JP3561402B2 - 紙幣取扱装置および模擬紙幣 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、入金、出金等の取引きを実行する自動取引装置(Automatic Teller Machine:以下ATMと称する)等、紙幣を取り扱う紙幣取扱装置、および、その紙幣取扱装置で取り扱われる模擬紙幣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、銀行やその他の金融機関等には、紙幣取扱装置の一種であるATMやCD(Cash Dispenser)等が備え付けられている。これらの紙幣取扱装置では、紙幣自体のほか、紙幣と略同寸法の模擬紙幣も取り扱われる。模擬紙幣が取り扱われるのは、通常以下の場合である。
【0003】
紙幣取扱装置内では紙幣が搬送されるが、その搬送経路上のいずれかの場所で紙幣の詰まり(これを‘ジャム’と称する)が発生することがあり、ジャムが発生した場合そのジャムの発生原因の紙幣が取り除かれるが、その後模擬紙幣が搬送経路に沿って搬送され、その搬送経路上のいずれかの場所に紙幣が残っていないかどうかの確認が行なわれる。
【0004】
また、ATMの操作者(その金融機関の顧客)が紙幣の引出し操作を行なったにも拘らず引き出された紙幣を取り忘れたとき、その取り忘れた紙幣は装置内に取り込まれ所定のボックスに収容されるが、この取り忘れが一回発生するたびに模擬紙幣が一枚そのボックスに収容され、取引毎の取り忘れ紙幣が仕切られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の紙幣取扱装置では、模擬紙幣は、上記のように、搬送路チェック用として、あるいは取り忘れ紙幣のセパレート用として使用されているが、ただそれだけのために模擬紙幣を使用するのでは、模擬紙幣の利用価値が低く、例えば以下のような欠点があった。
【0006】
(1)紙幣の取り忘れ取り込みの内容(取引日時、金額、口座番号)や回収紙幣の枚数などについては、装置本体のメモリ内容を表示させることなどにより確認することはできるが、ボックス内に取り忘れ取り込み紙幣がセパレータとしての模擬紙幣を挟んで積み重ねられたとき、どの紙幣を誰が取り忘れたのかは、例えば積み重ねらえた紙幣をセパレータとしての模擬紙幣の枚数を数えながら順に追っていかないと判明せず、煩わしいとともに、間違えるおそれもある。
【0007】
(2)紙幣の入ったボックスを装置から一旦取り外して、同機種の他のボックスと混在させて取り違えてしまった場合は、混乱を招く事態となる。
本発明は、上記事情に鑑み、取り忘れ取り込み紙幣に関する情報等を正確にかつ容易に把握することができる紙幣取扱装置およびその紙幣取扱装置に使用される模擬紙幣を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の紙幣取扱装置は、紙幣が収容される紙幣収容部と、取り忘れ紙幣を回収する取忘れ部と、
模擬紙幣を収容しておく模擬券スタッカと、紙幣を搬送して紙幣収容部に収容させるとともに、模擬券スタッカから模擬紙幣を取り出し所定の搬送路に沿って搬送した後に紙幣収容部に収容させる搬送手段と、上記搬送路に設置された鑑別部と、上記監別部に設けられ、上記搬送路に沿って搬送される模擬紙幣が磁気記録媒体を有する模擬紙幣であった場合の、その模擬紙幣の磁気記録媒体に磁気的な記録を行なう磁気記録部と、を備え、
利用者の紙幣の取り忘れが発生した場合には、取り忘れられた紙幣を取忘れ部に収容するとともに、模擬券スタッカから模擬紙幣に一枚取り出し、取り出した模擬紙幣に磁気記録部により取引きに関するデータを記録して、取忘れ部に収容し、
発生したジャムが取り除かれた後、紙幣の搬送路に紙幣か未だ残っていないかどうかを確認するために、模擬券スタッカから模擬紙幣を取り出し、搬送路を経由させ、磁気記録部で模擬紙幣にそのジャムに関する障害情報を書き込み収容するようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明では、上記のように、模擬紙幣に磁気記録媒体を取り入れ、紙幣取扱装置に磁気記録部を備えたことにより、ジャム除去時や取り忘れ取り込み時の履歴データを模擬紙幣自体に磁気的に書き込み、データ管理することができ、取引きデータのバックアップや障害情報の解析がより充実したものとなり、模擬紙幣の現金有り高の保証や裏付けが高度化される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の紙幣取扱装置の一実施形態であるATMの構成ブロック図である。
この図1に示すATM10は、制御部11、DOC(Document Output and Card reader writer)12、BRU(Bill Recycle Unit)13、CRU(Coin RecycleUnit)14、UOP(顧客操作部)15、MOP(管理操作部)16、電源部17等から構成されている。
【0012】
制御部11は、このATM10の全体の制御を司る部分であり、またセンタコントロール20の指示を受け付け、センタコントロール20にこのATMの状態を報告する。また、この制御部11は遠隔監視装置30にも接続されており、遠隔監視装置30は、UOP15に備えられた、後述する顧客センサ154等からの情報に基づき、遠方からこのATM操作している顧客やこのATM自体を監視する。さらに制御部11には、このATM10を制御するための制御プログラムやこのATMに関する各種データを格納しておくハードディスクとそのハードディスク111にデータ等を書き込んだりそのハードディスク111からデータ等を読み出すハードディスクドライバ112が備えられており、さらにフロッピィディスク1131が装填されそのフロッピィディスク1131からデータを取り込んだりそのフロッピィディスク1131にデータを書き込むフロッピィディスクドライバ113が備えられている。
【0013】
DOC12は、キャッシュカードや預金通帳を取り扱う部分であって、CIP(Card reader/writer Image reader Printer)121とPPR(Pass book Printer)122からなり、CIP121は、キャッシュカードの磁気ストライブに記録された内容を読み取ったり取引内容をレシートに記録する機能を備えた部分、PPR122は、預金通帳に記録する機能を備えた部分である。
【0014】
BRU13は、このATMの利用者(顧客)との間で紙幣の入金、出金を取り扱うユニットであり、ATM10の利用者によってATM10に投入された紙幣を金種ごとに仕分けして収納し、ATM10から利用者への支払を行なう際には、仕分けられて収納された紙幣を用いて支払いを行なう。このBRU13は、図示のように、2つのスタッカ131,132、2つのスタッカプール部133,134、2つの金庫135,136、2つの補充リジェクト部137,138、運用リジェクト部139、取忘れ部1310、バッファプール部1311,鑑別部1312、および入出金部1313を備えている。BRU13の詳細については後述する。
【0015】
CRU14は、このATMの利用者(顧客)との間でのコインの入金、出金を取り扱うユニットである。
UOP15は、このATMの利用者(顧客)が入金、出金等の操作を行なう部分であり、顧客への情報を表示するためのカラーディスプレイ151、顧客が暗証番号や金額等を入力するためのタッチキーボード152、顧客に対し必要な音声案内を行なうための音声ガイダンス153、および顧客がATMの前に居るか否かをセンスしてカラーディスプレイ151や音声ガイダンス153等の動作に反映させるための顧客センサ154を備えている。
【0016】
また、MOP16は、このATMが設置された金融機関の職員等によって操作される部分であり、MOP16には、そのMOP16を操作する権原のある人であることを確認するためのIDカードを照合して電磁ロックを制御するIDカードシステム161、操作のための情報を表示する液晶ディスプレイ162、および操作用のキーボード163が備えられている。
【0017】
電源部17は、このATM10への必要な電力の供給を担っている。
次にBRU13の詳細について説明する。
入出金部1313は、ATMの利用者が預金用の紙幣を投入し、あるいは預金から引き出された紙幣を利用者への受け渡し用に収容する部分である。
ATMの利用者が預金用の紙幣を入出金部1313に投入すると、その入出金部1313に投入された紙幣は、鑑別部1312を経由して万円券と千円券とに弁別され、各スタッカ131,132に収容される。その際、一回の入金分についてスタッカプール部133,134に万円券と千円券がそれぞれ一旦溜められ、一回の入金分の紙幣がそこに溜まるとそこに溜まった万円券あるいは千円券がスタッカ131,132に一度に収容される。5千円券については、スタッカ131,132には収容されず、運用リジェクト部139に収容され、ATMから利用者への支払いには利用されない。また、鑑別部1312で再使用不能な形状異常券等が検出されたときは、そのような再使用不能な紙幣も運用リジェクト部139に収容される。
【0018】
また、ATMの利用者が預金の引出し操作を行なうと、スタッカ131,132から万円券と千円券が必要な枚数送り出され、鑑別部1312を経由して入出金部1313に収容され、その利用者に受け渡される。
このとき、その利用者が紙幣を取り忘れると、その取り忘れられた紙幣は入出金部1313からATM内部に取り込まれ、取忘れ部1310に収容される。模擬券スタッカ1314には模擬紙幣が積み重ねられており、入出金部131から取忘れ部1310に取り忘れた紙幣が渡されると、模擬券スタッカ1314から模擬紙幣が一枚取り出され、鑑別部1312を経由して取り忘れ部1310に収容される。このとき模擬紙幣は、複数回の取忘れに対応した紙幣を一回の取忘れ毎に仕切るセパレータとしての役割りをなす。ここで、模擬券スタッカ1314に収容されている模擬紙幣は磁気ストライプを有しており、さらに鑑別部1312には磁気記録部13121が備えられており、模擬券スタッカ1314から取り出されて取忘れ部1310に向かう模擬紙幣は、鑑別部1312において、その鑑別部1312に備えられた磁気記録部13121により、その模擬紙幣の磁気ストライプにその取引きに関するデータが記録され、その後、取忘れ部1310に収容される。こうすることにより、顧客が取り忘れた現金の有高の確認が容易となる。
【0019】
スタッカ131,132に紙幣が不足すると、金庫135,136から紙幣が取り出され鑑別部1312を経由してスタッカ131,132に収容される。その際、再使用不能な紙幣が検出されると、その紙幣は補充リジェクト部137,138に戻される。
一方、スタッカ131,132が満杯になると、スタッカ131,132から金庫135,136に紙幣が移される。金庫135,136内の紙幣は、このATMが設置されている金融機関の職員等により取り出され、あるいは補充される。
【0020】
また、バッファプール部1311は、例えば、入出金部1313から入金された紙幣を鑑別部1312で第一次的に鑑別を行なってバッファプール部1311に一旦収容し、次いでそのバッファプール部1311から再度取り出して鑑別部1312で第二次的な鑑別を行なう場合等に使用されるものである。
以上のような紙幣の搬送の途中でジャムが発生すると、このATMが設置されている金融機関の職員等によりその原因となった紙幣が取り除かれるが、その後紙幣の搬送路に紙幣が未だ残っていないかどうかを確認するために、模擬券スタッカ1314から模擬紙幣が取り出され、搬送路を経由し、その途中で鑑別部1312の磁気記録部13121で、その模擬紙幣の磁気ストライプにそのジャムに関する障害情報が書き込まれた後、あらかじめ指定された場所、例えば取忘れ部1310に収容される。
【0021】
図2は、BRU内の模擬紙幣の搬送路を示した図、図3は、模擬紙幣の模式図、図4は、模擬紙幣による搬送路チェック時のシーケンスをあらわすフローチャートである。
本実施形態では、模擬紙幣は、図3に示すように、万円券と同一寸法の模擬紙幣18A、5千円券と同一寸法の模擬紙幣18B、および千円券と同一寸法の模擬紙幣18Cの3種類が用意されている。これら3種類の模擬紙幣18A,18B,18Cのいずれにも、それらの中央部分に磁気的な記録が行なわれる磁気ストライプ181A,181B,181Cが貼り付けられている。これらのうちのいずれの模擬紙幣を使用するかは任意であり、代表的にいずれか一種類の模擬紙幣を使用してもよく、あるいは搬送路やそのときの状況に応じて使い分けてもよい。
【0022】
BRUの搬送路のチェックは、図4に示すシーケンスに従って行なわれる。先ずステップ(a)において、例えばMOP16(図1参照)から搬送路のチェックが指示されたか否かが判定され、搬送路のチェックが指示された場合は、磁気記録を行なうモードであるか磁気記録を行なわないモードであるかが判定される(ステップ(b))。これら2つのモードのうちのいずれを選択するかは、MOP16から、あらかじめ、あるいは今回の搬送路チェックに先立って指定されている。磁気記録を行なうモードを指定する場合は、模擬券スタッカ1314には、図3に示す模擬紙幣のうちのいずれかの模擬紙幣が格納される。
【0023】
図3に示す磁気ストライプを有するステップ(c)又はステップ(d)では、搬送路のチェックが行なわれる。このとき、磁気記録を行なうモードにおける搬送路チェックの場合(ステップ(c))は、鑑別部1312の磁気記録部13121において、その鑑別部1312に搬送されてきた模擬紙幣の磁気ストライプにその搬送路チェックに関するデータが記録される(ステップ(e))。
【0024】
図4のステップ(c)又はステップ(d)における搬送路チェックの際は、模擬券スタッカ1314から取り出された模擬紙幣は、図2に示すように、搬送路201および搬送路202を経由して鑑別部1312を経由し、さらにスタッカプール部134を経由し、さらにもう一方のスタッカプール部133を経由し、鑑別部1312に戻り、その鑑別部1312を通過してバッファプール部1311に入り、さらにそのバッファプール部1311から出てもう一度鑑別部1312を通過する。このとき、磁気記録を行なうモードの場合は、磁気記録部13121により、模擬紙幣の磁気ストライプに磁気記録が行なわれる。この鑑別部1312を通過した模擬紙幣は、一旦入出金部1313に入り、そこを出て取忘れ部1310に格納される。
【0025】
以上のようにして、模擬紙幣が、各部を経由する搬送路に沿って搬送され、途中に紙幣が残っていないかどうかがチェックされる。
模擬紙幣に磁気的に記録されたデータを読み出す場合、その模擬紙幣が入出金部1313に投入され、その模擬紙幣が鑑別部1312に搬送されてその鑑別部1312に備えられた磁気記録部13121でその模擬紙幣の磁気ストライプ上のデータが読み取られる。その鑑別部1312を通過した模擬紙幣は、再び入出金部1313に戻される。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、取引きデータのバックアップ、障害情報の解析がより充実したものとなり、紙幣取扱装置の現金有り高の保証、裏付けが高度化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣取扱装置の一実施形態であるATMの構成ブロック図である。
【図2】BRU内の模擬紙幣の搬送路を示した図である。
【図3】模擬紙幣の模式図である。
【図4】模擬紙幣による搬送路チェック時のシーケンスをあらわすフローチャートである。
【符号の説明】
10 ATM
11 制御部
12 DOC
13 BRU
14 CRU
15 UOP
16 MOP
17 電源部
20 センタコントロール
30 遠隔監視装置
111 ハードディスク
112 ハードディスクドライバ
113 フロッピィディスクドライバ
131,132 スタッカ
133,134 スタッカプール部
135,136 金庫
137,138 補充リジェクト部
139 運用リジェクト部
151 カラーディスプレイ
152 タッチキーボード
153 音声ガイダンス
154 顧客センサ
161 IDカードシステム
162 液晶ディスプレイ
163 操作用のキーボード
201,202 搬送路
1131 フロッピィディスク
1310 取忘れ部
1311 バッファプール部
1312 鑑別部
1313 入出金部
1314 模擬券スタッカ
13121 磁気記録部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、入金、出金等の取引きを実行する自動取引装置(Automatic Teller Machine:以下ATMと称する)等、紙幣を取り扱う紙幣取扱装置、および、その紙幣取扱装置で取り扱われる模擬紙幣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、銀行やその他の金融機関等には、紙幣取扱装置の一種であるATMやCD(Cash Dispenser)等が備え付けられている。これらの紙幣取扱装置では、紙幣自体のほか、紙幣と略同寸法の模擬紙幣も取り扱われる。模擬紙幣が取り扱われるのは、通常以下の場合である。
【0003】
紙幣取扱装置内では紙幣が搬送されるが、その搬送経路上のいずれかの場所で紙幣の詰まり(これを‘ジャム’と称する)が発生することがあり、ジャムが発生した場合そのジャムの発生原因の紙幣が取り除かれるが、その後模擬紙幣が搬送経路に沿って搬送され、その搬送経路上のいずれかの場所に紙幣が残っていないかどうかの確認が行なわれる。
【0004】
また、ATMの操作者(その金融機関の顧客)が紙幣の引出し操作を行なったにも拘らず引き出された紙幣を取り忘れたとき、その取り忘れた紙幣は装置内に取り込まれ所定のボックスに収容されるが、この取り忘れが一回発生するたびに模擬紙幣が一枚そのボックスに収容され、取引毎の取り忘れ紙幣が仕切られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の紙幣取扱装置では、模擬紙幣は、上記のように、搬送路チェック用として、あるいは取り忘れ紙幣のセパレート用として使用されているが、ただそれだけのために模擬紙幣を使用するのでは、模擬紙幣の利用価値が低く、例えば以下のような欠点があった。
【0006】
(1)紙幣の取り忘れ取り込みの内容(取引日時、金額、口座番号)や回収紙幣の枚数などについては、装置本体のメモリ内容を表示させることなどにより確認することはできるが、ボックス内に取り忘れ取り込み紙幣がセパレータとしての模擬紙幣を挟んで積み重ねられたとき、どの紙幣を誰が取り忘れたのかは、例えば積み重ねらえた紙幣をセパレータとしての模擬紙幣の枚数を数えながら順に追っていかないと判明せず、煩わしいとともに、間違えるおそれもある。
【0007】
(2)紙幣の入ったボックスを装置から一旦取り外して、同機種の他のボックスと混在させて取り違えてしまった場合は、混乱を招く事態となる。
本発明は、上記事情に鑑み、取り忘れ取り込み紙幣に関する情報等を正確にかつ容易に把握することができる紙幣取扱装置およびその紙幣取扱装置に使用される模擬紙幣を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の紙幣取扱装置は、紙幣が収容される紙幣収容部と、取り忘れ紙幣を回収する取忘れ部と、
模擬紙幣を収容しておく模擬券スタッカと、紙幣を搬送して紙幣収容部に収容させるとともに、模擬券スタッカから模擬紙幣を取り出し所定の搬送路に沿って搬送した後に紙幣収容部に収容させる搬送手段と、上記搬送路に設置された鑑別部と、上記監別部に設けられ、上記搬送路に沿って搬送される模擬紙幣が磁気記録媒体を有する模擬紙幣であった場合の、その模擬紙幣の磁気記録媒体に磁気的な記録を行なう磁気記録部と、を備え、
利用者の紙幣の取り忘れが発生した場合には、取り忘れられた紙幣を取忘れ部に収容するとともに、模擬券スタッカから模擬紙幣に一枚取り出し、取り出した模擬紙幣に磁気記録部により取引きに関するデータを記録して、取忘れ部に収容し、
発生したジャムが取り除かれた後、紙幣の搬送路に紙幣か未だ残っていないかどうかを確認するために、模擬券スタッカから模擬紙幣を取り出し、搬送路を経由させ、磁気記録部で模擬紙幣にそのジャムに関する障害情報を書き込み収容するようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明では、上記のように、模擬紙幣に磁気記録媒体を取り入れ、紙幣取扱装置に磁気記録部を備えたことにより、ジャム除去時や取り忘れ取り込み時の履歴データを模擬紙幣自体に磁気的に書き込み、データ管理することができ、取引きデータのバックアップや障害情報の解析がより充実したものとなり、模擬紙幣の現金有り高の保証や裏付けが高度化される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の紙幣取扱装置の一実施形態であるATMの構成ブロック図である。
この図1に示すATM10は、制御部11、DOC(Document Output and Card reader writer)12、BRU(Bill Recycle Unit)13、CRU(Coin RecycleUnit)14、UOP(顧客操作部)15、MOP(管理操作部)16、電源部17等から構成されている。
【0012】
制御部11は、このATM10の全体の制御を司る部分であり、またセンタコントロール20の指示を受け付け、センタコントロール20にこのATMの状態を報告する。また、この制御部11は遠隔監視装置30にも接続されており、遠隔監視装置30は、UOP15に備えられた、後述する顧客センサ154等からの情報に基づき、遠方からこのATM操作している顧客やこのATM自体を監視する。さらに制御部11には、このATM10を制御するための制御プログラムやこのATMに関する各種データを格納しておくハードディスクとそのハードディスク111にデータ等を書き込んだりそのハードディスク111からデータ等を読み出すハードディスクドライバ112が備えられており、さらにフロッピィディスク1131が装填されそのフロッピィディスク1131からデータを取り込んだりそのフロッピィディスク1131にデータを書き込むフロッピィディスクドライバ113が備えられている。
【0013】
DOC12は、キャッシュカードや預金通帳を取り扱う部分であって、CIP(Card reader/writer Image reader Printer)121とPPR(Pass book Printer)122からなり、CIP121は、キャッシュカードの磁気ストライブに記録された内容を読み取ったり取引内容をレシートに記録する機能を備えた部分、PPR122は、預金通帳に記録する機能を備えた部分である。
【0014】
BRU13は、このATMの利用者(顧客)との間で紙幣の入金、出金を取り扱うユニットであり、ATM10の利用者によってATM10に投入された紙幣を金種ごとに仕分けして収納し、ATM10から利用者への支払を行なう際には、仕分けられて収納された紙幣を用いて支払いを行なう。このBRU13は、図示のように、2つのスタッカ131,132、2つのスタッカプール部133,134、2つの金庫135,136、2つの補充リジェクト部137,138、運用リジェクト部139、取忘れ部1310、バッファプール部1311,鑑別部1312、および入出金部1313を備えている。BRU13の詳細については後述する。
【0015】
CRU14は、このATMの利用者(顧客)との間でのコインの入金、出金を取り扱うユニットである。
UOP15は、このATMの利用者(顧客)が入金、出金等の操作を行なう部分であり、顧客への情報を表示するためのカラーディスプレイ151、顧客が暗証番号や金額等を入力するためのタッチキーボード152、顧客に対し必要な音声案内を行なうための音声ガイダンス153、および顧客がATMの前に居るか否かをセンスしてカラーディスプレイ151や音声ガイダンス153等の動作に反映させるための顧客センサ154を備えている。
【0016】
また、MOP16は、このATMが設置された金融機関の職員等によって操作される部分であり、MOP16には、そのMOP16を操作する権原のある人であることを確認するためのIDカードを照合して電磁ロックを制御するIDカードシステム161、操作のための情報を表示する液晶ディスプレイ162、および操作用のキーボード163が備えられている。
【0017】
電源部17は、このATM10への必要な電力の供給を担っている。
次にBRU13の詳細について説明する。
入出金部1313は、ATMの利用者が預金用の紙幣を投入し、あるいは預金から引き出された紙幣を利用者への受け渡し用に収容する部分である。
ATMの利用者が預金用の紙幣を入出金部1313に投入すると、その入出金部1313に投入された紙幣は、鑑別部1312を経由して万円券と千円券とに弁別され、各スタッカ131,132に収容される。その際、一回の入金分についてスタッカプール部133,134に万円券と千円券がそれぞれ一旦溜められ、一回の入金分の紙幣がそこに溜まるとそこに溜まった万円券あるいは千円券がスタッカ131,132に一度に収容される。5千円券については、スタッカ131,132には収容されず、運用リジェクト部139に収容され、ATMから利用者への支払いには利用されない。また、鑑別部1312で再使用不能な形状異常券等が検出されたときは、そのような再使用不能な紙幣も運用リジェクト部139に収容される。
【0018】
また、ATMの利用者が預金の引出し操作を行なうと、スタッカ131,132から万円券と千円券が必要な枚数送り出され、鑑別部1312を経由して入出金部1313に収容され、その利用者に受け渡される。
このとき、その利用者が紙幣を取り忘れると、その取り忘れられた紙幣は入出金部1313からATM内部に取り込まれ、取忘れ部1310に収容される。模擬券スタッカ1314には模擬紙幣が積み重ねられており、入出金部131から取忘れ部1310に取り忘れた紙幣が渡されると、模擬券スタッカ1314から模擬紙幣が一枚取り出され、鑑別部1312を経由して取り忘れ部1310に収容される。このとき模擬紙幣は、複数回の取忘れに対応した紙幣を一回の取忘れ毎に仕切るセパレータとしての役割りをなす。ここで、模擬券スタッカ1314に収容されている模擬紙幣は磁気ストライプを有しており、さらに鑑別部1312には磁気記録部13121が備えられており、模擬券スタッカ1314から取り出されて取忘れ部1310に向かう模擬紙幣は、鑑別部1312において、その鑑別部1312に備えられた磁気記録部13121により、その模擬紙幣の磁気ストライプにその取引きに関するデータが記録され、その後、取忘れ部1310に収容される。こうすることにより、顧客が取り忘れた現金の有高の確認が容易となる。
【0019】
スタッカ131,132に紙幣が不足すると、金庫135,136から紙幣が取り出され鑑別部1312を経由してスタッカ131,132に収容される。その際、再使用不能な紙幣が検出されると、その紙幣は補充リジェクト部137,138に戻される。
一方、スタッカ131,132が満杯になると、スタッカ131,132から金庫135,136に紙幣が移される。金庫135,136内の紙幣は、このATMが設置されている金融機関の職員等により取り出され、あるいは補充される。
【0020】
また、バッファプール部1311は、例えば、入出金部1313から入金された紙幣を鑑別部1312で第一次的に鑑別を行なってバッファプール部1311に一旦収容し、次いでそのバッファプール部1311から再度取り出して鑑別部1312で第二次的な鑑別を行なう場合等に使用されるものである。
以上のような紙幣の搬送の途中でジャムが発生すると、このATMが設置されている金融機関の職員等によりその原因となった紙幣が取り除かれるが、その後紙幣の搬送路に紙幣が未だ残っていないかどうかを確認するために、模擬券スタッカ1314から模擬紙幣が取り出され、搬送路を経由し、その途中で鑑別部1312の磁気記録部13121で、その模擬紙幣の磁気ストライプにそのジャムに関する障害情報が書き込まれた後、あらかじめ指定された場所、例えば取忘れ部1310に収容される。
【0021】
図2は、BRU内の模擬紙幣の搬送路を示した図、図3は、模擬紙幣の模式図、図4は、模擬紙幣による搬送路チェック時のシーケンスをあらわすフローチャートである。
本実施形態では、模擬紙幣は、図3に示すように、万円券と同一寸法の模擬紙幣18A、5千円券と同一寸法の模擬紙幣18B、および千円券と同一寸法の模擬紙幣18Cの3種類が用意されている。これら3種類の模擬紙幣18A,18B,18Cのいずれにも、それらの中央部分に磁気的な記録が行なわれる磁気ストライプ181A,181B,181Cが貼り付けられている。これらのうちのいずれの模擬紙幣を使用するかは任意であり、代表的にいずれか一種類の模擬紙幣を使用してもよく、あるいは搬送路やそのときの状況に応じて使い分けてもよい。
【0022】
BRUの搬送路のチェックは、図4に示すシーケンスに従って行なわれる。先ずステップ(a)において、例えばMOP16(図1参照)から搬送路のチェックが指示されたか否かが判定され、搬送路のチェックが指示された場合は、磁気記録を行なうモードであるか磁気記録を行なわないモードであるかが判定される(ステップ(b))。これら2つのモードのうちのいずれを選択するかは、MOP16から、あらかじめ、あるいは今回の搬送路チェックに先立って指定されている。磁気記録を行なうモードを指定する場合は、模擬券スタッカ1314には、図3に示す模擬紙幣のうちのいずれかの模擬紙幣が格納される。
【0023】
図3に示す磁気ストライプを有するステップ(c)又はステップ(d)では、搬送路のチェックが行なわれる。このとき、磁気記録を行なうモードにおける搬送路チェックの場合(ステップ(c))は、鑑別部1312の磁気記録部13121において、その鑑別部1312に搬送されてきた模擬紙幣の磁気ストライプにその搬送路チェックに関するデータが記録される(ステップ(e))。
【0024】
図4のステップ(c)又はステップ(d)における搬送路チェックの際は、模擬券スタッカ1314から取り出された模擬紙幣は、図2に示すように、搬送路201および搬送路202を経由して鑑別部1312を経由し、さらにスタッカプール部134を経由し、さらにもう一方のスタッカプール部133を経由し、鑑別部1312に戻り、その鑑別部1312を通過してバッファプール部1311に入り、さらにそのバッファプール部1311から出てもう一度鑑別部1312を通過する。このとき、磁気記録を行なうモードの場合は、磁気記録部13121により、模擬紙幣の磁気ストライプに磁気記録が行なわれる。この鑑別部1312を通過した模擬紙幣は、一旦入出金部1313に入り、そこを出て取忘れ部1310に格納される。
【0025】
以上のようにして、模擬紙幣が、各部を経由する搬送路に沿って搬送され、途中に紙幣が残っていないかどうかがチェックされる。
模擬紙幣に磁気的に記録されたデータを読み出す場合、その模擬紙幣が入出金部1313に投入され、その模擬紙幣が鑑別部1312に搬送されてその鑑別部1312に備えられた磁気記録部13121でその模擬紙幣の磁気ストライプ上のデータが読み取られる。その鑑別部1312を通過した模擬紙幣は、再び入出金部1313に戻される。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、取引きデータのバックアップ、障害情報の解析がより充実したものとなり、紙幣取扱装置の現金有り高の保証、裏付けが高度化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣取扱装置の一実施形態であるATMの構成ブロック図である。
【図2】BRU内の模擬紙幣の搬送路を示した図である。
【図3】模擬紙幣の模式図である。
【図4】模擬紙幣による搬送路チェック時のシーケンスをあらわすフローチャートである。
【符号の説明】
10 ATM
11 制御部
12 DOC
13 BRU
14 CRU
15 UOP
16 MOP
17 電源部
20 センタコントロール
30 遠隔監視装置
111 ハードディスク
112 ハードディスクドライバ
113 フロッピィディスクドライバ
131,132 スタッカ
133,134 スタッカプール部
135,136 金庫
137,138 補充リジェクト部
139 運用リジェクト部
151 カラーディスプレイ
152 タッチキーボード
153 音声ガイダンス
154 顧客センサ
161 IDカードシステム
162 液晶ディスプレイ
163 操作用のキーボード
201,202 搬送路
1131 フロッピィディスク
1310 取忘れ部
1311 バッファプール部
1312 鑑別部
1313 入出金部
1314 模擬券スタッカ
13121 磁気記録部
Claims (1)
- 紙幣が収容される紙幣収容部と、
取り忘れ紙幣を回収する取忘れ部と、
模擬紙幣を収容しておく模擬券スタッカと、
紙幣を搬送して前記紙幣収容部に収容させるとともに、前記模擬券スタッカから模擬紙幣を取り出し所定の搬送路に沿って搬送した後に前記紙幣収容部に収容させる搬送手段と、
前記搬送路に設置された鑑別部と、
前記監別部に設けられ、該搬送路に沿って搬送される模擬紙幣が磁気記録媒体を有する模擬紙幣であった場合の、該模擬紙幣の磁気記録媒体に磁気的な記録を行なう磁気記録部と、を備え、
利用者の紙幣の取り忘れが発生した場合には、取り忘れられた紙幣を取忘れ部に収容するとともに、模擬券スタッカから模擬紙幣に一枚取り出し、取り出した模擬紙幣に前記磁気記録部により取引きに関するデータを記録して、取忘れ部に収容し、
発生したジャムが取り除かれた後、紙幣の搬送路に紙幣か未だ残っていないかどうかを確認するために、模擬券スタッカから模擬紙幣を取り出し、搬送路を経由させ、磁気記録部で模擬紙幣にそのジャムに関する障害情報を書き込み収容するようにしたことを特徴とする紙幣取扱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00500798A JP3561402B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 紙幣取扱装置および模擬紙幣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00500798A JP3561402B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 紙幣取扱装置および模擬紙幣 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11203526A JPH11203526A (ja) | 1999-07-30 |
JP3561402B2 true JP3561402B2 (ja) | 2004-09-02 |
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Family Applications (1)
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JP00500798A Expired - Fee Related JP3561402B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 紙幣取扱装置および模擬紙幣 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3561402B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
US7265478B2 (en) * | 2004-06-04 | 2007-09-04 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | RF calibration of saw interrogators |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP00500798A patent/JP3561402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11203526A (ja) | 1999-07-30 |
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