JP3124253B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP3124253B2
JP3124253B2 JP20909097A JP20909097A JP3124253B2 JP 3124253 B2 JP3124253 B2 JP 3124253B2 JP 20909097 A JP20909097 A JP 20909097A JP 20909097 A JP20909097 A JP 20909097A JP 3124253 B2 JP3124253 B2 JP 3124253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば銀行の
機械化コ―ナなどに設置され、紙幣の入金、出金を自動
的に行う入出金装置等の自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、入出金装置(ATM)は、装置内
の現金管理の向上に対するニ−ズが高くなると同時に、
土曜日等の休日運用や平日の長時間運用等の市場環境の
変化に対応して紙幣をはじめとする媒体の補充の自動
化、容易化へのニ−ズが急速に高まっている。
【0003】従来、入出金装置への紙幣の補充は、装填
庫と呼ばれる補充用の補助金庫(金庫カセット)に現金
を人手で詰めて、入出金装置にセットしていたが、これ
だけでは、どの券種を何枚補充したかを装置として管理
できないので、これを順次、入金紙幣および出金紙幣を
収納する各金庫に装填し、各金庫内の紙幣の枚数を確定
させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、補充紙幣を補助金庫(装填庫)から各金庫
に装填するという補充方式であるため、補助金庫内に収
納されている状態では紙幣の計数確定、有り高確定を行
うことができず、補助金庫を補助の貨幣収納部として利
用することが困難となる。
【0005】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、補助金庫内の貨幣の計数確定を行える
とともに、補助金庫を補助の貨幣収納部として利用でき
収納貨幣の大容量化が可能な自動取引装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る自動取引装置は、貨幣の入出金を行
なう自動取引装置であって、貨幣の入出金口と、前記貨
幣の出し入れが可能な複数の金庫と、前記入出金口と各
金庫との間で貨幣を搬送する第1の搬送路と、この第1
の搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑査する第1の鑑
査部と、貨幣の入口と出口とが別々に設けられ、貨幣の
取出しと受入の並列処理が可能で、前記金庫へ補充する
補充貨幣を収納する補助金庫と、この補助金庫の出口か
ら取出された貨幣を搬送する第2の搬送路と、この第2
搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑査する第2の鑑
査部と、この第2の鑑査部により出金に適すると鑑査さ
れた貨幣を前記補助金庫の入口に戻す戻し搬送路と、前
第2の鑑査部の監査結果に基づいて前記補助金庫内の
貨幣の有り高を計数する有り高確定手段と、を具備した
ことを特徴としている。
【0007】上記のように構成された自動取引装置によ
れば、補助金庫から取出した貨幣を第2の鑑査部で鑑査
した後、出金に適すると鑑査された貨幣を補助金庫に戻
して収納する。これにより、補助金庫に予備の貨幣を収
納して補助の貨幣収納部として使用することができ、収
納貨幣の大容量化を図ることができる。また、補助金庫
内の貨幣の有り高を自動取引装置として確定することが
できる。また、上記入出金口、第1の搬送路、および第
1の鑑査部を用いた通常の入出金業務と並列して補助金
庫内の貨幣の有り高を確定でき、装置を一時停止させる
ことなく、入出金業務が続行したままでよく、稼働効率
の向上と顧客サ−ビスの向上が可能となる。また、貨幣
の無停止補充ができ、装置の稼働時に貨幣の不足が生じ
た場合であっても補助金庫からの直接出金が可能とな
り、稼働効率のより向上が図れるものである。
【0008】また、この発明に係る自動取引装置は、貨
幣の入出金を行なう自動取引装置であって、貨幣の入出
金口と、前記貨幣の出し入れが可能な複数の金庫と、
記入出金口と各金庫との間で貨幣を搬送する第1の搬送
路と、この第1の搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑
査する第1の鑑査部と、貨幣の入口と出口とが別々に設
けられ、貨幣の取出しと受入の並列処理が可能で、前記
金庫へ補充する補充貨幣を収納する補助金庫と、この補
助金庫の出口から取出された貨幣を前記金庫に搬送する
第2の搬送路と、この第2の搬送路に設けられ搬送され
る貨幣を鑑査する第2の鑑査部と、前記第2の搬送路か
ら分離して設けられ、前記補助金庫の出口から取出され
た貨幣を前記補助金庫の入口に戻す戻し搬送路と、前記
補助金庫の出口から取出された貨幣を前記第2の鑑査部
で鑑査し、出金に適すると鑑査された貨幣を前記金庫に
収納する第1の計数手段と、前記補助金庫の出口から取
出された貨幣を前記第2の鑑査部で鑑査し、出金に適す
ると鑑査された貨幣を前記戻し搬送路によって前記補助
金庫の入口に戻す第2の計数手段と、を具備したことを
特徴としている。
【0009】上記のように構成された自動取引装置によ
れば、補助金庫から取出した貨幣を鑑査手段で鑑査した
後、出金に適すると鑑査された貨幣を金種別の金庫に収
納する第1のモードと、出金に適すると鑑査された貨幣
を補助金庫に戻して収納する第2のモードと、を実行す
る。第1のモードでは、金庫の貨幣収納量が減少してき
た時、直ちに補助金庫から貨幣を補充することができ
る。また、第2のモータでは、補助金庫に予備の貨幣を
収納することにより、補助金庫を補助の収納部として利
用することができ、収納貨幣の大容量化が図れるととも
に、補助金庫内の貨幣の計数確定が可能となる。また、
上記入出金口、第1の搬送路、および第1の鑑査部を用
いた通常の入出金業務と並列して補助金庫内の貨幣の有
り高を確定でき、装置を一時停止させることなく、入出
金業務が続行したままでよく、稼働効率の向上と顧客サ
−ビスの向上が可能となる。また、貨幣の無停止補充が
でき、装置の稼働時に貨幣の不足が生じた場合であって
も補助金庫からの直接出金が可能となり、稼働効率のよ
り向上が図れるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図2はこの発明に係わる
自動取引装置として貨幣を取扱う入出金装置1を示し、
次のような構成となっている。
【0011】すなわち、筐体2の前面には略L字形状の
操作部3が形成されている。この操作部3の水平面に
は、預金、振替、振込すべき紙幣Pあるいは出金される
紙幣Pを、多数枚一括して投入あるいは取出しが可能な
紙幣入出金口4が設けられていて、この紙幣入出金口4
には開閉自在な扉5が設けられている。
【0012】また、操作部3の水平面には、タッチセン
サ内蔵のカラ―CRT表示部6が設けられている。この
CRT表示部6は、操作手順、その他の情報をイラス
ト、文字あるいは文言によってCRT画面に表示し、利
用者を誘導するとともに、その表示によって暗証番号、
金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取消などに
応じた表示部分を押圧することによりタッチセンサ(図
示しない)がそれを検知し、後述する主制御部11への
対応する信号を出力するいわゆるキ―操作が行われるも
のである。
【0013】すなわち、たとえば「お振込人名を押して
ください」という文言を表示するとともに、振込人名を
投入するカタカナキ―、英数指定キ―、および振込先の
事業所形態を支持するキ―の表示を行うようになってい
る。そして、機械の操作やステップの状態が変化するご
とに内容と表示を変化させていくようになっている。
【0014】また、操作部3の垂直面には、暗証番号お
よび口座情報が記録されている取引媒体としての磁気カ
―ドAを挿入するカ―ド挿入口7、通帳Bを挿入する通
帳挿入口8、硬貨Cを投入する硬貨投入口9、硬貨Cの
釣銭を受取る硬貨釣銭受取口10などが設けられてい
る。
【0015】また、筐体2内には、図3に示すように、
全体を制御する主制御部11、上記カ―ド挿入口7から
挿入されたカ―ドAを受入れてカ―ドA上の磁気ストラ
イプ部から暗証番号,口座番号などの口座情報を受取る
磁気カ―ドリ―ド部12、上記通帳挿入口8から挿入さ
れた通帳Bの磁気ストライプ部を読取るとともに通帳B
および図示しないジャ―ナル用紙に取引内容を記録する
通帳プリント部13が設けられている。
【0016】さらに、上記紙幣入出金口4に挿入された
紙幣Pを受入れて指定された金額の紙幣Pを上記紙幣入
出金口4に払出す入出金ユニット14、上記硬貨挿入口
9に投入された硬貨Cを受入れて指定された金額の硬貨
Cを上記硬貨受取口9に払出す硬貨入出金ユニット1
5、上記CRT表示部5によって構成される接客ユニッ
ト16、図示しないスピ―カにより顧客に音声案内を行
う音声案内ユニット17、係員用の内部モニタを有する
係員操作部18が設けられている。
【0017】さらに、振込取引に必要な金融機関の情報
たとえば銀行名、支店名が50音順に記録されたデ―タ
ファイルとしてのフロッピ―ディスク19、上記主制御
部11と図示しないホストコンピュ―タ(センタ)との
間のデ―タ伝送を制御する伝送制御部20および電源部
21が設けられている。
【0018】また、上記主制御部11には、外部に設け
られた係員用のリモ―トモニタ22に接続されている。
そして、係員操作部18およびリモ―トモニタ22によ
り、有高検知、金庫の交換、ジャーナルの補充等のロー
カル処理(装置内部の状態を検査する検査処理)が指示
されるようになっている。
【0019】次に、図4を参照して入出金ユニット14
の構成について説明する。この入出金ユニット14は、
大別して上部ユニット30と下部ユニット31で構成さ
れる。
【0020】まず、上部ユニット30の構成について説
明する。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)
上部には、前記紙幣入出金口4が設けられている。
【0021】また、紙幣入出金口4の下方には、紙幣P
を一括収容し得る紙幣収容室32が形成されている。こ
の紙幣収容室32の前部下方には、紙幣収容室32内の
紙幣Pを取出ロ−ラ33を介して順次一枚ずつ取出す取
出装置34が設けられている。また、紙幣収容室32の
一壁面は、他壁面に対して接離する方向に移動可能なバ
ックアップ体35で構成されており、その容量を可変で
きるようになっているとともに、紙幣取込み時には紙幣
Pを取出ロ−ラ33側に付勢するようになっている。
【0022】上部ユニット30の接客面方向(図中左方
向)下部には、第1の鑑査部として、紙幣Pの券種、真
偽、重ね搬送、正損、表裏、破損等の判別を行う第1の
紙幣鑑査装置36が設けられているとともに、この第1
の紙幣鑑査装置36の後側、すなわち、上部ユニット3
0の前後方向中央部には制御部37が設けられている。
【0023】また、制御部37の上方には、入金された
紙幣Pの表裏を取揃えた状態で入金一時集積部38に一
時集積する入金一時集積装置39が設けられている。さ
らに、入金一時集積装置39と前記紙幣収容室32との
間に位置して、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時
集積部40に一時集積後、紙幣収容室32に放出する出
金一時集積装置41が設けられている。
【0024】つぎに、下部ユニット31の構成について
説明する。下部ユニット31内の前後方向中央部には、
接客面方向(図中左方向)から順に第1の金庫50、第
2の金庫51、第3の金庫52が配置されている。これ
らの内、第1の金庫50と第2の金庫51は、一万円紙
幣用の万円庫となっており、残りの第3の金庫52は千
円紙幣用の千円庫となっている。
【0025】各金庫50〜52は、それぞれ上端部分に
紙幣取込手段53と紙幣取出手段54を備えた構成とな
っており、顧客の入金した紙幣Pを収納するとともに、
出金時にここから取出して顧客に支払うリサイクル庫と
して使用する。
【0026】また、下部ユニット31内の接客面方向
(図中左方向)には、駆動源としてのメインモ−タ55
およびこのメインモ−タ55の駆動力を搬送ベルト、ロ
−ラ等の被駆動部に伝達する駆動力伝達系(詳図しな
い)56が設けられているとともに、下部ユニット31
内の背面方向(図中右方向)の下部には、3つの収納型
金庫60,61,62が上下方向に配設されている。
【0027】これら金庫60〜62はカセット化されて
金庫カセット63を構成しており、一体的に取出し可能
となっている。上段の金庫60は入金時の五千円および
破損券を収納する五千円/損券庫であり、中段の金庫6
1は顧客の取忘れた紙幣を保管する取忘れ保管庫であ
り、下段の金庫62は出金および入金(確定後)時のリ
ジェクト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫とな
っている。
【0028】また、金庫カセット63の上方には、上部
ユニット32にも及ぶ状態に、補助金庫(装填庫/移換
庫)65が設けられている。この補助金庫65は、後述
するように、紙幣Pの収納と取出しが同時に行える構成
となっており、リサイクル紙幣の補充に使用する装填庫
として利用したり、算当処理時に金庫50,51,52
の紙幣Pを一旦移換える移換庫として利用するものであ
る。
【0029】また、この補助金庫65の近傍かつ下部ユ
ニット31内には、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正
損、表裏、破損等の判別を行う第2の鑑査部としての第
2の紙幣鑑査装置66が設けられている
【0030】つぎに、図5〜図11を参照して、補助金
庫(装填庫/移換庫)65の構成および動作を説明す
る。先ず、図5および図6を参照して基本構成を説明す
る。
【0031】金庫カセット本体80は、蓋体81を有し
た外部筐体82と紙幣収納室83を形成する内部筐体8
4とからなり、上端側一側部に紙幣取込口85、下端側
一側部に紙幣取出口86が形成された状態となってい
る。
【0032】また、紙幣取込口85の近傍には、取込ロ
−ラ87が配設されいて搬送路R18を介して搬出され
る紙幣Pを紙幣収納室83内に水平状態に送り込むよう
になっている。
【0033】紙幣取出口86の近傍には、送りロ−ラ8
8、取出ロ−ラ89、分離ロ−ラ90等からなる一枚取
出手段91が配設されいて、紙幣収納室83内下部に形
成されるホッパ部83aの紙幣Pを、最下端のものから
順次一枚ずつ水平状態で取出すようになっている。
【0034】また、紙幣収納室83内の上部にはプッシ
ャ95が上下動可能に配置されているとともに、紙幣収
納室83内に介在する状態に、セパレ−タ96,96、
シャッタ97,97、およびリフタ98,98が配設さ
れている。
【0035】これらセパレ−タ96,96、シャッタ9
7,97、およびリフタ98,98は、外部筐体82と
内部筐体84との間に設けられた上下方向が長さ方向と
なるガイドシャフト99,99を案内として上下動可
能、かつ、ガイドシャフト99,99を回動中心として
図6中二点鎖線で示すように紙幣収納室83から退避し
た位置に回動変位できる構成となっている。
【0036】さらに、紙幣収納室83のやや上部には、
回動することにより紙幣収納室83から退避可能な第1
のストッパ100…および第2のストッパ101…が配
置されているとともに、紙幣収納室83の下部には回動
することにより紙幣収納室83から退避可能なバックア
ップ102が設けられている。また、金庫カセット本体
80内上部には、紙幣収納部103が形成されている。
【0037】つぎに、図7〜図11を参照して、補助金
庫65への紙幣Pの収納動作と、補助金庫65からの紙
幣Pの取出し動作を説明する。先ず、図7(a)で示す
ように、補助金庫65に送られた紙幣Pは、取込ロ−ラ
87を介して紙幣収納室83の上部に取込まれ、セパレ
−タ96上に水平状態で集積される。
【0038】そして、紙幣Pの集積枚数に応じてセパレ
−タ96が順次下降し、セパレ−タ96上に約200枚
(ソフトカウント)で集積されると、図7(b)で示す
ように、第1のストッパ100の近くまで下降する。
【0039】この状態で一時紙幣Pの進入を停止し、一
方、図8の(a)で示すように、セパレ−タ96は第1
のストッパ100と第2のストッパ101との間に移動
して、紙幣Pは第1のストッパ100に支えられる。
【0040】ついで、図8(b)で示すように、セパレ
−タ96とシャッタ97は同時にガイドシャフト99を
回動中心として回動し、紙幣収納室83から退避した位
置(図6の二点鎖線位置)となる。
【0041】この後、図9(a)で示すように、プッシ
ャ95が下降し、紙幣Pを第2のストッパ101の下側
まで押込み、リタフ98上に移す。このとき、第1,第
2のストッパ100,101は、紙幣Pによって押され
ることにより、図示しないばね部材の働きで垂直位置
(退避位置)に一旦逃げた後、再び垂直位置から水平位
置に復帰する。なお、プッシャ95の第1,第2のスト
ッパ100,101と対向する部分には、切欠部が形成
された状態となっており、互いに干渉しない構成となっ
ている。
【0042】ついで、図9(b)で示すように、プッシ
ャ95が上昇して元の待機位置に戻るとともに、セパレ
−タ96とシャッタ97が、紙幣収納室83に介在した
位置(図6の実線位置)に戻る。この後、セパレ−タ9
6は、二点鎖線で示す上方位置に移動する。これによ
り、紙幣Pの紙幣収納室83への収納動作を完了する。
【0043】このような、図7(a)〜9(b)の動作
を繰返し、リタフ98上に紙幣Pを約1800枚(約2
50mm)集積可能とする。なお、この間、紙幣収納室8
3内下部のホッパ部83aに、図10(a)中、二点鎖
線で示すように出金用紙幣Pがある場合には、適時、紙
幣Pの取出し動作が可能である。また、バックアップ1
02は、ホッパ部83aの紙幣Pの残り枚数が約200
枚(または高さ検知)になると自動的に退避位置(実線
位置)からホッパ部83aの紙幣を押圧する位置(二点
鎖線位置)に移動する。
【0044】ついで、ホッパ部83aの紙幣Pが無くな
ると、図10(b)で示すように、バックアップ102
は退避位置(実線位置)に戻り、この後、リタフ98が
図11(a)で示すように下降する。そして、リタフ9
8上の紙幣Pが、ホッパ部83aの一枚取出手段91の
送りロ−ラ88と取出ロ−ラ89との上に受渡される。
【0045】この後、リタフ98がガイドシャフト99
を回動中心として回動して、一旦、紙幣収納室83から
退避した位置となった後に上昇し、図11(b)で示す
ように、再び紙幣収納室83内に介在した位置に戻る。
そして、紙幣Pの収納動作と取出し動作が可能となる。
【0046】つぎに、各種処理動作について説明する。
図12および図13は、入金取引時の紙幣の流れをそれ
ぞれ示している。まず、図12において、紙幣入出金口
4から紙幣収納室32に投入されると、この紙幣Pは実
線矢印で示すように、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送
され、入金一時集積装置39に導かれる。この後、入金
一時集積装置39の紙幣搬送路R5あるいはR6に選択
的に振分けられて表裏を取揃えた状態で入金一時集積部
38に一時集積される。
【0047】このとき、紙幣搬送路R2に設けられた第
1の紙幣鑑査装置36で読取れなかったリジェクト紙幣
Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R6から出金
一時集積部40へ導かれて集積された後、紙幣搬送路R
7を介して紙幣収納室32に一括して戻されるととも
に、扉5を開放して顧客に再投入してもらう。
【0048】全ての入金紙幣Pが読取れた時は、CRT
表示部6へ入金額を表示する。顧客が、金額を確認し、
正しければタッチセンサ内蔵のCRT表示部6の[確
認]ボタンを押す。この[確認]ボタンが押されると、
図13中、実線矢印で示すように入金一時集積部38の
紙幣Pが、一枚ずつ取出されて紙幣搬送路R8,R1,
R2,R9,を順次搬送される。
【0049】そして、一万円紙幣Pと千円紙幣Pは、紙
幣搬送路R10側に導かれ、第1の金庫(万円庫)50
もしくは第2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫
(千円庫)52に収容される。また、五千円および破損
券およびリジェクト紙幣Pは、紙幣搬送路R11側に導
かれる。
【0050】そして、五千円および破損券Pは、破線矢
印で示すように、金庫カセット63の上段の金庫(五千
円/損券庫)60に収容される。また、リジェクト紙幣
Pは、二点鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の
下段の金庫(リジェクト庫)62に収納される。
【0051】図14は、出金取引き時の紙幣の流れを示
している。顧客が要求した金額を、第1の金庫(万円
庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51、および第
3の金庫(千円庫)52から取出し、紙幣搬送路R1
0,R15,R2,R3,R4,R6を順次搬送されて
出金一時集積装置41に導かれ、出金一時集積部40に
一時集積される。そして、集積後、紙幣搬送路R7を介
して紙幣収納室32に一括して戻すとともに、扉5を開
放して顧客に支払う。一方、リジェクト紙幣Pは、二点
鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の下段の金庫
(リジェクト庫)62に収納される。
【0052】図15は、取忘れ回収時の紙幣の流れを示
している。出金および入金動作時において、一定時間経
過しても紙幣収容室32に紙幣Pがあると「取忘れ」と
判定される。そして、扉5を閉鎖後、紙幣収容室32の
紙幣Pは取出しロ−ラ33により順次一枚ずつ取込ま
れ、実線矢印で示すように、紙幣搬送路R1,R2,R
9,R11,およびR13を順次搬送されて金庫カセッ
ト63の中段の金庫(取忘れ保管庫)61に回収され
る。
【0053】図16は、出金紙幣が残り少なくなった場
合の補充時の紙幣の流れ(第1のモード)を示してい
る。補助金庫65の紙幣Pを、順次一枚ずつその下端側
から取出し、紙幣搬送路R16に送込む。そして、紙幣
搬送路R16に設けられた第2の紙幣鑑査装置部66に
て金種等をチェックし、出金に適すると鑑査された紙幣
を紙幣搬送路R17およびR10を順次介して金種別に
第1の金庫(万円庫)50、第2の金庫(万円庫)5
1、および第3の金庫(千円庫)52へ紙幣の補充を行
う。この時、発生したリジェクト紙幣Pは、紙幣搬送路
R18を介して補助金庫65の上部に形成された紙幣収
納部103に入れる。このように、第2の紙幣鑑査装置
部66および紙幣搬送路R16、R17、R10は、こ
の発明における第1の計数手段として機能する。
【0054】つぎに、図1を参照して、金庫50,5
1,52へ補充される補助金庫65内の補充用紙幣を予
め鑑査計数する場合の紙幣の流れ(第2のモード)を示
す。まず、通常の顧客向け業務、例えば、出金処理時
は、前述したように、破線矢印の経路で行われる。
【0055】一方、補助金庫65においては、補助金庫
65に人手で詰められた紙幣Pが下方の取出口86から
順次1枚ずつ取出されて紙幣搬送路R16に送り込まれ
る。そして、紙幣搬送路R16およびR18からなる補
充用紙幣戻し搬送路R20を経由して実線矢印で示すよ
うに上方に戻されるとともに、この搬送途上において、
第2の紙幣鑑査装置66により紙幣Pの券種、真偽、重
ね搬送、正損、表裏等の判別が行われる。
【0056】そして、顧客向に出金しても良いと判断さ
れた紙幣Pは、紙幣取込口85から再び補助金庫65の
紙幣収納室83内に戻される。また、リジェクト紙幣や
破損紙幣等は、二点鎖線矢印で示すように同じ補助金庫
65の紙幣収納室103内に入れられる。このように第
2の紙幣鑑査装置66および紙幣戻し搬送路R20は、
この発明における有り高確定手段、および第2の計数手
段として機能する。
【0057】人手で詰められた紙幣Pは、金種、枚数等
を装置として認識していないが、一旦、第2紙幣鑑査装
置66で検知された紙幣Pはこれらのデ−タが認識さ
れ、管理現金となる。したがって、この紙幣Pは、補助
金庫65から顧客向紙幣として出金業務として使用でき
る。
【0058】この通常の出金業務の紙幣の流れ(破線矢
印経路)と、補充用紙幣の鑑査時の紙幣の流れ(実線矢
印経路)とは、図からわかるように、交差することがな
いので、並列処理できることになる。また、入金業務の
場合にも同様である。
【0059】以上により、通常の入出金業務と並列して
補助金庫65内の紙幣Pの計数確定ができ、装置を一時
ダウンさせることなく、入出金業務が続行したままでよ
く、稼働効率の向上と顧客サ−ビスの向上が可能とな
る。また、紙幣Pの無停止補充ができ、装置の稼働時に
紙幣Pの不足が生じた場合であっても補助金庫65から
の直接出金が可能となり、稼働効率のより向上が図れる
ものである。
【0060】また、上記のように構成された自動取引装
置によれば、補助金庫65から取出した貨幣を鑑査した
後、出金に適すると鑑査された貨幣を補助金庫に戻して
収納することにより、補助金庫65に予備の貨幣を収納
して補助の貨幣収納部として使用することができ、収納
貨幣の大容量化を図ることができる。また、補助金庫内
の貨幣の有り高を自動取引装置として確定することがで
きる。
【0061】更に、上記のように構成された自動取引装
置によれば、金庫の貨幣収納量が減少してきた場合に
は、第1のモードを実行することにより、直ちに補助金
庫65から金庫へ貨幣を補充することができる。また、
第2のモードでは、補助金庫65に予備の貨幣を収納す
ることにより、補助金庫を補助の収納部として利用する
ことができ、収納貨幣の大容量化が図れるとともに、補
助金庫内の貨幣の計数確定、有り高確定が可能となる。
なお、本発明は上記一実施例に限らず、種々変形実施可
能なことは勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、補助金庫内に収容した補充用貨幣を一旦取出して鑑
査した後、再び補助金庫内に収容することにより収納貨
幣の大容量化が可能であるとともに、補助金庫に収納さ
れている補充用紙幣を予め鑑査計数することにより有り
高確定が可能な自動取引装置を提供することができる。
【0063】また、この発明によれば、金庫の貨幣収納
量が減少してきた時、直ちに補助金庫から貨幣を補充す
ることができるとともに、補助金庫を補助の収納部とし
て利用することにより収納貨幣の大容量化が可能な自動
取引装置を提供することができる。更に、通常の入出金
業務と並列して補助金庫内の貨幣の有り高を確定でき、
装置を一時停止させることなく、入出金業務が続行した
ままでよく、稼働効率の向上と顧客サ−ビスの向上が可
能となる。また、貨幣の無停止補充ができ、装置の稼働
時に貨幣の不足が生じた場合であっても補助金庫からの
直接出金が可能となり、稼働効率のより向上が図れるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る入出金装置におけ
る補充用紙幣の鑑査計数時の紙幣の流れを示す上記装置
の断面図。
【図2】上記入出金装置全体の外観を示す斜視図。
【図3】上記入出金装置全体の構成を模式的に示す図。
【図4】上記入出金装置の入出金ユニットを示す断面
図。
【図5】上記入出金ユニットにおける補助金庫の概略構
成を示す断面図。
【図6】上記補助金庫の概略構成を示す平面図。
【図7】上記補助金庫の動作を示す断面図。
【図8】上記補助金庫の動作を示す断面図。
【図9】上記補助金庫の動作を示す断面図。
【図10】上記補助金庫の動作を示す断面図。
【図11】上記補助金庫の動作を示す断面図。
【図12】入金時の紙幣の流れを示す上記入出金ユニッ
トの断面図。
【図13】入金時の紙幣の流れを示す上記入出金ユニッ
トの断面図。
【図14】出金時の紙幣の流れを示す上記入出金ユニッ
トの断面図。
【図15】取忘れ紙幣回収時の紙幣の流れを示す上記入
出金ユニットの断面図。
【図16】紙幣装填時の紙幣の流れを示す上記入出金ユ
ニットの断面図。
【符号の説明】
36…第1の鑑査手段 50,51,52…金庫 65…補助金庫 66…第2の鑑査手段 85…紙幣取込口 86…紙幣取出口 R20…補充用紙幣戻し搬送路 P…紙幣。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 - 9/04 G06F 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨幣の入出金を行なう自動取引装置であっ
    て、貨幣の入出金口と、 前記貨幣の出し入れが可能な複数の金庫と、前記入出金口と各金庫との間で貨幣を搬送する第1の搬
    送路と、 この第1の搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑査する
    第1の鑑査部と、 貨幣の入口と出口とが別々に設けられ、貨幣の取出しと
    受入の並列処理が可能で、前記金庫へ補充する補充貨幣
    を収納する補助金庫と、この 補助金庫の出口から取出された貨幣を搬送する第2
    搬送路と、 この第2の搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑査する
    第2の鑑査部と、 この第2の鑑査部により出金に適すると鑑査された貨幣
    を前記補助金庫の入口に戻す戻し搬送路と、 前記第2の鑑査部の監査結果に基づいて前記補助金庫内
    の貨幣の有り高を計数する有り高確定手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】貨幣の入出金を行なう自動取引装置であっ
    て、貨幣の入出金口と、 前記貨幣の出し入れが可能な複数の金庫と、前記入出金口と各金庫との間で貨幣を搬送する第1の搬
    送路と、 この第1の搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑査する
    第1の鑑査部と、 貨幣の入口と出口とが別々に設けられ、貨幣の取出しと
    受入の並列処理が可能で、前記金庫へ補充する補充貨幣
    を収納する補助金庫と、 この補助金庫の出口から取出された貨幣を前記金庫に搬
    送する第2の搬送路と、 この第2の搬送路に設けられ搬送される貨幣を鑑査する
    第2の鑑査部と、前記第2の 搬送路から分離して設けられ、前記補助金庫
    の出口から取出された貨幣を前記補助金庫の入口に戻す
    戻し搬送路と、 前記補助金庫の出口から取出された貨幣を前記第2の鑑
    査部で鑑査し、出金に適すると鑑査された貨幣を前記金
    庫に収納する第1の計数手段と、 前記補助金庫の出口から取出された貨幣を前記第2の鑑
    査部で鑑査し、出金に適すると鑑査された貨幣を前記戻
    し搬送路によって前記補助金庫の入口に戻す第2の計数
    手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
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