JP4892774B2 - 紙幣出金ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入出金環流式の現金自動取引装置等のような紙幣を取り扱う紙幣出金ユニットに関する。
【0002】
【従来技術】
銀行等の金融機関において、現金自動支払機や現金自動預出金機等の現金自動取引装置(以下、ATMという。)の普及は目覚ましく、銀行営業店業務の70%近くをATMで処理するまでに至っている。
ATMは銀行の機械化コーナー等に設置され、現金の人出金業務に利用されている。このようなATMは紙幣を取り扱うためのカセット,ホッパ,一時収納部等のユニットを内蔵しており、これらのユニットは紙幣を円滑に搬送路に送り出すために紙幣取り出し機構を備えている。また、カセットは一万円券を収納する万円庫と一千円券を収納する千円庫を備えている。
【0003】
そして、顧客による出金取引において、千円単位は千円券で出金されるのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上記構成の従来技術では、千円単位の出金において、千円券のみの使用では枚数が多くなることが有り、顧客にとってかさばるなどの問題があった。
さらに、処理する紙幣の総枚数も多くなるため、紙詰まりなどの障害も発生しやすいという問題があった。
【0005】
また、従来は流通量の多い一万円券と一千円券をそれぞれ収納するために2つのカセットを備えていたが(3つ以上のカセットを備えたタイプもある。流通量の少ない5千円券はカセットとは別の収納部へ収納。)、2千円券が発券されることにより、2つのカセットでは3金種の紙幣を収納することが不可能となってしまうという問題があった。
【0006】
また、従来通りの使用法で2千円券を5千円券と同様リジェクトさせて、カセットとは別の収納部へ収納する方法も考えられるが、2千円券の流通量が増加した場合、2千円券と5千円券で収納部が満杯になるため、係員が何度も収納部を空にしなければならなくなるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、紙幣出金ユニットが、複数の金種の紙幣を混合集積した金庫である混合集積金庫と、紙幣の金種を判別する紙幣鑑査装置と、指定金額の出金に供する出金用紙幣を集積する第1の一時集積部と、出金には供さない非出金用紙幣を集積する第2の一時集積部とを備え、前記指定金額の出金時に、前記混合集積金庫から繰り出した紙幣の金種を、前記紙幣鑑査装置で判別し、優先的に出金する金種の紙幣は前記出金用紙幣として前記第1の一時集積部に集積し、前記指定金額を超える前記優先的に出金する金種の紙幣は前記非出金用紙幣として前記第2の一時集積部に集積し、前記第1の一時集積部に集積した紙幣を出金することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態例を図面を用いて説明する。
第1実施の形態例
図1は本発明の第1実施の形態例の入出金ユニットの外観斜視図、図2は同入出金ユニット装置のブロック図、図3は同入出金ユニットの概略側面図である。
【0010】
図において、入出金ユニット1の筐体2の前面には略L次形状の操作部3が形成されている。この操作部3の水平面には、預金、振替、振込すべき紙幣Pあるいは出金される紙幣Pを、多数枚一括して投入あるいは取り出しが可能な紙幣人出金口4が設けられていて、この紙幣入出金口4には開閉自在な扉5が設けられている。
【0011】
また、操作部3の水平面には、タッチセンサ内蔵のカラーCRT表示部6が設けられいる。このCRT表示部6は、操作手順、その他の情報をイラスト、文字あるいは文言によってCRT画面に表示し、利用者を誘導するとともに、その表示によって暗証番号、金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取り消しなどに応じた表示部分を押圧することによりタッチセンサ(図示しない)がそれを検知し、後述する主制御部11への対応する信号を出力するいわゆるキー操作が行われるものである。
【0012】
また、操作部3の垂直面には、暗証番号および口座番号が記録されている取引媒体としての磁気カ−ドAを挿入するカード挿入口7、通帳Bを挿入する通帳挿入口8、硬貨Cを投入する硬貨入出金口9などが設けられている。
また、筐体2内には、図2に示すように、全体を制御する主制御部11、上記カード挿入口7から挿入されたカードAを受け入れてカードA上の磁気ストライプ部から暗証番号、口座番号などの口座情報を受け取る磁気カードリーダ部12、上記挿入口8から挿入された通帳8の磁気ストライプ部を読みとるとともに通帳Bおよび図示しないジャーナル用紙に取引内容を記録する通帳プリンタ部13が設けられている。
【0013】
さらに、上記紙幣入出金口4に挿入された紙幣Pを受け入れて指定された金額の紙幣Pを上記紙幣入出金口4に払い出す入出金ユニット14、上記硬貨挿入出金口9に投入された硬貨Cを受け入れて指定された金額の硬貨C上記硬貨入出金口9に払い出す硬貨入出金ユニット15、上記CRT表示部5によって構成される接客ユニット16、係員用の内部モニタを有する係員操作部18が設けられている。
【0014】
さらに、振り込み取引に必要な金融機関の情報たとえば銀行、支店名が5音順に記録されたデータフアイルとしてのフロッピーディスク19、上記主制御部11と図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を制御する伝送制御部20および電源部21が設けられている。
また、上記主制御部11は、外部に設けられた係員用のリモートモニタ22に接続されている。そして、係員操作部18およびリモートモニタ22により、有り高検知、金庫の交換、ジヤーナルの補充等の処理が指示されるようになっている。
【0015】
次に図3を参照して入出金ユニット14の構成について説明する。
この入出金ユニット14は、大別して上部ユニット30と下部ユニット31で構成されている。
まず、上部ユニット30の構成について説明する。
上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)上部には、前記紙幣人出金口4が設けられている。
【0016】
また、紙幣人出金口4の下方には、紙幣Pを一括収容し得る紙幣収容室32が形成されている。この紙幣収容室32の前部下方には、紙幣収容室32内の紙幣Pを取り出しローラ33を介して順次一枚ずつ取り出す取り出し装置34が設けられている。また、紙幣収容室32の一壁面は、他壁面に対して接離する方向に移動可能なバックアップ体35で構成されており、その容量を可変できるようになっているとともに、紙幣取り込み時には紙幣Pを取り出しローラ33側に付勢するようになっている。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)下部には、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正損、表裏、破損等の判別を行う鑑査手段としての紙幣鑑査装置36が設けられているとともに、この紙幣鑑査装置36の後ろ側、すなわち上部ユニット30の前後方向中央部には制御部37が設けられている。また、制御部37の上方には、入金された紙幣Pの表裏を取り揃えた状態で入金一時集積装置39が設けられている。
【0017】
さらに、入金一時集積装置39と前記紙幣収容室32との間に位置して、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時集積部40に一時集積後、紙幣収容室32に放出する出金一時集積装置41が設けられている。
次に、下部ユニット31の構成について説明する。
下部ユニット31内の前後方向中央部には、接客面方向(図中左方向)から順に第1の金庫50、第2の金庫51、第3の金庫52が配置されている。
【0018】
これらのうち、第1の金庫50は千円券用の千円庫、第2の金庫51は二千円券用の二千円庫、第3の金庫52は一万円券用の万円庫となっている。
各金庫50〜52はそれぞれ上端部分に紙幣取り込み手段53と紙幣取り出し手段54を備えた構成となっており、顧客の入金した紙幣Pを収納するとともに、出金時にここから取り出して顧客に支払うリサイクル庫として使用する。
【0019】
また、下部ユニット31内の接客面方向(図中左方向)には、駆動源としてのモータMおよびこのモータMの駆動力を搬送ベルト、ローラ等の被駆動部に伝達する駆動力伝達系が設けられているとともに、下部ユニット31内の背面方向(図中方向)の下部には、3つの収納型の金庫60、61、62が上下方向に配設されている。
【0020】
これら金庫60、61、62はカセット化されて金庫カセットを構成しており、一体的に取り出し可能となっている。
金庫カセット63の上段の金庫60は入金時の五千円および破損券を収納する五千円庫/損券庫であり、中段の金庫61は顧客の取り忘れた紙幣を保管する取り忘れ保管庫であり、金庫62は出金および入金時のリジェクト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫となっている。
【0021】
また、金庫カセット63の上方には、上部ユニット32にもおよぶ状態に、補助金庫65が設けられている。この補助金庫65は、リサイクル紙幣の補充に使用する装填庫として利用したり、算当処理時に金庫50、51、52の紙幣Pを一旦移し換える移換庫として利用するものである。
また、上部ユニット30および下部ユニット31内には、複数の搬送ベルトやローラ等が配設されていて、複数の紙幣搬送路R1〜R19が形成されているとともに、紙幣Pの搬送方向を振り分ける振り分け手段としてのゲート70および紙幣の通過や残りを検知する光学的な紙幣検知手段71が配置されている。
【0022】
つぎに、入金および出金取引の処理動作について説明する。
図4および図5は、入金取引時の紙幣の流れを示す。
まず図4において、紙幣人出金口4から紙幣収容室32に投入されると、この紙幣Pは実線矢印で示すように、紙幣搬送路Rl〜R4を順次搬送され、入金一時集積装置39に導かれる。この後、入金一時集積装置39の紙幣搬送路R5あるいはR6に選択的に振り分けられて表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部38に一時集積される。
【0023】
このとき、紙幣搬送路R2に設けられた紙幣鑑査装置36で読み取れなかったリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R6から出金一時集積部40へ導かれて集積された後、紙幣搬送路R7を介して、紙幣収容室32に一括して戻されるとともに、扉5を開放して顧客に再投入してもらう。
すべての入金紙幣Pが読み取れたときは、CRT表示部6へ入金額を表示する。
【0024】
顧客が金額を確認し、正しければタッチセンサ内蔵のCRT表示部6の[確認]ボタンを押す。この[確認] ボタンが押されると、図5中、実線矢印で示すように入金一時集積部38の紙幣Pが一枚ずつ取り出されて紙幣搬送路R8、Rl、R2、R9を順次搬送される。
そして、一万円券Pと二千円券Pと千円券Pは紙幣搬送路Rl0に導かれて、第1の金庫(千円庫)50第2の金庫(二千円庫)51、および第3の金庫(万円庫)52に収容される。
【0025】
また、五千円および破損券およびリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、金庫カセット63の上段の金庫(五千円/損券庫)60に収容される。また、リジェクト紙幣Pは、二点鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の下段の金庫(リジェクト庫)62に収納される。
図6は、出金取引時の紙幣の流れを示す。
【0026】
顧客がタッチセンサにより入力した要求した金額を、第1の金庫(千円庫)50第2の金庫(二千円庫)、および第3の金庫(万円庫)52から取り出し、紙幣搬送路Rl0、R15、R2、R3、R4、R6を順次搬送されて出金一時集積装置41に導かれ、出金一時集積部40に一時集積される。この時、千円単位の金額については二千円券を優先して取り出す。例えば顧客の要求金額三万七千円の場合は、千円券1枚、二千円券3枚、万円券3枚を取り出す。そして、集積後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して出すとともに、扉5を開放して顧客に支払う。
【0027】
一方、リジェクト紙幣Pは二点鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の下段の金庫(リジェクト庫)62に収容される。
出金および入金動作時において、一定時間経過しても紙幣収容室32に紙幣Pがあると「取り忘れ」と判定される。そして、扉5を閉鎖後、紙幣収容室32の紙幣Pは取り出しローラ33により順次一枚ずつ取り込まれ、紙幣搬送路Rl、R2、R9、RllおよびR13を順次搬送され金庫カセット63の中段の金庫(取り忘れ保管庫)61に回収される。
【0028】
以上の如くして、出金取引において、千円単位について二千円券を優先して出金することにより全出金枚数を少なくすることができる。
第2実施の形態例
つぎに、本発明の第2実施の形態例を説明する。
第2実施の形態例の装置構成は、図1〜3に示した第1の実施の形態のものと同様であるので、説明を省略し符号も同一のものを使用する。
【0029】
第2実施の形態は、二千円券優先を顧客により選択するものである。
以下に、第2の実施の形態の、出金取引の処理動作について図6を参照して説明する。
顧客がタッチセンサにより入力した要求した金額を、第1の金庫(千円庫)50第2の金庫(二千円庫)、および第3の金庫(万円庫)52から取り出し、紙幣搬送路Rl0、R15、R2、R3、R4、R6を順次撒送されて出金一時集積装置41に導かれ、出金一時集積部40に一時集積される。
【0030】
顧客によるタッチセンサでの金額入力時、タッチパネル上の[二千円券優先]ボタンが押された場合、千円単位の金額については二千円券を優先して取り出す。例えば顧客の要求金額が三万七千円の場合は、千円券1枚、二千円券3枚、万円券3枚を取り出す。タッチパネル上の[二千円券優先]ボタンが押されなかった場合は、千円単位の金額については千円券のみを取り出す。例えば、顧客の要求金額が三万七千円の場合は、千円券7枚、万円券3枚を取り出す。
【0031】
そして、集積後、紙幣撒送路R7を介して紙幣収容室32に一括して出すとともに、扉5を開放して顧客に支払う。
以上の如くして、出金取引において、顧客が、千円単位の紙幣について千円券のみとするか千円券以外の券(例えば二千円券)とするかを選択できる。
第3実施の形態例
つぎに、本発明の第3実施の形態例を説明する。
【0032】
第3実施の形態例の装置構成は、図1〜3に示した第1の実施の形態のものと同様であるので、説明を省略し符号も同一のものを使用する。
第3実施の形態は、顧客により一万円分を二千円券に両替することを選択可能とするものである。
以下に、第3の実施の形態の、出金取引の処理動作について図6を参照して説明する。
【0033】
顧客がタッチセンサにより入力した要求した金額を、第1の金庫(千円庫)50第2の金庫(二千円庫)、および第3の金庫(万円庫)52から取り出し、紙幣搬送路Rl0、R15、R2、R3、R4、R6を順次搬送されて出金一時集積装置41に導かれ、出金一時集積部40に一時集積される。
顧客によるタッチセンサでの金額入力時、タッチパネル上の[二千円券両替]ボタンが押された場合、一万円分を二千円券5枚として取り出す。例えば顧客の要求金額三万七千円の場合は、千円券7枚、二千円券5枚、万円券2枚を取り出す。タッチパネル上の[二千円券両替]ボタンが押されなかった場合は、例えば顧客の要求金額が三万七千円の場合は、千円券7枚、万円券3枚を取り出す。
【0034】
また、[二千円券両替]ボタンとともに[千円券両替]ボタンが押された場合には、一万円分を二千円券5枚、別の一万円分を千円券10枚として取り出す。例えば顧客の要求金額が三万七千円の場合は千円券17枚、二千円券5枚、万円券1枚を取り出す。
そして、集積後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して出すとともに、扉5を開放して顧客に支払う。
【0035】
以上の如くして、出金取引において、顧客が、一万円分をそのまま万円券とするか二千円券5枚とするか千円券1 0枚とするかを選択できる。
なお、第1〜3実施の形態は、二千円を例に説明したが、出金での二千円券優先の処理では三千円券、四千円券、五千円券、六千円券、七千円券、八千円券、九千円券でも実現可能である。流通している券種(五千円券)および流通していない券種については流通されれば、第二の金庫をその券種の金庫として運用すれば実現可能である。
【0036】
第4実施の形態例
つぎに、本発明の第4実施の形態例を説明する。
第4実施の形態例の装置構成は、図1〜3に示した第1の実施の形態のものと同様であるので、説明を省略し符号も同一のものを使用する。
第4実施の形態は、共通の金庫へ千円券と二千円券を混合集積させて入金し、この金庫から繰り出した紙幣の金種を紙幣鑑査装置で判別して出金するものである。
【0037】
ここで、第4実施の形態例では、第1の金庫50と第2の金庫51は一万円券用の万円庫となっており、残りの第3の金庫52は千円券及び二千円券用の千円・二千円庫となっている。
以下に、第4の実施の形態の入金取引時の動作を、図4及び図5を用いて説明する。
【0038】
まず、図4において、紙幣人出金口4から紙幣収容室32に投入されると、この紙幣Pは実線矢印で示すように、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送され入金一時集積装置39に導かれる。この後、入金一時集積装置39の紙幣搬送路R5あるいはR6に選択的に振り分けられて表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部38に一時集積される。
【0039】
このとき、紙幣搬送路R2に設けられた第1の紙幣鑑査装置36で読み取れなかったリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送略R6から出金一時集積部40へ導かれて集積された後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して戻されるとともに、扉5を開放して顧客に再投入してもらう。
すべての入出金紙幣Pが読み取れたときは、CRT表示部6へ入金額を表示する。
【0040】
顧客が金額を確認し、正しければタッチセンサ内蔵のCRT表示部6の[確認]ボタンを押す。
この[確認]ボタンが押されると、図5中、実線矢印で示すように入金一時集積部38の紙幣Pが、一枚ずつ取り出されて紙幣搬送路R8、R1、R2、R9を順次搬送される。
【0041】
そして、一万円券Pと千円券Pは、紙幣搬送路R10側に導かれ第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫(千円・二千円庫)52に収容される。
また、五千円および破損券およびリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、金庫カセット63の上段の金庫(五千円/損券庫)60に収容される。また、リジェクト紙幣Pは、二点鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の下段の金庫(リジェクト庫)62に収納される。
【0042】
図6は、出金取引時の紙幣の流れを示す概略側面図である。
顧客が要求した金額を、第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫(千円・二千円庫)52から取り出し、紙幣搬送賂R10、R15、R2、R3、R4、R6を順次搬送されて出金一時集積装置41に導かれ出金一時集積部40に一時集積される。
【0043】
このとき、例えば、顧客が二万五千円の出金指定をすれば、第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51から一万円券を2枚(二万円)取り出す。次に、第3の金庫(千円・二千円庫)52から残り五千円を取り出すが、収納時には千円券と二千円券がどのような順番で並んでいるかわからないので、取り出した券種(千円か二千円か)を紙幣鑑査装置36で判別する。もし、第3の金庫(千円・二千円庫)に二千円,二千円,二千円,千円・・・の順番で並んでいるとすれば、1番目の二千円と2番目の二千円は出金一時集積部40へ搬送され、3番目の二千円はゲート70によって振り分けられ入金一時集積部38に一時集積され次の千円は出金一時集積部40に搬送される。こうして、指定金額の二万五千円が集積した後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して戻すとともに、扉5を開放して顧客に支払う。
【0044】
一方、入金一時集積部38に集積された二千円は、入金取引時の図5と同様、第3の金庫(千円・二千円庫)52に収容される。
また、リジェクト紙幣Pは、二点鎖線矢印で示すように、金庫カセット63の下段の金庫(リジェクト庫)62に収納される。
出金および入金動作時において、一定時間経過しても紙幣収容室32に紙幣Pがあると「取り忘れ」と判定される。そして、扉5を閉鎖後、紙幣収容室32の紙幣Pは取り出しローラ33により順次一枚ずつ取り込まれ紙幣搬送路Rl、R2、R9、RllおよびR13を順次搬送された金庫カセット63の中段の金庫(取り忘れ保管庫)61に回収される。
【0045】
以上の如くして, 入出金ユニットの千円庫に千円券と二千円券を混合集積させ、出金時に紙幣鑑査装置で千円券と二千円券を判別し、入金一時集積部で一時集積を行うことによって、2金庫で3金種を取り扱うことができる。
なお、本実施の形態例では、三金庫の入出金ユニットについて説明したが、二金庫の入出金ユニットでも同様である。
【0046】
また、本実施の形態例では、入出金ユニットで説明を行ったが出金ユニットにおいても同様に行うことができる。
さらに、上記の説明は千円券と二千円券の場合で説明を行ったが、本発明は、仮に、万の桁で三万円券や五万円券等の新しい紙幣が登場した場合にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によると、出金可能な複数種の同じ桁単位の紙幣を機内に収納している場合に、特定種の紙幣を優先して出金するようにし、また、千円単位について、二千円券を優先して出金することとすると出金時の千円単位について、二千円券を優先させるので、全出金枚数を少なくすることができる。
【0048】
これにより、全紙幣のかさばりが少なくなるため顧客の利便性が増すという効果がある。
また、処理する総枚数が少なくなるので、紙詰まりなどの障害を減らすという効果がある。
また、上記紙幣出金ユニットにおいて、出金時の千円単位について、二千円券を優先させることを顧客により選択できるので、顧客の要望に答えることができ、顧客サービスの向上につながるという効果がある。
【0049】
さらに、上記紙幣出金ユニットにおいて、出金時に、一万円分を二千円券に両替することを顧客により選択できるので、顧客の要望に答えることができ、顧客サービスの向上につながるという効果がある。
また、上記紙幣出金ユニットにおいて、出金時に、一万円分を千円券に両替する選択と二千円券に両替する選択が同時にできるので、顧客の要望に答えることができ、顧客サービスの向上につながるという効果がある。
【0050】
さらに、予め複数種の紙幣を同じ金庫に収納しておき、出金時に、前記金庫から紙幣を繰り出して、優先的に出金に供する種類の紙幣とそれ以外の種類の紙幣とを別々の場所に一時集積し、一時集積した両者のうち、優先的に出金に供する種類の紙幣を優先して出金するようにし、また、前記金庫から紙幣を繰り出す動作は、一時集積した優先的に出金に供する種類の紙幣が顧客によって指定された額に達したときに停止するようにしたことにより、入金時に共通の金庫へ種類の紙幣を混合集積させ、出金時に前記金庫から繰り出した紙幣の金種を紙幣鑑査装置で判別し、前記出金一時集積部に集積した紙幣が顧客の指定金額となるまで、前記出金一時集積部に出金用紙幣、前記入金一時集積部に非出金用紙幣を振り分けて集積するので、金庫数に対しプラス1の金種を取り扱うことができることになり、二千円券を想定しないで設置されている2金庫の出金ユニットに対して、ユニット自体のリプレースを行うことなく、二千円券の取り扱いを可能にできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例の入出金ユニットの外観図
【図2】第1実施の形態例の入出金ユニットのブロック図
【図3】第1実施の形態例の入出金ユニットの概略側面図
【図4】第1実施の形態例の入金取引時の紙幣の流れを示す概略側面図
【図5】第1実施の形態例の入金取引時の紙幣の流れを示す概略側面図
【図6】第1実施の形態例の出金取引時の紙幣の流れを示す概略側面図
【図7】第4実施の形態例の出金取引時の紙幣の流れを示す概略側面図
【符号の説明】
4 紙幣人出金口
14 紙幣出金ユニット
32 紙幣収容室
33 取り出しローラ
34 取り出し装置
35 バックアップ体
36 紙幣監査装置
37 制御部
38 入金一時集積部
39 入金一時集積装置
40 出金一時集積部
41 出金一時集積装置
50 第1の金庫
51 第2の金庫
52 第3の金庫
53 紙幣取り込み手段
54 紙幣取り出し手段
60,61,62 金庫
63 金庫カセット
65 補助金庫
70 ゲート
71 紙幣検知手段

Claims (5)

  1. 複数の金種の紙幣を混合集積した金庫である混合集積金庫と、
    紙幣の金種を判別する紙幣鑑査装置と、
    指定金額の出金に供する出金用紙幣を集積する第1の一時集積部と、
    出金には供さない非出金用紙幣を集積する第2の一時集積部とを備え、
    前記指定金額の出金時に、前記混合集積金庫から繰り出した紙幣の金種を、前記紙幣鑑査装置で判別し、優先的に出金する金種の紙幣は前記出金用紙幣として前記第1の一時集積部に集積し、前記指定金額を超える前記優先的に出金する金種の紙幣は前記非出金用紙幣として前記第2の一時集積部に集積し、前記第1の一時集積部に集積した紙幣を出金することを特徴とする紙幣出金ユニット。
  2. 請求項1に記載の紙幣出金ユニットにおいて、
    前記混合集積金庫に集積する紙幣を千円単位の紙幣とし、
    前記千円単位の紙幣の中で、二千円券を前記優先的に出金する金種の紙幣としたことを特徴とする紙幣出金ユニット。
  3. 請求項2に記載の紙幣出金ユニットにおいて、
    前記千円単位について、二千円券を優先させることを顧客が選択することを特徴とする紙幣出金ユニット。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の紙幣出金ユニットにおいて、
    前記混合集積金庫から紙幣を繰り出す動作は、前記第1の一時集積部に集積した紙幣の金額が、前記指定金額に達したときに停止することを特徴とする紙幣出金ユニット。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の紙幣出金ユニットにおいて、
    前記指定金額の出金後に、前記第2の一時集積部に集積した紙幣を、前記混合集積金庫へ搬送して収容することを特徴とする紙幣出金ユニット。
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