JP3124252B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP3124252B2
JP3124252B2 JP20791297A JP20791297A JP3124252B2 JP 3124252 B2 JP3124252 B2 JP 3124252B2 JP 20791297 A JP20791297 A JP 20791297A JP 20791297 A JP20791297 A JP 20791297A JP 3124252 B2 JP3124252 B2 JP 3124252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば銀行等
の現金つまり紙幣の入出金を管理する自動取引装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関たとえば銀行等では、各
支店ごとに自動入出金機等の自動取引装置が設置される
ようになっている。この自動取引装置では、内部に現金
が収納されている装填庫を受け入れて収納されている現
金を内部の金種別金庫に装填するものが提案されてい
る。
【0003】このような自動取引装置では、現金残高が
不足している際に、装填庫に装填されている現金がその
不足金額分、装填され、金種別に適性量の現金を装填す
ることができるものが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、装填庫に
装填されている現金が補充装填される自動取引装置にお
いて、現金残高が不足している際に、装填庫に装填され
ている現金がその不足金額分、装填され、金種別に適性
量の現金を装填することができる自動取引装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の自動取引装置
は、内部に現金が収納され、その収納されている現金の
金種と枚数とが内部の記憶手段に記憶された装填庫を受
け入れて収納されている現金を内部の金種別金庫に装填
するもので、入出金に用いられる現金を金種別に収納す
る金種別金庫、受け入れた装填庫の記憶手段から収納さ
れている現金の金種と枚数とを読出す読出手段、この読
出手段により読出された装填庫の収納金種に対応する金
種の前記金種別金庫の現金残高を適正現金残高と比較す
る比較手段、この比較手段による比較の結果、現金残高
が不足の場合、その不足金額分の装填を判断し、不足金
額分の装填指示を出力する出力手段、この出力手段から
出力される装填指示内容に基づいて装填庫に収納されて
いる現金を前記対応する金種の金種別金庫に収納する装
填手段、およびこの装填手段により不足金額分の装填が
成された際に装填処理を終了する制御手段から構成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1はこの発明に関わる
銀行等の現金処理システムを示すものである。すなわ
ち、支店F内に設置される各機器は店内用のLAN4に
より接続されている。このLAN4には、複数台の自動
取引装置としての入出金装置1a、1b、1c、1d、
紙幣整理機2、記帳機5、残高照会機6、支店F外に設
置された入出金装置7をLAN4に接続するためのLA
N接続アダプタ8、および上記各機器を集中制御、運用
管理する取引制御装置9が接続されている。
【0007】上記自動取引装置1a、…、紙幣整理機2
には、図2に示すように、装填庫(現金カセット)3が
選択的に装填され、現金の移動が行われるようになって
いる。
【0008】取引制御装置9はモデム10aを介して特
定回線120と接続され、この特定回線120はモデム
121を介して計算機センタ122と接続されている。
この計算機センタ122には、自動取引装置類を利用す
る顧客の各講座ごとの取引情報が記憶されており、この
記憶内容は取引制御装置9から送信される取引情報に基
づき、該当口座の取引記録が更新され、この更新結果に
基づく取引情報は取引制御装置9に返送されるようにな
っている。
【0009】取引制御装置9はモデム10bを介して公
衆回線123と接続され、種々の情報送出先に対して各
種の情報が送信できるようになっている。この公衆回線
123には監視センタ124、無線局125、サービス
センタ126と接続されている。無線局125からの無
線により常時、あらかじめ決められた地区を巡回し、そ
の地区に設置されている自動取引装置のメンテナンスを
行うパトロール車127に対して種々の案内が指示され
るようになっている。
【0010】これにより、監視センタ124では、休日
等で自動取引装置1a、…が無人稼働している際に、取
引制御装置9からの情報に基づき自動取引装置1a、…
を遠隔制御することにより、障害復旧を行なう。また、
復旧できない障害が発生したり、自動取引装置1a、…
の内部にセットされている現金等の媒体類の補充が必要
だと判断した場合には、監視センタ124から公衆回線
123を介して無線局125に指示を出し、この無線局
125から巡回中のパトロール車127にその指示を伝
える。これにより、パトロール車127によって自動取
引装置の復旧処理を行わせるようになっている。
【0011】上記取引制御装置9について図3および図
4を用いて説明する。すなわち、図3において、本体2
00の上部には上記自動取引装置1a、…等の稼働状況
が表示されるプラズマディスプレイによる表示部201
が設けられている。この表示部201の下側には、係員
による通常の業務における操作や表示部201の表示内
容の切換えなどを行う汎用キー202が配置されてい
る。また、表示部201の画面の下部には、汎用キー2
02の各キーごとの位置に対応して各キーの機能が表示
されている。この表示にしたがって対応するキーを押下
することにより所定の機能の選択や入力が可能である。
汎用キー202の各キーごとの機能は必要に応じて切換
えることが可能であり、切換えに対応して表示部201
の画面の下部表示も切換えられる。
【0012】上記本体200の前面部にはキーボード2
03が設けられている。このキーボード203は通常は
操作する必要はなく、もし押されても論理的に無効とさ
れるようになっている。しかし、特別な場合、上記自動
取引装置1a、…に記憶されている各種の条件を書換え
たり、自動取引装置1a、…に対して特殊な指令を出す
場合には、キーボード203による入力を有効とする。
【0013】上記キーボード203の上部にはカード読
取部205とカード保持部206が設けられている。こ
のカード読取部205は、係員が持参する磁気カードの
磁気ストライプ部に記録されている磁気情報を読取るも
のである。磁気カードとしては、担当者カード、管理者
カード、保守員カードなどがあり、それぞれのカードに
より表示部201に表示される内容や操作可能なメニュ
ーなどが切換えられるようになっている。すなわち、磁
気カードに記録されている磁気情報のうちのカード番号
(カード分類ごとにあらかじめ登録されている)により
カード分類を判断し、このカード分類に応じて内蔵する
処理プログラムを切換えるようになっている。カード保
持部206にカードが保管されている間は、カード読取
部205で読込まれた磁気情報を有効としている。
【0014】上記表示部201の側部には単票印字部2
04は、係員が単票をセットし、必要な印字情報を印字
する際に用いられるものである。この単票には、係員に
よる汎用キー202の操作により自動取引装置1a、…
の稼働状況や現金や媒体等の残量情報が印字される。
【0015】また、本体200の側面部200aには制
御プログラムが記憶されていたり、データ吸上げ用のフ
ロッピーディスク(FD)が挿入される挿入口207が
設けられている。
【0016】また、取引制御装置9の制御回路は、図4
に示すように構成されている。すなわち、取引制御装置
9の全体を制御する主制御部220が設けられている。
この主制御部220には、上記表示部201、汎用キー
202、キーボード203、単票印字部204、カード
読取部205、カード保持部206が接続されている。
また、主制御部220には、制御プログラムが記憶され
ているプログラム記憶部208、プログラムを実行する
上で必要なデータを記憶するデータ記憶部209、不揮
発性メモリとしての磁気ディスクにプログラム記憶部2
08に書き込まれるプログラムやデータ記憶部209に
記憶されているデータのうち必要なデータを記録すると
ともに、各自動取引装置1a、…等で実行される取引き
の取引記録が書込まれる磁気ディスク装置210、およ
び挿入口207から挿入されたFDに対する記録再生を
行うリードライタ部215が接続されている。上記デー
タ記憶部209は図示しないバッテリでバックアップさ
れ、取引制御装置9の電源を落としてもデータは保護さ
れるようになっている。さらに、主制御部220には、
モデム12aに接続されるモデムインターフェース21
1、モデム12aに接続されるモデムインターフェース
212、LAN4に接続するためのインターフェース2
13、別に設置されている印字装置に対し、内蔵する単
票印字部204では印字できない大量の印字データを出
力することができる外部装置に接続される外部印字部イ
ンターフェース214が接続されている。
【0017】上記各インターフェース211、…は、主
制御部220から送出されるデータを所定の手順にした
がって出力制御したり、各種のデータを受信し主制御部
200に出力する機能がある。
【0018】次に、取引制御装置9による自動取引装置
1a、…の現金運用管理について説明する。すなわち、
取引制御装置9のデータ記憶部209には、図5に示す
ように、自動取引装置1a、…の機器ごとに金種別の残
高枚数、最大収納枚数を記憶している残高枚数テーブル
209aが設けられ、また、図6に示すように、自動取
引装置1a、…の機器ごとの各金庫別の出入区分と枚数
を出入区分テーブル209bが設けられている。この出
入区分テーブル209bには、自動取引装置1a、…で
顧客取引や係員取引により各金庫の現金の出入りがあっ
た際に、機器番号、各金庫別の出入区分と枚数がセット
されるようになっている。出入り区分には、金庫からの
取出しを示す“出“、金庫への収納を示す“入“、およ
び金庫の残高枚数を示す“在“がセットされる。
【0019】上記入出金装置1aについて図7から図9
を用いて説明する。すなわち、図7において、筐体12
の前面に、略L字形状の操作部13が形成されている。
この操作部13の垂直操作部13aには、通帳挿入口1
4、カード挿入口15、および伝票発行口16が設けら
れている。
【0020】水平操作部13bには、入金口と出金口を
兼用する紙幣受け部としての入出金口17が設けられて
おり、この入出金口17には開閉自在な扉18が設けら
れている。また、水平操作部13bには、タッチセンサ
内蔵のCRT表示部19が設けられていて、操作手順や
その他の情報をイラスト、文字あるいは文言によってC
RT画面に表示し、利用者を誘導するとともに、その表
示によって暗証番号、金額、口座番号、取引の承認、確
認あるいは取消などに応じた表示部分を押圧することに
より操作が行われるものである。
【0021】ところで、筐体12内には、図8に示すよ
うに、全体を制御する主制御部31、上記カード挿入口
15から挿入されたカードAを受入れてカードA上の磁
気ストライプ部から暗証番号、口座番号などの口座情報
を受取る磁気カードリード部32、取引内容を印刷した
伝票を伝票発行口16から発行する伝票処理ユニット3
3、上記通帳挿入口14から挿入された通帳Bの磁気ス
トライプ部を読取るとともに通帳Bおよび図示しないジ
ャーナル用紙に取引内容を記録する通帳プリント部34
が設けられている。
【0022】さらに、上記入出金口17に挿入された紙
幣Pを受入れて指定された金額の紙幣Pを上記入出金口
17に払出すとともに、装填庫3がセットされることに
より各金庫に紙幣が装填されたり、各金庫の紙幣が装填
庫3へ精査される機能を有する入出金ユニット35、上
記CRT表示部19によって構成される接客ユニット3
6、図示しないスピーカにより顧客に音声案内を行う音
声案内ユニット37、係員用の内部モニタを有する係員
操作部38が設けられている。上記入出金ユニット35
に装填された装填庫3はインターフェース44を介して
主制御部31と接続され、データのやり取りが行えるよ
うになっている。
【0023】さらに、入出金ユニット35内の鑑査部
(後述する)からの鑑査結果に応じた各金庫、装填庫の
収納状態を記憶しているRAM39、振込取引に必要な
金融機関の情報たとえば銀行名、支店名が50音順に記
録されたデータファイルとしてのフロッピーディスク4
0、上記主制御部31と上記したLAN4との間のデー
タ伝送を制御する伝送制御部41および電源部42が設
けられている。上記RAM39には、図9に示すよう
に、各金庫の収納金額が記憶されているようになってい
る。
【0024】また、上記主制御部31には、外部に設け
られた係員用のリモートモニタ43に接続されている。
そして、係員操作部37およびリモートモニタ43によ
り、有高検知、金庫の交換、ジャーナルの補充等のロー
カル処理(装置内部の状態を検査する検査処理)が指示
されるようになっている。
【0025】主制御部31と入出金ユニット35にセッ
トされた装填庫3とは図示しないインターフェースを介
して接続されており、主制御部31と装填庫3とのデー
タのやり取りで装填庫3の入出金ユニット35へのセッ
トが確認されたりするようになっている。また、主制御
部31によりこの装置の各金庫の収納状況を送ったり、
装填庫3からの収納状況が主制御部31に送られるよう
になっている。
【0026】図10は、上記入出金ユニット35の構成
を示すものである。図中、50は入出金機構の上部ユニ
ットであり、51は下部ユニットである。上部ユニット
50内の前面(接客面方向)上部には、前記入出金口1
7に対応して紙幣取込み取出装置52が設けられてい
る。この紙幣取込み取出装置52は、取込みローラ5
3、フロア54、紙幣収納室55などによって構成され
ている。また、上記上部ユニット50の後部には、装填
庫としての第4の金庫3が装着されるようになってお
り、装填紙幣収納部23を構成している。
【0027】一方、上記下部ユニット51内には、たと
えば万円庫としての第1の金庫57、千円庫としての第
2の金庫58が配置されていて、それぞれ紙幣収納部5
9、60を構成しているとともに、五千円券、排除券、
回収券などの出金不適合紙幣などを収納する入金庫とし
て第3の金庫61が設けられていて、紙幣収納部62、
集積部63、回収ボックス64を構成している。また、
上記各金庫57、58、61、3には、それぞれ集積取
出装置65が設けられているとともに、たとえば100
枚分の紙幣を集積可能な集積部としての空間部66をそ
れぞれ形成するためのフラップ67がそれぞれ設けられ
ている。上記集積取出装置65は、それぞれ取出しロー
ラ67a、エレベータ68、押込板69などから構成さ
れている。
【0028】また、上記上部ユニット50内の、前側上
下方向の中央部には鑑査部36が設けられているととも
に、その右側には出金一時集積部37、および入金一時
集積部38が設けられている。
【0029】そして、ユニット50、51内には、紙幣
搬送路(R1〜R8)が形成されていて、紙幣Pを各部
に搬送し得るようになっているとともに、分岐部には図
示しないロータリーソレノイドを駆動源とするゲート7
3a〜73lが配設されている。さらに、紙幣搬送路R
の途中には各所に紙幣通過検知器74a〜74wが、ま
た紙幣P…が集積される各集積箇所には紙幣有無検知器
(残留チェックセンサ)75a〜75d、457が配設
された構成となっている。上記紙幣通過検知器74a〜
74wおよび紙幣有無検知器75a〜75d、76は、
いずれも発光素子と受光素子とからなる周知の構成であ
る。
【0030】ここで、上記のような構成における動作
(紙幣の流れ)について説明する。図11および図12
は、入金動作にかかる紙幣の流れを示す図である。すな
わち、利用者によってたとえばCRT表示部19の入金
に対応する表示部分が押圧されると、入出金口7の扉1
8が開かれる。この状態において、利用者が紙幣Pを金
種表裏混合で一括、かつ立位状態で紙幣収納室55に投
入する。すると、扉18が締められ、この扉18が閉じ
られたことが検知されると、フロア54が上下に振動し
て紙幣Pを整位した後、取込みローラ53が回転して最
前端のものから一枚ずつ取込まれる。この取込みローラ
53によって取込まれた紙幣Pは、紙幣搬送路R1を介
して搬送され、紙幣通過検知器74aによって取込み枚
数が計数される。
【0031】また、紙幣Pは鑑査部70に導かれ、ここ
で紙幣Pの金種(券種)、真偽、および表裏が判別(鑑
別)される。そして、紙幣搬送路R2を介して搬送さ
れ、上記鑑査部70によって表券と判別された紙幣Pは
第1の振分けゲート73aを介して上方に搬送され、第
2、第3の振分けゲート73a、73cを介し、さらに
第4の振分けゲート73dで進路が変更されて入金一時
集積部38に集積される。
【0032】裏券と判別された紙幣Pは第1、第2の振
分けゲート73a、73bを介し、第3の振分けゲート
73cで進路が変更され、さらに第5の振分けゲート7
3eで進路が変更されて入金一時集積部38に反転され
て集積される。これにより、紙幣Pはその表裏が取揃え
られて上記集積部38に集積される。
【0033】一方、鑑査部70でリジェクトすべき券
(偽券および鑑査不能券など)であると判別された紙幣
(リジェクト券)Pは、第1、第2、第3および第4の
振分けゲート73a、73b、73cおよび73dを介
して出金一時集積部37に送られ、ここに集積される。
この出金一時集積部37に集積されたリジェクト券Pは
紙幣収納室55内の紙幣Pがなくなると、束のまま収納
室55に放出され、扉8を開いて利用者に返却される。
【0034】上記入金一時集積部38に集積された紙幣
Pは、利用者がたとえばCRT表示部9より確認を入力
することにより束のまま紙幣収納室55に搬送され、再
度取込み搬送される。そして、取込まれた紙幣Pは、鑑
査部70にて鑑査された後、第1の振分けゲート73a
によって下向きに搬送路Rが切換えられて下部ユニット
51へと搬送される。
【0035】鑑査部70で券種判別された万円券は、第
11、第6、第7の振分ゲート73k、73f、73g
を介して水平に搬送され、さらに第8の振分けゲート7
3hによって進路が変更されて万円庫57の集積部66
aに集積される。
【0036】千円券は、第7の振分けゲート73gで進
路が変更され、千円庫58の集積部66bに集積され
る。万円券と千円券の旧券、五千円券およびリジェクト
券は、第6の振分けゲート73fで進路が変更され、第
9、第10の振分けゲート73i、73jを介して入金
庫63に集積される。
【0037】以上のようにして、紙幣Pのすべてが各金
庫57、58、61の集積部66、66、66に集積さ
れると、金庫57、58内の紙幣Pは押込板69、69
によって下方に押し込まれ、フラッパ67、67に係止
されてその下側に収納され、入金動作は完了される。
【0038】また、紙幣Pが入金一時集積部38に集積
された状態において非承認が入力されると、入金一時集
積部38の紙幣Pは紙幣収納室55へ返却され、扉8が
開かれることにより利用者に返却される。そして、紙幣
収納室55から紙幣Pが抜取られると、扉8が閉じられ
る。
【0039】図13は出金動作にかかる紙幣の流れを示
す図である。すなわち、まず出金取引が選択され、続い
て出金額が入力される。すると、各金庫57、58にお
いて、押込板69、69で収納紙幣Pを下方に押圧して
フラッパ67、67の係止を外し、さらにエレベータ6
8、68を上昇させて収納紙幣Pを取出しローラ67
a、67aに接しさせるようにして出金のための準備動
作が行われる。
【0040】この場合、万円券は万円庫57より、また
千円券は千円庫58からそれぞれ取出しローラ67a、
67aを回転することで一枚ずつ取出される。そして、
取出された万円券および千円券はそれぞれ計数されると
ともに、水平前方に搬送されて上部ユニット50へ導か
れ、鑑査部70へ搬送される。この鑑査部70で正券と
判別された紙幣Pは、第1の振分けゲート73a、第2
の振分けゲート73b、第3の振分けゲート73c、お
よび振分けゲート73dを介して出金一時集積部37に
集積される。こうして、紙幣Pが出金額に達すると紙幣
Pの取出しは中止され、出金一時集積部37に集積され
た出金紙幣Pは束のまま紙幣収納室55に放出され、扉
18を開いて利用者に払出しされる。そして、利用者が
紙幣Pを抜取ると、扉18を閉じて出金取引は終了され
る。
【0041】なお、上記鑑査部70で払出しに適さない
と判別された紙幣(リジェクト券)Pは、第1の振分け
ゲート73aを介して下部ユニット51に送られる。そ
して、図示破線で示すように、第11、第6、第9およ
び第10の振分けゲート73k、73f、73iおよび
73jを介して入金庫61の集積部63に送られ、ここ
で集積される。
【0042】次に、図14にもとづいて入金返却動作に
かかる紙幣の流れについて説明する。すなわち、入金動
作において、入金一時集積部38に紙幣Pが集積された
後にたとえばCRT表示部9より取消しが入力される
と、紙幣Pを束のまま紙幣収納室55に放出する。その
後、その紙幣Pは、扉8を開いて利用者に返却される。
【0043】図15は紙幣の取忘れ回収動作にかかる紙
幣の流れを示すものである。すなわち、扉8を解放した
において、一定時間経過しても利用者が出金紙幣Pを取
出さない場合、まず扉8を閉じる。そして、紙幣Pを一
枚ずつ取込み、取込まれた紙幣Pは、鑑査部70、第1
の振分けゲート73a、第11の振分けゲート73k、
第6の振分けゲート73f、第9の振分けゲート73
i、および第10の振分けゲート73jを介して入金庫
61内の回収ボックス64で回収される。
【0044】次に、図16を参照して、紙幣の装填(補
充)動作にかかる流れについて説明する。たとえば、装
填庫3に装填用の紙幣Pがセットされた状態において、
係員より紙幣装填のモードが選択されると、紙幣Pの装
填動作が開始される。
【0045】すなわち、紙幣Pは装填庫3の取出しロー
ラ67aにより一枚ずつ取出され、第2の振分けゲート
73b、第3の振分けゲート73c、第5の振分けゲー
ト73eを介して搬送されて鑑査部70に導かれ、ここ
で金種などが鑑別される。この鑑査部70で鑑別された
紙幣Pは、第1の振分けゲート73aにより下方へ搬送
され、さらに第11の振分けゲート73k、第6の振分
けゲート73fを介して送られる。この場合、千円券は
第7の振分けゲート73gで方向を変えられて千円庫5
8の集積部66bに集積され、万円券は第7の振分けゲ
ート73gを介して搬送され、第8の振分けゲート73
hで方向を変えられて万円庫57に集積部66に集積さ
れ、各紙幣収納部59、60に押込み収納される。
【0046】また、装填時に鑑査部70でリジェクトす
べきと鑑別された紙幣Pは、第1の振分けゲート73a
で上方に振分けられ、第2の振分けゲート73b、第3
の振分けゲート73cを介して出金一時集積部37に集
積される。このとき、装填庫3により取出されて第2の
振分けゲート73bを通過した券(装填券)とリジェク
ト券とが第2の振分けゲート73bと第3の振分けゲー
ト73cとの間の搬送路R4で重なってしまう。このた
め、リジェクト券が発生した時には瞬時に取出しを中断
し、リジェクト券が搬送路R4を通過した後に再度取出
しを再開する方法か、あるいは取出された券(装填券)
とリジェクト券とを重ねた状態で搬送し、リジェクト券
と重なった装填券とをともに出金一時集積部37に集積
する方法がとられる。そして、装填庫3の紙幣Pがなく
なると、装填動作は終了される。
【0047】一方、リジェクト券が発生した場合、図1
7に示すように、リジェクト券は出金一時集積部37よ
り紙幣収納室55に運ばれ、取込みローラ53によって
一枚ずつ取込まれて再度鑑査部70で鑑別された後、金
種判別された券は第1の振分けゲート73aにより下部
ユニット51に導かれ、各金種別にそれぞれ金庫57、
58に収納される。
【0048】又、再度リジェクトされた券は、第1の振
分けゲート73aにより上方に導かれ、第2の振分けゲ
ート73bにより方向が変えられて装填庫3内に収納さ
れる。
【0049】なお、上記実施例では、装填動作におい
て、装填庫3からのみ紙幣Pを装填するようにしたが、
入金庫61の紙幣収納部62に装填紙幣をセットしての
装填も可能となっている。
【0050】次に、図18にもとづいて精査動作にかか
る紙幣の流れについて説明する。すなわち、万円庫57
あるいは千円庫58より取出された紙幣Pは上部ユニッ
ト50に搬送され、鑑査部70で鑑別されて、第1の振
分けゲート73aおよび第2の振分けゲート73bで方
向が変えられて、装填庫3内に収納される。
【0051】上記鑑査部70において、鑑別不能などの
リジェクト券が発生した時は、第1の振分けゲート73
aにより下方に搬送され、第11の振分けゲート73
k、第6の振分けゲート73f、第9の振分けゲート7
3i、第10の振分けゲート73jを介して入金庫61
の集積部63に集積される。
【0052】なお、第1の金庫57を万円庫とし、第2
の金庫58を千円庫とし、第3の金庫61の紙幣収納部
59を入金庫とし、さらに第4の金庫3を装填庫として
使用する場合について説明したが、第1の金庫57を千
円庫または上記券種以外の紙幣を収納する金庫として使
用することも、また第2の金庫58を万円庫または上記
券種以外の紙幣を収納する金庫として使用することもで
きる。さらには、特に入出金装置1a、…を休日運用す
る場合などにおいては、第3の金庫61の紙幣収納部6
2および装填庫3に出金用または補充用の紙幣を収納し
ておくことにより、これらの金庫61、装填庫3を出金
庫として使用することも可能とされている。
【0053】装填庫3は、図19に示すように、長方形
の形状を有する金庫の本体81に対してその長方体の一
面に蓋82が取出しローラ軸83を中心に開閉自在な構
成である。本体81の底面中央に蓋82の開閉を制御す
るオートロック84が設けられ、このオートロック84
の中央部にロックプレート85と嵌合する穴86が設け
られている。また、本体81の側面には蓋82のマグネ
ット87の磁気力により装填庫3の入出金ユニット35
からの抜取りまたは挿入を検知する検知器88が設けら
れている。上記蓋82の中央下端には蓋82の開閉を制
御するロック機構89を備えてこのロック機構89に穴
86に嵌合するロックプレート85が設けられている。
このロックプレート85は、ロック解除可能時には外部
のキー90によって回転して蓋82を閉状態にする。ま
た、本体81の側面には表示部91が設けられている。
【0054】また、装填庫3の制御回路は、図20に示
すように、装填庫3の全体を制御する制御部92、図2
1に示すように、装填庫3の金種別枚数、補充の指示デ
ータ、装填庫の開閉記録、時間などが記憶されるデータ
メモリ93、上記入出金装置1a、…や紙幣整理機2と
接続された際に用いられるインターフェース94、制御
プログラムが記憶されているROM95、紙幣を受け入
れたり取り出したりする紙幣搬送機構96、および上記
表示部91、検知器88によって構成されている。デー
タメモリ93はEEPROMあるいは図示しないバッテ
リによりバックアップされるRAMによって構成されて
いる。
【0055】また、管理を明確化するために、装填庫3
の蓋82には開閉検知用の検知器(図示しない)を設け
られており、人手により蓋が開けられたときは、装填庫
3のデータメモリ93に記憶されている現金データはク
リアされ、紙幣整理機2で算当照会が行われるまで、デ
ータをセットしない構成となっている。
【0056】紙幣整理機2は、図22に示すように、計
数ユニット101と装填庫3に紙幣Pを補充する収納ユ
ニット102によって構成されている。計数ユニット1
01は、ユニット全面にオペレータ番号等を記憶してい
るIDカードが挿入されるIDカード挿入口103が設
けられている。また、計数ユニット101は、IDカー
ド挿入口103の下側に装填庫3に補充するための紙幣
Pを投入するホッパ104を備えている。このホッパ1
04の後方のユニット中央にホッパ104から順次取出
される紙幣Pの券種を判別する鑑査部105が設けられ
ている。この鑑査部105のユニット上部にはリジェク
ト券を集積するリジェクト紙幣集積部106が設けられ
ている。このリジェクト紙幣集積部106に隣接して損
券を集積する損券集積部107が設けられている。これ
により、鑑査部105によりリジェクト券と判定された
紙幣Pはリジェクト紙幣集積部106へ搬送され、鑑査
部105により損券と判定された紙幣Pは損券集積部1
07へ搬送される。
【0057】また、鑑査部105により正券と判定され
た紙幣Pは、搬送路R10によりあらかじめ装着されて
いる装填庫3に搬送される。また、紙幣整理機2の制御
回路は、図20に示すように、紙幣整理機2の全体を制
御する制御部110、図23に示すように、装填されて
いる装填庫3の収納状態と紙幣整理機2の収納状態など
が記憶されるデータメモリ111、上記装填庫3と接続
された際に用いられるインターフェース112、制御プ
ログラムが記憶されているROM113、上記搬送路R
10などによって紙幣Pを搬送する紙幣搬送機構11
4、表示部115、上記鑑査部105、各入出金装置1
a、…の紙幣Pの収納状態をプリントアウトするプリン
タ117、および上記主制御部110と上記したLAN
4との間のデータ伝送を制御する伝送制御部118によ
って構成されている。データメモリ111はEEPRO
Mあるいは図示しないバッテリによりバックアップされ
るRAMによって構成されている。
【0058】次に、上記のような構成において動作を説
明する。まず、紙幣整理機2による装填庫3への紙幣P
の補充動作について説明する。たとえば今、図22に示
すように、装填庫3を紙幣整理機2にセットし、装填庫
3に補充するための紙幣Pをホッパ104に投入する。
この際、紙幣整理機2の制御部110と装填庫3内の制
御部92とがインターフェース112、94を介して接
続され、制御部110が制御部92からの接続要求信号
に対して接続許可信号を返送することにより接続され
る。
【0059】そして、スタートが指示されると、上記ホ
ッパ104に投入された紙幣Pは順次取出されて鑑査部
105へ搬送される。鑑査部105で金種判別され、正
券と判定された紙幣Pは搬送路R10を介して装填庫3
内へ収納される。この際、紙幣整理機2の制御部110
は鑑査部105の判定結果に応じて装填庫3内へ紙幣P
の収納枚数を判断し、その収納枚数をデータメモリ11
1に記憶するとともに、インターフェース112、94
を介して装填庫3内の制御部92へ出力する。これによ
り、制御部92は装填庫3内の紙幣Pの金種と収納枚数
をデータメモリ93に記憶する。
【0060】そして、装填庫3が紙幣整理機2から取外
された際、制御部110はデータメモリ111に記憶さ
れている装填庫3への収納金種と枚数を伝送制御部11
8、LAN4、およびLANインターフェース213を
介して取引制御装置9の主制御部220へ出力する。主
制御部220は紙幣整理機2から供給された装填庫3へ
の収納金種と枚数をデータ記憶部209の出入区分テー
ブル209bに記憶する。
【0061】次に、装填庫3による入出金装置1aへの
紙幣Pの補充動作について説明する。すなわち、上記の
ように紙幣整理機2により所定枚数の紙幣Pが収納され
ている装填庫3を図10に示すように、入出金装置1a
にセットする。この際、入出金装置1aの主制御部31
と装填庫3内の制御部92とがインターフェース44、
94を介して接続され、主制御部31が制御部92から
の接続要求信号に対して接続許可信号を返送することに
より接続される。これにより、制御部92はデータメモ
リ93に記憶されている装填庫3に収納されている収納
金種と枚数とを主制御部31へ出力する。
【0062】すると、主制御部31はその装填庫3の収
納金種と枚数とをRAM39に記憶するとともに、その
装填庫3の収納金種と枚数とを問い合わせとして伝送制
御部41、LAN4、およびLANインターフェース2
13を介して取引制御装置9の主制御部220へ送信す
る。主制御部220は入出金装置1aから供給された装
填庫3への収納金種と枚数と、データ記憶部209の出
入区分テーブル209bに記憶されている装填庫3への
収納金種と枚数とが一致するか否かが比較され、一致し
ない場合、表示部201で装填庫3の現金の収納異常が
案内されるとともに、装填庫3の収納異常を示す信号を
LANインターフェース213、LAN4、および伝送
制御部41を介して入出金装置1aの主制御部31へ送
信する。主制御部31は取引制御装置9から供給された
装填庫3の収納異常を示す信号に応じてエラー処理とな
る。
【0063】また、上記装填庫3の収納金種と枚数が出
入区分テーブル209bに記憶されている内容と一致し
た場合、主制御部220は入出金装置1aから供給され
た装填庫3への収納金種と枚数でデータ記憶部209の
残高枚数テーブル209aにおける入出金装置1aの装
填庫に対応する記憶内容を更新する。また、主制御部2
20は装填庫3の正常装填を示す信号をLANインター
フェース213、LAN4、および伝送制御部41を介
して入出金装置1aの主制御部31へ送信する。
【0064】すると、主制御部31はその装填庫3の正
常装填を示す信号に応じて、装填庫3の収納金種と対応
する金種の収納枚数をRAM39から読出し、適性現金
残高と比較する。この比較の結果、現金残高が不足の場
合、その不足金額の装填を判断し、不足金額分の装填指
示を制御部92へ出力する。これにより、装填庫3に収
納されている紙幣Pが第1、あるいは第2の金庫57、
58へ装填され、上述したような装填処理が行われる。
この装填処理により不足金額分が補充された際に、主制
御部31は制御部92へ装填終了を出力する。これによ
り、制御部92はデータメモリ93に記憶されている装
填庫3に収納されている収納金種と枚数とを上記装填内
容にしたがって更新する。
【0065】また、主制御部31は装填終了にともなっ
て、機体番号と各金庫の現金残高と金種別の収納枚数を
伝送制御部41、LAN4、およびLANインターフェ
ース213を介して取引制御装置9の主制御部220へ
送信する。主制御部220は入出金装置1aから供給さ
れた各金庫の収納金種と枚数でデータ記憶部209の残
高枚数テーブル209aにおける入出金装置1aの対応
する記憶内容を更新するとともに、出入区分テーブル2
09bにその現金の移動内容が記憶される。
【0066】そして、装填庫3が入出金装置1aから取
外された際、主制御部31はRAM39に記憶されてい
る装填庫3の収納金種と枚数を伝送制御部41、LAN
4、およびLANインターフェース213を介して取引
制御装置9の主制御部220へ出力する。主制御部22
0は入出金装置1aから供給された装填庫3への収納金
種と枚数をデータ記憶部209の出入区分テーブル20
9bに記憶する。
【0067】また、装填庫3を入出金装置1aへセット
した際に、入出金装置1aの収納金額が適性現金残高よ
りも過剰であった場合、その過剰金額の精査を判断し、
第1、あるいは第2の金庫57、58に収納されている
過剰紙幣Pを順次取出して装填庫3に搬送する精査処理
が行われる。この精査処理により過剰金額分が精査され
た際に、主制御部31は制御部92へ精査終了を出力す
る。これにより、制御部92はデータメモリ93に記憶
されている装填庫3に収納されている収納金種と枚数と
を上記精査内容にしたがって更新する。
【0068】また、主制御部31は精査終了にともなっ
て、機体番号と各金庫の現金残高と金種別の収納枚数を
伝送制御部41、LAN4、およびLANインターフェ
ース213を介して取引制御装置9の主制御部220へ
送信する。主制御部220は入出金装置1aから供給さ
れた各金庫の収納金種と枚数でデータ記憶部209の残
高枚数テーブル209aにおける入出金装置1aの対応
する記憶内容を更新するとともに、出入区分テーブル2
09bにその現金の移動内容が記憶される。
【0069】そして、装填庫3が入出金装置1aから取
外された際、主制御部31はRAM39に記憶されてい
る装填庫3の収納金種と枚数を伝送制御部41、LAN
4、およびLANインターフェース213を介して取引
制御装置9の主制御部220へ出力する。主制御部22
0は入出金装置1aから供給された装填庫3への収納金
種と枚数をデータ記憶部209の出入区分テーブル20
9bに記憶する。
【0070】また、装填庫3による他の入出金装置1
b、…での装填動作、精査動作も上記同様に行われる。
そして、再度装填庫3が紙幣整理機2にセットされ、紙
幣整理機2の制御部110と装填庫3内の制御部92と
が接続されると、制御部92によりデータメモリ93に
記憶されている装填庫3に収納されている収納金種と枚
数が読出され、制御部110へ出力される。これによ
り、制御部110はその装填庫3の収納金種と枚数とを
データメモリ111に記憶するとともに、その装填庫3
の収納金種と枚数とを問い合わせとして伝送制御部11
8、LAN4、およびLANインターフェース213を
介して取引制御装置9の主制御部220へ送信する。主
制御部220は紙幣整理機2から供給された装填庫3の
収納金種と枚数と、データ記憶部209の出入区分テー
ブル209bに記憶されている装填庫3への収納金種と
枚数とが一致するか否かが比較され、一致しない場合、
表示部201で装填庫3の現金の収納異常が案内される
とともに、装填庫3の収納異常を示す信号をLANイン
ターフェース213、LAN4、および伝送制御部11
8を介して紙幣整理機2の制御部110へ送信する。制
御部110は取引制御装置9から供給された装填庫3の
収納異常を示す信号に応じてエラー処理となる。
【0071】また、上記装填庫3の収納金種と枚数が出
入区分テーブル209bに記憶されている内容と一致し
た場合、主制御部220は紙幣整理機2から供給された
装填庫3への収納金種と枚数でデータ記憶部209の残
高枚数テーブル209aにおける紙幣整理機2の装填庫
3に対応する記憶内容を更新する。また、主制御部22
0は装填庫3の正常装填を示す信号をLANインターフ
ェース213、LAN4、および伝送制御部118を介
して紙幣整理機2の制御部110へ送信する。
【0072】すると、制御部110はその装填庫3の正
常装填を示す信号に応じて、装填庫3の収納金種と対応
する金種の収納枚数をデータメモリ111から読出し、
表示部115で表示する。
【0073】また、入出金装置1a、…で過剰になり装
填庫3に装填された紙幣Pを用いて他の入出金装置1
a、…での補充を行っても良い。上記したように、内部
に現金が収納され、その収納されている現金の金種と枚
数とが内部のデータメモリに記憶された装填庫を受け入
れて現金を装填するもので、受け入れた装填庫の収納金
種に対応する金種の金種別現金の収納量を、適正残高と
比較し、この比較の結果、現金残高が不足の場合、その
不足金額の装填を判断し、不足金額分の装填指示を出す
ことにより適正量の現金を装填処理するものである。
【0074】これにより、装填庫に装填されている現金
が補充装填されるものにおいて、現金残高が不足してい
る際に、装填庫に装填されている現金がその不足金額
分、補充装填され、金種別に適性量の現金を装填するこ
とができる。
【0075】なお、前記実施例では、各自動取引装置等
を管理する現金管理装置として取引制御装置を用いた
が、紙幣整理機が管理したり、あるいは管理装置を用い
ずに機器間でデータの照合を行うことにより管理するよ
うにしても良い。
【0076】また、現金管理装置の表示部に、図24に
示すように、各機器および装填庫(カセット)の有高状
況を表示することもできる。これにより、金融機関の営
業店内の現金の一元管理が可能となり、セット済みの装
填庫からその装填されている機器への補充、装填庫の交
換、あるいは多すぎる現金の回収等の指示があらかじめ
設定されている基準と比較することにより適確に与える
ことができる。
【0077】また、各機器にセットしていない装填庫に
ついても、直前に機器にセットされていた時のデータが
現金管理装置に伝えられているので、図25に示すよう
に、表示することもでき、管理範囲内に含めることがで
きる。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、装填庫に装填されている現金が補充装填される自動
取引装置において、現金残高が不足している際に、装填
庫に装填されている現金がその不足金額分、装填され、
金種別に適性量の現金を装填することができる自動取引
装置を提供することを目的としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は現金管理システムの構成を示す概略図で
ある。
【図2】図2は自動取引装置、紙幣整理機、装填庫の関
係を示す図である。
【図3】図3は取引制御装置の外観図である。
【図4】図4は取引制御装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図5】図5は残高枚数テーブルの記憶例を示す図であ
る。
【図6】図6は出入区分テーブルの記憶例を示す図であ
る。
【図7】図7は入出金装置の外観図である。
【図8】図8は入出金装置の内部構成を示すブロック図
である。
【図9】図9は入出金装置のRAMの記憶例を示す図で
ある。
【図10】図10は入出金ユニットの内部構成を示す図
である。
【図11】図11は入金動作における紙幣の流れを説明
するための図である。
【図12】図12は入金動作における紙幣の流れを説明
するための図である。
【図13】図13は出金動作における紙幣の流れを説明
するための図である。
【図14】図14は入金返却動作における紙幣の流れを
説明するための図である。
【図15】図15は取忘れ回収動作における紙幣の流れ
を説明するための図である。
【図16】図16は装填動作における紙幣の流れを説明
するための図である。
【図17】図17はリジェクト券の流れを説明するため
の図である。
【図18】図18は精査動作における紙幣の流れを説明
するための図である。
【図19】図19は装填庫の外観図である。
【図20】図20は現金管理システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図21】図21は装填庫のデータメモリの記憶例を示
す図である。
【図22】図22は紙幣整理機の内部構成を示す断面図
である。
【図23】図23は紙幣整理機のデータメモリの記憶例
を示す図である。
【図24】図24は現金管理装置の表示部における有高
状況等の表示例を示す図である。
【図25】図25は現金管理装置の表示部における有高
状況等の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d…入出金装置(自動取引装置) 2…紙幣整理機 3…装填庫 4…LAN 9…取引制御装置 P…紙幣(現金) 31…主制御部 39…RAM 70…鑑査部 92…制御部 93…データメモリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に現金が収納され、その収納されて
    いる現金の金種と枚数とが内部の記憶手段に記憶された
    装填庫を受け入れて収納されている現金を内部の金種別
    金庫に装填するもので、 入出金に用いられる現金を金種別に収納する金種別金庫
    と、 受け入れた装填庫の記憶手段から収納されている現金の
    金種と枚数とを読出す読出手段と、 この読出手段により読出された装填庫の収納金種に対応
    する金種の前記金種別金庫の現金残高を適正現金残高と
    比較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、現金残高が不足の場
    合、その不足金額分の装填を判断し、不足金額分の装填
    指示を出力する出力手段と、 この出力手段から出力される装填指示内容に基づいて装
    填庫に収納されている現金を前記対応する金種の金種別
    金庫に収納する装填手段と、 この装填手段により不足金額分の装填が成された際に装
    填処理を終了する制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は装填処理の終了後、前記
    装填庫の記憶手段に記憶されている収納金種と枚数とを
    装填内容に従って更新する手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の自動取引装置。
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