JP2000259996A - 無人駐車場の監視システム - Google Patents

無人駐車場の監視システム

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JP2000259996A
JP2000259996A JP6667599A JP6667599A JP2000259996A JP 2000259996 A JP2000259996 A JP 2000259996A JP 6667599 A JP6667599 A JP 6667599A JP 6667599 A JP6667599 A JP 6667599A JP 2000259996 A JP2000259996 A JP 2000259996A
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JP
Japan
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vehicle
parking
monitoring system
parking lot
monitoring
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Pending
Application number
JP6667599A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsumi Mutobe
悦美 六戸部
Katsuya Inagaki
勝哉 稲垣
Yutaka Kitahara
豊 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車場を無人管理し、駐車場を不正に利用す
る車両を自動検知することができる監視システムを提供
する。 【解決手段】 無人駐車場の不正利用を監視する監視シ
ステムにおいて、無人駐車場のパーキングメーター302
に不正駐車をした車両を検知してカメラ308で撮影し、
車両の画像と画像から抽出した車両番号とを監視センタ
ーに伝送するようにしている。不正駐車の証拠を監視セ
ンターで蓄積管理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人駐車場の監視
システムに関し、特に、不正利用する車両を検知して記
録できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通常の月極め駐車場では、定期的
に管理者が巡回して不正駐車している車両がないかどう
かを確認したり、あるいは、駐車場に監視TVカメラを
設置して、管理室から駐車車両を監視したりすることが
行われている。
【0003】また、商業地区では、仕事上の都合から駐
車場の需要が多くあり、その需要に対応した無人駐車場
が空き地を利用して設置されている。この無人駐車場で
は、管理フリーとし、管理者が監視していなくても不正
駐車ができないように各種の方法が取られているが、そ
れでも駐車した後、パーキングメーターに表示されてい
る料金を支払わない利用客が後を絶たない。
【0004】図5は、従来の無人駐車場の代表的な構成
を示している。駐車エリアには、駐車車両101の不正退
出を阻止する車止め102が設置されており、また、パー
キングメーター104には、駐車エリアに駐車する車両を
検知する車両検知器が設けられている。
【0005】この無人駐車場の駐車エリアに車両101が
入ると、センサーが感知して、車止め102の一部が、タ
イヤ103が出られない様に立ち上がる。パーキングメー
ター104は自動的にカウントを開始し、料金の表示を行
う。利用客が駐車場を出るときには、パーキングメータ
ー104に表示されている料金を払うと、立ち上がってい
る車止め102の一部が横に寝て平らになり、タイヤ103は
容易に車止め102を乗り越えて駐車場から出て行くこと
ができる。
【0006】図6には、不正を行う場合の車両201の態
様を示している。このように、パーキングメーター203
の表示料金を支払わずに、そのまま車止め201を乗り越
えて出ていってしまう利用客も少なくない。こうして、
不正車両201が、料金は払わないで出て行くと、その駐
車スペースに次の車が駐車することできないので、無科
駐車場にとっては、2重の被害となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無人駐車場は
24時間の休み無しの営業であるため、こうした不正を
防止するために駐車場に人員を貼り付けて管理すること
はコストが掛かり利益を得ることが出来なくなる。
【0008】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、駐車場を無人管理し、駐車場を不正に利
用する車両を自動検知することができる監視システムを
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の無人駐
車場の監視システムでは、無人駐車場のパーキングメー
ターに不正駐車をした車両を検知してカメラで撮影し、
車両の画像と画像から抽出した車両番号とを監視センタ
ーに伝送するようにしている。
【0010】また、パーキングメーターが駐車料金とし
て0以外の数値を表示し、且つ、車両センサーが、該当
する駐車エリアから出庫する車両を検知したとき、この
車両を不正駐車した車両と判別するようにしている。
【0011】そのため、無人駐車場のパーキングメータ
ーに料金を支払わずに、車止めを乗り越えて逃走しよう
とする車両を検知することができ、この不正駐車の証拠
となるデータを監視センターで蓄積管理することができ
る。
【0012】また、利用者が自らの車両の車両番号を入
力する入力手段と、車両を撮影して、その画像から車両
番号を認識する車両番号認識手段とを設け、入力手段か
ら入力された車両番号と車両番号認識手段で認識された
車両番号とが一致していないときに、無人駐車場の利用
を拒否するようにしている。
【0013】このように車両番号を誤魔化そうとする利
用者の駐車を拒否することによって、不正駐車の被害を
未然に防ぐことができ、また、実際に不正駐車が行われ
た場合には、車両番号を手掛かりに後から駐車料金を請
求することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、無人駐車場の不正利用を監視する監視システムにお
いて、無人駐車場のパーキングメーターに不正駐車をし
た車両を検知してカメラで撮影し、車両の画像と画像か
ら抽出した車両番号とを監視センターに伝送するように
したものであり、不正駐車の証拠を監視センターで蓄積
管理することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、車両の画像と車
両番号とを無線回線で監視センターに伝送するようにし
たものであり、PHS装置などを使って監視センターに
伝送することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、車両の画像と車
両番号とを有線の電話回線で監視センターに伝送するよ
うにしたものであり、データ回線や公衆回線を使って伝
送することができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、カメラによる撮
影を、不正駐車をした1台の車両について複数回行うよ
うにしたものであり、撮影の失敗を防ぐことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、カメラを、パー
キングメーター内に配置したものであり、駐車場の利用
者に、車両以外のものがカメラで撮影されているのでは
ないか、という誤解を与えずに済む。
【0019】請求項6に記載の発明は、パーキングメー
ター内に、カメラの撮影に連動して発光する発光装置を
設けたものであり、夜間でも鮮明な画像を撮影すること
ができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、発光装置の発光
回数を計数し、計数された発光回数に基づいて発光装置
のメンテナンスを行うようにしたものであり、寿命が尽
きる前に発光装置を交換することによって、継続的な駐
車場の監視が可能になる。
【0021】請求項8に記載の発明は、発光装置が発光
する度に、発光されたことを示すデータが監視センター
に伝送され、監視センターが発光装置の発光回数を計
数、管理するようにしたものであり、発光装置のメンテ
ナンスを容易に行うことができる。
【0022】請求項9に記載の発明は、発光装置を、複
数個のフラッシュランプで構成したものであり、不正駐
車をした1台の車両に対して複数回の撮影を行うことが
できる。
【0023】請求項10に記載の発明は、パーキングメ
ーターが駐車料金として0以外の数値を表示し、且つ、
車両センサーが、該当する駐車エリアから出庫する車両
を検知したとき、この車両を不正駐車した車両として識
別するようにしたものであり、無人駐車場のパーキング
メーターに料金を支払わずに、車止めを乗り越えて逃走
しようとする車両を検知することができる。
【0024】請求項11に記載の発明は、車両センサー
が、光を用いて出庫する車両を検知するようにしたもの
であり、例えば、車両からの反射波を検知して車両の移
動方向を検出する。
【0025】請求項12に記載の発明は、車両センサー
が、誘導検知方式により出庫する車両を検知するように
したものであり、駐車エリアにコイル状のループを配置
し、このインダクタンスの変化から、車両の移動方向を
検出することができる。
【0026】請求項13に記載の発明は、パーキングメ
ーター内にスピーカーを配置し、不正駐車をした車両を
検知したとき、スピーカーから料金の支払いを促す合成
音声を送出するようにしたものであり、利用者に料金を
支払う気持ちを起こさせることができる。
【0027】請求項14に記載の発明は、スピーカーか
ら送出する合成音声の中に、画像から抽出した車両番号
を含めるようにしたものであり、利用者に、車両番号が
知られているのでは、料金を支払わざるを得ないという
気持ちを起こさせることができる。
【0028】請求項15に記載の発明は、無人駐車場の
出口にサインボードを設置し、不正駐車をした車両を検
知したとき、サインボードに料金の支払いを促す文字等
を表示するようにしたものであり、音声表示の場合の近
隣への騒音被害を解消することができる。
【0029】請求項16に記載の発明は、このサインボ
ードに表示する文字の中に、画像から抽出した車両番号
を含めるようにしたものであり、利用者に、車両番号が
知られているのでは、駐車料金を支払わざるを得ないと
いう気持ちを起こさせることができる。
【0030】請求項17に記載の発明は、無人駐車場の
出口に回転灯を設置し、不正駐車をした車両を検知した
とき、回転灯を点灯するようにしたものであり、不正駐
車が他人に知られてしまう、と言う利用者の意識が、不
正駐車の抑止効果を生むことになる。
【0031】請求項18に記載の発明は、無人駐車場の
駐車エリアの脇に噴霧器を設置し、不正駐車をした車両
を検知したとき、この車両のタイヤに噴霧器から色素物
質を吹き付けるようにしたものであり、駐車場の外に出
ても、その車両が不正駐車をしたことが直ぐに分かる。
【0032】請求項19に記載の発明は、無人駐車場の
不正利用を監視する監視システムにおいて、利用者が自
らの車両の車両番号を入力する入力手段と、車両を撮影
して、その画像から車両番号を認識する車両番号認識手
段とを設け、入力手段から入力された車両番号と車両番
号認識手段で認識された車両番号とが一致していないと
きに、無人駐車場の利用を拒否するようにしたものであ
り、車両番号が知られていると云う利用者の意識が、不
正駐車の抑止効果を生むことになり、また、実際に不正
駐車が行われた場合には、車両番号を手掛かりに後から
駐車料金を請求することが可能になる。
【0033】請求項20に記載の発明は、この入力手段
及び車両番号認識手段を無人駐車場の入口に設置したも
のであり、集中料金方式の駐車場に適用することができ
る。請求項21に記載の発明は、車両番号認識手段で認
識された車両番号を、監視センサーに伝送し、監視セン
サーに蓄積されている、過去に不正駐車をした車両のリ
ストと比較し、一致しているときは、その車両の無人駐
車場の利用を拒否するようにしたものであり、不正駐車
被害の再発を防止することができる。
【0034】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0035】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態の監視システムを導入した無人駐車場を示している。
駐車エリアには、駐車車両のタイヤを係止する車止め30
1が設置され、また、駐車エリアの脇には、不正車両の
タイヤにペンキを噴霧するペンキ噴霧器311が設置され
ている。駐車エリア後方には、パーキングメーター302
が設置され、このパーキングメーター302には、料金を
表示する料金表示部305と、料金を投入する料金投入口3
06と、光を発射して車両の移動方向を検知する車両セン
サー309と、複数のフラッシュランプ307と、車両を撮影
するカメラ308と、警告を音声出力するスピーカー310と
が設けられている。
【0036】なお、車両が駐車場エリアに駐車している
ときの側面図は図5と同じであり、また、車両が、駐車
料金を支払わずに不正に駐車エリアから出て行くときの
状態は図6と同じである。
【0037】図2は、この監視システムの系統図を示し
ている。
【0038】各駐車場エリアのパーキングメーター50
1、501b、501cは、駐車場内のデータ回線502を介し
て、パーキングデータを処理・管理する駐車場センター
装置525に接続している。
【0039】パーキングメーター501は、このパーキン
グメーター501の動作を制御するCPU520を具備し、こ
のCPU520に、車両センサー503がI/F504を介し
て、また、料金表示器505が料金センサー506とI/F50
7とを介して、車止め301の状態を検知する車止めセンサ
ー508がI/F509を介して、カメラ510が画像データI
/F516及びカメラ駆動部511を介して、フラッシュラン
プ512がフラッシュ駆動部513を介して、スピーカ514が
音声発生部515を介して、そして、ペンキ噴霧器517がI
/F518を介して、それぞれ接続している。
【0040】パーキングデータを処理する駐車場センタ
ー装置525は、駐車場センター装置525の動作を制御し、
必要な演算処理を行うCPU526を具備し、CPU526
は、I/F527と回線I/F528とを介して、PHSアン
テナ535を持つPHS装置534に接続している。
【0041】また、回線I/F528は、回線接続装置536
を介して公衆回線537に接続し、この公衆回線537には、
回線接続装置を介して、PHS装置547や、各駐車場の
データが集まるセンター装置539、第2の実施形態で説
明する集中料金方式の駐車場の料金支払機544などが接
続している。
【0042】また、駐車場センター装置525のCPU526
は、カメラ駆動装置542及び画像データI/F543を介し
て、駐車場の出入り口に設置されたカメラ541に接続
し、また、I/F529及び表示駆動部530を介して、駐車
場の出入り口に設置された文字表示機531に接続し、さ
らに、ランプ駆動部532を介して、赤や黄色の光が回転
する回転灯533に接続している。
【0043】このシステムの動作について説明する。
【0044】このシステムでは、駐車エリアに駐車して
いる車両が、パーキングメーター302の表示料金305を支
払わないで、車止め301を乗り越えて出て行く場合に、
パーキングメーター501の料金センサー506は、料金が零
でないことを検知してCPU520に伝え、車止めセンサ
ー508は、車両が車止め301を通過状態であることを検知
してCPU520に伝え、また、車両センサー503は、車両
が出庫方向に移動していることを検知してCPU520に
伝える。CPU520は、これらの3つのセンサーのデー
タから、車両が車止め301を乗り越えて不正に出て行く
ものと電子的に判断し、カメラ駆動部511とカメラのフ
ラッシュ駆動部513とを起動する。その結果、フラッシ
ュランプ512が光り、カメラ510が撮影動作を行い、不正
車両の写真が撮影される。
【0045】このとき、フラッシュ駆動部513は、フラ
ッシュランプ307を1つずつ光らせ、カメラ駆動部511
は、フラッシュランプが光る度に撮影を行い、複数の写
真を撮影する。こうすることにより、写真の失敗、すな
わち、角度によって反射のために車両のナンバープレー
トの番号が見えにくかったりする事故を防ぐことがで
き、また、複数の写真の中に、車両のナンバープレート
とその車両の形状とを同時に記録することができ、不正
車両の証拠を確実にすることが出来る。
【0046】また、カメラ510で撮影された画像データ
は、画像データI/F516を介してCPU520に入力し、
CPU520は、このデータをデータ回線502により駐車場
センター装置525に伝送する。
【0047】駐車場センター装置525は、この画像デー
タから車両ナンバーを抽出し、抽出した車両ナンバーの
データと元の画像データと、さらに、不正時刻、駐車場
内番号等の必要データとを合わせて、回線1/F528を
介して、PHS装置534に出力し、または、回線接続装
置536に出力する。これらのデータは、PHS装置534か
ら無線でセンター装置539に送られ、または、公衆回線5
37を介してセンター装置539に送られる。
【0048】センター装置539は、各駐車場センター装
置525から送られてくる画像を制御・表示部540に表示
し、また、この画像データや、不正車両の証拠データを
記録保持する。
【0049】このシステムでは、このように、パーキン
グメーター501内にカメラ510を設置して車両を撮影して
いるため、駐車場内に撮影専用ボックスを設けて車両を
撮影する場合に比べて、写される人に無用な誤解、すな
わち、車両以外のものを写しているのではないか、と言
う誤解を与えなくて済む。また、カメラをパーキングメ
ーターの中に設置した方がシステムを小型化することが
でき、設置が容易であり、また、設置費用も安くて済
む。また、パーキングメーター501内にカメラ308を設置
する場合でも、カメラが分からないように配置し、駐車
場利用者に疑問を持たせない様にすることも必要であ
る。
【0050】また、不正車両を電子的に検知したとき、
料金の支払いを促す音声メッセージをスピーカ514から
送出させるように構成する。この場合、CPU520は、
料金センサー506、車止めセンサー508及び車両センサー
503の検知データから不正車両の存在を識別すると、音
声発生部515に音声合成を指示し、例えば“駐車番号×
×に駐車したお客さま、駐車料金をお支払いください。
もし支払わない場合は取得した車の番号を警察に通報し
ます”等の音声をスピーカ514から発生させる。
【0051】このように、駐車場側に車両番号が知られ
ていることを利用者に認識させることによって、誤魔化
しができないから料金を支払おう、という気持ちを利用
者に抱かせることができる。
【0052】また、CPU5O2が不正車両を検知した時
に、音声で警告すると駐車場周辺が騒音で迷惑する場合
には、駐車場の出口に設置した文字表示機531に“××
番号に駐車したお客様、駐車料金が支払われていませ
ん。支払わない場合は車両番号を警察に通報します”等
の文字を表示するようにしても良い。また、駐車場に設
置した赤や黄色の回転灯533を回すことにより、料金を
支払っていないことを表示するようにしても良い。
【0053】また、不正車両とシステムが認定した場合
に、車止め301の外側に配置したペンキ噴霧器311から不
正車両のタイヤに塗料を吹き付けて、その車両が外を走
っているときに、駐車場で不正を働いたことが一目で分
かる様にすることも、不正を抑止する一つの方法であ
る。
【0054】また、駐車エリアから料金を支払わずに出
る時に、車両番号をカバーで覆って、駐車エリアのカメ
ラ510による車両ナンバーの撮影を妨害する場合が考え
られる。こうした不正に対処するため、駐車場の駐車エ
リアの出入口にカメラ541を設置し、このカメラ541の画
像データを公衆回線537等でセンター装置539に伝送し、
制御・表示部540で不正管理や駐車場の管理を行うよう
にしても良い。
【0055】また、不正車両による不正駐車は、1度だ
けでなく、2度、3度と繰り返すことが考えられる。そ
こで、駐車場の入口に設置したカメラ541で、駐車場に
入場する車両を撮影して車両ナンバーを抽出し、センタ
ー装置539に保持されている不正車両データ(あるいは
駐車場センター装置525で保持されているデータ)と照
合して、その車両が過去に不正駐車を行っている場合に
は、スピーカー514から駐車のお断りを合成音声で表示
し、不正駐車の再発を防止するようにしても良い。
【0056】また、パーキングメーター302に配置した
フラッシュランプ307は、凡そ3000〜5000回の
発光が寿命であり、その発光回数に達する前に新品と交
換する必要がある。こうしたフラッシュランプ307の点
検を効率化するため、フラッシュランプが点灯するごと
に、そのデータをCPU52Oからデータ回線502を通じて
センター装置539に送り、センター装置539において各パ
ーキングメーターのフラッシュランプの点灯回数を管理
する。こうすることにより、フラッシュランプのメンテ
ナンスを効率的に実施することが出来る。
【0057】また、車両の駐車エリアへの出入りは、光
による検知だけでは無く、電磁誘導を利用して検知する
こともできる。この誘導式の検知方法では、図3に示す
ように、駐車エリアにコイル状のループを車両センサー
404として設置する。金属で構成された車がこのループ
に入るとコイルのインダクタンスが増加する。従って、
ループのインダクタンスが小から大に変化したか、大か
ら小に変化したかによって車両の駐車場エリアへの入庫
または出庫を検知することができる。
【0058】この検知方法は、光センサーを使用する場
合と違って、光を物理的に車に反射させる必要が無いの
で、車両センサー309の開口部の汚れや、車とセンサー
との間の障害物などに起因する誤検知が発生しない。光
センサー、誘導方式とも優れた方式であるが、駐車場の
構造等で選択すればよい。
【0059】また、ここでは、カメラ510の画像から車
両番号を抽出する処理を駐車場センター装置525で行う
場合について説明したが、これは、パーキングメーター
501のCPUで行うようにしても良いし、画像データが
伝送されたセンター装置539において行うようにしても
良い。
【0060】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
集中料金方式の駐車場での監視システムについて説明す
る。
【0061】複数の駐車エリアを有する集中料金方式の
駐車場では、図4に示すように、駐車場ゲート602から
車両が出入りする。駐車場ゲート602には駐車券を発券
する発券機603と料金支払機605とが設置されている。料
金支払機605は、発券機603から取った駐車券を入れる駐
車カード入力部607と、駐車料金を表示する料金表示部6
06と、料金を投入する投入口608と、合成音声を送出す
るスピーカー611と、入場車両の番号を撮影する車両番
号認識カメラ610と、利用者が入場時に車両番号等を入
力するテンキー609と、データを送受信するPHSアン
テナ612とを備えている。
【0062】この駐車場を利用する車両は、駐車場ゲー
ト602から入り、発券機603で駐車券を取り、駐車エリア
604に駐車する。駐車場から出るときは、料金支払機605
の駐車カード入力部607に駐車券を入れ、料金表示部606
の表示金額を料金投入口608に入れてゲート602を出る。
【0063】車両番号認識カメラ610は、駐車場に入る
車両のナンバープレートを撮影し、車両番号を認識す
る。この車両番号は、料金支払機605の内部のメモリー
に記憶されている不正車両の番号と照合され、問題ある
車両については、スピーカー611から駐車場への入車を
断る旨のメッセージが表示される。
【0064】また、不正が多いところでは、駐車場に入
るときに、利用者に、駐車カードを取らせ、また、車両
番号をテンキー609から打ち込ませる。
【0065】このとき、利用者が車両番号として故意に
異なる番号を打ち込んだ場合には、車両番号認識カメラ
610で画像認識した車両番号と比較し、車両番号が違っ
ていることをスピーカー611から知らせ、再度正しい番
号の入力を促す。正しい車両番号が入力されたときは、
駐車を認め、正しい車両番号が入力されないときは駐車
を拒否する。
【0066】このように、車両番号が駐車場側に知られ
ているという認識を利用者に持たせることによって、不
正駐車の抑止効果が上がる。また、仮に不正をした時で
も、入力された車両番号の車の所有者に駐車料金を請求
することができる。
【0067】また、この料金支払機は、図2の料金支払
機544として、回線接続装置548を介して公衆回線537に
接続し、センター装置539と交信することができる。ま
た、PHS装置545から無線によりセンター装置539と交
信することもできる。
【0068】従って、第1の実施形態と同様に、カメラ
610で認識した車両番号をセンター装置539に送って、セ
ンター装置539に保持されている不正車両データと照合
し、その車両が過去に不正駐車を行っている場合には、
駐車を断ると云う措置を取ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の監視システムは、無人駐車場を無人で管理することが
でき、不正車両について、不正の証拠写真を撮り、料金
の支払いを促したり、再度来たときに駐車を断る等の措
置を取ることができる。こうした監視を続けることによ
って、不正駐車が無益であると言う認識を利用者に植え
付け、ルール順守の気風を醸成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の光検知を利用する監視システ
ムを示す図、
【図2】第1の実施形態の監視システムにおける全体構
成を示す系統図、
【図3】第1の実施形態の誘導検知方式を利用する監視
システムを示す図、
【図4】第2の実施形態の集中料金方式の監視システム
の構成を示す図、
【図5】無人駐車場に駐車している車両を示す概念図、
【図6】無人駐車場で車止めを乗り越える不正が行われ
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
101 駐車車両 102、204、301、401 車止め 103 タイヤ 104、203、302、304、402、501 パーキングメーター 201 不正車両 202、303 車両センサー光 305、505 料金表示部 306 料金投入口 307 フラッシュ 3O8、510 カメラ 309 光センサー 310 スピーカー 311、403 ペンキ噴霧器 404 誘導検知方式の車両センサー 502 データ回線 503 車両センサー 504、507、509、518、527、529 I/F 506 料金センサー 508 車止めセンサー 511 カメラ駆動部 512 フラッシュ 513 フラッシュ駆動部 514、611 スピーカー 515 音声発生部 516 画像データI/F 517 ペンキ噴霧器 520、526 CPU 528 回線I/F 530 表示駆動部 531 表示機 532 ランプ駆動部 533 回転灯 534、545、547 PHS装置 535、538、546、612 PHSアンテナ 536 回線接像装置 537 公衆回線 539 センター装置 540 制御・表示部 541 カメラ 542 カメラ駆動部 543 画像データI/F 544 料金支払機 601 駐車場 602 駐車ゲート 603 駐車券 604 駐車エリア 605 料金支払機 606 料金表示部 607 駐車カード入力部 608 料金投入口 609 テンキー 610 車両番号認識カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/04 G08G 1/04 C (72)発明者 北原 豊 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA04 AA07 AA15 BB40 DD11 DD73 EE10 FF02 FF03 GG52 GG57 HH02 HH09 HH12 HH17 5C087 AA02 AA09 AA10 AA19 AA40 AA44 BB02 BB20 DD01 DD14 EE20 FF30 GG10 5H180 AA01 BB05 CC01 CC04 CC24 EE01 EE10 KK01 KK08

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人駐車場の不正利用を監視する監視シ
    ステムにおいて、無人駐車場のパーキングメーターに不
    正駐車をした車両を検知してカメラで撮影し、車両の画
    像と画像から抽出した車両番号とを監視センターに伝送
    することを特徴とする監視システム。
  2. 【請求項2】 前記車両の画像と車両番号とを無線回線
    で前記監視センターに伝送することを特徴とする請求項
    1に記載の監視システム。
  3. 【請求項3】 前記車両の画像と車両番号とを有線の電
    話回線で前記監視センターに伝送することを特徴とする
    請求項1に記載の監視システム。
  4. 【請求項4】 前記カメラによる撮影を、不正駐車をし
    た1台の車両について複数回行うことを特徴とする請求
    項1に記載の監視システム。
  5. 【請求項5】 前記カメラが、パーキングメーター内に
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載の監視
    システム。
  6. 【請求項6】 前記パーキングメーター内に、前記カメ
    ラの撮影に連動して発光する発光装置が配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の監視システム。
  7. 【請求項7】 前記発光装置の発光回数が計数され、計
    数された発光回数に基づいて前記発光装置のメンテナン
    スが行われることを特徴とする請求項6に記載の監視シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記発光装置が発光する度に、発光され
    たことを示すデータが前記監視センターに伝送され、前
    記監視センターが前記発光装置の発光回数を計数、管理
    することを特徴とする請求項7に記載の監視システム。
  9. 【請求項9】 前記発光装置が、複数個のフラッシュラ
    ンプから成ることを特徴とする請求項6、7または8に
    記載の監視システム。
  10. 【請求項10】 前記パーキングメーターが駐車料金と
    して0以外の数値を表示し、且つ、車両センサーが、該
    当する駐車エリアから出庫する車両を検知したとき、前
    記車両を不正駐車した車両として識別することを特徴と
    する請求項1に記載の監視システム。
  11. 【請求項11】 前記車両センサーが、光を用いて出庫
    する車両を検知することを特徴とする請求項10に記載
    の監視システム。
  12. 【請求項12】 前記車両センサーが、誘導検知方式に
    より出庫する車両を検知することを特徴とする請求項1
    0に記載の監視システム。
  13. 【請求項13】 前記パーキングメーター内にスピーカ
    ーが配置され、不正駐車をした車両を検知したとき、前
    記スピーカーから料金の支払いを促す合成音声が送出さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  14. 【請求項14】 前記スピーカーから送出する合成音声
    の中に、画像から抽出した車両番号を含めることを特徴
    とする請求項13に記載の監視システム。
  15. 【請求項15】 前記無人駐車場の出口にサインボード
    を設置し、不正駐車をした車両を検知したとき、前記サ
    インボードに料金の支払いを促す文字等を表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  16. 【請求項16】 前記サインボードに表示する文字の中
    に、画像から抽出した車両番号を含めることを特徴とす
    る請求項15に記載の監視システム。
  17. 【請求項17】 前記無人駐車場の出口に回転灯を設置
    し、不正駐車をした車両を検知したとき、前記回転灯を
    点灯することを特徴とする請求項1に記載の監視システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記無人駐車場の駐車エリアの脇に噴
    霧器を設置し、不正駐車をした車両を検知したとき、前
    記車両のタイヤに前記噴霧器から色素物質を吹き付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  19. 【請求項19】 無人駐車場の不正利用を監視する監視
    システムにおいて、利用者が自らの車両の車両番号を入
    力する入力手段と、車両を撮影して、その画像から車両
    番号を認識する車両番号認識手段とを備え、前記入力手
    段から入力された車両番号と前記車両番号認識手段で認
    識された車両番号とが一致していないときに、無人駐車
    場の利用を拒否することを特徴とする監視システム。
  20. 【請求項20】 前記入力手段及び車両番号認識手段が
    無人駐車場の入口に設置されていることを特徴とする請
    求項19に記載の監視システム。
  21. 【請求項21】 前記車両番号認識手段で認識された車
    両番号を、監視センサーに伝送し、監視センサーに蓄積
    されている、過去に不正駐車をした車両のリストと比較
    し、一致しているときは、前記車両の無人駐車場の利用
    を拒否することを特徴とする請求項19に記載の監視シ
    ステム。
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