JPH0922476A - 自動取引装置および自動取引装置におけるリジェクト貨幣の取扱い方法 - Google Patents

自動取引装置および自動取引装置におけるリジェクト貨幣の取扱い方法

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JPH0922476A
JPH0922476A JP17250395A JP17250395A JPH0922476A JP H0922476 A JPH0922476 A JP H0922476A JP 17250395 A JP17250395 A JP 17250395A JP 17250395 A JP17250395 A JP 17250395A JP H0922476 A JPH0922476 A JP H0922476A
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JP
Japan
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rejected
inspection
unit
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JP17250395A
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Hideyuki Yasuma
英之 安間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/40Device architecture, e.g. modular construction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、サービスに必要な時間を低減する
とともにセキュリティを確保できる自動取引装置を提供
することにある。 【解決手段】この発明の自動取引装置1は、種類別金庫
50ないし52に収容された紙幣を補助金庫64に移動
したのち再び鑑査装置36を通過させて各金庫に収納す
る精査が実施される以前および精査中に鑑査装置により
区分されたリジェクト券を収容するリジェクトカセット
を保持する第1のリジェクト庫60と、精査が実施され
た以降に生じたリジェクト券を収容するリジェクトカセ
ットを保持する第2のリジェクト庫61とを有すること
から、精査終了後も顧客取り引きが可能となる。また、
巡回係員は、精査のタイミングにかかわらず、表示装置
により精査が実施される以前および精査中に生じたリジ
ェクト券を収容していることを表示しているリジェクト
庫のリジェクトカセットを回収するのみでよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙幣を収受し
て、再利用可能な状態のよい紙幣と再利用に適さない排
除紙幣とを区分して集積するとともに、払い出し要求に
応じて再利用可能な紙幣を払い出す自動取引装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙幣を収受して、再利用可能な状態のよ
い紙幣と再利用に適さない排除紙幣とを区分して集積す
るとともに、払い出し要求に応じて再利用可能な紙幣を
払い出す自動取引装置が実用化されている。
【0003】この種の自動取引装置は、処理すべき紙幣
を受入れる受入部、受入部に投入された紙幣の状態、た
とえば、汚損の程度あるいは種類などを1枚ずつチェッ
クするとともに払い出しのための再利用が可能な紙幣
(以下、再利用券と示す) と再利用に適さないと判定さ
れた紙幣 (以下、リジェクト券と示す) とを区分する鑑
査部、鑑査部により区分された再利用券を収納するリサ
イクル収納部、鑑査部により区分されたリジェクト券を
収納するリジェクト部、リサイクル収納部から払出され
る再利用券が出金要求に対して不足することのないよう
外部から紙幣の補給を可能とする装填部、紙幣の再利用
のためにリサイクル収納部に収納された紙幣の状態を再
び1枚ずつチェックする精査部、及び、受入部に投入さ
れた紙幣を鑑査部に搬送するとともに鑑査部による区分
結果に応じてリサイクル収納部およびリジェクト部のい
づれかに案内する一方で、払い出し要求に基づいてリサ
イクル収納部から所定枚数の紙幣を受入部に送出する搬
送部を有している。
【0004】今日、自動取引装置に対して、休止時間の
短縮すなわち稼働率の向上が要求されている。このこと
から、自動取引装置には、収納可能な紙幣の容量が十分
であること、たとえば休日における長時間の無人処理を
前提として、紙幣の無補給ならびにサービスマンによる
点検の回数を低減できることなどが求められている。ま
た、紙幣を補充するために通常の取引、すなわち紙幣の
受入あるいは払い出しを停止させないことが要求されて
いる。なお、リジェクト部は、リサイクル部の容量を確
保するために、通常1組のみ配置されるとともに、比較
的少ない収納容量に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リジェクト部には、通
常、受入部に投入されて計数されたのち鑑査部により区
分されたリジェクト券および払い出し要求に応じてリサ
イクル部から払い出す際に区分されたリジェクト券が収
納される。
【0006】リジェクト部には、また、リサイクル部に
収納されているリサイクル券の残高すなわち在高を計数
するための精査により生じるリジェクト券も収納され
る。ところで、精査の終了によりリサイクル部の在高が
確定するが、リジェクト部の在高は、不明である。従っ
て、精査により自動取引装置内部の在高を確定した状態
で以後の運用を行うためには、精査終了後の払い出しあ
るいは入金などの顧客取り引きの際に生じる新たなリジ
ェクト券は、精査前に既にリジェクトされたリジェクト
券および精査中に生じるリジェクト券と、明確に区分さ
れなければならない。
【0007】従って、精査終了後の顧客取り引きは、精
査終了時点でリジェクト部に収納されているリジェクト
券を係員により取り除いたのち実行可能となる。しかし
ながら、このことは、精査の都度、係員を必要とする問
題がある。また、精査のための係員は、精査が終了され
るまでの間中、装置の周囲で待機しなければならない問
題がある。
【0008】なお、今日、一部の自動取引装置におい
て、オンラインシステムにより遠隔地の無人店舗に設置
される例が見られる。また、多くの自動取引装置は、オ
ンラインシステムの管理センサからの精査指令に応じ
て、随時、精査を開示可能に形成されている。
【0009】しかしながら、精査終了後を自動的に顧客
取り引きを開始させるためには、リジェクト部に既に収
納されているリジェクト券を取り除かなければならな
い。このことは、無人店舗を巡回する係員を長時間拘束
するとともに、複数箇所の無人店舗を巡回するために必
要となる係員の数を増加させる問題がある。この発明の
目的は、サービスに必要な時間を低減するとともにサー
ビスの効率を向上できる自動取引装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、出金取引されるべき貨幣を収
容する収容部と、前記収容部に収容されている貨幣の鑑
査を行う鑑査部と、前記収容部からの貨幣の出金取引を
行う際に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨
幣と、前記収容部に収容されている貨幣の数量を計数す
る精査処理を行う際に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と
判別された貨幣とを収容する第1および第2のリジェク
ト庫とを具備したことを特徴とする自動取引装置を提供
するものである。
【0011】また、この発明によれば、出金取引される
べき貨幣を収容する収容部と、前記収容部に収容されて
いる貨幣の鑑査を行う鑑査部と、前記収容部からの貨幣
の出金取引を行う際に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と
判別された貨幣と、前記収容部に収容されている貨幣の
数量を計数する精査処理を行う際に前記鑑査部にてリジ
ェクト貨幣と判別された貨幣とを収容する第1および第
2のリジェクト庫と、前記収容部に収容されている貨幣
の精査処理を行うまでの出金取引の際にリジェクト貨幣
とされた貨幣ならびに貨幣の精査処理の際にリジェクト
貨幣とされた貨幣を収容するリジェクト庫と、精査処理
後の出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収容
するリジェクト庫とを区分するために、前記第1および
第2のリジェクト庫において、前記収容部に収容されて
いる貨幣の精査処理の終了後に前記鑑査部にてリジェク
ト貨幣と判別された貨幣を収容するリジェクト庫を切換
制御する制御部とを具備したことを特徴とする自動取引
装置が提供される。
【0012】さらに、この発明によれば、貨幣の入金取
引並びに出金取引を行う自動取引装置において、貨幣を
収容する収容部と、貨幣の鑑査を行う鑑査部と、貨幣の
入金取引ならびに出金取引を行う際に前記鑑査部にてリ
ジェクト貨幣と判別された貨幣と、前記収容部に収容さ
れている貨幣の数量を計数する精査処理を行う際に前記
鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣とを収容す
る第1および第2のリジェクト庫とを具備したことを特
徴とする自動取引装置が提供される。
【0013】またさらに、この発明によれば、貨幣の入
金取引並びに出金取引を行う自動取引装置において、貨
幣を収容する収容部と、貨幣の鑑査を行う鑑査部と、貨
幣の入金取引ならびに出金取引を行う際に前記鑑査部に
てリジェクト貨幣と判別された貨幣と、前記収容部に収
容されている貨幣の数量を計数する精査処理を行う際に
前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣とを収
容する第1および第2のリジェクト庫と、前記収容部に
収容されている貨幣の精査処理を行うまでの入金取引ま
たは出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣ならび
に貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を
収容するリジェクト庫と、精査処理後の入金取引または
出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収容する
リジェクト庫とを区分するために、前記第1および第2
のリジェクト庫において、前記収容部に収容されている
貨幣の精査処理の終了後に前記鑑査部にてリジェクト貨
幣と判別された貨幣を収容するリジェクト庫を切換制御
する制御部とを具備したことを特徴とする自動取引装置
が提供される。
【0014】さらにまた、この発明によれば、貨幣の出
金取引を行う自動取引装置におけるリジェクト貨幣の取
扱い方法において、収容部に収容されている貨幣の出金
取引時に鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣な
らびに収容部に収容されている貨幣の数量を計数する精
査処理時に鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣
を第1のリジェクト庫または第2のリジェクト庫に収容
させるもので、収容部に収容されている貨幣の精査処理
を行う前までの出金取引の際にリジェクト貨幣とされた
貨幣ならびに貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とさ
れた貨幣を収容するリジェクト庫と、精査処理後の出金
取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収容するリジ
ェクト庫とを区分するために、第1および第2のリジェ
クト庫において、収容部に収容されている貨幣の精査処
理の終了後に、前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別さ
れた貨幣を収容するリジェクト庫を切換制御することを
特徴とする自動取引装置におけるリジェクト貨幣の取扱
い方法が提供される。
【0015】またさらに、この発明によれば、貨幣の入
金取引ならびに出金取引を行う自動取引装置におけるリ
ジェクト貨幣の取扱い方法において、入金取引にて入金
される貨幣ならびに出金取引にて出金される貨幣を収容
部に収容させ、かつ、入金取引または出金取引時に鑑査
部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣ならびに収容部
に収容されている貨幣の数量を計数する精査処理時に鑑
査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣を第1のリジ
ェクト庫または第2のリジェクト庫に収容させるもの
で、収容部に収容されている貨幣の精査処理を行う前ま
での入金取引または出金取引の際にリジェクト貨幣とさ
れた貨幣ならびに貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣
とされた貨幣を収容するリジェクト庫と、精査処理後の
入金取引または出金取引の際にリジェクト貨幣とされた
貨幣を収容するリジェクト庫とを区分するために、第1
および第2のリジェクト庫において、収容部に収容され
ている貨幣の精査処理の終了後に、前記鑑査部にてリジ
ェクト貨幣と判別された貨幣を収容するリジェクト庫を
切換制御することを特徴とする自動取引装置におけるリ
ジェクト貨幣の取扱い方法が提供される。
【0016】以上説明したように、この発明の自動取引
装置では、収容部に収容されている貨幣の枚数を計数し
て収容部に再び収容する精査処理によりリジェクト貨幣
とされた貨幣および鑑査部によりリジェクト貨幣とされ
た貨幣と精査処理が終了した後に新たに鑑査部によりリ
ジェクト貨幣とされた貨幣とは、予め決められた異なる
リジェクト部に収容される。従って、精査処理が終了し
た後に新たにリジェクト貨幣とされた貨幣は、精査処理
中および精査処理までの間にリジェクト貨幣と区分され
て収容される。これにより、精査処理により残高が確定
された時点でリジェクト貨幣とされた貨幣を独立に保持
できることから、精査処理が終了した後も引き続き自動
取引装置を稼働できる。
【0017】また、この発明によれば、収容部に収容さ
れている貨幣の精査処理を行う前までの入金取引または
出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣ならびに貨
幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収容
するリジェクト庫と、精査処理後の入金取引または出金
取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収容するリジ
ェクト庫とを区分するために、第1および第2のリジェ
クト庫において、収容部に収容されている貨幣の精査処
理の終了後に、前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別さ
れた貨幣を収容するリジェクト庫を切換制御することか
ら、精査処理が終了した後に新たにリジェクト貨幣とさ
れた貨幣を、精査処理中および精査処理までの間にリジ
ェクト貨幣と区分して収容するとともに、精査処理によ
り残高が確定された時点でリジェクト貨幣とされた貨幣
を独立に保持できることから、精査処理が終了した後も
引き続き自動取引装置を稼働できる。
【0018】さらに、この発明の自動取引装置は、第1
および第2のリジェクト部は、相互に置き換え可能に形
成されたカセットを含み、精査処理が終了した後に新た
にリジェクト貨幣とされた貨幣と、精査処理中および精
査処理までの間にリジェクト貨幣とされた貨幣とをそれ
ぞれ区分して収容するとともに、任意のタイミングで所
望のカセットの取り外しおよび装着を可能とする。従っ
て、リジェクト貨幣とされた貨幣の回収に要求される時
間が低減される。また、リジェクト貨幣とされた貨幣
は、カセットに収容された状態で搬送可能であることか
ら、セキュリティが向上される。さらに、第1および第
2のリジェクト部に組み込まれるそれぞれのカセット
は、実質的に同一に形成され、相互に置き換え可能であ
ることから、サービス用に予備として準備する交換用カ
セットの個数が低減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の自動取引装置
としての入出金装置の外観を示す概略図である。
【0020】入出金装置1は、筐体としての装置本体2
と、装置本体2の前面に配置された操作部3とを有して
いる。操作部3の水平面3aには、紙幣Pの入金あるい
は出金に利用される紙幣入出金口 (受入部) 4が設けら
れている。紙幣入出金口4は、多数枚の紙幣Pが一括し
て投入あるいは取り出しが可能に形成されている。
【0021】紙幣入出金口4の上部には、入金された紙
幣Pを装置本体2内部に取り込む間および出金すべき紙
幣Pを入出金口4に搬送する間に、利用者が不意に巻込
まれたり不所望な異物が投入されることを防止するため
の扉5が開閉自在に配置されている。
【0022】操作部3の水平面3aには、また、図示し
ないタッチセンサが一体に組み込まれたカラーCRT表
示部6が設けられている。CRT表示部6は、操作手順
およびその他の情報を、イラスト、文字あるいは文言に
よってCRT画面に表示して利用者を誘導するととも
に、暗唱番号、入金あるいは出金すべき数量、口座番
号、取引の承認、確認あるいは取り消しなどに応じた表
示部分が押圧されたことを図示しないタッチセンサで検
知して、後述する主制御装置 (制御部) に、対応する信
号を出力する。
【0023】また、操作部3の垂直面3bには、暗証番
号および口座番号が記録されている取引媒体としての図
示しない磁気カード (図2に概念的に示されている) が
挿入されるカード挿入口7、図示しない通帳 (図2に概
念的に示されている) が挿入される通帳挿入口8、及
び、図示しない金属コイン (図2に概念的に示されてい
る) が投入されるコイン入出金口9が設けられている。
【0024】図2には、図1に示した入出金装置1の装
置本体2内の各部とそれぞれに対応される制御回路との
接続を概略的に示すブロック図が示されている。図2に
示すように、装置本体2には、全体を制御する主制御装
置11、カード挿入口7から挿入された磁気カードAを
取込んで磁気カードAの所定の位置に配置されている磁
気ストライプ部から口座番号および種別などの口座情報
を受け取る磁気カードリーダ部12、挿入口8から挿入
された通帳Bの磁気ストライプ部を読みとるとともに、
通帳Bおよび図示しないジャーナル用紙に取引内容を記
録する通帳プリンタ部13が設けられている。
【0025】装置本体2には、また、紙幣入出金口4に
外部から挿入された紙幣Pを取り込んで計数したのち所
定のルーチンに従って装置本体2の後述する金庫に搬送
するとともに、指定された数量の紙幣Pを入出金口4に
払い出す紙幣入出金ユニット14、コイン挿入出金口9
に投入されたコインCを受け入れるとともに投入された
コインに対応する返却分および指定された数量のコイン
Cをコイン入出金口9に払い出すコイン入出金ユニット
15、CRT表示部5によって構成される接客ユニット
16、及び、係員用の内部モニタを有する係員操作部1
7が設けられている。
【0026】装置本体2には、さらに、主制御装置11
と図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を
制御する伝送制御部20、振り込み取引に必要な金融機
関の情報、たとえば、銀行名および支店名が50音順に
記録されたデータファイルとしての図示しないフロッピ
ーディスクを受け入れて読み込むためのフロッピーディ
スクドライブ21、及び、電源部22が設けられてい
る。また、主制御装置11は、外部に設けられた係員用
のリモートモニタ23に接続されている。そして、係員
操作部17およびリモートモニタ23により、装置本体
2内部に保留されている紙幣Pの残高、後述する装填庫
の交換 (あるいは補充) およびジャーナル用紙の補充等
の処理が指示されるようになっている。
【0027】次に、図3を参照して入出金ユニットにつ
いて説明する。なお、図3は、図1に示した入出金装置
1を側方から見た状態の概略透視図である。図3によれ
ば、装置本体2の内部のおおむね中央には、入出金ユニ
ット30が配置されている。なお、図3では、紙幣入出
金口4が入出金ユニット30の接客面方向 (図中左側上
部方向) に、位置されている。
【0028】紙幣入出金口4の下方には、入出金口4に
投入された紙幣Pを一括して収納する紙幣収納室 (以
下、ホッパと示す) 31が配置されている。ホッパ31
の下方には、紙幣Pの表裏を揃える表裏取り揃え部32
とホッパ31に投入された紙幣Pを表裏取り揃え部32
に1枚ずつ案内するための取り出しローラ33および取
り出し装置34が設けられている。また、ホッパ31の
一壁面 (図中左側) は、対向する壁面 (図中右側) に対
して平行に移動可能なバックアップ35として形成され
ている。バックアップ35は、所定の位置に移動される
ことによりホッパ31の容量を変更するとともに、紙幣
入出金口4に投入された紙幣Pを、装置本体2の後述す
る収納部に取り込む際に、紙幣Pを取り出しローラ33
側に押しつけるための加圧部材として利用される。
【0029】ホッパ31は、利用者が紙幣Pを投入する
ときならびに紙幣Pを利用者に払い出すときは、紙幣P
を垂直に立たせる向きになっており、装置本体2内の収
納部(後述) に紙幣Pを取り込むときおよびホッパ31
に紙幣Pを払い出すときは、紙幣Pを水平に寝かせた向
きになるように90度回転する。
【0030】入出金ユニット30の奥側面 (図中右方
向) には、紙幣Pの種類、重ね搬送、汚れ、表裏および
損傷などを1枚ずつチェックするとともに、払い出し
(出金)のための再利用が可能な紙幣 (以下、リサイクル
券と示す) と再利用に適さないと判定された紙幣 (以
下、リジェクト券と示す) とを区分する鑑査装置36が
設けられている。
【0031】また、入出金ユニット30の前方には、図
2を用いて既に説明した主制御装置11、伝送制御部2
0ならびにフロッピーディスクドライブ21などを収納
した制御部37が設けられている。
【0032】入出金ユニット30のおおむね中央には、
紙幣入出金口4のホッパ31に投入された紙幣Pを一時
的に保持する入金一時集積部38が設けられている。入
金一時集積部38とホッパ31との間には、入金された
紙幣Pのうち、鑑査装置36による鑑査によりリジェク
トされたリジェクト券を一時集積するとともに、所定の
タイミングでホッパ31に返却する入金リジェクト集積
部40が設けられている。
【0033】入金リジェクト集積部40は、リジェクト
券を返却する時に上昇するよう形成されたローラ41を
有し、後述する[入金]動作時に、ホッパ31に投入さ
れた全ての紙幣Pが鑑査装置36で鑑査された時点で、
ローラ41が上昇されることにより形成されるリジェク
ト搬送路により、入金リジェクト券Pをホッパ31に返
却する。
【0034】入出金ユニット30の下方であって装置本
体2のおおむね中央には、入出金口4 (ホッパ31) の
側から順に、第1の金庫50、第2の金庫51、第3の
金庫52が配置されている。なお、通常、第1の金庫5
0ならびに第2の金庫51には額面の大きな種類の紙幣
たとえば万円券が収納され、残りの第3の金庫52には
額面の小さな種類の紙幣たとえば千円券が収納される。
また、5千円券は、通常の顧客取り引きにおいては、払
いだしに利用されないことから、鑑査装置36の鑑査結
果にかかわらず、後述するリジェクト庫に収納される。
【0035】第1ないし第3の金庫50〜52は、それ
ぞれ、上端部分に、紙幣取り込み機構53と紙幣取り出
し機構54を有し、利用者 (顧客) により入金された紙
幣Pを収納するとともに払い出し要求に応じて所定枚数
の紙幣を出金可能に形成されている。すなわち、第1な
いし第3の金庫50〜52は、払い出しの際に必要とな
る紙幣を後述する装填庫から収受して収納する一方で利
用者により入金された千円券および万円券をリサイクル
券として払い出すために保持するリサイクル庫として利
用される。
【0036】入出金ユニット30の接客面方向 (図中左
方向) にはまた、装置本体2内部のさまざまな搬送ベル
トあるいはローラなどの被駆動要素を駆動するためのモ
ータMならびにモータMにより発生される駆動力を搬送
ベルトあるいはローラなどに伝達する図示しない駆動力
伝達系が設けられている。なお、搬送ベルトおよびロー
ラなどの被駆動要素により複数の紙幣搬送路R1ないし
R9ならびにR11ないしR19が形成されている。ま
た、各搬送路R1ないしR9ならびにR11ないしR1
9が分岐する位置には、図示しない切換装置が組み込ま
れている。
【0037】入出金ユニット30の奥側上部 (図中右方
向) には、後述するリジェクト券を収容するリジェクト
部59が配置されている。リジェクト部59は、上下方
向に積層されて配置された第1および第2のリジェクト
庫60および61を有している。第1および第2のリジ
ェクト庫60および61は、それぞれ、伝送制御部20
を介して接続されている図示しないホストコンピュータ
あるいは係員操作部17により指示された区分条件に従
って案内されるリジェクト券を収容する。
【0038】それぞれのリジェクト庫60および61に
は、各リジェクト庫に着脱可能に形成されたリジェクト
カセット60aおよび61aが格納されている。それぞ
れのリジェクトカセット60aおよび61aの所定の位
置には、以下に示すカセット検知センサに対し、各カセ
ットの存在を入力する図示しないマーカ、たとえば、マ
グネット、切欠あるいは突起等が設けられている。な
お、第1および第2のリジェクトカセット60aおよび
61aは、実質的に同一に形成され、相互に、交換可能
に形成されている。
【0039】第1および第2のリジェクト庫60および
61の所定の位置には、それぞれの庫内に、対応するリ
ジェクトカセット60aおよび61aがセットされてい
るか否かを検知するカセット検知センサ60bおよび6
1bが組み込まれている。各カセット検知センサ60b
および61bは、それぞれのリジェクトカセット60a
および61aの所定の位置に設けられたマーカを検出す
ることで、それぞれのリジェクト庫にリジェクトカセッ
トが収容されている場合に、所定の出力信号を出力す
る。カセット検知センサ60bおよび61bとしては、
対応するリジェクトカセットに形成されているマーカの
特性および形状に合わせて、たとえば、マグネットから
の磁力を検知するホール素子、切欠に一致する形状が与
えられた接触式スイッチ、発光部と受光部からなり突起
により発光部からの光が遮られた場合に動作する非接触
式スイッチなどが利用される。
【0040】それぞれのリジェクト庫60および61の
所定の位置には、各リジェクト庫に格納されているリジ
ェクトカセットが取り出せないよう施錠するロックキー
60cおよび61cが配置されている。ロックキー60
cおよび61cとしては、たとえば、専用キーによって
のみ開錠可能な機械シリンダ式、あるいは、暗証番号を
入力することで開錠可能な電気式等が利用される。な
お、電気式のキーが利用される場合には、それぞれのキ
ー60cおよび61cは、伝送制御部20を介して接続
されている図示しないホストコンピュータあるいは係員
操作部17により指示される特定のパスワードによって
管理されてもよい。
【0041】第1および第2のリジェクト庫60および
61の外側かつ近傍であって、図示しない後扉が開放さ
れた場合に外部に露出される領域には、後述する精査お
よび精査終了までの間に案内されたリジェクト券を収容
しているリジェクト庫と、同精査以降に装置本体で生じ
たリジェクト券ならびに同精査以降の顧客取り引きによ
り生じたリジェクト券を収容しているリジェクト庫を識
別可能に表示する表示装置60dおよび61dが設けら
れている。表示装置60dおよび61dは、たとえば、
一対の「赤」および「青」のランプ、「精査以降」およ
び「精査まで」あるいは「未計数」および「計数後」の
文字が表示可能なランプにより構成されている。それぞ
れの表示装置60dおよび61dは、たとえば、係員操
作部17あるいはリモートモニタ23の所定の位置に組
み込まれたLED素子などであってもよい。表示装置6
0dおよび61dは、伝送制御部20を介して接続され
ている図示しないホストコンピュータあるいは係員操作
部17により指示された区分条件に基づいて、後述する
精査終了までの間に生じたリジェクト券を収容している
リジェクト庫を、外部すなわち巡回係員に報知する。
【0042】第1および第2のリジェクト庫60および
61にはまた、庫内に格納されているリジェクトカセッ
ト内の紙幣Pの有無を検知する紙幣検知センサ60eお
よび61eが配置されている。紙幣検知センサ60eお
よび61eは、たとえば、発光部と受光部とがそれぞれ
リジェクトカセットよりも外側に配置され、発光部によ
り発生された光が受光部に検知されたか否かによりカセ
ット内の紙幣の有無を検知する非接触センサが利用され
る。
【0043】第2のリジェクト庫61の下部には、利用
者がホッパ31内から取り忘れた紙幣を保持する回収部
63が設けられている。回数部63の下部には、払い出
しのための紙幣Pを外部から補充するために装填庫とし
て利用される補助金庫64が設けられている。補助金庫
64は、着脱可能に形成された装填カセット65を有
し、必要に応じて、入出金口4からの紙幣Pの受入れま
たは払い出しのための紙幣Pの入出金口4への搬送動作
に制限されることなく、外部から紙幣Pを補充可能とす
る。
【0044】次に、入出金装置1による紙幣Pのさまざ
まなの処理と装置本体2内部の動作について説明する。
以下、リジェクト券について詳細に説明する。
【0045】リジェクト券は、 1) 顧客取り引きにより入金された紙幣を鑑査装置36
で区分した再利用可能な状態のよい紙幣から分離された
リジェクト券すなわち著しい汚れあるいは欠損のある券
であって顧客に返却される券 (入金リジェクト券) 、 2) 入金された紙幣を鑑査装置36を介してもう一度判
定してリサイクル部に収納する際に区分されるリジェク
ト券すなわち著しい汚れあるいは欠損のある券ならびに
2枚以上の重送により計数不能と判断された券 (精査前
入金リジェクト券) 、 3) 入金された紙幣で払い出しに利用しない券すなわち
5千円券 (排除券) 、 4) 第1ないし第3の金庫50ないし52から出金され
る際に、たとえば、2枚以上の重送により計数不能と判
断された券 (出金リジェクト券) 、 5) 後述する精査において、各金庫から補助金庫64に
案内される過程で、たとえば、2枚以上の重送により計
数不能と判断された券 (精査前出金リジェクト券) 、 6) 後述する精査において補助金庫64から各金庫に戻
される過程で2枚以上の重送により計数不能と判断され
た券 (精査中出金リジェクト券) 、 7) 後述する精査により各金庫50ないし52に戻され
たリサイクル券の枚数すなわちリサイクルにより払い出
し可能な在高 (残高) が確定された以降に第1ないし第
3の金庫50ないし52からの払い出しでリジェクトさ
れたリジェクト券 (精査後出金リジェクト券) 、 8) 後述する精査が終了した以降に顧客との取り引きに
より新たに生じる入金リジェクト券 (精査後入金リジェ
クト券) 等に分類できる。
【0046】このうち、精査終了後の払い出しあるいは
入金などの顧客取り引きの際に生じる新たなリジェクト
券 (すなわち精査後出金リジェクト券および精査後入金
リジェクト券) は、精査前にリジェクトされたリジェク
ト券および精査の過程で生じるリジェクト券と、明確に
区分されなければならないことは、既に、説明した通り
である。
【0047】次に、入金時の紙幣の流れについて説明す
る。 [入金]図4および図5は、入出金装置1に紙幣が入金
される際の紙幣の流れを示す側方透視図である。なお、
図5は、図4に示した紙幣の流れに引き続く紙幣の流れ
を示している。
【0048】図4を参照すれば、利用者により、紙幣入
出金口4から入金対象としてホッパ31に一括して投入
された紙幣Pは、実線矢印で示すように、搬送路R1、
表裏取り揃え部31の表搬送路R2ならびに搬送路R4
ないしR8を経由して、入金一時集積部38に導かれ
る。
【0049】搬送路R6に設けられた鑑査装置36で読
み取れなかった読みとり不能券 (返却券すなわち入金リ
ジェクト券) Pは、破線矢印で示すように、搬送路R1
2で分岐され、入金リジェクト集積部40へ導かれて一
旦集積される。
【0050】入金リジェクト集積部40に集積された入
金リジェクト券Pは、ホッパ31に投入された全ての紙
幣Pが鑑査装置36で鑑査されたのち所定のタイミング
で、ローラ41が上昇されることで形成される搬送路R
13によりホッパ31に一括して戻される。なお、この
場合、主制御装置11の制御により扉5が開放されると
ともに、CPT表示部6に、利用者に対して再投入を促
すメッセージが表示される。
【0051】全ての入出金紙幣Pが読み取れたときは、
主制御装置11の制御により、CRT表示部6に入金量
が表示される。利用者 (顧客) が入金量を確認し、正し
ければCRT表示部6のタッチセンサの[確認]表示を
押圧することで、入金一時集積部38に一時的に集積さ
れている紙幣Pは、図5に実線矢印で示すように、搬送
路R9、搬送路R6、搬送路R7、搬送路R8、搬送路
R11ならびに搬送路R1〜R4を経由して、一枚ずつ
リサイクル収納庫すなわち第1ないし第3の金庫50,
51および52に向けて搬送される。
【0052】第1ないし第3の金庫50〜52に向けて
搬送された紙幣Pは、搬送路R5ならびに主制御装置1
1の制御により選択的に動作される図示しない切り替え
ゲートならびにそれぞれの金庫に対応して配置されてい
る紙幣取り込み手段53と紙幣取り出し手段54を介し
て、第1の金庫50または第2の金庫51、及び、第3
の金庫52に、紙幣の種類ごとに収納される。
【0053】このとき、払い出しに利用しない5千円券
(排除券) および鑑査装置36 (搬送路R6) を再び通
過されることでリジェクトされたリジェクト券であっ
て、後述する精査が実施される以前にリジェクトされた
リジェクト券すなわち精査前入金リジェクト券は、破線
で示すように、伝送制御部20を介して接続されている
図示しないホストコンピュータあるいは係員操作部17
からの指示により予め決められている第1および第2の
リジェクト庫60および61のいづれか一方 (ここで
は、第1のリジェクト庫60とする) のリジェクトカセ
ットに収納される。なお、主制御装置11の制御によ
り、少なくとも5千円券が収容されたリジェクト庫すな
わち伝送制御部20を介して接続されている図示しない
ホストコンピュータあるいは係員操作部17からの指示
により指定されたリジェクト庫 (ここでは、第1のリジ
ェクト庫60) が現在利用中であることを示す表示装置
60dが点灯される。
【0054】一方、鑑査装置36 (搬送路R6) を再び
通過されることでリジェクトされたリジェクト券であっ
て、後述する精査が実施された以降に新たに入金された
紙幣がリジェクトされたリジェクト券すなわち精査後入
金リジェクト券は、図8を用いて後述する精査後出金リ
ジェクト券と同様に、第1および第2のリジェクト庫6
0および61の内の未使用のリジェクト庫 (払い出しに
利用されることのない5千円券が収容されていないリジ
ェクト庫) すなわち伝送制御部20を介して接続されて
いる図示しないホストコンピュータあるいは係員操作部
17からの指示により予め決められているリジェクト庫
であって、ここでは、第2のリジェクト庫61に収納さ
れる。
【0055】上述した入金動作時において、鑑査装置3
6によりリジェクト券としてホッパ32に返却された紙
幣Pが所定時間経過してもホッパ32から取り出されな
い場合には、主制御装置11の制御により「取り忘れ」
と判定され、回収部63に収納される。この場合、ホッ
パ32に一時的に戻されているリジェクト券は、取り出
しローラ33により1枚ずつ搬送路R1に案内され、搬
送路R2、搬送路R4〜R7、搬送路R12、搬送路R
14および搬送路R15を順次搬送されて回収部63に
案内される。
【0056】なお、鑑査装置による鑑査において入金リ
ジェクト券 (返却券) と排除券を区分したのち、入金一
時集積部に一時的に集積されている紙幣を再び鑑査装置
を通過させることなくリサイクル収納庫に収納する自動
取引装置においても、払い出しに利用しない5千円券
(排除券) を、第1および第2のリジェクト庫のいづれ
か、たとえば、第1のリジェクト庫に案内することで、
上述した本願発明の実施の形態が適用できる。
【0057】次に、出金時の紙幣の流れについて説明す
る。 [出金]図6は、紙幣の出金時の紙幣の流れを示す側方
透視図である。
【0058】利用者 (顧客) により、操作部3のカード
挿入口7に図示しない磁気カードが挿入されることで、
主制御装置11の制御によりCPT表示部6に、暗証番
号の入力を促すメッセージならびに「0」から「9」の
数字に対応する信号の入力に利用される数字キーが表示
される。
【0059】暗証番号が入力された時点で、伝送制御部
20の制御により図示しないホストコンピュータに暗証
番号が伝送され、図示しないホストコンピュータに記憶
されている暗証番号と入力された暗証番号とが図示しな
いホストコンピュータにより照合される。
【0060】入力された暗証番号が正しい場合、主制御
装置11の制御により、払い出し要求を受け付けるメッ
セージがCRT表示部6に表示される。この状態で、利
用者による払い出し要求が許可され、CRT表示部6に
対し、払い出し金額の入力を促すメッセージ、「0」か
ら「9」の数字に対応する信号の入力に利用される数字
キーおよび条件の確定に利用される所定の制御キーに対
応する信号の入力に利用される制御キーが表示される。
【0061】利用者により出金金額が入力されると、主
制御装置11の制御により第1の金庫50または第2の
金庫51、及び、第3の金庫52のそれぞれに配置され
ている紙幣取り出し手段54および紙幣取り込み手段5
3が選択的に付勢され、要求された数量に対応する枚数
の紙幣が各金庫50ないし52から排出されて搬送路R
5に案内される。
【0062】搬送路R5に案内された所定枚数の紙幣
は、搬送路R6、搬送路R7、搬送路R12および搬送
路R13を順次搬送され、ホッパ31に供給される。続
いて、入出金口4の扉5が開放されるとともに、CRT
表示部6に、払い出された紙幣の取り出しを促すメッセ
ージが表示される。
【0063】なお、出金に際して、鑑査装置36により
2枚以上の重送により枚数が判定されなかったリジェク
ト券ならびに装置本体2内部のベルトあるいはローラな
どにより損傷を受けたリジェクト券であって、後述する
精査により各金庫50ないし52に収納されているリサ
イクル券の残高が確定されていない場合に生じたリジェ
クト券 (出金リジェクト券) は、搬送路R6から搬送路
R7に向かう途中で、破線矢印で示すように、伝送制御
部20を介して接続されている図示しないホストコンピ
ュータあるいは係員操作部17からの指示により予め決
められている第1および第2のリジェクト庫60および
61のいづれか一方であって、既に5千円券が収納され
ているリジェクト庫 (この場合、第1のリジェクト庫6
0) のリジェクトカセットに収納される。この場合、第
1のリジェクト庫60の外部かつ近傍には、第1のリジ
ェクト庫60に排除券および出金リジェクト券が収納さ
れていることを示す表示装置60d、たとえば、「赤」
または「精査まで」を示すランプが主制御装置11の制
御により点灯される。
【0064】一方、鑑査装置36により2枚以上の重送
により枚数が判定されなかったリジェクト券ならびに装
置本体2内部のベルトあるいはローラなどにより損傷を
受けたリジェクト券であって、後述する精査により各金
庫50ないし52に収納されているリサイクル券の残高
が確定されている場合に払い出しにより生じたリジェク
ト券 (精査後出金リジェクト券) は、図8を用いて後述
する精査後出金リジェクト券と同様に、第1および第2
のリジェクト庫60および61の内の未使用のリジェク
ト庫 (払い出しに利用されることのない5千円券が収容
されていないリジェクト庫) すなわち伝送制御部20を
介して接続されている図示しないホストコンピュータあ
るいは係員操作部17からの指示により予め決められて
いるリジェクト庫であって、ここでは、第2のリジェク
ト庫61に収納される。
【0065】上述した払い出し動作時において、ホッパ
32に送出された払い出すべき紙幣Pが所定時間経過し
てもホッパ32から取り出されない場合には、主制御装
置11の制御により「取り忘れ」と判定され、回収部6
3に収納される。この場合、ホッパ32に一時的に戻さ
れているリジェクト券は、取り出しローラ33により1
枚ずつ搬送路R1に案内され、搬送路R2、搬送路R4
〜R7、搬送路R12、搬送路R14および搬送路R1
5を順次搬送されて回収部63に案内される。
【0066】次に、精査時の紙幣の流れについて説明す
る。 [精査]図7および図8は、自動取引装置1における紙
幣の精査における紙幣の流れを示す側方透視図である。
なお、図8は、図7に示した紙幣の流れに引き続く紙幣
の流れを示している。
【0067】伝送制御部20を経由して図示しないホス
トコンピュータすなわち管理センタなどから精査の指令
が伝送されると、主制御装置11の制御により、入出金
装置1が入金動作および出金動作のいづれの動作状態に
もないことが確認され、周知の精査が開始される。
【0068】詳細には、図7に示されるように、第1な
いし第3の金庫50〜52のそれぞれに収納されている
紙幣Pは、それぞれの金庫に対応して配置されている紙
幣取り出し手段54および紙幣取り込み手段53を介し
て搬送路R5に取り出され、搬送路R5〜R7、搬送路
R12および搬送路R14〜R16により順次搬送され
て補助金庫64の装填カセット65に収納される。
【0069】このとき、各金庫に収納されている紙幣で
あって、鑑査装置36を介して2枚以上の重送または破
れあるいは汚損により区分されるリジェクト券は、搬送
路R15で分岐され、破線矢印で示すように予め決めら
れている第1および第2のリジェクト庫60および61
のいづれか一方であって、既に、5千円券および出金リ
ジェクト券が収納されている第1のリジェクト庫60の
リジェクトカセット60aに収納される。
【0070】続いて、補助金庫64に収納された紙幣P
は、図8に示されるように、搬送路R18、搬送路R1
9、搬送路R6〜R8、搬送路R11、及び、搬送路R
1〜R5を経由して、順次、元の金庫に戻される。
【0071】このとき、各金庫から補助金庫64に向か
う途中で既に鑑査装置36を通過されて補助金庫64に
収納されたのち再び補助金庫64から取り出されて鑑査
装置36をもう一度通過されるまでの間に2枚以上の重
送により枚数が判定されなかった紙幣および破れあるい
は汚損が生じた紙幣は、鑑査装置36によりリジェクト
され、精査中出金リジェクト券として、破線で示すよう
に、既に、5千円券、入金リジェクト券および精査前出
金リジェクト券が収納されている第1のリジェクト庫6
0のリジェクトカセット60aに収納される。
【0072】これに対して、上述した [精査] により払
い出し要求に対する出金のために確保されたリサイクル
券の残高が確定された時点より以降の出金あるいは引き
続く顧客取り引きによる入金により生じたリジェクト券
すなわち精査後出金リジェクト券および精査後入金リジ
ェクト券は、第1および第2のリジェクト庫60および
61の内の未使用のリジェクト庫すなわちこの実施の形
態では第2のリジェクト庫61のリジェクトカセット6
1aに収納される。
【0073】なお、 [精査] において、リサイクル収納
庫に収納されているリサイクル券を取り出す紙幣取り出
し機構が収納庫の入り口側に配置された紙幣取り込み機
構とは反対の出口側に設けられている循環式 (一般に
は、補助金庫が不要である) の自動取引装置において
も、精査後出金リジェクト券ならびに精査後入金リジェ
クト券を、払い出しに利用しない5千円券 (排除券) 等
が既に収容されている第1および第2のリジェクト庫の
いづれか一方の残りのリジェクト庫に案内することで、
上述した本願発明の実施の形態が適用できる。
【0074】従って、精査終了後の払い出しあるいは入
金などの顧客取り引きの際に生じる新たなリジェクト券
と、精査前にリジェクトされたリジェクト券および精査
の過程で生じるリジェクト券とは、明確に区分される。
これにより、たとえば、遠隔地の無人店舗などに配置さ
れる自動取引装置に対して自動精査を指示したのち、精
査の実行と切り離された任意のタイミングで、精査まで
に生じたリジェクト券を回収可能となる。
【0075】一方、精査以降に生じる新たなリジェクト
券以外のリジェクト券は、第1または第2のリジェクト
庫の対応するリジェクトカセットを回収することにより
短時間で回収可能となる。この場合、精査までに生じた
リジェクト券が収容されているリジェクト庫は、リジェ
クト庫の外部に設けられた表示装置により、外部すなわ
ち巡回係員に報知されることから、精査終了後のリサイ
クル部の在高として既に計数されたリサイクル券から生
じるリジェクト券の枚数が誤って計数される事が防止で
きる。
【0076】また、各リジェクト庫には、独立したロッ
クキーが設けられていることから、巡回係員に巡回によ
り開放されるリジェクト庫は、必要最小に制限され、セ
キュリティが確保される。なお、リジェクト券は、実質
的に同一に形成された予備カセットと装置内部のリジェ
クト庫に収容されているカセットとが交換されることに
より回収されることから、回収作業により誤ってリジェ
クト券が紛失される虞れが低減される。この場合、予備
カセットが空であることおよび予備カセットがセットさ
れたことを検知する紙幣検知センサならびにカセット検
知センサにより回収作業に伴なうミスが予防されること
から、作業効率が向上されるとともに、交換したリジェ
クトカセットの不備あるいは紙幣の残存により自動取引
装置が不所望に停止されることが防止できる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動取
引装置では、各金種別金庫に収納されている貨幣の枚数
を計数して再度各金種別金庫に貨幣を回収する精査処理
によりリジェクトされたリジェクト貨幣および鑑査装置
による判別によりリジェクトされたリジェクト貨幣、な
らびに、精査処理が終了した後に新たに受入口に投入さ
れた貨幣の鑑査装置の判別によりリジェクトされたリジ
ェクト貨幣は、予め決められた異なるリジェクト庫に収
容される。従って、精査処理が終了した後に新たにリジ
ェクトされたリジェクト貨幣は、精査中および精査まで
の間にリジェクトされたリジェクト貨幣と区分されて収
納される。
【0078】また、この発明の自動取引装置によれば、
各金種別金庫に収納されている貨幣の枚数を計数して再
度各金種別金庫に貨幣を回収する精査処理によりリジェ
クトされたリジェクト貨幣および鑑査装置による判別に
よりリジェクトされたリジェクト貨幣と、精査処理によ
り残高の確定が終了した後に新たに受入口に投入された
貨幣の鑑査装置の判別によりリジェクトされたリジェク
ト貨幣および精査処理以降の出金により生じたジェクト
貨幣とは、精査中および精査までの間にリジェクトされ
たリジェクト貨幣と区分されて収納されるとともに、精
査中および精査までの間にリジェクトされたリジェクト
紙幣は、任意のタイミングで装置外部に取り出し可能と
なる。
【0079】さらに、この発明の自動取引装置によれ
ば、第1および第2のリジェクト庫のそれぞれは、対応
するリジェクト庫ごとに相互に置き換え可能に形成され
たリジェクトカセットを含み、精査処理が終了した後に
新たにリジェクトされたリジェクト貨幣と、精査中およ
び精査までの間にリジェクトされたリジェクト貨幣とを
区分して収納するとともに、任意のタイミングで所望の
リジェクトカセットの取外しおよび装着が可能となる。
従って、リジェクト貨幣の回収に要求される時間が低減
される。また、リジェクト貨幣は、リジェクトカセット
に収容された状態で搬送可能であることから、セキュリ
ティが向上される。さらに、第1および第2のリジェク
ト庫に組み込まれるカセットは、サービス用の予備とし
て保有しなければならない交換用カセットの個数を低減
される。
【0080】これにより、精査処理により残高が確定さ
れた時点でリジェクト部に収納されているリジェクト貨
幣を取り除くことなく、引き続き稼働できる。また、巡
回係員の巡回タイミングあるいは時間が制限されなくな
る。従って、サービスのための係員は、空のリジェクト
カセットを自動取引装置のリジェクト庫内のリジェクト
カセットと交換するのみで、精査前のリジェクト券ある
いは精査により発生したリジェクト券のいづれかおよび
双方を短時間で回収できる。
【0081】さらに、遠隔操作可能にオンラインにより
配置された無人店舗を巡回する係員の巡回のために必要
となる時間が短縮されることから、係員による巡回の効
率が増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される自動取引装
置の外観を示す概略図。
【図2】図1に示した自動取引装置の制御ブロックの一
例を示すブロック図。
【図3】図1に示した自動取引装置の側方透視図。
【図4】図3に示した自動取引装置における入金時の紙
幣の流れを示す概略図。
【図5】図4に示した自動取引装置内の入金時の紙幣の
流れに引き続く紙幣の流れを示す概略図。
【図6】図3に示した自動取引装置における出金時の紙
幣の流れを示す概略図。
【図7】図3に示した自動取引装置における精査時の紙
幣の流れを示す概略図。
【図8】図7に示した自動取引装置内の精査時の紙幣の
流れに引き続く紙幣の流れを示す概略図。
【符号の説明】
1…入出金装置、2…装置本体、3…操作部、4…紙幣
入出金口 (受入部) 、5…扉、6…カラーCRT表示
部、7…カード挿入口、8…通帳挿入口、9…コイン入
出金口、11…主制御装置、12…磁気カードリーダ
部、13…通帳プリンタ部、14…紙幣入出金ユニッ
ト、15…コイン入出金ユニット、16…接客ユニッ
ト、17…係員操作部、20…伝送制御部、21…フロ
ッピーディスクドライブ、22…電源部、23…リモー
トモニタ、30…入出金ユニット、31…ホッパ (紙幣
収納室) 、32…表裏取り揃え部、33…取り出しロー
ラ、34…取り出し装置、35…バックアップ (壁面)
、36…鑑査装置、37…制御部、38…入金一時集
積部、40…入金リジェクト集積部、41…ローラ、5
0…第1の金庫、51…第2の金庫、52…第3の金
庫、53…紙幣取り込み機構、54…紙幣取り出し手
段、59…リジェクト部、60…第1のリジェクト庫、
60a…リジェクトカセット、60b…カセット検知セ
ンサ、60c…ロックキー、60d…表示装置、60e
…紙幣検知センサ、61…第2のリジェクト庫、61a
…リジェクトカセット、61b…カセット検知センサ、
61c…ロックキー、61d…表示装置、61e…紙幣
検知センサ、63…回収部、64…補助金庫、65…装
填カセット。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出金取引されるべき貨幣を収容する収容部
    と、 前記収容部に収容されている貨幣の鑑査を行う鑑査部
    と、 前記収容部からの貨幣の出金取引を行う際に前記鑑査部
    にてリジェクト貨幣と判別された貨幣と、前記収容部に
    収容されている貨幣の数量を計数する精査処理を行う際
    に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣とを
    収容する第1および第2のリジェクト庫と、を具備した
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】出金取引されるべき貨幣を収容する収容部
    と、 前記収容部に収容されている貨幣の鑑査を行う鑑査部
    と、 前記収容部からの貨幣の出金取引を行う際に前記鑑査部
    にてリジェクト貨幣と判別された貨幣と、前記収容部に
    収容されている貨幣の数量を計数する精査処理を行う際
    に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣とを
    収容する第1および第2のリジェクト庫と、 前記収容部に収容されている貨幣の精査処理を行うまで
    の出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣ならびに
    貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収
    容するリジェクト庫と、精査処理後の出金取引の際にリ
    ジェクト貨幣とされた貨幣を収容するリジェクト庫とを
    区分するために、前記第1および第2のリジェクト庫に
    おいて、前記収容部に収容されている貨幣の精査処理の
    終了後に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨
    幣を収容するリジェクト庫を切換制御する制御部と、を
    具備したことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】前記収容部に収容されている貨幣の精査処
    理を行う前までの出金取引の際にリジェクト貨幣とされ
    た貨幣並びに貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とさ
    れた収容されているリジェクト庫と、精査処理後の出金
    取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣が収容されてい
    るリジェクト庫とを識別可能に表示する表示装置を、さ
    らに有していることを特徴とする請求項2記載の自動取
    引装置。
  4. 【請求項4】前記第1のリジェクト庫は、装置本体に対
    して着脱自在に取り付けられる第1のカセットを有し、
    前記第1のカセットは、この第1のカセットを前記装置
    本体に対して装着させるための第1の鍵部を有し、 前記第2のリジェクト庫は、装置本体に対して着脱自在
    に取り付けられる第2のカセットを有し、前記第2のカ
    セットは、この第2のカセットを前記装置本体に対して
    装着させるための第2の鍵部を有することにより、前記
    第1のリジェクト庫および第2のリジェクト庫は、装置
    本体に対してそれぞれ独立して着脱可能としたことを特
    徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  5. 【請求項5】前記第1のリジェクト庫並びに前記第2の
    リジェクト庫の着脱状態を検出する検出手段をさらに有
    していることを特徴とする請求項4記載の自動取引装
    置。
  6. 【請求項6】前記第1のリジェクト庫は、この第1のリ
    ジェクト庫内に貨幣が収容されているか否かを検出する
    第1のセンサを有し、前記第2のリジェクト庫は、この
    第2のリジェクト庫内に貨幣が収容されているか否かを
    検出する第2のセンサを有することを特徴とする請求項
    2記載の自動取引装置。
  7. 【請求項7】前記第1のリジェクト庫と前記第2のリジ
    ェクト庫とは、同一形状に形成されており、前記第1の
    リジェクト庫と前記第2のリジェクト庫とは互いに互換
    性を有する構成賭したことを特徴とする請求項2記載の
    自動取引装置。
  8. 【請求項8】貨幣の入金取引並びに出金取引を行う自動
    取引装置において、 貨幣を収容する収容部と、 貨幣の鑑査を行う鑑査部と、 貨幣の入金取引ならびに出金取引を行う際に前記鑑査部
    にてリジェクト貨幣と判別された貨幣と、前記収容部に
    収容されている貨幣の数量を計数する精査処理を行う際
    に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣とを
    収容する第1および第2のリジェクト庫と、を具備した
    ことを特徴とする自動取引装置。
  9. 【請求項9】貨幣の入金取引並びに出金取引を行う自動
    取引装置において、 貨幣を収容する収容部と、 貨幣の鑑査を行う鑑査部と、 貨幣の入金取引ならびに出金取引を行う際に前記鑑査部
    にてリジェクト貨幣と判別された貨幣と、前記収容部に
    収容されている貨幣の数量を計数する精査処理を行う際
    に前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣とを
    収容する第1および第2のリジェクト庫と、 前記収容部に収容されている貨幣の精査処理を行うまで
    の入金取引または出金取引の際にリジェクト貨幣とされ
    た貨幣ならびに貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣と
    された貨幣を収容するリジェクト庫と、精査処理後の入
    金取引または出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨
    幣を収容するリジェクト庫とを区分するために、前記第
    1および第2のリジェクト庫において、前記収容部に収
    容されている貨幣の精査処理の終了後に前記鑑査部にて
    リジェクト貨幣と判別された貨幣を収容するリジェクト
    庫を切換制御する制御部と、を具備したことを特徴とす
    る自動取引装置。
  10. 【請求項10】貨幣の出金取引を行う自動取引装置にお
    けるリジェクト貨幣の取扱い方法において、 収容部に収容されている貨幣の出金取引時に鑑査部にて
    リジェクト貨幣と判別された貨幣ならびに収容部に収容
    されている貨幣の数量を計数する精査処理時に鑑査部に
    てリジェクト貨幣と判別された貨幣を第1のリジェクト
    庫または第2のリジェクト庫に収容させるもので、 収容部に収容されている貨幣の精査処理を行う前までの
    出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣ならびに貨
    幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とされた貨幣を収容
    するリジェクト庫と、精査処理後の出金取引の際にリジ
    ェクト貨幣とされた貨幣を収容するリジェクト庫とを区
    分するために、第1および第2のリジェクト庫におい
    て、収容部に収容されている貨幣の精査処理の終了後
    に、前記鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨幣を
    収容するリジェクト庫を切換制御することを特徴とする
    自動取引装置におけるリジェクト貨幣の取扱い方法。
  11. 【請求項11】貨幣の入金取引ならびに出金取引を行う
    自動取引装置におけるリジェクト貨幣の取扱い方法にお
    いて、 入金取引にて入金される貨幣ならびに出金取引にて出金
    される貨幣を収容部に収容させ、かつ、入金取引または
    出金取引時に鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された貨
    幣ならびに収容部に収容されている貨幣の数量を計数す
    る精査処理時に鑑査部にてリジェクト貨幣と判別された
    貨幣を第1のリジェクト庫または第2のリジェクト庫に
    収容させるもので、 収容部に収容されている貨幣の精査処理を行う前までの
    入金取引または出金取引の際にリジェクト貨幣とされた
    貨幣ならびに貨幣の精査処理の際にリジェクト貨幣とさ
    れた貨幣を収容するリジェクト庫と、精査処理後の入金
    取引または出金取引の際にリジェクト貨幣とされた貨幣
    を収容するリジェクト庫とを区分するために、第1およ
    び第2のリジェクト庫において、収容部に収容されてい
    る貨幣の精査処理の終了後に、前記鑑査部にてリジェク
    ト貨幣と判別された貨幣を収容するリジェクト庫を切換
    制御することを特徴とする自動取引装置におけるリジェ
    クト貨幣の取扱い方法。
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