JP2997531B2 - 自動取引方式 - Google Patents

自動取引方式

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JP2997531B2
JP2997531B2 JP28333690A JP28333690A JP2997531B2 JP 2997531 B2 JP2997531 B2 JP 2997531B2 JP 28333690 A JP28333690 A JP 28333690A JP 28333690 A JP28333690 A JP 28333690A JP 2997531 B2 JP2997531 B2 JP 2997531B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば現金預出金機、現金支払機等上
での自動取引方式に関する。
(従来の技術) 近年、現金預出金機あるいは現金支払機等の自動取引
装置が普及され、金融機関の窓口業務の改善にかなりの
成果をあげている。
従来、この種自動取引装置においては、個人認証、口
座確認等に要いる取引媒体として磁気カードを使用する
ようにしているとともに確かにそのカードが使用された
という証拠を残すために、磁気カードのエンボス文字
(氏名、口座番号等)を装置側の控えジャーナル紙にエ
ンボスインプリントして残すようにしている。
しかし、エンボスインプリント装置はかなり大きな占
有スペースを必要とするばかりでなく、それ自体の構造
もかなり複雑となり、自動取引装置の小型化、メィンテ
ナンスの向上、低コスト化を図るうえでの障害となって
いた。
これに対し、磁気カードに代わり、ICメモリ等をカー
ドに含んだICカードに関する技術が発展し、例えば特願
昭58−54315号に開示されるように、ICカードを上記自
動取引装置に適用したものがあった。
(発明が解決しようとする課題) 従来は、ICカード内には一口座の登録しかできず、複
数口座を一人で扱う場合は口座の数だけのカードが必要
で、費用的にも取扱上も非能率的であるという問題があ
った。
そこで、この発明は、上記欠点を除去し、1枚のICカ
ードで複数の口座を取扱うことの可能な自動取引方式を
提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するために、ICカードを介し
て取引を許容する自動取引方式において、複数の取引口
座情報を記憶したICカードを受入れる受入手段と、この
受入手段により受入れたICカードから記憶されている複
数の取引口座情報を読出し表示する表示手段と、この表
示手段に表示された複数の取引口座情報から取引すべき
取引口座情報を選択する選択手段と、この選択手段によ
り選択された取引口座に対する取引内容を入力する取引
内容入力手段と、この取引内容入力手段により所定の取
引口座に対する取引内容の入力が完了した後、さらに取
引を希望するかを問合わせる問合せ手段と、この問合せ
手段による問合せに対して取引の希望が指示されたと
き、前記選択手段による取引口座情報の選択、前記取引
内容入力手段による取引内容の入力を繰返す手段と、前
記問合せ手段による問合せに対してさらなる取引の希望
がないとき、前記選択手段で選択されたそれぞれの取引
口座に対して前記取引内容入力手段により入力されたそ
れぞれの取引内容の取引動作を連続して実行する処理手
段とを有し、ICカードに記憶された複数の取引口座のう
ち選択された複数の取引口座に対して連続して取引を行
なうようにしたことを特徴とするものである。
(作 用) ICカード内データメモリに複数口座データを格納して
いる。よって1回の取引においてICカードに格納された
複数口座から取引毎にデータを選択できる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す一実施例を参照して説明す
る。第1図は入金紙幣を出金紙幣として利用する紙幣循
環式入出金機能を有した自動取引装置100を示す斜視図
である。
第1図に示す自動取引装置100は、箱型状の装置本体
1を具備し、その前面に側面形状がL字状の接客用の操
作面2を具備するとともに、後面には開閉可能な後扉が
設けられ、係員による保守作業は主に後扉側から行われ
るようになっている。
前記操作面2には、紙幣出入口4、カード/通帳出入
口5、表示/入力部6が設けられている。尚、表示/入
力部6の表示内容を係員用と図示しない顧客用とに切換
える切換え手段としての係員キー500が設けられてい
る。
装置本体1内には、これら各部に対応して後述する各
種機器が収納されている。すなわち、上記紙幣出入口4
に対応して入出金ユニット9、カード/通帳出入口5に
対応してカード/通帳ユニット10、表示/入力部6に対
応して表示/入力ユニット11、監視窓部7に対応して撮
影手段としての監視カメラ12、利用者検出部8に対応し
て利用者検出センサ13がそれぞれ配設されている。
つぎに、上記入出金ユニット9について第2図を参照
して説明する。筐体14の前側(図中左側)上部には前記
紙幣出入口4に対向するように紙幣取込/送出機構15が
設けられているとともに筐体14内の後側(図中右側)に
は下から順次、各種金庫すなわち入金損券、出金支払不
可とされた万円券、千円券および入金された五千円券を
収納する損券・支払不可券/五千円券収納部16、出金用
千円券および損券以外の入金千円券を収納する千円券収
納部17、出金用万円券および損券以外の入金万円券を収
納する万円券収納部18、取忘れ紙幣を収納する回収庫19
が配置されている。さらに、筐体14内には、紙幣(P)
を鑑査する鑑査部20、および一時集積部21が設けられて
いるとともに紙幣搬送路22が形成されていて紙幣(P)
を各部に搬送し得るようになっている。また、紙幣搬送
路22の分岐部には図示しないロータリソレノイドを駆動
源とする振分ゲート23a〜23eが配設されているとともに
途中には各所に紙幣通過検知器(図示しない)が配設さ
れている。
また、上記紙幣搬送路22はつぎのように形成されてい
る。すなわち、紙幣出入口4に対応して設けられた紙幣
取込/送出機構15を起端部とする取込搬送路22aが形成
され、この取込搬送路22aは中途部に監査部20が配置さ
れた中央搬送路22bに連通した状態になっている。ま
た、この中央搬送路22bは前記各紙幣収納部16、17、18
の配設方向に沿う区分搬送路22cに連通した状態になっ
ている。
区分搬送路22cには各紙幣収納部16、17、18および回
収庫19に紙幣(P)を収納するための収納用搬送路22
d、22e、22f、22gが分岐されている。さらに、区分搬送
路22cには各紙幣収納部16、17、18にそれぞれ設けられ
た取出し機構24を介して取出された紙幣(P)を搬送す
る取出し搬送路22h、22i、22jが合流する状態となって
いる。
また、中央搬送路22bの起端には連絡搬送路22を介し
て区分搬送路22cの終端に連通しているとともに途中部
には一時集積部21に紙幣(P)を搬送するための分岐搬
送路221が分岐されている。
さらに、上記一時集積部21の紙幣(P)を取込/送出
機構15に搬送する送出搬送路22mが設けられている。
つぎに、入金時の紙幣(P)の流れを第3図(a)を
参照して説明する。まず、紙幣出入口4に一括して挿入
された紙幣(P…)は紙幣出入口4に対向して設けられ
た取込/送出機構15により順次1枚ずつ取込まれ、取込
搬送路22aを介して中央搬送路22bに送り込まれ、この中
途部に配置された鑑査部20で額面、真偽が判別される。
この結果、正券の場合には図中実線矢印で示すように中
央搬送路22bをそのまま搬送されて区分搬送路22c内に送
り込まれるとともに区分搬送路22cに配設された振分ゲ
ート23b、23c、23dが選択的に動作して収納用搬送路22
d、22e、22fに選択的に振分けられる。そして、五千円
券および出金紙幣として利用できない傷みのひどい損券
を損券・支払不可券/五千円券収納部16に、千円券を千
円券収納部17に、万円券を万円券収納部18にそれぞれ収
納する。
一方、偽券と判定された場合には図中破線矢印で示す
ように振分ゲート23aによって分岐搬送路221側に振分け
られ、この分岐搬送路221を介して一時集積部21に集積
される。このとき、集積される紙幣(P)は羽根車25に
よって一括取出しが良好に行なえるよう整然と集積され
る。
そして、紙幣出入口4に紙幣(P)が無くなったこと
が紙幣有無検出器26により検知されると一時集積された
偽券が送出用搬送路22mを介して紙幣出入口4に向けて
搬送される。このとき、この紙幣(P…)は紙幣取込/
送出機構15の働きで紙幣(P…)の端部が紙幣出入口4
から突出する状態で保持され利用者が容易かつ一括して
引抜くことができるように構成されている。
つぎに、第3図(b)を参照して出金時の紙幣(P)
の流れを説明する。利用者による支払金種指定すなわち
万円券、千円券の指定により、各金種別に金庫すなわち
万円券収納部18、千円券収納部17から取出し機構24を介
して順次1枚ずつ取出され、取出し搬送路22j、22iを介
して区分搬送路22cに送り込まれる。そして、この区分
搬送路22cを直進して連絡搬送路22kを介して中央搬送路
22bに送り込まれ、鑑査部20でスキューしているか2枚
取りか等をチェックし、「支払可」か「支払不可」かが
判定される。
そして、「支払可」と判定された紙幣(P)は図中実
線矢印で示すように振分ゲート23aを介して分岐搬送路2
21側に振分けられ一時集積部21に集積され、全ての紙幣
(P)の取出しが終了したのち一括して紙幣出入口4に
払出される。
一方、鑑査部20で「支払不可」と判定されたスキュ
ー、2枚取り等の紙幣(P)は図中破線矢印で示すよう
に振分ゲート23aで振分けられることなく中央搬送路22b
を直進して区分搬送路22cに送り込まれる。そして、振
分ゲート23bによって最下段の収納用搬送路22dに振分け
られ損券・支払不可券/五千円券収納部16に収納される
ように構成されている。
また、入金時、および出金時とも紙幣出入口4の紙幣
(P)を取り忘れた場合には、第3図(c)において実
線矢印で示すように取込搬送路22a、中央搬送路22b、区
分搬送路22c、および最上段の収納用搬送路22gを経て回
収庫19に搬送されて収納されるように構成されている。
つぎに、第4図および第5図を参照して取引媒体とし
てのICメモリカード(C)と磁気通帳(以後単に通帳と
いう)(E)を取扱う機能を有した前記カード/通帳ユ
ニット10の構成を説明する。図中30は前記カード/通帳
出入口5に対向して開口部を有した筐体であり、この筐
体30内にはカード/通帳出入口5よりほぼ直線的に搬送
路31が形成されている。上記カード/通帳出入口5は通
帳(E)の横幅にほぼ等しい開口部32とICメモリカード
(C)の横幅にほぼ等しい溝33を有している。また、上
記搬送路31は複数のローラ対34…とガイド板対35…によ
って形成されている。
この搬送路31の一端部すなわちカード/通帳出入口5
側には光学センサ36a〜36d、ICメモリカード(C)に対
するカード読取部37、およびソレノイド38によって搬送
路31を開閉するシャッタ39が順次設けられている。上記
カード読取部37は搬送路31の上面側に設けられたコンタ
クト面40とコンタクト圧を受ける受け台41とを有し、上
記コンタクト面40はソレノイド42により支軸43を支点と
して揺動する支持レバー44に取着されている。
さらに、シャッタ39の後方、すなわち搬送路31の中途
部には通帳(E)のページマークや印字済行の検出を行
なう反射形センサ45および通帳(E)の磁気ストライプ
よりの読取りを行なう磁気ヘッド46が設けられている。
また、これらのさらに後方には印字装置47が設けられ
ている。この印字装置47はガイドシャフト48、48によっ
て案内され搬送路31と直交する方向に往復動自在なキャ
リッジ49に搭載された印字ヘッド50と、この印字ヘッド
50の移動方向に沿って設けられたアンビル51とを有した
構成となっている。また、アンビル51にはリール52に装
着されたロール紙53の繰出し部が掛渡され、その先端は
搬送路31の下面側に設けられた送りローラ対54によって
保持され、この送りローラ対54の回転により順次繰出さ
れるようになっている。また、送りローラ対54の繰出し
方向側近傍にはカッタ55が設けられていて印字済のロー
ル紙をカットするようになっているとともにカットされ
たロール紙、すなわち伝票56は搬送ローラ対57…および
ガイド板対58…から形成された伝票移送路59を介して搬
送路31のシャッタ39配置位置の後方に合流されカード/
通帳出入口5に搬出される構成となっている。
また、搬送路31の他端部、すなわちカード/通帳出入
口5とは反対側には、利用者が取忘れたICメモリカード
(C)、通帳(E)、伝票56等の取引媒体を収納する回
収箱60が設けられている。
なお、ICメモリカード(C)は第6図および第7図に
示すように構成されている。第6図は外観を示すもので
61が表層であり、この表層61にはICメモリコンタクト部
62、磁気ストライプ63、突起により文字を表現している
エンボス部64が形成されていて、全体として従来の磁気
カードと同様の外観を有している。また、裏層65には導
電体がコーティングしてある。第7図はICメモリカード
(C)の概念的な構成を示すもので、63は磁気反転の疎
密で口座番号、暗証番号等の情報を記録する磁気ストラ
イプで、外部より磁気ヘッド46を介して情報の書込み、
読出しを行なう。66は記憶素子としてのICメモリで、こ
のICメモリ66のコンタクト部62、入出力制御部67、中央
制御部68、記憶部69が高密度に集積されたLSIであっ
て、記憶部69は制御手順を記憶したプログラムメモリ69
a、リードライト可能データメモリ69b、カード外部より
リード不可、書換不可にプロテクトされたキーデータメ
モリ69cより構成される。
なお、ICメモリカード(C)の磁気ストライプ63には
口座番号、暗証番号等が記録されており、ICメモリ66に
は上記と同じ口座番号、暗証番号の外に第2の暗証番号
が記録されている。
そして、磁気ストライプ63に記録された暗証番号がキ
ーインされた場合は、たとえば1日10万円まで引出せる
といった取引制限を行ない、絶対に第3者による読取り
が不可能なICメモリ66に記録されている第2の暗証番号
がキーインされたら、取引制限を行なわないように装置
を制御するようになっている。
しかして、カード/通帳出入口5にたとえばICメモリ
カード(C)が挿入されると光学センサ36b、36cのみが
暗となり、この場合はシャッタ39は閉のままICメモリカ
ード(C)の先端がシャッタ39に当る状態で位置決めさ
れる。ついで、ソレノイド42が動作して支持レバー44が
支軸43を支点として揺動変位し、その先端側に取着され
たコンタクト面40がICメモリカード(C)のコンタクト
部62に圧接して電気的に結合され、信号の授受を行な
う。
また、通帳(E)が挿入されると光学センサ36a〜36d
の全てが暗となり、この場合はシャッタ39を開いて搬送
路31の駆動系を動作せしめ、通常(E)を取込みながら
反射形センサ45によりページマーク、印字済行の読出し
を行なった後、印字装置47により所定の位置を行なうよ
う制御される。
なお、カード/通帳出入口5の溝33部には第5図に示
すようにアースに落された導電体70が取着されていて挿
入されたICメモリカード(C)の裏層65にコーティング
された導電体と接触するようにし、ICメモリ66に悪影響
を与える静電気を除去するようになっている。
つぎに、第8図及び第9図を参照して表示/入力ユニ
ット11の構成を説明する。表示/入力ユニット11は、操
作案内手段としてのCRT(画面表示装置:図示しない)
を含む。このCRTの画面部を覆うようにして透明キーボ
ード(図示しない)が設けられている。上記透明キーボ
ードは第8図に示すように透明板74に透明電極75…を埋
込んだもので、X1〜X5、Y1〜Y4のマトリックス回路を構
成し利用者によって押圧される部位に応じた出力を出し
得る構成となっている。また、透明板74はCRTの画面部
とほぼ同じ曲率を有し、視差を防止している。
また、透明キーボード72はCRTの画面部が第9図に示
すように表示された場合はテンキーとして、さらに別の
表示の場合は他のファンクションに切換わるようにプロ
グラムされている。
以上、その構成を説明したごとく、この自動取引装置
100は、その入出力部は、入出金ユニット9、カード/
通帳ユニット10、表示/入力ユニット11の3ユニットお
よび音声案内装置99で構成され、それぞれ第10図の如
く、主制御部90により、予め定められたプログラムメモ
リ91の手順によって制御されるものである。なお、第10
図中92は取引記録メモリであって、取引記録をフロッピ
ーディスク93に記録するものである。また、上記主制御
部90は回線を介して中央処理装置(センタCPU)94に接
続され、オンライン自動取引の一端末として位置ずけら
れている。また、95は監視手段としてのリモートモニタ
であり、複数台の自動取引装置と接続され、機器の状態
を監視できるようになっている。同じく撮影手段として
の監視カメラ12の映像信号も映像切換装置97を介してリ
モートモニタ95に表示したり画像記録装置98に記録でき
る構成となっている。
このリモートモニタ95での表示あるいは画像記録装置
98における記録等の監視モードは利用者の取引選択モー
ドにより切替え、支払い時のみその映像を記録するよう
にして、情報収容量を極力少なくし、犯罪発生時等にお
ける再生、検索に便利とするとともに記録コストの低減
を図るようになっている。
次に、第11図を参照してICメモリカードCの記憶部69
の構成を説明する。記憶部69は第7図を参照して前述し
たようにプログラムメモリ69a、データメモリ69b、およ
びキーデータメモリ69cからなっている。プログラムメ
ロリ69aには、まず、データメモリ69aのメモリ配列を定
義するデータフォーマット69a−1が記憶されている。
このデータフォーマット69a−1は口座毎に異なる様に
設定されており、あるカードのデータメモリ69bの内容
が読み出された場合でも、複数のデータがどの様な構成
になっているかわからず、また万が一、フォーマット69
a−1が解読されてもそのフォーマット69a−1は他の口
座と共通でないので、悪用が困難になっている。応用と
しては、このフォーマット69a−1を取引の都度変更し
てもよい。さらにプログラムメモリ69aには、定形化し
た取引をしばしば実行する利用者の利便の為に、その都
度入力操作をはぶく為、A、B2つの固定取引の固定デー
タ69a−2、69a−3を記憶している。第11図の例では固
定取引Aとしてある口座番号へ特定の金額の振込、固定
取引Bとして定額出金情報が記憶されている。たとえ
ば、第12図のCRTの表示画面71aに示す如くに、取引種目
選択ステップで、キー▲[A]▼ないし▲[B]▼を押
下すれば、当該情報を毎回インプットする手数がはぶけ
るものである。また第12図の▲[変更]▼キーの意味す
るところは、本キーを押下することによって、CRT71で
ガイダンスしながら利用者自身でキー入力することによ
って固定取引の内容を書き変える為のものである。変更
のフローチャートを第13図に示す。次にデータメモリ69
bについて説明する。ひとつの口座データAとして、口
座番号A、氏名69b−1A、オフライン取引与信残高69b−
2A、前回以前取引データ69b−3A、口座固有乱数パター
ン69b−4Aが、前記、プログラムメモリ69aのデータフォ
ーマット69a−1Aの定義にしたがって記憶されている。
これと同様に第2のあるいはそれ以上の口座データを記
憶することができ、利用者がキー入力によって任意の口
座(番号)を指定できる。第14図(a)、(b)にそれ
ぞれ異ったフォーマットの記憶状態を示す。第14図
(a)、(b)とも先に説明したデータフォーマット69
a−1の定義によって固有の配列を示している。これに
は、図示してある取引日時、取引機体名、取引種目、取
引金額の外、金種枚数、最新残高、未記帳はき出しデー
タ、口座番号等を記憶できるようになっている。取引が
成立した時点で前回取引データは3CA〜4DAあるいは3CB
〜4DBの範囲で示す取引データエリアL2に移動して記憶
され、当該取引データを1AA〜2BAあるいは5EB〜6FBの範
囲で示す前回取引データエリアL1に記憶する。これによ
って、前回、前々回の取引がたしかに当該ICメモリカー
ドCを利用して実行された証拠として残る。
また、データメモリ69bには乱数列69b−4としてA、
B、Cが記憶されており、これは、人間でいえば口座番
号が氏名であるとすれば、指紋に相当するもので、口座
番号に比して、情報量が非常に大きく、この情報をたと
えばそれぞれ乱数数字に対応したパターンを具備し、こ
れを所定のフォーマットで図示しないプリンタで第15図
の如くにジャーナル101に印字を行ないこれを銀行側の
控えとして残すことにより、確かに当該カードCが使用
されたという証拠を残すものである。次にキーデータメ
モリ69cには、69c−1、69c−2で示すように暗号処理
された暗証番号、A、Bが記憶され利用者がキーボード
72より入力した暗証番号を制御部68で所定のアルゴリズ
ムにしたがって暗号化し、この暗号をICメモリカードC
に入力すると、ICメモリカードC内の中央処理装置94に
おいて、一致照合をおこない、再び、一致あるいは不一
致の信号を装置側に出力する。よってこのICメモリカー
ドC内の暗証番号はICメモリカードCの外部へ出力され
ることがないのできわめて秘匿性が高いものである。
一方、暗号化された暗証番号がA、B2種あるいは、利
用者に2種の暗証番号を教えておき、これの使いわけに
よって、即ち、暗証A、Bいずれかを使うかによって取
引を限定するものである。暗証Aが入力された場合は、
口座の残高にかかわりなく、ICメモリカードCに記憶さ
れているオフライン与信残高までは支払いができるが、
暗証Bが入力された場合は、口座残高までしか支払いが
できない様な方式が一つの例である。この様な方式は同
一のカードを家族で使う様な場合、実用的なメリットを
有するものである。
次に、第16図を参照して複数の取引を行う場合の操作
について詳細に説明を行なう。はじめに、ICカードデー
タメモリ69b内の口座名を読取り、第17図に示す画面をC
RT71に表示する。口座選択をキー入力すると従来と同じ
取引内容指示を始める。取引内容キー入力を終わると、
更に取引を希望するか否かというガイダンス画面をCRT7
1に表示する(第18図参照)。表示に従い取引希望を入
力した場合は、今回の取引指示をプログラムメモリ91に
蓄えたまま処理は始めに戻り、次の口座指定と取引指示
とがキー入力可能となる。よって、複数の取引指示がプ
ログラムメモリ91に保持されることになる。指示をすべ
て入力し、更なる取引を希望しないという入力がある
と、確認のため指示内容をCRT71に一覧表示する(第19
図)。その後に確認入力があってはじめて、主制御部90
はプログラメメモリ91から指示内容を読み出し取引動作
に移る。取引動作は、先になされた指示から行なう。ひ
とつの取引動作が正常終了すると、主制御部90は未了の
取引指示があるか否かを判断し、ある場合は、次の指示
に従い取引動作を行なう。全ての取引動作を終了する
と、終了画面をCRT71に表示し取引終了となる。
また、一取引ごとに伝票56と紙幣(P)を放出するの
ではなく、伝票を紙幣取込/送出機構15へ落としこみ、
紙幣(P…)とともに一旦保留しておく。その後全取引
が終了してから、複数取引分の紙幣(P…)と伝票56を
まとめて利用者に払い出すことも可能である。この場合
利用者の手間が更に省けることとなる。この場合、保留
する量の上限を例えば100枚と設定しておき、100枚を越
える場合は2度に分けて放出する。この動作も主制御部
90により容易に実現できる。
更に、プログラムメモリ91に蓄えた複数の指示を順に
行なうのではなく、主制御部90で演算を行ない、その合
計あるいは差引金額を計算してからその額の放出、ある
いは投入指示を行なう方法も考えられる。この場合は取
引装置の動作も、利用者の動作も最少で済ますことが可
能となる。
次に取引動作の具体的例について説明する。
取引1;口座Aから15,000円の支払 取引2;口座Bから25,000円の支払 の2取引を入力した場合について説明する。
第20図に従って説明する。まず、取引1に関して、1
5,000円(万円×1、千円×5)を計数し、伝票ととも
に搬送、放出を行なう。利用者が紙幣と伝票を取り出
し、取引1が完了した時点で主制御部が更なる取引の指
示があったか否かを判断する。この場合取引2が残って
いるので、取引動作が始まる。25,000円(万円×2、千
円×5)と伝票を放出し、利用者が取り出すと取引2が
完了する。主制御部が残取引の有無を確認し、この場合
は無いのでこれで全取引動作を終了する。
次に、第21図に従って伝票落としこみの例について説
明する。取引1に関して、15,000円(万円×1、千円×
5)を計数し、紙幣取出/送出機構15へ搬送する。印字
された伝票も紙幣取出/送出機構15へ搬送される。放出
をする前に主制御部が残取引の有無を判断する。取引2
が残っているので、紙幣と伝票を保留したまま次の取引
2の動作を始める。25,000円(万円×2、千円×5)と
伝票が同様に紙幣取出/送出機構に搬送されると、同機
構には2取引分の紙幣と伝票が保留されることになる。
主制御部が残取引の無いことを確認すると、放出動作を
行なう。ここで利用者は2取引分の紙幣と伝票をまとめ
て受け取り、全取引を終了する。
次に、第22図に従って合計額演算の例について説明す
る。取引動作を始める前に、主制御部は演算を行ない、
取引1と取引2の合計が40,000円の支払いであることを
知る。ここで動作が始まり、40,000(万円×4)を計
数、搬送する。伝票は取引1と取引2それぞれについて
1枚ずつ印字し、紙幣取出/送出機構に搬送する。次い
で紙幣と伝票を放出し、利用者が受け取り、全取引動作
を終了する。
また、第6図に示す如くICメモリカードには記憶素子
(IC)による記憶部69の他、従来より使用されている磁
気ストライプ63も設けられているが、これはICメモリカ
ードCをリード、ライトできない従来の自動取引装置に
本カードを使用可能とするものである。
以上この発明の実施例について説明したが、この発明
は上記実施例には何等拘束されない。例えば、ここで利
用したICカードは、レーザ等によりデータの記憶、読出
しを行なう光カードでもよいのであって、何等実施例に
限定されない。これに伴い、取引内容のデータも種々の
形態で扱うことが可能である。
尚、上記実施例において、 (1)取引媒体の記憶部に格納された複数の取引データ
から、取引前に任意の取引データを指定すること。
(2)取引媒体の記憶部に格納された複数の取引データ
の全部または一部を入力し、その後に取引動作を行なう
こと。
(3)取引媒体の記憶部に格納される取引データは、1
取引について金融機関名、支店名、口座番号、氏名、取
引可能残高、取引種別、振込先金融機関名、同支店名、
同口座番号、同氏名、取引額の全部あるいは一部である
こと。
(4)入力された複数の取引の全部または部分を等価の
動作におきかえ、複数取引の単なる連続動作とは異なる
動作をすること。
(5)取引の結果として利用者が受けとるものを保留し
ておき、複数取引分を一括して放出する構成をとるこ
と。
(6)取引の結果として利用者が受けとる紙幣と伝票を
取引ごとに重ねて保留しておき、複数取引分を重ねたま
ま一括して放出する構成をとること。
(7)取引前に取引媒体を受付け、取引媒体の記憶部に
格納された取引データを読んで取引センターと交信を行
ない、受信した取引センターの取引データに従って取引
を行なうこと。
(8)取引媒体の記憶部に格納された複数の取引データ
の全部あるいは一部を読みこむことにより取引データを
入力し、その後に取引動作を行なうこと。
以上は、上記実施例の特徴の一部である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、自動取引装置で
複数の取引を行なう場合に、1枚のICカードで複数と取
引口座を取扱うことができるとともに、複数の取引口座
のうち選択された所望の複数の取引口座に連続して取引
を実行でき、複数口座への取引に要する時間・労力を軽
減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は自動取引
装置を示す斜視図、第2図は自動取引装置内に組込まれ
た入出金ユニットの概略的構成図、第3図(a)は同じ
く入金動作時の紙幣の流れを示す説明図、第3図(b)
は同じく出金動作時の紙幣の流れを示す説明図、第3図
(c)は同じく取忘れ回収時の紙幣の流れを示す図、第
4図はカード/通帳ユニットの概略的構成図、第5図は
同じくカード/通帳出入口部の斜視図、第6図は取引媒
体であるICメモリカードの斜視図、第7図は同じくICメ
モリカードの概念的な構成を示す図、第8図は透明キー
ボードの概略的構成図、第9図はCRTの表示状態を示す
説明図、第10図は本発明の構成を示すブロック図、第11
図はICメモリカードの記憶部の構成を説明する説明図、
第12図はCRTの表示状態を示す説明図、第13図は固定取
引の内容変更する場合のフローチャート、第14図はそれ
ぞれ異なったフォーマットの記憶状態を示す説明図、第
15図は記憶された乱数数字に対応した印字がなされたジ
ャーナルを示す平面図、第16図は複数取引時の入力手順
を示すフローチャート、第17図乃至第19図は第16図に示
す手順におけるCRTの表示状態を示す図、第20図乃至第2
2図は、複数取引時の取引動作を示すフローチャートで
ある。 C……取引媒体(ICメモリカード)、 40……コンタクト面、 10……カード/通帳ユニット、 62……コンタクト部、 66……記憶部(ICメモリ)、 90……主制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードを介して取引を許容する自動取引
    方式において、 複数の取引口座情報を記憶したICカードを受入れる受入
    手段と、 この受入手段により受入れたICカードから記憶されてい
    る複数の取引口座情報を読出し表示する表示手段と、 この表示手段に表示された複数の取引口座情報から取引
    すべき取引口座情報を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された取引口座に対する取引内
    容を入力する取引内容入力手段と、 この取引内容入力手段により所定の取引口座に対する取
    引内容の入力が完了した後、さらに取引を希望するかを
    問合わせる問合せ手段と、 この問合せ手段による問合せに対して取引の希望が指示
    されたとき、前記選択手段による取引口座情報の選択、
    前記取引内容入力手段による取引内容の入力を繰返す手
    段と、 前記問合せ手段による問合せに対してさらなる取引の希
    望がないとき、前記選択手段で選択されたそれぞれの取
    引口座に対して前記取引内容入力手段により入力された
    それぞれの取引内容の取引動作を連続して実行する処理
    手段とを有し、ICカードに記憶された複数の取引口座の
    うち選択された複数の取引口座に対して連続して取引を
    行なうようにしたことを特徴とする自動取引方式。
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