JP3190884B2 - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JP3190884B2
JP3190884B2 JP16586398A JP16586398A JP3190884B2 JP 3190884 B2 JP3190884 B2 JP 3190884B2 JP 16586398 A JP16586398 A JP 16586398A JP 16586398 A JP16586398 A JP 16586398A JP 3190884 B2 JP3190884 B2 JP 3190884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば銀行の
機械化コーナなどに設置され、紙幣の入金、出金を自動
的に行う入出金装置等の自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、入出金装置(ATM)は、装置内
の現金管理の向上に対するニーズが高くなると同時に、
土曜日等の休日運用や平日の長時間運用等、市場環境の
変化に対応して紙幣をはじめとする媒体の補充の自動
化、平易化へのニーズが急速に高まっている。
【0003】従来、入出金装置への紙幣の補充は、装填
庫と呼ばれる補充用の補助金庫(金庫カセット)に現金
を人手で詰めて、入出金装置にセットしていたが、これ
だけでは、どの券種を何枚補充したかを装置として管理
できないので、これを順次、入金紙幣および出金紙幣を
鑑査する鑑査装置を経由して各金庫に装填し、各金庫内
の紙幣の枚数を確定させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、補助金庫(装填庫)から、入出金業務で使
用する鑑査装置を経由して、各金庫に装填するという補
充方式であるため、補充している間、入出金業務が行え
ず、装置を一時ダウンさせる必要があり、顧客サービス
上問題となっていた。
【0005】又、装填用の搬送路でジャム等のトラブル
が発生すると復旧処理のため装置が停止して、顧客サー
ビス上問題となっていた。
【0006】この発明は、装置の顧客業務を稼動させた
まま紙幣の補充(計数の確定までを含む)が行える自動
取引装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、出金用紙幣を金種別に収容するととも
に入金された紙幣を収容する複数の金庫と、これら金庫
から取出される紙幣を搬送する第1の搬送路と、入金さ
れた紙幣を前記複数の金庫に搬送する第2の搬送路と、
これら第1の搬送路、第2の搬送路に設けられ、搬送され
る出金紙幣及び入金紙幣を鑑査する第1の鑑査手段と、
前記複数の金庫に補充するための紙幣を収容するもの
で、紙幣を受入れる入口と、紙幣を取出す出口とが別々
に設けられ、紙幣の受入れと取出しの並列処理が可能に
構成された出金可能な紙幣を収容する第1の収容室と、
出金不可能なリジェクト紙幣を収容する第2の収容室と
を有する補助金庫と、前記第1の搬送路及び第2の搬送路
と交差することなく設けられ、前記補助金庫の出口から
取出した紙幣を前記補助金庫の入口に搬送する戻し搬送
路と、この戻し搬送路の途中に設けられ、紙幣の金種等
を鑑査する第2 の鑑査手段と、前記補助金庫から取出し
た紙幣を前記第2の鑑査手段で鑑査し、出金紙幣として
使用可能と判別された紙幣を前記補助金庫の第1 の収容
室に収容させ、前記第2の鑑査手段で出金不可能なリジ
ェクト紙幣と判別された紙幣を前記補助金庫の第2の収
容室に収容させることにより前記補助金庫に収容されて
いる紙幣の金種、枚数を確認する計数確定手段と、前記
補助金庫の第1の収容室の出口から紙幣を取出し、前記
第2の鑑査手段で鑑査した後前記複数の金庫に収納する
補充手段と具備したことを特徴とするものである。この
発明によれば、補助金庫内に収容した補充用紙幣を一旦
取出して再び収容できるとともに、補充用紙幣を予め
計数することができる。この様に、補助金庫として独
立した計数確定できる搬送路を持っているため、通常の
入出金業務と並列して補助金庫内の紙幣の計数確定がで
き、装置を一時ダウンさせることなく、入出金業務が続
行したままでよく、稼働効率の向上と顧客サービスの向
上が可能となる。又、第2の鑑査手段にて判別不能であ
った紙幣は補助金庫へ戻す構成となっているため、計数
上、補助金庫の収納枚数を確定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図2はこの発明に係わる自
動取引装置としての入出金装置1の外観を示し、次のよ
うな構成となっている。
【0009】すなわち、筐体2の前面には略L字形状の
操作部3が形成されている。この操作部3の水平面に
は、預金、振替、振込すべき紙幣Pあるいは出金される
紙幣Pを、多数枚一括して投入あるいは取出し可能な紙
幣入出金口4が設けられていて、この紙幣入出金口4に
は開閉自在な扉5が設けられている。
【0010】また、操作部3の水平面には、タッチセン
サ内蔵のカラーCRT表示部6が設けられている。この
CRT表示部6は、操作手順、その他の情報をイラス
ト、文字あるいは文言によってCRT画面に表示し、利
用者を誘導するとともに、その表示によって暗証番号、
金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取消などに
応じた表示部分を押圧することによりタッチセンサ(図
示しない)がそれを検知し、後述する主制御部11への
対応する信号を出力するいわゆるキー操作が行われるも
のである。
【0011】すなわち、たとえば「お振込人名を押して
ください」という文言を表示するとともに、振込人名を
投入するカタカナキー、英数指定キー、および振込先の
事業所形態を指示するキーの表示を行うようになってい
る。そして、機械の操作やステップの状態が変化するご
とに内容と表示を変化させていくようになっている。ま
た、操作部3の垂直面には、暗証番号および口座情報が
記録されている取引媒体としての磁気カードAを挿入す
るカード挿入口7,通帳Bを挿入する通帳挿入口8、硬
貨Cを投入する硬貨投入口9、硬貨Cの釣銭を受取る硬
貨釣銭受取口10などが設けられている。
【0012】また、筐体2内には、図3に示すように、
全体を制御する主制御部11、上記カード挿入口7から
挿入されたカードAを受入れてカードA上の磁気ストラ
イプ部から暗証番号、口座番号などの口座情報を受取る
磁気カードリーダ部12、上記通帳挿入口8から挿入さ
れた通帳Bの磁気ストライプ部を読取るとともに通帳B
および図示しないジャーナル用紙に取引内容を記録する
通帳プリント部13が設けられている。
【0013】さらに、上記紙幣入出金口4に挿入された
紙幣Pを受入れて指定された金額の紙幣Pを上記紙幣入
出金口4に払出す入出金ユニット14、上記硬貨挿入口
9に投入された硬貨Cを受入れて指定された金額の硬貨
Cを上記硬貨受取口9に払出す硬貨入出金ユニット1
5、上記CRT表示部5によって構成される接客ユニッ
ト16、図示しないスピーカにより顧客に音声案内を行
う音声案内ユニット17、係員用の内部モニタを有する
係員操作部18が設けられている。
【0014】さらに、振込取引に必要な金融機関の情報
たとえば銀行名、支店名が50音順に記録されたデータ
ファイルとしてのフロッピーディスク19、上記主制御
部11と図示しないホストコンピュータ(センサ)との
間のデータ伝送を制御する伝送制御部20および電源部
21が設けられている。
【0015】また、上記主制御部11には、外部に設け
られた係員用のリモートモニタ22に接続されている。
【0016】そして、係員操作部18およびリモートモ
ニタ22により、有高検知、金庫の交換、ジャーナルの
補充等のローカル処理(装置内部の状態を検査する検査
処理)が指示されるようになっている。
【0017】次に、図4を参照して入出金ユニット14
の構成について説明する。この入出金ユニット14は、
大別して上部ユニット30と下部ユニット31で構成さ
れる。
【0018】まず、上部ユニット30の構成について説
明する。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)
上部には、前記紙幣入出金口4が設けられている。
【0019】また、紙幣入出金口4の下方には、紙幣P
を一括収容し得る紙幣収容室32が形成されている。こ
の紙幣収容室32の前部下方には、紙幣収容室32内の
紙幣Pを取出ローラ33を介して順次一枚ずつ取出す取
出装置34が設けられている。また、紙幣収容室32の
一壁面は、他壁面に対して接離する方向に移動可能なバ
ックアップ体35で構成されており、その容量を可変で
きるようになっているとともに、紙幣取込み時には紙幣
Pを取出ローラ33側に付勢するようになっている。
【0020】上部ユニット30の接客面方向(図中左方
向)下部には、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正損、
表裏、破損等の判別を行う第1の鑑査手段としての第1
の紙幣鑑査装置36が設けられているとともに、この第
1の紙幣検査装置36の後側、すなわち、上部ユニット
30の前後方向中央部には制御部37が設けられてい
る。
【0021】また、制御部37の上方には、入金された
紙幣Pの表裏を取揃えた状態で入金一時集積部38に一
時集積する入金一時集積装置39が設けられている。さ
らに、入金一時集積装置39と前記紙幣収容室32との
間に位置して、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時
集積部40に一時集積後、紙幣収容室32に放出する出
金一時集積装置41が設けられている。
【0022】つぎに、下部ユニット31の構成について
説明する。
【0023】下部ユニット31内の前後方向中央部に
は、接客方向(図中左方向)から順に第1の金庫50、
第2の金庫51、第3の金庫52が配置されている。
【0024】これらの内、第1の金庫50と第2の金庫
51は、一万円紙幣用の万円庫となっており、残りの第
3の金庫52は千円紙幣用の千円庫となっている。
【0025】各金庫50〜52は、それぞれ上端部分に
紙幣取込手段53と紙幣取出手段54を備えた構成とな
っており、顧客の入金した紙幣Pを収納するとともに、
出金時にここから取出して顧客に支払うリサイクル庫と
して使用する。
【0026】また、下部ユニット31内の接客面方向
(図中左方向)には、駆動源としてのメインモータMお
よびこのメインモータ55の駆動力を搬送ベルト、ロー
ラ等の被駆動部に伝達する駆動力伝達系後述するが設け
られているとともに、下部ユニット31内の背面方向
(図中右方向)の下部には、3つの収納型金庫60、6
1、62が上下方向に配設されている。
【0027】これら金庫60〜62はカセット化されて
金庫カセット63を構成しており、一体的に取出し可能
となっている。
【0028】上段の金庫60は入金時の五千円および破
損券を収納する五千円/損券庫であり、中段の金庫61
は顧客の取忘れた紙幣を保管する取忘れ保管庫であり、
下段の金庫62は出金および入金(確定後)時のリジェ
クト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫となって
いる。
【0029】また、金庫カセット63の上方には、上部
ユニット32にも及ぶ状態に、補助金庫(装填庫/移管
庫)65が設けられている。この補助金庫65は、後述
するように、紙幣Pの収納と取出しが同時に行える構成
となっており、リサイクル紙幣の補充に使用する装填庫
として利用したり、算当処理時に金庫50、51、52
の紙幣Pを一旦移換える移管庫として利用するものであ
る。
【0030】また、この補助金庫65の近傍かつ下部ユ
ニット31内には、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正
損、表裏、破損等の判別を行う第2の鑑査手段としての
第2の紙幣鑑査装置66が設けられている。
【0031】また、上部ユニット30および下部ユニッ
ト31内には、複数の搬送ベルトやローラ等が配設され
ていて、複数の紙幣搬送路R1〜R19が形成されてい
るとともに、紙幣Pの搬送方向を振分ける振分手段とし
てのゲート70…および紙幣の通過や残りを検知する光
学的な紙幣検知手段71…が配置されている。つぎに、
図5〜図7を参照して、補助金庫(装填庫)65の構成
および動作を説明する。
【0032】先ず、図5および図6を参照して基本構成
を説明する。金庫カセット本体80は、蓋体81を有し
た外部筐体82と紙幣収納室83を形成する内部筐体8
4とからなり、上端側−側部に紙幣取込口85、下端側
−側部に紙幣取出口86が形成された状態となってい
る。
【0033】また、紙幣取出口85の近傍には、取込ロ
ーラ87が配設されていて搬送路R18を介して、搬出
される紙幣Pを紙幣収納室83内に水平状態に送り込む
ようになっている。
【0034】紙幣取出口86の近傍には、送りローラ8
8、取出ローラ89、分離ローラ90等からなる一枚取
出手段91が配設されていて、紙幣収納室83内下部に
形成されるホッパ部83aの紙幣Pを、最下端のものか
ら順次一枚ずつ水平状態で取出すようになっている。
【0035】また、紙幣収納室83内の上部にはプッシ
ャ95が上下動可能に配置されているとともに、紙幣収
納室83内に介在する状態に、セパレータ96、96、
シャッタ97、97、およびリフタ98、98が配設さ
れている。
【0036】これらセパレータ96、96、シャッタ9
7、97、およびリフタ98、98は、外部筐体82と
内部筐体84との間に設けられた上下方向が長さ方向と
なるガイドシャフト99、99を案内として上下可能、
かつ、ガイドシャフト99、99を回動中心として図6
中二点鎖線で示すように紙幣収納室83から退避した位
置に回動変位できる構成となっている。
【0037】さらに、紙幣収納室83のやや上部には、
回動することにより紙幣収納室83から退避可能な第1
のストッパ100…および第2のストッパ101…が配
置されているとともに、紙幣収納室83の下部には回動
することにより紙幣収納室83から退避可能なバックア
ップ102が設けられている。
【0038】また、金庫カセット本体80内上部には、
紙幣収納部103が形成されている。
【0039】つぎに、図5を参照して、補助金庫65へ
の紙幣Pの収納動作と、補助金庫65からの紙幣Pの取
出し動作を説明する。
【0040】先ず、図5に示すように、補助金庫65に
送られた紙幣Pは、取込ローラ87を介して紙幣収納室
83の上部に取込まれ、セパレータ96上に水平状態で
集積される。
【0041】そして、紙幣Pの集積枚数に応じてセパレ
ータが順次下降し、セパレータ96上に約200枚(ソ
フトカウント)で集積されると、図5の96bで示すよ
うに、第1のストッパ100の近くまで下降する。
【0042】この状態で一時紙幣Pの進入を停止し、一
方、図5の96cで示すように、セパレータ96は第1
のストッパ100と第2のストッパ101との間に移動
して、紙幣Pは第1のストッパ100に支えられる。
【0043】ついで、セパレータ96とシャッタ97は
同時にガイドシャフト99を回動中心として回動し、紙
幣収納室83から退避した位置(図6の二点鎖線位置)
となる。
【0044】この後、図5の95aで示すように、プッ
シャ95が下降し、紙幣Pを第2のストッパ101の下
側まで押込み、リフタ98上に移す。
【0045】このとき、第1、第2のストッパ100、
101は、紙幣Pによって押されることにより、図示し
ないばね部材の働きで垂直位置(退避位置)に一旦逃げ
た後、再び垂直位置から水平位置に復帰する。なお、プ
ッシャ95の第1、第2のストッパ100、101と対
向する部分には、切欠部が形成された状態となってお
り、互いに干渉しない構成となっている。
【0046】ついで、プッシャ95が上昇して元の待機
位置に戻るとともに、セパレータ96とシャッタ97
が、紙幣収納室83に介在した位置(図6の実線位置)
に戻る。この後、セパレータ96は、二点鎖線で示す上
方位置に移動する。
【0047】これにより、紙幣Pの紙幣収納室83への
収納動作を完了する。
【0048】このような、動作を繰り返し、リフタ98
上に紙幣Pを約1800枚(約250mm)集積可能とす
る。
【0049】なお、この間、紙幣収納室83内下部のホ
ッパ部83a内の出金用紙幣Pは、適時、取出し動作が
可能である。また、バックアップ102は、ホッパ部8
3aの紙幣Pの残り枚数が約200枚(または高さ検
知)になると自動的に退避位置(実線位置)からホッパ
部83aの紙幣を押圧する位置(矢印A方向)に移動す
る。
【0050】ついで、ホッパ部83aの紙幣Pが無くな
ると、図5に示すように、バックアップ102は退避位
置(実線位置)に戻り、この後、リフタ98が図5の9
8bで示す位置に下降する。そして、リフタ98上の紙
幣Pが、ホッパ部83aの一枚取出手段91の送りロー
ラ88と取出ローラ89との上に受渡される。
【0051】この後、リフタ98がガイドシャフト99
を回動中心として回動して、一旦、紙幣収納室83から
退避した位置となった後に上昇し、再び紙幣収納室83
内に介在した位置に戻る。
【0052】そして、紙幣Pの収納動作と取出し動作が
可能となる。
【0053】図7に、上述した補助金庫65の外観図を
示す。
【0054】金庫65の表面には、扉102が設けられ
ており、この扉102にはICカード105が実装され
るようになっている。また、防犯のため扉105にはキ
ー106が取付けられており、ロックできるよう構成さ
れている。尚キー104の代わりに、ICカード104
から、暗証番号を入力して照合し、蓋の開閉を管理する
ことも可能であり、この場合にはソレノイドなどのアク
チュエータと、そのための電源を実装することになる。
補助金庫65の上部にはリジェクト庫105が形成され
ているとともに、出入口106が設けられている。
【0055】図5に、金庫65を底から見た状態を示
す。底面には、取出ローラ89が表面から出ており、金
庫から、搬出される券に搬送力を与えている。また底面
はそのまま券の搬送面となっている。
【0056】さらにデータ、授受用のコネクタ107が
設けられており、保護のため、凹部に埋め込まれてい
る。このコネクタ107は上述したICカード103の
情報を伝送するためのものである。
【0057】図9に蓋を開いたときの金庫65の外観図
を示す。上方にプレート107が設けられており、リジ
ェクト庫103を形成している。
【0058】図10に、本体ユニットへのインテリジェ
ント金庫の着脱状態を示す。機体の設置状況に応じて、
上下着脱と、前後着脱の2タイプが用意されている。
【0059】図11に、本考案の記憶手段としてICカ
ードの外観図を示す。ICカード104には表示部10
8が設けられており例えば、液晶ディスプレイを使用し
ている。又キー107、8としては、テンキーをはじめ
各種演算キーが配設されており↑、↓キーにより、メモ
リー内容を順次、表示部に出力できるようになってい
る。又これらキーにより、金庫番号、支店番号などのデ
ータ入力をする。
【0060】図11に、インテリジェント金庫による銀
行営業店内の現金管理システムを示す。ATM210/
両替機201/CD202など自動取引装置と、テラー
入出金機203などの窓口機及び、出納係で使う現金処
理機204は全て共通のインテリジェント金庫65の着
脱ができる。朝方は、金庫205内におかれ、前日中に
紙幣を必要分だけ詰めたインテリジェント金庫65を各
機械にセットするだけで、現金及びそれに付属するデー
タ(金種、枚数など)の装填が完了する。夕方締めた時
は、各機械より、インテリジェント金庫65を抜き現金
処理機204に順次セットし、データを収集し支店全体
の締めを行う。このあと翌日分の現金のセットを実施す
る。このように従来行なっていた全ての現金の数えなお
しや伝票との照合が不要となり、大巾な省力となる。
【0061】さらにここでは、支店内ネットワークに金
庫用ロッカー206が接続されており、この金庫用ロッ
カー206に予備金庫が収納され、金庫内の情報が収集
されているため、常に支店内の総現金をリアル・タイム
で把握することができ、現金の運用効率の向上、安全保
障の向上が実現できる。
【0062】図14は、金庫用ロッカー206の扉3を
開いたときの外観図である。この金庫用ロッカー206
は記憶機能付の紙幣用金庫(以下、インテリジェント金
庫)207を収納し、インテリジェント金庫207で保
有する金庫内紙幣の各金種ごとの枚数及び合計金額、金
庫NOなどのデータを受け取とるための受信手段を持つ
アダプター208は、A1〜F8まで48ヶあり、これ
らは、フレームの中に碁盤目状に配置され、金庫のロッ
カーを構成している。各アダプターは、データ処理部2
09と接続され、これらアダプター208が受信した各
インテリジェント金庫1の保有情報や、金庫用ロッカ
ー、各インテリジェント金庫へのアクセス情報、他の現
金処理機のデータを集中して処理する、データ処理部2
09には、その表示手段として受信した情報を表示する
CRT210、印字してアウトプットするプリンターや
211が設置されている。CRT210や、プリンタ2
11に出力したいインテリジェント金庫207の番号
を、アドレス指定キー212で指定する。
【0063】図15は、扉を閉じたときの図であり、扉
213は、ヒンジ214により開閉可能に本体に取付け
られている。扉213は、オペレータが各自保有し、別
々のデータが記憶された、IDカード215のデータを
読み取るIDカード・リーダ216が設けられ、予めデ
ータ・ベース化されたオペレータ識別データと照合し、
扉213のロックを解き、開けられるようにする。この
ときの読取データはデータ処理部209に送信され、金
庫用ロッカーや、インテリジェント金庫へのアクセス情
報として記憶される。
【0064】図16(a)、(b)、(c)は、CRT
210の表示例である。
【0065】図16(a)は、金融機関支店内におい
て、インテリジェント金庫で管理している全紙幣の合計
を表示した画面である。
【0066】ここで、画面切換ボタンAを押下すると図
16(b)のように金庫用ロッカーに収納されている各
インテリジェント金庫の内容を示した画面に切換わる。
この画面で例えば、〔C−4〕というのは、金庫用ロッ
カーのアドレスを示し、NO.608というのは、イン
テリジェント金庫の番号であり、以下その中に収容され
ている各金種の枚数が表示されている。ここでスクロー
ル・ボタンB、Cを押下すると、上下左右に画面がスク
ロールされ、金庫用ロッカーの別のアドレスの表示へと
移行していく。
【0067】この他に、各ATMの内容、出納係用現金
処理機の内容、窓口入出金機の内容などを示した画面が
あり、画面切換ボタンAを押下すると順次、画面が変わ
っていく。
【0068】又、図16(c)のように、先に述べたア
ドレス指定キー212で指定すれば、見たいインテリジ
ェント金庫のデータ表示ができる。この場合、図16
(b)における、金種ごと、枚数データだけでなく、イ
ンテリジェント金庫の抜差履歴や、現金処理機での取引
データなど、多くのデータを表示できる。この画面も上
下のスクロールにより、順次、保有データが見られ、最
上行のアドレスと金庫NOは、スクロールしても固定さ
れている。
【0069】図17に、プリンタによる印字例を示す。
【0070】内容的には、CRT画面とほぼ同様であ
り、この例の他に、各金庫の詳細データ印字をアドレス
指定キー212で指定してアウトプットする。
【0071】各アウトプットには日時データが付加され
ている。
【0072】各アダプター208には、インテリジェン
ト金庫を抜差できないようにするロックがあり、このロ
ックはカード・リーダ216にオペレータのIDカード
を挿入し、書かれた情報を読み取り予めデータ・ベース
化されたオペレータ識別データと照合して、合致した場
合、解錠するようになっており、このときの読取データ
はデータ処理部209に送信され金庫ロッカーやインテ
リジェント金庫へのアクセス情報として記憶される。
尚、アドレス指定キー212で、指定したアダプタのみ
ロック動作を行うことも可能である。
【0073】図18において、アダプター208の、ロ
ック機構を説明する。ロック・プレート217は、支点
218を中心に回動可能になっており一端にスプリング
219が掛けられて時計回り方向に常に力を受けてお
り、ストッパーピン220により、実線の位置に位置決
めされている。このとき、ロック・プレートの他端はア
ダプター208の金庫装填スペースに入り込み、金庫が
装填されているときは金庫のロック溝221に掛かって
抜き取りできないように機能し、金庫が装填されていな
いときは金庫の装填ができないように機能する。前記I
Dカード照合により、ロックプレートにつけられたプラ
ンジャーソレノイド222が動作して一点鎖線の位置に
引込み、金庫の装填及び抜き取りを可能にする。
【0074】このように、各アダプター208にロック
が設けられているため、アダプター208により、金庫
の抜差が管理でき、アダプター208の設置方式も自在
に行なえる。
【0075】前記図14の実施例では、1つのフレーム
内に全てのアダプターが収容されていたが、実際には、
支店内のいろいろな場所にばらばらにアダプターを配置
することが可能である。
【0076】アダプターごとにカード・リーダ等の入力
手段を設ければ、各々の場所で抜差の管理が行なえ操作
性も向上する。
【0077】つぎに、各種処理動作について説明する。
【0078】図19Aおよび図19Bは、入金取引時の
紙幣の流れを示す。
【0079】まず、図19Aにおいて、紙幣入出金口4
から紙幣収納室32に投入されると、この紙幣Pは実線
矢印で示すように、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送さ
れ、入金一時集積装置39に導かれる。その後、入金一
時集積装置39の紙幣搬送路R5あるいはR6に選択的
に振分けられて表裏を取揃えた状態で入金一時集積部3
8に一時集積される。
【0080】このとき、紙幣搬送路R2に設けられた第
1の紙幣鑑査装置36で読取れなかったリジェクト紙幣
Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R6から出金
一時集積部40へ導かれて集積された後、紙幣搬送路R
7を介して紙幣収納室32に一括して戻されるととも
に、扉5を開放して顧客に再投入してもらう。
【0081】全ての入出金紙幣Pが読取れた時は、CR
T表示部6へ入金額を表示する。顧客が、金額を確認
し、正しければタッチセンサ内臓のCRT表示部6の
[確認]ボタンを押す。
【0082】この[確認]ボタンが押されると、図19
B中、実線矢印で示すように入金一時集積部38の紙幣
Pが、一枚ずつ取出されて紙幣搬送路R8、R1、R
2、R9を順次搬送される。
【0083】そして、一万円紙幣Pと千円紙幣Pは、紙
幣搬送路R10側に導かれ、第1の金庫(万円庫)50
もしくは第2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫
(千円庫)52に収容される。
【0084】また、五千円および破損券およびリジェク
ト紙幣Pは、紙幣搬送路R11側に導かれる。
【0085】そして、五千円および破損券Pは、破線矢
印で示すように、金庫カセット63の上段の金庫(五千
円/破損庫)60に収容される。また、リジェクト紙幣
Pは、二点鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の
下段の金庫(リジェクト庫)62に収納される。
【0086】図20は、出金取引き時の紙幣の流れを示
す。
【0087】顧客が要求した金額を第1の金庫(万円
庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51、および第
3の金庫(千円庫)52から取出し、紙幣搬送路R1
0、R15、R2、R3、R4、R6を順次搬送されて
出金一時集積装置41に導かれ、出金一時集積部40に
一時集積される。そして、集積後、紙幣搬送路R7を介
して紙幣収納室32に一括して戻すとともに、扉5を開
放して顧客に支払う。
【0088】一方、リジェクト紙幣Pは、二点鎖線矢印
で示すように、金庫カセット63の下段の金庫(リジェ
クト庫)62に収納される。
【0089】出金および入金動作時において、一定時間
経過しても紙幣収容室32に紙幣Pがあると「取忘れ」
と判定される。そして、扉5を閉鎖後、図21に示すよ
うに紙幣収容室32の紙幣Pは取出ローラ33により順
次一枚ずつ取込まれ、紙幣搬送路R1、R2、R9、R
11、およびR13を順次搬送された金庫カセット63
の中段の金庫(取忘れ保管庫)61に回収される。
【0090】図22は、出金紙幣が残り少なくなった場
合の補充時の紙幣の流れを示す。
【0091】補助金庫65の紙幣Pを順次一枚ずつその
下端側から取出し、紙幣搬送路R16に送込む。そし
て、紙幣搬送路R16に設けられた第2の紙幣鑑査装置
部44にて金種等をチェックし、紙幣搬送路R17およ
びR10を順次介して第1の金庫(万円庫)50、第2
の金庫(万円庫)51、および第3の金庫(千円庫)5
2へ紙幣の補充を行う。この時、発生したリジェクト紙
幣Pは、紙幣搬送路R18を介して補助金庫65の上部
に形成された紙幣収納部103に入れる。
【0092】つぎに、図23を参照して、金庫50、5
1、52へ補充される補助金庫内の補充用紙幣を予め鑑
査計数する場合の紙幣の流れを示す。まず、通常の顧客
向け業務、例えば、出金処理時は、前述したように、破
線矢印の経路で行われる。
【0093】一方、補助金庫65においては、補助金庫
65に人手で詰められた紙幣Pが下方の取出口86から
順次1枚ずつ取出されて紙幣搬送路R16に送り込まれ
る。
【0094】そして、紙幣搬送路R16およびR18か
らなる補充用紙幣戻し搬送路R20を経由して実線や矢
印で示すように上方に戻されるとともに、この搬送途上
において、第2の紙幣鑑査装置66により紙幣Pの券
種、真偽、重ね搬送、正損、表裏等の判別が行われる。
【0095】そして、顧客向に出金しても良いと判断さ
れた紙幣Pは、紙幣取込口85から再び補助金庫65の
紙幣収納室83内に戻される。また、リジェクト紙幣や
破損紙幣等は、二点鎖線矢印で示すように同じ補助金庫
65の紙幣収納室103内に入れられる。
【0096】人手で詰められた紙幣Pは、金種、枚数等
を装置として認識していないが、一旦、第2紙幣鑑査装
置66で検知された紙幣Pは、これらのデータが認識さ
れ、管理現金となる。したがって、この紙幣Pは、補助
金庫65から顧客向紙幣として出金業務として使用でき
る。
【0097】図12に示すように通常の入出金業務の紙
幣の流れ(破線矢印経路)と、補充用紙幣の鑑査時の紙
幣の流れ(実線矢印経路)とは、交差することがないの
で、並列処理できることになる。
【0098】図24において、本発明におけるインテリ
ジェント金庫からATM本体への現金の受け渡しを説明
する。
【0099】インテリジェント金庫65の下方から順次
搬出された紙幣は紙幣鑑査装置66にて、金種/真偽/
重ね搬送などが判別され各金種ごとに分類されてリサイ
クル用の金庫50、51、52に収納される。紙幣の取
出しは、取込部残留検知が“明”となり紙幣が無いこと
を確認して、停止する。
【0100】このとき、全体残留検知でインテリジェン
ト金庫43内に紙幣が無いと確認された場合、インテリ
ジェント金庫65が保持していた金種ごと枚数データと
リサイクル庫50、51、52に収納した各金種枚数と
をATMが自動照合し、両者が合致したら、ICカード
の液晶表示部に“シヘイ ノ ウケワタシ カンリョ
ウ”と表示する。
【0101】又、取込部残留検知部が“明”となり取込
部に紙幣が無い状態で全体残留検知が“暗”となった場
合、図24の破線の経路で判別不能券がインテリジェン
ト金庫65内に戻ったことになり、これらの判別不能券
を下方の取込部に移し自動的に再取込し(リトライ)こ
の結果、リサイクル庫に全ての紙幣が収納されれば先に
述べた受渡し完了処理を行う。また、予め設定してある
回数リトライしても、受渡しが完了していない場合は、
ICカード104の液晶表示部に“ケイスウ フノウ
シヘイ アリ”と表示しオペレータに報知する。これに
より、オペレータはインテリジェント金庫65より判別
不能券を抜き取り、金種ごとの枚数を確認しICカード
のキーより入力する。この入力完了によりATMは、イ
ンテリジェント金庫65にあったデータと計数結果(手
入力文を含む)を照合し完了する。
【0102】この手入力をも含めた照合は、手入力とい
う業務により現金管理システムに人間系が介在するがこ
れは特にインテリジェント金庫65の出納係への受け渡
しの際に必要となる場合もあるため、この機能を持たせ
てある。
【0103】尚、リトライ回数はICカードのキーより
入力する。
【0104】本例は、ATMの場合で述べたが、出納係
の現金処理機や窓口係の入出金機も、ほぼ同様の運用と
なる。
【0105】図25は補助金庫65を出金用金庫として
用いる場合を示した図であり、入出金口4へ直接出金す
ることができる。この際のリジェクト券は回収庫103
へ収納される。
【0106】つぎに図26、図27を参照して入出金ユ
ニット14の他の構成を説明する。
【0107】上部ユニット300aと下部ユニット30
0bで構成し上部ユニット300aは図4に示した入出
金ユニットとほぼ同じ構成である。
【0108】301は、万円庫、302は五千円庫、3
03は千円庫で顧客の入金した紙幣を収納し出金の際
は、ここから取出して顧客に支払うリサイクル庫として
使用する。これらのリサイクル機能を持った収納庫は、
全て上述したインテリジェント金庫65と同様に記憶手
段を有しその中にどの金種の紙幣が何枚収納されている
かを記憶している。
【0109】304は、回収庫で、出金紙幣や、入金し
たときのリジェクト紙幣を顧客が取り忘れた場合に、回
収し、次の取引に移れるようにするための、回収庫であ
るとともに上述した補助金庫と同様に紙幣のセット、補
充を行うものである。304aは、入金時、入金一時集
積に集積し、機械として既に受け入れた扱いとなってい
る紙幣を再取込みした際のリジェクト券を収納する、入
金収納リジェクト庫として用いる。
【0110】図27の略図により、出金取引の紙幣の流
れを説明する。
【0111】図4は入金取引である。太線は、正常券、
破線はリジェクト券である。(以下同様) (図4−a)入出金口3にセットされた紙幣は一枚ずつ
取込まれ紙幣監査部36で、判別されて表裏を取揃え
て、入金一時集積部38に集積される。このときの、リ
ジェクト紙幣は、出金一時集積部40を経て、入出金口
4に戻される。正しい紙幣は入金一時集積部38から、
一枚ずつ取込まれ各収納庫301〜303に収納され
る。このとき、再び出金用として使用する紙幣は、金種
別リサイクル庫301a〜303aに収納され破損券、
汚れ券など、出金用として使用しない紙幣は、金種別リ
ジェクト庫301b〜303bに収納される。このとき
の判別不能券は、入金収納リジェクト庫304aに収納
される。
【0112】図27は、出金取引の流れ図である。金種
別リサイクル庫301a〜303aから、一枚ずつ取出
された紙幣は、紙幣監査部36により、判別され、出金
一時集積40を経て、入出金口4に出金される。このと
き、発生したリジェクト券は、全て元あった金種別収納
庫内の金種別リジェクト庫301b〜303bに戻され
る。これは、金種別収納庫301b〜303bが保有し
ている金種別枚数データを、収納庫を、本体から抜いて
も確定させるために、不可欠な取扱いである。今、万円
庫301に万円札が1000枚入っていて、出金取引に
おいて、50枚、出金したとすれば、この取引後万円庫
301には950枚残る。しかし、この取引で、リジェ
クトが発生したとするとリジェクト券の中には、何枚か
の紙幣が重なって搬送された場合などがあり、リジェク
ト券が何枚なのか、機械は把握していない。
【0113】これを万円庫301以外の場所に収納して
しまうと、万円庫301内の枚数は不明になる。このた
め、リサイクル庫301〜303から出金した、リジェ
クト券は全て元あったリサイクル庫に戻している。
【0114】本例では、各収納庫(301〜303)の
中にこれらリジェクト券及び、破損券、汚れ券など、出
金に使用しない紙幣の専用リジェクト庫を301b〜3
03bとして設けている。これは、これらの紙幣の中に
は、破れ券、折れ券など、安定して搬送させるのが難し
い券が多く含まれており、これを再搬送させると、装置
の信頼性が低下するためである。
【0115】又、出金や入金リジェクト券を顧客がある
時間たっても抜き取らないとき、次の取引に移れるよう
に回収庫304bに収納し、金融機関として預かるよう
にしている。
【0116】なお、リサイクル庫を自動取引装置にセッ
トすると、リサイクル庫内の現金とともに、その金種、
枚数のデータや、リサイクル庫の番号などのデータが、
自動取引装置81に送信されその管理下に置かれる。抜
いたときは現金、及びデータは、自動取引装置の管理下
から、はずされる。
【0117】又、抜差した場合、金種、枚数のデータと
ともにこの抜差の日時や、自動取引装置81の機体番号
などが収納庫の記憶手段(ICカード)に記憶される。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、補助金庫内に収容した補充用紙幣を一旦取出して再
び補助金庫に収容できるため、他の金庫を使用すること
なく補助金庫のみで補充紙幣を予め鑑査計数することが
でき、補助金庫が独立して紙幣の計数処理ができるため
装置を一時ダウンさせることなく、入出金業務を継続し
たままで並列して補助金庫内の紙幣の計数処理が可能と
なり、稼動効率の向上と顧客サービスの向上を図ること
が出来る。
【0119】また、補助金庫内に収容された紙幣を鑑査
した際に、出金紙幣として使用可能な紙幣と出金紙幣と
して使用不可能なリジェクト紙幣とを補助金庫内の別々
の収容室に収容するように構成したため、補助金庫内に
収容されている出金紙幣として使用可能な紙幣のみの枚
数を確定することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る入出金装置の入出金ユ
ニット14の駆動機構を示す断面図。
【図2】入出金装置全体の外観斜視図。
【図3】入出金装置の構成図。
【図4】入出金ユニットの構成図。
【図5】補助金庫の概略構成を示す正面図。
【図6】補助金庫の内部機構を示す平面図。
【図7】補助金庫65の構成を説明するための図。
【図8】補助金庫65の構成を説明するための図。
【図9】補助金庫65の構成を説明するための図。
【図10】補助金庫65の装着動作を説明するための斜
視図。
【図11】ICカードの外観図。
【図12】ICカードのブロック図。
【図13】銀行支店内システムを説明するための図。
【図14】金庫用ロッカーを説明するための図。
【図15】金庫用ロッカーを説明するための図。
【図16】金庫用ロッカーのCRT表示例を示す図。
【図17】印字状態を示す図。
【図18】は金庫用ロッカーのロック機構を示す図。
【図19】入金時の紙幣の流れを示す図。
【図20】出金時の紙幣の流れを示す図。
【図21】回収時の紙幣の流れを示す図。
【図22】補充時の紙幣の流れを示す図。
【図23】補助金庫内紙幣の計数確認時の紙幣の流れを
示す図。
【図24】装填処理を説明するための紙幣の流れを示す
図。
【図25】他の実施例の紙幣の流れを示す図。
【図26】他の実施例の入出金ユニットの構成図。
【図27】他の実施例の紙幣の流れを示す概念図。
【符号の説明】
36…第1の鑑査手段、50、51、52…金庫、65
…補助金庫、66…第2の鑑査手段、85…紙幣取込
口、86…紙幣取出口、R20…補充用紙幣戻し搬送
路、202…第1の駆動機構、203…第2の駆動機
構、P…紙幣、R1、R2、R3、R4、R5、R6、
R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、
R14、R15…第1の搬送手段、R16、R18…第
2の搬送手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−100285(JP,A) 特開 平4−123290(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 G06F 19/00 G07D 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出金用紙幣を金種別に収容するとともに入
    金された紙幣を収容する複数の金庫と、 これら金庫から取出される紙幣を搬送する第1の搬送路
    と、入金された紙幣を前記複数の金庫に搬送する第2の搬送
    路と、 これら第1の搬送路、第2の 搬送路に設けられ、搬送され
    る出金紙幣及び入金紙幣を鑑査する第1の鑑査手段と、 前記複数の金庫に補充するための紙幣を収容するもの
    で、紙幣を受入れる入口と、紙幣を取出す出口とが別々
    に設けられ、紙幣の受入れと取出しの並列処理が可能に
    構成された出金可能な紙幣を収容する第1の収容室と、
    出金不可能なリジェクト紙幣を収容する第2の収容室と
    を有する補助金庫と、 前記第1の搬送路及び第2の搬送路と交差することなく設
    けられ、前記補助金庫の出口から取出した紙幣を前記補
    助金庫の入口に搬送する戻し搬送路と、 この戻し搬送路の途中に設けられ、紙幣の金種等を鑑査
    する第2 の鑑査手段と、前記補助金庫から取出した紙幣
    を前記第2の鑑査手段で鑑査し、出金紙幣として使用可
    能と判別された紙幣を前記補助金庫の第1 の収容室に収
    容させ、前記第2の鑑査手段で出金不可能なリジェクト
    紙幣と判別された紙幣を前記補助金庫の第2の収容室に
    収容させることにより前記補助金庫に収容されている紙
    幣の金種、枚数を確認する計数確定手段と、 前記補助金庫の第1の収容室の出口から紙幣を取出し、
    前記第2の鑑査手段で鑑査した後前記複数の金庫に収納
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引システム
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