JP4875516B2 - 有料道路の料金収受システム - Google Patents

有料道路の料金収受システム Download PDF

Info

Publication number
JP4875516B2
JP4875516B2 JP2007050507A JP2007050507A JP4875516B2 JP 4875516 B2 JP4875516 B2 JP 4875516B2 JP 2007050507 A JP2007050507 A JP 2007050507A JP 2007050507 A JP2007050507 A JP 2007050507A JP 4875516 B2 JP4875516 B2 JP 4875516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toll
camera
user
unit
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007050507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008217152A (ja
Inventor
若菜 宇佐
智哉 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007050507A priority Critical patent/JP4875516B2/ja
Priority to KR20070138326A priority patent/KR100959962B1/ko
Publication of JP2008217152A publication Critical patent/JP2008217152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4875516B2 publication Critical patent/JP4875516B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、有料道路の料金所に設置される料金収受システムに関する。
有料道路の料金所に設置される料金収受機が知られている。利用者が料金収受機に通行券等の媒体を差し込むと、その媒体に記憶された利用者の入場位置情報、車種情報及び、料金収受機に格納されている出場位置情報とから、各利用者の支払うべき料金が自動的に計算される。
通常の料金体系に該当する車についての料金支払いは前述の通りであるが、一般的でない通行料金の規定も多々ある。例えば、身体障害者割引や、観光バス等の事業者向け割引、パトカーや消防車両等の緊急車両に対する無料通行許可等である。
このような一般的でない料金体系に該当する車両の走行料金収受においては、料金所監視員が対応すべき車線まで直接状況を確認しに行き料金収受を行う又は、遠隔監視により車種を判別して利用者が支払うべき料金を算出し、各車両に対応した操作を料金所監視員が遠隔操作で行う必要がある。
特許文献1には、有料道路の料金収受システムが開示されている。このシステムによれば、料金所出口に到着した車両の車種を判別する車種判別装置と、通行券に記録された料金収受情報を読み取り、判別された車種と記録された車種とが一致する場合には、料金収受情報に基づいて通行料金を算出し、通行料金を収受する料金収受機と、一致しない場合には、対応する車両を撮影するテレビカメラと、判別された車種と記録された車種とが一致しない場合には、テレビカメラによって撮影された映像と料金収受情報とを表示し収受監視員に対して車種の判定を促す監視盤と、監視盤に表示された映像と料金収受情報とに基づき収受監視員により判定された車種に基づいて通行料金を算出し、通行料金を収受処理する料金収受機とを備える。
特開2003−187279号公報
前述したように、従来の有料道路の料金所においては、利用者の様々な利用状態に合わせ柔軟に対応する必要があるため、1つの車線に対し1人の監視員が配置され、料金収受機のみでは対応しきれない操作を行ったり、利用者が料金収受機の使用がわからない場合等に迅速にアドバイスを提供する役割を担ってきた。
しかしながら、近年の社会的な要請として有料道路運営コストのスリム化が求められており、料金所における人員削減の必要性が高まっている。そのため、複数の車線に対して少人数で対応できるようにする必要があり、さらに高性能な監視支援機能の実現が望まれている。
本発明の目的は、料金所の監視員が複数の車線における利用者の操作状況を知ることを容易にする料金収受システムを提供することにある。本発明の他の目的は、料金所の監視員が利用者に適切にアドバイスすることを容易にする料金収受システムを提供することである。本発明の更に他の目的は、適正な証明書が提示されていることを容易に確認することを可能とする料金収受システムを提供することである。本発明の更に他の目的は、料金収受機の料金取出口付近に不審者が接近した場合に、他の処理に優先して、その不審者情報を料金所の監視員に通知することを可能とする料金収受システムを提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による料金収受システムは、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部(31)を有する料金収受機(30)と、利用者操作部を撮影する操作面カメラ(53)を含む撮影部(50)と、撮影部が撮影した映像を表示する監視部(20)を含む監視盤(1)と、利用者が利用者操作部で行った第一の所定の操作に応答して、監視部に表示させる映像を、操作面カメラにより撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部(11)とを有する。
本発明による料金収受システムにおいて、利用者操作部(31)は、有料道路利用者が通行券又は支払い媒体を投入するための投入口(36)を含む。該投入口には通行券・支払い媒体検出部(図示せず)が設けられている。第一の所定の操作は利用者による通行券又は支払い媒体の投入である。利用者の支払い媒体投入に応答して通行券・支払い媒体検出部が通行券・支払い媒体検出信号を生成し、カメラ切替部(11)に送信する。
本発明による料金収受システムにおいて、撮影部(50)は、車線に沿って配置され車線全景を撮影する車線全景カメラ(51)を含む。料金収受機(30)は、利用者が投入した通行券・支払い媒体の情報を読み取り、その情報に応答して利用者が支払うべき料金からの過不足を計算する制御部(32)を有する。該制御部による料金計算の結果、通行料金受領が確認された場合に、監視盤(1)に表示させる映像を、車線全景カメラ(51)で撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部(11)とを有する。
本発明による料金収受システムにおいて、利用者操作部(31)は、支払い媒体返却口(36に含まれる)を含む。料金収受システムは更に、該返却口には支払い媒体検出部(図示せず)が設けられており、制御部(32)による料金受領確認後、一定時間経過後に支払い媒体検出部により支払い媒体検出信号が検出されている場合、監視盤(1)に表示させる映像を、操作面カメラ(53)で撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部(11)を有する。
本発明による料金収受システムにおいて、操作面カメラ(53)は、料金所の各レーンに設置してある料金収受機(30)の前面に設けられ、概ね前面に水平な方向から入射する入射光を、概ね前面に垂直な方向を光軸とする像に結像する光学系(101)と、像を受光する受光部(107)とを備える。
本発明による料金収受システムは、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部(31)を有する料金収受機(30)と、料金収受機の前に停車している車両の乗員の顔の位置を含む領域を撮影する利用者/証明書カメラ(54)を含む撮影部(50)と、撮影部が撮影した映像を表示する監視盤(1)と、利用者が利用者操作部で行った第二の所定の操作に応答して、監視盤に表示させる映像を、利用者/証明書カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部(11)とを有する。
本発明による料金収受システムにおいて、利用者操作部(31)は、利用者が料金所監視員を呼び出すためのインタフォン呼出しスイッチ(45)を備え、第二の所定の操作は、インタフォン呼び出しスイッチの操作である。
本発明による料金収受システムにおいて、利用者操作部(31)は、利用者が身体障害者である場合に該利用者が料金所監視員に支援を求めるための身障者スイッチ(43)を備え、第二の所定の操作は、身障者スイッチの何れかの操作である。
本発明による料金収受システムは、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部(31)を有する料金収受機(30)と、車線に沿って配置され車線全景を撮影する車線全景カメラ(51)及び利用者操作部を撮影する操作面カメラ(53)を含む撮影部(50)と、撮影部が撮影した映像を表示する監視盤(1)と、料金所を通過する車両に搭載されたノンストップ自動料金収受システム車載器の無線信号を受信する受信アンテナ(60)と、監視盤に車線全景カメラにより撮影された映像が表示されており、かつ受信アンテナが無線信号を受信した場合に、監視盤表示させる映像を操作面カメラ映像に自動的に切り替えるカメラ切替部(11)とを有する。
本発明による料金収受システムにおいて、撮影部(50)は、料金収受機(30)の料金取出口の領域を撮影する不審者検出カメラ(52)を含む。料金収受システムは更に、不審者検出カメラの視界に不審者が移っている場合に生成される不審者検出信号に応答して、監視盤(1)に表示させる映像を、他の全てのカメラによる映像に優先して不審者検出カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部(11)を備える。
本発明によれば、料金所の監視員が複数の車線における利用者の置かれている状況を知ることを容易にする料金収受システムが提供される。更に本発明によれば、料金所の監視員が利用者に適切にアドバイスすることを容易にする料金収受システムが提供される。更に本発明によれば、適正な証明書が提示されていることを容易に確認することを可能とする料金収受システムが提供される。更に本発明によれば、料金収受機の料金取出口付近に不審者が接近した場合に、他の処理に優先してその不審者情報を料金所の監視員に通知することを可能とする料金収受システムが提供される。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良な形態について説明する。なお、ここで説明するのはあくまで本発明の実施形態の例であって、特許請求の範囲内において種々の態様をとりうる事は言うまでもない。
図1に本発明に係る料金収受システムの概念図を示す。この料金収受システムは、主に複数のカメラを含む撮影部50と、利用者が料金支払い操作を行う料金収受機30と、料金所監視員が利用者の支払い状況を確認するための監視盤1と、利用者の乗る車両の状態や利用者が行う料金支払い操作に応じて、前記撮影部が撮影した複数の映像のうち前記監視盤に表示されるべき最適な映像に切り替えるためのカメラ切替部11を含む。
撮影部は、車線全景を撮影する車線全景カメラ51、利用者が料金収受操作を行う利用者操作部の領域を撮影する操作面カメラ53、料金収受機の前に停車している車両の乗員の顔の位置を含む領域を撮影する利用者/証明書カメラ54、料金収受機の料金取出し口付近の領域を撮影する不審者検出用カメラ52を含む。撮影部50は変換器42、伝送端子台部33を介して監視盤1に情報通信可能に接続されている。
図2に本発明にかかる料金収受システムの外観図を示す。これらのカメラのうち、車線全景カメラ51は料金収受機30と独立に、車線に沿って設けられている。車線全景カメラ51は車線に進入した車両の様子を撮影できればよく、料金収受機30よりも下流側に設けることが望ましい。また、複数台の車両が一つの車線に順に進入している場合、料金収受待ちの車両の数量を把握できるようにするため、車線全景カメラ51は車線の上部、例えばゲートの天井に取り付け俯瞰的な映像を得られるように設けると更に好ましい。
操作面カメラ53、利用者/証明書カメラ54、不審者検出用カメラ52は伝送端子台部33を介して監視盤1に情報通信可能に接続されている。これらのカメラについては、後述する料金収受機のところで詳述する。
料金収受機30は料金所の各車線の路側に設置される。料金収受機30は、利用者操作部31、制御部32、伝送端子台部33、操作面カメラ53、利用者/証明書カメラ54、不審者検出用カメラ52、カメラ用光源41、インターフォン40、各種支払い媒体処理部を備える。
制御部32は後述する各種支払い媒体処理部で読み込まれた通行券、及び支払い媒体の情報を収集し、その読み取り情報に応答して利用者が支払うべき料金との過不足を計算する。また、監視盤1側からの料金所監視員の操作に応答して、料金収受機30が行う操作の制御を行う。
利用者操作部31は、料金収受機の筐体の車線に面した側に設けられる。図3に車線の側から見た料金収受機30の利用者操作部31を示す。料金収受機30の鉛直方向下側(図のz軸負方向)を図面の下側として見たとき、図面に向かって右側が車線の上流側(進入側)であり、左側が下流側(発進側)である。すなわち、車両は図面に向かって右側から左側に走行する。
利用者操作部31は車高の高い車両の乗員が操作するための上側操作面31bと、車高の低い車両の乗員が操作するための下側操作面31aとを備える。上側操作面31bと下側操作面31aはほぼ同様の構成を備えている。以下、下側操作面31aについて詳述する。
下側操作面31aは、硬貨処理部34、紙幣処理部35、カード処理部36、領収書発行部37、証明書箱38、料金表示部39を備える。
硬貨処理部34は、硬貨投入口34a及び釣銭受け皿34bとを備える。釣銭受け皿34bには、一定時間利用者が釣銭を取らず残っている釣銭を検出するセンサを設けても良い。この場合、センサが釣銭を感知した場合、センサからの検出信号により、後述する料金表示部39に利用者へ釣銭の取り忘れの注意を喚起する表示を行うと共に、料金所監視員にもその状況を通知するため、監視盤1に釣銭取り忘れの発生を知らせる表示がなされるように制御すればよい。
紙幣処理部35は、紙幣投入口35a及び紙幣返却口35bとを備える。紙幣返却口35bには、一定時間利用者が釣りを取らず残っている釣りを検出する遮光センサ等を設けても良い。この場合、センサが釣りを感知した場合、センサからの検出信号により、後述する料金表示部39に利用者へ釣りの取り忘れの注意を喚起する表示を行うと共に、料金所監視員にもその状況を通知するため、監視盤1に釣り取り忘れの発生を知らせる表示がなされるように制御すればよい。硬貨処理部34及び紙幣処理部35は、現金処理のために利用者と現金の授受を行う。
カード処理部36は、カード挿入口36a、カード通行券挿入口36b及びETC(登録商標:首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社 他)信号受信アンテナ60を備える。有料道路の利用者は料金の精算を行うために、通行券挿入口36aに通行券を挿入した後、カード挿入口にクレジットカード等のカードを挿入し精算する。または、ETC車載器を搭載した車両であれば、料金精算用の媒体である非接触ICカードを車載器に挿入した状態でETC信号受信アンテナ60を通過すれば、自動的に非接触ICカードの情報が車載器からETC受信アンテナに送信され、通行料金は後日決済される。
領収書発行部37は、領収書発行ボタン37aと、領収書発行口37bを備える。利用者が領収書発行ボタン37aを押すと、領収書発行口37bから領収書が発行される。
証明書処理部38は、証明書投入口38a、証明書扉、証明書扉ボタン38bを備える。利用者が何らかの割引の適用を受けようとする際には、利用者が証明書扉ボタン38bを押すと証明書投入口38aを覆っている証明書扉が開くので、利用者は投入口に各種証明書を投入すればよい。
料金表示部は前述の制御部32により処理された情報に基づいて計算された有料道路の利用料金を利用者に対して表示する。
下側操作面31aはさらに、操作面カメラ53を備える。操作面カメラ53は下側操作面31aの付近を撮影する。操作面カメラ53には、入射光の方向を途中で大きく変える光学系を採用することが出来る。例えば、下側操作面31aの表面に概ね平行な方向から入射する入射光を、その表面に概ね垂直な方向に変え、その垂直な方向を光軸とする光学系を採用することが出来る。こうすることにより、下側操作面31aに設置されながらも操作面カメラ31aの主要部分を料金収受機30の筐体内部に収納することが出来、出っ張りを少なくすることが出来る。操作面カメラ31aの出っ張りが小さいと、車両が車線を走行する際の障害となりにくく、車両を利用者操作部31の近くに停車することができ、操作を行いやすい。
こうした、光学系として、例えば特開2003−167193に記載されているパノラマ撮像システムが好適に採用される。図4を参照してこのような光学系について説明する。パノラマ撮像システムのパノラマ撮像レンズ101は、光入射面102、第一反射面103及び第二反射面104を有する。
第一反射面103は、光反射面102に対してy軸方向に隣接し、かつ対向しy軸に対して回転対称な環状の面である。第一反射面103は、パノラマ撮像レンズ101の内側から来る光を全反射する。第一反射面103は、側方に膨らんだ凸形状に形成されており、パノラマ撮像レンズ101の内側から来る光に対して凹面鏡として作用する。第二反射面104は、外から見たとき凹形状に形成され、パノラマ撮像レンズ101の内側から来る光に対して凸面鏡として作用する。
第二反射面104の半径方向に所定の位置よりも内側に隣接する領域は、光を透過する光出射面105である。第二反射面104は、第一反射面103によって反射された反射光を光出射面105の方向に反射する。
パノラマ撮像システムは、パノラマ撮像レンズの光軸(y軸方向)上に設けられた結像用のリレーレンズ106を備えたパノラマ撮像アダプタ110と、このパノラマ撮像アダプタ110が取り付けられるビデオカメラ等の撮像装置108を含む。撮像装置108は、像を捉えるレンズ系109と、レンズ系109の結像位置に設けられたCCD等の撮像素子107を含む。
このパノラマ撮像レンズ101は、光入射面102をy軸正方向に向けてパノラマ撮像アダプタ110を配置した場合、360°のパノラマ風景111は、その入射光のうち最も下方の光L1がパノラマ撮像レンズ101の光入射面102に入射すると、光入射面102で屈折し、対面側の第一反射面103で第二反射面104に向けて反射され、さらに第二反射面104で反射されて光出射面105から出射し、リレーレンズ106を介して撮像素子108の周辺寄りに結像する。また、パノラマ風景111からの入射光のうち最も上方の光が光入射面102に入射した場合、パノラマ撮像レンズ101の光入射面102で屈折し、対面側の第一反射面103で第二反射面104に向けて反射され、さらに第二反射面104で反射されて光出射面105から出射する。
このように、入射光の経路は、光軸方向(y軸方向)に1往復以上折り畳まれている。すなわち、入射する入射光は、光入射面102でy軸負方向に屈折した後、パノラマ撮像レンズ101の内部でy軸負方向に進み、第一反射面103で反射されてy軸正方向に進み、第二反射面104で反射されて再びy軸負方向に進む。同時に入射光の光路は、光軸に垂直な方向(xy平面方向)に折り畳まれている。すなわち、入射した入射光は、第一反射面103に入射する前に一旦、外側(回転対称なパノラマ撮像レンズの回転中心軸から離れる方向)に向かって進み、第一反射面103で反射されて第二反射面104に到達するまで内側に向かって進む。このような光学系は、y軸方向にサイズが小さい構成によって、xy平面方向に360°の視野を有する円筒形の視野を実現する。
光出射面105から出射した光は、リレーレンズ106を介して撮像素子107の中央部寄り部分に結像する。以上のようにして、パノラマ風景111は、撮像素子107上で環状に結像し、環状の2次元画像112として記憶装置114に記憶される。2次元画像は、図示しない補正部(操作面カメラに接続される)によって補正されて、歪みの少ない横長の長方形のパノラマ画像に変換される。こうした光学系は、形状により、風による影響が少なく、画像が安定する。
こうしたタイプの光学系を用いた製品として、株式会社立山システム研究所が販売しているPALNON(登録商標:立山マシン株式会社)レンズが最も好適に用いられる。
こうした操作面カメラ53は、下側操作面31aと上側操作面31bの中間付近に設ければ、下側操作面31aと上側操作面31bの中間付近に設ければ上側操作面31bと下側操作面31aの両方を撮影することができ、装置を簡略化することができる。
操作面カメラ53は、カード挿入口36a、通行券挿入口36bよりも上側に設けられることが望ましい。通常、カードや通行券は、人間に対してわかりやすくデザインされた側を上に向けた状態で料金収受機30に挿入される。そのため、操作面カメラ53による撮影は上から行われたほうが、使用されているカードや通行券を事監視員が認識しやすい。この場合、操作面カメラ53は、上側操作面31b近傍の上側近傍と、下側操作面31aの上側近傍とに設置されることが望ましい。
下側操作面31aはさらに、利用者/証明書カメラ54及びカメラ用光源41を備える。利用者/証明書カメラ54は、料金収受機30の前に停車している車両の乗員の顔の位置を含む領域を撮影するように設置されており、主に利用者が身障者割引の適用等を受けるとき等、車両乗員の顔を確認する必要性の有るときに用いられる。利用者は、自らの位置が料金収受機30の中央付近となる位置に停車する傾向がある。そのため、利用者/証明書カメラ54を料金収受機の中央より下流側に設けると、乗員の顔を前方から写すことができ、視認性の良い映像が得られる。料金所監視員は、利用者/証明書カメラ54で撮影された乗員の顔と、証明書についている顔写真とを見比べて、一致していると判断したら、料金の割引を実行するための入力操作を監視盤1に対して行う。証明書は証明書投入口38aに投入されてもよい。証明書投入口38aの内部には、証明書を撮影して監視盤1に送信するためのカメラが設けられている。
カメラ用光源は、利用者/証明書カメラ54の視野に、白色光に例示される連続波長の可視光線、あるいはRGB等の複数の波長の可視光線からなる光を当てる。こうした光が照射されている条件で撮影された可視光の映像は、人間の視認する映像に近い。そのため、撮影された顔を視認することが容易である。利用者/証明書カメラ54は、可視光を結像して撮影し、可視光の映像を生成する。特に暗い条件での撮影が求められる場合には、カメラ用光源41として赤外線を照射する光源を採用し、利用者/証明書カメラ54として赤外線を撮影することが可能なカメラに好適に用いられる。
料金収受機は30さらに、不審者検出用カメラ52を備える。この不審者検出用カメラ52は、一定時間ごとに料金所監視員が料金収受機30から通行料金を回収するための料金収受機30の料金取り出し口付近の領域を撮影するためのもので、例えば料金取り出し口が料金収受機30の側面に配置されている場合、図3の52a、52bのように、筐体の上部に据え付ければよい。この不審者検出用カメラ52は変換器42、伝送端子台部33を介して監視盤1に情報通信可能に接続されており、監視盤1に逐次その映像が録画されている。不審者検出は、次のように行えばよい。監視盤1は、不審者検出カメラ52の映像信号と、映像管理部13に録画されている不審者検出カメラ52の一定時間だけ過去の映像信号との差分をとる。その結果、所定の信号変化が認められる場合、監視盤1は不審者が料金収受機30の料金取り出し口付近にいるとみなし、監視部20を介して料金所監視員に注意喚起の表示や音声による通知を行う。
下側操作面31aはさらに、係員呼び出しボタン45、マイク44、身障者レバー43を備える。身障者用レバー43には、身体障害者に対して適用される料金の割引を求める車両の乗員に対して身体障害者用の入力装置であることを示す表示がなされる。係員呼び出しボタン45は、身障者レバー43と同じ機能を有する。マイク44は、車両の乗員が料金所の監視員に対して話をするために用いられる。
上側操作面31bは、下側操作面31aと同様の構成を備える。上側操作面31bはさらに、スピーカー46を備える。これにより、例えば利用者が料金支払い操作についてわからないときに料金所監視員に遠隔的に問い合わせることができる。料金所監視員は操作面カメラ53の映像を監視部1により監視することができる。料金所監視員がどのような操作を行っているかを見ながら乗員と会話できるため、乗員に対して適切なアドバイスを与えることができる。
監視盤1は制御部10、監視部20を備える。制御部10はカメラ切替部11、トラザクション管理部12、映像管理部13を備え、料金収受機30からの支払い履歴データ及び撮影部50からの映像を記録すると共に、料金所監視員側から料金収受機30や撮影部50に対する制御を行う。
映像管理部13は、撮影部50により撮影された各種映像を取得して記憶する。また、トラザクション管理部23は料金収受機30で行われた支払い処理の履歴であるトラザクション情報を取得して記憶する。
カメラ切替部11は、料金所における代表的な発生事象に対して、撮影部50のうちどのカメラによる映像を監視部20に自動表示するかを予め定めたイベントテーブルを格納しており、このイベントテーブルに基づいて監視部20に表示する映像を選択する役割を持つ。
以下表1を基に各種発生事象に対応したカメラ切替動作について説明する。
Figure 0004875516
この表の縦方向には、撮影部50のうち、現在監視部20に表示されている映像を撮影しているカメラが記載してある。また、横方向には料金所において想定されている発生事象が記載されている。この表中のアルファベットA〜Dは切替先のカメラを表しており、「−」はカメラ切替を行わないことを示している。
表1の読み方の要領を、発生事象の中で一番左に記載の「異常ETC車進入・非ETC車侵入」を例に説明する。監視部20に車線全景カメラ51の映像が映っているときに、非ETC車が進入してきた場合、すなわち表1のカメラA(車線全景カメラ)と「異常ETC車進入・非ETC車進入」の交わる欄にはBと記載されているので、操作面カメラ53に切り替える。また、監視部20にカメラA以外のカメラの映像が映っている場合は、表1のカメラB〜Dと「異常ETC車進入・非ETC車進入」の交わるところには「−」と記載されているので、カメラ切替を行わない。
ETC車進入
ETC信号受信アンテナ60が車載器からの支払い情報を受信した場合に発生する事象である。料金所の車線に進入する車両は、ETC搭載車と、ETC非搭載車に大別できる。原則、ETC搭載車の場合は、料金収受機30の前に停車し利用者が料金収受操作を行うことは無いので、車両映像を捉える必要は無い。したがって、カメラ切替部11は監視部20に表示する映像の自動切替は行わない。
異常ETC車進入・非ETC車進入
ETC車載器を搭載しているが何らかの原因でETCによる料金収受が不可能になっている車両、ETC車載器を搭載していない車両が料金所に進入してきた場合に発生する事象である。これらの車両が料金所に進入してきた場合は、利用者が料金収受機30の前に停車し料金収受操作を行うので、カメラ切替部11は監視部20に表示する映像を操作面カメラ53による映像に切り替える。この場合、車両検出装置70からの車両進入検出信号が検出され、かつETC信号受信アンテナ60が一定時間ETC信号を受信しなかった場合に、カメラ切替部11が監視部20に表示する映像を操作面カメラ53による映像に切り替える。ただし、車線全景カメラ51を表示している場合には、操作面カメラ53に切り替えるが、その他のカメラを表示している場合は、先に進入した車両に対する表示を行っている最中と考えられるため、表示カメラの切り替えは行わない。したがって、現在料金収受中の車両が存在し、その監視を行っているときに、2台目、3台目の後続車両が進入しても、カメラ切替部11は監視部20に表示する映像を自動的に切り替えない。
車種設定
車種設定とは、車両検出装置70が何らかの原因で車両の検出を行わなかった場合(このケースでは主に利用者からの申し出により料金所監視員が気づき対応する)や、後述するクリア釦の使用により料金収受機30が認識する車両収受状態を初期状態に戻した後、進入中の車両を処理する場合等に、監視員がマニュアルで監視盤より車両信号を追加し収受を開始する際に生じる事象である。車種設定時は料金所監視員が何らかの方法で車線状態を認識していると考えられるため、カメラ表示を切り替える必要性が特になく、カメラの自動切替は行わない。
車種変更
車種変更とは、車線上に車両が存在する場合に料金所監視員がマニュアルで車種区分を変更する際に発生する事象である。多くの場合は料金所監視員が何らかの方法で車両形状を確認していると考えられるため、カメラ表示を切り替える必要性が特になく、カメラの自動切替は行わない。
インタフォン呼出し
利用者が、料金収受機のインタフォン40を使用する場合に発生する事象である。この場合、監視盤にも設けられているインタフォン21に呼出しがかかるとともに、料金所監視員が利用者の表情を見ながら対応できるようにするため、カメラ切替部11は監視部20に表示する映像を自動的に利用者/証明書カメラ54によって撮影される映像に切り替える。
受領開始
受領開始は、料金収受機30が通行券や硬貨、紙幣、カード、回数券の挿入を検出を行った時に発生する事象である。この場合、各種支払い媒体投入口に設けてある支払い媒体検出用センサーが、各種支払い媒体の挿入を感知した場合に、検出信号が生成されカメラ切替部11に送信される。カメラ切替部11がその検出信号を受信すると、料金所監視員が利用者の操作状況を把握することができるように、カメラ映像を操作面カメラ53に切り替える。
受領完了
受領完了は、料金収受機30において通行料金の収受が完了したときに発生する事象である。車両の退出が確認できれば良いので、車線上の状況を把握しやすい車線全景カメラ51に切り替える。
証明書扉ボタン
利用者が証明書扉ボタン38bを押圧した際に発生する事象である。証明書扉ボタン38bは、利用者操作面31にある証明書投入口シャッターのロックを解除するためのボタンである。通常、証明書類による割引を利用する場合、利用者はインタフォン40を利用してその旨料金所監視員に申告し、証明書扉ボタン38b押圧によってロック解除された証明書投入口38aに投入することにより監視員による割引操作がなされる。この場合、証明書扉ボタン38aが押圧されたことを感知すると、監視部20に表示する映像を自動的に利用者/証明書カメラ54によって撮影される映像に自動的に切り替える。このようにして、料金所監視員のカメラ切替動作を省略し手間を低減できる。
身障者レバー
利用者が身障者レバー43を操作した際に発生する事象である。身障者レバー43は、原則として利用者が操作補助が必要な身体障害者の場合に利用者により操作されるものである。身障者レバー43が操作されると監視盤1は料金所監視員に注意を喚起する通知を発する。この時、身障者レバー43の操作信号がカメラ切替部11に送信され、操作信号を受信したカメラ切替部11は監視部20に表示する映像を自動的に利用者/証明書カメラ54によって撮影される映像に切り替える。このようにして、料金所監視員は、利用者の状況を確認しながら操作補助を行うことが出来る。
領収書ボタン
利用者が領収書発行ボタン37aを押圧した際に発生する事象である。領収書発行ボタン37aは、利用者が必要に応じ領収書を発行するためのボタンである。この操作がなされた場合は通常、料金の収受操作は完了している段階であり、料金所監視員の確認を必要としないため、表示カメラは切り替えない。
一軸目通過
一軸目通過とは、車両が発進検出装置80を前進した場合に、料金収受機30において受領完了後、車線内に進入している次車両の処理が可能となるタイミングに発生する事象である。通常、受領完了後に車線全景カメラ51に切り替えられているはずであるが、手動で別カメラに切り替えられているケースを考慮し、カメラ切替部11は監視部20に表示する映像を自動的に車線全景カメラ51によって撮影される映像に切り替える。ただし、一軸目通過時、次車両が受領待ちの状態であれば、次車両に対する処理が開始されるため、操作面カメラ53による映像を表示することが適当である。このため、料金収受機30が次車両の乗員による支払い媒体挿入を検出したときには、車線全景カメラ51に優先して操作面カメラ53に自動的に切り替えるようにする。
発進
発進検出装置80が、料金収受が完了した車両が発進したことを検出した場合に発生する事象である。通常は受領完了のところで先述したように車線全景カメラ51に切り替えられており、特にカメラ切替を行う必要はない。また、次の車両が料金収受を開始している場合、通常操作面カメラ53による映像が表示されており、料金所監視員が利用者の操作状況を確認する必要があるため、やはりカメラ切替は行わない。
車両後進、発進後進
車両後進は、車両が車両検出装置70を後進通過し、車線外に退出する際に発生する事象である。発進後進は、車両が車線出口側から発進検出装置80を後進通過し、車線内に進入してきた際に発生する事象である。いずれもイレギュラーな事象であるが、料金所監視員は車線状況を確認し安全確保に必要な措置を講じる必要があるため、車線全景の様子を把握しやすい車線全体カメラの表示に切り替える。
カード抜き取り忘れ検出、紙幣抜き取り忘れ検出
料金収受機30にてカード・払い出し紙幣を返却口に搬送後、返却口に設けられた遮光センサが一定時間その遮光状態を検出した場合に発生する事象である。この場合、遮光センサの検出信号がカメラ切替部11にも送信され、この検出信号を受信したカメラ切替部11は監視部20に表示する映像を自動的に操作面カメラ53によって撮影される映像に切り替える。料金収受機30から監視部20を介して料金所監視員に抜き取り忘れがあることを通知する。
不審者検知
料金収受機30の上部に取り付けられた不審者検出用カメラ52によって撮影された映像を監視盤1にて画像処理を行い、人の動きと推測される画像の変化を検出した場合に発生する事象である。不審者検出用カメラ52の映像信号と、監視盤1に録画されている不審者検出用カメラ52の一定時間だけ過去の映像信号の差分をとり、所定の信号変化が認められる場合、不審者が料金収受機30の料金取り出し口付近にいるとみなし、監視盤1を介して料金所監視員に注意喚起の表示や音声による通知を行う。なお、不審者検出中は料金所監視員による状況確認が最優先されるため、カメラ切替部30による他のカメラ自動切替は行わない。ただし、必要に応じて表示を切り替える場合もあるので、料金所監視員の手動によるカメラ切替操作は可能となっている。
クリア
料金所監視員が、料金収受機30の収受状態を初期に戻す(車両が車線上に存在しないと認識している状態)操作を行った時に発生する事象である。この場合、カメラ切替部11は監視部20に表示する映像を自動的に車線全景カメラ51によって撮影される映像に切り替える。
遮断機開、遮断機閉
料金所監視員によって手動で発進制御機82の阻止棒の開閉ボタン操作が行われる場合に発生する事象である。この場合、料金所監視員によるボタン操作前に車線状況の目視確認がされていると考えられるため、表示カメラの切替は行わない。
このように、表1のようなイベントテーブルに基づき、監視部20に表示する映像を自動切換えすることにより、料金所監視員の操作を簡略化することができる。
図2においては、料金所事務所に設置される1つの監視盤1で1つの車線を監視するための構成が示されているが、1つの監視盤1で複数の車線を監視できるように構成してもよい。その場合、各車線の車線側設置物(料金収受機30、車両検出装置70、発進検出装置80、ETC受信アンテナ60、車線全景カメラ51)を1つの監視盤1に対して並列に接続すればよい。
また、監視盤1は必ずしも車線に隣接していなければならないわけではなく、複数の車線から外れた位置に配置されている料金所事務所内で、複数の車線の料金収受状況を一括して監視することができる。
このように、本発明の料金収受システムによれば、少数の料金所監視員でも複数の車線を監視することも容易となり、有料道路運営コストの削減を見込むことができる。また、料金所監視員が個別に対応しなければいけない場合においても、車線から外れた位置にある料金所事務所内から全ての操作を行えるので、料金所監視員が車線を横切って移動し利用者への対応に出向かなくてもよくなり料金所監視員に対する安全も確保できる。
図1は、料金収受システムの概念図である。 図2は、料金収受システムの外観図である。 図3は、料金収受機の利用者操作部を示す。 図4は、操作面カメラの光学系を示す。
符号の説明
1…監視盤
30…料金自動収受機
51…車線全景カメラ
60…ETC受信アンテナ
70…車両検出装置
71…オーバーハング検知器
72…車長検知器
74…車両分離器
75…車高検知器
80…発進検出装置
81…踏板
82…遮断機
90…料金所事務所
100…境界面
101…パノラマ撮像レンズ
102…光入射面
103…第一反射面
104…第二反射面
105…光出射面
106…リレーレンズ
108…撮像装置
109…レンズ系
110…撮像アダプタ
111…パノラマ風景
112…2次元画像
114…記憶装置
120…車両

Claims (8)

  1. 複数の車線にそれぞれ設置され、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部を有する複数の料金収受機と、
    前記複数の料金収受機の各々に設けられ前記利用者操作部を撮影する操作面カメラを含む撮影部と、
    前記複数の料金収受機の各々の前記撮影部が撮影した映像を表示する監視部を含む監視盤と、
    利用者が前記利用者操作部で行った第一の所定の操作に応答して、前記監視部に表示させる映像を、前記複数の料金収受機のうちの前記第一の所定の操作が行われた料金収受機の前記操作面カメラにより撮影される前記利用者操作部の映像に自動的に切り替えるカメラ切替部とを有し、
    前記利用者操作部は、有料道路利用者が通行券又は支払い媒体を投入するための投入口を含み、該投入口には通行券・支払い媒体検出部が設けられており、
    前記第一の所定の操作は利用者による通行券又は支払い媒体の投入であり、
    利用者の支払い媒体投入に応答して前記通行券・支払い媒体検出部が通行券・支払い媒体検出信号を生成し、前記カメラ切替部に送信する
    有料道路の料金収受システム。
  2. 更に、前記利用者操作部と前記監視盤との間で遠隔的に話をするための通話部とを備え、
    前記操作面カメラは、料金所の各レーンに設置してある料金収受機の前面に設けられ、
    概ね前記前面に水平な方向から入射する入射光を、概ね前記前面に垂直な方向を光軸とする像に結像する光学系と、前記像を受光する受光部とを備え
    前記像は、前記前面に平行な方向に360°の視野を有する
    請求項1に記載の有料道路の料金収受システム。
  3. 前記撮影部は、車線に沿って配置され車線全景を撮影する車線全景カメラを含み、
    前記料金収受機は、利用者が投入した通行券・支払い媒体の情報を読み取り、その情報に応答して利用者が支払うべき料金からの過不足を計算する制御部を有し、
    該制御部による料金計算の結果、通行料金受領が確認された場合に、前記監視盤に表示させる映像を、前記車線全景カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部とを有する、請求項2に記載の有料道路の料金収受システム。
  4. 前記利用者操作部は、支払い媒体返却口を含み、該返却口には支払い媒体検出部が設けられており、
    更に、前記制御部による料金受領確認後、一定時間経過後に前記支払い媒体検出部により支払い媒体検出信号が検出されている場合、前記監視盤に表示させる映像を、前記操作面カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部を有する、請求項3に記載の有料道路の料金収受システム。
  5. 複数の車線にそれぞれ設置され、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部を有する複数の料金収受機と、
    前記複数の料金収受機の各々に設けられ、前記各料金収受機の前に停車している車両の乗員の顔の位置を含む領域を撮影する利用者/証明書カメラを含む撮影部と、
    前記撮影部が撮影した映像を表示する監視盤と、
    前記利用者が前記利用者操作部で行った第二の所定の操作に応答して、前記監視盤に表示させる映像を、前記複数の料金収受機のうちの前記第二の所定の操作が行われた料金収受機の前記利用者/証明書カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部とを有し、
    前記利用者操作部は、利用者が料金所監視員を呼び出すためのインタフォン呼出しスイッチを備え、前記第二の所定の操作は、前記インタフォン呼び出しスイッチの操作である
    有料道路の料金収受システム。
  6. 複数の車線にそれぞれ設置され、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部を有する複数の料金収受機と、
    前記複数の料金収受機の各々に設けられ、前記各料金収受機の前に停車している車両の乗員の顔の位置を含む領域を撮影する利用者/証明書カメラを含む撮影部と、
    前記撮影部が撮影した映像を表示する監視盤と、
    前記利用者が前記利用者操作部で行った第二の所定の操作に応答して、前記監視盤に表示させる映像を、前記複数の料金収受機のうち前記第二の所定の操作が行われた料金収受機の前記利用者/証明書カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部とを有し、
    前記利用者操作部は、利用者が身体障害者である場合に該利用者が料金所監視員に支援を求めるための身障者スイッチを備え、前記第二の所定の操作は、前記身障者スイッチの何れかの操作である
    有料道路の料金収受システム。
  7. 複数の車線にそれぞれ設置され、有料道路の利用者が料金を支払うための操作を行う利用者操作部を有する複数の料金収受機と、
    車線に沿って配置され車線全景を撮影する車線全景カメラ及び前記複数の料金収受機の各々に設けられ前記利用者操作部を撮影する操作面カメラを含む撮影部と、
    前記撮影部が撮影した映像を表示する監視盤と、
    料金所を通過する車両に搭載されたノンストップ自動料金収受システム車載器の無線信号を受信する受信アンテナと、
    前記複数の車線にそれぞれ設けられ車両の進入を検出する複数の車両検出装置と、
    前記監視盤に前記車線全景カメラにより撮影された映像が表示されており、かつ前記受信アンテナが異常な前記無線信号を受信した場合、若しくは前記車両検出装置が車両の検出を行った後一定時間内に前記無線信号を受信しなかった場合に、前記監視盤表示させる映像を前記複数の料金収受機のうちの対応する前記料金収受機の前記操作面カメラ映像に自動的に切り替えるカメラ切替部とを有する、有料道路の料金収受システム。
  8. 前記撮影部は、料金収受機の料金取出口の領域を撮影する不審者検出カメラを含み、
    更に、該不審者検出カメラの視界に不審者が移っている場合に生成される不審者検出信号に応答して、前記監視盤に表示させる映像を、他の全てのカメラによる映像に優先して前記不審者検出カメラで撮影される映像に自動的に切り替えるカメラ切替部を備える、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の有料道路の料金収受システム。
JP2007050507A 2007-02-28 2007-02-28 有料道路の料金収受システム Active JP4875516B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050507A JP4875516B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 有料道路の料金収受システム
KR20070138326A KR100959962B1 (ko) 2007-02-28 2007-12-27 유료 도로의 요금 징수 시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050507A JP4875516B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 有料道路の料金収受システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008217152A JP2008217152A (ja) 2008-09-18
JP4875516B2 true JP4875516B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39837157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007050507A Active JP4875516B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 有料道路の料金収受システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4875516B2 (ja)
KR (1) KR100959962B1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5634292B2 (ja) * 2011-02-10 2014-12-03 株式会社東芝 通行料金徴収システム
JP5632983B1 (ja) * 2014-07-22 2014-11-26 西日本高速道路サービス関西株式会社 料金収受装置用ガジェット
CN107195001A (zh) * 2017-07-12 2017-09-22 青岛松立软件信息技术股份有限公司 一种路内路外停车业务平台
JP6978935B2 (ja) * 2017-12-28 2021-12-08 三菱重工機械システム株式会社 表示システム、表示方法及び表示プログラム
KR200494543Y1 (ko) 2020-06-30 2021-11-03 대보정보통신 주식회사 통행료 수납 시스템의 양방향 차로 통화 장치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2997531B2 (ja) * 1990-10-23 2000-01-11 株式会社東芝 自動取引方式
JPH07146962A (ja) * 1993-11-25 1995-06-06 Toshiba Corp 料金収受機の障害監視システム
JP2000076498A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Toshiba Corp 監視装置
JP2000099874A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Toshiba Corp 車線監視システムおよび監視方法
JP2003203254A (ja) * 2002-01-07 2003-07-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有料道路の料金収受システム用監視盤
JP2003228741A (ja) * 2002-02-04 2003-08-15 Toshiba Corp 自動改札装置、改札処理システム、及び乗車券媒体処理方法
JP2006331010A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Toshiba Corp 料金収受装置、料金収受方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100959962B1 (ko) 2010-05-27
JP2008217152A (ja) 2008-09-18
KR20080079989A (ko) 2008-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5046560B2 (ja) 駐車場管理システムおよびその管理方法
KR100751498B1 (ko) 노상 주차장 무인 정산 시스템 및 방법
JP4875516B2 (ja) 有料道路の料金収受システム
JP2009140381A (ja) 料金収受システム、料金収受方法
JP4865477B2 (ja) 料金自動収受機
JP5351927B2 (ja) 料金自動収受機
JP2003203254A (ja) 有料道路の料金収受システム用監視盤
KR100501769B1 (ko) 장애인 주차구역 감시시스템 및 감시방법
JP6289867B2 (ja) 料金自動収受システム及び料金自動収受機
JP2003187279A (ja) 有料道路の料金収受システム
KR100397302B1 (ko) 주차장의 입출고 차량 관리시스템
JP5320096B2 (ja) 不正通過車両管理システム及び不正通過車両管理方法
JP2013174996A (ja) 無人駐車場管理システム
KR100638524B1 (ko) 무인 방문증 발급 장치
JP5232463B2 (ja) 自動料金収受カード処理システム
JP6300011B2 (ja) 料金機械及びこれを備える料金所設備
KR20010088909A (ko) 무인 주차 관제 시스템 및 무인 주차 관제 방법
JP6709662B2 (ja) 料金自動収受機、料金収受設備、料金収受方法及びプログラム
JP6791649B2 (ja) フラップ装置、精算機及び駐車場管理システム
JPH09144353A (ja) 駐輪場入場管理システム
JP2020170307A (ja) フラップレス駐車場の不正出庫車検出システム
JP3180551B2 (ja) 不正購入防止システム
JP3214324B2 (ja) 駐輪場出場管理システム
KR200239253Y1 (ko) 차량 번호판 화상을 저장하는 주차관리 시스템
JP2000259996A (ja) 無人駐車場の監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4875516

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350