納部74の側壁下端に形
成された発行口を通して通帳を送り出す。
【0039】また、搬送路42の下方において印字部5
4の下流側には、搬送路42から分岐した回収通路8
0、通帳退避通路82、収納庫83が設けられている。
回収通路80は回収庫84に連通している。回収通路8
0および通帳退避通路82の各分岐部には、搬送路42
を通って送られる通帳や単票をこれらの通路に振り分け
る振り分けゲート85、86が設けられている。なお、
回収庫84の側方には、通帳プリンタ34の電源88が
設けられている。
【0040】例えば、第1の通帳発行部70から新たな
通帳P1が繰り出しローラ76a、76bにより1冊だ
け発行されると、印字部54によって通帳P1に表紙印
字(口座番号、氏名等)がなされ、必要に応じて表紙め
くりがされる。その後、古い通帳に対して未記入分の取
引情報が通帳P1の印字領域に印字され、通帳P1は通
帳挿入口18を介して顧客に発行される。新通帳発行時
において、印字済みの古い通幅Pは、通帳退避通路82
に一旦退避され、発行時に新通帳P1と連続して顧客に
返却される。
【0041】一方、通帳取引以外の取引時には単票Qが
使用される。そこで、通帳プリンタ34は、それぞれ単
票Qを発行可能な第1および第2の単票発行部90、9
2を備えている。第1の単票発行部90は、搬送路42
の上方において第2の通帳発行部74の下流側に設けら
れ、また、第2の単票発行部92は、搬送路42の上方
において自動頁めくり機構50の上流側に設けられてい
る。
【0042】第1および第2の単票発行部90、92
は、それぞれ未使用の単票Qを積層状態に収納した収納
部94と、収納部の下端から単票Qを1枚づつ取出して
搬送路42に送る取出し機構96と、を備えている。取
出し機構96は、最下部の単票Qに接触した繰り出しロ
ーラ98a、98bを有し、収納部94の側壁下端に形
成された発行口を通して単票を送り出す。
【0043】第1叉は第2の単票発行部90、92から
単票Qを発行する場合、単票Qは繰り出しローラ98
a、98bにより取り出され、搬送路42を通して搬送
される。そして、単票Qは、印字部54で取引情報が印
字された後に通帳挿入口18から発行される。
【0044】また、銀行や証券会社等におけるATMに
おいては、一般または個人向けに多量のメッセージを伝
達する必要が生じることがある。この場合、単票Qを使
用して伝達を行うが、1枚の単票Qでは容量が不足する
場合が多い。そのため、印字した複数枚の単票Qを一旦
収納庫83に収納し、印字が終了した後に通帳投入口1
8から発行する。
【0045】更に、第1の単票発行部90内の単票Qが
空になった場合、単票の発行動作は、自動的に第2の単
票発行部92に切り替えられ、取引不可能な状態になる
ことが防止される。ここで、第1の単票発行部90につ
いては、ATMの筐体10の後面側から、ATMの取引
を停止させる事無く単票Qを補充することができる。
【0046】また、ATMは自動機であるため、放出さ
れる単票Qまたは通帳Pの取り忘れが生じる場合があ
る。この場合、ATMを停止させることなく、これを回
収することができるようになっている。すなわち、通帳
Pあるいは単票Qが通帳挿入口18内に放置されている
場合、図示しないタイマによって光学センサ47からの
検出信号に基づいて放置時間を監視し、所定時間経過後
に取り忘れと判断する。そして、取り忘れた単票Qある
いは通帳Pは搬送路42を通して下流側に搬送され、振
り分けゲート85により、回収路80を介して回収庫8
4に回収集積される。
【0047】次に、自動頁めくり機構50の構成および
めくり動作について詳細に説明する。図4に示すよう
に、自動頁めくり機構50は、2組の搬送ピンチローラ
対43、45間に配設されためくりローラ100、揺動
ガイド102、回動自在なガイド板104、種々のセン
サ等を備えて構成されている。
【0048】めくりローラ100は、搬送路42の上方
に配置されているとともに、支持シャフト105によっ
て回転自在に支持されている。支持シャフト105は、
通帳Pの搬送方向と直行する方向、つまり、通帳Pの綴
じ目Bと平行な方向に沿って延出している。また、支持
シャフト105の両端部は、一対の揺動アーム106に
よって回転自在に支持され、これらの揺動アーム106
は、搬送路42の下方に位置した枢軸108の回りで回
動自在に支持されている。
【0049】揺動アーム106にはガイド部材として機
能する揺動ガイド102が固定されている。揺動ガイド
102は、矩形平板状に形成され搬送路42を間に挟ん
でめくりローラ100と対向している。揺動ガイド10
2の通帳Pの搬送方向と直行する方向に沿って延びる一
対の側縁部は、下方に折り曲げられている。
【0050】そして、めくりローラ100および揺動ガ
イド102は、揺動アーム106が回動することによ
り、枢軸108の回りで一体的に揺動する。めくり動作
を除く通帳Pの搬送時、揺動アーム106はその中心軸
線Cが垂直、つまり、搬送路42と直行する中立位置に
保持されている。中立位置において、めくりローラ10
0は搬送路42から僅かに離間して位置し、また、揺動
ガイド102はほぼ水平に位置し搬送路42を通る通帳
Pおよび単票Qのガイドとして機能する。なお、めくり
ローラ100、揺動ガイド102、および揺動アーム1
06は、揺動部120を構成している。
【0051】搬送路42の上側においてめくりローラ1
00の両側には、一対のガイド板104が設けられてい
る。これらのガイド板104は、図4(a)に示すよう
に、ほぼ水平に延在し搬送路42を通る通帳Pおよび単
票Qのガイドとして機能する閉塞位置と、後述するよう
に、上方へ回動してめくりローラ100両サイドの空間
を開放する開放位置との間を回動自在に設けられてい
る。
【0052】めくりローラ100の上方には、通帳Pの
めくり動作を検知する2組のめくりセンサ110、11
2が設けられている。めくりセンサ110は、検出光を
射出する発光部110aおよび検出光を受光部110b
を有している。これらの発光部110aおよび受光部1
10bは、通帳Pの搬送方向とほぼ直行する方向に並ん
で対向配置されていとともに、発光部110aは、通帳
Pあるいは搬送路42に対して受光部110bよりも高
い位置に配設されている。更に、発光部110aおよび
受光部110bは、搬送される通帳Pの両側に位置し、
発光部110aと受光部110bとの間を伝播する検出
光は、通帳Pの搬送方向とほぼ直行する平面内に位置し
ている。
【0053】また、めくりセンサ112は、めくりセン
サ110に対し、通帳Pの搬送方向に沿って所定間隔離
間して設けられている。そして、めくりセンサ112
は、発光部112aおよび受光部112bを有し、これ
らはめくりセンサ110の発光部および受光部110
a、110bと同様に位置関係に配置されている。な
お、めくりセンサ110は、図4(a)において、通帳
の右側の頁をめくる際に使用され、めくりセンサ112
は左側の頁をめくる際に使用される。
【0054】一方、2組の搬送ピンチローラ対43、4
5は揺動部120の両側に配設され、搬送路42に沿っ
て所定の間隔をおいて設けられている。搬送ピンチロー
ラ対43、45のピンチローラ43a、43b、45
a、45bは、それぞれ搬送路42を間に挟んで対向し
ているとともに、下方のピンチローラ43b、45b
は、それぞれ上方のピンチローラ43a、45aに対し
て接離自在に設けられている。また、各組の搬送ピンチ
ローラ対43、45の近傍には、搬送路42を通る通帳
Pの搬送位置を検出する送りセンサ114、116が設
けられている。
【0055】そして、上述した構成の自動頁めくり機構
50は、制御部38の制御の下、駆動手段として機能す
る電源88、ステッピングモータ47、図示しない駆動
機構により駆動され、以下のようなめくり動作を行う。
【0056】すなわち、図5に示すように、まず、所定
の頁を開いた状態で搬送路42を通して自動頁めくり機
構50まで搬送されて来た通帳Pを、めくる頁および通
帳Pの綴じ目Bが2組の搬送ピンチローラ対43、45
間に位置し、かつ、綴じ目Bの近傍部分が左側の搬送ピ
ンチローラ対43a、43b間に挟持された状態に位置
決する。
【0057】続いて、一対のガイド板104を開放位置
へ回動させるとともに、揺動部120を中立位置から通
帳Pの綴じ目Bと反対側へ回動させる。すると、めくり
ローラ100がめくる頁A1の表面に接触するととも
に、揺動ガイド102によって通帳Pの綴じ目側端部を
めくりローラ側へ押上げる。
【0058】この状態でめくりローラ100を綴じ目B
方向、つまり、時計方向に回転駆動し、めくり頁A1、
A2、A3を順次、綴じ目B側にめくり上げる。この
際、まず、めくり頁A1がめくりセンサ110の発光部
110aと受光部110bとの間を通過して検出光を一
時的に遮った後に綴じ目B側へめくり上げられる。それ
により、めくりセンサ110は1枚目の頁A1がめくら
れた旨を検知する。また、めくられた頁A1は、次にめ
くられてくる頁A2によりめくりセンサ110と通帳P
の綴じ目Bとの間に位置した状態に保持される。
【0059】その後、更に継続してめくりローラ100
を時計方向に回転駆動することにより、1枚めの頁A1
と同様の工程で、2枚目の頁A2、3枚目の頁A3が順
次、めくりセンサ110の発光部110aと受光部11
0bとの間を通過した後に綴じ目B側へめくり上げら
れ、その際、めくりセンサ110によって順次検出され
る。
【0060】上記のようにして所定枚数の頁A1〜A3
をめくり上げた後、揺動部120を中立位置に戻し、通
帳P全体を印字部54側へ搬送することにより、頁A1
〜A3が綴じ目Bを中心として通帳Pの左側部分にめく
られる。
【0061】上記のように構成された通帳プリンタ34
を備えたATMによれば、通帳Pの頁めくり時、めくり
ローラ100を連続的に回転して複数枚の頁を連続して
めくる場合でも、めくれた頁の枚数をめくりセンサ11
0あるいは112によってカウントすることができる。
従って、通帳の処理を安定かつ迅速に行うことが可能と
なる。
【0062】一方、上述した構成の通帳プリンタ34に
おいて、通帳の用紙が薄い場合や、外部環境が多湿状態
の場合には、各頁の弾性あるいはこしが弱くなり、一旦
めくり上げられた頁が垂れ下がり、めくりセンサのめく
り頁上に押し付ける。この状態で、めくり部と受光部と
の間に介在してしまう恐れがある。この場合、めくりセ
ンサの誤検知が生じてしまう可能性がある。
【0063】そこで、図6に示すように、この発明の第
2の実施の形態に係る通帳プリンタ34の自動頁めくり
機構50によれば、めくり上げられた頁をめくり状態に
保持する保持部材を備えて構成されている。すなわち、
自動頁めくり機構50は、保持部材として機能する細長
い保持ロッド122を備え、この保持ロッドは、めくり
センサ110、112間でめくりローラ100の上方に
設けられている。また、保持ロッド122は、通帳Pの
綴じ目Bと平行な方向に延びているとともに、めくりセ
ンサ110、112よりも高い位置に配置されている。
【0064】他の構成は前述した実施の形態と同一であ
り、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。上記第2の実施の形態において、通帳
Pの頁めくりは以下の工程によって行われる。まず、図
7(a)に示すように、揺動部120を通帳Pの綴じ目
Bと反対側に揺動させ、めくりローラ100を通帳のめ
くり頁A1上に押し付ける。この状態でめくりローラ1
00を綴じ目B方向へ回転駆動し、めくり頁A1をめく
り始める。頁A1がめくれ上がり、めくりセンサ110
によって検知される際には2枚目の頁A2がめくれ始
め、その中間部が上方へ湾曲してくる。
【0065】続いて、図7(b)に示すように、めくり
ローラ100を停止するとともに揺動部120を中立位
置へ回動させる。すると、1枚目のめくり頁A1が2枚
目のめくり頁A2に押し上げられ、頁A1先端部は、保
持ロッド122の下を通過し、保持ロッドと通帳Pの綴
じ目Bとの間に移動する。
【0066】その後、図7(c)に示すように、再度、
揺動部120を綴じ目Bと反対側へ傾け、2枚目の頁A
2のめくる動作を開始すると、1枚目のめくり頁A1の
先端部は保持ロッド122に支持され、めくり頁A1全
体はめくり上げ状態、つまり、めくりセンサ110に対
してめくり側に位置した状態に保持される。従って、め
くり頁A1が垂れ下がってめくりセンサ110を遮るこ
とが確実に防止される。以後、同様の動作により、2枚
目、3枚目の頁が順次めくられる。
【0067】以上のように構成された第2の実施の形態
によれば、前述した実施の形態と同様の作用効果を得る
ことができる。更に、第2の実施の形態によれば、通帳
Pの用紙が薄い場合や外部環境が多湿状態の場合でも、
保持ロッド122により、一旦めくり上げられた頁が垂
れ下がることを防止できる。従って、めくりセンサ11
0のによる誤検知を防止し、安定しためくり動作を行う
ことができる。
【0068】上述した第2の実施の形態において、めく
り上げた頁を保持ロッド122に引っ掛けて支持する
際、紙の弾性を利用しているが、紙質の影響や、多数枚
めくった場合、紙の重みによりめくり頁の押上げおよび
保持が困難となることが可能性が考えられる。
【0069】そこで、図8に示す第3の実施の形態によ
れば、めくり頁を押上げおよび保持するための補助ガイ
ドを更に備えて構成されている。すなわち、揺動部12
0は、一対の揺動アーム106の上端部間に架設された
取付けロッド128を備えている。この取付けロッド1
28は、めくりローラ100の上方において、めくりロ
ーラの支持シャフト105と平行に延びている。そし
て、支持シャフト105には、複数、例えば、3つの補
助ガイド130が取付けられている。
【0070】これらの補助ガイド130は、ほぼ三角形
の板状に形成され、3つのめくりローラ100に対して
入れ子状に配置されているとともに、各補助ガイドの頂
端部は、取付けロッド128から上方へ突出している。
【0071】他の構成は前述した第2の実施の形態と同
一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその
詳細な説明を省略する。上記第3の実施の形態におい
て、通帳Pの頁めくりは以下の工程によって行われる。
まず、図9(a)に示すように、揺動部120を通帳P
の綴じ目Bと反対側に揺動させ、めくりローラ100を
通帳のめくり頁A1上に押し付ける。この状態でめくり
ローラ100を綴じ目B方向へ回転駆動し、めくり頁A
1をめくり始める。頁A1がめくれ上がり、めくりセン
サ110によって検知される。めくり頁A1がめくりセ
ンサ110によって検知される際には、2枚目の頁A2
がめくれ始め、その中間部が上方へ湾曲してくる。
【0072】めくり頁A1の通過検知後、図9(b)に
示すように、めくリローラ100を逆転駆動し、ふくら
んだ2枚目の頁A2を元の状態に戻す。続いて、図9
(c)に示すように、揺動部120を中立位置へ復帰さ
せる。この間、1枚目のめくり頁A1は、補助ガイド1
26上に支持された状態となっている。
【0073】次に、図9(d)に示すように、搬送ピン
チローラ対43、45を駆動して、通帳Pを矢印方向に
沿って水平に搬送し、搬送ピンチローラ対43側へ所定
量移動させた後停止する。この状態で、図10(a)に
示すように、揺動部120を綴じ目B側へ回動させ、1
枚目のめくり頁A1の上端部を補助ガイド126によっ
て綴じ目B側へ押圧し、保持ロッド122の下方を通過
させる。
【0074】続いて、図10(b)に示すように、搬送
ピンチローラ対43、45を駆動して通帳Pを元のめく
り位置まで移動させる。それにより、めくり頁A1は、
揺動部120の補助ガイド126に沿って斜め上方へ移
動し、保持ロッド122と通帳Pの綴じ目Bとの間に位
置し、その先端部は、保持ロッド122に引っ掛け可能
な状態となる。
【0075】その後、図10(c)に示すように、再び
揺動部120を綴じ目Bと反対方向へ回動させる。これ
により、めくり頁A1は揺動部120の補助ガイド12
6から離間し、その先端部は保持ロッド122に引っ掛
かった状態に保持される。
【0076】以後、上記と同様の動作を繰り返すことに
より、2枚目、3枚目の頁が順次めくられ、保持ロッド
122に引っ掛かった状態に保持される。そして、所定
枚数の頁をめくり上げ、保持ロッド122に引っ掛けた
後、搬送ピンチローラ対43、45を駆動して通帳Pを
印字部54方向へ搬送することにより、めくり上げられ
た複数の頁は、保持ロッド122およびめくりローラ1
00に押されて綴じ目Bの左側へめくられる。
【0077】上記のように構成された第3の実施の形態
によれば、前述した第1および第2の実施の形態と同様
の作用効果を得ることができる。更に、第3の実施の形
態によれば、補助ガイド126を利用してめくり頁を押
上げおよび保持することにより、通帳の紙質や、めくり
枚数に影響されることなく、複数枚の頁を連続かつ安定
してめくることができる。
【0078】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上述し実施の形態においては、冊子体と
して通帳を示したが、これに限らず、他の冊子体にも適
用できることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、冊子体の頁を複数枚連続してめくることができ、冊
子体の安定かつ迅速な処理が可能な冊子体処理装置、こ
れを備えた自動取引装置、および冊子体処理方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動取引装置全体
を一部破断して示す斜視図。
【図2】上記自動取引装置における通帳プリンタを示す
断面図。
【図3】上記通帳プリンタによって取り扱われる通帳お
よび単票を示す図。
【図4】上記通帳プリンタの自動頁めくり機構を示す側
面図および斜視図。
【図5】上記自動頁めくり機構のめくり動作を示す図。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係る通帳プリン
タにおける自動頁めくり機構を示す側面図および斜視
図。
【図7】上記第2の実施の形態における自動頁めくり機
構のめくり動作を示す図。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る通帳プリン
タにおける自動頁めくり機構を示す側面図および斜視
図。
【図9】上記第3の実施の形態における自動頁めくり機
構のめくり動作を示す図。
【図10】上記第3の実施の形態における自動頁めくり
機構のめくり動作を示す図。
【符号の説明】
18…通帳挿入口 34…通帳プリンタ 38…主制御部 42…搬送路 43、45…搬送ピンチローラ 44a、44b…送りローラ 50…自動頁めくり機構 52…ラインファインド 54…印字部 70…第1の通帳発行部 72…第2の通帳発行部 100…めくりローラ 102…揺動ガイド 104…ガイド板 106…揺動アーム 108…枢軸 110、112…めくりセンサ 120…揺動部 122…保持ロッド 126…補助ガイド 128…取付けロッド A1、A2、A3…めくり頁 B…綴じ目 P、P1、P2…通帳 Q…単票

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冊子体を開いた状態で所定の搬送路に沿っ
    て搬送する搬送手段と、 上記搬送路に設けられ、上記冊子体の頁をめくる頁めく
    り機構と、を備え、 上記頁めくり機構は、所定の位置までめくり上げられた
    めくり頁を検出するめくりセンサを備え、 上記めくりセンサは、上記冊子体の搬送方向とほぼ直行
    する方向に沿って検出光を射出する発光部と、上記検出
    光を受光する受光部と、を有し、 上記発光部および受光部は、上記冊子体のめくり頁が上
    記所定の位置までめくり上げられる途中で上記発光部と
    受光部との間を通過する位置に設けられていることを特
    徴とする冊子体処理装置。
  2. 【請求項2】冊子体を開いた状態で所定の搬送路に沿っ
    て搬送する搬送手段と、 上記搬送路に設けられ、上記冊子体の頁をめくる頁めく
    り機構と、を備え、 上記頁めくり機構は、 上記搬送路を挟んで互いに対向しているとともに共通の
    枢軸の回りで揺動自在に設けられためくりローラおよび
    ガイド部材を有し、上記めくりローラが上記搬送路を通
    る冊子体から離間した中立位置と上記めくりローラが上
    記冊子体に当接する位置との間で揺動自在な揺動部と、 上記めくりローラが上記冊子体の頁に当接した状態でめ
    くりローラを回転駆動することにより頁をめくる駆動手
    段と、 所定位置までめくり上げられためくり頁を検出するめく
    りセンサと、を備え、 上記めくりセンサは、上記冊子体の搬送方向とほぼ直行
    する方向に沿って検出光を射出する発光部と、上記検出
    光を受光する受光部と、を有し、 上記発光部および受光部は、上記冊子体のめくり頁が上
    記所定位置までめくり上げられる途中で上記発光部と受
    光部との間を通過する位置に設けられていることを特徴
    とする冊子体処理装置。
  3. 【請求項3】上記頁めくり機構は、上記所定位置までめ
    くり上げられた頁を上記所定位置に保持し、上記めくり
    センサ側への移動を規制する保持手段を備えていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冊子体処理装置。
  4. 【請求項4】上記保持手段は、上記冊子体の綴じ目とほ
    ぼ平行に延びているとともに上記めくりセンサに対して
    頁めくり側に設けられた細長い保持ロッドを備えている
    ことを特徴とする請求項3に記載の冊子体処理装置。
  5. 【請求項5】上記揺動部は、上記めくりローラに隣接し
    て設けられているとともに上記めくり上げられた頁を押
    し上げ、上記めくりローラと非接触状態に支持する補助
    ガイドを備えていることを特徴とする請求項2に記載の
    冊子体処理装置。
  6. 【請求項6】上記揺動部は、上記枢軸の回りで回動自在
    に設けられているとともに上記めくりローラおよびガイ
    ド部材を支持した揺動アームを備え、 上記補助ガイドは、上記揺動アームに支持され上記枢軸
    の回りで揺動自在に設けられているとともに、上記めく
    りローラの支持軸近傍からめくりローラの周面を越え
    て、上記枢軸から離間する方向へ突出していることを特
    徴とする請求項5に記載の冊子体処理装置。
  7. 【請求項7】上記頁めくり機構は、上記所定位置までめ
    くり上げられた頁を上記所定位置に保持し、上記めくり
    センサ側への移動を規制する保持手段を備えていること
    を特徴とする請求項5又は6に記載の冊子体処理装置。
  8. 【請求項8】上記保持手段は、上記冊子体の綴じ目とほ
    ぼ平行に延びているとともに上記めくりセンサに対して
    頁めくり側に設けられた細長い保持ロッドを備えている
    ことを特徴とする請求項7に記載の冊子体処理装置。
  9. 【請求項9】上記めくりセンサの発光部および受光部
    は、上記冊子体の搬送方向とほぼ直行する平面内で、上
    記冊子体に対して異なる高さに位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載
    の冊子体処理装置。
  10. 【請求項10】紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置
    と、 硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金装置と、 カードの読取処理を行うカード読取装置と、 通帳および単票に読取、書込み処理、および通帳、単票
    の発行を行う通帳処理装置と、を備え、 上記通帳処理装置は、 通帳を開いた状態で所定の搬送路に沿って搬送する搬送
    手段と、 上記搬送路に設けられ、上記通帳の頁をめくる自動頁め
    くり機構と、を備え、 上記自動頁めくり機構は、 上記搬送路を挟んで互いに対向しているとともに共通の
    枢軸の回りで揺動自在に設けられためくりローラおよび
    ガイド部材を有し、上記めくりローラが上記搬送路を通
    る通帳から離間する中立位置から上記めくりローラが上
    記通帳に当接する位置へ揺動自在な揺動部と、 上記めくりローラが上記通帳に当接した状態でめくりロ
    ーラを回転駆動することにより頁をめくる駆動手段と、 所定位置までめくり上げられためくり頁を検出するめく
    りセンサと、を備え、 上記めくりセンサは、上記通帳の搬送方向とほぼ直行す
    る方向に沿って検出光を射出する発光部と、上記検出光
    を受光する受光部と、を有し、 上記発光部および受光部は、上記通帳のめくり頁が上記
    所定位置までめくり上げられる途中で上記発光部と受光
    部との間を通過する位置に設けられていることを特徴と
    する自動取引装置。
  11. 【請求項11】上記自動頁めくり機構は、上記所定位置
    までめくり上げられた頁を上記所定位置に保持し、上記
    めくりセンサ側への移動を規制する保持手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項10に記載の自動取引装置。
  12. 【請求項12】上記保持手段は、上記通帳の綴じ目とほ
    ぼ平行に延びているとともに上記めくりセンサに対して
    頁めくり側に設けられた細長い保持ロッドを備えている
    ことを特徴とする請求項11に記載の自動取引装置。
  13. 【請求項13】上記揺動部は、上記めくりローラに隣接
    して設けられているとともに上記めくり上げられた頁を
    押し上げ、上記めくりローラと非接触状態に支持する補
    助ガイドを備えていることを特徴とする請求項11又は
    12に記載の自動取引装置。
  14. 【請求項14】上記揺動部は、上記枢軸の回りで回動自
    在に設けられているとともに上記めくりローラおよびガ
    イド部材を支持した揺動アームを備え、 上記補助ガイドは、上記揺動アームに支持され上記枢軸
    の回りで揺動自在に設けられているとともに、上記めく
    りローラの支持軸近傍からめくりローラの周面を越え
    て、上記枢軸から離間する方向へ突出していることを特
    徴とする請求項13に記載の自動取引装置。
  15. 【請求項15】上記めくりセンサの発光部および受光部
    は、上記通帳の搬送方向とほぼ直行する平面内で、上記
    通帳に対して異なる高さに位置に配置されていることを
    特徴とする請求項10ないし14のいずれか1項に記載
    の自動取引装置。
  16. 【請求項16】開いた状態に保持された冊子体の頁をめ
    くる冊子体処理方法において、 上記冊子体の綴じ目と平行な回転軸を有するめくりロー
    ラを、上記冊子体のめくり頁に押し当てた状態で回転駆
    動することにより上記冊子体の複数頁を連続的にめくり
    上げ、 所定位置までめくり上げられためくり頁を、部分的にめ
    くり上げられた次頁によって上記所定位置に保持し、 上記めくり頁が上記所定位置までめくり上がる途中で、
    上記冊子体の綴じ目とほぼ平行な検出光軸を有するめく
    りセンサによって上記各めくり頁を順次検知することを
    特徴とする冊子体処理方法。
  17. 【請求項17】上記所定位置までめくり上げられた頁の
    先端部を保持部材に引っ掛けて上記所定位置に保持する
    ことを特徴とする請求項16に記載の冊子体処理方法。
  18. 【請求項18】上記めくり上げられた頁を、上記めくり
    ローラの近傍に設けられた補助ガイドによって下方から
    押上げおよび支持することにより、めくり上げられた頁
    の先端部を上記保持ぶざいに引っ掛けることを特徴とす
    る請求項16に記載の冊子体処理方法。
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