JP2908544B2 - 自動取引装置及び入出金装置に対する補充紙幣の金額確定方法 - Google Patents

自動取引装置及び入出金装置に対する補充紙幣の金額確定方法

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JP2908544B2
JP2908544B2 JP2235711A JP23571190A JP2908544B2 JP 2908544 B2 JP2908544 B2 JP 2908544B2 JP 2235711 A JP2235711 A JP 2235711A JP 23571190 A JP23571190 A JP 23571190A JP 2908544 B2 JP2908544 B2 JP 2908544B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば銀行の機械化コーナなどに設置
され、紙幣の入金、出金を自動的に行う入出金装置等の
自動取引装置及び入出金装置に対する補充紙幣の金額確
定方法に関する。
(従来の技術) 近年、入出金装置(ATM)は、装置内の現金管理の向
上に対するニーズが高くなると同時に、土曜日等の休日
運用や平日の長時間運用等の市場環境の変化に対応して
紙幣をはじめとする媒体の補充の自動化、容易化へのニ
ーズが急速に高まっている。
従来、入出金装置への紙幣の補充は、装填庫と呼ばれ
る補充用の補助金庫(金庫カセット)に現金を人手で詰
めて、入出金装置にセットしていたが、これだけでは、
どの券種を何枚補充したかを装置として管理できないの
で、これを順次、入金紙幣および出金紙幣を鑑査する鑑
査装置を経由して各金庫に装填し、各金庫内の紙幣の枚
数を確定させていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来においては、補助金庫(装填
庫)から、入出金業務で使用する鑑査装置を経由して、
各金庫に装填するという補充方式及び補充枚数確定方法
であるため、補充(枚数確定)している間、入出金業務
が行えず、装置を一時ダウンさせる必要があり、顧客サ
ービス上問題となっていた。
また、補充用の搬送路でジャム等のトラブルが発生す
ると復旧処置のため装置が停止して、顧客サービス上問
題となっていた。
この発明は、装置の顧客業務を稼働させたまま補充紙
幣の計数確定が行える自動取引装置及び入出金装置に対
する補充紙幣の金額確定方法を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、上記課題を解決するために、紙幣の入出
金を行う自動取引装置であって、前記紙幣の出入れが可
能な複数の金庫と、これら金庫に収納すべき入金紙幣あ
るいは金庫から取出された出金紙幣を搬送する第1の搬
送手段と、この第1の搬送手段を駆動する第1の駆動手
段と、前記第1の搬送手段に設けられ、搬送される入金
紙幣及び出金紙幣を鑑査する第1の鑑査手段と、前記金
庫へ補充する補充用紙幣を積層状態で収納するととも
に、紙幣を一端部から受入れて収納し他端部より取出す
ことにより紙幣の受入れと送出しの並列処理を行う補助
金庫と、この補助金庫の入口と出口をつなぐように設け
られ補助金庫の他端部より送出された補充用紙幣を搬送
して再び補助金庫に収納できるように補助金庫の一端部
へ戻す第2の搬送手段と、前記第1の駆動手段と独立し
て動作可能で、前記第2の搬送手段を駆動する第2の駆
動手段と、前記第2の搬送手段に設けられ補充用紙幣を
鑑査計数する第2の鑑査手段とを具備した構成としたも
のである。
また、この発明は上記課題を解決するために、紙幣の
出入れが可能な複数の金庫と、これら金庫に収納すべき
入金紙幣あるいは金庫から取出された出金紙幣を搬送す
る搬送手段と、この搬送手段に設けられ、搬送される入
金紙幣及び出金紙幣を鑑査する鑑査手段とを有する入出
金装置に対して補助金庫から紙幣の補充を行うものであ
って、補充紙幣を収納する補助金庫から紙幣を取出す取
出しステップと、この取出しステップで取出された紙幣
を前記入出金装置の搬送手段と独立した搬送手段で搬送
するステップと、搬送されている紙幣を前記入出金装置
の鑑査手段とは異なる鑑査手段により鑑査するステップ
と、鑑査された紙幣を前記入出金装置の搬送手段を介す
ること無く前記補助金庫に戻すステップと、前記鑑査手
段によって鑑査された結果に基づいて補助金庫に収納さ
れている紙幣の計数確定を行うステップとからなるもの
である。
(作用) この発明によれば、補助金庫内に収容した補充用紙幣
を一旦取出して再び収容できるとともに、補充用紙幣を
予め鑑査計数することができる。この様に、補助金庫と
して独立した計数確定できる搬送路を持っているため、
通常の入出金業務と並列して補助金庫内の紙幣の計数確
定ができ、装置を一時ダウンさせることなく、入出金業
務が続行したままでよく、稼働効率の向上と顧客サービ
スの向上が可能となる。また、第1の駆動手段と第2の
駆動手段とは独立して動作可能であるため、どちらか一
方の搬送手段に異常が発生した場合であっても他方の搬
送手段のみを動作させることができ、稼働効率を向上さ
せることができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第2図はこの発明に係わる自動取引装置としての入出
金装置1の外観を示し、次のような構成となっている。
すなわち、筐体2の全面には略L字形状の操作部3が
形成されている。この操作部3の水平面には、預金、振
替、振込すべき紙幣Pあるいは出金される紙幣Pを、多
数枚一括して投入あるいは取出しが可能な紙幣入出金口
4が設けられていて、この紙幣入出金口4には開閉自在
な扉5が設けられている。
また、操作部3の水平面には、タッチセンサ内蔵のカ
ラーCRT表示部6が設けられている。このCRT表示部6
は、操作手順、その他の情報をイラスト、文字あるいは
文言によってCRT画面に表示し、利用者を誘導するとと
もに、その表示によって暗証番号、金額、口座番号、取
引の承認、確認あるいは取引などに応じた表示部分を押
圧することによりタッチセンサ(図示しない)がそれを
検知し、後述する主制御部11への対応する信号を出力す
るいわゆるキー操作が行われるものである。
すなわち、たとえば「お振込人名を押してください」
という文言を表示するとともに、振込人名を投入するカ
タカナキー、英数指定キー、および振込先の事業所形態
を支持するキーの表示を行うようになっている。そし
て、機械の操作やステップの状態が変化するごとに内容
と表示を変化させていくようになっている。
また、操作部3の垂直面には、暗証番号および口座情
報が記録されている取引媒体としての磁気カードAを挿
入するカード挿入口7、通帳Bを挿入する通帳挿入口
8、硬貨Cを投入する硬貨投入口9、硬貨Cの釣銭を受
取る硬貨釣銭受取口10などが設けられている。
また、筺体2内には、第3図に示すように、全体を制
御する主制御部11、上記カード挿入口7から挿入された
カードAを受入れてカードA上の磁気ストライプ部から
暗証番号、口座番号などの口座情報を受取る磁気カード
リーダ部12、上記通帳挿入口8から挿入された通帳Bの
磁気ストライプ部を読取るとともに通帳Bおよび図示し
ないジャーナル用紙に取引内容を記録する通帳プリント
部13が設けられている。
さらに、上記紙幣入出金口4に挿入された紙幣Pを受
入れて指定された金額の紙幣Pを上記紙幣入出金口4に
払出す入出金ユニット14、上記硬貨挿入口9に投入され
た硬貨Cを受入れて指定された金額の硬貨Cを上記硬貨
受取口9に払出す硬貨入出金ユニット15、上記CRT表示
部5によって構成される接客ユニット16、図示しないス
ピーカにより顧客に音声案内を行う音声案内ユニット1
7、係員用の内部モニタを有する係員操作部18が設けら
れている。
さらに、振込取引に必要な金融機関の情報たとえば銀
行名、支店名が50音順に記録されたデータファイルとし
てのフロッピーディスク19、上記主制御部11と図示しな
いホストコンピュータ(センサ)との間のデータ伝送を
制御する伝送制御部20および電源部21が設けられてい
る。
また、上記主制御部11には、外部に設けられた係員用
のリモートモニタ22に接続されている。
そして、係員操作部18およびリモートモニタ22によ
り、有高検知、金庫の交換、ジャーナルの補充等のロー
カル処理(装置内部の状態を検査する検査処理)が指示
されるようになっている。
次に、第4図を参照して入出金ユニット14の構成につ
いて説明する。
この入出金ユニット14は、大別して上部ユニット30と
下部ユニット31で構成される。
まず、上部ユニット30の構成について説明する。
上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)上部に
は、前記紙幣入出金口4が設けられている。
また、紙幣入出金口4の下方には、紙幣Pを一括収容
し得る紙幣収容室32が形成されている。この紙幣収容室
32の前部下方には、紙幣収容室32内の紙幣Pを取出ロー
ラ33を介して順次一枚ずつ取出す取出装置34が設けられ
ている。また、紙幣収容室32の一壁面は、他壁面に対し
て接離する方向に移動可能なバックアップ体35で構成さ
れており、その容量を可変できるようになっているとと
もに、紙幣取込み時には紙幣Pを取出ローラ33側に付勢
するようになっている。
上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)下部に
は、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正損、表裏、破損
等の判別を行う第1の鑑査手段としての第1の紙幣鑑査
装置36が設けられているとともに、この第1の紙幣鑑査
装置36の後側、すなわち、上部ユニット30の前後方向中
央部には制御部37が設けられている。
また、制御部37の上方には、入金された紙幣Pの表裏
を取揃えた状態で入金一時集積部38に一時集積する入金
一時集積装置39が設けられている。
さらに、入金一時集積装置39と前記紙幣収容室32との
間に位置して、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時
集積部40に一時集積後、紙幣収容室32に放出する出金一
時集積装置41が設けられている。
つぎに、下部ユニット31の構成について説明する。
下部ユニット31内の前後方向中央部には、接客面方向
(図中左方向)から順に第1の金庫50、第2の金庫51、
第3の金庫52が配置されている。
これらの内、第1の金庫50と第2の金庫51は、一万円
紙幣用の万円庫となっており、残りの第3の金庫52は千
円紙幣用の千円庫となっている。
各金庫50〜52は、それぞれ上端部分に紙幣取込手段53
と紙幣取出手段54を備えた構成となっており、顧客の入
金した紙幣Pを収納するとともに、出金時にここから取
出して顧客に支払うリサイクル庫として使用する。
また、下部ユニット31内の接客面方向(図中左方向)
には、駆動源としての第1のモータMおよびこの第1の
モータ55の駆動力を搬送ベルト、ローラ等の被駆動部に
伝達する駆動力伝達系後述するが設けられているととも
に、下部ユニット31内の背面方向(図中右方向)の下部
には、3つの収納型金庫60,61,62が上下方向に配設され
ている。
これら金庫60〜62はカセット化されて金庫カセット63
を構成しており、一体的に取出し可能となっている。
上段の金庫60は入金時の五千円および破損券を収納す
る五千円/損券庫であり、中段の金庫61は顧客の取忘れ
た紙幣を保管する取忘れ保管庫であり、下段の金庫62は
出金および入金(確定後)時のリジェクト紙幣(排除紙
幣)を収納するリジェクト庫となっている。
また、金庫カセット63の上方には、上部ユニット32に
も及ぶ状態に、補助金庫(装填庫/移管庫)65が設けら
れている。この補助金庫65は、後述するように、紙幣P
の収納と取出しが同時に行える構成となっており、リサ
イクル紙幣の補充に使用する装填庫として利用したり、
算当処理時に金庫50,51,52の紙幣Pを一旦移換える移換
庫として利用するものである。
また、この補助金庫65の近傍かつ下部ユニット31内に
は、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正損、表裏、破損
等の判別を行う第2の鑑査手段としての第2の紙幣鑑査
装置66が設けられている。
また、上部ユニット30および下部ユニット31内には、
複数の搬送ベルトやローラ等が配設されていて、複数の
紙幣搬送路R1〜R19が形成されているとともに、紙幣P
の搬送方向を振分ける振分手段としてのゲート70…およ
び紙幣の通過や残りを検知する光学的な紙幣検知手段71
…が配置されている。
つぎに、第5図〜第7図を参照して、補助金庫(装填
庫)65の構成および動作を説明する。
先ず、第5図および第6図を参照して基本構成を説明
する。
金庫カセット本体80は、蓋体81を有した外部筺体82と
紙幣収納室83を形成する内部筺体84とからなり、上端側
一側部に紙幣取込口85、下端側一側部に紙幣取出口86が
形成された状態となっている。
また、紙幣取出口85の近傍には、取込ローラ87が配設
されていて搬送路R18を介して搬出される紙幣Pを紙幣
収納室83内に水平状態に送り込むようになっている。
紙幣取出口86の近傍には、送りローラ88、取出ローラ
89、分離ローラ90等からなる一枚取出手段91が配設され
ていて、紙幣収納室83内下部に形成されるホッパ部83a
の紙幣Pを、最下端のものから順次一枚ずつ水平状態で
取出すようになっている。
また、紙幣収納室83内の上部にはプッシャ95が上下動
可能に配置されているとともに、紙幣収納室83内に介在
する状態に、セパレータ96,96、シャッタ97,97、および
リフタ98,98、が配設されている。
これらセパレータ96,96、シャッタ97,97、およびリフ
タ98,98は、外部筐体82と内部筐体84との間に設けられ
た上下方向が長さ方向となるガイドシャフト99,99を案
内として上下可能、かつ、ガイドシャフト99,99を回動
中心として第6図中二点鎖線で示すように紙幣収納室83
から退避した位置に回動変位できる構成となっている。
さらに、紙幣収納室83のやや上部には、回動すること
により紙幣収納室83から退避可能な第1のストッパ100
…および第2のストッパ101…が配置されているととも
に、紙幣収納室83の下部には回動することにより紙幣収
納室83から退避可能なバックアップ102が設けられてい
る。
また、金庫カセット本体80内上部には、紙幣収納部10
3が形成されている。
つぎに、第7図を参照して、補助金庫65への紙幣Pの
収納動作と、補助金庫65からの紙幣Pの取出し動作を説
明する。
先ず、第7図の(a)で示すように、補助金庫65に送
られた紙幣Pは、取込ローラ87を介して紙幣収納室83の
上部に取込まれ、セパレータ96上に水平状態で集積され
る。
そして、紙幣Pの集積枚数に応じてセパレータ96が順
次下降し、セパレータ96上に約200枚(ソフトカウン
ト)で集積されると、第7図の(b)で示すように、第
1のストッパ100の近くまで下降する。
この状態で一時紙幣Pの進入を停止し、一方、第7図
の(c)で示すように、セパレータ96は第1のストッパ
100と第2のストッパ101との間に移動して、紙幣Pは第
1のストッパ100に支えられる。
ついで、第7図の(d)で示すように、セパレータ96
とシャッタ97は同時にガイドシャフト99を回動中心とし
て回動し、紙幣収納室83から退避した位置(第6図の二
点鎖線位置)となる。
この後、第7図の(e)で示すように、プッシャ95が
下降し、紙幣Pを第2のストッパ101の下側まで押込
み、リタフ98上に移す。
このとき、第1,第2のストッパ100,101は、紙幣Pに
よって押されることにより、図示しないばね部材の働き
で垂直位置(退避位置)に一旦逃げた後、再び垂直位置
から水平位置に復帰する。なお、プッシャ95の第1,第2
のストッパ100,101と対向する部分には、切欠部が形成
された状態となっており、互いに干渉しない構成となっ
ている。
ついで、第7図の(f)で示すように、プッシャ95が
上昇して元の待機位置に戻るとともに、セパレータ96と
シャッタ97が、紙幣収納室83に介在した位置(第6図の
実線位置)に戻る。この後、セパレータ96は、二点鎖線
で示す上方位置に移動する。
これにより、紙幣Pの紙幣収納室83への収納動作を完
了する。
このような、第7図の(a)〜(f)の動作を繰返
し、リタフ98上に紙幣Pを約1800枚(約250mm)集積可
能とする。
なお、この間、紙幣収納室83内下部のホッパ部83a
に、第7図の(g)中、二点鎖線で示すように出金用紙
幣Pがある場合には、適時、紙幣Pの取出し動作が可能
である。また、バックアップ102は、ホップ部83aの紙幣
Pの残り枚数が約200枚(または高さ検知)になると自
動的に退避位置(実線位置)からホッパ部83aの紙幣を
押圧する位置(二点鎖線位置)に移動する。
ついで、ホッパ部83aの紙幣Pが無くなると、第7図
の(h)で示すように、バックアップ102は退避位置
(実線位置)に戻り、この後、リタフ98が第7図の
(i)で示すように下降する。そして、リタフ98上の紙
幣Pが、ホッパ部83aの一枚取出手段91の送りローラ88
と取出ローラ89との上に受渡される。
この後、リタフ98がガイドシャフト99を回動中心とし
て回動して、一旦、紙幣収納室83から退避した位置とな
った後に上昇し、第7図の(i)で示すように、再び紙
幣収納室83内に介在した位置に戻る。
そして、紙幣Pの収納動作と取出し動作が可能とな
る。
つぎに、各種処理動作について説明する。
第8図Aおよび第8図Bは、入金取引時の紙幣の流れ
を示す。
まず、第8図Aおいて、紙幣入出金口4から紙幣収納
室32に投入されると、この紙幣Pは実線矢印で示すよう
に、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送され、入金一時集積装
置39に導かれる。この後、入金一時集積装置39の紙幣搬
送路R5あるいはR6に選択的に振分けられて表裏を取揃え
た状態で入金一時集積部38に一時集積される。
このとき、紙幣搬送路R2に設けられた第1の紙幣鑑査
装置36で読取れなかったリジェクト紙幣Pは、破線矢印
で示すように、紙幣搬送路R6から出金一時集積部40へ導
かれて集積された後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収納室
32に一括して戻されるとともに、扉5を開放して顧客に
再投入してもらう。
全ての入出金紙幣Pが読取れた時は、CRT表示部6へ
入金額を表示する。
顧客が、金額を確認し、正しければタッチセンサ内蔵
のCRT表示部6の[確認]ボタンを押す。
この[確認]ボタンが押されると、第8図B中、実線
矢印で示すように入金一時集積部38の紙幣Pが、一枚ず
つ取出されて紙幣搬送路R8,R1,R2,R9,を順次搬送され
る。
そして、一万円紙幣Pと千円紙幣Pは、紙幣搬送路R
10側に導かれ、第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の
金庫(万円庫)51,および第3の金庫(千円庫)52に収
容される。
また、五千円および破損券およびリジェクト紙幣P
は、紙幣搬送路R11g側に導かれる。
そして、五千円および破損券Pは、破線矢印で示すよ
うに、金庫カセット63の上段の金庫(五千円/損券庫)
60に収容される。また、リジェクト紙幣Pは、二点鎖線
矢印で示すように、金庫カセット63の下段の金庫(リジ
ェクト庫)62に収納される。
第9図は、出金取引き時の紙幣の流れを示す。
顧客が要求した金額を、第1の金庫(万円庫)50もし
くは第2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫(千円
庫)52から取出し、紙幣搬送路R10,R15,R2,R3,R4,R6
順次搬送されて出金一時集積装置41に導かれ、出金一時
集積部40に一時集積される。そして、集積後、紙幣搬送
路R7を介して紙幣収納室32に一括して戻すとともに、扉
5を開放して顧客に支払う。
一方、リジェクト紙幣Pは、二点鎖線矢印で示すよう
に、金庫カセット63の下段の金庫(リジェクト庫)62に
収納される。
出金および入金動作時において、一定時間経過しても
紙幣収容室32に紙幣Pがあると「取忘れ」と判定され
る。そして、扉5を閉鎖後、紙幣収容室32の紙幣Pは取
出しローラ33により順次一枚ずつ取込まれ、紙幣搬送路
R1,R2,R9,R11,およびR13を順次搬送された金庫カセット
63の中段の金庫(取忘れ保管庫)61に回収される。
第10図は、出金紙幣が残り少なくなった場合の補充時
の紙幣の流れを示す。
補助金庫65の紙幣Pを、順次一枚ずつその下端部から
取出し、紙幣搬送路R16に送込む。そして、紙幣搬送路R
16に設けられた第2の紙幣鑑査装置部44にて金種等をチ
ェックし、紙幣搬送路R17およびR10を順次介して第1の
金庫(万円庫)50、第2の金庫(万円庫)51、および第
3の金庫(千円庫)52へ紙幣の補充を行う。この時、発
生したリジェクト紙幣Pは、紙幣搬送路R18を介して補
助金庫65の上部に形成された紙幣収納部103に入れる。
つぎに、第11図を参照して、金庫50,51,52へ補充され
る補助金庫内の補充用紙幣を予め鑑査計数する場合の紙
幣の流れを示す。
まず、通常の顧客向け業務、例えば、出金処理時は、
前述したように、破線矢印の経路で行われる。
一方、補助金庫65においては、補助金庫65に人手で詰
められた紙幣Pが下方の取出口86から順次1枚ずつ取出
されて紙幣搬送路R16に送り込まれる。
そして、紙幣搬送路R16およびR18からなる補充用紙幣
戻し搬送路R20を経由して実線や矢印で示すように上方
に戻されるとともに、この搬送途上において、第2の紙
幣鑑査装置66により紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正
損、表裏等の判別が行われる。
そして、顧客向に出金しても良いと判断された紙幣P
は、紙幣取込口85から再び補助金庫65の紙幣収納室83内
に戻される。また、リジェクト紙幣や破損紙幣等は、二
点鎖線矢印で示すように同じ補助金庫65の紙幣収納室10
3内に入れられる。
人手で詰められた紙幣Pは、金種、枚数等を装置とし
て認識していないが、一旦、第2紙幣鑑査装置66で検知
された紙幣Pはこれらのデータが認識され、管理現金と
なるる。したがって、この紙幣Pは、補助金庫65から顧
客向紙幣として出金業務として使用できる。
第12図に示すように通常の入出金業務の紙幣の流れ
(破線矢印経路)と、補充用紙幣の鑑査時の紙幣の流れ
(実線矢印経路)とは、交差することがないので、並列
処理できることになる。
次に上述した紙幣入出金ユニット14における各搬送路
R1〜R19駆動機構について説明する。
下部ユニット31内のメインモータMの駆動力はベルト
B1,ギアG1,ベルトB2,ギアG2,G3,G4を介して上部ユニッ
ト14のギアG5に伝達される。ギアG5はギアG6,G7,ベルト
B3を介してギアG8を駆動する。ギアG5,G6,G7,G8は搬送
路R1を駆動する。
ギアG8はベルトB7を介してギアG9を駆動するとともに
ギアG9はギアG10を駆動して搬送路R12を動作させる。
ギアG10はベルトB5を介してギアG11を駆動して搬送路
R2を駆動する。又ギアG11はギアG12,ベルトB6を介して
ギアG13を駆動し搬送路R4を駆動する。
上記上部ユニット30には第2のモータ104が設けられ
ており、このモータ104に設けられたギア105にはベルト
B8が接続されており、クラッチ104のON/OFFによりギアG
13の駆動力をギアG14に選択的に伝達するようになって
いる。ギアG14はギアG18ベルトB9により、ギアG16,G17
を駆動し、さらにギアG18を介しギアG19、ベルトB10
ギアG20,G21を駆動して搬送路R18を駆動する。
さらに上述したベルトB2はギアG23,G24,ベルトB11
介してギアG25乃至G32を駆動して搬送路R10を駆動す
る。
又、ギアG32はギアG33、ベルトB12を介してギアG34
至G37を駆動して搬送路R10を駆動する。
又、搬送路R5はギアG38ベルトB13、ギアG39により駆動
され、搬送路R6はギアG40,G41,G42,G43により駆動され
る。さらに搬送路R7はギアG44,G45,G46,G47により駆動
され、搬送路R9,R17,R19はギアG48,G49により駆動され
る。
このように第1のモータMは入出金取引を行う第1の
搬送手段200(R1乃至R15)を駆動し、第2のモータ104
は補助金庫65内の紙幣の計数確定を行う第2の搬送手段
201(R16,R18)を駆動する。
従って第2の搬送手段201にジャム(詰り)等の異常
が発生した場合には主制御部11は第2のモータ104をOFF
にして第2搬送手段を駆動しないように入出金ユニット
14を制御する。
又、逆に第1の搬送手段200にジャム等の異常が発生
した場合には、第1のモータMをOFFにして第1の搬送
手段を駆動しないように入出金ユニット14を制御する。
このように第1及び第2の搬送手段200,201は独立し
て動作可能であり、どちらか一方が停止しても他方は動
作できる。
又、内部モニタ18には第2のモータ104をON/OFFさせ
るスイッチが設けられており、補助金庫65の着脱時に
は、このスイッチをOFFにして第2の搬送手段201が駆動
されていない状態で着脱を行う。
従って入出金取引中であっても補助金庫65の着脱が行
える。
以上により、通常の入出金業務と並列して補助金庫65
内の紙幣Pの計数確定ができ、装置を一時ダウンさせる
ことなく、入出金業務が続行したままでよく、稼働効率
の向上と顧客サービスの向上が可能となる。また、紙幣
Pの無停止補充ができ、装置の稼働時に紙幣Pの不足が
生じた場合であっても補助金庫65からの直接出金が可能
となり、稼働効率のより向上が図れるものである。
さらにまた上述の構成により、第1の搬送手段200
と、第2の搬送手段201とは第1のモータ及び第2のモ
ータ104で、独立して駆動できるため、入出金取引と補
助金庫内紙幣の計数確認とが並列して処理できるばかり
でなく、第1のモータMを駆動して入出金取引のみを行
うことや、台2のモータを駆動して補助金庫内紙幣の計
数確認のみを行うことができる。即ち、第1の搬送手段
200を停止して第2の搬送手段201のみを駆動させたり、
第2の搬送手段201を停止して第1の搬送手段200を駆動
することができ、一方が停止しても、他方の搬送手段に
よる動作が可能である。
このため、入出金取引、補助金庫紙幣の計数確認の一
方が停止しても他方の処理は継続して行え、装置の稼働
率が向上する。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、補助金庫内
に収容した補充用紙幣を一旦取出して再び収容できると
ともに、補充用紙幣を予め鑑査計数することができる。
この様に、補助金庫として独立した計数確定できる第2
の搬送手段を有しているため、装置を一時ダウンさせる
ことなく、入出金業務を継続したまま通常の入出金業務
と並列して補助金庫内の紙幣の計数確定ができ、稼働効
率の向上と顧客サービスの向上ができるといった効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は入出金ユニット14の駆動機構を示す断面図、第
2図は入出金装置全体の外観斜視図、第3図は入出金装
置の構成図、第4図は入出金ユニットの構成図、第5図
は補助金庫の概略構成を示す正面図、第6図は補助金庫
の内部機構を示す平面図、第7図は補助金庫の動作状態
を示す図、第8図は入金時の紙幣の流れを示す図、第9
図は出金時の紙幣の流れを示す図、第10図は装填時の紙
幣の流れを示す図、第11図は補助金庫内紙幣の計数確認
時の紙幣の流れを示す図、第12図は並列処理を説明する
ための紙幣の流れを示す図である。 36……第1の鑑査手段、50,51,52……金庫、65……補助
金庫、66……第2の鑑査手段、85……紙幣取込口、86…
…紙幣取出口、R20……補充用紙幣戻し搬送路、202……
第1の駆動機構、203……第2の駆動機構、M……第1
のモータ、P……紙幣、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R
10,R11,R12,R13,R14,R15……第1の搬送手段、R16,R18
……第2の搬送手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣の入出金を行う自動取引装置であっ
    て、 前記紙幣の出入れが可能な複数の金庫と、 これら金庫に収納すべき入金紙幣あるいは金庫から取出
    された出金紙幣を搬送する第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段を駆動する第1の駆動手段と、 前記第1の搬送手段に設けられ、搬送される入金紙幣及
    び出金紙幣を鑑査する第1の鑑査手段と、 前記金庫へ補充する補充用紙幣を積層状態で収納すると
    ともに、紙幣を一端部から受入れて収納し他端部より取
    出すことにより紙幣の受入れと送出しの並列処理を行う
    補助金庫と、 この補助金庫の入口と出口をつなぐように設けられ補助
    金庫の他端部より送出された補充用紙幣を搬送して再び
    補助金庫に収納できるように補助金庫の一端部へ戻す第
    2の搬送手段と、 前記第1の駆動手段と独立して動作可能で、前記第2の
    搬送手段を駆動する第2の駆動手段と、 前記第2の搬送手段に設けられ補充用紙幣を鑑査計数す
    る第2の鑑査手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】紙幣の出入れが可能な複数の金庫と、これ
    ら金庫に収納すべき入金紙幣あるいは金庫から取出され
    た出金紙幣を搬送する搬送手段と、この搬送手段に設け
    られ、搬送される入金紙幣及び出金紙幣を鑑査する鑑査
    手段とを有する入出金装置に対して補助金庫から紙幣の
    補充を行うものであって、 補充紙幣を収納する補助金庫から紙幣を取出す取出しス
    テップと、 この取出しステップで取出された紙幣を前記入出金装置
    の搬送手段と独立した搬送手段で搬送するステップと、 搬送されている紙幣を前記入出金装置の鑑査手段とは異
    なる鑑査手段により鑑査するステップと、 鑑査された紙幣を前記入出金装置の搬送手段を介するこ
    と無く前記補助金庫に戻すステップと、 前記鑑査手段によって鑑査された結果に基づいて補助金
    庫に収納されている紙幣の計数確定を行うステップと、 からなることを特徴とする入出金装置に対する補充紙幣
    の金額確定方法。
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